怜「照~、膝貸して~」(143)

照「またか」

怜「照の読書の邪魔はせんから、な?」

照「はぁ・・・好きにすればいい」

怜「ではお言葉に甘えて~」ポフッ

照「まったく・・・」

怜「ふふ・・・」

照怜から無限の可能性を感じる

俺「照~、膝貸して~」

照「またか」

俺「照の読書の邪魔はせんから、な?」

照「はぁ・・・好きにすればいい」

俺「ではお言葉に甘えて~」デュフッ

照「まったく・・・」

俺「でゅふふ・・・」

怜「……」チラッ



菫「竜華は強いなぁ」

淡「竜華先輩! もう半荘打ちましょう」

竜華「休憩なしかいな。まあ、えぇけど」

セーラ「竜華またやんのか? それやったら、俺もやる! 泉、代わって!」

泉「私も、竜華先輩と打ちたいです!」

キャッキャキャッキャ



怜「……」グヌヌ

照「……」パラパラ

照「……そんなに打ちたいなら、混ざってくればどうだ?」

怜「えぇわ。うち病弱やから。休んどく」

照(まったく……。素直じゃないな……)ナデナデ

怜「……」


竜華「…………」ジーッ

淡「竜華先輩の番ですよ」

竜華「え、あ。うん」トンッ

竜華「……」チラッ


怜「何、読んでるん?」

照「会長はメイド様の15巻」

怜「新巻? 後で貸して」

照「うん」


竜華「…………」グヌヌ

いいね

照「紗奈ちゃん可愛いなぁ……」ニヤニヤ

怜「…………」

照「……ハァ……ハア」ニヤニヤ

怜「…………」



竜華「ロン!」

菫「また、竜華の勝ちかぁ」

竜華「ふふっ。今日は調子ええわぁ」チラッ

竜華「なっ……!」ガタッ

竜華(照が、怜を膝枕してハァハァしてる!!)

セーラ「くっそー。もう半荘や!」

淡「今度は負けませんよ! ……竜華先輩?」

竜華「…………」ダッ



照「ハァハァ……ハァハァ……」

怜「……もー膝枕はええわ」

竜華「怜ぃいいいぃぃ!!」

怜「うわっ!? りゅ、竜華!? どないしたん?」

竜華「照に何もされんかった!?」

照「失礼な。何もしてないに決まってるだろ」

竜華「ホンマに!?」

怜「う、うん」

竜華「良かったぁ…………」

怜「……ふふっ、竜華はホンマに過保護やな~」

照「そんなに怜が心配なら、お前が膝枕してやれ。私が代わりに卓に入ってはくる」

竜華「ありがとう、照! ほら、怜」ポンポン

怜「よっこいしょ。やっぱり、竜華の膝枕が一番気持ちえぇなぁ……」

照「竜華の代わりに私が入ることになった」

セーラ「……俺、さっき打ったしもうえぇわ」

淡「三連続はちょっと……」

菫「眠い……。ちょっと仮眠室へ行って来る」

照「…………」

照(これくらいでは泣かないぞ……)

ドア「ガラガラ」

咲「遅れてすいません。あ、お姉ちゃん今から打つの?」

照「………………うん」

咲「私も入っていい?」

照「え?」

咲「だめ?」

照「いや! いいぞ! 打とう!」

咲「ありがとう、お姉ちゃん」

照(妹最高オオオオォォォ!!)

咲「えっと、他の面子は……」キョロキョロ

部員達(((((あの卓入りたくねぇえええぇぇ……)))))

怜「うちらが入ろか?」

竜華「怜はまだ寝てなあかんよ」

怜「大丈夫や」

竜華「ホンマに? 起きれる?」

怜「……あかんわ。竜華の膝枕が気持ち良過ぎて起きられへん」

竜華「と、怜……///」

咲「」

照「」

池田「はぁ……。しょうがない。あたしが入ってやるし」

池田「宮永姉妹を一緒に倒すぞ、玄」

玄「お任せあれ!」

咲「私だって、来週原村さんとデートだし……」ブツブツ

照「あんなにいちゃつかれるなら、キューピット役なんかしなきゃ良かった……」ブツブツ

池田「ん? やんないのか?」

宮永「「やるよ!!」」

照「起きろ、菫」

菫「なんだよ、照……。私は別にお前と打つのを避けた訳じゃなくて、本当に眠くてだな……」

咲「すいません、菫さん。ベッドが足りなくて……」

菫「?」

池田「」

玄「」

菫「……えええぇえぇぇぇ!?」

照「まあ、菫がまだ寝てたいって言うなら、池田は床で寝かせとくが」

菫「眠気なんて、吹っ飛んだよ!」

照「なら、菫も打とうか」

菫「え?」

照「眠気はもう無いんだろ?」

菫「……あ、お腹痛い」

宥「遅れちゃったね……」

美穂子「そうね」

ドア「ガラガラ」

宥「あれ? 玄ちゃんは?」

怜「仮眠室やで」

美穂子「あれ? 上埜さんは?」

竜華「生徒会で送れるって」

久「学生議会、ね」

美穂子「上埜さん!」

竜華「ほんで、その学生議会では何の話してたん?」

久「照のことよ。彼女は咲と違って手加減をしないから、照が打つと保健室が一杯になっちゃうでしょ?」

怜「麻雀部には仮眠室があるのになぁ」

竜華「やっぱり、ベッド10個しかないと足りんなぁ」

怜「いや、実質9個やろ。久がうちとちごおて健康やのにいつも、つこおとるから」

竜華「病弱アピール止め」

久「でも、私は一つのベッドを二人で使っている。私を除いた10人がちゃんと眠れてるわよ」

美穂子「上埜さん……」

久「怜とも、良く寝てるじゃない」

竜華「怜……?」ジト

怜「」

美穂子「め、眩暈が……」フラフラ

久「大丈夫? ベッドまで送るわ」

竜華「送り狼に成りなや」

久「それは約束出来ないわね」

美穂子「上埜さん……///」

菫「残念ながら、仮眠室は既に一杯だ」

久「菫。それ、どういうこと?」

菫「それは……」チラッ

照「へへっ」

咲「あ、あはははは……」

久「大体分かったわ……」

菫「うむ……」

久「罰が必要ね……。二人には、買い出しに行ってもらうわ!」

照「え……? い、嫌だ!!」

咲「わ、私もなんですか!?」

久「えぇ」

菫「そ、それは流石にやり過ぎなんじゃ……」

怜「鬼や……」

竜華「え? なんで? あれ楽しいやん」

久「智美!」

智美「ワハハ。運転手なら任せてくれ」

宮永「「いやああああぁぁぁぁっ!!」」

智美「竜華も来るかぁ?」

竜華「う~ん」

怜「行かんの?」

竜華「怜が心配やしなぁ……」

怜「大丈夫やって」

竜華「大丈夫やないよ!」チラッ

久「?」

竜華「うちは、ずっと怜の傍におる!」

怜「竜華……」

照「ずっと、膝枕ではお互い疲れるだろう。仮眠室で横になるといい」

咲「そうだね。私達、池田さん床に下ろしてくるよ」

照「いくぞ、咲!」

咲「うん。お姉ちゃん!」

久「待ちなさい」

宮永「「うぅ……」」

久「華菜は私が退かしておくから、二人は買い出しに行きなさい!」

竜華「いや、うちらはここで膝枕でえぇよ」

怜「そうやで」

久「そう? じゃあ、今華菜が使っているベッドは私と美穂子で使うわね」

美穂子「上埜さん……///」

照「では、玄のベッドは私と咲が使おう」

菫「お前は、あっちだ」

智美「ワハハ。行くぞー、お二人さん」

久「さ、行きましょうか」

美穂子「は、はい!」

竜華「久はホンマ、プレイボーイやな」

怜「ボーイて……」

竜華「怜も、久に付いてったら?」

怜「……そうやな。付いてこかな」

竜華「なっ……!」

怜「……あかんわ。竜華の膝枕が気持ち良過ぎて起きられへん」

竜華「……て、天丼かいな…………///」

怜「……ふふっ」



久(天丼か……。プロにお灸を据えてもらうってのもありね)

久「フフーフ」

美穂子(上埜さん楽しそう)ニコニコ

池田「ん……。あれ? 何であたし床で寝てるんだ?」

池田「しかも、仮眠室だからベッドあるのに……」

池田「……あぁ。全部埋まってるのか…………」

「先輩ィ……」「モモォ……」

「玄ちゃん……」「お姉ちゃん……」

「い、挿れてもいいのか……?」「い、いいじぇ……」

「上埜さんっ……」「ふふ。緊張しなくても大丈夫よ……」

池田「元気なら譲れよ……」

池田(一番近いカーテンの向こうにも、二人分の影……)

池田「元気なら変われし!」シャー!

照「」ゲッソリ

咲「」ゲッソリ

池田「」

池田「あ、閉めるね…………」シャー……

池田「………………」

池田「床、冷たくて心地いいし……」

怜「部室より、仮眠室のほうが人数多いんて、どないやねんな」

竜華「しかも、寝るは寝るでも、違う意味で寝てるし」

怜「……まあ、うちの寝るはホンマの寝るやけどな」

竜華「うちもや」

怜「健全やなぁ……」

竜華「そーやなぁ……」

健夜「ここが清澄高校……。竹井さんのいる学校かぁ……」

健夜「あ、ちょうど人が」

健夜「あの~、竹井さん何処にいるか分かりますか?」

貴子「竹井なら、仮眠室にいますよ」

健夜「ありがとうございます」

貴子「いえいえ」

池田「コーチ、今から何処に行くんですか?」

貴子「ん? ちゃんと眠れる場所だ。床じゃなくてな」

池田「華菜ちゃんに優しいのはコーチだけだし!」

貴子「……あぁ。ベッドでも優しくしてやるからな」

池田「コーチ……///」

貴子「池田ァ……///」

健夜「ここが、仮眠室……。でも、眠る場所にしては騒がしいような…………」



竜華「あ、あかんって、怜……。そんなとこ舐めたら……」

怜「竜華…………。ごめんな……やめられへんわ」

竜華「あ。ひゃんっ!……と、怜ぃ……………」

怜「体が弱いんは、うちやのおて、竜華なんちゃうか?」

竜華「な何ゆうて、んっ……っ……っんん」



健夜(ええええぇえぇぇぇぇえっ!!!???)

健夜「………………」

ドア「ガラガラ」

久「あぁ。小鍛冶プロ。早かったですね」

健夜「はい……」

久「お灸を据えて欲しい子がいるんです」

健夜「はい……」

久「この子達です」

照「」ゲッソリ

咲「」ゲッソリ

健夜「ええええぇえぇぇぇぇえっ!!??」

健夜「こ、この子達、お灸を据える必要あるかな……?」

久「はい。出来れば、池田状態にしてください」

健夜「池田状態ィイ!?」

健夜(竹井さん、鬼なの!?)

久「フフーフ。私も入りますから。さあ、部室へ行きましょう!」

健夜「よ、よろしくお願いします」

照「よろしくお願いします…………」

咲「よ……く……いしま…………」

久「よろしくお願いします」



久「また、小鍛冶プロの勝ちね」

健夜「あ、あのー、そろそろ終わりませんか?」

久「まだまだっ」

照「」

咲「」

竜華「もお~。怜ぃっ! あんたやり過ぎやで~」

怜「ごめんごめん。竜華が可愛かったからつい」

竜華「そ、そんなん言われても誤魔化されへんで!///」

怜「そんなに照れて。可愛いなぁ……」ニコニコ

竜華「う~~~……もうっ///」ニコニコ

ドア「ガラガラ」

咲「」ア…

照「」ア…

怜「」マガオ

竜華「うわ……」ドンビキ

こうして、清澄に平和な日々が訪れた!
ありがとう、すこやん!

終わり


すんません
展開思い付かなくて、眠いんでここで

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