俺「SSの書き方とかよく分かんないけど皆のアドバイス貰えばなんとかなるだろ」 (121)

俺「SSなんて簡単だろう」カタカタカタ
妹「あっお兄ちゃん何してるの」
俺「SSを書いているのさ」カタカタターン
妹「わあ面白そうねどんなお話なの」
俺「まだ何にも考えてないぜ」カタカタカターン
妹「あらそうなの?お兄ちゃんかぶいてるわね」
俺「読んでる人がなんとかしてくれるさ」カタカタタン

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401292874

ぼく「とりあえず安価してみようか」ニヤア

 
妹「あっお兄ちゃん早速優しい人がアドバイスくれたわよ」

俺「本当だ。なるほど、一行開けると見やすいのか」

妹「あと、メール欄にsagaって入れるんだって」

俺「ん、さっきからsage入れてたぞ」

妹「sageじゃなくてsagaですわ、お兄様」

俺「なるほどなぁ、いきなりキャラ変えてきたなぁ。sagaを入れるとどうなるんだい」

妹「sagaを入れると、NGワードで文字化けしてしまうことが無くなるのですわ」

俺「文字化け? NGワード?」

妹「その・・・殺すとか死ねとかビチグソとかですわ」

俺「なるほどなぁ、勉強になったぜサンキュー妹」

妹「ですがまだまだお兄様は勉強不足・知識不足ですわ」

俺「え、なんだって まだまだ足りないっていうのかい」

妹「立派なSS書きになるのが夢なのでしょう。もっとアドバイスをもらいましょう」

 
俺「安価ってやつをするといいらしいぞ」

妹「ふむ、安価ですか」

俺「そもそも安価って何なんだい」

妹「安価ってのはアンカーのことですわ」

俺「さっぱり分からないよ妹 何で今リレーの話が出てくるんだい」

妹「そのアンカーじゃないですわ」

俺「なんだそのアンカーじゃないのか」

妹「お兄様ったら アッハッハ」

俺「アッハッハ」

妹「安価というのは、物語の未来の展開を読者に決めてもらう方法ですわ」

俺「なんだいそれは」

妹「とりあえずやってみましょう」

妹「>>7

俺「えらい適当な投げ方だな」

絶対お前書き方知ってるだろwwwwww
やっぱりストーリーしっかりしてた方がいいんじゃないかな?
SSの書き方を勉強しつつ○○する……みたいな

これはいきなりぶち当たりましたねえ……

 
妹「・・・・」

俺「ん?妹?どうしたんだユサユサ」

妹「くわっ」

俺「ひっ」

妹「絶対お前書き方知ってるだろwwwwwwwwwwww」

俺「ひー」

妹「やっぱりストーリーしっかりしてた方がいいんじゃないかな?」パクパクパクパク

俺「もしもし警察ですか」

妹「SSの書き方を勉強しつつ○○する……みたいな」パクパクパクパク

俺「こわいよー」

妹「はっ私は何を」

警察「どうしました」

俺「まちがえました」

警察「そうですか、では」ガチャバタン

妹「こんな感じで大変になっちゃうのですわ それが安価ですわ」

俺「ろくなもんじゃねぇ」
 

 
妹「つまり安価とは未来の読者に展開を託す方法なのですわ」

俺「なるほどなぁ」

妹「安価にも色んな出し方があるのですわ」

俺「例えば?」

妹「>>○○-○○の中から好きなもの選ぶとか」

俺「なるほど、ある程度こっちで選べるって嬉しい」

妹「こっちで選択肢を①②③で示して、番号だけ安価で決めるとか」

俺「おお、それならよっぽど変な展開にはならないぞ」

妹「色んな出し方があるのですわ」

俺「やっほー勉強になったぜ これで俺もいっぱしのSS書きだぜ」

妹「お兄様よく聞いてましたの?プンスカプン」

俺「え、なんだって?」

妹「ストーリーをしっかり、というアドバイスもいただいたのですわ」

俺「でもストーリーなんてよくわかんないぜ ノリじゃだめなのかい」

妹「だめなのですわ もっとよくアドバイスを聞くのですわ」

 
妹「それに、草を生やさないというアドバイスも大事ですのよ」

俺「草って何だい」

妹「wwwwwwww←これですわ」

俺「でもそれを使うと楽しい感じになるよ」

俺「ぶなしめじwwwwwwwwwwww」

俺「ほら」

妹「言葉のチョイスが謎ですわ 草を生やすと楽しい感じなのは否定しませんわ」

妹「でもなんか、急にネット用語が混じると俗っぽくなってしまうのですわ」

妹「人によっては、世界観が壊れた、没入感が損なわれた、と感じてしまうのですわ」

俺「たしかに」

妹「例えば時代劇のシーンでルンバが登場したらどうしますか? 台無しでしょう」

俺「例えのインパクトで全部吹っ飛んじゃったよ とにかく草生やさないことなんだね」

妹「その通りですわエッヘン」

やっぱ安価って糞だわ! コンマの方がマシだな!

 
俺「お、またアドバイスだ」カチカチカタカタ

妹「ストーリーについてですわね」

俺「ストーリーは起承転結が大事、だってさ」

妹「お兄様、起承転結はご存知ですわよね?」

俺「始まりー→ちょっと盛り上がりー→サクサクいかないー→ハッピーエンド でしょ?」

妹「乱暴ですけどまあいいですわ 要はその起・承・転・結をどう書いていくか、物語を運んでいくか、ですわ」

俺「そんなもんチョチョイのチョイやで」

妹「ジョイ君みたいには行かないですわ」

俺「じゃあどうしろってんだよー」

妹「まったく、どこまでも他力本願ですわね。 スレを見るといいですわ。きっとアドバイスが書かれていますわ」

 
俺「見たけど載ってないぜハニー」

妹「まあハニーだなんて/////」クネクネ(←体をクネクネさせている)

俺「ところでコンマって何だい 逆から読むのかい」

妹「慰謝料取れるレベルのセクハラですわ コンマというのは2014/05/29(木) 01:58:35.09←これの2ケタの数字のことですわ」

俺「その数字をどう使うんだい」

妹「安価と同じように、>>○○のコンマが偶数だったら~とか奇数だったら~とか使うんですわ」

俺「なるほどー完全にランダムな感じで面白いかもしれないな」

妹「作者にも読者にも展開が予測不可能なのがキモですわ ギャンブルのシーンや戦闘シーンで使えばゲーム性が増すのですわ」

俺「なるほどなぁ 読者参加型SSって感じで楽しそうだぜ」

妹「使い方次第で可能性は無限大ですわ」

俺「じゃあ↓コンマ偶数で妹が爆発する 奇数で妹が爆散する」
 

起 起業する
承 承認される
転 転勤になる
結 結末を迎える

 
 ドカーンパラパラ

妹「ひどいですわ」

俺「ところで俺はSSに目覚めたぜ」

妹「イビキかきまくってると思いますわ」

俺「まあ見ててくれ俺の文才に驚嘆するがいい」ニッ

ーーーー

皆さんこのスレ開いてくれてありがとうございます
俺はSS初心者ですけどマジでビッグな書き手になるんでよろしくお願いします
学生なんで更新まちまちかも・・・がんばります(^^ゞ
登場人物を紹介する

勇者「よっ、勇者だよろしく頼むぜ」

俺「主人公なのに軽いなぁ」

勇者「ほっとけ!」

俺「続いてヒロインが」

ーーーー

妹「ちょっと待ってくださいまし」

俺「なんだよいいところなのに 今から俺が大好きな幼馴染ちゃんに良く似たヒロインを登場させようとしてたのに」プンスカ

妹「まずですね ええっ   前書きが  ええっ」

俺「前書きが何」

妹「そういう痛々しい前書きはやめた方がいいですわ」

俺「なんでさ」

妹「読者はSSを読みに来てるんであって作者の個人情報とか意気込みとかクッソどうでもいいですわ」

妹「作者の個人情報とか意気込みとかクッソどうでもいいですわ」

俺「2回言うことかな」

妹「あとキャラとの掛け合いもどうかと思いますわ」

俺「え、いいじゃん なんか楽しそうで」

妹「読者は『キャラクター』が『物語の世界』で活躍するのを読みに来ているのですわ」

妹「作者という現実世界の人間と絡ませれば、キャラの世界観があいまいになってしまいますわ」

妹「SSの強みは『世界観へ没入感の瞬発力』ですわ」

妹「それを捨てていきなり『はーいwwここが楽屋裏ですよww』ってやる作者は馬鹿じゃねーのって感じですわ」

俺「急にべしゃりが達者になったね」

妹「特に思い入れもありませんが一応」

俺「ここ一番の熱意を感じたよ」
 
妹「まあ、わたくし個人の意見ですけどね」

俺「とってつけたように」

 
カチカチ

俺「おっ、アドバイスがいっぱい来てるぞ」

妹「あ、////が全角なのが気になるって書いてありますわ」

俺「確かになんか無駄に面積取ってるしな 次から気を付けようぜマイハニー」

妹「だから私はハニーでは・・・////」

俺「あと無駄な説明はいらないんだな」

妹「まあ、基本的に擬音語で何とかなるのがSSですから」エッヘン

俺「ふむ、勉強になるなぁ」シコシコ

妹「擬音語も全  えっ」

俺「どうしたの」ニコニコ

妹「見間違いでしたわ 擬音語も半角の方が見やすいですわよ」

俺「えっ、そうなの?」 ガタ

妹「SSでは常識でしてよ」 フフン

妹「擬音語だけじゃなく、枠外の台詞としても使えますわ」 オーケー?

俺「うん、わかった」 セリフトシテモツカエルンダネ

妹「やりすぎると見づらいしウザい感じになりますわよ」

俺「了解」 ビシ
 

 
俺「そういえばストーリー運びの方のアドバイスはどうなったんだい」

妹「ストーリー運びで大事なのは、最初と最後を決めておくことですわ」

俺「最初と最後?」

妹「よくあるパターンが、」

『こんな面白いアイディア思いついた!』
  ↓
『こんな書きたいシーンも思い浮かんだ!これは盛り上がるぞー!』
  ↓
『オチも〆も考えてないけど、ま、書いてくうちに何とかなるっしょ!』
  ↓
『何ともならなかったっしょ!』

妹「よくある息切れSS」

俺「手厳しい」

妹「だからエンドを考えておくのはとても大事なのですわ」

妹「ゴールを定めておけば、おのずとそこへ向かうための伏線や展開も定まってきますわ」

妹「ゴールを決めずに走り出しても途中で遭難してエタるのが関の山ですわよ」

俺「じゃあオチ考えるのが大事なんだね」

妹「その通りですわ」

俺「うーん、じゃあ最後は勇者が村に帰ると幼馴染が王様の性奴隷になってるエンドだ」 カキカキ

妹「NTRエンド!?」
 

プロット? いえ、知らない子ですね……

 
俺「よーし、ストーリー運びも何となくわかったぞ 早速書くぜ」

妹「お兄様、書くって・・・どうやって書きますの?」

俺「え? そんなもん適当にパパッと」

妹「え? ぶっつけで直書きですの? まあ即興SSなら・・・」

俺「即興? 馬鹿言っちゃいけないぜ 俺は大長編を書くんだぜ」 ヘヘッ

妹「・・・・」

妹「大長編を、その書き込みフォームに直書きで書いてくおつもりですの・・・?」

俺「おうともよ」

妹「・・・はあ、もうちょっと勉強が必要ですわね」
 

寝るんだぜ

・・・←これをあえて使う人もいるが、基本的には三点リーダを二連続で使うんだぜ……。←こんな感じにな!


あとはストーリー作りと、自演の方法だな!

同じ語尾を連続で使わないことだな
このSSだと妹ちゃんがですわで終わりすぎ

同意ww←単芝じゃない
wwwwwwwwww←単芝は氏ね
ワロタwwwww←半芝は氏ね!

ぼく「芝一個は氏ね!ww」←煽り

saga忘れてた……

同意w←単芝じゃない
www←単芝は氏ね
ワロタww←半芝は氏ね
ぼく「芝一個は氏ね!w」←煽り

地の文なら同じ言葉を使い過ぎないとか
最後は「た」とか「る」のどっちかで終わらせすぎないとか

~だった。
~だった。
って一つのレスに同じ終わり言葉で済ませないようにするってのを気を付けてるは

>>35の続き

俺「勉強って何なのさ」

妹「長編物語を矛盾なく、かつ全体を見通しながら書く為に必要なもの・・・分かりますか?」

俺「情熱!!!」

妹「まあ、正解ですわ 他に」

俺「根性!!!!」

妹「その通りですわね、他に」

俺「忍耐!!!!!」

妹「あのですね、もう少しスマートな」

俺「センス!!!!!」

>>34「プロット」

妹「そう、正解ですわお兄様」

俺「やったぜ」

妹「プロット、つまり物語の設計図のことですわね」

俺「?」

妹「お兄様、プロットや簡単なメモ等も用意せずに長編を書くつもりでしたの?」

俺「おうよ」

俺「ところでプロットって何?」

妹「えっ 例えば、物語の全体像を時系列(年表)にしたものや、キャラのプロフィールのメモ等ですわ」

俺「それがどう役に立つの?」

妹「平たく言うと、書き手自身が時系列と因果関係を把握できますの。」

俺「そんなの書き手なんだから分かってるに決まってるじゃん」

妹「それがですね・・・例えプロの世界でも、初期の設定が破綻したり、矛盾が生じたりするのですよ・・・マジで」

妹「ましてや素人たる我々が『きちんと』SSを書こうと思ったら、簡単なプロットは作った方がよろしいですわね」

俺「なるほど。 でも俺はプロット作らずにノリで書きたいよ」

妹「そこらへんは完全に個人の判断に任せますわね。 性に合う、合わないがありますから」

妹「ちなみにかの有名なスティーブン・キングはプロットを作らない小説家として知られています」

妹「あの数々の大作を頭の中だけで完結させているのです。 彼の頭の方がホラーですわね」

俺「誰と話してんの」

妹「メタネタは一定数の読者がアレルギーを起こしますから控えてくださいまし」

俺「はい」

妹「まあ、シナリオ運びや物語の流れが重要なSSを書こうと思ったら、プロット作成をオススメしますわ」

俺「ふーむ」

妹「まだ納得行ってませんわね」

俺「だって、そんなの事前に作るのめんどくさいんだもん」

俺「そんなに力入れてSS書くのって、ラノベとか読んで文芸部入ってちょっと趣味で小説書いてます(暗黒微笑)みたいな痛い人がやってそうだし」

妹「偏見も甚だしいですわね」

俺「だから、SSではプロットとやらの必要性をあんまり感じない」
 
妹「お兄様、SSの『得意分野』って何だと思います?」

俺「得意分野?」

はい!せんせー!
勢い!ノリ!だと思います!
あと読者が近くに感じます!

妹ちゃん、乗っ取りされないために酉つけようぜ。

 
俺「あんまし文章とか書けない人でも、ソッコーで書けるイメージ。 なんだろ、ハードルが低い」

妹「ですわね。 他には?」

俺「他? えーと、さっき妹ちゃんが言ってた、瞬発力かな」

妹「瞬発力。 そう、SS(特に台本形式)は『一目で誰が何をしゃべっているかが分かる』仕様……」

妹「読者の脳にイメージを叩き込むスピードは小説の追随を許しません」

俺「ふむふむ」

 ガチャ

>>61「あと読者が近くに感じます!」

 バタン!

妹「そう。 直にコメントを貰い、また安価で参加してもらう。読者との距離の近さも掲示板で書くSSならではの愉しみですわね」

俺「何だ今の」

妹「では、逆に不得意な分野とは? 分かりますか?」

俺「不得意・・・」

妹「小説と比べると分かりやすいですわ」

俺「小説・・・あ、」

俺「背景とか状況の細かい描写が苦手なんだ。 小説なら色々と書きようもあるけど・・・SSだとキャラに説明させてスピードワゴン状態になったり・・・」

妹「その通り。 もちろん細かい描写も、地の文を混ぜたSSならある程度は可能です。 でも、文章主体の小説には描写力では勝てませんわ」

俺「ふむふむ。でもそれとプロット作りに何の関係が?」

妹「普通、小説では『描写力』と『ストーリー』が重視されますわよね」

俺「だね。 どんだけ文章で伝えるのが上手いかー、と、お話がワクワクするかー、だよね」

妹「そして、先ほど言ったように、SSではその描写力が封じられているに等しいのですよ」

俺「!」

妹「つまり?」

俺「ストーリー性のウェイト(重き)が増す・・・・ってこと?」

妹「その通りですわ。 そして、そのストーリーが破綻してしまうと、SSとしてはそのダメージは小説の比ではないのですよ」

俺「ふあ・・・まさにSSのアキレス腱・・・ウィークポイントってこと?」

妹「ですわ。 だからこそ、SS書きはストーリーを重視する傾向が強いのですわ(当社比)」

俺「なるほどー。 で、ストーリーをなるべく補強したり洗練したりする道具が、プロットな訳だ」

妹「そう・・・その通りですわ! 素晴らしいですわ、お兄様! お兄様のプロット作りを・・・」

俺「やだめんどい」

妹「SSを書くのに便利なツールを紹介しますわ」

俺「うん」

 
妹「こちら、StoryEditorですわ」

 http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se051723.html

俺「どういうソフトなのこれ」

妹「要するに『小説を書くのに特化したメモ帳』だと思えばいいですわ」

俺「普通のメモ帳じゃダメなの?」

妹「見出しをつけたり、階層状にしたり、痒いとこに手が届く仕様になってますわ」

妹「動作が軽いのも魅力的ですわね」

俺「よーし、これでいっぱい書き溜めもできるぞ!」

妹「あ・・・それと、書き溜めについて一つご注意が・・・」

俺「え?」

妹「データのバックアップはこまめに取っといた方がいいですわ・・・」

妹「そう簡単にデータは消えないだろう、と思ってる方も多いのですが・・・」

妹「『急にPCが壊れて書き溜め飛んじゃった(;;)』って書き込みはかなり多いのですわ。 要注意ですわ」

俺「え、それモチベが下がって全然書き溜めが進んでないクセに読者からの褒め言葉と慰めが欲しい馴れ合い中毒の書き手が言い訳代わりに書いてるだけじゃないの」

妹「そんなことあるわけないですわ わたしはみんなをしんじていますわ」
 

 
俺「よーし、色々分かって来たぞ これで俺も一人前だぁ」

妹「お兄様・・・ですが・・・」

 ガチャ

>>38「三点リーダ」

    バタン

妹「そう、三点リーダの使い方がまだまだですわ」

俺「何だ今の」

妹「これまで『・・・』という表現を使ってきましたが、正しくは『……』ですわ」

俺「何それ決まってるの」

妹「一応、物書きの作法として決まっているそうですわ。 『…』×2。 これが鉄則ですわ……」
参照:物書きのための文章作法 http://bunsyousahou.web.fc2.com/santenleader.html

俺「なるほど……良く分かったよ……」

妹「分かってくれて嬉しいですわ……」

俺「確かにこっちの方がなんか頭良さそう……」

妹「でも……あまり乱用してしまうと、逆に読みづらくなってしまうので注意が必要ですわ……」

俺「ククク……三点リーダをマスターしたぞ……」

妹「お兄様……聞いてました……?」

俺「よしっ……! これで俺もっ……! SS書きのっ……一員っ……! 一員っ……!!」

妹「なんかざわざわしてきましたわ」
 
俺「僥倖っ……! 至福っ……! 悦楽っ……!」 グニャァァ

妹「使いすぎると本来望んでいなかった雰囲気になったりしますわ。 乱発は気を付けましょう」
 

 
妹「お兄様、まだまだアドバイスは続きますわよ」

俺「うへー」

妹「その手紙を開いてくださいまし」

俺「なんだなんだ」 ガサゴソ

>>45『同じ語尾を連続で使わないことだぞ』
>>55『同じ言葉を使いすぎないこと』
>>59『同じ終わり言葉で済ませない』

俺「何この怒涛の語尾フェチ」

妹「それぐらい大事なことなのですわ」

俺「語尾なんて誰も気にしてないって」

妹「いえいえ、文章の全体のテンポや空気にかかわるのですわ。 ちょっと次の文章を読んでくださいまし」

───

男は目覚まし時計で起きた。
時計は7時だった。
男は大きく伸びをした。
目をこすりながらベッドを降りた。
ふと、違和感に気付き動きを止めた。
男は頭を掻いた。
今日は土曜日で休日だった。

───

妹「どう思いました?」

俺「休日の前夜は目覚まし時計を切っとこう」

妹「……」

俺「た。た。た。た。って何か変。 小説っていうより報告書とかを読んでるみたい」

妹「その通りですわね。 これが、語尾が文全体の雰囲気にかかわる、ってことですわ」

妹「人間は声に出さなくても、頭の中で文章を読んで、音として認識しています」

妹「音とは即ちリズム。 そのリズム感に大きく関係してくるのが、文章の語尾なのですわ」

俺「えー、リズムってそんなに大事?」

妹「文学とリズムは切っても切り離せませんわ。 五七五のリズムで趣を演出する俳句。 押韻により流麗な表現を奏でる漢詩」

妹「人は古来からリズムとテンポを意識しながら文学を紡いできたのですわ」

妹「小説、記事、キャッチコピー……物書きは皆、句読点の一つ、語尾の一文字に神経をすり減らして、読者を震わすリズムを模索しているのです」

俺「んなこと言っても妹ちゃんプロじゃないから分かんないでしょ」

妹「そう偉い人が言ってたのです!!! とにかく語尾を同じ調子ばかりにしてしまうと、文全体が間延びしてダレてしまうのです!!」
 

 
俺「なるほどなぁ。でも、↑の文章をどう変えたらいいの」

妹「手っ取り早いのは、『~た。』の部分を『~る。』に変えて、ミックスすることです」

俺「ほう。確かにそれなら た。地獄 から抜け出せるね」

妹「それと、体言止めも有効ですわ」

俺「タイゲンドメ?」

妹「文末を名詞で終わらせることですわ」

俺「ほう。 かっこいい兄、とかイケメンな兄、とか?」

妹「あー、うー、えー、 はい。 では、それらを踏まえて実際にさっきの文章を直してみましょう」

───

男は目覚まし時計で起きた。
時計は7時だった。
男は大きく伸びをした。
目をこすりながらベッドを降りた。
ふと、違和感に気付き動きを止めた。
男は頭を掻いた。
今日は土曜日で休日だった。

 ↓↓


男は目覚まし時計で飛び起きた。
時計を見ると時刻は7時。
男は伸びをすると、目をこすりながらベッドを降りた。
ふと、違和感に気付き動きを止める。
頭を掻く男。
今日は、土曜日……休日だ。

───

俺「さっきよりマシかも」

妹「語尾を変えることで、読者を飽きさせない=読み進めやすい文章が書けるのです」

俺「最後の文章は、男の独白みたいになってるね。 今まで三人称視点っぽかったのに」

妹「そう、いいところに気が付きましたわ。 最後を主人公の内心ぽく書くことで、『話し言葉調』に変えることができるのです」

俺「なるほど、それなら語尾のバリエーションも増えるね」

妹「イエス。 語尾を変えるには視点を変えることも有効ってことですわ」

俺「なるほど、為になる。 ありがとう妹」

妹「えへへっ……////」
 
俺「そう言って妹は恥ずかしそうに微笑んだ。 やっぱり私……お兄ちゃんのこと考えると、子宮が」

妹「待って」
 

 
俺「よし、これで完璧だぜ」

妹「はぁ……お兄様ったら、まだ大事なことを忘れていますわ」

俺「え? まだ大事なことがあるの?」

妹「もちろん! このSS速報で書き続ける為に、とっても大事なことですわ!」

俺「SS速報で……? どういうこと?」


天井「ギィ パカ」

>>62「酉」

    バタム!


俺「!?」

妹「そう、酉、つまりトリップですわ」

俺「何それ ASKA?」

妹「デリケートな名前出さないでください。 トリップとは名前の後ろについている◆tripTRIPこんな感じのものですわ」

俺「ああ、そういえば糞コテの後ろとかに良くついてる」

妹「糞は余計ですわ それはいわゆる『なりすまし防止の暗号』だと思えばいいですわ」

俺「なりすまし防止?」

妹「例えば、お兄様がSSを書いていたとする。 そして、ある日突然、お兄様のSSスレでお兄様を名乗る何者かがSSの続きを勝手に書いていたら……!」

俺「男だったらブチ殺す」

妹「フェミと取っておきますわね そう、乗っ取られるとショックですわよね? それを防止するために、連載作者は大体トリップを付けているのですわ」

俺「なるほろ でもどうやって付けるの?」

妹「名前欄に『test#test』と入れて、テストスレに書き込んでみてください」

俺「はいよ test#test と……」 ポチ

妹「できました?」

俺「名前が『test ◆.CzKQna1OU』ってなって、書き込まれてるよ」

妹「どれどれ?」 ヒョイ

俺「あ、見なくていいよ」

妹「? とにかく、それがトリップということですわ。 #好きな言葉→◆暗号文字 に変換されるので、『自分にしか出せない暗号』を持つことができるのです」

俺「おー」

妹「ただ、入力した好きな言葉が他の人と被ってしまうと、最悪の場合、自分のトリップがバレてしまう可能性があります」

妹「なので、オススメは好きな言葉+好きな数字 ですわね。 それならまああんまり被ることは無いですわ。」

妹「トリップ被りを防ぐために、テストスレで一回テストして、出たトリップをグーグルで検索することをオススメします」

俺「了解~ 早速つけてみよう」
 

俺「今日はここまでにしとくか」 カタカタッ ターン

文章作法のルールは分かっててわざと破るんなら問題ないんだよ

俺は半角中黒の「・・・」を使いたい
「……」は2個だと長すぎるし小説みたいに格好つけてて臭い
でも…が1個だと短すぎる
半角中黒なら間の秒数に応じて「・・・」と「・・・・・」で使い分けられる

それと間の抜けた空気を表す時はあえて「・・・」にする
地の文ガチガチで小説っぽい雰囲気を出すなら「……」だな

ところで台詞終わりの「~~。」は要らないというが
わざと残しておくと棒読みみたいに聞こえてシュールで面白い
脳内再生の声に余韻というかエコーがかかる感じ

エタらせない


これを待ってたんだろ?おら続きかけや

これはいわゆるss速報における生存報告について書くための布石なのでは!

俺「長らくすまない。来週まで待って欲しいのだよ」

これは生存報告とエタの説明のためか

 
───

 チュンチュン…
 
     チュンチュン…


    コンコン ガチャ

妹「お兄様、朝ですわよ」

俺「ふにゃ……」 モゾモゾ

妹「ほらほら、早く起きてくださいまし」 バサッ

俺「んー」

妹「ハッ……こ、こ、これは!?」

俺「ん?」

   ボキーン+

俺「はうあ!? あ、い、いやこれは!?」

妹「なななな何ですのこれは!!」

俺「いや、違う、これは、その、健全な男子の生理現象であって……」 ダラダラダラ

妹「……」 ジー

俺「い、妹?」

妹「そ、その……お、男の人がソウなるのは、苦しいコトなのですか?」

俺「え?」

妹「その……それを鎮めなくてはいけませんね」 モジモジ

俺「え?」

妹「し、仕方ないですわね……」 ギシ…

俺「い、妹?」

 妹がベッドに手を掛け、こちらへ体を寄せてくる。
 ふわりと良い香りが僕の鼻をくすぐり、恥ずかしながら僕の愚息はピクリと反応を見せた。

妹「わ、わたくし、が……////」 スッ

 妹の手が伸びる。
 白く、透き通るような指が、僕のソレへ……。

俺「あっ……」 ビク

 (中略)

俺「さーて今日もガンガンSS書くぞー」

妹「がんばってくださいませ お兄様」

俺「フッ、今度のSSは超名作の予感がするぜ」 鼻の下スリスリ

妹「頼もしいですわお兄様 5月の頃とは別人のよう」

俺「へへっ、これだけ期間が空いたんだ。 成長もするさ」 フッ

妹「素敵ですわ もう立派なSS書きですのね」

俺「ああ、SSを書くにあたって大事なことも分かってきたしね!」

妹「大事なこと?」

俺「面の皮さ」

妹「流石ですわお兄様」
 

 
俺「まあ僕はSS界の優等生だからね」 フフン

俺「そう、SS書きにとって必要なのはどんな状況にもめげないメンタルの強さなのさ」

妹「でも、いくら書き手の面の皮が厚くても、読者側から袋叩きにあったら流石に心が折れるんじゃありませんか」

俺「そうそう袋叩きになんてされないさ」

妹「例えば、SSを長期間放置してヒョッコリ戻ってきたりしたら叩かれませんか?」

俺「ハハハッ 読者なんてアホばかりだから大丈夫さ」

俺「どうせ長い間SS放置してても『すみません;; リアルで病気したりしてなかなか書けませんでした;;』とか言ってたら
  アホな信者が『待ってた』 『自分のペースでゆっくり書いてくれ』 『帰ってきてくれただけで嬉しい』とか
  ゲロ甘花畑な台詞を言い出すから平気さー」

妹「なるほど! 流石ですわ!」

俺「それに適当なエロでも挟んでおけば、それを読んでる間に怒りの感情なんかどっかに行っちまうもんさ
  読者なんてエロに免疫のない童貞ばっかりだからね。 エロを書けばそこにしか目がいかない。
  後から指摘されて『ハッそういえば誤魔化されたかも』なんて気付くアホしかいないのさ」

妹「お兄様、ご立派になって……」 ウルウル

俺「だろ? SSは書き手が命なんだから、読者に媚びる必要なんて無いのさ」 フフン

妹「……ですが、中には読者いてこそのSSスレもあるのでは……」

俺「あー、そりゃあるよw レスが欲しいレス乞食が書いてるスレとか、読者がいなきゃ進まない安価スレとかねw」

妹「あと、読者にアドバイスを求めるスレも……」

俺「……え?」

妹「……」

俺「……」

妹「……」

俺「……」
 

───

 ≪会議室≫

俺「えー、これより作戦会議を行う」

妹「アイアイサー」

俺「まず長期休みについてどう理由付けをするかだ」

俺「正直にめんどいから放置してたなんて書いたらアドバイス要員共が減ってしまう可能性がある」

俺「どうしたものか」

妹「サー、イェッサー 提案がありますです」

俺「どうした、妹軍曹」
 

 
妹「サー、こういうときこそアドバイス奴隷を活用すべきかと思いますです」

  アドバイスレイヴ
俺「助 言 奴 隷をどう活用するというのだ妹」

妹「>>91>>92がすっげぇ都合良い解釈してますです。 こういったお花畑を活用すべきかと」

俺「ふーむ、なかなか良い案だ。 妹よ褒めてつかわす」

妹「ははッ」

俺「褒美は何が良い。 何でも望みを言うが良い」

妹「お兄様とのベロチューを所望します」

妹「んっ……」

チュゥ… レロ ンチュ ぷは はむっ 
 んちゅ… チュパ れろ ぁむ…

妹「ん……ぷは……」 トロ…ン

妹「お、兄様……情熱的……」 ハァハァ

俺「唐突なエロで一定層は誤魔化せたな よし」

妹「後は何事もなく進行すれば完璧ですわ」

俺「やるじゃん」

妹「えへへー」

俺「頭なでてあげる」 ナデナデ

妹「ふあっ……ちょ、ちょっとぉ、お兄ちゃん……///」

俺「>>96さんの言う通り、今回はエタの説明のためにわざと長らく休ませていただきました。」

俺「エタとはエターナル(eternal:永遠)の略語で、『永遠に更新されない』ことを『エタる』と表現します」

俺「SSとは書き手と読者の絆によって生み出される物。 エタらず定期的に更新することが書き手の最低限の礼儀と言えるでしょう」
 

 
俺「ですが、病気や事故などで更新が一時的に途絶えてしまうこともあるでしょう。」

俺「ゴホッ ゴホッ……失礼、しばらく体調が悪かったもので…… ゲホッ  ゲェッホッッ!!!」

妹「お兄様、無理をしないで……」

俺「妹、大丈夫だよ……僕は大好きな読者さんたちに説明する責任と義務があるんだ……泣き言なんて言ってられないさ……ゴホガホゲホゴホ」

俺「そんな一時的に休む場合、途中でスレを削除されてしまっては大変ですよね?」

俺「そんな時に役立つのが、『生存報告』です」

俺「たとえば、僕が>>94で例として、例えとして、サンプルとして生存報告をしていますよね?」

俺「この説明のための布石として」

俺「すべてを見越した上での伏線として生存報告をしてますよね?」

俺「こういった『報告』を挟むことで、大事な読者様方へ安心感を与えると共に、スレが削除される心配も無くなるわけです」

俺「……SSとは、書き手のクリエイティブな精神と、読んで温かい言葉をくださる読者様方との共同作業の結晶です」

俺「両者の信頼関係と絆を深める為にも、こういった心遣いが必要なのです」
 
  つづく

 
 おまけ
 
妹「そもそもお兄様はどうしてこんなスレを立てようと思いましたの?」

俺「ああ、それはね……」

───

初心者「SS読んでみたー! 面白かったー!」

初心者「よーし、ボクもSS書いてみるぞー!」

初心者「……書き方とかよくわかんない。 どうしよう」

初心者「とにかく書いてみよう!」

初心者「えーと、はじめてのSSですが、よろしくお願いします。」 カタカタ

 『行間あけろ』 『見づらい』 
  『半年ROMれ』 『カーッ、これだから初心者は、カーッ』

初心者「ふええ……もうイヤだい SSなんか嫌いだい」

初心者「読んだらSSの書き方がすぐ分かるスレとかあればいいのに……」

───

俺「と、そういう初心者用マニュアルみたいなSSを書きたくてね」

妹「ほう」 

俺「でも書いてるうちに『ほう! そんなアドバイスがあるのか!』って書き込みも多かったんだよね」

俺「実際、ジャンルごとのSSのルールとか細かいことになると、一人の人間じゃ把握しきれない」

俺「だから、このスレのアドバイスって『学会』とか『会議録』みたいな、複数のエキスパートの意見を集約した価値があるんだよ」

妹「もっと分かりやすく」

俺「皆で マニュアル本 作ろう」

妹「なるほど」

俺「今では初心者に限らず、SS書きの人たち全員に向けたものにしようかと思ってるよ」

妹「なるほど」

俺「これさえ読めばSSの基本は安心!みたいな」

妹「うーむ、それはいいですが、汚い知識も一緒に書いてある気がしますが」

俺「汚い知識も必要なのさー」
 

 
妹「ふーむ、ではここでわたくしも一つ裏ワザをお教えしましょう」

俺「裏ワザ?」

妹「自分が読んでるSSの読者数を知りたいと思ったことはありませんか?」

俺「そりゃあるよ!」

───

俺「あー、レスつかねぇ。 ほんとに読んでる人いるのかな?」

俺「あっ、お気に入りのSSを挙げるスレがある! 俺の挙がらないかな!」

俺「更新! 更新! 更新! 更新!」

俺「挙がらない……」

俺「あっ……俺のSSにレスが1個ついた……」

俺「イヤホオオォォォォォ付いたァァァァァ! レスが付いたァァァァ!!」

俺「早速『レスが付かない作者スレ』行って煽るぞォォォォ!!!」

俺「 あのね、普通に書いてたらレスなんて付くんですよ 」 カタカタ

俺「 レスが付かない? え? 嘘? ほんとに? 」 カタカタ

俺「 それは……もう……(苦笑) よっぽどつまらないんじゃないですか? 」 カタカタ


俺「ンギモヂイイイィィィイィィィッ!!!」 ドピュルルルルルル!

俺「……にしても、俺のスレの読者って何人いるんだ……?」

──

俺「読者数は気になる」

妹「途中のくだりいらないでしょ」

俺「読者数を知る方法があるの?」

妹「ありますわよ」

俺「教えて!」

妹「まず、適当な画像を用意します」

俺「う・え・は・ら・あ・い」 カタカタ

妹「AV女優の画像はやめたほうがいいですわ。 もっとこう自然な、『キャラはこんな感じです』とか武器とか風景とかの画像ですわ」

妹「SSに関係してなおかつ叩かれないような画像を用意するのですわ」

俺「ほいほい。 >>1はこんな感じです、っと」 カタカタ

妹「それを、imgurにアップします」

俺「imgur?」

妹「 http://imgur.com/のことですわ。 画像アップロードサイトとしては超大手ですの」

俺「ここにアップすればいいんだね」
 

 
妹「はい。 ですが、アップするまえにアカウントを作った方がいいですわ」

俺「なんで?」

妹「アカウントを作らないと、アップした画像を削除できませんの」

俺「じゃあ、うっかり自分の顔写真をアップとかしちゃったら……」

妹「はい……」

俺「 『このイケメンは誰だ?』って一生ネットの晒し者に……」

妹「ポジティブですわね とにかく、アカウントを作ってから画像をアップした方がいいですわ」

俺「ほいほい。 アカウント作って……アップ完了!」 カターン!

妹「これを、自分のSSスレに貼るんですわ」

俺「えーと、『>>1のイメージはこんな感じです http://i.imgur.com/XGTDhr9.png』」 カタカタ

俺「これでいいの?」

妹「はい。 バッチリですわ」

俺「でも、これでどうして読者数が分かるのさ」

妹「1日経ったら分かりますわ」

俺「1日なんて長いよ!」

 チュンチュン

俺「1日経った」

妹「では、このページを開いてみてください http://imgur.com/XGTDhr9

俺「これは……さっきの画像のジャンプページじゃないか」

妹「画像の下に viewsって文字がありますわよね?」

俺「お、ほんとだ」

妹「その数字が、画像の閲覧数ですわ つまり……」

俺「≒読者数!!!」

妹「そういうことですわ」
 

 
俺「そうか!! ってことはこれは1viewsだから……」

俺「…… 読者一人……」

妹「えっ!? わたくしだけ!?」

俺「えっ」

妹「あっ……」

俺「……そっか、妹が読んでくれて、レスしてくれたんだ……」

妹「……た、たまたま覗いただけですわ////  べ、別にお兄様のSSを愛読していたわけでは……////」

俺「妹おぉぉぉぉおぉぉ!!!」 ギュッ

妹「きゃっ……/// お、お兄様ぁっ!////」

    パンパン あんあん


 その後、imgurに画像を上げて読者数を探ろうとする卑しい書き手が増えた。


   つづく
 

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