希「何でも反対の事をすることをあまのじゃくって言うやん？」

凛「うん」

希「きっとあれを進化させたのがツンデレだって思うんよ」

凛「そっか、じゃあにこちゃんがたまにぶりっ子してるけど、あれもあまのじゃくなのかな？」

希「うーん、にこっちの場合は狙ってやってるから、もしかしたらその中に構って欲しさが入ってるのかもしれんね」

凛「なるほど…」

希「だからあんまり的確な突っ込みをしてしまうとにこっちが泣いてしまうかもしれんね」

希「そこら辺は温かく構ってあげるのも友達なんやないかな？」

凛「そっか、じゃあ凛も早速にこちゃんに構ってあげなきゃ！」












にこ「誰よ！？にこの鞄にダンベル入れたの！？」

絵里「本当は怖い～ってシリーズがあるじゃない？」

花陽「うん」

絵里「あれって昔話やイソップ物語が主流だけど、どれもこれもこじつけじみてあまり好きじゃないのよ」

花陽「あ、あれってこじつけなのかな？」

絵里「まぁ作者の原文が残っているから本当なのだろうけど、それでも私はもうちょっとどうにかなったと思うわ」

花陽「って言うと？」

絵里「その物語一つ一つにちゃんと素晴らしい教訓があるのだから、わざとらしく殺伐とした人間臭さを残さなくてもいいと思うの」

花陽「そっか、絵里ちゃんは子供向けの絵本の内容で十分だっていいたいんだね」

絵里「えぇ、そういう事よ」










花陽「…じゃあ、花陽布団に戻っていいかな？」

絵里「待って、さっき思い出してしまってまたおしっこ出なくなったの。だからもうちょっと一緒ににあっやめて電気消さないで嫌だ怖い怖い怖いよおおおおおっ！！！」

にこ「…はぁ～あ」

穂乃果「どうしたのにこちゃん？」

にこ「え、うん…ちょっとね」

穂乃果「何かあったら私達に相談してね？いつでも聞くよ？」

にこ「…そうね、自分で笑えるぐらいに時間が経てば話してあげるわ」

穂乃果「…うん！それまで待ってるから！」















穂乃果「ところでにこちゃん、後ろに１０円ハゲが出来てるよ？ストレス？」

にこ「話変わってねーよ」

ことり「いーとーまきまきいーとーまきまき」

ことり「ひぃーてひぃーて」

ことり「チュンチュンチュン♪」ﾁｭﾝ










海未「ことり！今すぐ真姫に謝って下さい！」

にこ「そうよ！あんた真姫ちゃんに何するつもりだったのよ！」

真姫「ｲﾄﾃﾞ…ﾋｷｻｶﾚﾙ…ﾀﾍﾞﾗﾚﾙ…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

希「ことりちゃん！人間の肉は食べても美味しくないで！うちがそうやったもん！」

ことり「ふええええんっ！ごめんなさい！もうことり何も歌わないから許してぇっ！！」

絵里「……」ｶﾘｶﾘ

海未「忙しそうですね。なにか手伝いましょうか？」

絵里「いいの？じゃあこの書類をクリップで挟んでくれないかしら？」

海未「分かりました」

希「お、海未ちゃん手伝ってくれるん？」ｽﾀｽﾀ

絵里「希、遅かったわね。先生見つからなかったの？」

希「ううん。職員会議があってたから少し待たされとったんよ」

絵里「そうなの…じゃあ早く切り上げてくればよかったのに」

希「あっ、えりち髪の毛に何かついとるよ？」

絵里「えっ？希取ってよ」

希「もうちょっとこっち寄って？」ぐいっ

絵里「うん…取れた？」

希「んーちょっと取りにくいやんな。まだ近づける？」

絵里「えぇ」ｸﾞｲｯ











海未「あの、わざわざ私を挟んで取ろうとしてるのは何故ですか？胸の小さい私に対する嫌がらせですか？それとも喧嘩を売ってるのですか？」

えりのぞ「てへっ♪」

穂乃果「ほのかの『ほ』！」

ことり「ほんのり甘い匂いがする…」

穂乃果「ほのかの『の』！」

海未「のんびりとした、その雰囲気に…」

穂乃果「ほのかの『か』！」

希「…駆られる衝動、それは三人で誓った友情をズタズタに引き裂くという行為。純粋な乙女心に黒光りした淫欲の蛇槍が抉り込まれていく…」

絵里「次回、ラブライブ…『劣情』」

穂乃果「…貴方は、この苦しみに耐えられますか？」

にこ「…ねぇ、あんた達って打ち合わせか何かしてるの？どうしてそんなテンポのいい連携できるの？」