セイ「明日が本番だろ？なんだか緊張しちゃってさ」

レイジ「ふーん。ところでセイ、オナニーってなんだ？」

セイ「もしかしてレイジ、オナニーを知らないの！？」

レイジ「ああ、知らねぇ」

セイ「そんなまさか、オナニーを知らない男子中学生がいるなんて…」

レイジ「俺はチュウガクセイじゃねーけどな」

セイ「オナニーを知らないなんて、人生の半分を損してるよ！」

レイジ「そうなのか？」

セイ「…よし、僕がレイジにオナニーを教えてあげるよ！」

レイジ「え、いいよ別に。興味ねーし」

セイ「何を言ってるんだ！！！」

レイジ「！？」

セイ「ガンプラにもオナニーにも興味が無いなんて、キミは一体何に興味があるんだ！」

レイジ「お、落ちつけよセイ…」

セイ「男子中学生がガンプラもオナニーもやらないなんて、そんなの絶対おかしいよ！！！」

レイジ「わ、分かった。分かった。とりあえず落ち着け？な？」

セイ「そ、そうだね…。ちょっと熱くなりすぎてたよ」

セイ「それじゃあ、今からガンプラを使ったオナニー、通称プラニーについて教えてあげる！」

レイジ（何かセイのスイッチを押してしまったらしい…）

セイ「まずはこれを見て」

レイジ「うわ！ガンプラに白い奴がついてる！？」

セイ「さっき僕がプラニーに使ってた、スタービルドストライクさ」

セイ「オナニーっていうのは、自分のビームライフルをいじって、白い奴を出すことを言うんだよ」

レイジ「きったねぇなぁ。ガンプラがぶっ壊れたらどうすんだよ…」

セイ「大丈夫大丈夫。今まで異常なかったでしょ？」

レイジ（今までもやってたのかよ…）

セイ「基本的にぶっかけ派が多いけど、中にはパーツやガンプラを色んなところにに入れちゃう人もいるんだ」

セイ「レイジは初心者だから、ぶっかけをオススメするよ」

レイジ「へぇ（無関心）」

セイ「まずはどのガンプラを使うかを決めようか」

セイ「みんな好きな機体を使ってやるんだけど、レイジはどれがいい？」

レイジ「んなこと言われても、俺ガンプラ分かんねーし」

セイ「そうだね。初心者にオススメなのは、女の子の形をしたMSかな」

レイジ「そんなのもあるんだな」

セイ「ノーベルガンダムやGNアーチャーなんかは萌え系の女の子だし」

セイ「キュベレイやファルシア、ストライクルージュなんかもいいよね」

レイジ（すでについて行けねぇ…）

セイ「イケメン好きなら、00系やW系のガンダムかな」

セイ「あの辺りは女性人気も高いね。僕もたまに店のを使ってるよ」

レイジ（それは聞きたくなかったぜ）

セイ「ゲテモノ系で言えば、やっぱりΖのティターンズやVのザンスカール系かな？」

セイ「特にザンスカールのMSは虫っぽい顔が可愛いよね！」

レイジ「ふーん」

セイ「ちょっとレイジ、聞いてるの！？」ﾂｸｴﾊﾞﾝ!!

レイジ「聞いてる！聞いてるぞ！」

セイ「それならいいんだ」

セイ「それじゃあ選んでもらおうかな」

レイジ「えっ」

セイ「どれにするの、レイジ？」

レイジ（やっべー、全然聞いてなかった）

レイジ（ええいしょうがねぇ、とりあえず<<15だ！）

レイジ「サンドージュで」

セイ「いきなりサンドージュ！？」

セイ「もしかして蟲姦とか好きなの！？」

レイジ「ねーよ！」

セイ「でもサンドージュみたいなマイナーな機体を持ってくるなんて」

セイ「レイジも分かってきたじゃない！」

レイジ「そ、そうか？」

レイジ（よく分からんが…）

セイ「じゃあ次はシチュエーションを決めようか」

レイジ「まだ続くのかよ…。いい加減めんど（ry」

セイ「え？なに？何か言った？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

レイジ「何でもありません。続けてください」

セイ「じゃあ続けるね」

セイ「単純に目の前のガンプラにぶっかけるだけの人もいるけど」

セイ「多くの人は脳内でシチュエーションを決めてオナニーをしているんだ」

セイ「僕のオススメのシチュエーションは」

セイ「ジ・Oにレイプされるヤクト・ドーガ（クェス機）とか」

セイ「ラフレシアに触手姦されるビギナ・ギナとか」

セイ「ハイゴッグに集団レイプされるジム寒冷地仕様とか」

レイジ「全部レイプじゃねーか！」

セイ「当たり前だろ！戦場なんだよ！」

セイ「まったく、レイジったら。プラニーは遊びでやってるんじゃないんだよ？」

レイジ（こいつ、もしかしてけっこうダメなんじゃないか…）

セイ「それで、サンドージュが何にレイプされるの？」

レイジ（あー、もう面倒臭ぇ。適当に>>25でいいや）

ボール

セイ「ボールにレイプされるサンドージュ…」

セイ「考えただけで興奮してくるよ！」

セイ「ボールを選ぶとは、レイジも分かってきたじゃないか！」

レイジ「そ、そうか？」

レイジ（嬉しくねーけどな）

セイ「よし、機体もシチュエーションも決まったし、さっそくプラニーの実践だ！」

レイジ「今やるのかよ！」

セイ「さあさあ、脱いで脱いで」ﾎﾟﾛﾝ

レイジ「なんでお前が脱ぐ！？」

セイ「いや、ひとりだけ脱ぐのは恥ずかしいかなと思って」

レイジ「余計恥ずかしいわ！」

？？「待ちたまえ少年たちよ」ﾄﾞｱｶﾞﾁｬ

レイジ「ラルのおっさん！？」

セイ「どうしてここに！？」

ラル「ふふふ、何か無性に血が騒いでな」

ラル「プラニー歴20年のこの私が、キミたちに本当のプラニーの素晴らしさを教えてあげよう」

セイ「本当ですか！？ありがとうございます！」

レイジ「プラニーなんてやってるの、セイだけじゃなかったんだな」

ラル「ふふふ、甘いぞ少年」

ラル「プラニスト、つまりガンプラオナニーの愛好家は世界中に存在しておるのだよ」

レイジ（おいおい、まさかフェリーニの野郎もじゃねぇだろうな…）

ラル「どれ、まずは少年たちに見せてやろう」ﾎﾞﾛﾝ

セイ「で、でかい！」

レイジ「なんて大きさだ！？」

ラル「 ビ ッ グ キ ャ ノ ン で あ る 」

セイ「まさにカイラスギリー級！さすがラルさん！」

レイジ「く…、これにはさすがに勝てねぇぜ…」

チナ「お邪魔します」ﾄﾞｱｶﾞﾁｬ

リン子「遊びに来たわよー」

ラル「あ」

リン子「ラルさん…」ｼｾﾝｻｶﾞﾙ

リン子「あらあら」ｳﾌﾌ

ラル「」ﾄﾞﾋﾟｭ

チナ「きゃあああ！！！」

セイ「ちょ！母さんに委員長！？」

リン子「えへへー、びっくりさせようと思って来ちゃった」ﾃﾍﾍﾟﾛ

チナ「セイくんのおちんちん…///」

セイ「委員長、これは違うんだ！」

チナ「わわわわ私は…///」

リン子「これはねチナちゃん、プラニーよ」

チナ「プラニー？」

反応ないと寂しい



リン子「ガンプラでオナニーをしているのよ」

チナ「お、オナニーですか…///」

リン子「うふふ、みんな男の子だからねぇ」

レイジ「ママさん、俺は違うぞ」

リン子「そうね、あなたはまだ服を着ているしね」

リン子（セイはフルチンだけど）

セイ「委員長…」

チナ「セイくん…」

リン子（チナちゃん、頑張って）

セイ「委員長、ベアッガイⅢを貸して」

チナ「え？」

レイジ「え？」

セイ「いい機会だから言うけど、前からベアッガイⅢでプラニーをしたいと思ってたんだ！」

レイジ「お前、自分が何言ってるのか分かってんのか！？」

セイ「お願いだ委員長！」ﾄﾞｹﾞｻﾞｯ

リン子（フルチン土下座…あの人を思い出すわ…）

チナ「…うん、いいよ」

レイジ「マジかよ！」

セイ「ありがとう委員長！」

チナ「はい。大切に扱ってね」

セイ「分かった、約束する！」

チナ「白い奴はそのままにしてていいから」ﾆｺｯ

リン子（チナちゃん、恐ろしい子…！）

リン子「それじゃあ、私たちは帰るわね」

チナ「明日は頑張ってね！」

セイ「ありがとう！」

レイジ「…まさかあのふたりが来るとはな」

セイ「うん、驚いたけど、ベアッガイⅢがゲット出来たし、結果オーライだよ」

レイジ「そういやラルのおっさんは…って、うわ！？」

セイ「死んでる！？」

レイジ「勝手に殺すな！泡吹いてるだけじゃん」

セイ「まさに昇天って感じだね」

レイジ「どことなく満足そうだな…」

ラル「…むう、何が起きたのか」

セイ「ラルさん！」

ラル「セイくん、一体何が起きたのかね？」

レイジ「記憶が飛んでやがる」

セイ「何もなかったですよ、はい」

ラル「むぅ、そうか」

ラル「ところでふたりとも、プラニーをするのならばアレを忘れてはいかん」

レイジ「アレってなんだよ」

セイ「…そうか！その手があったか！」

ラル「ふふふ、セイくんは気付いたようだな」

レイジ「なんだよ、ふたりして気色悪い」

セイ「バトルシステムを使うのさ！」

深夜、会場


セイ「…とは言ったものの、勝手に使っていいのかぁ」

ラル「この背徳感、この高揚感こそ、プラニーよ」

ラル「さてレイジくん、ボールをセットするのじゃ」

レイジ「わーったよ」

セイ「じゃあ僕はサンドージュを担当するよ」

レイジ（これって、俺がセイをレイプするってことじゃねーか…）

ﾌﾟﾗﾌｽｷｰ･ﾊﾟｰﾃｨｸﾙﾅﾝﾁｬﾗｶﾝﾁｬﾗ

セイ「イオリ・セイ、サンドージュ、行きます！」

レイジ「ボール、出るぜ！」

セイ「レイジ、まずは>>50を攻めるんだ！」

ボールのバーニア

セイ「ボールのバーニアだ！」

レイジ「自分の攻めてどうすんだよ！」

セイ「まずは気持ちを盛り上げることが、プラニーへの第一歩さ！」

レイジ「しゃーねぇ…でやっ！」ｸﾞｻｯ

セイ「ああーん！そこはやめてぇ！///」

レイジ「変な声出してんじゃねーよ！」

セイ「この方が気分が盛り上がるじゃないかと思って」

ラル「次はサンドージュの>>55の装甲を剥いでみようか」

胸部

セイ「おっぱい見ちゃらめぇ…///」

ラル「腰を振って！」

レイジ「腰はねーよ！」

ラル「ならばキャノンをぶち込め！」

レイジ「オラァ！」ｽﾞﾝ

セイ「イクっ！イっちゃうっ///」

セイ「サンドージュ、ボールのキャノンでイっちゃうのぉ/////」

レイジ（あれ？なんかちょっと楽しい）

ラル「レイジくん、ちゃんとビームライフルを扱いて！」

レイジ「お、おう！」

？？「ちょっと待ったー！！」

セイ「あ、あの人は！？」

レイジ「ユウキ（ry」

？？「ユウキ・タツヤ？違うな！」

メイジン「私はメイジン・カワグチだ！」

レイジ（嘘付けー！）

アラン「まったく、キミは本当にモノ好きだな」ﾔﾚﾔﾚ

セイ「どうして会長がここに？」

メイジン「生徒会長ではないと言っている！」

セイ「生徒会長とは言ってませんが」

メイジン「…私はプラニストとしてここに来たのだ！」ｽﾞﾎﾞﾝｻｹﾞ

ラル「ほほぅ、これは見事な…」

メイジン「諸君、まさか、ビームライフルを扱くことだけがプラニーだとは思ってはいまい？」

レイジ「どういうことだよ？」

メイジン「刮目してみよ！」

セイ「そのガンプラは…>>65！」

ヒュッケバイン

セイ「あれはヒュッケバイン！」

レイジ「なんだあれ。あれもガンダ」

セイ「それ以上言ってはいけない」

メイジン「今からこれを私の尻のバーニアに入れる！」

レイジ「う、嘘だろ！？」

セイ「死んじゃいますよ！」

メイジン「ふっ、私はメイジン・カワグチだ」

メイジン「ただのプラニーでは満足できないのだよ！」

メイジン「ガンプラへのこの想い、まさしく愛だ！」

レイジ「愛！？」

セイ「それガンプラじゃないですよ！？」

メイジン「アラン、頼む！」

アラン「行くよ！」ｽﾞﾌﾞｯ

メイジン「うおおおおお！！！」

セイ「あ、あんなトゲトゲしたものが入るのか！？」

レイジ「死んじまうぜ！」

メイジン「アラン！もっとだ！もっと奥へ！！極みへ！！！」

アラン「分かった！！」ｽﾞﾌﾞｽﾞﾌﾞｽﾞﾌﾞｽﾞﾌﾞ

メイジン「うおおお！！今の私は、阿修羅をも凌駕する存在だ！！！！」

アラン「全部入ったぞ、メイジン！」

セイ「すごい…すごいよ！」

ラル「これが若さか…」

メイジン「ふふ、どうだ少年…レイジ…」

メイジン「これが…プラニーだ…」ﾊﾞﾀｯ

アラン「メイジン！！」

メイジン「プラニーとは…死ぬことと見つけたり…！」ｶｸｯ

アラン「タツヤー！！」

レイジ（死んだ！？）

アラン「悪いが、私は彼を病院に連れていく！」ﾀﾞｯ

セイ「あれが…プラニー…！」

セイ「レイジ、会長はやっぱりすごいよ！」

レイジ「…いや、あいつはメイジンだ」

セイ「え？」

レイジ「ユウキ・タツヤじゃねぇ…」

セイ「…そうだね」



レイジ（その後俺たちは呆然としながら部屋に戻った）

レイジ（ラルのおっさんは「良いものが見れた」とやけに満足そうだった）

レイジ（そして俺は、俺たちは…」

次の日、世界大会会場

セイ「もう！レイジのせいだからね！」

レイジ「わりぃわりぃ。ついやりすぎちまった」

セイ「10回もオナニーするなんて、猿かよ！」

レイジ「だーかーらー、謝ってんじゃん」

セイ「もう…、1回戦から遅刻なんて格好悪いよ」

レイジ「まあ気にするなって。それより、ガンプラはばっちりか？」

セイ「もちろんさ！」

1回戦開始


フェリーニ「あれがレイジの新しいガンプラか」ｼｺｼｺ

マオ「さすがイオリはんのガンプラです」ｼｺｼｺ

ニルス「…できる」ｺﾘｺﾘ

セイ「レイジ、プラフスキーウイングを！」

レイジ「おうよ！」

フェリニーニ「光の翼！？」ｼｺｼｺｼｺｼｺ

マオ「いったいどういうシステムなんや！？」ｼｺｼｺｼｺｼｺ

ニルス「解明する必要があるな…」ﾄﾞﾋﾟｭ

レイジ（1回戦、俺たちは勝利を収めた）

レイジ（セイの作ったガンプラは、世界中のファイターたちの視線を釘付けにした）

レイジ（特に今までなかった武装は、注目を浴びていた）

レイジ（……）

レイジ（俺は知っている）

レイジ（あの光の翼の正体を）

レイジ（だが今は、そんなことはどうでもいい）

レイジ「そんなことより、オナニーだ！」


おわり