ほむら「この時間軸のまどかは……」(312)
マミ宅
ピーンポーン
マミ「はーい。待ってたわ、美樹さ……ッ!」
さやか「こんにちは」
杏子「……よぉ」
マミ「……どういうこと?美樹さん、説明してもらえる?」
さやか「……とりあえず、上げてもらってもよろしいでしょうかー……?」
マミ「そうね……それじゃ、上がって?」
ほむら「遅かったわね、さやか……え?」
まどか「なっ、え……え……!?」
杏子「ははっ、まぁ予想はしてたが……そりゃ、びっくりするよな」
マミ「それじゃあ……説明してもらえるかしら?
どうしてあなたが美樹さんと一緒に居るのか。そしてここに来た理由も」
さやか「はい……その、実は昨日……」
・
・
・
マミ「……それ、本当……?」
杏子「信じられない気持ちも分かるし、いまさら虫が良すぎるってのは分かってる。
あたしはこれまで、この力で、散々悪いこともした……」
ほむら「…………」
杏子「あんたに酷いことも言ったし、傷付けもした。だから、マミ。
もしあんたがあたしを許せないってんなら、あたしはすぐにでもここを出て行くよ」
さやか「そんな、杏子……!」
杏子「あたしはあたしで、かつて目指した魔法少女になれるよう、生きていくさ。今まで通り1人で……」
マミ「佐倉……さん……。本当に、また私と一緒に戦ってくれるの……?」
杏子「……え……」
マミ「また、昔みたいに、一緒に佐倉さんと戦えるの……?」
杏子「ゆ……許して、くれるのか……?あたしを、仲間に加えてくれるのか……?」
マミ「もちろん、歓迎するわ!暁美さんも、鹿目さんも、良いわよね!」
ほむら「えぇ。私は元より、そのつもりだったし」
まどか「は、はい……。よ、よろしく、お願いします……」
杏子「ははっ……こんな、簡単だったのかよ……なんだよ、くそっ……」
さやか「あれっ?なに杏子、あんたもしかして泣いてんのー?」
杏子「ばっ……!ち、ちげーよ!ちょっと、目にゴミが入っただけだよ!」
マミ「佐倉さん……ふふっ、懐かしいわね。いつかみたいに、また私が慰めてあげようかしら?」
杏子「い、いつの話だよ!」
さやか「へー、昔のマミさんと杏子の話、聞いてみたいなー。
ねぇ、マミさん。杏子って昔はどんな子だったの?」
杏子「よ、余計なこと訊くんじゃねぇよ!やめろ!」
杏子「大体あたしのことなんかより、今後のことについて話し合った方が良いだろ!
ワルプルギスの夜対策とかさ、色々あんじゃねーの?」
ほむら「……!」
まどか「ワルプ……?なんですか……それ……?」
杏子「なんだ、あんた聞かされてないのかい?」
まどか「え、あ、はい……」
杏子「……っつーかさ。ずっと気になってたが……なんで敬語なのさ?
タメ口で良いよ。あたしだってそうしてんだし」
まどか「あ……う、うん……」
杏子「んで、ワルプルギスの夜ってのは……」
ほむら「……杏子、あまりまどかの前でその話はしたくないの」
杏子「ん?あぁ、一般人はあまり巻き込みたくないってことか。
まぁ……それは確かに同感だけどさ」
これが>>1っぽい。
マミ「でも、どちらにしろ……いつかは鹿目さんも知ることじゃないかしら」
さやか「それに、まどかにだけ教えないってのも……ね。
なんか仲間はずれにしてるみたいであんまり良い気分じゃないし……」
ほむら「それとこれとは話が別よ……。
知らなくて良いことを無意味に教えるのは、優しさとは……」
QB「君が話したくないと言うのなら、僕が代わりに教えてあげるよ」
ほむら「キュゥべえ……!」
QB「まどか、君もここまで知ってしまったんだ。
気になるだろう?“ワルプルギスの夜”とは、何なのか」
まどか「う……うん」
QB「君にはそれを知る権利がある。いや、知るべきだとも言えるかもしれないね。
良いかい?ワルプルギスの夜というのは……」
ほむら「わかったわ、キュゥべえ。この子には私の口から話す。あなたは黙っていて」
QB「そうかい?だったら君にお願いするよ、暁美ほむら」
こいつに喋らせると余計なことまで吹き込まれかねない。
出来ればまどかには伏せていたかったけど、仕方ないわね……。
ほむら「そうだ、QBにも金玉が生えてるのね」ギチギチ
QB「あぎゃああああああ!!」
ほむら「…一個だけなら潰してもいいかしら?」
QB「えっ」
ほむら「そぉい!」ブチッ
QB「ぎゃあああああああ」ブシャアアアアアアア
ほらぁ~(´・ω・`)
ほむら「ワルプルギスの夜……。簡単に言ってしまえば、とても強力な魔女のこと」
まどか「強力な、魔女……。じゃ、じゃあ、対策って言うのは……」
ほむら「……およそ1週間後、この町にそいつがやって来る」
まどか「えっ……!?」
QB「僕としては、どうやってそんなことを君が知ってるのかを知りたいところだけどね」
ほむら「キュゥべえ。人が話している時は黙っていなさい」
QB「やれやれ、わかったよ」
ほむら「だから私は、みんなに協力を依頼したの。ワルプルギスの夜を倒すために」
まどか「ひ……1人じゃ倒せないくらい、強いの……?」
ほむら「……難しいわ」
まどか「ッ……!」
ほむら「でも……4人なら確実に倒せる。倒してみせる」
まどか「ほ、本当に……大丈夫、なの……?」
さやか「……もー、大丈夫だって!心配性だなぁまどかは!」
> 996 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/01(火) 11:29:17.71 ID:JOWyCvRm0
>杏子「ははっ……こんな、簡単だったのかよ……なんだよ、くそっ……」
>
>さやか「あれっ?なに杏子、あんたもしかして泣いてんのー?」
>
>杏子「ばっ……!ち、ちげーよ!ちょっと、目にゴミが入っただけだよ!」
>
>マミ「佐倉さん……ふふっ、懐かしいわね。いつかみたいに、また私が慰めてあげようかしら?」
>
>杏子「い、いつの話だよ!」
>
>さやか「へー、昔のマミさんと杏子の話、聞いてみたいなー。
> ねぇ、マミさん。杏子って昔はどんな子だったの?」
>
>杏子「よ、余計なこと訊くんじゃねぇよ!やめろ!」
これ以降書かれていたら>>1
もういいや
以下、俺がネタ画像を載せるスレ
http://i.imgur.com/h4SSu.jpg
まどか「さやか、ちゃん……」
さやか「あたしだって、もう並みの魔女なら1人で倒せるくらいには強くなってるんだから!
それに、マミさんもほむらもすっごく強いし、杏子だって仲間になったんだから!」
マミ「そうね、あと1週間もあれば美樹さんも今よりもっと強くなるだろうし」
杏子「ま、本当はあたし1人だって十分なんだけどな!」
ほむら「最初は逃げようとしてたくせに」
杏子「ばっ……ちげーよ!誰が逃げるか!」
さやか「あらー、そうなんだ?杏子、もしかして怖いのかなー?」
杏子「あぁ!?そりゃこっちのセリフだよ!あんたこそ内心びびりまくってんじゃねえの!?」
さやか「そんなことないわよ!あんたと一緒にしないでくれる!?」
杏子「なんだとこら!いっそここで決着つけてやっても良いんだぜ!?
ま、あたしが勝つに決まってるけどな!」
さやか「上等よ!昔のあたしと思ったら大間違いだからね!」
マミ「2人ともー?あんまり人の家で騒がないでくれると助かるんだけどな?」
さやか&杏子「は……はい……」
まどか「……ぷっ」
さやか「ちょ、ちょっとまどかぁ!?」
めげずに頑張れよ
書いてりゃわかるから。
なんか白けた
ヤンマミオーラ放ってる時が輝いてたな
今はなんか萎えた
まどか「だ、だって……安心、しちゃって……えへへ」
杏子「なんだそりゃ、どういう意味だよ?」
まどか「ううん……なんでもない。わたし……みんなのこと、信じる……。
みんななら……きっと、ワルプルギスの夜、倒せる、って……信じる……!」
ほむら「ありがとう、まどか……。あなたが信じていてくれれば、それだけで戦える」
マミ「さぁ、鹿目さんの応援に応えるために、
今から実戦訓練も兼ねて魔女退治に行きましょう?
佐倉さんとの連携も試してみたいしね!」
金玉が叩かれたら今度はネタ画像(笑)ですか
懲りませんねキチガイ荒らしさん
>>47
何で俺が金玉だよ
ちげーよハゲ
だからSS速報に行けとあれほど
>>49
水遁しますよ^^
>>52
してみろよwwwww
ちゃんと理由は書いてもらおうかwww
・
・
・
さやか「おりゃああ!!」
使い魔「ギャァアアアアアアアア……!」
マミ「お見事ね、美樹さん」
さやか「えへへ……どうよ、杏子!あたしの実力!」
杏子「……まぁまぁ、だな。ま、あたしの方がまだまだ強いけどな!」
まどか「みんな、お疲れさま……!」
ほむら「杏子との連携は悪くない。
さやかも、とても進歩してる……。これなら、きっと……!
QB「…………」
……この流れは、僕たちにとってあまり喜ばしいものじゃないね。
なんであれキチガイには変わりないし探偵ごっこする気もないんで黙っててくださいねー
>>50
SS速報は書き手のモチベーションが下がって
いつのまにか落ちるからなぁ~
支援するから頑張れ。
>>55
絡んでおきながら黙れってひどくね?
>>57
VIPで死ね
(´;ω;`)>>58 ウッ…
γ⌒ ⌒ヽ
/ )ヽ 、_、_, \ \
{ ⌒ヽ-'巛( / /
. ''' ――‐‐'^ (、_ノ
/ // /
しばらく観察していたけど、あれから数日。
彼女たちは一向に絶望する気配を見せなかった。
佐倉杏子の加入により、集団戦の質が一気に向上した。
ワルプルギスの夜との戦いに向けて、魔法少女たちの士気も上がっている。
このままでは本当にワルプルギスの夜を倒してしまいかねない。
そうなれば、鹿目まどかと契約する手段がなくなってしまう。
何か行動を起こすべきだ。
暁美ほむらの言う通りなら、ワルプルギスの夜の出現は明日。
何か行動を起こすなら、戦いの前夜の今だ。
そうと決まれば、早速今から
1.鹿目まどかに揺さぶりをかけに行こう。
2.暁美ほむらに揺さぶりをかけに行こう。
>>65
1
1
僕の目的は、鹿目まどかと契約を結ぶこと。
だけど今の彼女には、魔法少女になろうという気がまるでない。
もう、真っ当な方法でまどかを勧誘するのは無理だろう。
だから、全く逆のアプローチを試すこととしよう。
・
・
・
QB「まどか、ちょっと良いかな」
まどか「キュゥべえ……?どうしたの?」
QB「君に話しておきたいことがあるんだ」
まどか「話して、おきたいこと……?」
QB「魔法少女の真実についてさ」
・
・
・
まどか「そっ……そんなのってないよ……あんまりだよ……!」
QB「残念だけど、これが真実だよ。いずれは、マミも、杏子も、さやかも、ほむらも。
全員が魔女に成り果てるだろう。そして彼女たちは人々に災いをふりまくんだ」
まどか「みんな、知らないの……?みんな、あなたに騙されてたの……!?」
QB「騙すなんて行為自体、僕には理解できないよ。言う必要がないから言わなかっただけだ。
ただ、もしかしたら暁美ほむらは全て知っているかも知れないね。彼女は極めつけのイレギュラーだ」
まどか「……!」
QB「とにかく、僕が言いたいことは……。
彼女たちはみんなその運命を背負っているということだ。君と違ってね」
この遅さなら言える
ほむらは無能
QB「明日は、いよいよワルプルギスの夜との戦いの日だね。あの魔女は強い。
ほむらは勝てると思ってるようだけど、もしかすると4人がかりでも勝てないかもしれない。
最悪の場合、4人全員が明日、命を落とすことになる可能性だってある」
まどか「そんなっ……!」
QB「でも、君が契約すればそんな結末を変えることだって造作もない。
その上、彼女たちと同じ立場に立つことができるんだ。
そうすれば、君はなんの引け目を感じることもない。実に合理的じゃないか」
まどか「っ……!」
QB「もちろん、契約するかしないかは、君の自由だけどね。
それでも僕は君が決心してくれるのを待っているよ。じゃあね、まどか」
まどか「……そん、な……っ……ほむらちゃん……!」
魔法少女になることのメリットをいくら話したところで、鹿目まどかはもう魅力を感じないだろう。
それよりも、近しい人間がどんなデメリットを背負っているかを話し、情に訴えた方が可能性があるはずだ。
さて、上手く行けば良いんだけど。
言う必要が無かったから黙っていたのに、何故今このタイミングで自分に話すのか
という疑問をまどかが持ってくれれば…
毎回恒例かい?
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/02(水) 00:07:51.86 ID:Azmm4U2y0
ほむらちゃん!
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/02(水) 00:14:19.55 ID:Azmm4U2y0
ほむらちゃん!
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/02(水) 00:24:36.22 ID:Azmm4U2y0
ほむらちゃん………!!!!!!!!!
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/02(水) 00:28:09.04 ID:Azmm4U2y0
>>73
あ?てめぇマジで言ってんの?ぶちぎれっぞ?あ?
・
・
・
ほむら「……いよいよ、明日ね」
ピーンポーン
……?
こんな夜中に、誰かしら……。
ほむら「はい…………!まどか……」
まどか「入って、良いかな……」
ほむら「……どうしたの、こんな時間に」
まどか「……キュゥべえから、聞いたの……。魔法少女のこと……」
ほむら「ッ……!」
ほむら「どこまで、聞いたの……?」
まどか「何も、かも……全部」
ほむら「そう……それで、あなたは何をしに来たの?」
まどか「その……ワルプルギスの夜、すごく、強いんだよね……!キュゥべえが、言ってた。
もしかしたら、みんなで、戦っても……勝てないかも知れない、って。
でも、わたしが……わたしが、魔法少女になれば……」
ほむら「それには及ばないわ」
>>76
わかってても自分より他人を優先するからなまどかは
まあQBはワルプルギスを撃破したら即魔女化は
言ってねぇだろうけど。
前>>943-996も書いといたほうがいいと思うの
まどか「で、でも……」
ほむら「あなたは、私よりあいつを信じるの?
私が、みんなで戦えば勝てると言ったのに、あいつの言葉を信じるの?」
まどか「そ、それは……でも、わたし……」
ほむら「……ワルプルギスの夜に勝つため……それだけじゃ、ないんでしょう?
あなたが魔法少女になろうとしてる理由は」
まどか「っ……あの、その……」
ほむら「あなたは、私たちと同じ運命を背負おうとしてる……。
そのために魔法少女になろうとしてる。違うかしら」
まどか「……!」
ほむら「……それは何?同情?私たちが可哀想だから?
それとも、自分だけが平和に暮らすことに引け目を感じたくないから?
私たちと同じ立場になって、自己満足したいから?」
まどか「ちっ……ちがう……そんなんじゃ……!」
ほむら「わかってるわ。あなたは、そんな人間じゃない。
あなたは本当に優しい人。優しすぎる人。
でも……わからないの?あなたがそんなことをしたって、私たちは誰も喜ばない」
まどか「っ……」
ほむら「まどか、あなたは優しすぎる。
でもその優しさが、時として人を傷つけることもあるということも覚えておいて」
>>85
キリがないからなここで読んでくれ。
ほむら「この時間軸のまどかは……」 - SSまとめ速報
(ttp://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1335780375/)
まどか「ほむら……ちゃん……」
ほむら「私は、あなたが魔法少女になるなんて、絶対に許さない。
私があなたに望むことは……私たちのことを信じて、待っていてくれること」
まどか「…………」
ほむら「だから、お願い。私を、私たちを、信じて……」
まどか「……ごめんね、ほむらちゃん……。わたし、間違ってた。
信じてる……みんなのこと、ほむらちゃんのこと、信じてる……!
だから、約束して。絶対に、みんなで、笑って、帰ってきて……!」
ほむら「……ありがとう、まどか。約束するわ。
絶対にこの町を……あなたを救ってみせる。必ず、守ってみせる」
・
・
・
ほむら「……いよいよね」
マミ「えぇ。みんな、作戦は頭に入ってる?」
杏子「お、おぉ……大体は……」
さやか「ちょ、ちょっとあんた、覚えてないの!?」
杏子「一応は覚えてるよ!ただ、所々怪しいけど……。
そもそも実戦がマニュアル通りに行くわけないんだから別に良いだろ!」
さやか「良いわけないでしょ!」
ほむら「そういうあなたは、頭に入ってるの?」
さやか「い、一応は……」
ほむら「はぁ……まぁ、大まかな流れだけでも覚えていれば問題ないわ。
あなたたちが全部覚えられるなんて、初めから思ってないし」
杏子「わ、わりぃ……」
さやか「面目ない……」
マミ「それに、確かに佐倉さんの言う通り。
マニュアル通りになんて行くわけないしね。相手は、あのワルプルギスの夜だもの」
ほむら「……みんな、そろそろ所定の位置について……来たわよ……!」
ワルプルギス「アハハハハハハ!!アハ、ウフフ、アハハハハハハ!!」
さやか「……!あれが、ワルプルギスの夜……!」
マミ「話に聞いていたのより、ずっと大きい……!」
杏子「ありゃまじでバケモンだな……確かに1人じゃ荷が重過ぎるわ」
ほむら「……それでも、4人でなら勝てる」
杏子「ったりめえだ!」
マミ「もちろん……!さぁ、早くやっつけちゃいましょう!」
さやか「はい!あたしと恭介の幸せを、壊されて堪るかっての!」
・
・
・
ワルプルギス「アハハハハハハハハハ!!キャハハハハハ、ウフフフフフフ!!アハハハハハハハハ!!」
杏子「っの野郎!いつまでも笑ってられると思ってんじゃねぇぞ!」
さやか「くっ……!なんなの、こいつ!効いてんのか効いてないのか、わかんないよ!」
ほむら「いいえ、こっちの攻撃は確かに通ってる!ただ……」
ワルプルギス「キャハハハハ、アハ、ウフフフフフフフ!アハハハハハハハハ!」
まるで、怯まない……!
魔女本体の攻撃加えて、使い魔に、それにビルまで飛ばしてくる……。
やっぱり、強い……!
まるで、前よりも強くなっているような、そんな気さえ起きるほどに……!
使い魔「キャハハハハハハハ!」
マミ「っ!はぁ!」
使い魔「キャァッ!」
マミ「使い魔まで、並みの強さじゃない……それに、数が……!」
杏子「っ!?マミ、上だ!!」
マミ「えっ……ッ!!」
ほむら「巴さん!!」
そんな、ビルの直撃を……!
さやか「ま、マミさぁああん!!」
ほむら「っ……!」
さやか「ど、どうしよう……マミさんが……!」
ほむら「さやか、巴さんのところへ行って!
あなたの回復魔法でなら、どれほど酷い怪我であろうと治療できるはず!」
杏子「くそっ!さっさと戻って来いよ!たった2人じゃさすがにキツい!」
さやか「わ、わかった!2人とも、しばらくお願い!」
マミ「…………」
私……どうなったの……。
ビルが、落ちてきて……それで……なんとか、痛覚の遮断が間に合って……。
でも、おかしいな……痛覚どころか、全身の、感覚がない……。
声も、上手く出せない……。
その時、視界に、何か映った。
マミ「……!ぁ……ぅ……!」
少し離れた地面に、誰か、倒れてる……!
大変、急いで助けなきゃ……!
…おい
マミ「ッ……っ……!」
そんな、早く起き上がらないといけないのに、手も、足も、動かない……。
それどころか、顔も地面にくっついたままピクリとも動かせない……!
早く、あの人を助けないといけないのに……!
……けど、気付いた。
私は、あの人に見覚えがある。
顔はよく見えないけれど……見覚えがある……。
……違う、顔が見えないんじゃない……顔が、首から上が……。
そして、あの体は……!
_,,..-‐──-..、
-'"´ ` ヽ、
/ ∧ 丶
f 、/ / / \ 人 ヽ
( ∨^ヽ, / / ヽ 卜 ヽ i もう何も怖くないお
ィ-うイっメ l ノ l/ _ノ ∨ヽ、_ヽ〉∧}
し入 ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o)∨ ミ ミ
(__/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒::: jリ ) /⌒)⌒)⌒)
< | / / / |r┬-| 厂) (⌒)/ / / // バ
く~| :::::::::::(⌒)___| | | _ __ノ/人 .ゝ :::::::::::/ ン
く~ .| ノ(:::::-∪| | | し// 人/ ) / バ
/~入 ヽ / /~`ソ:ハ`ー'´ ~て__/ / / ン
し′ | |/ l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
>>113
うわああああああああああああ
マミ「ぅ……ぉ……ぁ……ぃ、ぁ、ぁぁぁ……!」
そんな、嘘よ、うそよ……!
どうして私の体が……そんな……!
いや、いやぁ……!
私、死んじゃうの……?
こんな、こんな酷い、死に方で……死んじゃうの……!?
QB「良かった。まだ無事なようだね、マミ」
マミ「ッ……ぅ……ぇ……ぁ、ぁ、ぃ……ぃ……!」
QB「落ち着いて。テレパシーなら使えるはずだよ?」
まどか魔法少女フラグが……
マミ「ッ……!」
マミ『お願い、助けて!キュゥべえ……!
私、死んじゃうの!?死にたくない……死にたくない……!』
QB「大丈夫だよ。君は死んだりなんかしない。だって、君の本体はまだ無事じゃないか」
マミ『……!?それって、どういうこと!?何を言ってるの!?』
QB「不思議に思わなかったのかい?
普通、首が完全に切断されてそんなに長く意識を保っていられるはずがない。
それなのに君がこうして生きていられるのは、単に入れ物が破損しただけに過ぎないからさ」
マミ『な、何を言ってるの、キュゥべえ!何を……!』
QB「だから、君の本体は、その頭に付いているソウルジェムだということだよ」
マミ「ッ……!?」
な、えっ……?
それって……え……?
QB「便利だろう?たとえそんな風に首が切断されてしまっても、
魔力で修復すればまた元通りだ。また戦いを続けられる。
試しにやってみると良い。特に君の魔法の性質上、造作もないことだと思うよ?」
な、何を、言ってるの……?
そんな、そんな……。
私の、本体が……ソウル、ジェム……
QB「あぁ……でも、君のソウルジェムを見る限り、それは難しそうだ。
随分と穢れが溜まっている。
仮に修復できたとしても、魔女になるのは時間の問題だろうね」
マミ「……………………ぇ」
マミ『ど、どういう……こと……魔女に、なる……?』
QB「穢れを溜め込みすぎたソウルジェムは、グリーフシードへと変わり、魔女を産む。
それが君たち魔法少女の運命だ。マミ、君は今日がその日のようだね。
まぁ遅かれ早かれ、結末は一緒だよ」
マミ「……ぇ……ぁ……?」
私の、本体は、ソウルジェム……。
ソウルジェムは……魔女を産む……?
私は……魔女になるの……?
いや……そんなの……死んだほうが……!
あ……でも、私、死ねない……体が、ないから……死ぬことも、できない……
さやか「マミさぁん!どこですか!マミさぁあん!
マミさ……ッ……!うそ……そ、そんな……!」
すごく失礼なことを言うんだが、
ニコニコで似たようなシナリオのMADを見たことがある。
____
/⌒ ⌒\
/( ○) (○)\
/:::::: ,( ● ●)、 :::: \
| ,' _,,.--、, ', | くっさ
\ l/r,二⌒ユヾ i /
\ ''''´ ̄ ̄` /
マミ「ぃ……ぁ……」
さやか「マミさん……ま、まだ生きて……!?」
マミ『……して……』
さやか「ま、待ってて、ください!今、ち、治療、します!絶対、治します!」
マミ『殺して……』
さやか「ッ……!?あ、諦めないでください!絶対助けますから!だから!」
マミ『いや、殺して、殺して……!』
さやか「マ、マミさ……!?」
マミ『殺して、殺してぇえええええええ!!』
マミ「ぁぁああああああああああああ!!!!!!」
パキン
あ…
下半身デブ魔女きたー!
割と誤爆には見えないっつーね
-‐=≦_, /`ヽ / / / / // / ! !
. / {. /! / i ー-x'.__ i ./ ,′,′ | | ! '.
ー=彡, Υ ,l | | ‐ァ、,___≧十lーiー7 、 | l | |
/ / `7| ! | / γ⌒ヾ抃ヾl i 、ヽ`ヘ, ! ,ハ | |
. / ,イ ,イ l | l /∨_)__乂.’ノ リ | | へ\_j/ '. | | l
/ ./ ∨ / 圦 .Ⅵ.卜| `¨´  ̄⌒j ) | | アヘ、__`ヽ、j ! ,′ ,′
. / /_,ノjハl⌒l、 .刈 ο l⌒l /./ ` と_ γ⌒ヾヽ `ヽ、_ ./
/ -=≦/ `ヽ|Y´ .\l `Yl ; j:. ; /^乂.’ノ_ ∨ ./ / /
/ {:{_ | ̄| _}:} iJ ; `ヽ_)/ / / /
(二_`ヽ、 >=_..¨三¨..._=< /⌒ヽ } } //j '′./
_\__`ヽ.\/,.r斥: ::`ヽ:::::::ヘヽ`ヽ (:::::::::::::j j j ν ´/ ,イ /
/`ヽ.`ヽ ,>/.γ:::::::::::\::::ハ:::::::}::::刈.ヘ. ` ー ´ // ∠ニ¨∠_≠-―…‐-
У ∥∥:⌒ヽ: _;=ハ=:}、::/::::::∧ ハ___/_j____/ `ヽ-―…‐-
:、 / { {:::;≠‐;氷圭圭必::/::::::} }//:..:`¨´: : : :/ \
\ ,′ .从 Ⅷ:/{圭圭圭圭}‐-‐::リ j/:..: : : : : : :./ / \
. У ∧ ∨::::/守圭圭夂::::::::ノ /ニニニ二二/ / \
ほむら「ッ!?」
杏子「なっ……!?なんだ、何が起きやがった!?」
ほむら「これは、魔力反応……!?しかも……この、魔力は……!」
信じたくない。
気のせいだと思いたい。
そんなはずはない。
こんなに、上手くいっていたのに、そんな、そんなはずはない……!
さやか「マ、マミさん!何よこれ……どうなってんの……!?」
杏子「さやか!なんだ、一体何が起きやがった!」
さやか「マ、マミさんが、マミさんが……!」
杏子「何だよ、マミがどうしたってんだ!……ッ!?」
キャンデロロ「ウフ、フフフフッ」
杏子「魔女……!?くそっ!てめぇ、どっから湧いて出やがった!」
さやか「マ、マミさんからだよ!あの魔女、マミさんから出てきたんだ!!」
杏子「なっ!?」
ほむら「そん、な……」
杏子「ほむら……あんた、何か知ってるのか!?教えてくれよ!何があったんだ!
なんでマミの中から魔女が出て来るんだよ!?」
ほむら「そ、それは……」
QB「マミから魔女が出てきた、というのは適切じゃないね。正しくは、マミが魔女になった、と言うべきだ」
さやか「ッ!?」
ほむら「インキュベーター……!」
杏子「おい、どういうことだ!説明しろ!」
QB「詳しく説明する暇はないと思うから手短に話すけど。
要するに、ソウルジェムは君たちの本体で、そのソウルジェムが穢れを溜め込みすぎると、
グリーフシードへと変化して魔女を産む。この説明で分かってくれるかな?」
杏子「……あたしたちが……魔女になるってのか……!」
QB「そうとも。それが魔法少女全員に共通する運命さ」
杏子「て、めぇ……!ふざけんな!」
QB「それより、僕なんかに構っていて良いのかい?ワルプルギスの夜が行ってしまうよ?
それに、もう1体の魔女も倒さないといけないしね」
杏子「くっ……どうする……あの魔女、倒しちまったら、それってつまり……!」
さやか「マミさんを、殺すなんて、そんなの……な、なんとかして、元に戻す方法は……」
ほむら「…………」
カチッ
キャンデロロ「キャァァアアアアアアア……!」
杏子「なっ!?」
さやか「今の、ほむら!?あんたなんてことを!」
ほむら「……もう、こうするしか、ないのよ……」
杏子「てめぇ!何考えてやがる!あいつは、マミだったんだぞ!?
マミを、殺しやがったな……!元に戻そうともせず、よくも……!」
ほむら「こうするしか、なかったの……。こうしないと、巴さんは大勢の人を殺してしまう。
元に戻す方法なんてない。もう、殺してあげるしかないのよ……」
さやか「ッ……!」
杏子「けど……!」
ほむら「私のことを罵るなら罵りなさい。殺したいなら、殺せば良い……。
でも、それはあいつを倒してから。ワルプルギスの夜を、倒してから」
杏子「あ、あいつも、元々は魔法少女だったんだろ……!?」
ほむら「でも、放っておけばこの町の人全員が犠牲になる。
この町を救うんでしょう?
それに……止めてあげることが、“彼女”を救うことにもなるはずよ……」
さやか「……っ……ぅうっ……くっ……!」
杏子「……くそっ……くそっ、くそっ、くそっ!
てめぇ、後で覚えてろよ!あたしは許さねえ!気の済むまでぶん殴ってやる!」
・
・
・
QB「やぁ、まどか」
まどか「……キュゥべえ……!何しに来たの……!」
QB「戦況の報告をしておこうと思ってね彼女たちは、もうまともに戦える状況にない。
マミが死んだことで、相当の精神的ダメージを負ったようだ」
まどか「……え…………?」
QB「このままだと、全員の脱落も時間の問題だろうね」
まどか「うそ……だよね……」
QB「信じられないのなら、その目で見届けるといい。彼女たちの結末を」
・
・
・
ワルプル「キャハハハハハハ!アハハハハハハ!アハ、ウフ、アハハハハハハ!」
さやか「あぐうっ!?」
杏子「さやか!おい、大丈夫か!?」
さやか「もう……いや……あたし、やだ……もう、戦いたくないよ……」
杏子「なっ……なに言ってんだ!この町を守るんだろ!?正義のヒーローになるんだろ!?」
さやか「魔法少女を殺すヒーローなんて、居ないよ……
魔女になって人を殺すヒーローなんて、居ないよ……。
あたしたちって、結局、ヒーローになんて、なれなかったんだ……」
杏子「お、おい……さやか、ソウルジェムが……!」
さやか「ごめんね……杏子、ごめん……あたし、マミさんの気持ち、分かったよ……」
杏子「な……何、言って……」
さやか「ころ、して……?あたし、魔女には、なりたくない……だから……」
杏子「だ、だめだ!諦めんな!さやか!」
さやか「お願い……おね、が……ぁ……ぁああああ……! 」
杏子「さやか、駄目だ!頼む!しっかり、しっかりしろ!諦めるな!まだ……」
さやか「ぁ……ぁあアァアアアア!!」
パキィン
(´・ω・`)
オクタヴィア「ォオオオオオオオオオオ!!」
杏子「さ、さやか!さやかぁ!!」
オクタヴィア「オオオオオオオオオオオオ!!」
杏子「あぐっ!や、やめ……やめろ、さやか……!しっかりしろ……!」
ほむら「っ……」
杏子「ほ、ほむら……?待ってくれ、頼む、お願いだ、やめ……」
カチッ
オクタヴィア「グギャアアアアアアアアアア……!」
杏子「あ……あ、あぁあ……」
杏子「さ、やか……おい、さやか……」
さやか「…………」
杏子「返事、してくれよ……さやか……」
ほむら「……杏子」
杏子「さ、やか……。……てめぇ……てめぇえええええええ!!!!」
ほむら「っ……」
杏子「人殺し……人殺しが……!ぜってぇ許さねえ……殺す……ぶっ殺してやる……!」
ほむら「…………ごめんなさい」
杏子「っ……ふざけんな……何が、ごめんなさいだ……!
許さねえ……殺す、殺してやる!殺してやる、殺してやる!!」
ほむら「駄目……杏子、お願い……だめ……」
杏子「ぶっ殺す、ぶっ殺す、殺す、殺してや……ぐっ……がっ……がぁあああああああ!!」
ほむら「いや……お願い……いや……!」
杏子「ぁぁああああアアアアアアアアア!!!!」
>>130
詳しく教えてくれ
見てみたい。
ワルプル「アハハハハハハハ!アハハハハハハハハ!」
オフィーリア「グォオオオオオオオオオオ!!」
ほむら「いや……もう……いや……」
この時間軸でも、だめなの……?
あんなに、これ以上ないくらい、最高の展開を迎えたのに……。
これでも、まどかを救えないの……?
これで無理なら、もう、絶対、不可能……。
まどか「……ほむら、ちゃん……?」
ほむら「ま、どか……」
まどか「どうして、魔女が……もしかして……!」
QB「まさかマミに引き続き、さやか、杏子も脱落とはね」
ほむら「っ……」
まどか「……ほむらちゃん、ごめん」
ほむら「え……」
まどか「わたし、魔法少女になる」
あほー!!!!
ほむら「やめて……もう、やめて……もう、これ以上、私を……」
まどか「ごめんね……本当にごめんね。でも……大丈夫。
絶対に、ほむらちゃんを悲しませたり、しないから」
QB「さぁ、願いは決まったかい?まどか」
まどか「……わたしは……わたしの、願いは……。
全ての魔法少女に、希望を持ち続けてほしい。絶望なんかに、負けないで欲しい。
今までの魔法少女にも、これからの魔法少女にも」
QB「ッ……!その願いは……!
君は、魔法少女システムそのものを否定する気なのかい!?」
まどか「絶望して魔女になるなんて、そんなの、絶対認めない。
希望を求めたみんなに、最後まで希望を捨てないで欲しい。笑顔で居てほしい。
これがわたしの祈り。わたしの願い……。さぁ、叶えてよ!インキュベーター!」
ほむら「っ……!」
QB「……過去が、塗り替えられていく……上書きされていく……!
絶望がなくなるということは、魔女そのものの存在が……消える……!
この世界の全ての魔女が、生まれることなく……!」
ワルプル「アハ、アハハハハ、アハハ、アハ、アハ……」
オフィーリア「グオオオオ……!」
まどか「もう、大丈夫……。そんな姿になる必要なんて、ないんだよ……」
ほむら「魔女が、消えていく……!」
・
・
・
杏子「う……あたし……なんだ、何が……?」
さやか「あれ……わ、ワルプルギスの夜は!?」
ほむら「杏子……さやかっ……!」
杏子「なっ……さやか、あんたなんで……!」
まどか「……良かった……元に、戻ってくれて……!」
杏子「ま、まどか!?あんた、その格好……」
さやか「まどか、あんた、契約、しちゃったの……?」
だがマミさんは首だけと言う
マミ「ゆっくりしぬ
しかないじゃない!」
まどか「うん……それより……え、っと……マミさんは……?」
杏子「そ、そうだ!マミはどうした!?」
さやか「そっか、マミさん首が……!みんなはここで待ってて!
マミさん!無事ですか、マミさ……」
マミ「…………」
QB「どうやら気を失ってるようだね」
さやか「は、早くくっ付けてあげよう……」
・
・
・
マミ「ん……あ、あれ?私……ちゃんとくっ付いてる!」
さやか「良かった……」
>>186
マミさんだけシュールなんだよな(笑)
さやか「良かった……」
杏子「マミ!あんた、無事なのか!?確かにあんた……!」
ほむら「うっ……ぅくっ……ぇうっ……!」
マミ「あ……暁美さん……?」
さやか「ど、どうしたのさ、急に……」
ほむら「ごめん、なさぃ……ごめんな、さいっ……!」
杏子「……あんた」
まどか「ほむら、ちゃん……?」
マミ「あ、暁美さん?泣いてちゃわからないわ。何があったの?大丈夫?」
ほむら「巴さん……さやか……ごめんなさい……私……私……!」
さやか「あ……もしかして……。良いよ……やっぱ、仕方なかったんだし……」
ほむら「私……ぐすっ……わ、私……」
杏子「……ふんっ!」ゴツン!
ほむら「あぅ!……き、杏子……?」
ググれよ
同じく斎藤康介なら知ってるけど
杏子「……一発殴ったら、気が済んだ。もう、良いだろ。言わなくても」
マミ「佐倉さん……?」
杏子「ちょっとさ、あんたが気失ってる間にこいつがやらかしちまったから、今あたしが殴っといた。
何があったのかは……あたしに免じて、訊かないでやってくれよ。まどかもさ」
ほむら「杏……子……あなた……」
まどか「……うん、わかった、杏子ちゃん」
マミ「……えぇ。暁美さん、何があったのか知らないけど、あんまり気にしちゃ駄目よ?
佐倉さんが、あの佐倉さんが、許してあげてるんだから、ね?」
ほむら「っ……は、はい……」
杏子「『あの』は余計だよ、ばか」
杏子「……で?何があったのか説明しろよ、キュゥべえ」
QB「……鹿目まどか願いによって、この世界の事象が全く別の事象で上書きされてしまったんだ」
さやか「……それ、どういうこと……?」
QB「君たちを含め、現代の魔法少女たちはしばらく困惑することになるだろね。
彼女たちに何があったのかを説明する僕たちの身にもなって欲しいよ」
ほむら「それじゃあ……あなたには、何が変わったのかわかるの……?」
QB「この世界のルールが塗り替えられてしまった。
魔法少女は魔女にならないし、絶望でソウルジェムも濁らない。
ソウルジェムが濁るとすれば、それは魔力の消費によってのみだ。
それに伴って、魔法少女システムも根本から書き換えられてしまっているようだね」
マミ「じ、じゃあ、ソウルジェムが濁りきったら……?」
QB「身体機能の停止。つまり、君たちで言うところの死だ。
当然だよね、魔法が使えなくなるんだから」
ん、一回濁ったんだろ?
つまり死んだろ?
ゾンビじゃん
さやか「そうなんだ……」
まどか「……ごめんね。わたしが、もうちょっと違う風に、祈ってたら……」
杏子「何言ってんだよ。魔女にならなくて済むんだぜ?超ファインプレーじゃん。
ってか……わりぃ。あたしたちのせいで、あんたを魔法少女にさせちまった」
マミ「鹿目さん……あなたの願いも、魔法少女みんなを思っての願いでしょう……?」
さやか「……だよね。あたしたちのために、まどかは……」
まどか「……ううん。わたしは、自分の意志で、魔法少女になったの。
だから、わたしは、今とっても幸せだよ……。
だって、みんなと一緒に、戦えるんだもん……」
ほむら「まどか……!」
QB「そうだね。君たちの戦いはまだ続く。
魔女が居ないと言ってもこの世の穢れは形を変えて存在し続けている。
これから君たちは、それらを相手に戦い続けることになるだろうね」
・
・
・
まどか「えぇい!」
「ギャァアァアアアアアア……!」
マミ「さすがね、鹿目さん」
ほむら「えぇ。また今日も大活躍だったわね、まどか」
さやか「ちょっとまどかぁ!あたしの分の仕事ももうちょっと残しておいてよねー!」
まどか「えへへへ……ごめんね、さやかちゃん」
杏子「雑魚軍団とは言え、1人で半分近く持ってくとかどんだけだよ……。
あんた1人で大体ぜんぶ倒せんじゃねえの?」
まどか「そ、そんなことないよ!みんなが居てくれるから、わたしは戦えるんだもん!」
・
・
・
QB「やれやれ、まさかこんな現実を目の当たりにすることになるとはね。
本当に、まどかの願いには恐れ入ったよ」
ほむら「キュゥべえ……」
QB「もっとも……まどかの契約内容がもう少し違っていたら、
もしかしたらまた今とは違う結果になっていたかも知れないけどね」
ほむら「……どういうこと?」
QB「彼女の素質なら、これよりもっと大規模な願いだって叶ったはずだ。
それこそ、全宇宙のルールを塗り替えるような、神のような次元のね」
ほむら「……そうなの?」
QB「でも、もしそんな願いが叶うとすれば、彼女はきっと鹿目まどかという固体を保てなくなる。
彼女は文字通り、神になってしまっていただろう」
ほむら「…………」
QB「まぁ、全ての宇宙を救って存在が消えることと、この世界だけを救って生き続けること、
どっちが良かったかなんていうのは、君たちの考え方次第だけどね」
ほむら「……『もし』の話をしたって、仕方ないわ。私は、今ある私の幸せを享受するだけよ」
まどか……私、今とっても幸せよ。
おしまい
あれっ魔女化しないと思ったら
魔女化無効の契約だった、反則技だな(笑)
はいおつ
だいぶ長くなったけど、付き合ってくれた人おつかれ
途中の分岐の、もう1つのEDも一応用意はしてあるんだけどどうしよう
そんなに長くないから投下しちゃっても良いかな
それか流れだけ簡潔に書くべきか
もしくは何も書かないか
>>224
ノーカットで期待
QB「暁美ほむら。ちょっと良いかな」
ほむら「キュゥべえ……何かしら」
QB「君にちょっと確認しておきたいことがあってね。
これまで君の戦いを観察してきて、ようやく1つの推察に及んだ。
君の魔法は、時間に干渉するタイプの魔法じゃないかな?」
ほむら「…………」
QB「どうやら、当たっていたようだね。暁美ほむら、君はこの時間軸の人間じゃないね?
道理で、僕には君と契約した記憶がないわけだ」
ほむら「……それで?だから何?」
QB「なぜ鹿目まどかがあれほどの素質を備えているのか、まるで分からなかった。
でも、君が何度も時間を繰り返していたのだとすれば、その理由ははっきりする。
ねぇ、ほむら。鹿目まどかは、君が時間を繰り返すたびに強力な魔法少女になっていったんじゃないのかい?」
ほむら「っ……!」
QB「……やっぱりね、原因は君にあったんだ」
ほむら「……どういうことよ」
・
・
・
そんな……まどかが、キュゥべえにしつこく勧誘を受けるのは、私のせい……?
私のせいで、まどかが、あれほどの素質を……。
……いいえ。
そんなこと、問題にすることじゃない。
なぜなら、この時間軸で私の旅は終りにするから。
今までにない、最高の状態で明日を迎えようとしている。
4人が協力して、ワルプルギスの夜を倒せないはずがない。
今度こそ、私はまどかを救う。
救ってみせる!
安価1とったがほむらのも見たかったので
リクエストしようと思っていたから期待。
ワルプル「アハハハハハハハ!アハハハハハハハハ!」
オフィーリア「グォオオオオオオオオオオ!!」
ほむら「いや……もう……いや……」
この時間軸でも、だめなの……?
あんなに、これ以上ないくらい、最高の展開を迎えたのに……。
これでも、まどかを救えないの……?
これで無理なら、もう、絶対、不可能……。
まどか「……ほむら、ちゃん……?」
ほむら「ま、どか……」
まどか「どうして、魔女が……!」
QB「まさかマミに引き続き、さやか、杏子も脱落とはね」
ほむら「っ……」
まどか「……ほむらちゃん、ごめん」
ほむら「え……」
まどか「わたし、魔法少女になる」
ほむら「やめて……もう、やめて……もう、これ以上、私を……」
まどか「大丈夫……ほむらちゃんは、わたしがきっと、守るから……!」
QB「願い事は決まったかい、まどか」
まどか「わたしは……ほむらちゃんを、守りたい!
ワルプルギスの夜を、魔女を、倒せる力が欲しい!」
QB「契約は成立だ。君の祈りはエントロピーを凌駕した。
さぁ、解き放ってごらん、君の新しい力を」
ほむら「まどか……まどかぁあ……!」
・
・
・
まどか「やったよ、ほむらちゃん!わたし、ワルプルギスの夜を倒したよ!」
ほむら「……え、っと……ま、まどか、大丈夫?どこか、おかしなところは……?」
マミ「鹿目さん、素晴らしいわ!さすがよ!」
さやか「すっごいじゃんまどかー!」
杏子「おいおい、これじゃあこれからあたしらの出番なんてないんじゃねえの?」
ほむら「えっ……?み、みんな……!?」
まどか「そんなことないよ!だってみんな、友達で、仲間だもん!ね、ほむらちゃん!」
ほむら「え、えぇ……」
…?
・
・
・
マミ「さぁ、お茶が入ったわよ?どうぞ、召し上がれ」
杏子「いっただきまーす!うーん、うめぇー!」
さやか「もー、杏子!今日はまどかの祝勝会なんだから、ちょっとは遠慮しなさいよね!」
まどか「えへへへ!良いよ、そんなの。
わたしは、みんなで楽しく一緒に居られれば、それで幸せなんだもん」
ほむら「そうね……その通りね」
まどかが、ワルプルギスの夜を倒しても魔女にならなかった。
それどころか、巴さん、さやか、杏子まで、生き返ってる……。
もしかして、本当に奇跡が起こったのかしら……。
まどか「……ね、ほむらちゃん」
ほむら「?何かしら」
まどか「今、ほむラちゃン幸せ?」
ほむら「そうね……とても、幸せよ」
まどか「えへへ!良カっタ!まルデ、天国ミたイニ幸せダヨね!」
ほむら「えぇ……本当に。まるで、天国みたい……」
…うん。
・
・
・
QB「…………」
本当にすごかったね、契約したまどかは。
魔女化した杏子はともかく、まさかあのワルプルギスの夜を一撃で倒してしまうなんて。
まぁ、その膨大な魔力消費のおかげであっという間に魔女になってしまったけど。
それにしても暁美ほむらが自ら、
あの魔女化したまどかの中へ飲み込まれていったのは予想外だった。
さすがの彼女も、絶望に負けてしまったようだね。
とにかく、これでこの星にも用はなくなった。
人類が滅亡するまで、時間の問題だろうね。
クリームヒルト「ネェ、ホムラチャン。今、幸セ?」
ほむら「まどか……私、今とっても幸せよ」
おしまい
おつ
これでおわり
本当は元々こっちのEDだけだったけど、何故か分岐とか考えてしまった
だから正直ハッピーエンドは結構無理矢理作った感ありまくり
自分でもツッコミどころ満載だと思う
まぁ、偽者とか色々あったけど、みんな付き合ってくれてありがとう
お疲れ
>>260
なんか安価悪かったような(汗)
バッドかハッピーかハラハラしながら読んでおりました。
あとQBの暗躍ぶりがより際立ったSSでした。
ところでよろしければ過去の作品がありましたら
教えていだだけませんでしょうか。
それでは乙でした。
>>263
杏子「何だこれ……血ぃ出てきた……」
まどか「友達代……って何?」
ほむら「しばらくあなたはここで暮らすの」
ほむら「まさか転校生と体が入れ替わるなんて……」
まどか系は多分このくらい
>>268
どもありがとうございます
なんか見たことはあるような……
これから読んでみます
それではまたSSの投稿を楽しみにしてます。
乙
金 玉は読んでないけど面白かったよ
また立ててくれよな!
ほむら「この時間軸の窓かは金玉ついてるのね」
まどか「えへへ///」
ほむら「そぉい!」ブチッ
まどか「ぎゃあああああああ」ブシャアアアアアアアア
クリームヒルト「ネェ、ホムラチャン。今、幸セ?」
ほむら「まどか……私、今とっても幸せよ」
クリームヒルト「…ドウシテ?」
ほむら「だってあなたの金玉千切れるから」
クリームヒルト「えっ」
ほむら「そぉい!」ブチッ
クリームヒルト「ぎゃああああああ」ブシャアアアアアアアアア
QB「まさか……クリームヒルトがほむらに倒される!?」
QB「くそっ!計算が番う!!」
クリームヒルト「ほ、ほむらちゃんやめぇ…」ポロポロ
ほむら「おほほほほ!」ブチブチ
クリームヒルト「うぎゃあああああああああ」
QB「クリームヒルトから大量のグリーフシードが!!」
杏子「うまそうな金玉じゃないか」
ほむら「あ、杏子。あなたも食べる?」
杏子「ああ、いただくよ……そぉい!」ブチッ
ほむら「ぎゃあああああああああ」ブシャアアアアアアアア
QB「えっ、なにこれは」
クリームヒルト「こんなのぜったいおかしいよ」
杏子「たまらんな」
ほむら「たまらないわね」
クリームヒルト「金玉うめえ」
金玉でみんな幸せ
ほむら「この時間軸のまどかは……」
完
うん、つまらなかった
>>300
ではどうすれば面白くなるか教えてね
>>302
導入をしっかり描け
何度も読ませないと理解できないものはSSではいらん
この場合は意識して難解にしたわけじゃなくただ単に文章構成能力の無さが露見しただけだが。
これがこうだからこういう風にストーリーが続いていくよ~くらいの想像させられるくらいの文章書け
>>303
なるほどね、わかりやすい
では導入がしっかりしてるSSを教えてもらえないかな
是非とも参考にしたいので
>>304
P「真美を抱きしめて亜美可愛いって言ってみる」
紬「あたしみんなをいじめるのが夢だったの~」
>>307
アイマスわからんけどよんでみるよサンクス
タイトルは8割くらい当たってるはず
あ、けいおんのほうは見たこと歩きがする…
面白かった
金玉も頑張ろう
このSSまとめへのコメント
なんか途中ごちゃごちゃしてるし、安価が荒れて、めちゃくちゃ読みにくかったわ。