【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活5【安価】 (884)

・安価・コンマにてキャラを16人作成。そのキャラでコロシアイ学園生活を行います。
・舞台は1と同じく、希望ヶ峰学園となります。基本ルールは1のものを参照。
・必然的に登場人物はオリキャラ中心となりますので苦手な方は注意してください。
>>1のメインPCはイーモバイル

【過去スレ】
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活4【安価】(Chapter02非日常編)
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活4【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384826973/)

【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活3【安価】(Chapter02(非)日常編)
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活3【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383280850/)

【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活2【安価】(Chapter01非日常編~Chapter02(非)日常編)
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活2【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380895959/)

【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活【安価】 (プロローグ~Chapter01(非)日常編)
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380012159/)

「交友力」・・・そのキャラの人付き合いの良さや、他人に対してのコミュニケーション力などを表します。
        高ければ高いほどそのキャラに対する他人からの評価が上がりやすくなります。
        また、裁判中ではこれが高いほど発言力の最大値が大きくなります。
        原作に当てはめた場合、苗木、日向、朝比奈、小泉などのキャラクターが高めとなります。

「集中力」・・・そのキャラの捜査能力や、議論においての話術などを表します。
        高ければ高いほどそのキャラの捜査の行動に補正がかかります。
        また、裁判中ではこれが高いほど集中力の最大値が大きくなります。
        原作に当てはめた場合、霧切、十神、狛枝、七海などのキャラクターが高めとなります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386335181

【主人公データ】
生徒番号01
主人公
響音 妙夢 【超高校級の音楽家】 女
交友力 6 (人並み以上のコミュニケーション力)
集中力 7 (物事には高い集中力を持つ)
スキル
「主人公補正」・・・あらゆる状況にて被害者・加害者にならない。
「音楽家」・・・音楽家としての能力。発生した音を正確に聞き取ることができる。
「お人好し」・・・人を信頼しやすい。好感度が上がりやすくなるが、他人に騙されやすくなる。
「気合」・・・気合を入れることで一時的に能力が上昇する。一定の間集中力に補正がかかる。

好感度によるスキル
「応急処置」…学級裁判時使用可能。ダメージを受けた直後に集中力を2つ消費して発言力を回復する。
「幸せ探し」…日常パートで使用可能。好感度の上昇が大きい場合、ボーナスでモノクマメダルが手に入る。
「抜群の集中力」…学級裁判時使用可能。集中力の最大値が+2される。メダル精算には適用されない。

アイテム
モノクマメダル×14
スカラベのブローチ
スモールライト
色恋沙汰リング
阿修羅の涙
ボージョボー人形
プロジェクトゾンビ

好感度(上から高い順)
【友人】
朝永 蛍【超高校級の幸運】(関係・親友)
姫月 療歌【超高校級の医者】(関係・放っておけない仲)
立花 雅【超高校級のヒーロー】(関係・友人)【DEAD】
ボブ・サップ【超高校級のレスラー】(関係・友人)
冬崎 真白【超高校級の警察】(関係・友人)
澄々 奇麗【超高校級の美化委員】(関係・友人)
火ノ宮 竜也【超高校級の料理人】(関係・友人)
色鯨 極【超高校級の芸人】(関係・友人)
ヘンリー・クローデル【超高校級の放送委員】(関係・友人)【DEAD】
【知人】
花咲 ユスリカ【超高校級のナンパ師】(関係・知人)【DEAD】
鳴神 楓馬【超高校級の召使い】(関係・知人)
九神 黒夜【超高校級のカリスマ】(関係・知人)
海東 吉都【超高校級の変装師】(関係・知人)
正義 剛【超高校級の役者】(関係・知人)【DEAD】
【険悪】
殺陣山 湊【超高校級の芸術家】(関係・険悪)

【生徒名簿】
生徒番号02
立花 雅【超高校級のヒーロー】女 【DEAD】
交友力 1(極度の恥ずかしがり屋)
集中力 5(人並み程度の集中力を持つ)
スキル
「ヒーロー」・・・正義の味方。犯人を断定した場合の行動補正がプラス。ただし、犯人が間違っている場合でも作用する。
「罪を憎んで人を憎まず」・・・マイナスの感情によって人に危害を加えにくい。
「助け合い」・・・チームの輪を意識するように行動する。交友力に若干補正。
「覆面ヒーロー」・・・顔を隠している間は交友力に大幅なブースト。ただしその間は好感度を上げにくい。

生徒番号03
ボブ・サップ【超高校級のレスラー】男
交友力 9(他人に対するコミュニケーション能力は高い)
集中力 4(得意なことに関して以外の集中力は低い)
スキル
「プロレスラー」・・・レスラーとして培った技術を持つ。運動・戦闘関連のコンマに補正。
「無自覚の威圧」・・・被害者になりにくい・・・が、威圧に気圧された人物とは一時的に会話できない。一定の戦闘力や精神力を持つことや、一定の好感度を得ることで無効化する。
「親分肌」・・・チームをまとめる能力に長ける。判定で混乱が起きた際に抑えることができる。
「仲間思い」・・・仲間を思って行動する。仲間の助けなどの行動にプラス補正

生徒番号04
朝永 蛍【超高校級の幸運】女
交友力 4 (マイペースに話すため人を置いてけぼりにしやすい)
集中力 4 (のんびりとした振る舞いで集中しているようには見えない)
スキル
「偶然の幸運」・・・人よりちょっと運がいいほう。たまにちょっとした何らかの補正が入る。
「癒し系」・・・会話の際に人を和ませる。マイナスの感情を相手に抱かせづらい。
「第六感」・・・なんとなく、の行動がいい方向に。直感での行動に補正。
「不屈」・・・どんなことにもくじけない。ショッキングな出来事に対して受ける精神ダメージが軽減。
「サバイバーズ・ギルト」・・・??? 。現在進行度1。

生徒番号05
殺陣山 湊【超高校級の芸術家】男
交友力 0(何を考えているのかわからない)
集中力 8(極めて高い集中力を持つ)
スキル
「芸術家」・・・芸術家としての知識を持つ。芸術に関しての関心が強く、芸術のために行動する。
「滅びの美学」(-)・・・終わりを迎えるものに関しての関心が高い。遺体に対する捜査に協力的だが・・・?
「中性的な美青年」・・・男とも女ともとれる外見。容姿を用いた行動に補正がかかる。
「特異点」・・・どうやら芸術家の基準に当てはまらないある物を愛しているようだが・・・?

生徒番号06
姫月 療歌【超高校級の医者】女
交友力 9(どんな相手にもフランクに接する)
集中力 9(どんな状況でも乱れることのない精神力)
スキル
「医者」・・・医者としての技術を持つ。怪我をした相手などに医療行為を行える。
「臆病者」・・・危機を察知し、逃げる能力に長ける。被害者になりづらいが、危機に陥ったときなどにマイナス補正。
「安全志向」・・・常に確率の高いほうを選択する。危機的状況でも賭けに出ることをしない。
「無免許の名医」・・・どこかのブラックジャック先生のような経歴。医療行為の際に補正がかかる。

生徒番号07
正義 剛【超高校級の役者】男 【DEAD】
交友 3(まあ話はできる。聞いているかは別として)
集中 2(集中力散漫)
スキル
「役者」・・・役者として培った技術、様々な役を演じ分けることができる。
「ギャグ体質」・・・何もしてないのに笑いが取れる。意識せずともギャグキャラに。
「精神破綻者」・・・もともと精神が破綻している。
「正義感」・・・正義を信じるこころを持つ。しかし精神破綻のスキルにより・・・

生徒番号08
冬崎真白【超高校級の警察】女
交友 3(あまり人付き合いがいいほうとは言えない)
集中 9(高い能力を有しているようだが・・・)
スキル
「警察」・・・警察としての能力を持つ。捜査パート時に補正がかかる。
「善悪平等」・・・善も悪も同じ、罪は罪として裁く。
「能ある鷹は爪を隠す」・・・普段は無能者のフリをしている。日常パートでの集中にマイナス補正。
「ネットスランガー」・・・ネットスラングを使うのを好んでいるようだ。一部の相手に交友補正。

生徒番号09
海東吉都【超高校級の変装者】男
交友 6(人並み以上のコミニケーション力)
集中 3(得意なこと以外の集中は低い)
スキル
「変装師」・・・類まれなる変装能力。条件が揃えば他人のふりをして行動できる。
「スリ」・・・気づかれないうちに物を奪う技術。ただし滅多なことでは使わない。
「虚言癖」・・・嘘をつく事を得意とする。捜査パートの際の証言に嘘が混ざる可能性を持つ。
「正義感」・・・独特の正義に基づいて行動する。

生徒番号10
花咲ユスリカ【超高校級のナンパ師】女【DEAD】
交友 4(やや話の通じない人物)
集中 5(人並みレベルの集中力)
スキル
「ナンパ師」・・・他のスキルにより変質。男女両方を誘う確率が上昇。
「貞操無頓着」・・・性行為に関する抵抗感が低い。他スキルにより判定は両性。
「同性愛」→「両刀」・・・他スキルにより変質。男女どちらも(性的な意味で)愛している模様。
「許容力」・・・大抵の問題は受け入れられる模様。相手のマイナススキルに関わらず好感度が上がる。

生徒番号11
九神黒夜【超高校級のカリスマ】男
交友 4(人の話は聞かない(断定))
集中 5(人並みレベルの集中力)
スキル
「カリスマ」・・・上に立つ者の威厳に満ち溢れている。交友に補正がかかるがそれは友人としてのものではない。
「唯我独尊」・・・自分こそが絶対唯一であるとの自信を持つ。他人の評価によって行動を変えたりしない。
「矛盾の正当化」・・・どんなことも「俺だから」の理由でスルー。失敗とか気にしない。
「指導者の器」・・・リーダーとしての実力が高い。他人への指示などの行動に補正。

生徒番号12
澄々 奇麗【超高校級の美化委員】女
交友 9(他人との会話大好き。よくしゃべるタイプ)
集中 8(物事に対して高い集中力を持つ)
スキル
「美化委員」・・・美化委員としての能力。高い掃除技術を持つ。
「お嬢様」・・・どうやらいいとこ育ちのお嬢様のようだ。その分世間知らず。
「綺麗好き」・・・掃除をすることに生きがいを感じているようだ。自由時間中は掃除をしている可能性が高い。
「ツンデレ」・・・素直になれないタイプ。好意が一定値の相手の会話には心と違って否定的な会話をすることも。

生徒番号13
火ノ宮 龍也【超高校級の料理人】男
交友 2(口数は少ない様子)
集中 6(平均より高い集中力)
スキル
「料理人」・・・料理人としての能力。高い調理技術を持つ。
「人間観察」・・・人間を観察するのが趣味。特に料理を食べている人間。
「ゲテモノ料理」・・・怪しい食材で料理を作ることを好む。味は最上だが・・・
「孤独の料理人」・・・自分以外の料理人の存在を認めない。料理の際に必ず一人になる。

生徒番号14
色鯨 極【超高校級の芸人】男
交友 5(人並み程度のコミュニケーション力)
集中 1(捜査の際は期待できない)
スキル
「芸人」・・・芸人としての能力。場のムードを和やかにする。
「ツッコミ気質」・・・些細なボケも見逃さない。ツッコミを入れる言動が多い。
「マシンガントーク」・・・相手の返答も許さぬ高速トーク。言葉で相手を圧倒しやすいが、発動中交友低下。
「職人の誇り」・・・芸人としての誇りを持っている。レベルの高い芸でないと自他共に認めない。

生徒番号15
鳴神 楓馬【超高校級の召使い】男
交友 1(ビジネストーク以外はあまり行わない)
集中 7(高い集中力を持つ)
スキル
「召使い」・・・召使いとしての能力。他人の指示で働く場合補正がかかる。
「カリスマ主義」・・・カリスマを自分が認めた主にしか従わない。
「万能」・・・人並み程度ではあるが、大体の仕事をこなすことができる。
「自己犠牲」・・・主人のためなら自分がどうなってもいいと考えている。特定の相手の身代わりになることがある。

生徒番号16
ヘンリー・クローデル【超高校級の放送委員】男【DEAD】
交友 9(どんな相手にも高いコミュニケーションを取れる)
集中 9(専門外のことにも対応できる集中力)
スキル
「放送委員」・・・放送委員としてのスキル。放送機材の扱いなどの放送関連の行動が取れる。
「セクシーボイス」・・・相手を魅了する美声。会話の際に好感度が上がりやすい。
「心配性」・・・物事に関して過度な心配をするタイプ。マイナス方向に思考が進みやすい。
「デュエル脳」・・・おい、デュエルしろよ。諍いが起きた際にゲームでの解決を提案する。

【進行表】

【チャプター開始】
『(非)日常編 イベントパート』
・ここでは必須イベントが起こっていきます。
・生徒同士の間で重要な取り決めなどが行われるのもこのパートです。(例・夜時間出歩き禁止など)
・ここで誰と会話したか・意見に賛同したかどうかで好感度が変化します。

『(非)日常編 自由行動パート』
・ここではすべての生徒と自由に会話を行うことができます。会話の結果で好感度が変化します。
・購買部に行けばアイテムの購入など様々なことが行えます。
・一人の生徒と話すごとに一回、合計三回の行動で一日が終了します。
・一日終了時にモノクマげきじょう発生。ここではアドバイスを受けたり、裏の数値の状況などが分かりやすかったり分かりづらかったりします。
・三日目以降の終了時に判定。一定以上なら一日分自由行動が伸びます。

『事件発生パート』
・自由行動パート終了時に発生。事件につながる何らかの出来事が発生します。
・ここから捜査に必要な情報が出始めます。捜査パートのためによく覚えておきましょう。
・事件発生後、捜査パートへ。

『非日常編 捜査パート』
・事件の捜査を開始します。各部屋を探索してコトダマを集めましょう。
・また、自分の集めた情報を自分の才能を使って考察できます。響音の場合「音」に関しての証拠を考察できます。
・一定回数探索すると捜査パートを終了します。

『非日常編 学級裁判パート』
・事件に関しての議論をします。裁判についてのシステムは本編参照。
・また、捜査パートでの探索が不十分の場合、一定の人物に話を振れば新たなコトダマが提出されます(ペナルティ有り)。

【チャプター終了】

加害者確率ってChapter変わったらリセット?

そういえば>>1さんは事件発生させるときどういうことに気をつけてます?
ボクみたいなゴミクズの質問に気を悪くしなかったら、是非とも答えていただきたいです(低姿勢)

お疲れ様です。それでは明日の21時からchapter3に入りたいと思います。
あと頭の中で娯楽室と音楽室の位置が逆転してた。すみません。
多分酒飲んでたからだな。
それではよろしくお願いします。

>>27
リセットされます。
なので、油断しないように注意。

>>37
気をつけること……といっても割と普通なので……
事前にメモ帳にトリックの大まかな流れと、裁判で出す問題はしっかりと決めてやってます。
前回の裁判ではそれが甘かったのでミスが多発。気をつけないと。

はじめんべ

【CHAPTER 03 (非)日常編】

―――コロシアイ学園生活、14日目。

……の少し前。

【九神の部屋】

姫月「……過労だね。まあ、あたしじゃなくてもわかる事か」

九神「…………」

……九神君が倒れたあと、私たちは姫月さんの指示に従って、九神君を部屋に運び込んだ。

響音「九神君、やっぱり無理しすぎだったんだよ……」

姫月「睡眠時間、三時間もとってなかったんだって?それで二週間近くも過ごしてたらそうなるよ」

九神「……すまんな。少し休ませてもらう。明日には回復するから少し待っていろ」

響音「だ、駄目だよ!」

姫月「馬鹿かい?あんたの体は酷使しすぎたせいでボロボロなんだ」

姫月「最低でも2日は休んでもらうよ、無理やりにでもね」

九神「だが、そんな暇は……」

冬崎「……その間の仕事はあたしがやっとくっすから、問題はないっすよ」

九神「……一日だ。一日で治す」

姫月「はぁ?」

九神「その為にも、今は少し眠っていてやる。ありがたく思え……」

そう言うと、九神君は険しい表情を解き。両目を瞑った。

……彼から寝息が漏れるのに、そう時間はかからなかった。

姫月「……冬崎、それはあんたも同じだよ。今はその兆候は出ていないけど、あんただって疲れは溜まってるだろう」

姫月「少なくとも、健康的な生活を心懸けな」

冬崎「はっ、年がら年中インドアで過ごしてたあたしに今更健康的な生活とか、できるわけねーっす」

冬崎「………ここから出るためには、やらなきゃいけない事っすから」

………冬崎さん、やっぱり、気丈に装ってるけど。

ヘンリー君の死が、相当応えてるの?

響音「冬崎さん………お願いだから休んでよ……」

響音「九神君だけじゃない、冬崎さんまで倒れたらどうするの?」

冬崎「……心配してくれるのは嬉しいっすけど、あたしが休んだら、誰があのパソコンの解析をするんすか?」

冬崎「これ以上犠牲者を増やさないためにも、やらなきゃいけねーことなんす!」

響音「でも……」

姫月「……仕方ないね、今回は見逃してやるさ」

響音「姫月さん!?」

冬崎「……感謝するっす」

姫月「いくら言ったってコイツは聞かないだろうさ。それなら、自分で馬鹿を見てから考えるんだね」

姫月「……だけど、一つ言っとくよ?冬崎?」

姫月「あんたは誰のためにそんな無理してるわけ?あたしたちの為?それとも、死んだヘンリーのための贖罪か何か?」

冬崎「…………そいつは」

姫月「それがはっきりしない以上、あんたのやってることは徒労に過ぎないね」

冬崎「……くかみんのこと、よろしく頼むっす。姐さん」

姫月さんの言葉に、一瞬だけど冬崎さんはバツの悪い表情をして。

逃げるように部屋から出ていってしまった。

姫月「……全く。これだからバカは始末に負えないよ」

響音「よかったんですか?姫月さん?」

姫月「よくないね、絶対によくない。あんな風に自分が何のために頑張ってるのか分からない状態だったら、いずれ自爆するね」

姫月「そもそも、あのコンピュータに脱出のための情報が入ってるとは限らない」

姫月「そんな曖昧な可能性に賭けるんなら、明日の探索の為に体力を回復するのが正しいと思うけどね」

響音「……私たち、二人に無理をさせ過ぎちゃったのかな?」

姫月「あいつらが焦って勝手に無理をしただけだよ。あんたが責任感じる必要はない」

響音「そんな言い方……」

姫月「……響音、何のために頑張っているのかわからない状態なら、いずれ自爆するっていうのは、あんたにも当てはまるよ?」

響音「…………え?」

姫月「あんたは、『死んだ奴らの事を忘れずに、この学園を全員で脱出する』って言ってたけど」

姫月「……また犠牲者は増えちまったんだよ?」

響音「っ…………」

……その通りだ。

第二の事件の犠牲者である、ヘンリー君と花咲さん。

また、忘れてはいけない人が増えた。

姫月「あたしは、職業柄死人を出したこともある。……もちろん、あの事でもね」

あの事、っていうのは『人体実験』を行っていた時の話だろうか?

姫月「人一人の命に責任を持つってだけでも重いんだよ。だからあたしは乗り越えて置き去りにする方を選んだ」

姫月「死んだ人間はもう帰ってこない。だから考えるだけ無駄。そう思った方が楽だからねえ」

姫月「でも、あんたはそうしないことを選んだんだろ?」

響音「……私は……」

姫月「じゃあ、死んだ人間を背負って先に進むっていうのはどういう事なんだい?」

姫月「忘れないことだけじゃないよね?そいつの墓を作る?そいつの復讐をする?それとも、他の何か?」

姫月「……わからない内は、人の事を背負うなんて言うんじゃないよ」

響音「…………それ、は……」

姫月「ま、自分でも意地悪な質問だと思うさ。でもね」

姫月「……そんな半端な気持ちでそんなこと言ってたら、いずれ潰れるよ」

姫月さんの問いかけに、何も答えられずに、私は沈黙してしまう。

人の死を背負うって、具体的にはどういう事なんだろう?

何をすれば、人の命を背負ったことになるんだろう?

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『えー、校内放送でーす。 午後10時になりました。ただいまより“夜時間”になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』

姫月「さて、夜時間だ。こいつはあたしが見ておくから、あんたはさっさと部屋に戻りな」

響音「でも……」

姫月「見張っておくのは一人で十分だよ。あとあたしはこいつと違って自分の体調はしっかり分かる」

姫月「キチンと適切に休みを取るから大丈夫だよ。だからさっさと寝る」

……姫月さんに押し切られる形で、私も自室に戻ることにする。

戻る中で、私の頭の中には幾つかの言葉が渦巻いている。

私は、何のために死んでいった人を背負うって決めたんだっけ?

【響音の部屋】

響音「……何の為、か」

……犠牲になった四人。

彼らのことを忘れないことで、背負った気になっていたけど、それだけじゃダメな気がする。

モノクマを倒すことが目的?

それともここからみんなを助け出すことが目的?

あと、他には……

響音「……朝永さん?」

そういえば、朝永さんの『異常』。

モノクマから今回の動機を受け取った時から、おかしいと思っていたけど……

響音「……何か、嫌な予感がするなあ」

……殺陣山も言っていた、朝永さんの闇。

その闇について知ること、それも必要かもしれない。

……なんでそう思ったのかは、わからないけど。

例え無事にここから脱出できたとしても、その闇から救い出さない限り。

朝永さんが苦しみ続けるのではないか。そんな気がした。

……私が優先しなきゃいけないのは……

※重要
次の選択肢にて、Chapter3、Chapter4のルートが大きく変化します。
また、この選択肢によって、エピローグまで確定シロとなるキャラクターが決定されます。
ただし、誰がシロになったかは報告されず、また、何人がそれに当てはまるのかは公開されません。

安価↓7まで 多数決
1、学園を脱出するための方法を探すこと
2、朝永蛍の異常について調べること

1、選択

……今は学園から脱出する方法を探す方が大切だろうか?

実際、九神君や冬崎さんに負担をかけすぎてしまっているわけだし、私も協力できることを探したほうがいい。

朝永さんのことは心配だけど……

今すぐに私ができることはないし、これはデリケートな問題だ。

私がずかずかと踏み込んでいいものではないだろう。

……よし、そうと決まれば……

響音「……明日の探索の為に早く寝よう」

モノクマの言う通りなら、明日は新しい場所の封鎖が解かれるのだろう。

そこで、新しく手がかりを見つけなければならない。

九神君が倒れている以上。私たちが率先してそういうこと進めなければ。

【INFO】
・13日目が終了しました。
・chapter3~4までの内容が、『学園脱出ルート』に決定しました。

―――コロシアイ学園生活、14日目。

【響音の部屋】

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

さて、朝だ。

……モノクマが言っていたことが正しいなら、新しい場所に行けるようになってるはずだが……

ピンポーン

……って、お客さん?誰だろう?

響音「はーい」

ベッドから抜け出し、自室のドアを開ける。

そこに立っていたのは……

ボブ「おお、響音。朝早くからすまんな」

姫月「おはよ、目は覚めてるかい?」

響音「姫月さん?ボブさん?」

ボブ「すまんが、食堂に集合してもらっていいか?今後の事について話したいのだ」

響音「ああ……新しい場所に行けるようになったから、そのことについて?」

ボブ「理解が早くて助かる。本来、こういうことは九神がやっていたのだが……」

姫月「あいつはまだ安静にしてなきゃならない。だから、あたしらで率先してやろうっていうわけさ」

ボブ「……俺たちは無意識の内で、九神や冬崎に負担をかけていたのかもしれん」

ボブ「九神の自信に満ちた言動や冬崎の判断力に、俺たちは依存していたのかもしれんからな」

響音「……二人共……」

ボブ「まあ、こんなところで立ち話もなんだ。早く準備をして、食堂に向かうといいだろう」

ボブ「俺達にも出来ることがあるはずだ。そのための第一歩としようじゃないか」

……二人に無理をさせてしまっていた。

そう考えていたのは私だけじゃなかったのか。

響音「うん、わかったよ。準備してからすぐ行くね」

……希望への第一歩を踏み出す準備は、整いつつあった。

【食堂】

12人全員とまではいかなかったけど、残っているメンバーのほとんどが集合したようだった。

……いないのは、二人。

こういう会議には必ずと言っていいほど参加しない、殺陣山湊。

そして、現在過労で倒れている、リーダー的な存在だった九神黒夜君。

この二人だった。

鳴神「九神さんは、大丈夫なのでしょうか?」

姫月「疲れで倒れているだけだから、あとは栄養をしっかりとって安静にしてれば大丈夫。命に別状はないよ」

鳴神「それならいいのですが……」

火ノ宮「……あとで、胃の負担にならないものを作って持っていく」

姫月「お願いするよ。あと、ビタミンが取れる果物かなんかもあるといいね」

朝永「あ、じゃあ林檎とかいいかも!」

火ノ宮「……食べたいなら剥いてやるから少し待っていろ」

色鯨「朝永はマイペースやなあ……それはそうと」

色鯨「モノクマが言っとったけど、今日はまた新しく行ける場所が増えとるんやろ?」

澄々「前回は二階が解放されていましたから……単純に考えれば、三階が解放されますわよね?」

色鯨「せやな……つーても、外に出られるわけはないんやろけどな」

海東「ああ、あの性悪クマのことだからそうに決まってるな。つっても……」

海東「探索しないわけには行かないだろうけどな?」

ボブ「ならば、俺たちだけで先に探索をすすめるとしよう」

冬崎「……そうっすね。上の階に、新しいヒントがあるかもしれないっすから」

響音「……冬崎さん。大丈夫?」

冬崎「……何がっすか?いつも通りあたしは元気いっぱいっすよ?」

響音「ならいいけど……」

冬崎「それじゃ、前と同じように班ごとに別れて探索するっすよ」

……冬崎さん、大丈夫かな?

私が見てもわかるくらいに、焦りとか、そういう感情が見える気がする。

……でも、今は探索に集中しないといけないよね。

安価↓2
新しく見つけた部屋で、何処を探索する?
1、保健室
2、娯楽室
3、美術室
4、物理室

1、選択

【保健室】

私は、一階に新たに解放された保健室を調べることになった。

十人のうち、保健室に割り当てられたのは、三人。

まずは私と……

姫月「……なるほどね、あたしが喜ぶっていうのはこういうわけか」

医療機器等に詳しい姫月さん。そして……

海東「これなら怪我をいつしても安心ってわけだ」

……何故か、海東君。

姫月「……ていうか、いつでも怪我してもいいなんて聞き捨てならないね?」

姫月「その皺寄せはあたしのところに来るんだから少しは気をつけてくれないかい?」

海東「悪い悪い。失言だったよ。でも、これでしっかりと看病できる環境ができたんだ」

海東「九神の奴をこっちに移してやってもいいんじゃねえの?」

姫月「……そうだね、こっちのほうが色々と世話もしやすそうだ」

響音「でも、個室以外で寝るのは禁止って……電子生徒手帳にも書いてあるよね」

海東「そういやそうだな……何だよ。このベッド超意味無えな……」

響音「……まあ、怪我人を寝かす分には便利、なのかな?」

姫月「それよりも重要なのは、やっとまともな治療薬が手に入ったって事だよ。ほら、そこの棚の中に」

姫月「風邪薬に痛み止め、消毒液に胃腸薬。これなら大抵のことには対処できるよ」

海東「……毒薬とかないよな?」

姫月「あたしの名にかけて断言するよ。まあ、用法用量を正しく守った場合だけどね」

響音「毒と薬は紙一重、だっけ?」

海東「まあ、何事も飲みすぎはよくないからな」

海東「……さて、もうちょっと何か探してみるか?」

姫月「あたしはどんな薬品があるのか確認しとくよ。ついでに説明書きでも作っとく」

海東「じゃあ俺は……そうだな……えーと……」

海東「……調べるとこ何もねえな?」

姫月「……暇ならあたしの携帯医療セットをここまで運んどいてくれるかい?」

海東「……はいよ、結局また雑用なわけね」

……とりあえず、姫月さんが保健室を使いやすくするために作業するらしい。

海東君は荷物運び……本人も言ってるけど、また雑用だ。

私は、どっちを手伝おうかな?

安価↓2
1、姫月
2、海東

2、選択

響音「じゃあ、私は海東くんを手伝うよ」

海東「おう、サンキュー。雑用は一人でやると退屈で仕方ねえからな」

姫月「ま、あたしの作業は専門知識がないとできないからねえ。それが正しいだろうさ」

海東「それじゃあ姐さん、あんたの部屋の鍵を借りていいか?」

姫月「はいよ、医療セットの位置は……」

響音「あ、私知ってますよ」

姫月「ああ、そういえばあんたには一回応急処置のやり方を教えたっけ……」

姫月「じゃ、あんた達に任せるよ。確か、ケースは三セットくらいに分けてあったはず……」

海東「結構あるんだな?救急箱一個ぶんくらいかと思ったが……」

姫月「いろんな事態を想定するとそれだけあった方が都合がいいんだよ」

姫月「あと海東。あたしの部屋に入れるからってあたしの私物を漁ったりしたら殺す」

海東「殺すのかよ!?この状況じゃシャレにならねえよ!」

姫月「ああ、間違えた。治せる程度に殺す」

海東「治せる程度!?」

響音「大丈夫ですよ。私が見張ってますんで」

海東「はあ、信用されてないのな。俺ってば」

……それじゃあ、姫月さんの部屋に向かうとしよう。

【姫月の部屋】

響音「……この三つがそうだと思うよ?」

海東「おお、やっぱり結構量があるんだな」

……姫月さんの部屋に入って、私たちは言われたとおり、大きめの救急箱のようなケース三つを取り出す。

……一個一個が結構重い。どれだけの事を姫月さんは想定してるんだろうか?

響音「……それじゃ、早くこれを持っていこうよ」

そう言うと、私は救急箱を持って外に出ようとする。

すると……

海東「……いや、こっちの箱のほうが軽いぜ?お前はこっち持ってろ」

響音「え?悪いよ。そしたら海東くんの持つ方だけ重くなっちゃう」

海東「うっせ。男の俺が重いものを持つのは当たり前だろ?」

響音「……意外といい人?」

海東「意外じゃねえ。普通にいい人だ」

そう言って海東くんは残った二つのケースを全て持ってくれた。

……そういえば海東君。色々と面倒な雑用を引き受けてくれるし……

そういうところは、真面目なんだな……

本日ラスト
響音の会話
1、もしかして、点数稼ぎ?
2、海東くんって面倒見がいいよね…
3、自由安価

ここから安価↓2で
すまぬ。

1、選択

それでは本日はここまで。お疲れ様でした。
朝永ちゃんの秘密は一応こっちのルートでも判明はさせるよ。
ただし、最悪の形での判明かもしれない。
分岐での詳しい変化に関してはchapter03終了後くらいにでも。

それではお疲れ様でした。
次回は木曜日にでも。よろしくお願いします。

一応言っておくと、こっちのルートでも蛍ちゃん救うことは可能。
ただ、沢山の自由行動が犠牲になるよ!
それじゃあ開始。


1、選択

……でも、何となく嘘っぽい感じがする。

なので、ちょっと意地悪な聞き返しをしてみることにする。

響音「……もしかして、点数稼ぎ?」

海東「……人の善意を穿った見方で見ようとすんな」

響音「ま、嘘ばかりついてるのを見ると、そう思っちゃうよ」

海東「……まあ、嘘をつかないとやってられない育ち方をしてきたわけだしな」

響音「どういう育ち方なの?それ?」

海東「そりゃ、いろいろあるだろ?あの表面上は華やかだった花咲にだって、あんな後めたい過去があったんだ」

海東「もしかしたら、俺だってそういうものがあるかもしれねえ」

響音「……よくわからないけど、海東くんにまたはぐらかされてるのはわかるよ」

と、いうことは……海東くんももしかして重大な秘密を…?

海東「ま、そのために人を殺そうとは思わないけどよ」

……考えてることを見透かされるように海東くんが話す。

海東「俺が嘘をつき続けるのは、まあ、職業柄、みたいなものだな。人を騙すのが仕事なわけだし」

海東「だから、それが俺のキャラとして受け止めて欲しいもんだ」

響音「………」

海東「……怪訝そうな顔すんな。ほら、そろそろ戻るぞ?」

海東「あんまり待たせちまうと姐さんに大目玉喰らうだろ?」

……相変わらず、話を聞いても全く手応えのない感じがする海東君。

彼の本音を聞き出すことは出来るのだろうか?

【食堂】

探索するものが少なかったため、保健室を探索していた私たちは、一番最初に食堂に戻ってきた。

ともかく、適切な治療を行うことのできる場所が出来たのは大きいだろう。

………三階には、何があったのかな?

色鯨「……お?なんやお前ら、先に帰ってたんか?」

と思っていると、色鯨くん、澄々さん、鳴神くんの三人が食堂にやってきた。

響音「あ、三人とも、お帰り」

澄々「えっと、皆さんは一階の保健室でしたわよね?」

海東「ああ、姐さんが使えるようにしてくれたよ」

姫月「とりあえず、必要な機材を運び込んだのと、置いてある薬のチェックだけどね」

色鯨「やっとセンセの本領発揮ってやつやな!」

姫月「医者が本領発揮できる環境ってのは最悪だと思うけどね……」

姫月「それは、大量の怪我人、病人がいるってことだけど?」

色鯨「そ、そうやな……」

鳴神「そういえば……まだ、他のみなさんは戻ってきていないのですね?」

響音「うん、私たちと今来た三人だけかな?」

響音「そういえば、そっちは何か見つけた?」

澄々「わたくし達は、娯楽室……遊技場のようなものを見つけましたわ」

色鯨「ビリヤードとかダーツとか色んなものがあったで!」

色鯨「といっても、遊んでる暇はないんやろけど……」

海東「ま、息抜き程度ならいいんじゃねえの?そういうゲームもよ」

姫月「何もすることがないよりはマシさ。気は紛れるだろうしね」

響音「………ダーツもビリヤードもやったことないなあ」

鳴神「興味があればお教えしますよ?」

響音「…うん、機会があったら教えてもらうよ」

冬崎「ただいまっすー」

ボブ「……おお、お前達、戻っていたのか?」

続いて戻ってきたのはボブさんと冬崎さん。

響音「とりあえず、保健室の調査は終わったからね」

色鯨「おなじく、三階で見つけた娯楽室も調べといたで」

冬崎「オッケーっす。あとで報告をまとめるっすから、その時に聞かせてもらうっす」

鳴神「そちらは、何か見つけましたか?」

ボブ「こっちは物理室を見つけた。なかなか大きな部屋だったな」

ボブ「部屋に大きな機械が置かれていた……」

澄々「機械……?」

ボブ「モノクマを呼び出して聞いてみたところ、『空気清浄機』だということだ」

冬崎「…………ま、嘘かもしれねーっすけど」

……そう答えた冬崎さんの声は、若干イラついているように見えた。

響音「……冬崎さん、何かあった?」

冬崎「……別に?」

ボブ「……モノクマに機械のことを聞いた際に、一悶着あってな」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【物理室】

ボブ『……この機械、一体何だ?』

冬崎『何かの実験器具……っすかねえ?こんなに大きいものを使って実験するかは知らないっすけど』

モノクマ『うぷぷ?知りたい?知りたいの?』

モノクマ『そんな世間のニーズに応えて呼ばれてないのにジャジャジャジャーン!』

ボブ『モノクマか……』

冬崎『……ちょうどいいっす。この機械、なんなんすか?答えるためにここに来たんすよね?』

モノクマ『その通り!これをきちんと説明しないと、勝手に弄る人もいるかもしれないからね!』

モノクマ『ボクはいいけど、君たちが困るかもしれないし……』

冬崎『……報告は簡潔にするもんっす』

モノクマ『おや怖い、いつものおどけてた冬崎さんはどうしちゃったのさ』

モノクマ『……ま、いいや、これはね、なーんとタイムマシン!』

ボブ『タイムマシン!?』

冬崎『…………!』

モノクマ『……ってのは嘘で……』

冬崎『……っ…』

モノクマ『あれ~?信じた?信じちゃった?普通に嘘だってわかんなかった?』

モノクマ『いつもの冬崎さんなら見破れる嘘だったはずなのに……』

モノクマ『答えは、空気清浄機!こいつがないと学園は清潔な空気を保てないんだよね!』

ボブ『モノクマ……冬崎の気持ちを弄んで楽しいか?』

モノクマ『うわーお!流石に筋肉モリモリマッチョマンに睨まれるとブルっちまうぜ!』

モノクマ『てことで、説明も終わったしさっさと逃げるよ!んじゃ!』ピョイーン

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ボブ「……ということがあった」

澄々「酷い……」

色鯨「モノクマの奴、なんちゅーことを……」

鳴神「下衆の極みですね……全くもって」

姫月「……でも、モノクマの言ってることにも一理あるかもしれないね」

響音「姫月さん?」

姫月「冬崎、いつものあんたなら見破れた嘘っていうのは間違いないだろう?」

姫月「……やっぱり、あんたの思ってる以上に、肉体的にも精神的にも疲弊してるんだ」

冬崎「…………」

冬崎「……面目ねえっす……」

響音「冬崎さん……やっぱりヘンリー君のことが?」

冬崎「自分では、気にしないようにしてるんすけどね。やっぱり、ダメだったみたいっす」

冬崎「……あんな見え透いた嘘に一瞬でも騙された、あたしが許せないっす」

澄々「冬崎さん……」

海東「……やっぱり、少し頭を冷やしとけ」

海東「大切な奴が死んじまったら、気持ちの整理がつくまでは休んだほうがいい」

冬崎「……海東君に心配されるとは思わなかったっす」

海東「心配して悪いかよ?一応お前も仲間なんだぜ?」

海東「……気持ちも分かるしよ」ボソ

澄々「?、何か言いました?」

海東「……いや、何でもねえよ」

鳴神「……………………」

火ノ宮「……ん?俺たちが最後のようだな?」

朝永「みんな~、ただいま~!」

こんなふうに若干空気が重くなっていると、新たに二人が入ってきた。

朝永「……あれ?空気が重い?」

姫月「……いや、ある意味ナイスタイミングだった」

色鯨「空気が重くなってる中での朝永は癒しやからな……」

色鯨「………ちゅーか、お前らマジで遅かったな?」

澄々「えっと……お二人は何を調べてましたの?」

朝永「えっと~……美術室、なんだけどね……」

火ノ宮「………実は、俺たちが調べる前に先客がいてな」

澄々「先客ですの?」

火ノ宮「おい、入れ。殺陣山」

……火ノ宮君に促され、食堂に新たな人物が登場する。

殺陣山「全く。せっかく新しいアトリエになりそうな場所を見つけたというのに……」

殺陣山「何故僕がここに来なければならないのだ」

朝永「……殺陣山君?あの部屋を隅から隅まで調べたって言ってたよね?」

殺陣山「ああ、その通りだが……」

朝永「じゃあ、皆に調べたことを教えてあげてよ!」

殺陣山「……まあいいだろう、朝永に頼まれたのなら仕方ない」

色鯨「……あいつ意外とチョロイんやないか?」

澄々「朝永さんに部屋に篭っているように命令してもらいましょうか?」

殺陣山「聞こえているぞお前ら。ただ単に朝永は僕の好み(芸術品的な意味で)だから頼みを聞いてやってるだけだ」

火ノ宮「……話が脱線している。殺陣山、早く話してくれ」

火ノ宮「こっちはお前を引っ張ってくるのに労力を使って疲れているんだ」

殺陣山「……あの部屋には基本的には絵画、彫刻といった芸術関連の物のみしかおいていなかった」

殺陣山「よって、ここからの脱出に繋がるものがあるとは思えない」

殺陣山「残念だったな。以上だ」

海東「超簡潔じゃねーか!」

火ノ宮「一応、俺たちも調べさせてもらったが、殆どこいつの言うとおりだ」

火ノ宮「……まあ、俺は芸術作品とかそういうものの理解はないから、細かいところまで調べたわけではないが……」

朝永「絵の具とか……そんなのしかなかったもんね~」

殺陣山「……お前達が自分で報告するのなら、僕はいらなかったじゃないか」

ボブ「と、言うことは三階はこれで全部か?ならば、これでミーティングは終わりだが…」

冬崎「……それじゃ、とりあえずくかみんにも報告したいから、紙にでもまとめておくっす」

鳴神「……いえ、それは私がやっておきます」

鳴神「冬崎さん、貴女は今日一日ゆっくりしていてください」

鳴神「娯楽室が解放されていますし、そちらで気分転換をするのはどうでしょうか?」

冬崎「でも……」

姫月「自分の状態については理解したんだろ?たまにはあたしらを頼りな」

澄々「では、わたくしがお付き合いします」

澄々「きちんと休息できているか確認させていただきますわ」

冬崎「澄々ちゃん………」

冬崎「……それじゃ、お言葉に甘えることにするっす」

ボブ「なら、今日の調査はこれで終了だな」

ボブ「……冬崎、九神はこのあとはいつもなら何をやっていたのだ?」

冬崎「……えっと、他に見逃してるものがないかチェックに行ってたっすけど」

ボブ「よし、ならばそれもしようではないか」

ボブ「……と、言ってもあいつ程うまくできる気はしないがな」

朝永「あ、よかったら私も手伝うよ~!」

色鯨「俺も行くで!何もしないのは性に合わん!」

ボブ「そうか、朝永、色鯨。ならば頼もう」

姫月「……あたしは九神の様子でも見に行くかね」

姫月「一応、あいつも療養中なわけだしさ」

火ノ宮「なら、俺もあいつに食事を用意しなければならんな」

響音「……みんな……」

……皆、協力してここから脱出しようと一丸になってる。

これなら、きっと脱出できるよね?

……私も、何かをしないと。

本日ラスト
安価↓2
1、冬崎の気分転換
2、学園の探索
3、九神のお見舞い

3、選択

ということで本日はここまで。
今日は書き溜めない状態で始めてしまったんや……グダグダで申し訳ない。
続きは明日にでもやりたいけど、出来るか分からないんで明日連絡します。

それではお疲れ様でした。

とりあえず今日も21時過ぎくらいからやります。
よろしくお願いします。

12月に入ってどんどん忙しくなってきたので若干ペースが落ちるかも。
まあマイペースに続けていこうと思いますが。

それじゃ始めるべ
今日も書き溜めはほとんどないけど明日休みだから頑張って遅くまでやるべ

3、選択

【九神の部屋】

……診察に行くことにした姫月さんについて行って、九神君のお見舞いをすることにした。

ただの疲れで倒れたって言ってたけど、やっぱり心配だし。

姫月「九神、姫月だ。入るよ」

九神「……かまわん」

姫月「あと客人が一人……それと、あとで火ノ宮が食事を持って来るってさ」

響音「……九神君、大丈夫?」

九神「……響音か………」

九神「客人とはお前のことか?」

響音「うん、体調はどう?」

九神「昨日に比べればすこぶる健康だ。体が重い感じも無くなっている」

九神「これならば、すぐにでも復帰することが……」

姫月「やめな、病み上がりなんだから無理をするのは」

九神「………姫月、昨日俺は明日になれば復帰すると言ったはずだが?」

姫月「あたしはそれを認めた覚えはない。少なくとも二日は休めと言ったんだけど?」

九神「だが、俺が休んでいる間にもしものことがあったらどうするんだ?」

響音「……九神君、どうしてあなたは一人で頑張ろうとするの?」

九神「……お前たちに、仕事を任せてはおけないからだ」

響音「……それって……」

安価↓2
1、……私たちのこと、信じてないの?
2、……私たちが力不足だから?
3、自由安価

3、選択

響音「それって……おかしいよ……」

響音「九神君だけが頑張るだなんて間違ってる……」

九神「何?」

響音「こんな状況だからこそ、少しは私達の力を借りて欲しいんだよ」

響音「……正直、九神君に頼りっきりで、私達は何もしてなかったのかもしれない」

響音「でも、今は違うよ。今はみんなが一丸となって頑張ってる」

響音「そんな私達を信じてくれないかな?」

九神「…………………………」

姫月「……九神、こいつの言うとおりだよ」

姫月「なんであんた一人が頑張る必要があるんだい?あんた一人で出来る事にも限界があるってのにさ」

九神「ふん……いいだろう。俺に意見したその度胸を認めてやる」

九神「ただし、俺を休ませるんだ。それ相応の結果を持ってこないと承知せんぞ?」

響音「結果って……」

九神「……響音、聞かせてもらうが、今、お前が考える現在の問題は何だ?」

……現在問題になっていること?

九神「何でもいい、一つ言ってみろ」

………思いつく限りではこれかな?

安価↓2
1、冬崎のことについて
2、朝永のことについて
3、殺陣山のことについて
4、ノートパソコンのことについて
5、その他自由安価

2、選択

響音「……朝永さんのこと、かな?」

九神「成程な、お前は朝永と特に仲が良かったな。その意見も当然、か」

九神「……だが、朝永の異常に関しては俺も気にはなっていたところだ」

姫月「それに関しては同感だね。以前の動機提示の時の様子を見たろ?」

響音「うん、でも、朝永さんに聞いても何もなかったように振舞われたから……」

響音「だけど、放っておいちゃいけない……と思うんだ」

九神「……一応言っておくが、朝永に無理矢理聞き出すのは感心せんぞ」

響音「分かってるよ……自分で推理するしかないってことでしょ?」

九神「ああ、幸い、あいつの様子からキーワードは推理できる」

九神「あいつの場合は食事に関しての執着を持っている。つまり、過去に何らかの『食事』に関してのトラウマを持っている可能性が高い」

姫月「……例えば、貧乏で食事にありつけなかった事があるとか?」

九神「それだけならいいがな……まあ、食事に関しては専門家もいることだし、そいつに聞いてもいいだろう」

響音「専門家?」

九神「ああ、あいつならば協力もしてくれるだろう」

九神「……どうやら、朝永を気にかけているようだからな?」

九神「だろう?火ノ宮?」

火ノ宮「……気づいていたのか?」

響音「火ノ宮君……」

九神「話を聞きたいのなら入って来て構わんぞ、それに、料理も冷める」

火ノ宮「……ああ」

……火ノ宮くんを入れて、この部屋にいる人数は四人になる。

火ノ宮「九神、食事を持ってきたぞ。卵雑炊だ」

九神「感謝する。……ちょうど腹も減っていたところだ」

九神「……だが、食事の前に話は終わらせておこう」

火ノ宮「すまんな、盗み聞きするつもりはなかったんだが」

響音「いいよ。朝永さんと仲の良い火ノ宮君にも聞いて欲しいし……」

九神「火ノ宮、朝永のことについてはどう思う?お前は朝永が食事をしている様子を誰よりも多く見ているはずだ」

火ノ宮「……あいつは心から食事を楽しんでいる。それは間違いない。見ていればわかる」

火ノ宮「……ただ、あいつが食事の際に見せる表情、時折おかしく感じることがある」

姫月「おかしく感じる?何だいそれは?」

火ノ宮「あいつの腹が満たされているときは、のんびりとして、マイペースで……だが、優しいただの女子に過ぎないが……」

火ノ宮「……空腹の際には、妙な感じになっているんだ」

響音「……妙?」

火ノ宮「……まるで、何かを失うことに怯えている。そのような感情だ」

九神「何かを失うこと、か……」

九神「響音、何か気づいたか?」

響音「……お腹が減っている時に、何かを失う?」

響音「………これだけじゃ、あんまり」

九神「だが、お前はこの問題を解決したい。そう言っていたな?」

九神「なら、何かしらの突破口を探してみろ。俺が休んでいる間にな」

九神「……それが出来たのなら、お前の事を認めてやってもいい」

響音「うん、自分で言ったからには頑張ってみるよ」

響音「……九神くんも、しっかり休んで養生してよね?」

九神「ああ、キチンと俺の仕事を減らしておけ」

火ノ宮「……俺も協力しよう。響音」

響音「火ノ宮君……」

火ノ宮「あいつの食事をしている表情……そこに本当の笑顔はない」

火ノ宮「……だから、俺はあいつに本当に食事を楽しんでほしいんだ」

響音「……うん、頼むよ。火ノ宮君」

九神「……では、これで話は終わりだ」

九神「火ノ宮、有り難くこの料理は頂いておくぞ」

姫月「一応、水分も欠かさず摂っときな。栄養さえとっておけばすぐに良くなるはずだよ」

九神「ああ、肝に銘じておこう」

……こうして、九神くんのお見舞いをしているはずが、いつの間にか今後の作戦会議となってしまった。

でも、九神君に私達のことを認めさせるチャンスだし、何より、朝永さんの問題を解決する事も重要だ。

……でも、何を調べるのがいいんだろう?

【INFO】
・九神、火ノ宮、姫月の好感度が少し上がりました。

……さて、朝永さんのことを解決するって決めたのはいいんだけど……

この学園から脱出する方法も探さないといけないんだよね。

……一応、鳴神くんが今は調査の結果をまとめてるんだっけ?

そういえば、今はボブさん達が追加の調査を行っているらしいけど……

あとは、冬崎さんはどうなったのかな?澄々さんがついてあげてるみたいだけど……

……今日できることは一つだろう。

さて、何をしようか?

安価↓2
1、鳴神に話しかけてみる。
2、追加の調査をしているメンバーに合流してみる。
3、冬崎さんがいる娯楽室に行ってみる。

ごめんね。ちょっと外れるよ

再開
2、選択

……うん、追加の調査をしている人たちに合流してみよう。

もしかしたら何か新しい情報を掴んでいるかも……

【物理室】

響音「……三人とも、何やってるの?」

色鯨「お、響音やん、どうした?」

響音「……一応質問してるのはこっちなんだけど……私は九神くんのお見舞いが終わったからこっちに合流しようと思って」

色鯨「成程な、とりあえずこっちは探索の続きなんやけど……」

ボブ「……本当にこれは空気清浄機なのか?」ゴンゴン

朝永「こんなにおっきい空気清浄機はいるのかなー?」コンコン

響音「えっと……探索、だよね?」

色鯨「……探索、のはずやで」

色鯨「さっきまでは美術室にいたんやけど、殺陣山が何かやっとったから逃げてきたんや」

響音「なにやってんのよあいつは……」

色鯨「……何か、嬉々として木を削って何かを作っとったで」

響音「…それで、二人は何やってるの?」

色鯨「……あの馬鹿デカイ機械、モノクマの話だと空気清浄機ってことになっとったやん」

色鯨「でも、もしかしたらあの中になにか重要なものを隠しとるんやないかって話になって……」

響音「今に至る、と……」

色鯨「いや、あれでもあいつらは真面目にやっとると思うで……」

響音「まあ……あの機械が結局何なのかははっきりしなかったわけだしね……」

物理室の機械、か……

でも、あんな大きな空気清浄機はいらないと思うんだけど……

安価↓2
1、色鯨と話す。
2、朝永と話す。
3、ボブと話す。

1、選択

響音「他には何かあった?」

色鯨「いや、特に収穫はなかったで。……悲しいけどな」

色鯨「だからあの空気清浄機(仮)が気になって仕方ないんや」

響音「うーん……やっぱりダメか……」

色鯨「ああもう、こんな調子で本当に外に出られるんかいな……」

響音「……諦めちゃダメだよ。少しずつだけど、みんなが一丸になってきてる」

響音「きっと、何か手がかりは見つかるよ」

色鯨「……せやな。だけど……」

色鯨「……四人も死人が出て、一人がぶっ倒れてからやっと本格的に協力を始めるなんて……」

色鯨「オレ達、甘かったのかもしれんなあ……」

響音「色鯨くん……」

色鯨「……何とかなる、心のどこかで楽観視してたのかもしれへんな」

色鯨「その結果が、あの惨劇やからな……」

響音「……大丈夫だよ、もう二度と、殺し合いなんて起こらないから……」

色鯨「……嬉々として殺しそうな奴が一人いるんやけどな……いま美術室に」

響音「……あいつかあ……」

……殺陣山の顔を思い出す。

……前の事件でも、事件を引っ掻き回すために、花咲さんの殺人に協力した男。

色鯨「……いっそ、あいつは何処かに監禁したほうがいいんとちゃうか?」

色鯨「その方が俺たちの精神衛生上いいと思うんやけど」

……確かに、火種は放っておけないけど……

私はその意見に……

安価↓2
1、賛成した
2、反対した
(どちらも理由があれば書く)

一旦今日はここまでにするよ!
ねみぃ

最近自分の遅筆っぷりが露呈してきたね。
どういうふうに動かすのか自分でも悩んできた証拠かもしれない。
もうね、誰も死なせたくないんですよ!(ゲス顔)

それではお疲れ様でした。
次回は多分日曜日。よろしくお願いします。

全部のキャラにいろんな可能性を用意したくて犯人はギリギリまで確定させないようにしてたけど、爆弾処理を意識させてしまうという……
設定したゲームシステムが裏目に出てきてしまいましたね。
でもこのシステムでここまで来ちゃったから、このままで行こうと思います。ここで変えるのも不平等だし。
一応自由行動の時には普通の会話も安価に入れておくから、頑張って取って欲しいかな。
もしくは自由安価で話を振ってみるとかね。

それでは本日は21時から開始します。
よろしくお願いします。

それじゃスタートします


2、反対した 選択

響音「……そこまでする必要はないんじゃないかな?」

色鯨「何でや?一応前科持ちやろ?あいつは……」

響音「でも、まだ実際に人を殺したわけじゃないし……」

響音「……何より、監禁したからってどうにかなるとは思えないんだよね……」

色鯨「……つまり、あれか?響音はあいつを信じるっちゅーんか?」

響音「……信じる……とはちょっと違うけど……」

響音「そこまでする必要はないんじゃないかなって……」

色鯨「……オレはそこまであいつのことは信じられへんな」

響音「色鯨君……」

色鯨「確かにあいつは今はまだ人を殺してない」

色鯨「……だけど、人を殺すってことを既に宣言しとる」

色鯨「そんな奴を放置しとくわけには行かんやろが……」

色鯨「そんなことしとったらまたヘンリーや立花みたいに……」

ボブ「……そこまでだ」

色鯨「……ボブ?」

いつの間にか調査を終えていたのか、ボブさんと朝永さん。

二人も私たちの会話に参加する。

自己支援

響音「ボブさん……」

ボブ「確かに、殺陣山を信じることができないというのは分かる。俺だってそうだからな」

ボブ「だが、そうやってお互いを疑いあってしまえば、それこそ黒幕の思う壺だ」

ボブ「……とはいえ、放っておけないのは事実だがな」

色鯨「……すまん、どうかしてたみたいやな」

響音「ううん、殺陣山が怖いって思うのは当然だと思うよ」

響音「自分で言っておいてなんだけど、やっぱり殺陣山は何がしたいのかよくわからないところがあるし……」

朝永「ねえみんな、ずっと考えてたんだけど……」

朝永「……ここでずっと暮らしていくんじゃダメなのかな?」

響音「朝永さん……?」

朝永「……だって、ここにいればご飯の心配はないんだよ?」

朝永「……それに、誰も出ようなんて思わなかったら……」

色鯨「……た、確かにそうやけど……」

ボブ「……だが、朝永」

ボブ「それはお前が本当に望んでいることなのか?」

朝永「…………でも」

朝永「でも、これ以上、誰かが死んじゃうのは嫌だよ……」

朝永「それに、頑張って調べたのに、外に出るための手がかりが何も見つからないし……」

響音「……だから、諦めようって事?」

朝永「………うん…」

響音「……悪いけど、それはできないよ」

響音「ここで諦めたら、誰が死んだ人のことを背負っていくの?」

響音「……ここで諦めることが、それに繋がるとは思えない」

響音「だからって、何をすればいいのかはわからないけど……」

朝永「………………………」

自己支援

色鯨「……せやな、外に出ることは諦められへん」

色鯨「俺には夢があるからな。そのためにも……」

ボブ「……まだ、可能性は残っているんだ」

ボブ「そう簡単に諦めるべきではないぞ。朝永」

朝永「…………」

朝永「うん……ごめん。皆……」

ボブ「よし、それでは今日はこれで切り上げるとしよう」

ボブ「……ちょうど、腹も減ってきていたところだ。火ノ宮がきっと美味い食事を作って待っている」

色鯨「せやな。もう腹減ったで……」

朝永「…うん、ご飯。早く食べよう」

……そう、簡単に諦めちゃいけない。

……黒幕に屈すること、それは間違いなく。

皆の犠牲を無駄にするっていうことだと思うから。

【INFO】
・朝永、ボブ、色鯨の好感度が少し上がりました。

【娯楽室】

澄々「……もう一戦。お願いいたしますわ」

冬崎「……これでもう既に六敗っすよ?澄々ちゃん」

澄々「…さすがに一勝はしたいものですわね……」

冬崎「……何度やったって無駄っすよ、チェスっていうのはプレイヤーの腕が一番出るゲームっすから」

冬崎「澄々ちゃんは圧倒的にあたしより力不足。その時点で勝つのは不可能っすよ」

澄々「……無念ですわね」

冬崎「はあ、疲れたっす……」

冬崎「ていうか、気分転換にこんな頭を使うようなゲームをさせるとか、案外鬼畜っすか?澄々ちゃん?」

澄々「そういうつもりではありませんわ。ただ、疲れたほうがよく休めるとは言うではありませんか?」

澄々「それに、余計なことを考えずに盤面に集中する……」

澄々「……そういうことが、必要だと思いまして」

冬崎「…………」

澄々「今のあなたは、少し前のわたくしと同じですわね」

冬崎「……同じ?」

澄々「……立花さんを間接的にとは言え、殺してしまったのは、わたくしですもの」

澄々「冬崎さんも、ヘンリーさんの死に責任を感じている……そうではありませんか?」

冬崎「………だから、何なんすか?」

冬崎「ヘンリー君の事を気にするな、って言いたいんすか?」

澄々「……そうではありません。ただ……」

澄々「……皆さんを助けるために、冬崎さんが身体を壊すことを、ヘンリーさんは望んでいるのでしょうか?」

冬崎「……」

澄々「わたくしは、響音さんに言われて思いましたの。人の死を悲しんで、そこで歩みを止めてしまうことを、いなくなってしまった人達が望んでいるのか、と」

澄々「……それは、もう確かめる術がありませんけど……少なくとも、ヘンリーさんは……」

冬崎「……うっせーっす。そんな事は分かってるっす」

冬崎「ヘンリー君なら、『無理をしちゃダメですよ!』とか言って休ませようとするに決まってるっすね」

澄々「………答えは出ました?」

冬崎「当然っす。あたしが今やるべきことは……あのパソコンを解析して、情報を手に入れることっす」

冬崎「……そのために、一旦休んで体調を整えるべきっすね」

澄々「……冬崎さん。その意気ですわ」

冬崎「………悪いっすね、澄々ちゃん、心配かけて」

澄々「あら、その言葉にわたくしだけにいう言葉ではありませんわ?心配してたのはわたくしだけではありませんもの」

澄々「……丁度、夕食時ですし……、皆さん食堂にいると思いますわ」

冬崎「それじゃ、ちょっくら食堂に行くとするっすかね……」

澄々「では、先に行っていてください。わたくしはここの片付けをしてから向かいますわ」

冬崎「……一人で大丈夫っすか?」

澄々「あら、大丈夫ですわよ?」

冬崎「……いや、あたしも手伝うっす」

冬崎「一人だと何かと危険っすからね。どうせ駒とチェスボードを片付けるだけっすから、すぐ終わるでしょ?」

澄々「……いえ、一応他の遊具の掃除もしておこうかと、埃も少し積もってますし」

冬崎「澄々ちゃんも少し休んだほうがいいんじゃ?なんだかんだで毎日重労働してるじゃないっすか……」

澄々「掃除が重労働とは思いませんけど……」

冬崎「あたしに休めって言ったんだから、文句は言わせないっすよ!」

澄々「……わかりましたわ、それでは、明日にすることにいたしましょう」

冬崎「それじゃ、ちゃっちゃと片付けて食堂に……って……」

澄々「どうしましたの?」

冬崎「……女の子同士の会話を盗み聞きなんて、感心しないっすよ?」

冬崎「海東君?」

海東「……おや、バレてたかい?」

自己支援

澄々「か……海東さん?」

海東「よう、お嬢さん。なかなか臭い台詞を言うんだな」

海東「そういうの、嫌いじゃないぜ?現に冬崎も元気出したみたいだしな」

澄々「か、関係ありませんわ!というか臭いってどういうことですの!?」

海東「いや、褒め言葉のつもりなんだがね」

澄々「……何か、用ですの?」

海東「別に、ただ単に冬崎とあんたの様子がどうなっているか見に来ただけさ」

冬崎「あたしの様子……ねえ?」

冬崎「本当にあたしの様子を見に来たんすか?」

海東「……あ?心配して何が悪いんだ?」

冬崎「いや、その割には最初に、あたしよりも澄々ちゃんに話しかけたっすよね?」

海東「……」

冬崎「……海東くんが見てるのは最初っから、澄々ちゃんだった……」

冬崎「そうじゃないっすか?」

澄々「……何故、私に付き纏いますの?海東さん」

海東「………そうだね、言うなれば……」

海東「お嬢さんの人となり、を観察させて貰っているからかな?」

澄々「わたくしの……?」

冬崎「うわ、つまり澄々ちゃんのストーカー宣言ってことっすか?キモい!」

海東「そうじゃねえから……」

冬崎「まあ、本気で言ったわけじゃねえっすけど」

海東「地味に傷つくからやめろ……」

澄々「どういうことですの?あなたは澄々財団に用がある……そう仰っていたではありませんか」

海東「まあ、財団に用があるっていうのは本当だよ。結構教えてもらいたいこともあるからな」

澄々「言っておきますけど、財団の機密を売り渡せ、という話なら乗りませんわよ」

澄々「澄々家の長女たるわたくしは、そんな事を絶対にしませんわ」

海東「いや、そんな大それたことをしたいわけじゃないさ。そうだな……」

海東「……澄々可憐の事とか教えてくれると俺的には嬉しいんだがな」

冬崎「……澄々、可憐?」

澄々「……!、どうして、貴方がその名前を……」

海東「……ま、知ってるのは当然だよな」

海東「今度、時間があるときにゆっくりとそれについて聞かせてもらおうかな?」

海東「それじゃ、いい加減腹が減ったから先に食堂に行ってるぜ?」

冬崎「……海東君、澄々可憐って一体……」

海東「……さあ?適当に言っただけだから分からねえや」

海東「てなわけでお嬢さん」

澄々「!」

海東「今度、ゆっくり聞かせてもらうぜ?その話をな……」

海東「じゃあな」

澄々「あ……あ……」

冬崎「海東君!」

冬崎「……澄々ちゃん、大丈夫っすか?」

澄々「……何故……何故ですの?」

澄々「何故、あの人は、お姉様の名前を知っていますの…?」

冬崎「……お姉様?」

澄々「……!、いえ、何でもありませんの!」

冬崎「……なら、別にいいっすけど……」

冬崎(……おかしい)

冬崎(……澄々財団の本家の子供は、女の子が一人……つまり、澄々ちゃんだけなはずっす……)

冬崎(なのに、何で『姉』の存在が出てくるんすか?)

冬崎(……全く、やる事が増えちまったじゃないっすか……)

【美術室】

殺陣山「……ふむ、全く思いつかん」

殺陣山「……朝永という極上の素材は存在しているのに何も思いつかん」

殺陣山「極上のアトリエも手に入れたというのに……」

殺陣山「……僕の才能もこの程度だということか?」

殺陣山「いや、違うな、少々惜しいと考えているんだろう」

殺陣山「朝永蛍。あいつを適当な芸術で汚すのはもったいない」

殺陣山「……基本的に、死体芸術というのは素材の良さを引き出してこそのものだからな」

殺陣山「……面倒くさいが、朝永の事を調べる必要がありそうだな……」

殺陣山「そうしなければ、満足の行く作品など完成しないだろうからな……」

殺陣山「……モノクマ」

モノクマ「なんだい?殺陣山くん!」

殺陣山「朝永の秘密、それを見せてもらうことは可能か?」

モノクマ「えー、それは無しだよ……秘密は隠れているから秘密なんだよ?」

モノクマ「もっと秘密を解いていく背徳感を味わうべきだと思うよ!」

モノクマ「まるで、ベッドの上で服を一枚一枚脱がすみたいにね!」

モノクマ「……自分で言ってて興奮してきたよ……」

殺陣山「……ならば、自力で解くとしよう」

殺陣山「面倒だが……部屋の外に出る必要が出てきたのかもしれんな」

【食堂】

響音「冬崎さん!?」

冬崎「おーっす、響音ちゃん、迷惑かけたっすね!」

ボブ「……冬崎、もう大丈夫なのか?」

冬崎「ま、気分転換にはなったっすよ。澄々ちゃんもサンキューっす」

澄々「いえ……大したことはしてませんわ」

響音「良かったよ……冬崎さんの元気が出て」

姫月「……とりあえず聞いておくけど、あんたがやらなきゃいけないことは?」

冬崎「もう無理はしないっすから、姐さんも安心っするっすよ!」

冬崎「……とりあえず、今日は飯食って早めに寝るっす」

姫月「それがいいよ。……これでやっとあたしの肩の荷も降りそうだ」

朝永「それじゃあ、冬崎さんのためにも早くご飯にしないとね~」

朝永「火ノ宮くーん!まだ~!?」

色鯨「いや、お前が食べたいだけとちゃうか?」

火ノ宮「……きちんとおとなしく待っていろ、朝永」

火ノ宮「すまない、待たせたな。今日の夕食だ」

火ノ宮君が置いたのは、大きな鍋。

……鍋から漂うのはほのかな味噌の香り。

中身を見れば……魚?

朝永「う……うおお……」

色鯨「……これまた豪勢やな……」

火ノ宮「なぜか冷蔵庫の中にこれが補充されててな。こういうものは新鮮なうちに食べるに限る」

姫月「ていうか、何でこんな物が?」

ボブ「……モノクマのサービスか何かか?」

響音「えっと……私あんまりお魚のことに詳しくないんだけど……」

澄々「わたくしも……このような魚は見たことがありませんわね……」

火ノ宮「こいつは、鮟鱇という」

響音「アンコウ?これが?」

火ノ宮「なかなか貴重な食材だ。旨いぞ?」

冬崎「…………」

火ノ宮「……どうした?冬崎?もしかして、苦手な食材だったか?」

冬崎「違うっす……むしろ……むしろ……」

冬崎「大好物なんで!」

……そう言うと、冬崎さんはすぐに席に着く。

冬崎「いやー、鮟鱇とかしばらく食べられないと思ってたっすからね!こりゃ嬉しいサプライズっす!」

朝永「あ!ずるいよ~私も食べる!」

姫月「……まあ、旨いからね。鮟鱇鍋」

響音「……鮟鱇って、高級食材の一種じゃなかったっけ?」

……なんで、鮟鱇なんかが補充されてたんだろう?

モノクマ、何考えてるの?

モノクマ「何か?とは失礼だよね!皆のためを思ってスタミナのつく食べ物を用意したのにさ!」

響音「げ!モノクマ!」

色鯨「いつの間に!?」

モノクマ「いやあ、喜んでくれてなによりだよ!北の海に漁に行った甲斐があるよね!」

モノクマ「ということで、ボクも一緒に食べたいんだけどいいかな!?」

火ノ宮「……なら、向こうの小鍋から持っていけ。お前がいると飯がまずくなる」

モノクマ「それって酷くないかな?一応食材を用意したのはボクなのにさ」

自己支援

モノクマ「まあいいよ、お先に勝手に頂いちゃいまーす」パクパク

冬崎「てめえ!」

朝永「ずるいよ先生!」

色鯨「ちゅーか、なんで機械が普通に食べとるねん!」

ボブ「くっ……鍋を死守しろ!」

モノクマ「あっ!学園長への暴力は校則違反だぞっ!」

色鯨「これはあくまでじゃれあいの範疇や!暴力やない!」

モノクマ「屁理屈言うな!」

響音「……あ、あははは……」

火ノ宮「……行かなくていいのか?響音?無くなるぞ?」

響音「そうだった!」

……流石に、夕食抜きは辛いところがある。

でも、何でモノクマはこんなサービスを?

【響音の部屋】

……結局、争うように全員で夕食を取り合った。

……一番疲れたかもしれない。

ちなみに、姫月さんは争い始めたのを見るやいなや、別に用意された小鍋の方を食べていた。

少し遅れて食堂に入ってきた海東くんも同様。ずるい……

……ちなみに、小鍋の方は来てない人達用だったらしい。

九神君……ごめん。殺陣山は……まあいいや。

……さて、余計な疲れ方をしてしまったし、そろそろ寝るとしよう。

明日はいつごろに起きようかな?

安価↓2
1、早め
2、普通
3、遅め

2、選択

……いつも通りに起きよう。

さて、九神くんも冬崎さんもきちんと寝てくれるといいけど……

それじゃ、おやすみなさい……

【INFO】
・十四日目が終了しました。明日から自由行動です。

自己支援

【モノクマげきじょう】

モノクマ「鮟鱇鍋は美味しいよね!栄養もたっぷりだし!」

モノクマ「ということで、忘年会で食べた鮟鱇鍋が美味しかったからこんな展開になったよ!」

モノクマ「ちなみに、>>1は鍋には白いご飯が必要だと思うんだけどどうだろう?」

モノクマ「友人は『雑炊に使うからいい』って言うんだけど……」

モノクマ「ま、そんなことはどうでもいいよね?」

モノクマ「皆が知りたいのは、鍋よりも情報だからね!」

モノクマ「それじゃ、今回は動機提示の判定の仕方についてちょっとだけ教えようかな!」

モノクマ「前にも加害者フラグに関しては、好感度・マイナスフラグ・動機でのダメージの度合いが関わってるって話したと思うんだけど……」

モノクマ「動機でのダメージ度合いは、各キャラによって違うんだよね」

モノクマ「まあ、それはなんとなくわかるでしょう……」

モノクマ「……そして、キャラによってはとても大きなダメージ……いわゆるクリティカルが発生するんだよね」

モノクマ「原作で言えば『秘密=大和田君』『お金=セレスさん』みたいな感じだね」

モノクマ「それと同じように、各キャラにもクリティカルとなる動機ってのが存在するんだよね」

モノクマ「……でも、今までクリティカルに当たった人は犯人になってないんだよなぁ。なんでかなあ?」

モノクマ「コンマってのは不思議だね!」

モノクマ「それじゃあバイバイ!自由行動も頑張ってくださいね!」

自己支援

それじゃあ本日はここまで。
鍋は白いご飯は雑炊以外に必要(確信)

次回は多分火曜か水曜かな。
よろしくお願いします。

でもこの時期は変なタイミングで用事が入るから確定とか言えないのよね……

それじゃ今日は21時半くらいから始めます。
よろしくお願いします。

今日は寒いから皆暖かくしてスレを見てね!

南関東住みの自分は即座に雨に変わってしまったのでした。
少し早いけど開始。



―――コロシアイ学園生活、15日目。

【食堂】

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

……なんだか、ちょっぴりまだ眠い。

何だかんだで色んなところを回ったから、私も疲れが出てるのかな?

……私も疲れ過ぎで倒れないように気を付けよう。

まあ九神君や冬崎さんほど働いてないんだけどさ。

【食堂】

AM 8:00

……いつもだったらこの時間に来ている九神君がいない。

……それに、最初にいた人数の4分の1がいなくなってるんだ。

寂しい感じがして当然、か。

……さて、誰と食べようか?

1、冬崎
2、朝永&火ノ宮
3、澄々&鳴神
4、殺陣山

安価↓2

2、選択

……朝永さんと、火ノ宮君が一緒にご飯を食べている。

……九神くんと約束したことだし、何より、朝永さんのことは心配だ。

話しかけてみるとしよう。

響音「朝永さん、火ノ宮君。おはよう」

朝永「……あ、妙夢ちゃん……」

火ノ宮「……おはよう、響音」

響音「……あれ?朝永さん……元気ないね?」

朝永「うーん……何でだろう~?昨日はちゃんとご飯をたくさん食べたはずなのに……」

火ノ宮「今日ここに来た時からこんな調子なんだ。……もしかしたら、食べ過ぎじゃないのか?」

朝永「失礼だよ!私は昨日は八分目までしか食べてないもん!取り合いだったし!」

響音「結構食べてたような気がしたけど……?」

火ノ宮「うーん……、それなら何か別の原因かもしれないな?」

朝永「……まあいいや。考えても仕方ないし~」

響音「本当に大丈夫?姫月さんに診てもらう?」

朝永「心配性だよ~。たまにはこういう時もあるよ~……」

……まあ、人間誰しもこんな時はあるかもしれないけど……

もう少しこの話を続けてみるべきかもしれないかな?

安価↓3
1、原因について探ってみる。
2、火ノ宮に話を振ってみる。(内容も)
3、朝永に心当たりがないか聞いてみる。
4、自由安価。

3、選択。

……やっぱりこういうのは本人に聞いてみるのが一番かな?

響音「本当に心当たりはないの?例えば、悪いものを拾って食べたりとか……」

朝永「さ、流石に拾い食いはちょっと……」

火ノ宮「……何かアレルギーの心当たりはないのか?」

朝永「多分大丈夫……お医者さんに何か言われたこともないし~」

響音「うーん……それじゃあ食べ物が原因ってわけじゃないよね……」

火ノ宮「……だが、食事に関しての問題は本人が自覚していない場合が多かったりするからな……」

火ノ宮「例えば、無人島などでキャンプを行なった際に、食べられそうな虫があったとしよう」

朝永「……無人島?」

響音「そんな状況滅多にないと思うけど……」

火ノ宮「……そうか?」

響音「うん。流石にキャンプには食料を持ち込んでると思う」

火ノ宮「では、無人島に遭難して辿り付き、食料も無い状態で食べられそうな虫があったとしよう」

響音「だから虫に例えるのはちょっと……」

火ノ宮「……食料がなかったため、その虫を食べて生活することになった」

話を続けた!?

火ノ宮「しかし、その虫には目に見えない形で蓄積する有毒物質が含まれていた」

火ノ宮「食べていた人物はその蓄積した毒でぽっくり逝ったという……」

火ノ宮「とまあ、こんなふうに直ぐに有害な作用が出ないと人間というのは気づかない、と言う話だ」

響音「……なんとなく分かったけど、少し食欲がなくなったよ……」

火ノ宮「……済まない、食事中に話す話題ではなかったな」

響音「本当だよ……」

火ノ宮「食事中に毒の話をするべきではなかったな」

響音「一応言っておくけど、そこだけじゃないから……」

虫のポイントも明らかにこの食事のリズムを乱している……

想像しただけで、気持ち悪くなってくる。

……せっかく美味しい朝ごはんだけど、少し食欲減退。

朝永「……でもさ」

……そんな空気の中、朝永さんが口を開く。

朝永「物が食べられるだけ、マシだったとも言えるよね?」

響音「……朝永さん?」

朝永「だってさ……無人島に何も食べ物がなかったら、その時点で死んじゃうんだよ?」

朝永「……それよりは、毒で死んじゃったほうがましだよ」

朝永「緩やかに効いていく毒でも、長く生きていられる方が、きっと幸せ」

響音「……まあ、そうも考えられるけど……」

朝永「……うん。やっぱりご飯は無駄にできないよ。早く食べよ!」

そう言うと、朝永さんはいつもより若干遅いペースで食事を食べだした。

……まあ、確かに餓死が確定するよりも、食べて生きていたほうがいいっていうのはわかるけど……

そう答えた朝永さんの、悲痛な感じはなんだったんだろう?

……もしかして、食事に困ってた時期があったのかな?

それで、食べ物を沢山食べてないと落ち着かなくなった、とか?

【INFO】
・朝永、火ノ宮の好感度が少し上昇しました。
・通信簿が解放されました。
朝永蛍
『火ノ宮の毒虫の話で、「食べられる方がマシ」と悲痛な感じで言い切った。
 ……食事に困ってた時期でもあったのだろうか?』

【自由行動 朝】

朝から虫の話を聞かされるとは思っていなかった……

火ノ宮君に悪気は(多分)ないんだろうけど、食事の時にする話題じゃないよなあ……

でも、まあ……気になる話は聞けたからまあいいか……

さて、朝の時間は何して過ごそうかな?

1、誰かと話す(人物名も指定)
2、購買に行く

安価↓2

1、殺陣山と会話

【美術室】

……新しく開かれた美術室。

入ってみれば、案の定奴がいた。

殺陣山「おや、響音。どうしたんだ?」

響音「いや、あんたがよからぬ事を企んでないかって見張りに来たの」

殺陣山「全く、花咲が死んで、九神や冬崎の監視も外れつつあるのに、まだ煩い相手は残っているらしい」

いつも通りの憎まれ口のあと、殺陣山はこちらがいない者であるようにして作業を続ける。

……彫刻刀でひたすら材木を削っているだけ、だが。

響音「……何してんの?」

殺陣山「見ての通りだが?少し彫刻をつくろうと思ってな」

殺陣山「木彫りというのが勘を取り戻すには一番いい。何だかんだで2週間はこういう作業をしていないからな」

響音「彫刻……ねえ?」

殺陣山「なんならお題を言ってみろ。それを作ってやる」

響音「……じゃあ……クマとか?」

殺陣山「そんなものでいいのか?まあいい、少し待っていろ」

殺陣山「……今僕は割と機嫌がいいのでな。この彫刻を彫っている間なら質問に答えてやる」

……質問?

質問って、いきなり言われてもなあ……

だけど、こいつが素直に質問を受けるのは初めてだ。

……有効活用したいけど……

以下から1つ選択
1、モノクマについて知っていること
2、朝永のことについて知っていること
3、花咲の事件についてのこと
4、自由安価
安価↓3

2、選択。

響音「……じゃあ、朝永さんのこと、他に何か知らない?」

殺陣山「朝永のことか?」

響音「いや、前に朝永さんが……」

響音「……人を殺したような匂いがする……とか何か。言ってたじゃん……」

殺陣山「……お前は馬鹿か?」

響音「……は?」

殺陣山「僕があいつに関して感じていることはアレが全てだ。そもそもあいつと付き合いが長いのはお前だろう?」

響音「いや……まあそうなんだけど……あんたが他に何か気づいてないかと思って」

殺陣山「……まあ、あいつに関して言えるのは確実に人の死の身近に居たという事だ」

殺陣山「そして、それが原因で奴はとてつもない何かを隠している」

殺陣山「……と、いった所だな」

響音「……イマイチ分からないんだよなあ……」

……食事に関してのトラウマってのは朝永さんの行動から分かるんだけどなあ……

殺陣山「まあ、具体的なところに関しては知らんが、以上が僕が今朝永に関して感じている感想だ」

響音「……でもそれって、あんたの見立てなんでしょ?信用できない気も……」

殺陣山「信用できないならそれでもいいさ」

殺陣山「……僕が自分自身で調べればいい話だしな」

……こいつには任せちゃいけないと思うけどな……

プレゼントを渡す?
1、渡す。
2、渡さない。
安価↓2

1、選択
『スカラベのブローチ』
『スモールライト』
『色恋沙汰リング 』
『阿修羅の涙』
『ボージョボー人形』
『プロジェクトゾンビ』

どれを渡す?
安価↓2

1、ボージョボー人形をプレゼント

響音「そうだ、殺陣山。この人形……いる?」

殺陣山「……これは…」

…以前入手した。謎の人形。

何かアジアの民芸品みたいな形をしてるけど……

殺陣山「ボージョボー人形か」

響音「ボージョボー?」

殺陣山「民芸品の一種でな。この人形の編まれ方によって人形に託された願い事を表現する」

響音「……あんた、なんでそんなこと知ってんの?」

殺陣山「一応、各国の芸術を参考とするために民芸品を見たことはあるからな」

殺陣山「……まあ、僕も人形をお前に渡す予定だったんだ。交換するにはちょうどいい」

殺陣山「ということで、ほら。出来たぞ」

………殺陣山からは、代わりに木彫りでできたクマの人形が渡される。

響音「あ……ありがとう」

殺陣山「と、いうわけで質問タイムは終わりだ。僕はまた作業に戻る」

殺陣山「色々と準備をしなければならないしな」

響音「準備って……何の?」

殺陣山「そんなもの決まってるだろう?」

殺陣山「殺人の準備」

響音「……あんた……」

殺陣山「心配するな。100%準備が整ってからの話だ。まだ動かん」

殺陣山「いろいろとやるべき事がある、まずはそれからだ」

殺陣山「……まあ、僕の準備が整う前にここから出られたら気が変わるかもしれんがな」

……このゲームに乗るという考え。やっぱりそれは変わっていないらしい。

……花咲さんの殺人に協力してまでトリックの実験をしたのだ。それも当然か。

……でも、必ずあんたは止めてみせる……殺陣山……

そう決意して貰った人形を見てみると……

……この人形、クマじゃなくてモノクマだった。

殺陣山「別に何クマか指定はされなかったからな。よくできているだろう?」

響音「……何これ、嫌がらせ?」

……もし私が主人公じゃなかったら好感度は下がっていたと思う。

【INFO】
・殺陣山の好感度が上がりました。
・『ボージョボー人形』を消費しました。

【自由行動 昼】

……地味に出来のいいモノクマ人形を貰ってしまった。

……さすがに捨てるのも悪いし、部屋にでも飾っておこう……

縁起が悪いけど。

……さて、お昼だ。

今度は何をして過ごそうか?

1、誰かと話す(人物名も指定)
2、購買に行く

安価↓2

安価↓2

1、色鯨 選択。

【娯楽室】

色鯨「おー、響音!どうしたんや?」

……そういえば、娯楽室の中を見ていなかった。

せっかく3階にいるし、入ってみよう。

と思って行ってみたら、先客がいたようだ。

響音「あれ?色鯨君。どうしたの?」

色鯨「いや、ここに沢山のゲームがあるやろ?」

響音「ふむふむ」

色鯨「……ちょっと遊ぼうと思ってな」

色鯨「いや、最初は探索しようと思ったんやで!」

色鯨「だけど、こんなにゲームがあるのに遊ばんのは、なんか損やん?」

響音「いや、別に探索しようとは言ってないし……」

響音「別に大丈夫だと思うよ?色鯨君、昨日頑張ってたもんね」

色鯨「よし!それなら一緒になにかやらへんか?」

響音「何か?」

色鯨「一人でゲームすんのも退屈やねん!」

……まあ、ちょっとくらいならいいかな?

……ということで、二人でオセロに興じる事にした。

なんでオセロかって?

……ビリヤードやダーツのルールがわからないから。

色鯨と会話
安価↓2
1、色鯨君ってゲームが好きなの?
2、昨日の探索で何か気づいたことはあった?
3、何かボケてよ(スキル獲得選択肢により複数不可)
4、自由安価

3、選択

響音「………………」パチン

色鯨「お、そこに打つか……ならここや!」パチン

響音「うーん……それならここかな?」パチン

色鯨「お、狙い通りやで、ここや!」パチン

響音「じゃあここで……ていうか、角取れるじゃん」パチン

色鯨「ああ!気づかんかった!」

響音「……色鯨君……リアクションが大げさだよ」

色鯨「すまんの、まあ、職業病みたいなもんやからな」

響音「ああ、色鯨君は超高校級の芸人だもんね。確かに芸人はテンション高くないといけないかも」

色鯨「せやでー、芸人っつーのは、みんなを笑わせるのが仕事やからな」

色鯨「こちとら小学生の頃から笑い取るためにハイテンションや!」

響音「じゃあ、なんかボケてみてよ?」

色鯨「んな!?」

響音「いや、せっかくだから超高校級のボケって奴を見てみたいなって……」

色鯨「え……えっと……そやなぁ……」

……色鯨くんは、散々悩んだ末に、おもむろにオセロの白い面同士をくっつける

色鯨「オレオ!……なんつって……」

……外側が黒で、内側が白。

まあたしかにオレオに見えなくはないけど……

響音「……えっと……まさかこれで終わり?」

色鯨「……終わりや。スマン、オレはあくまでツッコミ専門やからいきなりボケろ言われても何すりゃいいかわからんねん……」

響音「うーん……ボケられないのに超高校級の芸人?」

色鯨「痛いところつくなよ!気にしとるんやから!」

色鯨「……まあ、これには色々ワケがあるんやで……」

色鯨「実はオレは昔からツッコミ気質でな。面白い奴にどんどんツッコミを入れてくタイプの人間だったんや」

色鯨「そうやって、どんどんどんどんツッコミを入れていくうちに、いつしか俺のツッコミは笑いを取るため動作として完璧なもんになってったんや」

響音「ツッコミが笑いをとる?そんな事できるの?」

色鯨「ツッコミを舐めたらあかんでえ……キレのあるツッコミってのはそれだけで笑いを取れるんや」

色鯨「だからこそ、ボケとツッコミ二人が存在して、お笑いってのは成立してるっちゅーわけやな」

色鯨「そして、極限まで昇華されたツッコミ技術はボケと合わさることで最高の化学反応を作りだす……」

色鯨「いわば、職人芸の領域やな」

……なるほど、それが色鯨くんの芸人としての才能ってわけか……

響音「でも、ツッコミしか出来ないのに良く『超高校級の芸人』なんて呼ばれるようになったね」

色鯨「まあ、オレと組んだ奴がどんなボケをしたとしても笑わせられるからな!オレのツッコミで!」

色鯨「……ま、相方は一人だけって決めとるんやけどな」

響音「……そういえば、前に相方の人がいるって言ってたよね?その人は希望ヶ峰に来なかったんだ?」

色鯨「ああ。あいつはオレ以外のやつと組んでもイマイチウケが悪いねん」

響音「え?ツッコミ一つでそんなに変わるの?」

色鯨「当たり前や。ボケの呼吸に合わせて的確にツッコミが入れられなきゃ芸としては成立しないんやで?」

色鯨「ピッチャーとキャッチャー……音楽に例えたら指揮者と演奏者の関係と同じなんや」

響音「ああ、それなら分かるかも」

……なるほど。ツッコミっていうのは奥が深い世界のようだ。

プレゼントを渡す?
1、渡す。
2、渡さない。
安価↓2

1、選択
『スカラベのブローチ』
『スモールライト』
『色恋沙汰リング 』
『阿修羅の涙』
『プロジェクトゾンビ』

どれを渡す?
安価↓2

1、スカラベのブローチをプレゼント

響音「あ、そうだ色鯨君。これいらない?」

色鯨「ん?何や?」

響音「このまえモノモノマシーンから出てきたんだけど……」

色鯨「……ブローチ?なんやこれ?虫?」

響音「うん。どうかな?」

色鯨「いや、ブローチ貰っても……男がブローチつけてどうすんねん?」

響音「やっぱりか……」

色鯨「やっぱりか、ってなんややっぱりかって!」

響音「まあまあ。女の子からのプレゼントを無碍にするのはどうかな?」

色鯨「……」

響音「まあ、女の子へのプレゼントにしたらいいんじゃない?喜ぶかもしれないよ?ブローチだし」

色鯨「なるほどな!確かに喜ばれるかもしれんな!ブローチやし!」

色鯨「ありがとな!感謝するで響音!」

どうやら喜んでくれたみたいだ。良かった……

……何か騙した感じがしない気もしなくもないけど……

【INFO】
・色鯨の好感度がやや大きめに上がりました。
・『スカラベのブローチ』を消費しました。
・スキル『二段ツッコミ』を獲得しました。
『反論ショーダウン時に使用可能。集中力を一つ使用して一度に二個まで言刃を提示できるようになる。
 ただし、論破するウィークポイントは同じ場所でなければならない』

【自由行動 夕】

……オセロはなかなか白熱した対局になった。

主に色鯨君一人が。一手ごとに一喜一憂するから手が丸分かりなんだよ!

……一般人レベルの私がそう思うんだから、冬崎さんなんかとやったら瞬殺されるんだろうなあ。

……さて、夜は何をしようかな?

1、誰かと話す(人物名も指定)
2、購買に行く

安価↓2

1、姫月と会話

【保健室】

姫月「おや、響音」

保健室に帰りに寄ってみると、姫月さんがやっぱりいた。

うーん、こうやって病院みたいな所にいる姫月さん。絵になる。

ちょっとかっこいいかも。

響音「こんにちは。姫月さん。何してるんですか?」

姫月「九神の奴が大分良くなってきたから、看病は海東に頼んであたしの仕事さ」

姫月「昨日の続きで用法用量をまとめた資料。これを作ってる」

姫月「少しでも安全にここを使えるようにしないといけないからねえ」

響音「なるほど……というか、海東君に看病を頼んだって……?」

……申し訳ないが、海東くんが看病できる姿が想像できない。

姫月「意外とあいつは面倒見がいいんだよ?文句言いつつ大抵の事もやってくれるし」

姫月「結構あいつもお人好しなのかもねえ」

響音「その割には、ひねくれてるみたいですけどね……」

姫月「あはは、違いない」

……九神君にお粥を食べさせてあげてるのだろうか?海東君。

……その光景は見てみたい気もするけど。

姫月と会話
1、九神君はどんな感じですか?
2、姫月さんも大概お人好しだと思いますけど……
3、自由安価
安価↓2

3、選択

……そういえば。姫月さんを見ていて何か感じるような……

……あ!そうだ!

響音「姫月さん……?」

姫月「ん?何だい?」

響音「……ちょっと、太ったりしました?」

姫月「………………」

……とんでもなく気まずい沈黙。

響音「いや、なんというか……姫月さんってあんまり運動しないから、ちょっと太ってないかって心配なんですよ!」

響音「プールとかで遊んでる時もいつも見てるだけだし!」

姫月「……フォローが必死過ぎてフォローになってないよ」

姫月「一応、これでも食生活に気をつけてるつもりなんだけどねえ……」

響音「食生活と適度な運動が体型維持には大切だと思いますけど」

姫月「知ってる……でも、運動は面倒くさいんだよねえ……」

姫月「ていうか、あんたも運動してないんじゃないの?」

響音「……まあ」

姫月「じゃああんたも太ってるかもしれないね?ボブに鍛えてもらうとかいいんじゃないか?」

響音「いやいや!ボブさんの特訓に付き合ったら死んじゃいますよ……」

姫月「……冗談だよ、ははは……」

姫月「……真面目に運動を頑張ってみようかねえ」

……なんというか。

哀愁がちょっと漂っていた。

安価↓2
プレゼントをする?
1、渡す
2、渡さない

1、選択
『スモールライト』
『色恋沙汰リング 』
『阿修羅の涙』
『プロジェクトゾンビ』

どれを渡す?
安価↓2

1、色恋沙汰リングをプレゼント

響音「え、えーと、元気出してください姫月さん!これどうぞ!」

姫月「……これは?」

……えっと、確かこれは……

響音「右手につければ恋、左手につくれば愛、両手につければ破局が訪れるといわれるピンキーリング……」

響音「名づけて、『色恋沙汰リング』です!」

姫月「……つまり、あれかい?」

姫月「あたしはこういうのに頼らないと、一生恋人ができないと……」ズーン

響音「そ、そういう深い意味はないですよ!」

姫月「はあ……そうだよね……朝永みたく可愛くもないし、澄々みたく気品があるわけでもないしさ……」ズズーン

響音「だから落ち込まないでくださいよ!姫月さんも可愛いですから!」

姫月「本当?」

響音「本当ですよー!」

……こうして、落ち込んだ姫月さんを励ますのに時間を使ってしまった。

……あまり喜んでくれなかったかなあ……

【INFO】
・姫月の好感度が少し下がりました。
・『色恋沙汰リング』を消費しました。

【響音の部屋】

それじゃあ今日はそろそろ寝ようかな。

……そういえば、九神君は明日復帰する予定だったっけ?

明日になったら話してみるのもいいかもしれないなあ。

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『えー、校内放送でーす。 午後10時になりました。ただいまより“夜時間”になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』

……部屋の隅のほうに置いてある木彫りのモノクマ。

……なんかあいつに見られてる気がするなあ。

気にしても仕方ないけど。

それじゃ、明日の起床時間はどうしようかな?

安価↓2
1、早め
2、普通
3、遅め

それじゃ、明日は早めに起きようかな?

……それじゃ、おやすみなさい……

【INFO】
・15日目が終了しました。明日も自由行動です。

【モノクマげきじょう】

モノクマ「今日の評価は可もなく不可もなくってところだね!」

モノクマ「とりあえず、コミュニケーションとしては及第点ってところかな?」

モノクマ「ていうか、姫月さんをいじめすぎだろ!可哀想だと思わないのか!」

モノクマ「……ま、そういう愛もあるっていうことかもね!うぷぷぷ!」

モノクマ「それじゃ、今回はルート変更の効果についてを説明しようかな?」

モノクマ「ご存知のとおり、今チャプターの序盤では、重要な分岐がありました」

モノクマ「一つ目は学園脱出ルート。今進んでるルートだね」

モノクマ「これは至って普通のルートで、割と普通のことしか起きません」

モノクマ「選ばなかった方は朝永さん救出ルート。これは予想されてる通り……」

モノクマ「火ノ宮くんらと協力して、朝永さんの裏を暴いていくというルートでした」

モノクマ「こっちのルートでは、朝永さん関連のイベントが多く起きるというボーナスがあったんですが…選ばれなかったから御蔵入りだね!」

モノクマ「え?じゃあ今のルートにボーナスはないのかって?」

モノクマ「うぷぷ……そりゃあ……あるに決まってるじゃん」

モノクマ「まあ、ボーナスを有効活用したいなら、九神君や冬崎さんに話しかけてみるといいよ」

モノクマ「なんのボーナスかは言えないけどね……うぷぷぷ!」

ねぇねぇ花咲さんとヘンリー君のスキルってなんだったの?

眠いべ。めっちゃ眠いべ。
ということでお疲れ様でした。次回は金曜日の21時からを予定しています。

>>318
花咲さん『魅惑』:『キャプチャーが必要な議論の際、オートでコトダマがキャプチャーされる』
ヘンリー君『トラックダウン』:『集中力を三つ消費して、表示されているウィークポイントの数を減少させる』
的なスキルでした。
ただバランス調整とかも考えてたので、もしかしたら違う効果になってたかも。
あくまで案だからね。

それではお疲れ様でした。

お疲れ様です。
明日は多分22時くらいの開始になります。
よろしくお願いします。

あと今日は暇なので何か質問に答えるよ!
質問されても見落とすことが結構あるからね。その償いも含めて…
日を跨ぐくらいまでは暇なので、何でも聞いてね。こっちが寝ちゃったら明日暇があるときにでも答えます。(ただしこちらが答えられない質問は除く)

16人の中に黒幕が潜んでたりするの?

>>329
黒幕に関してはなかなかデリケートな話題ですからね……
ここで答えを言っちゃうのはちょっとね……
とりあえず妹様とか江ノ島アルターではないとだけ。

これは1や2の後の世界?
それとも、もし入学したのが原作の奴らじゃなくてこいつらだったらって話?

内通者は居る居ないどっち?

後78期(苗木達)77期(日向含む)と関係してる人どの位?

16人の身長、体重、(女性陣はスリーサイズも)とかって公開されてました?

それから、好物と趣味とかも。

何期生とかも知りたいです

>>331
作中でも示唆してるように2後の世界を設定してます。
どのくらい後なのか?とかは秘密。

>>332
内通者はいるよ。間違いなく生き残りの中にね。
77~78期と誰が関係してた…っていう事を考えてるのは……
ボブとさくらちゃん(前々スレでの通り)
冬崎さんと不二咲(冬崎ちゃん入学前の話)
十神と澄々・鳴神(社交界とかでのイベントか)

希望があったら何か書くかもね。

>>333
身長差とかは大体の体格は決めてるけど、そこまで細かくは決めてないかな……
なので、決めてくれる人とかいてしっくりきたら公式設定になるかも(投げやり)

好物とか趣味も同様で、一応ここまで描写してきた所では
朝永さん 趣味:食べること 好物:食べ物全般
冬崎さん 趣味:ゲーム・ネットサーフィン 好物:鍋料理
ヘンリー君 趣味:遊戯王
澄々さん 趣味:掃除
ボブさん 趣味:筋トレ
とかは今のところ決めてる。(今思い出せる限り挙げたので、見落としあったらごめん)
これもなんかしっくりくるレスがあったら採用するかもしれない。

>>334
これを公開しちゃうと結構この先の展開に支障が出ちゃうので答えられぬ。
ごめんね。

となると、一番背が高いのはボブ、次に正義ってところか。 シューマイ君はそんなに背は高くないってチャプター1あたりで言ってたな。

>>336
身長差に関しては3スレ目でこんなこと自分で言ってたりしてます。
ボブ>>>正義>鳴神、海東>火ノ宮>九神>姫月>澄々、色鯨>響音、朝永>殺陣山>冬崎>ヘンリー>立花

スレの数が増えると自分がどこでどんな発言したか探すのも辛くなってくるね……

>>337
花咲さんが抜けてますよ

身長は
ボブ>>>正義>鳴神、海東>火ノ宮>九神>姫月>花咲>澄々、色鯨>響音、朝永>殺陣山>冬崎>ヘンリー>立花

ちなみに
学級裁判の席順は時計回りで(×は死亡者)
響音→立花(×)→ボブ→姫月→九神→朝永→火ノ宮→海東→花咲(×)→殺陣山→色鯨→冬崎→鳴神→澄々→正義(×)→ヘンリー(×)

と過去スレに書いてあった気が


あと、質問ですが、一応トリックに関わるかもしれないから各キャラの体重も聞きたいです
あんまり身長順と変わらなそうだけど

>>340
また同じミスを……
別に花咲さんが嫌いなわけじゃないよ!

体重は一応こんな感じ。
というか体重関わるトリックだったチャプター2で公開しておくべきだったね。

ボブ>(筋肉の壁)>火ノ宮>鳴神、海東>九神>正義>色鯨>朝永>姫月>澄々、花咲>響音>殺陣山、冬崎>立花>ヘンリー

質問ではないですが、無理せず更新頑張ってくださいね

>>340から>>342のレスを参考に16人の身長と体重(女性陣はスリーサイズも)を考えてみた。
あくまで主観だけど。

まずは男性から、身長順に。(イメージ声優も)

ボブ・サップ 195cm 90kg
CV:安元洋貴

正義 剛   182cm 60kg
CV:平川大輔

鳴神 楓馬  180cm 66kg
CV:梶裕貴

海東 吉都  177cm 65kg
CV:神奈延年

火ノ宮 龍也 175cm 68kg
CV:伊藤健太郎

九神 黒夜  172cm 63kg
CV:逢坂良太

色鯨 極   163cm 58kg
CV:堀川亮

殺陣山 湊  158cm 48kg
CV:折笠愛

ヘンリー・  150cm 44kg
クローデル

思い切り、妄想垂れ流し設定だな、こりゃ。
ちゃんと、箇条書きに反映されてるのかが微妙。

ヘンリーのイメージ声優入れ忘れた、修正。

ボブ・サップ 195cm 90kg
CV:安元洋貴(SAOのエギルみたいな見た目)

正義 剛   182cm 60kg
CV:平川大輔(スパロボのジ・エーデルかな?)

鳴神 楓馬  180cm 66kg
CV:梶裕貴 (なんとなく)

海東 吉都  177cm 65kg
CV:神奈延年(アホセル隊長!!)

火ノ宮 龍也 175cm 68kg
CV:伊藤健太郎(ナデシコでアオイの声やってたのは驚き)

九神 黒夜  172cm 63kg
CV:逢坂良太(このキャラもなんとなく)

色鯨 極   163cm 58kg
CV:堀川亮 (なんやて、工○!?)

殺陣山 湊  158cm 48kg
CV:折笠愛 (スパロボF完結編の恐怖)

ヘンリー・  150cm 44kg
クローデル
CV:堀江由依(モノクロームタソカワイイヨ)

妄想垂れ流し乙(笑)

書く気力があるうちに女性陣もやっておくか。
女性陣はスリーサイズつき。

主人公を先頭にして、あとは身長順です。

響音 妙夢 162cm 49kg
スリーサイズは 上から 81/58/79
CV:佐倉綾音(ビビッドのあかねみたいな性格)


姫月 療歌 170cm 55kg
スリーサイズは 上から 83/59/84
CV:川澄綾子(シスプリはもう古いのか?)


花咲 ユスリカ 168cm 53kg
スリーサイズは 上から 88/62/86
CV:遠藤綾(私の歌を聴けぇ?!)


澄々 奇麗 165cm 52kg
スリーサイズは 上から 81/60/83
CV:寿美菜子(イメージはレールガンのあの人です)


朝永 蛍  160cm 56kg
スリーサイズは 上から 86/59/85
CV:野中藍(かぁいいよ、お持ち帰りぃ!)


冬崎 真白 155cm 46kg
スリーサイズは 上から 78/57/77
CV:中上育実(ガルパンとふたりミルキィに出てましたね)


立花 雅  147cm 45kg
スリーサイズは 上から 75/56/78
CV:日高翌里菜(小学生はサイコ(ry))


酷い妄想だ、乙。
あくまで主観なので、かなり偏ってます。

誤字があった。

立花のだけ修正。

CV:日高里菜

>>343
個人的には朝永さんと冬崎さんと火ノ宮くんあたりはイメージが固まってて
朝永蛍→井口裕香さん
冬崎真白→水橋かおりさん
火ノ宮龍也→浪川大輔さん
あたりのイメージがありますかね

>>348
長々とありがとうございます。
身長体重はこれでいいんじゃないかな(他力本願)


それでは一応今日は22時開始の予定ですが、遅れる可能性もあるのでそうなったらごめんなさい。
ではよろしくお願いします。

はじめるべ


―――コロシアイ学園生活、16日目。

【食堂】

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

さて、今日は早めに起きたけど……、九神くんは大丈夫かな?

そういえば、朝永さんのことを何とかするって言ったけど……

ちょっとした手がかりしか見つからなかったんだよなあ……

一応、相談するべきなのかな?

【食堂】

AM 7:30

……あ、やっぱり九神君が起きてきてる。

顔色も大分良くなってるし、回復したのかな?

でも、無理はさせないように気を付けないとね。

……さて、誰と食べようか?

1、九神
2、姫月&ボブ
3、海東
4、火ノ宮

安価↓2

1、選択

……と、座る席を探していると、九神くんがこっちを見ていた。

しばらく私の顔を見ると、九神君の向かい側の席に座るように無言で促される。

……一応、従っておいたほうがいいかな?

九神「…………」

響音「えっと……」

……なにこれ。

向こうから座るように促しておいて、この無言。

一体なんなの……?

響音「………えっと、身体の具合の方は、大丈夫?」

九神「大丈夫だ。動ける程度には回復している」

響音「そう、良かったよ……もう無理しちゃダメだよ?」

九神「ああ、理解している……というよりも、響音」

響音「……何?」

九神「まず俺に報告することがあるんじゃないか?」

……報告すること?

安価↓2
1、朝永さんの事
2、探索の結果の事
3、以前された質問のこと
4、自由安価

1、選択

響音「えっと……朝永さんの事?」

九神「理解しているならいい。少しは何かわかったのか?」

響音「……まあ、ちょっとした事だけど……」

……とりあえず、昨日の朝食での会話で感じた印象を話した。

九神「……なるほどな。過去に食べ物が食べられなかったことによるトラウマ……」

九神「お前はそう推測するわけか」

響音「うん。朝永さんの感じからして、そうじゃないかなって……」

九神「……ふむ、ではその方向で調べてみる必要があるだろうな」

響音「でも……それだけじゃ何がなんだかわからないよ……」

九神「例えば、貧乏だったから食事にありつけなかったとして、そいつは『食べなければならない』と言う強迫観念に取り付かれると思うか?」

響音「……違う、かな?むしろ食べ物を大切にしそう……」

九神「俺もそう思う。となると、俺の予測では……」

九神「……朝永には、遭難の経験があり、そこで、餓死寸前の危機に見舞われた」

九神「……その中で、『物をずっと食べていないと安心できないという恐怖』が植えつけられたのではないか?」

響音「……確かに、それなら少しは筋が通るけど……」

九神「まあ、気になるのなら、冬崎に聞いてみるのもいいかもしれんな」

九神「事件や事故によってそんな環境に追いやられたのなら、警察も関わっているだろう?」

九神「あいつは事件や事故に関しての記録は大抵頭に入れていると言っていたからな」

響音「……冬崎さんが?」

九神「ああ、あいつは腐っても警察だ。しかもとびきり優秀な」

響音「うん、わかった。聞いてみるよ」

……もしも事件や事故に関わっていたのなら……冬崎さんが知っているかもしれない。

……手がかりは、揃ってきたのかな?

九神と会話
安価↓2
1、……冬崎さんのこと、随分頼ってるんだね。
2、……自分の体調はしっかり管理してよね?
3、少しは見直してくれた?
4、自由安価

2、選択

響音「ありがとう九神君。少し前に進めそうだよ」

九神「それなら何よりだ。お前の役目はそうやって組織の摩擦を軽減することだ」

九神「……その方が円滑に動くことができるからな」

響音「……本当は、朝永さんのことが心配なんじゃ?」

九神「……」

九神「やることが決まったなら、さっさと朝食を食べるぞ。時間は有限だ」

……照れ隠し?

響音「うん。朝永さんのことは心配だよ。友達だしね」

響音「でも、九神君のことだって心配なんだよ?」

九神「俺は心配される必要はないのだがな」

響音「……九神君は、私たちのためなら自分の事を考えなくなるからね」

九神「何を馬鹿な……ただ単に動かせる駒が減るのが困るだけだ」

響音「……自分の体調は、しっかり管理してよね?」

九神「……ふん」

……朝食を食べ終わるまで、九神くんは無言だったけど。

不思議と、居心地は悪くなかった。

【INFO】
・九神の好感度が上昇しました。
・九神との関係が『友人』になりました。

【自由行動 朝】

……さて、九神君から助言を貰ったし、やらなきゃいけないことはわかってきたかな?

九神君も、これから無理をしないでくれるといいなあ。

さて、朝の自由行動はどうしようか?

1、誰かと話す(人物名も指定)
2、購買に行く

安価↓2

2、選択

……久しぶりに購買に行こうかな?

持っている物も少なくなってきたし……

【購買】

モノクマ「おろろ?響音さん?お買い物?」

響音「まあ、そろそろ物が欲しくなってきたしさ」

モノクマ「なるほどね。まあプレゼント交換は友情を深める上では重要なことですからね!」

モノクマ「……まあ、何が出るかは選べないけどね!」

響音「……いっそ突き抜けておかしいモノが出てくるのも面白いかもね」

モノクマ「うんうん、そういうのもガチャの醍醐味だよねえ!」

響音「ただ、本当に変なものだったらあんたに押し付けるから」

モノクマ「……あれ?ひどくない?」

……さて、今回はどのくらい使おうかな?

安価↓2
何枚のメダルを投入する?(5枚まで)
(現在のメダル 14枚)

3枚、選択

3枚でいいや。

ちょっと節約しよう。……前使いすぎちゃったし。

モノクマメダル 14→11

さて、何が出るかな・・・?

安価↓3までコンマ判定。
コンマによって出てくるアイテムが変化

64  阿修羅の涙
95 モノクマ特別引換券
30 トル猫のドロワーズ

……被った。

……この阿修羅の涙とか言う奴が被った。

モノクマ「おやおや、百分の一の確率だっていうのに、持ってるアイテムを引き当てるなんて……」

モノクマ「ついてないね!うぷぷぷ!」

響音「……うるさいよ?阿修羅の涙ぶつけるけど?」

モノクマ「暴力反対だよ!……でも、ラッキーでもあるね!なんせ大当たりの特別引換券も出たんだからさ!」

響音「特別引換券?」

モノクマ「僕が天の声に従って君にアイテムを上げるんだよ!天の声によってはいいものが出てくるよ?」

響音「……あまり期待しないでおくよ」

モノクマ「それじゃあ天の声ー!響音さんにあげたらいい物は何ー!?」

安価↓2
品物名を記入。
オリジナルアイテムも可。(ただしチート臭いものとか来たら勝手に調整が入ります。)

モノクマ「……ふむふむ、これか……」

モノクマ「やられたらやり返す、倍返しだ!いい言葉だよね!」

響音「……何それ?」

モノクマ「というわけで、響音さんには『倍返し饅頭』の贈呈が決まったよ!」

モノクマ「名刺ステッカーも付いてるから遊んでね!」

響音「どうやって遊べばいいの?というか……」

響音「半沢直樹って誰よ!?」

……本当に録でもないものが来てしまった……

まともなものを手にい入れられることがあるのかなあ……?

【INFO】
・以下のプレゼントを取得しました。
「阿修羅の涙」
「トル猫のドロワーズ」
「倍返し饅頭」

【自由行動 昼】

……モノクマによれば、バブルだった頃に希望ヶ峰に在籍していた『超高校級の銀行員』の名前らしい。

……本当にそうなの?嘘くさい……

まあ、一応中身は普通みたいだから食べられるんだろうけど…

……さて、次は何をしようか?

1、誰かと話す(人物名も指定)
2、購買に行く

【トラッシュルーム】

……やっぱりここに居た。

響音「……海東君?」

海東「ん?響音じゃねえか。どうした?こんな臭いところに……」

響音「臭いって……まあ、ゴミ捨て場だしね……」

響音「じゃなくて、少しお話しない?」

海東「まあ、今日の掃除当番の仕事は終わりだからな。お嬢さんに頼まれた分のゴミは燃やし終わったし」

響音「澄々さんに?」

海東「ああ。ここの鍵を持ってるのは俺だからな。俺に頼まないとゴミは処理できねえ」

響音「……悪いこと企んでるんじゃないよね?」

海東「さあ、どうだか?」

海東「……ま、お嬢さんと話すチャンスが増えるのはいい事だしな」

海東「いずれ、二人きりで話したいもんだぜ……」

響音「……でも、話せてないんだよね?」

海東「……まあ、基本的に煩い執事さんがついてまわってるからな」

……そういえば、海東君は澄々さん……いや、澄々財団に接触して何がしたいんだろう?

……それを話してくれればいいんだけどなあ……

安価↓2
1、財団に接触する目的を聞いてみる。
2、……もしかして、澄々さんのことが好きとか?
3、海東君はどうして嘘をつき続けるのさ?
4、自由安価

3、選択

響音「……海東君はどうして嘘をつき続けるのさ?」

海東「前も言っただろ?それが仕事だからだ」

海東「変装師ってのは嘘をつき続けるのが仕事で……」

響音「……それは聞いたよ。私が聞きたいのは……」

響音「……何で海東くんが嘘をつく様な生き方をしてるのかってこと」

海東「…………」

海東「……まあ、強いて言えば、強くなるため仕方なく、かな?」

響音「……強くなるため?」

海東「そ、昔々、ある所に男の子と女の子がいましたとさ」

響音「……唐突にどうしたの?」

海東「黙って聞いとけ。……女の子は優しい心を持っていましたが、それ故に、いろんな人に騙されていました」

海東「男の子は、そんな女の子を守るために、逆に女の子を騙した相手を騙すことにしました」

海東「……ですが、その女の子は嘘を良しとしない女の子でした」

海東「女の子は男の子に言います。『もう嘘をつくのはやめて』と」

海東「でも、男の子は嘘をつくのをやめませんでした」

海東「……女の子を守るためには、嘘の鎧が必要だからです」

響音「…………」

響音「その男の子って、海東君のこと?」

海東「……さあ?もしかしたらこの話も嘘っぱちかもよ?」

響音「……つまり、海東君は何かを守ろうとして、嘘つきになったって事?」

海東「……昔の話だよ」

海東「……それに、結局守れてねーしな」

響音「……海東君……」

海東「……まあ、そんなことはどうでもいいだろ?」

海東「俺には目的がある。その目的を果たすまでは……」

海東「嘘の鎧を着続けてやるさ」

……海東くんの目的……

それは一体、何なんだろう?

安価↓2
プレゼントをする?
1、渡す
2、渡さない

1、選択
『スモールライト』
『阿修羅の涙』 ×2
『プロジェクトゾンビ』
『トル猫のドロワーズ』
『倍返し饅頭』

どれを渡す?
安価↓2

1、『阿修羅の涙』をプレゼント

響音「……そうだ、海東君。これ、いるかな?」

海東「……何だこりゃ?宝石か?」

響音「うん。ダブったから」

海東「ダブったって……ストレートに言うなよ……」

海東「まあ、外に出たとき売れば金になるかもな……」

響音「そっちだって外に出たとき売ろうとしてるじゃん!」

海東「はは、冗談だよ。まあ、飾りくらいにはなるかもな」

海東「一応感謝しておくぜ?」

……まあまあ喜んでくれたかな?

海東「さてと、それじゃあ仕事も済んだし、しばらく休むとするかね」

響音「海東君!」

海東「……何だよ?」

響音「……何かあったら、相談にのるよ?」

海東「……覚えてたら聞いてもらうよ。じゃあな」

【INFO】
・海東の好感度がやや上昇しました。
・通信簿が解放されました。
『嘘をつき続けるのは、何かを守ろうとした結果らしい。
 今も嘘をつき続けるのは、その何かを未だに守っているからなのか……?』

【自由行動 夕】

……海東君のこと、少しはわかったのかな?

……ううん、多分まだまだだ。ちょっと話しただけで、あの嘘の鎧を崩せるとは思わない。

……さて。今日は時間的にこれが最後の自由行動になるかな?

さて、どこに行こう?

1、誰かと話す(人物名も指定)
2、購買に行く

安価↓2

【娯楽室】

冬崎「真ん中を……狙って放つ!」

娯楽室の中に入ってみると、冬崎さんがダーツで遊んでいた。

……投げ方がやたらとヘロヘロしてるのは気のせいだ。

響音「……冬崎さん?」

冬崎「お?響音ちゃんじゃないっすかー。遊びに来たんすか?」

響音「いや、そういうわけじゃないよ……」

響音「というか、冬崎さん……パソコンの解析は?」

冬崎「あー、あれっすか?やっぱり適当に遊んで力抜かないと能率悪いんすよ!」

冬崎「いやー、よくよく考えてみれば、普段の仕事も遊んで力抜いてからやってるから超効率良かったんすよ」

冬崎「パソコンの解析を強いられているんじゃ能率なんて悪くなる一方っすからねー」

響音「か、軽い……この前までのシリアスな冬崎さんはどこに……」

冬崎「……ま、完全に吹っ切ったわけじゃねーんすけど」

そう言うと、一瞬だけ、冬崎さんは悲しそうに目を伏せた。

冬崎「でも、悲しんでヤケクソになったところで、ロクな結果にならないってのは姐さんも言ってたことっすからね」

響音「冬崎さん……」

冬崎「そんじゃ、響音ちゃん。せっかくだからお話するっす!」

……そうだ。冬崎さんに話したいことがあったんだ。

それは……

安価↓2
1、朝永さんの事について
2、ヘンリーのことについて
3、パソコンのことについて
4、自由安価

1、選択

……九神くんの言ってたこと……それを冬崎さんに聞いてみよう。

響音「えっと……冬崎さん。ちょっと重い話なんだけどね……」

冬崎「……響音ちゃんこそ、やたらとシリアスモードじゃないっすか」

冬崎「何か、あったっすか?」

響音「……実は……」

……私は、九神君と朝永さんについて話したことを話した。

冬崎「……なるほど、事故、事件に巻き込まれて、被害者が餓死寸前まで追い込まれた事件、っすか……」

響音「うん。何か知らない?」

冬崎「悪いけど……それだけじゃ何も……」

響音「わからないよねえ……」

冬崎「いや、そうじゃなくて……」

冬崎「そういう事例は幾つもあるっすからねえ……候補が多すぎて逆に絞り込めないっすよ……」

候補が多すぎるって……本当にどれだけのことを覚えてるんだろう?

冬崎「ま、RPGのドロップアイテム取得確率を小数点まで覚えていられるような人間っすからね」

響音「記憶力の無駄遣いすぎるよ……」

冬崎「……それなら、あの書庫を調べてみる必要があるっすね」

響音「書庫って……図書室の奥の?」

冬崎「そうっす。あそこには極秘事件のファイルの他に…」

冬崎「……一部の事件の被害者の名簿が載ってたっすからね。超個人情報。プライバシーガン無視の」

響音「そんな危ないものがあったの!?」

冬崎「まあ、事件に巻き込まれたんだとしたら、載ってる可能性はあるっすからね。調べる価値はあるっすよ?」

冬崎「……ま、あたしが適当に調べておくっすから、響音ちゃんはゆっくり待ってるといいっす」

響音「そんな……冬崎さんに無理させられないよ。パソコンの解析だって……」

冬崎「そんなことより、朝永ちゃんのことのほうが重要でしょ?」

冬崎「……あたしだって、朝永ちゃんを助けたいんすよ」

響音「……冬崎さん」

冬崎「人の好意は素直に受け取るもんす」

響音「分かったよ。でも、無理はしないでよね?」

冬崎「OK!この真白ちゃんにお任せあれっ!」

……冬崎さんに、事件ファイルを調べるのを任せた。

……無理しないといいけど……

プレゼントをする?
1、渡す
2、渡さない

2、選択

冬崎「響音ちゃんも、無理はしちゃダメっすよ?」

響音「分かってるよ……というか、九神君や冬崎さんに比べたら、こんなの全然無理じゃないし」

冬崎「……やっぱり、肩に力が入りすぎてたんすかねえ?」

響音「うん。見てて分かった」

冬崎「はあ、あたしってば、適当にのらりくらりと人生は過ごしたかったんすけど……」

冬崎「そんな風にうまくはいかないんすね」

冬崎「意識してないのに力が入っちゃうとか……」

響音「まあ、冬崎さんは常に脱力状態じゃないと冬崎さんって感じがしないしね」

冬崎「何気にひどいこと言われたっすー!」

【INFO】
・冬崎の好感度が上がりました。
・冬崎が書庫で調査を開始しました。調査完了まで自由行動で話しかけることができません。

【響音の部屋】

さて、眠くなってきたし、そろそろ寝よう。

……冬崎さんに全部任せてきちゃったけど、大丈夫かなあ?

本人はいいって言ってるけど、心配だなあ……

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『えー、校内放送でーす。 午後10時になりました。ただいまより“夜時間”になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』

……自分も書庫で調べたほうがいいのかな?

……まあ、とりあえず今日はもう寝よう。

それじゃ、明日の起床時間はどうしようかな?

安価↓2
1、早め
2、普通
3、遅め

2、選択

……普通の時間に起きよう。

そういえば、この時間なら冬崎さんも食堂にいたよね……

その時に結果を聞けないかな……?

……眠い。寝よう。

おやすみなさい……

【INFO】
・十六日目が終了しました。

【モノクマげきじょう】

モノクマ「この時期はお酒を沢山飲まされるから困るよね……」

モノクマ「お酒が苦手な人にとってはやっぱり忘年会シーズンは辛いよ……」

モノクマ「まあ、そのへんに理解ある人がいる職場ならすごい助かるんだけどね」

モノクマ「さて、それじゃあ今回は……」

モノクマ「……まずい、本気でネタがなくなってきたぞ……」

モノクマ「……まあいいや。とりあえず今は緊急で連絡しなきゃいけないこともないし」

モノクマ「たまにはボクも楽したいしね!」

モノクマ「だから、自由行動最終日は、何の目安もない状態で進んでみるといいさ!」

モノクマ「まるで、灯台の明かりが見えない状態でね、うぷぷ!」

それじゃ今日はここまでです。
少しお酒が入ってる状態でSSを書くと頭痛がやばい。
ので、薬を飲んでさっさと寝ることにする。明日休みだし。

それでは次回はおそらく月曜日になると思います。
自由行動最終日(予定)。まあ運がよければ前見たく延長されるかもね!
それではお疲れ様でした。

お疲れ様です。
時間が空いたので、今日の夜21時から開始していきたいと思います。
よろしくお願いします。

―――コロシアイ学園生活、17日目。

【食堂】

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

……さて、朝だ……

冬崎さんに頼んだ調べものだけど……さすがにまだ終わってないよね?

でも、進行状況とかも聞いておきたいけど……

【食堂】

AM 8:00

……冬崎さんは……あ、居た……

……なんかちょっと眠そうな感じだなあ……

大丈夫かな?……こうなったのは自分のせいだけど……

1、冬崎
2、姫月
3、朝永
4、火ノ宮
5、澄々&鳴神

安価↓2

4、選択

……さすがに疲れてそうだし、そっとしておこうかな?

ていうか、昨日今日で結果が出るとは思わないし。

火ノ宮「……響音」

……と思ってたら、火ノ宮くんに話しかけられた。

響音「あ、火ノ宮君。おはよう」

火ノ宮「おはよう。……少し話したいことがあるんだが、いいか?」

響音「うん。別に大丈夫だけど……朝永さんの事?」

火ノ宮「ああ……そちらでは何かわかったことはあるか?」

響音「一応、気になったことがあって、その事を今調べてるところだけど……」

火ノ宮「そうか、俺も俺で、朝永の食事の時に話を聞いているが……」

火ノ宮「……重要な話に入ろうとすると、すぐに逃げられてしまってな」

響音「えっと……直接聞いてるの?」

火ノ宮「……まあな。できる限り、遠まわしに質問にしているが……」

響音「……何というか……不器用というか……」

安価↓2
1、今日は朝永さんと一緒じゃないんだね?
2、……で、話を聞いてわかったことはあったの?
3、自由安価

3、選択

……まあ、朝永さんに当たってみる人もいるだろうしなあ……

おいしい料理の作れて、朝永さんにすごい懐かれてる火ノ宮君なら自分から打ち明けてくれるかもしれないし。

……そう思って、配膳してある朝食……今日は鮭の塩焼きとか、味噌汁といった和食だった。

それを一口食べる。

……うん。やっぱり美味しい。

火ノ宮「……鮭の塩加減はどうだ?辛くはないか?」

響音「ううん、ちょうどいいよ。ご飯の硬さも最高だし、味噌汁も味わい深いと言うか何と言うか……」

響音「安心する感じ、かなあ?」

火ノ宮「そうか、良かった」

火ノ宮「……おいしい料理を食べている人間が浮かべる笑顔とは、心からの笑顔のはず」

響音「……火ノ宮君?」

火ノ宮「……響音、自惚れのようなことを言ってしまうが……」

火ノ宮「俺の腕は、仮にも超高校級と評価されたものだ」

火ノ宮「……なのに、朝永の心からの笑顔を呼び起こすことができない……」

火ノ宮「……一体、何でなんだろうな?」

響音「…………」

……火ノ宮君……

大丈夫、この料理はとても美味しい。

何というか、料理は愛情っていうのが良く伝わってくる。

……それは自惚れでもなんでもない。

【INFO】
・火ノ宮の好感度が少し上がりました。

【自由行動 朝】

美味しい朝食も食べて、元気もいっぱいになった。

よし、今日も気合を入れて頑張らないと!

……といっても、気になることは結構あるんだけど。

さて、今日は何をしようかな?

1、誰かと話す(人物名も指定)
2、購買に行く

安価↓2

1、殺陣山と会話 選択

【図書室】

……冬崎さんの様子が気になって、図書室に行ってみると。

予期せぬ人物がいた。

殺陣山「…………」

響音「……何であんたがいんの?」

殺陣山「居て悪いのか?」

響音「いや、てっきり美術室に立てこもってるのかと……」

冬崎「……そいつはあたしが答えるっすよ、響音ちゃん」

響音「冬崎さん……」

……奥の書庫から冬崎さんも現れた。

冬崎「……あたしが資料を漁ってたら、いつの間にかこいつもここにいたんすよ」

殺陣山「僕だって読書をしたい時もある。別に構わないだろう?」

殺陣山「……お前が危惧している、書庫の本にも手はつけてないわけだしな」

冬崎「……あたしが見てないところで何かしてるかもしれないっすけどね」

殺陣山「最近は夜にきちんと寝る事にしている。寝不足の状態で裁判に出るのは避けたいからな」

殺陣山「前回それだけが辛かった」

響音「……人の生死がかかってるのに、よく言うよ」

殺陣山「あの裁判の結果死んでもよかったからな」

冬崎「……ま、頭のネジがぶっ飛んでる相手と話しても無駄っすからね」

殺陣山「冬崎……最近、お前の言葉が辛辣になってきた気がするが」

冬崎「親友の遺体を実験台のように扱った」

冬崎「……それだけでも十分な理由っす」

殺陣山「そうか、まあ、僕としてもお前と話す理由は今のところないから構わんが」

……二人共、なんか険悪だなあ。

……とりあえず、何かを聞いてみようか?

冬崎さんは現在進行形で調べ物中だし、殺陣山も可能性は低いけど、なにか思いついてるかも……

1、冬崎に話を聞いてみる
2、殺陣山に話を聞いてみる
3、険悪ムードになることを覚悟して、このメンバーで一緒に話してみる。
4、自由安価

安価↓2

3、選択

響音「え、えっと……」

響音「二人は、朝永さんに関して何かわかったことはあるの?」

冬崎「……あたしはまだ、資料を調べてる段階っすから、何も言えないっす」

殺陣山「ああ、それについてだが……」

殺陣山「一つ、気づいたことがあるぞ?」

……まさかの、期待してなかった方からの言葉が。

冬崎「……あんたが?」

殺陣山「ああ、一日中奴のことを考えていたからな。少し位は思いつくさ」

冬崎「その言い方だと朝永ちゃんのストーカーっぽいんすけど……」

響音「殺陣山……その思いついたことって……」

殺陣山「……昨日、一日中考えて出した結論なのだがな……」

殺陣山「あいつには、磔が似合うと思わないか?」

響音&冬崎「……は?」

殺陣山「磔ならば、全身を使って処刑の絶望の瞬間を表すことができる」

殺陣山「そして、磔というのは聖人の処刑として有名だからな」

殺陣山「そこからうまくアレンジを加えれば、歴史的な物になると思うのだが……」

冬崎「……殺陣山。少し黙ってるっす」

殺陣山「……といっても、この学園内で手に入るもので出来る事などたかが知れてるが……ごふっ」

冬崎「……黙れ」

……冬崎さんの声がひときわ低くなったと思うと。

冬崎さんの拳が殺陣山の頬に入った。

殺陣山の軽い体はそのまま本棚の方まで吹っ飛んでいった。

……殺陣山湊、KO。

冬崎「はっ、後ろから殴られた時は遅れを取ったっすけど、正面からならこんなもんっす」

響音「し、死んでないよね?」

冬崎「生きてるよ……手加減はしたっすから」

……というか、冬崎さんはインドア派じゃなかったのか?

冬崎「ま、一応警察っすから、一定の格闘術は護身用として身につけてるっす」

響音「そ……そう……」

冬崎「ま、前回の仕返し、って所っすね」

冬崎「……響音ちゃん」

響音「な、何?」

冬崎「……今なら響音ちゃんの気持ちがわかる気がするっすよ。こいつは死人の気持ちなんか何も考えてない」

冬崎「……立花ちゃんの時や、ヘンリー君の時、んで、朝永ちゃんへの今の発言」

冬崎「……こりゃ、激おこっすね」

響音「……うん」

冬崎「……姫月姐さんのところに片付けておいて欲しいっす。そのゴミクズ……じゃなかった、殺陣山を」

冬崎「あたしはちゃちゃっと続きを始めるっすから」

響音「……わかったよ」

……殺陣山への冬崎さんの好感度が、更に下がった気がする。

これは殴られても仕方ないよ……

というか………殺害方法を話すなんて……

殺陣山……まさか朝永さんを……

【INFO】
・冬崎の好感度が少し上昇しました。
・殺陣山の好感度は変動しませんでした。
・冬崎と殺陣山の関係が、『険悪』になりました。

【自由行動 昼】

……殺陣山をとりあえず保健室の中に放り込んで。

姫月さんを呼んでおいた。

姫月「……冬崎め、面倒事を起こして…」

…呆れ顔をしていたけど。

とりあえず、軽い打撲とかそんなのだった。

骨とかが折れてないあたり、本当に手加減してたんだ……

…さて、私は何をしよう?

1、誰かと話す(人物名も指定)
2、購買に行く

安価↓2

1、澄々と会話

【物理室】

……何となく物理室に足を運んでみると、目に付いたのは、モップやら箒やらの掃除用具。

こんなものを持ち込むのは……

澄々「あら、響音さん」

やっぱり、澄々さんだった。

鳴神「……こんにちは、響音さん」

響音「二人共、こんにちは。……やっぱり……」

鳴神君も一緒。やっぱり日課の掃除中か。

澄々「ええ、こういう物が多い所は家具の隙間に埃やチリなどが積もっていることが多いですから」

澄々「やることはいっぱいありますわ」

響音「なるほどね……」

……物理室の周りを見回してみると、いろいろと物を動かした跡がある。

やっぱり重労働っぽいなあ……

そうやって周りを見回していると……

響音「……鳴神君?」

鳴神「……どうかなされましたか?」

……何というか……鳴神君の様子……

まるで、何かを警戒しているような……?

何か、あったのかな?

安価↓2
1、……何か警戒してるの?
2、海東くんと何かあった?
3、……掃除の……チェック?
4、自由安価

、選択

響音「……掃除のチェックでもしてるの?」

鳴神「え……?」

鳴神「……ええ、まあ……一応見落としがないかを」

澄々「ふふ、このわたくしの掃除ですもの、塵一つ残ってないはずですわ」

響音「確かにね。澄々さんの掃除のおかげでいつでも綺麗に過ごせるよ」

響音「……でも、前から気になってたんだけど……」

響音「普通、お金持ちのお嬢様って、メイドさんとかに掃除はやらせるものじゃないの?」

澄々「まあ、普通はそうですわ」

澄々「ですが、わたくしは昔から掃除に関しては自分でやることにしていましたから」

響音「どうして?」

澄々「……掃除と称して、自分の部屋を好き勝手に弄られるのが気に入りませんでしたから」

響音「ああ……ちょっと分かるかも。お母さんに自分の部屋の掃除をされると言いようのない感覚が……」

澄々「お母様は掃除はしませんでしたけど……まあ、他人に自分の領域を荒らされるのは嫌ですわよね?」

澄々「そうやって掃除をしているうちに、何というか……汚れたものが綺麗に生まれ変わる様子を見て……」

澄々「……はしたないのですが、何というか……」

澄々「興奮……してしまって……」

響音「す、澄々さん?」

澄々「……それに、真っ白だった雑巾が汚されていく様子を見ていくと、わたくし……わたくし……」

……何か、恍惚とした表情になってるけど……

鳴神「……お嬢様。少々だらしのないお顔になっていますが……」

澄々「はっ!?」

鳴神「…………」

響音「…………」

澄々「ご、ごめんなさい、わたくしったら……」

響音「い、いいよ!掃除に対する情熱は伝わってきたから!」

澄々「別にこれは掃除用具に欲情するとかそういうものではありませんの!」

響音「誰も思ってないよ!?」

鳴神「お嬢様、落ち着いてください」

鳴神「……まあ、こんな風に、掃除に関しては、何というか……」

鳴神「……へ……とても一途な方なので、誤解はしないでくださいね」

……鳴神君、一瞬偏執的とか言おうとしてなかった?

と、ともかく……掃除が好きになった理由はわかった気がする……

プレゼントをする?
安価↓2
1、する
2、しない

2、選択

澄々「と、とりあえず、今日はここまでにしましょう!」

鳴神「……ええ、そうしましょうか」

響音「うん、そうした方がいいと思うな……」

鳴神「……引かないであげてくださいね」ボソ

響音「……大丈夫……いい人なのはわかるから……」ボソ

澄々「……何か言いました?」

鳴神「いえ、何でもありません」

鳴神「掃除用具は私がお持ちしますので、何も持たずに出てください」

澄々「お願いしますわ。鳴神さん」

響音「大丈夫?手伝おうか?」

鳴神「いえ、女性に手伝わせるわけにはいきませんから」

鳴神「……そうだ、お嬢様」

澄々「何ですの?」

鳴神「しばらく、私から離れないように。お願いします」

澄々「いきなりなんですの?」

鳴神「……お願いします」

澄々「……はい。分かりましたわ」

響音「……?」

……どうしたんだろう、鳴神君。

確かに、執事が主人と一緒にいるのは普通だけど……

何で念押ししたのかな?

【INFO】
・澄々の好感度が上がりました。
・鳴神の好感度が少し上がりました。

【自由行動 夕】

何というか、澄々さんはいつも通りだった。

……ただ、鳴神くんの様子がちょっと気になったかな?

思い過ごしかもしれないけど……

……さて、それじゃあ今日は時間的に最後の行動になるかな?

どうしようか?

1、誰かと話す(人物名も指定)
2、購買に行く

安価↓2

1、姫月と会話

【保健室】

……朝に殺陣山を押し付けてしまったから姫月さんが心配だ。

一応保健室に行ってみるとしよう。

響音「えっと……姫月さん……?」

姫月「……響音かい?」

朝永「妙夢ちゃん!」

響音「あれ?朝永さん?どうしてここに?」

朝永「うん。ちょっと落ち着けるところに行きたくて……」

姫月「で、あたし以外誰もいないここに来たんだと」

響音「そういえば……殺陣山はどこに?」

姫月「あいつなら目を覚ますとさっさと部屋に帰ったよ……反省してるかどうかは知らないけどさ」

朝永「うーん……殺陣山君がいるんなら一緒に火ノ宮くんが作ってくれた焼売食べようっていったのにな~」

姫月「言っとくけど、保健室は飲食禁止。食うなら食堂でね」

朝永「……食堂にいると、火ノ宮くんが煩いんだもん……」

響音「煩い?」

朝永「うん!美味しくご飯食べてるのに、いろいろ聞いてくるんだよ~、集中できないよ……」

……火ノ宮君、何か年頃の娘にウザがられるお父さん見たくなってる……

響音「……一応、朝永さんのことを心配してるんだと思うよ」

朝永「……それは、わかるけどさ……」

響音「ちゃんと話は聞いてあげたほうがいいと思うよ?」

姫月(……火ノ宮が父親なら、響音は母親だね、こりゃ)

1、(姫月に)殺陣山以外に怪我人とかは出てません?
2、(朝永に)火ノ宮君に何を聞かれたの?
3、自由安価

安価↓2

……そういえば、何というか……

響音「……姫月さんから、何かの匂いが……」

姫月「ん?どうしたんだい?」

響音「なんというか……」

響音「……アルコール臭い?」

朝永「お酒?」

響音「違うよ……」

姫月「消毒液のことかい?」

姫月「まあ、さっきまで消毒の作業をやってたしね」

響音「消毒って……なんのです?」

姫月「さっき殺陣山の治療とかに使ったピンセットの類。ま、念のためだね」

姫月「放置しといて菌が繁殖する可能性もあるし……」

響音「……マメですね……」

姫月「少しでもリスクは下げるに限るよ。もっとも、そのせいで損したこともあるんだけど」

朝永「損?」

姫月「例えば、健康を気にして食事制限をやってたら美味しいものを食べ逃したり」

朝永「それはやだ!」

響音「なるほど……」

姫月「だから、私は太ってなんかないんだからね……?」

ね、根に持たれてる……

安価↓2
プレゼントをする?
1、あげる
2、あげない

安価↓2
誰にプレゼントする?
1、姫月
2、朝永
3、両方

二人にプレゼント
『スモールライト』
『阿修羅の涙』
『プロジェクトゾンビ』
『トル猫のドロワーズ』
『倍返し饅頭』

どれを渡す?
姫月 安価↓2
朝永 安価↓4
被った場合は安価下。

姫月 スモールライト
朝永 倍返し饅頭 
をプレゼント

響音「え、えっと、よければこれどうぞ!」

姫月「……また変なものじゃないだろうねえ?」

朝永「あ、いいなあ!」

響音「朝永さんにもあるよ。はい、これ」

朝永「おお!お饅頭だ~」

倍返しって書いてあるのはスルーか……

……夕食前だけど、こういうのは朝永さんが好きそうだし、まあいいだろう。

響音「晩御飯を食べてからだよ?また火ノ宮くんに怒られちゃうし……」

朝永「あ……そうだね。うん。我慢するよ……」

朝永「火ノ宮君を困らせたくないし……」

姫月「……あたしは……何これ?ライト……か?」

響音「はい、ちょっと小さいんですけど……」

姫月「いや、こういうのは手術とか細かい作業には便利なんだ」

姫月「ありがとう。たまにはいい物をくれるじゃないか」

朝永「うん!ほんとにおいしそうだし……」

響音「た、たまにはって……」

良かった……喜んでくれたみたいだ……

【INFO】
・朝永、姫月の好感度が大きく上がりました。
・スキル「幸せ探し」が発動しました。
モノクマメダル×11→13
・プレゼント『スモールライト』『倍返し饅頭』を消費しました。

【響音の部屋】

姫月さんと朝永さんが喜んでくれてよかったな……

……そういえば、冬崎さんは今も調べものかな?

私は事件ファイルの調べ方なんてよくわからないけど……どのくらいで終わるんだろう?

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『えー、校内放送でーす。 午後10時になりました。ただいまより“夜時間”になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』

……とりあえず、今日はこれで終わりかな……

さて、眠るとしよう……

明日は何時頃に起きようかな?

安価↓2
1、早め
2、普通
3、遅め

3選択

たまにはゆっくり寝ようかな。

……寝坊してもいいくらいの気持ちで……

おやすみなさい……

直後コンマにて判定
80以下の場合、明日、モノクマが動機を提示

ボブさんは早めに設定してるで




「ひゃくおっくえーん!」

「古今東西、殺人の動機の基本は『金』だよね!」

「……え?原作をなぞるだけじゃツマラナイ?」

「じゃあ大盤振る舞いだよ!」

「『おまけ』もつけちゃうからね!うぷぷぷ!」

【INFO】
・十七日目が終了しました。
・自由行動パートが終了しました。明日から事件発生パートです。

【モノクマげきじょう】

モノクマ「立花さんや花咲さん……絶望の痕は大きいみたいですね」

モノクマ「いいよね。そういうの」

モノクマ「ということで、初のオリジナル動機登場だよ!」

モノクマ「といっても半分は百億円だから、純粋にオリジナルとは言えないのよね……」

モノクマ「でも、百億円で動きそうな人がいな……ゲフンゲフン」

モノクマ「……まあ、裏事情はどうでもいいでしょう」

モノクマ「それじゃあ今回の事件だけど……みんなの予想通りですね」

モノクマ「三章の恒例行事として、ああなると思います!」

モノクマ「ああなるって何だよって?もう、知ってるくせに何いってんのさ!」

モノクマ「と、いうことで……」

モノクマ「一気に間引いちゃう感じでいくと思うんでよろしくねー!」

モノクマ「うぷぷぷ……さて、次回のコンマ神はどんな審判を下すのかなー……」

ということでお疲れ様でした。
たまに日曜日にはじめるとこの安価争いの熾烈さだよ!
自由安価が来た際にどう裁くか考えるのはこういうスレの醍醐味だと思います
連発は避けたいけどな!

次回は月曜、というか今日になりますが、自分のモチベーション次第では火曜か水曜になるかも。
フリマで売ってたポケモンカードゲームGB2が楽しい(小並感)

それではお疲れ様でした。

お疲れ様です。
今日はポケモンカードゲームGB2やるから休みます。
すまんね。あまごいカメックスデッキで蹂躙するの楽しい

次回は明日やりたいと思います。
よろしくお願いします。

悪いっす……
今日はやっぱり無理かも……

次回更新前にお知らせするんで気長に待っててください

えーと……業務連絡ですが……
仕事と家の事情で年末年始の間は更新できないと思います。
挨拶回りとかいろいろありまして……
よって、次回は来年の4日以降となると思います。
ただ時間を見つけたら少しずつ進めるかも。

それでは連絡のみですが失礼します。
あと俺はリア充じゃないよ!リア充だったらSSの事を一日中考えて過ごさないよ!

そう言えば恒例の超高校級の???がいないな
戦刃みたいに後から出てくるのか、丸々出てこないのか…
出てきてほしいな(希望

あけましておめでとうございます。
遅くなりましたが今年もよろしくお願いします。
本年のスレ開始は5日からスタートしたいと思います。
4日からのはずだって?知らんな。

>>650
多分超高校級の???は出ません。
だって存在自体が生存フラグみたいなものだから……
新シリーズやることになったら幸運枠と似たような感じでつくるかもね。

そういえば、せっかくVITAを買ったので、年末年始はわずかな時間を見つけてリロードをやってたんですが、やっぱり本家は絶望の与え方がちげーや!
2をやって、改めて磯の香りのデッドエンドや狛枝さんの凄さを実感。
これを見てると思うわけですよ。もっと絶望を与えられるようになりたいって。
ということで今年の目標は『絶望を与えられる人間になる』で行きたいと思います。

まあ更新速度はまた遅くなりそうですが(1がまだ二章終了の辺りだしスクールモードやりたいし)よろしくお願いします。

お疲れ様です。
では明日は23時に始めたいと思います。よろしくお願いします。
これくらいしか出来そうな時間がないのです……すまぬ。

はじめんべ。
あとパンツハンター響音は生まれないと思うよ。すまんな。

~コロシアイ学園生活 十八日目~

【響音の部屋】

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

……いつも通りにモノクマのアナウンスで始まった学園生活。

今日はゆっくり寝てたいなあ……と思って布団の中で渋っていると……

ピンポーン……

とチャイムが鳴り、来客があることを伝えた。

……こんな朝早く、誰だろう。

響音「……はい?」

目を擦りながら、ドアの方へと向かった。

そして、ドアを開けてみると……

火ノ宮「……おはよう、響音」

響音「火ノ宮君?どうしたの?朝食の用意をしてるんじゃないの?」

火ノ宮「あれ自体は前日に仕込んであるから直ぐに終わる。……少し、お前に用があってな」

火ノ宮「食堂に一緒に来てもらっていいか?少し相談したいことがあってな……」

響音「相談?まあやる事もないし……」

響音「大丈夫だよ、一緒に行こう」

火ノ宮「すまないな」

【食堂】

火ノ宮「相談、というのは……朝永の事なんだが……」

響音「朝永さん?」

火ノ宮「ああ、俺もあれから朝永の手助けになればと、考えてやってきたのだが……」

火ノ宮「……最近、朝永に避けられるようになってしまった気がしてな」

響音「ああ……そういう事……」

……昨日、朝永さんも言ってたしなあ……

火ノ宮君が色々聞いてくるから困るって……

響音「……確かに、火ノ宮君は朝永さんに対して過保護すぎる気がするかも……」

火ノ宮「やはりそうなのだろうか……」

響音「まあ、それが悪いとは言わないけどね……それだけ朝永さんのことを心配してるんだろうし……」

響音「朝永さんも火ノ宮君のことは信頼してるみたいだしね」

火ノ宮「そう言ってくれれば助かるが……」

響音「まあ、朝永さんに関してはこれから考えていこうよ……」

響音「……やっぱり、朝永さんのことは私も心配だしさ……」

冬崎「おはよーっす!」

……火ノ宮くんと話していると、食堂の入口から声がする。

響音「冬崎さん……?」

火ノ宮「冬崎?お前がこんな時間に来るなど、珍しいな?」

冬崎「えっと……家族会議っすか?」

響音「違う!」

火ノ宮「何故そうなる……」

冬崎「……まあいいや、響音ちゃんと火ノ宮君、ちょうど良かったっす」

冬崎「話したいことがあったから、早めに来たんすけど……二人ともいるんなら大丈夫っすね」

火ノ宮「話したいこと?」

響音「それって……」

冬崎「そう、響音ちゃんの予想通りっす」

冬崎「……見つけたっすよ。朝永ちゃんの過去を知るためのカギを」

【図書室】

朝食を終えたあと、冬崎さんは火ノ宮君と私を連れて、図書室へと向かった。

冬崎「さて、とりあえず奥の書庫に入るっす」

……冬崎さんに案内されて、私たち二人は奥の書庫に入る。

冬崎「一応、周りに誰も居ない事を確認してもらっていいっすか?」

火ノ宮「ああ、構わないが……何故だ?」

冬崎「ま、何というか……デリケートな話題っすから……」

響音「やっぱり、朝永さんは何らかの事件に巻き込まれてた過去があったってこと?」

冬崎「事件、というか事故なんすけど……とりあえずこれを」

そう言って冬崎さんが取り出したのは……

響音「『太平洋沖日本船舶沈没事故』……?」

火ノ宮「これは確か……三年程前の事件ではなかったか?」

響音「うん、そうだよね……ニュースで一時期取り上げられてたし……」

冬崎「そう、世間的にもなかなか有名な事件っすよね」

冬崎「太平洋沖を航行中の日本籍の船舶が、何らかの原因で沈没……」

冬崎「……また、何らかの理由で救助隊の派遣も遅れ、生き残った人間は少数」

冬崎「そして、生き残った人物の中に、救出までに二週間かかった人物がいるっす」

冬崎「……救命ボートの上で漂流していたところを、ね」

響音「もしかして、それって……」

冬崎「その事故によって家族を失い、親戚である朝永家に引き取られた、当時中学生の女の子……」

冬崎「……旧姓『羽藤蛍』(はとうけい)……」

冬崎「現在の名前は、朝永蛍、そして、三年前に中学生なら……」

火ノ宮「……現在は高校生、つまり……」

響音「朝永さん……」

冬崎「……ほぼこれで間違いないと思われるっすね」

……つまり……朝永さんは……

極限状態での生活を二週間以上していた?

火ノ宮「……二週間の間、飲まず食わずの生活、か……」

冬崎「というか、これで生きていられるのもびっくりっすけどね。……まさか、これが『幸運』とか?」

火ノ宮「いや、事故に巻き込まれている時点で不幸だと思うがな……」

火ノ宮「あいつ自身はどこにでもいる少女に過ぎん。……少々運がいいだけだ」

響音「でも……これが原因で食べ物に対して執着するようになったのかも……」

響音「……一応、話としてはわかるけど……」

冬崎「まあ……ともかく、これが朝永ちゃんの情報っす。……で、これからどうするんすか?」

響音「どう……って?」

冬崎「……朝永ちゃんのバックグラウンドは分かった、で、あたし達はどうするのかって話っすよ」

冬崎「下手にトラウマをいじくりまわすわけにもいかないっしょ?」

火ノ宮「うむ……だが、知ってしまった以上、何もしないというわけにもいかないだろう……」

響音「うん………とりあえずは朝永さんと話はしたいと思うけど……」

響音「こんなの……どうすればいいんだろう……」

冬崎「放っておくのも一つの手っすけど……多分モノクマもこの事には気づいているっすからねえ……」

冬崎「あいつが余計なことをするってのが一番怖いんすよね……」

『えー……ピンポンパンポーン!』

……噂をすれば影、だろうか。

私たちの耳に、あの不快で能天気な声が響いた。

『えー、生徒諸君、朝から色々やって、意欲に溢れた学生らしい生活をしているようですが……』

『今日はね、見せたいものがあるから体育館に集まって欲しいんだよね!』

響音「見せたいもの……って……」

火ノ宮「……おそらくは、動機だろうな……」

冬崎「ちっ、こんな時に……」

『つーわけで、さっさと体育館に集合してください!』

『来なかった場合は、アイアンクローで顔鷲掴みにされても文句言わないでよ!』

『うぷぷ!じゃあ後でねー!』

プツン、という音と共に、モノクマの声は途切れた。

……あとに残されたのは、不安、そして絶望。

冬崎「……ともかく、行くしかないっすね。何されるかわかんないっすから……」

響音「……うん……」

火ノ宮「……」

胸の中に暗い感情を渦巻かせたまま、私たちは体育館へと向かった。

【体育館】

九神「……冬崎、響音、火ノ宮。遅かったな」

冬崎「悪いっす、ちょっと調べ物で」

九神「……なるほど、例の事だな?」

火ノ宮「例の…?ああ、朝永の……」

朝永「…………私?」

響音「あーっ!朝永さん!大丈夫!?」

朝永「あ、妙夢ちゃん、大丈夫って……、何が?」

響音「え、えっとー……お腹減ってたりしないかな、ってさ」

朝永「う~ん……ご飯は食べたばっかりだし、しばらくは大丈夫……かな?」

響音「そっか!良かった!」

冬崎「……火ノ宮くんは少し考えて物を言ったほうがいいっすね」

九神「全くだ」

火ノ宮「……すまん」

姫月「……あんたら、朝から騒がしいねえ……」

ボブ「まあ、これくらい元気がある方がいい。全員が通夜みたいな状態では困るからな」

響音「まあ、少しでも前向きにならないといけないですから……」

ボブ「その通りだ。……これから何が起こるか分からんからな」

響音「………」


『えー、集まったみたいだね!』


そう声がすると、前の方の教壇から、モノクマが飛び出してくる。

……もう既に慣れた光景だ。

モノクマ「いやー、やっぱり皆は優秀な生徒達だよ!言われたことにはきちんと従う、すばらしいね!」

モノクマ「ま、それがゆとりを超えたさとりにつながる可能性もあるんだけどね。自分で考える能力の欠如ってヤツ?」

姫月「はあ、能書きはいいよ、さっさと今回の『動機』って言ったらいいんじゃないかい?あたしはさっさと帰りたいしさ」

モノクマ「ほら!やっぱり悟ってるじゃないか!なんかそう言うのも気に食わないんだよ!」

モノクマ「ふん、今回はちょっと奮発したんだからね!何せ、ボクのポケットマネーを大分削ったんだからさ?」

海東「……ポケットマネー?」

モノクマ「と、いうわけで、今回はこれでーす!」

モノクマがそう言うと、体育館の天井から、大量の何かが降ってきた。

色鯨「な、なんやねん!」

鳴神「あれは……」

朝永「……お金?」

モノクマ「そう、何をするにも必要な、人によっては命よりも重いとか言っちゃうあれ!お金!」

モノクマ「総額、百億円!卒業生が出た場合のプレゼントにしまーす!」

色鯨「ほーう、百億かー……なんやそんなもんかって……えええええええええええええ!?」

海東「百億とか……一生遊んで暮らせるレベルじゃねーか!」

朝永「ひゃくおくえん?……って、どのくらい?」

冬崎「1に0が十個つくぐらい……うんまい棒換算で10億個分っすね」

朝永「そ、そんなに買えるの!?」

火ノ宮「……買えたとしても食べるな。体に悪いから」

澄々「百億円……って……その程度のために殺しあいをする人はいませんわよ!」

鳴神「……お嬢様、お言葉ですが、それは嫌味に聞こえますよ?」

響音「ひゃ、百億って……」

これまた偉い古典的な手で来たなあ……

ボブ「ふざけるな……人の命は金では買えない」

殺陣山「死体は買えるがな、まあ、僕も興味はない」

殺陣山「金なんてものは最低限あればいいんだ。そんな低俗なものの為に急ぐ必要はあるまい」

九神「全文には同意せんが、殺陣山の言うとおりだ」

九神「金なんてものの為に殺人を犯すなど、愚の骨頂だ」

姫月「そもそも、金に困ってる奴がここにいるとは思えないけどねえ?」

姫月「金持ちお嬢様を筆頭に、自力で稼げる奴が何人もいるわけだし」

響音「……そ、そうだよ!そんな物の為に、殺人をする人なんていないよ!」

モノクマ「あー、あー、やっぱり不評の嵐ですね。そりゃ当然か……」

モノクマ「この中に『西洋のお城を買って住みたい』とかバカみたいな夢を持ってる人なんていないだろうしなあ……」

モノクマ「ま、そういうと思ってボクはね、もう一ついい物を持ってきたんですよ!」

海東「いいもの?どうせロクなもんじゃねえんだろ?」

モノクマ「うぷぷぷ……本当にそうかな?」

モノクマ「それじゃ、『グングニルのヤリ』お願いしまーす!」

海東「は?」

モノクマがそう言うと、四方八方から大量の槍が私たちのもとに飛んでくる。

澄々「きゃあ!?」

鳴神「お嬢様!」

ボブ「ぐっ!?」

モノクマ「あまり動きすぎないほうがいいよ?当たったら大変だしさ!」

飛んできた槍は、私たちの近くへと刺さる。

……あれ、この槍に、何か手紙がくっついてる……?

モノクマ「どうだい!矢文ならぬ槍文!次世代の連絡方法にはぴったりだと思うんだけど?」

海東「ふざけんな!死ぬかと思ったろ!」

澄々「あわわ、あわわわわわ……」

モノクマ「それじゃ、各自1番近くに刺さった槍の手紙を見てください!」

モノクマ「あとね、今回はその手紙の内容を他人に話すことを禁止します!破ったらお仕置きだよ!」

九神「……これか」

響音「えっと……」

……体育館の床に刺さっている槍から手紙を取る。

そして、それを開いてみると……

『響音妙夢 
 もしも貴方が二十四時間以内に卒業を達成した場合、貴方のご家族とご友人の命を保証させていただきます。』

これは……

殺陣山「なるほど、これが2つめの動機、というわけか」

モノクマ「そう、今回の動機はこれでーす!」

モノクマ「各自の手紙にはプライスレス……つまり、お金では買えない物を保証する内容が書かれています!」

モノクマ「まあ、僕の出来る限りの範囲で君たちの望んでいるものを叶えてあげようって話だよ!」

モノクマ「百億円か、こっちか好きな方を選べるから、幅広いニーズに対応しているよね!」

澄々「え……」

火ノ宮「……何だと……」

冬崎「……なるほどね、こういう手っすか」

殺陣山「ふむ……この条件なら多少は気も乗るな」

色鯨「乗るんじゃねーよ!ああ、でもこれも捨てがたい……」

姫月「あんたも乗るんじゃないよ……!」

モノクマ「うぷぷ!みんなの気分もだいぶ乗ってきたみたいだね!いい感じだね!」

モノクマ「それじゃあ、タイムリミットは今から二十四時間だから、欲しい人は頑張ってくださいね!」

モノクマ「それじゃ、さよなら~!」

……つまり……今回の動機は……

百億円という莫大な資産か、お金には変えられない大切なもの?

例えば、私のように……家族や友達の命の保証、とか……

……でも、そのために人を殺す?

自分のエゴのためにみんなを殺す?

響音「……そんなの、ダメだよ……」

……ともかく、皆と話してみないと……

でも、今回は手紙の内容を見せることは禁止って言ってたよね……

……でも黙ってはいられないよ……

何か、しないと……

安価↓5まで
これから話に行く人物を一レスにつき三名指定
投票の結果の上位二名と会話。
同数の場合はその中からランダムに選択。

一位 海東・鳴神 三票

海東「……ちっ」

響音「海東君?」

海東「……悪い、先に部屋に帰らせてもらう」

……そう言うと海東君はすぐに体育館の入口へと向かい、出てってしまった。

鳴神「………」

澄々「な、鳴神さん……」

鳴神「お嬢様、すみません、気になることがありますので、少し外させていただきます」

澄々「え、ええ。いいですわ……」

その海東くんを追いかけて、鳴神くんも出て行ってしまう。

……どうしたんだろう、気になる……

ちょっと、追いかけてみよう……

さて、どっちに先に会ってみようか?

安価↓2
1、海東
2、鳴神

書いてる途中で寝るくらいなので今日は短いですがこれで終わりにします。
続きは火曜日にでも……申し訳ありません……

お疲れ様です。
それでは本日は22時から始めたいと思います。
よろしくお願いします。

ちょっと早いけど始めんべ。
まずはモノクマ先生からお話があるようです。

モノクマ「伝え方が悪かったようだから言っておくけど……」

モノクマ「そのお手紙の内容を報せることを禁止するんだからね!」

モノクマ「見せるのはダメでも見るのはOKとかそんな抜け道は用意してないよ!」

モノクマ「だからそんな風に揚げ足を取るようなことしないでよ!」

色鯨「誰に言っとるんや……?」

冬崎「まるでテレビの前のお友達への注意喚起みたいっすねー」

色鯨「んなわけあるかい!」

九神「メタな発言はどうかと思うぞ?冬崎」

【玄関ホール】

響音「……居た」

海東「……あれ?てっきり鳴神の奴が追いかけてくると思ったんだがね」

響音「まあ……鳴神くんも探してるみたいだけど……私のほうが早かったみたい」

響音「……足音を辿ってきたの」

海東「おいおい……マジで言ってるのかよ?」

響音「まあ、こんなに静かだったら足音くらいで人は判別できると思うよ?」

響音「人の足音にも特徴はあるしさ」

海東「ははっ、ぱねえ……」

響音「……海東君、ひとつ聞かせて」

響音「できれば、正直な本心を……」

海東「何でだよ?俺が殺しをすると思うわけ?」

響音「……やっぱり、あの手紙に何か書いてあったわけ?」

海東「…………まあ、な」

……手紙の内容を伝えることができない以上、中身は聞くことができない。

……それだったら、どうやって話をすればいいんだろう?

自由安価
安価↓3

今日なんか重くね?



響音「……手紙のことは話せないんだけどさ」

響音「私もやっぱり、お金じゃ手に入らないものを提示されてたよ」

海東「……ふーん、で?」

響音「海東くんにとっても、お金に変えられない大事なものだったりするんでしょ?」

響音「でも……その大事なもののために誰かを犠牲にして嬉しく感じる?」

海東「なるほどな……随分と使い古された説得の文句だ」

海東「……ま、普通の奴ならそれで説得されるかもしれないな」

海東「……だけどな、響音、一つ言っておいてやる」

海東「俺の大事なものは、既に無くなってるんだよ」

響音「……え?」

海東「……意外と、犠牲にできるかもしれないぜ?」

海東「他の誰かを……今この場にいるお前とか、な」

……他の人を犠牲にできる。

でもその割に海東君の眼……何か本気に見えない?

響音「……嘘、かな?」

海東「……正直に話してるつもりなんだがな」

海東「どうしてそうなるんだよ……」

響音「……勘、だけど……」

響音「何か、海東君は迷っているように思えるんだ。……多分、澄々さんの事に関してだと思うんだけど」

響音「……でも、澄々さんを犠牲にしたいわけではない……違うかな?」

海東「……何?お前エスパーか何か?」

響音「いや、普通の人間だよ……」

海東「……ま、当たってるかもしれねえな……」

海東「……結局俺は根本的に甘いのかも知れねえ」

……とりあえず、短くはない時間を海東くんと話して分かった事は、掴み所はない嘘つきなところ。

でも、何となく優しい人だとは思う。嫌なことは率先してやってくれるし。

……他に何か話せることはないかな?

自由安価
安価↓3

響音「……私は、海東くんが嘘つきだとしても、人を殺すような人だとは思わない」

響音「それだけは信じたいよ……」

海東「……ま、信じるのは勝手だからいいけどよ」

海東「裏切られたときにどうなっても知らねえぞ?」

響音「……その時は、その時だし」

海東「……ああそう、じゃ、俺は行くぜ?」

海東「……ちょっと燃やさなきゃいけないものも出来たし、トラッシュルームにでも行くわ」

響音「燃やさなきゃいけないもの?」

聞いてみると、海東君は無言でモノクマから渡された手紙を掲げる。

……信じていいって事?

海東「じゃあな、響音」

響音「あ、そういえば鳴神くんも探してるみたいだけど……」

海東「ああ、そうだったな……まあ、適当に撒いとくわ」

響音「……足音は全くしないし、多分鳴神君は上の階を探してるんじゃない?まっすぐ帰れば鉢合わないんじゃない?」

海東「了解。協力どうも」

そう言うと海東君は玄関ホールから校舎内に戻ってしまった。

……そうだ、一応鳴神君も探してみようかな?

……やっぱり、澄々さんに不穏な行動をとってるから、海東くんのことを嫌っているのかな?

【INFO】
・海東の今チャプターの加害者確率が0になりました。

【校舎2F 廊下】

……とりあえず、適当に校舎の2階を探してみたら、案の定鳴神くんが見つかった。

……やっぱり、海東くんを探してるのかな?

響音「鳴神君?」

鳴神「……響音さん、ですか?どうしました?」

響音「いや、海東君を追いかけていったから、心配になって……」

響音「海東君はこっちにいないよ……、私見かけたし……」

鳴神「……貴重な証言をどうも。それでは」

響音「まってよ!……鳴神君。どうして、海東くんを追いかけるの?」

響音「……やっぱり、澄々さんを狙ってるかもしれないから?」

鳴神「……まあ、そういうことですね」

鳴神「お嬢様に危害が及ぶことは、避けなければなりませんから」

響音「でも、さっき海東くんと話したんだよ、……海東君は人を殺すような人じゃないよ」

鳴神「貴女が騙されているだけかもしれないでしょう?」

響音「海東君のことを信じてあげてよ!」

鳴神「信じられるわけ無いでしょう!」

鳴神「……あの人はね、お嬢様を殺すと言っているんですよ?」

響音「う、嘘……」

鳴神「……聞いたのは私しかいないので、証明はできませんが本当のことです」

鳴神「……だからこそ、お嬢様を守ることが使命である私にとっては、海東を信じることはできない」

鳴神「……一応、理由にも心当たりはありますしね」

響音「……理由?」

鳴神「……貴女に話す義理はありません。では、失礼します」

……そう言うと鳴神君は一階への下り階段の方へ向かう。

そんな鳴神君を引き止めるため私は……

響音の言葉、自由安価

安価↓3

響音「じゃ、じゃあさ!海東君が信じられないんなら私を信じてみてよ!」

響音「海東君が悪い人じゃないって私が保証するからさ!」

鳴神「……さっきも言いましたが、貴女が騙されているだけという可能性もあります」

鳴神「そして、もしもお嬢様が殺されてしまった場合、貴女はどうするのですか?」

響音「それは……」

鳴神「……私はお嬢様を助け、守るという事しか知りません」

鳴神「お嬢様を失うということは、私の存在意義の喪失と同じなのです」

鳴神「……それをわかってください」

……ダメだ。話を聞いてくれないよ。

……他に話すこと、何か無いかな?

響音の言葉、自由安価

安価↓3

響音「……鳴神くんが澄々さんを守ったとして、それで鳴神君がいなくなったら……」

響音「誰が澄々さんを守るの?」

鳴神「……少なくとも、私の代わりはいるでしょう」

鳴神「澄々財団の人材は厚いですから、代わりはいくらでもいる」

鳴神「ですが、澄々財団の跡取りであるお嬢様は一人しかいないのです」

響音「……鳴神君だって一人しかいないんだよ!?」

鳴神「私一人の損失では、お嬢様の命と釣り合うわけ無いでしょう?」

鳴神「……私一人の命で助かるのならば安いものです」

響音「鳴神君……」

鳴神「……まあ、貴女に免じて今日は海東を追うのはやめますよ」

鳴神「お嬢様も心配ですし、ね」

……鳴神くんは、澄々さんの友人じゃないんだ……

あくまで部下でしか無いって事なんだね?

響音「……鳴神君、一つだけ聞いておいて」

響音「きっと、あなたがいなくなったら、澄々さんは悲しむよ?」

鳴神「…………」

響音「それだけは、心に留めておいてね」

……鳴神君は、無言で去っていってしまった。

……少しは考え直してくれるかな?

【INFO】
・加害者確率の変動は発生しませんでした。

【加害者決定フェイズ】
動機が提示されたことにより加害者が決定します。
今回の加害者候補は『五人』です。

直後のコンマによって判定。
ただし、判定内容は公開しない。

【INFO】
・加害者が決定しました。第三の事件が発生します。

じゃあ本日はここまで。お疲れ様でした。
みんな忘れてるかもしれないけど、鳴神君は低交友+交友補正スキルを持っていない唯一のキャラなんやで

それじゃあ三章の事件を書き溜めていくとしますか。
犯人決まるまで書き溜めはできなかったからね。しょうがないね。
あと一応今のうちに言っておくけど
響音妙夢(ひびきねみょうむ)
立花雅(たちばなみやび)
ボブ・サップ(すずきいちろう)
朝永蛍(ともながけい)
殺陣山湊(たてやまみなと)
姫月療歌(ひめつきりょうか)
正義剛(せいぎつよし)
冬崎真白(ふゆさきましろ)
海東吉都(かいとうきっと)
花咲ユスリカ(はなさきゆすりか)
九神黒夜(くかみこくや)
澄々奇麗(すみずみきれい)
火ノ宮龍也(ひのみやたつや)
色鯨極(しきげいごく)
鳴神楓馬(なるかみふうま)
ヘンリー・クローデル

の名前の読み方は覚えておいてね。
何で今更って?まあちょっとね。

次回は書き溜め終わり次第。投下前に連絡します。

おまたせしました。
事件発生パートを明日投下します。よろしくお願いします。
今回は被害者誰にするか本気で悩んだのぜ……

では明日までお待ちください

それじゃあ今日は23時くらいから始めるべ
よろしくお願いします。
といっても事件発生パートだけだから安価はないんだけどね

それじゃちょっと早いけど始めんべ

【PM20:00 食堂】

響音「…………」ポケー

朝永「妙夢ちゃん?どうしたの?」

響音「ふえ!?」

火ノ宮「しっかりしろ、響音。眠いのか?」

姫月「眠いんだったら部屋で寝なよ?故意の就寝は禁止されてるんだから」

響音「ううん……そういうわけじゃないけど……」

……あれから時間も過ぎ、夜の20時……少し過ぎ。

私を含む幾人かのメンバーは食堂で談笑していた。

……といっても、心中穏やかに話せてるわけじゃないけど。

今ここにいるメンバーは……

姫月「……また、動機のことで考えてるわけ?」

火ノ宮「考えたとしても……今回は他人に相談できないからな」

姫月さんと火ノ宮君。

朝永「……でもお金なんかで人を殺す人なんかいないよね?」

朝永さん。

そして……

九神「……どうかな?金というのは人が殺人を犯す上では動機としてポピュラーなものだ」

九神「そして、やつがそれを提示して来た以上、それを求めている奴がいる可能性は高い……」

姫月「冷静な分析じゃないか。まったくもってその通りだ」

九神「……と、冬崎が言っていた」

火ノ宮「……受け売りか」

……議長として居座っている九神君だった。

響音「……うん。冬崎さんが言ってることは正しい…と思うよ」

響音「皆を疑いたくないけど……今までの動機が効果的じゃない人はいなかったし」

響音「それに、お金を必要としてなくても……」

火ノ宮「あいつの言うおまけの部分、か」

響音「うん……やっぱり皆も『欲しい』と思ってるものだった?」

朝永「…………」

火ノ宮「……うむ」

姫月「……」

……全員無言、か。

九神「……当然だな。今回は本当に喉から手が出るほど欲しい物を提示されてる奴もいるだろうな」

九神「やはり、今日も俺が見張りに立ったほうが……」

姫月「やめな」

ぴしゃり、と姫月さんが制した。

姫月「あんたはまだ病み上がり。というか、そういう風に無理をしたのが倒れた原因になったってわかってんの?」

姫月「少なくとも、あんたに見張りをさせるのは認められないね」

九神「む……だがな……」

響音「じゃ、じゃあ……私が見張りをしようか?」

火ノ宮「……女子に見張りを任せるのもどうかと思うがな……」

朝永「危ないと思うよ……というか……危ないし」

響音「うーん……じゃあ……」

火ノ宮「ならば俺が行くべきか?」

九神「お前は食事の準備があるだろう。それをやってくれてるだけで十分だ」

姫月「というか……あんただって結構疲れてるんじゃないの?大丈夫かい?」

火ノ宮「まあ、これはいつも一人でやっていた事だしな。このくらいなら平気だ」

響音「一人で?」

火ノ宮「俺の家の食堂は俺一人で切り盛りしているからな」

朝永「え?じゃあいっつもたくさんの人の料理を一人で作ってるの?」

九神「……両親はいないのか?」

火ノ宮「いない……というか、両親は常に海外に行っていてな」

響音「海外って、何で?」

火ノ宮「両親ともに海外の食材というものを研究していてな。店は俺一人に任されている」

響音「……まさか、それであんなゲテモノを沢山知ってるんじゃ……」

朝永「じゃあ海外の料理いっぱい知ってるの!?」

火ノ宮「まあ、たまに手紙が届くからな。勉強もある程度しているし」

朝永「…………」ジュルリ

火ノ宮「……わかったわかった。今度作ってやる」

九神「……まあ、火ノ宮も頑張っているようだし、他の奴に頼むのが無難だろうな」

九神「こういう時に最も適任なのは……やはり奴か?」

響音「奴って?」

九神「ボブ、だな。あいつならば並大抵のことなら大丈夫だろう」

姫月「ああ、あいつなら確かに大丈夫だろうね……無駄に体力はありそうだし」

九神「よし、俺からあいつに頼んでおく。それでいいだろう」

姫月「よし、それじゃあボブに任せるっていうことで……あと、火ノ宮?」

火ノ宮「ん?何だ?」

姫月「慣れているって言っても、あんたは今日まで休みなしで食事の用意してるんだ」

姫月「休日でも作ったらどうだい?倒れるよ?」

朝永「た、倒れる?」

姫月「……料理ってのは意外とハードなものなんだよ」

姫月「休み無しで十人以上の料理を作り続けていたら、なかなか負担がかかると思うけど?」

朝永「だ、だめだよ!火ノ宮くんが倒れちゃったら……」

火ノ宮「……大丈夫だ。その程度て倒れるほどやわではない」

姫月「ふーん、まあいいけど、倒れてからじゃ遅いんだからね?」

朝永「…………」

九神「まあともかく、今日はできる限り部屋から出ないほうがいいだろう」

九神「……何も起きなければいいのだがな」

……何も起きなければ、か。

響音「大丈夫……だよね?」

姫月「……大丈夫と信じるしかないだろう?」

九神「その通りだ。……俺も善処はするが」

九神「……では、今日はこれで解散ということでいいな?」

姫月「同感。早く部屋に入って寝ちゃったほうがいいだろうね」

火ノ宮「……ああ、なら俺は明日の準備を始めるとするか」

響音「準備って、明日の料理の仕込み?」

火ノ宮「それだけじゃない、食器も洗わなければならないしな」

朝永「じゃ、じゃあそれは私が洗うよ!」

火ノ宮「朝永?お前がか?」

朝永「うん!私も手伝う!」

火ノ宮「……悪いが俺は料理の時はあまり人を近づけたくないんだ」

朝永「え?どうして?」

火ノ宮「一人じゃないと落ち着いて料理ができない性質でな」

朝永「え……でも……」

火ノ宮「……その気持ちだけでもありがたい。大丈夫だ。お前は帰って寝るといい」

朝永「うん……分かった……」

九神「……よし、それでは俺はボブの所にでも行くとしよう」

九神「……そうだ、響音。お前は後で大浴場に行くといい」

響音「え?何で?」

九神「一緒に風呂に入りたいそうだ。……冬崎がな」

……一緒に風呂に入りたい?

……でも、わざわざ大浴場に呼び出した理由って……?

何か話があるってことかな?

【PM21:00 大浴場】

冬崎「やっほ、響音ちゃん」

響音「冬崎さん……?どうしたのさ」

冬崎「いや、何ていうか、ちょっと相談事なんすけど……」

冬崎「……そういえば、朝永ちゃんの様子はどうっすか?」

響音「……まだ、何も話してないよ」

冬崎「……まあ、今日あんな事があったっすからねえ……」

響音「うん、それにどうするかの考えもまとまってないし……」

冬崎「まあ、それに関してはおいおい考えていくとするっす……」

冬崎「それじゃあ本題なんすけど……」

冬崎「……響音ちゃんは、ここに居るメンバー全員が仲間だと思ってるっすか?」

響音「……いきなり何?」

冬崎「いいから答えるっす」

響音「……そりゃそうだよ。ここに居るみんなは大切な仲間だし」

冬崎「……そうっすか。それならいいんすけど」

響音「……冬崎さんは皆を信じてないの?」

冬崎「そういう訳じゃないっすけど……ちょっと、ね」

響音「もしかして……何かあったの?」

冬崎「……いや、なんでもないっすよ。変なこと聞いて悪かったっす」

……変な冬崎さん。

あ、そういえば……

響音「そういえば、冬崎さん。パソコンの解析ってどうなったの?」

冬崎「あー、あれっすか?もう少しで解けそうなんすけどねー」

冬崎「使われてるプロテクトの方式は簡単なんすけど、いかんせん数が多くて……」

響音「……つまり、どういう事?」

冬崎「え?分かんないんすか?」

響音「いや、分かんないよ……」

冬崎「んー、例えるなら……小学一年生の算数ドリルを何十冊も解かされてる気分っていうか……」

冬崎「ともかく、解けるには解けるけどやたらと時間がかかりそうって話っすよ」

響音「あー……そんな大変なのに調べ物なんかさせちゃってごめんね」

冬崎「別にいいっすよ、『仲間』っすからね」

響音「うん、頼りにしてるからね?冬崎さん」

冬崎「OK,任せるっす……といっても、もう夜遅いっすからね」

冬崎「今日はここまでっすかねえ?」

響音「じゃあ一緒に帰る?」

冬崎「いや……喉も乾いたっすから……、ちょっと食堂で何か飲んでいくっすかね?」

響音「うん、いいよ」

【PM21:15 食堂】

響音「おじゃましまーす……ってあれ?」

冬崎「どうしたんすか?」

響音「火ノ宮君……料理の仕込みしてるって言ったのに……いないんだけど?」

冬崎「うーん……早く終わったんすかねえ?」

響音「まあ、それならいいんだけど……ってあれ?」

……ふとテーブルの上を見てみる。

コーヒーカップ?

響音「片付け忘れかな?」

冬崎「それならいいんすけど……何かあったんすかねえ……?」

ボブ「お前ら?何をやっているんだ?」

響音「ボブさん、見回り?」

ボブ「いや、まだだ。始める前に眠気対策としてコーヒーでも飲もうかと思ってな」

冬崎「おっ、奇遇っすね。あたしも喉が渇いたからなにか飲もうと思ってたんす」

響音「うーん、じゃあ私がコーヒーを入れようか?」

ボブ「おう、助かるな。頼む」

冬崎「あとできれば砂糖がたっぷり欲しいところっす!」

響音「砂糖たっぷりって……体に悪いんじゃない?」

冬崎「頭をフル回転させて疲れた状態だったらむしろ大量の糖分があった方がいいんすよ、つーわけでよろしくっす」

響音「私はコーヒーはブラック派なんだけどなあ……」

冬崎「ブラックコーヒーなんて泥水といっしょじゃないっすか!」

ボブ「俺もそれには賛同できんな。コーヒーはある程度の甘さがなければいかん」

響音「あはは、やっぱり少数派か……」

……とりあえず私は厨房の中に入り、コーヒーを沸かすための準備を始めた。

そして十分後……

【PM21:25 食堂】

ボブ「おお、いい味が出ているぞ、響音」

響音「ふふ、ありがとう」

冬崎「中々っすねー、響音ちゃんはコーヒーを作る才能もあるんじゃないっすか?」

ボブ「……ミルクと砂糖を大量に入れているお前が言っても説得力はないがな」

響音「ていうか、喉が渇いてるのに甘いものを大量に取るって……」

逆に喉が渇かないのだろうか……?

冬崎「ま、あたしくらいの領域になれば、糖分を即頭のエネルギーに変えることも可能っすから!」

ボブ「どういう構造をしているんだ……」

ボブ「まあいい、では俺はそろそろ行くぞ?見回りを始めないといけないからな」

響音「ボブさん、じゃあよろしくお願いします」

ボブ「任せておけ、安心して眠るといい」

そう言うと、ボブさんは食堂を出て行った。

……その背中はとても頼もしく見えるのだった。

冬崎「安心度合いが凄まじいっすね」

響音「九神君とは別の安心感だよね」

冬崎「ま、体育会系特有のやつっすよね。背中で語るタイプの男ってやつっすね」

……それとはちょっと違う感じもするけど。

響音「……じゃあ、私もそろそろ戻ろうかな?」

冬崎「んあ?もうっすか?って、確かにいい時間なんすよね……」

冬崎「じゃああたしはこれを飲んじゃったら退散するっす」

そう言うと冬崎さんはコーヒーカップを見せる。

まだ半分程度中身は残っているか。

響音「うん、じゃあ私は先に帰るよ。おやすみ」

冬崎「お休みっす」

……さて、それじゃあ戻るとしようか。

……でも、火ノ宮くんどこに行ったんだろう?

一応、仕込みを終えている形跡はあったけど……

響音「大丈夫……だよね?」

【PM22:00 響音の部屋】

……さて、それじゃあ寝るとしようかな?

でも……

響音「……何か嫌な予感がする」

……漠然とした唯の勘だけど。

コーヒーを作りに厨房に入った時、なにか見落としている気がした。

響音「……でも、何だったんだろう?」

……考えてみても答えは出ない。

一度食堂に確認に行こうと思ったけど……

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『えー、校内放送でーす。 午後10時になりました。ただいまより“夜時間”になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す。』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』

……すでに夜時間だ。

……仕方ないか、結局はただの予感だし。

明日再確認することにしよう……お休み。

【AM7:00 響音の部屋】

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

……無理やり寝ようと思ったけど、なんとなく寝つきが浅かった。

一度気にしてしまうと、やっぱり眠りも浅くなってしまうようで。

いまいち寝不足な感じがする……

響音「……うん、すぐに確認しに行ったほうがいいよね……」

と、いうことで私はすぐに食堂に向かうことにした。

……しかし、この日の朝はいつもと状況が違っていた。

【AM7:10 食堂】

澄々「あっ、響音さん!」

九神「響音、来たのか?」

響音「九神君?それに澄々さん、どうしたの?」

食堂の中に入ると、既に何人かのメンバーが揃っていた。

九神君、冬崎さん、澄々さん、姫月さんの四人。

けれど、いまいち足りない気がする。確かに朝食はいつもバラバラにとっていたからこの人数でもおかしくないんだけど……

でも今日は……

冬崎「……火ノ宮くんがいないっすね」

響音「火ノ宮くんが?」

九神「ああ、あいつはいつも一番初めに来て、料理を作っている。だが今日は……」

そう言って九神君は厨房を指差す。

……いつも厨房から流れてくる美味しそうな匂いがしない。

澄々「火ノ宮さんだけではありませんわ……鳴神さんもいませんの」

九神「ボブや朝永もだな……色鯨と海東は……まあいつも遅いしな」

冬崎「殺陣山は……まあいないのと同じっすから」

姫月「さりげなく酷いねあんた……」

【AM7:30 校舎一階】

響音「いないよ……」

視聴覚室、購買、保健室、考えられる場所は全て回った。

……けれど、いなくなったメンバーは誰も見つからない。

響音「火ノ宮君……」

やっぱり、あの時の予感は当たったのか?

九神「響音、どうだった?」

響音「だめだよ……どこにもいない……」

九神「なら……あとは澄々達に任せた校舎の上の階の方だが……」

そう九神くんと話していると、上の階から走ってくるような音が聞こえた。

音が聞こえた方を振り返ってみると、階段を駆け下りてくる澄々さん……

その顔は……

澄々「ひ、響音さん、九神さん……」

見るからに、青ざめていた。

響音「どうしたの!?澄々さん?」

澄々「三階の娯楽室に、娯楽室に……」

九神「落ち着け、娯楽室に何があったんだ?」

澄々「し、死体が、死体が…」

したい?

響音「死体って……誰の?」

澄々「あの、それが……それが……うっ……ひぐっ……!」

絞り出すような声で澄々さんはそう言うと、彼女は泣き崩れてしまう。

九神「落ち着け、三階の娯楽室だな?」

響音「……行って、確認しようよ」

澄々「……うう……どうして、どうしてなんですの?」

……泣きじゃくる澄々さんを伴い、私たちは三階に向かう。

そして、娯楽室に入った時に、澄々さんが泣いている理由を知るのだった。

【AM7:35 娯楽室】

姫月「九神、響音……来たかい」

九神「姫月……死体が発見されたといいうのは聞いた。いったい、誰が……」

姫月「……中を見ればわかるよ」

姫月「澄々にとっては、辛い結果だろうね」

響音「……もしかして……」

……姫月さんはそう言うと、娯楽室の中を指差す。

私は恐る恐る部屋の中を覗いた。

そして、そこにいたのは。

……心臓に刃物が突き立てられ、大量の血を床に撒き散らし、倒れていた。

超高校級のレスラー、ボブ・サップの死体。

響音「ボブさん……!」

九神「くっ……」

姫月「……それだけじゃない」

……奥のビリヤード台、その影に、もう一人の遺体。

こちらはボブさんと対照的に、何も外傷がない。

大量に血液も流しておらず、そのまま動き出してもおかしくない。

しかし、明らかに生気を失った表情から、既に事切れているものとわかった。

超高校級の召使い、鳴神楓馬の死体。

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『死体が発見されました!一定の自由時間の後、『学級裁判』を開きまーす!』

モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『死体が発見されました!一定の自由時間の後、『学級裁判』を開きまーす!』

鳴った二回のアナウンス。

そして、遺されている二人の死体。

これが表しているものは……

響音「連続、殺人?」

……コロシアイ学園生活、初の連続殺人の捜査が幕を開けた。

それじゃあここまでで。
こんなに待たせてしまって済まぬ。
とりあえずそろそろ更新ペースは通常通りに戻ると思うからよろしくお願いします。

今回の最初のポイントは、まずいなかった人たちは何をしていたかを突き止めること。
それが重要なポイントになるでしょう。
……コトダマは予定ではいつもよりちょっとだけ多い、かもしれない。

それではお疲れ様でした。
次回は火曜日の予定です。

今回は早めに新スレを立てました。捜査パートから始めた方がキリもいいしね。
【ダンガンロンパ】安価で作成したキャラでコロシアイ学園生活6【安価】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390277753/)

では本日は21時より新スレの方で開始します。よろしくお願いします。
こっちはhtml化依頼をしばらくしたら出しますので雑談に使ってもらって結構です。
では。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月15日 (日) 00:59:06   ID: EsFJenrq

芸術家かわいい

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