男の娘「あっ、久しぶり!ねぇ、元気してた?」 (66)

時が五つの石と40の光を紡いだ時、物語の扉は開かれん

男「えっ……?」

男の娘「あれ、忘れちゃった?」

男「えっ……?えぇっ……と……?」

男(やべえ、街中で声掛けられたと思ったら知らない子だった……)

男「…た、たぶん……人違い、だと思いますけど……」

男の娘「えっ?そんな事ないよ?君、男(仮名)くんだよね?」

男「っ……」

男(な、なんで俺の名前知ってんだよ……)

男(ま、まてよ……?新手の宗教とかか……?)

男の娘「ちょっとここじゃなんだし、場所変えない?」

男「えっ……ちょっ……」

 手を引っ張られ、何処かへ連れて行かれる男(仮名)

男(くっそ……最近の宗教団体はこんな可愛い女の子を使う様になってきたのか……)

男の娘「あ、アイスコーヒーで」

男の娘「男くんは?なんか飲むよね?」

男「じゃ、じゃあ……アイスティー……ください……」

店員「かしこまりました」

男(くっそ……緊張する……これ、夢じゃないよな?)

男の娘「ねえ」

男「っ……う、うんっ……?」

男の娘「どうしてそんなに固いの?ほら、リラックス、リラックスー」

男「う、うん……」

男(って、言われても女子とかなんか滅多に話さないから無理に決まってんだろ……!!)

男の娘「……ってか、本当にぼくの事分かんない?」

男(……ぼく?)

男の娘「ほら、よく遊んだじゃん。小学生の頃っ!!」

男(小学……?)

男の娘「まだ分かんない?」

男(分かんないどころか、余計訳が分からなくなってきた……)

男(小学の同級生にこんな子居たか……?)

男の娘「男の娘(仮名)だよ、男の娘(仮名)」

男「……○、男の娘(仮名)……!?」

男の娘「そうだよ、思い出した?」

男(思い出したも何も……えっ……?)

男「い、妹さん……?」

男の娘「何言ってんの?本人だよ、本人!!忘れた?」

男「え、えぇぇぇぇぇっ!?」

男(男の娘(仮名)つったら……あの男の娘(仮名)……だよな……?)

男(いや、いくらなんでも……これは……)

男の娘「しばらく会ってなかったけど、昔の面影が何となく残ってたからすぐ分かったよ」

男の娘「それにしても…」

男「ちょ、ちょっと待って!!」

男の娘「……うん?」

男「男の娘(仮名)つったら……あの男の娘(仮名)だよね?」

男の娘「だから、そう言ってるじゃん」

男「いやぁ……」

男(ないわー……)

男の娘「そりゃ、ぼくもあの頃と比べていくらかは丸くなったけどさ」

男の娘「そんなに驚く事ないじゃんか」

男「いくらか……?」

男の娘「な、なんだよ!」

男(男の娘(仮名)……良い思い出が……ないんだよなぁ……)

男(あぁ……昔の事思い出して、なんか気分悪くなってきた……)

男の娘「………」

男「……ちょっと僕、急用を思い出したので……これ、アイスティーの…」

男の娘「…行かせないよ」

男「………」

男「……ちょ、ちょっと今回は勘弁して貰えないですかね……」

男「そ、その、お、お金とか……今、も、持ってな……」

男の娘「いや、大丈夫だって」

男「本当に……?」

男の娘「本当」

男「本当の本当に本当?」

男の娘「本当の本当に本当」

男の娘「あっ、この公園とかよく遊んだよねー」

男「……遊んだっていうか……」

男の娘「あ・そ・ん・だ・よね?」

男「あ、遊びました……」

男の娘「あ、あれとかー!!」

男(俺、なんでこんな事してるんだろうなぁ……)

男(……見ようとした映画も見れなかったし、せっかくの休みなのについてねえなぁ……)

男の娘「ねえ、聞いてる?」

男「う、うんっ……」

男の娘「嘘でしょ、絶対聞いてなかったっ!」

男の娘「罰として、案内してよ!!」

男「あ、案内……?」

男の娘「うん、案内」

男の娘「引っ越してからさぁ、ぼく、この町の事結構忘れてるんだよねー」

男の娘「風景なら、ぼんやりーといくらかは覚えてるんだけどなぁ……」

男「案内って、言われてもな……」

男(この辺は本当に何にもないからなぁ……)

男の娘「あっ、じゃあさっ!連れてってよ、男くんのお家!」

男「えっ!?」

男の娘「えっ、ってなんだよ。ぼくが君の家にあがっちゃなんかまずいわけ?」

男「いや、そんな事は……ない、けど……」

男の娘「じゃあ決まり、しっかり案内してねー」

男「……はい」

男「っていうか、どうしてまたこの町に……?」

男の娘「夏休みだからお祖母ちゃんが戻ってこい、ってさ」

男の娘「本当は駅前以外は何もない町だから、嫌だって言ったんだけど」

男の娘「こうしてまた君に会えたし、悪くないかなって思ってる」

男(って事は、夏休み中は何度か顔を会わせる事になるのか……)

(仮名)なのは、ありそうな名前(たかし、とか)出したら読めにくいって意見があったから妥協案として

飯食ってくる

戻った!
保守ありがとう
今からPC起動するからまってね

男の娘「あ、この辺はちょっと覚えてるかも」

男の娘「たしかこの先だったよね?君ん家」

男(マジで俺ん家まで行く気なんだなぁ……)

男「あっ……」

 男(仮名)はさっと電柱の前に何かから体を隠す様に立つ

男の娘「……急にどうしたの?」

男「いや、その……」

男の娘「あっ、あの子。…懐かしいなぁ」

男の娘「おーい!!」

男「あっ……ちょっ……!!」

女「えっ……?」

男の娘「久しぶり、小学生の時以来だよね?」

女「え、えーっと……?」

男の娘「おーっ、ここが男くん家かぁ!なんか懐かしいなぁー」

男の娘「家、誰か居る?」

男「……両親は夜まで帰ってこないし……一人っ子だし……」

男の娘「そっか、じゃあここに居るのはぼく達二人だけ?」

男「まぁ……」

男の娘「あっ、ソファあるじゃん!座っていい?」

男の娘「結構歩いたからぼく疲れちゃったんだよねー」

男(こういう時って普通……菓子とか出すもんだよな……?)

男の娘「あっ、別にいいよ。無理にお菓子とか出さなくても!」

男「……わ、分かった」

男「………」

男(つっても、話す事ないんだよなぁ……、こういう時何の話したらいいんだろうな……)

男(てかそもそも、昔っから録な会話してこなかったかなぁ……)

男の娘「…どうしてずっと隠れてたの?」

男「えっ……?」

男の娘「さっきの、明らかに不自然だったよね?」

男「いや、まぁ……なんて言うか……」

男の娘「確か幼馴染だったでしょ?2人」

男「それは……そうだけど……」

男の娘「昔は結構仲良さそうだったじゃん」

男「でも、高校からは別々って……言うか……」

男の娘「…好きなの?」

男「えっ?」

駄目だ、すまん
展開が思いつかない

DQN美少年もどきSSは一回書いた事があるけど、本人じゃない
こっからの展開ちゃんと考えてたはずなんだけど、なんかイメージできんくなった

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