美希「あのやよいを怒らせるって、相当凄いと思うな。あはっ」
伊織「わ、笑い事じゃないわよ!」
・先ほどひどい話を書いてきましたが懲りずに頑張ります。
・SS初心者ですでかつ遅筆です。不備があったら教えてくれると助かります。
・安価の数は2~3個と少なめ予定です。
具体的には嫌われた理由と仲直り方法
・他作品ネタおよびモバグリネタはなしでお願いします。
・今日中に頑張りますが日をまたぐ可能性があります。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413025001
ごめんなさい、ちょっと考える時間ください。
伊織「アイツを殺しているところをやよいに見られたら嫌われてしまったわ。」
美希「えっ?あいつって……?」
伊織「プロデューサーよ。」
美希「え、ええっ!?じょ、冗談だよね……?」
伊織「冗談じゃないわよ……私だって、殺したくて殺したわけじゃないのよ!」
Pが心肺停止したとは言ってない(すっとぼけ)
遅くなりました、ゆっくりですが更新していきます
>>11-14 すいません死にます
伊織「きみがくれたっからーなないろぼったんー」
伊織(今日のやよいのライブ大成功だったわね!楽屋に行って、やよいを褒めて行きましょう.)
伊織「すべてーをにじにかっえたよ」
伊織(差し入れとして家のあまりの箱入りメロン持ってきたけど、やよいとアイツ、どんな反応するかしら?)
伊織「どんなできごともーこえてゆけるーつっよさ」
伊織(っとと、ここが楽屋みたいね)
伊織「きっみがぼくにくっれったー やよいー入るわよー!」コンコン
伊織「居ない……帰ってないことはないわよね?じゃあ、どこかいっちゃったのかしら」
伊織「そうだ!ロッカーの中で待っていて驚かせましょう、にひひっ!」
伊織(遅いわね、やよいのことだからスタッフ全員に挨拶にでも行ってるのかしら)ガチャ
伊織(あ、帰ってきた。)
やよい「……。」
P「さて、やよい。どうだった?ステージ衣装にノーブラノーパンでスタッフに挨拶回りした感想は」
伊織(!?)
やよい「……。」
P「おい、答えろよ!」
やよい「とても、恥ずかしかったです……。」
P「まあそうだろうなぁ、照明担当の人とか多分気がついていたよな。多分そのうちやよい痴女疑惑なんてでてくるんじゃねぇの?」
やよい「うぅ……で、でも!これで戻ってくれるんですよね!いつものプロデューサーにっ!」
P「は?しらねぇよ。やよいがそんなかっこで動き回るのはやよいが勝手にしてることだろ?」
やよい「そんなっ……」
P「何勘違いしてるんだか……ほら、さっさと服脱いでこっちこいよ。」
やよい「そ、それで。それでいつものプロデューサーに戻ってくれるんですか?」
P「ああ、だからさっさと来い。」
やよい「わ、分かりました。今ステージ衣装しまいま 伊織「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」バタンッ 」
やよいP「!?」
P「い、伊織っ!どうしてここにいるんだよ!」
伊織「そんなのどうだって良いわよ!これはどういうこと、場合によっちゃただじゃすまないわよ!」
やよい「い、伊織ちゃん違うのこれは私が」
伊織「やよいは黙ってて!あと服を着てなさい!」
P「ハァ……どうしてこうもついてないのかなぁ俺は。」
伊織「んなことどうだって良いわよ。早くこれはどういうことか説明しなさい!」
P「説明って、見てのとおりだよ。俺はやよいに変態的なことさせてるゲス野郎だってこと。」
伊織「開き直ったわね、いつからやってるのよ!」
P「いつから、大体三ヶ月前からかな。」
伊織「三ヶ月前って貴方がプロデューサーになってほとんどすぐじゃない!」
P「まあ、そうなるな。俺が基本的な仕事覚えて、律子と役割分担した直後だな」
伊織「そう、分かったわ。今回のことは社長に連絡するわ。最悪警察沙汰にだってしてやるわよ」
P「はいはい、言い逃れできないからどうぞご勝手n やよい「ま、待って伊織ちゃん!」 」
伊織「や、やよい?」
P ニヤリ
やよい「あ、あの、これは、私が勝手にやってるだけだから。わ、私本当はこんなし、シミュレーション?が大好きな変態さんで、プロデューサーに強要されてるわけじゃなくて、私が頼んでこういうぷ、プレイ?してるだけなの。」
P「……だってよ」
伊織「ふ、ふざけないでよ!シチュエーション一ついえないあんたが変態な訳ないでしょ!どうしてこんなやつかばうのよ!」
やよい「う、うぅ……、確かにプロデューサーはは変態かもしれないけど。でも私がちょっと我慢すればいつもの優しいプロデューサーに戻ってくれるんです。今日だって、この後一緒にもやしまつりする予定で……。」
伊織「やよい!?その考えは駄目!アイツはそうやってやよいを支配しようとしてるのよ!」
やよい「で、でも……親がたまにしかかえって帰ってこない私にとってプロデューサーはおにいちゃんみたいなものなんです!」
P「そうか、俺がおにいちゃんか。 ありがとう、うれしいよやよい。」
やよい「……///」
伊織「騙されないで!そんなこといって、やよいを弄んでるのよ!やよいの家族になら私がなってあげるから、考え直してよぉ……」
やよい「……ごめんね、伊織ちゃん。」
P「とりあえず、次の仕事だ。文句なら後で聞いてやるよ伊織。やよい、行くぞ。」
やよい「は、はい」
ガチャバタン
伊織「なんなの、なんなのよぉ……」
伊織「何で1年近く一緒にいた私よりも、まだ3ヶ月しかあってない屑なアイツなのよぉ……。」
やよいおり書きたかったんで屑Pにさせてもらいました。ご了承ください
後日
P「こんなところに呼び出して何のようだい、伊織」
伊織「言うまでもないでしょう。やよいのライブのときのこと。全部話してもらうわよ。」
P「いいけど、長くなるぞ?仕事は大丈夫なのか?」
伊織「仕事なんかよりやよいよ。ずらしてもらったから大丈夫。」
P「そうか、じゃあまずは3ヶ月前から話そう……俺がその時選んだ6人、知ってるよな。」
伊織「律子が担当する竜宮(伊織亜美あずさ)とフェアリー(美希響貴音)の6人以外よね。」
P「ああ、春香千早真雪歩真美、そしてやよいだ。皆には二人で相性がいい人を話し合って決めたとしているが、まあほとんど押し付けたようなものだ。」
伊織「はぁ?どういうこと?」
P「春香とか個性がないことにコンプレックスを持ってるからな、枕営業でもさせれば面白そうだったし」
P「千早は歌に偏りすぎた。ああいうやつは失敗させて堕とした時楽しい反応見せるからな。」
P「雪歩はもうストレートにいじめるだけで楽しそうなほど嗜虐心そそるし、真見たいなタイプは俺に依存させてから突き放す鉄板でいい。」
P「真美は……まあ亜美でもよかった。姉妹の片方が晴れ舞台に出て行く中一人が汚れ仕事してるって状況も面白そうだしな。」
P「ただ家族で弱み握れば操れると思ってたんだがな。」
伊織「掛け値無しに最っ低ね、罵る気にもなれない。」
P「そりゃどうも。ただ、俺の選択は思いっきり間違ってたんだよなぁ。選んだやつらがどいつもこいつも俺に惚れやがる。」
P「真はのらりくらりとうまくかわされてる感じだな、強硬手段に出ようにも分が悪い。まあこればっかりは仕方ないと思うよ」
P「真美は時折亜美と入れ替わってるせいで不用意に手が出せない。気がつかずに手を出そうとしたときはびびったわ」
P「ここまではまだいいんだけどよぉ、もんだいはやよい以外の三人だ」
P「春香も千早も雪歩も、ちょっと優しくしただけで俺に完全に惚れてやがるんだよ。おまけに掛けてもいないのに洗脳までされやがってる」
P「枕営業させても、腕の骨へし折っても俺の愛情だの何だの言って全然絶望しねぇ。むしろ気味の悪い笑顔でこっちが怖いわ」
P「お蔭様で、俺が楽しめるのはやよい一人。他のやつらと比べると洗脳されてないから色々と楽しめて助かるわ。」
伊織「ちょ、ちょっと!そういえば春香も千早も雪歩も最近見てないけどどうしたのよ!まさかあんた遠くに売り飛ばしたり……」
P「流石にそんな事は出来ない。俺にはそういうつながりとか一切ないんだ。ただ、俺はちょっと負けず嫌いでな」
P「ちょっと今家で縛って痛めつけてるよ。あいつらが『もう嫌だ』って言うまでの根競べって感じだ。」
伊織「なっ……」
P「まああんなやつらのことは良い。とにかく期待していた6人中5人が俺の期待から外れてしまったわけだ。」
P「でも、やよいだけは違った。まあ俺の筋書きとはだいぶ離れてしまったが、それでも俺の思い通りに動くいいおもちゃになってくれたよ」
P「ほんと、全員外してるようなものならどうして芸能プロダクションに入ったのかって話になるからな。良かったよ」
伊織「あんたのことなんてどうでもいいけど、やよいを玩具って呼ぶのは許さないわよ」
P「俺としてはもっと色々ほしかったんだが、今更律子に頼んでチェンジなんてしたら怪しまれるしな。やよいで徹底的に遊ぶことにしたよ」
P「まずはやよいの弱みを握ろうとやよいの家に向かったんだが、それ自体が弱みに出来たよ。頼れる人がいなくて寂しかったんだろうな、俺がお兄ちゃんになることでやよいを自由に操れるようになったわけだ。」
伊織「っ……!」
P「あとは知ってのとおりだ。やよいの体で遊びつくした。やよい自身が悪いことだって分かってるんだろうな。いつも最初は嫌だ嫌だって喚くんだ。」
P「でも俺が『やよいのプロデュースやめてやる』って言えば、可愛らしい泣き顔を見せながら従ってくれるんだ。ほんと、見てて飽きないよ。」
伊織「……ねえ。あんたは、やよいの事好きじゃないの」
P「はぁ?名に言い出すんだ?」
伊織「いいから答えて。仮にやよいが悲しむのを見て興奮するとしても、やよいと普通に過ごして良かったって思えることはないの?」
P「無いね。そりゃあ普通のひとからかわいいんだろうけど、俺から見ればただの玩具に過ぎない」
伊織「また玩具って……分かったわ。じゃあこれは要らなくなったからあげる。」
P「は?これは、ボイスレコーダー?」
伊織「今日の会話、ずっと録音してたわ。やよいが離れたくないっていうから、あんたがもしやよいのことを思ってるっていうのであれば通報するだけで勘弁してやろうと思ってたの」
伊織「でも、それも不要みたいね」
P「おいおい、一体何を言って」グサッ
伊織「あんたが居なければ、あんたの居る場所は私のものになってたの。その上やよいを狂わせるだけの存在なんて、不必要よ。じゃあね……」
P「っっ……でもさ、たかがナイフ一本指したぐらいでtっ!?」
伊織「特性の毒ナイフよ、もう助からない。大丈夫よ、5分ぐらい苦しめばすぐ死ねるから。」
P「グッ、ガハァッ、ハァッ」
伊織「せめてその5分で、やよいと春香たちに謝りながら死になさい。」
P「アアっ、ハァッ、アハ、アッハハハハハ」
伊織「!?な、何がおかしいの!?」
P「オカシイッてより……面白いよ。最後の最後に、こんな面白いもの見せてくれるなんてさぁ!」
伊織「はぁ、あんた何いって……」
やよい「伊織ちゃん?……プロデューサー!?」
伊織「!?」
P「ほんと最高だわ。死ぬ覚悟ぐらいは出来てたけどさ、まさか最後にそんな絶望劇を見せてくれるなんてさぁ!」
やよい「プ、プロデューサー……す、すぐに救急車を!」
P「いや無理だよ、刺した伊織が言うにはもう助からないってさ。」
やよい「え?……伊織ちゃ……?」
伊織「ち、ちがうのやよい!これはあんたのことを想って……!」
やよい「と、とにかくプロデューサーを何とかしないと!」
P「落ち着け、何度も言うが、俺はもう助からない。」
やよい「そ……そんな!プロデューサーが死んだら、わ、私は……。」
P「さ、最後にひとつだけ言わせてくれ……やよい、俺は心のどこかで、お前のこと……」
P「すごいうっとおしく、想っていたのかもしれない。」
やよい「えっ……」
P「じゃ、じゃあ、な……」ガクッ
やよい「……」
伊織「や、やよい……」
やよい「どうして」
やよい「どうして、こんなことしたの?」
伊織「だから、それは、やよいのためだって……」
やよい「確かにプロデューサーは酷い人だよ。春香さんたちに酷い事もしてたし、私にだって嫌な事いっぱいしてたよ」
やよい「でもね、ちょっとだけそれを我慢すれば優しいプロデューサーが来てくれるの。」
伊織「で、でもあいつがしてきたことは絶対許されないことよ」
やよい「でもそのせいで優しいプロデューサーまで死んじゃったんだよ!私おねえちゃんで、親も帰ってこなくて、頼れる人が居なくなっちゃったよ!」
やよい「なんで!殺さなくても良かったのに!警察に捕まって牢屋に入れられたっていうならまだいつでもあえるけど、殺されちゃったらもう会えないんだよ!」
伊織「で、でもあのままじゃやよいは……!」
やよい「知らない!伊織ちゃんの人殺し!私の我慢が無駄になったのも、プロデューサーが最近そっけなかったのも、最後にあんなこと言われちゃったのも」
やよい「全部伊織ちゃんが悪いんだ!うわぁあああん!」ダッ
伊織「ちょ、ちょっと待ちなさいやよいっ!お願いっ!いかないでよ、やよい!」
伊織「…………私じゃ、お姉ちゃんになれないって言うの?」
伊織「それから春香たち3人はは無事救出され、今病院に居るわ。『ここで待ってたらいつかアイツが来る』って言ってるから、多分おとなしくしてると思う」
伊織「私が殺した証拠隠滅はしたし、そもそもアイツは戸籍がなかったから。私がつかまることも無いと思う」
伊織「あと、やよいの家族をいまのやよいとあわせるわけには行かないから、やよいが家に帰る前に新堂が保護してくれたわ」
美希「そう……でこちゃん、大変だったんだね。」
伊織「人殺しの私を軽蔑したりはしないの?」
美希「ん~、アニメとかだとヒーロ-は悪役容赦なく殺しちゃってるし、美希は気にしないかな。」
伊織「その比ゆは良く分からないけど……そもそも私、ヒーローなのかしら。」
美希「えっ?」
伊織「やよいの為やよいの為って思ってたけど、結局やよいをなかせちゃったし。私は何でこんなことを」
美希「……でこちゃんは、やよいの事好きなの?」
伊織「なっ、いきなりあんた何言い出すのよ…///」
美希「美希は真面目に聞いてるの。」
伊織「……そりゃあ、すき、大好き。やよいがあいつのことを好きだって言うのなら、私はその10倍はやよいのことが大好き。」
美希「じゃあでこちゃんがやることは一つなの。」
伊織「えっ?」
美希「傷心中の人を慰めるのは、将来のハニーっだって決まってるの!だから、でこちゃんがやることは一つなの。」
伊織「そう、よね。私がやることは……」
美希「あはっ、やっといつものでこちゃんの顔に戻ったの。」
伊織「まさかあんたに感謝すること時が来るなんてね……でもでこちゃんって呼ぶな。」
美希「そこはつれないの。でも、もうここでおしゃべりはおしまいにするの。」
伊織「そうね!今私がするべきことは一つ、今すぐやよいの元へ行って、>>27してくるわ!」
安価ずれすぎぃ!>>36でお願いします!
明日倍とあるの失念してました、続きは明日のよるになります。
安価上仕方ないとはいえ、ちょっと重い話で気分悪くなってしまいましたが、もう少し軽かったほうがいいですかね?
レコーダーやPがクズだって証拠を叩きつけ絶好宣言して帰る
絶好(超絶大好きの略)かな
1です。投下中以外のタイミングで日付またぐので一応酉用意しておきます。アイマスとはまったく関係ないので多分かぶらないかと(このスレ以外で使う予定は無いです)
又、>>36の絶好は>>38の可能性もありますが、何も無ければ絶交でいこうとおもいます。
>>1です、書き貯め出来てませんが再開します
伊織「今私がするべきことは一つ、やよいの元へ言って、Pがどんなに外道だったか説明してくるわ。」
伊織「やよいは『Pがひどい人間だ』ってなんとなくは分かっていても、それがどれくらいおかしいことか理解できてないのよ。だからアイツの呪縛から逃れられないの。」
伊織「とにかく、今はやよいが元の状態に戻るまで付きっ切りで見ていてやるわ!」
美希「それがいいの。お姫様の呪いを解くのはいつだって王子様のキスだって思うな」
伊織「い、意外とあんたロマンチストね……。でもいいわ、やよいを救うためなら王子様だって何だってなってやるわよ!」
やよい家
書置き『お父さんのお仕事でお母さんと浩三は一週間ほど地方へ行ってきます。やよいもお仕事が大変だろうし、浩三以外のみんなは知り合いの家にお泊りしています。お仕事大変だろうけど頑張ってね。 父より』
やよい(……家族も居なくなって、本当に独りぼっちになっちゃった。とりあえずご飯作らないと……。)
やよい(今日もやし祭りだったけど、ホットプレート出してもあれだしただのもやし炒めでいいよね)
やよい「……。」ジュージュー
P『へぇ、これがもやし祭りってのか。なんというか、そのままの名前だな』
やよい『でも、味には自信あるんです!騙されたと思って食べてください!』
P『いや別に騙されたなんて考えないけど……。こ、これ本当にもやしか?もはや別物ってぐらい美味しいぞ!?』
P『やばい、これほどまでとは……。スケジュール調整して、またやよいの家にいけるようにしないと』
やよい(……もう、プロデューサーは美味しいって言ってくれないんだよね)ジュージュー
P『やっべ、これ飽きないわ。もやしだけで食堂開けるんじゃないの?』
やよい『じゃあ、もし私が食堂開くことになったら経営はお願いしますね!』
P『毎日賄いが食えるなら真面目に考えるなら真面目に考えるわ』
やよい『えへへ、でも今はアイドルしてるから……。でも、そんなに美味しいですか?お世辞じゃなくて?』
P『冗談じゃねえって。このやよいの料理、心のそこから美味しいって【うっとおしく】思ってるよ』
やよい「っ!?」ガシャーン
やよい「あ……ちょっと落としちゃった。」
やよい(まあもやしいっぱいあるしいっか)
P『ほら、さっさとしろよ』
やよい『プ、プロデューサー……こ、こんなの流石におかしいです!』
P『そう、じゃあ別にいいよ。最終的にはやよいの判断に任せる。まあ俺は聞き分けの無い子をプロデュースする気は起きないけど。』
やよい『……ぅぅ』
P『よし、それでいい。ちょっと我慢すれば終わりなのはもう分かってるだろ?』
やよい(……プロデューサー)
やよい(わたし、信じてます。確かにプロデューサーはひどい人だったかもしれないけど、酷い人なりに私のこと愛してくれたんですよね。)
やよい(だって、あの6人の中で最後までプロデュースを続けてくれたのは、私だけだったから……嫌いな人のプロデュースなんて、できないもん。)
やよい「あっ……。ごはん、作りすぎじゃった」
やよい「いただきます。」
やよい「……」モグモグ
やよい(明日からどうなるんだろう。お仕事は当分決まってるけど、一人で電車で行くのかな。)
やよい(学校はお休みの連絡してるし事務所に行く気にもなれないし、お仕事も遅いから昼まで寝てよっかな……)
やよい(……なんか、寂しいなぁ。こんなのずっと続くのかな)
やよい(そんなの、嫌だよぉ……)
伊織「やよいー!居るー?」コンコン
やよい「っ……。」
伊織「ってか居るはずよね、家以外にあんたが居る場所なんて無いでしょ。」
やよい「……。」
伊織「ってドア空いてるじゃない。入るわよ。」
やよい「……。」
伊織「っと、居たわね。そんな所で一人で食べても美味しくないでしょ。ご一緒していいかしら。」
やよい「帰って」
伊織「嫌。あんたがよくても、私が良くないの」
やよい「人殺しと一緒にご飯なんて食べたくない」
伊織「……そう。でもせめて今日だけはてこでも動かないわよ。」
やよい「じゃあ警察に連絡します。」
伊織「……ここにテープレコーダーがあるわ。Pが最後に私と話した会話が一部始終入ってる。」
やよい「えっ?」
伊織「正直私としては聞かせたくも無い酷いものなんだけど、今のあんたなら興味あるんじゃない?」
やよい「……わかった、入って。」
やよい「……はい、こんなのしかないけど」
伊織「いえ、十分よ。やよいのもやし料理ならうちの専属シェフにだって負けないわ」
やよい「……。」
伊織「んー、美味しい。やよいの料理前に食べたのはいつだったかしら。確か皆デビューしてもまったく仕事が無くて、宣材一つ試行錯誤してたころよね」
やよい「……。」
伊織「ほんと、何時ぶりかしら。でもあの時は美味しいだけじゃなくて、なんというか、楽しかった気がするのよね……。」
伊織「ご馳走様、美味しかったわよ。あんた私の家に来る気はないかしら?なんてね、にひひっ」
やよい「ありがとう。……伊織ちゃん、約束だよ。レコーダー」
伊織「……やよい。聞く覚悟はあるの?多分あんたが悪いほうに予想してる通りの内容よ」
やよい「きかせて」
伊織「分かったわ。ならしっかり聞きなさい。逃げるのだけは絶っ対に許さないわよ」
カチッ
P『ちょっと今家で縛って痛めつけてるよ。あいつらが『もう嫌だ』って言うまでの根競べって感じだ。』
P『ほんと、全員外してるようなものならどうして芸能プロダクションに入ったのかって話になるからな。』
P『いつも最初は嫌だ嫌だって喚くんだ。でも俺が『やよいのプロデュースやめてやる』って言えば、可愛らしい泣き顔を見せながら従ってくれるんだ。ほんと、見てて飽きないよ。』カチッ
伊織「まずはここまで、どう?アイツのことが少しは分かったかしら?」
やよい「春香さん、千早さん、雪歩さん?……嘘、だよね?プロデューサー私にもよく嘘ついてたから、きっと嘘つく癖みたいなのがあるんだよね?」
伊織「事実だったわ。アイツの家から、三人発見された。生きてはいたけど……まあ見せる気にならないから見せないわ。」
やよい「じゃ、じゃあ私で遊んでたって言うのは?」
伊織「やっぱり自覚無かったのね。それも事実よ。アイツはあんたを都合のいい操り人形としか見てなかった。あんたの嫌がる姿見て発情するどうしようもない変態よ。」
やよい「で、でも……は、はつじょうするってことは私のことが好きだから……。」
伊織「きっと条件さえ合えば誰でも良かったのよ。それこそ真や真美でも、私でも良かったのかもしれないわ。」
やよい「う、嘘だよ……。」
伊織「嘘じゃないわ。続き聞けば嫌でも分かるわよ。」
カチッ
伊織『……ねえ。あんたは、やよいの事好きじゃないの』
P『はぁ?なに言い出すんだ?』
伊織『いいから答えて。仮にやよいが悲しむのを見て興奮するとしても、やよいと普通に過ごして良かったって思えることはないの?』
P『無いね。そりゃあ普通のひとからかわいいんだろうけど、俺から見ればただの玩具に過ぎない』
やよい「こ、これ、プロデューサーの嘘だよ。だって、本当に私に何にも思ってないならうちにご飯食べに来てくれるわけ無いもん、私の料理美味しいって言ってくれるわけないもん」
伊織「……どうして?」
やよい「えっ?ど、どうしてって、何が?」
伊織「あっ、その……。アイツはやよいを操らなきゃいけなかったの。だってそうしないと『どうして芸能プロダクションに入ったのかって話になる』から。だったら、やよいの家にだって行くし上辺だけの台詞も吐けるわよ。」
やよい「でも、あのときのプロデューサーは絶対心からそういってくれました!聞いたから分かるんです!」
伊織「テープレコーダーも信じれないくせに何言ってるのよ!……わかったわ。じゃあ、最後まで聞きましょう。ここから先はやよいも知ってると思うけど」
やよい「っ!?」
伊織「覚えているわよね。アイツはなんていったか」
やよい「い、嫌だ……もう聞きたくない」
伊織「逃げるなって言ったはずよ。いい加減向き合いなさい。じゃなきゃずっとあなたそのままよ。」
カチッ
P『は?これは、ボイスレコーダー?』
伊織『もう助からない。大丈夫よ、5分ぐらい苦しめばすぐ[ピーーー]るから。』
P『ほんと最高だわ。死ぬ覚悟ぐらいは出来てたけどさ、まさか最後にそんな絶望劇を見せてくれるなんてさぁ!』
やよい『プロデューサーが死んだら、わ、私は……』
P『さ、最後にひとつだけ言わせてくれ……やよい、俺は心のどこかで、お前のこと……』
P『すごいうっとおしく、想っていたのかもしれない。』
やよい「……。」
伊織「聞き逃したなんていわないわよね。アイツは最後にあんたのことを『うっとおしい』って言ったわ」
伊織「『うっとおしい』、ウザイというより……邪魔って感じね。これは私の推測なんだけど、アイツが求めていたのは『嫌々ながら従うやよい』だけだったのよ」
伊織「そして、もやし祭りにさそったり『喜んで献身するやよい』のことを邪魔だと思ったんじゃないかしら。そうすれば病的に奴を愛した春香たちを毛嫌いするのにも納得いくわ」
やよい「やめ……て」
伊織「そう、彼はあの一言で『日常生活のやよい』を全部拒絶した。結局アイツにとってやよいは、ただの玩具に過ぎなかったのよ。」
やよい「もうやめて!」
やよい「きっとこのレコーダーも全部嘘なんだよ!伊織ちゃんなら偽物ぐらい簡単に作れるもん!」
伊織「ま、待ちなさいやよい。最後の台詞はあなたも聞いていたはず」
やよい「聞いてないよ!聞いていたとしても聞き間違いだよ!だって、だって……」
やよい「プロデューサーは私のことを好きって言ってくれた!もやし祭りを楽しいって言ってくれた!」
やよい「他の全てが間違いだったとしても、それだけは絶対に間違いじゃないもん!!」伊織「いい加減にしてよっ!!!」
伊織「それだけは間違いじゃない!?他が間違ってる!?何でそうなるのよ!」
伊織「アイツが『美味しい』って言ったことはそんなに喜ぶのに、私が『美味しい』って言っても何も感じないって言うの!」
伊織「私だって、今までやよいのためにずっと頑張ってきたのよ!」
伊織「お仕事サボってでもライブに言ったし、楽屋には毎日声かけてた!」
伊織「どうして、どうして私の想いは全部無視するのよ……」
やよい「……。」
伊織「……そうよね、やよいの想いがアイツに伝わらなかったのと一緒。相手が悪ければ伝わるものも伝わらないわ」
伊織「やよい、絶交よ。」
やよい「……えっ?」
伊織「初めて反応してくれた。でも、もう遅いわ」
伊織「やよいにとっては私がどんなにやよいの為に頑張っても、関係ないのよね。ただ私が騒いでるだけ、汚れてるだけ。だから距離をとる。そうやって無駄な努力して二人の距離は離れてくのよ」
伊織「でも、私はあんたほど馬鹿じゃないわ。少なくとも、現実から目を背けはしない。だからこそ、このままの距離で居たら私がつらい思いするだけだもの」
伊織「だから、さようならよやよい。」
やよい「ま、待ってよ伊織ちゃん。は、話についていけないよ……」
伊織「結構よ。それはただ、ついていこうとしないだけだから。じゃあね。あ、あとご馳走様。」バタン
やよい「伊織ちゃん……」
やよい「……」カチッ
伊織『だから、それは、やよいのためだって……』
伊織『ちょ、ちょっと待ちなさいやよいっ!お願いっ!いかないでよ、やよい!』
やよい「行かないで……」
伊織『…………私じゃ、お姉ちゃんになれないって言うの?』
どうしてこう自分が書くと話が重くなってしまうのか。安価が悪いのか、嫌捌けない自分が悪い。
無駄に長くて重くて申し訳ありません。話の起伏も72で申し訳ない。
ちょっと付き合いでお酒飲んでたのが今気分悪くなってきたので少し休憩します。一応今日中、っというより夜の間に終わらせます。
再開します
やよい(……)
伊織『はぁ、あんた。そんな踊りでアイドルが出来ると思ってるわけ?しょうがないからスーパーアイドルの伊織ちゃんがちょっと見てあげてもいいわよ!』
伊織『にひひっ、伊織ちゃんの凄さ、分かったかしら?……ちょ、ちょっと真面目にお礼言わないでよ!調子狂っちゃうじゃない!』
伊織『自己アピールが無い?私には一生無縁の悩みね。でもまあ、ちょっと暇だったから一緒に考えてあげる。』
伊織『律子にすっごい怒られたわね……。ま、まあ?審査員には受けてたしよかったんじゃないかしら?私的には楽しかったし!』
伊織『ねえやよい。今度やるミニライブなんだけど……よかったら一緒に出てもらえないかしら?』
伊織『だからお礼言わないでよ!べつにあんたのためじゃなくて、そうしたほうが受けがよさそうだからって話よ!』
伊織『……べつにいいじゃない、ちょっとダンスでこけた位。他は問題なかったんだし。』
伊織『伊織ちゃんのライブを台無しにしたって?そんなの、やよいがやよいなりに頑張ってくれたのに、台無しになんてなるわけないわよ。』
伊織『そう、やよいは今度からアイツのプロデュースを受けることになるのね。謝ることじゃないでしょ、それに今生の別れって訳じゃないんだから。』
伊織『そうね、やよいが私に頼らず一人でやってけるのかしら?先にトップアイドルにたって見届けてあげるわ。』
やよい(どうして、気がつかなかったんだろう……)
伊織(……)
やよい『伊織ちゃんはすごいかなーって。年上の皆ができないような歌もすぐ歌えちゃうんだもん。』
やよい『え、おはよう朝ごはんの歌い方を教えて?えへへ、伊織ちゃんに何か教えてあげるのって初めてだね、なんだかうっうーって気分かも!』
やよい『あのね、バスに乗る時にまず整理券をとって、降りるときにそこに書いてある数字の値段を払うんだよ。さらに小学生なら半額です!』
やよい『えっ、今のは別に馬鹿にしてるとかそんなんじゃなくて、私が去年まで小学生だったから……あ、待って伊織ちゃん!』
やよい『伊織ちゃんの家も大変なんだね。あ、もし良かったら私が伊織ちゃんのお父さんに説得に行きます!伊織ちゃんにはいつも助けられてるから、恩返しがしたいんです!』
やよい『うぅ……お父さんに笑われちゃった。えっ、アレでよかったの?お父さんに気に入られた?分からないけど、お役に立てたならよかったです!』
やよい『お兄ちゃんと喧嘩したの?でもそれは、伊織ちゃんが悪いんじゃないかな?とりあえず、ちゃんと謝ろう?』
やよい『えへへ、伊織ちゃんは自分で何でもやって立派だけど、ちょっと素直じゃないかなーって!』
やよい『プロデューサーが変わっちゃうから、一緒に活動できなくなっちゃうね。伊織ちゃんごめんね。』
やよい『伊織ちゃん……はい!じゃあじゃあ、全力でトップアイドルまで駆け上がるので先に待っててください!あ、でもでも私は一緒に上がりたいかなーって!』
伊織(やよい。信じてるわよ……)
一時間後 水瀬邸
やよい「……」ピンポーン
やよい「あ、あの高槻やよいです、伊織ちゃん居ますか!」
伊織「落ち着いてやよい、私よ。こんな早く尋ねてくるとは思ってなかったけど。」
やよい「ご、ごめんなさい!私、伊織ちゃんに謝りたくて!嫌われてもいいから、伝えたいことがあって」
伊織「とりあえず入りなさい。」
伊織「……。」
やよい「……。」
伊織「なにか、いうこと有るんじゃないの?」
やよい「……ごめんなさい。」
伊織「そうじゃないわよ。何か言いたいことがあるからきたんじゃないの?」
やよい「うん、そうなんだけど……」
伊織「じゃあ私から。私やよいに絶交って言ったけど、あれ、嘘だから。」
やよい「えっ?」
伊織「やよいに対して本気で起こってたことは事実よ。でも、嘘はつけないもの。」
伊織「私はやよいのことが好き、大好き。だからどんなにつらくても、やよいに気がついてほしかったの。」
伊織「私が居るって。あんたのなかのアイツがどんだけ大きかったか知らないけど、私が変わりになれるって。」
やよい「だから、嘘をついたの?」
伊織「そうよ、やよいはまっすぐ走りすぎなのよ。ああでも言わないと、周りを見なくなるでしょ?」
やよい「そっか……」
伊織「じゃあこんどはそっちの番よ。」
やよい「……正直、全部言われちゃったかなーって」
やよい「私が馬鹿だったんです。ずっと、ずっと伊織ちゃんと一緒に居て麻痺しちゃったのかな。って言い訳にならないよね」
やよい「伊織ちゃんはずっとずっと私のことを考えてきてくれたのに、私は伊織ちゃんのことを、一番の親友のことを忘れていたんです」
やよい「とっても最低で最悪なことです。伊織ちゃん、ごめんなさい!」
伊織「だから別に、もういいわよ。一度無くして、気がつけたんでしょ?」
伊織「だから私は気にしないわ。私だって、やよいに酷いこといったわけだし」
やよい「伊織ちゃん……」
伊織「けど、次は無いわよ!次忘れたら本当に知らないんだから!」
やよい「えへへ、でも伊織ちゃん、何だかんだいって何回でも私の面倒見てくれそう!」
伊織「んなっ、調子乗るんじゃないわよ!」
やよい「じゃあ次があったら助けてくれないの?」
伊織「そ、それは……勿論、助けるわよ。私はやよいのことが、すきなんだから」
やよい「ほらー、やっぱり。」
伊織「だからってそんな何度もやるのは許さないわよ!」
やよい「はい!もう二度と忘れません!このことも、この想いも!」
伊織「そ、そこまで言うなら許してあげるわ。もう絶対忘れないのよ」
やよい「はい。伊織ちゃん」
伊織「な、何よ……」
やよい「忘れないようにいっておきます!うっうー!伊織ちゃん大好きです!」
伊織「なっ///…もう!」
伊織「私は、その10倍やよいを愛してるわよ、にひひっ!」
ちょっとgdgdになり過ぎたんで打ち切り気味ですがこれで終了とします。
人を殺したことや、Pの正体とか、春香たちなどの複線を全然回収してません。
正直最初はいおりん病ませていおりんをPみたいにする落ち考えてたけど、うまく持っていけませんでした。
ここに限らずどうしても仲直り安価が回収できません。何かコツみたいなのあったら教えてほしいです。
3回安価SSを試してみましたが、2つすら捌けない自分には安価SSは難しいですね。
次たてるか分かりませんが、次あったら安価なしでやってると思います。またお会いできたらそのときはよろしくお願いします。
最後に、こんな駄文に付き合ってくださってありがとうございました。
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