雪ノ下「私と付き合ってください」八幡「!?」 (122)

八幡「高校の3年間が終わり、今日、卒業式があった」

八幡「その後奉仕部と数人が集まりお疲れ会をやった」

八幡「そして帰ろうとしたところを雪ノ下に少し付き合って欲しいと言われ街を歩いている」




八幡「んで、結局どこにいくんだよ」

雪ノ下「場所については言えないのだけれど、それほど遠くはないわ」

八幡「言えないって……まぁ遠くないならいいんだが。家の方向もこっちだしな」

雪ノ下「でしょうね」

八幡「ん? どういう意味だ?」

雪ノ下「着けばわかるのではないかしら?」

八幡「そうですか……結局何も言わねーのな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385235908

バグだと言われたが書き込みはできてるっぽい
続けます

雪ノ下「着いたわ。ここよ」

八幡「は? ……意味がわからん。ここに何があるんだ? 店も何も無いように見えるが」

雪ノ下「本当に忘れている様ね。3年も前の事だから直に思い出せないのも無理は無いかしら」

八幡「3年前? あ……」

雪ノ下「思い出したよう 八幡「いやーわかんねーな」

八幡「なぁ、用事ってこれだけか? それなら八幡さんはもう家に帰りたいんですが」

雪ノ下「待って!」ガシ
   「待ってください……」

八幡「雪ノ下……」
  「何を言おうとしてるかはわかんねーが、そんなに何かを気負う事は無いんじゃねーか?」
  「それに3年も前の事なんだろ?もういいじゃねーか」

雪ノ下「いえ、それでは駄目なのよ……お願い、聞いて」

八幡「……」

自分、砂糖吐いていいすか?

>>4

今書いてるので寝てもいいかもしれません
砂糖吐けるようなものを書くつもりではあります。

ブクマ登録しときます。

楽しみにしてますね

>>5
状況説明は素直に地の文章にするか、()でくくると読みやすいと思う

雪ノ下「あなたは『忘れている』様だから説明させてもらうわ」
    「3年前……高校の初日だったわね。あなたは『ここ』で車と事故にあった」
    「そして怪我を負い、3週間の入院をした」

雪ノ下「思い出した?」

八幡「あぁ、そんなこともあったっけな。ただ、あれは俺が飛び出したのが悪いんだ」
   「むしろ車のキズの方が気になったぐらいなんだぜ? たかそーな車だったからな」

雪ノ下「そうね、急に車道に飛び出して来られては運転手はどうしようもないわ」

八幡「おぉ……何だ急にいつもの雪ノ下らしくなったじゃないか」

雪ノ下「……話を戻すわ。事故自体はたしかにしょうがなかった部分もあるの」
    「ただ、問題なのはその事故そのものを無かった事にした事よ」
    「あなたは、もう知っていたようだけど、改めて言わせてもらうわ」
    「あの時、車に乗っていたのは私。そして事故をなかったことにしたのは私の家がやったことよ」

>>7
迷ったのですがこっちにしてしまいました。
次からは()にしたいと思います。

雪ノ下「本当に、ごめんなさい。あなたがあの時の人だという事は早くから気づいていたわ」
    「でも謝れなかった。本当に、ごめんなさい……」


八幡「まぁ、なんつーのかな……とりあえず、許す。と言えばいいか? 本当に大した事だとは思ってなかったからな」
   「もう、いいんじゃねーのか? ってこれさっきも言ったな」
   「ほら、もう帰ろうぜ」

雪ノ下「いえ、待ちなさい」
    「今のは、そう。けじめを付けて置きたかったの。ごめんなさい。そして許してくれて感謝します」
    「あなたにもう嘘を言ったり、誤魔化したりしない。そう言いたかったの」
    「そしてもう一つ、大切なことをあなたに言いたいの」

雪ノ下「今から言うことは嘘でも冗談でもないわ、だからよく聞いて」

八幡「お、おう……何だ」



雪ノ下「あなたの事が好きです。私と付き合ってください」

八幡「!?」

八幡「いや、え? 何の冗談だ?」

雪ノ下「さっき言った事をもう忘れたのかしら。私は冗談ではないと言ったつもりだったのだけれど」

八幡「あ、あぁそれは聞いていたんだが、……そもそもさっきの話の後にいきなり言われてもな」
   「もっと違う事を言われるのかと思っていたんだが……」


雪ノ下「ねぇ……比企谷君。私は今告白をしたのだけれど、返事はもらえないのかしら」

八幡「え、あーいや、ほら俺はまだ大学の後期試験とかあるから今勉強で忙しいし、ほらえっと……」

雪ノ下「つまり受験が終わったら付き合ってくれるということでいいのかしら」

八幡「そういう訳じゃなくてだな……」

雪ノ下「……」

八幡「……」

砂糖を…吐きたいです
とびきり甘い大学編オナシャス!!

雪ノ下「……ふぅ、……分かってはいたわ。あなたはそうやって人から、人の好意から逃げて行く」
    「結局、高校の間にそこは変わらなかったわね」

八幡「……すまん雪ノ下。やっぱり俺は  雪ノ下「ねぇ比企谷君!」

八幡「は、はい!」

雪ノ下「今、後期試験に向けて勉強しているのでしょう?」
    「それの勉強会をしましょう」

八幡「え? あー、それは確かにありがたいんだが……」

雪ノ下「さっきの事は一旦忘れてもらって構わないわ」
    「でも、少しだけ、あなたの側に居させてくれないかしら……」

もう全レスしてやるぜ!やーー!!
まさかこんな時間にレスがあるとは思ってなかった

>>6
ありがとうございます。頑張りますえ

>>12
砂糖を!ぶちまける!! ただし大学編ではなく、その前までの予定です


と、今日(の朝)はここまでです。
ではでは、ではではではー

八幡「」
「」
より
八幡「??。??」
とかで一纏めにしたほうが読みやすい

おぉ……何か予想以上にレスがついとる。期待されているようでうれしい限りです。
もぅ、そんなに褒められてもSSしか出ませんよ?

書いていると かしらかしら、ご存知かしらと かしらがとても目立ったり
ガハマさん、じゃない。ガハラさんがチラチラと出てきたりと大変です。

また書きためてないです。書いていきます。










八幡(そうして俺は『雪ノ下の家で』勉強を教えてもらっている)

八幡「あえて言おう、どうしてこうなった」




―――――――――――――――
――――――――――
―――――



雪ノ下「勉強会の場所は私の家でいいかしら?」

八幡「いいかしら? じゃねーよなんでそうなるんだ」

雪ノ下「あら、では他に何処か場所があるというの?」

八幡「図書館があるだろ」

雪ノ下「図書館の学習室は個人で静かに使うものよ」

八幡「静かにしてればいいんじゃないか?」

雪ノ下「では、比企谷君が図書館で一人で勉強してるとして、
    目の前で静かにとは言え男女が勉強を教え合っていたらどう思うかしら」

八幡「」

雪ノ下「比企谷君、目が濁っているわ」



八幡「あーじゃあ俺んちとか……?」

雪ノ下「あなたの家でも私はいいのだけれど、毎日、あなたの家に、私が行ってもいいのかしら?」

八幡「」



―――――
――――――――――
―――――――――――――――

いやあんま調子のられても

俺は書いてくれるなら調子乗ってもいいと思う




雪ノ下「何か分からないところがあった?」

八幡(はい。一番わかんねーのはお前の態度の変わり様です)

八幡「あー、そういうわけじゃねーんだが」

雪ノ下「?」

八幡(かわいい。…………よく考えれば俺への被害は無いし、勉強は捗っている。このままでいいんじゃないか?)

雪ノ下「そういえばそろそろお昼の時間ね。休憩にしましょうか。
    比企谷君、……そうね、スパゲティでもいいかしら?」

八幡「えっ何、作ってくれんの?」

雪ノ下「えぇ、何か希望でもあるかしら」

八幡「いや、作ってくれるなら別に何でもいぜ」

雪ノ下「そう。ちょっと行ってくるわね」



雪ノ下「戻ったわ」

八幡「おう、早いな」

雪ノ下「まだお湯を沸かすだけだもの」

八幡(そうして雪ノ下は『先ほどまでと同じ様に』俺の隣に座る。
   あまりにも自然すぎて何かを言う暇さえ無かったぜ)

八幡「」

雪ノ下「」

八幡(そして訪れる無言タイム。さっきまでは勉強ムード一色だったから助かってたというのもあるんだ
   正直、何を話せばいいか検討がつかん)

>>30,>>31
おおう、自分では気づかないものですね。そこまで調子に乗ったつもりは無かったですが。
続行しますが書きためはありません。


八幡「あー、雪ノ下。勉強してるんじゃ無いし、隣に座らなくてもいいんじゃないか?」

雪ノ下「嫌よ」

八幡(即答で断られた。さらに、なんか微妙に距離が詰められた気がする。触れてはいないが、近い
   そもそもこの長方形のちゃぶ台みたいな机の一辺に二人で座ってる時点で近くはあるのだが)

雪ノ下「……」

八幡「……」




雪ノ下「作ってくるわ」

八幡(結局あれから何も喋らないまま雪ノ下が立って行った)

八幡「はぁ……来るんじゃ無かったかもしれんな。というか今この状況もありえん。
   なんてったって雪ノ下の私室に一人だ。……なんだこの状況。あーまぁ? 別に何かをするわけではないが、
   そうだ飯を食べるなら居間に行ったほうがいいだろうな。そうしよう」




雪ノ下「あら、まだ出来て無いわよ?」

八幡「あぁ、それはわかってるんだが、その、部屋に一人でいるのもなんだかな」

雪ノ下「そう、まだ少し掛かるからそこに座ってて頂戴」

八幡「すまないが、そうさせてもらう」

雪ノ下「えぇ」


八幡(最近の雪ノ下はよく笑う。俺との会話でも笑顔を見せるくらいだ。
   雪ノ下は変わった。本当に。まさか告白してくるなんて2年の頃の俺には思いもしなかっただろう。
   いや、もしかしたら、で考えた事が無かったわけではない……。
   ただ、いつも通りの奉仕部を続けているうちに、このまま卒業し別れることになるのだろうと思っていた)

八幡(今の状況は何なんだろうな。卒業して、告白されて。答えを出さないままこうして雪ノ下と二人でいる
   雪ノ下の事は嫌いではないが……。俺は――)



雪ノ下「比企谷君?」

八幡「あ、ん、何だ?」

雪ノ下「ご飯、できたわよ」

八幡「おぉ、すまん気付かなかった」

雪ノ下「そのようね。何か考え事に夢中のようだったわ。何を考えていたのかしら」

八幡「別に、何でもない。それよりもう食べていいのか?」

雪ノ下「えぇ、いいわよ。どうぞ召し上がれ」

八幡「じゃあ、頂きます」

雪ノ下「はい。頂きます」






――――――――――



八幡「雪ノ下、今日はありがとな。お陰でだいたいどこをどれだけやればいいのかの目安が付いた」

雪ノ下「そうね、後は試験までしっかりと勉強をしていけば合格できると思うわ」



八幡「あぁ。……それで、明日なんだが、一人で勉強しようと思っているんだ。
   場所さえわかれば一人でも何とか出来ると思うからな」


雪ノ下「ッ……ねぇ、比企谷君。昨日の、返事を聞いてなかったのけれども……それは、NOと言うことなのかしら……」


八幡「…………あぁ。そうだ。すまない、雪ノ下」

雪ノ下「なんで……。私の事嫌い……なのかしら」

八幡「いや、嫌いではないが……」

雪ノ下「そう……。ねぇ、なら理由を聞かせて」

八幡「…………お前の事が嫌いって訳じゃねーんだ、雪ノ下。ただ、お前と俺じゃあ釣り合わないんだよ
   容姿も社会的地位も、能力も。この先お前の事を分かってくれて、それら全てが俺より高い奴なんて
   何人もお前の前に現れる。その時にお前の側にいるのは俺じゃなくてもいいだろ。
   だから、駄目なんだ。お前と俺じゃ違いすぎる。だから……」

雪ノ下「見捨てられるの怖い。人が側にいるのが怖い」

八幡「……そうだ」

雪ノ下「本当に、変わっていないのね。貴方は。いえ、以前はこんあに素直には言ってくれなかったかしら
    そうね、少し、表面が変わったのかしらね」

雪ノ下「でも本質的なところが変わってない。ねぇ、貴方。わかってる? 
    このままだと誰かが貴方と付き合うにしろ、その為には世界中の人がいなくならない限り不可能なのよ?」

八幡「そうだろうな。まぁ、別にいいんじゃねーのか。それでも」


雪ノ下「どうして……っ!」


雪ノ下「私は、貴方を見捨てない。いえ……これでは駄目なのね。……。ねぇ、私は変わったわ。
    以前の私とは違う。そう思わない?」

八幡「……そうだな、お前は変わったと思う」

雪ノ下「私を変えてくれたのは、貴方。貴方が居てくれたから変わった。貴方が最初で、一番なのよ。
    他の人は貴方じゃないわ。貴方の代わりはいないのよ」

八幡「だが、いつまでもいる必要はないだろう」

雪ノ下「どうして……私はあなたしか居ないのに。あなたをこんなにも好きだというのに!!
    どうして……伝わらないの……!」

八幡「……」



雪ノ下「比企谷君! こっちを見なさい」

八幡「おい、な」ガチッ

八幡「痛っ……お前……」

雪ノ下「ごめんなさい、初めてだったからうまくできなかったわ」

何故か狂気のヤンデレルートに入ってる気がする。おっかしいなー
本来のプロット的には↓なんだが


ねぇ比企谷君 無かったことにしていいといったけど本気にしてるの?
冗談よ。入試が終わるまでは今までどおりでいいわ
入試が終わったらなにが起こるんだ。……あぁ予想はついてるさ。
ダメよ。必ずはいと言わせてみせるわ。


八幡「どうしてこうなった」(二回目
とりあえず一旦終了。続き書いてからこのまま行くかやっぱり変えるか決めます。
ごきげんよう!

いい忘れてましたが、この奉仕部はいつも通り部活をやって
それぞれが少しずつ変わっていきながら変わらない日常を過ごし、3年になって卒業しました。

8巻?知らない子ですね。



八幡「………………」

八幡「はぁ、本当に何やってんだかな。……雪ノ下、口から血、出てんぞ」スッ

雪ノ下「あ、ありがとう。ごめんなさい、今ハンカチを持ってくるわ」

八幡「いいから」ペロ

雪ノ下「あ……」

八幡「あーあー、血止まってねーじゃねーか。ほら、顔こっち向けろ……」チュ

雪ノ下「ん!……ぁ」

八幡「……」ペロ ペロ

雪ノ下「はぁ……。比企谷……君」

八幡「よし、とりあえず止まったな」
  「まぁファーストキスがあれだけっていうのもな」ボソ

雪ノ下「ありがとう……」ギュー
   「ね、ねぇ比企谷君」

八幡「何だ?」

雪ノ下「その……もう一回……」

八幡「消毒を? 血は止まってるから必要無いぞ」

雪ノ下「ち、違うわ、さっきの、その、キスを……」

八幡「あー、違うぞ? さっきのは怪我してたから消毒しただけだから」

雪ノ下「あぁ! もう!」




カチ


八幡「っ! おま、何また同じことやってんだ」

雪ノ下「……なんで上手くいかないのかしら」

八幡「こういうのはゆっくりと軽くやるもんなんだって……
   あーまた血出てるし……。ったく、ほらゆっくりと、だ」

雪ノ下「ん……」チュ

雪ノ下「……ねぇ比企谷君。あなた、随分と手慣れてないかしら?
    一体私は何人目なのかしらね?」

八幡「ちげーよ。男っていうのはそういう知識は無駄にあるもんなんだ」

雪ノ下「えぇ、そうよね。比企谷君が、まさかね。
    それで、先程のが比企谷君のファーストキスであってるのかしら?」

八幡「……そうだよ」

雪ノ下「良かった」
   「ねぇ、私もさっきのがファーストキスなのよ?」

八幡「あぁ、だろうな。……とりあえず今日はもう帰るぞ」

雪ノ下「あ、えぇ、わかったわ。それで、明日は……」

八幡「さっきは一人でも出来ると言ったが、やっぱり教えてもらったほうが効率がいいだろうしな
   明日もよろしく頼む」

雪ノ下「比企谷君。最後に」

八幡「雪ノ下」チュ


八幡「じゃあ、また明日」

雪ノ下「やっぱり貴方、手馴れてるわ」

なんかヤンデレ風味が感じられますが、この路線でいいかな?
比企谷君プレイボーイ化。ヤンデレには愛を。

夜まで更新はありません
では、ではでは、ではではでは。

大学生活編
新婚生活編
育児生活編
子ども達の成長編
銀婚式編
子ども達の自立編
老親の介護編
金婚式編
までは最低書いてくれ



―――――――――――――――


雪ノ下「家庭教師としての報酬の支払いを求めます。とは言っても現金などでは無いから安心しなさい」

八幡「はぁ。じゃあなんだ? その報酬とやらは」

雪ノ下「分からないかしら?」

八幡「いや、わかんねーよ。そんなこと急に言われてもな」

雪ノ下「キスしなさい」

八幡「おぉう!? えらく直球で来たな。というか、なぜ真顔のままそんな事が言えるんだ」

雪ノ下「練し……なんでもないわ。とにかく貴方には支払いの義務があるのよ」

八幡「ちょっとまて、これはあくまで勉強会であって、家庭教師をお前に頼んだわけでは無いと思うんだが」

雪ノ下「それは昨日の話だわ。そして昨日貴方から勉強会の終了を要請され、、
    また貴方から今日からの新しい契約を頼まれたのだけれど」

八幡「……否定はできない」

>>59
見た瞬間に吹いた。よう出せるもんやね。
ただ、残念ながら終わりは決めているのです。
大学生編はやりません



雪ノ下「既に労働は終了しているから、報酬は払わないといけないのよ」

八幡「なぁ、さっき練習したとか言いかけなかったか?」

雪ノ下「何の事かしら」

八幡「真顔のままキスしろとか言われてもな、なんというか、違うだろ」

雪ノ下「そんな……。でも、契約があるから……。行けるはずだったのに……」ボソボソ

八幡「まぁ、でもそうだな。契約だから、しなきゃいけないんだよな」

雪ノ下「そ、そうよ」

八幡「顔がニヤけてるぞ」

雪ノ下「え、そ、そんな」

八幡「真顔でいられるよりかはそっちのほうが断然いいな。ほら」

雪ノ下「ん……。駄目よ。報酬分に足りてないわ」

雪ノ下「…………はぁ」


八幡「なぁ……雪ノ下。俺達は、その、付き合っているのか?」

雪ノ下「!」
   「…………」
   「付き合っては、いないわ」
   「私は貴方に告白し、貴方は返事を出していない。そうでしょう?
    そして返事を貰うのを保留にしてあるのだけれど」

   「………………返事を出す気になったのかしら」


八幡「……すまない」

雪ノ下「いえ、いいのよ。今はまだ勉強が大事な時期なのだから……」

八幡「……さて、じゃあ帰るわ」

雪ノ下「そうね。……ねぇ、報酬の分はもらったのだけれど。もう一回だけ……」

雪ノ下「…………ありがとう。また明日」



雪ノ下「そうね、まだ。まだ、時期ではないわ」




八幡(終わってみれば呆気ないものだ。1日だけの試験が終り、あとは発表を待つばかりとなった)

八幡「約束がある。雪ノ下の家に行こう」



雪ノ下「いらっしゃい、比企谷君」

八幡「あぁ。お邪魔する」





雪ノ下「それで、試験はどうだったのかしら」

八幡「悪くないと思う。今までありがとな雪ノ下。割と本当に助かった」

雪ノ下「構わないわ。私がやりたかった事でもあるもの」

八幡「そうか」

雪ノ下「そうよ」

八幡「…………」

雪ノ下「…………」

雪ノ下「ねぇ、大学、受かったら家を出ない?」

八幡「どういう意味だ?」

雪ノ下「その、私が行く大学の近くに家を借りる予定なのだけれど、部屋が余るのよ
    それで、私の大学と比企谷くんの大学がそんなに離れてないから……。
    えと、ルームシェアみたいな感じで?」

八幡「」


八幡「いや、いやいやいや。さすがにそれは無いんじゃねーか!? 第一親がそんなもん許可しねーだろーよ!?」

雪ノ下「じゃあ、親が許可したらいいのね?」

八幡「いいってわけじゃねーが……そこをどうにかしない限りどうしようもないだろ」

雪ノ下「まぁ、既に私の親と貴方の親の両方の許可を取ってあるのだけれど」

八幡「は?」

雪ノ下「私の親と貴方の親の両方の許可を取ってあるのだけれど」

八幡「え?」

雪ノ下「両方の親の許可を取ってあるのだけれど」

八幡「マジで?」

雪ノ下「マジよ。むしろ貴方の親御さんからは推奨されていると言ってもいいわ」

八幡「」




雪ノ下「…………ただ、この提案の上で、これはあくまでルームシェアでしか無いのよ
    私と貴方が4年間、同じ共有スペースを持つというだけ。
    それに、もし貴方がどうしても嫌になったら出て行っても構わないから……」

八幡「……卒業してから、変な言い訳が増えた気がするんだがなぁ……。
   もう、親の許可も取ってあって、どうせもうその方向で固まってるんだろ?」

雪ノ下「えぇ、そうよ。それじゃあ……」

八幡「ならその提案を受けるしかないよな」

雪ノ下「比企谷君……」ギュ

雪ノ下「あ……ねぇ……」

雪ノ下「ん……んー…………」




――――――――――


雪ノ下「あ、一つ言い忘れていた事があったわ。
    私の父親に比企谷君を合わせるように言われてたの」

八幡「ええぇぇぇーー、あの、大学の合格が分かってからでいいですか……」

雪ノ下「もう遅いわ」

八幡「えっ」





八幡(結局大学はしっかりと受かっていた。そして今俺達は新しい家の前にいた。



   ついにここまで来てしまった。あのまま返事を出さずに。

   いいかげん、覚悟を決めるときかもしれない)



八幡「…………雪ノ下」

雪ノ下「なにかしら?」

八幡「告白の返事ってまだ受け付けてるか?」

雪ノ下「え、えぇ! もう、保留にしなくていいのかしら」

八幡「あぁ」

雪ノ下「なら、もう一度、私から言わせて頂戴」

八幡「ん?」

雪ノ下「今から言うことは嘘でも冗談でもないわ、だからよく聞いて」

八幡「あ。……何だ」






雪ノ下「あなたの事が好きです、私と結婚してください」



八幡「!?」

お疲れ様自分! ありがとうございました皆様!

とりあえずこれで終了です。SS書くのは大変ですね。
丸一日掛けてこれだけとは。

またいつか書くかもしれません。その時はよろしくです。
ではではー。

いちおうまだ依頼はしないでおきます。
もうちょっと何かを書くかもしれません。

おーまーけーでーすーよー

上の比では無いレベルのキャラ崩壊が起きます。
苦手な方はご注意ください




八幡「……あぁ。結婚してくれ。雪乃」

雪ノ下「!!八幡!!」

雪ノ下「んっ……んぅ…………はぁ」

八幡「お、おい。ちょっと待て。とりあえず中に……!」

雪ノ下「んんっ…………」

八幡「…………ぷはっ!えぇい、もう、落ち着け!」ギュー

雪ノ下「……ん」ギュー



八幡「…………雪ノ下ー」

雪ノ下「何かしら」

八幡「落ち着いたか?」

雪ノ下「無理よ」

八幡「そっかー無理かー」

雪ノ下「えぇ」ギュー




八幡「……とりあえず中に入らないか?」

雪ノ下「そうね、出来ればそうしたいのだけれど、離れたくないわ」

八幡「おぅ……」

八幡「じゃあ離れなくてもいいから移動するぞ。……雪ノ下?」

雪ノ下「抱っこ……」

八幡「ん? なにか言ったか」

雪ノ下「抱っこをしなさい」

八幡「抱っこって……」

雪ノ下「でないと動かないわ」

八幡「ったく……。このまますればいいのか?」

雪ノ下「いえ、私の体を横にして下から持ち上げるような格好でやるべきだわ」

八幡「つまりお姫様抱っこか」

雪ノ下「そ、そうともいうわ。早く」

八幡「はいはい。……よっ!と」
  (あ、これ結構きつい)

八幡「よし……!行くぞ!」




雪ノ下「ん……」(頬にキス

八幡「っく、ちょっと、いまはやめてくれ」

雪ノ下「むぅ……」

八幡「ドアを開けてくれ、頼む、」

雪ノ下「開けたわ」

八幡「よし、と。下ろすぞ?」

雪ノ下「駄目よ」

八幡「おいおい……」

雪ノ下「部屋まで連れて行って頂戴」

八幡「……どこにいけばいいんだ」

雪ノ下「そこの部屋よ」




八幡「……、ベッドに、下ろせばいいか?」

雪ノ下「えぇ」

八幡「……っと。ふぅ」

雪ノ下「ふっ!」

八幡「おわっ!?」グルン
  「ちょ、おい、危ないぞ雪ノ下!」
  (引っ張られたと思ったら雪ノ下に乗っかられていた)


雪ノ下「……ねぇ、八幡。雪乃って呼んでくれないの?」

八幡「あー……。……雪乃」

雪乃「八幡! 好きよ、大好き」

八幡「俺も好きだ。雪乃。愛してる」

雪乃「私も、愛してる。」チュ


雪乃「……あ。……もっと、髪、撫でて」

八幡「髪、サラサラだ」

雪乃「えぇ、髪を長くしてるから、手入れはかかさないもの」

八幡「そうか」

雪乃「八幡は髪、長い方と短い方どちらが好きかしら」

八幡「長い方」

雪乃「そう……。うれしいわ」チュ

そして即効で無くなる書き溜め分。
全く完成してないです。はい。

書いていきます




八幡「無理」

雪乃「?」

八幡「とりあえず、どいてくれ」

雪乃「八幡……?」

八幡「そのまま、横に、どいて」

雪乃「その喋り方はなんなのかしら? ……もしかしてこれを気にしているの?」グリ

八幡「っああ! き、気づいてたのか!?」

雪乃「ぇぇ……。足に少し当たってたから……」

八幡「うあああああ!!!」

雪乃「ね、ねぇ。八幡。……その。いいのよ?」(耳元で

八幡「!! い、いや。駄目だ。まだ、その。」

雪乃「そう……まだ、なのね。ふふ」


雪乃「じゃあ、仕方ないわね。さて、夕御飯を作ろうかしら。
   八幡はもう少ししたら、来て頂戴」チュ

八幡「」




八幡「行けねーよ……」





八幡「ご馳走様でした」

雪乃「お粗末さまでした」


八幡「じゃあ片付けは俺がやるから」

雪乃「私も手伝うわ」

八幡「いや、作るのは雪乃に全部やってもらったからな。任せてくれ」

雪乃「クスッ。そうだったわね」

八幡「っく」

雪乃「でも、いいのよ。私が一緒にやりたいから」

八幡「ん。それなら、頼む」

雪乃「えぇ」




雪乃「こうしていると、本当に新婚の気分ね」

八幡「っけほ! ……新婚って。ちょ」

雪乃「あら、何が変な事を言ったかしら」

八幡「…………。」

雪乃「気分。じゃなくて本当の事にしてくれるのはいつなのかしらね」

八幡「!!……!」

雪乃「………ふふ。『まだ』ね。」




TV「―――――。―――――」



八幡「雪乃」ナデナデ

雪乃「なにかしら」

八幡「TV見ないのか?」

雪乃「私はこれで満足しているのだけれど。……膝、重くないかしら」

八幡「あぁ。これくらいは問題ない」

雪乃「そう」耳カプ

八幡「っ!……。」

雪乃「……」ペロペロ



八幡「雪乃」

雪乃「なにかしら」

八幡「TV、一緒に、見ないか?」

雪乃「嫌」

八幡「……」

雪乃「撫でるのは止めてしまうのかしら? 出来れば続けて欲しいのだけれど」





八幡「……雪乃」

雪乃「なにかしら」

八幡「……」チュー

雪乃「んっ……。んんっ!? あ、ん……」






雪乃「はぁ。ん、……はぁ」
  「は、はちまんぅ……もっと……はぁ、はぁ」











八幡「はぁ……。心臓の音が凄いな」ギュー

雪乃「八幡も」ギュー

八幡「あぁ……。あつい……。風呂入るか」

雪乃「一緒に入る?」

八幡「入らない。……先に入ってこいよ」

雪乃「それは、そういう意味なのかしら」

八幡「っ! 違っ!」

雪乃「一緒でもいいのよ?」

八幡「……さっさと行って来い」




八幡「俺の部屋にベッドが無い」

雪乃「あぁ、そういえば八幡のはまだ届いてなかったかしら」

八幡「おい……」

雪乃「私のベッドはダブルだから一緒に寝ればいいと思うのだけれど」

八幡「おい……」

雪乃「一緒に寝るだけ。……駄目なのかしら」

八幡「はぁ、分かった。寝るだけな」

雪乃「えぇ」




雪乃「おやすみなさい。八幡」

八幡「おやすみ、雪乃」チュ
  (キスとハグはいい……よな?)


というわけで一日目が終わりました。
順調に八幡は堕ちていっています。
とはいえ『何故か』既にプロポーズをしているのですが。
……落ちとしては綺麗にやったつもりだったんだ


ではまた次回。皆さんのコメがありがたいです。




八幡「ん……ふわぁ」

雪乃「起きた?」

八幡「! 雪ノ下!?」ガバッ

雪乃「雪乃」

八幡「あー。おはよう、雪乃」

雪乃「おはよう。八幡」ニコ

八幡「……ちょっとトイレ行ってくる」

雪乃「いってらっしゃい」





八幡「あれ、まだ寝てんのか」

雪乃「えぇ、まだ結構早い時間よ?」

八幡「ん、今何時だ?」

雪乃「6時を過ぎたところね」

八幡「まだそんな時間か」

雪乃「……入らないの?」

八幡「……」モソモソ

雪乃「ふふ」ギュ

八幡「なんだよ」

雪乃「素直に入ってきたから」

八幡「悪いか」

雪乃「良いことよ」ギュー





雪乃「ふふふ」

八幡「今度はなんだ?」

雪乃「ねぇ、私今、幸せよ」

八幡「……」


八幡(……どうでもいいのかもしれない、俺の悩みなんて。
   こいつは今、本当の感情を向けてくれている。
   だったら、少なくとも、今は。)

八幡「俺もしあぁ~……」ゴニョゴニョ

雪乃「え?」

八幡「う……。あー。好きだ。雪乃」

雪乃「私もよ」





 そう言って微笑む雪乃はとても可愛く、俺はその唇に口付ける。
その先の事を少し考えつつ、今は眠ってしまうことにした。

 大学生活は始まってないが、そう先でもない未来できっと。

  俺の大学生活は間違っている。

のだろう。










結局、これで終わらせることにしました。
読んでくれた方には感謝を。



もっとキャラの掛け合いを純粋に書きたかったのですが、才能が無いのを痛感しました。
なるべく自然な会話を書こうとして、裏の意図を全く表せてません。
地の文無しでイチャイチャしようとしてその難しさに折れたり。

今回、読みやすいSSとして地の文無し、心理描写最低という制限のもと書きましたが、
逆に読みづらいのではと、思い始めてきました。少なくとも自分の力では難しいようです。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月24日 (日) 08:59:08   ID: 3g9ySSox

ふうううううううううううたまんねぇぜ!

2 :  SS好きの774さん   2015年08月31日 (月) 02:56:51   ID: AFIrwo0R

ふぅ…ごちそうさまでした

3 :  SS好きの774さん   2016年01月19日 (火) 06:00:51   ID: SXS3tdEJ

もう2年も前なんだな…何度見たか忘れるくらい見てるよ

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