魔王「それは誠か？」
武器聖人「はい、私は生まれてこのかた嘘を吐いたことがないのが誇りでして……」ニコッ
魔王「ならば早速見せてもらおうか？」
側近「いけません魔王様！人間など信用しては！」
魔王「なに、案ずるな…武器商人というのは金の為なら仲間をも売る連中だ、商談だけなら信用しても問題なかろう」
武器聖人「ではこちらをご覧ください」ゴソゴソ
魔王「…丸薬か？」
武器聖人「はい、この丸薬は服用者の身体能力を一時的に何十倍にも高める物です」
魔王「ほう……それは凄いな」
武器聖人「実際に効果を見て頂きたいのですが……」
魔王「うぬ、では飲ませてもらおう」ヒョイッ
側近「魔王様！毒でも盛られてたら大変です！お止め下さい！」
魔王「我に効く毒などあるものか……一々騒がしいぞ」
側近「それでも万が一があったら困ります！ここは私に飲ませていただけませんか？」
魔王「仕方ないの……」ジッ
側近「？ 早く渡していただけませんか？」
魔王「何を言うか、いつもみたいに我が口に入れてやろう、ほら口を開けい」
側近「なっ……///そんな人前で……///」
武器聖人「仲がよろしいのですね」ニコニコ
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