俺「ストライクウィッチーズ、始まります」(653)
ストパン世界に俺を入れてウィッチとイチャイチャしようずwwwwwwっていうスレ
、 ト.
\:::.、 _ ____ !ハ
>'´ `}:::|、
\ / .∧ } / ヽj ヽ
. \ ./ //\‘, {ノイ |メ ハ
\ j/V∩ ヽj^\.j∩ヽ /. }
人 rヘ ノ ∪ ____ ∪ VY /
< > .V Y( ' ' ' {/´  ̄ } ' ' ' ノ / 可愛いサーニャ可愛い!
Y \ `┬┴‐┬ ┴ <{: { はい、復唱するんダナ!!
\ ゝ、 i |/i___,人. |
{ .`|ー一'} \ハ /)
| j j ☆ {\ >,Y:::::)
{ マ::`ヽノ彡'
‘、 人二´_))
└┬┬ ┬┬‐'\::::::::::::ソ
L,ノ .L,ノ
まとめwiki:ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/1.html
避難所全般:ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/14336/
前スレ
俺「ストライクウィッチーズだろうな!!」
避難所
雑スレ
まとめwiki運営スレ
避難所運営スレ
強さ議論スレ
※俺スレのお約束※
1、他の人が投下してるなら割り込まないでね
2、投下予約できるならしてね
3、長時間にわたるようなら分割するか、一旦切り上げて再度予約しよう
4、予約のすっぽかしは迷惑がかかるからやめよう 予約キャンセルの時は一声かけてね
5、>>1の一行目を第一に考えてほしいな
(クロス・パロディについて)
書き手は、読み手のことをよく考えて設定を練っていこう
過剰なクロス・パロ要素は、読者を置いてけぼりにしてしまうかも
また、読む側にも「気に入らないなら読まない」という選択肢がある事を忘れないで
・批判、スルーされても泣かないで!
・ストパン愛を忘れない ←重要
レ'⌒ヽ≧'´ ̄ ̄≧x====x、
l: : / , }ヽ ヽ : :〃
y' / /{ | } .}ト、 ,ヽ/
// |斗、ト、| | /,イナメ、ノ ハ
レ{ r┬r ト{/' ┬r ヽ/ }
ハ ,' |::l |::| }入人 ここには紳士しか居ないそうです……しんし?
. /八 八 `´ `´ ノ' ,′
(人__∧_>r─r'┐v匕ィノ}ノV
{ Y´}
. r‐ヘ_{}.人_
∩ `7r、,ィく¨´
ヽニ{/} |_ト、j
. └'┘
(´・ω・`) n
⌒`γ´⌒`ヽ( E)
( .人 .人γ / ご覧のスレは
=(こ/こ/ `^´ 人と人との心の壁も破壊します
)に/こ( 壁殴り代行㈱と
け 置 ss ,ゝ::ノ .い
! ! .い (::::::::`ヽ て
て (::::::::::::::::l け
/::r=≠、、 ) ! !
⌒ヽ (:::::::::ヾ)___)从 ̄`ヽ 貴方の可能性を信じたい
な >\!\:厂 ̄ /⌒ゞi!
あ ( /L...:::_ _//ィ⌒/' !
! ! ヽ..__/| `ー,、ヽニ《_/
(´厂| | / `T´/i
/⌒ヽ(⌒| l ヽ < < _.У .!
rfi \ \/// |
/| !! ` ー/ .// !
,. -‐==、、
,. ===、、 . i :::ト、
_,/ `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l ウォトカ:::ト、\ 新ss ウラーーーー!
// COLA ::::/ :::::!===l :::|ス. ',
/./ .::::/トカ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-、 万人の幸福を求める
. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::l ウォl '´ `)'`ヽ ヾ;\ 同志達の提供でお送りします
/::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l `'::┬‐--<_ } ./;:::::\
/::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、 |l::ヽ /;';'★:::\
. /|:::★;';'\/} (ヽ、 _/| (´ _,.ィ!::ヽ. ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
/ ,ノ:::;';';';';';';';';'/ /ヽ、二ニ-イ ヾT ¨´ ,/;';';::`、. \';';';';';';';';';';〈::...
\\ \: :\ |: !ハ
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\\ \: > -──‐-}: !: : .
\>'´-‐====-<ヘ }: : :! 、
//::::/:::::/::/:::::::/:::::::{:::::::::\、}:::::::::._
//::::/_:::/::/::::::::::i::::::::::!:ハ:::::::::V〉:::/)⌒ヽ
〃::::/:::::`ト::{:::___{::::::::::|::::}::::::::::V</!::::::::::
jイ::::ハ斗ミj从:::::::::::ト、::::::{::::!:::::::::::/::/:::}:::::::::::! 保守目安ですよ
. /:{:::::::{!r':} ⌒r≠=ミ、ー^リ:::::::::/::/::::リ:::::::::::}
/::::|::/}ヒソ r':::ノ}〉 ./::::::::/::/イ/::::::::::::; 今日もスレ立てお疲れ様でした
. /::::::j/:::/! r 弋:ソ /:::::/j/V:/::::::::::::::;
/::/::::::::::八 厶イr'^ ノ:/::::::::::::::/ 平日
. /::/::::::::::/ ヽ (ヽ , rー<::::7:::::::::::::::/ 17:00~1:00 10分以内
. {:/{:::::::::/ _>、__,.. .< .{:/^⌒/:/:::::::::::/ 1:00~2:00 15分以内
. j:八:::::::{,. <´ / <Yア´三ニト. /:/:::::::::::/{ 2:00~4:00 25分以内
r‐-、>'´ V r'^7>'´⌒ヽ }/:/:::::::::::/::;' 9:00~17:00 20分以内
r'ア'´⌒ヾr‐; / /^〃 V {:人::::::::/::/ 17:00~19:00 15分以内
r┴'、 ⌒ヾ :{ .!//:::/^{ } } :|' ヽ:/jノ
_,.(二>'、__,ノ 厶-‐'´ ! |八:! ' 休日
(_r'^/∧ー' 〃. ∧ | :リ 19:00~1:00 5分以内
(__ノヒ,人/.{. / } | / 1:00~2:00 10分以内
// 八 :/ .| |:/ 2:00~4:00 20分以内
. /´ } :{ | |i 4:00~9:00 45分以内
\ <> /{ ミト、 | |! 17:00~19:00 10分以内
\/. | :{ヾ、 | !
| `| .i
ト、 / |
|: :V. / ∧
|: : V / / ∧
/´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ、
/:.: : : : : : :.:./´: : : : : : ,.=、_r、: : ヘ 投下時のアドバイスよ♪
. /: : : :.:/: : .:/: : : : :.:// リ ! : : :',
,': : :.: :/: ://: : :.:// l! !: : : :', ◎連投規制バイバイさるさん(通称:さる)には気を付けて
l: : : :.:/ :/ :/ : : :// 〃 l: : : : ', 焦って投下せずに6分間間隔を空けて投下するといいわ
l: :!: : l :/ :/: :;/7ー/―-、 / !: : .:i l ☆連投規制バイバイさるさんの条件
l: :! : :l/ :/ : ://∠_ ノ -ート!: :.l :! ・1時間(:00~:00の間)に11回書きこむ(他の書き込みが9+α回あったらα回多く書き込み可能)
. ', ! :/j 7: : / l!T ハ l`` r≠-ト!: :ハ!l ・6連続で書き込みする(他のスレに書き込んだらリセット)
l l ( (l :/ 弋_ソ lじソ /l :/ l ただし、これらは毎時:00でリセットされる
l ',: :ヽj/> ゞ' /j/ ※最近仕様が変わったかも 人の少ない時間帯はよく分からん
. l: :V: : `ー、 , /
!: : V: : : :.:ト、r-、 、_ / ◎適度に改行をすると読みやすくなるわよ
!: : :.V: : : :L_.ヘ ヽ イ 改行の仕方は他のSSを参考にしてね
l: : : :i;: : : :.V` ヘ V _ イ: :.!
|: : :.! 》、: : ', /ハ ∀.γ7: :L_ ◎最後に、投下する時は、前の人の投下後10分以内は投下を始めない、劇場版のネタバレが無いように配慮するなど、
|: ;/.O >、 Vァ'ヽ、 V /: :├―'^ヽ 読む人や他に投下する人のことも考えて投下しましょうね
x≦´ / ヽr' -、 l. {ヽ: :.! i ! l そうすれば無用なトラブルも避けられるわ
r'`=- < / -、 ! l ト、ヽl V .!
l `ヽ l r、 ! L_|. V ヽ i:: l
l i ヘ `ー' / ヽ、!
>>1乙!
エイラきゃわわ
ステンバーイ
おし、次から投下開始
カモンカモン
【ローマ近郊の森 上空】
キィィィ……ン――――キィィィィン
「あーーーーーはっはっはっはっは!!」
ダダダダダダダ!!!
ヒュインヒュイン!
シャーリー「くそ! こいつ弾が当たらないぞ!?」
ゲルト「ならば……!」ブンッッ!
グシャァァァ…
ゲルト「なっ!?」
リーネ「ひっ!?」
「あーあ、酷い馬鹿力だね。おかげで僕の胴体と下半身が泣き別れだ。っでも、そんな情熱的なお姉さんは」
支援する!
そして22時より予約
訂正、22時30分
おお、待ってたぞい
支援
ドシュッ
ゲルト「…………っ!カハッ」
「嫌いじゃないよ?」ニコッ
ミーナ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!トゥルーデーーーーーー!」
坂本「ミーナ!しっかりしろ!!…くっ!!」
「あはははははは!!いい!!最っ高にイイよ!!この絹を裂くような悲鳴が聞きたかったんだ!
泣いてよ!もっともっともっとさ!!じゃないと僕の気が済まないんだよ!!! そーら、次は片肺に口づけでも」
「あひゅ」パーン
エーリカ「―――――――――――――」キィィィン
ペリーヌ「ネウロイなら頭にコアがあるんじゃないかという見立ては、た、正しいと思いますが……うっぷ」
エーリカ「トゥルーデ、大丈夫? すぐに宮藤に診せるからしっかり」
ゲルト「すまない、ハルトマン……げほっげほっ」
エーリカ「もぅ、よく分かんないのにも突っ込むなんて無茶し過ぎだって」
ゲルト「はは……お前にそんな心配されるなんて明日はネウロイの大進行でもあるのか?」
エーリカ「ほらほら喋らない、宮藤ーよろしくー………って、あれ?なんでこんな周りが暗いのー―――――」
エーリカ「――――――――………ぁ」
――――――――――――
――――――
――
「ごちそうさま、でしたー」
支援支援
「あいたた……流石に世界最強の巫女…いや、今の言い方だとウィッチだったか、の二人を相手にするのは骨が折れたや、おかげでせっかくのこの新しい体がぼっこぼっこだぁー
まぁそれでもみーんな仲良く呑み込んだし―――――ん~?」
「ひぃーふぅーみー……羊さんが二匹逃げちゃっったかな?」
*
ブロロロロロロ!!
エイラ「なんだよなんだよなんなんだよ……!あ、あいつは、アレはなんなんダヨ!!」
サーニャ「……気づいたらみんな黒い霧に包まれて、包まれて……ッ」フラッ
エイラ「サーニャ!?しっかりするんだぞ!!」ガシッ
サーニャ「ハァ…ハァ……」
エイラ(か、顔が真っ青になってる! これもあのヘンテコなネウロイの仕業なのか!?)
「ブブー!残念!!」
エイラ「!?」
「正解は……まぁ僕にも分かんないんだけどね。なーんかその子だけさっきから僕の因子を受け付けないんだよねー……
ねぇ、君は何でか分かる?その子の彼女でしょ?」
エイラ「う、うわあああああああああああああ!!」バラララララ!
「あーははははははは!だからー?無駄だってば、そもそも僕は君たちと同じ土俵に立ってないんだからさー」
エイラ「このぉぉっぉおぉぉぉぉ!!!」
「………ッチ、お前、うざいよ」スッ
ガシッ…!
支援だ!
エイラ「あ、あああ………」ギリギリ
サーニャ「エイラ…いや……」
「はーい、かっこいいところを彼女に見せて満足した? だったら早く潰れろよ。僕これからやることがあってさー、少し前にぶっ殺した泥人形たちに新しい命令しなきゃいけないんだよね」
エイラ「……だだ」
「ん? なに命乞い?だいじょーぶ、元から君たちを殺す気は」
エイラ「―――――かっこいいところは今から見せるんだぁーーー!!!」ガチャン!ガキン!!
「なっ!? フリーガ――――――――――――――」
ドォォォォォォォォォォォン!
―――――――――
―――――
――
サーニャ「エイラ……!エイラしっかり!!」
エイラ「うぅー……シールド張りながらでも、あの距離でロケット弾は痛いんダナ……」フラフラ
サーニャ「逃げようエイラ!これでもう二人で……!!」
エイラ「……」
トンッ
サーニャ「えっ?」
エイラ「あ―……さっきの衝撃でさ、ストライカー片っぽ動かないんだ。だかさ、サーニャだけで行ってくれよ」ポリポリ
サーニャ「嫌っ! 私ひとりなんて無理……エイラも一緒じゃないと」
エイラ「また暗くなってきたなー……じゃっ、せめてサーニャが安全に帰れるように最後にもうひと踏ん張りしてくルゾ―」ブロロロロ……
サーニャ「行かないでエイラ――――」
サーニャ(伸ばしたこの手、届いて……!)
エイラ「さよなら、サーニャ」
*
サーニャ「…………」
サーニャ(わたしの手を、掴んでるのは―――――――)
俺「――――サーニャちゃん、起きた?」
サーニャ「俺、さん……?ここは…」
俺「えぇと、ここは…とにかく安全な場所だから、さ」
サーニャ「…………」
俺「サーニャちゃん何か欲しいものはない? 食べ物なら何とかして持ってくるからさ、何か」
サーニャ「あの、皆は」
俺「あっそうだ! 俺って実は凄いお金持ちみたいでさー、時間さえ掛ければそれ以外でも持って来れるかも」
サーニャ「………」
俺「えっと…………」
サーニャ「そう、ですよね……夢じゃないんですよね」
俺「だ、大丈夫! 504って凄いウィッチの集まりらしいから皆もすぐに見つかるさ!!」
サーニャ「…………」
俺「……とりあえず、水貰ってくるね」
タッタッタ……ガチャン
サーニャ「…………」
サーニャ「…………えいら」
サーニャ「よしかちゃんに、みんな」
サーニャ「――――――――――――――――」
*
バンッ!
ズルズル……
俺「……くそったれ」
(――――い)
俺「俺は、こんな女の子の泣き声を聞かされにこの世界に来たってのかよ……」
(―――ない)
俺「―――認めねーぞ、そんなこと」
(――りない)
俺(何か、何でもいい、俺に出来る事は……)
(足りない)
俺「さが、して……?」フラァ
(足りない足りない足りない)
俺(なんだ? 体がふらつく、ってかこの感じはどっかで―――――?)
(足りない足りない足りない足りない足りない足りないtaりnaいtarinaitarinaiiiiiiiiiiiiiiiii)
プツン
タッタッタッタ
フェル「医務室はこっちの廊下よアンジー」
アンジー「すまん、助かるよフェル。久々の基地なものだから場所が変わってるに気が付かなかった
そろそろ俺さんと、例のその…生き残りの彼女との面会時間もそろそろだし、呼ばないといけなくてな」
フェル「サーニャちゃん大丈夫かしら……? 前に会ったことあるけど、今回のことちゃんと受け止められるか不安だわ」
アンジー「まぁそれでも生存が見込めるだけマシ……?」
フェル「あら、俺じゃないの」
アンジー「俺さん、こんなところで壁にもたれ掛かってどうしたんです? どこか具合でも」
俺「…………」
しーえんー
フェル「おーい、起きなさい馬鹿」ゲシッ
ズルズル……ズシャ
俺「――――――――」
アンジー「俺さん?大丈夫ですか」スッ
アンジー(っ! 冷たい……?)
フェル「仕方ないわねー、私がその辺のソファまで運んでやるわ、たくっ」
アンジー「あ、あぁ頼む」
アンジー(フェルは平気だし、気のせいか――――)
終
今回分おわり
いつでも書けると思って気楽に構えてると時間の流れの早いこと早いこと
はよしないと、映画のブルーレイもでそうだなこりゃ
乙!
504JFWの活躍に期待
2230の者だけど予定より早めに落としてもよろしいか
おうっいったれいったれ
ごーごー
ウウウウウウウゥゥゥゥゥーーーーー
ガリア中部ディジョン基地に、敵の襲来を告げるサイレンが鳴り響いた
私「……!!!」
新任早々彼女達と合間見えることになるとはな……これも私の運命と言うヤツか!
マリアン「大尉!!ネウロイです!!」
私「わかっている!……マリアン!ハンガーに急ぐぞ!着いて来い!」
マリアン「はっ!」
私はそう叫ぶと、ハンガーの方へと駆ける
待っていろ!怪異共!!
……
…………
………………
私「私、マリアン・E・カール両大尉!到着しました!」
ハンガー内には既に全員が揃っていた
見事な対応だ、流石は統合戦闘航空団と言ったところか
ジーナ「全員揃ったみたいね……観測班によると敵はポイントB-34に出現」
来たか支援
ジーナ「戦力は大型爆撃型1、小型多数。従来と同じ編隊です……が、大型爆撃型は先日のロマーニャ上空に出現した新型機と確認されています。くれぐれも注意するように」
新型機だと!?……フフフ、益々面白くなって来た!
ジーナ「私は指令としてここに残ります、迎撃は私大尉、マリアン大尉、ジェニファー大尉、カーラ中尉がシュヴァルム(四機編隊)で当たって下さい」
ジーナ「私大尉、隊長として編隊の指揮をお願いします」
私「はっ!」
ジーナ「それでは……作戦開始!!」
「「「「了解!!!!」」」」
一糸乱れぬ見事な敬礼が行われ、各員がそれぞれの相棒―戦闘飛行脚―の元へと駆けてゆく
私「とうっ!」
私も迅速な行動で発進ユニットに登り、待ち構えている二つの空洞へと両足を突っ込んだ!
フォォォォン!
身体中を駆け巡る魔力の奔流と共に、 私の頭頂部から、ブラックデニムから使い魔の耳と尾が生える
私「……ぬぅ」
やはりどうにも、慣れない感覚だ
頭と尻のモサモサしたモノ―私の使い魔たるオオワシの羽と尾―も、何処か滑稽で恥ずかしくなる――が文句は言えまい!
ガシャコン!
魔力を感知した発進ユニットが、その横に取り付けられていたボックスから私のもう一人の相棒――ブローニングM1919 A6重機関銃が飛び出し、私は流れる様な作業でソレを装備した
私「……よし!」
バォンッ!……バババババババババババババ……!!!!
足元へと意識を集中させ、ユニット内の魔道エンジンを起動、それに合わせてプロペラが展開、高速回転を開始する
これで――――準備は整った!!!
私「グラマンF6F!私大尉!……出るぞ!」
ガッ……バシュゥゥゥッ!!!
発進ユニットの推進力によって加速――そして、私は空へと舞った
506かな? 支援
オオオオオオオオ
私「………………」
……やはり、空はいい
私と言うちっぽけな存在を包み込む様な広大さ
私の心を見透かすかの様な青空
私の体躯を吹き抜ける風
なんと偉大なのだろうか……
どれだけ空を飛ぼうとも、この快感は薄れたりはしない
くるっ、と後ろを振り返り、少し遅れて飛んできた三名がこちらへと近づいて来るのを確認した
カーラ「まるで少年の様な顔付きですなぁ大尉殿?」
すいっ、と私の左斜め下へと飛んで来たカーラ中尉
私「当然だカーラ。偉大な空の前では皆少年の心に戻るのだよ」
カーラ「少年?くすくす……30過ぎの貴方が少年とは、なんとも笑える話ですこと」
私「はっはっはっ!年齢など関係あるまい!空はいつもそこにあるのだからな!」
そう、関係ないのだ!
――――ああ、言い忘れていたが、私の年齢は33
所謂おっさんと言うヤツだが、まだまだ心は少年のままだ!
魔女は20歳から魔力減衰が始まると言うが、男性たる私の場合は別らしい。なんとも奇妙な話だ
それとどうやら私は実年齢より若く見えるらしく、しょっちゅう驚かれる
……そうこうしている内に、マリアン、ジェニファー両大尉が飛んで来た
これで、フィンガーチップ編隊の完成である!
カーラ「……残念だったなマリアン大尉、せっかくのチャンスが邪魔されて」
マリアン「なっ!?」
くつくつと含み笑いをして、カーラが私の右斜め下を飛ぶマリアンに向けて喋る
……マリアンは変な声を上げて、動揺した
私「チャンス?それは一体……」
マリアン「ななななんでもありませんッ!!」
なんのことだ?と私が尋ねようとしたが、それはマリアンの声で塞がれてしまった
なんでもあるだろう、と私は再び思ったが、やはりその言葉はそっと心の中に留めておく
少年の心を持つかっちょいいおっさんは好きよ
支援
私「…………」
しかしチャンス、か
うーむ……
!!
私「……ああ、成る程!」
マリアン「た、大尉?」
成る程……私は理解したぞ!
カールの言わんとすることが!
私「マリアン……もしや君は……」
マリアン「!!」
急に顔を赤らめるマリアン
……どうやら彼女も私が言おうとしているることに気づいた様だ
マリアン「た、大尉殿!あ、あのですね!」
私「ああ、マリアン。皆まで言うな、私も君の意思はこの通りしっかりとわかっている!」
マリアン「~~~っ!?!?!?」
おやおや
ニヤニヤ
カーラ(おーおー、頭から湯気出してら)
マリアンは声にならない叫びを上げ、それを見ていたカールはひゅうと口笛を吹いた
私の推理力に感嘆するのも頷けるぞ、カールよ!
私「そう、マリアン君は――――」
私「――――戦闘隊長をやりたいんだろう?」
マリアン・カーラ「「…………はい?」」
そう、戦闘隊長だ
この部隊の隊長のジーナ・プレディ少佐は怪我の療養も兼ねてこの部隊の隊長になったらしく、代わりに戦闘時の隊の指揮はもっぱらマリアンが行っていたらしい
……が、私がこの部隊に配属され、副隊長と戦闘隊長をマリアンに変わり任されることとなったのだ
彼女からはそのことを気にしていないとは言われたものの、やはり口惜しいのだろう
……当然だ!
編隊の隊長――即ち花形中の花形!
つまり自らが華々しく咲く『チャンス』と言うヤツがさらにあると言うこと!
彼女も航空魔女としての性があるのだ!
ここは戦闘隊長を彼女に任せて、私は彼女の引き立て役を喜んで演じるとしよ――――――む、どうしたのだマリアン、そのように妙な目で私を見て?
マリアン「ち、違うんですっ!!」
私「何?……君は戦闘隊長をやりたいんじゃないのか?その方が活躍のチャンスがあるだろう?」
マリアン「だから違いますっ!!」
私「そ、そうか」
思わず、彼女のただならぬ気迫にたじろいでしまう
マリアン「そうです!」
私「……どうやら私は勘違いをしていた様だ、済まない」
私は素直に自らの非礼を詫びた――――カーラよ、そんなに腹を抱えて一体如何したのだ
む……待てよ?
私「ならば一体、何がチャンスなのだ?」
マリアン「うぐ!……そ、それは……」
私「それは?」
マリアン「……ひ、秘密です!!」
……秘密、か
ならば仕方あるまい、乙女には秘密の一つや二つ――――
カーラ「大尉殿、乙女には秘密の一つや二つ、付きものですよ?」
……カーラ、私の台詞を言わないでくれたまえ
私「無論、私もそれぐらい分かっている!」
カーラ「おや、これは失礼」
私「全く……」
カーラ(……ここでマリアンも、『大尉に基地を案内して、二人っきりになるチャンスです!』とでも言えばいいものの……まだまだだな)
私「?何か言ったか?」
カーラ「いえ、何も」
私「そうか」
ジェニファー「……三人共、くっちゃべってないで早く行きましょう」
マリアンの横、編隊の右端を飛ぶジェニファーが呆れた声で言う
カーラ「ん?……ああ、居たのかジェニファー」
ジェニファー「ずっと居ましたよッ!!!」
カーラ「ああもう、そうカッカカッカするな。冗談だよ冗談」
ジェニファー「あなたの冗談はいつも笑えません……」
カーラ「はははっ、褒め言葉として受け取っておくよ」
ジェニファー「褒めてません!」
私「こら、カーラ……私の可愛い可愛いジェニファーをあまりからかってくれるなよ?」
ジェニファー「か、可愛っ!?」ボンッ!
急激に顔を真っ赤にするジェニファー
カーラ「これは失敬失敬……ですが、からかっているのは大尉殿も同じ事でしょう?」
私「おや、バレたか」
ジェニファー「おや、バレたか……じゃないですよっ!!!!!」
私「はっはっはっ、いやなに、君は昔からからかい甲斐があるからな、私も少々意地悪になってしまう様だ」
ジェニファー「うううっ……」
マリアン(可愛い、か……羨ましいなぁ、ジェニファー……)
カーラ「……それにしても」
私「?……何かな?」
カーラ「いえ、改めてそのお腰に差されたモノが立派だな、と思いまして」
腰に差された?……ああ、成る程
私「当然だ。此れは私の魂そのものなのだからな」
私は腰に差していたソレ―我が魂たる扶桑刀―を抜く
キラリ、と漆色の鞘が日光を反射し、荘厳な輝きを見せる……うむ、実に美しい
カーラ「私は扶桑刀についてあまり詳しくはありませんが……かなりの業物とお見受けしました」
マリアン「銘はあるのですか?」
私「ああ、勿論だ」
ジェニファー「扶桑の刀で有名どころと言うと……ムラマサやアマノムラクモなどでしょうか?」
それは妖刀と伝説の物だぞ、ジェニファーよ……まあいい
私「ならばとくと聞くがいい!」
顔が浮かばない人は劇場版のファンブックでキャライラスト公開されたから、それ見るとよろし
支援
私「我が師範より受け賜りし扶桑刀、その銘を――――」
私「『会津兼定』!!!」
ジェニファー「会津……」
カーラ「兼定……?」
マリアン「兼定……ひょっとして、和泉守で有名なあの?」
私「ああそうだ――と、言いたいが実は違う」
私「君の言う和泉守兼定は最上大業物――そして、私のこの兼定は良業物だ」
カーラ「つまり、そこまで凄い物では無い、と?」
私「そんな訳がなかろう!」
私「確かにかの和泉守に名は劣るが、この会津兼定とてれっきとした業物なのだ」
カーラ「それは……失言でした」
私「別に気にせんでもよい」
私「で、話は戻るがこの兼定。かつて扶桑の京にはびこる怪異の尽くを切り伏せたと言う逸話がある」
ジェニファー「!!!……やはり扶桑も古より怪異が?」
私「ああ、その通りだ」
……いつの時代も、我々人類と怪異は争いを繰り広げているのだ
私「……なんでもこの兼定の使い手は、その戦い振りから『鬼』と呼ばれていたようだ」
マリアン「お、『鬼』?」
私「ああ、『鬼』、だ」
カーラ「それはまた……随分とおっかないですな」
私「同感だな……だが、それ程までの強さだと言うこと。叶うなら一度手合わせをしてみたい物だ」
ジェニファー「あ、あははは……」
カーラ「全く……大尉殿の猛者好きには甚だ呆れますよ」
……褒め言葉として受け取っておこう……それに、
私「私とて武人のはしくれ、強者を求めるのは当然だ」
そう……強者だ
私はこれから先、怪異と言う強者達と戦うこととなる
故に、私は――――強くなるのだ
更なる高みへと登るために!
終わり。ジャスト一時間、いい夢見れたかよ?
マリアン・E・カールはフミカネSSだとシャーリーのようにさばさばとした口調ですが、今作では憧れの先輩(笑)みたいな感じで所謂シズちゃんポジで行かせていただきます
いつか『私』の師範を登場出来たらいいなぁ……
乙なんだぜ
SAMURAI!HARAKIRI!HUJIYAMA!
おつおつ
コブラ「ストライクウィッチーズ?」シャーリー「タートル号?」
でどうぞ
ほいほい待っとるでー
違うから辞めとくわ
最低何レベルあれば投下もやりやすいだろうか...
だから投下前に当てっこは危ないじゃないですかヤダー!
待ってるからなー
>>92
待て考え直せ
>>93
3くらいあればイケた気がする
スマンがけっこう前のことだからあんまり覚えてないでござる……
予約表
20日
23:00-
21日
21:00-
どうしよう、投下すべきかせざるべきか
いんじゃね?
0時はまだ深夜じゃねぇ
>>103
迷ったのなら、投下しなさい
予約表
20日
23:00-
21日
21:00-
23:30‐
予約いっぱいでホクホクだね、智ちゃん
>>104-105
アイサー、ちょっと校正するんで5分頃から開始しますわ
今週は殆ど過疎ってたから予約があるのはありがたきことかな
てかこの前お姉ちゃんがHELLSINGの少佐風演説で妹を語る変な妄想が出てきた・・・なぜだ?
>>108
のあとに投下いいですか?
構わん、やれ
>>111
さぁ早く製作作業に入るんだ!
さてお久しぶりです。私です、エクスキャリバーです。本編終了したのに何を未練がましくと思われるやも知れませんがご容赦いただきたい。だってペリーヌ可愛いんだもん!
というか完結済みSSに放り込むのをすっかり忘れていました。ごめんなさい。
さて、投下します。
――――パ・ド・カレー、小さな村の宿屋――――
夕暮れが空を染める。どこか憂鬱な気分にさせるその空の色と空気の匂いを全身で感じながら、俺は半ば自宅と化した宿の窓から身を乗り出して遠くの空を見つめていた。
パ・ド・カレーの復興のためにノルマンディの住処から車に入る程度の荷物だけ持って移動してきたのがつい昨日のように感じられる。
本来ならば宿代もなにもかも全てガリア復興財団に寄付すべきなのだろうが、そうなると住む場所さえなくなってしまうのだ。
きっとペリーヌならば「私の家にいらっしゃいな」とでも言うのだろうが、先日ペリーヌとの関係が想定外の形で露呈してしまった以上、リーネやアメリーに冷やかされるのは眼に見えている。
そのため、今はこうして宿暮らしをしながら昼は復興の手伝いをしているというわけだ。
ぼんやりと思考を此方に彼方に巡らせていた俺は、気が付いたように空のある一点を見つめた。
「一番星か」
猟犬のように黒い点を求めて空を飛んでいたときには気にすら止めなかった白い小さな光が、なぜだか俺の心を強く揺らす。「ヴェアヴォルフ」と呼ばれていた頃の自分が今の自分を見たらどう思うだろうかと考え、たまらず俺は苦笑いを浮かべた。
「(腑抜けたものだと笑うだろうな)」
ネウロイを追い続けて追い続けて、脇目も振らずに目の前のネウロイを落とすことだけを考えていたあの遠い空で生きていた自分が、本当に自分だったのかと疑いたくなる。
>>116無茶言うなwww腹が捩れるてたまらんのだwww
でも続きは書く笑いながらw
支援
おぉ、お久しぶり支援!!
そして深夜の人来ないなら>>114の後に投下する
三連チャンとかやるじゃん支援
夕暮れの空に薄く輝く一番星を見つめていると、一人の少女の事が頭をよぎった。
ノブレス・オブリージュを体現した、華奢な体にガリア復興の使命を背負った少女のことを。
週末にいつも会いに行って、帰るときにはいつも泣きそうな顔で見送るのに、「離れても平気」なんて強がりを言う少女の事を。
俺はゆっくりと窓を閉めると衣服を整え、左腰に長銃身のモーゼルを、右腰に金色の鞘に納められたサーベルを差す。
「行くか」
鍵を持ち、大股に俺は歩き出す。ストライカーユニットを積んでいる車の元へ。
――――空中――――
ばさばさとコートを揺らしながら、俺は空を駆ける。既に退役した身であり、本来ならばストライカーユニットを返却せねばならない。
だが、今の俺の所属組織は「カールスラント陸軍情報部『ミレニアム』」、試作ストライカーユニットの私有化程度の無茶ならば笑ってサインをする「少佐」の組織である。
狂った大隊指揮官に飼いならされた狼。それが、今の俺の役職であった。
「(時間を見つけてレポートを提出しなくては)」
ストライカーを私有化する条件で下されたのが月に一度だけの使用感覚のレポート提出だけというのはなんともいい加減ではあるが、「少佐」の深謀遠慮あってのことだろうと自らを納得させ、真っ直ぐに空を駆けつづける。
車でなくストライカーを駆り出す数週間ぶりとはいえ、移動するくらいなら何の問題もない。味方識別も付けている以上、ウィッチに撃墜されるという事はないはずだ。
太陽がもうすぐ地平線に沈む。
俺はさらに魔法力を込めると最大推力でペリーヌの元へ向かった。
支
ついでに予約の時間を23時→21時30分に
――――ペリーヌ邸――――
上空から目当ての人物を補足した俺は、緩やかに高度を下げる。
仕事を一段落させて休息を満喫しようとしている作業員の面々は俺の姿に気付いたのか、指をさしたり手を振ったりしている。
群衆の中でただ1人唖然としているペリーヌのすぐ傍に緩やかに着陸すると、ペリーヌは二、三度瞬きを行って口をパクパクと動かす。文句が山ほどあるため、言葉が出てこないのだろう。
「時間は、あるか?」
いつの間にか俺とペリーヌをとり巻くように群衆の輪が出来ている。冷やかしの口笛までも聞こえてくる始末だ。
一刻も早くこの場を立ち去るため、俺はペリーヌの手首をやさしく掴む。
「へ? ちょっと!?」
「空のデートに誘っているんだ」
頭二つほど低い位置にあるペリーヌの瞳を見つめて俺が言う。女性は黄色い声を上げ、男性は冷やかしたり囃子たてたり、一日の終わりとは思えない雰囲気が夕日と共に周囲を包んでいる。
ペリーヌは顔を赤く染めてアメリーを、リーネを、老執事を見つめる。3人はにっこりと微笑んで、小さく頷いた。
「いつも急すぎますわ」
呆れたようなその言葉を吐き出すと、ペリーヌは小さく頷く。了承の合図と受け取った俺は、ペリーヌの膝裏に手を添えて軽々と持ち上げ、いわゆるお姫さま抱っこの形を作って徐々に高度を上げる。
さすがにこの体勢は予想外だったのか、ペリーヌは顔を火が出んばかりに赤く染めて抗議の声を上げるが、俺は薄く笑みを浮かべたまま高度を上げる。この男、ペリーヌとの関係が公になってからというもの積極的になりすぎている感はある。
冷やかしの声が遠く溶ける。太陽がすっかりと沈む。星が瞬く。あきらめたようにペリーヌが小さく息を吐いた。
支援です
しえんぬ
――――再び、空中――――
「どうしてこんな無茶な事をしますの?」
抱えられたまま、ペリーヌは俺の顔を見つめて問う。森の樹よりもほんの少しだけ高い場所を飛ぶ二人の周囲には、何もいない。
「どうしてかな。一番星を見つめていたら君に無性に会いたくなったんだ。それこそ、車での移動時間も惜しいくらいに」
ふふ、と俺が笑い、釣られるようにペリーヌも笑う。どうやら、嫌がってはいないらしい。
「前もって連絡くらいして欲しいものですわ」
「今度からは留意するよ」
黄昏の空には星と月が輝く。生憎満月ではないが、それを補って余りあるほど星が綺麗過ぎる。
「寒くないか?」
「平気ですわ」
短く言葉を交わす。どんなに言葉を交わすよりも、2人でこの空間にいるだけで十分なのだ。
「君と初めて言葉を交わしたとき、こんな時間を過ごせるとは想像していなかった」
「それを聞くのも何回目かしら。いつも答えているはずですわよ? 私も考えませんでしたわ」
ペリーヌは笑って言う。既に何度も交わした言葉でも、ペリーヌはこの状況がうれしいのだろうか。
支援
今日は壁殴り代行が遅いぜ
「本当に綺麗な空。もうこんな季節ですものね」
「あぁ。空気が澄んで、これからもっと綺麗になるだろうな」
沈黙が2人を包む。ペリーヌがもぞもぞと俺の胸元に顔をうずめる。既に「彼女の残骸」のないその場所にペリーヌは特別な意味を見出しているのだろうか。
「……またこうやって空を飛んで、夕暮れに一番星を見つけたら、君に教えたい」
詩的な言葉を呟く俺に特別な反応は示さず、ペリーヌは耳を傾ける。
「そのたびにストライクウィッチーズとして空を飛んだあのときの事を思い出して、いや、もう一度あの部隊で君と言葉を交わしたいんだ」
くすくすとペリーヌは笑うが、俺は反対に口元をゆがませた。
「なぁ、ペリーヌ。本当は君と離れたくなんてないんだ。俺は君が思うほど強くないし、大人でもない。ただの寂しがりやの男なんだ」
「そうやって本当の貴方を私に見せてくれるのなら、私は俺さんを嫌いになんてなれませんわ」
泣きそうな俺の顔が面白かったのか、ペリーヌはもう一度笑うと俺の頬を細い指で撫でる。
「私だって、俺さんとは離れたくなんてありませんわ。私もただの臆病な女」
普段ならば絶対に吐露しない心の声をペリーヌは漏らす。いつのまにかペリーヌも、泣きそうな顔をしていた。
「涙もろくて、すぐに笑う。私達、根っこは似ているのかも知れませんわね」
ペリーヌは目尻に涙をたたえたまま、太陽のように笑う。その笑顔に、俺も目を充血させたまま笑みを浮かべる。
いつの間にか夜空には溢れんばかりの星が現れている。
「……帰ろう」
「ええ」
ペリーヌが俺の首に回した腕に力を入れ、俺の唇をついばむ。予想外のその行動に、俺は顔を赤らめる。
「また今度、こんな素敵なデートに誘ってくださいまし」
顔を真っ赤に染めたまま、俺はぎこちなく、ぶっきらぼうに、低い声で返事をする。そんな俺の様子が新鮮だったのか、ペリーヌはいたずらっぽい笑みを浮かべる。
普段なら俺にペースを握られるのだが、今回は攻勢に転じられたことがうれしいのだろうか。
既に数多の星星に埋もれてしまったが、一番星は変わることなく確かに2人を見つめていた。
――fin
というわけで後日談2話目でした。つべのリンクは奥華子さんの「一番星」、狂ったようにリピートしてました。
たくさんの支援ありがとうございました。途中怖くなって指が震えたけど僕は元気です。
1人でも多くペリーヌの可愛さに気付く人が増えると良いと思います。ありがとうございました。
乙。しかしこんないい話の後に俺の作品投下
してもいいのだろうか。投下は1:00から開始します。
乙!素晴らしすぎて俺も指震えた。描写綺麗だわ
乙!!
ひさしぶりの投下なのでざっくりとあらすじ説明します
俺は烏に変身できるぞ。覗き癖と盗撮癖がある変態だ。
いろいろ怖くて国に帰っていたぞ。その時に使い魔が八咫烏だってわかったよ。
槍をもってるぞ。形としては普通の槍だよ。
デュークモンみたいなのじゃなくて、縄文時代とかの奴だよ。
・・・
俺は基地の前に帰ってきた。
俺「なんで俺律儀に基地に帰ってんのおおおおおおおおおおっ!?
おかしいでしょおおおおおおおおおおおっ!・・・ん?煙?気のせいか」バサササササササッ
すると、左右から人影が
エイラ「俺伍長、捕まえたゾ」
俺「えっ」バサバサッ
サーニャ「帰還します」
俺「嘘っ、嘘っ、嘘だっ!」バササササササササササ
サーニャ「さようなら、俺さん」
俺「し、死にたくないです助けてください」
エイラ「ムリダナ」
俺「そんなぁ。前のこと根に持ってます?」
エイラ「いやいや、まったく」
サーニャ「そんなわけないじゃないですか」
待ってたぞォォォォォォッ!!!
支援ぬ
支援
この時、俺は直感した。いい加減謝らないと取り返しのつかない事になると。
俺は空中に座り、平伏して座礼を行った。そして、言った。
俺「誠に申し訳ございませんでしたぁっ!」
エイラ「エー、ムリダナ」
サーニャ「いやです」
エイラ「さっそく連行ダゾー・・・っ!?」ダダダダダ
何もない空間をいきなりエイラが撃った。
その時、サーニャの耳と尻尾が一瞬出て、すぐに消えた。
サーニャ「ネウロイ?だけどすぐに消えたし・・・なんだろう?」
エイラ「うーん、気のせいカ?」
俺「俺の土下座は完全スルーですかそうですか」
・・・
ミーナ「さて、厳罰ね」
俺は執務室に来ていた。
俺「そうか・・・俺は死ぬのか」
ミーナ「と、言いたいところだけど。あなたはまだ新米だし、ホームシックということにしてあげるわ」
俺「か、寛大な処置に心から感謝であります!」
ミーナ「そのかわり」
俺「えっ」
ミーナ「基地を綺麗にして頂戴。1週間中に」
裏があった。この基地の広さは尋常じゃない。業者に任せたってきっと2、3週間はかかるはずだ。
俺「うげえっ。この基地広いですよ、何で僕が」
ミーナ「やってくれるわね?」
にこっ?と微笑むミーナ中佐。
俺「は、はいっ!」
怖くてつい返事をしてしまった俺。流石俺、チキンな野郎だぜ!
ミーナ「の、前に。トゥルーデとの約束を果たしてらっしゃい」
俺「そ、そうだったあああああ!」
・・・
格納庫
俺「なんだ。ペイント弾か。よかったよかった」
てっきり殺伐とした殺し合いを想像していた俺は安心した。
バルクホルン「やっと来たか俺。まったく人騒がせな奴だ。ルールはわかるな」
俺「ようはこれを当てればいいんでしょう?」
そう言って銃を構える俺。
バルクホルン「ああ。ちなみに言っておくが、私は強いぞ?」
俺「やっぱり?」
エーリカ「ふわあ・・・もう始めるよー?スタートぉ」
いきなり合図をするエーリカ。
俺「うえっ!?いきなり!?」ダンッ
そういいつつ、俺はペイント弾をバルクホルンに向かって撃つ。
バルクホルン「甘いぞ俺!」ダンッ
バルクホルンが避け、ペイント弾を撃つ。
俺「食らうかっ」バサッバサッ
ぎりぎりでカラスになる俺。
バルクホルン「卑怯者っ!」ダダダダダンッ
五連射しながら、俺に向かって飛ぶバルクホルン。
俺「あっ」ペチャッ
軌道から体を避けたはずが、俺はペイント弾にあたった。
バルクホルン「運の良い奴め」
見るとバルクホルンは俺の真上でなぜか持っていた実弾入りの銃を上に向けていた。
俺「ひいいいっ!?」
ミーナ「トゥルーデ・・・本気じゃなかったわよね?」
バルクホルン「私はいつだって本気だぞ?ミーナ」
ミーナ「はぁ。怪我されたら困るのよ。これから基地掃除してもらうんだから」
バルクホルン「そうなのか?じゃあ俺、頑張れ」
そう言って去って行くバルクホルン。
俺「はぁ・・・だるい。ん?」
気付けば、周りになぜか灰色の煙が漂っていた。
俺「なんだこれ?瘴気・・・じゃあないよな?さっきもあったし。なんだ?」
そんなことを思っている間に煙は見えなくなっていた。疲れているのだろうと結論ずけて、俺は部屋に戻った。
しえん
翌朝
俺「むにゃむにゃ・・・I'll be back・・・」
バルクホルン「俺!朝だ!早く起きろ!」
俺「あと90分だけ・・・」
バルクホルン「ええい、昨日あまりに痛々しかったから訓練してやろうかと思ったが」
エーリカ「トゥルーデー、それはかわいそうだよ。というわけで私も寝るー」
バルクホルン「おいハルトマン!そこは俺の部屋だぞ!何をしている・・・おい!」
バタンッ
エーリカ「俺ー、この部屋で寝させてもらうよー」
俺「えっ、床の上で寝るのか。上級者だな。ベッドの上で寝る俺がふがいなく思えてくるぜ
ああ、そういえばあまった毛布があったはずだからかけてあげよう」
バルクホルン「貴様らぁ・・・」ピクピク
俺「と、いうわけであと90分だけ・・・お願いし・・ま・
・・・ふふふ、意外と乙女なんですねぇ、バルクホルン大尉・・・」スカースカー
エーリカ「お休みー・・・」スピースピー
バルクホルン「」ピキッ
ドガァン!ベキッ!ゴシュゴシュッ!ババァ!グハア!!アッ!ソコ!!ソコォ!ソコダッテ!アウッ!コケシッ!ゲシュッ!タルトッ!ガシュッ!グチャッ
エーリカ「俺が天に召されたねー」
バルクホルン「ふん、変態が。掃除でもしていろ」
俺「」ピクピク
・・・
俺「ふーんふふーん。掃除は楽しーなー」
そう言いながら掃除をする俺。
俺「意外と箒を使うのって楽しいよね」
1時間後
俺「よし・・・やってられっかあああああああああああ!」
俺「風呂を覗きに行こう」
残念!風呂には誰もいなかった!
俺「医務室にいよう!そして病気のふりをしよう!そうしよう!」
俺「ごほっごほっ。ごめんください」
そう言って入った医務室。そこにはウィッチがいた。
サーニャ、エイラ、ペリーヌ、リーネ、宮藤、坂本、ミーナ。
どうやら全員具合が悪いようだ。
俺「今ネウロイ来たらやばくね?」
素に戻る俺。唯一起きていた宮藤が話しかけてきた。
宮藤「あ、俺さん。なにか皆さん体調が悪くてですね。あと眠くて・・・おやすみなさい」
俺「えっ」
みやふじ は ねてしまった!
俺「と、とりあえずー。生き残っている人を探さないと」
・・・
結論としては、先ほど医務室にいなかった人。つまり、シャッキーニとエーゲルは無事だった。
というかこの四人が無事じゃなかったら未熟な俺では何もできなかっただろう。
俺「緊急対策会議を始めまーす!」パチパチ
バルクホルン「まったくお前には緊張感というものがないのか」
シャーリー「おいおい、まだネウロイも来てないのに緊張感なんて必要ないだろう」
バルクホルン「何を言っているリベリアン!どのような事態にも対応できるよう、
いついかなる時でも緊張感を忘れないのが軍人の務めだろう!」
シャーリー「はぁ・・・やだねぇ、お堅いカールスラント軍人ってのは」
俺「大尉、質問いいですか?」ニヤリ
バルクホルン「聞くだけ聞いてやろう。なんだ」
俺「この前宮藤少佐のズボンのにおいをかいでいた時も緊張感をもっ・・・!?」
俺が言い終わる直前にバルクホルンが首根っこを押さえた。
バルクホルン「な、なぜ知っている」
俺「」ピクピク
エーリカ「トゥルーデ・・・、なにがなんだか分からないけどこのままだと俺、死んじゃうよ?」
バルクホルン「お、おっとそうだな」パッ
俺「いたっ!?」ゴテッ
バルクホルン「で、だ俺。なぜ知っている」ゴゴゴ
俺「簡単です。この前たまたま更衣室の前を歩いていたら中からクンカクンカしている音がしていたので
不審な人物がいないか見たら案の定いたので、念のため証拠の写真を撮っていただけです」ゴーレム
バルクホルン「き、貴様・・・すぐその写真を消せっ!」
俺「あららー?まだ誰もその写真が大尉のだとは言ってませんよ。墓穴を掘りましたねー
不審な人物・・・としか言っていませんよ?認めちゃいましたねー。どんな気持ちで・・・」
バルクホルン「コ ロ ス」ギリッ
俺「がはっ」ピクピク
エーリカ「トゥルーデ落ち着いて。そのままだと俺が死んじゃうよ」
バルクホルン「・・・命拾いしたか」パッ
俺「がはぁっ」ゴテッ
エーリカ「俺、後で私にトゥルーデの写真頂戴ね」
シャーリー「俺、私にも一枚くれよ」
俺「はい、了解です」
急に眠くなったからもう寝る
この後の予約取り消しで。おやすみ
バルクホルン「ま、待て」
サーニャ「あの・・・」
そんな感じで話していると、サーニャがやって来た。
バルクホルン「どうしたサーニャ」
サーニャ「ネウロイの反応が・・・あ・・・」
途中まで言って寝てしまったが、言わんとしている事は皆わかった。
シャーリー「このタイミングでネウロイか。タイミングが悪いな」
エーリカ「まるでネウロイが皆を眠らせたみたいだね」
バルクホルン「確かにな。いくらなんでもタイミングが良すぎる気もする。
とりあえずサーニャはソファに眠らせておこう。しかし寝顔も可愛い。さすが私の妹だ」
俺「ふっふっふ、バルクホルン大尉がサーニャ中尉をいやらしい手で触っていたのもバッチリ撮れました」
バルクホルン「貴様、真面目な話をしているのに・・・」イラッ
俺「なーらー、大尉が真面目にサーニャ中尉に触ればよかったじゃーないでーすかー!
なんですかー?あのいやらし・・・」ガスッ
バルクホルン「それ以上言ってみろ、命はないと思え」ギリギリギリ
俺「」コクッコクッ
エーリカ「・・・話、戻していい?」
バルクホルン「・・・すまないハルトマン、ついカッとなってしまった」
俺「じゃあ、本当にネウロイ・・・?しかしこんなネウロイ聞いたことがないですよ」
バルクホルン「確かに、ネウロイにそんな事ができるとは思えない、しかし、
ネウロイが何なのかは未だにわかっていない。可能性は十分にある」
俺「はぁ、ネウロイのDNAってどうなってんのかなー」
そんな事を言っていると、いままで話に参加できなかったルッキーニが質問した。
ルッキーニ「ねーねー俺。でぃーえぬえーって何?」
俺「DNAって言うのは生物の遺伝情報を担うデオキシリボ核酸という物質の略称だよ」
エーリカ「・・・何それ。確かにそんな論文は出てたけど、まだ確定じゃなかったはず。
しかも、なんで俺が知ってるの?もしかして医者になるつもり?」
バルクホルン「ハルトマン、何を言ってるのかサッパリだ」
シャーリー「私もだ」
ルッキーニ「うじゅー、私も」
俺「んん?なんでこんなこと知ってるんだ?」
そう俺が思った時、開けっ放しになっていた窓から三本足の烏が部屋に入り、言った。
八咫烏「俺の知識だ」
以上、前編終了です。支援してくださった皆様、ありがとうございました。
覚えていた方々が多くて驚いています。後編は近いうちに投下するつもりです。
おっつおっつ
ほ
おはよう俺スレ
グッモーニンシャーリー
ほ
保守代りにでも投下させてもらうわ
キャモォーン
前回までの超軽いあらすじ
俺「恋ってなによ?」→俺「むしゃくしゃしたからとりあえず成層圏越えてフェデリカに会いに行こう」→女子寮侵入→教官に連行。
フェデリカの誕生日短編書いたのに時間無くて投下できなかった件
支援支援
俺「失礼しました」
ジンジンと痛む頬をさすりながら、俺は教官室のドアを静かに閉じた。
立てつけの悪いドアは耳障りな、軋んだ音を静寂な夜の校舎に残していった。
俺「痛ってー」
女子寮敷地内への不法侵入の罰は鉄拳制裁と「反省文に加え、停学二週間とする」との事だった。
本来ならば退学措置もあり得たのだが、来年の春に卒業を控え第20航空群第151飛行隊へと配属が内定している事と、成績優秀、さらに初犯であるという事も考慮され上記のような寛大な処置を受ける事になったのだ。
俺「覗きじゃねぇって言ってんのに」
ブツブツと独り言を呟きながら、木造校舎の廊下を歩く。
一歩足を進ませるたびにギシリと歪な音を立てる廊下は今にも腐り落ちてしまいそうなほど老朽化が進んでいた。伝統といえば聞こえはいいが、要は古いだけである。
昼間の喧騒に満ちた校舎と違い、夜の校舎には俺の足音だけが世界の音のすべてだった。
よく清掃が行き届いているピカピカに磨かれたガラス窓からは、天空に座する月の光が降り注ぎ、月明かりの絨毯を作っていた。
そんなロマンティックな光に導かれるままに歩き、靴を履き替えて昇降口にさしかかった辺りで、静寂を裂いて耳に聞こえる声があった。いや、声というか歌。
決して上手だという訳ではないが、昔から聞き慣れた耳に馴染んだ歌声だった
フェデリカ「Il sole mio♪sta in fronte a te!♪♪」
校舎に背を向けて校門前の階段に腰を降ろしたフェデリカは、退屈そうに足をパタパタとさせながら空を見上げて「オー・ソレ・ミオ!」とナポリ民謡である「私の太陽」を陽気に口ずさんでいた。
肩が丸出しの黒いキャミソールにズボンだけのシンプルなスタイルに、サンダルといった部屋着のままのファッションで、傍らには飲みかけのコカ・コーラの瓶が置いてある。
どうやら教官に連行された俺の帰りを待ってくれていたようだ。
フェデリカ「II sole,il sole mio♪sta in fronte a te!♪♪」
この曲はロマーニャ人なら知らぬ者などいない人気曲で、最近ではリベリオンのポップ歌手がカヴァーし、ヒットチャートにランクインした事でも記憶に新しい。
「私の太陽、君の顔に輝く、私の太陽」と明るく前向きな曲は昔からフェデリカのお気に入りで、昔から事ある毎に口ずさんでいた。
柔らかな月明かりに照らし出された彼女の姿は美しく、どこか浮世離れして見えた。
例えばこのまま世界が終わってしまっても、彼女だけはこのまま歌い続けているのでは?と思わせる程神秘的であったのだ。
フェデリカ「くちゅん!!」
そんな幻想的で現実離れした雰囲気も、彼女の可愛らしいくしゃみ一つでブチ壊れてしまった。
フェデリカが「寒っ」と言いながら己の肩を抱いた。今日は風も吹いている、いくら八月とはいえ夜にそんな裸みたいな恰好すれば寒いのは当たり前だろう。
俺は制服のシャツを脱いで、背後から彼女に歩み寄って背中に羽織るようにかけてやった。
フェデリカ「お、気が利くね~。こういうさり気ない気遣いはポイント高いよ」
俺「これ以上モテても困るんだけど」
フェデリカ「ぬかしおるわ」
フェデリカはそう言って笑うと、羽織った俺のシャツに包まるように襟元をギュッと抱き合わせ、顔を埋めた。
やはり寒かったようだ。
フェデリカ「俺の匂いがする」
俺「イイ匂いだろ?」
フェデリカ「汗臭い」
俺「返せこの野郎」
フェデリカ「ふふふ」
俺も彼女の隣に腰掛けた。腕時計に眼を落とせばいつの間にか時刻は深夜一時を過ぎていた。日付も変わり、街は眠りに落ちたかのようだ。住宅街から離れた位置にあるからか、車の音どころか人の気配すら感じない。
隣にいるフェデリカの息遣いすら聞こえてきそうな静寂は、どこか心地良いものだった。
フェデリカ「で、どうだったの?」
俺「停学だって。後で反省文も書かなきゃいけない」
フェデリカ「停学かー、俺がいない間退屈だなー」
彼女の言葉にドキリとした俺は火照った頬を風に晒す様に夜空を見上げた。それは「俺がいないと嫌だ」という意味にも聞こえたからだ。童貞フィルターは困った事のように今日も快調だ。
空にはいつのまにか薄い雲が浮かんでいて、さっきまでフェデリカを柔らかく照らしていた月は姿を隠してしまっていた。
少しぼんやりとして、口も半開きのまま目を凝らして雲の隙間から見える搾りカスみたいな月の明かりをみつめた。それから視線を感じて、横を向いた。
俺の隣では、傍らに置いてあったコカ・コーラの瓶を両手で握ったフェデリカが微笑む。それだけでまた頬が熱くなってきた。
甘い 非常に甘い
支援
フェデリカ「なんであんな馬鹿な事したのよ、まさか本当に私に会いたかっただけって訳じゃないでしょ?」
俺「本当だよ、無性にフェデリカに会って話がしたくなったん……だよ」
俺の瞳を覗きこむように見つめてくるフェデリカの眼力に耐えきれなくなって、視線を前に向けて、言葉尻を濁した。
目前に立っている街灯の光が地面に張り付いて、俺達の足元を照らしていた。そこに写る細く長い二人の影法師は寄り添いあって、まるで恋人同士のようにも見えた。
クビレが特徴的なコカ・コーラ瓶に口をつけたフェデリカはそれを飲むと、一呼吸置いてから口を開いた。
心無しか、彼女の頬も少し上気しているかのように見えた。
フェデリカ「いきなりそういう恥ずかしい事言うの、禁止ね」
俺「恥ずかしい事って……」
フェデリカ「いいから、禁止」
フェデリカの肘に、脇腹を軽く小突かれた。まったく痛く無くてじゃれ合うかのような感じの一撃は幼いころから何度も繰り返されてきたコミュニケーションだ。
彼女がこうするのは決まって恥ずかしがっている時だった。
フェデリカ「まぁでも、いいんじゃないかな」
俺「何が?」
フェデリカ「『会いたくなったから、会いに行く』っていうのがさ」
ええのう
支援
そう言って笑ったフェデリカは、コカ・コーラの瓶を俺に差し出した「飲む?」と訊ねているのだろう。
それを無言で受け取った俺は、以前みたいに「間接キス」と戸惑う事無く口に運び、濃暗色の炭酸水を口に含んだ。いちいちこんな事で動揺していては、前に進む事はできないのだ。
そうは意識したものの、瞳ではフェデリカの艶やかな唇を追ってしまっている。まだまだ修行が足りない。
炭酸の刺激が鼻を突き抜けた後に、柑橘系とスパイス系のブレンドされたフレーバーの香りとシロップの甘みが口内に広がった。その調和は見事な物で、さすがは世界で一番売れている清涼飲料数である。
俺がコーラ飲み干し、瓶から口を離したのを確認したフェデリカは、ニッと笑った。
フェデリカ「で、私と何を話したかったの?」
俺「あー、うん。人を好きになるってどういう事なのかな?って思ってさ。ほら、お前好きな人いるって言ってたし」
少し答える事を躊躇ったが、せっかく彼女と話せるチャンスだったので思い切って言ってみた。
なんというか直球すぎる質問だし、こんな事本来なら人に訊くのも答えるのも羞恥の極みで、出来る事ならどちらの役割も遠慮したいレベルだ。
それでも、今の俺は訊ねざるをえなかった。衝動に正直に、想いに素直に、恐れずに一歩を踏み出すと決めたのだから。
こんな恥ずかしい質問に対してフェデリカがとった反応は、俺の予想外の物だった。
彼女は真剣な表情で、俺を真っ直ぐに見つめていた。
フェデリカ「そうねー、そういえば私も考えた事なかったわ」
俺「理由も無く、好きって事?」
フェデリカ「うーん、そういうのとは違う気がするんだけどなー」
可愛らしく、小首を傾げた彼女は「うーん」と唸った。
そして「そうだ!」と声を弾ませ、手を合わせた。
フェデリカ「互いの好きな所言い合おうよ」
俺「なんで?」
フェデリカ「そうすれば、“好き”の理由解かるかもよ?」
俺「それってどういう意味?」
フェデリカ「内緒。ほらほら、私の好きな所早く言って。まさか無いとか言わないよね」
猫を連想させる、綺麗な瞳をキラキラとさせた彼女は腕をパタパタとさせて「は・や・く・は・や・く」と俺に催促した。
肩をパタパタと叩かれながら、彼女の言葉の意味を色々と妄想して浮かれている脳をフル回転させた。
俺「えっと、いつも明るくて元気がいい」
フェデリカ「お、いいねー。他には?」
俺「次はお前の番だろ?」
フェデリカ「あ、そっか。えーっと俺の好きな所、好きな所……」
支援支援
ニヘへ、と顔を綻ばせたまま、フェデリカが考える。
考える……
フェデリカ「えーっと」
俺「無いのかよ……」
フェデリカ「あ!あったあった!瞳が黒くて綺麗だよね」
俺「えー、それー?それなら扶桑人は大体そうじゃん」
フェデリカ「違うの、俺のがいいの」
フェデリカが身を乗り出して顔を近づけ、俺の眼を覗きこんできた。彼女の瞳に、戸惑った表情をしている俺の姿が写しだされた。
しばらくジッと見つめて、それから「やっぱり」とフェデリカが頷いた。
フェデリカ「ほら、やっぱり綺麗な黒だよね」
俺「そ、そうか……つうかこれが一番好きな所?」
なんとも微妙なポイントに思わず渋い顔になってしまった。
予想の斜め上過ぎて、自分でもそんな所がアピールポイントだとか思いもしなかった。
フェデリカ「慌てなさんなって、こんなの序の口だから。はい俺の番」
声を弾ませて、彼女が俺の肩に手を置いた。
いつの間にか近づいている距離と、彼女の掌から伝わる体温に俺の鼓動が早くなって行くのを感じた。
俺「えーっと」
期待するようにワクワクしている彼女には悪いが、咄嗟には思い浮かばなかった。いや、正確には「可愛い」とかすぐに思いついたのだけれど、面と向かって言えるはずも無く頭の隅に追いやられてしまった。
俺「イイ奴なんじゃね?」
フェデリカ「うわ、投げやり。しかも嘘臭い」
俺「そんな事ないって!」
フェデリカ「じゃあ、具体的にどの辺りが?」
俺「え……あ!ほら!さっき俺の事待っててくれた所とか!!」
咄嗟に思いついた事を言ってみた。フェデリカは納得などしていない様子で、さっきの俺と同じ渋い顔をしていた。
さっきまでの甘い雰囲気は何処へやらで、気付けばいつも通りのグダグダとした雰囲気が俺達の間に流れていた。
俺はこの流れを断ち切るように、「はい、次!」と彼女にバトンを渡した。
フェデリカ「髪の色が」
俺「黒いな」
フェデリカ「はい次!」
俺「え!終わり!?」
ガッカリとした表情で「マジかよ」と呟いた俺の事を見て、フェデリカがケラケラと笑った。
箸が転んでも可笑しいお年頃などとうに過ぎているというのに、彼女はよく笑う。
俺「俺、おまえの笑顔好きだわ」
フェデリカ「……」
今度は「ウッ」と言葉を詰まらせて、フェデリカは目を白黒とさせた。
表情をコロコロと変えて、忙しい奴だなと苦笑してしまった。
フェデリカ「い、いきなり恥ずかしい事言うの禁止って言ったでしょ。はい、次!……って私か」
彼女の瞳が宙を見つめフワフワと泳いでいるのが解かった。あれは十中八九「どうしよう」と思っている顔だ。
そう言えばまだ、ちゃんとした俺の好きな所を聞いていない気がする。
フェデリカ「腹が……」
俺「黒くないから。しかもちょっと上手い事言ってるのが腹立つわ」
ドヤ顔しているフェデリカに呆れて、俺は再び空を見上げた。
雲に遮られていた月が一瞬だけ顔を見せて、その柔らかい光で世界を照らした。数秒だけだけど美しく輝いた月に見惚れてしまった。
フェデリカ「俺といるとね、凄い楽しいよ。私が笑顔になれるのも、全部君のおかげ」
壁が消し飛んだ支援支援
月に気を取られていた俺は、彼女が言った言葉の半分も聞こえていなかった。どうせ、またふざけた事を抜かすのだろうと油断していた。
フェデリカ「私、解かったかも」
俺「なにがだよ?」
フェデリカ「人を“好き”になるってどういう事かが」
俺「えー、今の不毛なやり取りで解かったの?」
フェデリカ「聞きたい?」
自信満々に胸を張って、フェデリカが尊大な態度で俺に訊ねた。
さっきまでのどうしようもないやり取りを振り返って、「嘘くせー」と想いながらも俺は小さく頷いた。
フェデリカが俺の方へ向き直ったのを見て、自然と俺も彼女の方へと体を向けた。
フェデリカ「あのね“好き”っていうのはね、きっとそれ自体が理由なのよ」
俺「はぁ?」
彼女は自分の発した言葉に自分で赤面しながら答えた。そりゃあそうだろう、聞いてる俺も恥ずかしいくらいなのだから。
それでもフェデリカは俺の眼を見つめて、真っ直ぐな、諭すような口調で続ける。
フェデリカ「“好き”だから会いたい、“好き”だから一緒にいたい、“好き”だから笑顔になる」
続けた言葉も、彼女の端正な造りの顔と組み合わさって更に気恥しいものだった。
だけど、今の俺には彼女の言葉に大きく共感をしていた。
俺の成層圏にまでも達する程の彼女への衝動が……
今こうして向き合っている事が……
一緒にいて、劇的な何かは起こらなくても互いに笑いあう時間を過ごせる事が……
その全てが彼女の言葉の正しさを証明しているかのような気がしたのだ。
フェデリカ「どう……かな……?」
互いに遠慮がちに瞳を覗き合って、同時に起こったこそばゆさ。それは俺とフェデリカの間に微かに……だけど確かに感じる熱さだった。
俺はその熱さの名前を知っている。いや、今日初めて正しく認識した。
それはずっと昔から俺の心にあって、知らんぷりしてきた感情。
まぎれもなく、恋心だった。
俺「うん、俺もそう思う」
俺もフェデリカに負けないように真っ直ぐに彼女を見つめ返した
時が止まったかのような、永遠にも思えるような一瞬の間が空いて、どちらともなく笑みを溢した。
彼女が笑った理由は良く解からないけれど、真剣な顔して見つめ合うなんていう行為が俺達の間に余りにも似合ってなくて、可笑しくってたまらない。
フェデリカ「ねぇ、俺が私に会いたくなったのも、そういう理由なのかな?」
俺「ゲフンゲフン」
突如こんな事を訊ねて来た彼女に、大笑いをしていた途中の俺は思わず咽てしまった。動揺したのが丸わかりで、肯定しているかのようなものだ。
上目遣いで、フェデリカはそんな俺の反応を楽しみながら、慎重に探るように更に訊ねて来た。
フェデリカ「なんて思っちゃうのは、自惚れ過ぎですかね?」
俺「……」
それもある。なんては口が裂けても言えなかった。このまま本心を告げたらフェデリカに上手に乗せられて負けたみたいで悔しいからだ。
俺の理想であるスマートな大人なら、微かに顎を引いて「そうだよ」なんて言うのだろうが、今の俺では到底できそうもない。
人間そう簡単には変われないようだ
俺「残念だけど、自分の為だよ。凄く個人的な理由」
フェデリカ「なーんだ、そうだったら『いやん、私って罪なオ・ン・ナ』って思ったのに」
俺「残念だった?」
フェデリカ「バカ野郎」
フェデリカが俺の膝元に飛び込んできた。俺の膝に頭を乗せて仰向けに寝転がる。
丁度膝枕するかのような姿勢になっていた。
支援支援
フェデリカ「眠くなってきた~」
俺「だろうね、だってもう向こうの空明るくなってきてるし」
フェデリカ「嘘!?あー、座学中絶対寝るわー」
両手で顔を覆って悲観する彼女の事を微笑ましく思い、今日から停学となる俺は余裕綽綽で朝日が昇り始めた東の空を見つめた。
夜の闇を押し上げて、段々と光に照らし出されるローマの街はとても美しくて、神聖で厳粛な土地みたいに思えた。
夜が明けて、いずれ朝になるかのように時は待ってくれない。それと同時に俺は意思なんて誰にも問われないままに変わって行く。
体が成長する事だったり、恋をすることだったりで、もう色んな形でだ。
それは成長と呼ぶべき物かは解からない。答えなんて誰も教えてくれないんだから、結局は自分で納得のするような形にするのがベターなのだろう。
何も考えないまま、何もしないままでも結局は変わって行くのなら、俺がアクションを起こして行こうと思う。
自分の幼さや、不甲斐なさ、情けなさを受け入れてやって。
愛おしい彼女を精一杯好きになって。
そんな風に自分の納得のいくように変化していけば、きっとその先にあるのが成長って奴なんだろう。
それが、俺がここ数日悩んでいたモヤモヤとした停滞に関する答えだった。
街を照らす朝日の面積は段々と大きくなっていき、いつの間にか世界は光に包まれていた。
俺「これからの俺の人生にも、光と希望がありますよーにっと」
天空で元気に輝く太陽に向かって、小さく呟いた。
俺の膝元で、フェデリカは「んーっ」と伸びをした。
フェデリカ「だいじょーぶだよ。俺ならきっと、だいじょーぶ」
実に彼女らしい陽気で、能天気な答えだった。思わず俺も頬が緩んで能天気になってしまいそうな程に。
あぁ、可愛いな。なんて事を考えてしまうのも彼女の能天気が感染したせいに違いない。
俺「……そうだね」
そう呟いて、俺は膝元に乗っているフェデリカの頭をポンポンと何度も撫でつけた。
根拠なんてなんにも無い彼女の言葉だけど、眠そうに「にへへ」と微笑む彼女をみればそんな事はどうでもいいと思ってしまうのは、きっと俺が思春期だからだろう。
まったく安上がりなお年頃だよ。なんて年齢相応な斜に構えた事を考えながらも、俺の心は今日の青空みたいに晴れやかだった。
俺「続くぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」
俺「なんでも次から遂に開戦らしいよ。今までダラダラしてた俺達も遂に戦場デビューですって」
フェデリカ「“私も”って事は504結成以前の話って事よね?」
フェル「先輩!つまりそれは赤ズボン隊に入隊した私達と先輩の出会いのお話的な?」
俺「んにゃ、もっと前。マルタ島防衛戦時らしいから……」
パトリシア「私とお兄ちゃんとの出会い的な~?」
俺「うん。多分その辺でしょ」
フェル「出番まだかー、はぁ……」
ルチアナ「隊長、元気出してください」
マルチナ「ちゃんと出番自体はあるみたいだしさー、ボク達は気長に待ってようよ」
フェル「オーケーオーケー、まだこの真のヒロインである私の出る幕では無いって訳ですね!先輩!!」
俺「いや、俺のヒロインはフェデリカだからね」
フェル「私、待ってますから!ちゃんと私が出るまで続いてくれるって信じてますから!!」 ズイッ
パトリシア「私、自分の出番楽しみだよ、お兄ちゃん」 ズイッ
俺「う、うん」(二人共顔近ぇーよ)
フェデリカ(言えない……私の誕生日が4月24日だったから次は私の誕生日短編だなんて、可愛いこの子たちの前では言えない……)
俺「じゃあ予告は……」
フェル「はいはい!!先輩!!私達パンタローニ・ロッシでやります!!」
ドミニカ「おい、私達まだ台詞ないんだからジェーンにやらせろよ」
ジェーン「私は大将と一緒がいいなー、なんて……」////
俺「えー」(誰でもいいんだけど……)
アンジー「ご、ゴホン!揉めているならここは間をとって私が……」////
パトリシア「お兄ちゃん!アンジーが予告やりたいって!」
アンジー「や、やりたいなんて言ってないだろ!」////
ワイワイガヤガヤ
俺(め、めんどくせぇ……)「こういう時は……タケイ!!任せた!!!」
竹井「はいはーい。次回、青春俺二人目第三話!フェデリカ少佐誕生日短編!」
竹井『 You’re My Hero 』
フェル「あー!タケイ!ズルイ!!」
マルチナ「ズルイ!ズルイ!」
ジェーン「大将と一緒にやりたかったなぁ……」
ドミニカ「なに、まだチャンスはあるさ、それよりパブに行こうジェーン」
アンジー「はぁ……」 ションボリ
パトリシア「ほら、アンジーも元気出して」
竹井「それより誕生日短編って……あなた達まだイチャつく気?呆れた」
俺「放っとけ」
フェデリカ「ふふふ」
支援支援
乙乙 今回も面白かった
俺も保守代わりに12時過ぎから投下しよう
カムカム
それでは開始
今回は最終回一歩手前
前回までのあらすじ!
激戦の末、AI停止システムを発動し、マキナを打ち破った501。
だが、最期の悪あがきに、マキナはコアの自爆装置を発動させた――
娘≪――――どうして、マキナなんて作ったの――?≫
娘≪こんなに苦しんで――死んじゃうぐらいなら――――マキナ――――最初――から――≫
――巨大コア内部――
シャーリー「っつつ……」
シャーリー「……よし、コアには入れたみたいだな……」
――ストライカーから足を抜き、両手で持ち抱える。
焼け焦げてしまった排気孔から、プスプスと黒い煙が上がっていた。
シャーリー「驚いた……結構、中は広いんだな……」
シャーリー「……! そうだ、私を……!」
シャーリー「おーい! 私、私ぃーっ!」
タッタッタッタッタ…
私「…………」
チッチッチッチッチ…
私(P.O.P、『PANTS Of the Peroriot』――あの停止システムの影響が及ばない部分で、自爆命令を下すとはね……)
私(あと、9分……くそっ……なんとかして、あのAIポッドを止めなくちゃ……)
私「……せめて、少しでも動けたら……」グッ
私(……駄目か。ったく……念入りに繋いでくれたわね……)
私「…………くそっ……このままじゃ……みんなが……」
「――たしー、私ぃーっ!」
私「!」
タッタッタッタッタ…
シャーリー「わ……私!」
私「し……シャーリー……!? なん――」
シャーリー「よ、よかった……私……私ぃ……」
私「なんで――なんで……?」
シャーリー「……決まってるだろ。みんな、お前を助けるために、すっごく頑張ってくれたんだぞ?」
私「みんなが……?」
シャーリー「ああ。ほら、立てるか? 掴ま―― !!」
――そこで、改めて気が付いた。
根元から千切れた片腕。体中に痛々しく突き刺さったコード。枯れ草みたいに乱れた金髪。
ボロボロの白衣。凹んだ掌。ありえない方向に曲がった脚。そして――無数の傷から飛び出した、機械線と歯車。
シャーリー「あ……ぁ……」
私「……運ばれる時に、ちょっとね。……ったく、もう少し丁重にエスコートしろってのよ……」
シャーリー「……わ……わた……」
私「……わざわざ突っ込んでくるなんて、あいっかわらず単純よね、アンタ」
シャーリー「なっ……! あ、あのな……あたしたちは……!!」
私「……ホント、分かんないなぁ。アンタも、みんなも……いったい何が気に入ったのよ?
こんな……出来そこないの『人形』の――」
シャーリー「…………」
私「……? シャーリー……?」
シャーリー「……」グスッ
私「! な……ちょ、ちょっと! なんでいきなり泣くのよ!? あ、な、なんかヤなこと言っちゃった――?」
シャーリー「……ごめん……」
支援支援
私「……へ?」
シャーリー「ずっと……ずっと、謝りたかった……お前のこと、何にも知らないで……。
人の形の機械が、哀しいだけだなんて……あんな、あんな酷い事……!」
私「……シャーリー……」
シャーリー「許してもらおうなんて思ってない。でも……せめて、お前に――!」
チッチッチッチッチッチ…
シャーリー「……? この、音は……」
私「……あと、7分か」
シャーリー「え……」
私「……単刀直入に言うわ、シャーリー。……このコアは、あと7分で自爆する」
シャーリー「――!? な――」
私「……マキナの奴、人格部分が封じられる前に、システム部分に細工を加えたらしいわ。
あのポッド――AIのシステム中枢を止めなきゃ、半径数キロを巻きこんで爆発する。
私達2人と……外のみんなを巻き添えにしてね」
シャーリー「た……大変だ……速く知らせなきゃ! 私、掴まれ! 一緒に――」
私「無理よ」
シャーリー「……え――?」
私「……見えるでしょ、このコード。色々手は尽くしたけど……もう、ここから動けそうにないのよ。AIレベルで繋がれちゃってね。
それに……みんなに知らせて、逃げた所で……爆発は避けられない。
自爆自体を止められなきゃ……ヴェネツィアは地図から消えることになる――」
シャーリー「そんな……じゃ、どうすりゃ……!」
私「……言ったでしょ。AIを止めればいい。内部エネルギーに点火するのもAIなんだから、AIさえ壊せば……爆発は起こらないわ」
シャーリー「! そ、そうか……それじゃあ……」
――『AIを壊す』……あの、基地でも見た黒いドラム缶を、壊して無力化させる。
そうすれば、爆発はしない。そうだ。これが最善の方法だ。何一つ、犠牲にならずに……。
……いや。
シャーリー(…………あれ……?)
私「…………」
――何かが、心に引っ掛かる。本当に……それでいいのか?
それが、最善の方法なのか?
それが、本当に"何一つ犠牲の無い"方法なのか?
シャーリー(待てよ…………『AIを』……『壊す』……?)
私「…………」
シャーリー「……なあ、私……お前、さっき……何て言った……?
『AIレベルで』……『繋がって』――!?」
私「…………ええ」
シャーリー「……そんな……」
――そんな。
そんな……そんな。それじゃあ……!
シャーリー「あれを壊したら…………『お前も』――!?」
私「…………」
――そんな。そんな、そんな……イヤだ……!
せっかく……せっかく、また会えたのに。
せっかく……謝れたのに。
せっかく……助けられると思ったのに……!
シャーリー「わ――わた――」
私「……ねえ、シャーリー。……言ったわよね、さっき。『許してもらおうなんて、思ってない』って……」
シャーリー「え――?」
私「……『罰』、なーんて言うには……ちょっと、おこがましいか。
……だからね。こう言うわ……」
――いつものように、どこか哀しい微笑みを浮かべて。
いつものように、少し低めの、落ち着いた声で。
私「――『お願い』、シャーリー。
……私の最後の頼み……聞いてくれない……?」
――同時刻、航空母艦・天城、甲板――
父「ぐっ……ううん……」ムクッ
アレッシア「! お、お父さん!」
父「アレッシアさん…… ! そうだ、奴は……マキナは!?」
宮藤「大丈夫です! もう、ネウロイは出てきません!」
坂本「ああ。どうやら、例のシステムも作動したようだ。……あとは……」
ゲルト「ああ……頼んだぞ、シャーリー……」
――巨大コア内部――
ジュウウウッ……カパッ
シャーリー「……開いたぞ」
私「オッケー。……手際良いわね。2分も掛かってないわよ」
シャーリー「ああ。……どっかの誰かに、散々こき使われたおかげさ」
私「……フフッ、そう……」
――私から手渡された刀身加熱式ナイフ……ヒートカッターで、AIポッド表面の装甲を剥がすこと2分。
円柱状のポッドは、まるで皮を落としたニンジンのように、その内部全てが剥き出しになっていた。
支援するぜ
シャーリー「……頑強な作りなのはいいけどさ、もっと簡単に開けられる仕組みとか無かったのかよ?」
私「弱点が簡単に開けられちゃ世話ないじゃない」
シャーリー「……それもそうか」
――装甲を剥がした中には、びっしりと並べられた棒型のスイッチ。
1つ1つの下に、何か文字が書かれているが……ったく、小さすぎて読めたもんじゃない。
私「……いい、シャーリー。そのスイッチは1つ1つが、AI内の基盤、回路を司ってる。
そのスイッチ全部をオフにすれば、このAIは完全に機能を停止するわ」
シャーリー「これが……」
――スイッチの1つを軽くつまみ、『OFF』の方向へ倒してみる。
カチッ、と、乾いた音が鳴った。
私「――!」ガクンッ
シャーリー「! わ、私! 大丈夫か!?」
私「――いい……大丈夫……人間で言うところの……『めまい』――みたいなモンよ。
すぐに慣れるから……ほら、早く次……」
シャーリー「…………っ……」
――震える手で、スイッチを3、4つ……また、続けて切る。
私「――っ……」ピクッ
私「……ね、ほら……慣れてきた。全然ヘーキよ、こんなのじゃ、まだまだ……」
シャーリー「……私…………」
私「……あと、5分。ほら、とっとと切らなくちゃ。501あの世ツアーに行きたいってんなら、別だけどね」
シャーリー「……っ……!」 カチッ…
私「――ルッキーニちゃん、お母さんに会いたがってたわ。ズッパが絶品なんだって。……きっと、優しいお母さんよ……」
シャーリー「…………」 カチッ…
私「――バルクホルンの妹さん……クリスちゃん、だっけ。……お姉ちゃんがいなくなっちゃったら、悲しいでしょうね」
シャーリー「…………」 カチッ、カチッ…
私「――『生きてる限り、いつか絶対に会える』。……そう言ってたわ、サーニャちゃん。
……会わせたげたいなぁ……お父さんとお母さんに……」
シャーリー「………………」 カチッ、カチッ、カチッ…
私「――いろんな人がいたなぁ……可愛い人も……綺麗な人も……それに……とっても、優しい人も……。
誰も……死のうとなんてしてなくて……みんな、生きるのに……一生懸命で……」
シャーリー「…………っ……」
私「……何、手ぇ止めてんのよ……? 遠慮なんて、しなくていいから……」
シャーリー「……違う……そうじゃ……」
私「……みんな死ぬのよ。それでもいいの?
――スイッチを切って。アンタにしかできないのよ。アンタしか……みんなを救えない」
シャーリー「…………」
私「スイッチを全部切った所で……いなくなるのは、このポンコツだけ。
『本物の人間』と……『ニセモノの人形』……どっちが大事かなんて、分かりきってるじゃない……」
シャーリー「……分かってるよ……」
――分かってる。分かりたくないぐらいに分かっている。
こうしなきゃ、みんなを助けられない。自爆を回避することはできない。
……だから……。
シャーリー「…………」 カチッ…
私「……そう。……それでいい。それしか……ない」
私「……心配しなくていいわ。まだまだ、意識はハッキリしてる……。ほら、こんな風に……。
――私は私。1935年1月12日、ブリタニアのチューリング研究所で作動された――」
シャーリー「……っ……」 カチッ、カチッ…
私「足の速い茶色の狐が、のろまな犬を飛び越える。ヒスパニアの雨は主に平地に降る――」
シャーリー「…………」 カチッカチッカチッ…
私「嘘つきカメレオンは、優しいウサギの夢を見る――シャーリー、知ってる? 10の平方根は3.162277660168379……。
eを底とする10の対数は……あれ、違った、10を底とするeの対数は……えーっと……」
シャーリー「………………」 カチッ…
――何でだよ。
私「円周率は……円周率は……3、ぐらいで――2かける2は……約4.101010101010101010――
あれ――? おかしいな……」
――何で。
シャーリー「……なんでだよ」
私「ゴメン――なんか……ちょっと、ボーっと……」
シャーリー「……何でなんだ?」
私「……手、止まってる……」
シャーリー「何で……殺さなきゃいけないんだよ? お前を……よりにもよって……このあたしが……っ……」
私「…………シャーリー」
シャーリー「…………」
私「……この前の夜……私に訊いたでしょ? お前の願いは何だ、って。……こんな時に何だけど……教えてあげる……」
シャーリー「…………いいよ……そんな……」
私「……私ね、ずっと……人間になりたかった。こんな安っぽい合金じゃない、本物の血と肉を持った、本当の人間……。
舌だけじゃない、全身の神経で……肌と肌で大事な人と触れ合って……ぬくもりを感じて……『生きたかった』……」
シャーリー「……いいんだ。もう……」
私「……でも、この体はしょせんただの機械。……だから、せめて心だけでも。
女の子を上っ面だけで愛して……一方的に触れ合っていれば。心『だけ』は……人間のフリができた。
――笑っちゃうでしょ? ずーっと、単なる自己満足……あの子と……マキナと、何も変わらない……」
シャーリー「……やめろ! なんで……なんで! 今になって、そんな話……!!」
私「……分かる? 私はね……『死ぬ』ことなんて、永遠に無い。だって、『生きてもいないから』。
『生きてるフリ』を、してきただけ……。ヒトのフリした、ただのロボット……」
私「……アンタの言う通りよ、シャーリー。こんな、危険で、愚かな機械……存在していいはずが無い。
……だから、だからね。……アンタが気に病むことなんて、なぁんにも……」
ギュッ…
最近こういうのに弱くなってきたんだよなぁ……
支援
私「――? シャー……リー?」
シャーリー「……何だよ……黙って聞いてりゃ……勝手な事ばっかり……!」
私「……抱きしめながら、言うセリフ?」
シャーリー「始めて会ったときから、ずーっとそうだ」
私「もう……3ヶ月も経ったのね……」
シャーリー「中佐に内緒で、アイスとか売りやがって」
私「売り子……今度は、アンタに頼もうかな……」
シャーリー「……一緒に……映画だって見たじゃないか! 買物だって……夕陽だって……!」
私「……楽しかったなぁ……」
シャーリー「前に言っただろ……一緒にリべリオンに行こうって……! それだけじゃない、花屋にも、服屋にも、レコード屋にも……!
お前と一緒に行きたい所……まだまだたくさんあったんだぞ!! それなのに……それなのに……!」
私「…………ごめんね……シャーリー……」
シャーリー「『生きてもいない』なんて言うなよ……そんな、哀しいこと……言わないでくれよぉ……!」
――ふと、脳裏に私の顔が浮かぶ。
私を助手にしたときの、ぶっきらぼうな顔。
新発明を前にして、自信満々に説明を行う、ふてぶてしい顔。
シャーリー「お前がどう思ってたかなんて、知ったこっちゃないけどなあ……!」
――悪だくみがバレた時の焦り顔。
ぽつぽつと過去を語る時の、感情を押し殺したような横顔。
大聖堂で見せた、今にも夕陽に溶け込んでしまいそうな、儚い笑顔。
シャーリー「人間だろうが、ロボットだろうが、構うもんか……! お前は――ずっと……!」
――そして……どこか子供っぽくて寂しそうな、あの淡い微笑み。
シャーリー「……ずっと、『生きてた』んだ……! あたしと一緒に……!
一緒に出かけて、一緒に怒られて、一緒に笑った……あたしの大好きな『私』は……っ!」
私「……………………」
私(…………そっか……)
私(そっかぁ………)
20時、もしくは19時30分より参らせて頂く
ペロッ…
シャーリー「……え……?」
私「……フフッ……初めて――かな……アンタに、こうやるの……」
シャーリー「……わ……わた――」
私「あったかいな……なんで、分かるんだろ……? とっくに……感覚――無くなってるのに…………」
私「……さ。残りのスイッチを……あと、少しだから……。『お願い』……。もう……2分しか……」
シャーリー「…………ああ……ああ……」
――溢れ出る感情を抑えながら……震える指を、スイッチに伸ばす。
もう……迷っている時間は無い。あいつの、私の……最期の願いなんだ。
なら……。
シャーリー「…………」 カチッ、カチッ、カチッ…
私「……私を作ったのは――エレン・チューリング博士――私の……お母さん…………」
シャーリー「…………」カチッカチッ、カチッ、カチッ…
私「……お母さんは――よく……歌を……歌ってくれた…………」
シャーリー「…………」 カチッ…カチッ…
私「…………Dai…sy……Daisy……Give…me……your… an…swer……do……」
――同時刻、航空母艦・天城、甲板――
ゲルト「……? おい、何だ、この音は……?」
ミーナ「これは……歌……?」
≪I'm……ha…lf……cra……zy……
All…for……the……lo…ve…of……yo…u…≫
ルッキーニ「! この声……もしかして……!」
≪It…won't…be…a sty…lish……marriage……
I…ca…n't…afford…a…carri…age…………≫
ペリーヌ「私……さん……?」
――巨大コア内部――
私「……But…you'll…look…sweet……on…the…seat……
Of a……bicy…cle……built……for……two……」
シャーリー「…………上手だな」
私「……実を言うと……?」
シャーリー「……じゃ、下手くそ」
私「…………フフッ……」
――もう、残りのスイッチも3つだけ。
あと3回、あたしが指を動かせば……こいつの、私の魂は……永遠に消える。
私「……ねぇ……シャーリー……」
シャーリー「なんだ?」
私「この……ロケット……外して……」
シャーリー「……? これを? ああ……」
――上品な古い銀細工のロケットを、そっと私の首から外す。
私「……それ……あげる……」
シャーリー「……! え……」
私「……私が着けたままじゃ……何にもならない……アンタに……持ってて欲しいのよ……。
まあ……形見……ってやつ?」
シャーリー「だ、だって……これ、すごく大事なもんなんだろ!? お前の、お母さんの写真が……。
いいのか……? お前が持ってなくて……」
私「……ううん……いちばん大事な人の……写真……」
シャーリー「え…? い、いや、だから……そんな大事なもん……あたしが……」
私「……開けてみてよ……」
シャーリー「……? ――!!! あ――」
――ロケットの中に入っていた、一枚の写真。
それを見るなり……あたしは……。
シャーリー「……っ……っぁああっ……!!」グスッ
――青い水着を着た、赤毛の女性。隣にいる白衣の女性の肩に手を掛け、満面の笑顔をこちらに向けている。
――他の誰でもない。
……あたしの写真だった。
しえしえ
私「……これしか……アンタの写ってるの…………無くって……」
シャーリー「…………よく……撮れてるな……」
カチッ…
――あと、2つ。
私「…………アンタは……最高の助手で……最高の友達だった……。
……ありがとう……シャーリー……。……私も……大好き…………」
シャーリー「……ああ……ああ……!!」
カチッ…
――あと、1つ。
私「――…………――……」
私「――おやすみ……なさい……お母――さん…………。
――……私……ね…………きょ……う……」
私「――とも――だち……が――――」
――カチッ――
私「―――――――――――――」
シャーリー「……………………」
私「―――――――――」
シャーリー「……っ……ううっ……」
私「―――――――――」
シャーリー「うぁっ……あああっ……!」
シャーリー「うぁぁぁぁぁ……っ……!!」
シャーリー「う゛あああぁぁあああぁぁああぁぁあああぁぁあああぁぁあああああぁああ……っ…!!!!!!!」
――アドリア海上空――
宮藤「……! 見て下さい、あれ!」
パキッ…パキッ…
坂本「コアが……消えていく……」
ヒュウゥゥゥゥゥゥゥゥ…
ルッキーニ「……!! シャーリー!?」
ゲルト「なっ……!?」
支援
質問だけど劇場版関連の台詞は使用していいの?
「すごく凄い」を使いたいのだけれども
キィィィィィ――――――ン!!!
ガシッ!
ルッキーニ「シャーリー! シャーリーっ!!」
シャーリー「…………ルッキーニ……」
ゲルト「どうした、大丈夫か!? ……! そうだ、私の奴は――」
ルッキーニ「ねえ、私は助けられたの!? シャーリー!」
シャーリー「…………」
ゲルト「……おい……冗談だろう……?」
ルッキーニ「嘘……嘘だよね、シャーリー!?」
シャーリー「…………っ……」
ゲルト「……そん……な――」
ルッキーニ「嘘って……嘘って言ってよぉ!! シャーリーぃっ!!」
――航空母艦・天城、甲板――
ブゥ―――ン……
ミーナ「シャーリーさん!」
宮藤「私さんは……!?」
ゲルト「…………」
ルッキーニ「……ぐすっ……ひっぐ……」
エーリカ「…………まさか……」
父「大尉……」
シャーリー「……お父さん…………みんな……ごめん……助け出すなんて言ったのに……絶対に助けるって……誓ったのに…………!!!」
父「…………そう…………か…………」
宮藤「……うそ……」
リーネ「そんな……私さん…………」
坂本「…………」ギリッ…
ペリーヌ「なんで……なんで……」
サーニャ「……っ……!」ヒシッ
エイラ「…………」ギュッ…
エーリカ「…………」グスッ
父「…………」
シャーリー「……なあ、お父さん……」
父「……うん…?」
シャーリー「あいつが…私が、いわゆるロボットなら……その体を、もう一度作りあげる、なんてことは……」
ゲルト「……!!」
ミーナ「そ、それって……」
父「……あいつを、甦らせられるかと?」
シャーリー「…………」コクッ
父「……可能さ。……ただし、『体だけ』はな。ボディは、いくらでも生産できる。
だが、あいつの記憶、経験、それに基づく性格は……決して、もう二度と再現できない」
シャーリー「…………」
父「……あいつの記憶中枢が、そっくりそのままあるなら別だが……」
シャーリー「……そう、か……」
――あたし達と暮らした、あの『私』は……もう、二度と帰っては来ない。
つまりは、そういうことなのか――。
シャーリー「…………私……」
――形見のロケットを握りしめ、空を仰ぎ見る。
7月の空は……まるで目に突き刺さりそうなほどに、青く青く広がっていた。
『科学って言うのは……私を幸せにするためにあるのよ』
シャーリー(…………お前は……)
シャーリー「……お前は……幸せになれたのか…………?」
――なぁ…………。
――…………私……?
つづく
18話おわりです 最終回はだいたい二週間以内に
それでは、支援ありがとうございました
乙!
乙乙!!
盛り上がってんなぁ。待ってるぜ
ほ
ほ
20時の者だが誰もいない様なので落としてもよろしいか?
乗るぜこのビッグウェーブに
<●><●>
よし来い来い支援は任せろ
私「……そろそろ、奴らが確認された空域だ」
ガリア中部、ポイントB-34――
空を翔ぶ私の眼下には、うっそうとガリアの美しい森が茂っている
この景色が怪異共に穢されていると思うと、なんとも腹立たしい気分になる
私「各員、警戒を強化!索敵に当たれ!」
「「「了解!」」」
……
…………
………………
ジェニファー「……!!敵補足!」
ジェニファー「数は大型1.小型25です!!」
成る程。確かに我々の進行方向、視界の遥か先に黒い異形の怪物が浮かんでいる
それに、報告通りその中の大型は見たことの無いタイプ……やはり、新型機か!
私「……指令部、目標を視認。これより戦闘行動に入る」
私「ノーブルウィッチーズ!フォーメーションAでネウロイに攻撃を開始する!ダイブ・アンド・ズーム!」
「「「了解!!」」」
支援支援
急上昇、そしてすぐさま大型爆撃タイプに向け、急降下を開始する
太陽を背にした一撃離脱戦法だ!
ゴオオオオッ!!!
大型爆撃機型怪異「――――!!!!」
ドッ!!
怪異へと突っ込む私に向かって、大型が熱線を繰り出す
私「ふっ!」
――が、その程度の攻撃、避ける事など容易い!!
流石は新型機、光線の威力、照準、発射速度、どれを取っても従来のタイプより遥かに上……だが怪異共よ!扶桑の格言を教えてやろう!
私「当たらなければ如何と言う事は無いッ!!」
ガガガガガガガッ!!!
すれ違いざまに、機銃掃射を叩き込み、怪異の黒い装甲が砕ける
だが――――手応えが無い!
私「くッ!!」
装甲硬度も上昇しているとは……な
しかしそれでこそ我が宿敵!
倒し甲斐があると言うもの!
私「むッ!?」
左方向からのプレッシャーを確認!
ドォッ!ドオッ!
私「ちィッ!」
掃射後すぐさま天へと急上昇する私に、周囲を飛んでいた小型怪異がその熱線を放って来る
体を捻らせ紙一重で回避、勢いをそのままに機銃を持ち上げ――引き金を引く!!
ガガガガッ!!
小型怪異「…………!!!」
パキィンッ!
硝子が砕け散るかの様な音と共に、小型怪異の一体が白片と化す
……空を浮かんでいた小型怪異達も、ジェニファーとカーラによりその数を半分へと減らしていた
残り12機!
休日の俺スレが賑わっておる……支援支援
私「むっ!?」
小型怪異X6「――――――!!!!」
私の元へと、6機の小型がV字編隊を組み突っ込んで来る
!!!……この小型タイプもやはり機動性が上がっているか!
マリアン「た、大尉っ!」
私「心配無用!!」
私にとってこの程度の状況、欠伸が出るぐらいだ!
小型怪異達「――――!!!!」
ゴォッ!!
……敵との距離は目前まで迫って来ている
奴らめ、こちらに体当たりを仕掛けるつもりか!!!
よろしい、ならば……『飛んで火に入る夏の虫 』 と言う言葉を教えてやろう!!
チャッ!!
懐から折りたたみ式のフォールディングナイフを取り出し、右手に構える……小型機程度に我が魂を抜く必要などあってたまるものか!
私「ふッ!!」
魔力集中!
我が肉体を駆け回る血流が全て……右腕に凝縮するイメージ!
そして……その溜まり切った魔力は――――
――――放出されるッ!!!!!
ヴォォォォンッ!!!
ナイフの刀身から、碧色の激流が噴き出す
それは正に――――1振りの刀!!!
ごれぞ我が固有魔法にして秘技!
その名を――――『魔力刀』ッッッ!!!!!!
私「ぜ……えりゃあっっっ!!」
正面――――目と鼻の先まで飛び込んできた一体を……
袈裟斬りに一閃!
ズッ……バァッ!!!
小型怪異「…………!!!」
パキィンッ!!
振り抜いた腕をそのまま跳ねらせ、我が右方を飛ぶ一体に向けて……
投げるッ!!
小型怪異「…………!!!!」
私のしなる筋肉から放たれた蒼色の槍は、まるでダーツの様に――目標を貫いた!
そして、右手で投擲動作を行っている間すでにッ!
私の左手はもう一本のナイフを掴んでいる!!!
ヴォォンッ!
腰だめに構え――――勇往邁進!!
バォォオン!!
私「ふッッ!!」
ゴシュゥ!
小型怪異「…………!!」
……パァンッ!
私の放った刺突が、怪異に風穴を開ける――――コアを正確に射抜いたその一撃により、華々しくもその一体は雪片と化す
そして、突きを繰り出した勢いをそのままに……私はインメルマン・ターンを行う!
しえ
私「ふッ!!」
ヒュッヒュッヒュツ……パシィッ!
数瞬前に投擲したナイフが、砕け散った怪異の爆風で、私の元へと跳ね返って来た――――そして当然!鮮やかにそれをキャッチする!
私「二・刀・流ッ!!!」
私が見据える先は、漂う雪片のその向こう――――哀れな黒き異形ッ!!!
バババババババッ!!!
空を駆け抜け、猛接近!
――途中、怪異は苦し紛れの光線連射を行ってきたが、この私に当たる訳が無い!!―――
私「ずぇりゃああああああっ!!!!!!」
両腕を上段に構え――――次の瞬間には、怪異の体躯にXの亀裂が走った
私「むっ!」
無残にも砕け散った四体目を尻目に、私は左右からのプレッシャーを感知した
編隊の両端の小型二機が、私に向けて突っ込んできたのだ
私「……ほう、この私を挟み撃ちにするつもりか!」
奴らの姿はうまいこと先程破壊した怪異達の成れの果てに隠れ、視認する事ができない――――が!たかが見えない程度だ!
私「しッ!!!」
ヒュッ!!!
交差された両腕をしならせ――――二本の槍を、左右に放つ!
ガ……キィンッ!!
……目標の末路は、ガラスが砕け散るかの様な音が教えてくれた
私「…………」
ヒュッヒュッヒュッ……
爆風の中から、怪異にピリオドを打ち込んだ私の相棒達が戻ってくる
パシィンッ!!
私の両手は――飛んで来るそれらを我が瞳に移す事なく――しっかりと掴んだ
……只今の戦闘で諸君らは「それっておかしくねぇ?」などと感じているだろうが、ノリでカバーして頂きたい!
私「……ふぅ」
マリアン「お、お見事です大尉殿!!」
支援支援
一息を付いた私の元に、マリアンが駆け寄ってきた
……どうやら小型機は我々の手で全て落とされた様だ
私「お見事?マリアン、それは違うな」
マリアン「……え?」
私「私は攻撃を続けただけであり、彼らはただ落ち続けただけなのだよ」
……それはさておき
私「……さて、皆の衆!残るはあのデカブツだけだ!!」
私「さっさと終わらせて、ひとっ風呂浴びるとしようではないか!!」
「「「了解ッッ!!!!!!!」」」
いい声だ!よし……全機!突撃ッ!!!!
バォォォォンッ!!!!!!!
四の流星が、もはや袋の鼠と化した彼奴に向けて突き進んでゆく――――
ガガガガガガッ!!
四機の鮮やかな一撃離脱戦法により、大型の装甲が砕ける
確かにその再生能力、見事なものだが――――再生するよりも早く叩き込めばいいだけのこと!
大型爆撃機型怪異「――――!!!!!!」
ズドッ!!!
私・マリアン「!!」
私達に向けて、極太い光線が放たれる
フォォォンッ!!
マリアン「……っ!!!」
マリアンがシールドでそれを防ぎ、私は――――
私「しッ!!」
――――シールドと拮抗している光線に向けて、魔力刀を出現させたナイフをぶん投げる
バチチチッ!!
それにより光線の勢いが弱まる――よし!今だ!!
私「散開ッ!!」
マリアンは一瞬でシールドを解除し、私達は左右に散開する
その直後、今まで私達が存在して居たポイントを赤い光線が通過した
左右から同時に機銃を叩き込む。そしてそのまま空へ上昇!
すれ違うかの様にカーラとジェニファーが急降下を行い、大型に向けて突っ込んでゆく――――その、前に!
私「土産だッ!」
二本の槍をヤツにお見舞いする
ズドッ!!
装甲に青い柱が突き立ち、表甲が砕け散った
二人はそこに的確な射撃を送り、ゴリゴリと怪異を削ってゆく――そして
怪異の体躯から、黒い煙が噴き出し始めた
……そろそろフィナーレの時間とさせて頂こう
マリアン「大尉ッ!」
カーラ「止め、任せましたぞ!」
私「百も承知!!」
腰に携える我が魂、会津兼定を――――抜刀する!
大型爆撃型「――――!!!!!」
大型の装甲に針の様に生える機銃から、雨の様な銃弾が放たれる――――が、当たると思うなよ!
この私!自慢では無いが被弾数は零!そうそう当たってたまるかと言うものだ!
私「――――――」
扶桑刀を上段に構え――――我が魂を送り込む
ヴヴヴヴヴヴヴヴゥヴ…………ッ!
兼定の刀身から、魔力が噴き出す
それはまるで――――全てを焼き尽くす、業炎!
私「おおおおおおっ!!!!!!!!」
得と見よ!怪異ッ!!これが我が必殺の奥義!!!
私「蒼・炎・斬ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
――――オッ!
すれ違い様に、一閃
支援支援
私「………………」
――チンッ!
そして、鍔鳴りの音と共に――――
大型爆撃機型「………………a」
――――大型怪異の体躯は両断された
ヴァチッ……ヴァチッ……ヴァチッ!
切断面から、魔力が電流の様に怪異に流れる
私「………………」
……よき戦いだった!
パキ……ィンッ!
ガリアの森に、季節外れの雪が降りそそぐ
それは美しく――何処か儚げだ
怪異よ、もし貴様にも輪廻転生の概念があるのなら……
次は、素晴らしき人間に、生まれ変わるのだな……
私「――――指令部、目標の撃破を確認。これより帰投する」
「た、大尉ーっ!!」
私「むっ!?」
なんと、マリアンがこちらに向けて飛び込んできた
はっはっはっ、そうはしゃぐでない
マリアン「大尉殿!先程の一撃!すごくすごかったですっ!!!」
私「そうか!すごくすごいのか!はっはっはっ!嬉しい限りだ!」
マリアン「今の技、もしかして雲耀と言われたあの……」
私「ああ、似た様なものだ。刀身に魔力を纏わせ、そのまま叩き切る」
私「それが我が必殺!蒼炎斬!!!!!!」
かの最強の刀剣技術を持つ黒江綾香大尉より学びし我が奥義なのだ!
……今度、扶桑に行った際はまた手合わせをしたいものだ
マリアン「そ、そうえんざん……すごくカッコいいです!」
はっはっはっ!そうだろうそうだろう!
ジェニファー「まったく……マリアンもあんなにはしゃいで……」
カーラ「くっくっくっ……お前も本当は大尉に飛び込んで行きたいんじゃないのか?」
ジェニファー「なっ!?ち、違いますよッ!!」
私「……?」
ジェニファーとカーラがぎゃあぎゃあと騒いでいるが、いささか距離が離れているためその話は聞き取れない
だが、どちらが多くの小型を倒したか?などと言う会話であることは想像に難しくない
まったく、スコアなど如何でもいいではないか!
私「……む?」
ザ……ザザ……ザ……
耳に付けている小型通信機から、ノイズが走る
マリアン「……大尉?」
私「如何やら通信の様だ」
私「……指令、何があった?」
通信機からジーナ中佐の声が響いてくる
私「…………………………」
私は時折相槌を打ち、その通信に耳を傾けた
私「了解した、今から直ぐに向かう」
……ブツン!
通信が切れる
マリアンは何があったのか心配そうに私を見ていた
私「諸君!指令部より伝令だ!」
「「「……??」」」
私「ポイントA-17より魔女の救援サインを確認、救援に向かえとのこと!」
ジェニファー「救援?……まさかまた怪異ですか!?!?」
私「安心しろ、怪異では無い」
マリアン「それならば一体……?」
私「機体不調による救援要請だ!幸い距離はそう遠く無い、直ぐに向かうぞ!」
「「「……了解!!」」」
こうして私達は、雪片の舞う森を後にした――――
……
…………
………………
私「…………居たっ!」
私の視線のその先には、一人の少女がふらふらと飛んでいた
今にも落ちそうな危険な状態であると言うのは一目でわか――――ッ!!!
「…………」
ヒュゥゥゥウッ
マリアン「なっ!?」
――――まずいッ!落ちているッ!!
私「……ッ!!!」
エンジン全開!駆け抜けろ!我が相棒ッ!!!
私「間に合ええええええええっ!!!!!」
………………ガシィッ!!!
支援支援
私「…………ふぅ」
……なんとか、抱きとめることが出来た
私「君、無事か?」
私は胸の中にうずくまり、瞳をぎゅっと閉じる少女に声をかけた
扶桑人と思われる可憐な黒髪が私の鼻をくすぐる
「……え?……あっ!……うぇっと……!」
私「まぁ落ち着け」
「は、はい」
私は彼女を抱きかかえ―所謂お姫様抱っこと言うヤツだ―地面に垂直着陸する
ゴトン、と彼女の足から抜け落ちたユニットが重苦しい音を立てて土の上に転がった
「あ、あのっ!」
地へと足を踏みしめた少女が、私に向けて尋ねる
私「何かな?」
「貴方はもしかして、魔女の方ですか?」
私「見ればわかるだろう?……ああ、成る程。男の魔女は珍しいのだったな」
「ふ、ふわぁ……」
目をぱちくりさせ驚いている少女
……そして私の背後からはバラバラとプロペラの音が響いてくる
如何やら彼女達も降りてきたらしい
「ひょっとしてあの、ノーブルウィッチーズの方達ですか?」
私「ああ、その通りだ」
「!!」
私「それで、私から聞くが……君の名は?」
「はい!私の名前は――――――」
にぱっ、と彼女は笑い……大きく息を吸い込んで、答えた
「――――黒田那佳です!!!」
これが私とこの元気溌剌な少女・黒田那佳との、ファーストコンタクトであった
お終い
支援ありがとう
やはり二日連続はキツいかな……
……さあ諸君も乗るんだ!このビッグウェーブに!
乙乙!
予約表
20日
21:30
21日
21:00
23:30
さて・・・このHELLSING少佐風お姉ちゃん演説は書いたはいいが・・・これは酷い・・・どうしよう?
>>375
命令は唯一つ!投下だ!
じゃあ投下しちゃうよ?俺とかで出ないけど投下しちゃうよok?
少佐演説に俺を出せるのか・・・?
それでは諸君投下をしよう
バルクホルン「諸君、私は妹が好きだ」
バルクホルン「諸君、私は妹が好きだ」
バルクホルン「諸君、私は妹が大好きだ」
バルクホルン「クリスが好きだ。エーリカが好きだ。マルセイユが好きだ。宮藤が好きだ。リーネが好きだ。サーニャが好きだ。ルッキーニが好きだ。ヘルマが好きだ。ハイデマリーが好きだ」
バルクホルン「自宅で部屋で廊下で居間でベッドでソファーで台所で玄関で空中で士官学校で」
バルクホルン「この地上で行われるありとあらゆる妹とのフラグが大好きだ」
バルクホルン「朝クリスを起こしに部屋に入りその可愛い寝顔を拝んだ後、起こしたとき眠い眼を擦りながらおはようという顔が好きだ」
バルクホルン「『お姉ちゃんおはよ~う』と間延びした気の抜けた挨拶をされたときなど心が躍る!!」
バルクホルン「ネウロイのビームを潜り抜け、コアを破壊する宮藤が好きだ」
バルクホルン「まわりのネウロイなど気にせずに、喜びリーネに抱きつく姿など見たときは、胸がいっぱいになった」
ギラギラと目を輝かせてハルトマン相手に演説している様が見える
バルクホルン「ゴミをばら撒きジークフリード線を超えるほどのゴミで私の領域を蹂躙するエーリカが好きだ」
バルクホルン「それに怒るフリをした私がなんどもなんども叱っても掃除をしたくないと駄々をこね、しかも私にお菓子を笑顔で要求する姿など感動すら覚える」
バルクホルン「問題行為を何度も起こすマルセイユを、何度も怒り喧嘩したときなどもうたまらない」
バルクホルン「私はエースだと駄々をこねながら両手で掴みかかったのを同じく両手で掴んで歯軋りを上げるその怒った顔を眺めつつ、手のひらの感触を楽しむのも最高だ」
バルクホルン「哀れな妹反対主義者達が雑多な理論で健気にも立ち上がってきたのを、私の最高の妹理論が奴らの精神ごと木っ端微塵に粉砕したときなど絶頂すら覚える」
バルクホルン「他の女に妹が盗られ滅茶苦茶にされるのが好きだ」
バルクホルン「必死に愛でる筈だった妹たちが盗られ愛でられ笑う姿を見るのはとてもとても羨ましいものだ」
バルクホルン「リベリオンの胸に押し負けられ宮藤が盗られるのが好きだ」
バルクホルン「圧倒的なその胸に負けニヤケル宮藤をみながら勝ち誇ったリベリオンの顔を見るのは屈辱の極みだ」
バルクホルン「諸君、私は妹を天使のような妹たちを望んでいる」
バルクホルン「諸君、私に付き従う妹志向主義者諸君。君達は一体何を望んでいる?」
バルクホルン「更なる妹を望むか?可愛さが容赦のない天使の様な妹を望むか?」
バルクホルン「妹愛烈火の限りを尽くし三千世界の妹を愛で天使の様な妹を望むか?」
ウィルマ&アウロラ&アホネン「「「妹!!妹!!妹!!」」」
バルクホルン「よろしいならば妹だ」
バルクホルン「我々は満身の力を込めて今まさになでなでしようとしている手の平だ」
バルクホルン「だが、この胸の奥底で何年もの間耐え続けてきた我々にただの妹ではもはや足りない!!」
バルクホルン「大天使を!!究極天使の妹を!!」
バルクホルン「我らはわずかに十五名百人にも満たぬ妹志向主義者に過ぎない」
バルクホルン「だが諸君は一騎当千の姉だと私は信仰している」
バルクホルン「ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1000万の姉になる」
バルクホルン「我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている妹反対主義者共を叩き起こそう」
バルクホルン「ちょび髭を掴んで引きずり降ろし眼を開けさせ思いさせよう」
バルクホルン「連中に妹の味を味を思い出させてやる」
バルクホルン「連中に我々のストライカーの音を思い出させてやる」
バルクホルン「妹と姉のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる」
アァァァホネェェェン!!
バルクホルン「十五名の姉で世界を萌やし尽くしてやる」
バルクホルン「妹志向主義者大隊大隊指揮官より全航空ウィッチ。目標はロマーニャ501統合航空戦闘団上空!!」
バルクホルン「第149次妹を愛でる作戦 状況を開始せよ」
なんでこんなん書いたんだろ・・・?
14人の姉=100万人の妹
バルクホルン=1000万人の妹
なんて姉力・・・
うぃるまさんはシスコンじゃなくね……?
今晩8時、もしくはこの後より予約
分量は少なめ
あ、やべ今見たら航空と戦闘が逆になってる・・・orz
>>394バルクホルンに洗脳されたと思ってくれ
戦争狂で戦闘狂でドMで幼児体系な少佐
ありだと思います(迫真)
「私の名前は、黒田那佳です!」
元気溌剌、天心爛漫な少女、黒田那佳が答える
私「黒田か、よし、覚えたぞ」
私「私の名前は『私』リべリオン海兵隊大尉だ」
那佳「リべリオン海兵隊?………あっ!!」
何かをはっ!と思い出したかのように、黒田が変な声を上げた
どうかしたのかな?と私が訪ねると、黒田はあはははと苦笑いを浮かべながら答えた
那佳「えっと……私、今日からノーブルウィッチーズに配属されることになったんです」
ノーブルウィッチーズ?つまりこの部隊に………いや、違う
おそらく彼女が言っているのは、この私が所属するB部隊ではなくセダンのA部隊のことだろう
彼女が着ている藤色の袴、おそらく扶桑の華族しか着ることが許されていない高貴な物だ
そのことから彼女が貴族魔女で構成されたA部隊に着任するということは簡単に解る
解るのだが…………
私「………」
……どうも彼女からは貴族というイメージが湧いてこない
私「………」
……どうも彼女からは貴族というイメージが湧いてこない
どちらかというと―こう言うと失礼なのだが―庶民っぽいのだ
いやまぁ私も、『いかにも貴族です!』みたいな態度の人間は気に食わんから非常によろしいことなのだが、な
私「つまり君は……行く部隊を間違えた、と」
那佳「あ、あはは……」
居心地悪そうにした黒田がぽりぽりと頬を掻く
「これはまた困ったお嬢さんだね」
カーラが彼女らしい含み笑いをしながら喋る
おいおい、君とてまだ少女ではないか
那佳「あの、そちらの方達もノーブルウィッチーズの?」
私「ああ、その通りだ」
マリアン「私はマリアン・E・カール。リべリオン海兵隊大尉だ」
キリッとした顔つきで、先陣を切るマリアン
ジェニファー「私はジェニファー・J・デ・ブランク。同じく海兵隊大尉です」
カーラ「カーラ・J・ルクシック。残念ながら私は海兵隊じゃなく、ブルーレッグスの中尉だよ」
那佳「マリアンさんとカーラさんとジェニファーちゃんですね!覚えましたっ!!」
ジェニファー「ちゃん!?」
ジェニファーが素っ頓狂な声を上げる
さすがに初対面の相手にちゃん付けされていては溜まったものではない
……が、わかる!わかるぞ黒田君!キミの気持ちも!
確かにジェニファーは『ちゃん』だ!!
那佳「ご、ごめんっ!つい……うっかり」
ジェニファー「あ…え…えっと、大丈夫です、慣れてますから!」
マリアン・カーラ「「慣れてる…ねぇ?」」
ニヤけ面のマリアンとカーラが全く同時に、ジェニファーを小突いた
ジェニファー「な、なんなんですか二人とも!」
ズビシッ!とジェニファーは二人に人差し指を突きつける
とりあえず私は面白そうなので傍観することにした
マリアン「いや?別に?」
カーラ「ただジェニファーはかわいいなぁ、と思って……な?」
マリアン「ああ、そうそうその通り」
全くもって同感だぞ、二人とも!
ジェニファー「う……!う……!う……!…っ大尉~~~~~っ!!!」
がばっ!とジェニファーは私に抱き着く
おおよしよし、いい子だいい子だ
マリアン「あっ!ジェニファー、お前!ずる……何で大尉殿に抱き着いているんだっ!私も抱きつきた……大尉殿に迷惑だろ!」
カーラ「マリアン君、本音が漏れているよ?」
マリアンが鬼気とした表情で、私に抱き着いているジェニファーに迫る
途中何かを言い直していたようだが、あいにく私の胸の中で『ひどいですひどいです!』などと愚痴をぶちまけているジェニファーの声に覆われ、聞き取れなかった
黒田「………ぶっ」
黒田「あっはっはっはっ!!」
私「?」
黒田「あなた達すっごく面白いですね!扶桑の漫才みたいです!」
けらけらと黒田が腹を抱えて笑っていた
……確かにこの状況、他者から見ればいささか奇妙かもしれない
それと漫才か……私も一度扶桑で見たことがあるがいやいや中々楽しめた
改めて扶桑語を学んでて良かったと実感したものだ
黒田「あ、私は黒田那佳扶桑陸軍中尉!よろしくお願いします!」
黒田が三人に向けて、びしっ!と何処か可愛げのある敬礼を行う
軍隊の作法も、彼女の魅力を引き立てる一つと化していた
私「ははははっ……君の方こそ、扶桑の貴族様かと思ったがずいぶんと陽気な人間ではないか」
那佳「え?あはは……えーっと……」
私「……話は我が基地に戻ってゆっくりするとしよう」
私「そのストライカーも壊れているのだろう?治る間ディシジョンでゆっくりするといい」
那佳「ホントですか!?ありがとうございますっ!!!!!」
これで少しの間だが、基地が一層賑やかになるな。結構結構!
……さて……と
私「………司令、私だ。対象の保護に成功、これより基地にエスコートする……それと、回収版を回しておいてくれ、オーバー」
これで、よし
私「それでは諸君!基地に帰投するぞ!」
「「「了解!」」」
那佳「あ、あの……私はどうすれば?」
彼女はちらと煙を吹きだしているストライカーを見ながら、不安げに呟いた
私「ん?……ああ、心配せずともよい」
那佳「え?それってどういう――――」
ひょいっ
那佳「ふへっ!?」
変な声を上げる黒田……ふむ、ずいぶんと軽いな
ジェニファー・マリアン「っ!!!!!!!!」
那佳「あのあのあの私さん!?いったい何をしていらっしゃるのでしょうか!?」
私「何?見てわからんのか?……お姫様抱っこだ」
那佳「あ、そうですか……じゃなくてですね!」
私「心配せずとも君は軽いから何も問題ないぞ、黒田君」
それにたとえ真実でも、一人の少女に重いなどと言うのは礼儀作法以前に一人の男性として失格だ
ジェニファー・マリアン「「問題大有りですッ!!!!!!!!」」
ジェニファーとマリアンが声を揃えて私に迫る
……一体どうしたのだ怖い顔をして?
ジェニファー「大尉殿!お言葉ですが黒田中尉はまだうら若き少女!」
ずいっ!とジェニファーが顔を近づける
マリアン「純情可憐な乙女が、見ず知らずの男性にお姫様抱っこなどという少女の憧れ(笑)その物なことをされていいのでしょうか!?」
ずずいっ!とマリアンも私に迫る、凄い気迫だ
ジェニファー「いや!いい訳ありません!」
ジェニファー・マリアン「「ですから不肖ながら私たちめが、黒田中尉をお運び致します!!!!!!!」」
すごくすごい速さで私をまくし立てる二人。なんというコンビネーションだ!
私「あ、ああ、解った。二人がそう言うのなら彼女のエスコートは任せよう……」
彼女達の気迫に気圧され、少々どもってしまう
ジェニファー・マリアン「「はっ!」」
私は抱えた黒田を、彼女達に任せた
その時カーラはと言うと……爆笑していた
……よく笑う奴だ
私「……よっ、と」
黒田を地面に降ろす、もちろんゆっくりと優しく、繊細な動きで、だ
那佳「あっ………」ボソッ
ジェニファー・マリアン「「なに残念そうな顔してるんだッ!!(ですかッ!!)」」
那佳「えっ!?べ、別にそんなことないよっ!!」
私「?……どうした三人共?」
三人「なんでもありません!!!!!!」
急に黒田が声を荒げた
どうやら二人に何かを言われたようだが小声だったらしく、何を言われたのかは私には知る由もない
私「そ、そうか…まあいい……ならば改めて皆の衆よ!我らが城に帰還するぞッ!!」
「「「「はいっ!!!」」」」
こうして……奇妙な一団にまた一人、奇妙なメンバーが加わったのであった……
お終い
あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!
俺は 那ちゃんかわいいなあと思っていたらいつの間にか投下が終了していた……!何を言っているか以下略
支援ありがとうございました!
私は耳鼻科レベルの鈍感野郎にしていいのだろうか心配です!
(ストパン世界の世界線に辿り着く音)
久しぶりにシュタゲやろうかシャーリー
ほほほほおっほほほほほ
だが鎮火
ウェイクアップ……
タカ! トラ! バッタ!
もうしばらくしたら始めます
スタンバーイ
カモンカモン
ペルソナァ!
(宮藤がヨスガのコトワリを啓く音)
エクステンド?
誕生日なので
そろそろ開始します
支援支援
俺「ウィルマ君、誕生日おめでとう」
ウィルマ「おじ様……私、今日で20になったわ」
俺「そうか……ウィルマ君もそろそろ前線からは退く年齢になったわけだね。今までご苦労様でした」
ウィルマ「ええ……でもこれでもう自分を抑える必要がなくなったわ」
俺「?」
ウィルマ「おじさま……わたし」
俺「ウィルマ君……それ以上君から言わせる訳にはいかないだろ?」
ウィルマ「えっ……?」
俺「ウィルマ君……私のものになりなさい」
ウィルマ「……私、おじ様のものになる」
しえんぬ
*食堂
ウィルマ「という夢を見たのよ、おじ様」
俺「ふーん……だからなんだというのだ?」
ウィルマ「べ つ に ー 」
俺「むぅ……?ならなんでそんな目で私を見る。ウィルマ君もうお昼時だ、そろそろ夢から覚めたらどうだね?」
ウィルマ「もう、おじ様のいじわる」
俺「私は別にいじわるなど言った覚えはないぞ?全く……夢の中で私を良いようにして」
ウィルマ「私の夢の中だけだからいいじゃない」
俺「……。ウィルマ君、一つ聞いておきたい事があるんだが」
ウィルマ「何何?おじ様になら何だって答えちゃうわ。私の3サイズ?上から……」
俺「いや、ウィルマ君の誕生日だよ。そんな夢を見るという事はそろそろなのかね?」
おっおっおっ
ウィルマ「5月20日よ。もうすぐよね……」
俺「そうか……20日か。その日が来たらウィルマ君はこの部隊から離れる事になってしまうのだろうね」
ウィルマ「ええ。どんなウィッチも通る道だし、ここが私の最後の職場になる事も最初からわかっていたもの」
俺「確かに極一部を除いて大抵のウィッチは……」
ウィルマ「でも、一つだけ思い残す事があるわね」
俺「思い残す事?」
ウィルマ「私がこの部隊から離れる前に、おじ様のハートをつかむ事が出来なかった事ね」
俺「」
ウィルマ「どうしてなんだろう?こんな可愛い子が毎日のように迫ってるのに……おじ様はちっともなびいてくれないのよねー」
俺「流石に親子ほど年が離れていては……」
ウィルマ「でも、愛に年齢は関係ないっていうでしょ?」
シエン・モーラン
俺「そう言う事もあるみたいだが……」
ウィルマ「ね?問題ないでしょ?」
俺「だが私は……」
アメリー「おじさまー。角丸隊長が呼んでいましたよー?」
フラン「こんな真昼間からいちゃついてないでとっとといきなさいよ」
俺「ナイスタイミングだ、アメリー、フラン。後でお菓子をあげよう」
アメリー「本当ですか!わーい」
フラン「子供扱いしないでよね!別にお菓子なんて欲しくなんてないんだから」
俺「というわけだ、ウィルマ君。私は角丸君の所へ行ってくるよ」
ウィルマ「ぶー……」
*角丸部屋
俺「角丸君、私に何かようかな?」
角丸「俺少佐、少し相談したい事がありまして」
俺「相談?相談なら私よりウィルマ君にした方がいいぞ?彼女に任せておけば何も問題はないからな」
角丸「俺少佐、そんな遠い目をしないでください。それに……この事はウィルマさんには相談できない事ですもの」
俺「まさか角丸君まで私を……!?言っておくが私は」
角丸「落ち着いて、俺少佐。相談したい事は、ウィルマさんの誕生日パーティーをどうするかの事で」
俺「なるほど、その件についてか。その件については私もどうしようかと考えていた所だ」
角丸「ウィルマさんの事だから、こそこそ準備を進めてもすぐにばれてしまう気がして……」
俺「ああ……絶対にばれる。主にアメリーあたりから確実に漏れる」
角丸「やっぱりそうですよね……どうしましょう。いつもウィルマさんにみんながお世話になっているから何かしてあげたいけど」チラッ
俺「角丸君?何故私をさっきからチラチラとみているのかね……」
テロップは関係無いだろ!!!!!1111
角丸「俺少佐から何かすれば、ウィルマさんも喜ぶんじゃないかな……と思いまして」
俺「……」
角丸「俺少佐!お願いします、腹をくくってください」
俺「えーと……え?」
角丸「諦めて、ウィルマさんの言いなりになってください」
俺「その、なんだ?そんな真顔で言われても困るんだが……」
角丸「いいじゃないですか。ウィルマさんは良い人ですよ?」
俺「そ、そうだな。ウィルマ君はいい娘だな」
角丸「普通の男性なら、簡単に欲情できるようなナイスバデーの持ち主です」
俺「お、おう……」
角丸「家柄だって、凄くいいじゃないですか」
俺「実家はブリタニアじゃ有名な豪商だったか?」
角丸「どこが不満なんですか」
俺「えーと……」
角丸「いい加減もう諦めて、ウィルマさんとキスの1つや2つ、いえ、ウィルマさんはもうアガリを迎えるから既成事実でもいいですね」
俺「まてまてまてまてまてまて」
角丸「あ、結婚式にはみんなを呼んでくださいね?」
俺「」
角丸「どうしてそんなに拒むんですか?私達からみたら2人は物凄く仲良く見えますよ?」
俺「仲良く見えるといっても、まるで親子としてではないかな?」
角丸「いえ?普通に恋人のように」
俺「」
オール・ハイル・ホォォォッシュ!
角丸「俺少佐、ウィルマさんの為に頑張ってくださいね」
俺「(いかん、角丸君は既にウィルマ君の手駒……!?)」
俺「ああ、前向きに考えておくよ……」
*廊下
アメリー「おじさまー!」
俺「アメリーか、お菓子を上げる約束だったな」
アメリー「おじ様とウィルマさんは結婚するんですか?」
俺「」
アメリー「さっき、ウィルマさんが言ってました」
俺「(私の居ない間に……さっきフランも一緒にいたから、既にウィルマ君に吹き込まれた後と考えたほうがいい)」
アメリー「おじさまどうしちゃったんですか?」
俺「アメリー、ウィルマ君とわたしは別に結婚とかするような関係ではないからね?」
アメリー「そうなんですか?てっきりそうだと思ってました。みんなもそう思ってますよ?」
俺「(いかん……更なる変な噂が飛び交う前にどうにかせねば……!)」
*まだ投下されてない本編中に何かがあったり、時間が大分すぎたり、色々フラグがたったり、色々イベントがあった後……
*5月10日 ウィルマさんの部屋
俺「まさかこんな日が来るなんて、ここに配属された時には思っても居なかったよ」
ウィルマ「えへへ、お じ さ ま」
俺「あまりくっ付かない。加齢臭がうつるぞー?」
ウィルマ「おじ様からはそんな加齢臭なんてしないから大丈夫よ」
俺「むぅ……そうか?」
ウィルマ「仮にしたとしても私は全然かまわないしね」
俺「ウィルマ君。最後に確認しておこうか……本当に私でいいんだな?こんな49のもうすぐ50になるジジイで構わないのだな?」
ウィルマ「はい……おじ様がいいんです」
俺「まさか年の差30の娘となぁ……」
ウィルマ「おじ様はやっぱりまだ私じゃ不満?」
俺「いや、そんな事はない。これぽっちも不満だなんて思ってないさ」
ウィルマ「なら、何も問題ないわね」
俺「うーむ……世間的に見れば問題はあるのだろうけど」
ウィルマ「世間の目何て気にしない気にしない」
俺「……」
ウィルマ「あれ?おじ様、こないの……?私はいつでもいいんだけど」
俺「ん、ああ……けどまだ時間じゃないだろ?」
ウィルマ「あと、10分位かしら。10分位いいじゃない」
俺「どうせなら、ちゃんとウィルマ君の誕生日を迎えてからが」
ウィルマ「なら、時間までおしゃべりでもしましょう?」
俺「そうだな……ウィルマ君と出会ったのは赴任初日だったな……」
*時間が経過して……5月20日
俺「誕生日おめでとう、ウィルマ君。そして今までお疲れ様」
ウィルマ「ありがと、おじ様」
俺「それと……ウィルマ君。私のものになってくれるかな?」
ウィルマ「ええ。私、おじ様のものになる……」
*翌日
角丸「みんな集まったわね?もうみんなも知っての通り、ウィルマさんが本日をもって退役される事になりました」
アメリー「今までお疲れ様でした。後は私達に任せてください!」
フラン「もうウィルマがいなくたって私達でなんとかできるし」
ラウラ「……」
角丸「本当にいままでありがとう。ウィルマさん、あなたがこの基地に来てくれたことは本当に助かったわ」
ウィルマ「みんな……」
アメリー「ブリタニアに帰っちゃうんですよね……もう少し一緒に居たかったです」
フラン「そんな事言ってもしょーがないでしょ!」
ウィルマ「あ、そのことなんだけど」
全員「?」
ウィルマ「もう少しだけこの基地に居る事になりそう……かも?」
全員「えっ!?」
アメリー「でも、ウィルマさんは軍を辞めちゃうんですよね?」
フラン「どうしてまだこの基地に居る事になるのよー」
角丸「あらあらまさか……」チラッ
アメリー「!?」チラッ
フラン「まーさーかー?」チラッ
ラウラ「……」チラッ
俺「いや……何で私を見る」
ウィルマ「……・ね」チラッ
俺「……ああ、わかったよ。私の口から言えばいいんだろう?」
ウィルマ「おじ様、お願い」
俺「あー……なんだ?そのなんだ……私とウィルマ君は結婚することにしたから。で、ウィルマ君は私がこの部隊から離れるまでここに残る……と。そういうことだ」
ウィルマ「私、おじ様と結婚することになったから。もうしばらくみんなよろしくね」
アメリー&フラン「えーーーー!?」
ラウラ「ふーん」
角丸「やっぱりね」
俺「何だ何だ?アメリーにフラン……何かおかしいか?」
アメリー「えーと、あの、ウィルマさんと結婚するってことは……」ボンッ
フラン「よくもまー30歳も年下の相手に手をだそーと思ったわよね」
俺「はは……はは……」
ウィルマ「おじさまっ」
俺「ん?」
ウィルマ「」ちゅー
俺「」
全員「(黄色い声)」
ウィルマ「これからも末永くよろしくね?」
終わり
誕生日なので、とは言ったけど……誰も誕生日おめでとうSSだなんて言っていないのさ!
支援ありがとうございましたー
おくれた乙乙
ルッキーニ「ねーわたしー」モグモグ
私「んー?」モグモグ
ルッキーニ「恋ってどんな気分なのかなあ」モグモグ
私「世間一般的には胸が苦しいとか、顔をまともに見ることができないとかだな」モグモグ
ルッキーニ「そっかー」モグモグ
私「そうだ」モグモグ
ルッキーニ「それで私は微妙にあたしから視線をそらしてるの?」
私「……自分で作っておいてなんだがちょっとバニラの匂いが強いなこのホットケーキ」モグモグ
ルッキーニ「ねーねーもう少し聞きたいことあるんだけどさー」モグモグ
私「なんだ?」モグモグ
ルッキーニ「恋って甘酸っぱいとかほろ苦いとかよく聞くよね」モグモグ
私「そうだな」モグモグ
ルッキーニ「私の恋のあたしはどんな味がするの?」
私「……蜂蜜をもっとかけよう」
ルッキーニ「ねーねー」
私「……」ゴソゴソ
私「これくらいだ」ポイ
ルッキーニ「……何これ?」
私「バニラエッセンス」モグモグ
ルッキーニ「甘くておいしそうな匂いで一度舐めたことあるけど苦かったよ」
私「つまりはそういうことだ」モグモグ
ルッキーニ「恋って部分は否定しないんだね」
私「……」モグモグ
ルッキーニ「じゃあ最後に一つだけいい?」
ルッキーニ「愛と恋の違いって何?」モグモグ
私「……ホットケーキを1枚あげよう」
ルッキーニ「うじゅ?」
私「これが恋だ。そのホットケーキを半分にして私の皿に移してくれないか?」
ルッキーニ「うん」
私「これが愛だ」
ルッキーニ「よくわかんない」
私「私もわからない」モグモグ
ルッキーニ「なにそれー!」
私「ほらほら早く食べてしまえ冷めてしまうぞ」モグモグ
ルッキーニ「うじゅー……このホットケーキおいしいね」モグモグ
私「……今度作り方を教えよう」
ルッキーニ「ホント?」
私「ああ」
ルッキーニ「私大好き!」
私「……私も」ボソッ
ルッキーニ「うじゅ?」
私「いやなんでもない」モグモグ
一体何が始まるんです?
袖編もやろうとしたけどそろそろ時間だしこの辺で
思いつくままに書いた反省はしない 支援してくださった方々ありがとうございました
ショタ俺の設定で書いているけど、他の作品と設定をできるだけ被らないようにするのが難しいな
√はまだ決めていないけど、ちやほやハーレムも想像していると面白い
いっそクリスルートにして、
僕「クリスを僕にのお嫁さんにください!」
バルクホルン(妹のクリスと結婚するということは、妹の夫になる。妹の夫になるということは、私の義理の弟になる。私の義理の弟になるということは、
名実ともに私に弟が出来る。可愛い弟と妹に囲まれた生活・・・イイ!)」
バルクホルン「僕・・・クリスを・・・よろしく頼む!」
クリス「やったね僕君!」
という展開を目指すのもありか!
20分になったら投下する
電池きれたせいでID変わっちゃったけど
>>577は俺です
あらすじ
姫様大胆発言
姫様「なんじゃ?わらわはおかしなことでも言ったかのう」
ミーナ「年頃の男女が同じ部屋だけならとにかく、同じベッドでなんてダメに決まっています!」
姫様「普段は一緒に寝ておるが・・・なあ?」
俺「そうですね。最近一緒に寝てますね・・・」
バルクホルン「少々詳しく聞きたい話しだな。なあハルトマン」
エーリカ「そうだねー。ちょっと向こうで詳しく聞きたいね」
俺「別に話すことなんてないけど・・・」
バルクホルン「黙ってこっちへ来い!」ずるずる
エーリカ「ミーナ、尋問は私達にまかせてねー」
エーリカ「俺はこうされるのが好きなんだもんねー?」ギリギリ
俺「オウッオウオウオウッ」
バルクホルン「相変わらず縛られてこうされるのが好きなのか?」パシーン
俺「オウウウウウウウウウウウ、オウッオウオウオウッオウウウウウウ」
バルクホルン「何を言っているのかわからないぞ?」パシーンパシーン
俺「オウウウウウウウ」
エーリカ「にしし・・・俺のここを・・・」バキッ
俺「デュアルコアッッッ!?」
エーリカ「ここをこうされるのも大好きだもんねー?」ニギニギ
俺「ハァハァハァ・・・」
バルクホルン「どうした?もうイったのか?見ない間に随分とヘタレになっているな」
エーリカ「もっと楽しませてよー」にぎにぎにぎにぎ
俺「ハァハァハァハァ・・・さい」
バルクホルン「何だ?聞こえるように言ってみろ」
俺「もっと下さい・・・」
エーリカ「何が欲しいのかなぁー?」
俺「もっと鞭デュアルコアを攻めて下さい・・・」
エーリカ「だって。どうするトゥルーデ」
バルクホルン「我々でなく、ハインリーケを選んだ男にそこまでしてやる必要はあるか?」
エーリカ「だよねー?私達をポイした男だもんねー?」
俺「ハァハァハァハァ・・・」
バルクホルン「そんな目で見ても無駄だ」
俺「ハァハァ・・・トゥルーデお姉ちゃん・・・苦しいよう」
バルクホルン「お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・」
エーリカ「トゥルーデはその言葉に弱すぎだよ!」
バルクホルン「弟の為に!!」ぱちーんぱちーんぱちーんびしっびしっびしっ
俺「もっとぉぉぉ、もっと股間をぶってえええええ」
エーリカ「トゥルーデ、今度は私の番だよ~」
エーリカ「シュトゥルム!!」
俺「ぶひいいいいい」
バルクホルン「やり過ぎではないか?」
エーリカ「この程度じゃだめだよー。この位しなきゃ」ぶちゃっ
俺「デュアルっ・・・でゅありゅうううううううううう」ビクンビクン
エーリカ「俺のは潰れないからやりたい放題だね」
俺「デュアルコアアアアアアアアアアアアアアアッッ」ビクビク
バルクホルン「ふぅ。この位しておけば俺も我々の方がいいと思うだろう」
エーリカ「そうだよねー。デュアルコアを責めてあげられるのは私だけだよー」
俺「」ふらふら
バルクホルン「ミーナ、調教完了だ」
エーリカ「あとはミーナがあれをやれば確実に俺はこっち側にもどってくるよー」
ミーナ「二人ともご苦労様だったわね」
姫様「ミーナ中佐、俺に一体何をしたのじゃ?」
ミーナ「ちょっと昔を思い出して貰おうと、よくしてたプレイを二人にしてもらっていただけよ?どこかの泥棒猫に俺さんを持って行かれる前に、ね」
姫様「俺、目をさますのじゃ!」
ミーナ「俺さん、お座り」
俺「わんっ」
ミーナ「チン○ン」
俺「へっへっへっ・・・」
姫様「・・・」
ミーナ「もう俺さんは完全にこっち側よ」
姫様「・・・くっ」
俺「わんわんくーんくーん」
ミーナ「お利口なわんちゃんにはご褒美をあげないといけないわね・・・こっちへいらっしゃい?」
俺「わんわんわん」
ミーナ「」キュッ
俺「200機撃破ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」びくんびくん
ミーナ「」キュッ
俺「さんじゅうきゅうさいいいいいいいいい」
ミーナ「♯」キュッ
俺「」びくんびくん
姫様「わらわの俺が・・・」
ミーナ「わらわの俺?もう完全に私達の俺よ」
姫様「・・・」
次回に続く?
終わりです、支援ありがとうございました
ミノムシさんばりにミーナさんにキュッキュさせてしまったよ・・・
乙保守です
誰もいないかな...
深夜ですし、保守代わりに投下していきます。
だいぶ急ぐ内容になりました。後で訂正したいところもチラホラ...
次から投下します
あらすじ
504になんやかんやで入隊→訓練する事に
俺「ふぁぁ・・・今日は予定通りの時間に行けそう・・・」
俺「ん?ベンチに居るのは誰だろう・・・ウィッチの人かな」
?「……?」
俺「おはようございますー。朝から何を?」
?「・・・外の空気を吸いに来ただけだ」
俺「そ、そうですか・・・」
?「・・・・・・」
俺(勢いで隣に座ったのはともかく会話が進まないぞ・・・)
?「...食べるか?」スッ
俺「は、はい...ガムですか?」
?「嫌いか?」
俺「いえ・・・頂きます」パクッ
クチャクチャ...
俺「・・・あのー、お名前は一体...」
?「...ドミニカ・ジェンタイル。皆は大将と呼ぶ」
俺(大将?・・・階級なのか愛称なのか・・・)
俺「そうですか、大将・・・自分は俺です。よろしくお願いします」
ドミニカ「俺・・・扶桑か」
俺「まぁその辺りです」(一々生まれを説明するのは面倒だし良いや・・・)
ドミニカ「・・・訓練は?どこまでやったんだ?」
俺「えっと・・・一通りの射撃訓練は終わりました」
ドミニカ「ふむ・・・・・・」ジーッ
ドミニカ「早く飛べるようになると楽しいぞ」ガタッ
俺「そ、そうですか・・・」
ドミニカ「まぁ、無理しない程度に頑張れよ」スタスタ...
俺「はい...」(行っちゃった・・・)
・・・
フェル「俺、今日は空を飛ぶわよ!」
俺「・・・え?」
マルチナ「大丈夫だってー。空を飛んだらすぐに覚えるよ!」
俺(流石に厳しすぎるでしょ!?)
ルチアナ「あの、そう心配しなくても大丈夫です。最初はこの練習機で行うので・・・」
俺「・・・この2つの筒が付いたのがストライカーユニットなんです?」
フェル「そうよ。最新鋭の魔法の箒!、って所ねー」
フェル「でもコレは練習機だから二つの筒なのよ。本当は1つの筒が2つで1セット。覚えた?」
俺「分かりました。乗り方は?」
マルチナ「その筒に裸足になって脚を入れて魔法力をつぎ込むだけだよー」
俺「な、なるほど・・・」
フェル「今回は俺は何もしなくていいわ。私達がアシストして飛ばすから」
フェル「...で、誰が良い?」
俺「・・・誰とは?」
フェル「一緒に飛ぶ人よ。私達の中から一人選びなさい」
マルチナ「俺ー!一緒に飛ぼう?」
ルチアナ「あの・・・よろしくお願いします」
俺(誰を選ぶと言われても・・・うーん・・・)
俺「・・・ではフェル隊長で」
フェル「なら私が俺の初めての相手って事ねー」フフフ
俺「その言い方はどうかと...」
マルチナ「ちぇー。僕も一緒に飛びたかったなー・・・」
ルチアナ「ティナは流石に身長差が大きいなら無理じゃ・・・」
マルチナ「むー...」ムスムス
俺「えっと・・・裸足で脚を突っ込めば良いんですよね」(中の空間はどうなっているんだ・・・?)
フェル「ええそうよ・・・っと」
ギュッ...
俺「た、隊長!?どうして手を回しているんです!?」
フェル「こうでもしないと危ないからよ?・・・ふふっ、俺ったら照れてるのー?」ボソッ
俺「そ、そんな事は無いです!あまり膨らみも感じなイタッ!?」ゴツッ
フェル「一言余計よまったく!...」イライラ
フェル「さぁ、発進するわよ!」
俺「っていきなりですかっ!!――」
ブォォォォォォォ....
フェル「・・・ほら、すぐに上がったでしょ?...俺?」
俺「凄い・・・凄い・・・」
俺「海が真下にあるなんて・・・今本当に飛んでいる・・・!!」
フェル「フフフ・・・さぁ、もっと高度を上げていくわよー!」
俺「うわっ!...雲より高い・・・」
フェル「この辺りが限界ね。どう?空を飛んだ気分は?」
俺「・・・世界から離された感じですね」
フェル「今からここが貴方の世界よ。自分で飛べるようになればもっと楽しめるわ」
俺「・・・フェル隊長、今日はありがとうございます」
フェル「お礼なんて良いわよ。これからたっぷり働いてもらうんだから・・・」
フェル「さーて、慣らし終わった所で・・・っと!」
フェル「これから軽いマニューバを入れていくからしっかり耐えるのよー。良いわね?」
俺「え?マニューバって何なんで.....
......
俺「……」グッタリ
ルチアナ「俺さん大丈夫ですか!?」
マルチナ「大丈夫ー?」
フェル「今から陸戦ウィッチになる?」
俺「....いえ、慣れていなかったので・・・大丈夫です。何とか慣れてみます」
フェル「まぁ今日はゆっくり休むのよ。明日からは本格的に訓練を行うから」
フェル「俺ならすぐ、自由に空を飛べるようになると思うわ・・・」
俺(自由に空を飛ぶ・・・か。良い響きだな)
・・・
竹井「・・・? こんな朝早くから誰かしら...」
俺「いっちに、いっちに、いっちに・・・」ダッダッダッ
竹井「俺くん、ジョギングでもしているの?」
俺「あ、竹井大尉・・・おはようございますー。今日も飛行訓練があるので準備運動をしていました」
竹井「フェルナンディアさんに言われたから?」
俺「いえ、自主練習です。飛行の前に慣らしておこうかなと・・・」
竹井(結構熱心なのね・・・良い事だわ)
竹井「今日はどんな訓練をするの?」
俺「全然聞いていません。昨日は飛行中における射撃訓練だったのでその続きでは無いでしょうか」
竹井「そうなの・・・頑張ってね。俺さん」
俺「はい!では行ってきます!」タッタッタッ
竹井(フェルナンディアさんなら次の訓練はきっと・・・)
・・・
俺「模擬戦!?本当に撃ち合うんですか!?」
フェル「ええそう・・・別に実弾で撃ち合う訳じゃ無いわよー。ペイント弾を使うの」
俺「当たったら痛いですよねコレ...」
マルチナ「ちょっとは痛いけどそこまでじゃないよ。当たらない方が良いけどねー」
俺「分かりましたが・・・流石に勝ち目なんて無いですよ?多分この基地の誰よりも弱いでしょうし・・・」
フェル「腕前拝見くらいの意味しかないから、そこんところは難しく考えなくても良いわ」
フェル「今回の相手は私達の中から...」
?「私が相手をしよう」
俺「ドミニカ大将!?」
ドミニカ「ん?駄目か?」
フェル「いや、別に良いんだけど・・・」
俺「待ってください。彼女はかなり強いんじゃないですか?」ボソボソ
ルチアナ「はい。格闘戦では多分基地内でもトップクラスの強さかと・・・」ボソボソ
俺「・・・フェル隊長~」
フェル「別に良いじゃなーい。向こうから闘いたいって言ってるのよ?」
俺「...大将はどうして自分と闘いたいと思ったのですか?」
ドミニカ「・・・気分だ」カチャカチャ
俺(あ、コレ確実にやる気満々だな・・・)
フェル「男ならここでカッコイイ所を見せるのよ!もし勝ったらご褒美をあげるわ!」
俺「ならタオルをお願いします。ペイントまみれになっているので」
俺「では・・・大将。行きましょう」
ドミニカ「腕前拝見だ、俺」
・・・
ジェーン「あれ?大将がどこ行ったか皆さん知りませんか?」
フェル「ドミニカの事?今空に上がっているわよー」
ジェーン「え・・・もしかして模擬戦をしているんですか!?それにあの相手は...」
マルチナ「俺も結構頑張ってるよねー。大将相手にしてアレだけ頑張ってるんだもん」
ルチアナ「でも・・・ドミニカさんが手加減している可能性もあります」
ジェーン「・・・・・・それは無いと思います」
フェル「? それってどういう意味?」
ジェーン「・・・大将は結構、本気で戦っているように見えます」
ドミニカ「・・・中々良い回避機動だ」ダダダダッ!
ドミニカ(すぐに終わると思っていたが・・・)
俺「やっぱり強いですね、大将!」ダダダッ!
ドミニカ(どうして弾が当たらない・・・?)
俺「連射力も装弾数も負けている以上、距離を詰めるのは自殺行為...っ!」ダダダッ
ドミニカ「・・・甘いな」ダダダダダダッ...
ヒュンヒュンヒュン...
俺「ギリギリ回避出来たか...」
ドミニカ(どうして・・・弾が避けている?いや、弾道には何も変わりない・・・)
俺「一度距離を離して態勢を立て直すしかない・・・ッ!」ダダダッ!
ドミニカ「くっ・・・」パスッパスッ
ドミニカ(回避したのに向こうの弾が掠って・・・何が起きているんだ?)
ドミニカ「なら...」ポイッ
俺「M1919を捨てた!?」
ドミニカ「当たる距離まで近づく...」カチャッ
俺(マズイ・・・トンプソンだとこっちよりも軽い。このままだと追いつかれる...!)
俺「もっと早く・・・魔法力全開!」キィィィィン!
ドミニカ「あと70m...60...」カチャッ
俺(このまま追いつかれるのなら・・・反転して弾を撃ち込む!)クルッ
ドミニカ「...遅い!」カチッ
ダァンッ!......
ジェーン「大将!!....?」
マルチナ「どっちが勝ったの・・・?」
フェル「...俺の方に被弾は?」
ルチアナ「ここからでは確認が難しいですね・・・二人で一緒に飛んでいるようですが」
ドミニカ『こちらドミニカ・・・ジェーンは居るか?』
ジェーン「はい!」
ドミニカ『帰ったら上着を洗ってくれ。一発食らったからな』
ジェーン「わ、分かりました!」
マルチナ「もしかして・・・本当に俺が勝ったの?」
ドミニカ『そうだ。私の負けだ』
フェル「俺はどうなったの!?さっきから何も聞こえないけど...」
ドミニカ『今は気絶している。どうやら魔法力を使い過ぎたようだ』
フェル「気絶って・・・なんで模擬戦で無茶しているのよ。先が思いやられるわ・・・」ハァ
ルチアナ「どうしましょう?俺さんの為に何か飲み物でも持って来ましょうか?」
フェル「そうね、お願い・・・まぁ勝った事は褒めてあげないとね」フフッ
・・・
とりあえずここまでで終わります。
だいぶ飛ばしています。短めになりそうです。
それではお休みなさいませ。
このSSまとめへのコメント
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