あかり「友達同士でキスするのって普通なんだ…」(405)

ちなつの部屋

あかり「ちなつちゃんは結衣ちゃんと仲良くなって何したいの?交換日記とか?」

ちなつ「うーん…そういうのもいいけど、やっぱり…」

あかり「やっぱり?」

ちなつ「キス、したいな…」

あかり「……キスぅ!?」

ちなつ「うん」

あかり「キ、キスしちゃうの?」

ちなつ「え?そりゃそうなるでしょ」

あかり「そうなの!?」

あかり(し、知らなかった……。あかりそういうの疎くてよくわからないけど……)

あかり(最近は友達同士でキスするのが普通なことなの!?)

あかり(と、いうことは結衣ちゃんと京子ちゃんもあかりの知らないところで!?)アワワワ

あかり(……あれ?)

あかり(お、おかしいな。あかりもお友達のはずなのに、二人とキ、キスしたこと…ない)

あかり「……」

ちなつ「? あかりちゃん?」

あかり「えっ!? な、なに、ちなつちゃん」

ちなつ「いや、急に黙り込んじゃったからどうしたのかなって思って」

あかり「な、なんでもないよぉ」アセアセ

あかり(京子ちゃん、結衣ちゃん…)

あかり「ねえちなつちゃん」

ちなつ「ん?」

あかり「ちなつちゃんは誰かとキスしたことあるの?」

ちなつ「ないけど」

あかり「えっ」

ちなつ「えっ」

あかり「あ、じゃあやっぱりただの友達同士じゃやらないの?」

ちなつ「そりゃ当たり前でしょ」

あかり「あ、そうだったんだ」ホッ

ちなつ「まあ、キスはやっぱり友達以上の関係になってからだよね」

あかり「友達以上の間柄ならするのが普通なの?」(友達以上…親友とかかな?)

ちなつ「当然。というかキスしなかったら友達以上とはいえないんじゃない?」(友達以上…そう、つまり恋人! いつか私も結衣先輩と)

あかり「そっかぁ…」(じゃあやっぱりあかりはただのお友達ってことだよね…)シュン

あかり(…ちなつちゃんも、結衣ちゃんとは親友になりたいと思ってるけどあかりとはただのお友達でいい、ってことなのかなぁ)

あかり「あかり、そういう人今まで出来たことないよ」

ちなつ「中学生入りたての時点でそういう人がいたことあったら逆に凄いよ」

あかり「えっ?そうなの?」

ちなつ「普通はそうじゃない? まあ、中学生くらいなら(恋人)作ってるのが普通なのかもしれないけどね」

あかり「どうやったらそういう関係(親友)になれるのかなぁ」

ちなつ「うーん、まあやっぱり自分からガンガンアタックしていくことじゃない?」

あかり「アタック?」

ちなつ「私もよくわかんないけど…たとえば二人っきりになったときにこっそり体を寄せたり手を握ったりとか…」

あかり(ふむふむ…)

ちなつ「あとは…もういっそ既成事実を作っちゃうとか?」

あかり「きせいじじつ?」

ちなつ「つまりキスしちゃうってこと」

あかり「ええっ?」

あかり「い、いきなりそんなことしちゃって大丈夫なのかな?」

ちなつ「まあ、賭けだよね。でもそういう大胆さも必要だと思う」

あかり「大胆さ、かぁ」

ちなつ「下手に友達しちゃってるとそこから発展しなくなることもあるし…」

あかり「…」

ちなつ「って、まあ私もまだあかりちゃんとおんなじだからよくわかんないんだけどね」

あかり「あ、あの…」

ちなつ「?」

あかり「あ、あかりはその…ちなつちゃんとそういう関係になりたい、なぁ、なんて」

ちなつ「」

ちなつ「あ、あかりちゃん?」

あかり「…」ススッ

ちなつ「え?なんで私の隣に来るの?」

あかり「ちなつちゃん…あかりじゃ駄目?」

ちなつ「え、えーっとぉ」(ど、どういうこと!?)

あかり「あかりも、ちなつちゃんとそういう関係になりたいの」

ちなつ「…」

ちなつ(ど、どういう状況?これ)

おおおおいい!!

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

落とすわけには


間に合わなくなっても知らんぞー!

ゆるゆりの反対は

もう>>1は帰ってこないのかな・・・



俺が書くか

ちなつ「と、とりあえず落ち着いてあかりちゃん・・・」

あかり「あ、あかりは落ち着いてるよぉ」

あかり「ただ・・・ちなつちゃんとももっと仲良くなりたいなぁって・・・」ズズイ

ちなつ(え?え?どういうこと?あかりちゃん今まで全然そんな素振りなかったじゃない!)

ちゃんとあかりハーレムにしてね

ちなつ「わ、わたしは結衣先輩一筋だから・・・」

あかり「ちなつちゃんが結衣ちゃんのこと好きなのは知ってるけど・・・」

あかり「あかりとも・・・ダメかな・・・?」

ちなつ「あ・・・あかりちゃん」

ちなつ(わ、わたしが結衣先輩好きでも関係ないってこと!?)

ちなつ(あかりちゃんってそんなキャラだったっけ・・・)

あかり「お願い・・・ちなつちゃん・・・!」

ちなつ「うっ・・・」

ちなつ「うううううううううううう・・・!

~次の日~

あかり「はぁ・・・」

あかり「・・・結局昨日はちなつちゃんに無理やり家に帰されちゃうし」

あかり「・・・」

あかり(結衣ちゃんと京子ちゃんとも今までキスとかしたことないし・・・)

あかり「中学に上がってからもそんなこと全然なかったし・・・あかり、もしかしてあかりが思ってるほどみんなと仲良くなかったのかなぁ・・・」トボトボ



ガラッ

櫻子「あっ、あかりちゃん」

向日葵「おはようございます赤座さん」

あかり「二人ともおはよう・・・」

あかり「・・・」

向日葵「?どうしたんですの?何か元気がないようですけれど・・・」

あかり「うん・・・ちょっと・・・」

あかり(向日葵ちゃんと櫻子ちゃんぐらい仲が良かったらたぶんもうキスぐらいしてるんだろうなぁ・・・)

あかり「はぁ・・・」

向日葵「??」

櫻子「あ、ちなつちゃんおはよー」

ちなつ「おはよう櫻子ちゃん」

ちなつ「お、おはようあかりちゃん」

あかり「あ、ちなつちゃん・・・おはよう」

ちなつ「・・・」

あかり「・・・」




ちなつ(き、気まずい・・・)

ちなつ(けどまさかあかりちゃんが突然あんなこと言ってくると思わないし、はぐらかすしかないじゃない!)

ちなつ(・・・うう・・・どうしたらいいんですか結衣先輩)


あかり(ちなつちゃん、昨日すごく戸惑ってたし・・・怒ってるのかな・・・)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

キーンコーンカーン…


ちなつ「ふぅ・・・今日も疲れた~」

あかり「あはは、ちなつちゃんお疲れ様ー」

ちなつ「・・・」

ちなつ(何とかあかりちゃんとも普通に話せるまでもちこしたけど・・・やっぱりあかりちゃん何か元気ないし・・・どうしよう)

ちなつ(・・・とりあえず後で考えよ)


ちなつ「・・・あかりちゃん、部活行こ?」

あかり「うん」

ちなつ「・・・」テクテク

あかり「・・・」テクテク

あかり「・・・そういえば・・・ちなつちゃんって結衣ちゃんとも京子ちゃんとも仲いいよね」

ちなつ「え?まぁ・・・京子先輩にはちょっかいかけられてるだけのような気もするけど・・・」

あかり「娯楽部ではあかりよりもよっぽど存在感あるし・・・」

ちなつ「あ、あはは・・・」

あかり(それにひきかえあかりは中学上がって以来むしろみんなからの扱いがひどい気がするし・・・)

ちなつ「・・・」テクテク

あかり「・・・」テクテク

あかり「・・・そういえば・・・ちなつちゃんって結衣ちゃんとも京子ちゃんとも仲いいよね」

ちなつ「え?まぁ・・・京子先輩にはちょっかいかけられてるだけのような気もするけど・・・」

あかり「娯楽部ではあかりよりもよっぽど存在感あるし・・・」

ちなつ「あ、あはは・・・」

あかり「・・・」

あかり「・・・ちなつちゃんは、これから結衣ちゃんとキスしたりするの?」

ちなつ「うっ・・・!」

ちなつ「・・・う、う~ん・・・いずれは、したいかなぁ・・・なんて」

あかり「そっか・・・」

あかり「でも、あかりとは・・・ダメなんだよね」

ちなつ(うっ・・・あかりちゃんの純粋な眼差しが痛い・・・)

ちなつ「あ、あかりちゃん・・・わ、私は別にあかりちゃんのことが嫌いなわけじゃないんだよ?」

あかり「うん・・・分かってるよ」

あかり(やっぱり・・・あかりはただの友達のままでいいんだよね・・・)

ちなつ(うう・・・またあかりちゃん暗くなっちゃった)

ちなつ(・・・ほんとはあかりちゃんでキスの練習しようかとも思ってたけど・・・今のあかりちゃんにはとても言えない)

ちなつ「あれ?」


めりちゃん「・・・あかりちゃーん!」


ちなつ「あかりちゃん、何か呼んでるよ?」

あかり「ん?・・・あ、今日委員会の集まりあったんだった・・・」

あかり(考えごとしててすっかり忘れてた・・・)

あかり「ごめんちなつちゃん・・・あかりちょっと行ってくるから先部室行ってて」

ちなつ「う、うん・・・」

~娯楽部~

ちなつ「こんにちわー」

結衣「あ、ちなつちゃん」

京子「ちなつちゃ~ん、待ちくたびれたよー」

ちなつ「ちょ、京子先輩いきなり抱きついてこないで下さい」

京子「えぇー?」

ちなつ「ほんとにもう・・・」

結衣「・・・あれ、ちなつちゃんあかりは?」

ちなつ「あ、あかりちゃんなら委員会で遅れるっぽいです」

京子「そうかー、まあのんびり待とうかー」グデー

結衣「お前は少しはしゃきっとしろ」

京子「まあまあ」

京子「でもやっとちなつちゃんの淹れてくれたお茶が飲める~」

結衣「まあ、たまには私らが自分で淹れてもいいような気もするけどね」

ちなつ「・・・」

結衣「?ちなつちゃん?」

ちなつ「・・・きょ、京子先輩、結衣先輩・・・ちょっと相談したいことがあるんですけど・・・」

京子「んんー?」

結衣「?どうしたのちなつちゃんいきなり改まって」

ちなつ「あかりちゃんがいないうちに話したいんですけど・・・」

ちなつ「・・・じ、実は昨日・・・あかりちゃんに告白されちゃいまして・・・」

結京「」



結衣「え、・・・」

京子「ええええええぇぇーー!」

ちなつ「そ、そんなに大声出さないでくださいよビックリしたじゃないですか・・・」

京子「いやいや、こっちがビックリだよ!」

結衣「ほ、ほんとなのちなつちゃん・・・?」

ちなつ「は、はい・・・私もビックリしたんですけど・・・」

京子「へーまさかあのあかりが・・・」

結衣「あかりはそういう色恋沙汰には全然興味ないと思ってたよ・・・」

ちなつ「私もです・・・それで、私は結衣先輩のことが好きだからって断ったんですけど・・・」

結衣「へ、へー・・・」

京子「そ、それで・・・あかりは諦めてくれたの?」

ちなつ「それが・・・私が結衣先輩のこと好きでも関係ないらしくて・・・迫られました」

ちなつ「とりあえず今は保留?みたいになってますけど、あかりちゃんも何だかずっと暗い顔ですし・・・」


京子「う、う~む・・・普段のあかりのイメージからは想像できないな」

結衣「けど・・・それは困ったね」

ちなつ「はい・・・私としても普段通りのあかりちゃんに戻ってほしいんですけど・・・」

結衣「うーん・・・」

京子「・・・まあ、あかりが来たらもう一度みんなで話してみるのはどう?」

結衣「・・・いいのか?私らが入って話がこじれたらまた大変だぞ」

京子「いや・・・あかりがちなつちゃんに告白って言われてもやっぱり実感わかないし」

ちなつ「・・・わ、わたしも結衣先輩達が一緒にいてくれるなら助かります」

ちなつ「昨日はあかりちゃんのペースに飲まれちゃったので・・・」

結衣「まあ、ちなつちゃんがそういうなら・・・」


京子「・・・」

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」


あっかりあっかり・・・


ちなつ「あ、あかりちゃんの足音です・・・!」

結衣「・・・なんか私達まで緊張するな」


ガラッ

あかり「みんなー、遅れてごめんね」

結衣「う、うん」

あかり「??どうしたのみんな・・・なんか空気がぎこちないけど」

京子「あーあかり・・・」

京子「ちなつちゃんから聞いたんだけど・・・昨日あかりがちなつちゃんに告白して迫ったってほんと?」

あかり「こ、こくはく?」

あかり(・・・ちなつちゃんに親友のキスを迫ったことかな?)

あかり「う、うん・・・」

京子「おおー・・・」

結衣「疑ってたわけじゃないけど・・・なんかビックリだな」

あかり「え?え?」

ちなつ「・・・」

あかり「・・・・・・あかりがそういうことするのって・・・そんなに変?」

京子「まあなー」

ちなつ「いきなりだったし・・・」

結衣「あかりはそういうのとはまだ縁がないと思ってたけどね・・・」

あかり「・・・」

ちなつ「あ、あかりちゃん?あかりちゃんの気持ちは嬉しいんだよ?」

ちなつ「ただあかりちゃんのこと今までそういう風に見たことなかったから・・・」

あかり(・・・あかり、みんなからそんな風に思われてたんだ・・・)

あかり「うぅ・・・」ズーン…

ちなつ「あ、あかりちゃん・・・」

あかり「あかり・・・ただちなつちゃんともっと仲良くなりたかっただけなのに・・・」


結衣「・・・お、おいどうするんだよ京子!あかり泣きそうだぞ」

京子「いやいや・・・まさかこんなに思いつめてるとは思わなかったし」

あかり「うう・・・」

あかり「・・・それじゃあ・・・結衣ちゃんと京子ちゃんともダメなの?」

結衣「え?」

京子「ダメって・・・?」

あかり「・・・あかり、結衣ちゃんや京子ちゃんとキスしたい・・・」

京子「え、」

結衣「え、」

ちなつ「ええええええぇぇぇえ!?」

結衣「キ、キスって・・・!」

京子「あ、あかり・・・?本当にいきなりどうしたんだ・・・」

ちなつ「あ、あかりちゃんどういうこと?」

あかり「あ、あかりも!みんなともっと仲を深めたいの」

あかり「・・・みんなのこと・・・好きだから」



結衣「・・・」

京子「・・・」

ちなつ「・・・」

京子「え?え?話がよく分からなくなってきたんだけど・・・」ボソボソ

ちなつ「それはこっちのセリフですよ・・・!」ボソボソ

結衣「・・・つ、つまりあかりは私達三人が好きってこと・・・?」

ちなつ「ええ?それって思いっきり三又じゃないですか」

京子「い、いやけどあかりはすごい本気っぽいし・・・」

結衣「ちなつちゃんに迫ったときのことを考えると、あかりはもしかしてそういうの気にしてないんじゃいのか」

ちなつ「あかりちゃんのことですから・・・それはないと思いますけど・・・」

結衣「でも・・・」チラッ


あかり「ううぅ・・・」


結衣「あかり、今にも泣きだしそうだし・・・」

京子「嘘ついてるようにも見えないしね・・・」

ちなつ「うう・・・」


京子「と、とりあえず!今どうするか考えよう!」

ちなつ「で、でもどうするんですか・・・?」

結衣「は、早くしないと・・・あかりが」


あかり「・・・京子ちゃん?・・・結衣ちゃん?」グス


京子「うう・・・」

結衣「・・・」

ちなつ「あ、あかりちゃん・・・」


京子「ううぅ・・・」


京子「えーいっ!」


チュ

タワー

あかり「んぷっ!きょ、京子ちゃん・・・!?」

京子「ぷ・・・はぁ・・・!」


結衣「ちょ、京子!?」

ちなつ「京子先輩!?」


京子「あ、あかりの気持ちに100%は答えられないけど・・・」

京子「あかりは娯楽部のメンバーで、私の大事な友達だから・・・!」

あかり「きょ、京子ちゃん・・・」


結衣「つ、付き合うんぬんは置いといて・・・私もあかりのことは大事に思ってるよ」

結衣「・・・は、恥ずかしいからおでこな」チュ


ちなつ「・・・じゃ、じゃあ私はほっぺ」チュ

ちなつ「私も・・・あかりちゃんとは付き合えないって言ったけど・・・あかりちゃんは大切なお友達だよ」



あかり「・・・結衣ちゃん!・・・ちなつちゃん!」

あかり「あかり・・・嬉しいよぉ!」

ちなつ「あ、あかりちゃん・・・」

結衣「あかり・・・」カァ…



京子「と、とりあえずもう今日は帰ろう!」

あかり「それじゃ結衣ちゃん、京子ちゃんまたね~」ニコニコ

ちなつ「それじゃあ・・・結衣先輩、京子先輩さようなら」

結衣「う、うんそれじゃあねあかり、ちなつちゃん」

京子「ばいば~い・・・」


京子「ふぅ・・・」

結衣「・・・」

京子「・・・」

結衣「・・・今日は色々ありすぎて疲れたよ」

京子「あー・・・、何か今更恥ずかしくなってきた・・・」

結衣「恥ずかしいのは私も同じだよ・・・」

結衣「まあ・・・あかりがまさか娯楽部のメンバーみんなに告白してくるなんて思ってもみなかったしな」

京子「まあなー・・・あかりも結構大胆だよね」

結衣「・・・結局これからどうするの?みんなでキスしてからはあかりの機嫌も見違えるように良くなったけど・・・」

京子「あの場ではあれが限界だったろー、まあ・・・とりあえず様子を見るしかないよ」

結衣「そうかー・・・明日から部活どうなるんだろ」

京子「うん・・・」

     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

あかり「ただいま~♪」

あかね「おかえりあかり・・・あら、何だか機嫌がいいのね?」

あかり「うん!昨日からちょっと悩んでたことがあったんだけど・・・今日学校ですごい良いことがあったんだ~」

あかね「良かったじゃないあかり~、あかりが嬉しいと何だかお姉ちゃんも嬉しいわ♪」

あかり「えへへ・・・」

あかり(あかりもこれでみんなともっと仲良くなれたし・・・明日から学校楽しみだよぉ)

~次の日~

あかり「あ、京子ちゃん!結衣ちゃん!おはよう~」

結衣「あ、あかり・・・おはよう」

京子「お、おはよう」

あかり「?二人ともどうかした?なんかあいさつがぎこちないけど」

京子「え?そりゃまあ、なあ」

結衣「う、うん・・・」

あかり「??まあじゃあ遅刻しちゃうし学校行こっか」ニコニコ

京子「あ、あかりは怖いくらい普段通りだな・・・」ボソボソ

結衣「うん・・・昨日の部活ではあんなにうろたえてたのに・・・」

京子「・・・昨日のキスで満足しちゃったのかなぁ」

結衣「あんなに必死だったし流石にそれはないんじゃない・・・?むしろ昨日の出来事が全部夢って言われた方が納得できそう・・・」

京子「うーん、確かに・・・」


あかり「ふ、二人で何話してるの?あかりもいれてよぉ~」

          ___
         イ     | - 、 
        ´/      \ ` 、
     /_/  ∞     \_\
    /___________ヘ

    / /  //  /,'   ∧  ハ   、ハ
   ヽ /  /リl\' ;'  / |  | ハ= ハ i
     ヽ/イ    ー‐ '  --' j l= l l
      / } 三≧    ≦三 ,ノ  ノ  ヽ
    ,-‐' { :::::::'      ::::::: (  イヽ  ノ
   (   .ゝ    _ ノ    ヽ、 ! | (
    )  Y ^ゝ ____ /⌒`l }弋 `ーノ
   ゞ-イ  \   Yミ∀彡(  _ ノノリソヽ r'´
     ノノrノ' | ̄ ̄|' ∧^´| ̄ .'´|ミ.}.  )ノ
      '´  | ::::  | .!:::! | ::::   |ミノ
         | :::: :: | .|:::| | :::::   /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄乂__ノ  ̄ ̄ 乂_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

ガラッ

あかり「あ、ちなつちゃんおはよう!今日は早いね」

ちなつ「あ、おはようあかりちゃん・・・きょ、今日は日直だからね」

あかり「へぇ~、気合入ってるねー」ニコニコ

ちなつ(良かった・・・とりあえず機嫌は良いままみたい・・・)

ちなつ(根本的な解決にはなってないけど・・・というか昨日の朝より悪化してるような)

あかり(えへへ・・・ちなつちゃんもほっぺだけどあかりにキスしてくれたし・・・昨日落ち込んでたのが嘘みたいだよぉ)

~放課後~

京子「結衣ー、部活行こう」

結衣「うん・・・」ガタッ


結衣「・・・朝はいつも通りのあかりだったけど、娯楽部ではどうなんだろうな・・・」テクテク

京子「まあ・・・いきなりキスおねだりとかそんなことはないと思うけど」テクテク

結衣「今日の朝が普通だったぶん・・・こっちも何だか調子狂うな」

京子「うん・・・」

京子「・・・」

京子「ねぇ、結衣」

結衣「・・・どうした京子?」

京子「・・・実際さ、結衣はあかりのことどう思ってるの?」

結衣「ど、どうって・・・それって」

京子「もちろん友達としてじゃなく」

京子「昨日は私がいきなりあかりにキスしちゃったからそのままの流れで話は終わったけど・・・」

 ―┼‐         ノ     /   |  --ヒ_/     /   \ヽヽ    ー―''7
   `」   ┼,   二Z二   レ   /  /´レ' \ ―7 ̄}  |  ー-、   /
 (__  (|フ)   (__ノ  _ノ  ∨`  ノ  /  /     _ノ    \_


    ─┼-        /   |   ‐┼-   |     ー|―
    ─┼─ |   \ レ  /   ̄Tー  /      ノ -─
   (二フヽ  \/    _ノ   (二フ\  ヽ_ノ   / 、__

結衣「う・・・きゃ、客観的に見てあかりは可愛いとは思うけど・・・」

京子「・・・けど?」

結衣「やっぱり今までずっと幼馴染として見てきたから・・・いきなり言われても実感湧かないというか・・・」

京子「・・・だよね・・・」

結衣「あーでも・・・昨日涙目になってるあかりにキスしたときは・・・ちょっとドキドキした・・・かも」

京子「ま、まああれはね・・・」

京子(・・・うう・・・私も何かまた昨日のこと思い出してきちゃった・・・・・・)

~娯楽部~

あかり「あー今日は疲れたねぇちなつちゃん・・・」グタ…

ちなつ「最後の授業体育だったもんね・・・」フゥ…

結衣「二人ともお疲れ、お茶冷えてるよ」

ちなつ「あ、ありがとうございます結衣先輩」

あかり「わぁい麦茶、あかり麦茶だいすき」



あかり「あ、ごめん京子ちゃん、ミラクるんの12巻とってくれる?」

京子「お、おう・・・はいよー」

あかり「ありがと~」ニコ

あかり(ふふ・・・いつも通りの娯楽部だけど・・・何だか気持ち的にいつもよりほっこりするよぉ)



京子「・・・」

結衣「・・・」

結衣(やっぱり・・・)

京子(いつも通りのあかりだ・・・)

京子「うーん・・・」


ちなつ「あ、あかりちゃんお茶のおかわりいる?」

あかり「あ、ごめんね・・・あかり、今日提出のプリント出すの忘れてたから・・・ちょっと生徒会室行ってくる」ガタ

ちなつ「・・・そう?いってらっしゃいあかりちゃん」

結衣「・・・ん、いってらっしゃい」

あかり「いってきま~す・・・」


ガラガラ…


京子(チャンス・・・!)

京子「ね、ねぇちなつちゃんちなつちゃん」

ちなつ「ど、どうしたんですか京子先輩?」

京子「あかりってさ・・・、今日どんな様子だったの?授業のときとか休み時間とか・・・」

ちなつ「・・・どうって、いつもどーりのあかりちゃんでした・・・」

ちなつ「機嫌は良かったですけど・・・なんかこっちが意識してる方がおかしいみたいな・・・」

京子「あ、やっぱり意識はしてたんだ」

ちなつ「そ、そりゃ、一昨日から昨日のあの流れがあれば誰だってそうなっちゃいますよ」

結衣「でも、あかりは本当にいつも通りっぽいな・・・」

ちなつ「そ、そうですね・・・」

結衣「・・・」

京子「こっちはこれだけ惑わされてんのに・・・当のあかりは普段のままか・・・」

ちなつ「・・・まあこのままならこのままで、こっちも普段通りにすればいいのかもしれませんけど・・・」



京子「・・・いや!ここは一つあかりをテストしてみよう!」

結衣「テ、テスト・・・?」

ちなつ「あかりちゃんにですか・・・?」


京子「うん、あかりが本当に私達のことが好きなのかどうか直接確かめてみよう」

ガラッ

あかり「みんなただいま~」

あかり「ごめんね、ちょっと生徒会のお仕事手伝ってて遅くなっちゃった・・・」

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」

京子「あ、あかり・・・」

あかり「?どうしたの京子ちゃん」


京子「あ、あかりは・・・私達三人のこと・・・好きなんだよな?」


あかり「え?・・・うんっ!あかりはみんな(友達として)大好きだよぉ~!」

ちなつ「」ピク

結衣(う・・・前にもこう言われたことあるけど・・・こうして聞くと破壊力あるな・・・)


京子「う、うん・・・それじゃあ・・・、い、今私にキスしてって言ったら、してくれる?」

あかり「え、キス?今?」

京子「う、うん・・・」


あかり「じ、自分からするのはちょっと恥ずかしいけど・・・」

あかり「京子ちゃんにならいいよ!」

グイッ

京子「へ・・・?」


チュウ・・・



ちなつ「ふわわ・・・!」

結衣「あ、あかり・・・!」

あかり「ん・・・・・・はぁ、け、結構恥ずかしいね・・・けど、あかり京子ちゃんとキスできてうれしい!」

京子「」


結衣「きょ、京子・・・!」


あかり「せ、せっかくだから、結衣ちゃんとちなつちゃんにもしちゃおうかな・・・」エヘヘ

あかり「・・・昨日はみんなあかりにしてくれたし・・・」


結衣「え?え?」

あかり「はい、結衣ちゃん」

ンチュ


あかり「ちなつちゃんにも」

ちなつ「あ、あかりちゃ・・・!」

チュ…

     /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
    /: : :             \
  /: : : :            \
/: : : : : :               \     
: : : : : : : :.._        _      \    
: : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒`        l
: : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::    |   
: : : : : : ´"''",       "''"´       l  
: : : : : : . . (    j    )/       /  
\: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /         
/ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\     
: : : : : : : : : :.``ー- -‐'"´        \

あかり「は、あ・・・え、えへへ・・・あかり、みんなとキスしちゃった」

あかり(なんかすごく幸せな気分・・・最初ちなつちゃんから聞いたときは驚いたけど、やっぱりキスってお友達同士でやるものだったんだ)

あかり「・・・え、ってみんな?」


京子「」

結衣「」

ちなつ「」


あかり「も、もうそろそろ下校時間だし帰らなきゃ・・・」

ちなつ「・・・ウン、ソウダネ」

結衣「・・・カエロウカ」

京子「・・・ヨォーシ」ガタ…

キンコーンカーンコーン…

京子「ふわぁ・・・あ」

綾乃「あら、歳納京子寝不足?睡眠はきちんととらないといけないナイアガラよ?」

結衣「ブッ」

千歳「まだ若いんやから無理はあかんよー?」

京子「うん・・・ありがと、綾乃、千歳・・・」

京子(昨日・・・帰ったあとも何だかポーッっとしちゃってあんまり眠れなかったんだよね・・・)

京子(自分から蒔いた蒔いた種だけど・・・あかり恐るべし)

結衣「ふわぁ・・・」

京子「・・・結衣も?」

結衣「うん・・・昨日は最後らへんだけいつものあかりとのギャップがすごかったよ・・・」

結衣「うわ・・・何かまたドキドキしてきた・・・」

京子「やっぱり・・・あかりは私達のことが好きなのか・・・」

結衣「・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


~放課後~

京子「うう・・・あかりたちもう来てるかな・・・」

結衣「何か緊張するな・・・」

ガラッ

あかり「あ、結衣ちゃん、京子ちゃん、授業お疲れ様」ニコ

結衣「あ、ありがとうあかり・・・」

京子「ち、ちなつちゃんもやっほー」

ちなつ「ど、どうもです京子先輩・・・」

京子(やっぱり・・・昨日とはさらにまた部室の雰囲気が違うな)

京子(昨日と変わらないのはあかりだけか・・・)

あかり「~♪」


ちなつ「あ・・・結衣先輩、京子先輩、お菓子持ってきたんで・・・どうぞ」

ちなつ「あ、あかりちゃんも・・・ひ、一つ食べる?」

あかり「あ、ありがとうちなつちゃん」

パクパク…

ちなつ「・・・」

京子「あーこりゃちなつちゃんもあかりに心かき乱されてる感じ?」ボソ…

ちなつ「ま、まあ・・・まさかあかりちゃんをこんなに意識する日が来るとは思いもしませんでしたけど・・・」

結衣「というか・・・あかりの気持ちが分かったのはいいとして・・・、私達あかりに振り回されすぎじゃない・・・?」

ちなつ「ですね・・・ちょっと前までアッカリーンとか言ってあかりちゃんをいじってたのが嘘みたいです・・・」


あかり「ちょ、ちょっと部室で三人だけでコソコソお話しないでよぉ、もう」アセ…

ちなつ「あ、う、うん・・・ごめんねあかりちゃん」


あかり(せっかくもっと仲良しになれたと思ったのに・・・みんなコソコソ話が多くて困ったもんだよぉ・・・)


京子「ふぅ・・・」

結衣「・・・」

結衣「・・・あー、あかり?」

あかり「ふ、ふぇ?・・・どうしたの結衣ちゃん」

結衣「あ、あかりは・・・その・・・わ、私のどこが好き・・・?」

京子「ゆ、結衣?」

あかり「え?結衣ちゃんの、好きなところ・・・?」

ちなつ「ゆ、結衣先輩・・・?」

結衣「い、いやー・・・折角だしちょっとあかりに聞いとこうかなー、なんて・・・」

あかり「・・・えーと、あかりはね・・・、結衣ちゃんのクールでかっこいいところとか」

あかり「あと、大人っぽくて頼りがいのあるところとかが、好きかな」

結衣「へ、へー、ありがと、あかり・・・」

京子「・・・じゃ、じゃああかり、わ、私は・・・?」

あかり「京子ちゃんはー、周りのみんなを楽しませてくれるとことか」

あかり「それと、絵が上手なのもすごいと思うよ!」

京子「そ、そうかー」

あかり「あとちなつちゃんも!ちなつちゃんかわいいし、お茶いれるのも上手いよね」

ちなつ「へえ!?・・・あ、ありがとうあかりちゃん・・・」ドギマギ

あかり(んふふ・・・いきなりみんなどうしたんだろ?)

あかり(け、けどあかり、何だかみんなとキスして仲良くなってからどんどん存在感上がってる気がするよぉ・・・)

あかり(・・・何だかみんなのあかりへの態度が気になるけど)

~それから・・・~


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


京子「なああかりー」

あかり「?なに、京子ちゃん」

京子「ミラクるんの映画のチケットがあるんだけど、こ、今度一緒に行かない?」

あかり「え?あかりと?」

京子「う、うん・・・」

あかり「あかりはいいよぉ、映画か~、楽しみ」ニコニコ

京子「・・・そ、そう?良かった・・・」ドキドキ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


あかり「ちなつちゃん、おはよー」

ちなつ「あ、あかりちゃんおはよ・・・」

あかり「あ、ちなつちゃんアクセサリー変えた?・・・よく似合ってるよぉ」

ちなつ「ほ、ほんと?」

あかり「うん、さらに可愛くなった気がするよ~」ニコリ

ちなつ「ああありがとうあかりちゃん・・・」ドキドキ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ガラッ

あかり「あれ?結衣ちゃん一人?」

結衣「うん・・・京子は先生と面談だって」

あかり「あ、ちなつちゃんも掃除で遅れるみたいだよぉ」

結衣「そ、そうなんだ・・・」

あかり「うう・・・あかり今日はなんだか疲れたよー」

あかり「ちょっとごめんね結衣ちゃん・・・」ポス

あかり「あー結衣ちゃんのおひざ・・・あったかい・・・」ゴローン

結衣「・・・あ、あかり///」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


京子「・・・私達なんか最近さ」

結衣「・・・うん」

ちなつ「・・・か、完全にあかりちゃんの虜って感じですよね」


結衣「・・・そうだね」

京子「・・・まさかあかりの告白事件からこんなことになるとは思わなかったよ・・・」

ちなつ「そ、そうですね」


結衣「ま、まあ・・・でもあかりは・・・やっぱりか、可愛いし」

ちなつ「すごくいい子ですし・・・」

京子「一緒にいると癒されるしねー・・・」


「「「あかり(ちゃん)・・・」」」フゥ…

京子「で、ちなつちゃん・・・今日はあかりは・・・?」

ちなつ「あー、今日は家族で食事の日らしくて・・・掃除終わったら帰っちゃいました・・・」ガク

結衣「そうなんだ・・・」

京子「あかりー・・・」

ちなつ「・・・なんか、私達日に日に重度のあかりちゃん病になってませんか・・・?」

結衣「・・・今までは全然だったけど・・・一回意識しちゃうとあかりの破壊力はすごいからね・・・」

京子「あ、でも私はちなつちゃんも好きだよ」

ちなつ「わ、私も結衣先輩のことは好きですけど・・・」

結衣「・・・やっぱり、あかりのこと考えちゃうよな・・・」

ちなつ「・・・でも、気になることがあるんですけど・・・」

京子「・・・あかりの態度のこと?」

ちなつ「そうです!あかりちゃん、最初あれだけ私達に迫っておきながら、私達に比べて私達と接するときの態度が普通すぎません?」

京子「うん・・・まあ」

ちなつ「キ、キスはしてくれますけど・・・なんか、恥じらいが無いというか、今まで通りすぎるというか」

結衣「うーん・・・スキンシップなんかは増えたような気がするけど・・・そうだね」

京子「まあ・・・私達の変わりっぷりがすごいだけなのかもしれないけど・・・」

ちなつ「なーんか納得いきません・・・」

結衣「そ、そういえば・・・わ、私も気になることがあるんだけど・・・」


結衣「・・・あかりって・・・私達三人の中の誰が一番好きなのかな?」


ちなつ「・・・」

京子「・・・」

京子「今までの部活の流れのままこの四人で安定してたからあんまり違和感感じなかったけど・・・」

ちなつ「あかりちゃん・・・普通に三又なんですよね・・・」

ちなつ「・・・さ、最初にあかりちゃんに告白されたのは私ですよ?」

京子「い、いや・・・でも二人で出かけた回数は私が一番多いはず・・・!」

結衣「わ、私は、あかりがこの前家に泊まりに来たぞ・・・!」

京子「え?初耳だぞー、ずるいぞ結衣一人だけ!」

結衣「お、お前だってあかりを独り占めしてるだろ」

ちなつ「うう・・・あかりちゃんのことですから・・・『三人の中で一番好きなのは誰?』なんて聞いたら・・・」

結衣「・・・『あかりは、み、みんなだーいすきだよ♪』って言うよな・・・」

京子「・・・まあそこがあかりの良いところであり・・・」

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」

京子「・・・」

京子「・・・・・・よし!決めた!」

京子「や、やっぱりあかりに聞こう!」

ちなつ「き、聞くんですか・・・?」

京子「も、もしかしたらあかりは誰か一人のことが特に気になってるのかもしんないし・・・」

京子「そ、それに・・・このままだとみんなあかりとこのままで、さらにもう一歩踏み出せないじゃん・・・!」

結衣「・・・わ、私も賛成、やっぱり・・・気になるし」

ちなつ「結衣先輩・・・、じゃあ、わ、私も・・・ちょっと怖いですけど」

京子「決まりだね・・・あとさ・・・私達って、あかりから告白された後あかりに返事とかしてなかったよね?」

ちなつ「ええ・・・あかりちゃんへの態度で丸わかりだったような気もしますけど・・・あかりちゃんも特に言ってきませんでしたから・・・」

京子「じゃあ、明日あかりにこの三人の中で誰が一番好きなのか聞こう」

京子「それであかりに選ばれた一人がそこであかりに告白の返事をする」

結衣「お、おい・・・」

ちなつ「え・・・も、もしあかりちゃんに選ばれなかったら・・・返事はできないってことですか・・・?」

京子「いいや、ただその場で返事できないってだけ」

京子「あかりは私達三人に告白してきたんだしね!」

京子「・・・ただ、今の段階とはいえあかりに一番好きって言われた上にその場できちんと告白の返事もできる」

京子「選ばれた一人は間違いなくあかりとの関係がさらに進展するはずだよ!」

結衣「う・・・リスクも大きいけど・・・」

ちなつ「今のあかりちゃんとの仲を進展させるチャンスなら・・・」


ちなつ「・・・ち、ちなみに、あかりちゃんがどーしても一人を選べなかったらどうします・・・?」

京子「こ、こっちも必死だからね、食い下がろう・・・」

京子「あれだけみんなあかりにアピールしたんだし・・・きっと誰か選んでくれるよ」

あかり「ただいま~」

あかね「あ、おかえりなさいあかり、早かったわね」

あかり「うん、掃除が早く終わったから・・・」


あかね「・・・あかり、何だか最近ずっとにこにこしてるわね」

あかね「学校楽しい・・・?」ニコ

あかり「うん!・・・あかり、今娯楽部のみんなとすごく仲良くなったんだ~」

あかり「二人だけで遊びに行ったり・・・お泊りしに行ったり!」

あかり(やっぱりキスをする仲ってすごいんだな~、みんなといる時間もすごく増えたし・・・)

あかね「へ、へぇ~・・・・・・そ、それは良かったわねあかり」

あかね(いけないいけない、あかりが幸せを感じているんですもの、ここでそのお友達に嫉妬しちゃダメよあかね!)

あかね「う、うふふ・・・」ニコニコ

あかり「えへへ・・・」ニコニコ

~翌日放課後~


ちなつ「あ、あかりちゃんは掃除終わったらすぐ来ると思います・・・」

結衣「そう・・・」

京子「うあー・・・やばい緊張してきた・・・」

結衣「お、お前が言い出したことだろ・・・」

京子「まあ・・・それでもさすがにね・・・」

京子「好きと言われても・・・あかりが誰が一番気になってるのか・・・見当もつかないし」

結衣「まあ・・・そうだね・・・」

ちなつ「あ・・・あかりちゃん来たみたいですよ・・・!」

支援

あっかりあっかり・・・

ガラッ

あかり「あれ?なんか今日はみんな早いね」



ちなつ「う、うん・・・」

結衣「ちょっと・・・あかりに大事な話があって・・・」

京子「まあ・・・座ってあかり」

あかり「え?う・・・うん・・・大事な、話?」

京子「えーとさ・・・あかり、前に私達三人のこと好きだって言ってくれたじゃん?」

あかり「うん、あかり、みんなのことは好きだよ・・・?」

ちなつ(うう・・・やっぱりあかりちゃんが言うと破壊力が・・・)

京子「・・・そ、それなんだけど・・・あかりがこの三人の中で一番好きなのは、誰なの・・・?」

あかり「え?・・・あかりが、一番好きなの・・・?」

京子「う、うん・・・」

あかり「・・・あ、あかりは・・・!」

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」ゴク…



あかり「あかりは・・・みんな好きだよ・・・?」

京子「・・・はぁ」

ちなつ「・・・」

結衣「あかり・・・」

あかり「え?え?み、みんなどうしたの・・・?」

あかり「あ、あかりは、みんなのこと同じくらい大好きで・・・」


ちなつ「あかりちゃん・・・」

京子「頼むあかり・・・この三人の中で、あかりが少しでも他の二人より気になってる一人がいるんなら・・・正直に答えて」

結衣「あかり・・・私達に遠慮はいらないから」

ちなつ「お願い、あかりちゃん・・・」

あかり(み、みんな・・・すごく真剣な眼・・・)

あかり(・・・みんなはあかりがキスしてほしいって言ったとき、あかりの気持ちに応えてくれたから・・・あかりも応えてあげたいけど)

あかり(・・・けど、あ、あかりはやっぱりみんな同じくらい好きで、みんなにそれぞれあかりの好きなところがあるから・・・順番なんてつけられないよ・・・)

あかり「ご、ごめんねみんな・・・あかり・・・やっぱり選べない」


結衣「あ、あかり・・・」

京子「・・・あかり、それは・・・あかりがみんなのこと考えて言ってるわけじゃなくて、本当に一人だけを選べないの?」

あかり「う、うん・・・」

ちなつ「あ、あかりちゃん・・・」

京子「・・・」

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」

あかり「うう・・・ごめんねみんな」




京子「・・・」グス

結衣「・・・ちょ、京子!」

ちなつ「きょ、京子先輩・・・何もあかりちゃんに選ばれなかったわけじゃないんですから・・・!」

あかり「きょ、京子ちゃん・・・」

あかり(うう・・・なんでいきなりこんなことに・・・)

京子「・・・あかりは」

京子「あかりは、私達三人を自分に夢中にさせといて・・・だけど自分はみんな平等に好きだっていうんだね・・・」

あかり「え?」

京子「だからごめん、あかり」ガバッ

あかり「え?」


ギュ…

チュウ

あかり「んむ!?」

京子「んん・・・あかり・・・」チュ…


ちなつ「え・・・?」

結衣「ちょ!?」

はっはよ(ノシ^ω^)ノシ☆バンバン

京子「ん・・・、あかり・・・ごめん、私もう無理・・・」チュ

京子「あかり・・・好き、あかりのことが大好き」チュー…

あかり「!?!?」

結衣「こ、こら京子!お前・・・いきなりずるいぞ!」

ちなつ「そそそそうですよ!あかりちゃんが誰も選ばなかったからって、自分だけ!」

あかり(きょ、京子ちゃん・・・泣いたと思ったらどうしていきなりあかりを押し倒してキスしてラブコールを唱えてるの!?)

あかり(・・・な、なんか明らかにいつものより雰囲気違うし!)

ガッ

あかり「えぇ?」

ちなつ「あ、あかりちゃん!私も、私もあかりちゃんのこと大好きだから・・・だ、誰よりも」

結衣「わ、私だって!二人に負けないくらいあかりのこと好きなんだからな」

チュ…

チュウ…

あかり「んん・・・!?」

あかり(ち、ちなつちゃんと結衣ちゃんまで・・・!どうしちゃったのみんな・・・!?)


ペロッ…

あかり「ひあ・・・!きょ、京子ちゃん、く、首舐めないで・・・!」

キタ━━━(Д゜(○=(゜∀゜)=○)Д゜)━━━!!

京子「あかり・・・あかり・・・」ペロ

あかり「いっ・・・み、みんないきなりどうしたの!?」

結衣「あ、あかり・・・!」グッ

あかり「えっ、ちょっと結衣ちゃん・・・!?」

ちなつ「あかりちゃん・・・」グイ

あかり「あ、あかりの制服ずらさないで・・・!や、やめてみんな」

あかり(ど、どうしよう・・・みんな話聞いてくれないし!こんなこと・・・今までなかったのに)

ちなつ「・・・あ、あかりちゃんのおへそ、可愛い」チュウ…

あかり「ひぁっ・・・!」

ヾ`ノ\' ω\')`ノバンバン

グイッ

結衣「あかり・・・、まだブラしてないんだね・・・」

結衣「小さくてかわいい・・・」チュ

あかり「っ・・・あ・・・!ゆ、結衣ちゃ・・・」

ちなつ「・・・じゃあ私はこっち側にキスしてあげるね・・・」

チュ…

あかり「ん、んんっ・・・!!」ビク

あかり「ん・・・はぁ・・・!」

結衣「・・・」チュチュ…

ちなつ「・・・」チュウウ

あかり(うぅ・・・あかり・・・結衣ちゃんとちなつちゃんに舐められてる・・・!)

あかり「う、うう・・・」

京子「あかり・・・」

ンチュウ…

あかり「んむっ・・・!」

あかり「ん・・・きょ、京子ちゃん・・・」

京子「あ、あかり・・・」

スルッ…

あかり「ひ、ぇ・・・!そこは・・・」

スッ

京子「・・・」チュウ…

あかり「っ!」ビクッ

あかり「あっ・・・あ」

ちなつ「あかりちゃんの体・・・きれい・・・」ペロペロ

結衣「あかり・・・可愛い」ペロ…

京子「・・・」ペロン…

あかり「うっううう・・・・・・!」ビク…

あかり「きょ、京子ちゃん・・・みんな・・・やめ」

結衣「・・・」ペロ…

ちなつ「怖がらないであかりちゃん・・・ん」チュウ…

あかり「ん、うう・・・」

京子「・・・」…ペロ

あかり「ん・・・・・・ぅ!」ビクッ

結衣「あかり・・・はぁ・・・大丈夫・・・?」

あかり「や・・・変なかん・・・じ・・・!」

京子「あかり・・・あかり・・・」ペロ…

ちなつ「ん、あかりちゃん・・・」チュウ

結衣「あかり・・・!」チュウウ…


あかり「ぁ・・・」ビク

あかり「・・・ん、んんっ!」ビクッビク…


あかり「・・・は・・・あぁ・・・・・・」

グタ…

京子「はぁ・・・はぁ、あかり・・・」

結衣「あかり・・・」

ちなつ「あかりちゃん・・・」

ちなつ「・・・ハッ・・・」

ちなつ「あ、あかりちゃん・・・?」

あかり「ぅぅ・・・・・・」


京子「あ、あかり・・・?」

結衣「あー・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

京子「・・・」ブルブル

結衣「・・・」ズーン

ちなつ「・・・あ、あかりちゃん」


あかり「・・・」


京子「ご・・・ごめん!あかり」

ちなつ「ご、ごめんねあかりちゃん・・・」

結衣「あ、謝って済むことじゃないと思うけど・・・じ、自分を抑えきれなくて・・・」


あかり「うう・・・みんな急にいつもと雰囲気変わっちゃうし・・・あかりの体みんなで舐めるし・・・」

あかり「怖かったよぉ・・・!」グス

京子「うう・・・」

ちなつ「・・・」

結衣「・・・」


あかり「・・・け、けど、みんな・・・あ、あかりのことが好きだからあんなことやったんだよね・・・」

あかり「・・・あかりのこと、みんな好きって言ってくれてたし・・・」

ちなつ「・・・う、うん」

結衣「・・・まあ」

京子「け、けど本当にごめんねあかり・・・」


あかり「はぁ・・・もう勝手にみんなあんなことしないっていうなら、いいよ」

あかり「けど・・・京子ちゃんなんでいきなりあんなことしたの・・・?」

京子「うん、あかりが三人の中で私以外のどっちかが一番好きっていうんだったら、とりあえずあかりのこと諦めようと思ったんだけど・・・」

京子「どれだけアピールしても私達三人ともあかりの中では同じ、って思ったら、なんだかやるせなくなっちゃって・・・ついヤケに・・・」

結衣「京子・・・」


あかり「う、ううん・・・そっか」

あかり「け、けど、いくらみんなとはキスした仲とはいっても、あかりの一番好きな人でそんなに悩まれたり、みんなで一片に好き好きって言われたら、なんだかあかり照れちゃうよぉ・・・」

ちなつ「キ、キスした仲だからでしょ・・・!」

結衣「それに・・・好き好き言うのはあかりも一緒だろ」


あかり「う、うん・・・けどあかり、みんなのこと本当に大切だと思ってるんだよ・・・?」

あかり「・・・あかりが三人のことみんな同じぐらいに大切じゃ・・・ダメなの?」


京子「あ、あかりはいいかもしれないけど・・・」

ちなつ「こっちは色々考えちゃいますよね・・・あかりちゃんの態度もたまに不安になりますし・・・」

結衣「それに、恋人になるんだったらやっぱり一人じゃないとね・・・何人もはちょっと・・・」

あかり「・・・恋人?結衣ちゃん達が?」

結衣「え?う、うん」

あかり「・・・だ、誰の?」

ちなつ「だ、誰のって・・・あかりちゃんの恋人に決まってるでしょ!」


あかり「え?」


ちなつ「え?」

京子「え?」

結衣「え?」

あかり「・・・え?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」

京子「つ、つまり・・・あかりにとって私達とのキスは友達の印であって、全然私達に対する恋愛感情とかはなかったと・・・?」

あかり「・・・う、うん」

あかり「ええ・・・、だって、あかりみんなと仲良くなれて・・・すごく嬉しかったのに・・・京子ちゃん達と・・・こ、恋人だなんて・・・えええ?」ガーン



結衣「と、ということはあかりといちゃいちゃしてると思って過ごしてた毎日も、私達の一方的な愛だったのか・・・」

ちなつ「・・・でもあんなアプローチされたら、誰だって誤解しますよ・・・」

京子「あかり・・・よくも私たちの恋心をもてあそんでくれたね・・・」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

    /\___/ヽ

   /    ::::::::::::::::\
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::|
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::| うわぁ……
.   |    ::<      .::|
   \  /( [三] )ヽ ::/
   /`ー‐--‐‐―´\



 _| ̄|_    //ヽ\

 |      '|/ / ノ  "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
 |__|'' ̄!  !    /            丶 |
   ,‐´ .ノ''   /  ,ィ             \
   ヽ-''"   7_//         _/^ 、 `、
┌───┐  /          / 、_(o)_,;j ヽ|
|┌─,  .|  /.           -   =-{_(o)
└┘ ノ ノ   |/        ,r' / ̄''''‐-..,>
   //   {         i' i    _   `ヽ
          ̄フ       i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   n      / 彡       l  /''"´ 〈/ /
   ll     _ > .  彡    ;: |  !    i {
   l|       \ l 彡l     ;. l |     | !
   |l      トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     |彡     l    ; l i   i  | l
   ll     iヾ 彡     l   ;: l |  { j {
   |l     { 彡|.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n  l 彡   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!   l彡|    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o   l      :.         |

あかり「え?ええ?あ、あかり、ちなつちゃんの話の通りに行動しただけなのに!」


京子「・・・ま、けど・・・これはこれでラッキーだったのかもな・・・」

ちなつ「・・・まあ、私達があかりちゃんのこと好きなのは変わりませんしね」

結衣「それに、今まであかりが私達に等しく向けてた『好き』が友情の『好き』なら・・・」

京子「・・・あかりにどんどんアタックしていけば・・・いつか本当の『好き』を自分だけに向けてくれる日がくるかもだしね!」


京子「というわけで、あかり・・・これからもみんなでどんどんアプローチしちゃうからね♪」

あかり「え?」

結衣「あかりがやっと私達の気持ちに気付いたとこか・・・先は長いな・・・」

ちなつ「まあ私はこれまで通りあかりちゃんとキスしちゃいますけどね!」

あかり「ええ・・・」

あかり「えええええええええええぇええぇええええ!?」


END

今見直してて>>121>>123でワロタ

のろのろ投下でスマソでした

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