①:櫻子「もんじゃ焼きうめぇ!」
櫻子「昨日は家族でお好み焼き食べた!」
櫻子「もんじゃ焼きを初めて食べたんだけど、ちょー美味かった!」
向日葵「もんじゃ焼き…私は食べた事ありませんわ」
向日葵「どんな味なんですの?」
櫻子「へ?…えーとえーと…」
櫻子「そうだ!」
櫻子「ほら口移しでお好み焼き食べた事あるでしょ?あんな感じ」
向日葵「ああ、キスしながら食べた…あれは美味しかったですわ」
櫻子「でしょ!でしょ!」
向日葵「また食べたいですわね~」
向日葵(櫻子の味を)
櫻子「じゃあ、今晩!」
向日葵「そうですわね。今度はホットケーキとかもいいかも」
櫻子「ハチミツ!ハチミツたっぷりでね」
向日葵「はいはい」
ちなつ「うぇっ…朝から気持ち悪い会話…聞いちゃった」
ちなつ「というかお好み焼き関係ないし…」
あかり「え、えーと…とりあえず」
あかり「さくひま、ひまさく短篇集、はっじまるよ~」
②:向日葵「だからひまさくですわ!」櫻子「さくひまだって!」
向日葵「ぐぬぬぬぬぬ」バチバチ
櫻子「んぎぎぎぎぎぎ」バチバチ
ちなつ「また不毛な争いをしてる…」
向日葵「ひまさくには…」
向日葵「普段は強気なくせに、ハート形のチョコレートを上げたら…」
櫻子『…え?なっ…こ、これはどういう意味…//』
向日葵「という風に顔を真っ赤にしながら急に意識しちゃうという」
向日葵「超ギャップ萌えという良さがあるのに、バカには分からないんですわね!」
櫻子「なんだと!?」
櫻子「ふんっ、さくひまには…」
櫻子「例えば向日葵が傘を忘れちゃって、私が傘に入れてあげると」
向日葵『べっ、別に濡れてもいいんですが、櫻子がどうしてもっていうなら入ってあげない事もありませんわ//』
櫻子「って、顔真っ赤にして私は意識してませんよーアピールを必死にする」
櫻子「ツンデレという良さがおっぱいにはわからないんだろ!」
向日葵「何ですって!?」
櫻子「何だよ!」
向日葵「ぐぬぬぬぬぬ」バチバチ
櫻子「んぎぎぎぎぎぎ」バチバチ
向日葵「…」ハァハァ
櫻子「…」ハァハァ
向日葵「…」
櫻子「…」
向日葵(あれ?)
櫻子(よく考えたら)
向日葵(さくひまの方がいいかも…)
櫻子(ひまさくの方がいいかも…)
向日葵「そ、そうですわね。さくひまの方でいいかもしれませんわ」
櫻子「はあ!?ひまさくの方がいいし!」
向日葵「なんで主張をそう簡単に変えるのよ!」
櫻子「向日葵だって!」
向日葵「ぐぬぬぬぬぬ」バチバチ
櫻子「んぎぎぎぎぎぎ」バチバチ
向日葵「吉川さん!」
櫻子「ちなつちゃん!」
櫻子「ひまさくの方がいいよね!?」
向日葵「いいえ!さくひまですわ!」
ちなつ「はぁ…一生やってれば?」
③:向日葵「櫻子がお弁当を…」櫻子「えへへ」
向日葵「…」
向日葵(すっごく変な色ですわ…弁当箱を日向に置いていたのかしら?生野菜は黒くなってますし)
向日葵(この豚肉なんて…油が真っ白に固まってて気持ち悪いですわ)
向日葵(ご飯なんてザクザク…炊くときに水を入れ忘れましたわね)
櫻子「ふふ~ん。ちょっと料理に目覚めちゃってさー」
櫻子「ちょっとありえないくらい上手に出来たから持ってきてやったんだぞ?」
櫻子「土下座しながら泣き叫びながら食べてよね」
向日葵(ここは…正直に『これは食べ物ではありませんわ!』というか…)
向日葵(食べて『まずい…死にそうですわ…』というべきか)
向日葵(いっそ投げ捨てるのも…ありですわね…)
向日葵「…」
櫻子「おーい、向日葵ー?」
向日葵(櫻子の口に押し込めるのもありかも…)
櫻子「そっか…」
向日葵「…」
櫻子「実はちょっとだけ思ってたんだ…美味しくないかもって…」
向日葵(そうですわ!撫子さんに怒って貰いましょう!食べ物に対する冒涜だって!)
櫻子「さすが向日葵…見ただけでわかるんだ…」
櫻子「うぅ…」ポロポロ
向日葵「!?」
向日葵「さ、櫻子?何で泣いて…?」
櫻子「だ、だって…せっかく向日葵の為に作ったのに…ごめんなさい…おいひくなくて…」
向日葵「櫻子…」
パクッ
櫻子「え?」
向日葵「まずい…まずいですわ…」モグモグ
櫻子「じゃ、じゃあ、無理しなくても…」
向日葵「櫻子は私が初めて作った…最初の美味しくないクッキーを食べてくれましたわ」
向日葵「だから、私にも櫻子の初めての弁当を食べる権利がありますのよ…」
櫻子「わけわかんねーし」
向日葵「うっさいですわよ」モグモグ
櫻子「…」
向日葵「…」
櫻子「…」
櫻子「えへへ、変なの♪」
■数時間後
向日葵「お腹が…お腹が…痛い…」
楓「おねえちゃん大丈夫!?」アセアセ
櫻子「うーん、何がいけなかったんだろう?」
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