泰葉「事務所のサンタクロース」 (10)
私が所属している事務所にはサンタクロースがいます
イヴ「Pさん、クリスマスプレゼントは何がいいですかぁ~?」
P「休みが欲しいかな」
イヴ「そ、それはサンタさんでも難しいですねぇ~」
しかしそれに言及する人は誰もいません
イヴ「お、お休み以外に何か欲しいものとかないですかぁ~?」
P「欲しいものか……」
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P「優しくてきれいな女性の仕事仲間とか?」
イヴ「ちひろさんがいるじゃないですか~」
P「ちひろさんが優しい?馬鹿なこと言うんじゃないぞイヴ」
P「あれが優しい人なると世界中の人々が優しい人になっちまうぞ」
P「よく聞け、イヴ。ちひろさんは人の皮をかぶった悪m
ちひろ「Pさん、それ以上喋ったらわかってますね?」
P「……わかるわ」
瑞樹「!?」ガタっ
P「瑞にゃんはいいです」
ヒドイワー
イヴ「泰葉ちゃんは何か欲しいものありますかぁ~?」
泰葉「わっ、私ですか!?」
イヴ「はいっ!」
泰葉「えっと…私、いつもクリスマスはお仕事だったので…」
泰葉「だから…その…事務所の皆でクリスマスパーティーがしたいなって」
泰葉「……で、でも無理ですよね、クリスマスってみんな忙しいですし」
イヴ「大丈夫ですよぉ~、泰葉ちゃん。Pさ~ん!」
P「こんなこともあろうとアイドル皆のスケジュールは空けておいたぞ!」
イヴ「さっすがはPさんです~」
P「はっはっはー、アイドルのためなら朝飯前さー」
イヴ「というわけで泰葉ちゃん!楽しいクリスマスパーティーにしましょうね~♪」
泰葉「は、はい!」
以前、Pさんに聞いたことがある
泰葉『Pさん、イヴさんってどこでスカウトしたんですか?』
P『夜空の下、路地裏にいたところを保護した』
泰葉『え?』
P『しかもほぼ裸ときたもんだ、そんな状態の美女を見捨てるほど俺も冷酷じゃない』
P『更にトナカイのおまけつきだ。これを助けなきゃ男が廃るね』
P『そういえば、保護した時プレゼントを盗られたとか何とか』
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