照「思わず買ってしまった」
照「どれどれ、「このゲームは、幼い頃の咲を育成し、立派な雀士に育て上げるゲームです」か……」
照「なお、このゲームでは多数の選択肢が存在し……あぁ、めんどくさい」
照「つまり咲を育て上げることができるゲームなのか……面白そうだな、ふふっ」
照「早速インストールしよう」
…どうすか?(コトッ
照「終わったな……よし、起動っと…」ピロリン
照「最初から始める……しかないのか」
照「まぁ、そんなものか」カチッ
照「おお、なんか丘の絵が……ん?」
『嶺に咲く花のようになりなさい……』
照「こ、これ……ちょっと違うけど、私のセリフだ……」
照「ま、まぁ……こんなことはよくあるだろう」カチッ
(お姉ちゃん……私、頑張るよ!)
照「咲のボイスついてないの!?フルボイスじゃないの!?」
照「これで諭吉二枚とか、ぼった!?」
照「……落ち着け、私…まだゲームは始まったばかり」カチッ
照「ふむ……この設定、まるっきり私たちじゃないか?でも、姉……私が東京に行ってないんだな」カチカチ
照「カチカチ…カチカチ…」
照「日常的な話だな」カチカチ
『どうかな、新しい学校にはもう慣れた?』
『うん、お友達もできたよ、須賀っていう人』
『もうお友達ができたのね』
照「中学校入学式の場面か」
照「むう……咲に友達ができたのか」
『部活は入るのか?』
『うーん、部活はいいかなぁ……』
麻雀部に誘う
それもいいだろう
照「お、やっとか……ここはやはり誘うだろ」カチッ
『入るところがないなら、麻雀部なんてどうだ?小さい頃からやっているんだ』
『麻雀部か……うん、入ってみるよ』
照「よしっ……!」カチカチ
『咲が麻雀部に入部した!』
照「っと……一瞬で一週間が経った……こういうゲームなのか?」カチカチ
照「……!」ガタッ
照「一緒にお風呂に入ってるCGだとっ……!?」
照「くっ、ちゃんと隠されてる……私ですらみたことのない裸を……許されんぞこれは」
『調子はどう?』
『うん、みんな強くて麻雀打つのが楽しい。もっと打ちたいなぁ』
『そうか、じゃあ明日はお姉ちゃんと打とうか』
『ほんと!?うれしいよ!』
照「可愛いなぁ……」
これ、R-18指定ついてないギャルゲーだし!
翌日
『よし、早速打つぞ』
『お願いします!』
照「お、実際にNPCと打てるシステムなんだな」
照「配牌もツモもすごくいいな……」
『嶺上開花ツモ、500、1000です』
照「な……嶺上開花だと……だが私の一位か」
『すごいじゃないか、嶺上開花なんて』
『えへへ、お姉ちゃんに比べたらまだまだだよーもう一回やろう!』
照「もう一回か」
照「こんども私の一人勝ちか……ん?」
照「二連続プラマイ0?」
『咲は二連続プラマイ0か……』
『ぐ、偶然だよ~』
ワザとじゃないのか?
そんなこともあるよな
照「ふむ、ここで選択肢か……咎めておいたほうがいいだろう」カチッ
『ワザとじゃないのか?』
『わ、ワザとじゃ……』
『ワザとじゃなくても、このままプラマイ0だけ出してたら試合にも勝てないのはわかっているだろう』
『で、でも……!』
『ふんっまぁいい』
照「咲がしょんぼりしてる……」
『今日はもう時間だ、解散するぞ』
照「部活終了か……お、久しぶりの夜パート」
『おまえ、勝ちたくないのか?』
『あはは……だから偶然……』
『嘘をつくな、部に入ってからの対局は全部プラマイ0だそうじゃないか』
『う……』
『勝つのが怖いのか?それとも勝てなくていいと思っているのか?将来は接待雀士にでもなるのか?』
照「私、何もそこまで言わなくても」
『そうだな、今度の団体戦は咲もレギュラーに入れよう』
『え!?なんで……』
『お前のプラマイ0でチームが負けるだなんて、とても滑稽じゃないか』
『……わかった、もう二度とそんなことはしないよ』
照「喧嘩になりそうで怖いなぁ…」カチカチ
『お姉ちゃん……そんなに私の打ち方嫌いだったのかな……』
『おやすみなさい』
照「大丈夫だよ、咲…お姉ちゃんはどんな咲でも……」カチカチ
ーーーーーー
ーーー
『ツモ、1000、2000』
『ロン、7700』
『ロン、12000』
『ツモ、8000オール』
『すごいじゃないか、咲』
『お姉ちゃんほどじゃないよ』
『いや、ほとんどを東場でとばすんだから対したものだよ』
照「なん……だと……」
照「え、なんでこうなったの……」
照「咲の眼にハイライトが入ってないよぉ……」
照「もっとこう、楽しく……楽しくイチャラブできるゲームだと思ってたのに……」
照「いや、まだ、まだ諦めんよ……」
『今日は大会当日だ、みんながんばろう』
照「せ、選択肢が全然なかった……」
照「そろそろ……そろそろあるはずだ……」
まもなく先鋒……
『咲、行ってこい』
『はい』
『咲ちゃん、ますます先輩に似てきてませんか?ただでさえ顔立ちとか似てたのに雰囲気まで……』
『ばかなことを言うな、まったく……』
照「私に似てきてる…だと……!?」
照「う、嬉しいような嬉しくないような……」
照「し、試合が始まるな……」
『先に行っておきますけど、あなたたちみたいな雑魚に東二局なんて見せません』
照「こ、この子咲じゃない……」プルプル
『ロン、1500』
『ロン、4200』
『ロン、6400』
『ロン、8600』
ーーーーーー
ーー
『ロン、34400』
照「一人だけずっと狙い撃ちして……ひどすぎる……」
照「う、うう……こんなの咲じゃないよぉ……」
『これが、私の証明だよ』
『ふふふっ』
END
照「えっ……え……」
照「最後、私の髪型した咲のCG……」
照「きっついわー……」
照「くっ、やり直しだっ」カチカチ
照「こんどこそ…今度こそ……」
照「なんもセーブしてなかったぁぁぁ!!」
照「ん……おーとせーぶ?」
照「助かった」
さて、風呂入ってくる
次から安価でいくでー
Wi-Fi接続して切ったらID変わるなんて……
ふぅ…
んー、まぁ…即興だからなー
あとバッド直行だったということで勘弁を
照「あったあった……やるなら麻雀部に誘うところからかな?それとも最初からか……」
どーする??
>>85
あ、選択肢
1.麻雀部に誘うところ
2.最初から始める
2
ついうっかり選択肢入れ忘れて書き込んだら安価直前になっててわろた……
すまんね
照(そうだな、最初からやってみようか)
透華「はぁ、一周クリアしましたのね」
一「さすがにこの終わり方はないよ、透華……」
照(!?)
一「あぁ、あれは所謂バッドエンドルートってやつなんだ」
透華「それをクリアしましたから、新しいルートが開放されましてよ」
照(……製作者?まぁいいや……)
一「じゃ、楽しんでください」
照(んー……これ、必要だったのかな)
「…!…きて、お姉ちゃん!」
>>100
1.起きる
2起きない
2
2で咲のキッスで目覚める
>>103
そんなオプションついてません!
照(ん……なんだ、ここ……)
「起きてお姉ちゃん!約束したでしょ!」
照(ん…あれ、咲の声?)
照「んー……なに?」
幼咲「景色の綺麗な丘に行くっていう約束!今日行くって!」
照(んー……?話が見えてこない)
幼咲「はやく行かないと陽が暮れちゃうよ!」
照「あー、ごめん…パス」
幼咲「ええ~~!?」
照「代わりに、プリン買いにいこう、それで許して……」
幼咲「ぶー……しょうがないなぁ、もう……」
照「んー……?」
照(あれ、私ゲームしてたんじゃ……)
幼咲「おはよう、お姉ちゃん」プクー
照「ちょっと気分が悪くていけそうにないんだ……ごめん」
幼咲「いいよ、プリンくれれば」
照「うん、後で買いに行こう」
幼咲「うん!」
照(一体何がどうなって……)
照(んんー?)
照(いや、どう考えてもおかしいよな……)
照「なぁ、咲は何歳だ?」
幼咲「ふぇ……?10歳だけど……」
照「そ、そうか……」
照(と、なると私は12歳の時の……あの場面と同じタイミング……あれ?)
照(あのゲームでも同じタイミングで始まっていた……)
照「まさか……」
照「ゲームの中に……?」
照(ははっ…ゲームだったら、エンディングを迎えて終わり……)
照(それで戻れるなら、このステージで踊ってみるのも面白いかもしれない)
照「よし、早速プリンを買いにいくか」
幼咲「わーい!」
幼咲「ふんふふ~ん♪」
照(そういえば、一緒に散歩することはあっても、買い物なんてすることはなかったな…)
照「ふふっ…咲、プリン何個ほしい?」
幼咲「いくつでもたべれるよ~♪」
照「あ、はは……そっか、じゃあたくさん買わないとねー」
幼咲「たくさんたべるよぅ~」
照「ふふっ」
照(さて、何個かって上げようか?)
>>125
1.一個
2.五個
3.十個
2
照「さ、選んで?」
幼咲「んー……お姉ちゃん選んでー」
照「えーと、五個入りのでいい?これ」
幼咲「うん!」
照「はいはい…じゃ、これにするね」
幼咲「はーい」
照(天使だなぁ……まさに理想の……)
照「現実は……はぁ」
照(いまは忘れよう)
照「他にもほしいものある?」
幼咲「んーん」
照「そ…じゃ帰るか」
幼咲「はーい」
幼咲「ただいまー」
照「おかえり、プリン食べようか」
幼咲「うんー!」
照(ふふっ……咲との生活、こんなに楽しかったっけ……)
幼咲「お姉ちゃん、たべないの?」
照「わ、私はいいよ……」
幼咲「むー」プクー
幼咲「あーん!食べて!」
照「えっ……」
幼咲「あーん!」
照「あ、あーん」
幼咲「美味しい?」
照「ふふっ、美味しい」
幼咲「よかった」ニコニコ
幼咲「でも、これ以上はあげなーい♪」
照「えー、なんでさー?」
幼咲「だって、お姉ちゃん約束破った……」
照(あー、そういえば)
照「あはは…ごめんね」
照(私たちの人生に沿ったストーリーみたいだけれど、いきなり本筋のフラグを壊したから、ifって事になるんだよなぁ……)
照(これ、大丈夫かしら)
照(……いまは、考えないほうがいいか)
幼咲「このプリンに免じて許してしんぜよう!」
照「ぷっ……なにそれ」
幼咲「私はえらいのだー」
照「どれくらいー?」
幼咲「神様よりえらいよ!」
照「そりゃ敵わないなぁ」
幼咲「われにひれふせー」
照「ははーっ!」
照(うん、たまにはこういうのも楽しいや)
幼咲「わっはっは」
幼咲「ふぅー、お腹いっぱい……」
照「まさかほんとに全部食べちゃうなんて」
幼咲「残してもあげなかったもん」
照「ははは…咲はひどいなぁ」
幼咲「ひどくないよー!」
照「ふふっ」
幼咲「…ふぁ……」
照「眠い?」
幼咲「あう……おやつ食べたら眠くなってきた」
照(どうしようか?)
>>150
1.私も眠いからお昼寝しようか
2.麻雀すれば眠気も覚めるさ
1
照「私も眠いから、一緒にお昼寝しようか」
幼咲「ふぁ~い……」
照「ふふっ、じゃあ一緒に寝よう」
幼咲「うん……」モフッ
照「おやすみ……」
幼咲「すぅ…すぅ……」
照「どうなるんだろうなぁ……私」
照(忘れてはいけないのが、ここがゲームの中だということ……)
照(どうしてこうなったのかはまだ不明だが、何かが原因なのは確かだと思う……)
照(一番怖いのは、何週間も飛ばされることか……うーむ)
照(そういうのは、意識の切れ間に起こると予想できるな、つまり寝ること……)
照「むぅ……寝れない」
照(脱出する方法、かぁ……)
照「まぁ、しばらくは咲のようすでもながめ…て……?」
照(あれ、意識が……飲まれて……)
ーーーーーー
ーーー
照「ん……あ、寝てたのか……」
幼咲「あ、お姉ちゃんおはよう」
照(うわ、一週間経ってる……)
照「おはよう」
幼咲「うん、おはよー」
照(さて……ここで起こされたってことは、なにか行動起こせってことだよな……?)
照(なにができる、なにが……)
照「そうだ、咲」
幼咲「んー、なにー?」
照「今日は街にでもいかないか?買いたいものがあるんだ」
照(……理由はなんでもいいんだがな)
幼咲「いくいく!」
照「よし、じゃあ準備できたらいくか……」
幼咲「準備してくるねー!」
照「急がなくてもいいんだぞ」
照「ふぅ……どうするかなぁ……」
照(とりあえず、街に行って確認したいことは山ほどあるか)
照(まぁ、しょうがないか)
幼咲「準備できた」キラキラ
照「はやっ!?」
幼咲「だって、お姉ちゃんとお出かけだもんっ」
照「ははは、かわいいこと言っちゃってーうりうり」
幼咲「わ、わぁー……髪が……」
照「ふふふっ、いこうか」
幼咲「う、うん!」
いつもってなんだいつもって
照(ふー、随分と懐かしい景色だ)
照(いまは、都会化がまだ始まったばかりの時か)
照(ふぅ、感慨に耽るものでもないな)
幼咲「おっかいものー」
照(咲はいつもの調子みたいだし、まぁ大丈夫か)
照「お、あんなところにアイス屋なんてあるんだな」
幼咲「アイス!?」キラキラ
照(うわあ、眼がキラキラしてる)
照「んー、どうしようか」
>>175
1.買ってあげる
2.お金がないと嘘をつく
1
どんどん肥えていきますね咲さん
照「よし、買ってあげるよ」
幼咲「ほんと!?」
照「好きなの選んでいいからね」
幼咲「じゃあね~……これと、これとこれ!みっつ!!」
照「はいはい、これお代です」
「ありがとね~」
幼咲「わくわく」
照「ふふっ」
「はい、みっつ重なってるから落とさないようにね」
幼咲「ありがとー」
照「どっかで食べていく?」
幼咲「うん」
咲「つめたくておいしー…」
照「ふふっ、よかった」
照(ん、あれは……)
照(龍門渕の、たしか…透華……?しかしなんで17歳のときと同じ背丈なんだ……?)
照「ちょっとまっててくれ、お手洗いにいかせてくれ」
幼咲「うん、わかったー」
照(このご時世、金髪は目立つ……いた)
照「おい」
透華「あら、なんのようで?」
照「なんの真似だ、これは」
透華「ふふっ、私に問い詰めても無駄ですわよ」
照「……なに?」
透華「私はこのゲームを監視するためだけのプログラムでしてよ?」
照「製作者と瓜二つなんだな」
透華「ええ、その通りでしてよ?でも、私たちはなにも話せませんの……ゲームをたのしんでくださいな」
照「くっ、ハズレか……」
透華「さっ、もどったもどった」
照「一つだけ聞かせてくれ」
照「この世界に終わりはあるのか?」
透華「ありますわ」
照「そうか」
照「一人で大丈夫だった?」
幼咲「少しの間だったから……」
照「よかった」
幼咲「これ、おいしい」
照「お姉ちゃんも一口もらっていい?」
幼咲「うん」
照「……」
照「おいしいよ」ニコッ
幼咲「よかったー」ニコニコ
照(おいしいんだが…なんだ、この味は……)
照(……わからないなぁ)
幼咲「~♪」
照(まぁ、問題はないだろう)
他スレとかみながらだし、あいぽんちゃんだし、遅筆だからおそいのよー
ごめんねー
幼咲「ごちそうさまー」
照「もう食べ終わったのか、もう少し休んでいく?」
幼咲「ううん、お姉ちゃん買うものあるんでしょ?」
照「いや、いいんだ」
幼咲「ふーん?」
照「咲はなんかあるか?」
幼咲「このアイスでじゅーぶんっ」
照「そ、そうか……」
総合スレに画像ペタペタ貼られるから追うのも大変だったり
照「……帰るか?」
幼咲「うーん……疲れたし、帰りたいかも」
照「はいはい、んじゃ帰りますか」
幼咲「アイス、ありがとね!」
照(不思議だな……今の咲、なんか別の子に見えるんだけど……)
照「まぁ、気にしてても…仕方ないか」
照(あー、またか……ここ電車の中だけど、別の意識が動くのかな……)
照(おやすみ……)
ーーーーー
ーー
咲「起きてー、お姉ちゃん……」
照「ん…んー……ええ?」
照(もう中学生か、一気に飛んだな)
照「………」ポカーン
咲「……?」
照「……」シタミル
照「…」マエミル
照「え、なにこれ」
咲「え…と…その、どうかしましたか?お姉ちゃん……」
照(あれ?まんま神代じゃん……)
咲?「……あれ?調子悪いんですか?」
照「お前は咲か?」
咲「宮永咲だよ……」
照(とんでもねえ)
照「えーと…あー、今日は何日だっけ」
小咲「……?4月7日ですけど……」
照「……もうすぐ学校?」
小咲「明日に入学式が……」
照「そ、そうか……」
照(えーと、何がいけなかったんだ……?)
照(胸……胸!?まさか胸に栄養が行きすぎた!?)
照「生きるんて、つらいなぁ」
小咲「……?」アセアセ
照「いや、気にしないで」
小咲「は、はい」
キンクリの間に進化が…
おや?幼咲さんの様子が……
照「咲は、麻雀部はいるか?」
小咲「は、入ろうとは思ってるんですけど…私、麻雀弱くて……」
照「そんなことはないと思う…」
小咲「そ、そうかな?」
照「うん……」
照「例えば、神頼みしてみると面白いことになるかも」
照(ほんとに神代に進化してるなら……ね)
小咲「神様…ですか……」
戻すわ
照「と、いうわけで、私の妹で新入部員の宮永咲だ」
咲「よ、よろしくお願いします……」
照「この麻雀部は10人しかいないが……優勝めざしてがんばろう」
一同「はい!」
咲「ええと、ええと……」
照「そうだな、早速咲に打ってもらうか」
咲「え…でも……」
照「大丈夫、リラックスして打ってみな」
咲「は、はい」
南二局
咲「ええと……ここは、これのほうがいいのかな……」トンッ
「それロン!7700!」
咲「は、はい……」チャリ
照「咲、落ち着いて」
咲「う、うん…」スーハー
咲「………」
ゴッ
照(やっぱ、降りてきた……)ハァ
南三局
照(配牌からチンイツの一向聴か……)
ーーーーー
ーー
咲「ツモ、6000、12000」
「ひっ……三倍満…!?」
照「想像以上だ」
照(我ながら化け物を育て上げてしまった)
オーラス
咲「…」ゴッ
照「ん……?」
照「おまえ…それ……」
咲「ツモ、純正九連地和」
照(あかん……)
照「これはあかん」
咲「……」
咲「……ハッ!?」
照「おはよう……」
咲「あれ、寝てたの……私……」
照「うん……」
照「まぁ……わかったか?みんな」
「はい……」
「ねえ、私死ぬのかな…」
照「…落ち着け」
照「これで近場の大会優勝もできるかもしれない、みんな頑張って行こう」
咲「……」ポカーン
照「お前はうちの要だ、頼むぞ!」
咲「は、はい……」
照「よし、大会に向けて練習するぞ!」
ーーーーー
ーー
照「どうだ、部活は楽しいだろ?」
咲「うん、みんなで仲良くやれるから、楽しいです」
照「ふふっ、それを聞けてよかった」
咲「じゃあ、今日はおやすみなさい」
照「おやすみ」
照「ん…またこの感覚か」
照「……」
照「ん……く。暑いな…ここは、ホテルか」
照「……うわ、もう夏か」
咲「おき……起きてました」ガックリ
照「なんだ……それならもうちょっと寝てたほうがよかったか?」
咲「い、いえいえ!」
照「で、今日はなんの日だ……」
咲「全中の決勝……ですけど」
照「マジか」
咲「大マジです」
照「春のはどうだったっけ…」
咲「予選決勝で敗退です……というか、こんな大事なこと忘れてたんですか」
照「最近物忘れが」
咲「えー」
咲「とりあえず、準備してください」
照「わかった、わかったから…」
咲「ここで待ってます」フンス
照「えー」
照「まあいいか」
ーーーーー
ーーー
実況「期待の一年生、宮永咲ここまで落ち着いた闘牌を見せて二位を維持していますが、すでにトップと3万点差です!」
照「さすが決勝…先鋒戦だけで差か」
照「くっ……」
のどっちは中1のときはまだ猿と戯れてるでしょ…?
実況「迎えるオーラスは、トップ校の親です!」
咲「……」スゥ…
咲「ッ」キッ
淡「へー」
照「……ふぅ」
咲「ロン、清一色一通平和ドラ3赤…32000」
淡「な……最後だけ別人みたいに……」
淡「うそでしょ?ありえない……ははは」
実況「先鋒戦、終了です!最後にトップに役満を直撃!!まくりました!!」
咲「た、ただいま……」
照「よくやった……後は休んでて」
咲「は、はいっ」
照「決勝先鋒を一位抜けできたんだ、誇っていい」
咲「はい……」
照「じゃあ、いってくる」
咲「いってらっしゃい」
ーー
ーーーーーー
照「ん……」パチッ
照「あ、戻ってきた……」
照「はぁ……どっと疲れた」
照「製作者に連絡しておくか」
照「……えっ、そんなシステムは積んでいない……?はい、すみません……」
照「……はて」
照「ふふっ…でもまぁ、また機会があったら、入りたいな」
幼咲「取扱説明書、このゲームはフィクションです。実際のアニメや原作の展開とは一切関係ありません。
なお、このゲームは、実際に脳と直結し擬似体験ができる使用となっております。
注意してほしいことは、今後一切再発売はありません。それでは、楽しい旅をお楽しみください。」
おわり
ごめん予想以上に長くなったし、また今度立てる
明日夕方まで残ってれば書くんだけども……
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません