やよい「サイコロの旅?」(130)

 4月27日金曜日 千歳空港

伊織「はぁ? なによそれ」

P「とある北海道ローカル番組の名物企画だ。せっかく連休だし、札幌にいるんだからやってみようと思ってな」

律子「主題歌は私が歌うわ!」

やよい「なんか分からないけど楽しそうです」

律子「ええ、楽しいわよ。見てる分には」

やよい「?」

伊織「ねぇ、まさか札幌からサイコロで東京まで帰るとか言わないわよね」

P「ん? そうだけど?」

伊織「冗談じゃないわよ!」

P「そうそう、期限はあるぞ。『2人はやよいおり!』の収録があるから、月曜の午前がタイムリミットだ」

伊織「普通に帰ればいいじゃない……」

P「それでは最初の目的地だ!」

1 被災地応援 福島
2 らぁめん食べたい 福岡
3 もう少し北海道 札幌
4 二度づけ禁止! 大阪
5 企画がいきなり終了!? 成田
6 桃太郎に会えるかも 岡山

P「サイコロはこれ、明治製菓のキャラメルのサイコロを振ってもらうぞ」

伊織「ちゃっちいわね……」

律子「何を言うのよ。どうでしょうと言えばこれでしょ?」

伊織「知らないわよ!」

やよい「伊織ちゃん頑張ってー」

伊織「私が振るのね……。いきなり成田を出してやりたいとこだけど、それはそれで盛り上がらないわね……」

 サイコロは1が振ります。安価にするとただの安価旅になりますので。

6つの選択肢が書かれたボードに現在地・現時点で乗車可能な交通機関と行き先をリストアップ。
どこに行くのかは運命のサイコロを振って決定。
出た目に書かれた行き先がたとえ東京と逆方向であっても、そこに行かなければ次のサイコロは振れない。
つまり、交通機関があるかぎり東京にゴールするまでは常に移動し続けるという超過酷な企画なのだ。

伊織「それじゃ投げるわよ」

P「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

律子「それはサイコロ任せよ♪」

伊織「えいっ!」コロコロ

サイコロ『1』

P「1ということは、福島だな!」

伊織「まっ、妥当じゃないかしら?」

P「それじゃ飛行機に乗りますかね」

伊織「地図だと近いのに、飛行機なのね」

出発時刻09:40 新千歳空港

到着時刻11:00 福島空港

タイムリミットは月曜日午前。それまでにいかなければ強制終了です。

やよい「うぅ…、飛行機怖いです……」

伊織「行きも来たじゃない」

やよい「でも怖いものは怖いです……」

伊織「分かったわよ。私が手を握っててあげるから」ギュ

やよい「ありがとう伊織ちゃん!」

P「ふう、最初だからな。少し緩めで行ったぞ」

律子「サイコロの旅はこれからですよ」


福島空港到着

伊織「それにしても、去年はどうなるかと思ったけど、なんとか復興しつつあるみたいね」

P「苦しいときはみんなで乗り切らないとな。さて、お昼を取ろうかと思ったけど……、ここでサイコロだ!」

伊織「また!? 少しぐらいインターバルが欲しいわよ!」

P「飛行機の中で休んだだろ? 律子、ホワイトボード!」

律子「次の目的地はこれね」

1 振出しに戻る 千歳 飛行機
2 さっそくゴール! 東京 バスで郡山→やまびこ 青森138号東京方面
3 結構遠いぞ 青森 バス&電車
4 いざゆかん難波へ 大阪 飛行機
5 お茶が美味しい 静岡 バス&電車
6 せっかくだからここで昼食

伊織「行くわよー」

P「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

律子「それはサイコロ任せよ♪」

伊織「はいっ」コロコロ

サイコロ『1』

やよい「また1です!!」

伊織「へ? 1ってことは……」

律子「振出しへ戻る、ね」

伊織「はあああ!?」

出発時刻11:30 福島空港

到着時刻12:50 新千歳空港

やよい「えっと、伊織ちゃんは悪くないよ! サイコロが悪いんだよきっと……」

伊織「やよい、手繋ごうか?」

やよい「えへへ……」

伊織「しかも福島にいたのが30分程度って……」

P「これはもしかして……」

律子「サイコロの神が微笑んでるのかしら?」

伊織「しかもお昼は機内食……。こんな扱い初めてよ……」

やよい「伊織ちゃん元気ないね?」

伊織「やよいは元気ね……」

やよい「高いところは怖いけど、伊織ちゃんがいるから楽しいです!」

伊織「……そうね、出来たらもっとちゃんとした旅行プランを立てて欲しいところだけど」

P「ま、まあ! 行き当たりばったりの旅も楽しいと思うぞ!」

律子「そうよ! 藩士としてこれは楽しまないと!」

12:50 新千歳空港到着

伊織「はーい、千歳に着きましたー! 帰って来ただけよね……」

やよい「また飛行機は遠慮したいかも……」

P「それじゃあお次はこれだっ!!」

1 やっぱり帰れる! 成田空港 飛行機
2 いやいや東へ 東根室駅 飛行機&電車&電車
3 いやいや北へ 稚内 電車&電車
4 正宗に会いに行こう 仙台空港 飛行機
5 おいでやす 京都 飛行機&飛行機&バス
6 どうでしょう御用達 松山 飛行機&飛行機&バス

律子「なかなかバスがないのよね」

P「しかしだ! 最北と最東があるぞ!!」

伊織「今まで2回とも1だったから、今回も出れば……」

伊織「それじゃあ行くわよ!」

やよい「何が出るかな? 何が出るかな?」

律子「それはサイコロ任せよ!!」

伊織「どっせい!」コロコロ

サイコロ『6』

伊織「6? 6ってまさか……」

律子「四国キター!! 私88ヶ所巡りしていいですか!?」

P「落ち着け、このどうでしょう馬鹿」

やよい「四国行ったことないです!」

P「四国か……。こりゃ参ったな」

伊織「なんでよ?」

P「ああ、飛行機が出るのがな、15:20なんだ……」

伊織「へ? 今何時よ?」

P「そうね大体ね……13時過ぎだな」

伊織「は?」

P「そんでもって着くのが、19:25なんだ」

伊織「冗談じゃないわよ!! それまで何してたらいいのよ!!」

P「えーと、観光?」

伊織「昨日したわよ!! お土産も買ったし! 郵送したカニの方が先に東京に着くわよ!」

律子「まあこのノープランっぷりがいいんじゃないの? 本家よりかなり雑だけどね」

やよい「すこし疲れました」

P「そうだな、少しここで休憩するか。この後は怒涛の飛行機2連発だからな」

律子「本家はバスだからもっときついのよ?」

伊織「知らないわよそんなもん!」

P「うっし、時間だ。動くぞ」

伊織「ようやく動けるのね……」

やよい「四国楽しみです!!」

伊織「嫌な予感しかしないわよ」

律子「プロデューサー殿、聖地巡礼したいんで私途中で抜けていいですか?」

P「ダメ」

律子「ですよねー」

出発時刻15:20 新千歳空港

到着時刻16:55 羽田空港

やよい「何回も飛行機に乗ると慣れちゃいました」

伊織「良かったわね。この旅で得るものがあって」

やよい「でもにぎっちゃいます!」

伊織「な、何するのよ?」

やよい「えへへ、伊織ちゃんの手、すっごく暖かくて落ち着くんだ」

伊織「は、恥ずかしいこと言わないでしょ……」

P「やよいおりやよいおり」

律子「・REC」

出発時刻17:30 羽田空港

到着時刻18:55 松山空港

伊織「うみゅ……、謎ジャムはやめて…」

やよい「すぅ……。ピカピカぴかりんじゃんけんポン…」

律子「さすがに中学生には辛い旅じゃないですか?」

P「そうかもしれないな。でもこの時期だからこそ出来ることも有るんだよ」

律子「そんなものかしらね……」

P「さて、次はどうなるか……。サイコロの神のみぞ知るってとこか」

出発時刻19:10 松山空港

到着時刻19:25 松山

やよい「着きましたぁ」

伊織「もういい時間だから眠れるやつお願いよ?」

P「ああ、そのつもりだ。それがこれ、はいっ!」

1 一晩ここで休もうよ
2 夜行バスで行く 神戸 高速バス&電車
3 夜行フェリーで行く 小倉 夜行フェリー
4 四国を回ろう 徳島 電車&電車、そこで宿泊
5 夜行バスで東京へ 電車&夜行バス
6 坊ちゃんで行く 香川 電車 そこで宿泊

伊織「四国はまだいいわ。でも小倉と神戸は怖いわね…」

律子「夜行バスの洗礼は来るかしら?」

やよい「たまには私が振ります!」

伊織「そう? なら任せるわ」

やよい「私人生ゲーム得意ですから!」

伊織「あれってルーレットじゃなかったかしら?」

P「準備したか? なら行くぞ!」

やよい「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

伊織「それはサイコロ任せよ♪」

やよい「うっうー!!」

サイコロ『3』

伊織「フェリー……、だと……」

やよい「ごめんなさい、私のせいです……」

伊織「そんなことないわよ! やよいはよくやったわ! 万歳!!」

やよい「うぅ……」

P「さてと時間がやばいな。観光港までのバスは行っちゃったし……。タクシーで行くか!!」

伊織「それも地味につらいわね……」

松山→松山観光港 タクシー

 松山観光港

P「何とか間に合ったな……」

伊織「ほんとギリギリよ……」

律子「フェリーか……。ミスターの寝言を思い出すわね」

やよい「フェリーに乗るのも初めてです!」

P「ああ、けどラッキーだな。この船かなり良いぞ!」

律子「個室に風呂完備、バルコニーも有って、関門橋を下から覗けるなんてことも出来るわ」

伊織「夜行バスじゃないだけましね」

律子「ホテルよりも待遇がいいわよ?」

P「それじゃあ部屋割りだけど、やよいおり、俺と律子が同じ部屋だな」

伊織「あんた変なことしないでしょうね……」

P「するわけないだろ!!」

 やよいおり部屋

伊織「はぁ疲れたわね……」

やよい「でも楽しいですよ?」

伊織「あまり観光らしい観光してないじゃない……」

やよい「でも橋を下から見れるみたいですよ?」

伊織「そうね……。ジャズバンドも演奏してるみたいだし、後で行ってみましょうか」

やよい「はい!」

P律部屋

P「なぁ・・・スケベしようや・・・」

律子「しませんよ! これ一応番組の企画の一環なんですから! 成人指定の番組を作ってるわけじゃないでしょ!」

P「そう言っちゃって」ガバッ

律子「もう、プロデューサー殿ったら……」


               \わふー!/

昼飯食べてきます。どうでしょうファンからしたらクソみたいなもんだと思いますが、どうかご容赦いただけたらと思います。

 展望風呂

伊織「ふぅ……、疲れが取れていくわ」

やよい「お風呂広いです!!」

伊織「これが普通に小倉に行くってのならよかったんだけどね」

やよい「小倉ってどこですか?」

伊織「福岡よ。どんどん東京から遠ざかってるけど、あそこは交通の便もいいはずよ。明日挽回しましょ」

やよい「頑張ります! そうだ伊織ちゃん、背中流し合いっこしませんか?」

伊織「ええ? 子供みたいじゃない?」

やよい「いや?」

伊織「そ、そんな目で見ないでよ……。分かったわよ、背中向けて。洗ってあげる」

やよい「ゴシゴシし合おうね!」

伊織(まっ、たまにはこういうのも悪くないわね)

やよい「えへへ~」

伊織「ついつい長風呂しちゃったわね。あいつらは何をやってるんかしら? まさか……、ね?」


P律部屋
        ( >ω<)わふー! 見せられないのです!

伊織「……考えるのをやめましょ、不毛だわ」

やよい「伊織ちゃん、一緒に寝よ?」

伊織「へ? ベッドなら2つあるじゃない」

やよい「私が一緒に寝たいかなーって。ダメ?」

伊織「はいはい、分かったわよ。こっちに来なさい」

やよい「うっうー! 伊織ちゃん大好きですー!」

伊織「こ、こら! はしゃがない!」

 翌朝 小倉

やよい「おはようございます!」

伊織「朝ね。5時って早いけど、着いちゃったんだから仕方ないわね」

P「お、おはようさん……」

律子「き、今日も元気に行きましょうね……」

やよい「どうしたんですか2人とも? ガクガクしてます」

伊織「欲望に溺れたダメ人間たちの末路よ」

P「欲棒?」

伊織「朝っぱらから何いうのよこの変態!」

やよい「?」

伊織「やよいは知らなくていいことよ。ゆっくり学んで行ってちょうだい」

やよい「大人って難しいなぁ」

P「うっし、それじゃあ今日の1発目行くぞー」

1 72に会いに行こう! 千早 電車
2 朝からはきつい! 高槻 電車&電車
3 同じ県だぞ 萩原 電車&電車
4 おいでやす京都 水無瀬 電車&電車&電車
5 こっちも京都 四条 電車&電車
6 どげんかせんとあかん 宮崎 電車&電車&電車

伊織「電車ばっかじゃない! しかも東京直通がないし……」

律子「宮崎以外は765プロ関係の名前ね」

やよい「リゾンベです!」

伊織「それを言うならリベンジよ。どこの春原よそれ」

やよい「それじゃあ行きますよー」

律子「72が出るかな♪ 72が出るかな♪」

P「それはサイコロ任せよ♪」

やよい「えいっ!」

サイコロ『2』

やよい「私の苗字です!」

律子「あら残念、千早に行けたら面白かったのに」

伊織「なにかあるの?」

律子「ええ、72が……」

P「鹿児島本線の72.0キロポストが存在するんだ。故に一部からは聖地としてあがめられているぞ」

伊織「悪意しか感じないわね……」

P「まあ高槻なんだし、結構進んだんじゃないか?」

伊織「これで振出しに戻るとか嫌よ?」

律子「それ、フラグよ?」

出発時刻06:17 小倉

到着時刻08:58 高槻(大阪)

小倉→新大阪→高槻?

これって実際に>>1がサイコロ振って決めてるの?

06:17 小倉発

08:35 新大阪着

伊織「にしても雨ってついてないわね……」

やよい「じめじめして嫌です~」

P「雨天決行だからな。たとえ嵐が来ても続けるぞ」

律子「そうだ、小倉でお土産買ったの。栗饅頭だけど食べる?」

やよい「いただいちゃいます!」

伊織「あら、なかなか美味しいじゃない。あんたは食べないの?」

P「俺か!? 俺は甘いものが苦手で……」

伊織「知ったこっちゃないわよ! 律子、カメラと饅頭貸して!」

律子「なにすんの?」

伊織「こいつには痛い目にあってもらわないと、ねぇ?」

P「な、何する気っすか伊織さん……」

伊織「なんにも。ただ栗饅頭を食べるだけよ。ただ、これがテレビで放送されるのなら、笑顔で食べなきゃダメよね?」

律子「ミスター生き地獄……、だと……」

>>47>>48 イエス。

伊織「どうかしら? 湖月堂の栗饅頭は?」

P「うぐぐ……」

伊織「え? なにかしら? もっと食べたい? 仕方ないわねぇ。どんどん食べなさいよ」

P「ぐふっ!」

伊織「なになに? 君たちには頭が下がらない? ホント、もったいない言葉よねぇ。仕方ないからもいっこ投入」

P「……」

やよい「プロデューサーが気絶しちゃいました」

伊織「当然の報いよ!!」

律子「対決列島も視野に入れようかしら……」

08:43 新大阪発

08:58 高槻着

やよい「高槻です!! 私の苗字です!」

律子「糖分にあてられたプロデューサー殿は放っておいて、お待ちかねのサイコロタイムよ」

伊織「別に待ってないわよ……」

1 神話の世界へ 出雲 高速バス
2 直通便 東京 電車&電車
3 まさかのリバース 札幌 電車&電車&飛行機&飛行機
4 ミカンが美味しい 和歌山 電車&電車
5 フグ食べよう 下関 電車&電車
6 ひとっ風呂浴びよう 別府温泉 電車&電車&電車&電車

伊織「東京と和歌山以外戻るじゃないの! しかもまた北海道!?」

やよい「どうする、伊織ちゃん」

伊織「私が投げるわ! ここで終わらせる!」

律子「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

やよい「それはサイコロ任せです!」

伊織「えいっ!」

サイコロ『2』

伊織「へ? あが」

律子「おっと足が滑ったー(棒)」ゲシッ

サイコロ『5』

伊織「ちょ、ちょ、ちょっとあんた!! 今2が出たでしょ! これで帰れるじゃない!!」

律子「バラエティ的には美味しくないでしょ!? どこ行くんですかゲームも大抵ギリギリまでしてたでしょ!!」

伊織「懐かしいわねそれ! じゃなくて! サイコロは2を出したの!!」

律子「空気を読みなさいよ!」

伊織「空気など読むな!!」

やよい「わわっ、どうしましょう……」

ホントに2が出てしもた……。どうしましょうか? 個人的には続けたいような気もしますが……。意見いただけたら幸いです。

伊織「ルールは守りなさいよこのパイナップル眼鏡! あんたなんか眼鏡が本体よ!」

律子「誰が志村新八よ! 言ったわねこの親の凸光!! あんたこそウサギが本体じゃないの!?」

伊織「ぬわぁんですってー!? このクド○ャフカ!」

律子「別にいいじゃない! アニメ化決定したんだし!!」

伊織「JCじゃないの! 爆死確定よ! ファンが切れるのが見えるわ!」

律子「あんたもJC作品にいくつも出てるでしょうが!」

やよい「起きてください! プロデューサー!」

P「おお? 俺はいったい……・って何取っ組み合いの喧嘩してるんだ!?」

やよい「実は赫赫云々」

P「筋肉イエイイエイと言うことか。弱ったなぁ……、こんな早くから上りが出るとは……」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

P「そうだな、やよいはどうしたい?」

やよい「私ですか? 大変だけどもっと色んなとこ回ってみたいです。うちお金ないから旅行とかあまり行ったことないし……」

P「そうか、分かった。任せておけ。無かったことにする」

やよい「?」

P「飛べよおおおおおおおお!!!」

やよい「うわぁ!! ってあれ?」

律子「何が出るかな♪ 何が出るかな♪ それはサイコロ任せよ!」

伊織「えいっ!」

サイコロ『1』

伊織「い、出雲……」

律子「神話の世界が私たちを待ってるわ」

伊織「戻っちゃうじゃないの!」

9:59 名神高槻発

15:20 出雲市着

伊織「結構遠いわね……」

律子「さて、高速バスがついに来たわね」

やよい「高速バス?」

律子「ハイウェイバス。高速を走るから、遠くまで安価で行けるわ」

P「ただし、乗り心地は推して図るべしだな。さて、どんなバスなんだか……」

律子「評判だとそこまで悪くないみたいですね」

P「なら安心だな」

伊織「ね、ねえ……。これ、ホントに乗り心地良いの?」

P「出雲エクスプレスってこんなのだっけ?」

律子「先日バスが故障したらしく、代理のバスみたいですね……。にしてもこれは酷い」

やよい「あまりきれいじゃないですね」

伊織「なんで私がこんなのに乗らなきゃなんないのよ!」

※出雲エクスプレスはちゃんと動いています。フィクションの延長としてお楽しみください

伊織「窮屈ね……。これに5時間も乗るわけ!?」

P「我慢するんだ、伊織。この世にははかた号というキング・オブ・夜行バスがあるんだ」

伊織「何よそれ」

P「新宿~福岡天神をつなぐ、15時間ぐらいかかる夜行バスだ」

伊織「そ、それに乗りたくはないわね……」

律子「3列シートのはずだったんだけど、4列シートになってるわね……」

やよい「ちょっときついです」

伊織「はぁ……、憂鬱よ……」

P「まっ、寝てたら着くさ」

伊織「寝にくくて仕方ないわよ!」

P「甘いなぁ。だからこうやって空気枕を持ってくるんだよ」

伊織「高速バスに乗るなんて聞いてなかったわよ! あんたそれ貸しなさいよ!」

P「やだよ。いおりん返してくれないし」

伊織「いおりん言うな!!」

律子「元気なのはいいけど、ちょっと目立ってるわよ?」

伊織「へ?」

アレ、イオリンジャネ?
イッショニヤヨイチャンモイル!
ヤヨイオリ! ヤヨイオリ!
ヒオビタカハネーノカヨクソダナ

律子「まあ、落ち着きなさい」

伊織「屈辱よ……、この伊織ちゃんが高速バスに苦しめられるなんて……」

P「アイドル」『ぶんぶん』

やよい「1人」『ぶんぶん』

やよい「もやし」『ぶんぶん』

律子「2束」『ぶんぶん』

律子「憲法」『ぶんぶん』

伊織「3条」『ぶんぶん』

伊織「一反木綿」『ぶんぶん』

P「はぁ!?」

伊織「はいっ、あんたの負け。罰ゲームよ」

P「ちょっと待て! 一反木綿ってなんだよ!」

伊織「妖怪に決まってるじゃない」

P「そうじゃなくて単位だよ! 反なのか!?」

律子「でも一反木綿で4反ってのも変な話ね」

伊織「さぁお待ちかねの罰ゲーム! 高槻土産のプリン入りシュークリーム!」

P「いやああああああ!!」

伊織「なんか数取団も飽きたわね……。あんた弱いし」

P「伊織の出すお題が難しいのばっかなんだよ……。なんだよニュートリノって……」

律子「でもだいぶ暇は潰せたわね。そろそろ出雲に着くんじゃない?」

やよい「神社がいっぱいです!」

15:20 出雲市到着

伊織「あー、首が痛いわ。あんた揉みなさい」

P「それじゃあ遠慮なく」ムニュ

伊織「胸じゃないわよこの変態大人!!」

P「ありがとうございます!!」

律子「それじゃあサイコロタイムよ」

伊織「でもさすがにお腹がすいたわ……」

律子「うーん、でもね場所によっちゃ急がなきゃいけないのよね」

1 歴史を感じて 京都 電車&電車
2 フグをあきらめない! 下関 電車&電車&電車
3 らぁめん食うぞ 博多 バス&飛行機&電車
4 ウナギを食って精力アップ! 浜松 電車&電車&電車
5 淡路島に行っちゃうかも? 明石 電車&電車
6 もうこりごりだ! 東京 バス&飛行機&バス

律子「場所によってはそこで宿泊もあるわよ」

伊織「お昼は?」

律子「駅弁」

やよい「楽しみです!」

P「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

律子「それはサイコロ任せよ!」

やよい「えいっ」

サイコロ『5』

伊織「5ってことは明石ね」

P「ああ、明石焼きが有名だな」

伊織「そうね、結構前に進んだんじゃない?」

16:14 出雲市発

20:30 明石市着

伊織「なんというか、ホント観光してないわよね」

P「出雲に来てほとんどお参りしなかったからな」

律子「それも駅の近くだけじゃないですか」

やよい「今度来たときはいっぱいお参りします」

伊織「何をお参りするの?」

やよい「いっぱいです! 家族みんなが健康でありますように、アイドルとしてもっと売れますように、それと」

やよい「伊織ちゃんとずっと一緒にいれますように」

伊織「は、恥ずかしいこと言わないでよ! もう、そんなの拝まなくても一緒にいるわよ」

やよい「何か言った?」

伊織「気のせいよ!」

P「2828」

律子「2828」

18:16 鳥取駅

伊織「中途半端な時間ね。24分じゃ外で食べれないわ」

律子「だからこその駅弁でしょ? ただまあ明石によったんだし、せめて明石焼きは食べときたいかしら」

伊織「いまいちたこ焼きとの違いが分からないのよね」

P「関西人が怒りそうな言葉だな。まあ行ってみればわかるさ。どっちも別々の良さがあるぞ」

やよい「話を聞くだけでお腹がすいてきちゃいました」

律子「まあ時間も時間だし、駅弁で夕食は済ましましょ」

伊織「駅弁なんて初めてね」

ほんわかやよいおりじゃないか
ありがとう

 スーパーはくと14号 明石駅に到着

やよい「明石です!」

P「そうだな、明石だ」

伊織「それじゃあ明石焼きを食べに行きましょ!」

P「それなんだがな……」

伊織「へ?」

P「どうする? 今日はここで打ち止めにするか?」

伊織「まだあんの?」

P「ああ、三宮に行けば高速バスがビュンビュン飛んでるんだ。東京行きもあるぞ」

伊織「でも逆もあるんじゃないの?」

P「ああ、また出雲に行けるぞ」

伊織「もう勘弁してほしいわ……。今日はパスで」

P「そっか。じゃあ明石焼きを食べて適当な場所に泊まるか」

 明石焼きのおいしい店

やよい「ふわふわして美味しいです!」

伊織「なるほど、たこ焼きとは似て非なるものね」

律子「こっちはダシだからね。あっさり目が好きな人はこっちの方がいいんじゃないかしら?」

P「ふぅ……、さて宿を探すか……」


P「というわけでこのホテルに泊まり……」

伊織「ラブホじゃないの!!」

律子「///」

やよい「あれ、どうしたんですかー?」

伊織「このダメ大人たちは……」

P「ま、まあ冗談はこれぐらいにして、こちらのホテルに泊まるぞ」

明石キャッスルホテル チェックイン

>>86 昨日公園読んでたのか

やよいおり部屋

やよい「ベッドがふかふかです!」

伊織「悪くないわね、合格点を挙げるわ」

やよい「お城が見えるよ!」

伊織「明石城ね。あまり歴史に詳しくないから、うんちくを垂れ流すことはできないけど」

やよい「伊織ちゃん、今日も一緒に寝よ?」

伊織「ええ、一緒に寝てあげる」

やよい「えへへ~」

P律部屋

             ぎゃおおおおおん!!

律子「えへへへ……」

P「どうしよう、やり過ぎちゃった。しかも録画してしまうって一時のテンションこえーな……」

律子「ねぇ…、もう一回…」

P「ったく、どうしようもねえな! おらっ!」

               合体!!


伊織「おはよう、やよい。それと色ボケP」

やよい「またやつれてますねー」

P「そ、そんなことないよ~」

律子「い、いつも通りだよ~」

やよい「お父さんとお母さんもたまに朝こうなってます」

伊織「!?」

伊織「馬鹿2人はおいて帰りたいんだけど、やらなきゃダメなのよね……」

1 フェリーでゴー! 淡路島 フェリー
2 西明石から新幹線 東京 電車
3 お姫ちんに会えるかも!? 博多 電車&電車
4 悪夢再び!? 札幌 電車&飛行機&電車
5 はいさい! 那覇 電車&飛行機
6 探偵も怪盗もいない 横浜 電車&電車&電車&電車

伊織「ずいぶん極端ね……」

 アドバイス通り末尾で決めてみます。7以上が出たらサイコロで。

伊織「あっ! 今2が出たわよ!!」

律子「あのね、伊織。まだサイコロ振ってないでしょ?」

伊織「それぐらい認めなさいよ!! この色ボケメガネ、略して色眼鏡!!」

やよい「えっと、喧嘩になる前に……」

P「俺が振ってやろう」

伊織「あんたが!?」

P「ああ、二人を見てると俺も振りたくなった。こう見えて俺は桃鉄が強いんだ。だからサイコロなんて……」

律子「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

やよい「それは末尾任せです!」

サイコロ『3』

P「どやっ」

伊織「どやっじゃないわよこのダメプロデューサー! また遠ざかったじゃないの!!」

P「えー、だってらぁめん食べたかったし」

伊織「知るか!! 全然じゃないの! 何が桃鉄が強いよ!」

P「振ったのは腰だけってか?」

律子「もう…///」

伊織「上手いこと言ったつもり!? 律子も何顔を染めてるのよ! だああああああ! こいつを信じた私が馬鹿だったわ!!」

やよい「ラーメン楽しみです!!」

06:02 明石発

09:13 博多着

明石→西明石。こだま727号に乗り換え。

やよい「おはよう朝ごはんです!」

伊織「といってもパンだけどね」

P「あっ、ゴミ捨てる前にシールだけ欲しいな。俺白いお皿欲しいし」

律子「うちの系列のローソンで買いました」

岡山駅でさくら541号に乗り換え。博多まで進みます。

伊織「ねえ、まさかラーメンを朝っぱらから食べる気?」

P「違うのか?」

伊織「私に聞くな! 企画立ち上げたのあんたらでしょ!?」

09:13 博多到着

やよい「博多のみなさーん、765プロですよー」

伊織「それ箱根よ?」

P「さあやってまいりました博多! 自分、これからどんなラーメンと会えるか楽しみで仕方ないぞ!」

伊織「やるならやるで、せめて貴音の真似をしなさいよ……」

律子「貴音ならいそうだけどね」

P「それじゃああそこのラーメン屋に行くぞ!」

伊織「響のままでいくんかい!」

P「はいさーい!」

伊織「もうやめて、恥ずかしいから……」

??「おや、これは珍しいことも有るものですね」

律子「って貴音!?」

貴音「ええ、四条貴音の食いしん坊面妖! のロケでして、博多のらぁめん店にお邪魔していたところです」

やよい「いつも見てます」

伊織「あの番組ね……。グルメ番組なのにやたらラーメン押しすることで有名な」

貴音「ええ、あらゆる食文化において、らぁめんこそが至高にして究極、この世に舞い降りた神秘でございます」

律子「で博多ラーメンと」

P「邪魔したら悪いな、自分たちは少し離れたところで食べるぞー」

貴音「お気になさらず。この企画は私が気分の赴くままに職を追及する、いわば趣味番組です。皆様が映ってはいけないということなどありません」

律子「まっ、あんまり邪魔にならない程度にするわ」

P「さすが本場のソーキそば、自分と同じく完璧だぞ!」

律子「一応言っておきますけど、ソーキそばとラーメンはまた違いますからね」

伊織「美味しいんだけど、朝っぱらからは濃いわね……」

やよい「ごちそうさまでしたー」

貴音「ええ、美味しゅうございました」

10:00

P「さて、腹ごなしも済んだし、恒例のあれ、行きますか!」

やよい「いえーい!」

伊織「はぁ……。可能ならばはかた号は遠慮したいわね」

P「それじゃあ目的地を発表するぞ」

1 やよい軒でラーメンを 高槻 電車&電車
2 まだ72をあきらめない、 すぐそこ千早 電車
3 自分も出たいぞ! 那覇空港 電車&飛行機
4 エージェント、北をいく 十勝清水 電車&飛行機&電車&電車
5 ちょっと早めに帰宅 東京 電車&飛行機&電車&電車
6 修学旅行気分 広島 電車

すみません、今からバイトの時間になりました。0時ごろに再開出来ると思います。落ちてたらまた立てます。付き合ってくださった方ありがとうございます。一応この書き込みのコンマをサイコロの目にします。

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