オーナー「調べるか・・・・!?え、何だこれ・・・この代の車、くそかっこいい・・・俺、これ買う、これ乗る。決めた」
---数年後---
オーナー「ただいま!!今日届くはずだけど・・って、いないし、来てない・・・父さんは?」
妹「おかえり。電話に出てからどっかでかけたよ」
オーナー「ふぅん・・・」
父「おーい、いるかー?お、いたいた、今届いたぞ。近くまで運転して持ってきてもらったから、そっから俺が運転したけどなかなかいいな、大事にするんだぞ。」
オーナー「きた!!ありがとう、父さん!!」
愛車「この人がオーナーか・・・前のオーナーは目立たないけどスライドドアの一部分へこまして、サイドステップはすらして・・・無茶な運転ばっかするから燃費も悪くなるし・・このオーナー、優しそうな感じだし、大切に乗ってくれるといいな・・」
愛車「って何この車!え!?このオーナーの元車!?ひ、酷い・・・現行の前期だって言うのに、傷だらけじゃない・・・わ、私もこんな目に遭うのかしら・・・はぁ・・・」
愛車「製造されて5年、まだ3万キロしか走ってない私の運命は傷だらけで終わるのね・・・」
数日後
オーナー「燃費、一桁は覚悟してたんだけど、あれ・・・軽く10いくな・・・燃費思ったよりいいんだな・・・あらかじめ2chで2400CCのこときいといてよかった・・・」
愛車「ふん、大体2000CCでこの体だときついからアクセル踏み込んでしまうのよ。それに対して私はちょっと余裕があるわ、だから燃費も悪くないの。2000CCの子は4ATに対し、私はCVTだから、それもあるわ」
愛車「といってもこの燃費に飽きて、燃費が悪いだのなんだの言うんでしょうね、このオーナーも」
1ヶ月後
愛車「あれから1カ月、どうやら乱暴な運転はせず、大事に乗ってくれてる。にやにやしながら・・・でも、私はミニバン。かっこいいだのなんだの言ってるけど傷つけまくってどうせ飽きるに決まってる。そしてまた、私は捨てられるんだ、傷を増やして」
オーナー「クソババアがこんな狭いとこで停まってんなよ・・・・」
ガリッ
オーナー「あ!?!?あ・・・・。ドアミラー擦った・・・うっうっ・・・・」
愛車「痛っ!?いつも通ってる道じゃないの!?離合が下手糞ね・・・」
オーナー「はぁああ・・・」
愛車「そんなに落ち込まなくても・・・この程度の傷なら・・・」
オーナー「うぅうう・・・・」
愛車「もぅ・・・ふふ・・・・」
数日後
オーナー「営業員さんはおられま・・・あ、いた!すみません、この愛車をこのディーラーで車検受けるようにしたんですけど」
営業員「おー、ついに買ったんだねー!いいよー、今登録するね。ありがとう!燃費はどれぐらいいくー?」
オーナー「10はいきますね、一桁を覚悟してたのですが、案外よくて」
営業員「10いけばいいね!あ、登録終わったよ。オイルもかえとこっか。」
オーナー「はい、お願いします!」
愛車「こいつ、馬鹿なの?何でわざわざディーラーで・・・コバックとかマッハ車検とかあるでしょう?ディーラーは高いのよ?なんで・・・」
オーナー「ディーラーなら信用できるし、よしっ」
愛車「へ・・?・まさかね・・だって私は・・・でも・・・ふふ・・」
2ヶ月後
オーナー「今日は休みをとって愛車で街中まで来て見たけど・・駐車場ここしかあいてないのか、せますぎる・・・」
ガリリ
愛車「きゃ!あ・・・バンパー・・が・・・」
オーナー「う、うそ・・・うわ、酷い・・・・・・後ろは・・せめて後ろは傷つけまいと・・・」
愛車「この程度なら大丈夫なのに・・・何でそんなに落ち込むの?たった擦り傷じゃない・・もしかして、このオーナー、本気で私のことを・・・・」
半年後
オーナー「調子乗ってるワゴンRいんなー、ちょっとおちょくってやろう」
愛車「ちょ、ちょっと!そんな運転しないで!あと性質の悪い人が出てきたらどうするのよ!!」
ワゴンR「プップー!」
オーナー「急ブレー♪」
ワゴンR「きゅるる!」
愛車「ひゃあ!やめてー!!」
ワゴンR「ぷっぷー!ウネウネ パッシング-」
オーナー「やば、こいつ追いかけてくる、しつこいな・・・ここでぶっ飛ばすか・・・」
ブーン
愛車「だから言ったのに・・と言っても私、2400あるのよ。あんな3人も乗ったNA軽なんかちょろいわね」
オーナー「くそ、人だかりが・・・もう駄目だ、謝るか・・・]
オーナー「すみません、調子に乗りすぎました」
DQN「おい、お前なにおちょくってんの?降りてこいコラァ!!」
オーナー「いえ、それはちょっと」
オーナー「いえ、それはちょっと」
DQN「車ボコボコにすんぞ?」ガンガン ゴンゴン
愛車「い、痛い!やめて!」
オーナー「すみません、本当にすみません、それだけは許してください・・・」
DQN「チッ おちょくるなら他の車おちょくれ、ボケ、死ねカス」ペッ
愛車「あぅ」
ガン
愛車「痛っ・・・」
オーナー「はぁ、ドアミラー蹴られるし、どえらい人だったな・・・それにしても唾はきかけられるなんて・・最悪だな・・・」
愛車「うっうっ・・・ぐすん・・・・」
オーナー「くっそ・・・本当に悪い事をした、俺は馬鹿だな・・・ごめんなさい、ごめんなさい・・・もう二度としないから・・」
愛車「うっうっ・・恐かったんだから・・・ばかぁ・・・・もうしないでよね・・・もう・・うわぁああん」
1年後
オーナー「ふふ、球をLEDにしちゃうぞー」
愛車「な、何何!?何する気!?あ・・ん・・・」
オーナー「フォグは・・バンパーを外して・・・」バコ
愛車「んっ・・・」
オーナー「ようし、後はウインカーだけだな、リレーを変えて・・・・」
愛車「あっ・・くすぐったいわ・・・」
オーナー「よしっ、全LED完了、特にウインカーだけは絶対LEDにするって決めてたんだよね。光り方がかっこいいし・・・どれどれ・・・」
オーナー「おおう、綺麗・・・」
愛車「えへへ・・・///」
オーナー「中も明るい!!こんだけ違うんだな・・・ルームランプをLEDにすると・・・あ、バックランプをHIDにしなきゃ・・・」
オーナー「バラスト取り付けるんだよな・・・消費電力がちょっと上がるが、大丈夫か・・・?」
チャーッタッタッタドゥウン
ガチャ
ピンポンピンポンピンポン
愛車「ん・・・ちょっときついわね・・でもなんとか・・」
オーナー「うわ、すげえ!綺麗!明るい!」
愛車「大体そんなとこ明るくしてどうすんのよ、ばかっ。でも気にいってもらえたなら・・・えへへ///」
オーナー「ここまでHIDにしてる人めったにいないぞー、ふふふふふふ」
愛車「めったにいないの・・・?ふふ、ここら辺じゃ私だけ・・・」
2年後
同僚「アルファードいいよね、本当にこの車はいい・・・でもやっぱりゼロクラアスリートかな」
オーナー「ですね・・・トヨタは本当にいい車を作る。実際一台だけ選べって言われるとなかなか困りますよね」
愛車「アルファードかあ・・・私じゃ到底・・・
同僚「本当だわ、ゼロクラアスリートは一目ぼれしたけど迷うなあ」
オーナー「ですよね、俺も余裕あるならアルファードの3.5、最上級グレードに乗りたいなあ」
愛車「・・・え?」
同僚「2.4でよくねー?3.5はでかすぎだろー」
オーナー「この車体で2.4は個人的に恥ずかしいですね、だってですよ、車を知らない人から見ればこの車体、ぱっと見でかい排気量にみえませんか?これ排気量いくつなの?ってきかれて、2.4ですとか恥ずかしいで言えないですね」
オーナー「それにこの車体で2.4とかとろいで走らないですし」
同僚「それもそうだなあ、ぱっと見、3リッター以上はありそうだもんなー」
愛車「ふふ・・・そっか、アルファードが買えないから私を選んだのね。私じゃ到底及ばない車だし、私は中古車だし、オーナーの給料じゃアルファードなんて中古でも買えないし、本当はオーナーもこんな車に乗りたかったのよね。」
愛車「そうよね、私は上級グレードとはいえ、たかが大衆車。オーナーも若いし、そのぐらい夢見るのが普通よね・・・あはは」
愛車「何でだろ、覚悟してたのに、どうせ飽きられるって覚悟してたのに、なんだか悲しいな。うぅ・・・」
愛車「2.4は恥ずかしい・・か・・傷つくなあ・・・アルファードよりは小さい車体だし、排気量が同じってだけでエンジンは違うけどさ・・・」
オーナー「同僚さんは宝くじ当たったとしても程度のいいゼロクラアスリートでしょー?」
同僚「当然。厳選に厳選しまくってゼロクラアスリート乗る。R35とか外車なんて全く興味もないし、いらない。国産が一番だわ、オーナーは何買うの?」
愛車「宝くじなんて当たったら私は用済み、少ない給料で買える範囲の車だから私を選んだだけであtt・・・」
オーナー「俺はこの愛車を新車同然にして、自分が弄りたいとこを弄りますね。あとは近場用に軽を買うぐらいかな?」
愛車「!?・・・」
同僚「お前マジか、アルファードは買わないの?」
オーナー「確かにアルファードは乗ってみたいです、それ以外にもマジェスタとかR35とかGSとか」
オーナー「余裕があるならとは言いましたが、この愛車を捨ててまで乗ろうとは思わないですね、同僚さんがゼロクラアスリートに一目惚れしたように、俺もこの愛車に一目惚れしましたから。あれ以来一目惚れした車、全くないんですよ」
オーナー「かっこいい車や乗ってみたい車はいっぱいありますけどね、俺は何があってもこの車ですね、例え馬鹿でかい金が俺に舞い降りてきても」
同僚「どんだけ惚れてるんだよ、その車に・・・まぁでもいいんじゃない、それもありだよね」
愛車「ばか・・・本当にばか・・・ばかばかばか・・・私にそこまでの魅力なんてないのに、私は歴代の中で一番不人気なのに・・・本当に・・・このオーナーはばかね・・・」
愛車「なんなのかしらね、最初はどうせ手放すとか、飽きられるとか覚悟してたのに、新しい傷を2か所増やしたのに、あれ以来一度もないけどヤン車に喧嘩売ったりとかしてきたくせに」
愛車「最初はどうでもよかったのに、今じゃずっと、あなたに運転してもらいたい。色んなところ、遠くな所へオーナーに運転してもらって行きたい。私以外の車を運転してもらいたいくない・・・オーナー、大好きよ・・・ずっと私を運転してよ、私を手放しちゃ嫌よ・・・」
それからもずっと、このオーナーは愛車を運転し続けた。この愛車の新型がいくらでようと、かっこいい車がでようと、周りから馬鹿にされようとオーナーは乗り続けた。
俺はこの車に惚れたんだと一点張りで、給料がよくなっても多少の余裕ができても、乗り続けた。
そして数年後、オーナーの車は突然、走らなくなった
営業員「もう限界っぽいね、エンジンがやられてる・・・」
オーナー「そんな、なんとかならないですか!?なんとか・・・」
営業員「うーん・・・エンジンを積み替えればまだ走るだろうが・・」
オーナー「俺にとってそれは他の車に乗るようなものです・・・それ以外で・・・」
オーナー「うぅ・・・くぅ・・・」
営業員「オーナー君がこの車を大切にしてたのは我々営業員達にも伝わってた、いつも楽しそうだったし、オイル交換だけで嬉しそうにしてたからね。このディーラーでメンテナンス、車検を受けてる車の中でもオーナー君の車が一番長かった。」
営業員「でも、どんだけ手入れをしても、どんだけいい場所でメンテナンスや車検を受けても、寿命は来るんだ。人間だってそうだろう?」
営業員「オーナー君はよく擦ったりしてたよね、でもそこを一生懸命直したり、ドレスアップしたり、何よりオーナー君はこの車を大切にしてた。だから、この車も幸せだったんじゃないかな」
オーナー「・・・」
営業員「・・・しばらく、この車と一緒にいるといい。覚悟が決まったら呼びに来てね」
オーナー「ありがとうございます・・・ふぐ・・・」
愛車「私、もう駄目なのね・・・・」
営業員「・・・気が済むまで、この車と一緒にいるといい。覚悟が決まったら呼びに来てね」
オーナー「ありがとうございます・・・ふぐ・・・」
オーナー「・・・・よいしょ・・・二列目は本当に乗り心地がいい・・・こんだけいいのに・・・」
オーナー「なぁ、本当にもう走れないのか・・・?もう俺を乗せて何処へも行けないのか・・・?もう俺は愛車を運転できないのか・・・?」
愛車「ふふ、どうやら限界みたいね。もっともっと、運転してほしかった、もっともっと、色んなところへ行きたかった」
オーナー「っつっても答えが返ってくるわけないか、色々あったなー。本当に・・・」
愛車「本当ね・・って私の声も、あなたには届かないのだけれど・・・
オーナー『よーし、早速遠出しちゃうぞー!楽しみだな、ウキウキ』
愛車『お願いだから変な運転しないでよね・・傷なんてつけちゃ嫌よ、はぁ、最悪だわ・・・どうせ・・・』
オーナー『本当にかっこいいなあ、買ってよかった』
愛車『と言っても私はミニバン、どうせすぐ飽きられるわ、その覚悟はできてる』
オーナー『ディーラーで車検受けるようにしよー!お願いします!』
愛車『何でたかが大衆車の私をそこまで・・・』
オーナー『あ・・擦った・・・バンパーが・・うぅ・・・ううう・・・・』
愛車『痛っ!バンパーが・・でもこの程度の傷なら・・って何でそこまで落ち込んでるのよ、たかが大衆車なのに・・・』
オーナー『愛車が蹴られた、唾かけられた・・・愛車に悪いことした、本当に馬鹿だ、俺は・・・ごめんなさい、ごめんなさい・・・二度としないから・・・』
愛車『ばかあ・・・恐かったんだからあ・・うぅ・・・もうしないでよ・・・』
オーナー『おぉ、全LEDにしたら綺麗だなー!へへへ・・・」
愛車『喜んでもらえのならよかったわ・・・えへへ・・・///私も嬉しい・・・///』
オーナー『俺は宝くじ当たってもこの車ですから。確かに他にかっこいい車はありますけど、この車を捨てようとは思いませんね。』
愛車『ばかね・・・本当に・・ばかばかばか・・・私もあなたとずっと・・ずっと・・・』
オーナー『ひゃっほー!どんだけかっこいい車がでようと俺はこの車一筋ー♪』ブーン
愛車『私もあなた一筋ー♪』
オーナー『俺はこの車にずっと乗り続ける、ずっと』
愛車『えぇ、ずっとずっと!』
オーナー『この車以外』
愛車『あなた以外』
オーナー愛車『ありえないね!わ!』
オーナー『はは・・あははは!』
愛車『ふふ・・・ふふふふふ!』
オーナー「本当に色々・・・ぐす・・手放したくないよ、ずっと乗りたいよおおお・・・うわあああああああ!!」
愛車「私も・・私もよおおおお!うわああああん!」
ファンファンファンファンファンファンファン
オーナー「え!?グス俺何も・・・何で盗難防止が・・・?」
営業員「ん・・・?まるであの車も泣いてるかのようだな・・・」
オーナー「でも覚悟を決めないといけないよな・・・ずっと一緒に居たいけど・・・愛車!あのな、あの・・ごめんな!俺運転下手だし、荒いし、短気だから、すぐ無茶な運転したり、傷つけたり」
オーナー「ドレスアップもセンスないし、お金も余裕がないから、単純なドレスアップになったり!」
オーナー「洗車が面倒でたまにさぼったりしたけど、それでも!それでも俺は!」
オーナー「俺は楽しかった!愛車に出会えて本当によかった!!今までありがとう、そしてごめんね・・・」
愛車「私も・・・私、2400もあるくせに馬力はないし、ミニバンだし!」
ファンファンファンファン
愛車「たかが大衆車だし、魅力ないし、ライバル車に比べると座り心地はよくないし、3列目は狭いし!」
ファンファンファンファン
愛車「白だからすぐに汚れちゃってあなたに洗ってもらったりして、手間をかけさせたけど!」
ファンファンファンファン
愛車「それでも!それでもこんな私を愛してくれたあなたが好きだった!あなたに出会えて本当によかった!!あなたも車がないと困る身、できれば・・・」
愛車「それに乗って!!その子が出た当初から思ってた、その子、私に似てるから・・・私より燃費もいいし、ターボ車を買えば私より走りはいいと思うから・・・」
オーナー「愛車そっくり・・・」
愛車「だから、その子をよろしく頼むわよ!今まで迷惑かけてごめんなさい!今までありがとう!!そして、さようなら・・・・」
ファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファン!!
オーナー「愛車・・・ゴシゴシ・・・いつまでも泣いてるわけにはいかないな・・・グスグス・・よし・・・」
オーナー「ぐす・・・ん?今ヘッドライトが何かに反射して光ったような・・・?」
オーナー「これは・・新型の軽・・・」
愛車「それに乗って!!その子が出た当初から思ってた、その子、私に似てるから・・・私より燃費もいいし、ターボ車を買えば私より走りはいいと思うから・・・」
オーナー「愛車そっくり・・・」
愛車「だから、その子をよろしく頼むわよ!今まで迷惑かけてごめんなさい!今までありがとう!!そして、さようなら・・・・」
ファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファン!!
オーナー「愛車・・・ゴシゴシ・・・いつまでも泣いてるわけにはいかないな・・・グスグス・・よし・・・」
営業員「覚悟はできた?」
オーナー「はい・・・」
営業員「そっか・・じゃあ業者にお願いするね、おーい・・・」
そして、オーナーの愛車はトラックに乗せられ、ディーラーから去っていった。
そして何故か終始盗難防止が鳴りやまなかった
愛車『大好き・・・オーナー』
オーナー「ぐす・・ん?」
営業員「どうしたの?」
オーナー「今大好きってきこえたような・・・」
営業員「もしかしたら愛車かもしれないね?なんて。あ、このエンブレムは渡しておくよ、運ばれる前に外しておいた、はい」
オーナー「あ、ありがとうございます・・・・それと・・・この軽自動車、買いたいんですが・・・」
営業員「ん、切り替えが早いね?」
オーナー「いえ、愛車に似てるし、愛車のヘッドライトが一瞬光ったんですが、その先を見たらちょうどこの軽があって・・・何より愛車がこれに乗ってくれと言ってるみたいで・・・」
営業員「そっか・・・。おっけー、手続きしよっか」
最期に鳴り響いてたあの盗難防止、原因をきくと何処にも異常は見当たらなく、異常に鳴り響いてたので色んな業者に見てもらったが、どこの業者も異常は見当たらないの一言だったそうだ
さらに解体する寸前になった途端、オイルが何らかの理由で漏れ出し、それが何故かエンジンカバーやカプラーなどを通って、ヘッドライトの隙間から漏れ出したそうだ。
それはまるでこの車が泣いてるかのようだったそうだ
そしてオーナーは新型の軽を購入した。愛車のエンブレムをダッシュボードの上に飾って
オーナー「燃費もいいし、軽なのに走りも悪くないなー、流石ターボ」
軽「えへへー、よろしくねー!オーナーさん!」
同僚「ねえ、なんで前の車のエンブレム飾ってるの?」
オーナー「思い出が・・いっぱいあるからですね・・・」
同僚「大事に乗ってたもんなー、前の車。俺のほうが車好きだけど、お前の場合は俺より車思いだな」
オーナー「そうですか?・・・いえ、ありがとうございます・・・何よりの褒め言葉です・・・」
終
以上。
今日愛車で遠出してたらこんなの思いついた。
SSなんて初めてだし、駄文で申し訳ない、愛車は最後まで大事にしてあげようね
乙
早く免許取らなくちゃ(使命感)
なにこれどうして車で泣かなきゃなんないんだ…ボロボロ
1乙
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