竜華「ぷはー」
竜華「セーラに進められて始めたたばこやけど結構うまいな」
フナ「煙いですよ」
泉「同意・・・」
竜華「ごめんなー。すぐに窓開けるさかい」
ガチャ
怜「こんちわー」
泉「あ、先輩」
フナ「こんちわです」
怜「って煙!なにこれ煙!!ゲホゲホ!」
竜華「あ、すまんな怜。すぐに窓開けるでなー。セーラちょい開けてや」
セーラ「オッケーや」
ガラッ
泉「ああ。空気がおいしいですね」
怜「ってかなんでお前らたばこ吸ってんねん!未成年やろ!」
セーラ「まぁこまかいことは気にすんなや」
竜華「怜も吸う?うまいでー」
怜「竜華、たばこなんか吸うてしもたらなぁ・・・」
怜「ヒトラー総統に顔向けできんやろ!!!」
竜華「怜!?」
泉(まーた始まった)
怜「ヒトラー総統はな、たばこが大嫌いやったんや」
怜「そのたばこを吸うなんて言語道断や!!」
怜「お前らは反逆者や!!!」
セーラ「・・・」
怜「そんなに煙が好きなんやったらウチがガス室に送ったんで」
泉「まぁまぁ先輩」
フナ「2人とも興味本位で吸ってるだけですよ」
怜「そんなん関係ないわ。たばこみたいな退廃的なもん吸う奴はガス室で死ねばいいんや」
セーラ「・・・」
竜華「・・・」
怜「まったく、未成年の分際で大人ぶっとんなボケ」
セーラ「・・・」
竜華「・・・ごめんな怜」
怜「そもそもタバコっちゅーもんはレッドマンのもんやで」
怜「そんなもん吸うとって恥ずかしないんか?」
竜華「レッドマン・・・?」
怜「インディアンのことや。新大陸の劣等民族」
怜「その劣等民族が人種的に優れた私らアーリア人を陥れるために作ったんがタバコや」
怜「劣等民族の策略にまんまと嵌って自ら健康を損なうなんて」
怜「見損なったで竜華、セーラ」
セーラ「たばこってインディアンが作ってたんや・・・」
怜「まさに劣等民族の嗜好品やろ?」
怜「優れたアーリア人にはいらんもんや」
フナ「いやあなたアーリア人違うでしょ」
泉「列島民族ですよね・・・」
怜「何度言えばわかんねん!ウチはアーリア人や!!!」
怜「この碧眼を目ぇかっぽじってよお見い!!!」
怜「というわけで我が千里山でも禁煙キャンペーンをすることにするわ」
泉「流石です先輩」
フナ「これで少しは部室がタバコ臭くなくなりますね」
セーラ「うぅ・・・未成年やし反対できん・・・」
竜華「でも禁煙の理由がヒトラーってのもなぁ・・・」
怜「おい竜華」
竜華「あっ!え、っと禁煙の理由がヒトラー総統ってのもなぁ・・・?」チラ
怜「うんうん」
怜「千里山健康促進キャンペーンの内容を言うで」
怜「その1・タバコ禁止」
怜「その2・酒禁止」
フナ「えぇ!?」
セーラ「・・・お前飲んでたんかい」
怜「その3・肉食禁止」
全員「!?」
竜華「ち、ちょっとまってーや!怜!」
怜「なんや竜華」
竜華「肉食禁止ってどういうことなん?」
怜「あぁ。それは総統が菜食主義者やったことに敬意を払ったんや」
怜「健康には野菜が一番!っちゅーわけや」
セーラ「それじゃあ帰りにマクドとかも行けへんやん!」
怜「ポテトあるやろ」
泉「た、タンパク質不足g」
怜「卵食えや」
フナ「ぶ、豚なら・・・」
怜「豚も肉やろ」
竜華「怜!目覚まして!ちょび髭の言うこと信じたらあかんて!」
怜「ああん!?今の言葉もう一回言うてみい!!!!」
竜華「ひっ・・・」
怜「総統に間違いはないんや!!!!総統が言うとったんやから栄養士の言うことよりも正しいんや!!!」
怜「それに総統のことをちょび髭言いおって!!!ガス室や!!ガス室やで竜華!!!」
竜華「確かに・・・確かに総統も正しいかもしれんけど・・・栄養的には・・・」
怜「まだ言うかこのユダ公が」
竜華「え」
怜「・・・まぁええわ。確かに現代人にとって肉禁止はきついかもしれんな」
セーラ「怜・・・」
怜「レバーのダンプリングとソーセージだけは許可したるわ」
セーラ「まぁ。。。怜もそこまで妥協してくれたなら・・・」
竜華「うん・・・それで我慢するわ」
怜「うんうん。それでこそ誇り高き千里山や」
泉(隠れたところで食べればいいだけでしょ・・・)
フナ(そもそもなぜに言いなり?)
次の日
教室
怜「さあお昼や!お弁当食べよー!」
セーラ「お腹すきすぎてもう死にそうやわw」
竜華「それじゃあいただきまーす!」
パカ
怜「おい竜華」
竜華「ん?どうしたん怜」
怜「それハンバーグちゃうんか」
竜華「そやで。それがそうしt・・・あっ」
怜「昨日言ったことが守れやんてどういうことやボケェ!!!」
教室「え?なになに?」
ザワザワ
クラスメイト1(え?なに?喧嘩?誰が?)
クラスメイト2(園城寺さんが清水谷さんにすごい怒ってるの・・・)
竜華「ごめん怜!朝忙しくてすっかり忘れてて!」
竜華「残っとった冷凍食品入れただけなん!悪意はないん!」
怜「忘れとったなんて言い訳が通用するわけないやろ!!!」
竜華「ご、ごめんっ!!」
怜「・・・やから」
怜「せやから謝る相手が違うて・・・何度も・・・何度も・・・」
怜「何度言わせたらわかんねんボケェ!!!」
怜「本当に悪いと思とるんやったら総統に謝らなかんやろ」
教室(え?総統?総統ってだれ?)
竜華「ちょ・・・ここでするん・・・?」
怜「当たり前やろ。どこでするつもりやねん」
教室(え?するってなに?)ザワザワ
怜「ほら。はよせえや」
竜華「・・・」
竜華「は、は・・・」
教室「?」
竜華「ハイルヒットラー!!!」シュビッ
教室「!!」
竜華「ジークハイル!!!ハイルヒットラー!!!」シュビッ
怜「・・・」パチパチ
教室「・・・」
クラスメイト3(あぁ、また園城寺さん関連か・・・)
クラスメイト4(清水谷さんもあんなのに付きまとわれてかわいそうに・・・)
怜「ええで。もう座り」
竜華「うん・・・」
竜華(恥ずかしすぎて死ねる・・・)
怜「これで天国の総統も許してくれるとええな」
竜華「・・・せやな」
セーラ「・・・モグモグ」
怜「じゃあ気を改めていただきますや!いただきまーす!」ガツガツモグモグ
竜華「はぁ・・・いただきます・・・」モグモグ
一週間後
部室
怜「肉食禁止の件やけど今日から解禁するわ」
竜華「ええ?」
セーラ「おっしゃー!やっと肉が食えるでー!」
泉(マジで食べてなかったんだこの人・・・)
竜華「にしてもなんでいきなり・・・?」
怜「どうやら総統はたまには肉も食べ取ったみたいなんや」
怜「せやからウチらもたまには肉食べてもええと思ったんや」
セーラ「そういうことやったんか」
怜「うちらは今度の試合に勝たなあかん」
怜「やから少しでもメンバーのストレスを軽減しようと思た私なりの優しさや」
怜「嬉しいやろ?」
セーラ「うれしい!めっちゃうれしい!」
怜「フフ。総統と呼んでくれてもええんやで」
竜華「とりあえず緩和されただけでもよかったわ」
フナ「しかしここまで急に意見を変えるとは珍しいですね」
怜「まぁ今更健康対策したところで意味ないって思ったてのもあるな」
竜華「どういうこと?」
怜「竜華、セーラ。あんたらは女やのに喫煙をしてしもた」
怜「喫煙する女は早老で身体的魅力に欠ける」
怜「ナチスではそういう女は家庭において妻や母になるには不適当やって判断されとったらしいんや」
竜華「怜・・・?」
怜「もう手遅れや。あんたら子供産んだらあかんで」
怜「まぁしゃあないから竜華はウチがもろたるわ」
竜華「怜・・・///」
怜「まぁ嘘やけどな」
竜華「・・・」
完
ナチス怜のSSみて面白かったので書いてみました。
ナチスネタって以外に難しいことがわかりました。
皆さん支援ありがとうございました。
飽きたな
>>62
飽きたわけではないんですけどネタが浮かばなくなってしまって・・・すみませんでした
>>58の続き
竜華「じ、じゃあお言葉に甘えて・・・///」
怜「貰われる覚悟はあるな?」
竜華「うん!」
怜「じゃあこれ私とくわ」
竜華「・・・なにこれ」
怜「青酸カリや」
竜華「」
竜華「な、なんで青酸カリ・・・?」
怜「ヒトラー夫人が最後に飲んだんと同じやで」
竜華「え」
怜「ウチ死ぬときは総統と同じ死に方をしたいんや」
怜「ベルリンの地下で志半ばで自殺なさったんや・・・」
怜「私もそうしたいけど流石にドイツ行くんは無理やで梅田の地下になりそうやわ」
竜華「・・・」
怜「ちゅーわけでよろしくな竜華」
竜華「そんなんいややあああああああああああああああああああ!!」
完
支援ありがとうございました。
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