妖怪芋洗と呼ばないで 【 副題 : 進撃 サシャのお悩み相談室 】 (4)

薄暗い廊下、訓練所の女子寮と男子寮との狭間に有る小さな物置部屋。
薄っすらと誇りを被るその部屋の扉は見るからに辛気臭く、普通であればとても自分から赴こうとは思えない場所。

そんな場所に吸い寄せられるのは、不思議な事に決まって何かしらの悩みを抱えた者達ばかりだったーーー



「 さあ、あなたの悩みを聞かせて下さい! 」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

皆々様方、お初にお目にかかります!
訓練所の廊下の一角に突如現れた"お悩み相談室"を取り巻く色んな人達の結構どうでもいいお悩みを描いた割とどうでもいいかもしれぬお話です。
行進速度が亀さん並に遅いですが、何卒生温い目で見守って頂けたら嬉しいです、
後ブーイングなどの際、痛いので石は投げないで頂きたい。こんにゃくならば許可します。

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case. 1≫ ジャンの場合



訓練所 辛気臭い物置部屋 (以下からは辛気臭物部) 前ーーーーーー







ジャン「 ………。」




サシャ「 …ふ…分かってましたよ。ジャン、遅かれ早かれあなたがここに来ると言う事は!」

ジャン「 お前かよぉぉ!!」



本日最初の相談者、
人目を忍びつつ辛気臭物部を訪れたジャンは、その扉の中に居た人物を視界に捉えるなり悲痛な叫びと共に膝から崩れ落ちた。



サシャ「 それにしてもどうしてこんな所に?」

ジャン「 いや扉にでかでかと貼ってあったからだろ!お悩み相談室って貼ってあったからだろ!
嗚呼くそッ、もう既にろくな結果になるルートが潰れた… 」

サシャ「 ああはいはいそうでしたね分かります分かりますからちょっと静かにして下さいね、後早く扉閉めて!」

ジャン「 …( 早よ帰ろ) 」



ジャンは指示に従い大人しく扉を閉めながら早くもここに来た事を後悔しはじめていた。

case. 1≫ ジャンの場合



訓練所 辛気臭い物置部屋 (以下からは辛気臭物部) 前ーーーーーー







ジャン「 ………。」




サシャ「 …ふ…分かってましたよ。ジャン、遅かれ早かれあなたがここに来ると言う事は!」

ジャン「 お前かよぉぉ!!」



本日最初の相談者、
人目を忍びつつ辛気臭物部を訪れたジャンは、その扉の中に居た人物を視界に捉えるなり悲痛な叫びと共に膝から崩れ落ちた。



サシャ「 それにしてもどうしてこんな所に?」

ジャン「 いや扉にでかでかと貼ってあったからだろ!お悩み相談室って貼ってあったからだろ!
嗚呼くそッ、もう既にろくな結果になるルートが潰れた… 」

サシャ「 ああはいはいそうでしたね分かります分かりますからちょっと静かにして下さいね、後早く扉閉めて!」

ジャン「 …( 早よ帰ろ ) 」



ジャンは指示に従い大人しく扉を閉めながら早くもここに来た事を後悔しはじめていた。

サシャ「 さて、では早速相談料を頂きましょうかね。」

ジャン「 はぁ?相談料?んなもん持ち合わせてねえよ、そもそも相談相手がお前とかいう時点で詐欺レベルじゃん。」

サシャ「 ジャァアン 」

ジャン「 腹立つなお前 」

サシャ 「 なら仕方ないですよね…じゃ、明日の夜ご飯のパンを下さい、これで手を打ちましょう!」

ジャン「 は、やるかよ。で、お前まともに相談相手なんか出来んのか?」

サシャ「 ふふ、侮らないで貰いたいですね…
さ、相談内容は?」

ジャン「 …相談内容は、……み……ミカsごにょごにょ 」

サシャ 「 …すみません、良く聞こえなかったんですけども。」

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