ライ「果たして、わかるのだろうか」 (30)
ライ「僕が誰だかわかるだろうか、この名前表記だけで」
C.C「突然どうした」
ライ「あ、君の名前表記だけで多分何人かの人はわかったね」
C.C「おいおい、書類仕事のしすぎか?なぜお前はそうポンポン仕事を背負いこむんだ」
ライ「玉城は飲みに行ってしまった。この書類は今日中に片付けないとまずい。いや、そうじゃないんだよ」
C.C「ではなんだ」
ライ「C.C、メッタメタな話をするよ。ぶっちゃけた話、僕ってゲームしか出てないから知名度低いよね」
C.C「本編に比べればな。しかし、まだだいぶマシな方だぞ、あまり嫌われてないし」
ライ「シナリオライターに感謝だね」
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ライ「でもね、最近思うんだ。もっと活躍したいって」
C.C「お前にしては珍しい欲求だな。しかし、いいのか?」
ライ「なにが」
C.C「お前のそのチート性能は活用しすぎるとすぐに嫌われ者になるぞ、メアリー・スーとかそんなんで」
ライ「でも寂しいんだよ。いつまでたってもロスカラ2はでないしさ。僕だってラウンズと絡みたいよ。ノネットさんだけじゃないか絡みがあるの。しかもそのノネットさんはアニメにほぼ出番なしだし」
C.C「まぁ、確かにな……」
ライ「なんでロスカラ2でないの?みんな大好きライアニャも間違いなく追加されるのに」
C.C「お前本当にどうした?」
ライ「もうダメだ、我慢できない。僕はこんなプレイステーションのUMDに収まってる器じゃないんだ」キィィィン
C.C「なにをする気だ」
ライ「ライが命じる!>>5!活躍するにはどうすればいいか答えろ!!」
2出すようにゼロに頼む
この手のゲームの主人公で高スペックなのに叩かれないってすごいよな
ライ「困った時のゼロ様。ゼロにたのもう」
C.C「童貞坊やにか?無理だろう」
ライ「おだてればなんとかなるよ。ゼロだし」
C.C「わからんでもないな……あいつだしな」
ライ「というわけで、ロスカラ2を開発してくれ」
ゼロ「無理だろ、奇跡でもおきないと。無印が発売して何年経ったと思っている」
ライ「お願いだよ!このままじゃ僕は時代の闇に葬られてしまう!君たちは未だにSSスレ立つのに僕のなんてほとんどないだろう!」
ゼロ「そんなこと言われてもな……そもそも、コードギアスはもはやオワコンに近いだろう。そんか無理をいうより、まずは目の前の書類を終わらせろ」
ライ「終わらせたよ、玉城に押し付けられたの以外」
ゼロ「相変わらず早いな、そして玉城ェ……」
ライ「頼むよ!君は不可能を可能にする男でしょ!!奇跡のゼロでしょ!!」
藤堂「呼んだかね?」ガチャ
C.C「カエレ」
藤堂「ショボーン」バタン
ゼロ「しかし、特区が忙しくてそんな余裕が」
ライ「うまくいけば、ゼロレクイエムで代わりに僕が死んで、君はナナリーと末長く幸せに過ごせるエンディングが追加されるかもしれない」
ゼロ「よし!作るぞ!」
C.C「ゼロェ……」
ゼロ「できたぞライ!!コードギアス反逆のルルーシュLOSTCOLORS.R2だ!」
ライ「ほんとうかゼロ!!」
ゼロ「あぁ!ギアス編黒の騎士団編ブリタニア軍人編の三つのメインをベースに、さらにそこからそれぞれ三本のルートに分岐、そしてほぼすべてのキャラのエンディングを網羅した!完璧だ!!」
ライ「ありがとう!早速プレイしてくるよ!」
ゼロ「くれぐれも暗いところでプレイするんじゃないぞー」
C.C「何だこの茶番は」
翌日
ライ「」ツカツカツカ
ゼロ「お、どうだった?面白かっただろう」
ライ「はじけろ!!もやし!!」ガッ
ゼロ「玄武っ!?」ゴシャ
ライ「なんだあれ!?エンディング総数のうち三分の一がナナリーエンドじゃないか!!」
ゼロ「何だ!文句あるのか!!」
ライ「それだけならいい!ナナリーエンド全てで僕が死ぬのはどういうことだ!!他のエンドも含めると約半数は僕が死んでるじゃないか!!」
ゼロ「ナナリーは俺のものだ!俺だけのものだ!!あとお前はなぜか死ぬイメージが強い!」
ライ「うるさい!風に吹かれたらおっぽれそうな体したやつに言われたくないわ!!」
C.C「ルルーシュ、ゲームというのは万人がプレイするものだぞ。お前がプレイするのに特化した出来にしてどうする」
ゼロ「ルルーシュっていうな。仕方ないだろ、ナナリー可愛いんだし」
C.C「仕方が無い、私が作ってやろう」
ゼロ「ふん、貴様にゲームが作れるものか」
C.C「まぁ暇つぶしにはちょうどいいだろう」スタスタ
ライ「頼んだぞC.C」
ライ「このロスカラ2すごいよぉぉぉぉ!!さすが魔女のお姉さん!!」カチカチ
C.C「むぁみ、おみゃえぎゃまんじょくなりゃわらひもふれひーほ」モグモグ
ルルーシュ「何を食ってるんだ」
C.C「むぐ、ごっくん。ピザだ。ライは気前の良い男だ。これから数ヶ月は好きな時に買ってくれるらしい」
ライ「なんたってゼロが休みくれなくてお金使う暇ないからな。黒の騎士団マジブラック」
ルルーシュ「仕方ないだろ、書類仕事しっかりやるの俺とお前くらいしかいないんだから」
ライ「扇さんは最近イチャイチャしてるばっかだしね。扇しね」
ルルーシュ「本当な、扇しね」
ライ「お、C.Cルートはいった。うーん、現実のC.Cの方が可愛いな」カチカチ
C.C「む、そこはまたあとで調整しておく。まだ試作品だからな」
ライ「わかった」
ゼロ(何でさりげなく口説いてんだ)
翌日
ライ「大変なことに気がついてしまった」
ゼロ「今度はなんだ」
ライ「僕がこのSSの中でいくらロスカラ2を楽しもうとやっぱり僕のメディア露出は少ないじゃないか」
C.C「なんだ、難癖つけてピザ買うの辞めるつもりか」
ライ「いや、ゲームは面白いしピザは買うよ」
C.C「ならいいのだ♪」
ゼロ「で、次はどうするつもりだ」
ライ「新しい手段をとる。成功は失敗の上に積み重なる。失敗を僕は恐れない」
ゼロ「いやそれはいいが仕事」
ライ「ライが命じる!!>>23!!次はどうする?」
ディートハルトに相談だ
ライ「ディートハルト、少しいいか」
D「ん?おお、双璧の。あなたが私に用事とは珍しい」
ライ「すこし、その、あまり聞かれたくない相談があるんだ。ディートハルトを見込んでのお願いだ」
D「ほぉ!そこまで頼られては断るわけにはいきませんな!」
D「メディア露出!なるほどなるほど、確かにそれは私向きですな」
ライ「ああ、僕の出番を増やすにはどうしたらいいだろうか」
D「んー、この世界ならともかく、まぁ、その、俗にいう、あれですね、三次元の世界の話ですよね?」
ライ「まあね」
D「バンナムとアニメ会社次第だ、としか……」
ライ「だよねぇ……」
D「あとはSS増やして活性化とか……」
ライ「ところでさっきから聞きたかったんだけどさ」
D「はい?」
ライ「なんでそんか変な被り物かぶってんの?」
D「このDヘッドですか?キャラが立つかと思って」
ライ「そうか、僕もキャラ立ちとか考えなきゃいけないな……」
ライ「いや、でもその頭はないよ」
D「これで私もディレクター!」
ライ「せめてPヘッドにしなよ」
ライ「全く、同じバンナムだからってそれはないよ」ブツブツ
ライ「でもキャラか、あまり考えてなかった。僕顔グラないもんな、あるにはあるけど攻略本のオマケだけだし」
ライ「よし、キャラを立たせるために特徴をつけてみるかな!」
ラクシャータ「やめといた方がいいわよぉ」
ライ「え?」
ラクシャータ「あんた以上に特徴の多いキャラはないっていってんの」
ライ「でも、参考に読んだジョジョの奇妙な冒険と比べると」
ラクシャータ「あれは特徴しかないでしょ」
ライ「でもでも!僕は目立ちたいんだ!」
ラクシャータ「強情だねぇ……んじゃ、>>28とかしてみたら?」
カレンとデート
ライ「デート?」
ラクシャータ「そうそう。ライカレってカップリングの地盤定着にもいいし、最近仕事しっぱなしでしょ?少しはリラックスしてきなさいな」
ライ「確かに……精神にゆとりが生まれれば新しい考えも浮かぶかもしれないし」
ライ「じゃあ早速カレンを誘うかな」prrrr
ライ「でない」
ラクシャータ「あー、あの子夜寝るの早いから」
ライ「なら明日にするかな……」
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