前回ミスっちゃったんで再投稿。
星井美希好きな人、どうぞ楽しんでいってください。
P「…zzz」
美希「ハニーもう起きる時間だよ?」
P「……ぐー…」
美希「……ふふ、ハニーはホント甘えん坊さんなの」クスクス
チュ
美希「……おはよ、ハニー」
P「…うん、おはよう美希」
P「ああ、昨日から新人の子を3人担当することになったんだけど……なかなかくせ者揃いでね」
美希「どんな子達なの?」
P「厨二病とドジっ子とツンデレ」
美希「な…なんか大変そうなの」
P「まぁ…かつてのトップアイドル様に比べたら楽だけどさ」
美希「む」
P「今日から本格的にプロデュースしていくことになるから正直これからは遅くなる日が続くかもしれない」
美希「……そっか」
P「……ごめんな寂しい思いさせて」
美希「ううん、ハニーが頑張ってる姿もミキは好きなの…だからミキは大丈夫だよ?」
P「そっか……ありがとな」
美希「うん…でもいくら忙しくなってもちゃんと『夫婦のルール』は守ってね?」
P「ああ!…っと、そろそろ行かなくちゃ」
美希「あ、お弁当渡してなかったの!ちょっと待ってて!」ドタバタ
P「はは、ゆっくりでいいよ」
美希「はい!お弁当!」
P「ありがとう美希」
美希「今日のは自信作だからお昼休み楽しみにしててね!」
P「へぇ…楽しみだ美希のお弁当!」
美希「えへへ////」
P「…それじゃいってくるな」
美希「………む?!!」
P「えっ?ど、どうしたんだ美希?」
美希「ハニー早速『夫婦のルール』を破ろうとしてるの!」
P「え??い…いったいなんのことーーっ!?」
美希「ーーーーっん」
P「ーーーっ……み…美希?////」
美希「………『いってきますのチュウ』……忘れたら、や////」
小鳥「おはようございます」
P「おはようございます小鳥さん」
小鳥「来て早々にメールですか?」クス
P「はは…美希との約束なんですよ」
小鳥「『夫婦のルール』…でしたっけ?」
P「はい、『会社に着いたらまずメールをする』っていう決まりです」
小鳥「あらあら、美希ちゃんはよほど心配なんですね」
P「心配しすぎだとは思いますけどね、まぁ可愛いらしいとは思いますが…」
小鳥「ごちそうさまです。でも美希ちゃんからのメールが終わったらそのニヤニヤした顔を引っ込めて仕事モードになってくださいね?担当の子達に引かれますよ?クス」
P「……ご忠告ありがとうございます」
小鳥「いえいえ」
P(顔に出るなんて……気をつけよ)
小鳥(ぐへへ……今日も妄想のネタありがとうございます)
ツンデレ「どうしたのよ?」
P「いや、悪い、少し電話するからちょっと待っててくれ」
ツンデレ「早くしなさいよね」
P「ああ、先に車乗っといてくれ」
ツンデレ「はーい」
P「……………さて」
Prrrrr…ガチャ「ハニー!?」
P「うおっ!声デカいよ!」
美希「えへへ、ごめんねハニー」
P「やれやれ……電話遅くなってごめんな美希」
美希「ううん、ちゃんと電話くれたからいいよ。お昼遅かったの?」
P「ああ、担当の子が思ったよりレコーディングが上手くいかなくてな、さっき食べたばっかりなんだ」
美希「……もう3時だよ?」
P「あはは…まいったよ」
美希「…むー……あんまりハニーを困らせないでほしいの……」
P「え?なんか言ったか?」
美希「ううん!なんでもない!それよりお弁当どうだった?」
P「まず見た目にビックリさせられた」
美希「ふふ~ん…凄かったでしょ?」
P「ああ、あんなハートだらけのお弁当は初めて見た。ウインナーやニンジンまでハートなんだからびっくりしたよ」
美希「えへへ……ミキの愛情たっぷりのお弁当なの///」
P「味も美味しかったよ」
美希「ホント?どの辺がハニー的には良かった?」
P「え、えと……ハンバーグのソースが美味しかったな」
美希「あは!さすがはハニーなの!あのソースはミキのオリジナルソースなの!気づいてくれたんだね!」
P「あ、ああ!もちろんだよ!」
美希「ふふ、凄く嬉しいよハニー……大好きなの」
P「うん…俺も大好きだ」
美希「えへへ///」
P「…はは」
ツンデレ「こらー!いつまで電話してんのよー!」
P・美希「!?」
P「やべ!ごめん美希!まだ仕事残ってるからまた後でな!」
美希「え…ちょっとハニ」ピッ…ツーツー
美希「………む~」
ツンデレ「ったく、遅いわよプロデューサー!」
P「ごめんごめん」
ツンデレ「まったく…ほら、次はどこ行くのよ?」
P「次はお偉いさんのところの顔合わせだ。礼儀正しくな」
ツンデレ「はぁ…仕方ないわね」
P「………」
P(電話途中で切っちゃったから美希怒ってるかもな……でも『夫婦のルール』通り『お昼に電話する』ってのは達成できたから大丈夫かな?)
ツンデレ「~…ねぇ、ちょっと聞いてる?」
P(…念のためイチゴババロア買って帰るか)
ツンデレ「無視すんなやこらぁぁぁあああ!!」
P(うるせぇなオイ)
社長「そろそろ帰らなくてもいいのかね?美希くんも心配するだろう」
P「社長……でも厨二病の仕事がなかなか見つからなくて……顔合わせに言っても変なことばっかり言うんでなかなか取り合ってくれないんですよ」
社長「うむ、厨二病くんか…我が社でもとても才能のある子なんだが………痛いからな」
P「痛いですからね」
社長「うむ、わかった。それに関しては私のツテを使って仕事をもらおう。だから今日はもう帰りなさい」
P「え、しかし…」
社長「いいから私に任せて君はとっとと美希くんの所に帰りたまえ」
P「は、はぁ…わかりました。それではお先に失礼します」
社長「うむ、気をつけて帰りたまえ」
バタン
社長「………」
パカッ……ピッピッピッ
メール文
美希『社長ご無沙汰なの~!
ねぇ?さっそくなんだけどミキのハニーはまだ仕事してるの?
もしまだハニーが仕事をしてるなら労働基準法を超えた時間をハニーは仕事してることになるの……。
法律違反はダメだって思うな。
ミキのハニーが過労死しちゃったらどうするの?
責任取れるの?
もしミキのハニーに何かあったらミキは社長をこr』ピッ
社長「……はぁ……肩身が狭い世の中だよまったく」
P(社長なんか疲れてたな~)
P「さて、早く帰って美希の晩御飯食べたいな…いや、先に風呂……先に美希でも…」
ドジっ子「プロデューサーさん!…あでっ!」
P「……どうしたんだドジッ子?とりあえず机にぶつけた足の小指は大丈夫なのか?」
ドジッ子「は、はぃ……大丈夫…です」
P「それでどうしたんだ?」
ドジッ子「今から帰りですか?」
P「ああ、そうだが…」
ドジッ子「あ、あの…それならお願いがあるのですが…」
P「?…なんだ?」
ドジッ子「今日親が迎えに来られないみたいで電車で帰るので、ご迷惑でなければ駅まで送ってくれませんか?」
P「ん~……」
ドジッ子「……だ、ダメですか?シュン」
P「!…わかった、乗せていくよ」
ドジッ子「あ、ありがとうございます!!パァァァア」
P(ついOKしてしまった……美希を待たせているというのに…不甲斐ない!!)
ドジッ子「あの…プロデューサーさん!1つ質問よろしいですか?」
P「ん?なんだ?」
ドジッ子「プロデューサーさんって彼女いるんですか?」
P「!……どうしたんだ突然?」
ドジッ子「あ、いえ、少し気になっただけです。」
P「ん~そっか……」
P(世間的には美希と結婚したのがプロデューサーだったってことはまだ伏せてる状態だからな…知ってるのは俺が信頼してるほんの一部の人達だけだし……どう答えるべきか)
ドジッ子「あの………」
P「いるよ」
ドジッ子「!」
P「とても大切な人がいる、これ以上は言えないけど、凄く大切にしてる人がいるんだ」
ドジッ子「………それって…伝説のトップアイドル星井美希さんですか?」
P「え!?…ど、どうして…」
ドジッ子「え・・・だって電話でよく『美希~♡』って大声で呼んでるじゃないですか」
P「」
ドジっ子「あ、あのプロデューサーさん?」
P「………やられたな。他の人には秘密にしてくれ」
ドジっ子(事務所のみんな知ってると思うけど・・・)
ドジっ子「了解です・・・ほんとに付き合ってるんですね」
P「てか結婚してるんだけど」
ドジッ子「すげぇのぶっこんできたよオイ」
P「あん?」
ドジッ子「え、だって、星井美希さんってまだ17才ですよね!?高校生じゃないですか!?」
P「?・・・女の子は16才から結婚できるんだぞ?知らないのか?」
ドジッ子「それぐらい知ってます!ロリコンじゃないですか!?」
P「ロリコンじゃねぇよぶっ飛ばすぞ」
P「てか着いたぞ駅」
ドジッ子「あ、ホントだ」
P「それじゃ俺愛しのミキティが待ってるから」
ドジッ子「……なんかプロデューサーさん開き直ってませんか?」
P「そんなことはない。美希のことは秘密な」
ドジッ子「はい・・・(みんな知ってるけど)」
ドジッ子「今日はありがとうございました!」
P「いいってことよ、それじゃ気をつけてな」
ドジッ子「はい!それでは!」
P「ふぅ~………さて…待ってろよ美希!すぐ行く!!」
ブロロロロロロ
P「ただいm」
美希「はにぃぃぃいい!!」
P「ぐは!急に飛びつくなよ!危ないだろ?」
美希「だって…ミキ、寂しかったの…」
P「…うん、俺も早く会いたかったよ美希…///」
美希「……ハニー…///」
ピピピピピピピピ
P美希「!!」
美希「……お、お風呂…湧いたみたい///」
P「……だな///」
美希「あの……お風呂…入る?」
P「うん…そうしよっかな……」
美希「……ハニー?」
P「なんだい美希?」
美希「………そぅか?///」
P「え?」
美希「背中……流そうか?///」
P「」
美希「それじゃ先入ってて、ミキ準備してくるから…」
P「あ、ああ……あ、美希」
美希「?…どうしたのハニー?」
P「ちょっとこっちおいで」
美希「?…早くしないとお湯冷めちゃー」
チュッ
P「……『おかえりなさいのチュウ』…だろ?」
美希「~~////」
P「……クス……ただいま美希」
美希「お、おかえりなさいハニー///」
かぽ~ん
P・美希「「あぁぁぁぁぁ・・・生き返る~」」
P・美希「「・・・・・あはは」」
美希「・・・お仕事どうだった?」
P「ん・・まぁ順調かなー。あ、そういえば今日は社長の様子がおかしかったな」
美希「・・・・へ、へぇ~?でも社長はいっつもおかしいの」
P「こらこら」
美希「ミキ先に出るね、お料理温めないと・・・」
P「わかった~」
P・美希「「いただきます」」
P「お・・・千早映ってるぞ」
美希「あ、ほんとだ!最近千早さん毎日テレビ出てるような気がするの」
P「(・・・去年までそのポジションはお前だったんだけどな、美希)」
美希「千早さんはほんと歌上手いなぁ」
P「あぁ・・・そうだな」
美希「・・・?どしたのハニー?」
P「いや、なんでもないよ」
美希「?」
P「(たまに思う・・・俺はほんとによかったのだろうか)」
美希「~♪」
P「(美希からキラキラ光るステージを取り上げてしまった。きっとアイドルを続けていれば美希はまだまだ輝けるはずなんだ・・・)」
P「(美希・・・お前は今、キラキラしてるか?)」
P「今日も美味しかったよ・・・いつもありがとう」
美希「どういたしましてなの・・・ハニーさっきから元気ないね」
P「え?そ、そうか?」
美希「ミキの目はごまかせないの!・・・どうしたの?なにかあった?ミキ・・・ハニーを傷つけるようなことしちゃった?」
P「違う!」
美希「!」
P「あ・・・ごめん、大声出して」
美希「・・・・・・」
P「美希は何も悪くないんだ。ただ・・・」
美希「ただ?」
P「俺・・・情けないな・・って」
美希「・・・・・どうして?」
P「・・時々思うんだ・・・これでよかったのかなって」
美希「・・・」
P「だって美希はまだ17歳で、これからもアイドルとしてどんどん活躍できたはずなんだ・・・キラキラできたはずなんだ・・・だからほんとにこれでよかっ―」
ギュム
P「いてててて・・・ちょほっぺた抓らないで!」
美希「ハニー・・・美希はちょっと怒ってるの」
P「・・・・・」
美希「ハニーはまだまだだって・・・ミキ思うな」
P「・・・美希・・・って、うお」
トサッ
P「(ベッドに押し倒されてしまった)」
美希「ハニーの目には今がどう映ってる?もう輝いてない?キラキラしてない?」
P「・・・・・」
美希「美希ね・・・今幸せだよ?ハニーと毎日一緒にいられて、笑い合って、たまには喧嘩もして、そんな毎日がミキにはキラキラしてるように見える」
P「・・・・・うん、俺も同じだ」
美希「それでね、毎朝ハニーのために朝ごはん作って、ハニーを思いながらお留守番して、そして帰ってきたハニーに甘えちゃうミキは・・・もう輝いてない?キラキラしてない?」
P「・・・してるよ。アイドルの時より、今のほうがずっとずっとキラキラしてる」
美希「・・・うん」
P「そうだよな・・・ごめん俺、大事なこと忘れてた」
美希「?」
P「美希がキラキラできる源は俺だってこと」
美希「ふふ・・・うん、それで正解なの」
P「・・・美希、ありがとな・・・・・愛してる」
美希「うん、ミキもハニーのこと・・・ずっと愛しています」
ひとまずこれで終わりにしようと思います。
少し文体が変わってます。
【散歩】
美希「わぁ綺麗だね~」
季節は4月、俺は今美希と夜の公園を散歩していた。
P「ああ、ちょうど桜が満開でよかった」
美希「でもよくこんな所みつけたね!人も全然いないし、こんだけ広い公園ならお花見に来てる人がいてもおかしくないのに・・・」
P「・・・まあな」
俗にいう『穴場』ってやつだ。
仕事で少し都会から外れた所で見つけた。
P「覚えてるか?」
美希「え?」
「昔TV番組でお花見レポーターとして出演したことあったろ?」
美希「!」
P『さて、無事に仕事は完了だな。事務所に帰るか。』
美希『ええー!夜まで待って公園を一緒にお散歩しようよー!』
P『ダメダメ!そんな遅くまで美希を連れまわすわけにはいかないよ』
美希『じゃあ昼のお散歩でいいから!・・・ちょっとだけ。ね、いいでしょ?ハニー・・・』
P『(う、上目使い・・・くっ)わかったよ。じゃ、少しだけな』
美希「・・・・懐かしいね」
P「はは・・・思い出したか?」
美希「うん・・・え?じゃあもしかして今日ここに連れてきてくれたのって・・・」
P「『夜、桜舞い散る静かな公園をお散歩』だったっけ?」
美希「ハニー・・・覚えててくれたんだね」
美希は少し照れているのだろう。軽く頭を下に向けてそっと息を吐くような声で続けた。
美希「ハニー・・・凄く嬉しいの・・・ありがとう」
美希の笑顔は満開の桜より綺麗だった。
少し経ってから、俺たちは公園にあったベンチに腰を掛けていた。
P「美希・・・さすがに近くないか?」
美希「え?そんなことないと思うけど・・・?」
今の状態は、隣同士でくっついている・・・とか、そんなものではなく
P「・・・膝の上はさすがにないと思うぞ」
美希「ミキ的には全然アリなの!」
P「やれやれ・・・」
美希は俺を背もたれにして鼻歌を歌っている・・・呑気な奴だ。
P「・・・・・」
美希「~♪」
再来月・・・つまり6月に俺達は結婚し、夫婦になる。
ジューンブライド・・・だっけ?これは美希の希望である。
去年のクリスマスにプロポーズをして、今年から同棲を始め今に至る。
P「・・・・」
美希は再来月から『星井美希』ではなくなる。そのことに俺は少し優越感を感じるとともに・・・不安も感じている。
美希「ハニー」
不意に美希が声をかけてきたので内心驚きながらも返事をした。
P「どうした?・・・寒い?」
美希「ハニーに包まれてるからあったかいの!」
P「・・・そっか」
俺は微笑んでそう返した
美希「・・・美希ね・・・不安なの」
P「え?」
美希「ミキね、ハニーと一緒にいられてすっごい幸せなの!・・・でもね、ミキだけ幸せになるのは、や」
P「・・・・・」
美希「ミキはハニーにも幸せになってもらいたいの・・・一緒に幸せになりたい・・・でもミキはハニーみたいに優しくないの」
P「そんなこと・・」
美希「わがままで、さみしがり屋で、常識知らずで、独占欲も強いし・・・今までハニーにたくさん迷惑かけてきた」
美希は続ける
美希「だから不安なの・・・こんなミキが、ハニーを幸せにできるのかって」
P「!」
美希「・・・不安なの」
P「・・・・・」
美希「・・・・・」
P「・・・・・はは」
美希「え?」
P「あはははははは!」
美希「え、ええ?ど、どうしたのハニー?」
そっか
そうなんだ・・・俺たちは同じことを考えていたんだな。
美希「は、ハニー?どうしようハニーが壊れたの!」
美希はベンチから立ってからそのまま俺のほうを向いて何やら失礼なことを言っている。
P「美希!!」
美希「は、はいなの!」
美希が俺と同じことを考えて、悩んでいる。そのことがどこか嬉しくて、なぜかホッとしてしまって・・・不思議と勇気が出た。
P「渡したいものがあるんだ」
そう言って俺は立ち上がりポケットから手乗りサイズの箱を取り出した。
美希「・・・これ」
さすがに女の子だ・・・中身は想像できるのだろう。
P「・・・開けてごらん」
美希「・・・うん」
美希はゆっくりと箱を開けた。
美希「・・・綺麗」
中には指輪が入っている。美希の瞳の色に合わせて少しエメラルド輝くそれを俺はそっと手に持った。
P「クリスマスの時はドタバタしてて渡せなかったからさ・・・ちょっと遅くなった」
美希「・・・・・」
P「・・・美希」
美希「・・・はい」
P「結婚してください」
美希「・・・・・はい」
美希は微笑みながら、涙を流した。
美希「本当にハニーは不意打ちなの!ていうかプロポーズ二回目なの!」
しばらく経ち、現在は二人ともベンチに座っている。
美希の薬指には先ほどの指輪がはまっている・・・もちろん左手だ。
美希「これじゃ結婚記念日が2つになっちゃうの!」
P「結婚記念日はプロポーズした日ではないぞ?」
美希「え、そうなの?・・・で、でも、とにかく2回もプロポーズするなんて、卑怯なの!」
P「・・・だってクリスマスの時はムードもプレゼントも無かったからさ・・・俺としてはもっとかっこよく決めたかったんだよ」
美希「・・・ハニーはいつでもかっこいいの」
P「・・なんか言ったか?」
美希「な、なんでもないの!」
ま、聞こえてるんだけどさ。
美希「と、とにかくミキはハニーが2回プロポーズした――」
P「美希」
美希「な、なんなのなの」
P「俺が2回プロポーズしたのは・・・それだけ美希のことが好きってことだ。」
美希「ふえ!?」
美希は基本不意打ちに弱いのだ。
P「美希のことが好きすぎて抑えられなかったんだ・・・ごめんな」
美希「・・・そ、そういうことならしょうがないの!まったくハニーったら・・・えへへ」
P「・・・・・」
星井美希は案外ちょろいと思った
しばらく経ってから俺たちは散歩を再開した
美希「~♪」
美希はどうやらご機嫌のようで鼻歌を歌いながら歩いている。
手をつないでいるから指輪をはめていることが感覚で分かり、そのことが少しだけくすぐったい。
P「・・・美希」
美希「なあに?」
P「俺は君といられて世界一幸せだよ」
美希「!」
P「だから・・・不安なんて感じなくていい。そして、その指輪に君を幸せにすることを誓うよ」
美希「ハニー・・・美希も誓うね」
P「え?」
美希「美希は世界一幸せになる・・・そしてハニーのことも世界一幸せにする・・・ハニーからもらったこの指輪に誓います」
P「・・・美希」
美希「ハニー・・・ミキにも誓って?」
P「!」
美希「誓いのキス・・・してほしいの」
P「・・・ああ。美希・・・愛してる」
美希「ミキもハニーのこと・・・愛してる」
二人を祝福するように・・・そっと桜の花びらが彼等を包んだ
【散歩】終わりです。
【保健体育】
P「おつかれ美希。はい、キャラメルマキアートだ」
美希「ありがとなの~。うぅ・・・意外と中学の時の英語難しいの・・・」
P「少し休憩すれば?」
美希「うん・・・そうするの・・・ハニーはなにしてたの?」
P「ん?美希の横顔見てた」
美希「・・・なっ、なにいってるの!もう!ばかぁ///」
P「はは・・・それにしてもどうしたんだいきなり勉強だなんて?」
美希「えっとね・・・しょ、将来のことなんだけどね・・・」
P「うん?将来?」
美希「う、うん・・・将来、子供が産まれたら勉強教えてあげたいなって////」
P「気が早えーよ」
美希「ツッコミが少し冷たいの!」
P「しかし勉強ね・・・美希は何が得意だったんだ?」
美希「う~ん・・理系科目のほうが点数は良かったかな?」
P「へぇ・・・なんか以外だな。まぁ確かに国語は苦手だもんな」
美希「ハニー・・・馬鹿にしてる?」
P「美希さま、とりあえずその振り上げたシャーペンを下して。危ないから主に俺の命が」
美希「む~・・・たしかに国語と社会は苦手だったけど、別に覚醒してからは赤点とか取ってないもん!」
P「自分で覚醒いうな」
美希「数学とか理科はほら、公式さえ覚えとけばなんとかなるから美希は特に難しいって感じたことはないの!・・・でも友達はよく数学わかんね~って言ってたなぁ」
P(・・・やっぱりこの子天才だよなぁ・・・)
美希「でも暗記とかはどうも苦手で・・・国語も文章読んでるうちにそのまま感情移入しちゃって問題解くどころじゃなくなっちゃって・・・」
P「・・・なんというか美希らしいな」
美希「・・・あ、でも昔と違ってハニーのおかげで得意科目になった科目があるの!」
P「・・・俺のおかげ?」
美希「うん!保健体育☆」
P「ぶぅぅ!!」
美希「きゃっ、ハニーお茶こぼして汚いの!もう!」
P「わ、わりぃ・・・じゃ、なくて!何言ってんの!?////」
美希「え、急にどうしたのハニー?」
P「だ、だっておまえ・・・////」
美希「美希はただ『保健体育』が得意になったって言っただけなのに・・・どうしてそんなに動揺してるの?」
P(こ・・・こいつ)
美希「でも美希もまだまだって思うから・・・ハニーにいろいろ教えてほしいなぁ////」
P「・・・ゴクッ////」
美希「ねぇハニー?赤ちゃんってどこからくるの?」
P「・・・コウノトリが運んでくるんじゃないか?」
美希「ハニー・・・ウソは、め♡」
P(か、かわええ)
美希「・・・どこからくるの?」
P「そんなこと、言えないよ///」
美希「照れることないのに・・・ここには美希しかいないよ?」
P「・・・わかってて聞いてるんだろ?」
美希「そんなわけないよ。だってミキ、まだ17歳だもん♪」
P「・・・17歳なら知ってて当然だと」
美希「うるさいの☆」
P「・・・・・」
美希「じゃあ質問を変えるね?・・・なにをしたら赤ちゃんはできるの?教えてほしいな♪」
P「・・・・・キスだったかな?――」
ちゅ
P「――っ・・・・・////」
美希「・・・・・赤ちゃん・・・できないね?////」
P「~~っ////」
美希「・・・ウソつきさんにはお仕置きが必要なの」
P「え」
ドサッ
P「・・・なにするんだ」
美希「・・・押し倒したの。ウソつきさんは、ダメなの」
P「・・・勉強・・・途中だろ?」
美希「うん・・・だからね、勉強・・・しよ?・・・ふたりで////」
P「・・・仕方ないな・・・言っておくが、俺の授業は・・・補修が長くなるぞ?」
美希「ふふ・・・いっぱい教えて・・・先生――」
P「・・・この不良め―――」
【保健体育】終
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