姉妹「私たちの秘密」(8)

 それは、まだ私が幼かった頃。普通の家庭に普通の姉妹として生まれ、平凡ながらもそれなりに育っていた私に突然の不幸が襲う。
  交通事故
 たった一回の事故で、私は大切な両親を奪われることとなってしまう。
 祖父祖母ともに早くに亡くなっていた私は、一度は児童施設にひきとられることとなるが、都合により姉妹それぞれ別々の家庭にひきとられることとなる。
  けれどわっらちゃうのは、これは全部2歳の時までに起きた話だって言うこと。
 だから実のところ父さんも母さんも妹も、ほとんど何もわたしは思い出せないでいる。
  悲しいってのは、きっとどっか私の心の中にあるんだろう。さみしいってのも、きっとこれからさきあるだろう。
 けれど私は今の家族がとても大好きで。私の人生にも満足している。
 
 こんなことを今更日記に書いているのは、ふと私の妹の事を考えたから。
 あの子は今どんな風に育ってどんな風に過ごしているのか。
  顔は覚えてなくてもやっぱりそんなことは気になる。
 一回だけでいいから。一回だけでいい。妹と会ってみたい。
  神様お願い。私を妹と会わせて。

 5月1日。晴れ。日曜日。

 男「おーい。義姉。朝だぞ。起きろー」

 義姉「あんたにいわれなくったってわかってるわよ」

 男「おいせっかくおこしてやってるのにそんなことないだろう。ったくいつも素直じゃねよなー、可愛くねえ」

 義姉「あら、それはよかった。あんなたんかに可愛いなんていわれたら体中むずがゆくなって蕁麻疹だらけになっちゃうわ」

 男「は、誰がお前の事可愛いっていうかよ。自惚れるのもたいがいにしとけよ義姉」

 義姉「私は別に自分のことは可愛いとはいってません。あなたもう一回幼稚園から国語の授業やり直してきたらどう」

 ギーバタン。

母「ちょっとあんたたち、またけんかばっかりして。少しは仲良くしたらどうなの」マッタクモウー

男「悪いのは義姉だよ。いつも俺の悪口ばかり言いやがって」イライラ

 義姉「あなたが私の勘に触ることを言わなければいいんじゃない」イライラ

 母[どっちが悪いか知らないけどもうご飯が出来てるはずだから、さっさと支度しちゃいなさい」

 一階~父~
 
 父「おーい。お前ら、飯で来たぞー」

 母「ほらね」
 
 母「私は先にリビングにいっちゃうけど、あんたら二人も早くおりてきなさいよ」

 男「おい」

 義姉「何よ」

 男「今思ったんだけどさ」

 男「なんで父さんが主婦みたいになってんだよ」?

 義姉「ハー」
 
 義姉「そんなこともわからないの」ヤレヤレ

男「一々尺にさわるやろうだな」イラ

 義姉「つまり時代は変わったということよ。あなたが思ってるように男が働いて女が家庭を作っていく時代は終わったの」

 義姉「アンダスターン」

 男「はー、そんなもんなのかー。今は」

 こんにちは。魔王です。ここにくるのは初めてのものです。

 文章力が低いがゆえに、変な文章になっているかもしれません。また誤字脱字もあると思いますが、暖かく見守ってくださると幸いです。
  至らないところがあればどんどんご指摘ください。

期待

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