まどか「お祭り行こうよほむらちゃん」(238)

ほむら「六尺にする? 越中にする? それともも・っ・こ?」

まどか「ふんどし締めるお祭りじゃないんだよほむらちゃん」

ほむら「締め込みにする? 九尺にする? それともま・わ・し?」

まどか「上申は却下するよほむらちゃん」

まどか「行くのは夏祭りだから、はっぴもふんどしも無いんだよ」

ほむら「ということは、まさか全裸で……///」

まどか「少し、頭冷やそうかほむらちゃん」

まどか「せっかく新しい浴衣を用意したのになー」

ほむら「いいわね、浴衣。きっとまどかに似合うと思うわ」

まどか「もう、ほむらちゃんはなんでもいいんだね」

ほむら「好きな人ならどんな格好も素敵に見えるもの。もちろんふんどし姿もね」

まどか「嬉しいけど一言余計だよほむらちゃん」

ほむら「浴衣の着付けは大丈夫?」

まどか「うん、ママに教えてもらったからできるよ」

ほむら「そう……」

まどか「なんでがっかりしてるの?」

ほむら「浴衣を着せるっていう名目でいろいろしたかったのに……」

まどか「少しは本音を隠そうよほむらちゃん」

ほむら「じゃあ着替えましょうか」

まどか「……ねえ、ほむらちゃん」

ほむら「なにかしら?」

まどか「えっとね……着付けに自信無いから、手伝って欲しいなって」

ほむら「え? いいの?」ワキワキ

まどか「き、着替えの手伝いだけだよほむらちゃん///」

ほむら「手伝いをするといろいろ見たり触っちゃたりするけどいいのかしら」

まどか「しょうがないことだけど口に出して言わないで欲しいなって」

ほむら「わかったわ、任せて」

まどか「よろしくね」

ほむら「用意するのは浴衣と帯とデジカメと腰紐と……」

まどか「着替えに関係ないものが混ざってるよほむらちゃん」

ほむら「もちろん下着は付けないわよね、まどか」ニコッ

まどか「もちろん下着は付けるよ、ほむらちゃん」ニコッ

ほむら「服を脱いだら浴衣を羽織って……」

まどか「こうかな?」

ほむら「そう。……可愛い柄ね」

まどか「えへへ、ありがとう」

ほむら「ワンポイントのリボンが可愛さを引き立ててるわ」

まどか「そ、それは浴衣の話じゃないよねほむらちゃん///」

ほむら「帯を締めて……これで完成よ」

まどか「どうかな? ちゃんと着られてる?」

ほむら「ええ、大丈夫よ」

まどか「次はほむらちゃんの番だね。手伝ってあげる」

ほむら「じゃあ私の服を脱がせて……///」

まどか「それは自分でやろうねほむらちゃん」

まどか「ほむらちゃんの浴衣姿、綺麗だよ///」

ほむら「ありがとう/// ……でも本当は違う柄が良かったのよね」

まどか「とっても似合ってるけど……どんなのが良かったの?」

ほむら「まどかの顔を一面にプリントしたピンクの浴衣」

まどか「本気で恥ずかしいから絶対やめてねほむらちゃん」

ほむら「せっかく浴衣を着たのだから、あれがやりたいわ」

まどか「嫌な予感しかしないけどあれってなにかな?」

ほむら「帯を引っ張ってくるくるくるーって」

まどか「せっかく着たのにそんなの絶対おかしいよほむらちゃん」

まどか「そんなことしてたらお祭りに行けなくなっちゃうよ」

ほむら「じゃあお祭りは今度にしましょう」

まどか「本末転倒だよほむらちゃん」

ほむら「じゃあ帯を引っ張るのは帰ってきてからね」

まどか「うん、お祭り終わるまで我慢してね」

ほむら「……え?」

まどか「なんでびっくりしてるの?」

ほむら「だって、それって帰って来たらやっていいって……」

まどか「つ、ついうっかりしただけで他意はないんだよほむらちゃん///」

ほむら「髪形はどうする?」

まどか「うーん、浴衣だから髪下ろした方がいいかな?」

ほむら「まどかならどんな髪型でも可愛いわよ」

まどか「じゃあほむらちゃんに任せちゃおうかな」

ほむら「それなら、はぐれないように私とまどかの髪を結んで……」

まどか「大惨事になるからやめようねほむらちゃん」

まどか「そんなことしたらこんがらがって取れなくなっちゃうよ」

ほむら「その時は私に考えがあるわ」

まどか「どうするの?」

ほむら「つながったまま一緒に生活すればいいと思うの」

まどか「その時はショートになってもらうよほむらちゃん」

ほむら「髪を切るのは勘弁して欲しいわ」

まどか「それなら自重しようね」

ほむら「だって髪を切るのは失恋した時って決めてるから」

まどか「じゃあこれからずっと伸ばしっぱなしだねほむらちゃん」

ほむら「まどかの下駄、可愛いわね」

まどか「えへへ、ありがとう。今日のために買ったんだー」

ほむら「思わず見惚れちゃうような足だわ」

まどか「下駄の感想が聞きたかったよほむらちゃん」

まどか「わ、外はけっこう人が多いね」

ほむら「まどか、はぐれないように手をつなぎましょう」

まどか「もう……子供じゃないんだよ?」

ほむら「じゃあ大人っぽく首輪とリードで……」

まどか「ある意味大人だけど自重しようねほむらちゃん」

ほむら「じゃあ恋人つなぎなら子供っぽくないわよね」

まどか「そ、そうだね……ちょっと恥ずかしいけど///」ギュ

ほむら「首輪とリードよりは恥ずかしくないと思うわ」

まどか「それはもういいんだよほむらちゃん」

ほむら「ここからでももう太鼓の音が聞こえるわね」

まどか「太鼓って一回叩いてみたいんだよね」

ほむら「私は叩くならまどかのお尻がいいわ」

まどか「つないだ手を離してもいいかなほむらちゃん」

ほむら「それともお腹の方がいい音するかしら」ジー

まどか「ほっぺた引っ叩いたらいい音しそうだよねほむらちゃん」

まどか「盆踊りも始まってるね。音楽が聞こえるよ」

ほむら「まどかは踊りたい?」

まどか「踊ってると手をつなげないよ?」

ほむら「……チークダンスなら問題ないわ」

まどか「周りがドン引きするからやめようねほむらちゃん」


まどか「かき氷食べようよ。シロップかけ放題だって」

ほむら「定番ね。まどかは何にするの?」

まどか「うーん……ブルーハワイにしようかなー」

ほむら「……そう」

まどか「別にさやかちゃんの色を選んだ訳じゃないんだよほむらちゃん」

ほむら「コーヒーか黒蜜があれば……」

まどか「ほむらちゃんのイメージカラーは黒じゃなくて紫じゃないかな」

ほむら「紫……しそドレッシングね!」

まどか「あってもかけたくないよほむらちゃん」

まどか「ほむらちゃんはシロップどうするの?」

ほむら「イチゴとカルピスのミックスにするわ」

まどか「理由は聞かなくてもわかるね」

ほむら「まどかの髪の色を再現して見せるわ」キリッ

まどか「本気を出すところが間違ってるよほむらちゃん」

まどか「ねえ、ほむらちゃ……」

ほむら「今大事なところなの、話しかけないで」

まどか(目が真剣すぎるよほむらちゃん……)

ほむら「ごめんなさい」

まどか「ふーんだ」

ほむら「無視するつもりじゃなかったの。つい作業に集中しすぎて……」

まどか「ふーんだ」

ほむら「まどかぁ……」

まどか「そう簡単に許してあげると思ったら大間違いだよほむらちゃん」

ほむら「もう絶対無視しないから……お願い……」ギュ

まどか「……じゃあ許してあげるよほむらちゃん」ギュ

まどか「口の中が冷たくて気持ちいー」シャリシャリ

ほむら「あれ? シロップ混ぜたの?」

まどか「気づくの遅いよー」

ほむら「イチゴを混ぜて紫にしたのね。……私の色///」

まどか「本当に気づくの遅いんだからほむらちゃん///」

まどか「ねえ、ほむらちゃん。見て見て」ベー

ほむら「え?」

まどか「どうかな?」ベー

ほむら「こ、こんなところでベロチューなんて……///」

まどか「舌の色を聞いてるんだよほむらちゃん」

ほむら「舌を出したからベロチューの合図かと思ったわ」

まどか「なんでそうなっちゃうかな」

ほむら「だって、いつもは……」

まどか「お、お家の中と外じゃルールが違うんだよほむらちゃん///」

ほむら「水ヨーヨー釣りは得意なのよ」ヒョイ

まどか「わ、ホントだ。簡単に取っちゃった」

ほむら「まどかの胸のところに入れられるようにもう一個取るわね」ニコッ

まどか「自分のことを棚にあげて何言ってるのかなほむらちゃん」ニコッ

ほむら「……これを胸に入れたらやっぱり負けかしらね」

まどか「誰と戦ってるのかは知らないけど負けだと思うよほむらちゃん」

まどか「あ、吹くと紙が伸びる笛だー」

ほむら「あれは吹き戻しって言うのよ」

まどか「あのぐにゃぐにゃの光る棒は?」

ほむら「表現が気になるけど、あれはサイリュームよ」

まどか「ほむらちゃんは何でも知っててすごいよね」

ほむら「まどかに尊敬の目で見られたくて日夜がんばってるのよ」

まどか「動機は不純だけどそれでも感心しちゃうよほむらちゃん」

ほむら「まどかのお気に入りの下着やカップのサイズも知ってるわ」

まどか「ほめるとすぐ調子に乗るよねほむらちゃん」

まどか「あんず飴売ってるよ。ほむらちゃんも食べる?」

ほむら「私はまどか飴がいいわ」

まどか「あんずは人の名前じゃないんだよ……」

ほむら「まどかの全身に水飴を塗って舐めるのよ」

まどか「発想が変態的だよほむらちゃん」

まどか「指先に水飴付けて……はい、まどか飴。なんちゃっ……」

ほむら「いただくわ」パク

まどか「え? ちょっと、ほむらちゃん///」

ほむら「ん……美味ひい……」ムグムグ

まどか「冗談なんだから離してよぉ///」

ほむら「……ちゅ……れろぉ……」チュパチュパ

まどか「もう舐めてるのが水飴じゃなくて私の指だよほむらちゃん///」

ほむら「美味しかったわ……」

まどか「……ほむらちゃんの変態///」

ほむら「おかわりしてもいいのかしら?」

まどか「も、もうおしまいだよ!」

ほむら「まどかぁ……お願い」

まどか「あ、あと一回だけだからねほむらちゃん///」

ほむら「お返しに私も水飴を塗って……」

まどか「どこに塗ろうとしてるのかなほむらちゃん」

ほむら「じゃあ舌に水飴を塗って……」

まどか「そ、そんなの舐められないよ///」

ほむら「唇ならどう?」

まどか「それもダメ///」

ほむら「んー、それなら指は?」

まどか「う、うん、それなら……///」

ほむら(うふふ、少しずつ要求を下げていくテクニックがうまくいったわ)

まどか(その手口はバレバレだけどねほむらちゃん)

ほむら「あんず飴いっぱいおまけしてくれたわね」

まどか「じゃんけんは負けちゃったのにね。おじさんいい人で良かったね」

ほむら「……でも見物料代わりって言ってたけどなんのことかしら」

まどか「わけがわからないよねほむらちゃん」

まどか「あ、輪投げだ」

ほむら「輪っかに入れば何でももらえるのよね。やってみるわ」

まどか「ほむらちゃんがんばれー」

ほむら「……」ポフ

まどか「……なんで私の頭に載せるの?」

ほむら「これでまどかは私のものよ」

まどか「私は景品じゃないんだよほむらちゃん」

ほむら「ええ、わかってるわ」

まどか「わかってなかったら重症だよ……」

ほむら「こんなズルしてまどかを手に入れようなんて思ってないもの」

まどか「手に入れる努力じゃなくて、手離さない努力でいいんだよほむらちゃん」

まどか「じゃあ私もやろうかな。えい」ポフ

ほむら「私の頭に載せなくても……」

まどか「これでほむらちゃんは私のものだね」

ほむら「そんなことしなくても、私はまどかのものよ」

まどか「お互いに相手のものになっちゃったねほむらちゃん///」

ほむら「失敗したのにいろいろおまけしてもらえたわね」

まどか「輪投げのお兄さんもいい人だったね」

ほむら「でもまた見物料代わりって言われたのよね……」

まどか「もしかして何か見られたのかな? 着崩れてないよね?」

ほむら「大丈夫よ。ちゃんとチェックしてるわ」

まどか「うーん、さっぱりわからないねほむらちゃん」

まどか「ほむらちゃんは射的の方が得意そうだね」

ほむら「そうでもないわよ」

まどか「でもいつも魔女退治に……」

ほむら「連射が利かない獲物は苦手なの。それに爆弾でドカンとやる方が楽でいいわ」

まどか「人に聞かれたら通報ものだねほむらちゃん」

ほむら「……」パン

まどか「やっぱり上手いよね。ちゃんと当たってるし」

ほむら「……」パン

まどか「あ、あとちょっとで倒れそう」

ほむら「……ティロ・フィナーレ///」パン

まどか「決め台詞言ってみたかったんだね」

ほむら「///」

まどか「耳まで真っ赤だよほむらちゃん」

まどか「痛っ」

ほむら「大丈夫? どうしたの、まどか」

まどか「新しい下駄だから、ちょっと足が……」

ほむら「どこかで休憩しましょうか」

まどか「ううん、大丈夫。こうやって……ほむらちゃんにしがみついて歩くから///」ギュー

ほむら「わ、ま、まどか///」

まどか「お祭りのときって大胆になっちゃうよねほむらちゃん///」

まどか「たこ焼き美味しそうだね」

ほむら「口元にソースとか青ノリとかつかないように気をつけてね」

まどか「あはは、大丈夫だよー」

ほむら「ついたら舐めとってあげるからいいけど」

まどか「細心の注意を払って食べるよほむらちゃん」

ほむら「型抜きは苦手だわ」

まどか「あれ難しいよね。私も全然ダメなんだ」

ほむら「何もないところにまどかを彫るのはできるのだけど」

まどか「将来は芸術家になれるねほむらちゃん」

ほむら「芸術家にはなれないわ。だってまどかしか作れないもの」

まどか「才能の無駄遣いだね……」

ほむら「無駄じゃないわ。まどかがいない時に寂しさを紛らわせるもの」

まどか「それじゃ、やっぱり無駄になっちゃうねほむらちゃん」

まどか「サイリューム買って来ちゃった」

ほむら「どこにつけるの?」

まどか「オーソドックスに手首につけようかな。足首もいいけど」

ほむら「こうやって2本連結すれば首輪でもいけるわよ」

まどか「……悪いけど離れて歩いてくれるかな」

ほむら「リードは持って来てないわよ?」

まどか「そういうプレイじゃないんだよほむらちゃん」

まどか「くじ引きってなかなか当たらないよね」

ほむら「私は特に運が悪いから、くじは引かないことにしているわ」

まどか「そうなの?」

ほむら「ええ。きっと最愛の人に巡り合うのに運を使い果たしたのね」

まどか「じゃあ私も運が無くなっちゃってるかな、ほむらちゃん」

まどか「……やっぱり運が無くなっちゃってるのかな」

ほむら「残念賞……吹き戻しね。お祭りっぽいけど」

まどか「ふー」ピー

ほむら「私もやってみていい?」

まどか「いいよー、はい」

ほむら「……」ペロペロ

まどか「それは舐めるんじゃなくて吹くものだよほむらちゃん」

まどか「うちは飼えないから、金魚すくいはパスかな」

ほむら「私も飼うつもりはないわね」

まどか「金魚すくいはやりたいんだけどね」

ほむら「……私の心はまどかに救われたわよ」

まどか「え?」

ほむら「ふふ、なんでもないわ」

まどか「? 変なほむらちゃん」

ほむら「まどか、ラムネ飲む?」

まどか「んー、甘いの食べたからいらないかな」

ほむら「ビールは?」

まどか「未成年だからダメだよ」

ほむら「お茶はどう? 冷えてて美味しそうよ」

まどか「……トイレ行きたくなったら帰るからね」

ほむら「水分を摂るのは最小限にするべきね」

まどか「何を狙ってたのかなほむらちゃん」

まどか「そろそろ花火始まるかな?」

ほむら「早めに場所取りに行きましょう」

まどか「そんなに急がなくても大丈夫だよ」

ほむら「そうね。いざとなったら私が人間椅子になればいいだけだし」

まどか「速やかに場所取りに行くべきだねほむらちゃん」

ほむら「座れるようにレジャーシートを持ってきたわ」

まどか「さすが用意万端だねほむらちゃん」

ほむら「……あれ? 間違えた……これ一人用の小さいやつだわ」

まどか「珍しくうっかりさんだね。どうしようか」

ほむら「しょうがないわね。まどかは私の膝の上に座るといいわ」ニコッ

まどか「なんだ、計画通りだったんだねほむらちゃん」

まどか「本当に座っていいの?」

ほむら「ええ、もちろん」

まどか「じゃあ……失礼するね」トスン

ほむら「……まどか、最近お菓子とか食べ過ぎてない?」

まどか「……」ギリギリ

ほむら「……謝るから太ももをつねるのはやめてもらえるかしら」ナミダメ

まどか「ほむらちゃんでも言っていいことと悪いことがあるんだよほむらちゃん」ギリギリ

まどか「花火が上がるまでまだちょっと時間あるね」

ほむら「それまでまどかを抱きしめてるわ」ギュ

まどか「もう……私はどうしようかな」

ほむら「私と抱き合ってるのはどうかしら」

まどか「ほむらちゃんが止まらなくなるから却下だよほむらちゃん」

まどか「そうだ、星でも見てようか」

ほむら「あれがデネブ、アルタイル、ベガ……」

まどか「ストップ」

ほむら「……ええ、言いたいことはわかるわ」

まどか「わかる人にしかわからないネタはNGなんだよほむらちゃん」

ほむら「雲一つ無い綺麗な空ね」

まどか「こうやって二人で星空を見上げてるのもいいよね」

ほむら「いつか宇宙にも行ってみたいわ」

まどか「月とか火星とか? それとも宇宙旅行?」

ほむら「インキュベータのいる星に行って全滅させたいわ」

まどか「ロマンの欠片もなくなっちゃったよほむらちゃん」

まどか「あ、花火が始まったよ」

ほむら「ここからだと良く見えるわね」

まどか「綺麗だね」

ほむら「ええ、襟元からチラッと見えるうなじがとっても綺麗」チュ

まどか「花火見ようよほむらちゃん///」

まどか「花火、綺麗だね」

ほむら「ええ、綺麗ね」

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「……」

ほむら「……まどかの方が綺麗だよって台詞を待ってる?」クス

まどか「そ、そんなことないよほむらちゃん」

ほむら「そんなこと言わないわ」

まどか「……別に期待してないもん」

ほむら「だってそんなの、いまさら言わなくても当たり前のことだもの」

まどか「……でもね、それでも言葉にしてくれると嬉しいんだよほむらちゃん」

まどか「綺麗な花火だね……」

ほむら「花火よりまどかの方が綺麗よ」

まどか「ううん、ほむらちゃんの方がずっと綺麗だよ」

ほむら「まどかはそれが言いたかったのね///」

まどか「言われるのも好きだけど、言うのも好きなんだよほむらちゃん///」

ガハラさんww

ほむら「今日のまどかは大胆ね」

まどか「それはきっとお祭りの魔女のせいなんだよ」

ほむら「そう……魔女の仕業なら魔女の口づけを探さないと」

まどか「やんっ、くすぐったいよほむらちゃん///」

ほむら「……あったわ、首筋に口づけの跡が」

まどか「え? そんなはずないよ、だって冗談なのに……」

ほむら「私がさっきつけたのだけど」

まどか「いつの間に付けたのほむらちゃん///」

ほむら「……あっ、ここにも首筋に口づけの跡が」

まどか「それは俺くんが付けたやつだよほむらちゃん///」

俺「へへ・・///「

まどか「足つらくない? そろそろ交代しよっか」

ほむら「別に私はこのままでもいいけど……」

まどか「こういうのは遠慮しちゃダメなんだよ」

ほむら「じゃあお言葉に甘えるとするわ。対面座位でいいかしら」

まどか「何のことかわからないけど普通に座ってねほむらちゃん」

ほむら「髪が邪魔だと思うから、横向きに座るわね」

まどか「あ、うん、そうだね」

ほむら「……重いって言うのは無しね」

まどか「先に言うのはずるいよー」



ほむら「……こ、この体勢って……///」

まどか「……思ったより顔が近いねほむらちゃん///」

ほむら「まどか……///」

まどか「だ、ダメだよ、人が見てるよ……///」

ほむら「みんな花火見てるから大丈夫よ」

まどか「ほ、ほむらちゃんは花火見てないからみんなじゃないよね」

ほむら「……いじわる」

まどか「お家まで我慢しようねほむらちゃん」

ほむら「綺麗ね……」

まどか「そうだね……」

ほむら「花火ってこんなに大きな音と光なのに、風情があるって不思議よね」

まどか「あ、うん、そうだね」

ほむら「?」

まどか(花火を見上げる横顔が綺麗だったんだよほむらちゃん///)

まどか「今のが最後の花火みたいだね」

ほむら「みんな一斉に帰って行くから混雑してるわ」

まどか「もう少し人が減ってから動こうか」

ほむら「じゃあ一緒に横になりましょう」

まどか「せめて座るだけにしようねほむらちゃん」

ほむら「いつか私も花火を打ち上げてみたいわ」

まどか「お金かかるけど個人でも上げられるんだよね」

ほむら「まどかと私の顔で、ハートマーク付きの特大のがいいわね」

まどか「それはちょっと恥ずかしいかな///」

ほむら「もちろん私とまどかがキスしているデザインにするわ」

まどか「そんなの恥ずかしすぎてダメだよほむらちゃん///」

私怨

ほむら「……でもやっぱりやめておきましょう」

まどか「……そうなの?」

ほむら「すぐに消えてしまうなんて、縁起でもないわ」

まどか「そんなことで私たちダメになっちゃうの?」ギュ

ほむら「……まどか」ギュ

まどか「私たちには縁起なんて関係ないよ、ほむらちゃん」

あまあまたまらん

ちょっと風呂休憩ー
20~30分ほど保守していただけると助かります

あと>>131は中の人ネタです
>>145が正解

何角形だよwwww

ほむら「保守ありがとう。お礼にこれからまどかの乱れた姿をお見せするわ」

まどか「な、何言ってるのほむらちゃん///」

ほむら「私が持ってるこれ、なんだかわかる?」

まどか「え……それ、私の帯……あ!」

ほむら「よいではないかよいではないかー」グルグル

まどか「わ、待って、ほむらちゃ、目、目が回るよ……痛っ」ドスン

ほむら「うふふ、浴衣が乱れて下着が見えちゃってる息の荒いまどかの完成よ」

まどか「もう……ひどいよほむらちゃん……///」ハァハァ

ほむら「残念ながら映像はお見せできないのだけど。まどかは私のものだからしょうがないわよね」フフ

日付またいだだけさ

ほむら「そろそろ人も少なくなってきたわね」

まどか「ねえ、ほむらちゃん。帰る前に、少し散歩してかない?」

ほむら「え? いいけど、あんまり遅くなると親御さんが心配するわよ」

まどか「ちょっとだけだから。見せたいものがあるんだ」

ほむら「パンツ?」

まどか「パンツ見せるんだったらまっすぐ帰ってるよほむらちゃん」

まどか「ここで私の『ほむらちゃん』回数が100回になったよ」

ほむら「いつも50回ごとにやってたのにね」

まどか「すっかり忘れてたんだよね。タイミングも悪いし」

ほむら「感謝の気持ちを込めて、これから私が『まどか』を100回言うわ」

まどか「え? もうそんなに続かないよ?」

ほむら「まどかまどかまどかまどかまどかまどかまどかまどか……」

まどか「それは嬉しくないしお経みたいだからやめようねほむらちゃん」

帰ってからなら見せ放題だもんな

ほむら「そういえば足は大丈夫?」

まどか「うん……まだちょっと痛いけど」

ほむら「殺菌のために舐めるわね」

まどか「それは遠慮しておくよほむらちゃん」

ペロペロ

まどか「こっちだよ。小さい川があるんだ」

ほむら「この辺りは人がほとんどいないわね」

まどか「だって、人が多いとダメなんだもん」

ほむら「え? やっぱりパンツを見せてくれるの?」

まどか「パンツから離れようよほむらちゃん」

ほむら「じゃ、じゃあもしかして……///」

まどか「何を想像してるのかなほむらちゃん」

純同姓交遊クル━━━━(゚∀゚)━━━━!?

まどか「この辺に……あ、いた」

ほむら「……蛍?」

まどか「うん。地元の人は知ってるけど、ほむらちゃんは転校してきたから……」

ほむら「ええ、初めて見たわ。すごい……綺麗……」

まどか「えへへ、この景色をほむらちゃんにも見せたかったんだ」

ほむら「ありがとう、まどか」

まどか「どういたしまして、ほむらちゃん」

ほむら「蛍はこの光で会話してるのよね」

まどか「そうだね」

ほむら「求愛もこの光で行うのよ」

まどか「うん、聞いたことあるよ」

ほむら「……たくさんの愛の言葉が飛び交ってるわね///」

まどか「そ、そう言われると恥ずかしくなってきちゃうよほむらちゃん///」

ほむら「だから私も……」モゾモゾ

まどか「サイリュームをお尻に入れようとするのはやめようねほむらちゃん」

蛍プレイ

ほむら「じゃあどうやって求愛すればいいの……」

まどか「普通に言葉で言えばいいんじゃないかな」

ほむら「それは恥ずかしいわ……///」

まどか「お尻に入れる方を恥ずかしいと思ってよほむらちゃん」

ほむら「まどか、結婚しましょう」

まどか「それはまだ早いよね」

ほむら「そうね。結婚はまだ先の話よね」

まどか「うん」

ほむら「今は……まどか、大好き」ギュ

まどか「私も大好きだよ、ほむらちゃん」ギュ

ヒュー

ほむら「まどか……///」

まどか「もう、お外じゃダメだってば///」

ほむら「誰も見てないのに?」

まどか「……蛍さんが見てるもん」

ほむら「私たちも蛍の求愛行動を見てるからおあいこね」

まどか「もう……」

ほむら「まどか……///」チュ

まどか「ほむらちゃん……///」チュ

まどか「そろそろ帰ろうか」

ほむら「ええ。まどか、手を」

まどか「あ、うん」ギュ

ほむら「ふふ、帰り道をエスコートしてあげる」ギュ

まどか「……ほむらちゃん、道わかるの?」

ほむら「……ぁぅ」

まどか「えへへ、エスコート役交代だよほむらちゃん」

キマシテル━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ほむら「こう周りが静かになると、お祭りが終わったって実感するわ」

まどか「そうだね」

ほむら「……楽しい時間って、終わってしまうと寂しいものよね……」

まどか「……そうだね。でも、寂しいのはちょっとだけかな」

ほむら「そうなの? まどかは強いのね」

まどか「強いんじゃないよ。好きな人と一緒にいるからだよほむらちゃん」

ほむら「まどか……」

まどか「えへへ、今日の私、なんか変だよね。もしかしたら本当にお祭りの魔女の仕業かな?」

ほむら「そんな魔女がいるなら、大切なお客様として迎えてあげないとね」

まどか「お祭りの魔女に会いに、また一緒にお祭り行こうね」

ほむら「来週にする? 明日にする? それともこ・ん・や?」

まどか「気が早すぎるよほむらちゃん」

まどか「それに今夜はもうどこもお祭りやってないよ?」

ほむら「無ければ私たちでやればいいのよ。後夜祭ね」

まどか「……それはお祭りなのかな?」

ほむら「二人でいろんなことをするお祭りよ///」

まどか「それはきっとお祭りって言わないよねほむらちゃん」

ほむら「いいのよ。お祭りみたいに、楽しくて幸せな時間を過ごすんだから」

まどか「でも終わったらちょっぴり寂しい気分になっちゃうのかな?」

ほむら「ううん、寂しいなんて思わせない。まどかと、一緒にいるから」

まどか「そうだね。一緒にいれば、寂しくないもんね」

ほむら「お祭りは終わってしまうけど、二人の時間は終わらせないわ」

まどか「ずっと離さないでね、ほむらちゃん」





おしまい

おつかれさまでした
支援&保守ありがとうございました

夏祭りなのでいつもよりいちゃいちゃさせた
次回はもうちょっと淡々とつっこませよう

これでまどほむ3連発
飽きたとか言われないように、次はまどほむ以外でいこうか


それでは皆様おやすみなさい。
またどこかのスレでお会いしましょう。

次は何を書こうかな。

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