魔王「横浜市を占領するぞ!」(111)
―20xx年、秩序を失いつつある日本を、ある者がターゲットに定めていた。
それは隣の某国でもなく、あるいは赤い大国でもなかった。
その名は魔王。
魔王は、精鋭の手下に指示し、ついに日本の古都・鎌倉の大仏様から登場したのであった・・・。
魔王「というわけで鎌倉を占領したぞ!」
側近「さすが魔王様、優れた手腕で、あっという間に鎌倉を占領しましたね。」
魔王「あぁ、それもお前達の力あってこそだ。礼を言うぞ。」
側近「もったいないお言葉を。・・・ところで、なぜこの鎌倉を『始まりの村』のごとく、スタート地にしたのですか?」
魔王「それは簡単なことだ。まず見よ、この防衛に優れた地を。後ろは海、前は山々。簡単には攻められん。」
側近「えぇ、確かに。」
魔王「それにだ、我々は武装国家。武家政府の誕生の地であるこの鎌倉を本拠地にするのも趣向があっていいじゃないか。」
側近「そうですね。」
側近「それにしても、我々が大仏から登場したときの人間共のあの顔、覚えておるか?」
魔王「あぁ、痛快だったな。」
側近「ただ『さすが神奈川、やる事が違う。』と、人間達は言っていました。なかなか、強そうな所かもしれません。」
魔王「あぁ、海沿いで裸の金髪どもから平ったいもので叩かれたときは、少し焦ったな。」
側近「金出せよ、おらっ!って言ってましたけど、さすがの返り討ちでした、魔王様。」
魔王「うむ。」
側近「ところで、腰越なる地より献上物です。しらすという食べ物だそうで。」
魔王「うむ、うまい。」
側近「ところで、これからの目標はどうしましょう。」
魔王「まずは、この地域の占領からだ。ここは神奈川と言ったな。」
側近「えぇ、情報によりますと通称『犬』だそうです。」
魔王「犬?」
側近「えぇ、埼玉出身の魔導師将軍からの情報です。何でも地図の形だとか、この日本の中枢・東京の犬だとか。」
魔王「ほぅ、魔法が使えないから力でなんとかするあの魔導師がか。・・・そういう全ての情報は常に余に届けよ。」
側近「はっ、かしこまりました。」
魔王「ところで、魔導師と仲の悪いオークはどうした。」
側近「あぁ、あのヤンキーみたいな千葉出身のオーク将軍ですね。何でも海岸の調査しに行ってくると言ったきり、まだ帰ってきません。」
魔王「さぞ、大勢の女を泣かせてるようだな。」
忘れてた、作者からのお知らせ
このSSは、特定の団体、地域、人物を示唆し、侮蔑と捉えられかねない表現が多数含まれますが、これらは人物、地域、文化に基づく差別を助長するものでなく、全ての団体、地域、人物、文化をも、平等に貶める意図を持っていることをご理解ください。
魔王「ところで、次の目標を決めようではないか。」
側近「えぇ、分かりました。今の所、候補として3つのパターンが挙げられます。」
魔王「まずは内政・・・などという事は考えておらぬな?」
側近「当たり前です。だいたい、今は無意味です。それにですね・・・。」
魔王「なんだ?」
側近「今の鎌倉市政はすでに混乱しています。世界遺産に指定されなかっただけではありません、酷い有り様です。おかげで、多少内政しなくても、鎌倉市民は生きるスキルを有しております。」
魔王「そうか・・・で、3パターンを申してみよ。」
側近「一つは東に侵攻するものです。この先は逗子、横須賀、そして三浦半島と占領するものです。」
魔王「利点は?」
側近「後ろから攻められることがなくなるということです。その先は海ですので。」
魔王「で、欠点は?」
側近「横須賀を占領するとなると、日本だけでなく米国をかなり刺激してしまう恐れがあります。いきなり大魔王と対戦では、苦労する可能性も。ヤンキー魂は侮れません。」
魔王「奴らは、値切るの得意らしいからな。しぶといだろう。」
側近「というより、厚顔無恥な要求に、日本人があきれて『もういいよ、それで』になりますからね。」
魔王「お互いに呆れた奴らだ。」
側近「で、2番目の方法ですが、これは西に侵攻するものです。次は藤沢となりましょう。」
魔王「藤沢も、神奈川の中核な都市だな。」
側近「えぇ、東よりも価値は大きい所もあります。箱根まで占領すれば、敵も攻めにくくなりますし。」
魔王「欠点は?」
側近「補給線が長くなることです。3パターンの中では、1番長くなってしまいます。」
魔王「そうか・・・。」
側近「それで、この侵攻に関しては、オーク将軍が一番意欲を持ってるようです。『海はいいぞ』と。」
魔王「・・・却下だ。千葉のヤンキーに、湘南は汚されてたまるか。」
側近「最後の方法が、一気に横浜を攻めるというものです。」
魔王「なるほど、残りは雑魚、ジワジワと食ってしまえばいいってわけか。」
側近「えぇ、その後は攻めやすくなりそうです。魔導師将軍も『東上線と西武新宿線のためにも、是非この案を!』と申しておりました。」
魔王「川越の観光が、それほど伸びていないからな。やつも必死だろう。」
側近「欠点は・・・やはり激しい反撃に合うかと。」
魔王「そうか。」
側近「それと、横浜は通称『坂の町』です。攻めにくいのは鎌倉と同じなようで。」
魔王「・・・ハハハ、それは面白いではないか。よし決めた。魔王軍は、敵の中枢、横浜を一気に頂く。反論は認めん。全軍に通達しろ。」
側近「ははーっ。」
―1時間後
魔王「どうしてこうなった。」
側近「いや、大船がまさか横浜市かと思いませんでした。」
魔王「というか、大船市があると、ついさっきまで勘違いしてたよな。」
側近「えぇ、まずは大船へと攻めたのですが。」
魔王「まさかの観音様にやられたか。」
側近「夜は危険です。あの不気味さで、我々だけでなく、人間のガキ達が泣き叫んでましたから。」
魔王「仕方あるまい、まずは囲め。明朝になったら攻めよ。それなら倒せるだろう。」
側近「はっ。」
魔王「それとだ、輸送に湘南モノレールは使うな。酔って何人も倒れているではないか。いいか、湘南モノレールを使って侵攻するな、分かったな?」
側近「かしこまりました。」
―明朝
魔王「どうだ。」
側近「大船は陥落しました。このまま栄区を占領します。」
魔王「そうか。で、栄区はどういうところだ?」
側近「チベット1号です。」
魔王「は?」
側近「なんにもありません、大船以外はただのチベットです。」
魔王「それでは答えになっておらぬ・・・いいか、情報を集めよ!」
側近「はっ。」
側近「情報を集めてまいりました。」
魔王「聞かせてもらおう。」
側近「本郷台なる地の柏陽高校と言う場所で、多数の爆弾を有しているようです。どうやら、昔はそこが弾薬庫だったそうで。」
魔王「そこが敵の基地というわけか。」
側近「えぇ、そう考えるべきでしょう。ただ、そこにたどり着くまでには笠間と言う難所がありまして。」
魔王「笠間?」
側近「えぇ、難儀な交差点です。そこで、自転車部隊が多数やられました。申し訳ありません。」
魔王「そうか・・・それは死んだものに言ってやれ。」
側近「はっ。それと、一部偵察部隊を出したのですが・・・。」
魔王「帰ってこないのか。」
側近「えぇ、1名を除いて。全員捕らえられております。」
魔王「敵もなかなかやるの。」
ゴニョゴニョ・・・
側近「・・・なに?分かった。」
魔王「どうした?」
側近「いえ、先程捕まったものが解放されたようです。」
魔王「ほほぅ、敵に心ある奴がいるのか。」
側近「えぇ、ただ全員赤い紙を渡されいて、『警察だ、お前達速度違反だ、ここに振り込め。』と、言われているようです。」
魔王「は?」
―
側近「魔王様、栄区の占領完了しました。」
魔王「意外と早かったな。」
側近「なにせ、チベット1号の愛称を持つ地域です。大船と、柏陽高校以外は意外とスムーズに占領できました。」
魔王「やはり、本拠地は大変であったか。」
側近「えぇ、ただ、すでに廃止した『ア・テスト』の弊害が未だに残っており、神奈川の県立高校は軒並み学力低下。」
魔王「は?」
側近「柏陽高校生も、爆弾の使い方を知らなかったため、そこまで難儀なことはありませんでした。」
魔王「やはり『ア・テスト』が神奈川をダメにしていたのか・・・。」
側近「ただ、爆弾を使える高校生がいても困りますがね。」
魔王「全くだ。」
側近「・・・うん?これは!」
魔王「どうした?」
側近「なんと、敵本部の横浜市役所より書状が!」
魔王「ほう、抗議文書か。」
側近「どうやらそのようです。・・・最後にこの一文が。」
魔王「申してみよ。」
側近「『栄区は、横浜17区のうち最弱。横浜の面汚しめ。貴様らには他の16区が待ち構えてるぞ!』だそうです。」
魔王「あれ?」
側近「どうかされました?」
魔王「横浜市って18区じゃなかったか?」
側近「これはどこか忘れられてますね。」
側近「それに、最後に敵の名が書かれてます。」
魔王「ほほぅ、なんと申す?」
側近「『横浜裏市長 HAYASHI=NAKATA』」
魔王「どっちも苗字じゃないか・・・。」
側近「ちなみに本名はHIDE&ASUKAです。」
魔王「絶対分からないだろ、そのネタ。」
側近「で、次はどちらにしますか?」
魔王「まずはこのまま北上しよう。」
側近「となりますと・・・戸塚区ですか。ここはかなり厄介ですぞ。」
魔王「ほう、そのような地も存在するのか、横浜には。」
側近「えぇ、この地図をご覧下さい。」
魔王「いやに縦長いな。」
側近「えぇ、かつてはもっと大きな区だそうで。別名『元祖・チベット』です。」
魔王「チベットどれだけいるんだよ。」
側近「手前から、小雀・影取地区。ここまでは簡単に攻めることは可能です。」
魔王「そこから先か。」
側近「その先に難所・原宿と呼ばれる地域。ここにはすでに偵察部隊を派遣したのですが・・・。」
魔王「やられたのか。」
側近「えぇ、渋滞7kmで進軍を阻まれたそうです。」
魔王「その先はどうなっている。」
側近「その先は戸塚区の中枢です。ここに2人の将軍がいることが確認されました。」
魔王「ほほぅ、どんな奴らだ?」
側近「その名は・・・一人目はウナシー。」
魔王「・・・意外と弱そうな名だな。まぁ名前は関係ないか。で、2人目は?」
側近「とつか再開発くんと称しております。」
魔王「前言撤回、名前は関係ある。」
側近「詳しくはググってみてください。」
魔王「」
側近「どうされました?」
魔王「自分の体格をヘクタールで表記する奴、初めて見た・・・。」
側近「えぇ、かなり厄介な相手になります。」
魔王「ただ、そこを倒せば一気に占領できるんだな?」
側近「いえ、その先には未開の地・舞岡とオーロラシティ(笑)・東戸塚が控えております。一つ間違えると、撤退する必要になる恐れも。」
魔王「ネーミングセンスださっ!」
ククク…偉大なる魔王様ぜひ私めを召し抱えください…
手始めに横浜新道上矢部ICから切り取ってご覧に入れましょう…
俺横浜住みだけどオーロラシティとか初めて聴いたんだが……
>>24
魔王「うむ、よろしく頼むぞ。上矢部だけでなく、戸塚料金所まで支配できたときには、恩賞は貴様の思いのままよ。そして、諸君。我が魔王軍への参加を期待しておるぞ!」
>>25-26
側近「どうやら、その地域のデパートやタワーマンション一帯の事を指すようで。情報を仕入れていただき、感謝いたす。」
側近「大変です!戸塚区の戦闘で、我が軍は敗北を喫しました。」
魔王「ほほぅ、奴らもやるな。さすがは横浜市、侮れない相手だ。」
側近「えぇ、原宿での戦闘でやられてしまいました。」
魔王「やはり、例の渋滞なのか?」
側近「いえ、それもありましたが・・・。」
魔王「ほほぅ、それよりも強敵がいたのか。」
側近「えぇ、実は近所の崎陽軒系列の店にやられました。『シウマイ、旨いです。』の報告ばかりで。」
魔王「」
―数時間後
側近「すみませんでした。予定より遅れましたが、原宿を占拠。さらに進軍を続けております。」
魔王「多少の遅れは気にしておらん。士気は高ければ、まだ大丈夫だ。」
側近「えぇ、幸か不幸か、シウマイパワーで我々の士気は高まりました。」
魔王「この鎌倉カスターパワーと合わせれば、無敵だな。ハハハ!」
側近「鳩サブレーも忘れてはいけませんぞ!」
魔王「そうだった、そうだった。よし、由比ガ浜のパトロール(卑猥)で忙しいオーク将軍に、鳩サブレーを送ってやれ!」
側近「はっ!かしこまりました。」
魔王「ところで、戸塚の中枢はどうなっておる?」
側近「いまだに、敵のウナシー将軍ととつか再開発くん将軍の指揮のもと、篭城作戦をとる模様です。」
魔王「・・・ふむ、そういえば、ウナシーとやらは、一応、一応、一応牛だったな。」
側近「えぇ、ハムが身体に付いてるようで、どうも得意技はどこでも寝るだそうです。」
魔王「篭城にはうってつけってわけだな。」
側近「とつか再開発くんもおにぎりですから、篭城作戦向きの将軍でしょう。」
魔王「約4.3haのおにぎりだからな、十分な食糧はあるってわけか。」
側近「どうされますか?」
魔王「ふふっ、気にしなくても良い。少数で囲む程度にしておけ。そのおにぎりやらが腐るのを見せてもらおうじゃないか。」
側近「では、このまま周りの地域を攻めますね。」
側近「朗報です。東戸塚地区が降伏しました。あとは未開の地・舞岡と、戸塚区の中枢ってわけだな。」
魔王「ほほぅ、今回は早かったな。どうやったのか?」
側近「まずは、>>24の功績があります。彼が上矢部と戸塚料金所を抑えたことで、奴らは絶対に横浜新道を利用せざるを得なくなりました。200円は死活問題です。」
魔王「戸塚料金所手前のこっそり抜けれる道も抑えたのか、よくやった。>>24には恩賞を与えよ!」
側近「はっ!」
魔王「で、その後はどうなったのか?」
側近「横浜新道を抑えた我が軍は、東戸塚地区に脅しをかけました。」
魔王「ほほぅ、どのようなものか聞きたいものだ。」
側近「簡単なことです。」
『おい、我が軍は簡単に横須賀線止めれるぞ!人身事故だけじゃない、信号トラブルやポイント故障だ。そんなことになったらお前らどうなるか分かってるだろうな?』
魔王「」
魔王「人身事故はまずいんじゃないか?」
側近「えぇ、後悔はしております。しかし、そのような必要はありません。彼らはすぐに降伏を申し出たのですから。」
魔王「そりゃあ、横須賀線止まったら、東戸塚は陸の孤島だもんな。どこにも行けなくなるもんな。しゃーない。」
側近「えぇ、敵の弱点を知ることは大事ですぞ!」
魔王「あとは舞岡を抑えたら、戸塚はほっとくか。」
側近「えぇ、あそこは時間の問題です。敵にもなりません。」
陸の孤島だと?
東戸塚には環状2号線と国道1号があるぞ!
側近「なんとか舞岡を抑えました、これで戸塚区はほぼ完璧です。」
魔王「よし、予定通りこのまま戸塚中心部は包囲だけにしとけ。ウナシーと戸塚再開発くんはほっとくんだ。・・・まて、なんとかとはどういうことだ?」
側近「実は、舞岡でゲリラ戦をされまして・・・。」
魔王「どんだけ田舎だよ!」
側近「まぁ、叩けたんで良しにしましょう。ところで魔王様、別働隊に金沢区を攻めさせていましたが、その報告を申し上げます。」
魔王「うむ。」
側近「上郷の森の家からの『リア充になりたい』部隊と鎌倉霊園から『生き帰っててきたぞ』部隊を派遣しました。前者の目標は八景島、後者は金沢文庫です。」
魔王「で、どうなった?」
>>35
魔導師「ひゃひゃひゃ、環状2号線なんてのは暴走族に金を渡して封鎖させてもらったぞぃ、ひゃひゃひゃっ。ま、バスで隣駅に移動となったら1時間かかっちゃうわな、ひゃひゃひゃ!」
側近「それが、まず動物園部隊と戦うことになって・・・。」
魔王「うむ、強敵だろうな。」
側近「敵の将軍、コアラ将軍を叩いたところ、降伏しました。それで、野毛山動物園の一部の同志に叛乱を約束させ、さらにズーラシアを攻めるときには、部隊を派遣すると約束してきています。」
魔王「おぉ、それはいい。彼らに罪を問うな。言わずして、汚名を雪いでくれるだろう。・・・よし、決めた。降伏するものには罪を問うな。全軍に通達しろ。ただし、戸塚、お前は許さん。」
側近「どんだけ、あの2将軍嫌いなのですか・・・。」
魔王「その後はどうなっておる?」
側近「そのまま金沢八景で一旦合流した両軍は、からぶき屋根と市立大学を粉砕。東急車輛はいとも簡単に手に入れました。」
魔王「ふむ、さすがだ。偽金沢はもう我々のものだな!ハハハ!」
側近「それ言うと、怒られますよ?」
側近「『生き帰っててきたぞ』部隊が、金沢文庫を占領しました。」
魔王「ふむ、よくやった。」
側近「これにより、彼らはパワーアップを果たしました。」
魔王「ほほう、どんな感じにだ?」
側近「簡単に言えば、8両から12両になるようなもんです。」
魔王「後ろ4両羽田空港行き、ってことは彼らは日本各地に派遣する精鋭となるわけだな!」
側近「えぇ、ですから今彼らには新たな訓練を課そうかと思いまして。」
魔王「どのようなものだ?」
側近「『金沢文庫』を手で口を広げながら言う訓練です!」
魔王「ほほぅ、私もやってみよう。・・・かなざわ○んこ。」
側近「さすがです、魔王様、一発で成功ですぞ。」
魔王「ふぅむ、少し軽視していたが、金沢区も案外重要な地であったな。」
側近「えぇ、コストコやダイエー、アウトレットモールもあります。魔族の奥様はさぞ喜ぶでしょう。」
魔王「ハハハ、我が一族の繁栄を、しかと見よ!」
側近「そのことなのですが・・・。」
魔王「なにか悪い知らせでもあるのか?」
側近「えぇ、『リア充になりたい』部隊が八景島を占領したのですが・・・。」
魔王「なんだ、いい知らせではないか。」
側近「それが、リア充になれず凹む者、リア充になったはいいものの、別れる場所として有名な八景島では、やはり振られてしまう奴も大勢出まして、力が半減しております。」
魔王「そういえば、作者が水族館出てすぐの階段で転げ落ちたのもそこだったよな?」
側近「えぇ、小指折れてましたからね。さぞ恨みはあるでしょう。」
魔王「やはり、あそこは家族サービスで行くべきだな・・・。」
魔王「まぁ良い、とりあえず、金沢区は占拠したって事だな?」
側近「それがなんですが・・・。」
魔王「どうした?まだあるのか?」
側近「ただいま力をパワーアップさせた『生き帰っててきたぞ』部隊が横浜高校野球部と対戦中。これに勝たなければ、まだ支配できたとは言えません。」
魔王「何をやっておる。彼らは横浜DeNAベイスターズのたかが3軍じゃないか。この先、横浜DeNAベイスターズとは戦うんだぞ?その程度の相手でどうする!?」
側近「それがですね、横浜DeNAベイスターズよりも強いと噂で。」
魔王「」
側近「それもうちの部隊が、Y校と勘違いしたばかりに怒り心頭です。」
魔王「そりゃそうだろ。」
―3時間後
側近「報告です、横浜高校との試合は延長引き分けです。」
魔王「おいおい、それでは再試合じゃないか。」
側近「そこで、あみだで勝敗を決めまして。」
魔王「」
側近「見事に勝ちを引きました。」
魔王「最初からそうしろよ。」
側近「何はともあれ、金沢区占領です。」
魔王「横浜高校には、正式に謝罪しとけ。」
側近「は、分かりました。」
魔王「で、別働隊はそのまま磯子に向かえ。休みは抜きだ。」
側近「了解しました。」
魔王「よし、本隊はこのまま泉区と保土ヶ谷区を攻めよ。」
側近「泉区を攻めた後、その勢いで保土ヶ谷区と言うわけですね。」
魔王「あぁ、そうだ。」
側近「では、泉区を攻めます。泉区なのですが、ここはチベット2号。」
魔王「またチベットかよ。」
側近「まぁ、栄区並みに簡単に占領できるでしょ。」
魔王「怒られるぞ、泉区民と栄区民に・・・。」
側近「横浜裏市長に忘れられてる区民は、もっと怒りを持っていいと思います。」
魔王「どうせ、あそこのことだろうけど、可哀想だな、おい。」
否定できないからくやちぃ
>>49
オーク「泉区の女騎士は俺が頂くので、そこんとこ夜露死苦!」
側近「泉区占領完了しました。」
魔王「泉区といえば、いずみ野線だったな。」
側近「えぇ、まずはこちらをご覧下さい。」
魔王「うん?これはただの橋ではないか。」
側近「いえ、これは駅です。」
魔王「」
側近「駅名はゆめが丘。この一帯を瞬く間に獲得しました。」
魔王「夢も希望もあったもんじゃねぇ。」
側近「こちらもご覧下さい。」
魔王「うん?・・・綺麗な女ばかりではないか。泉区は美人ぞろいなのか?」
側近「えぇ、これは緑園都市駅周辺です。近くに女子大がありまして。」
魔王「・・・そういえば、>>49の女騎士を捕まえに行くってオークの奴、飛んで行ったな。」
側近「えぇ。どうします?」
魔王「女騎士を捕まえたら、即刻帰還しろと伝えろ。ここは汚染させちゃならねぇ!」
側近「じゃあ調教は後日するように伝えておきますね。」
魔王「あぁ、理由は何でもいい。じらし作戦だとでも伝えておけ。そうすりゃ、納得するだろ。」
側近「そういえば、泉区って地下鉄走ってましたよね。」
魔王「あ・・・忘れてた。」
側近「まぁ、地下鉄ってあっても無いようなもんですからね。」
魔王「そういうこと言ったらあかん。」
くっ!殺せ!
魔王「さて、これからは保土ヶ谷区を占拠するわけだが、どんなところだ?」
側近「まぁあれですね、学園都市みたいなもんです。」
魔王「ほほぅ、優秀な人材が集っているのか。」
側近「横浜国立大学を舐めたらダメですよ。」
魔王「おおう、市立大学の次は国立大学か。いわゆるグレードアップってわけだな。」
側近「まぁ、そこはお察しください。」
魔王「まぁ、察するかどうかはともかく、では国立大の連中は全員捕虜にしろ。」
側近「優秀な人材は全て魔王軍に仕えてもらう・・・そういうことですな。」
魔王「そうだ。」
側近「素晴らしいお考えです。ところで、福田萌はあっちゃんに取られてしまいましたが、どうしますか?」
魔王「では、配下のチャラ男将軍にけしかけるように命令しとこう。」
側近「ですから、チャラ男じゃなくて藤森将軍ですぞ。」
魔王「どっちでもいい。奴なら、あっちゃんの喧嘩の相手ぐらい出来るだろ。」
側近「ラジオ『オールナイトニッポン』での喧嘩は、面白かったですなー。」
>>54
側近「泉女騎士は、嬲り続けて堕としてしまうがよろしいでしょう。」
>>58
待て、何を続けると書いてあるんだ?
>>59
魔王「そら、そういうことよ。では頼んだオークよ。」
側近「ところで、こちらをご覧下さい。」
魔王「ふむ、地形が凸凹しているな。攻めにくく、守りやすい。そういう地だな、横浜は。」
側近「えぇ、保土ヶ谷区はそのなかでも坂の多いところ。注意する必要があります。」
魔王「ふむ。」
側近「ですが、時間はありません。今入ってきた情報によりますと、北部の緑区、青葉区、都筑区が北部連合を組もうとしています。体制が整う前に、彼らと戦わねばなりません。」
魔王「作者め、北部はあまり知らないからと言って、適当に組ませただろ、これ。」
側近「そんなの知りません、が、彼らは東京都に応援を要請しています。」
魔王「さすが横浜都民。」
側近「では、急ぎましょう。」
側近「こちらが、権太坂、箱根駅伝の難所です。」
魔王「戸塚区民は、ここで死に掛けた選手を応援するわけだな。Sな奴らめ。」
側近「まぁまぁ、これから先は交通の要所を抑える必要があります。激戦になりましょう。」
魔王「保土ヶ谷インターチェンジと新保土ヶ谷インターチェンジだな。この双子は、強いのか?」
側近「我ら地元民でないものは、迷うこと必死です。」
魔王「ふむ、では心してかかろうではないか。」
側近「お願いします。」
>>64
魔王「安心したまえ、お前の力を発揮する場所は用意してやるからな。」
魔王「ところで、保土ヶ谷にも、戸塚の2将軍みたいなのがいるのか?」
側近「えーっとですね、まずはピーコ将軍です。」
魔王「なんだ、このファッションセンスは。」
側近「それ言うと、パワー100倍になるらしいですよ?」
魔王「なんと言う奴だ。他には?」
側近「ホンジャマカ将軍です。」
魔王「絶対に恵は巻き込まれてるよね。」
側近「そこを気にしたらダメです。ちなみに弱点はネギだそうで。」
魔王「どんな弱点よ。で、他にもおるのか?」
側近「これはネーミングからして強そうですね。」
魔王「おぉ、なんと言う?」
側近「ゴーリキー将軍です。」
魔王「」
側近「というわけでして、保土ヶ谷区は『ガンガンいこうぜ!ゴリ☆押し☆作戦』で行きますね。」
魔王「ネーミング、もう少しなんとかならなかったのか?」
側近「それは戸塚のあれに言って下さい。」
魔王「そうだったな・・・。」
―しばらくしたのち
側近「大変です!」
魔王「どうした、作戦は失敗したのか?」
側近「いえ、作戦は成功なのですが・・・。」
魔王「あんなダサいネーミングの作戦名でやられたら悲惨だよな。」
側近「ところが、敵もやるものです。」
魔王「?」
側近「保土ヶ谷駅周辺を占拠したのですが。」
魔王「が?」
側近「敵の中枢は☆川でした。だまされてたのです!」
魔王「・・・は?調べてたのだろ?」
側近「てっきりあそこが本拠地かと・・・。」
魔王「最初からちゃんと調べて来いよ!てか、なんで星川が☆川になってるぞ!」
側近「・・・すみません、今度こそ星川も占拠し保土ヶ谷を手に入れました。」
魔王「まったく。」
側近「この不手際、申し訳ございません。」
魔王「まぁ、よい。」
側近「なので、先程全力で別働隊に磯子区を攻めるよう命じました。」
魔王「・・・罰を受けないために攻められる磯子区涙目だな。」
側近「ですが、あそこには『横浜こども科学館』という敵の秘密工場がありまして・・・。」
魔王「おいおい、こどもって名乗っておきながら不穏なことしてるな。」
側近「えぇ、最近は横浜銀行が援助してる模様で、かなり危険な存在です。」
魔王「阪神、ヤクルトにとっては格好の餌食だな。」
側近「ですから、さっさと取ってしまいましょう。」
側近「魔王様、磯子区がもろいです。」
魔王「そういうこと言うな!」
側近「す、すみません、ですが、例の秘密工場を落としたらそのまま降伏しました。」
魔王「なに?戦い気の無い奴らめ。・・・しかし、無傷で戦果を得るのもいいもんだ。」
側近「それだけではありません。」
側近「磯子区を管轄する、ひばり大提督が根回しした結果、港南区と南区も戦わないうちに降伏です。」
魔王「は?」
側近「ひばりの力、死しても衰えずです。」
魔王「ゴーストかよ!」
側近「南区といえば、桂なんとかですね。」
魔王「あぁ、あのハゲか。」
側近「ハゲ言わないで上げて下さい。もうすぐあの世に行くんですから。」
魔王「そっちのほうが酷いぞ。」
側近「そんな南区から治安のいいところだけをピックアップして、奪ってきたのが港南区ですね。」
魔王「・・・てことは、南区は治安めっちゃ悪いんじゃないか?」
側近「えぇ、作者はそこで殴られてますしね。」
魔王「その恨みをこの短さで晴らすのかよ。」
側近「いえ、ただ単に南区はいいやって。」
魔王「なんだこれは?」
側近「どうされました?」
魔王「これを見よ。」
側近「はい。・・・HAC?」
魔王「あぁ、ここだけじゃない、ここにもだ、あそこにもだ、あんなところにもだ。」
側近「うわぁ、酷い数ですね。あちこちにありますね。」
魔王「横浜全体でもHACだらけだけど、港南区はそれに拍車をかけた状態だぞ?」
側近「馬鹿ですね。」
魔王「そう言ってやるなよ。」
側近「そういえば・・・。」
魔王「どうした?」
側近「港南区には、刑務所がありました。どうです、例の泉区の女騎士をそこで尋問するのは?」
魔王「施設があるのならば、そうしよう。まぁ、尋問というよりは、嬲ることになるんだがな。ハハハ・・・」
側近「分かりました、隣に保育園と幼稚園がありますが、いいですね?」
魔王「やっぱやめろ!」
側近「こちらが、えーっとかみおおおおかです。あ、違います、かみおおかです。ん?上大岡です。」
魔王「おが3つで上大岡だな、ややこしいな。」
側近「えぇ、ですが、ここは横浜の副都心。今までどうしようもなかった場所と比べたら、重要な地を得たと言えましょう。」
魔王「うむ、・・・これは?」
側近「えーっとですね・・・ゆめおおか、いえ、ゆめおおおおかオフィスタワーでございます。」
魔王「・・・もうすこし、分かりやすいネーミングにしなかったのかよ。」
側近「外人にはとても難しい発音らしいですよ。」
※実際は『ゆめおおおかオフィスタワー』ですw
魔王「では次は中心部を攻めるか。」
側近「そのことなのですが。」
魔王「もうすでに攻勢をかけた・・・って顔だな。」
側近「えぇ。」
魔王「で、どうなっておる。」
側近「中区に侵攻した部隊は、そのまま横浜DeNAベイスターズ1軍と対戦。」
魔王「え?」
側近「相手にしたのは、横浜高校を破った部隊です。」
魔王「まさか、『生き帰っててきたぞ』部隊のことか。」
側近「えぇ、凄まじい試合になり乱打戦になりまして・・・。」
魔王「予想はついた。」
側近「どうぞ、ご覧下さい、相手の投手はどすこい山口です。」
魔王「え、見るの?」
魔王様、上大岡には学力レベルの高い南高校生徒がいますぞ
ぜひ戦力にしては?
ま、魔王様……大魔法の行使はおやめください……(´;ω;`)
>>85
魔王「自分で優秀だと言っていいのは私だけだ。そのようなことを口走る貴様に死を与えよう・・・まて、名誉挽回の機会を与えよう。その力とやらで、旭区の免許センターを獲得したまえ。」
>>86
魔王「断る。」
魔王「あ、フォアボール。」
側近「押し出しで1点。これで13-6で、勝っています。」
魔王「今、何回だ?」
側近「まだ4回ですよ。ちなみに、相手投手はほとんど投手陣を使い果たして、あとは吉川とショーマしかいません。」
魔王「おい、投手変えられないじゃないか・・・。」
―2時間後
側近「なんてことですか・・・。」
魔王「なんということだ。」
側近「まさかの逆転、17-18です。」
魔王「・・・このままではショーマに勝利が付いてしまうではないか。」
側近「し、しかし、ここまで70球投げてます、逆転は可能かと!」
『ピッチャー、変わりまして大魔王・佐々木。』
魔王・側近「・・・え?」
魔王「待てぃ!奴は大魔神だろ!」
側近「こ、これは進化したということなのでしょうか・・・。」
魔王「大魔神だろうが、大魔王だろうが、佐々木が来たら試合終了じゃないか!!」
側近「ど、どうしましょう!」
魔王「土橋、岩村、古田がいなきゃ、勝てないぞ!」
側近「全員引退しちゃいましたからね・・・。」
魔王「どさくさに紛れて、岩村を引退させるのやめろぉぉぉ!」
側近「ランナー2塁、しかし9回2アウトですぞ!」
魔王「しょうがない。」
側近「どうするのですか?」
魔王「このようなところで、手間をかけるわけには行かない。」
側近「ま、まさか!」
魔王「そのまさかだ。・・・主審、交代だ!バッター、俺。」
側近「まさか、魔王に古田の精神が乗り移ってくるとは・・・!」
魔王「ふふ、大魔王だろうが、大魔神だろうが、勝つのは私だ。」
側近「さすがです、魔王様。逆転勝利です。」
魔王「いや、相手の自滅だ。ワイルドピッチで1点、フォアボールの後にボーク2連発の後、パスボールだからな。鶴では、大魔神のフォークは取れないらしい。」
側近「本当なら、ホームランのほうがかっこいいのですが・・・。」
魔王「・・・それは言うな。」
魔王「よし、これで中区は別働隊に任せよう。では、本隊は旭区に突撃せよ。」
側近「そ、それがですね・・・。」
魔王「どうした?」
側近「これをご覧下さい。」
魔王「ん?赤い紙や、青い紙・・・まさか。」
側近「そのまさかです。全て栄区で切られた交通違反切符です。」
魔王「ということは・・・。」
側近「えぇ、彼らは免許センターを利用して遅延作戦に出る模様です。」
魔王「優良なら30分で済むんだけどな・・・。」
側近「これ以上時間をかけるようであれば、敵も体勢を整えてきます。それでは不利になるかと・・・。」
魔王「案ずるな。」
側近「はっ?」
魔王「側近よ、これを見よ。」
側近「え・・・こ、これはまさか!」
魔王「そうだ、そのまさかだ。」
側近「・・・彼らに全てを任せるということですか?」
魔王「うむ、そのために臨時編成部隊を作っておいた。その名も『偽金沢動物園部隊』だ。」
側近「偽が邪魔です!!」
側近「・・・つまり、約束を果たしに来た、というわけですね。」
魔王「うむ、ズーラシアなる世界に誇る要塞も、まずは彼らに攻めて頂こうではないか。」
側近「えぇ、オカピなる将軍なぞ、彼らの力で打ち破ってくれるでしょう。」
魔王「あぁ、この混乱にも関わらず、約束を果たしに来た彼らなら、打ち破ってくれるだろう。」
側近「そうでありましょう。それに、彼らなら免許センターも簡単に侵攻できます。」
魔王「ゴールド免許だもんな、30分で講習終了だ。」
側近「敵もこのようなことを想像して無いでしょう。」
魔王「想像されてたまるか。」
側近「・・・魔王様。」
魔王「どうした側近、もうすぐズーラシアとの戦闘だぞ?安心しろ、こちらは電撃戦であっという間に免許センターを破壊してやったんだ。利は我々にある。」
側近「・・・分かっております。しかし、一つ気になる情報がありまして・・・。」
魔王「・・・どのようなものだ?」
側近「敵地・旭区にてどうもゲリラ戦を挑まれてるようです。」
魔王「またかよ!」
側近「どうも敵は・・・動物で。」
魔王「またかよ!」
魔王「どういうことだ!」
側近「・・・実は見逃していたものがありまして。こちらをご覧下さい。」
魔王「大池公園?」
側近「えぇ、正式にはこども自然公園といいます。この敷地内に、ちびっこ動物園というものがありまして。」
魔王「くそっ、やってられっか!」
側近「どうもこれから相手をする、ズーラシアや野毛山動物園との連携が見込まれております。」
魔王「ちっ、2方面作戦に時間をかけたら、兵数に劣るこちらが不利になるぞ!」
側近「ですから、別働隊にも急ぐよう指示しております。」
魔王「よし、急がせろ。・・・だいたい、370万人都市相手では、兵数不利なのは分かっているんだ。もっと急がせてもいい!そして、降伏や内通者を作らせるのだ!分かったな!」
側近「はっ!」
魔王「ところで、例の内通者の件はどうなっておる?」
側近「野毛山動物園ですね。らくだ将軍のやる気を奪うことに成功し、抵抗を弱めることに成功しております。」
魔王「奴も年齢には勝てぬということか。」
側近「ええ。中区へ別働隊が攻めておりますが、ベイスターズ軍を倒した勢いで速やかに占拠しております。」
魔王「ふむ。どうだ、一気に西区、神奈川区にも進軍可能か?」
側近「可能ですが、本隊と合流したほうがよろしいかと。本来、軍を二手に分けることはタブーですからね。」
魔王「分かった、その進言を取り入れよう。」
魔王「では、まず中区の状況について説明してもらおうか。」
側近「はい。まず、各地の観光地についてなんですが・・・。」
魔王「第1目標だな。」
側近「えぇ、それらは簡単に占拠しました。」
魔王「ほほぅ、もっと抵抗するかと思ったのだがな。」
側近「それが、ほとんど県外の人間ばかりであったようです。横浜市を占拠するのには、さしたる抵抗が無いようで。」
魔王「・・・観光都市だからしょうがないな。」
側近「そればかりか、埼玉県民からはサポートを受けたようです。」
魔王「魔導師将軍の故郷か。彼に褒美を与えるべきかな。」
側近「いえ、ただ単純に横浜憎しの気持ちでいっぱいだったようで、それだけの理由で協力したようです。」
魔王「」
魔王「で、第2目標の女子校はどうなった。」
側近「まず、フェリスに関しては、本部の泉区が占拠されたことと、女騎士の哀れな敗れ方を説明したところ、降伏しました。」
魔王「抵抗無しか。」
側近「えぇ。フェリスの大学には行かない彼女達です。判断としても正しいものでしょう。」
魔王「うむ、手を出すなよ。彼女達も、我等の力になってもらうのだからな。」
側近「はっ、そのようにしております。ついでに双葉に関しても抵抗はあってないようなものでした。」
魔王「中央はどうだ、抵抗しただろ。」
側近「いえ、奴らはまさかの共学化を計りました。」
魔王「なぬ。」
側近「しかも、その後に裏口入学を朝日新聞にすっぱ抜かれて自滅しました。」
魔王「」
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