男「えー」
幼馴染「なんだその気のない反応」
男「『私と付き合ってください』ってお前が頼み込んできたら付き合ってあげない事もないけどさぁ」
幼馴染「すごいな。何様なのこの人」
男「まぁそんなもんでしょ」
幼馴染「どんなもんでしょーか」
男「まぁまぁ」
幼馴染「…でも私が告白したら付き合うんだ?」
男「まぁそんなもんでしょ」
幼馴染「そんなもんすか」
男「そんなもんす」
幼馴染「そっすか」
幼馴染「そういえばさ」
男「ん?」
幼馴染「よく言うじゃん?『男は女の初めての彼氏になりたがり、女は男の彼女になりたがる』って」
男「あぁ、そんなニュアンスの話は聞くね」
幼馴染「あれってナメてると思わない?」
男「その心は?」
幼馴染「別れる前提の話じゃん。複数の人と付き合う前提じゃん。私は最初の彼氏を最後の彼氏にしたいね」
男「うーん…。そうは言うけど、そんなに簡単な話じゃないだろ」
幼馴染「だいたいみんな簡単に付き合いすぎだと思う!」
男「理屈じゃないんだよ。実際俺も初めての人と別れちゃったし…」
幼馴染「えっ」
男「まぁ嘘だけど」
幼馴染「どこからが嘘だ。吐け、答えろ」
誤:『男は女の初めての彼氏になりたがり、女は男の彼女になりたがる』
正:『男は女の初めての彼氏になりたがり、女は男の最後の彼女になりたがる』
幼馴染「なにしてるのさ」
男「ゴロゴロしてる」
幼馴染「せっかくの休日なのに」
男「休日だからだよ」
幼馴染「学生が何言ってんだか…。ホラ、行くよ?」
男「どこにさ」
幼馴染「買い物。付き合ってよ」
男「えー」
幼馴染「ほら。準備しろ準備ー」
男「まぁいっか。俺も買いたいものあったし」
幼馴染「じゃあせっかくだしちょっと遠出する?」
男「たまにはするかー」
幼馴染「私ってさー」
男「ん?」
幼馴染「将来結婚すると思う?」
男「するだろさすがに」
幼馴染「どんな人なんだろうね私の旦那さんって」
男「俺に聞かれても困る」
幼馴染「素敵な人がいいなぁ」
男「そう思うなら彼氏でも作れば?よく告白されるらしいじゃん?」
幼馴染「あー、アレはダメ。ダメダメ」
男「わがままな娘ねー」
幼馴染「うっさい。ダメなもんはダメなの」
幼馴染「よぉモテ男。アンタもスミに置けないねー」
男「げ…。なんで知ってんだよ」
幼馴染「偶然見かけちゃったんだよ。偶然」
男「怪しい…」
幼馴染「それにしても、あんな可愛い娘をフるなんて勿体ない」
男「可愛いだけじゃダメなんだよ」
幼馴染「理想が高すぎると後で泣きを見るよ童貞」
男「知ったような口聞くなよ処女が」
幼馴染「童貞だって事は否定しないんだね」
男「うっさい」
幼馴染「そっかそっか。男は童貞さんっすかー」
幼馴染「ねぇ、今日さ家に誰もいないんだ」
男「ふーん」
幼馴染「一人じゃ寂しいなぁ」
男「学生が何を言う」
幼馴染「ちょっとご飯食べてかない?」
男「…いいぜ。たまにはお前のお料理が食べたいし」
幼馴染「ふーん…そういえば明日はお休みだったね」
男「そういえばそうだなぁ」
幼馴染「泊まってく?」
男「…そうすっかなぁ」
すまん、俺>>1じゃないからこれ以上書けない
男「あー……」
幼馴染「どしたのさ?」
男「いや、暑い」
幼馴染「クーラーでもつければいいのに」
男「なんか負けた気になるしやだ」
幼馴染「わがままだなぁ」
男「自分に素直なだけだよ」
幼馴染「そう?」
男「うん、電気代ももったいないさ」
幼馴染「じゃあうちくる?」
男「……つけてんの?」
幼馴染「まぁね」
男「お邪魔しまーす」
幼馴染「どうぞ」
男「そんなに涼しくねぇじゃんお前んち」
幼馴染「これは健康の事も考えてだなぁ…」
男「まぁいいやとにかくお腹空いたわ」
幼馴染「何食べる?てか冷蔵庫空っぽだったんだけど」
男「自分から言っといてそれはないだろたう」
幼馴染「買いに行こう」
男「暑いしやだ」
幼馴染「買いにいくぞ」ズルズル
男「うわぁやめろ」
スーパー
男「こっちの方が涼しい」
幼馴染「うるさい」
男「弁当でも買うかな」
幼馴染「…」
男「どれにすっかなぁ」
幼馴染「じゃあ自分ちで食べなよ…意味無いし…」
男「ん?何かいった?」
幼馴染「何でも無い‼」
男「怒ってる?」
幼馴染「怒ってない‼」
男「怒ってるでしょ」
幼馴染「うるさい」
家
男「あーはらいてー」
幼馴染「二個は食べ過ぎだわ」
男「あーゴロゴロ」
幼馴染「牛になるぞ」
男「ならないよ」
幼馴染「ところでさ」
男「ん?」
幼馴染「なんでもない」
男「なんだよ~モヤモヤする」
幼馴染「とりあえずお前汗臭い」
男「なんだと、汗臭さは男の
幼馴染「シャワー、浴びてきたら」
幼馴染「(はぁ…どうしたものかなぁ)」
幼馴染「(なかなかこう、距離が…)」
幼馴染「うわぁぁあなにかんがえてるんだぁぁあ」
男「あがったぞー」
男「お前も汗臭いな」スンスン
幼馴染「それ女に言う言葉じゃ
男「風呂入ってこいよお前こそ」
幼馴染「うるさいなぁ、言われなくても行きますよ!」バタン
男「(さっきのはまずかったかなぁ)」
男「(なかなかこう、距離が…)」
皆寝てるだろもう
男「なにかんがえてんだ俺」
幼馴染「あがったよん」
男「うわぁぁあ」
幼馴染「ふふーん」
男「(ここは一か八か賭けるしかない)」
幼馴染:バスタオル一枚
男「(いざとなると何を言っていいか…)」
幼馴染「はぁ…」
男「?」
幼馴染「やっぱり、幼馴染は幼馴染のまんまかぁ…」
幼馴染「そりゃそうだよね…なんかごめん服来てく
男 ガシッ
幼馴染「⁈」
男「」
幼馴染「どしたのさ?」
男 バッ
男「ずっと言おうと思ってた」
男「付き合っても良いじゃなくて付き合って下さい」
幼馴染「…このタイミングはない」
男「ごめん」
幼馴染「女の子はムードが大事なんだよ」
男「すみませんでした」
男「あと童貞も
幼馴染「馬鹿氏ね‼」
幼馴染 「いま言ったろうが‼お前は馬鹿か‼」スタスタ
幼馴染 「まぁ私の夕飯ちゃんと食べたらしない事も…ないけど…」ボソボソ
割り込みでの投稿失礼致しました。
誰か続きはよ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません