響「お弁当作ってきたぞ!」(180)

響「今日はみんなでピクニックだから気合いれていっぱい作っちゃった!」

響「みんなきっと喜んでくれるぞ!」

響「おにぎりもいっぱい作ってきちゃったさー!ハム蔵も手伝ってくれたんだぞ!」

ハム蔵「チュッッチュチュイ」

響「はいさーい!」

P「お、来たか。響で最後かな」

響「ごめん!自分お弁当気合入れすぎて作りすぎちゃったみたいだぞ」

春香「えっ・・・」

事務所が棚卸しで振り替え休日があったので
事務所の若いアイドルとプロデューサー数人でピクニックに行った
自分は途中で腹が減ると思ったので
人数分×3個のおにぎりを、前の晩からこしらえた。
「気のきく人」と思われて好感度アップ間違い無しと確信して
寝不足ながらウキウキ気分で出発。
ひそかに思いを寄せるPさんもお洒落な服で張り切っている。
10時ごろ、ブサイクな同僚♀(29才喪女)が
「ソフトクリームがたべたい」と言い出したので
私は「お、おにぎりならありますけど・・」とやや控えめに
18個の色とりどりのおにぎり(ゆかり・しゃけ・いぬ美)を紙袋からとり出した。
一瞬「しーん」となって、ブサイクな同僚♀が
「☓☓ちゃんが握ったの?うわwwおばあちゃんみたいwww」と言った。
他の女が「ちゃんと洗った手で作ったの?今の季節雑菌は危ないよ、ほら、ここやばくない?」と言った。
爆笑が起こった。18個のおにぎりは誰の口にも入らなかった。
自分はほぼ半泣き状態で、おにぎりをしまった。
人づてに聞いた話だけど、Pさんも「ちょっとあれは食べらんないw」と
言っていたらしい。

響「安心するさー!みんなの分もちゃんと作ってきたぞ!」

春香「私はいいかなー・・・自分で作ってきたし・・・」

響「そうなのかー・・・」

春香「うん!ごめんね!」

どーせ、スパムおにぎりなんだろ?

響「そうだ!おにぎりもたくさんつくってきたんだぞ!」

美希「・・・!」

響「美希おにぎり好きだよね!楽しみにしてるといいさー!」

美希「あはっ・・・美希は今ダイエット中だからおにぎり断ちしてるの!ごめんなの!」

春香(うまい逃げ方・・・流石美希っ・・・!)

事務所が棚卸しで振り替え休日があったので
事務所のプロデューサーとピクニックに行った
自分は途中で腹が減ると思ったので
3個のおにぎりを、前の晩からこしらえた。
「気のきく人」と思われて好感度アップ間違い無しと確信して
寝不足ながらウキウキ気分で出発。
ひそかに思いを寄せるPさんもお洒落な服で張り切っている。
10時ごろ、プロデューサーが
「おにぎりがたべたい」と言い出したので
私は「お、おにぎりならありますけど・・」とやや控えめに
3個の色とりどりのおにぎり(ゆかり・しゃけ・らあめん)を紙袋からとり出した。
一瞬「しーん」となって、プロデューサーが
「☓☓ちゃんが握ったの?うわwwおいしそうwww」と言った。
プロデューサーが「ちゃんと手で作ったの?今時お手製のおにぎりなんて見ないよ、うわ、気が効くんじゃない?」と言った。
恋に落ちた。3個のおにぎりはすぐに消えた。
自分はほぼ半泣き状態で、プロデューサーに抱きついたた。
人づてに聞いた話だけど、Pさんは「結婚したい」と
言っていたらしい。

これでみんな幸せ

響「そうか・・・残念だぞ・・・せっかくハム蔵も手伝ってくれたのに・・・」

美希「えっ・・・」

春香「それって衛生的に大丈夫なの・・・?」

響「もちろん大丈夫だぞ・・・!ハム蔵は毎日お風呂入ってるし・・・」

律子「響!あなた常識無さすぎるわよ!仮にもトップアイドルが口にするものなんだからお腹でも壊したら大事じゃない!」

響「ひっ!自分は・・・自分は・・・みんなに喜んでもらおうと思って・・・」

律子「プロデューサー殿からもきつく言ってあげてくださいよ!響は意識が低すぎます!」

P「響・・・流石の俺でもそれは食べたくないわ・・・」

響「いやあああああああああああ!」

響「いやああああああああああ!」ガバッ

響「はぁはぁ・・・なんかとっても嫌な夢を見てた気がするぞ・・・」

響「そうだ!お弁当作らなきゃ!ハム蔵も手伝ってくれるよね?」

ハム蔵「ジュイッ」

響「はいさーい!」

P「お、来たか。響で最後かな」

響「ごめん!自分お弁当気合入れすぎて作りすぎちゃったみたいだぞ」

春香「えっ・・・」

響「安心するさー!みんなの分もちゃんと作ってきたぞ!」

春香「私も作ってきたんだ!響ちゃん!おかず交換しようね!」

響「うん!楽しみだぞ!」

春香「響ちゃん料理上手いから楽しみだなー!」

響「おにぎりもいっぱいつくってきたぞ!」

美希「・・・!」

響「美希おにぎり好きだよね!楽しみにしてるといいさー!」

美希「あはっ!美希のおにぎりの採点は厳しいから覚悟しとくの!」

響「ハム蔵も手伝ってくれたし百人力だぞ!」

美希「えっ・・・」

春香「それって衛生的に大丈夫なの・・・?」

響「もちろん大丈夫だぞ・・・!ハム蔵は毎日お風呂入ってるし・・・」

なーんだまた夢か~











え?

律子「響!あなた常識無さすぎるわよ!仮にもトップアイドルが口にするものなんだからお腹でも壊したら大事じゃない!」

響「ひっ!自分は・・・自分は・・・みんなに喜んでもらおうと思って・・・」

律子「プロデューサー殿からもきつく言ってあげてくださいよ!響は意識が低すぎます!」

P「響・・・流石の俺でもそれは食べたくないわ・・・」

響「いやあああああああああああ!」

やよい「毎日!? はわ、私よりたくさん入ってます」

響「いやああああああああああ!」ガバッ

響「はぁはぁ・・・なんかとっても嫌な夢を見てた気がするぞ・・・お弁当に関する夢・・・?」

響「そうだ!お弁当作らなきゃ!ハム蔵も手伝ってくれるよね?」

ハム蔵「ジュイッ」

響「そうだ!ハム蔵、毛がつかないようにビニール手袋するんだぞ!」

ハム蔵「ジュイッ」

響「みんなに食べさせるものだからちゃんとしないとな!」

ハム蔵「ジュジュイッ!」

響「はいさーい!」

P「お、来たか。響で最後かな」

響「ごめん!自分お弁当気合入れすぎて作りすぎちゃったみたいだぞ」

春香「えっ・・・」

響「安心するさー!みんなの分もちゃんと作ってきたぞ!」

春香「私も作ってきたんだ!響ちゃん!おかず交換しようね!」

響「うん!楽しみだぞ!」

春香「響ちゃん料理上手いから楽しみだなー!」

響「おにぎりもいっぱいつくってきたぞ!」

美希「・・・!」

響「美希おにぎり好きだよね!楽しみにしてるといいさー!」

美希「あはっ!美希のおにぎりの採点は厳しいから覚悟しとくの!」

なんだ夢か

響「ハム蔵も手伝ってくれたし百人力だぞ!」

美希「あはっ!動物のつくるおにぎり食べるのは初めてだから楽しみなの!カモ先生にも食べさせてあげたいの!」

春香「でもそれって衛生的に大丈夫なの・・・?」

響「もちろん大丈夫だぞ!ハム蔵は毎日お風呂入ってるし、ちゃんとビニール手袋作って握ったしね!」

春香「そうなんだ!なら安心だね!」

響「みんなのお腹を壊すわけにはいかないからな!」

美希「流石響なの!安全安心なの!」

響「自分完璧だからなっ!」

P「なんだか気分が、、、」
美希「美希もなの、、、」

千早「美味しそうな唐揚げね」

響「それ、コケ麿」

響「律子も楽しみにしてるといいさー!」

律子「本当に大丈夫なの・・・?」

響「えっ・・・?」

律子「ネズミってゴキブリなんかよりずっと雑菌が多いのよ?ビニール手袋使ったくらいで大丈夫っていいきれるの?」

響「だ、大丈夫だぞ!自分はいっつもハム蔵と作った料理食べてるけどお腹こわしたことなんてないし・・・」

律子「確かにあなたは大丈夫かもしれないわね。でも他の娘達が絶対大丈夫って言い切れるの?」

響「ハム蔵は綺麗にしてるし・・・きっとだいじょうぶだぞ・・・」

律子「他のアイドル達をあなたみたいなムツゴロウさんと一緒にしないの!明日から仕事もあるんだしお腹壊したらどうするの!?」

響「ひっ!自分は・・・自分は・・・みんなに喜んでもらおうと思って・・・」

律子「プロデューサー殿からもきつく言ってあげてくださいよ!響は意識が低すぎます!」

P「響・・・流石の俺でもそれは食べたくないわ・・・」

響「いやあああああああああああ!」

P「響?

ああ、あの仲間外れにされて当然な土人か
あいつの作ったものなんか死んでもお断りだなwww」

響「いやああああああああああ!」ガバッ

響「はぁはぁ・・・なんかとっても嫌な夢を見てた気がするぞ・・・お弁当に・・・ハム蔵に関する夢・・・?」

響「そうだ!お弁当作らなきゃ!ハム蔵はまだ寝てるといいぞ!」

ハム蔵「ジュイッ」

律子だけじゃなくて皆嫌いだから

響「はいさーい!」

P「お、来たか。響で最後かな」

響「ごめん!自分お弁当気合入れすぎて作りすぎちゃったみたいだぞ」

春香「えっ・・・」

響「安心するさー!みんなの分もちゃんと作ってきたぞ!」

春香「私も作ってきたんだ!響ちゃん!おかず交換しようね!」

響「うん!楽しみだぞ!」

春香「響ちゃん料理上手いから楽しみだなー!」

響「おにぎりもいっぱいつくってきたぞ!」

美希「・・・!」

響「美希おにぎり好きだよね!楽しみにしてるといいさー!」

美希「あはっ!美希のおにぎりの採点は厳しいから覚悟しとくの!」

ちなみに、或る一定を越えた年齢層の方々には、ガチで「ネズミ」「ハムスター」の区別が付かないらしい

つまり律子は……

響「律子も楽しみにしてるといいさー!」

律子「衛生面は大丈夫なの・・・?」

響「えっ・・・?」

律子「響ってたくさん動物飼ってるじゃない?そんな部屋で作った弁当やおにぎりは安全なの?」

響「だ、大丈夫さー!自分ちゃんと手を洗ってから作ったし・・・」

律子「動物って雑菌たくさんもってるのよね」

響「もちろん自分の家族達はお弁当に一切触ってないし大丈夫だぞ!」

律子「いや・・・動物をたくさん飼ってる響の部屋の空気に触れてる食べ物って大丈夫なの・・・?」

響「だ、大丈夫だぞ!自分はいっつも部屋で料理つくって食べてるし・・・」

律子「確かにあなたは大丈夫かもしれないわね。でも他の娘達が絶対大丈夫って言い切れるの?」

響「自分の家族たちはちゃんと清潔にしてるし・・・きっとだいじょうぶだぞ・・・」

律子「他のアイドル達をあなたみたいなムツゴロウさんと一緒にしないの!明日から仕事もあるんだしお腹壊したらどうするの!?」

響「ひっ!自分は・・・自分は・・・みんなに喜んでもらおうと思って・・・」

律子「プロデューサー殿からもきつく言ってあげてくださいよ!響は意識が低すぎます!」

P「いや!俺がきつく言うのは律子だ!」

響律子「!?」

ですよねー

P「なんで響ごときにアツくなってるんだよ」

P「律子!お前気にしすぎだぞ!」

律子「でも・・・私が言ってることは正論ですし・・・」

P「確かに気にする人もいるかも知れないな。でも一般的に律子くらい気にするのは少数派だ!」

律子「私は・・・他のアイドル達の健康を考えて・・・」

なんだ夢か

P「冷静に考えて動物飼っている人の部屋で作ったっていうだけで不衛生なわけないだろ!」

律子「・・・」

P「響が一生懸命みんなを喜ばせようと作ってきたお弁当を貶すなんて律子はプロデューサーとして失格だっ!」

律子「でも・・・それはっ・・・」

P「アイドルの気持ちを考えられないプロデューサーなんて最低だろ!!」

春香「さすがに言い過ぎですよ・・・」

美希「律子・・・さん・・・ひどいの!響がかわいそうなの!」

P「さぁ律子・・・響に謝るんだ・・・」

響「じ、自分は気にしてないから別にいいぞ!自分もちょっと無神経だったかもしれないし・・・」

律子「く・・・あんたのそういう澄ました態度がムカつくのよ!!」ドンッ

響「えっ・・・」

P「響!!危ない!!」

プップー!!!ドカーン!!!

P「うわああああああああああああ!」

なんだ現実か

最後は響DEAD ENDです
響かわいい

響「いやああああああああああ!」ガバッ

響「はぁはぁ・・・なんかとっても嫌な夢を見てた気がするぞ・・・ピクニックに・・・お弁当に関する夢・・・?」

響「そうだ!お弁当作らなきゃ!」

響「うぎゃー!材料がないぞ!昨日買ったのに!」

響「そうだ!伊織なら・・・伊織ならなんとかしてくれる・・・!」

pipopa♪プルルルル~

伊織『もしもし?』

響「はいさーい!伊織!助けて欲しいぞ!」

伊織『ど、どうしたの!?こんな朝っぱらから助けて欲しいなんて!?なにかあったの!?』

響「お弁当の・・・お弁当の材料がないんだぞ・・・」

伊織『え・・・?』

響「昨日買ったはずのお弁当の材料がなくなってて・・・こんな時間だとお店あいてないし・・・」

伊織『はぁ・・・そんなこと・・・?びっくりしたじゃない』

響「そんなことってひどいぞ!自分今日のピクニックお弁当作っていこうと思って楽しみにしてたのに・・・」

伊織『その程度のことならこのスーパーアイドル伊織ちゃんに任せなさいってことよ!今から迎えよこすから準備しときなさいよ!』

響「伊織ぃ・・・!ありがとう!」グスッ

伊織『にひひっ!うちにある食材にないものなんてないんだから!』

~水瀬邸キッチン~

響「す、凄い食材だぞ・・・!」

伊織「まだ使っていいとは言ってないわよ?」

響「えっ・・・」

伊織「この食材を使うには条件が一つだけあるの」

響「条件・・・?」

伊織「そうよ。その条件っていうのは・・・」

響「・・・」ゴクリッ

伊織「この伊織ちゃんの分もおいしいお弁当を作りなさい!」

響「そ、そんなことでいいのか・・・?」

伊織「にひひっ!私の舌を満足させるものを作らないと許さないんだからね!」

響「伊織・・・!よーし、自分頑張るぞー!」

伊織「今日のお弁当楽しみにしてるから頑張りなさいよ」

響「自分料理も完璧だからな!」

伊織「あと時間には気をつけなさいよ?熱中しすぎて遅刻なんてアイドルに許されないんだから」

響「まかせるさー!」

響「できたぞ!」

伊織「お疲れ様。車用意できてるし早く行きましょ」

響「うん!」

ブロロロロー

響「はいさーい!」

P「お、響と伊織早いな」

響「自分完璧だからな!」

伊織「お弁当づくりに熱中しすぎて私が声かけるまで時間なんて全く気にしてなかったのはだれかしら?」

響「伊織ぃ・・・」

~お昼!~

響「じゃーん!自分お弁当作ってきたんだぞ!みんなの分もあるから食べてね!」

春香「わぁ~!美味しそう!」

美希「おにぎりもあるの!」ハムッハフッ

P「うん!上手いな!」

響「自分完璧だからな!」

伊織「私はこのゴーヤチャンプルーもらおうかしら」パクッ

響「自信作だぞ!どう!?」

伊織「文句なしに美味しいわね!」

響「自分完璧だからな!」


~そのころ響の家~

いぬ美「お弁当の材料全部食べるのは結構きつかったわね・・・」

ぶたた「でもこれで俺たちの見た夢が現実にならないなら苦でもねーよ・・・」

ハム蔵「ジュイッ」


おしり

響はいじめた方がかわいいけどかわいそう!
いおりんは天使!

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