prorogue
それは8周年ライブでの出来事だった。
俺「友、初日の感想頼んだぞ。」
友「おう、任せとけ。んじゃあ行ってくるからな。」
ガチャッ
俺「...................。」
俺「良いなぁ、両日参加(*8周年ライブ幕張をイメージしてください)」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385822510
俺「まぁ、俺も行こうと思えば行けたんだが。」
俺「どうも、金に物を言わせてってのをやりたくないしなぁ。」
俺「まぁ、二日目の最終日を思いっきり楽しむか.........。」
俺「そういえば、もう半年か。」
俺「あの夢を見てから。」
俺「いや。でも春香からもらった(?)あのプレゼントのTシャツは.......。」ガサッ
俺「あれが夢じゃない事を如実に語ってる気も......。」
白のTシャツに765メンバーの寄せ書きとサインがあった。今の俺の宝物だ。
実際、ライブの時にそれを着て会場に並んでいたら。
観客「すごいですね、それどうやって作ったんですか?」
と聞かれる始末。一体誰が信じるだろう。あの夢物語を。
俺「ふあああああっ」
眠気が襲う。もう物販は済ましてあるし、流石にもう一度コケる事は無かった。
だから、後顧の憂いは無かった...............
.................................................。
.
─ 765プロ ─
社長「それでは頼んだよ君ィ!!」
俺P「.................。」
いや、今発生した。
.
おかしい......。
社長「何か困ったことがあれば遠慮なく、先輩たちに聞くんだよ。」
何かが......。
俺P「え......ええ。」
ガチャッ!!(俺P扉を開ける)
美希「ハニー、ミキとデートするの!」
春香「美希、ダメだよそういうのは。」
貴音「貴方様、本日こそ私とらぁめんに.....。」
響「うがー、みんな自分の事を忘れないでよね!」
P「ん? 誰だ?」
春香「あっ、例の新人のPのかたですね?」
そうか.....分かったぞ、何がおかしいか。
P「そうか、例の.....。」
P「お前が新人Pか。よろしくな。」
俺P「オ........リP。」
.
P「あ? 『オリP先輩』だろ。口の利き方なってねぇな。」
P「どうせ、IUで俺の事を知った口なんだろうが.....。」
俺P「.........本当に覚えてないのか?」
P「だから口のきき方に.....。」
俺P「春香! お前なら分かるだろ!?」
春香「えっ.........えっと......。」
俺P「千早! ホラ!何時も壁壁っていじってたろ!」
千早「なっ! 何ですかいきなり!!」
俺P「おい真! お前は!」
真「(首を横に振る)」ブンブン
P「何だよお前、変な奴だなぁ。」
俺P「まじ.....かよ。」
久しぶりに見るオリPは自信に満ち溢れていた。
いや、これは自信というよりもむしろ........。
美希「ハニー、この人何か変なの。」
P「頼むから、そんな感じで俺達の脚を引っ張るんじゃねえぞ。」
高慢になっていた。
俺P「..............。」
P「所でお前、名前は?」
俺P「えっ」
P「『えっ』? じゃねえよボケ!お前の名前だよ。」
俺P「.......俺。俺P.....です。」
P「俺Pって変な名前だな。」
美希「ププッ!!」
春香「美希......ダメだよ。」プププ
俺P「」イラッ
俺P「とりあえず、他の方にも挨拶してくるので、また後ほど改めて。」
P「ああ。」
スタスタ
響「ヒソヒソ」
美希「ヒソヒソ」
春香「ヒソヒソ」
三人「クスクス」
俺P「...............。」
俺P「音無さん。」
小鳥「えっ、あっはい。」
俺P「音無さんは俺の事は(覚えてますか)?」
小鳥「ええ(知ってますよ)。」
俺P「本当ですか! 良かった。」
俺P「これ、ドッキリか何かですか?」
小鳥「?」
俺P「オリPの様子が変....というか。」
俺P「なんか高慢になってるっていうか.....。」
小鳥「.....ッ!! シッ!」ピヨピヨ
俺P「ムググ」
小鳥「なんて事を云うんですか! 本人に聞かれたら色々不味いですよ。」
小鳥「今のは聞かなかった事にします。先輩に嫌われると後々大変ですよ。」
俺P「...............。」
やっぱりだ。
俺に関する記憶が消えてる。
俺P(いや、でもイレギュラーが居なくなったからそれに関する記憶が消えるのも当然か。)
俺P(あれ.........ってことはもしや。)
俺P「やっぱり、オリP.....先輩はIUの......。」
小鳥「ええ、プロデュースした2グループが上位二位を独占となると.......。」
加えて、『俺が消えた事』に関するイレギュラーも保管されてたか。
.
小鳥「大丈夫です、色々大変だとは思いますがプロデューサーさんが優しく教えてくれると思いますよ。」
俺P「そ......そうですね。」
なら、どうして。
俺は此処へまた来たんだ。
イレギュラーが消しきれなかったからか?
ならどうして俺は一度帰ってこれたんだ。
.........謎だ。
ガチャッ
律子「ただ今戻りました.......。」
小鳥「あ、律子さんおかえりなさい。」
律子「あれ?貴方は。」
俺P「.........俺Pといいます。本日付でこのプロダクションの所属となりました。」
律子「へぇ......私も大したプロデューサーじゃないですけど。」
律子「分からない事があれば何でも聞いてくださいね。」
俺P「そんな、律子....さんが大したことない何て。」
律子「呼び捨てでいいですよ。でも、仕方ないです。」
律子「プロデューサーのような人が近くにいれば.....ね。」
俺P「...............。」
俺P(だめだ、この律子は.....心が折れかけてる。)
.
俺P「小鳥さん、竜宮小町のランクはどれくらいですか。」
小鳥「竜宮.....小町?」
俺P「なっ!!」
もう一つのイレギュラー
『竜宮小町』が存在していない。
と.....言う事は。
残りのメンバー「ただいまー!」
俺P「................。」
P「おい、律子どうだった。」
律子「順々....ですよ。」
P「ホントかよ.....。」
春香「まぁまぁ、プロデューサーさん。」
美希「律子も頑張ったんだろうから許してあげてほしいの」
律子「.........。」グヌ
美希が律子をさん付けしない。.....という事はそういう事なんだろうな。
.
P「所で、オイ俺P!」
オリPが呼んでいる。
だが俺は返事をしない。
P「おい、呼んでんだぞ俺P!」
美希「何あの人。ハニーが呼んでるのに。」
春香「本当だね。」
響「許せないぞ。」
今回の目標は良く分かんないが
......ひとつ、絶対にやっておくべきことは良く分かった。」ボソッ
P「あ?」
.
─ 回想1 ─
P「お前が来る前も、来てからも。」
P「プロデュースをする時間が楽しくてしょうがなかった。」
P「もちろん心が折れた。辞めたいと思った事もあったが。」
P「最高のライバルと、最高のアイドル、そして最高の仲間がいて今の俺がいるんだ。」
P「.......俺P。」
俺P「......ん。」
P「ありがとうな。」
俺P「おう。」
─ 回想1終わり ─
─ 回想2 ─
響「いや、自分がいればもっとフェアリーは大きな数字になれるさ!」
響「だから、その....。」
響「もう一度、自分も一緒にいさせてくれない....かな。」
俺P「......貴音、どうするんだ。」
貴音「....そうですね、響。私も言いたい事が一杯ありますが...先ずはこれだけ。」
貴音「次はもう離しませんからね。」
─ 回想2終わり ─
.
─ 回想3 ─
ポイッ!!
俺P「何だこれ.....プレゼント?」
春香「元の世界に帰ったら、あけてくださいね。」
俺P「.......有難う。春香。」
─ 回想3終わり ─
俺P「俺の最高の仲間達の名誉のために........。」
俺P「俺は、お前達をつぶす。」
しかし考えると奇妙な話だ。
苦心して、育て上げた『The E@rth』のメンバーが
自分の新たな敵として立ちはだかると言うのは。
_________|\
|To Be Continued... >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
初めての人は初めまして
仮に前作見てくれてたよって人はお久しぶり
前作 俺P「おはよう!」 春香「はい?」
の最後で「次作はちゃんと人に読んでもらうのを意識して作る」と書いていたけど
いざ作り始めると人に読んでもらうのを意識するのがちょっと辛いので、全く自分本位の作品第二弾を作ろうと相成りました。
ただ、書きだめは多少行ってるから前回みたいな事にはならないんじゃない(?)
別作品と平行で書きだめしていたから序盤しかできてないけど
今回は頑張って早く書きだめして早く本編投下したい(?)
長文失礼。また近々本編を。
>>22だす連投スマソ
過去作読んできたが面白いな
>>23
平行の別作まだ完成してないから投稿してない。
このスレと一緒で区切り区切りで投下してもいいならきょう投下しますけど
>>23
小鳥「ピヨヘヘヘヘヘ」ウヘヘ - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385994588/)
とりあえず、上のスレ優先で投下していきます。
こっちも今平行で書きだめてますから出来次第此方も投下します。
まぁ、言わなくても分かるだろうけどこのスレで許されても
あのスレでは許されないレスとかある事をしっかり考えてね。
─ 社長室 ─
社長「ほう、これは中々に面白い組み合わせではないか。」
俺P「これは律子の案です。彼女は面白半分のようでしたが」
社長「いいねぇ、『竜宮小町』.....という名前も美しさを彷彿とさせてくれるよ。」
俺P「では、社長.......。」
社長「ああ....だがもうしばらく待ってくれないかね。」
俺P「物事には手順がある....ってことですよね。」
社長「そうだ。.....しかし、何故君が律子君と共に?」
社長「P君とともにいた方が君のためになると思うのだがね。」
俺P「僭越ながら.....。」
俺P「あの人と何度か会話をしましたが.....彼に学ぶものは感じられませんでした。」
社長「そうか。確かに同じ道を歩むより敵として見た方が学ぶことが多かったりする時も有る。」
俺P「......黒井社長ですか。」
社長「......そうだ。」
─ 社長室を出る ─
バタン
俺P「ふぅ.....。」
律子「どうでした?」
俺P「ああ、検討してもらえるとのことでした。」
律子「そうですか! よかった.......。」
俺P「頑張りましょう。僕も気が付いたら何か言うようにします。」
俺P「素人考えも役に立つことも有りますよ。」
律子「ふふ、期待してますよ。」
俺P「ところで見してほしいんだけど。」
律子「何がですか?」
俺P「.......『IUの間』の彼女(春香)達。そして、『IU終わって暫く後』の彼女達の映像を」
律子「どうしてですか?」
俺P「いいから、理由はその時だ。」
律子「わ.....わかりました。」
─ 社長室 ─
P「......本気で言ってるんですか。」
社長「そうだ。」
P「律子にはまだ早すぎます。余りに実力が.......。」
社長「キミの気持が分からないわけでもないが......。」
社長「だが、君は今そういう事を言える立場にあるかね。」
P「!?」
─ 俺P・律子 ─
春香・千早・真「~♪(映像・IU後)」
俺P「...........やっぱりか。」
律子「で.....なにが『やっぱり』なんですか。」
俺P「春香達の質が下がってる。」
律子「えっ!?」
─ 社長室 ─
社長「IUを優勝した後の事だ。」
社長「彼女達の質が下がった。」
P「!?」
─ 俺P・律子 ─
律子「えっ、でも踊りも歌もたいして変わっていませんよ。」
俺P「もっとよく見てみろ......。」
俺P「もっとよく、聞いてみろ。」
律子「何が.....って。ああっ!!!」
律子「曲と衣装が合ってない!!」
俺P「クールな曲にキュートな衣装まだそれだけならいい。隠し味になるからな。」
俺P「だが、アクセサリーを見てみろ.......。お守りを見てみろ。」
律子「ふ......不思議な話ですが、これはまるで.......」
─ 社長室 ─
社長「まるで『担当が変わった』かを思わせるほど」
社長「君と彼女達の慢心から来ているのだろうか。」
社長「はっきりというつもりはないが、もし慢心があるのなら....。」
P「大丈夫ですよ。これからをご覧ください。」
社長「君には、期待しているよ。頑張りたまえ。」
P「ええ......お任せ下さい。」
数十分後
ガンッ!!
P「クソッ!!」
P(だが、確かに俺は慢心してたかもしれない。)
P(でも、あのアイドル達は俺とは違うッ!!)
春香「プロデューサーさん.......。」
美希「ハニー。」
俺P「心配か? あいつが。」
二人「ひゃあっ!!」
P「........ん?」
俺P「しーっ!聞こえるぞ」クチカクス
二人「モゴモゴ!!」
プハアッ
美希「何をするの!」
春香「セクハラですよ、セクハラッ!!」
俺P「セクハラって......大げさだな。」
俺P「セクハラって言うのは.........(ゲス顔)」ワキワキ
春香「なんで嬉々としてるんですか!」
俺P「それはそれとして、今はオリPの所に行くのはやめておきな。」
春香「..........後でプロデューサーさんに告げ口しますからね。」
俺P「好きにしろ。」
俺P「実はお前らに啖呵切った後......。律子に頼んで『その後』のビデオを見してもらったが....。」
俺P「お前ら二組ともIU勝ち上がったとはとても言い難い散々たるもんだった。」
美希「何? 喧嘩売ってるの?そこの人。」
俺P「どうとるかはお前ら次第だ。」
春香「.....................。」
春香「それで。」
俺P「ん?」
春香「他に何か。」
俺P「オリPだけの責任じゃない。お前らにも咎はある。」
俺P「悲劇のヒロインの慰める役に酔いしれようとしてんじゃねぇよ。」
俺P「このままだと俺が潰す前に自壊しちまう」
俺P「今のお前らに必要なのは......」
春香「残念ですけど、私はポッと出の人よりも。」
春香「初めから一緒にいてくれた人の言う事の方を信用しますので。」
春香「私は慰めに行きますよ........。」スタスタ
俺P「...................。」
時が少し経ち無事に竜宮小町は結成された。
律子も気合が乗っている。
ここから、竜宮の育成が始まる......。
そして
─ ??? ─
?「さぁて、そろそろ動き始めよっか。」
??「そうだね、ママ。」
???「アレもそろそろ始まるようですしね。」
????「................................。」
_________|\
|To Be Continued... >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
─ 765プロ一室 ─
俺P「さて、今日はレッスンも終わり、仕事という仕事はないです。」
真美「ユニット出来てばっかだからね、しかたないね。」
雪歩「でも、一体何のレッスンなんですか」オドオド
俺P「秘密の特訓........じゃなくて....。」
パサッ
やよい「これは何ですかって.......はわわ.....問題です。」
真美「うげっ!!」
雪歩「簡単な問題から難しい問題まで........。」
俺P「俺は君達をトップアイドルまでの仕上げるだけの覚悟はしている。」
俺P「だけど、覚悟だけでトップアイドルになれる程この世界は優しくない。」
俺P「もし君たちが挫折して......この道を去った時に君達に何もなかったらダメだ。」
雪歩「」
俺P「でも大丈夫。」
俺P「俺がプロデューサの間は皆を挫折させたりはしない。」
やよい「約束ですよ」
俺P「そうだな、約束の」
二人「ハイタッチ!」
プニッ
雪歩・真美「!?」
やよい「.......ううっ///」
俺P「あ、ゴメン手が滑った。」
ガチャッ!
響「ただいまだぞ~」
俺P「あっ。」
響「.......................。」
響「.............。」
俺P「............。」
俺P「あの、響さ」
響「黙れ。」
俺P「誤解が」
響「五月蠅い、変態。」
俺P「...........。」チラッ
やよい「/////」
雪歩・真美「」ジトッ
俺P「...........さて」スタスタ
ヌウッ
貴音「逃げられるとでも」ガシッ
俺P「ですよね~」
雪歩(あれ?でも四条さん何時の間に.....。)
真美「隊長! 変態を捕まえました!」
俺P「やめろ! 違うんだー!」
響「この変態! ついにそういう事を.....。」
俺P「違うんだあの時 π Touchとか言ったのは.........。」
響「ん? あれ? 自分なんで『ついに』っていったのかな?」
俺P(こいつは!)
俺P「そうだ........。」
響「まぁ、そんなことしそうな顔だからに決まってるさ。」
俺P「顔?! 顔っつったか! がなはいさい!」
響「がっ........がなはいさい!」
ギャーギャ!!
ワーワー!!
社長「やぁやぁ、みんな楽しそうにしているじゃあないか。」
響「どこが!」
俺P「違うんですよ社長!!」
社長「しかし、俺Pくんはともかく律子くんやオリPくんがいないのはどうしてかね。」
俺P「??」
社長「いきなり何故だ.....という顔だね。」
社長「なに、君たちの経験になるような話さ。」
社長「先に開催される『IA(アイドルアカデミー)』出場を目指す君たちにとってはね。」
俺P「!?」
今回はそれか.......。
.
社長「また、二人には話して置くとして、キミたちだけでも聞いてくれないかね。」
社長「今、このアイドル業界を席巻している主なプロダクションは何か分かるかね。」
俺P「961プロダクション・765プロダクション、あとは.......。」
律子「876プロダクションですね。」
俺P「律子....帰って来たのかよ。」
P「律子だけじゃねえよ。」
俺P「オリP.....さんですか。」
P「へん、どうもすみませんでしたよ。」
俺P「.....................。」
社長「そうだ。」
社長「この3つのプロダクションの力は常に拮抗していた。」
俺P「『た?』」
社長「鋭いね.....。」
社長「最近876プロダクションが急成長を遂げている。」
社長「『Dearly Stars』」
俺P「!?」
社長「かのプロダクションが急成長を遂げたのはそのユニットが結成された直後のことだった。」
俺P(............メンバーはもしかして。)
すみません、今日は此処まで。
876側のもろもろを書くのが不安になってきた。
今更で申し訳ないがDSをやった事が無いんですね。
他人のSSである程度勉強したけど
もしかしたら、色々間違ってるかもしれんので
その際はご指摘オナシャス!修正します。
ただ、前作のようにあえて改変してる部分も有りますのでそういう場合は修正しませぬ。
─ フェス ─
どっかプロのP「さぁ、今回は最近人気急上昇の『Dearly Stars』が相手だ。」
プロP「結果は問わないから、何か相手から得てくるんだ!」
どこかプロアイドル「はい!」
?「ねぇ、ママ。今日の相手はどこだっけ?」
?「どっかプロの『Daredesker(読み:ダレデスカー)』ってチームね」
?「ふーん、ですって。どうしますか絵理さん、涼さん。」
??「いや、私はリーダの愛ちゃんに任せるよ。」
???「いや、愛ちゃんに全投げしてるだけなきもするけど....。」
愛「じゃあ、私のさじ加減でやってのいいですか?」
絵理「うん、いいんじゃないかな?」
愛「じゃあ.......。」
─ 765プロダクション内 ─
社長「.........と、言うわけだ。」
社長「そして、此処からが大切な話だ。」
社長「『IA(アイドルアカデミー)』の前哨戦ともいえる。大規模フェス『Mountain Higher』がはじまる。」
俺P(なんだそのフェス。聞いたことが無いな。)
社長「キミたち全員にオファーが来た」
貴音「なんと!」
伊織「まぁ、当然かしら。」
社長「キミたちの健闘を期待したい。だが、あくまで目指すは『IA制覇』であることを忘れないでくれたまえ。」
P「それはもとより。」
社長「ふふっ、しかしキミたちが此処に来た時に比べて皆たくましくなった。」
律子「社長、それを言うのはまた今度にしてください。幾らなんでも早すぎます。」
ピリリリリリリリリリ
律子「あれ? 私の携帯....。」
.
律子「はい....。」
律子「えっ!! 本当ですか!」
俺P「どうした?」
律子「......................どっかプロってご存知ですか。」
P「しらねー!三下も三下じゃねえかよ。」
俺P「三下かどうかは置いておいてそのプロダクションがどうした?」
律子「........倒産した。とのことです。」
俺P「..........で?」
律子「いや、このプロダクションは先日......876プロダクションとフェスをやったばかりなんですよ。」
俺P「えっ.......なら、少なくとも三下とかじゃあなさそうだ。」
P「.......なんだよ俺P。」
俺P「何でもないっす。」
─ フェス会場 ─
どっかP「うっ.......うっ......」
どっかアイドル「おええええっ(嗚咽)」
涼「ほら、またやりすぎた.....。」
絵理「愛ちゃんやりすぎだよ........。」
愛「ゴメンなさい、でもしょうがないかな。」
愛「だって快感なんです。」
愛「向けられた刃を豆腐のようにぐちゃぐちゃにする事が。」
あるアイドル評論家は言った。
765プロアイドル 星井美希は心を惹きつける何かを持っている。
765プロアイドル 天海春香は心を誘導させる何かを持っている。
そして、そのアイドル評論家は言った。
876プロアイドル、日高愛は心を折る何かをもっていると。
.
─ 765プロ ─
俺P「876プロが何か関係してるのでしょうか?」
律子「分かりません。しかし、こうなった以上よう注意しましょう。」
律子「下手したらうちも.....。」
P「大丈夫だ。」
P「俺が居る。」
俺P(『俺達』.....とは言ってくれないんだな。)
俺P「雪歩・やよい・真美。」
三人「?」
俺P「例のフェスについてのそうだんだ。」
雪歩「えっと......はい、分かりました。」
P「......................。」
.
俺P「はぁ。何だあの空気。」
雪歩「曲の打ち合わせは・・・・・。」
俺P「ああそうだった。」スッ
雪歩「ひっ。」サッ
俺P「おっと、すまん。」
俺P(今回は上手くいくのだろうか.....雪歩とのコミュが取れてない....。)
俺P(先ずは.....雪歩の俺への恐怖心を取り除くか。)
俺P「雪歩......。」
雪歩「は....はいっ」ビクッ
俺P「そんなおびえないでくれ。」
俺P「この打ち合わせが終わったら。ご飯食べにいかないか。」
雪歩「えっ.......。」
俺P「そんな深く考えなくていい。勿論真美もやよいも一緒さ。」
俺P「いまは、俺達にある壁を何とかしてなくしたいんだ。」
つづく
俺P(他作品のパロをよくやるから、どうせ焼肉屋なんだろ。)
俺P「なんて思ってた諸君残念だが。」
─ イタリアンレストラン ─
真美「俺Pくん.......何でイタリアンレストランなの?」
俺P「イタ飯ですよ、イタ飯!」
やよい「イタ飯? どこか痛いなら家に帰ってゆっくりしたら....。」
千早「可愛い.....。」
雪歩「あはははは.......」
俺P「.........で、何で居るんだ。」
貴音「なるほど.....ぱすたと呼ばれるものもなかなか。」
美希「でも、ミキ的にハニーと食べるご飯はなんだっておいしいの!」
P「おう!そうだろ!」
律子「こら、ミキちゃんと場所を弁えてって.......。」
P「いいだろ、俺のアイドルなんだから。」
美希「ミキはハニーだけのアイドルなの。」
俺P「いや、誰専属の肉(バキューン!!)でもいいから質問に答えろ」
伊織「な.....なななな!!」
やよい「肉(バキューン!!)ってなんですかぁ?」
伊織「アンタも復唱しなくていいの!」
P「おい、うちのアイドルに変な単語聞かせるなよ!」
美希「//////」
春香「//////」
残り「///////」
俺P「こっちはチームのアイドルとP間の交流のために食事会してるんだけど。」
春香「あれ?私たちは真美から俺Pさんのおごりって聞きましたが。」
真美「( ; ’3’)ピューピュー♪」
俺P「.............。」
真美「だってさ、最近皆の仲おかしいんだもん!」
真美「前はこんなんじゃなかった気がするのに.......。」
俺P「..........。」
俺P「別に怒ってない.....寧ろ悪かったよ。」
俺P「此処は俺のおごりでいい。思いっきり食ってくれ。」
765の残り「フォオオオオオオオオオオ!!」
俺P「ただし!」
他「!?」
貴音「」チュルチュル
俺P「そこの大食乙女は節度を持って食べろ」
貴音「なんですとっ!」
雪歩「.............。」
俺P「どう、美味しい?」
雪歩「ひうっ!!」サアッ
俺P「真面目に傷つくんですよねー。」
雪歩「ううっ。」
俺P「とはいえ、一日で変われなんて俺も言えないけど。」
俺P「そろそろ変わる努力をしてほしい。」
俺P「そうではないと俺達は。」
俺P「IAの激戦を勝ち抜く事はできないだろうから。」
美希「雪歩達がIA制覇なんて無理だと思うなー。」
俺P「......どうしてだ。」
美希「だって、ミキがいるんだもん。」
雪歩「........。」
雪歩(言い返せない....だって....私なんか........私なんか。)
俺P「そうでもないぜ。」
雪歩「えっ」
俺P「俺の担当アイドルを舐めるなよ。」
俺P「自分の仲間をあまくみてんなよ。」
俺P「俺の担当アイドルはみんな。凄いんだ。」
俺P「凄くて、凄くて、凄いんだ。」
P「なら、俺の担当アイドルはそれ以上に凄い。」
俺P「なら、俺のアイドルはその2倍凄いな。」
P「なら、俺はその4倍!」
俺P「16倍」
P「32倍」
俺「64........
律子「いつまで不毛な争いしてるんですか!」
P「不毛?違うぞ律子今日で確信した。」
俺P「.........IA制覇のために!!」
律子「えっ?」
二人「こいつは潰しとくべき敵だってことが。」
春香「息ぴったり。」ボソボソ
千早「本当に仲が悪いのかしら。」ボソボソ
?「........................しょうもない」
ゾクッ
?「アンタ達からは戦いのにおいがしてこない。」
多分オリPもそうじゃないだろうか。
背中に刃物を突き刺されたような感覚があった。
後ろを振り返そうと言う事はおろか
考える事すら許されてないような.......。
律子「あなたは! いえ......言うまでも無く。」
律子「日高........舞さん。」
舞「幼稚園生のお遊戯の方がまだ迫力があるわ。」┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド
俺P「くっ.....。」
舞「765のアイドルも一緒なんだ。」
舞「...........。」
伊織「何なのよアンタ!」
舞「それは自己紹介を求めてるって事かしら。」
伊織「要らないわよ。そんなもの。」
真「いおりっ! この人は。」
伊織「ええ、知ってるわ。だから何?」
伊織「この伊織ちゃんがアイドル界に君臨した以上はアンタも過去になるわ。」
伊織「日高舞。」
舞「ふふふ.......良い貌してるじゃない。」
舞「それに.......アイドルが持つべき図太さもある。」クイッ
伊織「うっ....」ビクビク
舞「アイドルとなった以上は未来のアイドルでさえも過去のものとする気概が必要よ。」
舞「だけど、それに関しては申し訳ないと思ってるわ。」
舞「私はもう、アイドルとしては過去のものとなってしまった。」
律子「何を言っているんですか.....貴方は伝説の....。」
舞「言ってる意味.....分かんない。」
舞「その伝説は.......過去になってしまったの。」
タッ タッ
舞「日高 愛」
俺P「えっ。」
舞「覚えておきなさい。」
舞「次の伝説の名前よ」
・
・
・
つづく
ライブまでに一度続き書く
ライブまでに一度続き書く
ライブまでに一度続き投下
お、もどってる。もうライブ終わっちゃってるけど
─ 765プロ ─
俺P「日高舞……か。ぶっちゃけ初めて見た。」
律子「私もですよ…何というか迫力ありましたね。」
律子「日高舞の伝説はアイドルを目指す者で知らない人はまずいない。」
律子「勿論……私にとっても。」
俺P「その伝説が過去の物ねぇ……。」
律子「私も気になって調べてみました。」
俺P「876プロの『Dearly Stars』に所属してるんだろ。日高舞の娘が。」
律子「………ええ。」
俺P「しかし、彼女の言葉を鵜呑みにして考えると。」
俺P「フェアリーとジアースのメンバーがヤバいな。」
律子「ジアース? 何ですかそれ。」
俺P「あ、すみません何でもないです。」
律子「日高舞さんを超えるほどの実力を持ちうるのなら」
律子「フェアリー達を倒すことで苛烈なデビューですか。」
俺P「その可能性もあるんだよな……。」
律子「……そうですね。」
俺P「なぁ、此処では……いや。」
俺P「秋月涼ってのとは暫く会ってないのか。」
律子「!? ………はい。」
俺P「ふーん。」
俺P「とりあえず……もうすぐフェスだ。」
律子「そうですね。……俺Pさん。」
俺P「ん?」
律子「先ほどの考え……本当に日高舞さんだけの考えなんですか?」
律子「貴方も………」
俺P「……さぁな。」
俺P「雪歩達のみぞ知る……。」
─ フェス前日 ─
雪歩「~♪」
やよい「~♪」
真美「~♪」
俺P「………。」
俺P(よし、準々決勝のジアースとは戦えるレベルにはなってるな。)
準々のジアース……つまり春香がオールラウンダーとして
また、他人の関心を誘導させられる様になる前のレベルである。
真美「俺Pくんどったの?」
俺P「……えっ、あっ、うん。」
俺P「ちょっと考え事をな………。」
そして、IAの前哨戦がはじまった
(なんか2にあったCDの売上云々はもうめんどくさいんで省略で)
はいつづ~く。
気分が乗ったらまたやります
こうしんさせてびっくりした。
─ 『Mountain Higher』会場 ─
俺P「……此処がステージになる。」
やよい「はわわ、想像の何倍も何倍もおおきいです!」
真美「でも、ステージ……4つあるよ。」
雪歩「でも、それでも一つ一つがこれまでよりも大きいハコだね。」
俺P「最後に合わせるか。」
やよい「そうですね! やりましょう!」
俺P「1・2、1・2、1・2!」
雪歩「~♪」
やよい「~♪」
真美「~♪」
俺P「よし、上出来だ。」
俺P(衣装としても、ビジュアルを前面に押し出して。)
俺P(お守りは……ボルテージカッタ―をやめて、ボルテージ増加量をあげる物にしようか。)
俺P「よし、みんな。」
俺Pが三人に話しかける瞬間だった。
律子「さぁ、そろそろ挨拶が始まるわよ。」ゾロゾロ
伊織「そろそろね……」
美希「緊張しなくていいの! でこちゃんじゃあ、ミキ達には勝てないんだし。」
春香「だめだよ、美希。伊織達がかわいそうでしょ。」
P「そうだぞ。」
ゾロゾロ
どこかのアイドル1「うわぁ、本当にあのフェアリーの皆だ。」
どこかのアイドル2「うわぁ、生で見た!!」
どこかのP「オリPさん。本日はよろしくお願いします。」
P「ああ。」
俺P「そうか…もうそんな時間か。」
スタッフ「それでは参加チームの確認を……」
スタッフ「765プロの『竜宮小町』さん、」
竜宮「はい!」
スタッフ「どこか工業の『No name』さん。」
No name「はい!」
・
・
・
スタッフ「最後に、『チーム俺P(名前未決定)』」
俺P「はい!」
真美「うわ、俺P君テンション高い。」
スタッフ「はい、確認させていただきました。」
スタッフ「で、最後に『Dearly Stars』のみなさん。」
し~ん
スタッフ「あれ?」
P「逃げ出したか?」
涼「ほら、もう名前呼ばれてるよ!」
絵理「なんで、愛ちゃん本当にこの時間で合ってたの?」
愛「はい、一番最後に来て他の参加者全員を見てみたかったんです。」
舞「で、感想は?」
愛「うん。思っていた以上に。」
愛「有象無象ってかんじですね。」ゴゴゴゴゴゴ
舞「……そう。」
P「何!?」
美希「何あの娘、すっごく失礼なの!」
俺P「あっ、あいつ『有象無象』のいみ分かってたんだ。」
美希「」キッ!!
俺P「」ピューピュー
舞「待たせたわね。876プロダクション『Dearly Stars』は遅ればせながら登場よ。」
スタッフ「はっ、はいっ!」
俺P「……なるほど。」ボソッ
真美「どったの、俺Pくん。」
俺P「さっきのあの子の雰囲気を感じ取った時。」
俺P「たしかに、日高舞に似たオーラを発してた。」
俺P「すさまじいよなぁ。」
俺P「俺震えてきたよ。」
雪歩「プロデューサー。」
俺P「でも、臆しはしない。」
俺P「俺が一番にビビったら。お前らも安心して全力を出せないだろうから。」
スタッフ「宜しいですか。それでは説明を致します。」
スタッフ「すでに、資料の方はお読みいただいたとは思いますし」
スタッフ「みなさん16のユニットですので薄々は感づかれていたとは思うのですが。」
スタッフ「普段のフェスとは異なりこのフェスは。1グループ(四ユニット同時)でフェスを行い。」
スタッフ「1位の方のみが決勝に進めます。」
みんな「ザワザワ」
スタッフ「それでは、そのグループを決める抽選を行います。」
スタッフ「それぞれ、ABCDのグループがありますので。」
スタッフ「私が呼んだユニットのリーダーの方がくじを引いてください。」
スタッフ「それでは、先ほどの逆で……『Dearly Stars』の方から。」
絵理「愛ちゃん。」
愛「はい、いってきます!」
トットットッ
ガサゴソ
愛「……『D』ですね。」
雪歩「つ……つぎは私達です。」
雪歩「でも……」
スタッフ「次は『チーム俺P』ですが…」オトコォー!!
雪歩「ひうっ!!」
俺P「ハァ・・・」
俺P「俺がいってくるよ。」
ガサゴソ
俺P「Bで。」
スタッフ「はい。Bが来ました!」
そして、くじの結果。
グループ
A:竜宮・フェアリー・適当に2チーム
B:春香達・残り適当に3チーム
C:俺P達・残り適当に3チーム
D:『DS』・残り(ry
伊織「美希……」
美希「アハッ、叩き潰してあげるの!」
俺P(よし。上手くばらけたな……)
舞「三人とも……分かってるわよね。」
涼「はい。」
絵理「分かってますよ。これが私たちの……。」
愛「苛烈な伝説の始まりですから。」
続きは明日
─ Aグループ ─
P「いいか。今回の相手は特に気をつけるべき敵はいない。」
美希「ハニー、そんなんじゃダメだよ。」
P「ん?」
美希「伊織達を嘗めてかかったら……やられるの。」
P「……わかった。とりあえず。お前らにお任せだ。」
美希「分かったの。」
美希「じゃあ、見ててねハニー。」
伊織「律子、ステージに立ってる美希達ってやっぱり大きいわね。」
律子「そうね……。」
律子「ねぇ、伊織。やっぱり不安?」
伊織「全然!」
律子「震えてるけど?」
伊織「これは武者震いよ!」
律子「……。」
ギュッ
伊織「なっ///なにしゅるのよっ!」
律子「なにしゅるの?」
伊織「////」カアッ
伊織「何してるのよ///!!」
律子「大丈夫よ。貴方のその負けん気を。」
律子「いや、今あなたの持ってる全てをぶつけてきなさい。」
あずさ「そうよ、伊織ちゃん。」
亜美「亜美達はちゃんとついて行くよ!」
あずさ「むしろ、追いてっちゃうかもしれないわぁ~。」
伊織「………そうかしら。」
伊織「私の前は何人たりとも走らせないわ。」
伊織「例え、あずさや亜美。律子でさえも。」
伊織「それに勿論……」
美希「おいで、でこちゃん。」ニコッ
伊織「…美希達なんかには絶対に前には行かせないわ!」
律子「ホラ、震えは止まったわね。」
伊織「……そうね。」
伊織「行きましょう。」
亜美「アイアイ!!」
あずさ「はーい。」
伊織「……律子。ありがとう。」
伊織「お礼に良い物見せてあげる。」
伊織「大金星(ジャイアントキリング)。」
─ On Stage ─
美希「ねぇ、響。ミキはやくあの曲を歌いたいの!」
響「五月蠅いさ…。あれはプロデューサーが最後まで取っておけって言ってたでしょ?」
貴音「そうですよ、美希。切り札を使う時は……奥の手を用意するんです。」
美希「むぅ…。」
美希「まぁ、いいか。」
─ フェアリー:オーバーマスター
─ 竜宮小町:七彩ボタン
(注意:言わなくても分かるとは思いますが、残りの2チームは相手にもならないので)
殆どフェアリーと竜宮による戦いになります。)
P「ほう、竜宮とフェアリーが良い戦いしてる。」
P「律子はやっぱり凄い奴だなぁ。」
美希「くぅ…でこちゃんのくせに生意気なの!」思い出アピール
伊織「させないわ」思い出アピール
美希「うっ」
響「美希! 気が逸り過ぎさ!」
美希「うるさいのっ!」
竜宮:バーストアピール
雪歩「わぁ、伊織ちゃんたちが突きはなしましたぁ!」
P「さぁ、このままで済ませられるか・・・」
P「そんな単純に勝てるアイドルに育てた覚えは……ないんだよ。」
三人「??」
美希「こんな筈はないの!ミキは!!」
バシッ!!(背中をたたく)
美希「!?」
貴音「美希」
響「ほら、まだ残り半分もあるさ! 逆転もできる。」
─ 響 思い出アピール
P「ほら、もう動き始めた。」
P「……だがこれは!」
─ 回想 ─
響「自分がいればもっとフェアリーは大きな数字になれるさ!」
─ 回想 ─
P「響……。」
P「お前は何をした。」
響「貴音、歌のアピール頼むさ!」
貴音「はいっ!!」
響「美希! もうすぐだから思いっきり行くさ!」
美希「……了解なの!」
雪歩「プロデューサ、響ちゃんが何かしたって…・・。」
P「多分この後に、バーストアピールがはいる。」
P「その後に嫌でも分かる。」
P「今の所、気付いたのは俺だけのようだ。」
─ フェアリー:バーストアピール
伊織「皆! こっから先が正念場よ!」
亜美「アイアイ!」
響「正念場? 何を言ってるさ。」
─ アピール終了
─ 響:思い出アピール(ゲージ3/5増加)
雪歩「ほえええええっ!!」
俺P「……。」
伊織「不味いっ!」
響「遅いよ……。」
─ フェアリー:バーストアピール
響「此処からは伊織達の『正念場』じゃあなくて。」
響「自分たちの『独擅場(ドクセンジョウ)』さ!」
舞「へぇ、結構うまく出来上がってるじゃないの。」
愛「でも、あのプロデューサーの指示じゃなさそうだね。」
舞「何でわかるのかしら。」
愛「だって、見た目からして無能を権化したようなプロデューサーだったもん。」
舞「……ふふっ。プロデューサーを無能って、我が娘ながら末恐ろしいわね。」
響「」思い出アピール
伊織「させないわよ!」思い出アピール
貴音「」思い出アピール
あずさ「伊織ちゃん! もうないわよ。」思い出アピール
伊織「でも、その条件は同じよ!」
響「………言ったはずさ。」
響「此処からは自分達の独擅場だって。」思い出アピール
伊織「うそ……ありえない。」
伊織「だけど、まだバーストアピールまで2/5残ってるわ!」
響「そうだね。流石に自分もこれ以上アピールは出来ないさ。」
響「……で、それが何?」
響「フェアリーは『1+1+1』で『3』じゃないさ。」
響「自分たちは『1+1+1』で『30000』だ。」
響「……千倍さ。」
結果発表
一位 Project F@iry score 119800
二位 竜宮小町 score 98420
三位 モブ1 score 52000
四位 モブ2 score 43000
美希「うん! 圧勝なの!」
貴音「まぁ、これも響のおかげです。」
響「えへへ」
貴音「ですが……」
響「?」
貴音「三万は三の『一万倍』ですよ、響。」
美希「あっ、そうなの! ミキ『あれ?千倍っておかしくない?』っておもってたの。」
響「/////」
響「う、うがー! 勝ったからチャラだぞ!」
伊織「……。」
律子「伊織。」
伊織「分かってる……落ち込んでる暇はない。」
伊織「この仇はIAの時に晴らして見せる。」
伊織「……なのに。」ポロッ
伊織「涙が止まらないの」ボロボロ
伊織「ひっく……・」
律子「……分かったわ。」ダキッ
律子「次はフェアリーに勝たして見せる。」
律子「但し……。」
律子「泣かして泣かして、涙も脳漿もからしてあげるから覚悟なさい!」
伊織「……うん。」グス
この後、『The E@rth』と『チーム俺P』はこれといった障害も無く決勝に進出。
『765プロ』全員晴れて決勝へ進める事になった。
P「……。」
さて、日高愛率いる『Dearly Stars』で出番がやってきた。
仮にも響達がいる集団に対して『有象無象』と言ってのけた程だ。
どれほどの実力の持ち主なのだろうか…。
そして、三つの影がステージの上に現れた。
続く
?
修正
>>96-98
P⇒俺P
昔、一つの伝説があった。
その伝説の名前を『日高舞』といった。
当時の若者の興味を全て彼女が惹きつけていた。
当時の若者のを全て彼女が牽引していた。
当時のアイドルの自信を悉(コトゴト)く潰していった。
言わばそれ程までに『日高舞』は強烈であり苛烈でもあったわけだ。
しかしある時、日高舞は表舞台から忽然と姿を消す。
謎の引退に数々の憶測を呼んだ。それゆえ、伝説は潰えぬまま現在まで残っていた。
愛「涼さん、絵理さん。」
愛「他の決勝者に、今の相手に恐怖を植え付けましょう。」
愛「今の相手にはアイドルとして、私達に立ちはだかった事を後悔する程に。」
愛「次の相手は次に立ちはだかる事に恐れ慄く程に。」
涼「あ…あはは。ほどほどにね。」
Dearly Stars:Dazzling World
モブ1:ドドスコイ!乙女道!
モブ2:ドドスコイ!乙女道!完結篇
モブ3:さらば ドドスコイ!乙女道!
俺P「まぁ、真美。ゲーム用語で『升』って知ってるか。」
真美「えっと……たしか、チート行為だっけ。」
真美「それがどったの?」
俺P「ああ…、なんかやな予感がするんだよ。」
真美「?」
真美「えっ、あのチームがチートしてるってこと?」
俺P「いや、ゲームじゃないからそれはないと思うけど。」
俺P(いや、今はね。)
俺P「あの三人を見ていると。時々、予め自分の負けが決まってる様な気がして……な。」
真美「スマ○ラで、相手のキャラ選択である程度レベルを察しちゃうようなもの?」
俺P「スマブ○DXでネ○とかプ○ンとか選択されると警戒しちゃうよな。」
真美「そうそう!だけど、戦ってみると案外雑魚だったり。」
伊織「何の話してるんだか。」
あずさ「真美ちゃん楽しそうねぇ。」
亜美「亜美もあんな話したい~。りっちゃん!」
雪歩「俺Pさん!し、試合が……。」
俺P「どうし………なっ!」
凄惨。
会場の様子を一言で表すなら当にその言葉が似合っていた。
涼の曲って……あんな殺伐とした雰囲気になるっけ?
前回(前作参照)の『The Earth』の所詮は確かに『クアトラブル(四倍)』だった。
だが、この試合は一体何倍だ……。
自分に計算力が無いのがもうし訳ない。
今この試合がどれだけの物かと。
最終結果のスコアお見て頂こう。
Dearly Stars:178970
モブ1:4730
モブ2:9740
モブ3:6910
何故こういう事が起きたか。
相手側の思い出アピールが全く通らない。
DS側のゲージが減少しないだけでなく、相手側のスコアすら上昇しない。
前回(前作参照)もインフレ作品にするんじゃないといった筈だが。
今回ジアースが居ない状態でこの雰囲気を打破しないといけない。
覚悟はしてたが、厄介な事になってる。
相手の思い出アピールが向こうになっていると言う事は。
自分達が相手の時を考えると、下手をすればバーストも通らないかもしれない。
俺P「ってか、此処の世界のあいつら化け物すぎだろ……。」
真美「?? なにいってるの?」
俺P「やばいお前ら全員集合!」
真美「は、排他的経済水域だよ!」
俺P「……どっこと?ってか、そんな難しい言葉よくしってんな。」
俺P「取りあえず作戦練り直しだ!」
─ 決勝 ─
つづく
俺P「……ダメだ。いいお守りがない。」
雪歩「プ…プロデューサー。」
俺P「待ってくれ。」
俺P「落ち着け……落ち着け。」
俺P「俺が慌ててどうする。雪歩達の緊張の方が大きいんだ。」
俺P「………。」
三人「ドキドキ……。」
俺P 「……負けてこい!」
三人「ええええええっ!」
俺P「今俺が皆にやれる対策が何一つない。」
俺P「たぶん、まともに相手して、フェアリー、春香達、DSには勝てないよ。無理ゲーだ。」
俺P「だけど、よくよく考えてくれ。」
真美「よくよく……あっ!」
俺P「分かったか?」
真美「そうだね、よくよく考えたら此処で絶対勝つ必要ないね。」
俺P「ああ。IAで対象を獲るのに、このライブは絶対条件じゃあない。」
俺P「真美、そこで俺は命令だ。」
真美「何?」
俺P「イタズラ好きの真美。観察力に優れて、洞察力に優れて、想像力に優れた双海真美。」
俺P「これは、お前にしか頼めない。」
俺P「……ってなわけだ。たのんだぞ。」
真美「うあうあ。大役すぎるよ!」
俺P「そんんで、雪歩!やよい!」
二人「はいっ!」
俺P「お前らにもミッションだ。」
─ 本番 ─
雪歩「ううっ。」
やよい「緊張します!」
雪歩「『Deary Stars』の潜在能力の全てを引き出すなんて。」
雪歩「私には無理だよお……。」
真美「ゆきぴょんそんな弱気じゃだめだよー!」
雪歩「もう!真美ちゃんは楽だからって……。」
舞「愛、今回の戦いだけど。分かってるわね。」
愛「大丈夫、ママ。今回の標的は一つ。」
愛「天海春香」
愛「……でしょ?」
舞「ええ。」
つづっく
余談
玲音ってやつはアレか?
俺に第三部作れって言ってんのか?まだニ部完成すらしてないのに。
本題
明後日か明々後日、最悪来週までに続き書きます。
─ 俺P・律子 ─
俺P「改めてステージに上がる日高愛を見て思う……。」
俺P「彼女は苛烈が街を走り回っているような女の子だな。」
律子「物凄いいいようですが、非難できないあたりが舞さんの娘ですね。」
俺P「日高愛の恐ろしい所は、先の試合で相手側のアピールを完全に叩き潰していた所にある。」
俺P「しかも通常アピールでさえ歯牙にかけないあの様!」
律子「勝てるんですか?」
俺P「わかんない。……っていうのも。」
俺P「大金星(ジャイアントキリング)には大体2パターンあって。」
俺P「ウサギとカメのようなパターンと」
伊織「漁夫の利……のパターンですか。」
俺P「おお、伊織達もきたのか。」
伊織「まぁね。あいつたちの行く様を見て学ばないと……。」
俺P「流石だよ、伊織。」
伊織「フン、言ってなさい。」
響「美希・貴音」
美希「?」
貴音「どうしましたか。」
響「ゴメンね、最初の一回だけ自分アピールを使うさ。」
美希「えっ、でも。」
貴音「先ほどの試合で『でぃありーすたぁず』にアピールを潰されていたようでしたが。」
響「だからさ。」
響「使えなかったら、あのチームが優勝さ。」
響「でも、そんな事はさせたくない!」
響「プロデューサーが。一生懸命ここまで連れてってくれたさ。」
響「自分達と貴音達を再び引き合わせてくれたさ。」
響「プロデューサーにちゃんと証明するさ。」
響「フェアリーが、より大きな……」
響「!?」
─ ? ─
??「寂しさを隠し、孤独を是と思いこみ。排他的だった自分の過ちを五分と見ろ!」
??「そしてこの先、我那覇響と言うアイドルがこの世界に打ち立てる生きたあかしを五分と見ろ!」
??「お前にアイドルをやめるという気概があるなら、一人でフェアリー二人を追い詰めたその腕を買い上げる!」
響「......。」
??「俺は765プロダクションプロデューサの『;;;;;;;;;;;;;』だ!」
??「俺の所に来い! 我那覇響!」
── ──
響「.......自分も。」
響「いや、自分がいればもっとフェアリーは大きな数字になれるさ!」
響「だから、その....。」
響「もう一度、自分も一緒にいさせてくれない....かな。」
??「......貴音、どうするんだ。」
貴音「....そうですね、響。私も言いたい事が一杯ありますが...先ずはこれだけ。」
響「...........。」
貴音「次はもう離しませんからね。」
─ ?おわり ─
?「……キ」
?「……ビキ!」
貴音「響! 聞こえてますか!」
響「えっ、あっ。」
美希「いきなり遠い目をしてなにかあったの?」
響「えっ、あ、うん。」
響「ちょっとね、今何か変なもの見ちゃった。」
響「記憶にないような会話が頭の中よぎって……。」
響「誰か分からない人が自分たちの会話に入ってて……。」
響「うがー!」
響「二人ともゴメン!ちゃんと切り替えるさ!」
Project F@ily : オーバーマスター
春香「ねぇ、みんな。私たちは何時ものように頑張ろう!」
春香「千早ちゃんの曲と」
春香「真のダンス!」
千早「そして、春香の求心力で……ね。」
真「援護よろしくね!」
春香のチーム : tear
愛「それでは行きましょう。」
愛「これから始まる私たちの伝説と。」
愛「これから終わる彼女達の伝説のために。」
Dearly Stars : Dazzling World
雪歩「真美ちゃん、やよいちゃん。行くよ!」
真美・やよい「アイアイサー!(ですっ)」
チーム俺P : キラメキラリ
─ 曲の始まり ─
観客「オオオオオオオオオオオオオオッ!!」
律子「す……すごい!」
俺P「響の奴思い出アピールを通しやがった!」
伊織「でも、見て。春香のチームも。」
亜美「うあうあ、千早お姉ちゃんから目が離せないよー。」
あずさ「凄い……。」
俺P(だけど、アレではフェアリーには届かない。)
俺P(今のフェアリーはおろか、あの時の……。)
俺P「」ググッ…
俺P「そうだ!雪歩達は!」
~♪(音楽)
雪歩「」
真美「」
やよい「」
チーム俺P:スコア 0
.
俺P「えっ………えっ……。」
律子「そんな……どうして。」
俺P「まさか……誰も……雪歩達に目を向けて……。」
伊織「ない。」
亜美「真美……。」
これは俺P自身ですらも予想できなかった事態であった。
スコアが上がらない……それはフェスにおいては盛り上がっているかだけにとどまらず
ハコユレ同様彼女達に関心があるかも関係している。
だから、前作における天海春香の人心誘導や、
前作今作における星井美希の求心力はこの手のフェスで圧倒的な効力を発揮する。
そして、更にフェアリーには我那覇響と四条貴音という存在感の塊がいて
DSには俺Pが「苛烈が街を走り回っている」と評価した日高愛がいるのだ。
物のつまり……
雪歩達に興味を持つ客がいなくなっているのだ。
.
踊りを見せても。
幾ら歌って声を張ろうとも
幾ら可愛いポーズを見せても
観客の目は雪歩達意外に関心が行ってしまっている。
あるいは天海春香によって関心を誘導させられていたり。
あるいは星井美希によって心を奪われていたり。
あるいは日高愛によって心を震わされていたり。
あるいは如月千早の歌声に魅了され
あるいは菊地真の踊りに目を奪われ
あるいは我那覇響の踊りに体がつられ
あるいは水谷絵理に目がいき
萩原雪歩の儚さなど
双海真美の奔放さなど
高槻やよいの純真さなど
それらに中てられ薄まる影のようであった。
雪歩「グスッ・・・・・・」
雪歩「無理だよ、やっぱり私なんか……。」
─ 回想 ─
俺P「お前達二人には日高愛の本気を極力引き出すように頑張ってもらいたい。」
雪歩「ええっ!」
俺P「さっき真美に与えたミッションをこなすためには二人も協力しないといけない。」
俺P「今は勝てなくても、最後にIAを制覇できた奴が勝者なんだ。」
雪歩「でも、私なんてダメダメで……。」
俺P「なぁ、雪歩。」
俺P「あんまりそう言う事を言うと、見捨てるぞ」
雪歩「えっ……。」
俺P「雪歩達のプロデュースを押し付けられて嫌々やってるとでも思うか?」
俺P「違う。」
俺P「雪歩も、やよいも真美も」
俺P「皆みんな、フェアリーや春香達、DSを超えてしまうアイドルになる。」
俺P「その確信があるからだ。その才能の塊があるからだ。」
俺P「俺の仕事は、俺の役目はお前たちという画龍に睛を点ずることだ。」
真美(素直に画竜点睛って言えばいいのに……。)
俺P「だが、自分のその玉を磨かず燻らせる。おのずから光を曇らせようとするのは。許さない。」
雪歩「プロデューサー……私は。」
俺P「だけど、負けずに戦うのなら。」
俺P「自分を変えようとするのなら。」
俺P「俺は何があっても雪歩の味方になる。」
─ 回想終わり ─
雪歩「プロデューサー」クルッ
雪歩「あなたは……。」
雪歩「まだ、私の味方ですか……。」
遠くで雪歩が何かをしゃべっている。
声は聞こえない、でも何故だろう。声が聞こえるようだ。
そう、あれは……。
なら、俺がする答えは一緒だ。
俺P「ああ。俺は味方だ。」コクリ
.
俺Pが首を縦に振るその姿を見て
雪歩は目を瞑り
静かに笑った……。
つづく
お待たせしました。
このスレ(序)はもうそろそろ終わりを迎えそうな感じです。
突然ですが宣伝です!
>>1が謝罪するまで続けます!
文句があればこのスレまで!
加蓮「サイレントヒルで待っているから。」
加蓮「サイレントヒルで待っているから。」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401372101/)
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>>277>>278>>279>>280>>281>>282>>283>>284>>285>>286>>287>>288>>289>>290>>291>>292>>293>>294
>>295>>296>>297>>298>>299>>300>>301>>302>>303>>304>>305>>306>>307>>308>>309>>310>>311>>312
>>313>>314>>315>>316>>317>>318>>319>>320>>321>>322>>323>>324>>325>>326>>327>>328>>329>>330
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>>139
ごめんなさい
過去に一度
萩原雪歩が笑みをこぼして豹変した事がある。
そう、それは俺がThe E@rthを作りIU制覇に向けて頑張っていたころ。
そして、オリPが雪歩達のプロデューサをしていたころだった。
ジュピターに圧倒的な差をつけられ誰もがジュピターの勝利を確信した時
彼女が笑った。
その後逆転勝利までにはたどり着かなかったものの
ジュピターに対し彼女一人で互角にたどり着いた功績がある。
おれは、その事を今になって漸く思い出したのだ。
俺P「……オリP」ボソッ
律子「えっ?」
俺は無意識にオリPの名前をつぶやいていた。
勿論、今の慢心を極めたあのオリPではなく。
ひたむきにアイドルに向き合い。
限界まで工夫を凝らしている。
俺のこの世界の仲間のオリPの名前だ。
俺P「オリP……此処にも生きてるよ。」
俺P「お前の……大切なアイドルの心魂は。」
律子「な……何を言ってるんですか。」
俺P「さぁ、雪歩。何も顧みなくていい!」
俺P「その心火を。お前の全てを見せつけてやれ!」
─ ステージ ─
愛「!?」
フェアリー「!?」
千早・真「!?」
チーム俺P側のステージから明らかに異質のオーラが放たれている事に気づけたのは。
日高愛、フェアリーの3人、如月千早と菊地真、水瀬伊織
更に愛の母親である舞であった。
観客も只の傍観者としての立場で漸く雪歩の変化に気づく事が出来ている様だ。
観客876「おい、チーム俺Pの方。」
観客72「ああ、雪歩ちゃんの様子が……。」
観客114「でも、この感じ……!」
真「雪……歩。」
雪歩が歌う。その姿は千早に勝らずとも劣らぬ繊細かつ大胆である。
雪歩が踊る。その姿は真にも勝らずとも劣らぬ凛々しさがある。
雪歩が魅せる。その姿は美希にも勝らずとも劣らぬ可愛さがある。
雪歩の一挙一動に人は目を奪われ始める。
これでは当に、765プロ……
─ 日高愛 思い出アピール
愛「うわああああああっ!!」
─ Dearly Stars バーストアピール
舞「ちょっと!あの子なにしてるの!」
彼女の行動原理は単純であった。
得体の知れない物に対する恐怖。
只雪歩の恐れ慄いたが故に。
己の持つ物を用いて完膚無きまでに雪歩達を叩きのめした。
思い出アピール
思い出アピール
バーストアピール
思い出アピール
思い出アピール
バーストアピール
日本のことわざにこういう言葉がある。
「出る杭は打たれる。」
まるでその言葉を体現するがごとく。
雪歩達は圧倒的な力にひれ伏した。
だがそれは結果として、Dearly Stars を弱体させる要因となり。
響「貴音!美希!」
響「自分に力を分けてくれさ!」
─ 響 バーストアピール
.
春香「ダメ……届かないッ!」
我那覇響が再加入し完全となった彼女達に
未だ不完全な春香達が敵う由もなく。
─ 結果 ─
1 : フェアリー
2 : 春香達
3 : Dearly Stars
4 : チーム俺P(仮名)
チーム俺Pは3位に圧倒的な差をつけられての敗北となった。
─ オリP ─
P「よし、よくやったな。」
響「へへん、当然さ!なんてったって自分は……。」
響「自分たちは完ぺきだからねッ!」
P「ああ、お前たちは完ぺきだよ。それに比べて。」
春香「………。」
千早「………。」
真「………。」
P「なんだ、お前らのあの結果。」
千早「……良いわけはしないです。」
真「そうだね。」
P「あの時フェアリーに勝ったのはまぐれだったんかな?」
千早「………。」ギリッ
真「ダメだよ……。」バッ
P「お前たちは後で反省会だ……向こうにもっと論外な奴らが居てる。」
─ 俺P控室前 ─
カッカッカッ
P「あれ。」
カッカッカッ
舞「」
愛「」
P「あれれ、俺達に有象無象といってこんなざまになった876さんじゃないかぁ~。」
愛「どいてください。貴方に用はないです。」
P「おや、そんな言い方はないんじゃないの?」
P「確か君だったよね。言いだしっぺは。」
愛「……。」バッ
舞「やめなさい。愛。」
愛「ママ・・・・・・。」
舞「結果は結果よ。」
舞「享受しなさい。これが、その時の感情に流されるって事なのよ。」
愛「……うん。」
P「まぁ、先に俺が入るぜ。いいよな。」
舞「まぁ、いいわ。入りなさい。」
P「フン」ギイィィィィィ
律子「オリ……Pさん」
P「なんだ律子まだこんな奴と一緒にいたのか?」
P「いい加減に気付けよ。こいつは、いやこいつらは皆。」
P「能なしなんだからよ。」
雪歩・やよい・真美「!?」
俺P「………。」
伊織「ちょっと!アンタね!」
俺P「伊織!」
俺P「いいんだ。」
P「まぁ、これで分かっただろう。俺とお前にある途方もない隔たりが。」
P「少しは身の程を知っておけ。」ツカツカ
─ 俺P ─
俺P「………あそこまでだったとは。」
俺P「あそこまで途轍もない敵だったとは。」
俺P「日高……愛。」
愛「呼びましたか?」
全員「!?」
愛「そんなに驚かなくてもいいのに。」
律子「日高……愛ちゃん。」
愛「そこの……萩原雪歩さん。でしたよね。」
雪歩「えっ、あっ。」
愛「………不思議。今この時点では有象無象にも劣る儚さなのに。」
愛「さっきのフェスのあの覇気はあの場の誰よりも強いものだった。」
雪歩「えっ。」
愛「もし、あの覇気を。あの能力を何時でも引き出せるようになったなら。」
愛「私たちと、率いてはプロジェクトフェアリーと互角以上に渡り合えると思います。」
やよい「あ…あの!」
愛「何ですか?」
真美「真美達は……。」
愛「………見ようとも思わなかった。」
二人「………。」
愛「そして、俺Pさん……でしたよね。」
俺P「ああ。」
愛「正念場は、此処からだと言う事を忘れないでください。」
愛「それでは。」
キキィー
バタン!
俺P「……今日はもうあがろう。」
俺P「また明日、ゆっくり反省会だ。」
三人「はい。」
次の日から、チーム俺P達の状況は凄惨たるものであった。
あのような無様ともいえるフェスの後、彼女達を起用する企業は全くと言っていいほどなかった。
.
─ 事務所 ─
俺P「待ってください、それはあまりに酷な話という物では……!」
俺P「はい……はい。」
俺P「そうですか……はい。失礼します。」
ガチャン
律子「俺Pさん。また……仕事のキャンセルですか。」
俺P「ああ……。これで8件目だ。」
俺P「仕事もいい感じにあったのに……。」
律子「みんなは……。」
俺P「だめだ…。負け方があまりにもひどかった。」
俺P「加えて急なキャンセルの連続。スケジュールの空白。」
俺P「皆が落ち込まない訳が無い……。」
俺P「レッスンも実が入っていないし。」
律子「………。」
プルルルルルルル
俺P「また電話だ……。」
真美「………。」
続く
─ ダンスレッスン ─
俺P「いくよ、ワン・ツー。ワン・ツー。」パンパンパンパン
やよい「.................。」
真美「..................。」
雪歩「...................。」
俺P「」パンパン
俺P「..............。」
俺P「おい。」
俺P「お前ら、レッスンの時くらい切り替えろ。」
真美「.........切り替える?」
俺P「...........なんだよ。」
真美「俺Pくん、もう諦めようよ……。」
真美「もう、真美達は......生き残れないよ。」
やよい「...........。」
俺P「.........は?」
俺P「だが、IAには参加できるんだぞ。」
俺P「雪辱を果たしたいとは思わんのか?」
真美「......出来るの?」
俺P「は?」
真美「........俺Pくんが、指示して真美達は負けたんだよ。」
真美「真美達に足りないのは、真美達の実力と俺P君の実力じゃない?」
俺P「............。」
俺P「..........そうだな。」
俺P「俺のレベルアップも必要な時期になってきてる。」
俺P(だが、一体どうすればいい。)
俺P(プロデュースをどうやって次のレベルへ……・)
?「やぁ、お困りかなぁ?」
俺P「!? 社長!」
社長「大切な社員が困っているんだ。手を貸さないわけにはいかないだろう。」
俺P「あの大敗を.....責めないんですか。」
社長「何故かね、負ける事は恥ずべきことではないさ。」
社長「それより、さっきの話だが。」
社長「私がプロデュース時代に手に入れた経験などを一切合財きみに伝授しようではないか。」
俺P「いいのですか.......。」
社長「なぁに、構わんよ。」
社長「君は自分のアイドルたちを……誰にも負けないアイドルへ成長させればいいのさ。」
俺P「............真美。決定だ。」
真美「もう一回、Dearly Starsに喧嘩を売るぞ。」
真美「へッ!」
俺P「いつぞや頼んでたアイテムはもう出来てるか?」
真美「えっと.....形だけなら。」
俺P「重畳。」
真美「でも、ゆきぴょんとやよいっちの......。」
やよい「そ、そうですっ。」
雪歩「私たちは、まだ......。」
俺P「わかった、だがこの方針を変えるつもりはない。」
俺P「少しずつでいい....。もしくは、アイドルをやめてしまってもいい。」
やよい「そっ、それは」
俺P「困るってか?だが、トップアイドルを目指すのに彼女達は最大の難関だぞ。」
やよい「ううっ。」
俺P「わかったなら……」
ピロリロリリン♪ピロリロリリン♪
俺P「はい、小鳥さん。なんですか?」
俺P「えっ!通った!」
三人「?」
俺P「はいっ! はいっ!」
俺P「了解です!有難うございました!」
ピッ
俺P「お前らに、良い知らせだ!」
俺P「大きくないステージだけど、遊園地でライブイベントが決定した!」
つづく
俺P達は新たなスタートを切ろうと模索を始めた。
その一方で……
─ P ─
回想
愛「そこの……萩原雪歩さん。でしたよね。」
雪歩「えっ、あっ。」
愛「………不思議。今この時点では有象無象にも劣る儚さなのに。」
愛「さっきのフェスのあの覇気はあの場の誰よりも強いものだった。」
雪歩「えっ。」
愛「もし、あの覇気を。あの能力を何時でも引き出せるようになったなら。」
愛「私たちと、率いてはプロジェクトフェアリーと互角以上に渡り合えると思います。」
愛「そして、俺Pさん……でしたよね。」
俺P「ああ。」
愛「正念場は、此処からだと言う事を忘れないでください。」
回想おわり
ガンッ!
P「ふざけるなよ……」
P「勝ったのは俺達だろうよ……。」
P「なんで、あいつ等は俺に目を向けねぇんだ!」
P「くそっ!」ガンッ!
P「くそっ!」ガンッ!
ガチャッ!
美希「ハ、ハニー!どうしたの一体!」
P「……美希か。」
P「久々のオフだろ。寝なくていいのかよ。」
美希「寝なくてって……ハニー、忘れたの?」
美希「今日はミキとデートなの!」
P「そうだったな……」
P「だけど悪りぃ、今日はそんな気分じゃなくなった。」
美希「この前のフェスの事なの?」
P「…………。」
美希「ハニー……。」
美希「……いや、言わない様が良いよね。」ボソッ
P「ん?」
美希「……なんでもないよ。」
美希「でも、今日は律子達のイベントがある見たいだよ。」
P「何で、律子達のイベントを見に行くんだよ。」
美希「……もう、デコちゃん達は楽して勝てる相手じゃないんだよ。」
P「わかったわかった、しゃあねぇ。行くか。」
─ 会場 ─
竜宮「~♪」
愛「………。」
涼「……ソワソワ」
愛「何そわそわしてるんですか、涼さん。」
涼「どうしよう、律子お姉ちゃんに見つかったら。」
愛「? 誰ですか?」
涼「こう、パイナップルみたいな髪の毛をしててね……。」
?「ふぅん、涼はそんな風に私を見てたんだ…。」
涼「げぇっ! 律子お姉ちゃん!」
律子「いい度胸してるじゃないの……涼。」
涼「ひいいいいいいいっ!」
律子「……と、まぁ冗談は此処までにして。」グリグリ
涼「り……律子お姉ちゃんやめてぇー!」
律子「偵察に来てくれたのかしら、日高愛ちゃん。」
愛「……そうですね。」
愛「フェアリー・チーム俺P(仮名)と、これから強敵になるであろう2チーム。」
涼「その両者が所属している765プロのアイドルを研究しようってなんたの……いたたたたっ!」グリグリ
律子「敵ながら恐れ入るわね。で、どうかしら?家の竜宮は。」
愛「……。」
愛「その選択は間違ってなかったと思いますよ。だって…」
愛「あなた、隠し弾もってますよね。」
律子「・……。」
律子「さぁね」ニカッ
愛「………。」
愛「まぁ、楽しみにしてます。竜宮小町と対峙できる時を」
律子「覚悟してなさいね、ウチのアイドルは強いわよ。」
愛「そっちこそ、覚悟していてくださいね。手は抜きません」
愛「自信の一欠けらも遺しませんから」ゾワァ!!
律子「」ゾクッ
─ 愛・涼 ─
涼「……で、律子お姉ちゃんは愛ちゃんのお眼鏡にかなった?」
愛「そうですね……ですが足りませんね。」
愛「……いや、案外……。」ボソッ
涼「?」
愛「そう言えば、アレがいましたね……。」
つづく
多分暫く俺Pと平行してPの物語になると思われ
懐かしいな生きてたのかこのスレ
>>175
すまんな、なんとかこのスレは残せたけど
もう片方はdat落ちしてしもた。
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