少女「呪いのビデオ無料配布してまーす。お一つ如何ですかー?」(251)

―――駅前

男「あつぅ……」

少女「自主制作の呪いのビデオでーす。如何ですかー?」

男(なんだ……?)

少女「フリーの呪いのビデオでーす。いかがですかー?」

男「……」スタスタ

少女「あの。呪いのビデオ、如何ですか?無料ですよ?」

男(無視無視)

少女「ちぇー」

―――翌日 駅前

男(またいる)

少女「呪いのビデオ、如何ですかー?」

男(暑いのによくやるよ)

少女「呪いのビデオどうですか?」

男(無視)

少女「ちぇー」

通行人「すいません」

少女「はい?」

通行人「どんな呪いのビデオなんですか?」

少女「見ると三日以内に死にます」

通行人「そうなんだ……」

男(すげえ煽り文句だな)

―――翌日 駅前

男(今日もあっついなぁ)

少女「こんな暑いときこそ呪いのビデオでひんやりしましょう!!」

男「……」

少女「三日以内に死ねます!!お一つどうですか?!」

男「……あの」

少女「あ、どうぞどうぞ」

男「いや。いらないけど」

少女「ちぇー」

男「どんな内容なんだ?」

少女「見ると三日以内に死ぬ内容です」

男「そうじゃない。ストーリーとかあるんだろ?」

少女「呪いのビデオですよ?あなた、何を求めてるんですか?」

男「え?いや、だって、自主制作の映画みたいなもんだろ?」

少女「だから、映画じゃないです。呪いのビデオですよ」

男「よく分からないな。怖い映像を淡々と流すだけか」

少女「そうですね。そういうイメージをしてもらえると助かります」

男「ふーん」

少女「どうぞ」

男「いや。いい。頑張って」

少女「ちぇー」

男(なんだ。学生が作ったB級ホラーとかなら見たんだけどな……)

少女「呪いのビデオ、どうですかー!?」

通行人「……」スタスタ

少女「呪われろぉぉ……」ダダダッ

通行人「ひっ?!」

警官「ちょっと、君。何をしているの」

少女「にげろ」

警官「待ちなさい!!」

男(変な女の子だな)

―――翌日 駅前

男「今日もいるな」

少女「だれかー。呪われてみませんかー?」

男「……」

少女「あ!そこの人、いい呪いがあるんですけど、お一つどうですか?」

男「……じゃあ、貰おうかな」

少女「やった!ありがとうございます!!」

男「バイトかなにか?それとも芸大の学生とか?」

少女「違います。そーだ、リボンもつけときますね」

男「あ、ああ」

少女「どーぞ」

男「じゃ、じゃあ……」

少女「呪われろー♪」

男「……」

男(まあ、時間があれば見てみるか)

―――夜 自宅

男「疲れた……」

男(飯食って寝るか)

男「……ん?」

男「そうだ……今朝、呪いのビデオもらったんだ……」

男「ディスクだよな……規格は……ブルーレイ?」

男「あー、再生機ないや」

男「残念」ポイッ

男「さぁ、飯飯」

男「ふんふーん」

―――翌日 駅前

男「……あれ?」

男「あの子、いなくなってる」

男(場所でも変えたのか)

男(それとも配布を中止にしたのか)

男(まぁ、誰かが受け取っている感じなかったもんな)

男「今日もあっついなぁ……」

「げー。電車止まってるぜ」

「マジかよ」

男(うわ……何があったんだ……)

「ホームから飛び降りだってさ」

「うそー」

男(自殺か……迷惑だな……)

―――夜 自宅

男「はぁ……ただいま……」

男「今日はもう風呂入って寝るか……」

ピリリリリ

男(非通知……?)

男「はい?」

『もしもしー?』

男「どちらさまですか?」

『ビデオ見ました?』

男「は?」

『早く見てくださいね。まってまーす♪』

男「あ、ちょっと」

男「切れた……」

男「ビデオって……呪いのあれか……?」

男「……」

男(呪いのビデオ……)

男(さっきの電話、あの子からか……?)

男「まさか……」

<見たら三日以内に死にます>

男「いや。そんなことあるわけないし」

男「そもそも再生機ないしな」

男「ブルーレイだと見たくても見れないんだよなー、あー、マジ残念だわー」

男「……」

男「風呂は朝でいいな」

男「寝よう……」

―――翌日 夜 自宅

テレビ『ちょっとまってくださいよー』

男「あははは」

ピリリリリ

男「……また、非通知」

男「……」

男(無視しよう……気味悪いし……)

ピリリリリ

携帯『留守番電話サービスに接続します』

男「……」

『もしもーし。まだ見てくれないんですか?早く見てくださいねー♪いい加減、のっろわっれろー♪』

男「……」

男「明日……土曜日だな……」

男「よし……」

―――翌日 友人宅

友「おっすー」

男「よう」

友「どうしたんだよ、遊びに来るなんて」

男「ちょっとな」

友「お茶でも出すよ。ゆっくりしてて」

男「ありがとう」

友「で、昨日電話で言ってた悪戯電話って?」

男「この呪いのビデオを貰ってからかかってくるようになって」

友「へー」

男「初めは間違いかなとも思ったんだけど……。やっぱり、声が似てるんだよな……」

友「そのビデオを配ってた子にか?」

男「そう」

友「悪戯にしては手が込んでるなー。こえー」

男「だろ?非通知ってところも気持ち悪いし」

友「それがビデオ?」

男「そうだ。ちょっと再生機借りるな。気持ち悪いけど、気になるのも確かだから」

友「いいけど。なんか怖いな。マジで呪われたらどうするんだ?」

男「いや、それはないと思うけど」

友「本当かぁ?」

男「一緒に見るか?」

友「やだよ。きもちわりぃ」

男「根性なし」

友「スナッフビデオとかだったらトラウマになるだろ」

男「そんなわけないだろ」

友「じゃあ俺、外にいるからな。見終わったら呼んでくれ」

男「分かった」

友「再生はパソコン使ってくれ」

男「ありがとう」

男「さてと」ピッ

パソコン『―――』

男「何も映らないな……。でも、時間のところは動いてるから再生はされてるんだよな……」

男(時間は1分か……。あれか、注視させといて怖い顔がでてきたり、大音量の悲鳴が聞こえたりするあれか)

男(身構えとくか)

パソコン『―――』

男「……」

パソコン『―――』

男「……あれ?」

男「終わった……?何も映ってないぞ?」

ピリリリリ

男「……!?」ビクッ

男(非通知だ……)

男「……も、もしもし?」

『ご視聴ありがとうございます。今からそっちに行きますねっ』

男「な……!?だ、誰だ、お前は!?」

『はい?』

男「君は誰だ……なんで俺の携帯番号を……」

『やですよー。呪われたいからビデオ、見てくれたんですよね?』

男「見ろってきたのは君だろ……」

『まぁ、そうですけど。折角お渡ししたんですから。見て欲しいじゃないですかー』

男「……」

『じゃあ、後ほど』

男「まて!!」

男「……」

男「……」ピッ

友『もっしー?見終わったー?』

男「い、今から外で遊ばないか?」

友『はー?ビデオの中身は?』

男「外で話すから」

友『いいけど……』

―――喫茶店

友「ふーん……怖いな」

男「悪戯かな……」

友「見た直後に電話がかかってきたんだろ?悪戯の度を越えてる気がするけど」

男「なぁ……今日は、俺の家に泊まってくれないか?」

友「いいけど。一応、警察とかに行ったほうがいいんじゃね?ストーカーかもしれないし」

男「そ、そうだな……」

友「まともに相手をしてくれるかどうかはわかんないけどな」

男「そうだ。留守電がある。それ、使えないかな?」

友「お、いい証拠じゃん。聞かせてくれよ」

男「ちょっと、待ってくれ……」

男「これだ」ピッ

携帯『メッセージを再生します』

友「……」

男「……」

携帯『あれーいなーい。どこだろー』

ピー

友「今のか?」

男「いや……違う。全然違う。確か、ビデオを見ろって言ってた」

友「もう一回再生してくれ」

男「あ、ああ……」

携帯『メッセージを再生します』

携帯『あれーいなーい。どこだろー』

ピー

友「これだけしかないのか?」

男「ああ……。でも、おかしいな……こんなの知らないぞ……」

友「気持ち悪……」

男「とにかく警察に言ってみる……」

友「それがいい」

―――夜 自宅

男「はぁ……結局、相手にしてもらえなかったな」

友「あれだけじゃあな。そういえばビデオは?」

男「お前の家」

友「てっめ!!やめろよぉ!!」

男「悪い。気が動転して」

友「まあ、いいや。どうする?捨てとくか?」

男「そうだな。頼む」

友「分かった。責任もってバッキバキに折って捨てとく」

男「ありがとう」

友「じゃあ……今夜は……」

男「ああ」

友「朝までマリカーだな!!」

男「よっしゃぁ!!俺、クッパー」

友「キノピオだろ。どう考えても」

―――深夜 自宅

男「ふわぁぁ……」

友「もう3時か……。ちょっとトイレ」

男「おお」

男「……」

ピリリリリ

男「……!!」

男「非通知……?」

男「……」

ピリリリリ

男「……も、もしもし?」

『―――後ろにいるよ?』

男「うわぁぁ!!!」

友「あははは。ビビりすぎー。今のは俺だ」

男「おま……マジでやめろよ……そういうの……はぁぁ……」

―――翌朝 自宅

男「ん……」

男「朝か……ふわぁぁ……」

友「……」

男「朝だぞ」ユサユサ

友「……」

男「おい」

友「―――やっと見つけた」

男「……もういいよ」

友「二度目はインパクト薄いか」

男「でも、別に何もなかったな」

友「そうだな。やっぱり悪戯だったんだろ」

男「そうだといいけど」

友「まぁ、夕方まではいてやるから。マリカー、負けっぱなしは嫌だからな」

男「悪いな」

―――夕方 自宅

友「じゃ、帰るわ」

男「悪かったな。休日潰させて」

友「何いってんだよ。マリカーで一日中遊ばせてもらったからチャラだ」

男「じゃあ、あの呪いのビデオは……」

友「捨てとくよ。でも、もしかしたら寺とかに持っていったほうがいいかもな」

男「そのまま捨てるのはやっぱり怖いか?」

友「次の日曜日に行ってみる」

男「なら、俺も一緒に行く」

友「そうか?よーし、それなら京都まで足を運ぶのもアリだな」

男「いいのか?」

友「観光ついでだよ」

男「それもいいな。でも、今は暑いぞ?」

友「いいじゃんいいじゃん。それじゃあ、またな」

男「おう」

―――夜 自宅

男(やっぱり、気にしすぎかのかな……)

男「そろそろ風呂入って寝るか」

ピリリリリ

男「お。あいつからだ。―――もしもし?」

『―――』

男「もしもし?どうした?」

『もしもし』

男「どうした?」

『なぁ……』

男「なんだよ?」

『ビデオを見た直後……電話、かかってきたんだよな?』

男「え?そうだけど?それがどうした?」

『なんて言ってたんだっけ?』

男「今からそっちに行きますとか……なんとか……」

『そっか……』

男「どうしたんだよ」

『いや……なんでもない。おやすみ』

男「あ、おい」

男「なんだ……?」

男「……」

男「……」ピッ

携帯『メッセージを再生します』

携帯『帰ってきたー、呪われろー♪呪われろー♪』

男「……あ……もしかして……」

携帯『おっちろー、おっちろー』

ピー

男「やばい……」

―――深夜 友人宅

男「はぁ……はぁ……」

男「……」ピンポーン

男「おい!いるんだろ!!開けてくれ!!」

男「おい!!」

『なんだよ?』

男「あけてくれ!!」

『あー?』

男「早く!」

『ちょっと待ってくれ』

ガチャ

友「どうした?」

男「ここにいるんだろ?」

友「誰が?」

男「悪戯電話の相手だよ!!」

友「なんのことだよ」

男「え……?」

友「まあ、上がれよ」

男「あ、ああ……」

友「なんか飲むか?」

男「え……?」

友「汗だくだぞ、お前」

男「そうだな……くれ」

友「ちょっと待っててくれ」

男「……ん?」

男(パソコンが起動してる……)

男「……」

パソコン『―――おかえりなさい』

男「……!」

少女『やっと呪われにきてくれたんですね?嬉しいですぅ』

男「な……」

少女『私、こうして物に憑くのが得意なんですよねー』

男「あ……あ……」

少女『まさか、他人の家の物に憑かせるとは、考えましたねー。いやー、最初は貴方を呪えないのかと焦っちゃいましたー』

男「くそ!!電源を!!」

少女『無理ですよー。この家の物に憑いたわけですから』

男「おい!!逃げるぞ!!」

友「まあ、飲めよ」

男「おい!!あれが見えないのか?!」

友「え?」

男「パソコンに―――」

友「やですよー」

男「え……」

友「では、明日中に死んでもらわないといけないのでぇ。呪っちゃいますねー♪」

男「お前……冗談はもういいって……やめろ……」

御愛読ありがとうございました!!
>>1先生の次回作にご期待ください!!

>>92
>御愛読ありがとうございました!!
>>1先生の次回作にご期待ください!!

くっさ

>>93の人気にshit

友「呪われろー♪呪われろー♪」

男「うわぁ!!」

男(外に……!!)

扉『―――逃げないでくださいよー』

男「……!!」

窓『呪いのビデオ見たんですからー』

冷蔵庫『呪われてくださーい♪』

男「やめろ!!やめろよ!!」

少女「あははははー」

男「お前は誰なんだよ!!なんでこんなことするんだ!!」

少女「なんでって、呪うのが趣味なんです」

男「は……」

少女「だから、手当たり次第に駅前で呪いのビデオ配ってたんですよ?分からなかったですか?」

男「君は一体……」

少女「この前も一人、呪いました。あの人は私の声に耐え切れなくなって自殺しましたけどね。まだ、呪ってる最中だったのに……」

男「はぁ……はぁ……声に耐え切れなくなった……?」

少女「さぁ……呪いますね……」

男「三日以内に死ぬって……四日目になったら……どうなるんだ?」

少女「え?それはまあ、呪いが解けちゃいますけど」

男「そういうことか……」

少女「え?」

男「こい!!」グイッ

友「わっ?!」

少女「何するんですか?!」

男「お前……外には出れないんだろ?」

少女「……」

男「なら、この家を暫く離れてればいいだけだな。三日が過ぎれば……こっちの勝ちだ」

少女「むー。バレちゃった」

男「いくぞ」

友「―――あ、あれ?俺は……?」

―――深夜 自宅

友「そんなことがあったのか……。全然、記憶にないな……」

男「なんともないか?」

友「別にないな」

男「よかった……。とりあえず二日ぐらいはここにいろ」

友「それで大丈夫なんだな?」

男「ああ」

友「そっか……」

男「お払いとか行ったほうがいいかな?」

友「多分な」

男「もう寝よう……明日もあるし……」

友「そうだな……」

男(家を離れればいいだけなんて……)

男(怖かったけど……間抜けだな……)

部屋に戻ったらPCで再生されてる→見ちゃってループ

―――翌日 駅前

男「あっつぅ……」

友「夏は嫌になるな……」

少女「呪いのビデオ無料配布してまーす!!」

男「……」

友「もしかして、あの子か?」

男「ああ……」

友「へえ……意外と可愛いな」

男「バカ言うなよ。でも、ああしてるってことは諦めたってことか」

友「次のターゲットを探してるのか」

男「もう関わらないほうがいい」

友「そうだな」

少女「夏ですしー!!誰かー!!呪いのビデオみませんかー!!」

―――駅 ホーム

男(はぁ……すげえ体験したな……日曜日には京都に行ってお払いだな)

友「……」

『間もなく電車が通過します。白線の内側までお下がりください』

男「……」

友「呪われたー」

男「え?」

友「呪われたー」

男「何言ってんだよ。やめろよ」

友「えいっ」ドンッ

男「え」

友「呪われたー」

少女「この人も家の一部でしたから。直接呪えないなら、殺すしかないかなって。逃げるからですよぉ?」

友「―――あ!!なんで!?」

男「そんな―――」

部屋の中でシコる=いろんな角度から少女に見つめられて

ふぅ・・・

警官「すいません」

駅員「あ、あの人が男性をホームから突き飛ばして……」

警官「わかりました」

友「俺じゃない……」

警官「署まで来てもらえますか?」

友「俺じゃないんです!!俺、呪われて!!」

警官「いいから来るんだ」

友「違う……!!」

少女「ふふっ」

友「あ!!あの子だ!!あの子がやったんだ!!」

警官「え?」

少女「呪われたー♪呪われたー♪」

警官「誰もいないじゃないか」

友「そんな……」

警官「早く歩け」

―――翌日 駅前

少女「呪いのビデオ無料配布してまーす。お一つ如何ですかー?」

少女「如何ですかー?呪われ率120パーセントぉ!」

男性「呪い?」

少女「あ。お一つ如何ですか?」

男性「へえ……そんなに効果あるの?」

少女「三日以内に死にます」

男性「見ると死ぬ?」

少女「あいっ」

男性「面白そうだな。一つ貰うよ」

少女「はーい。呪われろー♪」

男性「はは」

少女「今度こそちゃんと呪い殺してみせますよ……」

警官「こら!君!!また変な物を配って!!何をやってるんだ!!」

少女「やべ。逃げろ」
              終。

男「ここどこだ・・・?」
男「何だ、俺の部屋か・・・」
男「・・・」
男「そりゃ、3年間出てないんだから俺の部屋にしかいないわな・・・」
男「ははっ、ワロス・・・」

友人宅

男「さっき、ものに取り憑くのが得意って言ったよな?」

少女「それがどうしたんですかー♪」

男「つまりこの家自体がお前なんだよな…」

少女「だからどうしたのー?」

男「つまりだ…くっくっく」コスコス

少女「んっあっ!な、、何を…!?」ビクンッ

男「ふっふっふ……床オナだよ!!!!!!」

少女「ちっ!ンッ…こんなことし…ンッ!ただて済むと思なよ!ンアッッッ」ビクンッ

男「ほぉーら、ほぉーら…いつまで耐えられるかな?」コスコス

少女「やっ!…だめ!ンッ!…本当にだめなの!とっ、止めて!アンッ」チュルル

男「幽霊でも感じるんだなwwハァハァ」コスコスコスコス

少女「ほっ、本当にヤバいの!!…ンヤァァ!」チュロロロ

男「今更遅いよーwwそろそろフィニッシュ決めちゃうよwww」

コスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコス!!!!!

少女「らっ、らめめめめめめえええええええええええええええ!!!!!」ビクンッビクンッ

男「うっ…ふぅ…」ドピュドピュ

家(ドドドドドドドドッッ!!!)

男「ん…?地震?」

少女「だ、だからダメって言ったのにぃー!」ビクンッピクピク

ジャワワワーーーーーーーー!!!

男「まっ、まさか!水道から水が溢れてる!!!!!!」

少女「も、もう知らないんだから!!!」ピクピク

男「洗い場、台所、トイレ、お風呂…みっ、水が…!?早く友達連れて逃げないと!」

男「おい!友達!起きろ!!!ヤバい!おい!」ペチペチ

友「んん…俺寝てた…?」ピチャ

俺「それどころじゃす!!!早く逃げるぞ!!」

友「う、うわああああ!!な、なんで水溢れてんのっ、!?!!!」

俺「訳は後で話すから!ひとまず逃げるぞ!!」

タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ

自宅外

俺「ふう、なんとか助かった…」

友「助かったじゃねーよ!!なんで俺の家が…あぁ…ローンまだ残ってんのに…」

俺「信じれないかもしれないが、全部あの呪いのビデオのせいなんだ…」

友「あのビデオ…あの少女まじで許さn……てか、なんでお前下半身裸なの?」

俺「ん…わっ!!(しまった…裸のままだった)」

俺「そ、それは…」

警察「こら!お前達なにやってる!!」

警察「近所の住人から、騒音で迷惑してると通報があっ……あっ…」

男「あっ…」フルチーーン

警察「あっ、お前…(おおきいな…///)」

男「こっ、これには理由が…」

警察「うるさい!逮捕だ逮捕!公然わいせつ罪だ!」

友「あのっ!」

警察「なんだお前、お前も逮捕されたいのか!」

友「いえ…」

警察「男!ちょっと公園…じゃない、交番までこい!」

男「えっ、ちょ、ちょっと!」

友「よく分からんが…男、俺はどうすれば…」

俺「友!すっ、すぐ済むと思うからここで待っててくれ!」

警察「早くこいっ!」

男「痛いっすよ!もっと優しく!」

警察「なっ///なにが優しくだ!犯罪者の分際で!」

3日後、男は釈放された。
友人宅に行ってみるとまだ修復作業中だった。


おわこん

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