ティーダ「シン?」 ワッカ「ああ、アーロンさんの金玉のことだ」 (4)

ティーダ「オヤジ 生きてるのか?」

アーロン「あの状態を『生きている』と言えるなら」

ティーダ「あぁ?」

アーロン「あいつはもう 人の姿をしていない」
アーロン「だが・・・」

アーロン「アレの片隅には 確実にジェクトの意識が残っている」
アーロン「アレに接触したとき おまえもジェクトを感じたはずだ」

ティーダ「まさか・・・」

しばらくの沈黙が流れる─

アーロン「そうだ 『シン』はジェクトだ」

ティーダ「くっだらねえ!なんだよ それ!」
ティーダ「バカバカしい!」

アーロン「真実を見せてやる」
アーロン「怒るのも泣くのもそれからにしろ」
アーロン「俺についてこい」

ティーダ「イヤだと言ったら?」

アーロン「おまえの物語は終わらない」

ティーダ「それがどーしたってんだ!」

アーロン「そうか・・・ならば仕方あるまい、好きにしろ」

ティーダ「バカにしやがって!好きにしろとか言ってさあ!」
ティーダ「だけど俺にはどうしようもないんだ!」
ティーダ「あんたに言われた通りにするしかないんだ!」

アーロン「不満・・・だろうな それとも不安か?」

アーロンはティーダの肩をなでる─

アーロン「それでいい・・・」

ティーダ「アーロン?」

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