女賢者「チャームの魔法を開発した結果」(23)

   
  
女賢者「常に発動してる状態から抜け出せなくなった…」ドヨーン

女賢者「これはもはや呪いだね。道行く男の人が、いやらしい目で見てる気がする…」

女賢者「ーーとりあえず教会に行って、祓ってもらおう」トコトコ



【教会】

神父「さあ、みなさん。朝の祈りをはじめますぞ?」

信者A「ああ、神よ…」
信者B「神よ…髪よ…蘇りたまへ…」

女賢者「あのー、すいません?」

神父「!」ビクン

   
  
女賢者「実は、その…困ったことになりまして…かくかくしかじか」
 
神父(な、なんだ…この胸の高鳴りは。彼女を見てると)

神父「性欲を持て余す」ギンギン

女賢者「は?」

神父「い、いえ。こちらの話です。ーー事情はわかりました。解決策はあります」

女賢者「ホントですか!?」

   
  
神父「我が教会に伝わる秘薬を飲めば、たちまちその呪いを解除できるでしょう」

女賢者「えーと、その秘薬ってお高いんですか?」アセ

神父「いえ、お金は結構。ただその秘薬の味…かなり苦くて臭いですが?」

女賢者「うっ…。が、我慢しますっ!だからお願いします」

神父「よろしい。では今すぐ準備するのでこの目隠しで視界を絶って下さい」

女賢者「え、目隠しするんですか?」

神父「一応秘薬ですから、製造方は漏らせないんです。ご理解を」

   
  
シュル ギュッ

女賢者「こ、これでいいですか?」

神父「え、ええ…。はあはあ…それで結構…」ボロン

シコシコ…
ズズッ…

女賢者(なんか…神父さんの息が荒いような…。真っ暗だし、ちょっと怖いな…)

神父「口を開けて…、舌を出して?その上に薬を乗せるので…っ」

女賢者「?…はい。ーー、あー…ん」

神父(目隠しされた美女が、舌を伸ばしてねだってくる…っ。エロいぞ!)シコシコ

  
  
女賢者「あー…?」アーン

神父(こ、この舌にマラ棒を隅々まで舐めさせたい衝動に駆られるぞっ。だがさすがにそこまでは…)

女賢者「……?」

神父(ーー先っぽに触れるくらいなら…)グッ

クチュウ…

女賢者「んあ…っ」ビク
女賢者(舌の先っぽに何か当たった…。なんだろ、これ?)ペロッ

神父「!!」ドビュッ

  
ドクッドクッ!
ビュクッ!…ビュクッドピュッ!
ベチャ…グチュ…

女賢者「…っ!ーー!?」ゾワゾワ

女賢者(舌の上に熱いのが乗って…、でもこれスライムみたいにネバネバしてっ)

女賢者「あっ…、ぅえ….」ドロッ

神父「おふっ、薬ですので…、吐いてはいけませんよ?そのままで…」ドプドプ

女賢者(これ、くさいよぉ…。吐き出したいな…)

   
女賢者「…ん、ぐすっ」ドロ

神父「ふー…。ここが神の園か…」

神父(…何ヶ月も禁欲してたので、濃厚な精子が。こうして賢者さんの舌の上でドロドロが広がってるのを見ると…また興奮してきますな)

神父「女賢者さん?そのまま、秘薬を味わって飲み込んで下さいね?」

女賢者「……っ」ビク

神父「しっかり、歯で噛んで咀嚼してくださいな」ニヤニヤ

女賢者「ぁ…ぅ、はい…」

    
   
女賢者「んちゅ、ぐちゅ…」モグモグ

女賢者「~~、…っ」グチュグチュ

神父「おお…、そのまま飲み込むのです」

女賢者「んーっ、…ーーごく、。けほっげほ…」

女賢者「まずいよお…、それに口の中が気持ち悪い…」グスン

神父「よく出来ました。その秘薬をあと十回ほど飲めば、呪いは解除できますぞ!」

女賢者「ーー……ふえ?」

 【数十分後】


ドプドプ…ベチャ
ドクッドクッ…!

女賢者「もぐ、んちゅ…」ゴク

信者X「いかがですか、私の秘薬のお味は?」
信者Y「ぐふふ、次はワシのを頼むぞ?」

女賢者「もう、…お腹いっぱいで…。二十回くらい飲みました…よ?」

神父「いやあ、途中で顔や髪にも秘薬をかけてしまってね?連続で飲まないと効果が出ないんですよ」

女賢者「そん、な…、」ボーゼン

信者Z「神父様、もう我慢が…っ。皆でこの娘を飼いませんか?ーーもう顔を見るだけで性欲が湧き上がってきて…うっ」ビュル

    
    
神父「そうですなー。もうぶっかけるだけでは収まりが尽きませんし。これから毎日躾けるというのも…呪いとやらの解き方もホントはわかりませんし」

女賢者「ふあ…、けほっ…ーーえ?」グチャグチャ

神父「…まるで精子に溺れてるみたいですね。ーーふふ、まずは手始めに我ら全員の相手を……」

女賢者「ひ、酷い…嘘ついたんですね…?ひぐぅ…誰か助けて…」ポロポロ





女騎士「ーーそこまでだ!下衆共!」

せっかくの休日におれは一体何を…

 【宿屋】

女賢者「う…ん。ーー……あれ?」ムクッ

女賢者「なんで、こんなとこで寝てるんだろ?」

ガチャ

女騎士「やあ、起きたかい?」

女賢者「えっと、あなたは?」

女騎士「…覚えてないのも、無理ないな。事情を話すから君の話も聞かせてくれ」


かくかくしかじか

   
   
女騎士「ち、チャームの魔法か。今時珍しく魔法を…。ーーというか、迂闊すぎないか? 自分を実験体にするなんて…」

女賢者「返す言葉もないです…。たぶん呪いも継続中ですし、これからどうすれば…」

女騎士「……」
女賢者「ぐすっ」

女騎士「一緒に来るかい?」

女賢者「ふえ?」

   
   
女騎士「こんな身なりをしているが、先日国の騎士団から解雇されてね、あはは…。今は世直しの旅の真似事をしてるんだ」

女賢者「は、はあ…」

女騎士「その旅の過程で、きみの呪いを解除できる方法が見つかれば…と、思ったんだ。ーーそんな状態の君をここで放り出すのも、ね?」

女賢者「……!」パァアア

女騎士「ふふ、決まりだな」

 【数日後】

女騎士「君と数日共にいて、わかったんだけどね?君のその体質たまに便利だね?」

女賢者「…なんですか?他人事だとおもって」ジトー

女騎士「魔物と戦闘になったら、ほぼ十中八九君に飛びかかるから。そこを後ろから攻撃すれば一網打尽に出来る頻度が多い」

女賢者「飛びかかられる身にもなって下さいよぉ…」グスッ

女騎士「あはは、ごめんごめん。ーーそろそろ見えてきたな。あれが盗賊のねじろだ」

  
  
女賢者「今回は盗賊退治ですか…。日銭を稼ぐ為とはいえ、どんどん危険なことをしている気が…」

女騎士「盗賊の数こそ多いが、元は集落からあぶれた村人達」

女騎士「統率してる首領をやれば、後々自然瓦解するだろうーーと、願うしかないな。さすがに皆殺しはしたくない」

女賢者(あ、相変わらず仕事になるとおっかないなー…)

女騎士「だけどこの数を掻い潜って首領を倒しに行くのは、さすがに骨だね…」

女賢者「……わたしが囮になります」

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