まどか「ほむらちゃんの乳首をつねると罪悪感が凄い」(326)

まどか「……」クリクリ

ほむら「……」

まどか(この涙目で抗議してくるのがなんとも)クリクリ

ほむら「うう……」



みたいなのをね

ほむら(…何かしら、胸辺りがチクチク痛い……)

まどか「……」ゾクゾク

まどか「あぁ……良いよぉ…良いよぉほむらちゃん!流石私の最高の友達」

さやか「あんたは友達を何だと思ってる」

まどか「あ、さやかちゃんもやる?」

さやか「やるかっ!……あんたねー、神様になった途端何やってんのさ」

まどか「ティヒヒ、ごめんね?でもよかった~…もしさやかちゃんがほむらちゃんの乳首つねりたいだなんて言ったら………」

さやか「ま、まどか……?」

まどか「………さぁ、今日はもう帰ろうよ♪今日導かれた子のお迎えもしなきゃならないし」

さやか「待った!途中で止めないでよ!?何なの?何を言おうとしたのさ!?」

まど邪神素敵やん

ほむら「…あら、気分が…と言うか胸の痛みが消えたわ…」

ほむら「…この胸の痛み、まどかと会えない事への……ぅうん、弱気になるのは止めましょう」

ほむら「まどか……今は貴女とはまだ会えない…けど!私は絶対に諦めない!!」

さやか「…はぁ~、転校生……いや、ほむらって本当はこんな良い娘だったんだね」

まどか「ウェヒヒ…明日は色々道具も用意しなきゃね!」

さやか「そしてあいつは悪い奴だった」




まどか「今日導かれた娘はこれで全部かな?さやかちゃん」

さやか「うん、…そんなに人数いない訳だけど…素直に喜べないね……」

まどか「でも、彼女達の中に後悔のある娘は一人もいなかったよ」

さやか「そ、そうなの?」

まどか「私はそれがとっても嬉しいなって……魔法少女に絶望したり、後悔しか残ってない様な娘はもう見たくないもの」

さやか「まどか……」

まどか「……ウェヒッ、さぁ!始めようか?」

さやか「ん?何を?」

まどか「皆まず呼ばれたら順番にこの部屋に入ってきて下さい、じゃあさやかちゃん…私は部屋に入ってるから一人ずつ連れてきてね」

さやか「う、うん?……本当にいっちゃった」

さやか「…もう、連れてって良いって事かな?」

さやか「それじゃあ順番に一人ずつ呼びますんで呼ばれた人からついて来て下さーい…じゃあまずあんたね」

魔法少女「は、はい!………あ、あの…今から何処へ?」

さやか「んー…さっきいた、神様みたいな人の所かな?」

まどか「ティヒヒ、いらっしゃーい」

魔法少女「あ、あの…どうもはじめまして」

まどか「あー、そんなに固くならないで?ね、」

魔法少女「は、はい」

さやか(まどかの奴、何やる気だ?)

まどか「早速だけどいくつか簡単な質問に答えて貰うね?」

魔法少女「はい…」

まどか「この娘の事、どう思う?」ピラッ

さやか「ほむらの写真!?……嫌な予感しかしない」

魔法少女「あ…綺麗な娘ですね」

まどか「うん、君は分かってるね!…で、こんな娘を彼女にしたいとか思ったり、した?」

魔法少女「へ?あ、いや……そのぅ……」

さやか「まど……!?」

さやか(声が……それに動けない?)

まどか「ウェヒヒ、ティヒヒヒ」ニヤニヤ

さやか(まどかーっっ!)

魔法少女「ぇっと……私はそんな、ただ綺麗な娘だなって」

まどか「……うん、そっか」

まどか「じゃあ君はBグループだね、Bの控え室で待ってて」

魔法少女「は、はぁ……」

まどか「あ、控え室はここを出て右側2番目のドアだよ」

魔法少女「はい、それじゃ」パタン

さやか「………ぷぁっ!やっと声が…って!こらまどか!」

まどか「駄目だよ!さやかちゃん?」

さやか「へ?」

まどか「大事な面接中なんだから静かにしててよ~…」

さやか「め、面接?何のさ?」

まどか「それはおいおい話すから、早く次の女の子を読んで来て」

さやか「あ、あぁ……」



さやか「全く、何なんだかね~…次の人ー、あぁ貴女で良いかな」

魔法少女2「……」




魔法少女2「……この娘?」

まどか「うん!」

魔法少女2「………可愛い」

まどか「そうだよね!じゃあ、恋人にしたい?」

魔法少女2「………………………………」コクッ

さやか「嘘っ!?マジ?」

まどか「そっかぁ…じゃああなたはCの部屋に行っててね、部屋は………」

魔法少女2「……」コクッ

さやか「……はー、ほむらって、まどか以外にもモテるんだなぁ」

まどか「だから今の内にしっかりチェックしとかないとね」ボソッ

さやか「ん?」

まどか「ううん、なんでもないよ」ウェヒー

魔法少女3「ぁ~、これ何なの?」

まどか「気にしないで、ちょっと質問に答えてくれるだけで良いからね」

さやか「何だか杏子思い出す娘だな……杏子元気かな?」

魔法少女3「…ま、別に良いけど?」

まどか「じゃあこれ見て!この娘どう思う?」

魔法少女3「……あ!こいつ!!」

まどか「知ってるの?」

魔法少女3「こいつあたしに偉そうに説教かましてった奴じゃん!!」
魔法少女3「『魔法少女は、貴女が考えてる様な存在ではないのよ』だぁー!?ケッ、すかしやがって!」

さやか「…訂正、杏子はあそこまで口汚くない」

まどか「そっかぁ、じゃあこの娘の事は…」

魔法少女3「聞かれるまでもなく気にいらないね!出来ればあたしの手でここへ送ってやりたかったぐらいさ!」

さやか「なっ!?あ、あんた!」

まどか「そっかぁ、それじゃあ貴女はDの控え室だね、ここを出て4番目の部屋だからそこで待っててね?」

魔法少女3「あん?もう良いわけ?」

まどか「うん、ちょっと控え室で待っててね」

さやか「あ、あれ?」

さやか「…………」

まどか「?さやかちゃん、次の娘を呼んでくれなきゃ面接出来ないよ?」

さやか「…これが何の面接かは知らないけど、まどか…今の娘を怒ってくんじゃないかと思ってたよ」

さやか「あの娘が何してたかなんて知らないけど、ほむらが何の理由も無くあんな事言わない事は今のあたしには分かる、それをあの娘あんな風に言ったんだよ?」

まどか「……ほむらちゃんはね、その事で私があの娘を怒る事、望んでないんじゃないかなぁ」

さやか「そりゃあっ!………うん、そりゃあね」

まどか「だから、良いんだよ、それにこれは面接だもの」ティヒヒ

さやか「まどか……」




まどか「次で最後かな?」

魔法少女10「はい、よろしくお願いしますわ」

さやか「お嬢様タイプって感じかな」

まどか「突然だけど、この娘の事をどう思う?」

魔法少女10「!?」ガタッ

まどか「……」

魔法少女10「す、素晴らしいですわ!!こんな可愛らしい…綺麗な娘…は!この方もこちらへ?」

まどか「ううん?まだ導かれては無い子なんだ~」

魔法少女10「そ、そうなんですか……」

まどか「それで……この娘と付き合えたなら付き合いたい?」

魔法少女10「え、ぇぇあええっっ!そ、それは勿論!何なら今からご挨拶に、あぁでもそれだと順序が、いや愛に順序なんて関係が!この方のならあったその日に即ホテルでも」

まどか「ティヒッ」ピッ

魔法少女10「イイ……」ジュッ

さやか「…………は?」

さやか「ま…まどか?今の娘……は?」

まどか「ウェヒヒヒ!私のほむらちゃんにこんなに劣情催すなんて万死に値するよ!?ティヒヒヒ、ティーッヒヒヒ」


さやか「あんたはアホかぁぁああっっ!!?」

まどか「何で?」

さやか「何でじゃないでしょ!?こんな事ほむらは喜ばないでしょうが!?あんたさっき自分で何言った?」

まどか「………さやかちゃん、これはさやかちゃんだから教えてあげるんだよ?」

さやか「は…何?」

まどか「害虫は即仕留めろ」

さやか「うっさいわ!」



まどか「も~、そんなに慌てなくてもさっきの娘は特別室に案内しただけだって」

さやか「………本当でしょうね?」

まどか「……うん、だからほむらちゃんの写真をそれ以上燃やさないでぇぇ…」

さやか「やかましい!元はこれただの盗撮写真でしょ!?それならいっそ……」

まどか「やめて!お願いします、何でもしますからぁぁ………」

さやか「神様が血の涙って……はぁ……分かったよ」

まどか「やった!ウェヒヒヒ、焼けた分の補充に後で写真撮りに行こっ♪」

さやか(カメラごと燃やしつくしてやろうか)

さやか「はぁ……結局、この面接は何だった訳?」

まどか「ティヒヒヒ、やっと明かす時が来たね!このグループ分けはね」

まどか「ほむらちゃん親衛隊のグループ分けの為の面接だったんだよ!」

さやか「予想通りすぎて呆れるわっ!!」

さやか「ってか、…どういう基準で分けたのさ?」

まどか「先ずは私、会長ことほむらちゃんの嫁はSグループね、因みにSグループの定員は一名で…」

さやか「その辺は分かるから!……ん?BCDの控え室はそういう事か」

さやか「あれ?じゃあAは?今回は該当者無し?」

まどか「違うよ~、Aはさやかちゃん達私達のお友達が所属するグループだよ」

さやか「」

さやか「達って………?」

まどか「導かれたら杏子ちゃんとマミさんもAグループで…あ、ゆまちゃんもかな」ティヒヒ

さやか(やっぱり……つかいつの間にか入れられてた)

まどか「Bはほむらちゃんを崇拝してくれつつ、愚かにもほむらちゃんに恋愛感情を向ける事の無い人達を集めました」

さやか「ふーん……でもその中からほむらを好きになっちゃう娘がいたらどうすんのさ?」

まどか「その為のグループ分けだよ」

さやか(嫌な予感しかしない………)

まどか「Bの皆には私達がいかにラブラブかの講義を繰り返し受けてもらって教えこむんだよ!完全に私達カップルの幸せを願うまでに洗の……分かってもらえたら講義終了!」

さやか「おい邪神、今洗脳って言ったろ」

まどか「Bグループにはほむらちゃん親衛隊の運営を主にお任せします」

さやか「自分の立場悪用しすぎでしょ…あんた」

まどか「Cグループは残念ながらほむらちゃん邪まな感情が少しでもあれば入れられます」

さやか「その入れられって辺り気になるんだけど?」

まどか「私達のラブラブっぷりを未来永劫見せつけてほむらちゃんに邪まな感情を抱いた事を後悔して貰うんだよ」ウェヒヒヒ

さやか(駄目だコイツ…早く何とかしないと)

まどか「まぁ反省したら改めてCグループの、親衛隊の主に雑用をやって貰います」

さやか「………」

まどか「Dグループは火炙り釜茹で磔け魂の消滅で後は」

さやか「待ったぁぁっっ!!あ、あんた!>>35で何て言った!?」

まどか「ウェヒヒ、やだなぁさやかちゃん。それはそれ、これはこ・れ♪制裁は必要だよー」

さやか「さっきのあたしの感動返せっ!!」

さやか「………ちょっと待ってよ、Dでそんな感じならさっきの娘、特別室って………」

まどか「…………………………」

まどか「まぁ大体こんな感じかな?」

さやか「流すな!」

まどか「じゃあさやかちゃん、私少し休憩してくるからさやかちゃんも適当に休んでてね~」バタッ

さやか「あ!まど……いっちゃった」

さやか「どうせほむらの所なんだろうけど…あの娘休憩や暇を見つけてはほむらの所に通ってるんだから」

さやか「言葉だけ聞くといじらしいんだけどその実変態ストーキングだもんね」

さやか「もしほむらが導かれた日にゃ…あの変態の真実を知るのか」

さやか「ほむら自分で魂消滅させちゃわないかな…」




まどか「ほ~むらちゃん」ティヒヒヒ

ほむら「…と、言う訳なんだけど、どうかしら?」

マミ「良いんじゃないかしら?その方が効率も上がるし」

杏子「あたしはどっちでも良いかな~、何ならあたしだけ休み無しにぶっ続けでやっても良いし」


まどか「」

さやか「あれ?もう戻ってきた…やけに早いな」

まどか「」フラッ

さやか「まどか、今日はお早いお帰りだね?どうかし……」

まどか「ほむらちゃん……今逝くからね……」
さやか「いきなり何やってんの!!あんたー!」

まどか「ェグっ…ヒック………」

さやか「マミさんや杏子がほむらの家に居たって……それだけでしょ?何で女連れ込んでるーって話しになんのよ…」

まどか「だって!3人共パジャマだったんだよ!お風呂入ってたんだよ!?お泊り準備万端だったんだよ……これで何もない訳ないよ……」

さやか「妄想肥大化させすぎたよ…ただのお泊り会ってだけでしょ?」

まどか「こんなの…絶対おかしいよ……」

さやか「聞きなってまどか、ほむらだって中学生の女の子なんだし友達とお泊り会ぐらいやるって」

まどか「なら何でほむらちゃんの家なの?マミさん家で良いじゃない!マミさんぼっちだから喜んで家に泊めてくれるよ!?」

さやか「マミさんに謝れ!!」

さやか「ったくこいつは……」

まどか「ほむらちゃん……………」

さやか「……よしっ!じゃあ今度はあたしもついて行くからほむらの所に行くよ?」

まどか「え?」

さやか「え?じゃないよ!ほらほら!」

まどか「え?え?さやか、ちゃん?」

さやか「ほーら、それにあたしも久しぶりにマミさんや杏子の顔みたいしさ」




まどか「うぅ………」

さやか「ほら、何突っ立ってんの?」

まどか「だって…私の勘違いじゃなく……て…」

さやか「だから大丈夫だって、ほ~ら!ね?」

まどか「ほむらちゃんがあられもない姿できらびやかな汗を纏ってその秘部に蜘蛛の糸を垂らしながら猛獣の様に狂った杏子ちゃんとマミさんの欲望の全てをその幼い体で受け止めてたら」ハァハァ

さやか「うん、3人共あんたみたいな変態とは違うからそれは無いって、後何で最後興奮してんのかは聞かないからね?」

マミ「じゃあ、お言葉に甘えて最初の長期休暇は私が取らせて貰おうかな?」

ほむら「えぇ、そうして貰えると助かるわ」

杏子「次があたしか、ってほむらは最後で良いのか?」

ほむら「えぇ、別に問題無いわ」

さやか「へ~、割り当て決めて休み取る様にしたのか…リフレッシュは大切だもんね」

まどか「ほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃん」

さやか「まどかー?鼻息荒くほむらの髪に顔突っ込むの止めなー?あはははは死ねよ変態ははは」

マミ「私は、両親のお墓参りにでも行ってみようかな?暫く行ってなかったし」

QB「僕もついて行っても良いかい?マミ」

杏子「なっ!てめぇ!いつの間に入って来やがった!!」

マミ「あら、駄目よQB…今日は女の子の集まりなんだから、居間にでも行ってなさい」

QB「僕が男の子みたいな言い方になってるけどそれは違うよマミ、僕は男でも女でも、そもそも性別の概念なんて存在しないのさ。だから僕も参加しても良いだろ?」

マミ「だーめ」

QB「ちぇ……」

マミ「そのかわりお墓参りには連れて行ってあげるから、それで許してね」

QB「まぁ良いさ、僕は淋しい居間の片隅で寒さに震えながら丸まって寝るとするよ」

ほむら「あら、そんなに寒かったかしら?なら暖かくなる様なものを用意してあげるからついて来なさい」

QB「本当かい、ならお言葉に甘えて出して貰おうじゃないか」スタスタ

杏子「ったく、嫌らしい言い方しやがって…しかしマミ、あんなのついて行かせて良いのかよ?」

マミ「あら?あの子だって別に悪気があった訳じゃないし、本当は良い子よ?」

杏子「良い子、ねぇ……あたしにはどーもそうは思えね~…」


まどか「本当だよ!」スンスン

さやか「ほむらの布団にダイブするな!」

マミ「佐倉さんは休みに何処か行くの?」

杏子「あたしか?あたしは……………考えてねーなー…やっぱ休み無しでも」

マミ「あら、駄目よ。皆で決めた事なんだから」

「あの……ほむら、これは」

「あら、焼き目でもつければ少しは暖かくなると思ったまでよ?」

「いや……それは、あの?ほむ、あけ、暁美さん?」

「………二度と乙女の寝室に入って来るんじゃないわよ淫獣」

「」パチパチ

「…意外と香ばしいわね」

杏子「……なら、休みにやる事考えておくかな?」

マミ「えぇ、充分にお休みを満期して頂戴」

ほむら「ただいま」

杏子「おー、QBは?」

ほむら「大丈夫よ、ちゃんと温めてあげたから」

マミ「そう、良かったわ!本当は少し可哀相な気もしたんだけど…今日ぐらいは良いわよね?」


さやか(いやいやいや!少し所か!!)ガクブル

杏子「ほむらは休みどうすんだ?」

ほむら「私は…そうね、まどかに関係してた場所でも行ってみようかしら」

マミ「あら?またまどかちゃんの話?」

まどか「!?」ガバッ

さやか「ちょっ!反応しすぎだからっ」

ほむら「……うん、まどかに会えるとは思わないけど…もしかしてって思っちゃうとね」

杏子「うーん、ほむらの話、訳わかんねーけど不思議と嫌いじゃないぜ」

マミ「ふふ、そうね…まどかちゃん、か」

マミ「暁美さんにとっては差し詰め白馬の王子様か運命の相手って所ね」

ほむら「そんな…」

まどか「黄色GJ!」ペロペロ

さやか「…………こんな変態が白馬の…」

杏子「大切な友達に会えるかも…か」

マミ「佐倉さん?」

杏子「あ、いや別に!……そっか、へへ」

さやか(………)

ほむら「さぁ、今日はもう寝ましょう」

杏子「そうだな!あ、ほむら…今更だけどパジャマサンキュー」

まどか「」

ほむら「別に良いわよ」

杏子「胸のサイズが少しキツいけどマミのなんてタルンタルンだからさー、こっちのが」

ほむら「黙りなさい」

まどか「ほむらちゃんのパジャマ…………」ギリギリッ

まどか「さやかちゃん…私決めたよ」

さやか「ん?何を?」

まどか「ほむらちゃん達の休みの間、私も魔獣狩り手伝う!」

さやか「は、はぁ?まどか何言って…あんた概念なんだよ?無理に決まって…」

まどか「無理じゃないよ!私神様だよ?ほむらちゃんの愛で不可能を可能にしてみせる、それこそがほむらマスターまどか!」

さやか「…………はぁ、分かったよ」

まどか「あれ?認めてくれるの?」

さやか「その、代わりさ……杏子が休みの時は、あたしに好きに動かさせて欲しいんだよね」

まどか「そっか、うん分かった」

さやか「……杏子」

まどか「さやかちゃんも、自分の欲望に忠実なストーキンガーに目覚めたんだね」

さやか「おいこらあたしを変態と一緒にすんな」

まどか「ウェヒヒヒ、照れなくて良いよ良いよ。私達、親友じゃない」

さやか「親友である事は認めても変態同盟は認めないからね?」

まどか「そういう訳で、今日は私の第二の実家に泊まって行こうよ」

さやか「気になるフレーズは無視するとしてそうしようか」

まどか「私はほむらちゃんの乳首抓りながら寝るからさやかちゃんは杏子ちゃんの乳首抓ってね?」

さやか「それは無視しないからね?普通に寝ろ」

まどか「ちぇー…(まぁ皆寝静まった所で存分に)ウェヒヒヒティヒヒヒ」

さやか(こ、こんな邪悪な奴居座らせて大丈夫か?)




杏子「…おはよ~、」

マミ「おはよ…佐倉さん、凄い寝癖」

杏子「まぁ、な…」

マミ「リンスしないからよ……暁美さんは?」

杏子「あれ?いない?」

ほむら「………はよ」ポツリ

マミ「あ、暁美さん!?凄く、お疲れみたいね?」

ほむら「………何故か起きた時にとてつもない疲労が」

まどか「………ウェヒヒヒ…御馳走様」ペロ

さやか「……あたしは何も見なかった」

ほむら「じゃあマミ、後の事は私と『まどか「私とほむらちゃんの夫婦に」』杏子に任せてゆっくり休んで来てね」

マミ「えぇ、ありがとう!……あら?QBは?」

杏子「あん?そういや見かけねーな」

ほむら「……神出鬼没なあいつの事だからすぐ現れるでしょう」

マミ「それもそっか、じゃあ暁美さん、佐倉さん!頑張ってね」

まどか「よっし、私も頑張るよ」

さやか「あたしはこいつが暴走しない様に頑張ります」

マミ「さーて、最初に家に帰ってお部屋を掃除して…」

QB「出かけるのはその後なんだね」

マミ「あら、QB今までどこにいたの?」

QB「ほむらがやっとしま……」


「余計な事口走ったら感情が生まれるまでお前を殺す殺す殺 す 」

QB「………きゅっぷぃ」

マミ「どうせだからQBも片付けやお墓掃除手伝ってね?」

QB「まぁ別にそれは良いんだけど…」

マミ「久しぶりにのんびり出来るわねー」

QB「昨日も何だかんだ言いながら魔獣退治が長引いたものね」

マミ「それにしても暁美さんからお泊り会をしましょう、だなんて…ふふ、少しびっくりしちゃった」

QB「…………」

マミ「ねぇ、QB?」

QB「何だい」

マミ「お休み、楽しく過ごしましょうね」

QB「…うん」

QB(美樹さやかの消滅と共に佐倉杏子や暁美ほむら、巴マミの士気は目に見えて下がっていた…表明上は変わらなくとも、僕にも分かる程にね)

QB(佐倉杏子とは違った意味で巴マミの落ち込み様は酷かったね…もしかしたら暁美ほむらは巴マミや佐倉杏子を気づかったのかも)

QB(普段は絶対に言いそうにない発言ばかりだ、むしろあんな事を言うのは美樹さやかがピッタリだしね)

QB(感情の無い僕だけど、暁美ほむらには感謝するよ)




まどか「ウェヒヒヒ…ティヒヒヒ…ティーッヒヒヒ!ほむらちゃんを困らせる悪い魔獣はいねがー」バシュッ

まどか「ティーッヒヒヒヒヒヒ…どこに隠れようが無駄だよ…ウェヒヒヒヒヒヒ…」バシュッ

さやか「本当に魔獣を倒せちゃってる……しかも激強…つか!恐っ!!顔が中学生女子がしていい顔してないよ!まどか」

まどか「失礼だよさやかちゃん…恋する乙女は真剣な時にこんな顔になるの」

さやか「恋する乙女はそんな邪悪な顔しないよ!」



ほむら「妙ね」

杏子「つーか、明らかにおかしくね?」

杏子「あたしらがついた瞬間に魔獣が一斉消滅って……」

まどか「あ、また導かなきゃいけない子がいる」

さやか「おっけー、送ってくるだけ送ってくるからまどか」

まどか「うん、お願いね…ティヒヒヒ」バシュッ

さやか(…こいつが自分達の導かれ先だって知ったら…魔法少女達絶望すんじゃね?)

さやか「…マミさん、充分に休んでるかなぁ」

マミ「QB!私のいかめし食べたでしょ!?」

QB「僕は知らないよ、それより…それは僕の焼肉弁当じゃないか」

マミ「これは私の。QB焼肉弁当はさっき食べたばかりじゃない、いかめしの食べカスも口につけて」

QB「全く、電車で行く目的が駅弁目当てだなんて、君がいつも気にしてる体重は」

マミ「あー!言わないで~」


乗客「ねぇ…あの娘……」ヒソヒソ

乗客「独り言に独り大食い……怖くない?」ヒソヒソ

乗客「でも…お弁当が勝手に消えてる……」



ほむら「明日にはマミが帰ってくるわね…明日は杏子が休みの番だけど…」

杏子「……なぁ」

ほむら「何かしら?」

杏子「あんたに、頼みがあるんだけど」

杏子「―――――」

ほむら「…私も詳しくは知らないから、教えられる事は無いけど」

杏子「そっか…ま、まぁそれらしい場所を一人で巡ってみるよ」

ほむら「そう」

マミ「お土産も買えたし、もう帰らなくっちゃね」

QB「嬉しそうだね、マミ」

マミ「そうかしら?……そうかもね、誰かにお土産なんて買って帰るの、初めてだから」

QB「君には友達と呼べる人間はいなかったからね」

マミ「も、もう!QB!?……まぁ、その通りなんだけどね」

QB「今度は皆で旅行に行けば良いんじゃないかい?ほむらや杏子なら一緒に行ってくれるさ」

マミ「…うん!その時はQBも一緒ね?あ、もう勝手に人の食べ物に手を出しては駄目よ?」

QB「分かってないなぁ、それも旅の醍醐味なのに」



マミ「ただいま!」

ほむら「おかえりなさい」

杏子「よ~、早かったんだな」

マミ「えぇ、まあね…これ、お土産よ」

杏子「お?悪いね~♪食い物Get」

ほむら「代えって、気をつかわせてしまったかしら?」

マミ「気にしないで、好きでやった事だから」

まどか「好き?…………好き………まさかマミさん………ほむらちゃんを狙って……」

さやか「ゼェ…ぜぇ……それは……はぁ……ないから………」

まどか「あれ?さやかちゃん凄く疲れてない?どうかした?」

さやか「………………………………」

さやか「…どうかした?じゃ、ないわー!!!」

さやか「ここ数日あたしが何をしてたか!?それこそ1時間2時間語っても語り尽くせない苦労があったわ!!」

さやか「まさか……ほむらを変態の魔の手から守るのがこんなしんどかったなんて………」

さやか「あんた、隙あらばほむらにセクハラめいた事やってたけど、ほむらその度に悪寒やら邪悪な気配やら察知してたよ」

まどか「ほむらちゃん、普通なら感じとれない私の想いにまで気づいてくれる程想われてたの?」キュン

さやか「確実に悪い意味でね」

さやか(まぁ悪寒の正体がまどかだなんて知るよしもないか)

さやか「…あたしは言った通り明日から暫くはお暇貰いますけど…」

まどか「…しゃっ!」グッ

さやか「あんた、分かってる?」

まどか「分かってるよぉ…羽目は外しません」

さやか「本当に分かってんの?」

まどか「大丈夫!主にハメたらちゃんとハメたまま」

さやか「わー、わー!聞こえませ~ん日本語ワカラナイー」

まどか「明日は杏子ちゃんだね」

さやか「ん…」

まどか「さやかちゃん、気をつけて行ってきてね、後…」

さやか「ん?」

まどか「楽しんできて……って、言うのは…駄目かな?」

さやか「…ったく、あんたって娘は」

さやか「さやかちゃん、久しぶりにエンジョイしてきまっす!」

まどか「…!ティヒッ」

杏子「じゃ、危なそうだったらすぐに戻ってくるかんな?」

マミ「大丈夫よ、私と暁美さんですもの」

ほむら「大丈夫よ、私とマミだから」

杏子「…おい、それ暗にあたしがコンビだったら不安だって言ってないか?」

ほむら「…気のせいよ、それに私達の時も特に問題無かったじゃない」

杏子「あ?あ、あ~…問題無かったと言うか……なぁ?」

ほむら「……………」

マミ「え?何か、あったの?」

さやか「それじゃあ、まどかもしっかりね」

まどか「うん、任せて!ウェヒヒ」ジュルリ

さやか「…あんた、色々と前回の自分の発言台なしにしてくれるね」

さやか「あんまほむらに迷惑かけない事!導かなきゃいけない娘をちゃんと導く事!大丈夫?」

まどか「うんうん、任せて」

さやか「さやかちゃんがいない間にほむらにあれこれと口に出すのも恥ずかしい様な事をやってのける事」

まどか「うんうん、任せ」

さやか「られるかー!!ちゃんと聞いて返事しろ~!」

まどか「大丈夫だよ~ティヒヒ」

杏子「さ~てと…」

さやか「一体さやかちゃんを何処に連れてってくれるのですかな?」

杏子「ん~、先ずはそ~だなー」

さやか「!?え、え?あれ…声…聞こえ」

杏子「ゲーセンでも行くかな~、時間はあるしっと!」ヒョイ

さやか「あ…ただの独り言か」

さやか「やっぱ、会話出来ないのって結構寂しいな…たはは…」

さやか「へ~、杏子やっぱり上手いもんだなー…あたしも隣で真似てみようかな?」

杏子「…しゃっ!記録更新」ダンッ

さやか「おろ?あれ?ちゃ…くっそ~、やりなれてりゃ絶対上手く…お、杏子やっぱりすげー…」

杏子「……腹減ったな~、ほむらん家で飯食ってから解散すりゃ良かったよ」

さやか「本当杏子って大飯喰らいだよな~、それで何故このお粗末さなのか」フニッ

杏子「ふぇっ!?え?……な、何か胸が…?」

さやか「や、やべー……まさか反応があるとわ…」

杏子「ハグハグッ」

さやか「…こいつの食生活が心配だわ」

さやか「金の出所は…まぁ気にしないでおこう」

さやか「でも、こうも偏ってるとさやかちゃん心配で心配で夜も眠れませんぞ、おーい」

杏子「ふぃー、食った食った」

さやか「…聞こえて無し、当たり前だけど」

杏子「さー、…行くか!」

さやか「はいよ~、もう何処へでも連れてっとくれ」

杏子「………………」

さやか「ここ……あたしの……家?」

杏子「……」ピンポーン

さやか「あ~、駄目駄目、今なら多分誰もいな」

杏子「…よし」スタスタ

さやか「え?」

杏子「お邪魔しますっよっと」ガチャンッ

さやか「おーいっ!……あ~窓ガラスが…」

杏子「へ~、こんな家に住んでたのか、あいつ」

杏子「本当、普通の家庭の普通のお嬢ちゃんだったんだな」

さやか「うるさいよ、悪いか!」

杏子「……あーあ、あたしも」

杏子「あたしも、こんな家庭だったら、さやかみたいな奴になってたのかな」ポツリ

さやか「………」

さやか「それはない」

さやか「どんな環境だろうが杏子は杏子だよ、今みたいな」

さやか「がさつでぶっきらぼうで……でも本当は凄く優しくて友達想いな」

さやか「そんな素敵な女の子に、どうせなってるってば」

杏子「…ちぇ、柄にもなく独り言言って…だーっ!あたしらしくねー!!」ダッ

さやか「うぉっ!……て!おい!窓ガラス治していけー!」

杏子(ほむらが教えてくれた場所って、ここだよな……)

さやか「うわー……」

「キャイキャイ」

さやか「見た目的には…まぁおかしくはないよ、うん!」

さやか「でも……プ、くくっ………杏子が女子高生に混じって……カフェ……ダメっ!あはははは、ひーっひひ……苦し……はははっ……苦……ひひひ」

杏子「う~……」

店員「お客様?ご注文お決まりですか?」

杏子「え?あ……ぇーと……ケーキ」ボソッ

さやか「ダメっ……可愛すぎ……くくく………」プルプル

杏子「…」モクモク

さやか「………ふふ」

杏子「………」

さやか「本当、可愛いな~くそっ!」

さやか「杏子はあたしの嫁になるのだー!!」


「キャイキャイ」


さやか「………なーんて」

杏子「…御馳走様」

さやか「さ、行きますか」

さやか「CDショップ、ねー…そういや杏子リズムゲー得意だし…結構マッチしてんじゃない?」

杏子「……」

さやか「…って!クラシック?何で……あ」

杏子「………」シャカシャカ

さやか「……杏子、」

杏子「…駄目だ、何処が良いのかさっぱりわかんねー」

さやか「はやっ!もう聞くの止めんの!?」

さやか「うーん…、もう少しぐらい聴いてくれてもバチはあたんないよ?」

杏子「……もうちょい聴いてみるか」

さやか「Yes!」グッ

杏子「………」

さやか「……ふふっ、きょ~こ」ツンツン

杏子「ん?あ、あれ?……気のせいか」

さやか(ヤバい…これ思ったより楽しい)




さやか「ちゃんとホテルにでも泊まれば良いのに……」

杏子「……よいしょっと」

さやか「廃墟の教会………杏子の本来の、帰るはずの場所」

さやか「………」

杏子「………」

さやか「仕方ないな~、さやかちゃんも付き合ってあげますよ」

さやか「一人より二人の方が、温かいもんね」

さやか「まぁ、あんたにしてみたら一人と変わらないんだろうけど」

さやか「……お休み、杏子」

杏子「…」スゥスゥ




「ティヒヒヒヒヒヒヒ」

さやか「あれから気ままにこいつがふらふら行く所ついてった訳だけど……こいつアクティブすぎ!」

さやか「肉体の無いさやかちゃんでも疲れちゃいましたよ~」

さやか「……まどか達、上手くやってんのかなぁ?」

ほむら「………ふぅ」

マミ「あら?」

ほむら「あ、マミ……校内で会うのは久しぶりね」

マミ「暁美さん、酷くお疲れみたいだけど…?」

ほむら「えぇ…まぁ」

マミ「魔獣退治の疲れが出て……は無いか、ある意味疲れるけどね」

ほむら「魔獣を探知して行ってみたらその場で消滅、だものね」

まどか「…ウェヒヒ、ほむらちゃんへの愛が私を強くするんだよ」

ほむら「最近夜寝苦しくって…」

マミ「寝苦しいって…熱いとかじゃ、無いわよね?」

ほむら「えぇ…と、言うか何故か最近誰かに常に乗りかかられてる気が…」

まどか「ウェヒー…ほむらちゃんホムホム」スンスン

ほむら「それに身体も誰かが常に触れてるみたいな」

まどか「ほむらちゃんの柔肌だけで寿命が10年は伸びるよ」キリッ

ほむら「そ、それに…夜目覚めると…」

マミ「……目覚めると?」

ほむら「…ごめんなさい、詳しくは言えないわ…恥ずかしくて」

まどか「ほむらちゃんったら!恥ずかしくないよ、私も気持ち良かった!!」

マミ「うーん……何だか暁美さんとり憑かれてるみたいね、魔獣の怨念とか…本当に悪霊みたいな存在でもあるのかしら」

まどか「ぶち殺すぞ黄色」

まどか「全く!酷いよマミさん!神様を悪霊扱いだなんて!」

マミ「まぁ、他に心配事があったら言ってね?相談にのるから」

ほむら「マミ…ありがとう」

まどか「ほ、ほむらちゃん……っ!」

まどか「……………ウェヒヒヒヒヒヒヒ…今なら念じるだけで世界中の魔獣+黄色を殲滅出来そうだよ」




さやか「はー、久しぶりに学校なんて来たな~……」

杏子「下校時か?……ついでだしほむらとマミでも待とうかな?ついでに飯も貰お」

さやか「おい!」

さやか「ま、あたしもそろそろまどかと合流しとかないとね」

さやか「…………ほむらとマミさんが無事でありますように」

杏子「…おせーな、マミの奴」

さやか「本当にね~………え?あれ…」



仁美「そうなんですの~」

上條「うん、だから今度一緒に」


さやか「…仁美、恭介」

さやか「…………うん、幸せそうな顔しちゃって」

さやか「良かった…うん良かった♪」

杏子「…ん?」


仁美「是非ご一緒しますわ」

恭介「嬉しいなぁ…あ、それにあそこには」

杏子「!!?」

杏子「あいつら………」

さやか「?」

杏子「…………」

さやか「杏……子?おーい杏子どうし」ビクッ

杏子「……」ギリッ

さやか「杏……あ、ははは…そ、そんなおっかない顔しちゃって…そんな杏子の顔もたまには良いけど出来りゃニコーっとした顔の方が」

杏子「……」パァッ

さやか「…何、どうしたの?そんな格好して、そんなもん構えて………」

さやか「杏」

杏子「…」

さやか「!…」ゾクッ

杏子「……さやか、ごめんな」

さやか「え?」

杏子「あたし……どっかであいつらの事憎んでた」

さやか「杏子……」

杏子「んなの間違ってんのは分かる、んな資格もないしさ……筋違いなのも……」

杏子「でも!あいつらさえいなきゃ……あいつさえいなきゃ!!!さやかは!!あたしの友達はっ!!」

杏子「あいつらが奪った!!あたしの……あたしの友達をっ!!!」

杏子「でも…さやかはこんな事望まねーよな?……さやかは、絶対許しちゃくれねーよな?」

杏子「……………だけど、やっぱり駄目だ………あいつらが……さやかを、さやかの事なんか気にもしてない様で…あんなに幸せそうにしてるのが許せねぇ」

さやか「違っ、違う!杏子違う!!恭介は…恭介はそんな奴じゃ…仁美はそんな娘じゃ…杏子?、やめて……杏子」

杏子「さやか……ごめん」

さやか「杏っ!」

ほむら「杏子!!」

杏子「ほ、ほむら?」

マミ「佐倉さん…武器を収めて」

杏子「マミ…」

さやか「二人共……」

杏子「……悪ぃ、頭に…血ぃ昇ってた…」

ほむら「………」

マミ「佐倉さん…あの…」

マミ(こんな時、何て言ったら良いのかわからない…私、先輩失格ね)

ほむら「…」

杏子「…」

さやか「杏子!!」

さやか「杏子!聞こえなくても聞いて!!」

杏子「え……」

マミ「佐倉さん?」

ほむら「杏子、どうしたの?」

杏子「いや、え?」

さやか「あたし、恭介の腕を治す為に魔法少女になった事には後悔してない!でも、嘘ついてた事はある」

さやか「あたし、恭介に見返り求めてた!腕を治す見返りにあたしを好きになって欲しい…そんな想い、自分に嘘ついてた」

さやか「だから!本当は恭介が仁美と付き合うなんて……悔しかったの…でもね、それでも後悔しなかったのは…」

さやか「あんたに会えたからなんだよ?」

さやか「魔法少女にならなきゃあんたとは友達にもなって無かったと思う、あんたに会えなかったら……恭介の事も、仁美の事も恨んでたかも知れない」

さやか「魔法少女になった事を後悔しないでいらるたのは……杏子、あんたって友達が出来たからなんだよ」

さやか「だから…あんたがいるから、恭介の事も祝福できる…まぁ何だかんだ言って大切な幼なじみだしね、へへっ」

さやか「仁美に取られたのも、やっぱ悔しいけど、仁美なら仕方ないかな?仁美なら許せるかな?って……いややっぱ悔しいかな」

さやか「……だから、杏子…あたしから大切な友達を無くさせないで」

杏子「……………」

マミ「佐倉、さん?」

杏子「さやかが……さやかが、やめろって言った気がした…必死に、……じゃあ、仕方ねーなって…さ」

ほむら「はぁ……全く貴女達は……まぁ、今回は大事にもならなかった訳だし」

マミ「そうね…」

さやか「…………」

さやか「よ、良かったぁぁ…力抜けるよ……はぁー…」

さやか「あれ?まどかは?てか!この肝心な時に神様何してんのさ!」




さやか「………」

まどか「ほむらちゃんの机…ほむらちゃんの上履き……ウェヒヒヒ縦笛は……無いや…」

まどか「あれ?さやかちゃん何してるの?」

さやか「まどかー?あたしさ、ちょっと試したい事があったんだ」ニコッ

まどか「え?何!?ほむらちゃんに更に濃厚な干渉が出来る様になる事に関係ある!?」

さやか「うーん、どうかな?でも、ものは試しって言うしちょっと付き合ってよ」

まどか「ほむらちゃんに関連するなら喜んで!何するの?」

さやか「神様ってさ…………どの程度の事までならヤっても死なないのかな?」ニコッ




さやか「あそこまでヤって生きてるなんて流石神様だーねー」

まどか「」

まどか「あ、あの」

さやか「あ゙!?」

まどか「何かございましたでせうか…」

さやか「別に!肝心な時に頼りにならない神様!」

まどか「………」

さやか「ったく!こっちは大変だったんだから少しはほむら意外にも目を向け」

まどか「…ウェヒヒヒ…ティヒヒヒヒヒヒヒ」

さやか「………な、何?」

まどか「さやかちゃん、私…面白いもの手に入れたんだぁ」カチ

『「やっぱ、会話出来ないのって結構寂しいな…たはは…」
「本当杏子って大飯喰らいだよな~、それで何故このお粗末さなのか」フニッ
「や、やべー……まさか反応があるとわ…」
「ダメっ……可愛すぎ……くくく………」プルプル
「……ふふっ、きょ~こ」ツンツン
「どんな環境だろうが杏子は杏子だよ、今みたいな」
「がさつでぶっきらぼうで……でも本当は凄く優しくて友達想いな」
「そんな素敵な女の子に、どうせなってるってば」』

『「本当、可愛いな~くそっ!」
「杏子はあたしの嫁になるのだー!!」
「仕方ないな~、さやかちゃんも付き合ってあげますよ」
「一人より二人の方が、温かいもんね」』

さやか「……………」

まどか「さやかちゃん」

さやか「はい」

まどか「私達…友達だよね?」

さやか「……はい」







まどか「ティヒヒヒヒヒヒヒティーッヒヒヒヒヒヒ」

まどか「あ、このテープダビングして親衛隊各グループに配布しといたから」ウェヒヒヒ

さやか「ちくしょーっっ!!!」



恭介「あはは、そうかな?」

仁美「そうですわよ~、うふっ」

杏子「ねぇ?あんたが上條かい」グイッ

恭介「え?そうだけど…君は、ぐっっ!!」ボガッ

仁美「き、恭介さん!?」

恭介「な、何を…」

杏子「……黙って聞きな…、あんた、あの仁美って娘を絶対幸せにしろよ…あんた自身も幸せになれよ!でないと……さやかが許してもあたしが許さねー!ぶっ殺すからな!!」

恭介「え…?さや、か?」

杏子「じゃーな、邪魔して悪かったよ」

仁美「き、恭介さん、大丈夫ですの?け、警察に」

恭介「まって!……良い、良いから………」




まどか「さぁ!待ちに待ったほむらちゃんと私の婚前旅行だよ!」

さやか「旅行って…ほむらがどっかに行くとは…休みって家でゴロゴロするだけかも知れないしさ」

まどか「……」カチ

『「仕方ないな~、さやかちゃんも付き合ってあげますよ」
「一人より二人の方が、温かいもんね」』

さやか「そ、そうだね!うわー楽しみだな~…クッ」

まどか「ウェヒヒヒ、ほむらちゃ~ん」

まどか「さやかちゃんにはマミさんの時と同じ様に、導き役をお願いするね」

さやか「それは良いけど……まどか、まさかほむらにべったりくっついてんの?」

まどか「当たり前じゃない!何おかしな事聞いてるの?」

さやか「いや、マミさんと杏子にもさ、二人で大丈夫とは思うけど魔獣退治手伝ってあげないの?」

まどか「ほむらちゃんがいないなら手伝う理由無いよ」

さやか「最悪だっ!最悪の神様だっ!?」

まどか「ティヒヒヒ、冗談だよ」

さやか「…まぁ、流石に今のは冗談じゃなけりゃ神様として、ね?」

まどか「マミさんのおかげで念じるだけで魔獣を殲滅出来る自信出来たから……黄色いのがとばっちり喰うかも知れないけど」ウェヒヒヒ

さやか「最後の台詞だけは訂正したげな?ね?」

まどか「じゃあ、さやかちゃんがこの矢でも使ってみる?」

さやか「え?あたしでも使えんの?」

まどか「投げ槍みたいに矢だけを使えば…多少は攻撃力あると思うし」

さやか「分かった、まぁ昨日まではまどかに任せっきりだったし!今日から暫くはさやかちゃんにどーんとお任せしなさい!」

まどか「さやかちゃん…ありがとう」

さやか「だからテープ返して」

まどか「返しても良いけど……色んな所に拡散しちゃったから回収は無理かも…ティヒッ」

さやか「」

さやか「それじゃ、あたしは暫く杏子の傍にいるから」

まどか「…ティヒヒヒ、マミさんじゃなく杏子ちゃんの傍、なんだね」

さやか「う…、うっさい!あ~…行ってくるから!」

まどか「さやかちゃんも可愛いなぁウェヒヒヒ、親衛隊にもさやかちゃんの可愛さが浸透しつつあるし…楽しみ♪」

まどか「さーて、ほむらちゃんは~」

まどか「あれ?ほむらちゃんがいないよ?」

まどか「……あ、今日は学校か」

まどか「マミさんも結局週末祭日利用して出かけたんだっけ?」

まどか「そうしたらほむらちゃんとの旅行出来る可能性があるのは………」

まどか「……………それはそうと、今この場にいるのは私鹿目まどかただ一人!」

まどか「そしてここは!そう人類の全ての夢が詰まった私の嫁ほむらちゃんのお部屋!」

まどか「…ゴクリ」

まどか「でも……駄目だよ鹿目まどか、仮にも神様が最高の友達兼神様のお嫁さんの部屋を家捜しなんて……」

まどか「………お布団ダイブくらいは良いよね?」ボフッ

まどか「………」

まどか「……」スゥスゥ

まどか「…え?あ、寝ちゃってた…」

「…ただいま」ガチャ

まどか「あ!ほむらちゃん帰ってきちゃったよ!」

まどか「せっかく学校まで…いや、まてよ?」

まどか「ティヒヒヒ、ほむらちゃんがドアを開けた瞬間に、あの夢を実行するよ!」

ほむら「…」ガチャ

まどか「お帰りなさい、鹿目ほむらちゃん!お口にする?お胸にする?それとも…ア・ソ・コ?」

ほむら「………ふぅ」ガチャ

まどか「あぁ…!まるで放置プレイの様なこの感覚、良いよ、良いよほむらちゃん!」

ほむら「……」スルスル

まどか「え?あ、ま、まさか……私がまだいるのに…着替…ゴクリ」

ほむら(何だか視線を感じるわね?)



まどか「………」

ほむら「…」ガチャ

まどか「……我が生涯に一片の悔い無し」

まどか「ほむらちゃん、晩ご飯作りに行ったのかな?」

まどか「あーあ、私もほむらちゃんと一緒に晩ご飯作れたらなぁ」ウェヒー

まどか「………今の内に家捜しの続きを」




マミ「どうなってるの!?」

杏子「この魔獣、強ぇ!まるで矢の様な攻撃を仕掛けてきやがる!」

マミ「私ばかりを執拗に……しかも追尾性能まであるのね!気を引き締めていきましょう!佐倉さん」

杏子「おぉ!」

さやか「まどかぁ……あんたの矢…勝手にマミさんばっかり狙って飛んでくんだけど?」




まどか「ほむらちゃん……意外だよ、意外すぎるよ!あんな清純なほむらちゃんがこんな…こんな靴下を!」

まどか「いくら私でもいきなりパンツとかいったら逝っちゃうからねウェヒヒヒ」

まどか「……やっぱりブラ無いな」

まどか「あれ?これは………日記?」

まどか「……さすがに、読んじゃ駄目だよね?でも…読みたいな~読んじゃおうかなー…神様の特権!神様は覗きがお仕事だもんね」ティヒッ

まどか「…………………………………え?」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
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      /_/


さやか「まどかぁ!この矢全部マミさんに向かって攻撃しちゃうじゃな……まどか?」


まどか「………ヒック……ゥゥ…ゥッ…ヒック……」

さやか「まどか!?…あんた、泣いてる?」

まどか「さや…か、ちゃん」

さやか「…それ、…日記?ほむらのじゃん!あんた…それは駄目でしょうが……」

まどか「ごめっ……ごめんなさ……」

さやか「…………何が書いてあったの?」

まどか「……」

さやか「いや、ごめっ…それ聞いちゃあ、駄目だよね?」

まどか「………」

さやか「………」ギュッ

まどか「さやか…ちゃん?」

さやか「あんたも本当は、中学生の女の子なんだよね?…泣きたい時は思いっきり泣きなよ、ね?」

まどか「さや………ぅぅ…あぁああああー!!あーっっあぁあ!!」


さやか「……落ち着いた?」

まどか「うん……ごべんで……グスッ」

さやか「……あんた、神様で…横柄な邪神で…どうしようもない変態になっちゃったけど…やっぱまどかだわ」

まどか「………」グスッ

さやか「……で、どうすんの?」

まどか「………さやかちゃん、私…ここにいるまでにやらなきゃいけない事がある」

さやか「……うん」

まどか「さやかちゃん…協力、してくれる?」

さやか「聞くまでも無いよ?あたしに出来る事なら何でも手伝うよ、なんせまどかは私の『元嫁』で、今は『親友』なんだから」

まどか「さやかちゃん…ありがとう」

さやか「………でさー、まどか。さっきの話の続きなんだけど」

まどか「?」

さやか「マミさんに自動で攻撃がいかない矢…出してくれない?」

まどか「……ティヒ…」

まどか「さやかちゃんは、杏子ちゃんと話が通じてた」

まどか「うぅん、杏子ちゃんにはさやかちゃんの声が聞こえた訳じゃない…でも、杏子ちゃんには確かにさやかちゃんの気持ちが伝わった」

まどか「私もほむらちゃんに気持ちを伝える、ほむらちゃんの気持ちに答える為に」

まどか「ほむらちゃん…私頑張るから、ほむらちゃんに絶対、気持ちを伝えるからね!」

ほむら「うぅん……」ゴロン

まどか「…だから、添い寝の密着度も毎日の様にあげてくよ!」クンクン


さやか(協力すんのやめてやろうか…)

さやか「…まぁ、今のまどからしいのかな?」クスッ

ほむら「ふぁぁ……まどかの夢を見た……?」

まどか「!?本当!……良かった、本当に効果あった………」

ほむら「………どんな夢だったかしら……思い出せない」

まどか「惜しい!!でも……これは毎日続ける価値あるよね!」

まどか「ほむらちゃん……ほむらちゃん!私の気持ち、ほむらちゃんに伝える!ほむらちゃん!」

ほむら「……ふふっ、何だか今日は凄く快調ね」




マミ「昨日の魔獣みたいな手強いやつが出なくてホッとするわね」

杏子「あぁ…昨日は本当凄かったな、あんな矢…まともに喰らったらそれだけでおだぶつだぜ」

マミ「突然矢が消えたかと思ったら、今日はまた魔獣が突然消滅……何なのかしらね?」

さやか「すみません……本当、すみません…謝りますから、マミさん…杏子…どっちか…気づいて!二人の協力も必要になるかも知れないんだ!」

さやか「………駄目、か…あの時は尋常じゃなかったもんな~…」

杏子「……ん?」

マミ「佐倉さん?」

杏子「んー…」

さやか「気づいてくれた!?杏子!!杏子!?」

杏子「……ねーか、ははは」

さやか「あるよ!!めっちゃくちゃあるから!?…………駄目…なの?」

マミ「どうしたの?」

杏子「いや、この魔獣が消滅したのってさ…ほむらの言うまどかって奴の仕業かなぁって」

さやか「!?」

マミ「うーん、だったら素敵ね。でも、それならあの矢の攻撃もまどかちゃん関連って事にならない?」

さやか「ごめんなさい!本当、ごめんなさい!」

杏子「大方マミに嫉妬したんじゃねーか?最近マミはほむらと仲良くやってたし」

マミ「まさか、殺されかけたんだからね?変な冗談言わないの」

さやか「すみません、うちの神様が頭のおかしい変態ですみません、嫉妬に狂った邪神ですみません!だからまどかって事にして下さい!」

マミ「そうねぇ…一度暁美さんに話をしてみましょうか?」

さやか「嘘!マジで!?」

杏子「へへっ!決まり♪それなら晩飯はほむらの家でに決定な」

さやか「あ~、杏子様ありがとうー!愛してるよん」

杏子「!?な、何か寒気が…」

さやか「あ゙!?」

ほむら「……ふぅ、宿題も終わったし」

まどか「私もほむらちゃんを想いに想ったホムニーを終わらせたし」ティヒッ

ピンポーン

まどか「もしかして、さやかちゃんがやってくれた!?」

ほむら「……杏子達かしら?」

ほむら「はーい」トットッ

杏子「よっ!」

マミ「お休み中にごめんね?」

さやか「まどかぁ!さやかちゃんが…さやかちゃんがやりました!」

まどか「GJ!」

ほむら「かまわないわ、どうぞ」

杏子「お邪魔~」

マミ「ご迷惑かと思ったんだけど…晩御飯、一緒に食べない?材料なら買って来たから」

ほむら「そうね…良いわね」

まどか「ほむらちゃん達が晩御飯の間は私はほむらちゃんを、さやかちゃんは杏子ちゃんを食べてるよ」ガジガジ

さやか「うん、変態性が復活したのは元気が出た証拠だろうけどあたしを同類にすんな」

ほむら「まどか?」

マミ「うん…ほら、私達が交替制で休暇を取ってる時に突然変わった事が起きてるでしょ?」

杏子「それ、ほむらが言ってたまどかに関係あるんじゃねーかな~ってよ」ガツガツ

マミ「………暁美さん?」

ほむら「あ、ごめんなさい……そうね、もしそうならどんなに嬉しいか……」

マミ(それが本当にまどかちゃんなら……私は少し恐いんだけど…)

ほむら「でも、違うと思うわ…まどかとは…もう触れ合う事さえないのだから」

杏子「…んなのわかんねーだろ」

杏子「信じて見ろよ…お前の、その、最高の友達って奴をさ」

ほむら「杏子…」

杏子「あたしは、あの時あたしを止めてくれたのはさやかだって信じる事にした!だから、あんたもさ」

ほむら「……」

ほむら(……本当に、貴女なの?まどか……!)

まどか「ほむらちゃん……私ね、ほむらちゃんとは絶対通じるって信じてる…」

まどか「だからほむらちゃんも……信じて?」

まどか「………ほむらちゃん!」



ほむら「……あれ?ここは……?」

ほむら「ぇっと………きゃっ!」ガバッ

「……だ~れだ!」

ほむら「え?その……声……ま、どか?」

まどか「……ティヒヒヒ、正解だよ、ほむらちゃん」

ほむら「ま……どか…まどか、まどか、まど…馬鹿!!!!」

まどか「うぇぇ!?」

ほむら「何で私を置いて逝ってしまったの!?私も…私も連れていってくれても!」

ほむら「淋しかった……苦しくて…憎らしくて……どうしようもないぐらいぐちゃぐちゃな想いで……」

まどか「………それでも、私の事を……大好きでいてくれたんだよね?」

ほむら「ふぇ?……まさ、か……?」

まどか「日記、読んじゃった!ごめんなさい!」

ほむら「な、ななな!ま、まど!?……本当に…馬鹿…」ポツリ

まどか「ウェヒヒ…」

まどか「ねぇ、ほむらちゃん……ほむらちゃんに伝えたい事があるの」

ほむら「……何?」

まどか「これは、ほむらちゃんの夢……私は今、ほむらちゃんの夢の中の存在でしかない」

ほむら「……そう、だよね…でも…こんなにまどかを実感出来るなんて……」

まどか「それはね、これは夢だけど…私の存在が夢であって夢でないから」

まどか「だからほむらちゃん……日記に書いてあった伝えたい事、教えて欲しいんだ…ちゃんと返事を、伝えるから」

ほむら「……夢で出来た…私に都合の良いまどかに?」

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「……」

まどか「私を、信じて」

ほむら「え!?まど……」

ほむら「…私、絶対に貴女に会いに行くわ!ちゃんと精一杯生きて!自分の人生の全てを…ちゃんと生きて…!最高の友達の……大好きな貴女に」

まどか「………」

まどか「ティヒッ…目が覚めたら、日記を開いて…今から伝える言葉が、夢になってしまわない様に」

まどか「――――――――――――――――――」

「大好きな貴女への想いが、幻になってしまわない様に」




ほむら「………」

マミ「…」スゥスゥ

杏子「…グゥ…」

ほむら「……寝て、いたのね……まどか……」

ほむら「……日記!……でも、何も無かったら…………」

「私を、信じて」

ほむら「…………」

ほむら「……日記、」ペラ…ペラ

ほむら「………まどか、貴女を……信じるから」






「私も、ほむらちゃんが大好き!!だから、精一杯生きて必ず会いに来てね。私の大切なお嫁さん」

ほむら「…まどか……ぁ、あああ…うわぁぁぁぁあーっあーぁぁあー!!」

マミ「え?何!?何事!?」

杏子「んぁ!?……え?ほむら…?」

ほむら「まどかが………まどかが……」



さやか「まぁ、良かったんじゃないの?」

まどか「素っ気ないよ?さやかちゃん…」

さやか「だってあたしの嫁が……」

まどか「ティヒヒヒ、さやかちゃんには杏子ちゃんがちゃーんとお召し上がりスタンバイしてるから」

さやか「あんた…最後くらいまともな発言出来ないの?」

まどか「ティヒヒヒ!あ~、早くほむらちゃんが導かれないかなー、もう無理矢理導いちゃおっかな?」

さやか「だから!色々台なしになるからやめー!」

まどか「ティヒヒヒ、冗談だよ!……ほむらちゃんは、ちゃんと、ちゃんーと待ってて…笑顔でお迎えしてあげるから」

さやか「…ん、そっか……まどか…」
さやか「良かったね」

まどか「……うん!」

ほむら「まどか……貴女の言った通り、私は信じる事にしたから」

ほむら「貴女はちゃんと、私を待っててくれる、なら私は私の精一杯をやり切ってみせる」

ほむら「次に貴女にあった時に、恥ずかしくない自分でいたいから」

ほむら「その時は……笑顔で迎えてね?私の大切な…まどか」



END



ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

まどか「……………これ、何?」

さやか「何って……あんたがサボってた間に集まった魔法少女だよ?大変だったんだから、ここまで連れてくるの」

まどか「ぇ……だって普通こんなには……ないでしょ?」

さやか「言っとくけどあたしは連れてきただけで、まだ最後まで正しく導かれた訳じゃあないからね?神様~、最後まで責任持って導かなきゃ駄目だよ?」

まどか「」

さやか「くっくっく……ん?」

『「仕方ないな~、さやかちゃんも付き合ってあげますよ」
「一人より二人の方が、温かいもんね」』

魔法少女「あぁ…この人凄く可愛い…どんな人がどんな魔法少女とこんな関係に?」

さやか「」



マミ「素敵なお話ね」グスッ

杏子「命懸けで友達を助けた…まどか、か…へへっ、あたしも会いたくなったぜ」

マミ「…?あれ、これ続きがある……」

追伸
万が一ほむらちゃんに手を出したら……マミさん、杏子ちゃん……………わかりますよね

マミ「」
杏子「」


ほむら「まどか…大好き」


まどか「もうほむらちゃんから一生離れないー!!うわぁぁぁぁあん!」

さやか「逃がすかまどか!あんたも地獄へ道連れだぁぁっ!!」

今度こそEND

まぁ何のかんので終わらせれて良かった。
保守してくれた人やさるよけの人ありがとうございました。
しかし、まぁ何つーか…タイトルあんま関係ねーなこりゃ…
また会う事もありましょう、そん時はよろ↓

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