【安価】男「魔法のデッキ」 (38)
久しぶりに会ったあいつは、変わってしまっていた
男「よぉ」
幼馴染「そのカードの束は何?」
男「魔法のデッキだよ」
男「じゃあ一枚引いてみせてやる」
>>2...引いたカードとその効果
カードを引いたプレイヤーは女体化する
男「『女体化』のカードだな」
みるみる内に男の体がしなやかになり、服はだぼだぼになる
幼馴染「何でそんな事を...?」
男「俺は一回お前が引っ越した後人生に絶望した」
男「死のうと思った時にこのデッキと説明書を手に入れた」
男「見た目は数十枚のカードだが、実際は補充される」
男「だが、限りはある」
男「いつ、その限りにたどり着くかは分からないがな」
幼馴染「カードが尽きたらデッキも消えるの?」
男「分からないな」
男「ただ、カードが尽きる...つまり『デッキアウト』すれば死ぬ」
幼馴染「死ぬ!?」
男「死ぬ」
幼馴染「じゃあ今すぐそんなこと止めてよ!」
男「どうせ一回は捨てた命だ。惜しむ事はない」
男「それにこれ程愉快な物がなければ生きようとも思わなかったさ」
幼馴染「...」
男「これが俺の生き甲斐だからな」
男「だんだん念じれば少しだけ次のカードを操作できるようになってきたんだ」
男「カードゲームやマンガの主人公みたいで面白いだろう?」
幼馴染「本当に、止めるつもりはないの?」
男「止める意味がないのでね」
男「そろそろお昼時だ。どれ、食事でも出してみようか」
男「ドロー!」
>>6...引いたカードとその効果(食事)
「スッポンラーメン」
発情する
男「スッポンラーメン」
男「ふふ」
男「まぁ食べようぜ」
幼馴染「い、いただきます...」
男「これはスタミナっぽい味してるわ」ズズーッ
幼馴染「スッポンってこんな出汁なんだね」ズズーッ
男「なー」
男「ふー、旨かった」
幼馴染「ご馳走さまでした」
男「...はー」
幼馴染「男くん、おまたに手を突っ込まないで」
男「なんで?お前平気なの?」
幼馴染「それってどういう...うっ///」
幼馴染「こ、こういう事...!?」
男「そういうこったよ、トイレでも行ってこい」
男「廊下に出てすぐ右のドアだ」
幼馴染「...ありがと」
男「そういや幼馴染」
幼馴染「何?」
男「いつまでここに居るんだ?」
幼馴染「帰った方がいい?」
男「いや、聞き方が悪かったな。そうだ、泊まっていくか?」
幼馴染「いいの?」
男「いいぞ」
男「寒いな」
幼馴染「暖房ないの?」
男「ない」
男「お前は厚着してるから良いよなあ」
男「いや、もう服出そう」
男「服来い服来い服来い服来い服来い...」
男「ドロー!」
>>13...引いたカードとその効果(服)
娼婦のドレス・・・セックス(受け)したくなる
男「...はぁ~...」
男は着替える
幼馴染「やっぱり女性の体だとドレスが似合うね」
男「なぁ」
男「セックスしよう」
幼馴染「...むー」
男「滅茶苦茶にして欲しいんだ」
幼馴染「嫌ですー」
男「そんな!」
幼馴染「カードの効果でも嫌なものは嫌です」
男「なんで?」
幼馴染「なんでって...好感度足りてませんよ」
男「ゲームみたいだな」
幼馴染「必死にドローしてる人に言われたくないです」
幼馴染「max100なら好感度50位ですよ今」
男「どのくらいあれば良いんだ」
幼馴染「80は必要です」
男「結構高いな。普通の人は好感度どのくらいなんだ?」
幼馴染「25ぐらいです」
男「ふーん」
男「しょうがない。俺は寝るぞ」
幼馴染「布団が二つありますね」
男「俺か寝る方はカードから出たやつだ」
男「んじゃ、お休み」
幼馴染「お休みー」
幼馴染(絶対男が寝てる方はろくでもない布団だ...)
深夜、目が覚める
なにやら喋り声が聞こえる
ありえない。この家には俺と幼馴染しかいないはずだ
異常事態に、一気に意識が覚醒する
男「どうした!?」
幼馴染「っ!」
そこには、謎の人間がいた
何故か仮面を付け、幼馴染と向かい合って立っている
仮面「...起きたか」
仮面「幼馴染よ、そいつを差し出せば無事に帰してやらんこともないぞ」
何故だかその声は恐ろしく感じた
底冷えするような、異物感を感じる
そして理解力のある俺は気付く
どうやらこいつの目的は俺のようだ、と
男「俺をどうするつもりだ」
仮面「殺す」
男「オッケー、やれ」
幼馴染「ダメ!」
仮面「貴様は黙っていろ」
仮面は幼馴染を蹴り飛ばす
正確に腹の奥に刺さる一撃だ
幼馴染「ぐっ!」
仮面「死ね」
仮面は銃を構える
幼馴染「男...っ、お願い...生きて...!」
男「...っ」
仮面「こいつは死にたがりだ。そのセリフは無駄だぞ」
男「...ドロー...」
仮面「!?」
>>21...引いたカードとその効果
【奴隷化の契約】
契約した相手(仮面)に殺されなくなる代わりに奴隷となる
男「『魔法』だ、【奴隷化の契約】」
男「お前と契約する」
仮面「...こ、殺せない...!?」
男「死にたがりを殺すこともできないのか?」
仮面「黙れよこの奴隷が...!」
仮面「うっ」
仮面は倒れる
幼馴染「殺害完了」
男「ふむ...ん?お前拳法の達人になったのか?」
幼馴染「こいつの仮面、剥がしてみようか」
男「おう」
仮面の下には、機械があった
というよりは、仮面の下が機械だった
幼馴染「こいつは人間じゃない。サイボーグだ」
男「現代にそんなものがあるのか」
幼馴染「そうだね、最近現れたよ」
幼馴染「そして、私も能力を持っている」
男「能力?」
幼馴染「男くんの魔法のデッキみたいに、能力があるの」
男「どんな奴?」
幼馴染「>>25」
他者を洗脳する
幼馴染「他者を洗脳する能力です」
男「サイボーグだから能力が使えなかったのか」
幼馴染「そうだね」
男「これから俺はどうすべきなんだ?」
幼馴染「命を狙われたまま生活したいですか?」
男「どうだっていい」
幼馴染「私は嫌です」
幼馴染「...ね?」
男「調子に乗るなよ」
~翌朝~
男「陳腐な朝だ」
幼馴染「地球の環境に飽きないで」
男「地球の環境なぞ面白くもなんともない」
男「さて、景気付けに一枚いきますか!」
幼馴染「命を削ってる自覚はあるの?」
男「うっせえ!ドロー!」
>>30...引いたカードとその効果
従者 メイド召喚
男「...『従者』だ」
男「めんどくさそう」
メイド「いきなりそれは酷くないですか!?」
男「ん...」
白を基調とした清潔感のあるメイドだ
少し怒ったような顔をしている。そりゃそうか
男「お前の使い道がないんだ」
メイド「そんな!」
幼馴染「申し訳ないけど、そうかもしれないわ...」
メイド「ならば、私の優秀さを証明してみせます!」
男「例えば?」
メイド「料理できますよ!」
男「冷蔵庫には何もないぞ」
男「カードで1日三食出してる」
メイド「ぐぬぬ...洗濯!」
男「洗濯機もないぞ」
幼馴染「無いの!?」
男「『スーパーウルトラアルティメット消臭剤』を使ってる」
男「風呂はある」
男「あ」
メイド「何です?」
男「週一で軽く掃除してくれ」
メイド「それだけですか?」
男「おう」
メイド「えー...」
男「とんでもないワーカーホリックだな」
メイド「ところでご主人様」
男「なんすか」
メイド「随分、男らしい喋り方をなさいますね」
男「...あ、女の体なの忘れてたわ」
メイド「?」
男「カードの力で女の肉体になっただけでまあ、俺は男性だ」
メイド「へー...でも結構かわいいですね」
男「そうか...」プイッ
幼馴染「メイドちゃん」
男「はい」
幼馴染「アレ、拗ねてるとか飽きたんじゃなくて只の照れ隠しなの」ボソッ
メイド「めちゃくちゃかわいいですね」
幼馴染「品が無いけどね」
男「...悪かったな」
幼馴染「男くん」
男「どした」
幼馴染「散歩しない?」
男「嫌に決まってるだろ」
幼馴染「じゃあ無理やり連れ出すわ」(能力使用)
男「うぇぇぇ...体が勝手に動く...」
メイド「私もお供します」
幼馴染「いいねぇ」
>>37...散歩中の出来事
幼馴染に押し倒されて青姦
~寂れた公園~
男「どうしたんだ、こんなところまで連れてきて」
メイド「幼馴染様の命令です」
幼馴染「ねーねー、あれ見てよ」
男「ん?」
幼馴染「ほいさ!」ギュムッ
男「うぇ?」
幼馴染「せいっ」
男「おわっ!?」ドカッ
男は両手を縛られ、押し倒されてしまった
男「な、なんのつもりだ!?だが、両手を封じたのはドローをさせないためだな!」
男「よからぬことをするつもりなんだろう!」
幼馴染「うるさいですよ。ズボンとパンツは脱がせますね」
男「っああ!?おい、どういうつもり__っぶ!」
幼馴染「静かにしないと、周りから見られちゃいますよ?」
男「...くっ...///」
メイド「元から女性だったみたいにかわいいですね本当」
男「うっ、うるせぇ!」
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