前作
みく・李衣菜「本当の戦いは!」 ウルトラマンゼロ「ここからだ!」
みく・李衣菜「本当の戦いは!」 ウルトラマンゼロ「ここからだ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445241440/l50#header)
の続編となります。
一応のあらすじ
ババルウ星人バリアンを追ってアイマス次元の地球に訪れたウルトラマンゼロ。
バリアンの正体がウルトラキーを盗んだ、初代ババルウの息子であることが判明。
更に彼が復活させようとしている『闇の王』がゼロも知っていて、知らない存在だと囁く。
ギンガ、ビクトリーの力も借りて、シンデレラガールズの地球の平和を守るウルトラマンゼロ!
最終決戦は、近づいていた。
ウルトラマンを知らない方への紹介
ウルトラマンゼロ
M78星雲「光の国」から来た、若きウルトラマン。ウルトラセブンの息子で、レオ・アストラ兄弟を師事する。
ただでさえ強力な戦士なのだが、伝説のアイテムウルティメイトイージスにより『三分ルール』に縛られず、
ダイナとコスモスから力を授かりフォームチェンジが可能と、「光の国」最強のウルトラマンと呼んでも過言ではない能力を持つ。
このスレにおいては、中の人効果でダンスと歌が上手。
主に最初に融合した卯月、性格的に合う蘭子と融合していることが多い。
ウルティメイトフォースゼロ
ウルトラマンゼロが別の宇宙で出会った、正義の心を持つ戦士達。ゼロをリーダーとした、新たなる宇宙警備隊。
だが、実際の所は組織活動してないっぽいので、宇宙警備隊の特別部隊な感じになっている。
熱い炎の戦士、グレンファイヤー。鏡の騎士、ミラーナイト。
心を持つロボット戦士、鋼鉄の兄弟、ジャンボットとジャンナインによって構成される。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446390365
来たか、待ってた
346プロ
ウルトラマンゼロ(in蘭子)「合宿?」
武内P「はい、アイドルフェスに向けての合宿です」
島村卯月「合宿ですか~! なんだか、ワクワクしますね!」
本田未央「うん! 場所はどこなの?」
渋谷凛「アイドルがする合宿だから、割と人目につかないようなところ?」
神崎蘭子「う、海と山、どっちですか?」
千川ちひろ「海ですよ」
アナスタシア「モーリェ、海ですか」
新田美波「けど、泳ぐ時間はなさそうね」
武内P「……そうなります」
ゼロ(ん? なんか、武内の様子がおかしいような)
赤城みりあ「そっか~……残念だね」
城ヶ崎莉嘉「けど、今度ゼロくんに連れてってもらえばいいんだよ! ね?」
ジャンナイン(SDサイズ)「ゼロに言わなくても、僕が連れて行こう」
諸星きらり「ナインちゃんは~、きらりと同じでちょ~っと! 身体が大きいから、難しいかなぁ~」
ジャンナイン「そうか……」
武内P(何故、そんな悲しそうな顔を……?)
ちひろ(多分、ゼロさんのようにみんなの役に立ちたいんじゃ?)
※このスレでは、ジャンナインは人形サイズの小型ボディを使い活動をしている。
>>2
ご視聴、あざっす!! ていうか、早いですよ!!
前川みく「それより、ナインにゃんは海風に当てられて錆びたりないにゃ?」
ジャンナイン「もちろんだ。僕はジャンボットを基に多くの星の技術で作られた、スーパーロボットだからな」
多田李衣菜「おぉ~、頼もしい~。スパロボとか出ちゃう?」
ジャンナイン「そのうち、出たい」
武内P「出たいんですか……」
緒方智絵里「みんなで海……。合宿だけど、旅行みたい、ですね」 ニコ
三村かな子「うんっ! お菓子、いっぱい用意しなきゃ!」
双葉杏「移動も面倒臭いな~。ゼロ、テレポートで連れてってよ」
ゼロ「さてと、ガッツ星人さんに言ってヤメタランスの香水を大量に用意しておくか」
杏「ごめんなさい。勘弁してください。アレ、本当に反動でめっちゃ疲れるんで」
卯月「杏ちゃんが敬語になった……」
美波「ま、まぁ、身体にいいか悪いかで言われたら、よくなさそうよね」
武内P「……あの、ゼロさん」
ゼロ「どうしたんだ?」
武内P「……実は、今回の合宿、予算が非常にカツカツでして」
ゼロ「マジ?」
武内P「……はい」
ゼロ「俺から見ても仕事は順調に見えるぞ。駆け出しアイドルでも、予算はもっと出るものじゃ」
武内P「仰る通り、仕事は順調です。順調すぎたからこそ、今回のフェスの参加が急きょ決まったので」
ちひろ「そのせいで他のプロジェクトより参加が遅れて、予算とられちゃってまして……」
美波「できれば、聞きたくなかった話ですね……」
アーニャ「ダー。ビンボー、合宿、です」
ゼロ「地球の金銭感覚はよくわからないから、俺でもわかるように例えてくれるか?」
武内P「合宿にトレーナーを呼べず、自主練合宿になります」
ちひろ「当然、遊ぶ時間はありません!」
ゼロ「うそ~ん……」
卯月・未央「あ、遊ぶ時間がない……?」
凛「そこで、絶望した顔をしないでよ……。合宿なんだから」
武内P「衣装などの資金はなんとか確保したのですが、フェスに参加するまでの予算が……」
ちひろ「ウルトラマンの力をこんな事に頼るのは本当に申し訳ないのですが……」
武内P「みなさんの合宿を少しでもより実りあるものにできるよう、その、ご協力いただければ……(涙目)」
美波「うわ、プロデューサーさんが泣きそうな顔をしてる」
蘭子「と、友よ、情けない顔をしては……。うぅ~、ひ、光の戦士よ」
ゼロ「はぁ……全く、しょうがねぇな! 男がそこまで頼み込んでるんだ! そこまで言われたら」
???『協力するしかねぇな!』
ピカーン!
ミラーナイト「みなさん、ご無沙汰してます」
ジャンボット(SDサイズ)「変わりないようだな」
グレンファイヤー「よっと! ようやく参上、炎の戦士グレンファイヤー様だ! ちびっ子ども、元気してたか?」
ゼロ「お前ら! エメラナの方は大丈夫だったか?」
ミラーナイト「勿論、無事に送り届けましたよ。姫様は慰安ライブのご準備中ですよ」
きらり「エメラナちゃん……!」
莉嘉「ホントにお姫様アイドルやっちゃうんだね!」
みりあ「私達も行きたいね!」
ジャンナイン「機会があれば連れて」 ハッ
ミラーナイト「……」 フルフル
蘭子(……別れの時は、近いんですね)
卯月(もしかしたら、これが最後の思い出作りなのかもしれませんね……)
みく「……いや~、ウルティメイトフォースが勢ぞろいなのにゃ!」
李衣菜「だね! みんながきちんと集合してポーズとか決めたら、格好良さそうだね!」
グレンファイヤー「当ったり前よ! なんだったら、今から巨大化して」
ミラーナイト「グレン。冗談でもダメですよ」
グレンファイヤー「わかってるよ。冗談だっての」
ミラーナイト「あなたは本当にやりかねないんですよ」
グレンファイヤー「何を~」
ジャンボット「武内、以前は姫様が世話になった。今度は私達が協力しよう」
グレンファイヤー「そうだぜ! 嬢ちゃん達が泊まるのも焼き鳥の中を使えばいいだろ!」
ミラーナイト「姫様からは、卯月さん達の為ならば何でも協力するように言われていますので」
武内P「あ、ありがとうございます。ですが、既に民宿は予約を入れているので」
ちひろ「移動費だけならいざ知らず、民宿の領収書がないと会社に報告できませんからね」
ゼロ「おっ、そうだ。なら、早めに行って一日か二日はジャンボットやジャンナインの中で泊まって」
ジャンナイン「なるほど。リラックスした状態で、合宿に望むわけか」
未央「な、なんか物凄いことになりそう」
卯月「ジャンボットさんの中にはお邪魔したことありますけど、泊まるのは初めてですね~!」
ジャンボット「本来なら姫様の部屋を使わせるのは抵抗があるが、姫の友人達を無碍にはできまい」
ミラーナイト「許可も出てますからね」
ゼロ「ようし! なら、俺達がみんなを連れてって」
ジャンボット「私の体内で宿泊」
ゼロ「合宿中の講師は、俺に任せな! トレーナーに踊ってもらった教材DVDくらいはあるだろ?」
武内P「はい、それは勿論。用意いたしますです。はい」
ゼロ(武内、こんな口調だっけ?)
ちひろ(言えない。それすらなかったなんて)
ジャンナイン(二人の脈拍が一定じゃない。相当な予算的危機だったようだな)
ミラーナイト「私もダンスに関しては少々、意見も言えると思います」
美波「ミラーナイトさんはエスメラルダ王族と繋がりがあるから、その手のことに嗜みがあるんですね」
ジャンナイン「僕と兄さんも、元となる映像があるならばアドバイスできる」
グレンファイヤー「やべ、俺だけなんもねぇ」
みりあ「グレンファイヤーさんは私と一緒に遊ぼうよ!」
グレンファイヤー「ちびっ子のお守かよ~。ま、しゃーねぇ! 超、遊んでやるよ!」
莉嘉「カブト虫とりに行こうよ!」
グレンファイヤー「え、地球の女の子ってカブト虫好きなの?」
智絵里「凄い賑やかになりましたね……」
かな子「これで怖いものなしだね!」
ゼロ(……バリアンとの決戦も近い。奴がみんなを狙っている以上、都心を離れるのは丁度いいかもしれないな)
蘭子(心配、してませんよ)
ゼロ(うぉっ! ……蘭子、お前まで人の思考に割り込みを)
蘭子(ゼロさんが意外と真面目なのがいけないんです~) プー
ゼロ(意外と真面目って)
蘭子(いつもみたいに、ガンガンいっちゃえばいいんです。みんな、信じてますから)
ゼロ(……ありがとな)
蘭子(私も……無力な人間かも知れませんけど、私にできることは、できる限り、協力しますから)
ゼロ(前にも言っただろう? 力が強いだけが、強さじゃない。蘭子はもう、強さを持っている)
ゼロ「武内を助けようとしたこと、いつも俺に気を使ってくれること、みくと李衣菜を記者から助けた事。全部、蘭子の強さだ」
ゼロ「蘭子は最初から持っていたんだ。正しき、心を。誰かを助けたい、そう思う心こそが、本当の強さだ」
蘭子「ゼロさん……///」
みく「ゼロにゃん、ゼロにゃん」
ゼロ「ん? どうした?」
李衣菜「声に出てるよ」
ゼロ「……マジ?」
みく「マジにゃ」
未央「なるほど~。そうやって、ゼロはらんらんを口説いてたのか~」
ゼロ「口説くって……」
蘭子「……///」
ゼロ「俺に惚れると、火傷するぜ? なんて言ってやりたいところだが、蘭子みたいな可愛い子に好かれるなら悪くないな」
蘭子「……っ!」 パァ
みりあ「え~! 私だってゼロさんのこと、好きだよ?」
きらり「きらりも~、ゼロちゃんのこと大好きだにぃ☆ きゃ、恥ずかしぃ~☆」
ゼロ「はは、サンキューな。俺もみりあときらりのことが、みんなのことが大好きだぜ!」
未央(やっぱそこに落ち着くか~。この合宿中に、そこらへんハッキリさせる必要があるね!) キュピーン
グレンファイヤー「ゼロちゃんばっかいいなぁ~。俺も女の子とイチャイチャしたいな~」
未央「ま~、グレンとゼロどっちがモテるかって言ったら、ゼロだよね~」
グレンファイヤー「そこで追い撃ち~? 普通、ちゃんみおが俺を優しく慰めてくれるとこじゃないの~!?」
未央「ふっ、地球人はモテない男には厳しいのだよ!」
グレンファイヤー「厳しすぎ~!」
武内P「では、ウルティメイトフォースゼロの方は日程を組むにあたってお話が」
ゼロ「わかった。蘭子、分離するぜ。ついでに、社内だからな。姿も借りるぜ」
蘭子「わかりました」
蘭子(ゼロ)「よしっ! ま、今回はみんな大船に乗ったつもりで安心してくれよな!」
未央「相変わらず、ゼロ口調のらんらんは違和感あり過ぎ」
卯月「むしろ、違和感のない人なんているんでしょうか」
みく「たくみチャンとか?」
李衣菜「あ~、そうだね。まだ違和感ないかもね」
ガチャ
美嘉「やっほ~★ 聞いたよ? 一緒のフェスに出るんだってね~」
日野茜「こんにちはっ!!」
高森藍子「美嘉ちゃんについてきちゃいました。せっかくなので、挨拶を……」
蘭子(ゼロ)「あっ」
美嘉「あ……ヤバッ」
茜「蘭子ちゃんが二人います!!???????」
藍子「そちらの方は、この間町を守って戦ってくれていた……」
ジャンボット「迂闊だったな」
茜「おもちゃが喋りましたっ!!!!」
藍子「このロボットさんも、この間戦ってくれた……」
ジャンナイン「有機生命体は抹殺する」
藍子「ひっ!?」
美波「なんでそこでビートスターごっこするんですか!?」
蘭子(ゼロ)「バレちゃしょうがねぇな。久しぶりだな! 俺は、ウルトラマンゼロだ」
茜「ウルトラマンゼロ!? あのオケツ星人から助けてくれた、ゼロですねっ!!!」
美嘉「バド星人ね。アイドルがオケツ言うな」 ※1作目を参照
・・・ 説明中 ・・・
美嘉「って、わけだったのよ」
茜「そうだったんですか!! 卯月ちゃんと融合していたんですね!!」
藍子「卯月ちゃん……凄いですね。そんな、咄嗟に、二人を庇うなんて……」
卯月「あ、あの時は無我夢中で……えへへ」
茜「あのウルトラセブンに息子がいたなんて、ホントビックリでしたよ!!」
蘭子(ゼロ)「みんな、親父の話しになると必ず驚くな」
未央「そりゃ、驚くって……」
美嘉「見慣れたと思ったけど、やっぱり蘭子ちゃんの見た目のゼロは違和感しかないわね」
蘭子(ゼロ)「なら、美嘉の姿でも借りようかな?」
美嘉「あ、アタシ? 別に貸す位ならいいけど」
莉嘉「ゼロくんのお姉ちゃん……。うぇ~、絶対に似合わない……」
未央「そりゃねぇ……」
蘭子(ゼロ)「お、そうだ。フェス前の合宿、その前に海で遊ぶんだが、三人も来るか?」
美嘉「私ら合宿はないからね。ま~、フェス前の息抜きってことで」
莉嘉「やったぁ! お姉ちゃんも一緒だ!」
美嘉「バカ、私は海に行くだけだって」
美波「みんな、遊びに行くわけじゃないんだから」
未央「え~、初日は遊びじゃん! ね?」
大人蘭子(ゼロ)「確かにそうだが、美波の言う通り、気を抜き過ぎちゃダメだぜ?」
未央「わかってるって!」
ミラーナイト「ずいぶんと賑やかになりますね」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
合宿場付近の海水浴場
ゼロ(変身者・茜)「よし、着いたぜ」 ☆茜の熱い要望により、無駄に合体☆
茜「すごいですねー!! 早いですねー!! 私もウルトラマンデビューですよ!!」
凛「ウルトラマンデビューとは一体……」
茜「くぅぅぅ! 凄い体験ができました! ありがとうございます!!」
モロボシ・シン「ああ、気にするな! 茜の熱い思いは、いつだってストロングコロナだ!」
茜「っ!????!????」
未央「この宮野真守に絶頂期の若さと肉体を与えて、更にフォトショ加工をふんだんに利用したイケメンは誰?」
卯月「ゼロさんですよ? あれ? このゼロさんを見たの、私と蘭子ちゃんだけですか?」
美嘉「えっ!!? ゼロなの!?」
シン「あ、ああ。俺が人間だったらと言うイメージで作った姿なんだが……。そんなに似合ってないか?」
美嘉「そ、そういうことじゃなくてさ……(ヤバい、好みかも)」
シン「ちなみに、この姿の時はモロボシ・シンだからな! きらりとお揃いだな!」
きらり「にょわ~! モロボシコンビ、結成だね!」
莉嘉「ピグモンのモロボシくんも連れてくればトリオになるね!」
藍子「ピグモンか~! 私、ピグモンは可愛くて好きですよ」
ジャンナイン「有機生命体8号も喜ぶ」
美波「相変わらず、名称が統一されてませんね」
グレンファイヤー(人間態)「海か~。俺らがビートスターの一件で守った惑星って確か」
ミラーナイト(人間態)「そういえば、リゾート惑星だったそうですね」
茜「グレンさんは素晴らしい筋肉をしてますね!!!」
グレン「へへ~! ありがとよ! 俺に惚れちゃう?」
茜「ごめんなさい!」
グレン「え、謝るって何? ひどくない? ねぇ?」
藍子「ミラーナイトさんは童話に出てくる王子様みたいですね~」
ミラーナイト「こう見えても私は、鏡の騎士の称号を持っていますからね」
藍子「うわ~、すごいですね」
未央「ゼロ、今回は男の姿なの?」
シン「グレンとミラーナイトが男の姿だからな。それに、女の子だけだと危ないかもしれないからな」
凛「ああ、そっか。引率の先生みたいだね」
智絵里「ふふ、346プロのウルトラマン組ですね」
かな子「海と言えば、海の力のウルトラマンっていましたよね」
美波「ウルトラマンアグルね。私も弟と一緒に見てたなぁ。凄く格好良いウルトラマンだった」
シン「おいおい、それは俺よりもかよ?」
美波「ふふ、子供の頃の思い出ですからね。ゼロさんよりも格好良かったですね~」
グレンファイヤー「おっと、ゼロちゃんにライバル登場かぁ?」
※スレ内のグレンファイヤーとミラーナイトの人間態は
グレンがマッチョな兄ちゃん、ミラーナイトは童話に出てきそうな王子様風なイケメンとなっています。
杏「ガイアには会ったんだっけ? 信じられないね~。ガイアが、エタルガーに負けたって話は」
茜「私もガイアは知ってます! OPが大好きでしたので!! 最後の方のガイアは、滅茶苦茶強いんです!!」
未央「そうそう! 劇中無敗だったんだよね! その、強化形態になると!」
美嘉「無敗!? そりゃ、凄いわね」
杏「スプリーム・ヴァージョンだね。あれは強かったな~」
シン「そんなにか。詳しくは聞いていなかったが、アグルは捕えられていなかったな」
莉嘉「どうせ卑怯な悪者だもん! ガイアの仲間を人質にして、その隙に倒したんだよ!」
杏「ホントにそうかもね。アグルって別次元の8兄弟じゃ結婚してたし、劇中でもアナウンサーと仲良かったし」
ゼロ「家族を人質か。アレーナにニセの記憶を植え付け操っていたエタルガーならやりかねないな」
藍子「ニセの記憶? そんな、ひどいことを……」
ジャンボット「聞けば聞くほど、万死に値する敵だ」
ジャンナイン「全くだ」
ミラーナイト「女性を操るなんて、品位に欠けますね」
グレンファイヤー「男の風上にも置けねぇ奴だぜ!」
※ウルトラマンガイア 登場作品・ウルトラマンガイア、大決戦!超ウルトラ8兄弟、決戦! ウルトラ10勇士!!
アグルと対なす、大地の化身。ギリギリまで頑張ってどうにもこうにもならない時に、来てくれる。
登場時に大地が爆ぜる演出や、頭から出す光線(光刃)フォトンエッジなど、印象的な演出が多い。
最終強化形態スプリーム・ヴァージョンはかなり強く、劇中無敗である。
※ウルトラマンアグル 登場作品・ウルトラマンガイア
シリーズ初の青のウルトラマン。地球が遣わした「海」の化身ともいうべき存在。
見た目のクールな印象、アグルブレードという光の剣が格好良すぎて、大好きだったファンも多いはず。
実はガイアとアグルに、三分間ルールはない。
シン「しっかし、アグルか。興味でてきたな。今度、会いに行ってみるか!」
アーニャ「別の地球、ですね。私も、行ってみたいです」
シン「アーニャは好奇心旺盛だな。いいぜ、今度連れてってやる」
蘭子「っ! な、なら、我も!」
卯月「わ、私も行きます!」
智絵里「わ、私も行ってみたいです……」
みりあ「え~! 私も私も!」
シン「しょうがねぇな~。みんなで行くか!」
卯月(ゼロさん……。約束、ですからね)
ジャンボット「ゼロ、別の地球への旅行計画も良いが」
ミラーナイト「時間は有限ですよ? 明日からは、厳しい合宿ですからね」
茜「合宿!! いいですね!! 私も参加したいくらいです!!」
美嘉「このメンツがどう教えるかは、気になるよね~」
藍子「ふふ、そうだね~。それじゃあ、着替えよっか」
ジャンナイン「僕らの体内を使うといい。更衣室は混み始めている」
ジャンボット「むっ、本当だ。油断ならないな」
ミラーナイト「私がお連れしますよ」
シン「フェス前だからな。日焼け止めはたっぷり塗っとけよ! 武内からいっぱい渡されてるからよ」
美波「プロデューサーさんにも、気遣わせちゃったなぁ……」
杏「貧乏合宿やらされるところだったし、いいんじゃない?」
ミラーナイト「ミラーハレーション」
卯月「お待たせしました~!」
シン(水着)「おぅ! こっちも日よけの準備はできたぜ!」
蘭子「ひ、光の戦士の肉体は鋼のようで……///」
アーニャ「逞しいです」
茜「凄い筋肉ですね!! 触っても良いですか!?」
シン「えっ!? いや、別にいいけど……」
茜「さわさわ~」
アーニャ「さわさわ~」
シン(なんでアーニャも混ざった?)
美嘉「ゼロってウルトラマンの時から凄い筋肉してるしね……///」
シン「美嘉の水着は派手だな。セクシーっていうのか? いいと思うぜ!」
美嘉「あ、ありがと~★(ヤバいなぁ、この顔とレンドリーな性格で、頼りにもなるからなぁ)」
グレンファイヤー「……何で誰も、俺の所に来ないの? 筋肉なら負けてないのに」
ミラーナイト「顔ですよ」
ジャンボット「顔だな」
ジャンナイン「顔だ」
グレンファイヤー「お前ら、マジで殴る」
未央「グレンの顔も平均より高いけど、ゼロの方がイケメンだしね~」
グレンファイヤー「ちゃんみお~! それ、フォローになってないぜ!?」
藍子「グレンファイヤーさんも素敵ですよ?」
グレンファイヤー「やっとフォローしてくれる娘が来てくれたぜ……!」
美波「グレンさんに魅力がない訳じゃなくて、みんなゼロさんに助けてもらってますからね」
グレンファイヤー「ま、その辺は俺様もわかってるぜ。……実際、あいつはすげぇ奴だよ」
ジャンボット「ゼロがいなければ、アナザースペースは未だにベリアルの恐怖に曝されていただろう」
ミラーナイト「私も、ベリアルの力に侵され、姫達の脅威になっていたかもしれません」
藍子「そうだったんですか……。ゼロさんって、凄いウルトラマンなんですね」
シン「だー! お前ら、触り過ぎだ!!」
蘭子「さわさわ……」
シン「何で蘭子まで混じってんだよ! しかも拗ねてるし!」
蘭子(水着の感想を言ってくれないからです~) プクー
卯月「なんでですかね~」 プクー
シン「卯月、お前もか」
美波(ウルトラマン。子供の私が見ていたテレビの中のヒーロー……)
シン「じゃあ、お返しだ! ほれ! コチョコチョ~」
蘭子「ひっ! ふふ、ひゃっ! それは、だ、ダメ~!」
美波(ふふ、ギャップ萌え、かしら?)
茜「ゼロさん! 私と競争しましょう!!」
シン「ふっ、俺をウルトラマンと知って勝負を挑むとは……。いいぜ、勝負だ!!」
未央「さ、私らも遊ぼう!」
ミラーナイト「私とジャンボット達で荷物を見てるので、グレンも遊んできてくださいよ」
グレンファイヤー「そうか? わりぃな、ミラちゃん」
ミラーナイト「能力の関係とはいえあまり、あなたは彼女達と遊べなかったですからね」
未央「よし! モテないグレンの為に、アイドルが一緒に遊んであげますか!」
藍子「ふふ、そうだね」
グレンファイヤー「よっしゃぁ! 何でも相手になるぜ!」
美嘉「みんな元気だね~」
莉嘉「お姉ちゃんも泳ごうよ!」
美嘉「え? アタシはほら、化粧がとれちゃうから」
莉嘉「え~」
シン「そうなのか? 美嘉はそんなものがなくても可愛いと思うが」
美嘉「ぜ、ゼロ!? 泳ぎに行ったんじゃないの!?」
シン「茜がウォーミングアップに入っちまったからな」
美嘉「あ、そ、そう。ま、ま~、褒めてくれるのは嬉しいけど、私はみんなより売れてるからさ」
シン「なるほど。周りを気にする必要があるのか。俺と融合でもして、変装するか?」
美嘉「えっ!? だ、大丈夫。気遣いだけ、ありがとね~」
茜「お待たせしました!!」
シン「よしっ! じゃあ、行くぜ!!」 ダッ
美嘉「……性格もイケメンだね」
莉嘉「ゼロくん、格好良いよね~!」
みく「確かに……。ゼロにゃんはすごいにゃ」
李衣菜「卯月ちゃんを蘇生させちゃって、敵もタイマンじゃほぼ圧勝」
みりあ「ダンスも歌も上手だよね~」
きらり「と~っても! 頼りになる、お友達なんだにぃ☆」
蘭子「……いつまで、一緒にいてくれるんでしょうか」 ボソッ
一同「……っ」
蘭子「別の地球に行く約束をしてくれても、もうずっと一緒にいられるわけじゃない……」
智絵里「バリアンを倒したら……お別れ、ですからね」
かな子「きっと、すぐに遊びに来てくれるよ」
アーニャ「伝説のイージスで、ひとっとび、です」
美波「そうね。きっと、頻繁に来てくれるわよ」
蘭子(私は、いつもゼロさんに頼ってばかりで……。何も、恩返しができないまま)
美嘉「なら、今日は楽しく! 思い出作らなきゃね!」
きらり「今日はい~っぱい! ゼロちゃんと遊んじゃおうね!」
蘭子(私にも……あんな力があれば一緒にいられるのに)
卯月(蘭子ちゃん……)
シン「よしっ! 俺の勝ちだ!!」
茜「負けました!!! さすがに無謀な勝負だったかもです!」
シン「だけど、茜の情熱は伝わったぜ! リベンジはいつでも、受けて立つぜ!」
茜「また、胸をお借りします!」
シン(また……か)
茜「? ゼロさん?」
シン「いや、なんでもねぇ。悪いな」
シン(安請け合いだったかな)
グレンファイヤー「よっしゃ、いくぜ~」
みりあ「いいよ~!」
グレンファイヤー「着地に気を付けろよ! せいっ!!」 ポーイ
みりあ「わ~! 飛んでるぅぅぅ~」 バシャン!
莉嘉「すご~い!! グレンくん、アタシも!」
グレンファイヤー「お、悪いな。次は」
きらり「にょわっ!? ぐ、グレンちゃん、本当に大丈夫にぃ? 重くない?」
グレンファイヤー「軽い軽い! 強いて言うなら、きらりんの身長のせいでバランス悪い」
きらり「にょわっ!?」
グレンファイヤー「よっしゃ! いくぜ!!」 ポーイ
きらり「にょわ~~~! 飛んでるにぃ~~~」 バシャーン!!
みく「凄い水柱にゃ!?」
20
藍子「ふふ、ついついお砂で遊んじゃうな~」
ジャンボット「我々も手伝おう」
ジャンナイン「砂でマイティベースを作ろう」
ミラーナイト「あなた達は動き回ってしまってはダメですよ」
未央「あーちゃん。泳がないの?」
藍子「今は一緒に、砂のお城を作ってるから」
美嘉「そう言って、また水着を見せないつもり~?」
藍子「ああっ、バレたぁ~!」
未央「美嘉ねぇ、これは強制連行だね!」
藍子「だって私、未央ちゃんや美嘉ちゃんみたいにスタイルよくないし」
ミラーナイト「女性はスタイルだけが全てではないですよ? 藍子さんはこんなに可憐なのに」
ミラーナイト「美嘉さんも、化粧を気にするほどとは思えませんし」
未央「だから~、ミラーナイトもゼロも、ナチュラルに口説きすぎ!」
藍子「は、恥ずかしい……///」
美嘉「はは、ありがと。けど、これはアイドルとしてのアタシのやるべきことだからね」
ミラーナイト「おっと、これは失礼」
美嘉(ミラーナイトは格好良いと思ってもドキドキしないってことは……え、嘘)
美嘉(まさか、アタシ、ゼロに? いやいや、莉嘉がお世話になってるし!)
美嘉(アタシも助けられたからだよね。うん、そうに決まってる)
美波「そろそろ、お昼ね。ゼロさん、お昼の準備を手伝ってくれませんか?」
シン「わかったぜ。お昼は、バーベキューだったか」
ジャンボット「道具は持ち込んである。組み立てが必要だ」
ジャンナイン「地球の道具は原始的で、不便だ」
李衣菜「そりゃ、ジャンナインに比べたらね~」
美波「飲み物や食材は東京で買ってきたけど……足りるかしら?」
凛「無くなってから買い足せばいいんじゃない?」
杏「そうそう、適当にやればいいよ」
グレンファイヤー「よっしゃ! 俺達で準備しとくから、嬢ちゃんたちは遊んでな!」
美波「そんなっ! 悪いですよ」
ミラーナイト「気にしないでください。前回グレンが来た時はあまり役に立てなかったから」
シン「みんなの役に立ちたいんだよ」
グレンファイヤー「へへっ! ま、そういうこった!」
美波「そういうことなら。けど、私もお手伝いしますね」
シン「美波は真面目だな」
美波「そんなことないですよ。じゃあ、私は食材の方を」
ジャンナイン「ゴミの焼却は任せろ。ジャンレーザー」 ビーッ!
美嘉「ひっ! ゴミが消滅した!」
みく「ナインにゃん! 危ないからゴミは後でまとめて処分するにゃ!」
ジャンナイン「わかった……(´・ω・`)ショボーン」
お昼
かな子「グレンさん、火を強くできますか?」
グレンファイヤー「あいよ! よっと」 ボー
みく「さすが炎の戦士にゃ!」
凛「その炎の戦士に料理の火加減やらせるのはどうなんだろう……」
グレンファイヤー「この地球じゃ、俺の活躍はこの程度の方がいいんだよ。あ、肉なくなった」
茜「それは大変です!!!」
美嘉「茜ちゃんが食べまくるからでしょ!」
かな子(私もいっぱい食べちゃった……)
茜「空腹は最高の調味料なんです! ウルトラマンとの勝負の後だと、より最高です!!」
アーニャ「茜の言う通り、です。みんな、いっぱい食べますから。私、買ってきます」
シン「なら、俺も行こうか。荷物持ちが必要だからな」
蘭子「我も共に!」
・・・
・・・・・・
卯月「ゼロさん達、遅いですね」
智絵里「お店、見つからないんでしょうか?」
美波「私、ちょっと見てきますね」
きらり「お願いね~」
シン「だから! 言ってんだろ!!」
ザワザワ ザワザワ
美波「ゼロさんの声?」
シン「この子達はプライベートだ! 余計な手を出すな!」
男A「おいおい、お前だけで独り占めかよ。その子ら、アイドルだろ?」
シン「俺は講師だ!!」
蘭子「うぅ……」 オロオロ
アーニャ「早く届けなきゃいけないのに……」
男B「減るもんじゃねぇだろ? 俺らと一緒に飯食おうぜ」
美波「ナンパ? 性質の悪いタイプの」
シン「はぁぁぁ。仕方がない。ちょいと、痛い目にあった方がいいな」
男C「おっ、やんのか? 3対1で!」 ニヤニヤ
蘭子「お、落ち着いて! シンさん、落ち着いてください!(ゼロさんにそんなことさせたくない!)」
アーニャ「私達は、大丈夫です(ゼロの力じゃ、この人たち、瞬殺、です)」
男A「ちっ。気に喰わねぇな……」
美波「いたいた! アーニャちゃん、蘭子ちゃん! モロボシ講師!」
シン「美波」
美波「あ、ファンの方ですか? いつも応援、ありがとうございます」 ギュッ
男A「お、おぉ?」
美波「けど、ごめんなさい! 今は、お友達ときているので……。今度のフェス、よろしくお願いします!」
美波「さ、みんなが待ってるから行きましょう。では、失礼しますね!」 ペコ
男A・B・C「あ、あぁ……」
アーニャ「美波、ありがとうございます」
シン「すまない。俺が目立った行動を」
蘭子「ゼロさんは、悪くないんです! あの人達が、急に私の腕を掴んできて……」
美波「大丈夫、わかってるわ。あの人達、お酒臭かったから。悪酔いしてたんですよ」
シン「そうか。……俺はついつい、力に物を言わせて解決しようとした。ありがとう。人間に、暴力を振るわずに済んだ」 ペコ
美波「そんな、私はただ……いつも助けてくれるゼロさんに、恩返しを」
アーニャ「そうです。相手から、無理矢理、です。ゼロのは暴力じゃなくて」
蘭子「正当防衛です。そんな事を言ったら、あの人達は人数に言わせてゼロさんを……」
アーニャ「みんな、返り討ち、です」
シン「全く、俺はダメだな。美波達に迷惑をかけっぱなしだ」
美波「そ、そんなことないです!」
アーニャ「私達はドゥルーク、友達です」
蘭子「友を助け、支え合うのは当然のこと!」
美波「それに、私達の方が普段からゼロさんに助けてもらってますから!」
シン「……ありがとう。よし、戻ろうぜ! みんな、待ってるからな!」
美波「はいっ! ゼロさんも、私の身体を使って食べてもいいですからね?」
シン「ありがとよ! けど、この身体でも食べれない訳じゃないからな!」
蘭子(私、結局役に立てない……)
夕方
美嘉「もう夕方か~」
莉嘉「私達はジャンくんの中に泊めてもらうけど、お姉ちゃん達は?」
茜「最初からそのつもりです!! ロボットの中で宿泊!!」
藍子「みんなでお泊りだなんて、楽しそうですね~」
ミラーナイト「明日の朝には武内プロデューサーを迎えに行きますので、その時にお送りしますよ」
美嘉「うん、お願いするね★」
茜「夕飯は何ですか!?」 ギュルルルル
未央「お腹減るの早っ! いや、確かに減ったけどさ」
ジャンナイン「大量の魚を捕まえておいた」
藍子「え? ジャンナインさんはずっと私と一緒に……」
ジャンボット「私達の本体は既に月から、この海の中に隠してある」
ジャンナイン「魚は食べられるものを捕まえ、スキャンして人体に有害かどうかも確認している」
藍子「そっか。この間、町を護るために戦ってくれた大きいあなたが、本体なんですね」
かな子「お魚食べたいです!」
智絵里「どんなお魚、捕まえたんですか?」
ジャンナイン「データによると、フグという魚を捕まえた」
みりあ「フグ! すごい!」
凛「食べたら死ぬじゃん」
ジャンナイン「調理法も確認している。大丈夫だ」
美波「豪華な夕食になりそうね……」
ジャンボット 内部
茜「ここがロボットの中なんですね!!!」
美嘉「うわ~、すごいね~。男の人じゃないけど、テンション上がるかも」
茜「私も上がりまくりです!!!!」
藍子「茜ちゃんはゼロさんに会った時点で既に高かったよ」
ジャンボット(茜が来てから、室内温度が上昇した……)
シン「懐かしいな~。エメラナとナオの三人で、アナザースペースを旅したな」
アーニャ「私も宇宙旅行、したいです!」
美波「アーニャちゃんのテンションも高くなった」
アーニャ「ジャンボットかジャンナインを買うには、ライブを何回すればいいでしょうか?」
美嘉「多分、アタシのお給料どころか」
茜「日本の国家予算があっても無理ですね!!!」
アーニャ「(´・ω・`)ショボーン」
ジャンナイン「僕はスーパーロボットだからな」 ドヤァ
杏「ガオガイガー倒せるの?」
ジャンナイン「……イケる!」 グッ
杏「今の間は!? 何をもって倒せると判断したの!?」
アーニャ「宇宙旅行……」
美波「アーニャちゃんったら。それより、夕飯の準備をしましょう」
ジャンボット「キッチンはこっちだ。魚をさばく程度なら、問題ない設備がある」
美波「ジャンボットさんの内部なのに、ジャンボットさんが案内するなんて……」
ジャンボット「この小型端末から自分の内部を見るのは、少々不思議だ」
・・・ 調理中 ・・・
ジャンナイン「ジャンレーザー」 ビィィ
美波「一瞬で魚が切り身に……」
ジャンボット「ジャンブレード」 シュ、シュ!
卯月「私達の出番、ないですね……」
茜「そんなことないです! お皿に盛りつけしましょう!!」
美波「そうね。ご飯も炊かなきゃ」
李衣菜「お刺身以外にも、私が作っちゃうよ~!」
シン「へぇ、李衣菜は料理もできるのか。家庭的なんだな」
李衣菜「まぁね!」
シン「俺も前、蘭子と一緒にハンバーグを作ったんだぜ?」
美波「ウルトラマンが料理するんですね……」
李衣菜(エプロンつけたゼロを想像しちゃったけど、似合わないな~)
茜(頭のスラッガーで切って、光線技で焼くんですね!)
シン「お前ら、失礼な想像してるだろ」
蘭子(ゼロさんと一緒に料理するの、楽しかったな~)
美波(合体したままなのか、分離したのか、どっちかしら?)
夕食
みりあ「お魚美味しい~♪」
茜「どれもこれも新鮮です!!!」
美嘉「茜ちゃんはガッツきすぎ」
藍子「けど、こんな美味しいお魚食べたの初めてかも」
みく「せっかくだけど、お魚は……」
シン「いけないんだー、いけないんだー。好き嫌いはいけないんだー」
みく「にゃ!?」
李衣菜「そうだよね~。好き嫌いは良くないよね~」
みく「り、李衣菜ちゃんだってミントは」
李衣菜「私は別に好きじゃない味ってだけで、食べれるし~」
シン「ミラーナイト、グレンファイヤー、みくを押さえてくれ」
ミラーナイト「みくさん、生命を無駄にすることはいけませんよ」 ガシッ
グレンファイヤー「お残しは許しませんぜ~?」 ガシッ
みく「にゃ!? にゃぁ!?」
シン「さ、あ~ん」
みく「にゃぁぁぁぁぁーーーーー!!!??」
蘭子「光の戦士に抗える乙女は存在せず……。その身を流れに任すしか、道はない」
卯月「好き嫌いはいけないってことですね!」
美波「みくちゃん、大丈夫かしら……」
お風呂
美嘉「みりあちゃん、私とお風呂に入ろ?」
みりあ「うんっ!」
美嘉「……フヒヒ」
莉嘉「お姉ちゃん?」
美嘉「な、なんでもないよ?」
みりあ「ゼロさん! ゼロさんも一緒にお風呂入ろう!」
シン「おぅ、いいぜ! と、言いたいところだが……俺と一緒だと美嘉が困っちゃうぜ」
みりあ「そうなの?」
美嘉「えっ、いや……」
シン「みりあ、すまないがまた今度に」
美嘉「あ、大丈夫だよ! ただ、さすがに男の人の姿のままは……そうだ、アタシと合体する?」
シン「いいのか? 無理はしない方が」
美嘉「さすがにその、男の人と入るのは……ダメだけど……。温泉の時、一緒に入ってるし……」
みりあ「え~? 別にそのままでもいいよ?」
未央「おっと、みりあちゃんのナチュラル爆弾発言」
シン「そうか……。嫌になったら、無理せず言えよ? すぐに出てくからな」
美嘉「それは大丈夫。ゼロを嫌いになんかならないから」
アーニャ「さ、お風呂に」
蘭子「行きましょう!」
シン「二人も入るのかよ!」
美嘉「あははは、賑やかだね~」
就寝
ジャンボット「寝室の用意はあるのに、操縦席を兼ねた広間でいいのか?」
卯月「みんなで雑魚寝も、楽しそうですね!」
ジャンボット「全く。背中が痛くなっても知らないぞ?」
みりあ「ゼロさん、何かお話してよ!」
茜「ゼロさんの強さが分かる話を一つ!」
蘭子「我が友、光の戦士は……ベムスターを瞬殺できる」
※宇宙大怪獣ベムスター 多くのウルトラマンが苦戦を強いられる怪獣。光線をお腹の口で食べる。
茜「っ!!!!!! それは凄いですね!!!!!!」
美嘉「知ってるんだ。ベムスター」
藍子「あの、おせんべいみたいな怪獣だね」
ゼロ(in美嘉)「俺らの世代じゃ、ベムスターは要注意怪獣だが、倒し方はきちんと確立されてるからな」
杏「切断技だね」
ゼロ「俺はルナミラクルゼロで内部から爆発させた」
未央「うわ、そんな倒し方が」
ゼロ「ジャックに言ったらすげぇ感心された」
杏「ちなみに、他のメンツはどうだったの?」
ゼロ「親父は」
ウルトラセブン『ベムスターか。アイスラッガーで切断する方が早いと思うが』
ウルトラマンエース『ですよね~。やっぱ、切断が手っ取り早いですよ!』
杏「さすが、ギロチン王子」
蘭子「ひぃっ! ギロチン……?」 ガタガタ
ゼロ「この地球だとエースそんな風に呼ばれてんのかよ!?」
未央「まぁまぁ! 平和な地球の創作だから!」
ゼロ「確かにエースは切断技が得意だけど……」
ミラーナイト「物騒なあだ名ですね」
美嘉「ほ、他、他の……えっと、ウルトラ兄弟だっけ? そっちは?」
ゼロ「他は」
ウルトラマン『ベムスターか。まずは打撃で弱らせた後なら、お腹以外ならスペシウム光線で倒せるさ』
未央「おぉ! 怪獣退治の専門家だけあって、的確な感じ!」
ゼロ「それ、俺の親父が力ずくみたいなんだけど?」
藍子「ま、まぁまぁ、他の方は?」
ウルトラマンレオ『蹴れば殺せる』
杏「レオ、やべぇ……」
ゼロ「レオは事実、タイラントを一撃で蹴り殺したからな」
茜「私の好きなレオ、さすがですね!!!!」
莉嘉「ゼロくんの師匠もチョー強いね!」
杏(むしろ、レオは意外と負けまくり……。いや、精神的にも肉体的にも強いけどさ)
凛「他は? えっと、ほら、胸にブツブツある、隊長の人とか」
ゼロ「ブツブツって……。ゾフィー隊長は」
ゾフィー『破裂するまで光線を食べさせてやれば大丈夫だ(ストーリー0参照)』
未央「ゾフィーこわっ! あの人そんな力づくの人だったの!?」
杏「ファイヤーヘッドとか、バカにしたら怒られるね……」
美波「ま、まぁ、仮にも宇宙警備隊の隊長ですからね……。普通に考えれば強いですよね」
ゼロ「何でこの地球だとゾフィー隊長の評価がそんなに低いんだ???」
ジャンナイン「今、ネットで検索した所」
未央「ストップ。ストップ! それは地球人の戯言だから気にしないで!!」
ジャンボット(これは酷い。我々が出会った時は巨大天球を食い止めるなど、立派な戦士だったが)
グレンファイヤー(ゾフィー隊長って、胸と肩にブツブツある方か? 同じ顔の人、いたよな?)
ミラーナイト(それは言ってはいけない約束ですよ)
ゼロ「よくわかんねーけど、ゾフィー隊長はちょいとお堅いけど、立派な人だぜ?」
卯月「そうですよ! ゼロさんのかわりに、列伝の司会もやりましたし」
凛「メタ発言ぶっ込んできたね」
未央「じゃ~、そろそろ! 話しも盛り上がってきたし……大人のお話をしようか!」
莉嘉「大人の話し!?」
未央「ズバリ! ゼロの好みの女の子とか!!」
ゼロ「俺の好みの女の子? みんなのことが好きだが?」
未央「だからさ~、そうじゃなくて~! じゃあさ、私達の中で誰が一番! 可愛いと思う?」
ゼロ「一番って……」
未央「まずは、さっきのシンの姿で実体化で!」
シン「誰が可愛いって、みんな可愛いに決まってるじゃないか」
未央「え~、いいじゃん~! 子供がどのウルトラマンが一番好き? みたいなノリでいいからさ!」
卯月「そのノリで言うと~、やっぱり、みんなが好きなんですよ。ゼロさん、可愛い物大好きですから」
未央「えっ! そうなの? 意外……」
卯月「私の部屋にあるぴにゃこら太のぬいぐるみ、お気に入りです!」
美嘉「へぇ~、意外だね」
シン「ご、ごほん! そういうのは、内緒でいいだろ///」
未央「で、ゼロは誰が可愛いと思うの? 答えるまで寝かさないよ!」
みりあ「寝かさないの!?」
アーニャ「今夜は、寝かさないぜ? ですか?」
未央「えっ! い、いや、それは、あの、例えであってですね……///」
凛「自分で言っておいてこれなんだから……」
シン「俺が一番可愛いと思うのは、未央。お前だ」
未央「へっあっ!?///」
美嘉(うわ、ホントに変な悲鳴)
シン「未央さえ良ければ……俺と一緒に光の国に行かないか?」
未央「ちょ、ちょっと、ちょっと待って! え? え? 嘘、何年後? じゃなくて、冗談だよね?///」
シン「冗談だぞ?」
未央「ゼロオォォォォォ!!!!! 乙女を弄ぶなぁぁぁぁ!!!!」
シン「最初に遊んできたのはそっちだろうがぁぁぁ!!!」 ワシャワシャ
未央「髪の毛わしゃわしゃしないで~!」
凛「何やってんだか……」
シン「……実際、俺はみんなのことが好きだ。みんなはただ可愛いだけじゃない。素晴らしい強さを秘めている」
シン「卯月は友人を庇い自分を犠牲にできる愛を」
卯月「あ、愛って……そんな……///」
シン「美波はいつも俺を気遣ってくれている。仲間の為に、誰かの為に気付かえる心は、素晴らしいことだ」
美波「そ、そんな、私はただ……」
シン「ここにいるみんなは、いや、346のアイドル達はみんなそうだ。とてつもない強さを秘めている」
蘭子「わ、私は……?」
シン「蘭子は俺と同じ、ハイセンスな感性を持ってるからな! そして、卯月と同じだ。愛に溢れてる」
蘭子「///」
未央「ゼロ、らんらんのことは気の合う友達だったんだね……」
みりあ「私は~?」
莉嘉「アタシも!」
美嘉(普段はあまり絡めないアタシとか、どう言ってくれるんだろう?)
藍子(私も言ってくれるのかなぁ?) ドキドキ
シン「おいおい、順番に言うぜ。けど、真面目に言うのもちょいと恥ずかしいもんだな……」
未央「これ、もしかして、褒め殺しと言う名の公開処刑?」
凛「未央のせいじゃん……」
翌朝
茜「楽しかったです!!」
藍子「お世話になりました」
美嘉「ゼロ、莉嘉を、みんなのこと、よろしくね?」
シン「任せとけ! 合宿でみっちり! 教えてやるぜ」
ミラーナイト「では、プロデューサーとは事務所の裏手で待ち合わせをしていますので」
ピカーン!
未央「ようし! 今日から頑張ろう!」
卯月「はいっ! なんだか、いっぱい遊んだのに、身体が軽いですし!」
美波「ゼロさん、もしかして……」
シン「みんなが寝た後に、ルナミラクルゼロになってちょいとな」
アーニャ「ヒーリング、ですか?」
シン「俺は銀十字軍じゃないから本格的なものは使えないが、浄化技の応用で意外といけたみたいだな」
李衣菜「ゼロ、ホントに万能だよね……」
きらり「いっぱい遊んで疲れもなくて! きらりんパワー全開! うきゃ~☆」
シン「ようし! じゃあ、合宿場へ行くか! ミラーナイトはそっちに向かう手はずだ」
杏「え~、面倒だからテレポートで」
智絵里「はい、杏ちゃん。ヤメタランス香水」
杏「ごめんなさい。歩きます」
かな子「杏ちゃんの言う反動って、ただの筋肉痛じゃ……」
合宿開始
・・・
・・・・・・
凛「気合入ってるね」
未央「今度のフェスは346のビックイベント!! 今度こそ最高のステージ見せなきゃ!!」
卯月「今頑張らなきゃ、いつ頑張るのって感じですっ!」
高垣楓(ゼロ)「気合十分だな!」
アーニャ「ちなみに、ゼロは、未央の要望で、楓の姿で講師してます」
未央「けど、違和感あり過ぎてヤバい」
楓(ゼロ)「頼んどいてこれだからな……」
武内P「ゼロさん、その姿のまま『お酒なんて飲みません』と、楓さん風に言っていただけますか?」
楓(ゼロ)「楓風に……『私、お酒なんて飲みません』。こんな感じか?」
未央「ひぇっ。絶対に言わなさそう……」
武内P(彼女の担当Pに聞かせてあげたい……)
美波「エイプリルフールでも絶対に言わなさそうね……」
アーニャ「プロデューサー、大事な話、あるのでは?」
武内P「そうでした。まず、合宿ですが確実に成果が出ています」
楓(ゼロ)「ま、俺のお陰だな!」
莉嘉「頼りにしてるからね!」
武内P「私は別件で、ここを離れます。その間、まとめ役を新田さんにお願いする事にしました」
みりあ「まとめ役、ゼロさんじゃないの?」
美波「私もゼロさんの方がいいと思ったんだけど」
楓(ゼロ)「俺はあくまで講師役だ。お前たち、シンデレラプロジェクトを纏めるのは、同じメンバーじゃないとな」
みりあ「そっか~」
美波「今度のフェスでは、全員で新曲を歌います」
卯月「新曲! 全員でですか!」
きらり「にょわ。ゼロちゃん、知ってたにぃ?」
楓(ゼロ)「講師役だからな。悪いが、内緒にさせてもらったぜ」
凛「思ったよりハードな合宿になりそうだね」
卯月「けど、遂に……みんなで歌うんですね……!」
楓(ゼロ)「頑張ろうな、卯月!」
卯月「はい! 島村卯月、笑顔で頑張りますっ!!」」
美波「それでは、今から全体曲の練習に入ります」
ミラーナイト「東京まで送りましょ」
武内P「いえ、ある程度車も走らせておかないと不自然に思われるので」
ジャンナイン「僕が同行しよう。バリアンが君を狙うとも限らない」
武内P「確かに、情けない話ですが、シャプレー星人とピット星人には私が狙われました。護衛、お願いします」
ジャンナイン「任せろ」
みりあ「何回やっても振付全然合わないね」
楓(ゼロ)「そりゃそうだ。まだ練習を初めて数時間なんだからな」
未央「そうそう! 合うまで頑張ろうよ!」
卯月「はいっ! みんなで、頑張りましょう!」
きらり「優秀な~ゼロちゃん講師もついてるしね!」
夜
卯月「とは言ったものの……全体曲、難しいですね。振付を覚えるだけでも、精一杯です」
グレンファイヤー「まだ始まったばっかだろ? 俺から見りゃ、一日であそこまで合わせられりゃ、すげぇさ」
未央「そうそう! ……次のフェスは絶好の機会なんだから、しっかり決めないと!」
グレンファイヤー「ゼロから聞いてるぜ。ちゃんみおはちょいと、勘違いをしちまったんだろう?」
未央「……うん。私自身が、ステージを楽しんでなかった。リーダーなのに、みんなに迷惑かけちゃった」
卯月「私も……最後まで笑顔でいられなかった。今度は、私の笑顔を見ててほしい」
凛「うん、私達のステージはまだ終わってないよ」
グレンファイヤー「いいねぇ、そういうの! 次が決戦ってわけだな!」
未央「うん! やれるだけ、やってやるさ! 今度は、どんなステージだって楽しんで見せる!」
グレンファイヤー「頑張れよ! 応援してるぜ!」
杏「全体曲、今からやって、皆で合わせるなんて難しいんじゃない?」
かな子「杏ちゃんはお薬の時間だよ~」 ササ
智絵里「ヤメタランス薬ですね」
杏「ちょ、ちょっと待ってよ! 真面目なこと言ってるから! 無理に詰め込んで失敗しちゃったら」
智絵里「失敗しないように、頑張りましょう! ゼロさんが、私達のために戦ってくれるように!」
かな子「うん。美味しいお魚もいっぱい食べさせてもらったし、充電もバッチリだしね!」
杏「……そうだね~。ま、なるようになるか」
みりあ「みくちゃん、全体曲やるの反対なの?」
みく「ちょっと、難しいんじゃないかって」
李衣菜「私達、ユニット曲だって完璧じゃないし」
莉嘉「あれ? ユニット解散したんじゃないの?」
みく・李衣菜「してない!」
ミラーナイト「お二人の食事の趣味は合わないそうですからね」
莉嘉「あ、ミラくん」
ミラーナイト「お二人とも、ご安心を。ジャンナインから、アスタリスクのことを頼まれています」
みく「ナインにゃんが」
ミラーナイト「ふふ、この合宿中には完璧になってもらいますからね。……血反吐を吐いてもね」
李衣菜「えっ! ミラーナイトってそんなキャラ!?」
ミラーナイト「冗談ですよ。ですが、厳しくはしますよ?」
みく・李衣菜「うへぇ~」
きらり「うゆ~、難しいにぃ」
ジャンボット「君ならできる」
美波「きらりちゃん? どうしたの?」
きらり「今~、ジャンちゃんに叱られてる最中なんだにぃ」
ジャンボット「叱っているんじゃない。指摘だ。後、たったの二十一カ所ほどだ」
美波「さ、さすが、マシンですね……」
ジャンボット「明日までには全員分の個別指摘事項を映像化し、まとめておこう」
きらり「にょわぁ~! ジャンちゃん講師は厳しすぎるの~」
ジャンボット「では、姫様に負けるのか?」
きらり「それは、ダメだにぃ! エメラナちゃんに、きらり達のフェスを見てもらいたいから!」
ジャンボット「その意気だ!」
美波(みんな、フェスに向けて頑張ろうとしてる……)
蘭子・アーニャ・ゼロ「ただいま~」
美波「あれ? 何処に……。アーニャちゃんの腕に、ウルティメイトブレス」
アーニャ「ゼロと合体したら、ズヴェズダがとてもよく、見えました!」 キラキラ
蘭子「人の作りし光と穢れた空とは違い、無垢なる土地は星の光を導く……」
ゼロ「宇宙に行って直に見るのも良いが、地上から見る星もおつなものだな」
美波(そういえば、アーニャちゃんは蘭子ちゃんや卯月ちゃん並に、ゼロさんのことが好きだったわね)
ラブライカの寝室
美波「……私がみんなのまとめ役。必要なのかな?」
アーニャ「美波、眠れないんデスか?」
美波「うん。……全体曲は大変だけど、プロデューサーも言ってた通り、それは私達が期待されているから」
アーニャ「美波と、みんなと一緒にフェス、嬉しいです」
美波「けど、ゼロさん達の教え方って思っていた以上に上手だし、みんなも練習に意欲的だし」
ゼロ「『私がリーダーである必要があるのかな?』か、あるに決まってるさ」
美波「あ……、ご、ごめんなさい。てっきり、卯月ちゃんや蘭子ちゃんの方に行ってるのかと」
ゼロ「今日はこのまま、アーニャのとこで世話になってるぜ」
アーニャ「ゼロと一緒に寝るの、初めてです」
ゼロ「美波、俺はウルトラマンだ。地球人じゃない」
ゼロ「ヒカルやショウのように、後輩のウルトラマンを指導することはできる。だけどな」
ゼロ「アイドルを、人間の仲間を導けるのは、美波だ。あの時、俺を助けてくれたように……」
美波「ゼロさん……」
ゼロ「それに……。あ、いや、なんでもない」
アーニャ「言いかけ、ダメです。言ってください」
ゼロ「あ~……、その、なんだ。ナックル星人ナクリ達の証言だと、この世界に俺が来た事そのものがイレギュラーだ」
美波「……つまり、自分が来なくても私達なら頑張って前へ進めたって言いたいんですか?」
ゼロ「ま、まぁ、そうなるな(美波の眼が怖い)」
アーニャ「ゼロはプリヤーチェリ、仲間と言っておいて、私達を、信用してないですか?」
ゼロ「なっ! そ、そんなことは!」
美波「ゼロさんはホント、意外と真面目ですよね。ナイーブって言いかえてもいいかもしれませんね」
ゼロ「……すまん」
アーニャ「ゼロは強くて、男の子で、可愛いもの好きで、ナイーブで。変、です」
ゼロ「なっ! 変ってのはないだろ!? アーニャだって、変だろ!」
アーニャ「私は、普通です」 ドヤァ
ゼロ「その根拠のない自信は何だ!? 少なくとも、アイドルやってる時点で普通ではないと思うぞ!」
アーニャ「そんなこと言ったら、ゼロの方が普通じゃない、です!」
ゼロ「俺は一、普通のウルトラマンだ!」
アーニャ「ローシ、嘘です。普通のウルトラマン、伝説の武器とか、持ってないです」
美波「二人ともあんまり騒いじゃ駄目よ? 夜なんだから」
アーニャ・ゼロ「すみません……」
美波「……ふふ、ゼロさんもアーニャちゃんも、ありがとう。元気出ました! 私が良いと思った事、実践してみますね!」
ゼロ「ああ、それがいい。リーダーは美波、お前なんだから」
美波「はいっ! それと、私達はみんな、ゼロさんが私達を心配してくれてるの、知ってますからね?」
ゼロ「……そうか」
美波「アーニャちゃんの言う通り、ゼロさんは大事な仲間ですからね」
ゼロ「……ああ、俺達は仲間だ! さ、今日はもう遅い。眠れやすいようにしようか?」
アーニャ「大丈夫、です。美波、ルカー……手、繋ぎましょう。私が眠れない時、ママ、よくこうしてくれました」
美波「ふふ、ありがとう。アーニャちゃんの左手だとゼロさんともつながってるわね」
ゼロ「おっと、美波は一番年上だからな。そういうの、気にするよな。出て行こうか?」
美波「大丈夫ですよ、ウルトラマンゼロ。あなたは、私達の大事な人ですから」
アーニャ「大事な仲間、ですね」
ゼロ「……ありがとう」
翌朝 レッスン
楓(ゼロ)「よしっ! 確実に成果が出てるな!」
ミラーナイト「昨日よりも足並みがそろっています。一日でこれは、大分いいペースですね」
ジャンボット「この調子なら、合宿中に完成度は八割を超えるだろう」
未央「やったね!」
楓(ゼロ)「蘭子もよかったぜ! 俺と一心同体だけあって、みんなの動きに合わせられてるぜ!」
蘭子「我は魔王、当然のこと!(やったぁ、ちゃんと合わせられたぁ!)」
ゼロ(蘭子はソロデビューしているから、その点が不安だったみたいだしな)
ミラーナイト(あなたと融合していた事で、その辺を意識できたようですね)
グレンファイヤー「みんな~、お疲れちゃ~ん。冷たい飲み物持ってきたぜ~」
卯月「わぁ、ありがとうございます!」
李衣菜「グレンファイヤー、すっかりお手伝いのおばちゃん的な感じに……」
みく「見た目はマッチョなお兄ちゃんなのに……」
美波「……ねぇみんな、どうせなら、合宿中に完璧に仕上げない?」
楓(ゼロ)「おっ、美波。大胆な発言だな」
ジャンボット「よほどの秘策があるようだな」
みりあ「完璧に! 美波ちゃん、すご~い!」
莉嘉「どんなことするの?」
美波「それはね、スペシャルメニューよ!」
みりあ・莉嘉「スペシャルメニュー!」 キラキラ
美波「まずは、ユニット対抗リレー」
未央「えぇ? これが完璧にするための秘策?」
凛「するくらいなら、練習の方がいいんじゃ……」
楓(ゼロ)「なるほど。いい案だと思うぜ?」
卯月「そうなんですか?」
美波「では、司会進行は……ジャンボットさん達、ウルティメイトフォースゼロの方に」
楓(ゼロ)「俺はみくと李衣菜のチームに入るぜ」
みく「にゃにゃ! これは一気に、みく達が有利にゃ!」
美波「あ、ゼロさんが走る時だけグレンファイヤーさんの妨害があります」
李衣菜「あ、無理かも」
美波「蘭子ちゃんは、私達と一緒ね」
アーニャ「一緒に頑張りまショウ」
・・・ ・・・ ・・・
ジャンボット「ではみんな、位置について」
ミラーナイト「よ~い、ドン!」
ジャンボット「先頭はアーニャか。みりあは、年齢にしては健闘しているな」
ミラーナイト「おっと、きらりさんはその身長を生かした素晴らしい加速。それに負けじと、未央選手が」
安部菜々(ゼロ)「みくの要望で菜々に変わっても、俺が大逆転勝利だぜ!」
李衣菜「ゼロ、ごめん! 抜かれちゃった~」
菜々(ゼロ)「よし、任せとけ!!」
ジャンボット「さて、ここからは妨害が入るぞ」
グレンファイヤー「よっしゃ! ファイヤーフラッシュ!」
ドゴーン!
菜々(ゼロ)「げっ! グレン、てめぇぇぇ!」
凛「ひっ! 背後で爆発が!」
莉嘉「巻き込まれたくないぃ~!」
美波「す、スリルがあるわね!」
ミラーナイト「一着は美波選手! 残念ながら、我らがリーダーは最下位です」
菜々(ゼロ)「テメー! 本気で狙っただろ!?」
グレンファイヤー「お前こそ本気で勝ちを狙ってんじゃねぇよ!」
みく「自分でリクエストしといてなんだけど、菜々ちゃんとは思えないにゃ」
李衣菜「ま~、中身はゼロだし(何故だか本物の菜々ちゃんだとこんなに動けない気がする……)
ミラーナイト「お次は飴食い競争!」
ジャンボット「砂糖の匂いに敏感なかな子が有利だ」
菜々(ゼロ)「ウルトラ念力! よし、飴を宙に浮かせて」
未央「甘い! その飴、いただき!」 パクッ
菜々(ゼロ)「なっ!」
未央「ゼリョがずりゅすりゅなんて、おみひょおひだもん!」
菜々(ゼロ)「ズルじゃねぇ! 自分の能力を使っただけだ!」
莉嘉「お先~!」
ミラーナイト「この調子では、アスタリスク・ゼロはまた最下位のようですね」
ジャンボット「続いては、3人4脚だ。これは難しそうだ」
グレンファイヤー「んじゃ、位置についてぇぇぇ! よ~い、ファイヤー!」
ミラーナイト「おっと、ニュージェネレーションがリードしてますね~。最初にデビューしたらしいので、息ピッタリです」
菜々(ゼロ)「お前ら、ちゃんと合わせろ!」
みく「ゼロにゃんが合わせられてないのニャ!」
李衣菜「そうだよ! ウルトラマンの癖に、一番へたっぴじゃん!」
菜々(ゼロ)「何を~!?」
ミラーナイト「我らがリーダーは、情けないですねぇ。おっと、ラブライカ+αは即興のチームのせいか、少々出遅れていますね」
グレンファイヤー「んじゃここらで、ゼロちゃんには活を入れなきゃな。ファイヤーフラッシュ!」
菜々(ゼロ)・みく・李衣菜「げぇっ!?」 チュドーン
蘭子「ひぃぃぃ!? 背後で爆発が!!」
美波「蘭子ちゃん! 巻き込まれたくなければ頑張りましょう!」
みく「グレンにゃん! みく達もいるから勘弁にゃーーー!?」
菜々(ゼロ)「くっ、まずいぜ。このままじゃ、また最下位に! 奥の手だ」 タンッ!
ミラーナイト「おっと! 我らがリーダー、みくさんと李衣菜さんを両手に抱え、跳躍!」
ジャンボット「ゼロの能力を含め、グレンの妨害だ。反則ではないな」
グレンファイヤー「一応、蘭子達を追い抜いてビリは避けたな~」
蘭子「はぅっ! 負けた……」 ガク
未央「グレンの妨害ありとは言え、ゼロずるい~」
菜々(ゼロ)「しょうがないだろ!」
李衣菜「でなきゃ私ら死んでるか、漫画みたいにアフロになってたからね!?」
卯月「アフロで済むんでしょうか~?」
きらり「最悪、ゼロちゃんが蘇生してくれるにぃ……」
ミラーナイト「続いて、借り物競争~」
菜々(ゼロ)「どれどれ……お父さんを連れてくる? いや、無理だろ!」
卯月(私が書いた奴ですね)
かな子(多分、みんながひいたらゼロさんを連れていくとか、そんな感じだったんだろうなぁ)
ジャンボット「バランス競争だ。みな、缶ジュースを頭に載せて動いてもらう」
菜々(ゼロ)「俺は常時スラッガーつけて動いてんだ! これくらい……あ、難しい」
蘭子「我が髪形もスラッガー?」
智絵里「え? じゃあ、私も……?」
みく「まさか、みくの猫ミミも……!?」
凛「そんなわけないでしょ」
グレンファイヤー「水鉄砲対決~!」
卯月「ゼロさん、覚悟!」
菜々(ゼロ)「むっ! ウルトラゼロディフェンダー!」
未央「ずるっ!!」
みく「蘭子ちゃん発見にゃ!」
蘭子「えっ! う、ウルトラ蘭子ディフェンダー!?」
李衣菜「防水だったんだ、それ」
・・・
・・・・・・
卯月「みんなで遊ぶの、楽しいですね!」
未央「みんなで揃って遊ぶって、あんまりない機会だからね~」
グレンファイヤー「みんな~、タオルで身体拭けよ~。なんなら、火ぃ出すからそれで乾かせよ~」
凛「やっぱり、グレンファイヤーがお手伝いのおばちゃんポジション……」
智絵里「グレンさん、ありがとうございます」
グレンファイヤー「いいってことよ。俺ぁ、ダンスなんかわかんねぇからな。これくらい手伝うぜ」
かな子「はい! 今度、一緒にお菓子食べましょうね」
グレンファイヤー「おぉ、サンキューな!」
菜々(ゼロ)「美波の目論見は、成功だな」
美波「ゼロさん、私の考えをやらせてくださって、ありがとうございます」
菜々(ゼロ)「言ったろ? このメンバーのリーダーは、美波だ。俺はただの、協力者だ」
アーニャ「けど、プリヤーチェリです」
菜々(ゼロ)「仲間、か。ありがとな、アーニャ」 ナデナデ
アーニャ「ゼロったら、子供じゃない、です。けど……ちょっと、嬉しいです」
菜々(ゼロ)「お、そうか? 俺で良ければ、いつでもしてやるぜ」
ミラーナイト「では、最後に行ってしまいましょう」
ジャンボット「そうだな」
グレンファイヤー「最後は大縄跳びだぜ!」
みりあ「ゼロさんは一緒にやらないの?」
菜々(ゼロ)「ああ。これはみりあ達、シンデレラプロジェクトのメンバーだけでやるんだ」
みりあ「そうなの? わかった! 頑張るから、見ててね!」
菜々(ゼロ)「ああ! それで、美波。目標は?」
美波「ちょっと高いですけど、50回です!」
未央「今の私らなら余裕だよねっ!」
卯月「はい!」
蘭子「みんなで心を一つにすれば……」
菜々(ゼロ)「よし、行くぜ! い~ち」
ミラーナイト「に~い!」
ジャンボット「さんっ!」
グレンファイヤー「し~!」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
『やった~!!』
夕食後
凛「今日のって、皆の心を一つにするためだったんでしょ?」
未央「ごめんね。私達、気持ちが急いでたかも」
美波「ううん。私こそ謝らなきゃ……まとめ役なのに、勝手なことしちゃった」
卯月「そんなことありませんよ! みんなで海で遊んで、今日のレクリエーションで、もっと一つになれた気がします!」
ゼロ(inアーニャ)「明日にはきっと、もっとうまく合わせられるようになってるさ」
アーニャ「きっと明日は、今の私達より、上手になってます」
卯月「私も、みんなも、お客さんも! フェスではみんなで笑顔になりましょう!」
美波「……私ね、このプロジェクトに参加するまで、自分がアイドルになるなんて考えたこともなかったの。私にとっては一つの冒険だった」
ゼロ「冒険か。俺もアナザースペースまで旅した時は、結構な冒険だったな」
ジャンボット「そして、我々と出会った」
美波「ふふ、ゼロさんに比べたらそんな偉大な冒険じゃないですけど」
ゼロ「そんなことないさ。美波がアイドルをやってみようと思ったことは、冒険だった」
美波「はいっ! 皆と出会って、ユニットデビューが最初に決まって、嬉しかったけど不安でした」
ゼロ「だけど、不安を、苦難を乗り越えた先には素晴らしい景色が待っているもんだ。俺も未だに、アナザースペースでの戦いの記憶は、色褪せない」
グレンファイヤー「あん時は大変だったな~。ゼロの胸、めちゃくちゃピコピコ鳴ってるし」
アーニャ「まだ、ウルティメイトイージス、なかったんですね」
ミラーナイト「アナザースペース中の人々が集まり、ベリアル軍と戦ったのですよ? その中心には」
卯月「ゼロさんがいたんですね!」
美波「一歩を踏み出して良かったと思えるから、次のライブもね、新しい景色が見えるチャンスなんだろうなって」
ゼロ「美波がアーニャと共に見た景色。それを今度は」
美波「皆と一緒に何が見えるか……私自身が確かめてみたい」
ゼロ「だったら、見に行こうぜ!」
ゼロ「俺が、俺達ウルティメイトフォースゼロがこの地球を守り切るぜ!」
グレンファイヤー「おうともよ! こんな可愛い嬢ちゃんたちの邪魔なんか、させやしねぇ!」
ミラーナイト「あなた方は、エメラナ姫の大事なご友人」
ジャンボット「姫に新たなる可能性を見せてくれた。その光、消させはしない!」
ゼロ「行こうぜ、ラブライカ! シンデレラガールズ! 夕闇の先にある、光星たちを見に!」
美波「はい! 私は、もっと強くなりたい。そして、みんなと一緒に歩いていきます!」
アーニャ「新しい季節、この日々が過ぎ去り、この日のことが遠い日のメモリーになっても、胸に残り続けます」
ゼロ「フェスに向けて、突っ走るぜ!!」
シンデレラガールズ「お~!」
翌日 夕方
楓(ゼロ)「決まったな」
ジャンボット「ああ、素晴らしい出来だ」
グレンファイヤー「嬢ちゃんたち、すげぇな!」
ミラーナイト「ええ、フェスが待ち遠しいですね!」
ジャンナイン「僕と武内が運んできた衣装を身に纏い、このダンスを披露するのが待ち遠しいな」
ちひろ「私も一緒に運んだんですけどね……」
武内P「アイドルフェスは全員参加の大舞台、ステージのリーダーを決めようと思うのですが」
未央「だったら……」 チラ
美波「えっ……」
楓(ゼロ)「俺も、美波がいいと思う。このままフェスまで向けて、冒険しようぜ?」
武内P「お願い、できますか?」
美波「……はいっ!」
卯月「いよいよですね!」
未央「うん、どうなるか、楽しみだね~!」
ジャンボット「……っ! ゼロ、宇宙から何か来るぞ!」
楓(ゼロ)「なんだと!?」
ガシャン! ガシャガシャガシャン!
武内P「無双鉄神インペライザー……」
杏「そ、そんなのが10体も……」
凛「あ、あいつは? 何か強そうだけど」
未央「タロウとメビウスが大苦戦するレベルのロボットだよ……!」
ババルウ星人バリアン「残念ながら、量産型だがな」
卯月「ババルウ星人バリアン……!」
バリアン「知ってるか? お前が倒したっていう天球ビートスター、その生産工場だったブロックが、無傷で回収されてんだぜ?」
楓(ゼロ)「なんだと!?」
ジャンナイン「ビートスターの残骸が……。では、あのインペライザーは」
ジャンボット「ビートスターで作られていたものか!」
バリアン「くく、宇宙にはゴミクズが多いんだよ。惑星の消滅より、自分の利益を優先するような奴らがなぁ」
ミラーナイト「あの時の戦いを影で見ていたものがいるわけですね」
グレンファイヤー「そんなのは関係ねぇ! 嬢ちゃんたちの邪魔だ。テメーはここでぶっ潰すぜ!」
バリアン「俺もあの方を甦らせるために、生贄が一人だけ必要でね……」
蘭子「い、生贄……?」
バリアン「プラスエネルギーの強い君達の内の誰か、一人でいいんだ。なってくれれば君達の仲間も、友達も、家族も、全員無事を約束しよう」
楓(ゼロ)「そんなこと」
アーニャ「そんなこと、させません!」
※無双鉄神インペライザー 登場作品・ウルトラマンメビウス、ゼロ外伝 キラー・ザ・ビートスター、ウルトラマンギンガSなど
エンペラ星人の作り上げた自立戦闘兵器。1号機(?)の能力は非常に高く、タロウのウルトラダイナマイトを受けても再生してしまうほど。
後にメビウス内にて量産機が登場するが、そちらは若干の能力ダウンが見受けられる。それでも、かなりの強敵。
ゼロ外伝に登場した際は数が重視されたせいか、こちらは再生能力はなく『天球鉄神』となっている。
美波「アーニャちゃん!」
バリアン「ほぉ? 強気だな。インペライザーを十体も前にして、見事だ」
アーニャ「あなたの野望、チェムノターの王は復活させません!」
バリアン「勇ましいなぁ! 君みたいな子が、生贄に丁度いい!」
アーニャ「あなたの野望は、ゼロが、打ち砕きます!」
バリアン「最初からそっち頼みなのもどうかと思うんだが……。いや、そうなっちゃうけどね?」
楓(ゼロ)「アーニャ……」
アーニャ「ゼロ、一緒に、戦いましょう!」
バリアン「あ、一緒に戦う気はあるのね……」
美波(バリアンにツッコミ入れられてる……)
楓(ゼロ)「よ、よし! いくぜ、アーニャ!」
アーニャ「ふふ、私が、ウルトラマンに変身……。ブラックホールが、吹き荒れます!」
美波(アーニャちゃんって、蘭子ちゃんに変な言葉教わってたからなぁ……。ゼロの言葉も、割と気に入ったのかしら)
ジャンボット「ここはゼロに任せて、インペライザーを倒すぞ!」
ミラーナイト「ディフェンスミラー! みなさんは、ここらか出ないように!」
ジャンナイン「天球で生まれたものを、これ以上有機生命体の脅威にさせはしない」
グレンファイヤー「いくぜ!」
ジャンボット・ジャンナイン「ジャンファイト!!」 バシャーン!
李衣菜「海の中から本体が出てきた!?」
アーニャ「デュワッ!!」ドゥゥゥン、シャキン、シャキン
ウルトラマンゼロ「シュワッ!!」
バリアン「ふん、やはり刃向うか。なら、予定通り力づくだ……! ババルウソード!」 シャキンッ!
アーニャ「では、ゼロツインソード、ですっ!!」
ゼロ「それ、俺の台詞……」
アーニャ「最終決戦です……!!」
ゼロ「だからそれ、俺の台詞……」
バリアン(何か調子狂うなぁ……)
バリアン(だが、ここで気は抜けない! あの方の為にも!!)
バリアン(ウルトラマンゼロ、まともに戦って俺が勝てる相手じゃないからな……!)
キン、カキン、キィンッ!
バリアン「知ってるか、ウルトラマンゼロ! 闇の皇帝エンペラ星人が存命していた時から、ババルウ星には二つの派閥があった!」
ゼロ「二つの派閥、だと?」
バリアン「皇帝に従属する皇帝派と、皇帝に逆らう反皇帝派さ!」
武内P「ま、まさか、エンペラ星人に逆らう勢力がババルウ星人にいたなんて……」
卯月「やっぱり、平和を望む人達はいたんですね」
バリアン「卯月ちゃん、とんだ勘違いだ。表立って皇帝に逆らえない、臆病者の集まりだ!」
蘭子「そ、そういう言い方は……」
ガキィィィンッ!!
バリアン「俺たち一家は当然、皇帝派に属していた。親父はエンペラ星人の配下の中でも、割と高い地位にいた」
ゼロ「アストラに化けたとはいえ、テメーの親父は大胆にも光の国に忍び込む奴だったからなぁ! その度胸は買うぜ!」
バリアン「世辞はいらねぇ! 親父はウルトラキーを盗んだと周りから評価されたが、失敗すれば一変して役立たずと罵倒された!」
バリアン「エンペラ星人は失敗した者には厳しいが、その家族に手をかけることはなかった」
バリアン「皇帝の温情と呼ぶ者がいたが、ただ単に興味がなかっただけだろうなぁ……」
杏「エンペラ星人は光に強い憎しみを抱いているから。ぶっちゃけ、ウルトラマンを怨むのも自分の境遇からくる逆恨みだし」
智絵里「さ、逆恨み? そんな、そんな理由で……」
かな子「そんな人が……多くの宇宙人を支配できるほど強いから、問題なんだね……」
美波「ウルトラマンを倒す事以外に興味がなかったのね……」
バリアン「親父の失敗から、処分はされなかったが俺達家族は随分と肩身が狭くなった」
バリアン「最初は親父を褒めてた連中が、今度はバカにし始めるんだ。何もしてないクズが、方向性は違えど努力した奴を馬鹿にするんだぜ?」
バリアン「こんな奴ら、滅べばいい。そう思った。そして、その時は来た!!」
武内P「エンペラ星人が、メビウスとゾフィー、そして地球人の活躍で倒された……」
バリアン「エンペラ星人がいなくなった途端、今度は反皇帝派の連中がのさばり始めたのさ」
卯月「目の上のたんこぶがいなくなってから……。だから、臆病者の集団……なんですね……」
バリアン「奴らの態度が癪に障ったが、これでようやくこの生活も終わりかと。俺は安心した。ウルトラ戦士に感謝したほどだ」
バリアン「だが、違った! 連中は平和を謳っておきながら、武力を用いて皇帝派を排除し始めただけだ!!」
美波「うっ……」
智絵里「は、排除……?」
バリアン「俺も地球にいたからわかるぜ。いるよなぁ? 人間にも!」
バリアン「戦争はいけないだなんて言っておきながら、暴力に走ってる奴らが」
バリアン「平和が何だと言いながら、平然と他人の悪口を言う馬鹿どもが」
きらり「確かに、あんまりハピハピじゃない人達もいるけど……」
李衣菜「人間にも……そういう人はいるよね……」
みく「国にあれをやれ、これをやれ。権利は主張するけど、義務は果たさない人間……」
バリアン「俺の星の反皇帝派の連中と、よぉく似てるぜ! 奴らも結局、エンペラ星人に仕えたくはないが、権力が欲しかっただけだ!!」
バリアン「反皇帝派の連中は、俺の母を処刑した! エンペラ星人の部下だった奴の妻と言う理由だけでな!!」
みりあ「しょ、処刑って……」
莉嘉「そんなの酷過ぎるよ!!」
バリアン「母は最期まで俺と弟の温情だけを求めた……」
アーニャ「どの星のママも、大事なものは、一緒……なんですね」
バリアン「その後、俺と弟は星を追放された。だが、穏健派の連中が手を回したのか、俺はまともな職につけず、ヤバい仕事をするしかなかった。その時に、弟は死んだ」
美波・未央「……弟が」
バリアン「弟が死んだ後か。奴と組んでいたのは。ナックル星人グレイ……今はナクリと名乗ってるらしいな。くく、楽しい一時だったぜ?」
武内P・ちひろ「……っ」
バリアン「こんなクズみたいな人生を送ってきた俺を、あの方だけは見捨てないでくれた……。なら、俺がすることはただ一つ!」
バリアン「あの方を、闇の王を甦らせることだけだ!!」
バリアン「邪魔をするな! ウルトラマンゼロ! この地球は、最初からあの方の物だったのだからな!!」
ゼロ「言いたい事は、それだけか?」
ガキィィィンッ!
バリアン「ぐっ!!」
ゼロ「テメーには同情してやる! ああ、お前は滅茶苦茶可哀想な奴だぜ! だがな、だからと言って……」
ゼロ「この地球で平和に暮らしていた少女達を巻き込むのは、良くないに決まってる!!」
ゼロ「それこそ、お前が嫌っているエンペラ星人と同じだ!!」
バリアン「っ!!! だ、黙れ!!」 ダッ!
ゼロ「一気に行くぜ!! プラズマスパークスラッシュ!!」
バリアン「がはっ!」 キラーン
蘭子(何かが、バリアンから飛んだ? 手を伸ばせば……よし、バリアはすり抜けられる。拾える)
バリアン「ぐ、ぅぅぅ……。さ、さすがだな、ウルトラマンゼロ……。くだらねぇ過去話までして油断させようとしたんだがな」
ゼロ「今の一撃を受けてまだ動けるか。お前こそ、さすがだな」
アーニャ「……何か、落ちてます?」
ゼロ「ん? あれは……」
バリアン「っ!! それを返せ!!!」
蘭子「これは……スパークレンス?」
美波「蘭子ちゃん! 危ないから、すぐに戻って!」
ゼロ「スパークレンス? ウルトラマンティガの変身道具か。何故、お前がそれを……!?」
バリアン「俺の切り札を返せぇぇぇ!!!!」
ゼロ「蘭子! それを持って、離れるんだ!!」
蘭子「はっ、はいっ!」 タッ
バリアン「クソ、エネルギーを反転させティガダークを呼び寄せる計画が……!」
ゼロ「ちっ! そんな計画まで……。ウルトラマンのスパークドールズではなかったが、ナクリの警告通りか!」
アーニャ「これ以上、悪さはダメ、ですっ」
凛「バリアン、思った以上に手ごわいね……」
未央「うん。グレン達もインペライザーが優先して周りを狙うから、倒しづらいみたいだね」
卯月「まだ、六体も残ってます!」
武内P「量産型とはいえ、もう4体倒してる彼らが強いと思うのですが……」
きらり「町を守りながら倒してるから~、ものすご~く! 強いにぃ」
蘭子「……これがあれば、ティガに変身できるんですか?」
杏「どうだろうねぇ~。マドカ・ダイゴはティガの因子を受け継ぐ存在だったし」
蘭子「試す価値は、ある。……これがあれば、ゼロさんの力になれる」
卯月「蘭子ちゃん……」
武内P(神崎さんはそうしたキャラクターで売っていたから、無力な自分が嫌だったんですね)
蘭子「私は……ゼロさんの力になりたい。誰かを守れる人間になりたい」
美波「蘭子ちゃん?」
杏(……何で、バリアンはスパークレンスを持ってるんだろう? エタルガーとの戦いで、ティガは自分の世界に帰ったって)
武内P(あの時、バリアンは言った。闇の王は、ゼロさんの知っている存在だと)
未央(だけど、知っていて知らない、別の次元の別人かもしれないと……)
美波(ウルトラマンティガ。彼は光と闇、両方の力を……っ!?)
美波「蘭子ちゃん、ダメっ!!」
蘭子「ティガーーーーーっ!!!!!」 キラーン!
ウルトラマンティガ「デェヤッ!!」
美波「ほ、本当に変身した……? けど、普通の色のティガ……? 私の考えすぎ?」
ゼロ「こいつは、驚いたぜ。蘭子がウルトラマンティガに変身するとは……」
アーニャ「蘭子、お揃い、です」
ティガ(蘭子)「一緒に、戦います!」
ゼロ「ああ、やろうぜ! て、サイズがでかいな。蘭子はグレン達の加勢を頼むぜ!」
ティガ(蘭子)「はいっ! ……っ!?」
ズズズズズズズ…………
ティガ(蘭子)「や、闇? う、あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
美波「ティガの身体を闇が蝕んで……!? 色が、黒に……」
武内P「ティガ……」
杏「ダーク……!!」
バリアン「ふふふ、はははははは!!! まさかこうもうまくいくとはな!!!」
ゼロ「なんだと!?」
バリアン「ハッキリ言えば、分の悪い賭けだった。だがなぁ、あの子は無力な自分を嘆いていたみたいだからなぁ」
バリアン「俺を諌めたり、一緒に戦いたいと思ったり……くく、良い子じゃないか」
ゼロ「蘭子に何をした!?」
バリアン「最初から蘭子ちゃんにはティガダーク様復活の依代になってもらうつもりだったのさ」
ゼロ「なっ……。お前の主は、ウルトラマンティガだったというのか!?」
バリアン「ティガダーク様だ!! 俺はナクリと組んだ後、時空の歪みに飲み込まれ……古代の地球へとやってきた」
バリアン「その地球では驚いたことに、光と闇の巨人族が戦っていたのさ」
バリアン「俺は闇の巨人を配下にしてやろうと戦いを挑んだが、結果は惨敗。ティガダーク様は強すぎて、俺はなにもできなかった」
バリアン「だが、この方は! 俺を殺さず、チャンスを下さったのだ! 信じられるか!?」
バリアン「こんな、ゴミクズ同然の俺を! 襲い掛かってきた敵に! チャンスを与えてくださったんだぞ!?」
バリアン「俺は感動し、誠心誠意あの方にお仕えした……! ティガダーク様は従属した者には寛大だった」
バリアン「エンペラ星人のような、八つ当たり野郎とは大違いさ!!」
武内P(闇の巨人が、情を? ですが、彼には同じ闇の巨人の恋人もいましたから……)
バリアン「さぁ、ティガダーク様! この地球は、あなた様のものです! 再び、私を御傍に……」
ティガダーク「うぅ……おぉぉぉ……」
バリアン「……? おかしい。人格が復活していない。エネルギーが足らなかったのか?」
アーニャ「ゼロっ! きっと、蘭子が抵抗してます!」
ゼロ「ああ! まだ、蘭子を助けられる!」
ジャンボット「こちらも終わったぞ!」
グレンファイヤー「よっしゃぁ! 任せろ!!」
ミラーナイト「私もお手伝いを!!」
ジャンナイン「蘭子、今助ける」
バリアン「邪魔はさせんぞ!! 更なるエネルギーをティガダーク様に……!!」
ゼロ「させるかよ!」
バリアン「くっ!」
グレンファイヤー「今助けてやるぜ!!」
ティガダーク「……」 ギロ シュッ!
ミラーナイト「うっ! は、早い……ぐあっ!!」
ジャンボット・ジャンナイン「ぐっ!?」
卯月「つ、強い……!」
グレンファイヤー「や、やるじゃねぇかよ……らんらんよぉ!」
ミラーナイト「ええ、一種の防衛本能のようなものですか? この強さに、黒いウルトラマン。見ていると嫌なことを思い出しますね」
ジャンボット「全くだ」
ジャンナイン「一筋縄ではいきそうにないな」
バリアン「さすが、ティガダーク様だ! 見ろ! あの方の力は、あのベリアルにも劣らぬ! いや、上回っているぞ!!」
ゼロ「だから、なんだ? あいつはこの場で俺とアーニャに倒される! そして、蘭子は助けられて終わりだ!!」
ティガダーク「……っ!!!」 ズシンッ!
ゼロ「おっと。なんだ? 急に俺をピンポイントで……」
『……で』
ゼロ「え?」
『見ないで……』
アーニャ「蘭子の、声?」
ミラーナイト「そういうことですか」
グレンファイヤー「どういうこった? らんらんはどうしちまったんだ?」
ミラーナイト「蘭子さんは、あの時の私と同じです。あの姿を、ゼロに見られたくないんです」
美波「蘭子ちゃんはゼロさんにいつも助けられていることを気にしていたから……」
アーニャ「さっきも、ゼロを助けたい一心で、ティガになりました。けど」
ゼロ「蘭子……。いいんだ、蘭子! そんなこと、気にしなくて!!」
『……見ないで。見ないでぇぇぇぇぇ!!!!!』
ティガダーク「オォォォォォ!!!」 キィィィン
杏「まずいよ! ダークゼペリオン光線だ!」
武内P「恐らく、我々の知らない、ティガダーク本来のフルパワーの威力です!!」
ゼロ「ミラーナイト! グレン! みんなを頼む! デュワ!」 ドゥゥゥン!!
卯月「ゼロさんも巨大化を! ゼロさん、お願いです! 蘭子ちゃんを!!」
ゼロ「言われるまでもねぇ!!」
バリアン「大人しくティガダーク様を復活させろぉぉぉ!!!」
ミラーナイト「おっと」
グレンファイヤー「今度は俺達が相手だぜ!」
ミラーナイト「女性の想いを邪魔するのは、いけませんね」
バリアン「邪魔だぁぁぁ!!!!」 ザザ
ミラーナイト(ノイズ音? バリアンの正体は、サイボーグですか?)
ゼロ「ウルティメイトイージス!!」
ビィィィィィィィィ!!!! キィン!
武内P「ダークゼペリオン光線を完全に防ぎ切った!!」
凛「さすが、伝説の盾……」
『見ないで。見ないで! 見ないで!! 役立たずの私を見ないで!!』
ウルティメイトゼロ「蘭子、いいんだ。そんな事を気にしないで」
『いやっ! ゼロさんの役に立ちたかった……。けど、立てなかった!』
ウルティメイトゼロ「蘭子はいつも、俺を気遣ってくれていたじゃないか!」
『闇の力だなんだって言っておいて、私は……こんな、口だけで!』
ウルティメイトゼロ「この星は俺が来たことで、運命が変わってしまった。蘭子は俺と出会わなければ」
『そんなこと言わないで……』
ウルティメイトゼロ「ほら、蘭子はそう言ってくれる。失敗は、誰にでもある。言っただろ? 俺も、そうだった」
『……っ』
ウルティメイトゼロ「だけど、蘭子は違う。最初から心の強さを理解している。俺なんかより、よっぽど強い」
『……私は』
ウルティメイトゼロ「蘭子が俺を想ってくれていただけで、俺は嬉しいぜ。さ、帰ろう」
『……ゼロさん』
美波「ティガダークが……消えていく」
卯月「蘭子ちゃん、よかったぁ……」
蘭子「ゼロさん……。私……」
ウルティメイトゼロ「疲れただろ? 少し、休んでな」 スッ
蘭子「……っ。はい」
バリアン「ば、バカな……。そんな、バカな!! ありえない、ティガダーク様が……」 ガクッ
ジャンボット「インペライザーも全て始末したぞ」
ジャンナイン「鋼鉄のジャン兄弟を相手にするには、少々不足だったな」
グレンファイヤー「さすがにもう、隠し玉はなさそうだなぁ?」
ミラーナイト「大人しくしてください」
ゼロ「聞かせろ。お前の次元にいたティガダークは、どうなった?」
バリアン「……ある日、光の巨人との最終決戦が起きた。俺はあの方の為に、死ぬつもりだった。だが」
バリアン「ティガダーク様は俺を宇宙に追放した。この手に、スパークレンスを持たせてな……」
バリアン「そして、俺は再び時空の歪みに呑まれ、元の時代へと戻ってきた。あの方は、万一の保険として俺を!」
卯月「違うと思います」
バリアン「何?」
卯月「スパークレンスを持たせた理由は分かりませんけど、ティガダークさんはあなたを、巻き込みたくなかったんです」
杏「別次元のティガなら違うかもしれないけど、ティガは闇から光へと変わったから」
武内P「あなたを追放したころには、他の闇の巨人を封印する気だったのかもしれませんね」
未央「バリアンにさ、やり直してほしかったんじゃないかな?」
バリアン「……俺の、負けだ。殺せ」
ゼロ「お前は、光の国へ連行する。お前の行いは十分な罪だが、酌量の余地がある」
卯月「死んだのも、私一人だけですからね!」
凛「一番の被害者がこれだからね……」
バリアン「卯月ちゃん……。君みたいな子が、俺の近くにいれば……うぅ」
ちひろ「なんだか、可哀想ですね……」
武内P「彼もまた、長くに続くエンペラ星人の支配による、被害者だったんでしょう」
???「お陰で、充分役に立ってくれたぞ」 ヒュッ
ゼロ「何!?」
バリアン「っ! あ、危ない!! ぐはっ!?」 ドシュ!
蘭子「バリアン! 私を、かばって……?」
???「くくく、はははははは!!! お陰で、俺の身体を再構成できるだけのエネルギーがたまった!!」
美波「金色の……スパークドールズ?」
とある宇宙
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!
ウルトラマンジャック「ば、バカな……! これは……」
ウルトラマンタロウ「ゼロが破壊したと言う『時空城』!!!」
タロウ「その主も、ヒカルとショウの活躍で倒されたはずだ!!」
カッ!
ジャック「き、消えた……?」
タロウ「まさか、地球に? まずい!!」
ジャック「ここからじゃ、地球に間に合わない……」
タロウ「すぐにウルトラサインを!!」
地球
超時空魔神エタルガー「さぁ、復活の時だぁぁぁ!!!!」
ズシンッ!
ゼロ「エタルガー……!! 生きていたのか!?」
ジャンボット「ゼロの言っていた敵か!」
ミラーナイト「そうか、自分の能力で人々の恐怖から!」
エタルガー「その通りだ。だが、咄嗟だったのでスパークドールズを作るのが精いっぱいだったがな」
グレンファイヤー「それに憑依してたってわけか。なんてしつけぇ奴だ!!」
ジャンナイン「ウルトラマンギンガ達に変わり、僕達が倒してやる」
エタルガー「メインディッシュを最初に食らうのはマナーに反するが、いいだろう」
超時空魔神エタルガー「ウルティメイトフォースゼロ! まずは貴様らから、消してやる!!」
ウルトラマンゼロ「ふっ。やはり、復活してくる奴は頭のネジを地獄に置き忘れてくるらしいな」
ウルトラマンゼロ「見せてやろうぜ、アーニャ!」
アーニャ「私達のビッグバン、止められないですっ!!」
ウルトラマンゼロ「行くぜ、ウルティメイトフォースゼロ!! 今度こそ、本当の最終決戦だ!!」
ウルティメイトフォースゼロ「おうっ!!!」
卯月「ゼロさん……負けないで!!」
次回に続く
月曜日になっちゃったっていうのに、お付き合い、あざっしたぁぁぁぁ!!
前回からの投下期間もそうですが、スレも長くなってしまってもうしわけないっす!!
書き直しまくってたら遅くなっちゃって……全国三人くらいのスレを待っている方、申し訳ないです!!
ぶっちゃけ>>13から>>37までなくても良いんですけど、ついつい悪ノリして書いちゃったんで投下しちゃいました!
残り2回の投下を予定しています!
出来る限り、今月中に終わらせる予定です!
それでは、終了依頼を出してきます!
乙
ラスボスはゼロダークネスだと予想(トラウマ的な意味で)
>>75
鋭いですね・・・
このSSまとめへのコメント
乙です!
バリアンの主がティガダークだったなんて……
エタルガーま復活したし、最終決戦は近いか。
ゼロ、いや、ウルティメイトフォースゼロ!!
負けないでくれ!!