ヒロイン「気に入らないの…あなたの全てが」
主人公「突然、そんな事言われても…分けわかんねぇよ」
ヒロイン「分からなくていいわ。黙って見てれば済むことだから」
主人公「あんま度が過ぎると教師に言いつけるぞ」
ヒロイン「教師に呼びつけられるのはあなただけどね」
主人公「は?」
ヒロイン「キャアアアアアアア!!!!!!!主人公に襲われる!!!いやあああああああ!!!!!!!」
主人公「お、オイ!お前なにやって―――」
女A「今の声なに…?あれ、ヒロインちゃん…?」
ヒロイン「ウッ…グス…フェェ…」
女A「だ、大丈夫!?どうしたの?お腹痛いの!?」
ヒロイン「しゅ…主人公にここに呼び出されて…ヒック…いきなり胸掴まれて…」
女A「!」
主人公「な、なんだよ。違う…俺は何も…」
ヒロイン「誰かに言ったら…殴るって脅されて…」
女A「主人公…アンタそういう奴だったの!?」
主人公「だから違うって言ってるじゃねぇか!どうして、そいつの事ばかり信じるんだよ!」
女A「女の子泣かしておいて言うことはそれだけなの…?最低っ!あたし先生読んでくる」
主人公「おい!待てよ」
ヒロイン「フフフ…人間なんてすぐにこうやって騙せるのよ。つくづく男って損ね」
主人公「テ、テメェ」
教師「主人公ォ!お前授業もロクに出席してないくせに…どうしてこんなことをしたんだ!」
主人公「ち、違いますよ。俺はいきなりこいつに呼び出されて、教室にきたら変なこと言い出しやがって」
教師「変なのはお前のやっている事だ!職員室まで来なさい!親御さんにも連絡するからな!」
主人公「なんで…俺なにもしてないのに…」
女A「主人公が犯罪者野郎って他の子にも教えなきゃ」
女A「ヒロインちゃん大丈夫…今日は私と帰ろう。変態がまた襲ってきたら大変だから」
ヒロイン「うん。ありがとう…でも大丈夫。私、ちょっと用事があるから行くね」
女A「あっ!ヒロインちゃん!…本当に大丈夫なのかなぁ…」
主人公「先生、俺の話を聞いてくださいよ。どうして正しい者がこんな仕打ち受けなきゃなんないんですか。証拠がないじゃないですか」
教師「ヒロインさんが泣いてたのが証拠だろ。あの子は成績も優秀で真面目だ。それに比べてお前はなんだ!成績も悪ければ不真面目で」
主人公「おかしい…こんなのぜったいおかしいだろ」
主人公「て、停学…次に変な真似をしたら停学とか…ハハっ…訳わかんねぇ。本当に…訳わかんねぇよ!!」
ヒロイン「あらあら、主人公君。随分と酷い顔してるけど、どうかしたのかしら?」
主人公「ヒロイン!?テメェよくも!!」
ヒロイン「殴るの?次なにか起こしたら停学じゃなかった?もしかしたら退学になるかもしれないわよ」
主人公「クッ……グッ!!」
ヒロイン「お利口さんね…帰り道も一緒だし一緒に帰りましょうか」
主人公「ふざけんなよ。なんで俺がお前なんかと…」
ヒロイン「別にいいじゃない。じゃあただ隣に並んでるだけって事にしておいて」
主人公「……勝手にしろよ」
ヒロイン「あっ待ってよ。女の子置いて勝手に先に行くなんて酷い男だわ」
ヒロイン「そうそう…女Aちゃんが皆にも言いふらすって言ってたわね」
主人公「はぁ!!?なんでだよ!」
ヒロイン「あなたが変態だからですって」
主人公「変態じゃねぇよ!そんな嘘、だいたい誰が信じるんだよ。友達だって普段の俺を見てたら間違いだって気づくはずだ」
ヒロイン「どうかしらね。友情に熱いのは勝手だけど脆いものよ…友情って…」
主人公「お前にだけは何も言われたくねぇよ!ついてくんな…」
ヒロイン「冷たいなぁ…こんな美少女が隣にいたら手を繋ぎたいとか普通思うけど」
主人公「誰がお前なんかと…」
ヒロイン「手、繋ごうよ。主人公」
主人公「……もういい。俺、帰るから」
ヒロイン「あっ…ちょっと主人公!」
ヒロイン「もう少しってところかな…」
主人公「ただ…いま…」
母「アンタなにやらかした訳」
主人公「俺はなにも」
母「人にだけは迷惑かけるなって母さんあれほど言ったでしょ!!」
主人公「なんで誰も信じてくれないんだよ」
7時まで仮眠とってくる
このSSまとめへのコメント
死ねヒロイン
↑分かってねえなあ
死ね作者