GE2主人公「アマテラスが倒せない」 (63)

主人公「くそっ、なんだあのアラガミ」

主人公「これみよがしに乳を垂れやがって!」

主人公「しかも、先端のあれって……もしかして乳首なんじゃ……」

主人公「ちっ、ここからじゃ分からん! 近づいて確かめ」

アマテラス『猛ダーッシュwwwwww』

主人公「ぐああああああああああっ!?」

ギル「隊長が踏みつぶされたぞーっ!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385996413

※参考画像
http://i.imgur.com/Fz5G0rU.jpg?1

主人公「前回はしてやられた」

主人公「接近したところを、ずしん」

主人公「なかなか見事なコンボじゃないか」

主人公「もしかすると、あの乳はそのためのおとりなのかもしれん」

主人公「さすが接触禁忌種。ただのアラガミとは一味違うな」

主人公「しかし、俺もブラッドの端くれ」

主人公「同じ轍は踏みはしない」

主人公「そのために用意したスナイパー装備だ」

主人公「驚異の二段階ズーム……」

主人公「ボルグ・カムランの口の中まで見通す力」

主人公「これで見えないものは、ない」キリッ

inエイジス島

主人公「全員、敵を足止めしてくれ!」

主人公「俺はこいつで……奴をスナイプ(観察)する!」

シエル「了解!」

ナナ「任せて!」

ギル「しっかりやんな!」

主人公「ああ……任せろ!」キリッ

主人公「銃形態への変形!」ガション

主人公「そして、エイムモード発動!」チリリン

主人公「一段階ズーム!」ヒュイン

主人公「……ダメだ! まだよく分からない!」

主人公「ならば、二段階ズーム!」ヒュイン

主人公「――み、見えっ」

アマテラス『プロミネンスカノンwwwwww』ビーム

主人公「ぐああああああああああっ!?」ジュッ

ナナ「わわっ!? 隊長が蒸発しちゃったよーっ!」

主人公「今日もアマテラスの乳首を確認できなかった……」

主人公「くそっ! 気になる!」

主人公「あれは乳首なのか? それとも乳房の模様の一部なのか?」

主人公「データベースには女神像部分の画像しかない」

主人公「先輩ゴッドイーターに聞いても答えをはぐらかされる」

主人公「――もしや、この件。意図的に情報が隠ぺいされている?」

主人公「どうやら、ヤツの乳首については――」

主人公「相当、根が深そうだ」

主人公「アマテラスの乳首の有無を確認するため、今回はトラップを用いることにした」

主人公「短時間、敵を束縛するホールドトラップ」

主人公「これにかかれば、いかな超大型種といえど、停止を余儀なくされる」

主人公「加えて、アマテラスの周囲には、トラップにかかるような他のアラガミはいない」

主人公「ククク……単独行動が仇となったな」

主人公「その図体と、直線的な動きだ」

主人公「しかけたトラップは100%、お前に引っかかる」

主人公「その時が、お前の乳首の――最期だ」

シエル「隊長! 受け取ってください!」バシュッ!

主人公「うおおおおお! リンクバースト、発動!」

ナナ「隊長、受け取って!」バシュッ!

主人公「リンクバースト、レベル2!」

ギル「これも使いな!」バシュッ!

主人公「レベル3! すまない、みんな! 助かるっ!!」ゴオオ!

主人公(体が軽いっ! これならやれる!)

主人公(高速ステップの連続で、ヤツの腕触手をかいくぐり――)

主人公(あの乳房に押し付けるように、ホールドトラップをぶちあてられる!!)

アマテラス『腕触手wwwww』ブンブン

主人公「甘いっ!」ダッ!

アマテラス『ジャーンプwwwww』ビョン

主人公「喰らうかよっ!」バッ!

アマテラス『大回転wwwww』ブンッブンッ

主人公「ジャストガード!」チュイン!

シエル「すごい……! 今日の隊長……!」

ギル「気迫が充実してやがる」

ナナ「あれなら、いけるよ!」

ヒバリ『ええ! 今度こそ、アマテラスを討伐できます!』

フラン『ブラッド1! リンクバースト有効時間、まもなく終了です!』

主人公「ああ、分かっている!」

主人公「これで――決めるっ!!!!」

――ホールドトラップ、発動!――

主人公(決まった――!)

主人公(顔を上げなくても分かる。見なくても分かる)

主人公(これでヤツは拘束された)

主人公(これで俺の乳首観察は達成される)

主人公(さあ、俺に見せてくれ)

主人公(真実を――それが、乳首か否かを!!)








アバドン『やあ!』

主人公「なにいいいいいいいいいっ!?!?!?」

主人公「や、止めろ! 邪魔だ、どけ!!」

アバドン『見せませんwwww 見せませんwwww』ヒュッヒュッ

主人公「うううおおおおおお! 貴様! 斬り殺すぞ!」ザクザク!

アバドン『ディーフェンスwwww ディーフェンスwwww』ヒュッヒュッ

シエル「隊長! 幸せのアラガミ、見つけました!」

主人公「やかましいいいいいいいいっ!!!!」

アマテラス『ちょっと痺れてたンゴwwwww』ムクリ

主人公「くそっ、ホールドがっ! ホールドがっ!」

アマテラス『ちょっと怒ったンゴwwwww』ゴゴゴゴゴ

アバドン『逃げますwwwww 逃げますwwwww』ピュー

主人公「貴様ぁあああああ! 待て、貴様っ! お前は許さ」

アマテラス『火柱wwwww』

主人公「ぬわあああああああああっ!!」

ギル「うおっ!?」

ナナ「ああっ!? 隊長が火だるまにーっ!!」

主人公「三度目の正直と……気合を入れて臨んだんだがな」ボロッ

主人公「まさか、三度とも撃退されるとは思わなかった」

主人公「しかし、あのアバドンの出現タイミングのよさ」

主人公「どう見ても、乳首を隠そうとするあの動き」

主人公「アラガミの出現が地球の意思だとするのなら、」

主人公「これもまた、地球の意思なのか――?」

ハルオミ「悩んでいるようだな」

主人公「ハルさん!」

ハルオミ「接触禁忌種が相手とはいえ、失敗の連続なんて珍しいじゃないか」

ハルオミ「そんなに強いのか、アマテラスってのは」

主人公「いえ、普通に戦えば勝てると思うんですけど……」

ハルオミ「けど? けど、なんだ?」

ハルオミ「まさか、あいつの女神像に見惚れてたなんてオチじゃないだろうな」ハハハ

主人公「近いです」

ハルオミ「――え?」

主人公「実は、俺、アマテラスの垂れ乳が気になってて……」

主人公「特に、あの先端。あれが、どうにも乳首に見えちゃって」

主人公「コアを抜いたら、アラガミの体って粉々になるでしょう?」

主人公「だから、倒す前に確かめようと思ったんですけど――」

ハルオミ「そこまでだ」

主人公「えっ……」

ハルオミ「この件、それ以上、深入りしない方がいい」

主人公「そんな! だって、俺、あれが気になって夜も眠れなくて!」

ハルオミ「それでもだ」

ハルオミ「俺も女好きを公言している以上、アマテラスの体は気になるさ」

ハルオミ「しかしな。アマテラスに魅入られて、行方不明になったゴッドイーターがたくさんいるんだ」

ハルオミ「だからな。俺は意識的にアマテラス討伐に加わることを避けている」

ハルオミ「会えば絶対、夢中になるから。お前みたいにな」

ハルオミ「思えば、ケイトはそのことを見越していたんだろうな」

ハルオミ「最後の出撃になったあの日だって、俺に『アマテラスとは戦わないで』と釘を刺していたよ」

ハルオミ「まさか、それが遺言になるなんて、思わなかったが――」ハハ

ハルオミ「まあ、そういうわけだ。アマテラスからは手を引け」

ハルオミ「乳首が見たけりゃ、シエルちゃんにお願いするんだな」ヒラヒラ

主人公「そんな……ハルさんっ!」

主人公「くそっ。見損なったぞ、ハルさん」

主人公「女体の神秘を解き明かそうという誓いは、こんなに容易く破られるものだったなんて!」

主人公「しょせん、ハルさんもそこまでの男なのか」

主人公「服を着た女性までしか、見ることができないチキンなのか」

主人公「何が絶対領域だ! 豊満なバストだ!」

主人公「あんなの、アマテラスの乳首に比べたらカスだ!」

主人公「あの垂れ乳の模様は、ブラジャーじゃないのかもしれないんだぞ?」

主人公「乳首が丸見えになっているかもしれなんだぞ!?」

主人公「それを確かめなくて、何が女体の神秘の探究だ!」

主人公「やってやる……」

主人公「誰の力を借りずとも、俺一人でやってやる」

主人公「確かめてやる!」

主人公「アマテラスの乳首を、この目に焼き付けてやるっ!!!!」

今日はここまで

PSPの不鮮明な解像度で、ソフトモザイクがかかったようなアマテラスの乳首を拝んでから寝ます

続きはまた明日ー(・・)ノシ

エリナ「聞いた? ブラッドの隊長の話」

エミール「ああ。何でも、一体のアマテラスを追い続けているとか」

エリナ「リンドウさんみたいに、何か特別任務でも言い渡されたのかな?」

エミール「いや、聞いていないな。友も何も語らず、ただ行くのみだ」

エリナ「ふーん……やっぱり強いのかな、接触禁忌種って」

エミール「いいや! ポラーシュターンが一たび唸りを上げれば、いかな接触禁忌種と言えども!」

エリナ「はいはい」

in嘆きの平原

アマテラス『竜巻すげえwwww』

主人公「また会ったな」

主人公「これでもう、七度目か」

主人公「そろそろ、お前の乳房を見るのも飽きてしまってな」

主人公「今日こそは決着をつけさせてもらうぞ」

主人公「さあ、俺に見せてみろ」

主人公「お前の深奥――生命の頂を!」

アマテラス『連続火球wwww』

主人公「ぐうううう!」ガキィン!

アマテラス『コールレインwwww』

主人公「ぐおおおお!」ジュウウウ!

アマテラス『あっ、ちょっとそこ通りますねwwww』ドドドドド!

主人公「うああああっ!」ドカッ!

主人公「はあ……はあ……」

主人公「だ、ダメだ……」

主人公「行動パターン、攻撃手段はウロボロスのそれと酷似しているが」

主人公「やはりあの乳房」

主人公「見えそうで見えないあの乳首」

主人公「そして、弱点でもある全裸の女神像」

主人公「気が散って……集中、できない!」

アマテラス『ちょくちょく光りますwwww』

主人公「おまけに、くそっ!」

主人公「何だあの光は!!」

主人公「安っぽい深夜アニメじゃねえんだぞ!」

主人公「光って局部を隠すなああああっ!!」

アマテラス『腕触手wwww』ブンッ!

主人公「ぐあああああああっ!?」

主人公(ぐっ……いいのを喰らっちまった)

主人公(ダメだ……リンクエイドなしでは、立ち上がれそうにない)

主人公(俺はもう、ここまでなのか)

主人公(アマテラスの乳首を確認する)

主人公(そんなことも果たせずに、ここで散ってしまうのか)

主人公(嫌だ……それだけは嫌だ)

主人公(くそっ、俺はもっと見たい)

主人公(女体を見たい。エロい体をガン見したい)

主人公(見たいんだ。俺は、男としての本能に嘘をつきたくないんだ)

主人公(だから、だから、俺は――!)

主人公「こんなところで――!」

アマテラス『バイナラwwww』グワッ!

主人公「死ねるか~~~~……!!」






ハルオミ「よく言った」ガキィン!

主人公「は、ハルさん!?」

主人公「ど、どうしてここに?」

ハルオミ「口ではああ言ったけどよ」

ハルオミ「俺も、割り切れるほど大人じゃなかったのさ」

ハルオミ「ケイトには悪いが……」

ハルオミ「アマテラスの乳首、確かめずにはいられない」

主人公「ハルさん……!」

ハルオミ「リンクエイドだ。さあ、これで立てるだろう」

ハルオミ「行くぞ。俺とお前で――」

主人公「はい! 俺とハルさんで――!」

主人公&ハルオミ「「アマテラスの乳首、討伐する!!」」

~二十分後~

アマテラス『オオ、オオオオ……w』

主人公「やった! やったぞ! アマテラスを遂に倒した!」

ハルオミ「ああ、やればできるもんだな」

アマテラス『オオオ……』

主人公「ふふふ、これでお前はもう光れない。腕触手を動かして、乳首を隠すこともできない」

ハルオミ「死姦、もとい、動けない相手を視姦するのは趣味じゃないが――」

ハルオミ「ここはまず、真実探究を優先させてもらう!」

アマテラス『オ……』グラッ

主人公「おお!」

ハルオミ「来たか!」

主人公「遂に――アマテラスが、倒れる!!」





アマテラス『』ドシーン!

主人公「……」

ハルオミ「……」

主人公「…………は?」

主人公「何だよ、これ……何だよ、これぇ!」

ハルオミ「なんっ……! 何だそりゃああ!?」

主人公「お、おい! 止めろよ! そんな倒れ方したら、乳首が見えないじゃないか!!」

ハルオミ「あああ、女神像のオマ☆コも隠れてる!」

主人公「くそっ! あれだけ苦労させて、俺たちには何も与えないつもりか!!」

ハルオミ「そんなのって……そんなのって、ないぜ!」

シュワワワワー……

主人公「ああ、待て! 待てぇ!」

ハルオミ「おい、ふざけるなよ!」

シュウウウウウ……

主人公「ちょっと待ってくれ!」

ハルオミ「重機が到着するまででいいんだ!」

主人公「もう少し……もう少しだけでいい!」

主人公「持ちこたえてくれえええええええ!!」

主人公(俺たちの叫びも虚しく)

主人公(コアを失ったアマテラスは、オラクル細胞の塵と消えた)

主人公(残されたのは、俺とハルさんだけ)

主人公(虚ろな目をした勝利者たちだけだった)

主人公「……ハルさん。俺たちがしたことって、なんだったんでしょうね」

ハルオミ「……さて、な」

ハルオミ「少なくとも、ゴッドイーターとしては褒められる行いだったんじゃないか?」

ハルオミ「接触禁忌種を倒したんだ。もっと胸を張ろうぜ」

主人公「ははは……そうですね」

ハルオミ「考えてみればよ、何もアマテラスにこだわる必要はなかったんだ」

主人公(ダメだ)

ハルオミ「ザイゴードにサリエル、マータにセクメト。最近だと、ヴィーナスなんかが人気だぜ」

主人公(ハルさん、それはダメだ)

ハルオミ「そうだ! イェン・ツィーなんてのもいい! あれはいかにも女らしいからな」

主人公(俺たちが追っていたのはアマテラスの乳首であって――)

主人公(他の何ものでもない)

主人公(そこをはき違えたら、俺たちは何をしているのか分からなくなる)

主人公(そう、言いたかったんだが――)

主人公(俺の口は、愛想笑いに歪むばかりで――)

主人公「そ、そうですよね!」

主人公「俺、実はニュクス・アルヴァが好みなんですよ!」

主人公「今度一緒に、狩りに行きましょう」

主人公「アマテラスの乳首なんて忘れて――」






???「逃げるな」

主人公「だ、誰だっ!」

???「乳首から、逃げるな」

ハルオミ「あ……あんたはっ!?」

この日、極東支部に新たな部隊が発足した

とある身体的特徴を持つアラガミのみを討伐して回る特殊部隊

通称、『B地区』

極東支部の英雄、新進気鋭のブラッド、古参のゴッドイーターから成るこの精鋭部隊は――

後に、偉大な発見を世に残すこととなる

~fin~

~おまけ~

コウタ「えっ!? アマテラスのおっぱいって、結合崩壊しないの!?」

ロミオ「マジっすか!?」

コウタ「えええええ……!? あんなにでかいのに……???」

ロミオ「オレ、あそこばっかり斬ってましたよ」

コウタ「俺もあそこばっかり撃ってた」

アリサ「ドン引きです」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月26日 (木) 22:43:47   ID: zjO6FLOi

ワロタww

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