ほむら「もういい加減まどかにひっつくのはやめなさい、美樹さやか。一体何度言わせればわかるというの?」
さやか「はあ!? ひっついてるのはあんたでしょ!? 何勝手なこと言ってんのよ、この陰鬱女!」
ほむら「その汚らわしい口を閉じなさい、美樹さやか。そんなのだから、男にも振られるのよ」
さやか「なっ……!! そ、そんなの、あんたに関係無いでしょ!」
まどか「そ、そうだよ、こんなこと、やめようよ、ほむらちゃん。さやかちゃんがかわいそうだよ……」
ほむら「……まどかが言うなら、仕方ないわね」
さやか「…………ふん」
まどか「(あわわ…………)」
まどか「(さやかちゃんとほむらちゃんと私の三人で下校するようになって、だいぶ経つ)」
まどか「(それなのに、全然仲良くない! 二人とも……何とか歩み寄れないのかなあ……)」
さやか「…………けっ」ギリッ
ほむら「…………ふん」ファサァ
まどか「(……うう、何にも明るい兆しが見えないよぉ……)」
さやか「ねえ、まどか。こんな奴置いといて、どっかでお茶にでも行かない? ふ た り き り で さ」
ほむら「黙りなさい、スイーツ女。まどか、こんな青髪魚野郎は放っておいて、二人でデパートにでも行きましょう。ふ た り で」
まどか「え、えと、あのぉ……」
さやか「ちょっとまどかが困ってるじゃない、やめなさいよ」
ほむら「あなたが原因でしょ、厚塗り化粧ブタ女」
さやか「ガーッ! それ、もはやあたしのこと指してないだろ! このツンドラ名ばかり主人公があああああ!」
まどか「ちょ、ちょっと、やめようよ、二人とも。ここ、道端だよ……」
さやか「はっ、全てはこいつが悪いのよ」
ほむら「そっくりそのまま返すわよ」
まどか「…………あ、あっ、ほむらちゃん、そろそろこっちの道なんじゃ……」
ほむら「あらそうね。やっとこのアホ女と別れることが出来て嬉しいわ」
さやか「あたしだって同じだよ! このホームベース女!」
ほむら「…………そう。じゃあね、まどか」
さやか「無視すんな、このバカ!」
ほむら「ふん」スタスタスタ...
まどか「…………」
さやか「けっ。やっと行ったわ」
まどか「さやかちゃん。もうちょっと仲良くしようよぉ」
さやか「無理無理かたつむり! あんなのと仲良く出来るわけないじゃん!」
まどか「そんなぁ……」ショボーン
―マミホーム―
マミ「美樹さんと暁美さんを仲良くさせる方法?」
まどか「そうなんです! 二人とも、ぜんっぜん仲良くなってくれないんです!」
杏子「放っとけば? 人間、相性ってもんがあるんだから、分かり合えない奴は永遠に分かり合えねーんだよ」
QB「そうだね、それは同感だ」ヒョコッ
杏子「てめー、どこから現れやがった!」ブンッ
QB「やれやれ、杏子。暴力はやめてくれよ。それに、ここはマミの家だけど、僕の家でもあるんだよ? それをまさかのイレギュラー扱いとは……」
杏子「てめーはマミの寄生虫になってるだけだろーがよ、さっさと出てけ、ぶん殴るぞ」
QB「さっき殴ろうとして空振りしたばかりじゃないか。ああ、そんなことより、マミ。ケーキはまだかい? ペコペコだよ」
マミ「ふふ、もう少し待ってね」
杏子「マミもこんな奴甘やかせんなよ! こいつは人間じゃねーんだぞ!」
マミ「まあまあいいじゃない。二人とも私の家族も同然なんだから、仲良くしましょう?」
杏子「か、家族……/// ……って! 騙されねーぞ! 誰がこんなヤツと家族になるか! そりゃあマミとはいいけど……」モゴモゴ
QB「おやおや。これがいわゆるツンデレって奴かい?」
杏子「うっせー、死ね、このウーパールーパーもどきが!」
まどか「(うう、こっちはこっちで何だか大変そうだよぉ……)」
翌日
―学校―
さやか「あー、今日も終わった。後は……あの黒髪根暗女と帰ることを除けば全ては丸っと収まるのに……」
まどか「ちょ、ちょっと、さやかちゃん。そういうの、もうやめようよ……」
ほむら「そうよ、そんな悪口を言った奴には、必ずバチが当たるんだから……」スーッ
さやか「なっ!?」
ほむら「喰らいなさい」グリグリグリグリ
さやか「あだだだだだだだ!!! 痛い、痛い、痛い! くぉらぁ! 何しやがるうう!」
ほむら「バチよ」
さやか「はっ。あんたなんて、今度本物のバチでぶっ叩いてやるわ」
ほむら「やってみなさい、このチキン」
さやか「あんだとぉー!!」
まどか「ふ、二人とも!」
ほむら「…………ふん」
さやか「…………ふん」
まどか「はぁ…………」
まどか「(どうしよう。またこんな空気の中、言い出すのは気が引けるけど……でも、もう引けないよね)」
まどか「……あ、あのさっ」
さやか「ん、何?」
まどか「わ、悪いんだけど、今日は二人で帰ってくれるかな。私、ちょっと今日用事があって……」
さやか「えー……。その用事ってどうしても行かなきゃダメなの?」
まどか「う、うん! そうなの……」
ほむら「それは嫌ね……アホづらと一緒に下校することになるじゃない……」
さやか「何でそんな風に声に出すわけ? ムカツクんだけど」
ほむら「あら、ごめんなさい。わざわざ隠すことでもないと思って」
さやか「きいぃぃーっ! くたばりなさいよ、この鉄仮面!」
まどか「(ま、また始まっちゃったよぉ……)」アセアセ
まどか「そ、その、二人ともさ。仲良くしよ? ね?」
さやか「はあ? こんな根暗女と仲良く出来るわけないじゃん」
ほむら「そうよ、こんなバカ女と仲良く出来るわけがないわ」
さやか「ああ? あたしの台詞パクってるんじゃないわよ」
ほむら「あら、ごめんなさい。思考能力をあなたレベルまで下げないとわからないと思って」
さやか「何よ、本当はあたしと同じくらい頭悪いくせにいい!」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「……ちぇっ」
まどか「ほら、ほら、二人とも、手をつないで、ほら、ね? 仲直り」
さやか「…………」ギュッ
ほむら「…………」ギュウゥゥゥゥ
さやか「痛い、痛い、痛い! こおら、またやったな!」
ほむら「ふん、悔しかったら追いついてみなさい」ダッ
さやか「あっ、こら、逃げやがったな!」タタタタ....
まどか「あっ、行っちゃった……」
なんともう始まっとったか!(`・ω ・´)/④ゴトッ
…………
まどか「ハァ……ハァ……」タタタタ...
まどか「……二人っきりになれば、何とか仲も良くなるかなあって思ったけど……うまくいくかな……」
まどか「あっ、やっと見つけた。……うん、今のところ二人とも並んで歩いて帰ってるね」
まどか「……でも、二人とも何か話してる素振りがないなあ。……やっぱり、これだけじゃダメなのかな」
さやか「…………?(まどかには聞こえない声)」
まどか「あっ、何か話しかけた」
ほむら「…………(やはりまどかには聞こえない声)」
まどか「何話してるんだろ……」
さやか「……」
ほむら「…………」
さやか「…………」ギュッ
まどか「(…………え!?)」
ほむら「…………!? …………!!」
さやか「…………///」
まどか「(えっ、えっ? さやかちゃんが急にほむらちゃんの手を握って……え、えっ!?)」
ほむら「……………………?」
さやか「…………。…………?」
ほむら「…………。…………?」
さやか「…………。……………………」
ほむら「………! …………!」
さやか「…………///」ピトッ
ほむら「…………」ナデナデ
まどか「(う、腕にしがみつくさやかちゃんにほむらちゃんが頭を撫でて……、そ、そして、二人が手をつなぎながら、喫茶店に入っていくよ……。い、一体、何があったの……?)」ドキドキ
これは予想外に濃度の高いさやほむ!?ゴチです
…………
さやか「…………」キョロキョロ
ほむら「……何してるの?」
さやか「……ねえ、周りに誰もいない?」
ほむら「……いないわ」
さやか「そう。…………」ギュッ
ほむら「さ、さやかっ……!? ちょ、ちょっとまだ町中よ……!」
さやか「え、えへへ……。も、もう我慢できなくて…………////」
ほむら「そ、それはわかるけど……人に見られるかもしれないわよ……?」
さやか「で、でもぉ……ひ、久しぶりにその、二人、きり、だし……。せ、せっかくだから、このままどっか行こ……?」
ほむら「そ、そうね……う、ううん……と、とにかく今はどこかで休みましょ?」
さやか「や、休みかあ……そ、その、あたしは、……ラブホテルがいいかなあ……」
ほむら「も、もうっ……! 何言ってるのよ、さやかっ……!」
さやか「えへへ……ほむらぁ……」ピトッ
ほむら「もう……ほら、喫茶店に入るわよ」ナデナデ
―喫茶店―
店員「いらっしゃいませー」
まどか「す、すみません。コーヒー、一つ……」
店員「はい、サイズはいかがいたしますか?」
まどか「えっ? あ、はい、その……Mで……」
店員「あっ……あの、申し訳ありませんが、当店、サイズは、ショートとトールとグランデの3タイプになりまして……」
まどか「ふぇっ!? あ、あー、そのー……じゃ、じゃあ……真ん中ので……」
店員「はい、トールでよろしいですか?」
まどか「(徹? ……も、もうそれでいいや)は、はい。徹で……」
店員「店内でのお召し上がりですか?」
まどか「は、はい。お召し上がりで……あっ、その、店内で」
店員「かしこまりました。340円です」
まどか「(……高くない?)」チャリン
店員「はい。……お待たせいたしました。コーヒー、トールサイズです」
まどか「ありがとうございます……」
まどか「(……何か、ちょっと大きいような……)」
まどか「(いや、そんなコーヒーなんて今はいいよね。ともかく、さやかちゃんたちは…………)」
まどか「(……いたっ……よーし、近くの席に行って二人の様子を見てみよう)」
さやか「…………」
ほむら「…………」
さやか「…………ほむら」
ほむら「ふぇっ!?」
さやか「ふふ、どうしたの? 緊張してる?」
ほむら「そ、それは……そうだけど……その、最近、二人きりになれなかったから……」
さやか「そうだよね……一週間ぶり、くらいかな?」
ほむら「……」コクン
さやか「何だかずっと遊べなかったもんね……ね、転校生?」
ほむら「……っ! そ、その呼び方はやめなさいよぉ……」
さやか「だってぇ……最近のみんなの前でのほむら、やたらと私に厳しいし……昨日、今日だって、随分言ってくれたじゃない? ふふ」
ほむら「そ、それは……お互い様でしょう? 私だって、その……あなたに酷いこと言ったり……言われたりして……ずっと怖かったんだからっ……!」
さやか「おー、よしよし……」ナデナデ
ほむら「わっ、さ、さやかっ……! さっきからあなた、ちょっと……」
さやか「だからー、それはー、言ったじゃーん。寂しかったんだってー」
ほむら「そ、それはわかるけど……」
さすが恋愛経験者手馴れてるな、ウブなほむらもイイ!
ほむら「……私だって寂しかったわよ」
さやか「およ?」
ほむら「ずっと、ずっと、ずっと……近くにいるのに、触れなくて……本当に……」ギュッ
さやか「……ふふ、そう言ってもらえると嬉しいな」
ほむら「さやか……」
さやか「ほむら……」
恋愛に疎いまどかの反応こーい
…………
まどか「…………」
まどか「な、な……」
まどか「(ななななな何なのこれぇ!? え、え、あ、ふ、二人とも、あの、あの、さやかちゃんとほむらちゃんだよね!? ついさっきまで血走った目で睨み合ってたよね!?)」
まどか「(い、一体……何があったの……? 確かに、その、嫌い合ってる割には二人ともいつも学校で顔を合わせてるのがちょっとおかしいとは思ってたけど……)」
まどか「(ああ、ああ、もう、何が何だかわからないよぉ……。二人に何があったの……?)」
オタオタまどかわいい!
…………
店員「お待たせいたしましたー」
さやか「おっ?」
店員「ミルクレープとニューヨークチーズケーキになりますー」
さやか「あっ、はーい。ミルクレープはあたしですー」
店員「はいー」ゴトッ
店員「では、ごゆっくりおくつろぎくださいー」ニコッ
ほむら「……どうも」
さやか「へへっ……あの店員さん、知ってたのかな?」
ほむら「何を?」
さやか「あたしたちの関係」
ほむら「ぶっ! そ、そんなわけないじゃない!」
さやか「えー、だって、ごゆっくりおくつろぎくださいとか……何か意味ありげじゃない?」ニマニマ
ほむら「そ、そういうマニュアルなだけよ……」
さやか「そうかなー……」
ほむら「そうよ」
さやか「……ま、でも、お言葉通り、ゆっくりくつろごうか。ね……?」
ほむら「も、もう……そういう顔禁止よ」
さやか「じゃあやめるー」
ほむら「……」
さやか「あっ、寂しそうな顔した」
ほむら「……っ!! も、もうからかわないで……!」
さやか「ははは。ほむらはかわいいなあ!!!」
やはり深夜で燻らせるには勿体無い内容である(`・ω・´)キリッ
ほむら「も、もう……じゃあ、食べましょう?」
さやか「……ほむらー」
ほむら「な、何、どうしたの? そんな口をあんぐり大きく開けて……」
さやか「へへー。決まってんじゃーん。あーんして食べさせてよー」
ほむら「あ、あーんって……! だ、だって、こ、ここ、公衆の……場だし……」
さやか「えー。ほら、やってくれたら、あたしもほむらにしてあげるからー……」
ほむら「っ…………」
ほむら「……わ、わかったわ」
さやか「へー、やりい!」
ほむら「もう……ほら、口開けて」
さやか「あーん」
ほむら「…………」スッ
さやか「んんー……」モグモグモグ
ほむら「おいしい?」
さやか「おいしい!」ニパー
ほむら「……ふふっ」
さやか「え、何? どしたん?」
ほむら「いや、さやかがあんまりおいしそうに食べちゃうから……ふふっ」
さやか「はーん、そんなの当たり前じゃん! ほむらに食べさせてもらえれば、どんなものでもミシュランガイドの三つ星レストランの食べ物になっちゃうよ!」
ほむら「それは、シュールストレミングの缶詰でも?」
さやか「それが何なのかわからないけど、もちろんだよ!」
ほむら「……ふふっ。あなたって人は」
プレイボーイさやかちゃん
さやか「……はい、じゃ、ほむら。今度はあんたが口開けて」
ほむら「……ほむっ!?」
さやか「何ー? さやかちゃんにあーんしてもらいたくないのー?」ニヤニヤ
ほむら「そ、そんなわけないじゃない……ただ……その……心の準備が……」
さやか「じゃあ、やってあーげない」プイッ
ほむら「ほむむっ!? そ、そんなのってないわよ……!」アセアセ
さやか「(やっべえ……こいつ、かわいい………)」
やっと気付いたか!
さやか「ふふ、嘘、嘘。ほら、口開けて?」
ほむら「も、もうっ……! からかわないでって言ったじゃない……!」
さやか「まあまあ。いいからいいから」ニヤニヤ
ほむら「んもう……ちゃんとやりなさいよ……?」スーッ...
さやか「…………」
ほむら「…………」フルフルフル...
さやか「(口開けろって言っただけなのに、目までつむって震えまくって……こいつ、本当にかわいすぎぃ……)」ドキドキドキドキ
さやか「…………」チュッ
ほむら「!?!?!?!?」
ふぅ…心が洗われるな
さやか「へへへっ……」ドキドキ
ほむら「さ、ささささささやかっ……!?」ドキドキドキドキドキドキドキ
さやか「ほ、ほむらが悪いんだぞぉー……? あ、あんたがかわいすぎるんだから……」ドキドキ
ほむら「そ、それは……うれしいけど……あ、あなた、せっかちすぎよぉ……」
さやか「へへっ。せっかちな女は嫌い?」ギュッ
ほむら「……嫌いじゃないわ」
さやか「じゃあ、いいよねー♪」
ほむら「んもう……」
…………
まどか「……あうう……私が頼んだの、ブラックコーヒーなのに甘くて仕方ないよぉ……」
まどか「……もうどうしちゃったんだろ、この二人。私のいないところで一体何やってたんだろ?」
まどか「…………マミさんにでも連絡しようかな。何か、色々なこと考え過ぎちゃった」
まどか「……『突然すみません。時間があったら、ここの珈琲店に来てくれませんか? 待ってます』……と」
マミさんキマシ派かそれともとんでもアドバイザーか…
…………
さやか「それでさー、これからどうする?」
ほむら「ううん、そうねえ……私としては、ここにずっといてもいいのだけれど……」
さやか「んー、それもいいけどさあ……やっぱり、あたしはどっか行きたいな」
ほむら「どうして?」
さやか「だって、もっと、ほむらの身体触りたいしー」
ほむら「っ、も、もうっ! 破廉恥!」
さやか「へへっ、セクハラさやかちゃんをなめるなよ~」
ほむら「んもう……そんなに触りたいなら……」
さやか「んん?」
ほむら「学校でも、触れば、いいじゃない……」ボソッ
さやか「えー。だって、それは、ほむらが何か恥ずかしいって言ってたから……だから、あたしたち、学校では隠してんじゃん?
ほむら「ま、まあ、そうだけど……そ、そろそろ改善しようかなあ……なんて……」
さやか「んー。まあそうだねー。あたしも学校でもっといちゃつきたいしー」
ほむら「さ、さやか」
さやか「えっ? だってそういうことしたいんでしょ?」
ほむら「……もう、言わせないで」プイッ
さやか「……(へへっ、全然怖くない。むしろかわいい)」
おそらくマミさんが来る訳だが…あんこの立ち位置が気になるな
ほむら「……でも、やっぱり、その、やっぱり、学校だと寂しいっていうか。もうそろそろ隠すのも……」
さやか「んー。思い切っておおっぴらにバラす? 朝のホームルーム終わったら、おもむろに教室前まで二人で飛び出して『私たち結婚します!』って」
ほむら「……あなた、バカ?」
さやか「ワオ! 液体窒素並みの冷たい眼差し! ……でも、ほむらのそういうところも好きー」デヘヘ
ほむら「もう……あなたの、その、恥ずかしげもなく言えるその度胸が羨ましいわ」
さやか「あっ、そんなこと言うならお胸分けてあげる? ニシシ」
ほむら「……ぶっ飛ばすわよ?」
さやか「……すんません」
やはり胸に関してはほむほむだった
…………
まどか「……そんなこと言わなくたって……別に隠さなくたっていいのに」
まどか「私はいつだって……さやかちゃんと、ほむらちゃんと、皆で仲良くなりたい、って思ってたんだよ? そんなの、隠すことないのに」
まどか「……なんて、独り言言っても仕方ないかな。……いっそのこと、ここで話しかけちゃう? ……ううん、そんなの台無しだよね。二人を邪魔しちゃ悪いもん」
携帯「ヴィイイ! ヴィィィ!」
まどか「あっ、マミさんからだ」
マミ『鹿目さんへ。何のことか良くわからないけど、あなたがそう言うなら何かあるんでしょうね。今向かってます。待っててね』
まどか「……マミさんに相談すれば、何とかなるかな?」
めがほむちゃんのオドオドした所が実はツボだったとか、好きな子に~みたいな
さやほむ好きだけどベタベタしすぎなのはいくない
まどほむのように気持ち悪くなる
…………
さやか「そうだ」
ほむら「ん、何?」
さやか「ほむらの家行きたい」
ほむら「ぶっ! ゴホッ、ゴホッ!!」
さやか「ちょっ、大丈夫?」
ほむら「あ、あなたの方こそ……ゴホッ、ゴホッ」
さやか「ええ、そんなに嫌ぁ……?」
ほむら「い、嫌じゃないんだけれど……そ、その、私の家だとあなた……」
さやか「何?」
ほむら「は、激しいって言うか……」
さやか「いいじゃん、いいじゃん! 減るもんじゃなし!」
ほむら「私の何かが減るわよ!」
さやか「ええー。先っちょだけだからー」
ほむら「……何の先っちょよ……」
さやか「ま、ともかくさ。行こうよ、どうせ他に行くあてもないっしょ?」
ほむら「ううん……まあ、そうかもしれないけど……」
さやか「よっしゃ、そんじゃ決まり! さ、行こ?」
ほむら「えっ、もう?」
さやか「ほむら君! 時間は有限なのだよ!」
ほむら「それ、誰のマネよ……ほら、まだケーキも食べ終わってないじゃない」
さやか「ああっと、そうだった」
ほむら「ほら、見なさい。……せっかちな人は嫌われるわよ」
さやか「んー……。じゃあ、あたしのこと嫌い?」
ほむら「…………大好き」
さやか「へへっ」
社交辞令タイムか…お二人は既に深い仲だったのですか!?
さややかにほむほむしよう
…………
さやか「よぉし、食べ終わった! じゃあ行くぞ!」
ほむら「もう、行く前からがっつきすぎ……」
さやか「おー、おー、ほむらはそんなにがっついてほしいのか」
ほむら「ばっ……、ちっ、違うわよ……!」
さやか「まあ、後はこれからのお楽しみですかねー」ガタッ
ほむら「んもう……」ガタッ
まどか「(わっ、行っちゃう……!)」
チリンチリン
まどか「……行っちゃったあ……」
???「おーい、まどかぁ……」
まどか「!?」
杏子「ああ、いたいた! おーい!」
マミ「遅くなってごめんなさいね、鹿目さん」
まどか「マミさん! 杏子ちゃん!」
QB「一応僕もいるんだけどね」ヒョコッ
杏子「てめーは引っ込んでろって言っただろーがよ!」
QB「酷いや杏子」グッスン
杏子「ああん!? てめーの泣き顔にだけは騙されねーからな!」
店員「(誰に向かって話しかけてるんだ……?)」
役者が一気に揃ったな
なんだかんだでシャフオ結構好きだったんだよなぁ
まどか「マミさん! 聞いてくださいよ!」
マミ「あらあらどうしたの?」
まどか「昨日さやかちゃんとほむらちゃんがどうのって話しましたよね?」
マミ「仲良くさせたいって言ってた話?」
まどか「そうです! それで、二人っきりにすれば仲良くなるかなーなんて思って、二人で下校させてみたんですけど……」
杏子「それで?」
まどか「そしたら、何か二人がイチャつき始めたんです!」
QB「えーと、言語的に、だいぶ説明がすっ飛ばされてる気がするのは僕だけなのかな」
まどか「確かに、全く訳がわからないのはわかるよ。でも私だってそうなの!」
マミ「えーとね、鹿目さん。とりあえず落ち着いて」
杏子「そうだよ、まどか。ほら、慣れないブラックコーヒーなんて飲むから、こうなるんだよ」
まどか「ブラックコーヒーくらい私だって飲めるもん!」グビッ
杏子「えっ、飲めるのか……」
マミ「佐倉さんはいつも砂糖とミルクを入れるものね」
杏子「ちょっ、マミ、バラすなよぉ!」
QB「やれやれ、舌はまだまだお子様だね」
杏子「お前は黙ってろ!」
別に荒れるの見たくてゴールデン推奨した訳じゃないからね>>1
いつもの社交辞令だからガンガン投下じゃ(屮゜Д゜)屮カモーン!
まどか「ともかくですね、二人が二人っきりになったら、急に手をつないじゃって、そしてキスしちゃったりして……ああ、もう訳分からないですよぉ」
マミ「えっ、あの二人ってそういう関係だったの?」
杏子「まあ思い当たる節はあるけどな」
QB「そんなのあったかい?」
杏子「あるさあ。だってあいつら、何やかんやでいつも同じところいるだろ」
マミ「まあいつもお互いに毒づき合ってるけどね」
杏子「この前なんかさあ、お互いがガキだの何だのと言ってよ、さやかが『何よ、あんたいつもよだれ垂らして寝てるくせに!』とか言っててよぉ、あんときゃスルーしてたけど……」
マミ「何でそんなことを知っているか? ってことね」
まどか「そんな……知らない間に、さやかちゃんとほむらちゃんがそんなに進展してたなんて……」
QB「でも確かに、何であの二人も仲良くなったんだろうね」モキュモキュ
杏子「あっ! てめえ、あたしが頼んだアイスクリーム勝手に食ってんじゃねーよ!」
QB「少しくらいいいじゃないか。家族なんだし」
杏子「うるせー! あたしは認めねーぞ!」
まどか「恐らく……」
マミ「(無視したわね……)」
まどか「思いっきり喧嘩したら、逆に仲良くなったんじゃないですか?」
マミ「ああ、土手で二人とも傷だらけで横たわっちゃうイメージかしら?」
まどか「そうです、そうです、そんな感じ!」
杏子「そんなマンガみたいにうまくいくかね」
QB「事実は小説より奇なりだよ」
杏子「何? いなり寿司?」
あんこちゃん…僕のお稲荷どう?
まどか「でも……そんな二人を想像しちゃうと……それはそれでアリ、ですね……」
マミ「鹿目さんの目の色が少し変わった!?」
まどか「あっ、ふふっ……何でも、ないです……」
QB「(あのピンク色の瞳の奥に一体何が浮かんでいたんだろうね……)」
杏子「それでよー、これからどうすんだ?」
まどか「これから?」
【まどか☆マギカ】巴マミ×キュゥべえスレ3.5 【キュゥマミ】
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
杏子「だって、問題はあの二人をどう仲良くさせるか、だろ? もう解決しちまったじゃねーか」モグモグ
QB「あっ、僕が食べるはずだったアップルパイが!」
杏子「うるせー、おあいこだろ」
マミ「二人もすっかり仲良くなってるわね」
杏子「ばっ、ちげーよ! 仲悪いに決まってんだろ! こんな奴、早く死んでほしいよ!」
まどか「なんだか、どこかで似たようなシチュエーションを見たような……」
http://hissi.org/read.php/news4vip/20120830/Wk91dVVrMjNP.html
ほむら「眠いわ…」まどか「うん、眠いね」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/08/30(木) 21:13:59.81 ID:ZOuuUk23O
まどほむって基本的にまどかとほむらしか出ないからつまんないんだよなぁ…
まどか「さやかちゃんとほむらちゃんの仲をよくしたい」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/08/30(木) 21:16:43.68 ID:ZOuuUk23O
さやほむ好きだけどベタベタしすぎなのはいくない
まどほむのように気持ち悪くなる
ほむら「眠いわ…」まどか「うん、眠いね」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/08/30(木) 21:22:53.75 ID:ZOuuUk23O
まどほむって特に書きたいものもなくただ単にいちゃいちゃしてるの書いておけば支援されるからなぁ…
どこかいこうよほむらちゃんとかそんなのばっかり
ほむら「眠いわ…」まどか「うん、眠いね」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/08/30(木) 21:33:05.15 ID:ZOuuUk23O
その類似品を見て俺でもできるって思っちゃうような奴がこんなの書くからまどほむがつまんないって言ってんだよ
書いてる奴はちやほやされたくて書いてるってのが目に見える
青ほむってこんな奴ばっかなの?
だとしたらつまらないのも納得だわ、所詮アンチだな
マミ「んー、でも、あの二人は今その関係を隠しているのよね?」
まどか「そうです。恥ずかしいとか何とかって言ってましたけど……」
マミ「見かけによらず、二人とも照れ屋なのねぇ」
QB「でもわかるような気はするよ。急変した関係を周囲に開示するのは結構気恥ずかしいものさ」
杏子「女でも人間でもねえお前が人間心理を語ってんじゃねーよ」
QB「心外だなあ。これでも、だいぶ人間の感情については研究したんだよ? その努力については少しくらい認めてほしいものだけれどね」
杏子「誰がお前なんか」
QB「おー、怖い怖い。マミ、君は褒めてくれるよね?」ダキッ
マミ「そうねえ。頑張ったわね、キュゥべえ」ナデナデ
QB「えへへ」キュップイ
杏子「あっ、こらっ、マミはお前みたいな馬の骨とも知れない奴には渡さねーぞ!」
まどか「あらあら」
あんQもほっこりするなやんちゃ坊と優等生坊やのやりとりみたいで
それはそうとあんこちゃん…責任とってね///
つ④
マミ「それで、鹿目さん自身はどうしたいのかしら?」
まどか「私……ですか?」
マミ「ええ。元はといえば、あなた自身が、今の二人のことを案じたのよね?」
まどか「……そうです」
マミ「さっき佐倉さんが言ったように、美樹さんと暁美さんの仲を修復したいというあなたの悩みは解決したわ。でも、だからといって、あなたは今の現状に納得してる?」
まどか「……してないです」
マミ「そうよね。じゃあ、あなたはこれからどうしたいの?」
まどか「……何だか、色々頭がゴチャゴチャになって、よくはわかりません。だけれど……だけれど……ともかく、二人には笑っていてもらいたいんです」
まどか「さやかちゃんも、ほむらちゃんも、笑顔がとっても素敵で、そしてとっても優しくて……とっても……最高の、私の友達なんです」
まどか「だから……だから私は……二人には、ずっと笑っていてほしいんです……」
まどか「……ごめんなさい、何を言っているんだか、自分でもわからなくなりました」
マミ「……いいのよ。それが、あなたの願いなんでしょう?」
>>160
アンチ以下の荒らしが別のスレのことまで持ち出してファビョってんじゃねぇよ
気持ち悪い
 ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\
\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\
 ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\
\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\ ̄\
=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@
::::::::|∥├┼┼┼┤|┼┼┤| \ |:::::| | i
::::::::|∥├┼┼┼┤|┼┼┤| \ |:::::| | (≒) チリーン
::::::::|∥├┼┼┼┤|┼┼┤| \|:::::| |\ ノ
:::::: /´Y´`ヽ┼┼┤|┼┼┤|, -─-、____..|:::::| | []_
:::::::ハ7'´ ̄`ヽ.. ,'´  ̄ ヽ .,,マミ-─-'、=.i>i<!´`⌒ヾ<i r´===ヽ (((((頑張って)))))
リノ!´ ヮ`ノリ ヽ!l´ ヮ`ノリξゝ´ ヮ`ノξゞ(リ´ ヮ`ノリ |リ´ ー `ノl| \
. (つ旦と (つ旦と (つ旦と (つ旦と (つ旦と \
 ̄ ̄ ̄∪∪ ̄ ̄ ∪∪ ̄ ̄ ̄∪∪ ̄ ̄ ̄∪∪ ̄ ̄ ̄∪∪ ̄ ̄ ̄|
:::::::::::::\ f----イ::::::::::::::::::::::::::\ f----イ::::::::::::::::::::::::::\ f----イ:::::::::::::..
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
QB「君の願いはエントロピーを凌駕した。美樹さやかと暁美ほむらは君の物だ」
杏子「雰囲気ぶち壊してんじゃねーよ、このバカ」ボカッ
QB「いったい!」
マミ「もう、二人とも」
まどか「へへ……。ありがとうございます、マミさん。何だか、気分が晴れやかになりました」
マミ「それは良かったわ」
まどか「それに、杏子ちゃんにキュゥべえも。ありがとう」
杏子「お、おう。……あたし、別になんにもしてない気もするけどな」ポリポリ
QB「ふふ。まどかも僕を認めてくれたね。ほら、杏子も早く認めるんだよ。僕たちは家族なんだから」
杏子「お前はうるせーんだよ! あたし以上に何もしてねーだろ!」
まどか「ふふ。……じゃあ、私、行きますね」ガタッ
杏子「行きます……って、まどか。お前、これからどこに行くんだ?」
まどか「こうすればいい、私がそう信じた場所だよ。……自分がやるべきことが、ようやくわかったから」
マミ「頑張るのよ」
QB「グッド・ラッグ。……噛んじゃった」
??「噛みまみた!」
>>177
???「違う、わざとだ」
>>176
しつけぇよ
ベタベタしてんのが気持ち悪いってんだよ
で、ベタベタしてんのはほとんどまどほむだろうが
気持ち悪くないまどほむは読むし気持ち悪いさやほむは読まねぇよ
>>178
`¨ - 、 __ _,. -‐' ¨´
| `Tーて_,_` `ー<^ヽ
| ! `ヽ ヽ ヽ
r / ヽ ヽ _Lj
、 /´ \ \ \_j/ヽ
` ー ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´ `¨´
濡れ場シーンは別にいいよね
書いてるなら出しても良いんじゃない?
勧告がでたぞー
夕方
―ほむホーム―
さやか「あっ、月が出てきた」
ほむら「月? ああ、そういえば今夜は満月だったわね……」
さやか「ねえねえ、ほむらも一緒に見ようよー」グイッ
ほむら「しょうがないわね……」ゴソゴソ
さやか「ほら、見て! ウサギさんまでくっきり見えるよ」
ほむら「さやか。あれは本物のウサギじゃなくて……」
さやか「それくらい知ってるわよ! わかってて言ってんの!」
ほむら「ああ、そう……」クスリ
さやか「軽くあしらわれた!?」ガーン
ほむら「でもまあ……確かにそうね。月が……本当に綺麗よね……」
さやか「えっ……月が……?」
ほむら「月が綺麗ですね、ってそう言ったのよ……」
さやか「そ、それって……その……」
ほむら「…………」パッ
さやか「(……手ぇ、解かれたっ!?)」ガーン
さやか「(うう……こんな時まで意地悪やめてよぉ……)」
……(真剣)
>>179
何の脈絡もなくベタベタしてるだけのスレは確かに気持ち悪いよな、俺もそう思うよ
お前が荒らしてたまどほむの奴もつまんねークソスレだと思ったよ
で、このスレも唐突にベタベタイチャイチャしてるだけでいかにもこれがやりたいだけって感じだけどどうなの?読んでないの?
俺は一通り目を通した上でスゲーつまんねえと思ったけど
ほむら「さやか」
さやか「ん?」
ほむら「」ガバッ
さやか「!?」
ほむら「……手をつないでたら、抱き合えないでしょ?」
さやか「ほむらぁ……」キュン
32年生きてきて初めて知ったわ(笑)
>>189
これも最初しか読んでねぇよ
さやか「ほ、ほむら……」
ほむら「ん?」
さやか「…………」クチモトチューッ
ほむら「…………バカ」ビシッ
さやか「あいた! ほ、ほむら……?」
ほむら「せっかちな人は嫌われるわよ。さあ、それよりまずはご飯を食べましょう。お月様を見るのは、その後」
さやか「ええ? そんなぁー」
ほむら「腹が減っては戦はできぬと言うでしょう?」
さやか「……戦を始める気なの?」
ほむら「さあ?」
ほむほむが戦とか言い出したらシャレにならんイメージがっ
>>197
つまりお前はこのスレをつまらんと判断して読むのをやめたわけだ
その割に叩きには敏感に反応してるけどなんで?
あっちのスレでは現在進行形で叩き続けてるのはなんで?
ピンポーン
さやほむ「……!?」
さやか「……誰?」
ほむら「……さあ」
ほむら「……出てみるわね」
さやか「お、おう」
ほむら「……宅配便かしら」ボソッ
ほむら「はーい?」ガチャッ
まどか「…………こんばんは、ほむらちゃん」
ほむら「ま、ままままままどか!?」
まどか「ふふっ。こんばんはー」
ほむら「(ど、どうしてまどかがここに……!?)」
まどか「入って、いい?」
ほむら「えっ、いや、あのっ、そのっ、中には、あの」
まどか「……大丈夫。全部知ってるから。さやかちゃん、いるんでしょ?」
ほむら「えっ」
まどか「だからいいよね。入って」ガチャッ
ほむら「(別に修羅場でもないのに、何故か修羅場っぽい雰囲気に……)」
>>203
お前しつこいからこれが最後な
俺が敏感に反応してる叩きって>>123こいつ?
さやかが百合してんのがキモいっていうから別の奴が百合してんのもキモいっていっただけだ
まどほむだろうとまみあんだろうと
まどか「こんばんは、さやかちゃん」
さやか「ま、ままままままどか!?」
まどか「あっ、もう、そういうのいいよ。ほむらちゃんと同じ反応だから」
さやか「えっ」
まどか「ほら、ほむらちゃんも隠れてないで早く出てこようよ」
ほむら「あ、あうう……」ゴソゴソ
まどか「ふぅ……これで、役者は揃ったね」
さやか「あの、まどかさん、これは一体何の……」
まどか「私が言いたいことはただひとつ」
ほむら「一つ?」
まどか「そう、それはね……」
女神の有難い御言葉だ、静まるのじゃ
>>207
お前がこういう百合SS嫌いなのはわかった
でも向こうのスレ叩き続けてる事からして百合の中でもまどほむは特に嫌いという印象を受けるぞ
何か他に理由があるんだろうと思ったから聞いたんだけどそれについては答えてくれないの?
まどか「何で嘘ついてたの!!!!!!!!!!!」
ほむさや「!?」ビクウゥゥゥッ
まどか「もう何なの、二人とも!? 私はずっとずっとずっと三人で仲良くしたいと思ってたのに、二人ったらこそこそ裏で仲良くやっちゃって、それで私たちの前は仲悪い演技って、え、もう何!?」
まどか「そんなの羨ましいったらありゃしないよ! あ、いや、違った。って、ともかく!! 何で、私の前でも仲良くしないの!! というか、私とも仲良くしてよ!! 私だって、私だって、二人への愛は負けないと思ってたのにー!!!!」
ほむさや「…………すみません…………」
まどか「…………もう怒った。私は、これから、二人を殴る」ハァー
ほむさや「えっ」
ま、まどっち!?
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
エーベルージュ
センチメンタルグラフティ2
Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
初恋ばれんたいん スペシャル
ファーランド サーガ1、2
MinDeaD BlooD 4
【シヴァンシミター】WOG【クリムゾンクルセイド】
アイドルマスターブレイク高木裕太郎
まどか「歯ぁ、食いしばってね」
ほむさや「は、はいぃ…………」ドキドキドキドキ
まどか「…………」
まどか「…………バカ」ギュッ
ほむさや「!?」
まどか「何で、何で、何で、二人とも素直になれないの……? 私は、私はずっと二人のことが……心配だったのに……」ポロポロポロ
さやか「まどか……」ギュッ
ほむら「ごめんなさい……」ギュッ
まどか「…………いいよ、もう。だけど……これからは……絶対、素直に仲良くするって、約束してくれる?」
さやか「…………もちろん」
ほむら「…………私も」
まどか「……ふふっ、良かった」ニッコリ
ほむさや「(…………天使、いや女神だ)」
…………
まどか「…………」スースー
ほむら「まどか、寝ちゃったの?」
さやか「うん。子供みたいにすぐ眠りこんじゃったよ、はは……」
ほむら「さっきまでのはしゃぎようはすごかったわね。夕食に、片付けに、お風呂に……本当、子供みたいに……」
さやか「……それだけ、あたしたちが心配かけた反動なんだろうね。反省しなきゃなあ……」
ほむら「……本当に、悪いことしちゃったわね」
さやか「……あたしたちがさ、仲良くなったのって何がきっかけだっけ?」
ほむら「もう忘れたの? 幻滅するわね」
さやか「念のためだよ……デパートだっけ?」
ほむら「そうよ。限定50個の最高級フランスケーキを買う行列に、私もあなたもばったり出くわして」
さやか「で、限定商品のためならと、渋々停戦協定を結んで」
ほむら「二人で並んで買ったはいいけど、帰りの電車が急停止したらあなたがケーキを落っことして」
さやか「で、降りた駅の近くの川辺の土手で取っ組み合いの喧嘩になっちゃって」
ほむら「1時間あまり、お互いに傷だらけになるまで喧嘩して、最後は土手に寝転んだらどうでもよくなっちゃって」
さやか「何となしに二人で笑い合ってたら、お腹が空いちゃって」
ほむら「で、あなたが私の家に来て食事をごちそうして」
さやか「何がごちそうよ。スーパーの惣菜しかなかったじゃない」
ほむら「私にとっては、あれがごちそうなの」
さやか「1枚150円のメンチカツが?」
ほむら「いいじゃない。おいしかったでしょ?」
さやか「そりゃまあそうだけど……」
ほむら「で、お互いの家を出入りしてるうちにこんなことになっちゃったわけよね
さやか「恥ずかしくて、学校ではそれを隠してたけどね……」
ほむら「そしたら、まどかを怒らせてしまったわけよね」
さやか「悪いことしちゃったなあ……」
ほむら「……でも、おかげでまどかのあんな顔、初めて見たわよ」
さやか「あんな顔って? 怒った顔? 泣いた顔?」
ほむら「……両方」
さやか「……ま、そうだね。あたしもまどかの幼馴染みやってだいぶ経つけど、あんな顔初めて見たよ。考えてみれば、まどかと喧嘩したことなんて全然なかったなあ……」
ほむら「で、お互いの家を出入りしてるうちにこんなことになっちゃったわけよね
さやか「恥ずかしくて、学校ではそれを隠してたけどね……」
ほむら「そしたら、まどかを怒らせてしまったわけよね」
さやか「悪いことしちゃったなあ……」
ほむら「……でも、おかげでまどかのあんな顔、初めて見たわよ」
さやか「あんな顔って? 怒った顔? 泣いた顔?」
ほむら「……両方」
さやか「……ま、そうだね。あたしもまどかの幼馴染みやってだいぶ経つけど、あんな顔初めて見たよ。考えてみれば、まどかと喧嘩したことなんて全然なかったなあ……」
ほむら「…………ふふっ」
さやか「ん? あたし、何かおかしなこと言った?」
ほむら「いや、私たち、本当にまるで……まどかのこと、子供みたいに話してるなあって」
さやか「んんー? それって、その、まどかのことを貶めてるわけじゃないよね?」
ほむら「違うわ。ただ、何か、私たち……家族みたいだなあって」
さやか「家族か……あたしがお父さんで、ほむらがお母さん。で、まどかがその子供? ああ、でもほむら、料理出来ないしな」
ほむら「うるさいわね……これでも頑張ってるのよ?」
さやか「それは知ってるよ……今日の肉団子、前よりはおいしかったし」
ほむら「あら、そう。ありがとう…………」
さやか「……ま、そうだよね。考えてみれば、あたしたちだってまどかがいなきゃきっと出会わなかっただろうし。まどかには感謝しないと」
ほむら「そうよ。だから……今日は、私たちのホントのホントの仲直り記念日。明日からまた……新しい関係になるのよ」
さやか「……それは、家族?」
ほむら「……家族みたいなもの、かしら。ほら、巴さんとか杏子のこと知ってる?」
さやか「ああ、一緒に住んでるだっけ? ついでにキュゥべえもいるとか」
ほむら「私たちも……いずれはそうありたいものね」
さやか「そっか……そうだね……そうなると、いいね」
ほむら「……月が綺麗だわ」
さやか「…………そうだね」
ほむら「明日また……月が見れればいいわね」
さやか「そうだね……三人で」
ほむら「……三人で、ね」
さやか「ふぅ……それじゃ、今日は寝よっか」
ほむら「今日は三人で川の字、ね……」
さやか「うん……」ソッ...
さやか「……まどかの寝顔、かわいいなあ。本当に妬いちゃう」
ほむら「いいじゃない。そんなまどかに私たちは愛されているんだから……」
さやか「そうだね。……まどか、ありがとうね」チュッ
ほむら「……」チュッ
まどか「んん……? …………」スースー
翌日
チュンチュンチュン...
まどか「んん……」
さやか「おっ、おはよー。ご飯、できてるよー」
まどか「ん……分かった……」
さやか「相変わらず、まどかは朝弱いなー。ほら、ほむらー、早くお箸用意してー」
ほむら「はい」
さやか「よーし、家族が出揃ったね。いただきまーす」
ほむら「いただきます」
まどか「いただきます…………って、さやかちゃん!?」ガタッ
さやか「わっ、どした? まどか?」
まどか「い、今何て言った?」
さやか「え? ……家族、だけど」
まどか「か、家族? 家族?」
ほむら「…………」
さやか「あー……昨日、ほむらと話し合ったんだけどね? あたしたちって家族みたいな、そんな、何か関係になれないかなー……って思ったんだけど。……嫌?」
まどか「う、う、う…………」プルプルプル
ほむら「う?」
こうして私たちの新しい関係が始まりました。
周りから見ればちょっと奇妙かもしれないけれど、でも私は何にも後悔していません。
自分が好きな人たちが、私の隣にいつもいます。それが、私の何よりの幸せです。
鹿目まどか
おしまい
もっと家族になったまどさやほむとマミ杏Qとか濡れ場とかを書いてみたかったけれど、それはまた今度の機会にします
ここまでお付き合いいただきありがとうございました
あと、余裕があったら満月が綺麗ですので窓の外を見てみてください
特に今日は、一ヶ月に二回も満月があるブルームーンですので……
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません