ウヴァ「俺がプロデューサーだと?」 (31)

小さな事務所シンデレラプロダクションは私、渋谷凛の所属する事務所だ
この事務所にはアイドルはいない候補生4人の小さな事務所だ
仕事はせいぜい他のアイドルのバックくらい…そんな事務所にあの人がやってきたのは春の事だった……

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春•路地裏

◎(……ここはどこだ?)

◎(アンクの…いや俺以外のコアメダルを感じない)

とりあえずこの姿では不便だな…<カラダが欲しい>

チャリンチャリンチャリン

ウヴァ「ちっ…コアメダルが1枚だと人間の姿が限界か…」

ウヴァ「ふんっ人間の欲望をセルメダルで貯めてコアの代わりにするしかないか…」

ウヴァ「そうと決まればさっそく……アイツにするか…」

ちひろ「はぁ……このままじゃうちの事務所は終わり…はぁ…どうすればいいのかしら…<お金が欲しいお金が欲しいお金が欲しい>」

ウヴァ「なんて欲望の強い女だ…ちょうどいい、その欲望解放しろ」すっ

コツン

ウヴァ「あ…(流石にコア1枚ではヤミーは作れないか)」

ちひろ「いっ…」

ウヴァ「おい、大丈夫なのか」

ちひろ「何アナタが投げたの?」

ウヴァ「事故だ、当てるつもりじゃない(入れて増やす算段だったとは言わない方がいいな)」

ちひろ「アナタ名前は?どこに住んでいるの?<この人すっごいイケメンじゃ無い!?>」

ウヴァ「名前…(これは都合がいい上手く行けば…適当な名前を…)山田悠介…他の事は覚えていない」

ちひろ「記憶喪失って事?<この人ならやってくれるかも…>」

ウヴァ「…」

ちひろ「山田さん、アナタプロデューサーをやってみない?」

ウヴァ「俺がプロデューサーだと?」

ちひろ「住む場所も住民票も手に入れてあげるわ…どう?」

ウヴァ「プロデューサーとはなんだ?」

ちひろ「そこからなのね…<なんで驚いたのかしら?>プロデューサーって言うのは……」

社長「ティンと来たっ!採用!」

ウヴァ(そんなんでいいのか、って言うか大丈夫か…)

春•事務所

ちひろ「ではでは…未来のトップアイドル達をご紹介しましょー!凛ちゃんからどうぞ!」

凛「…渋谷凛、よろしく」

楓「高垣楓、趣味は温泉巡り」

雪美「雪美……よろしく……よろしく」

ありす「橘ありすです、橘って呼んでください」

ウヴァ「俺は山田悠介だ…名前以外の記憶が無い……いや…1つ思い出した俺はウヴァと呼ばれていた(山田だと馴染めないしな)」

個人的に好きなアイドル4人で進めます
これ以上いると>>1の頭がパンクしそうなので

仕事帰って来たら続き投下します

春•事務所
ありす「うばさん?言いにくそう…」

ウヴァ「ならいいやすい呼び方で呼んでかまわん」

凛「呼び方なんてどうでもいいよ、プロデューサーは私たちがトップになれると思う?」

ウヴァ「まだ出会って数分で何がわかる?」

凛「えっ!?」

ウヴァ「それが答えだ…」

楓「緑が好きなの?」

ウヴァ「さぁな…それはわからん記憶にない(んな事聞いてどうする…)」

雪美「……アナタの夢は?」

ウヴァ「(夢か…人間は不便だな、夢がなければ何も出来ないのか…)今は無い」

ちひろ「それじゃ次は実力のお披露目よ!」

春•貸しスタジオ

凛「まずは私からっ!」

~全員レッスン終了~

ありす「はぁ…はぁ…どうですか?」

ウヴァ「……結論だけならアイドル失格だ」

凛「はぁっ!?」

ウヴァ「まず凛は歌唱力はいいが、ダンスがリズムにあっていない…楓はダンスがリズムにあっているが集中力に欠ける…雪美は集中力があるがダンスも歌唱力もシロウトレベル…橘は3人の分析に夢中になりすぎて自分が疎かだ」

ウヴァ「簡単に言えば、今のお前ら個人ではトップは無理だ」

ありす「そんな…」

ウヴァ「今日から俺が特訓してやる!覚悟しろ」

凛「特訓?」

ちひろ(もしかして記憶を失う前もこの業界にいたのかしら?)

ウヴァ「凛は毎朝の床掃除、楓は毎日終了時の戸締まり、雪美は毎朝の窓拭き、橘は時間の限り全員の名前の書き取り」

それが私たちとプロデューサーの出会いだった……

次回のウヴァさんは

「俺に無駄は無いっ」キリッ

「ちゃんと橘って呼んでくれるんですね…」

「私たちは信じるよ♪」

これで決まりだ!

今日は以上、続きは明日起きてから…

皆さんおはよう御座います、橘です

えっわからない?
ちひろさんがわからないとおっしゃるので、改めて自己紹介します

皆さんおはよう御座います、橘ありすです

先日私が所属する事務所にプロデューサーが来ました山田悠介さんと言う方なのですが何故か“うばさん”と呼ばれていたそうで…私は“うばさん”と呼んでいます
そのうばさんが私たちに課した特訓を始めて一週間が過ぎたある日…

凛「はぁ…毎日毎日床掃除ばっかし他のレッスンしなくていいのかな…」

楓「私なんて帰る時間までやることなし…楓はさっさとかえれ?ふふ」

雪美「」きゅきゅっ

ありす「あっまた間違えたっ!凛さんの名前書きにくいです」

凛「最初の頃よりは間違い減ったね」

ありす「そりゃあ一週間で何冊分書いたか…」

ウヴァ「ただいま……橘、明日からは机拭き掃除に昇格な、凛と雪美は歌いながら掃除、楓は昼間の間これをやれ」つ□

楓「ルービックキューブ?意味あるの?」

ウヴァ「そうだ、今やっている事の意味はその内わかる」

ウヴァ(セルメダルを稼ぐ為とはいえ…面倒な事にならなければいいが……)

ありす「いい加減にしてください!私たち無駄な事ばかりやってるじゃないですかっ!」

凛「ちょっと、ありす」

ウヴァ「無駄な事か、試して見るか?」

ありす「え…」

春・貸しスタジオ

凛「」タッタッタ、タッタッタッタ、タッタッタ、タッタッタッタ

ありす「凛さんの動きが1週間前と違う…」

ウヴァ「俺に無駄な事は無い」キリッ

ウヴァ「床掃除によってリズム感を鍛えたんだ」

凛「そうだったんだ…」

ウヴァ「分かってくれればいい」

春・夕方…事務所

ありす「うばさんって何者なんでしょうか…あの人ちゃんと橘って呼んでくれるんですよね…」

凛「さぁ?私たちはプロデューサーを信じて全力を出すだけ」

楓「ねぇもしもプロデューサーが怪物だったら、どうする?」

ありす「怪物?」

楓「最近夢に見るの、プロデューサーが怪物に変身する夢」

雪美「私たちは信じるよ♪」

猫〔ニャー〕

凛「私は…」

アンクがPだとどうなってたんだろう…

次回のウヴァさんは

「どうも天海春香ですっ♪」

「お前らなら勝てる」

「あえてお尋ねします…貴方は何者ですか?」

>>24
メダルが関わらないと仕事しないとか?


ちなみにウヴァさんは机とかリズムよく叩いてるイメージがあるのでリズム感あるかな~って

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