ランサー「いいのか?」
綺礼「構わんよ。但し、刺し穿つ死棘の槍だけで戦闘を行う事。いいな?」
ランサー「ハッ、構わねえぜ。それだけありゃ十分だ!」
綺礼「では行ってくるがいい。魔力が足りなくなれば幾らでも魔力は回してやる」
ランサー「助かるぜ。そんじゃま、行ってくるぜ」タッタッタッ
綺礼「令呪を三度重ねて命じる。全てのサーヴァントと戦えランサー」キュピン
綺礼「さて…一度でも勝てるのか楽しみだな。既に他のサーヴァント達には話を付けてある」
綺礼「そういえば過去と別世界からの来客者があったな。そっちの方にも話を通しておくとするか」
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ランサー「さてよ……セイバーは前に戦ったしな、後でいいか。先ずは嬢ちゃんのとこにでもいくとしますかぁ!」
―遠坂邸―
ランサー「アーチャーいるかー?」ピンポーンピンポーン
ガチャ
アーチャー「おや、来たかね。ここではなんだ。広い所へ場所を移すとしよう」
ランサー「ああ、構わねえぜ」
―大橋―
アーチャー「ふむ、ここならば幾らでも下がれるな……」ブツブツ
ランサー「おい。さっさと始めるぞ?」
アーチャー「む。ああ構わんよ」
ランサー「よっしゃそんじゃあ、早速決めさせてもらうとするぜ……ゲイ──」ダッ
アーチャー「おっと」バックステップ
ランサー「ボル……っておい!」スカッ
アーチャー「何かな?」
ランサー「チッ……まあいいさ。改めて──ゲイ」ダッダッダッダッ
アーチャー「おっとっと」バクステバクステバクステバクステ
ランサー「うがあああ!!!!」
アーチャー「おや、髪を掻き毟るとは隙が多いな。鶴翼二連!」ブンッ
ランサー「あ? ……ぐああ!?」バタン
アーチャー「ふ、他愛無い」
―間桐邸―
ランサー「ってえな……戦闘続行無かったらもう動けて無かったっての」
ランサー「さて、次のターゲットはライダーだ。というわけで間桐邸へとやっと来た」
ランサー「早速呼び出す」ピンポーン
ガチャ
ライダー「……来ましたか。場所を変えましょう」
ランサー「ああ、構わねえぜ」
―センタービル屋上―
ランサー「んじゃ始めますかぁ!!」
ライダー「ええ、そうですね」バサッバサッ
ランサー「……おい、その乗ってるのなんだ?」
ライダー「これですか?」
天馬<ヒヒィィィィィン
ライダー「ペットです」
ランサー(チッ……不味いな。ここは飛ばれる前に殺るしか、)
ライダー「ハァ!」バサッ
ランサー「しまったぁ!?」
ライダー「一気に決めさせて貰いましょうか。騎英の──」
ランサー「不味い……逃げるぞ!」タッタッt
ライダー「──手綱!!!」ビューン
ランサー「ぎゃあああ!!??」
―柳洞寺の階段―
ランサー(いやあ……ギリギリで屋上から飛び降りなきゃ死んでたな。てかあのビル大丈夫かよ)
ランサー「さて、というわけで続いてはキャスターに挑むべく柳洞寺へやって来たわけだが」
アサシン「すまぬが。ここを通りたくば先に、私と戦ってもらおう」
ランサー「ああ、構わねえぜ」
ランサー「んじゃ、いきますか! ゲイ──」
アサシン「むむ!」
ランサー「──ボルク!」グサッ
アサシン「ぐああ……!?」
ランサー「おっしゃ! やったか!?」
アサシン「……実は私、幸運Aもあるのだよ。槍は少し逸れた!」
ランサー「な……に? 嘘だろ。本編じゃあんな扱いだったお前が……?」
アサシン「では次は私の番だな。足場よし……ゆくぞ? 秘剣──燕返し!」ズバズバズバ
ランサー「ぐあああああ!!??」
アサシン「ではゆけ。事前にアトゴウラを形成していたのは確認している」
ランサー「ぐう……気付いてたのかよ。でもいいのか? お前門番だろ」
アサシン「ふ……今日だけ貴様限定で通す事を許可されているのだ」
アサシン「神父の愉悦に付き合うとかなんとか……っと、これは禁則事項であったな。いやいや、またあの女狐に怒られてしまう」
ランサー「綺礼か……? アイツ何を企んで……まあいいな。んじゃ、行かせてもらうぜ」
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