幸子｢んー…｣ｼﾞｰ

晴｢何やってんだ幸子ねーちゃん携帯じっと見ながら唸って｣

幸子｢晴くん、実は困っているんですよ｣

晴｢使い方がわかんないのか？｣

幸子｢いえそうじゃなくてメールの返信にですよ、気の効いた返事を返せないものかと｣

晴｢はーなるほどね、それは辛いな｣

幸子｢ここで出会ったのも何かの縁ですし、少しばかり晴くんの若い知恵を貸してくれませんか｣

晴｢幸子ねーちゃんも若いだろ…まあ少しばかり時間を潰さなきゃいけなかったしいいぜ」

幸子｢ありがとうございます｣

晴｢それで誰とメールしてるんだ？｣

幸子｢島村さんです｣

晴｢…その人の返信に困るのか？｣

幸子｢実際困ってるんですよ！このカワイイボクが！｣

晴｢あーはいはいで中身は…｣

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form島村卯月
――――――
じゃあ今度かわいい幸子ちゃんの為にお買い物に行こっか！
どこに行きたい？

晴｢普通じゃねーかどこが困るんだ？｣

幸子｢いやそれがですねボクは自慢じゃないですが行きたい場所は特に無いんですよね、かと言って家に呼ぶのもちょっと…｣

晴｢デパートとかに行けばいいんじゃないか？色々あるし見るだけでも楽しいと思うぞ｣

幸子｢その手がありましたか！ふふっ晴くんはボクの次くらいにカワイイ事にしておきましょうか｣

晴｢お、おう…良いから早く送った方が良いんじゃないか？待ってると思うしオレももうすぐ仕事だし｣

幸子｢そうですね！『デパートに行きましょう！』…と送信！｣

晴｢これで一件落着だな｣

幸子｢本当にありがとうございます！このお礼はいつか必ず返しますね！｣

晴｢別にいいってまあ強いて言えばガムが欲しいけど…｣

幸子｢ガムですか！それじゃ今度島村さんと一緒にとっておきのガムを買ってきますので楽しみにしててくださいね！｣

晴｢おおっマジか！それは楽しみだ…｣

幸子｢ふふっ♪｣ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

幸子｢ん…メール？｣ﾋﾟｯ

幸子｢あ…｣

晴｢どうしたんだ幸子ねーちゃん｣

幸子｢島村さんから返信が来ました…｣

晴｢そりゃ来るだろ…｣

幸子｢それも『どこのデパートが良い？』ってどうしましょう！？晴くん助けてください！！｣

晴｢はぁ…これじゃあキリがないな｣

おわり