調布～調布～

男「着いた着いた」

ザー！ザー！ザー！

男「うわ！雨すごいな！」

JC「うわ……すごい雨……傘忘れちゃったよぉ……」

男「……コンビニで傘買うかしかないかー」

JC「うぅ……今日のコートはお気に入りなのに……濡らしたくないよぉ……」

男「ほい、傘」

JC「……え？え？え？」

男「俺は向こうのコンビニで買ってくるから」

JC「え？え？で、でも……」

男「ビニール傘だから捨てっちゃっていいからな～」

ザー！ザー！ザー！

男「うひゃー雨強えー」タッタッタッ……

JC「……行っちゃった」

男「髪がボタンに絡まって……」JK「あらら」

男「す、すみません！」

JK「焦らなくても大丈夫よー」

男「すぐに外しますから！」

男「おりゃ」スポッ

JK「あっ……」

店員B「お会計500円になります！」

俺「千円からでお願いします」

店員B「はい！千円から、お預かりいたします！
500円、お返しいたします！」

俺「ほいほい。….…ん？」

店員「お客様……申し訳ございませんが」

JS「ど、どうしよう……」

店員「500円足りないようですので……」

JS「……で、でも、あの……これがないと、その……うぅぅ（泣）」

店員「……まいったなぁ」

JS「……ヒック……ヒック……どうし、よぉ……」

チョンチョン

JS「ふぇぇ……？」

俺「500円玉、床に落ちてたよ？」

JS「えっ！！ほんとですか！？」

俺「うん。はい、どうぞ」

JS「あ……ありがとうございます！！」

俺「ほいほい」

しまった。俺くんのままやった……。おやすみ

俺君・・・・

JK「髪がボタンに絡まって……」男「あらら」

JK「す、すみません！」

男「焦らなくても大丈夫よー」

JK「すぐに外しますから！」

男「……もしかしてキミここで降りるの？」

JK「は、はい！急いで外すのでちょっとだけ……」

男「おりゃ」ボタンブチッ

JK「あっ！私の髪が！」

男「君は……受験生だよね。俺のことはいいから急ぎなさい」

JK「こいつやべぇ」タッタッタッタ

そもそも「傘買うしかないかー」って言ってんのに傘持ってんの？

>>22
俺くんの中ではすでにJSに傘を渡すこと前提で発言してるんだよ

JK「朝電車でさー、キモイやつがあたしの髪の毛にボタン絡めてやがんのｗｗｗ新手の痴漢じゃないかと思ったｗ」

JC「え、この傘？変なおじさんがくれたんだけど、そのおじさんそのまま走っていったんだよね・・・かっこつけたかったのかなｗ」

JS「ふぇぇ・・・いいカモだよぉ・・・」

JK「髪がボタンに絡まって……」男「死ねカス何やってんだ」

JK「す、すみません！」

男「謝らなくていいから早くしろよまじで使えねえなお前」

JK「すぐに外しますから！」

男「俺は後退のネジを外しているんだぶっ飛ばされたいのか」

JK「は、はい！急いで外すのでちょっとだけ……」

男「破ァ！」

JK「ぶべえ！！」

男「君は……受験生だよね。俺のことはいいから逝きなさい」

JK「」∈∋

jk「今日マジ試験ダルかったんだけどww途中で変なおっさんの服に髪絡まるしww彼君慰めて？(はーと」
彼氏「よしよし」
jk「幸せ///」

jc「(re:同級生君へ 今日雨すごかったねー>< 私傘無かったからいっぱい濡れちゃった・・・ 私って忘れっぽくて嫌になるー><)・・・送信っ」
同級生「(re: じゃあ今度忘れたら俺の傘入れてやるよ)」
jc「全部吹き飛んじゃった///」

js「ただいまーー！」
親「おかえり！遅かったわね～ちゃんと買えたの？」
js「うん！買えたよー！最後の一つだったの！バレンタインチョコ♪」
親「よかったわね～♪幼馴染君喜んでくれるといいわねえ～」
js「うん！えへへ///」

実際はこんな感じ