【安価&コンマ】あかり「艦娘?」古鷹「その13」【ゆるゆり×艦これ】 (1000)

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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」扶桑「その12」【ゆるゆり×艦これ】
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オリ設定、キャラ崩壊、百合注意

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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」【ゆるゆり×艦これ】
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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」夕立「その11っぽい」【ゆるゆり×艦これ】
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前回までのあらすじ

遂に最終決戦を迎え仲間と共に深海棲艦隊を討ち果たして降霊装置を手に入れたあかり。
どう処理するか考えて、お祭りで深海棲艦の御霊を鎮めようと思い至る。
果たしてそれは成功し、深海棲艦達は光となってあるべきところへ帰って行った。
戦いは終わったがその先にも明るい未来はあると信じてあかりの日々は続いていく。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439817748

登場人物

赤座あかり

主人公。
指揮能力は個々への指揮を行える程度に止まった。
戦いが終わったので艦娘達との交流と心のケアを重視していこうと考えている。

叢雲(改) 練度 58 好感度 100

あかりが最初に出会った艦娘。
改になった記念に七森中の制服に酷似した服を着ている。
最後の戦いは支援艦隊だったがついて行けたことを誇りに思っている。
あかりへの感情:一緒にいると月が綺麗

文月(改) 練度 49 好感度 100

いつも能天気なところがあるがしっかり考えることは考えている艦娘。
幼くとも確かな恋心をあかりに抱いている。
あかりへの感情:幸せにしてあげたい

大和(改) 練度 99 好感度 100

被帽ブラをやめてちゃんと下着を付けている艦娘。
ミラクるんのモノマネについていじられるといじける。
あかりへの感情:幸せなままでいさせてほしい

白雪 練度 41 好感度 100

いつの間にかエロ担当みたいな立ち位置になっていた艦娘。
シミュレーションという名の妄想は欠かしていないが実践はいつになるのか。
あかりへの感情:今は無理でもいつかはきっと

神通 練度 44 好感度 100

控え目な性格だが芯はしっかりしている艦娘。
祭りは参加するより遠くに聴いている方が好きだったが、あかりと共に騒ぐのならそれもいいと思っている。
あかりへの感情:側で変わっていきたい

蒼龍 練度 48 好感度 100

色々と包容力のある艦娘。
首輪をつけて欲しいのはあかりを側に感じたいという想いの表れかもしれない。
あかりへの感情:犬みたいに遠慮なく愛でてほしい

熊野 練度 59 好感度 100

丁寧な言葉づかいをするお嬢様然とした艦娘。
新たなステップに進むために色々勉強中だが間違った知識をつけているかも。
左足にあかりからもらったアンクレットを付けている。
あかりへの感情:愛している

三日月 練度 56 好感度 100

駆逐艦の中でもかなり生真面目な艦娘。
そろそろ唇へのキスくらいはしておきたいが決心がつかない模様。
あかりへの感情:なんでも見せられる相手

天龍 練度 34 好感度 55

姉御肌で気の強い艦娘。
祭りのステージでの殺陣で決まっていたとはいえ叢雲に負けたのを悔しがっている。
寝るときは着ない派。
あかりへの感情:必ず落としてやる

夕立 練度 99 好感度 85

どことなく犬っぽさを感じさせる艦娘。
改二になるために練度最大となったが改造する前に戦いが終わってしまい、少々消化不良。
あかりへの感情:改二になりたいっぽい

扶桑 練度 44 好感度 91

大和にちょっと対抗心を持っている艦娘。
せっかく穿くようになったのだからと、今度は下着を集め始めたらしい。
あかりへの感情:下着が似合うか見てほしい

古鷹 錬度 34 好感度 100

ちょっとお茶目なところがある艦娘。
少女のように無邪気でもあり、またときには大人の色香を放つ妖艶さも兼ね備えている?
あかりへの感情:いいところを教えてもっと好きになってもらいたい

金剛 練度 37 好感度 100

英国で生まれた帰国子女な艦娘。
あかりへの愛情表現は一番激しくも進展具合はそうでもなかったりする。
寝るときはもはや透明と言っても過言ではないくらい薄いベビードール。
あかりへの感情:プリーズセイバーニングラブ

那珂 練度 36 好感度 50

自称アイドルな艦娘。
祭りでのライブはローカル誌には載ったので晴れてローカルアイドルの仲間入り?
寝るときは地味なジャージ。
あかりへの感情:恋の2

千歳(航) 練度 24 好感度 78

お風呂好きな艦娘。
吹っ切れてあかりに快楽を教えてあげようと画策している。
あかりへの感情:少し大人なお勉強を

瑞鶴(改) 練度 99 好感度 60

七面鳥ではない艦娘。
改二には特殊な道具が必要と知り落ち込んでいる。
あかりへの感情:触ってほしい

千代田(航改二) 練度 61 好感度 100

軽空母になった艦娘。
大きな胸は周りの邪な感情を誘うので好きではないが、受け入れらるようにあかりに揉んでもらうつもり。
寝るときは普段の服に似た色合いのパジャマ。
あかりへの感情:大事に触ってほしい

足柄 練度 99 好感度 78

戦闘大好きな艦娘。
最後の戦いが終わり本格的に身の振り方を考えている。
あかりへの感情:絶対に一番になってやる

名取 練度 99 好感度 43

少し怖がりな艦娘。
祭りのライブに関しての掲示板での自分に関するレスを見て頭から煙が出そうになった。
あかりへの感情:お役に立ってみせる

卯月 練度 83 好感度 78

どことなくうさぎっぽい艦娘。
朝潮から自分と同じ可愛いもの好きの気配を感じている。
あかりへの感情:なでなでもいいけどぐりぐりもしてほしい

愛宕 練度 26 好感度 23

色々とふわふわした艦娘。
ふかふかでもあるらしいその身体を抱き枕にされてもいいかなとは思っている。
あかりへの感情:マッサージが上手な女の子

球磨 練度 45 好感度 80

どことなくクマっぽくはない艦娘。
離島棲鬼からは情報提供してくれてありがとうと凄く感謝してされている。
あかりへの感情:もっとみんなみたいに深い仲になりたい

ビスマルク(drei) 練度 99 好感度 70

ドイツから来た艦娘。
戦艦棲姫の艤装がアニマルセラピールームに住み着いたので、オスカーが潰されないか戦々恐々。
あかりへの感情:提督して認めてあげる

若葉 練度 18 好感度 38

駆逐艦だけど硬派な艦娘。
寝るときに着ない派なのは天龍からいいと聞いてやってみたらその通りだったため。
寝るときは着ない派。
あかりへの感情:好き

浜風 練度 29 好感度 48

駆逐艦だけどスタイルがいい艦娘。
人からの視線が気になるので自分の視線は隠していく。
寝るときは自分の髪の色に似た白い水玉模様のパジャマ。
あかりへの感情:また一緒にどこかへ遊びに行きたい

筑摩 練度 27 好感度 45

笑顔が素敵な艦娘。
今はまだ一番は利根である。
あかりへの感情:お酒のときはお酒のときです

大鳳 練度 99 好感度 60

少し運が低めな艦娘。
小さいがその分敏感なのかもしれない。
あかりからもらったお守りを胸に下げている。
寝るときは自主訓練に使う運動用のジャージをそのまま着ている。
あかりへの感情:次こそ先に触れてさせる

大鯨 練度 23 好感度 45

お母さんっぽい艦娘。
潜水母艦のまま戦いを終えてなんとなく違和感を覚えている。
寝るときは浴衣に似たタイプのバスローブ。
あかりへの感情:私も水着で過ごしてあげましょうか?

浦風 練度 16 好感度 23

広島弁で喋る艦娘。
方言を使うにしろもう少し優しくするべきかと矯正を考えている。
寝るときはちょっと野暮ったい感じなジャージ。
あかりへの感情:またマッサージしてほしい

明石 練度 31 好感度 13

機械弄りとかが好きな艦娘。
度々櫻子の夕張と最新機器について議論を交わしている。
あかりへの感情:優しい提督

間宮 好感度 500

鎮守府の甘味担当その1。
パーティーなどでは大和に並ぶくらいに料理をしているので、本当はかなりの功労者だったり。
あかりへの感情:もっと色んなところをマッサージしてほしい

伊良湖 好感度 600

鎮守府の甘味担当その2。
間宮と共に甘味で艦隊を支え続けた影の功労者。
寝るときは肌が透けるくらいのネグリジェ。
あかりへの感情:お医者さんごっこしたい

北方棲姫 練度 99 好感度 45

人間に敵意を持たない深海棲艦。
新しい深海棲艦の仲間に対して先輩風を吹かせている?。
『ほっぽ』という名前をあかりから名づけられた
あかりへの感情:ミルクセーキオイシイ

山雲 練度 18 好感度 75

文月よりもさらにのんびりした艦娘。
家庭菜園から土だらけで帰ってくるので、あかりは見かけたら一緒にお風呂に入るようにしている。
あかりへの感情:お野菜できたら一緒に食べよう。

加賀 練度 99 好感度 100

クールな正規空母の艦娘。
甘味も好きだがあかりとの甘ったるい雰囲気も好き。
あかりへの感情:食べてしまいたいくらい好き

霧島 練度 99 好感度 26

金剛型の末妹である艦娘。
霧島が神社で働いていたおかげで祭りを開催できたので、彼女もまた功労者。
あかりへの感情:あめのときはご迷惑を

Верный 練度 99 好感度 35

響から改造された艦娘。
あかりのことを信頼に足る人間かどうか見極めようとしている。
あかりへの感情:少しは信頼できるかな

山城 練度 19 好感度 25

どこか薄幸そうな艦娘。
オスカーに会いに行ったら巨大な艤装がいたので驚いた。
寝るときは普段の服のように袖の長い無地の浴衣。
あかりへの感情:オスカーを連れて来てくれてありがとう。

伊58 練度 22 好感度 28

語尾にでちを付けるときがある艦娘。
歌は上手いが超時空的なシンデレラになるつもりはない。
あかりへの感情:マッサージを思い出すとむずむずする

吹雪 練度 15 好感度 8

なんとなくあかりに似た雰囲気を持つ艦娘。
目立った活躍もなく戦いが終わってやっぱり空気だったんだと落ち込み気味?
あかりへの感情:モテモテですね

島風 練度 64 好感度 10

とっても早い艦娘。
連装砲ちゃんが戦艦棲姫の艤装みたいにならないように食事には気をつけようと思っている。
あかりへの感情:出してくれてありがとう

鳳翔 練度 17 好感度 12

あかり鎮守府はじめての軽空母な艦娘。
今度は誰も喪わずに戦いを終えることができて安堵している。
寝るときはいつもの服に似た薄紅色の浴衣。
あかりへの感情:せめてこの子は守り抜きたい

武蔵 練度 20 好感度 80

ワイルドな格好をしている艦娘。
姉の苦労人っぷリを見て少しはあかりへの接し方も大目に見てやろうと思った。
あかりへの感情:自分は一線を越えるわけにはいかない

伊168 練度 18 好感度 15

二人目の潜水艦娘。
深海棲艦もいなくなったことなので素潜りの限界にチャレンジしようかなと思ってる。
あかりへの感情:次は地肌に触れてほしい

酒匂 練度 43 好感度 62

鳴き声が特徴的な艦娘。
今回も戦いらしい戦いはできなかったが、遠征でみんなの役に立てたので満足とはいかないものの納得した。
あかりへの感情:昔のこともう少し考えてみる

瑞鳳(改) 練度 99 好感度 60

玉子と九九艦爆を愛する艦娘。
会ったばかりでも最後の戦いに選出してくれたことを感謝している。
あかりへの感情:信頼してくれてありがとう

谷風 練度 7 好感度 20

江戸っ子気質の艦娘。
艦隊全体で見ても最も祭りを楽しんでいて、つきあった他の陽炎型はへとへとになったという。
あかりへの感情:気が合いそうだ

長門(改) 練度 99 好感度 30

かつては帝国海軍の象徴とも呼ばれた艦娘。
戦いが無事終わったのはいいが、過去の記憶からか妙な焦燥感に襲われている。
あかりへの感情:あめのときのことは忘れてほしい

飛龍 練度 6 好感度 20

蒼龍とよく似た正規空母の艦娘。
蒼龍の想いに一定の理解を示しつつも、飼われたいというのはどうかと思っている。
あかりへの感情:弱いところなんでわかるの?

雲龍 練度 6 好感度 10

質素なのにどこか目を引く艦娘。
ぼ~っとしてたら終わってたなぁという感覚。
あかりへの感情:あまり会話してないのでわからない

舞風 練度 6 好感度 10

ダンスが得意な艦娘。
そのダンスのキレ具合は那珂より目立っていたかもしれないが、山雲の方がもっと目立っていた。
あかりへの感情:あまり会話をしていないのでわからない

川内(改二) 練度 99 好感度 50

忍者っぽい艦娘。
夜戦があまりできなかったことから欲求不満を抱えている。
あかりへの感情:もっとマフラーでくすぐってあげようかな

朝潮 練度 1 好感度 50

実直な性格の艦娘。
自分がなにもできなかったことを悔やんでいたが、これからできることを探すことに決めた。
あかりへの感情:一緒に探してくださいね

陽炎 練度 1 好感度 5

服がはだけても気にしない艦娘
さばさばした性格なので平和にただ乗りしてしまったことを朝潮ほど深刻には考えてない様子。
あかりへの感情:可愛い司令官

離島棲鬼 練度 99 好感度 30

生き残っていた深海棲艦その1
京子が描いたあかり鎮守府の漫画(脚色有り)を読んで様々なことを学んだため、あかりに対して特別な感情抱いてるよう。
あかりへの感情:漫画みたいなことを私にも

戦艦棲姫 練度 99 好感度 20

生き残っていた深海棲艦その2
彼女もまた離島棲鬼ほどではないが京子の漫画のファンなので、あかりへの視線はそれなりに熱い。
あかりへの感情:暇を紛らわさせて

歳納京子

あかりの幼馴染。同じ日に飛ばされたがあかりよりも半年前にこちらへついて提督をやっていた。
あかりの鎮守府における艦娘との触れ合いについての同人誌を描こうと思った理由は不明。

榛名(改二)

京子がはじめて会った艦娘。
最近ではベタ塗りが上手くなってきた。

赤城

京子艦隊の艦娘。
自給自足しようと料理を勉強中。



京子艦隊の艦娘。
年越し前はクール間の休みに加えて年末特番でアニメが休みになるのでちょっとブルー。

伊19

京子艦隊の艦娘。
潜水空母となったときにどこから艦載機を飛ばすのかは自分でもわからない。

不知火

京子艦隊の艦娘。
表情が変わらないのでわかりづらいものの、可愛いモノ好きである。

龍田

京子艦隊の艦娘。
槍の訓練はそれなりにやっているが必殺技を覚えようとはしていない。

第六駆逐隊

暁型の面々。
京子よりあかりになついているふしがある。

時雨

京子艦隊の艦娘。
ほとんどクリスマスイベントをこなすためにだけ登場したようなもの。

船見結衣

あかりの幼馴染。あかりより一年前に提督になっておりすでにベテランの貫禄がある。
艦隊の全員とケッコンするや否やすぐさま全員の練度をカンストさせたのは、練度を上げるためだという口実のため。

北上(改二)

結衣の初期艦。
ケッコン初夜の思い出(布団の中でキス)は結衣だけでなく、北上にとっても大切な思い出。

大井(改二)

ようやく第二改装された結衣艦隊の艦娘。
ケッコンしてからは結衣と、結衣とケッコン指輪で繋がる北上を感じられると、指輪を握りしめてニヤニヤする姿見られる。

日向(改)

基本的に落ちついているが常識人枠とはいえないかもしれない艦娘。
飲み比べは負け越しているので練習中。

隼鷹(改二)

お酒大好きな艦娘。
ケッコンして低燃費になったはずだが、酒の量は増えたような気がする。

鈴谷(改)

ノリが今風な艦娘。
軽そうに見えて初心なので結衣との仲の進展度は羽黒とどっこい。

羽黒(改二)

おどおどしているが常識人枠と言える艦娘。
大人しく控えめな子だが酔っぱらうとすごいかもしれない。

吉川ちなつ

あかりの友達。あかりよりあとにこの世界に来た新米提督。
モフモフの中に手を突っ込むと引きずり込まれるともっぱらの評判。



ちなつの初期艦。
ちなつに見分け用のアクセサリーを買ってもらってご満悦。



電のお姉ちゃん。
電のアクセサリーを羨ましがっているがレディーなので催促はしていないと自分では思いつつ催促している。

榛名

ちなつが2-5でドロップした。
エプロン姿がまぶしいちなつ鎮守府の母。

叢雲

あかりのところよりちょっとだけツン比率の高い艦娘。
ダジャレの練習をしているところを度々目撃されている。

大潮

いつも元気でポジティブな艦娘。
鎮守府内を駆けまわると怒られるので外を走り回っているが、帰りが遅くなると結局怒られる。

荒潮

のんびりとマイペースな艦娘。
どこかへ行った大潮を探しに行くのは荒潮の役目である。

高雄

ちなつ艦隊の艦娘
榛名が鎮守府の母ならば鎮守府の姉として駆逐艦の子の皆と接しようとしている。

雲龍

ちなつ艦隊の艦娘
戦力増強のため、あかり鎮守府で建造されたちなつ鎮守府唯一の正規空母。
が、最終決戦には出されなかった。

杉浦綾乃

生徒会副会長。こちらの世界に飛ばされたのはあかりより前だが戦おうとしていなかった。
引っ込み思案なところは多少改善されつつある。

あきつ丸

綾乃の初期艦
色白を綾乃に羨ましがられているが、本人はちょっと白すぎじゃないかと悩んでいる。

熊野

あかりのところのよりも明確に好意を口にしている艦娘。
こちらは胸の大きさをあまり気にしていない模様。

叢雲

あかりのところのよりもツン比率の低い艦娘。
沸点の低さは綾乃と結衣と同様で、ギャグセンスも準じている。

陸奥

綾乃艦隊の艦娘。
彼女前で火遊びはご法度らしい。

翔鶴

綾乃艦隊の艦娘。
彼女の着任より綾乃鎮守府の食事情は大幅に改善された。

神通

綾乃艦隊の艦娘。
あかりのところのとはまた別の意味で綾乃のことを強く慕っている。

武蔵

綾乃艦隊の艦娘。
綾乃の中に拙くとも確かな指揮官としての素質を見出している。
それが間違いでなかったことを、最終決戦の後に確信した。

池田千歳

生徒会役員。こちらへ飛ばされたのはあかりより少し前でそれなりに戦ってきた。
雪風と伊勢の絡みを眼鏡を外して聞くことにより、妄想がより一層捗るようになった。

五月雨(改)

千歳の初期艦
改になって多少はドジさが解消されたが、まだまだなにもないところで転んだりすることがままある。

龍驤(改二)

千歳の艦娘
結局改二になっても胸部装甲は変わらず、はじめて鏡を見た際に倒れ込んだという。

霞(改)

千歳の艦娘
相変わらず手厳しいがそれも千歳のことを思ってのことだということは、本人以外の誰も知るところである。

初春(改二)

千歳の艦娘
改二になって主砲が飛ばなくなったので、なんとか飛ばせないか思索中。

五十鈴(改二)

千歳の艦娘
千歳を含めて小さい艦娘が多い中、お姉さんとしてまとめ役を担っていたが、伊勢が来てくれたので楽になった。

雪風(改)

千歳の艦娘
火力不足に悩む千歳鎮守府の中で、夜戦においてすさまじい火力を誇ることで頼りにされていた。
少し戦いの終わりを恐れていたが、なにも変わらず千歳の側に在れることを幸福に想っている。

伊勢

千歳の艦娘
妹の日向よりも軽いノリで、千歳のことをすぐに名前で呼びだしたので五月雨達が慌てている。

大室櫻子

生徒会役員。あかりよりもかなり前にこの世界で提督をやっていた。
艦娘達からは呆れられつつも放っておけない妹のように見られている。

鬼怒

櫻子の初期艦
櫻子ははじめ鬼怒のことをおにおこと呼んでいたため、自分でも時々その時の名残を口にしてしまうときがある。

利根

櫻子の艦娘
櫻子とは色んなことで張り合ったり共謀したりしている。

夕張

櫻子の艦娘
櫻子が彼女が撮ったちょっと深夜なアニメを見ようとするのを必死で止めている。
語りあえる仲間が漣以外にもほしいと想い色々と話した結果、ステージでのパロディショーが始まってしまい消え入りそうな想いをした。

翔鶴

櫻子の艦娘
空母棲姫が来る前は鎮守府の料理当番としてその腕を振るっていた。今でも時々振るっている。

日向

櫻子の艦娘
航空母艦に改造されても砲撃戦の要だった。
今では瑞雲を遠くのものを取るのに飛ばしている。

潮(改二)

櫻子の艦娘
身長が伸びて縮んだように見えるが実は大きくなっている。

空母棲姫

櫻子が鹵獲した深海棲艦
潮に変わっておっぱい禁止されているが意味はまだわかっていない。

古谷向日葵

生徒会役員。こちらの世界に来たのはあかりより少し前である。
櫻子の隣にいるのが自分でないことに少し寂しさを覚えたが艦娘達に任せようと思っている。

飛鷹

向日葵の初期艦
カードが実体化しているので元からドレスは持っていない。

比叡

向日葵の艦娘
元気で何ごとにも気合を入れて当たるが空回りすることもしばしば。

瑞鳳

向日葵の艦娘
それなりに料理ができるので向日葵のお手伝いをしている。



向日葵の艦娘
艤装に飼っているカニの数は本人も把握していない。

鳥海

向日葵の艦娘
計算をしてから行動する慎重派。

長門

向日葵の艦娘。
あめを食べてないのでこちらはまだ陥落はしてない模様。

妖精

鎮守府内の雑事や出撃艇の操縦および敵主力艦隊の探索、果ては車の運転までこなす万能な存在。
喋るタイプと喋らないタイプがいるが喋れないタイプはいないらしい。

松本りせ・西垣奈々

生徒会長と理科担当の教師。
遠征に出たあかりの艦娘達に色々と物をあげたりしている。
実は実験の失敗によりこの世界に飛ばされ、元の世界に戻る研究の過程で船霊降霊装置の理論を完成させたある意味全ての元凶。

オスカー

あかり鎮守府で飼われている子猫。
かつてビスマルクの艦内で飼われていた猫と同じ毛並みをしているが雌である。

スレの流れ

あかりの一日の行動を安価で以下から選択します。
選択肢に数字が付いている場合は、数字がない安価は↓となります。

艦娘との交流
艦娘と交流します。キャラの好感度上昇はこちら(一日に同じ艦娘は選択不可)
好感度が100の艦娘との交流は回数消費なし(一日2キャラまでで、次の日は同キャラとの交流不可)

執務
執務を行います。安価で色々なイベントが起きます

外出
外出します。あかり一人の場合はランダムイベント、キャラ指定の場合は複数可で好感度上昇イベントが発生します。

アイテムを使う
アイテムを所持している場合使用することができます


上記の行動を朝二回、昼二回行った後夜の行動を選択します

寝る
自発的にはイベントを起こさず寝ます

誰かの部屋へ行く
誰かの部屋へ行きます。好感度上昇イベント(朝昼に交流した艦娘は不可)

執務
執務を行います。昼の執務と同じ

散歩
散歩します。ランダムでイベントが発生します

バー
バーを開きます。3人艦娘を選んで交流します。

遠征について

朝の行動選択前に遠征を行うかどうかを選択します。
出す場合は艦娘六人を選出し、遠征を行います。

遠征中の艦娘はその日交流できません。
帰ってくるのは基本的に次の日の朝です。
前日に遠征を行った艦娘、および秘書艦はその日の遠征に送ることはできません。

またコンマでアイテムを獲得することがあります。

現在持っているアイテム

ドイツの国旗
なんの変哲もないドイツの国旗。
ドイツっぽいものを呼び寄せるかもしれない。

月の絵が描かれたカレンダー
そのものずばり月の絵が描かれたカレンダー。
睦月型は暦や月の名前から船名が取られていると言うが?

色のついてない艦娘のカード
書いて字のごとく色のついてない艦娘のカード
どんな艦娘が出てくるかは謎である。

ふしぎなあめ
艦娘が食べることで練度が上がるあめ。
位は一番低いので上がる練度も低い。
現在所持数:30

まんたんのふしぎなあめ
艦娘が食べることで練度が上がるあめ。
最高位のあめでこれ一つで練度が最大まで上がる。
現在所持数:36

クッキー
色んな種類があるクッキー。
艦娘と一緒に食べると仲良くなれるかも。
現在所持数:2

最高級チョコ
有名ブランドの最高級チョコ。
艦娘も大満足の一品。
現在所持数:2

王族御用達のケーキ
どこぞの王族も御用達の超最高級のケーキ。
艦娘の心まで甘くするような一品。
現在所持数:2

香水
柑橘系の香水
化粧っ気のない艦娘達だが気になることは気になっているかもしれないので喜ばれるかも。

チョーカー
首輪、ではなく首飾り。
髪飾りと同じく菊花紋章の意匠が施されている。

髪飾り
菊の花を模した髪飾り。
艦首に菊花紋章のない艦娘にとってはある種の憧れである。

最高級ホテルの宿泊券
軍の保有する最高級保養施設のチケット。
大規模作戦成功に多大な貢献をした艦娘などに褒章として利用させているらしい。

高速修復材
修理を高速で終わらせることができるバケツ。
艦娘を入居させる際に使うことで一瞬で修理を終わらせ、交流可能状態にする。
現在所持数:3

強化改造設計図
艤装を一点集中改造して飛躍的の性能あげる改造方が書かれた設計図
艦娘の能力値一つを上限の1.5倍にする。
現在三つ所持しており、一つは耐久力。残り二つは搭載数。

書類一式&指輪
ケッコンカッコカリに必要な道具。
現在所持数:51

深海棲艦払いのお札
霊験あらたかなお札。
一度だけ海域を無条件でクリアすることができたが今は無用の長物。
現在所持数:1

最後に設定を

艦娘

軍艦の船霊の分霊を妖精が作ったカードに呼び出して実体化させた存在
分霊なので同じ艦が複数存在することもある
実は深海棲艦に対抗するために妖精が呼びだした船霊の和魂。
船霊の荒魂である深海棲艦とは文字通り同一の存在である。

当時の政府が扱いきれなかった船霊降霊装置を、妖精が改良することによって生み出された。

深海棲艦

突如として海に現れて人間を襲い始めた謎の存在
一定の海域に艦隊を展開し通りがかる船などを襲う。
主力艦隊を倒すことでその海域にはしばらく出現しなくなるが、時が経つとまた現れるようになる。
理由は不明だが人間を狙って浮上するので、海軍は人間を提督として彼らをおびきだしている。
倒されることで怨念などに凝り固まった思念が浄化、静かな気持ちになって沈んでいくらしい。

その正体は船霊の荒魂。
かつて人間が和魂、すなわち艦娘を生み出す計画に失敗して生み出してしまった存在。
最新鋭潜水艦ですら及ばない深い海溝の底に沈む社から生み出されていて、それを破壊することによって滅ぼすことができる。

実は奈々が元の世界に戻るための研究をする過程で生み出し、扱いきれないと断じた理論を当時の政府が実現させようとした結果生み出された。
あかり達のお祭りにより鎮められ、一度倒されて正気を取り戻していた個体以外は全てあるべきところへ帰った。

テンプレ終わり
出撃の説明とかが省かれて少し短くなりました

次から本編です

秋月「秋月型防空駆逐艦、一番艦、秋月。ここに推参致しました」

あかり「駆逐艦、ならちゃんでいいよね。はじめまして、赤座あかりだよぉ」

朝潮「今日の秘書艦の朝潮です。以後お見知りおきを」

秋月「本当に子供だ。でも、提督が深海棲艦を駆逐したんですよね?」

あかり「駆逐なんて物騒なことはしてないよぉ。元いるべき場所に帰してあげたの」

朝潮「深海棲艦も嫌でしょうしね。演劇や歌や踊りで駆逐されたなんて」

秋月「えっ? お祭りでもしてたんですか?」

あかり「そう、お祭り。深海棲艦さんを鎮めるお祭りだよぉ」

秋月「なるほど、荒ぶる御霊を鎮めるためにやるものですからね」

あかり「もうちょっと早く来られれば秋月ちゃんも一緒にお祭りできたのにね」

秋月「いえ、私はお祭りなんてそんな大層なこと、恐れ多くて行けませんよ」

朝潮「あなたも戦えなかったことを後悔しているのですか?」

秋月「い、いえ、そういうわけではなく、ただ、豪華なのは気が引けるなっていうだけで」

あかり「豪華なのは気が引ける?」

朝潮「秋月さんは末期の艦ですから、苦労なさったんですよ」

秋月「貧乏性とか言わないでくださいね! 勤倹質素が座右の銘です!」

あかり「節約するっていう意味?」

朝潮「節約してよく働くという意味です」

あかり「よく働いたらごほうびに贅沢しなくちゃだめだよぉ」

秋月「そんな、どんなに辛くともほしがりません!」

朝潮「もう勝っているんですけど」

秋月「あっ、そ、それでもです!」

あかり「ん~、あんまり無理はしないでね? お腹空いたらすぐに大和さんか間宮さんに言っていいからね」

秋月「お心遣い感謝します! それでは、本日よりよろしくお願い致します!」

あかり「うん、よろしくね秋月ちゃん」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」バタバタ

秋月「わっ、そうだこの子達の紹介を忘れるところでした」

あかり「わぁ~、可愛い~! 連装砲ちゃん?」

秋月「長10cm砲ちゃんです」

あかり「超10cm砲ちゃん? なんかすごく強そうな名前だね」

秋月「長いと書く方の長ですよ?」

朝潮「この子達は秋月さんの艤装にくっついているんですね。これも可愛いです」ナデナデ

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「一応自立行動もとれますが、戦闘時には艤装についてもらってます。まあ、もう戦闘時はないので外しててもいいのかもしれませんが」

朝潮「なら抱っこしていいですか?」

秋月「この子達がいいと言うなら」

朝潮「いいですか?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ダキッ

朝潮「あはっ、元気な子ですね」ナデナデ

あかり「いいなぁ、あかりも抱っこしたいよぉ」

秋月「もう一基いますけど?」

あかり「あかりには持てないよぉ」

秋月「あっ、そうですね。この子達結構重たいですからね」

朝潮「ふふっ、そんなに暴れないでください、くすぐったいですよ」

長10cm砲ちゃん「きゅぅ~」

あかり「いいないいなぁ~、明石さんか妖精さんに頼んだらあかりにも持てるようにしてくれないかなぁ」

秋月「来て早々あの子達を改造されるのはちょっと」

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖   大鯨
山城   名取☆   北方棲姫
○蒼龍  間宮    霧島 
○加賀☆山雲    足柄

若葉   ○叢雲   ○白雪
ビス子  扶桑    Bep 
筑摩    ○大和   長門
千歳☆  ○熊野   ○古鷹
○金剛  鳳翔    谷風  
球磨   酒匂    天龍  
○神通  那珂☆   武蔵
雲龍    ○文月   ○三日月☆
伊168   浦風    伊58
卯月    愛宕    川内
陽炎    瑞鳳    朝潮☆ 
吹雪    島風    大鳳
舞風    浜風    明石 
夕立   ○千代田 瑞鶴

秋月   離島棲鬼 戦艦棲姫         

あかり「長10cm砲ちゃんとオスカーと連装砲ちゃんと艤装ちゃん。マスコットがいっぱいいるね」

朝潮「いや、あの艤装をマスコットと呼ぶのは無理があるのでは」

あかり「ええ~、ああ見えて優しいしマスコットだよぉ」

朝潮「司令官がそう言うならいいですけど。それで、これからはどうなさいます?」

あかり「どうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>18の千歳、朝潮以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「秋月ちゃん」

秋月「なんでしょうか司令?」

あかり「荷ほどき手伝うよぉ」

秋月「いえ、司令の手を煩わせるほどのことではありませんよ」

あかり「うん、ほんとに全然ないね」

秋月「無駄な物は持たない主義なので」

あかり「一見無駄に見えても無駄じゃないものもあるんだよぉ」

秋月「そういうものですか?」

あかり「そういうものです! 部屋はこんなに広いんだから物で埋め尽くしちゃおうよぉ」

秋月「無意味に物を買うなんて私にはとても」

あかり「無意味にチャレンジだよぉ。がんばろうね」

秋月「無意味にチャレンジ……」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

あかり「長10cm砲ちゃんも無意味にいっぱいご飯食べていいからね」

秋月「いや、無意味にはだめですって」

あかり「それで、荷ほどきが終わったらどうしよう?」

秋月「どうしましょうか」

あかり「ん~」

↓1

1 鎮守府を案内する
2 長10cm砲ちゃんで遊ぶ
3 ご飯を食べに行く
4 その他自由に

あかり「せっかくだから鎮守府の中を案内してあげるね」

秋月「司令自らですか? そんなお忙しいんでしょう?」

あかり「ううん、そんなに忙しくはないよぉ」

秋月「いや、しかし」

あかり「あかりも秋月ちゃんのことを知りたいし、いいでしょ?」

秋月「そこまでおっしゃるなら」

あかり「わぁい!」

秋月(大げさな喜び方をする人だ)

あかり「なら早く荷ほどきを終わらせないとね!」

秋月「あっ、その箱はだめです! 下着が!」

あかり「ご、ごめんね、そういうのも入ってるよね」

秋月「いえ、女同士で過剰だったかもしれません」

あかり「女の子同士でも恥ずかしいものは恥ずかしいよぉ。あかりの友達がうちに来たときに、干してあるあかりのパンツをずっと見てたことがあって……」

あかり「よし、これで終わったね。さあ出発だよぉ!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「お、お~」

あかり「じゃあ先ずは食堂から行こっか」

秋月「私ちゃんと食べてきましたよ?」

あかり「それでも夕ご飯は食べるでしょ? お腹空いてたらなにもできないからね、ちゃんと覚えとかないと」

秋月「一理ありますね。では食堂でお願いします」

あかり「わかったよぉ。食堂はこっちだよぉ」



あかり「ここが食堂ね」

秋月「うわ、広い」

あかり「あかりのところだけじゃなくて、他の鎮守府のみんなも呼べるくらい大きいんだよぉ」

秋月「他の鎮守府の、一緒に最後の戦いに出た提督達ですね」

あかり「うん。あかりの友達だよぉ」

秋月「一つの鎮守府の艦娘保有数は最低でも100と聞いてますので、おかしくはないのかもしれませんが」

あかり「ここにはその半分くらいしかいないよぉ。だけどそれでも十分沢山いるよね」

秋月「ええ、みなさんと早く打ち解けられるように精進します」

大和「あら、あかり?」

あかり「あっ、大和さん」

大和「どうしたの? もうお腹空いちゃった?」

あかり「違いますよぉ。秋月ちゃんの案内です」

秋月「どうも、秋月です。本日からお世話になります」

大和「新しい艦娘ね。もう滅多に増えないと思ったのに、三隻も増えちゃうなんて」

秋月「三隻?」

あかり「昨日も新しい人達が二人加わったんだよぉ」

秋月「そうだったんですね」

あかり「お料理の負担が大きくなっちゃってすいません」

大和「あかりが謝ることじゃないわ。大和は好きで料理をしているんだから」

あかり「大和さんはね、あかりがここに来た初日に建造してから、ずっとお料理に戦闘にって活躍してくれたんだよぉ」

秋月「さすがですね大和さん」

大和「さすがだなんて、秋月さんも知っているでしょ大和のあだ名」

秋月「いいじゃないですか。料理を振る舞えばホテル並、戦闘となれば大戦艦。すばらしいと思います、私にはとても真似できません」

大和「そ、そう? ありがとう」

あかり「うんうん、大和さんにはず~っとお世話になりっぱなしだから、なにか恩返しができるといいんですけど」

大和「恩返しなんて、たまに二人で会ってお話したりできれば大和はそれでいいよ」

あかり「それじゃ、あかりも楽しいから恩返しになりませんよぉ」

大和「あ、あかり……」

秋月「仲がいいんですねお二人は」

大和「えっ、そ、そうかしら?」

秋月「司令のこと名前で呼んでいらっしゃいますし、敬語を使ってません」

あかり「それは誰にでもそうしていいって言ってるんだけどね。秋月ちゃんもいいんだよぉ、敬語使わなくたって」

秋月「い、いや、会って早々それはさすがに失礼ですよ」

あかり「みんなそう言うんだもん。大和さんだってだいぶ長く敬語で話してましたよね?」

大和「それはそういうものなんだよ」

あかり「今はこうして敬語じゃなくて、あかりって呼んでくれるからいいんですけど」

大和「ならあかりも大和さんじゃなくて、呼び捨てに」

あかり「それはできません。大和さんは大和さんですから!」

大和「うぅ、大和もそっちの方がいいのに」

秋月(あの大和さんをここまで、やはり若くとも優秀なんですね)

今回はここまでです
次は鎮守府案内の続きからはじめます

長10cm砲ちゃんは辞書登録したはいいですけどそれでも書きづらいです

↓1~2で前スレの埋め小ネタを募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもOKです

開始します

あかり「ここが間宮さんと伊良湖さんがお菓子作ってるところだよぉ」

秋月「甘味処ではなくて?」

間宮「お金は取っていませんから」

伊良湖「いらっしゃいあかり。それと、新人さんですか?」

秋月「はい、秋月です」

間宮「三食以外にお腹が空いたときはいつでも来ていいですからね」

伊良湖「食べすぎてその三食が食べられなくならないように気を付けてくださいね」

秋月「大丈夫です、私小食なので!」

あかり「それじゃここに来ないって言ってるみたいだよぉ」

秋月「いえ、決してそういうわけではありません!」

間宮「まあ無理して食べる必要はないですよ。気が向いたときにちょっとつまみに来るくらいでもいいですので」

秋月「贔屓にさせていただきます」

伊良湖「ところであかり、新作を作ってみたんだけど試食してくれない?」

あかり「え~っと、あかりさっきお昼ご飯食べたばかりですから」

間宮「一口くらいいいでしょ? ほら、あ~ん」

伊良湖「ああっ! 間宮さんずるいですよ!」

あかり「一口くらいなら、ん」

間宮「どう? おいしい?」

あかり「はい、とってもおいしいですよぉ。間宮さんと伊良湖さんのお菓子はどれもそうですけど」

間宮「ありがとう」

伊良湖「あかり、こっちも食べて! 味違うから!」

あかり「一口だけだって言ったじゃないですか」

伊良湖「お願い、いいでしょ?」

あかり「しょうがないですねぇ」

間宮「こっちも味が違うわよあかり」

あかり「ええ~、もう結局全部食べちゃいそうですよぉ」

秋月(間宮さんと伊良湖さんからも慕われている、と)

あかり「うぅ、ちょっとキツい」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」ナデナデ

あかり「ありがとね長10cm砲ちゃん」

秋月「お休みになられた方がよろしいのでは?」

あかり「ううん、むしろちょっと動いて腹ごなしをした方がいいよぉ」

秋月「無理はなさらないでくださいね」

あかり「うん、秋月ちゃんもありがとう。次は~」

瑞鶴「あら妹ちゃん、こんにちは」

あかり「瑞鶴さん、こんにちは」

秋月「瑞鶴さん?」

瑞鶴「ん、あなたは、秋月じゃない! ここに来たのね!」

あかり「お知合いなんですか?」

瑞鶴「まあ例によって一緒に戦った仲ね。特に翔鶴姉のこと助けてもらった、ってわけでもないんだけど、まあ色々あったのよ」

秋月「その節はどうも」

瑞鶴「それにしても今回はまた一段と遅かったわね。もう戦い終わっちゃったわよ」

秋月「あはは、面目ないです」

瑞鶴「まっ、元々言うほど戦いに出てもなかったんだけどね。とにかく歓迎するわ、これからよろしくね秋月」

秋月「はい!」

瑞鶴「妹ちゃんは秋月に鎮守府の中を案内してあげてるんだ」

あかり「そうですよぉ。食堂と間宮さん達のところは案内しました」

瑞鶴「食べるところばっかりじゃない」

あかり「重要なところじゃないですか!」

瑞鶴「それに異論はないけれど、ねぇ?」

あかり「むぅ~」

秋月「あの、妹ちゃんというのは?」

瑞鶴「あぁ、別に瑞鶴がそう呼んでるだけよ」

あかり「瑞鶴さんは妹がほしかったみたいだから」

瑞鶴「ほしかったっていうか、いたらどんななのかなぁって思っただけよ」

秋月「いくら幼いとはいえ、司令に対して妹ちゃんは……」

あかり「確かに、妹のことを妹ちゃんって呼ぶ人はあんまりいないと思いますよぉ」

瑞鶴「お姉ちゃんお兄ちゃんっていうんだから、妹ちゃんって呼んでもいいじゃないの。お妹ちゃんじゃないといやなの?」

あかり「いや別に妹の読み方はどうでもいいんですけど」

瑞鶴「秋月はいいわね、ネームシップで妹いっぱいいるし」

秋月「沢山いますけど全員と親しいというわけでは。まだ照月しか艦娘になってないと聞きますし」

瑞鶴「あ~そう、あなたと照月は巡り合わせが悪かったのよね」

秋月「それでも妹は妹ですけどね」

瑞鶴「瑞鶴達を見なさい、別に本当の姉妹でもなんでもないけどこんなに仲いいのよ?」ギュッ

あかり「仲が良くなるのに姉妹かどうかは関係ありませんけどね」ダキッ

瑞鶴「瑞鶴は妹だと思ってるのに。お姉ちゃんって呼べば意識も変わるでしょ。これからはお姉ちゃんって呼びなさい!」

あかり「瑞鶴さんは瑞鶴さんですよぉ」

瑞鶴「お姉ちゃん~」グイ~

あかり「ひひゃい、口ひっひゃらないでくだはい~」

秋月「私も照月とあんなふうにできるかな? そもそも照月と会えるかどうかもわからないけど」

あかり「さてと、主なところは見て回ったね。感想は?」

秋月「なんというか、本当に鎮守府ですか?」

あかり「鎮守府だよぉ」

秋月「ならなんでプールやプラネタリウムがあるんですか?」

あかり「プールは訓練場だよぉ。プラネタリウムは、うん」

秋月「艦娘のみなさんと司令の仲もかなり気安いですし、軍施設にいるという雰囲気が全くなかったです」

あかり「堅苦しくなくていいでしょ?」

秋月「やわらかすぎるような気もしますが、ぴりぴりしているよりはいいと思います」

あかり「秋月ちゃんも好きなときにプール行ったり、プラネタリウムに行ったりしていいからね」

秋月「考えておきます」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

あかり「どうしたの長10cm砲ちゃん?」

秋月「お友達になれそうな子に会えて喜んでいるみたいです」

あかり「連装砲ちゃんのことだね。みんないい子だからきっとすぐに仲良くなれるよぉ」

秋月「あの大きな艤装とはわかりあえる気がしませんけど」

あかり「そんなことないよぉ。艤装ちゃんは見た目は怖くても心は優しいんだよ? あかりのこと運んでくれたもん」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~!」バタバタ

あかり「ほら、長10cm砲ちゃんも艤装ちゃんとも仲良くしたいって言ってるんだよね?」

秋月「言ってますけど、こら、あんまり暴れないで」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

あかり「島風ちゃんや戦艦棲姫さんとも仲良くしてあげてね?」

秋月「は、はい、努力します」

あかり「他に見ておきたいところとかない?」

秋月「いえ、大体の場所はわかりましたので」

あかり「なら、案内はこれで終了だよぉ」

秋月「ありがとうございました司令」

あかり「こちらこそ、秋月ちゃんといっぱいお話できてよかったよぉ」

秋月(私もあんなふうに司令と気安く話せるようになるのかな? それは喜ばしいことなんでしょうか?)

あかり「じゃああかりはもう行くね。あっ、もし鎮守府の中で迷っても歩いてたら大体執務室の前につくから安心してね」

秋月「それは一体どんな構造なんですか?」

あかり「あかりも久しぶりに見て回ったから、なんだか新鮮な気がしたよぉ」

あかり「ほんとうにはじめてみる部屋もあったような気がするのは気のせいだよね」

あかり「さてと、これからどうしようかなぁ?」

↓1

1 艦娘との交流(>>18の千歳、朝潮、秋月以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「武蔵さん」

武蔵「ん、どうした提督?」

あかり「様子を見に来ただけですよぉ」

武蔵「なにか心配をかけるようなことをしたか?」

あかり「いいえ、でも戦いが終わりましたしみんななにか考えることもあるんじゃないかなぁって思いまして」

武蔵「思うところのない者はいないだろう。これでも前線に出ていたんだからな」

あかり「武蔵さんはどうですか?」

武蔵「私は正直戸惑っているよ」

あかり「戸惑ってる?」

武蔵「はじめてだからなこうして終戦を迎えるのは」

武蔵「今まではどんなにゆるくとも戦時下だったが、今はもうそうじゃない。なにが変わったとも言えんがどうにも、な」

武蔵「生き残ったやつらにしてもあまりいい思い出はないだろうし。落ちつかんのはしょうがないさ」

あかり「武蔵さん……」

武蔵「そう暗い顔をするな。この戸惑いは悪い戸惑いではないさ。直に慣れるよ」

あかり「すぐに受け入れられるようにあかりもがんばりますから!」

武蔵「そういうお前がいるからすでに受け入れられている奴もいるんだろうよ」

あかり「武蔵さんもすぐですからね!」

武蔵「ああ、すぐ受け入れられるって自分でもそんな気がするよ」

あかり「受け入れるためにもあかりとお話しましょう!」

武蔵「いいだろう、さあどんな話をしてくれるんだ?」

↓1

1 大和について
2 今までが今までなので素直になれない武蔵の話
3 眼鏡について
4 その他自由に

今回はここまでです
次は武蔵と大和について話すところからはじめます

もうすぐえぴろぉぐのTV放映ですね
壊す方のEDが終わったのがあかりの誕生日の7/24だったのでもう約一カ月経ったんですね
ここからスパートかけていきますのでと言いつ明後日は用事があるので明日の終わりに小ネタ募集します

開始します

あかり「ん~、大和さんのこととか?」

武蔵「なぜそこであいつの名前が出てくる?」

あかり「武蔵さんのお姉ちゃんじゃないですか」

武蔵「そうだが、まあ共通の話題もこれと言ってないしな」

あかり「じゃあ大和さんのことを話します!」

武蔵「ああ、どうぞ」

あかり「はい!」

武蔵「……」

あかり「……」

武蔵「どうした?」

あかり「いえ、大和さんの何について話そうかなって」

武蔵「さすがにざっくりしすぎてたようだな」

あかり「しすぎてましたよぉ」

武蔵「大和といえば、祭りのときのあのコスプレ?と言うんだったか。あれはなんなんだ?」

あかり「あれはですね、ミラクるんです!」

武蔵「その名前は知っている。なぜ大和があれをやったんだということだ」

あかり「大和さんとミラクるんは声がそっくりなんですよぉ」

武蔵「声が?」

あかり「はい。本当にミラクるんが喋ってるみたいなんです」

武蔵「だが全然似てないと言われてたが」

あかり「ミラクるんの見た目はちなつちゃんそっくりで、もふもふの先がちょこっと違うくらいなんですよぉ」

武蔵「容姿は吉川提督に似てるのか。そりゃ大和じゃ無理だな」

あかり「でもコスプレは似てる似てないじゃなくて、本人がやりたいからやることが重要なんです!」

武蔵「明らかにやりたくなさそうだったがな」

あかり「それはその、すいません」

武蔵「別にお前が謝ることでもないだろうし、謝るにしても相手が違うだろ」

あかり「大和さんはじめての出撃のときに、ミラクるんの真似をしてあかりのことはげましてくれたんですよぉ」

あかり「あの歌は応援歌ですからぴったりかなぁって思って」

武蔵「なるほどな。大和本人はともかく会場は湧いてたしよかったんじゃないか?」

あかり「そうでしょうか、結構気にしちゃってるみたいですが」

武蔵「そこはお前が慰めるなりなんなりしてやるところだ」

あかり「あかりがですか?」

武蔵「お前がやるのが一番効果的だろう」

あかり「いいんですか?」

武蔵「なにがだ?」

あかり「不健全だ~とか言いません?」

武蔵「不健全な慰め方をするつもりなのか?」

あかり「い、いえ、そんなつもりはありませんよぉ」

武蔵「まあ、話を聞く限り大和は苦労しているようだからな。少しは目こぼししてやるさ」

あかり「なんだかんだでお姉ちゃんのことは大事に思ってるんですね」

武蔵「ん、ま、まあな。だが、積極的に不健全な真似をするのはいかんぞ!」

あかり「だからしませんよぉ」

武蔵(少しは緩めておかないと私がやったときの言い訳が立たないからなんだが、まあいい方向に見られたならそれでいいだろう)

あかり「ん~、今日のお仕事はこれでおしまいだよぉ」

朝潮「お疲れ様です司令官」

あかり「朝潮ちゃんもお疲れ様」

朝潮「私はそれほどのことをしていませんよ」

あかり「朝潮ちゃんがしてないならあかりの方がもっとしてないよぉ」

朝潮「それは、確かに。いつもこんな感じだったんですか?」

あかり「そうだねぇ、いつもこんな感じだよぉ」

朝潮「本当に規律が緩いんですね」

あかり「規律なんて作ってないもん」

朝潮「それは問題があるような」

あかり「今日まで問題起きてないし大丈夫だよぉ」

朝潮「そこまで楽観できる根拠は、いえ、深くは突っ込みませんよ」

あかり「それじゃ朝潮ちゃんにごほうびをあげないと」

朝潮「未だに少し引け目を感じますね。与えられた仕事をこなしただけなのですが」

あかり「与えられた仕事をしたらごほうびを貰えるのは当然だよぉ。なにをしてあげよっか」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

あかり「ふしぎなあめをあげるよぉ」

朝潮「それは、練度が上がるあめでしたか。今更必要なんですか?」

あかり「練度が上がると身体が動かしやすくなるんでしょ? なら上げてて損はないよぉ」

朝潮「まだ練度は上がったことがないので何とも言えませんが、そう聞きますね」

あかり「ただその、副作用が出ることがあるから気を付けないとね」

朝潮「副作用ですか?」

あかり「うん、出ないやつもあるんだけどね。どうしよう?」

↓1 朝潮にあげるあめ

1 ふしぎなあめ(残数30個)
2 まんたんのふしぎなあめ(残数36個)

あかり「副作用出ちゃうけど練度が最大になるやつ、いる?」

朝潮「これからは練度を上げる機会も少なくなるでしょうし、それをいただきます」

あかり「ほんとうに辛いみたいだけど、いい?」

朝潮「構いません。本来ならば戦いで培っていくものを一瞬で得るんです。それくらいはあって当然でしょう」

あかり「じゃあ、はい」

朝潮「ありがとうございます。ではさっそくいただきます」パクッ

あかり「あ~、あかりはお水を取りに――」

朝潮「うぐっ……」

あかり「あぁ、練度低いから副作用が出るのが早いよぉ」

朝潮「これは、なんっ、くぅ……」

あかり「大丈夫?」

朝潮「しれい、かん、あのあめ、本当に、練度、上げる……?」

あかり「うん、ちゃんと改造できるようになったから練度は上がってるよぉ」

朝潮「おかしな、の、混ざって……はぁっ……!」

あかり「練度が低い状態からだから少し長くなるかもしれないよぉ」

朝潮「どれ、くらい……」

あかり「正確にはわからないけど、10分近くは出てるような気がするよぉ」

朝潮「10、私、長い、そん、な……」

あかり「あありにはもうがんばってとしか言えないよぉ。がんばって朝潮ちゃん」

朝潮「くっ、うぅ……」グラッ

あかり「あっ、危ない!」

朝潮「すい、ません、足に、力、入らなくて……」

あかり「寝てた方が楽かもしれないよぉ」

朝潮「この、ままで……」

あかり「ええっ、肩に頭乗せてるのってキツくない?」

朝潮「いい、んです、このまま……」

あかり「そう? でも座ってようね」

朝潮「はぁはぁ……」

あかり「すごい汗。終わったらもう一回お風呂入った方がいいかも」

朝潮「はぁ……しれい、かん、もうしわけ、ありません……」チュッ

あかり「ひゃあっ! な、なに朝潮ちゃん?」

朝潮「んぅ、堪えるとき、舌を、噛まない、よう、なにか、噛みしめる、けど、司令官、噛むわけに、いかないので……」

あかり「す、吸ってる方が楽?」

朝潮「はい……」

あかり「じゃあ、はい。あかりの首くらいなら貸してあげるよぉ」

朝潮「あり、が……くっ、あぅっ!」チュッ

あかり「ひゃうっ……」

朝潮「んぅ……はぁ、ん、ちゅっ……」チュッ

あかり「んっ……なんか、変な感じがするよぉ」

朝潮(こんな、幼子みたいな……でもこうしてくっついてないと、手が胸とか……に伸びてしまいそう、だから……)

あかり「もういい?」

朝潮「はい、もう、結構です。すいません」

あかり「いいよぉ、副作用あるのはわかってたもん」

朝潮「あぁ、首筋に内出血が。婦女子の肌になんてことを……」

あかり「これくらいすぐに治るよぉ」

朝潮「すいません、本当にすいません……」

あかり「気にしないで、もう慣れてるから」

朝潮「毎回このようなことを?」

あかり「毎回逃げようとはしてるんだけどねぇ」

朝潮「やはり危ないものが混入しているのでは?」

あかり「練度が一気に上がってるからそうなるだけみたいなんだけど」

朝潮「確かに高揚感はありましたが、これは高揚と言うより……」

あかり「言うより?」

朝潮「い、いえ、ともかく失礼いたしました」

あかり「もういいよぉ。練度はちゃんと上がってる?」

朝潮「はい。身体の動かしやすさが全然違います」

あかり「よかった、これでできることもっと増えたよぉ」

朝潮「活かせる機会がくればいいのですが」

あかり「きっと来るよぉ。気長に待とう」

朝潮「そうですね。では、本日はこれで」

あかり「あっ、最後に明日の秘書艦の人に伝える仕事があるから、それもお願いね」

朝潮「あぁ、そういう仕組みなんですね。わかりました、どなたですか?」

↓1 明日の秘書艦(>>18の☆のついてない艦娘)

あかり「秋月ちゃんにお願いするよぉ」

朝潮「秋月さんですね、わかりました」

あかり「じゃあおやすみなさい、の前にお風呂かな?」

朝潮「もう一度汗を流させてもらいます」

あかり「ならお風呂行ってらっしゃい」

朝潮「司令官はおやすみなさい、ですか? まだ起きているのならば、夜更かしはほどほどにです」

あかり「うん、ほどほどにするよぉ」

あかり「うぅん、ずっと吸われてたからちょっとまだくすぐったい感じが残ってるかな」

あかり「あかりももう気にしないことにするよぉ。これからはどうしようかな?」

↓1

1 寝る
2 誰かの部屋へ行く(>>18の千歳、朝潮、秋月、武蔵以外)
3 執務
4 散歩
5 バー

あかり「お昼にお外に出たけど、夜にも出てみようかなぁ」

あかり「ううん、お外じゃなくて鎮守府の中でもいいけど」

あかり「どうしようかなぁ?」

↓1 散歩するところ

1 中
2 外

あかり「うん、昼と夜の違いを感じてくるよぉ」

あかり「まだこの時間だから、あれくらいに帰ってくればいいよね」

あかり「って、あかりも随分と夜更かしができるようになったよぉ」

あかり「これも大人に近づいた証拠だよね!」

あかり「夜中に出歩くのは不良さんっぽいかもしれないけど、大人っぽくもあるからいいの!」

あかり「じゃあ、行ってきます!」

↓1 コンマ

0~30 なにも起きない 31~65 鎮守府の艦娘と出会う 67~98 妖精にアイテムを貰う ぞろ目 川内がたそがれてる

あかり「海、静かだよぉ」

あかり「この海のどこがで戦ってる艦娘と深海棲艦はもういないんだね」

あかり「残ってる人は幸せに、帰った人も静かに寝てる頃だよぉ」

あかり「……色んなことが、本当に色んなことがあったなぁ」

あかり「ここに後どれくらいいられるのかなぁ?」

あかり「妖精さんは一年は警戒が続くって言ってたけど、その後はどうなるんだろう?」

あかり「あかり達は元の世界に戻ればいいけど、鎮守府は壊されちゃうのかなぁ?」

あかり「それはちょっと悲しいよぉ。大切な思い出の場所だからずっと残しててほしいけど」

あかり「でも、結局は帰っちゃうから、そこにこの鎮守府はないんだよね」

あかり「……やっぱり全部が今まで通りとはいかないよね」

あかり「これからできるだけ長くここでたくさんの思い出を作って行くよぉ。そしたら、ずっと忘れずにいられるよね?」

あかり「そこになくたって、思い出の中にずっといるもんね」

あかり「だから、もう少しだけあかり達のことよろしくね鎮守府さん」

あかり「よしっ、朝潮ちゃんにほどほどにって言われてるし、今日はもう帰って寝よう!」

あかり「明日の朝眠そうにしてたら秋月ちゃんと長10cm砲ちゃんに心配かけるもんね!」

あかり「明日もがんばるよぉ!」

今回はここまでです
次は前スレ埋め小ネタからです

なちゅやちゅみ+はさすがに木曜の深夜3時からはリアルタイム視聴不可なので大人しく録画で見ることにします

明日は用事があるので↓1~2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府ネタでもOKです

開始します

あかり「おはよう秋月ちゃん。昨日はよく眠れた?」

秋月「お布団の質が高くて少し落ちつきませんでしたが、今日に支障が出ないくらいには眠れました」

あかり「そんなに質高いかな?」

秋月「高いです。すごくふかふかしてました」

あかり「むしろ今までどんなお布団で寝てのか気になるよぉ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

あかり「長10cm砲ちゃん達も元気みたいだね」

秋月「この子達はアニマルセラピールームで眠っていたみたいです」

あかり「オスカーと一緒に?」

秋月「いえ、連装砲ちゃんと戦艦棲姫さんの艤装も一緒だったみたいです」

あかり「そうなんだぁ。もう仲良しさんになったんだね」

長10cm砲ちゃん「きゅ!」

秋月「あにまるせらぴーというのは動物との触れ合いで心を癒すことだと伺いましたが、猫以外に動物がいないような気がします」

あかり「長10cm砲ちゃん達だって動物だよぉ。ねぇ?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~!」バタバタ

秋月「うわっ、長10cm砲ちゃん、わかったから暴れないで~」

あかり「秋月ちゃんも長10cm砲ちゃんを見習おうね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

あら?小ネタはやらないのか?

秋月「それで先ずはなにをすればよろしいのでしょうか?」

あかり「最初は遠征をどうするかだね」

秋月「遠征ですか。まだ警戒中ということもあり、タンカーなどの護衛は必要なようですからね」

あかり「あとは復興支援だよぉ」

秋月「被害は少ないとはいえ0ではありませんからね」

あかり「ごめんねせっかく終わってのんびりしてたのに、来たばっかりでこんな忙しくなっちゃって」

秋月「いいえ、司令達が前線で奮戦してくれたおかげでこれまで随分と楽してきましたので、その恩返しですよ」

あかり「そっかぁ、がんばろうね秋月ちゃん」

秋月「はい! それで、遠征はどうなさるんですか?」

あかり「そうだねぇ」

↓1 遠征隊を

1 出す
2 出さない

>>81
少し本編続けた後に>>1000の小ネタ含めてやります


あかり「今日は、いいや」

秋月「えっ?」

あかり「今日は遠征は出さないことにするよぉ」

秋月「よろしいんですか?」

あかり「うん。まだみんな疲れてるかもしれないからね。それで遠征になんて心配だから」

秋月「なにやら三日間のお祭りで深海棲艦を鎮めた後に、打ち上げやら祝勝会やらをやったらしいですが」

あかり「うん、それでずっと騒ぎっぱなしだったからね。疲れも溜まっちゃうよぉ」

秋月「行為の是非はともかく、あまりだらけ過ぎるのもよくありませんよ?」

あかり「わかってる。でも、みんな戦いが終わって考えることがあるみたいでもあるから。もう少しだけゆっくりと考える時間をあげたいなって」

秋月「そういうことでしたか。しっかりとお考えがあるならいいんです、出過ぎた発言をお許しください」

あかり「出過ぎたなんて、秋月ちゃんだってちゃんと考えて言ってくれたことでしょ? ありがとね」

秋月「こちらこそ、ありがとうございます司令。艦娘のみなさんのことちゃんと想いやってくださって」

あかり「みんなあかりの大切な人だもん」

秋月(艦娘に対してそう思える人だから、深海棲艦も倒すのではなく鎮めてあげられたのかもしれませんね)

秋月「ではこれからはどうなさいますか?」

あかり「どうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>18)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「お外に出てくるよぉ」

秋月「外出なさるんですか? こんな朝早くから」

あかり「朝早い方が暑くなくて過ごしやすいよぉ」

秋月「まだ暑いですからそうかもしれません」

あかり「どこに行こうかなぁ」

秋月「お一人で出かけるんですか?」

あかり「あっ、先ずは誰と一緒に行くかだよね」

↓1 一緒に外出する艦娘(>>18から三人までorあかり一人)

あかり「秋月ちゃん一緒に行く?」

秋月「えっ、私ですか? 私には秘書艦の仕事が」

あかり「あかりの秘書なんだったら一緒に行くのが普通だと思うよぉ」

秋月「それは、普通はそうですけど」

あかり「早くみんなに馴染んでほしいけど、そのみんなにはあかりも含まれてるんだよぉ」

秋月「司令と友好を深めるためだとおっしゃるなら、御同行しますよ」

あかり「わぁい!」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~!」

あかり「もちろん長10cm砲ちゃんも一緒だからね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「ではどちらに行きましょうか?」

あかり「どこに行こうかなぁ」

↓1 行く場所

1 街
2 山
3 プール
4 プラネタリウム
5 そこら辺を散歩
6 他鎮守府
7 その他自由に

あかり「そうだ、結衣ちゃんのところに行ってみよう」

秋月「結衣?」

あかり「そう、あかりのお友達だよぉ」

秋月「お友達、一緒に深海棲艦との決戦に出た提督のことですね」

あかり「そうだよぉ、あかりの幼馴染なの」

秋月「こんなに朝早くから押しかけて大丈夫でしょうか?」

あかり「着くまでにはいい時間になるはずだよぉ」

秋月「そうですね、お友達ならばいずれ会う機会もあるでしょうし、ごあいさつくらいはしておいた方がいいかもしれません」

あかり「あかりの新しいお友達だって紹介するね!」

秋月「お友達じゃなくて部下ですよ一応」

あかり「あかりのところは部下とか上官とかそういうのじゃないの!」

秋月「そう、ですか」

あかり「よぉし、じゃあ結衣ちゃんに連絡してレッツゴーだよぉ!」

秋月「深海棲艦がいなくなったので他の鎮守府ヘ出向くときも気が楽ですね」

あかり「前からあかりの鎮守府から他のみんなの鎮守府ヘの道には、深海棲艦が出なかったみたいだけどね」

秋月「そんな調度いい位置づけがなされていたんですか?」

あかり「みんながあかりのところに集まれるようにそうしたらしいよぉ」

秋月「ドックや食堂がやたら大きいのはそういうことだったんですね」

あかり「そういうことだよぉ。でも、はぐれ深海棲艦と戦うことはあったみたいだから、楽になったっていうのは間違いじゃないよぉ」

秋月「はぐれが出るようでしたら、私一人では心もとないですからね。大和さんのような強力な艦ならばともかく」

あかり「秋月ちゃんが弱いとかそういうことじゃなくて、一人で戦わせるのは心配だってことだよぉ」

あかり「あっ、でも深海棲艦の心配がなくなったってことは、こうやって海に出て遊ぶこともできるようになったってことだね」

秋月「これ一応燃料などは軍持ちなんですけどね」

あかり「ふふん、あかり七つの海をまたにかけちゃうよぉ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「海賊ではなく海軍ですからね私達」

結衣「おっ、来たねあかり」

あかり「結衣ちゃん! おはよう」

結衣「おはよう」

秋月「あの、はじめまして。防空駆逐艦の秋月です」

結衣「はじめまして、船見結衣です。また新しい艦娘が入ったんだ」

あかり「この前の戦いの褒章に来てくれたんだよぉ」

北上「うちにはなんもなかったんだけどねぇ」

結衣「いいだろ別に。これ以上増えてもしょうがないんだし」

北上「まあね~、あんまり増えても二人の時間が減るだけだし」

秋月「二人の時間?」

結衣「き、気にしないで。こら北上、初対面の人に変なこと言うな!」

北上「なにが変なのさ~あたしとそういう関係だっていうのが~」

秋月「ええっ!?」

結衣「わぁ~! か、勘違いしないで別に北上だけじゃないから!」

秋月「しかも北上さんだけではない!?」

結衣「うわぁ! ち、違う! それは別に北上が特別というわけじゃないって意味で言ったんであって!」

あかり「よくわからないけど、結衣ちゃんと北上さんは仲良しさんだねってことだよね」

北上「漫画読む限りやることやってるのに、その純粋さを保ててるところはすごいと思うよ」

秋月「全員とケッコンカッコカリをなさってるとおっしゃりたかったんですね」

結衣「そ、そういうこと」

あかり「そのおかげで結衣ちゃんの艦隊はすっごく強いんだよぉ。本気で戦ったらあかりぜんぜん勝てなかったもん」

北上「練度が違いますよ練度が。それに指揮官の差もね」

結衣「あかりより一年くらい早く来たから経験の差があるだけだよ」

秋月「なんでも一緒の日に飛ばされたのに、こちらについた時間にはずれがあったとか」

結衣「うん。私が一番早くこっちに来たみたい」

秋月「何十年もずれたりしなくてよかったですね。歳が離れすぎてしまいます」

結衣「あはは、実際は何十年でも何百年でも離れないんだけどね」

秋月「はい?」

結衣「気にしないで。ところで来たのはいいけどどうしようか?」

あかり「どうしよう。秋月ちゃんに結衣ちゃんのことを紹介して、結衣ちゃんに秋月ちゃんのことを紹介しようと思ったんだけど」

北上「もう達成しちゃったね。帰る?」

結衣「おいこら。まあせっかく来たんだしなにかしようよ。いつもはあかりのところにばっかり世話かけてるしね。特に大和さんに」

あかり「元の世界では結衣ちゃんに世話になってばっかりだったから気にしないでいいのに」

結衣「それはそれだよ。どうしよっか」

↓1

1 結衣の普段の生活を見る
2 ケッコンカッコカリについて聞く
3 ゲームで遊ぶ
4 その他自由に

今回はここまでです
次は結衣の普段の生活を見るところからはじめます

ゆるゆり3期とごちうさ2期どっちも好きなので食い合うようなことにならなければいいんですが
リアルタイムで見れる金曜か土曜に同じ局で続けてやってくれたらうれしいです

安価取られるのは早くなりましたしまた↓2に戻した方がいいでしょうか

安価はとりあえず今までどおり↓1で行きます
では開始します

あかり「結衣ちゃんが普段どんな暮らししてるか見たいなぁ」

結衣「どんなって、別に普通だけど」

北上「自分にとっての普通が他人にとっての普通だとは限らないものだよ結衣」

結衣「なんだよ急に哲学ぶって。それに普段の生活ってもう戦闘に出てないから結構変わったんだけど」

秋月「まあそこは変わりますよね」

あかり「北上さん達とどんなふうに暮らしてるか知りたいんだよぉ」

北上「あっ、そこ気になっちゃうか~しょうがないな~あたしと結衣の爛れた生活について微に入り細を穿って話してあげよう」

結衣「爛れてるのはお前の脳みそだけだよ」

北上「ひでぇ」

結衣「あかりがそう言うなら普段通りにしてるけど、きっと見てても面白くないよ? 特に秋月は」

秋月「お構いなく。元々司令の付き添いで来ただけですので」

北上「やっぱりここは秋月も楽しめるようにあたし達のケッコン生活について――」

結衣「うるさい!」ビシッ

北上「あいたぁ!」

秋月「ふふっ、この分なら私も楽しめそうですね」

結衣「普段通りって言ってもさすがに延々と執務やってるところは見せられないよね」

北上「普段からちゃんとやってればそこまですることもないよ。これからは特にね」

あかり「うぅ、耳が痛い」

秋月「司令の執務室書類がたくさんありましたからね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

結衣「それも連装砲ちゃんの仲間?」

秋月「仲間、と言ってもいいですかね。はい、長10cm砲ちゃんです。ほら、長10cm砲ちゃんご挨拶して」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」ペコリ

結衣「ちょうじゅ……名前長いね」

北上「ちょ~ちゃんでいいんじゃないの?」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~!」バタバタ

北上「あら気に入らないの?」

秋月「ああもう、すぐに暴れるんだから! 今日は艤装から降りて自分で歩いてもらいましょう」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

結衣「私が抱っこしてもいい?」

あかり「たぶん無理だよぉ。すっごく重たいもん」

結衣「あっ、そっか。艦娘の艤装だもんね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

北上「結衣ってば意外に可愛いもの好きだったり? パジャマも可愛いし」

結衣「あれは京子が取ってきてくれたから使ってるだけ。ごらく部全員お揃いだし」

北上「ふ~ん、歳納提督がね~そっか~」

結衣「な、なんだよ?」

北上「べっつに~なんでもありませんよ提督」

結衣「いや、幼馴染だから。大切にするのは当たり前だろ?」

北上「ちっちゃな頃からの幼馴染ですよね。そりゃ、せいぜいが1,2年の付き合いのあたしとは違いますわ」

結衣「はぁ、わかったよ。今度は私達でお揃いのパジャマ買いに行こう」

北上「あたし買ってほしいとか一言も言ってないけど」

結衣「じゃあ行かなくていいんだな」

北上「行く!」

結衣「なら最初からそう言え!」ピシッ

北上「あうっ!」

結衣「ったく、なんで今更京子に嫉妬なんて。私がどれだけお前のこと……あっ」

あかり「お揃いのパジャマ買ってもたまにはパンダさんも着てあげてね」

秋月「や、やっぱりお二人はそのようなご関係でいらっしゃる?」

結衣「北上!」

北上「ふっ、いつものあたしと結衣のラブラブ生活を見せてやったまでさ」

結衣「ち、違うからな! 別にいつもこんなんじゃないんだからな!」

あかり「いつもはもっと仲良しさんだもんね」

秋月「わ、わかってますよ、はい」

結衣「ほんとに違うんだからな!?」

大井「パジャマなんて買わなくても三人とも着なければお揃いになれますよ~」

北上「おっ、大井っちいきなり登場しながらいいこと言うね」

結衣「よくねぇよ! さらに話がこじれるわ!」

秋月「やはり複数の方とそういうご関係で!?」

結衣「ちがぁう!」

大井「そんな照れなくてもいいじゃないですか、ねぇ?」

北上「そうそう、誰に憚ることなく胸を張って堂々とあたしと大井っちを愛してるって言ってもらわないと」

結衣「言えるかバカ!」

秋月(言えるか、って愛してることは否定しないんですね)

あかり「寝るときは着ない派がここにもいたよぉ」

大井「あら? 赤座提督のところには寝間着を着ない人がいるんですか?」

北上「ずぼらそうな奴と言えば、天龍かな」

あかり「えっ、なんでわかるんですか?」

北上「うわっ、当たっちゃった」

結衣「あかり、そういうことは隠してあげるべきだよ」

あかり「ああっ、ごめんなさい忘れてくださいっ!」

大井「いえいえ、寝るときになにを着るか、あるいは着ないかなんて人の好みですから。で、今夜は着ないで寝ましょうね提督」

結衣「前言撤回が早すぎるんだよ!」

大井「前言撤回ではありませんよ。提督にそうしてほしいと言う私の好みですから」

結衣「私の好みは!?」

秋月(天龍さん、そうだったんだ。私も確かに高級そうな寝間着ばかりで着るのに躊躇しましたけど……)

結衣「いつもはこんなんじゃないからね!?」

あかり「はいはい、わかったよぉ」

結衣「信じてないだろうけど本当だからな!?」

鈴谷「うっさいな~何騒いでんの提督?」

あかり「あっ、鈴谷さんこんにちは」

鈴谷「あれ? 赤座提督じゃん、チーッス。珍しいねこっちに来るなんて。ていうかはじめて?」

あかり「そうですね。あかりが行ったことがあるのは、ちなつちゃんのところと、杉浦先輩のところと、櫻子ちゃんのところだけですから」

鈴谷「ま~集合場所になってたからしゃ~ないよね。デカイし広いし飯が美味い」

あかり「ありがとうございます鈴谷さん」

鈴谷「ん、で、そっちは見ない顔だけど赤座提督んとこの新人?」

秋月「はい、はじめまして秋月です」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

鈴谷「うわぁ~! なにこいつ可愛い~!」ダキッ

長10cm砲ちゃん「きゅっ!?」

鈴谷「島風のは連装砲だけど、この子は連装高角砲かぁ。いいなぁ、鈴谷もこういうのほしかったよ」ゴロゴロ

長10cm砲ちゃん「きゅ、きゅ~!」バタバタ

結衣「鈴谷、長10cm砲ちゃん困ってるしお客さんの前でごろごるするなよ」

鈴谷「客っても熊野のこれでしょ? だったら鈴谷の妹みたいなもんじゃん」

あかり「これ?」

結衣「おいこら、なに言ってんだ」

鈴谷「妹なら体面取り繕う必要ないし~家着でゴロ寝してても問題ないっしょ~」

結衣「発言に問題があるわ!」

秋月「う、うちの司令も熊野さんとただならぬ関係なんですか?」

北上「熊野だけならよかったんだけどねぇ」

長10cm砲ちゃん「きゅう~!」バタバタ

鈴谷「なによ、鈴谷よりあの子の胸の方がいいって言うの? 貧乳派か」パッ

秋月「いや胸じゃなくて腰につけてるんですが」

鈴谷「ちぇ~、んじゃ鈴谷もうちょい寝てるからあんまし騒がないでね」

結衣「お前なぁ」

あかり「いいんだよぉあかりはいつもの生活を見に来たんだからね」

鈴谷「まっ、これからも熊野のことよろしくね赤座提督。杉浦提督に会ったら同じこと伝えといて~」

あかり「はぁい」

秋月「人前に見せるかどうかはともかく、私も普段はあれくらい質素な格好をしていた方がいいかもしれません」

結衣「パンツ見えてたけどな」

北上「球磨姉さんが赤座提督のところにいるから、あたしと大井っちにとっては姉みたいなものってことになるのか。つまり結衣も妹に」

鈴谷「いや鈴谷ともケッコンしたし姉でもあるんだよね」

北上「ややこしいな」

結衣「お前らが勝手にややこしくしてるだけだろ!」

北上「結局結衣と赤座提督の位置づけはどこに収まるんだろうか」

結衣「幼馴染だ!」

あかり「大事な幼馴染ですよぉ」

秋月「球磨さんとも、なの? というかまだ船見司令もうちの司令も子供ですよね? それなのに?」

北上「最近の子供は進んでるんだよ。中学生にもなればそういう相手の一人や二人」

結衣「普通はいねぇよ! いたとしても一人だよ!」

北上「つまり結衣は特別ってことだね」

結衣「あぁ、特別苦労してる気がするよ」

あかり「そうかな、楽しそうだと思うよぉ」

結衣「全然楽しくない」

あかり「ううん、楽しそうな顔してるよ結衣ちゃん」

北上「あたしも最近見分けられるようになったんだよねぇ」

結衣「ち、違うって言ってるだろ」

あかり「ふふっ、結衣ちゃんも戦いばっかりじゃなくてちゃんと暮らしてるんだってわかって安心したよぉ」

結衣「えっ?」

あかり「艦隊がとっても強いってことはそれだけいっぱい戦闘してたってことだもん。もしかしたらすごく大変な生活をしてたんじゃないかって心配だったから」

結衣「あかり……」

あかり「これからも結衣ちゃんが幸せに暮らせるように、よろしくお願いします北上さん」

北上「うん、それは頼まれなくてもそうするつもりだよ」

秋月(お友達想いなのですね司令)

結衣「秋月もあかりのこと少しはわかったかな?」

秋月「ええ、とてもお友達を大事になさっている方だと」

結衣「一緒にいて悪い方向には絶対行かないって私が保証する。だから、これから仲良くしてあげてね」

秋月「はい、私もそうしようと思っていたところです」

結衣「ただまあ、その仲良くしすぎるのも問題というか、これ以上増えるとあかりがとんでもないことになりそうな気もしないでもなくて」

秋月「はい?」

結衣「い、いや、なんでもない、うん」

結衣(これに関しては私が言えたことじゃないからなぁ)

結衣「あいつの漫画に秋月が登場しないことを期待してるよ」

秋月「……?」

結衣「私の普段の生活、じゃないけど、とりあえずは見てもらったけどこれからどうする?」

あかり「ん~、どうしようかなぁ?」

↓1

1 帰る
2 残る

あかり「もうちょっと残ってもいいかな?」

結衣「当たり前だよ。いつもみたいに泊まっててもいいんだからね」

北上「えっ、あたし達の夜の生活まで生で見せちゃうの?」

結衣「見せねぇよ! 泊まるならあかりと一緒に寝るわ!」

北上「そんなっ、今日は大井っちと三人でお揃いのパジャマなしで寝るんじゃなかったの!?」

結衣「誰もやるとは一言も言ってねぇ!」

秋月「夜の生活……」

結衣「べ、別に何もしてないからね!? 本当だよ!?」

北上「まだ、ね」

結衣「これからも予定はない!」

あかり「それじゃこれからなにしようかなぁ」

結衣「こういうところマイペースだよねあかり」

あかり「えっ?」

結衣「だから今でもあかりらしいままなのかな。いや、なんでもないよ、どうしようか?」

↓1

1 残りの結衣の艦娘達との交流
2 ゲームして遊ぶ
3 ケッコンについて聞く
4 その他自由に

今回はここまでです
次はゲームして遊ぶところからはじめます

他鎮守府に行く場合はその鎮守府のキャラの絡み重視で連れて行った艦娘の好感度上昇は低めになります
ただし大きく上昇する場合もあるかもしれませんそういう展開を思いついたらですが

開始します

あかり「いつも通り、いつも通り……」

結衣「いつも通りゲームでもしようか」

秋月「いつも通りなんですか?」

北上「いつも通りなんだなこれが」

あかり「結衣ちゃんは朝起きたら先ずはゲームやるくらいにゲーム好きなんだよぉ」

結衣「いや眠気覚ましにやるだけだし先ずじゃないよ」

秋月「眠気覚ましにゲームを。それはまた筋金入りですね」

北上「初のお給料でゲーム機買い揃えたくらいだしね」

結衣「こっちでも同じゲーム機しかなかったのは残念なようなそうでないような」

あかり「あっ、でもあかりのゲーム機向こうの世界に置いたまんまだよぉ」

結衣「いやそれは私のもだからね」

秋月「私はゲームなんてやったことないので足を引っ張るかもしれません」

北上「足を引っ張る? 違うなぁ、カモられるだけだよ」

秋月「えっ?」

あかり「初心者には優しくしましょうよぉ」

北上「弱い奴から先にやって戦力を削いでいくのが。戦場の常だよ」

秋月「えっと、ゲームで戦うということなんでしょうか?」

北上「ふふん、99年でどれだけ借金が増えるか楽しみだね」

結衣「いやそれは時間かかりすぎるから」

あかり「わぁ~いっぱい揃ってる~」

秋月「こ、こんなにたくさんあるんですね。やれるだけの時間はあるんですか?」

結衣「なければ作るだけだよ」

北上「作るために無理させられるこっちの身にもなってもらいたいもんだね」

結衣「いや大体いつも一緒にやってるだろ」

北上「一人プレイのやってるときもあるじゃん」

結衣「そのときは後ろで見てるだろ。早く進めってうるさいし」

北上「だって結衣ってばずっと同じところ回ってレベル上げばっかしてるんだもん」

結衣「レベル上げまくって可哀想なくらいあっさりとボスを倒すのが醍醐味だろ」

北上「視聴者のことも考えろ~」

結衣「スポンサーはついてないから視聴率下がっても問題ないんだよ」

秋月「あ~、なんだか難しそうなので私は最初見てるだけにしますね」

北上「ん~? じゃああたしも見てるだけにしよ」

あかり「ならあかりも」

結衣「秋月はわかるけど二人はなんでだよ」

北上「ゲームしてるときの結衣の顔が一番生き生きしてるからね」

あかり「久しぶりにゲームやってる結衣ちゃんを見てたいから」

結衣「しかも見るのはゲームじゃなくて私かよ! ええっと、なら一人用のに」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

結衣「えっ? 長10cm砲ちゃんやりたいの?」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~!」コクコク

結衣「やれるのかな?」

秋月「どうでしょう? 私がやったことないので当然長10cm砲ちゃん達もないんですけど」

長10cm砲ちゃん「きゅっ!」

あかり「でもすごくやる気だよぉ」

北上「まあ軽く揉んでやりなよ」

結衣「じゃあ格ゲーにしようか。ちゃんと手加減はしてあげるからね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

結衣「ま、また負けた……嘘でしょ、9:1で有利なダイヤなのに……」

北上「手加減も忘れてなりふり構わず勝ちに行ってるのに、結衣ってば情けな~い」

結衣「うるさい!」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅきゅ~!」

あかり「長10cm砲ちゃんどっちもゲーム上手なんだね~」

北上「あたしでも結衣に勝てることなんて稀なのに全戦全勝だよ」

結衣「ビ、ビギナーズラックだよ、次は私が勝つ!」

北上「うわっ、それボス性能の壊れキャラじゃん。もはや恥も外聞もないね」

結衣「あははは、勝てばいいんだよ勝てばぁ!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

あかり「長10cm砲ちゃんがんばって!」

秋月(テレビの中の人がこれで動かすのに合わせて動くなんて、どうなってるんだろう?)

結衣「……」

長10cm砲ちゃん「きゅっ」ポンポン

あかり「上の選択肢の方がよくないですか?」

北上「いやこのキャラは突き放す感じにした方が好感度上がるタイプだから」

あかり「へぇ~そういう子もいるんですね」

秋月「えっと、これはどういうゲームなんですか? この子の体力をなくせば勝ちとか?」

北上「いや格ゲーはもう終わったから。これはあれだよ、わかりやすくいえば恋愛するゲーム」

秋月「恋愛するゲーム?」

北上「そっ。要所要所で主人公の行動を選択して、意中の女の子と恋中になるのを目指すゲームだよ」

秋月「はぁ、ゲームで恋愛ですか?」

北上「そんな、結衣を現実でモテないからってゲームキャラに走る可哀想な女の子みたいな目で見ないで!」

秋月「い、いや私は別にそんなこと思ってませんからね!?」

結衣「恋愛シミュレーションだから。現実での恋愛のシミュレーションしてるだけだから」

北上「あたしとのデートの練習してるんだもんね? 現実にこんなことされたら笑うけど」

結衣「しねぇよ!」

北上「ゲームに頼らなくったってあたしとシミュレーションすればいいのに」

結衣「……北上とだったらシミュレーションじゃなくなるだろ」

北上「あら、ふふっ、そうだね本番になっちゃうもんね」

秋月(なんだかお惚気に入ったみたいですね。これならボタンを押して文字を読むだけだし私にも出来るかな)

あかり(これ主人公も女の子っぽいなぁ)

秋月「うっ、うぅ……」

長10cm砲ちゃん「きゅぁ~ん!」

結衣「だ、大丈夫? はい、ハンカチ」

秋月「うぅ、すみません……まさかこんな、こんな終わり方になるなんて思わなくて」

北上「だからちょっと突き放した方がいいって言ったじゃん」

秋月「でも、私のことを信じきったばっかりに、この子が……!」

あかり「悲しい終わり方だったよぉ」

北上「バッドエンドだからね」

結衣「まあまたやり直せるから」

秋月「うぅ、今度こそ君だけは幸せにしてみせます!」

長10cm砲ちゃん「きゅぅ~!」

結衣(秋月、主人公に自分を重ねちゃうタイプなんだ)

北上(選択肢で結構悩んでたから没入しちゃったんだね。その生真面目さが仇に、いやいい方向に働いてくれたみたいだ)

あかり(うちでもゲーム買った方がいいかもね)

秋月「うぅ……よかった、よかったです……!」

北上「ハッピーエンド迎えても泣くんかい」

長10cm砲ちゃん「きゅぅ~!」ダキッ

あかり「よしよし、よかったね」ナデナデ

結衣(長10cm砲ちゃんの涙ってなにが流れてるんだ?)

秋月「はぁ、すばらしいですね。まるで一つの小説を読み終わったかのような気分です」

結衣「実際それくらいの文量はあると思うよ」

秋月「絵と音楽、音声も相まって予想以上に感動しました! これはもはや新しい文学の形と言っても過言ではないのではありませんか!」

北上「いやそこまで高尚なもんじゃないと思うけど」

秋月「今の子供達はこんな物語に触れて育って行くんですね。この国の未来は明るいです!」

結衣「いやみんなこれに触れてたらお先真っ暗な気がする」

秋月「すごい、素晴らしいです! 私、ゲームに興味が出てきました!」

あかり「なにかに興味を持てるのは素敵なことだと思うよぉ」

北上「恋愛ゲーに興味を持つのことも果たしてそう言えるのか」

結衣「同じ趣味の子が増えるのは喜ばしいけど、複雑な気分なのは何故だろう」

秋月「お給金をいただいたら私も船見司令と同じようにゲームを買いますね!」

結衣「いや、もっとおいしいもの食べるとかそんなことに使った方が」

北上「結衣、これ以上は本人の問題だよ。どう転ぶかは秋月自身と赤座提督次第」

あかり「秋月ちゃんにもやりたいことが出来てよかったぁ」

結衣「うん、よかったね……それでこれからはとりあえずお昼だけど、その後どうする?」

↓1

1 帰る
2 残る

あかり「あかり達はそろそろ帰るよぉ」

結衣「もう帰るの? ゆっくりしていきなよ」

秋月「今日の秘書艦の仕事なにもしていませんので」

北上「そんなの明日の人に任せればいいのに」

結衣「泊まって行ってもいいようにメニューとか考えてたんだけど」

あかり「ごめんね、結衣ちゃん」

北上「残してきたみんなのことが心配なのかな?」

あかり「そうは言ってもここにみんな連れて来ることはできませんし」

結衣「ここも100人はいられるから大丈夫だけど、さすがに一部屋に集まるのは無理かな」

北上「集まる用の鎮守府は赤座提督んとこだからね」

結衣「じゃあ、お昼ご飯だけでも食べてってよ。大和さんには敵わないかもしれないけど美味くなったんだよ」

あかり「うん! あかり結衣ちゃんの料理も大好きだよぉ!」

秋月「新たな趣味を授けてくれるだけでなく、ご飯まで。なにからなにまでありがとうございます船見司令!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

北上「この子にはなにを食べさせればいいんですかね?」

今回はここまでです

なにか一つでもキャラ付けしておくとそれ以降の話が作りやすくなります
とはいえ一切使わずに別のキャラ付けに上書かれることもありますが

開始します

秋月「とても実のある遠征でした」

あかり「いや遠征じゃないんだけどね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「長10cm砲ちゃんもまた船見司令とゲームしたいと言ってます」

あかり「今度は手加減してあげてね?」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~」

あかり「さてと、これからどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>18の秋月以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「結衣ちゃんのところで遊んだしお仕事しよう」

秋月「執務ですね、わかりました」

あかり「元の世界に帰る前には全部片付けたいね」

秋月「出ないと後任の方が困りますよ。まあ、もはや後任の方が来ることもないのかもしれませんが」

あかり「もう戦いが終わったからまた軍じゃなくて自衛隊に戻るのかな?」

秋月「どうなんでしょうね。政治的な面はよくわかりませんけどそうすんなりとはいかないかもしれません」

あかり「そこはもう偉い人に任せるしかないんだよね」

秋月「こればっかりは子供にどうこうできることではありませんよ」

あかり「せっかく平和になったんだからこれからずっと平和にだったらいいなぁ」

秋月「そうなると信じましょう」

あかり「うん、きっとそうなるよね」

秋月「なれますよ。さあ、難しい話は終わりにして執務を片付けましょう」

あかり「よぉし、先ずはこれからだよぉ」

↓1

1 アイテム支給の知らせ
2 施設増築の嘆願書
3 酒保充実の嘆願書
4 艦娘からの誘いの手紙

あかり「ん? やけに小さいと思ったらこれ書類じゃなかったよぉ」

秋月「なんだったんですか?」

あかり「えっとね、あかりに来てほしいっていう手紙だよぉ」

秋月「手紙? 直接言えばいいのでは?」

あかり「あかり結構鎮守府の中歩き回ってるから会おうとして会えないことも多いんじゃないかな」

秋月「あぁ、広いですもんね」

あかり「そんなに急ぎじゃないから書き置きを残しててくれたんだね」

秋月「で、書類に埋もれたんですね」

あかり「そうみたい。いつのなんだろ? 今行って間にあうかなぁ」

秋月「そもそも誰かの手紙なんです?」

↓1 手紙の差出人(>>18のうち三人まで。秋月以外)

あかり「朝潮ちゃんだよぉ。ということは昨日置いてったのかなぁ? 朝潮ちゃんなら直接言えばよかったのに忘れちゃってたのかな?」

秋月「なんて書いてあるんです?」

あかり「部屋に来てほしいって書いてるだけだよぉ」

秋月「なんなんでしょうか?」

あかり「なんなんだろう?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

あかり「わからないけどとりあえず行ってくるね。いきなり執務投げだしちゃうけど」

秋月「呼ばれているのならしょうがないですよ。行って来てあげてください」

あかり「うん、ごめんね秋月ちゃん。ありがとう」

秋月「いいえ、揃えて待ってますから」

あかり「お願いね。すぐ戻って来れそうだったら戻ってくるけど、無理だったら無理だからよろしくねぇ~」

秋月「曖昧ですね。いやまあ用事自体が曖昧だからですけど」

朝潮「司令官ちゃんと読んだんでしょうか? どこかへ出かけられましたが」

あかり「朝潮ちゃんいる?」

朝潮「司令官。よかった、ちゃんと読んでくれたんですね」

あかり「危うく見逃すところだったよぉ。どうしたのぉ?」

朝潮「はい、実は折入って相談したいことがありまして」

あかり「なぁに?」

朝潮「それはですね」

↓1

1 練度が上がって体力が有り余っているのでなんとかしたい
2 あかりが可愛いと思うものはなにか知りたい
3 野菜ジャムの消費を手伝ってほしい
4 その他自由に

朝潮「練度が上がって体力が有り余っていまして、なんとかしたいんですよ」

あかり「練度が上がっても改造しないと体力は上がらないんじゃないの?」

朝潮「はい? 全体的に身体能力が向上しますので体力も自ずと上がりますよ」

あかり「なんでかわからないけどそんな気がしたんだよぉ。あ、あとケッコンすると上がるかも」

朝潮「耐久力は上がると聞きますけど。いえ、そんなことよりですね」

あかり「うん、体力が余ってるんだよね?」

朝潮「おかげで昨日はよく眠れませんでした。はい、体力が有り余っているせいです。他の理由はありません」

あかり「寝不足なの? 大丈夫?」

朝潮「さっき少し寝ましたので大丈夫です。でも、どうにかして発散しないと今後に支障が出るかもしれません」

あかり「必要ないのに練度を上げたのはあかりだもんね、どうしよう」

朝潮「そのどうするかを司令官に相談したいんです」

あかり「う~ん」

↓1

1 プールで泳ぐ
2 那珂のライブのバックダンサー
3 誰かと演習する
4 その他自由に

あかり「運動すればいいんだよね?」

朝潮「ですね、その運動をどうするかなんです」

あかり「じゃあ、プールで泳いだらどうかな」

朝潮「プールですか?」

あかり「泳ぐのって結構体力使うんだよぉ。朝潮ちゃん達はいつも歩いてるからわからないかもしれないけど」

朝潮「いえいつもというほど浮かんでもないんですけどね。プール、せっかくですし使ってみるのもいいかもしれません。でも水着が」

あかり「水着ならちゃんと用意してあるよぉ」

朝潮「えっ?」

あかり「ね、妖精さん」

妖精(猫吊るし)「ええもちろん」

朝潮「うわっ、どこから出てきたんですか!?」

妖精(猫吊るし)「コスチュームチェンジの話題があればいつでもどこでも私はそこにいます。パジャマのときはいませんが」

あかり「確かにパジャマのときは来たことないよね」

妖精(猫吊るし)「寝間着は一番落ちつける服でなければなりませんからね。そこは自主性を尊重します」

朝潮「自主性なんですかそれは」

朝潮「私の身体の大きさがわかっているのですか?」

妖精(猫吊るし)「降霊装置に勧請するときに測りましたので。上から」

朝潮「言わなくていいです!」

妖精(猫吊るし)「はずかしがらなくても提督とそんなに変わりませんよ」

あかり「あかりのはいつ測られたのかなぁ」

妖精(猫吊るし)「はい、これが朝潮さんの水着です」

朝潮「ありがとうござ……これ、布地が小さすぎませんか?」

妖精(猫吊るし)「マイクロビキニというんです」

朝潮「さすがにこれははずかしいですよ」

妖精(猫吊るし)「なにを言ってるんですか! 極限まで装甲を削った機動力重視の水着ですよ! 駆逐艦にぴったりじゃないですか!」

朝潮「いや別に戦いに出るわけではないんですけど」

あかり「普通の水着はないの?」

妖精(猫吊るし)「私にとっての普通はこれなんです」

朝潮「プールで訓練するとき用の水着があると聞きましたが」

妖精(猫吊るし)「もう訓練の必要もなくなったので破棄しました~これしか残ってません~」

朝潮「明らかに嘘ですよね!?」

あかり「というかそれしか残ってないならあかりもそれ着なきゃいけないってことになるんじゃ」

妖精(猫吊るし)「いやならいいんですよ~別に裸でも危険なことなにもありませんから」

朝潮「は、裸なんてもっとだめじゃないですか!」

妖精(猫吊るし)「なら着衣水泳でもしますか? それはそれで乙なものですが」

朝潮「なんなんですかこの妖精!」

あかり「ごめんね、こういう子なの」

朝潮「べ、別にプールでなければ運動できないわけではありませんし。外でも走ってくればそれでいいんですよ」

妖精(猫吊るし)「くっ、強情な人だ。わかりましたよ、スクール水着みたいなのがいいんですね」

朝潮「あるなら最初から出してください」

妖精(猫吊るし)「ちゃんと大事なところは隠せるって計算して作ったのに」

朝潮「それでもですね……ん? 隠せるって計算して作った? それはつまり」

あかり「水着も貰ったしさっそくプールに行こう朝潮ちゃん!」

朝潮「えっ、あっちょっと~!」

妖精(猫吊るし)「ちなみにその水着は水溶性……あれ? ふむ、ここでもう一悶着起こしてから普通の水着を出そうと思ってたんですけど」

妖精(猫吊るし)「結果オーライですね!」

今回はここまでです
次は小ネタです

最近は新規艦の中の駆逐艦率が高くなってきてますけど
そろそろ連合側の艦も出てくるんですかね

開始します
アイドル活動を本格化させる那珂ちゃんから

那珂「ふんふんふ~ん」

あかり「那珂ちゃんなんだかご機嫌だね」

那珂「わかる?」

神通「朝からずっと鼻歌歌ってスキップしてればわかるよ」

川内「那珂なら普段からやってそうでもあるけど」

あかり「なにかいいことあったのぉ?」

那珂「気になる? 聞きたい? 聞きたいよね! しょうがないなぁ、教えてあげるよ!」

川内「誰も聞きたいなんて言ってないのに」

神通「まあここは聞いてあげましょう姉さん」

那珂「じ、つ、は~この前のライブの映像を芸能関係の人が見てたみたいで~」

あかり「あっ、もしかして本当にアイドルにならないかって誘われたの?」

那珂「そ、そうだけど、もぉ~! 那珂ちゃんが言うところだったのに!」

あかり「ごめんね」

川内「いや那珂がさっさと言わないからでしょ。そこまで言われれば私でも察しがつくよ」

那珂「察しても黙ってるのが優しさってもんでしょ!」

神通「はいはい、落ちついて那珂」

あかり「ほんとうにアイドルになれるなんてすごいよぉ」

那珂「やっぱり見る人は見てるものなんだね!」

川内「ほんとうに大丈夫な人なの? そうやって声かけてなんかいかがわしいことするようなところじゃないよね?」

那珂「違うよ! 有名なグループをいくつもプロデュースしてる人だったよ!」

神通「そういう人でも裏で何をやってるのかわからないよ?」

那珂「もしなんかいかがわしいことされそうになっても、那珂ちゃんがただの人間に負けるわけないでしょ!」

川内「そりゃまあそうなんだけどね」

神通「どうしても心配になってきちゃうわ」

那珂「やだぁ、那珂ちゃん愛されすぎて困っちゃう!」

川内「いらっと来たから一回痛い目見た方がいいかもしれない気がしてきた」

神通「そうですね。芸能界の現実に打ちのめされた方が甘ったれた根性も治るかもしれません」

あかり「二人とも素直に祝福してあげましょうよぉ!」

那珂「先ずは近所の小さな劇場のローカルアイドルからスタートだけど、すぐにスターダムにのし上がってみせるね!」

あかり「那珂ちゃんならできるよぉ」

那珂「うん! ファンクラブの会員番号1番は提督にあげるね! 年会費無料とかの特典もつけるよ!」

神通「ファンクラブって有料なの?」

那珂「オフィシャルのは大体有料だよ」

川内「那珂に金払ってまでファンになってくれる奴なんているのかしら」

那珂「いるもん! ライブに来た人みんなだもん!」

あかり「そうですよぉ、那珂ちゃんの歌とっても上手なんですから」

神通「3桁中盤くらいまで艦載機の妖精で埋まりそうな気がする」

川内「あぁ、そういえばあの子達がいたっけ。よかったね那珂、最初からかなりのファンがいるよ」

那珂「それはうれしいけど妖精達だけじゃなくて、普通の人のファンもいっぱいいるんだからね!?」

あかり「いつライブやるのぉ?」

那珂「明日だよ」

神通「また急ね。練習とかしなくていいの?」

那珂「これから行くの!」

川内「そう、まあここから成功を祈ってるよ」

神通「がんばってね那珂」

あかり「見に行かないんですか?」

川内「あんまりうるさいとこ好きじゃないし」

神通「私も、もう十分見てますから」

あかり「妹の晴れ舞台なんですから一回だけでも見に行きましょうよぉ」

那珂「ふ、ふん、いいもん! 提督さえ見ててくれば那珂ちゃんそれで満足だし!」

あかり「……」

次の日

あかり「そろそろ那珂ちゃんのライブの時間だよぉ」

名取「楽しみですね提督」

舞風「バックダンサーとして呼ばれなかったので、客席で踊って応援します!」

山雲「それは~迷惑だと~思うな~」

あかり「那珂ちゃんメイツのみんなも見に行くんですね」

名取「はい、那珂ちゃんの晴れ舞台ですから。でもその呼び方はやめてもらえるとうれしいです」

舞風「サイリウムというやつもいっぱい買って来たんですよ! はい、提督にも分けてあげます!」

あかり「ありがとう、でも持ちすぎじゃない?」

山雲「あんまりいっぱい持つのは~マナー違反なんだよ~」

舞風「そうなんですか?」

名取「はい。昨今ではサイリウム自体を禁止にする方向に流れてきているぐらいですし」

山雲「光る物だと~ステージの演出の妨げに~なることもあるの~」

名取「あと踊るなんて持っての他ですよ。そういうのは迷惑系とか厄介系とか言われて、鼻つまみにされるんです。最悪退場させられます」

山雲「あくまで観客は観客で~主役はステージに出てる人だから~目立つような行為は控えるべき~」

舞風「確かに、客席でなにやら動き回っていてはステージに集中出来ませんからね」

あかり「楽しい場だけどはしゃぎすぎないように節度を守らなきゃね」

名取「そういうことです。マナーを理解したところで向かいましょうか」

あかり「はい!」

名取「神通さんや川内さんは来られないんですか?」

あかり「昨日来ないって言ってましたけど」

神通「姉さん、しゃんとしてください」

川内「あ~、やっぱりまだ眠いよ」

舞風「神通さんと川内さんです」

山雲「どこかへ~おでかけするみたい~」

神通「あっ、姉さんがもたもたしているから提督に見つかったじゃないですか」

川内「どうせ会場でバレるんだしいいじゃん」

名取「やっぱりライブ行くんですね」

神通「心配、ですから」

あかり「素直にそう言ってあげればよかったのに」

川内「そうすると調子乗るからね。ただでさえスカウトされたって調子に乗ってるところなんだし、あんまり慢心させちゃだめだからさ」

舞風「なんだかんだで大切に想われているんですね」

山雲「仲良し姉妹~だね~ね~?」

あかり「一緒に行きましょう!」

神通「いいですが、私達は後ろの方でバレないように見ますので」

川内「ちゃんと隠れられるくらい人が来てればいいけど」

名取「あのときのライブは盛況だったので、それなりに来るとは思いますが」

神通「一番人気は山雲さんだったような」

山雲「今日は~お客さん~」

川内「山雲はバラエティーとか行けそうにないしアイドルは無理かな」

名取「そういうのに出ない人もいますからね」

舞風「話は向かいながらにしましょう。間にあわなくなってしまいます」

あかり「もうこんな時間! 急がなきゃ!」

山雲「急ご~」

名取「全く急ごうとしてる感がありませんね」

あかり「なんとか間に合ったよぉ」

山雲「はぁ~もう疲れた~」

舞風「本番はこれからですよ山雲さん」

神通「この人数なら後ろにいればバレなさそうですね」

川内「うん。じゃあ、私達は後ろの方にいるから」

名取「わかりました。私達は前の方に行きましょう。まだスペースはあるみたいですので」

あかり「本当にたくさんの人が見に来てくれてるんだね」

山雲「ライブ~がんばってよかった~」

あかり「そういえば加賀さんはどうしたんですか? こういうの興味なさそうではありますけど」

名取「加賀さんも誘おうとしたんですけど、今日は朝からどこかへおでかけしていて」

あかり「タイミングが悪いですね。一緒にライブした仲なのに」

舞風「提督の言うとおり興味なさそうなので、いても来なかったかもしれませんが」

名取「どうなんでしょうね。あっ、はじまるみたいですよ」

加賀「……」

あかり「えっ? あれ加賀さん!?」

名取「どうして加賀さんがステージに?」

山雲「は~い、今日の出演者一覧~さっきそこで配ってた~」

あかり「えっと、那珂ちゃんと加賀さんにゴーヤちゃんに足柄さん!?」

舞風「那珂さんだけじゃないんですか?」

名取「どうやらそうみたいですね」

あかり「朝からいなかったのってここで練習してたからだったんだ」

舞風「これは私達がそうだったように、那珂さんが出るまでに会場を温めておくいわゆる前座の役割を担当しているということでしょうか」

山雲「たぶん~那珂ちゃんの持ち歌少ないから~会場を借りる時間の都合とか~そういうのもありそう~」

あかり(加賀さん歌好きなの人に知られたくなかったはずなのに、那珂ちゃんのために人前に出るなんて優しいよぉ)

加賀「……歌います」

名取「ちょっと陰気さが過ぎるような」

舞風「でも曲調はすごく明るいですよ」

あかり「あかりに聞かせてくれた曲じゃないよぉ。他にも歌えるんだ加賀さん」

加賀「見渡せば一面、白金の世界に、一歩だけ踏み出して――」

加賀「――なんで? どして? ディスコティック」

キャーキャーワーワーズイズイ

あかり「……加賀さんあんな曲歌えるんだ」

名取「い、いつもと印象が全然違って、まるで別人のようでした」

舞風「あんなに優しい声も出せたんですね加賀さん」

山雲「加賀さんも~歌上手だね~ね~?」

加賀「……ありがとうございました」

名取「落差が激しい!」

神通「まさか加賀さんが出てくるとは思いませんでした」

川内「うん、しかもめちゃくちゃ上手いし」

山雲「こっちに来たんですか~?」

神通「那珂が出ないなら前にいてもいいですからね」

あかり「次はゴーヤちゃんですよぉ」

川内「ゴーヤもライブのとき上手かったもんね。ビスマルクと一緒だったけど」

舞風「あのときのビスマルクさんまるで別人のような声をしていましたよね」

名取「来ましたよ! 今回は歌いながら出てくるみたいです」

伊58「今、あなたの声が聴こえる、ここにおいでと――」

伊58「おぼえていますか、目と目が合ったときを。おぼえていますか、手と手が触れ合ったとき――」

あかり「ゴーヤちゃんも前歌ってたのと別の曲だよぉ」

名取「今回はバラードですね、場を盛り上げるのにはちょっと落ちつきすぎな気がしますが、とてもいい曲です」

舞風「なんというか、聞き惚れてしまいすね」

山雲「戦場で流れてたら~戦意喪失しそう~」

川内「いや戦場では流れないでしょ」

神通「でもこれだけいい曲ならば深海棲艦もきっとそう思いそうです」

あかり「ですね。もう深海棲艦はいませんけど、聞かせてあげたかったですよぉ」

伊58「どうも、ありがとうございました、でちっ!」

ワーワーヤックデカルチャーゴゾンジナイノデスカ!

あかり「わぁ、歓声と拍手がすごいよぉ」

名取「曲調はともかく盛り上がらせることは出来たみたいですね」

川内「次は足柄か、歌えるの?」

あかり「足柄さんの歌はあかりも聞いたことありませんよぉ」

神通「なら楽しみですね」

山雲「出てきた~」

舞風「わぁ~衣装がとっても可愛い~」

足柄「歌なんて私、全然なのに。絶対踏み台にする気で呼んだでしょ那珂。約束はちゃんと守ってもらうんだから」

名取「なにかぶつぶつ言ってますね」

足柄「えっ? あっ、マイク入ってた!? うぅ、もう、う、歌うわよ! 聞きなさい!」

あかり「どんな曲かな~足柄さんだったらカッコいい曲かなぁ」

足柄「こころぴょんぴょん待ち? 考えるふりしてもうちょっと、近づいちゃえ――」

あかり「……」

足柄「――ふわふわどきどき内緒だって、いたずら笑顔でぴょん、ぴょん」

アァ~~ココロガピョンピョンスルンジャァ~~リゼシェンパイ!

川内「ふっ、くくっ……」

神通「姉さん、失礼ですよ笑うなんて」

あかり「そうですよぉ、足柄さんだって女の子なんですからこういう歌も歌いますよぉ」

名取「よく通る声でしたね足柄さん」

舞風「心が弾むようないい歌でした」

山雲「ぴょんぴょん~」

足柄「う、あ、ありがとうございました~!」

名取「逃げるように去っていきましたね」

あかり「可愛かったのに、はずかしがらなくていいと思いますけど」

那珂「みんな~お待たせ~!」

舞風「ようやく主役の出番ですね」

神通「姉さん、那珂が出てきましたよ」

川内「ふっ、じゃあ私達は後ろに下がるから」

那珂「那珂ちゃんのこと待ち遠しかったよね~? うんうん、その気持ちはすっごくわかる! けど、他のみんなの歌もよかったでしょ?」

那珂「みんな那珂ちゃんの大切な友達で、仲間なんだよ! 他にもまだたくさんの仲間達がいるから、これからもどんどん紹介してくよ! よろしくね~!」

あかり「他のみんなにも出てもらうつもりなんですね」」

名取「足柄さんはもう二度と出てくれなさそうですからね」

那珂「でも那珂ちゃんの応援を忘れるのはだめなんだからね~! それじゃいっくよ~!」

あかり「那珂ちゃん、他のみんなもお疲れ様だよぉ」

那珂「提督! どう、今日のライブよかった?」

あかり「うん、とっても楽しかったよぉ」

那珂「だよね~! 大成功だよね!」

名取「それは加賀さん達のおかげでもあるんだよ那珂ちゃん」

舞風「加賀さんも素敵でしたよ」

加賀「……別に忘れてくれた構わない」

山雲「ゴーヤちゃんも~綺麗だった~」

伊58「ゴーヤとしては水着で歌えなかったのが残念だったけど」

名取「それはいかがわしい雰囲気が出てきますから」

あかり「足柄さんは?」

那珂「あそこに閉じこもっちゃってる」

足柄「うぅ、死にたい……」

あかり「足柄さん落ち込まないでください! 歌も衣装もすっごく可愛かったですよぉ!」

足柄「その可愛いっていうのがはずかしいのよ!」

加賀「私もかなりはずかしかったのですが、那珂さんとの約束がありましたので」

伊58「そうでちね」

名取「約束?」

足柄「ライブに出てくれたら提督のこと一日好きにしていいって」

あかり「あかりそんなこと一言も聞いてないんだけど!?」

那珂「応援して手伝ってくれるって前に言ったよね?」

あかり「い、言ったけど」

加賀「では行きましょうか」ガシッ

伊58「ゴーヤが先でち!」グイッ

足柄「ちょっと待ちなさいよ! 私が一番はずかしかったんだから一番は私よ!」バンッ

あかり「わっ、ちょっとぉ、待って……」

山雲「ずるい~! 那珂ちゃん~今度のライブは~山雲も呼んで~!」

舞風「提督のことはともかく、私も踊りたいので呼んでください!」

那珂「いいよ~こうやってタイプの違う子を何人か前座に配置することで、色んなタイプの客層を引きこみつつ場を盛り上げられるって寸法だよ」

那珂「那珂ちゃん冴えてる! スターへの道まっしぐらだよ!」

名取「……」

那珂「どうしたの名取ちゃん?」

名取「ううん、なんでもない」

名取(那珂ちゃん前のライブのときのこと反省してないみたいだね)

しばらく後

那珂「……」

川内「よかったじゃん、結構有名になってるよ那珂」

神通「ついてくるアイドルって話題だよ」

那珂「他のみんなのおまけでついてくるアイドルってことでしょ!?」

川内「祭りのライブでも山雲に人気取られてたの忘れたの?」

神通「人のこと踏み台にしようとするからこうなるのよ」

那珂「こうなったらみんなでユニットを組むしか……」

川内「組んだらよりおまけ感が強くなるんじゃないかな」

神通「いらない子扱いされる可能性が」

那珂「うわぁ~ん! 足柄さんのやつなら那珂ちゃんも歌えるもん~!」

川内(まあ、ああしてくれたおかげで他の子が目的だって言ってライブに行けるようになったんだけどね)

神通(それだけはよかったところかもしれません)

あかり「じゃ、じゃあもう那珂ちゃん一人でがんばっていくってことにして――」

大和「あかり~」

あかり「ひええ~! あかりの身体がもたないよぉ~!」

那珂「どんなに苦しい状況でも、那珂ちゃん絶対に諦めない! 必ずトップアイドルになってみせるんだからぁ!」

今回はここまでです
次は連装砲ちゃんと長10cm砲ちゃんと艤装ちゃんの馴れ合いの小ネタから

艦これの音楽関連は歌もBGMも個人的にはクオリティ高いと思ってるので好きですね

開始します

島風「オスカー、いる?」

連装砲ちゃん「きゅ~?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「いや長10cm砲ちゃんは呼ばれてないよ」

戦艦棲姫の艤装「ギギ」

戦艦棲姫「お前もだ」

島風「おうっ! 長10cm砲ちゃんと艤装ちゃんがいる! オスカーは?」

秋月「脱走したみたいです」

島風「また脱走しちゃったの? しょうがないなぁ」

戦艦棲姫「そんなに脱走するのか?」

連装砲ちゃん「きゅう」コクリ

島風「まあ本当に危ないところには行かないから心配ないけどね。。たぶん提督に遊んでもらいに行ったんだと思う」

秋月「頭がいい子なんですね」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~」

連装砲ちゃん「きゅ~」

島風「連装砲ちゃん達はもう仲良しだね」

秋月「お友達が出来てよかったです」

戦艦棲姫「お前もあれくらいコンパクトなら可愛げがあるのに」

戦艦棲姫の艤装「ギ~」

連装砲ちゃん(小)「きゅ~」ピョンピョン

長10cm砲ちゃん(左)「きゅっ。きゅ~?」ダキッ

連装砲ちゃん(小)「きゅ~!」

秋月「一番ちっちゃい子を頭に乗せましたね」

島風「あの子は高いとこ好きだからね」

戦艦棲姫「どうやって抱いてるんだろう? 手にくっついてる?」

連装砲ちゃん(小)「きゅ~!」ガシガシ

島風「あっ、こらだめだよ連装砲ちゃん。長10cm砲ちゃんの砲塔は外れやすいんだから」

秋月「いや外せるだけで別に外れやすいわけではないんですけど」

連装砲ちゃん(中)「きゅっ!」フヨフヨ

長10cm砲ちゃん(右)「きゅう~!」ガシッ

戦艦棲姫「合体した」

秋月「上に乗っただけですよ」

連装砲ちゃん(中)「きゅっきゅきゅ~!」ガシャガシャ

長10cm砲ちゃん(右)「きゅ~!」ダッ

連装砲ちゃん(小)「きゅきゅ~!」ガシャガシャ

長10cm砲ちゃん(左)「きゅっきゅ~!」バッ

島風「ロボットごっこやってるみたい。あんまり激しくしちゃだめだよ」

連装砲ちゃん(中)「きゅ~きゅ~!」

連装砲ちゃん(大)「きゅ~……」

戦艦棲姫「一人あぶれてしまった」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」ヒョイ

連装砲ちゃん(大)「きゅ~!」

島風「ああっ、連装砲ちゃんが攫われた!」

連装砲ちゃん(大)「きゅ~! きゅきゅ~!」ピョンピョン

秋月「ふふっ、はしゃいでますね」

戦艦棲姫の艤装「ギギ……」

連装砲ちゃん(大)「きゅ~きゅ?」クイクイ

戦艦棲姫「どうした?」

島風「操縦するレバーがないって言ってるみたいだよ」

秋月「砲塔はレバーじゃないんですけどね。はい、替えの砲塔をどうぞ」

連装砲ちゃん(大)「きゅきゅ~!」ドスッ

戦艦棲姫の艤装「ギギッ!」

戦艦棲姫「痛いって」

島風「連装砲ちゃんもっと優しくしなさい!」

連装砲ちゃん(大)「きゅ~……」ナデナデ

戦艦棲姫の艤装「ギギギ」フルフル

秋月「見た目とは裏腹にデリケートですね」

連装砲ちゃん(大)「きゅっきゅっきゅ」ガシガシ

戦艦棲姫の艤装「ギ~」グイッ

長10cm砲ちゃん(左)「きゅ~!」

連装砲ちゃん(小)「きゅきゅ~!」

島風「左舷の長10cm砲ちゃんがやられた!」

戦艦棲姫「弾幕薄いよ、なにやってんの」

秋月「いやそもそも撃ってすらないんですけど」

連装砲ちゃん(中)「きゅぅ~!」

島風「どうしてあんなことを! あれには妹が乗ってたんだぞ!?」

連装砲ちゃん(大)「きゅっ」

戦艦棲姫「ふっ、肉親への情などとうの昔に捨て去ったわ」

秋月「設定重くありませんか? というか姉妹だったんですか連装砲ちゃん」

連装砲ちゃん(中)「きゅきゅ~!」ガシガシ

長10cm砲ちゃん(右)「きゅう~!」ダッ

島風「くそぅ、妹の仇~!」

連装砲ちゃん(大)「きゅきゅっ!」

戦艦棲姫「ぬるいわ!」

戦艦棲姫の艤装「ギッ」ブンッ

連装砲ちゃん(中)「きゅ~!」

長10cm砲ちゃん(右)「きゅきゅ~!」

島風「ぐわぁぁ~!」

連装砲ちゃん(大)「きゅっきゅ」

戦艦棲姫「邪魔者は全て片付けた。これで毎食3人分の弾薬が食べられる」

秋月「姉妹間で争うにしては理由がしょうもなさすぎる!」

連装砲ちゃん(中)「きゅっ……」

島風「まだ、私は負けてない……」

連装砲ちゃん(大)「きゅきゅきゅ」

戦艦棲姫「ほう、まだ息があったか」

連装砲ちゃん(小)「きゅっ、きゅ」

島風「……秋月ちゃん早く」

秋月「えっ、私が当てるんですか!? ええっと、私もまだ死んではいないわ」

連装砲ちゃん(大)「きゅぅ」

戦艦棲姫「死に損ないが一人増えたところで、どうすることもできん」

連装砲ちゃん(中)「きゅう!」

島風「そんなことはない! 私と妹と、二人の機体を合わせれば」

連装砲ちゃん(小)「きゅっ!」

秋月「あなたにだって勝てる!」

連装砲ちゃん(中)「きゅう!」

島風「行くぞ! 長連装合体!」

長10cm砲ちゃん『きゅ~!』ガシャンガシャン

連装砲ちゃん(小)「きゅ~!」

秋月「グレートジュッセンガー!」

戦艦棲姫(ただくっついただけだ)

連装砲ちゃん(大)「きゅっ!?」

戦艦棲姫「ば、バカな、合体しただと!?」

連装砲ちゃん(中)「きゅ!」

島風「見たか姉さん! これがあんたが捨てた姉妹の絆の力だ!」

連装砲ちゃん(大)「きゅ……!」

戦艦棲姫「絆、だと? ふざけるな! そんなものが何になる! そんなものを信じたせいで、私は!」

連装砲ちゃん(小)「きゅぅ~」

秋月「姉さん、どうしてもわかりあえないのね」

連装砲ちゃん(中)「きゅう!」

島風「ならばここで憎しみの連鎖を断ち切る!」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅきゅ~ん!」

連装砲ちゃん(中)「きゅう~!」

島風「長! 十! 剣!」

戦艦棲姫「字面があんまり強くなさそう」

長10cm砲ちゃん「きゅぅぅ~!」ダッ

連装砲ちゃん(大)「きゅう!」

戦艦棲姫「いかん、避けらん!」

戦艦棲姫の艤装「ギッ」ポイッ

連装砲ちゃん(大)「きゅうっ!?」

戦艦棲姫「アビスセンカー、なにをする!?」

秋月「こっちのロボットと似た感じの名前なんですね」

島風「でももうグレート合体しちゃってるんだよね」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」ニコッ

連装砲ちゃん(大)「きゅっ……」

戦艦棲姫「お、お前は……」

連装砲ちゃん(中)「きゅう~!」

島風「長、十、ざぁん!」

戦艦棲姫の艤装「ギギ~!」

連装砲ちゃん(大)「きゅ~!」

戦艦棲姫「アビスセンカァァァー!」

秋月「うわっ、結構声量あるんですね」

戦艦棲姫「ボイストレーニングで普通に喋れるようになったから」

島風「もしかして前も二人でこんなことして遊んでたりして」

戦艦棲姫「……暇って怖いんだぞ」

秋月「してたんですね……」

連装砲ちゃん「きゅ~!」プンプン

島風「ごめんってば勝手に台詞付けたりして。でもどう見ても私達に合わせてたよね?」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~!」ピョンピョン

秋月「えっ? 自分は完全にロボ役で台詞付けてもらえなかったから今度はパイロットやりたい?」

戦艦棲姫「楽しんでたのか」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ」

秋月「それに一回目の合体にはグレートを付けなくていい? そ、そうなんだ」

戦艦棲姫の艤装「ギギギ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」ナデナデ

島風「一応砲塔で叩いてたもんね。痛くなかった?」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」コクリ

戦艦棲姫「さすがに真正面から砲塔で叩かれたくらいでどうにかなるほどやわじゃない」

連装砲ちゃん「きゅ~……」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~……」

戦艦棲姫の艤装「ギ、ギィ」

戦艦棲姫「あまり動くな。連装砲ちゃん達が起きる」

秋月「遊び疲れて眠っちゃいましたね」

島風「眠るのはっや~い!」

戦艦棲姫「まだ子供なの?」

秋月「ごっこ遊びするくらいには」

島風「だったら私達も子供になっちゃうけどね」

戦艦棲姫「たまには童心に帰るのもいいこと」

秋月「童心に帰ったというか悪ふざけでしたけどね」

戦艦棲姫の艤装「ギ~」ナデナデ

島風「もう少しみんなのこと寄りかからせてあげてね」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」コクリ

秋月「戦艦棲姫さんの艤装ちゃんは大人っぽいですね」

戦艦棲姫「そうでもない。こいつもまだまだ子供」

島風「これで子供なら大人になったら元の船と同じくらいになりそうだね」

戦艦棲姫の艤装「ギィ」

オスカー「にゃあ~」

あかり「待ってぇオスカー!」

島風「あっ、提督だ」

秋月「ほんとうに司令のところに行ってたんですねオスカー」

オスカー「にゃ~お」

あかり「なんだ、お部屋に戻ろうとしてただけなんだね。だったらそう言ってよぉ」

戦艦棲姫「言ってもわからないと思う」

あかり「連装砲ちゃん達並んで寝てるの? 可愛いなぁ」

島風「だからちょっと静かにしてあげて」

あかり「そうだね、起こしたら可哀想だもん」

オスカー「にゃん」サッサッ

戦艦棲姫の艤装「ギギ、ギ?」

秋月「オスカーまで頭に上ってしまいましたよ」

戦艦棲姫「猫も高いところ好きだから」

オスカー「ふにゃあ~お」

あかり「オスカーも走り回って疲れてたみたいだね」

島風「ますます動けなくなっちゃったね艤装ちゃん」

戦艦棲姫の艤装「ギ~」

戦艦棲姫「別に構わないって言ってる」

秋月「あなたみたいな優しい子が一緒で本当によかった。これからも長10cm砲ちゃんと仲良くしてあげてね」

島風「連装砲ちゃんともね」

戦艦棲姫の艤装「ギィ!」

連装砲ちゃん「きゅ……」

長10cm砲ちゃん「きゅう~……」

戦艦棲姫の艤装「ギ~」シー

あかり「うん、シー、だね」

あかり(アニマル、かどうかはおいといて。見てて癒されるような子達が増えてよかったよぉ)

今回はここまでです
次は好感度100の艦娘のケッコン談義から

離島棲鬼の艤装も独立してそうと言えばしてそうですけどここではしてないことにします
潮のあれも連装砲ちゃんと呼んでいいんでしょうかね

開始します

三日月「結局誰もケッコンしないまま戦いを終えてしまったわけですけど」

白雪「そもそも私は練度が達してませんし」

大和「大和は達してるんですけどね」

加賀「私もですが、まだ指輪はもらえませんでした」

熊野「あめがある以上、練度の問題はないにも等しいことですわ」

蒼龍「ただ練度の問題はないですけど、練度の必要性もなくなったんですよね」

千代田「そうよね、もう練度上げる必要ないからあめもくれないんじゃ」

金剛「ノー! それじゃいつまでたってもアカリとケッコンできませんヨー!」

古鷹「くださいと言えばくれると思いますけどね」

神通「はい。それにこの前も朝潮さんに秘書艦のごほうびとしてあげてたみたいです」

叢雲「まあ練度が上がるのは気持ちいいみたいだから、ごほうびにはなるわよね」

文月「そうなの~?」

加賀「あの気持ちよさをごほうびというといやらしい想像を禁じえませんね」

大和「か、加賀さん!」

千代田「まんたんじゃなくてもあれだったもんね」

叢雲「本当にそういうのなにも入ってないのよね?」

白雪「と先生はおっしゃっていますけど」

三日月「ケッコン、したいと思いますか?」

金剛「ここにいる艦娘で思ってないのはいませんヨー」

叢雲「いるわよここに一人!」

白雪「練度の必要性もそうですけど、ケッコンの必要性もなくなりましたよね」

叢雲「聞きなさいよ!」

熊野「必要性など、そんなの愛を証明するという最も重要なものが残っていますわ!」

神通「愛の証明……」

古鷹「確かに愛されているってわかりやすく感じられますけど、でも逆にそれがないと信じられないって言ってるみたいにも聞こえますよね」

大和「だから強くケッコンケッコンって迫れないんですよ」

三日月「目に見える形としてあるのは安心しますよやはり」

加賀「それを求めることは当然のことです。信じられる、信じられない以前の問題です」

文月「難しい話はよくわからないけど~あたしは司令官が指輪くれたらうれしいよ~」

千代田「そうそう。みんな深く考えすぎなのよ。愛の証明云々よりも、純粋に提督さんとケッコンできたらうれしいでしょ?」

金剛「ハイ! 特別な関係になれたって感じがしマス!」

古鷹「そうですね。こういうことは深く考えず心のままにいくべきなのかもしれません」

大和「これが愛のままにわがままにというやつなんですね」

叢雲「いや絶対違う」

加賀「熊野さんはいいですね。アンクレットなんてもらって」

熊野「ふふん、そう、わたくしはすでにこの愛の証をあかりからもらっているんですの」

三日月「そちらの足につけていると誰かの物だという証になるんでしたか」

金剛「どうせあかりは意味も知らないであげたに決まってマース! 指輪とは意味合いが全然違いますヨー」

蒼龍「私は指輪より首輪の方が……」

古鷹「えっ?」

文月「叢雲もそうだよね~服交換してるもんね~」

叢雲「いや、交換じゃなくて買ってもらったから前のをあいつにあげただけよ」

神通「提督の通っていた学校の制服にそっくりなんでしたっけ。それはなんだか繋がりがあるようで羨ましいような」

叢雲「べ、別に繋がりとかないわよ。それを言うなら大和なんか下着選んでもらってるし!」

大和「そ、それは大和の前のあれがあまりにもあれだっただけで……」

三日月「下着選んでもらったというのは、響さんより前に来ていた駆逐艦全員なんですけどね」

文月「そういえばそうだった~」

加賀「思ったよりも仲が深いんですね。これは私もうかうかしていられません」

千代田「千歳お姉の手も借りてどうにかしないといけないわ!」

古鷹「そういうの聞いているとますますほしくなりますね指輪」

金剛「貰ったその日は一日中眺めてニヤニヤしていられる自信がありマス!」

三日月「さっきの信じられないという話ではありませんが、形あるものとしてそこにあるならもっと強く感じられますからね」

千代田「そうよ、千代田もなにか形あるものがほしいわ!」

白雪「寝間着は司令官が買って来たものですけど」

神通「それぞれのために選んだわけではありませんから。どんなのがいいか意見は聞いていたみたいですが」

加賀「それぞれのために選んだわけじゃないという点で見れば、熊野さんのアンクレットは熊野さん用に買って来たわけじゃないので同じですね」

熊野「ぐっ、ですがあかりがわたくしにくださったのは事実ですわ!」

大和「大和のは、選んでもらったし大和のための物よね」

文月「あたしも選んでもらったよ~」

叢雲「ふんっ、まあ私も選んで貰ったって言ってもいいかもしれないけど」

三日月「そういえば、形ある物を司令官にあげているのって叢雲さんだけなんでしょうか?」

文月「あ~」

加賀「貰うことばかり考えて提督にあげることをすっかり失念していました」

古鷹「これは、反省しないといけませんね。求めるばかりで与えることを忘れているなんて」

金剛「一方通行なラブは嫌だと言った口で……ソーリーアカリー!」

大和「大和は料理を作ってあげているけど、それは形に残らないものね」

千代田「なにかしてあげているだけマシですよ。千代田なんて本当になにも……」

白雪「私達、まだ愛し合うという意識が足りていないのかもしれません」

蒼龍「これではケッコン出来ないのは当然です」

熊野「わたくしとしたことが、なんたる迂闊!」

叢雲「いや、私もほしいって言われたからあげただけで、自分からあげたわけじゃないし!」

文月「ほしいって言われたんだ~」

大和「大和は言われたことないのに」

白雪「司令官、叢雲さんに対しては攻めの姿勢になること多いですよね。他の人には大体受け身なのに」

叢雲「は、はぁ? 私がいつあいつから攻められたって言うのよ!」

神通「服をほしいって言われたんですよね?」

叢雲「それは単に背格好が同じくらいだし、たまたまあいつと服を入れ替えるというか、私の服をあいつが着る機会があっただけで!」

蒼龍「こうなったら叢雲さんに負けないように私達もなにか提督に送りましょう!」

熊野「それがいいですわ! これ以上叢雲さんに遅れを取ってなるものですか!」

三日月「しかし、なにをお送りすればよろしいのでしょうか?」

古鷹「叢雲さんと同じように服、は三日月さんならともかく私には無理ですか……」

金剛「なにか私達が普段見につけているもので、あかりにあげられるものは……」

千代田「……」

加賀「千代田さん、なぜ目線を下に持って行くんですか?」

千代田「な、なんでもないです! はい!」

大和「ち、千代田さんそれはさすがにあかりも困ると思います!」

熊野「しかし、こちらは酒保から仕入れているわけですし、お返しという意味合いも兼ねてありといえばありな気がしなくもありませんわ」

蒼龍「酒保から仕入れ、えっ?」

古鷹「私の服はさほど珍しいものでもないですし、いや、けど、どうせなら付けたままを見られた方が……」

三日月「ただの服をあげるよりはそっちの方が深い仲な気も」

白雪「も、もし、本当にあげたら司令官どうするのかなぁ」

叢雲「ば、バカじゃないのあんた達!? 本気でするんじゃないわよ!?やめなさいよ、絶対に!」

文月(あたしは~妖精にお願いして~司令官に着てもらいたい服作ってもらお~)

あかり「妖精さん」

妖精(猫吊るし)「なんでしょう?」

あかり「執務室は衣装部屋じゃないよぉ」

妖精(猫吊るし)「知ってます」

あかり「ならこの服の山は何なの?」

妖精(猫吊るし)「提督へのプレゼントです」

あかり「プレゼントってなんでいきなり?」

妖精(猫吊るし)「それは知りません」

あかり「普段着られそうな服もあるのはいいんだけど、いつもの妖精さんの趣味みたいな服もいっぱいあるよぉ」

妖精(猫吊るし)「残念ながら今回は私の趣味ではないのです」

あかり「そうなの? じゃあこの幼稚園の子とかが着てるような服は誰の趣味なの?」

妖精(猫吊るし)「本人の名誉を尊重するために内緒にしておきます」

あかり「懐かしいから着てもいいけど、さすがに人には見せられないよぉ」

妖精(猫吊るし)「着てもいいんですね。普段からこれだけ幼いんですしわざわざコスプレさせる意味ないのでは」

あかり「う~ん誰かはわからないけど、ありがとうって伝えておいてね」

妖精(猫吊るし)「ありがとうでいいんですか?」

あかり「あかりにプレゼントしてくれたんだよね? なら、どんなものでもありがとうだよぉ」

妖精(猫吊るし)「なら、これもですね」

あかり「えっ? し、下着?」

妖精(猫吊るし)「最近よくなくなってると聞いたので買って来てくれたそうです」

妖精(猫吊るし)(正確には買って来てくれた人もいる、ですが。まあその人達もその人達であれなの選んでましたが)

あかり「大きさとか、デザインとかちょっとあかりには早すぎる気がするのも何個かあるけど、これもありがとうって伝えて」

妖精(猫吊るし)「はい、わかりました。お伝えしときます」

あかり「あかりのサイズがわからなかったのかな? この大きいのどうしよう?」

妖精(猫吊るし)「大きいですし被りやすいと思いますよ」

あかり「そっかぁ、って被らないよ!」

叢雲「なにパンツ持ってぐだぐだ言ってんのよ?」

あかり「あっ、叢雲ちゃん」

叢雲「さっさと片付けなさいよ。そんなのいつまでも出しておくものじゃないでしょ」

あかり「うん、そうだね」

叢雲「……」モジモジ

あかり「叢雲ちゃんどうしたの?」

叢雲「風通しよくて落ちつかな……なんでもないわよ!」

あかり「具合悪かったら言ってね?」

叢雲「ええ、あっ。その白いの」

あかり「なぁに?」

叢雲「い、いや……変なにおいとかしないかって。ほ、ほら、他のににおいとか付いたらあれだし!」

あかり「ん~、しないよぉ? 叢雲ちゃん?」クンクン

叢雲「~~~っ!」

妖精(猫吊るし)(最近のみなさんはよくぼ……もとい心のままに行動することが多くなって、大変喜ばしいですね!)

今回はここまでです
次は本編の続きから

最初のケッコンは戦艦ではじめてきてくれてずっと第一旗艦にしてた比叡でした
金剛一筋だったのはうれしかったような悲しかったような

開始します

あかり「体力が有り余ってるってどんな感じなのぉ?」

朝潮「どんな感じと言われましてもよくわかりません。ただ、なにかじっとしていると落ちつかないような気がするんです」

あかり「身体を動かしたくてたまらないって感じなんだね」

朝潮「なにもしないのがもどかしく感じます」

あかり「ならいっぱい泳ごうね」

朝潮「無駄な運動に使うのはもったいない気がしますけど」

あかり「無駄じゃないよぉ。運動するのはいいことだよ?」

朝潮「それはわかっています。ですが、私は運動してもなにも生まれませんよ。もう練度も最大ですし」

あかり「なにも生まれなくてもあかりは楽しいと思うよぉ。朝潮ちゃんと一緒に遊ぶんだもん」

朝潮「遊び、そう、なにも生まないならこれは遊びなんですね」

あかり「うん。一緒にたくさん遊ぼうね」

朝潮「はい、司令官」

朝潮「どこもおかしいところはありませんよね?」

あかり「どこもおかしくないよぉ。ゴーヤちゃんとかが着てるのと同じ、普通の水着だよぉ」

朝潮「あの言動からすると見た目はそうでもなにか仕込んでいる可能性がありますので」

あかり「その可能性は否定できないよぉ」

朝潮「しかし、見た目上不備は見当たりませんし、このまま行きましょう」

あかり「なにかあったときはあったときだよぉ」

朝潮「誰もいないのなら、なにかあってもいいんですけど」

あかり「どうしてぇ?」

朝潮「い、いえ、他の方になにかはずかしいところを見られませんから」

あかり「あかりにはいいの?」

朝潮「もちろん司令官にだってよくありません! なにかあるなら見られる人は少ない方がいいということです!」

あかり「あはは、そうだよねぇ。はずかしいところ見られたいわけないもんね」

朝潮(そう、司令官にだって見られたいわけではない。ない、はずです)

朝潮「プールの前にシャワーを浴びるのは衛生目的なんですか?」

あかり「どうなんだろう。あかりも意識したことなかったけど、そうなのかなぁ」

朝潮「大人数が共用する場所ですからね。だからお風呂なんかも先に身体を洗ってから湯船に入るんでしょうし」

あかり「みんなで使うところだから綺麗に使わないといけないんだね」

朝潮「ええ、それがマナーです」

あかり「ならもっとちゃんと身体を洗った方がいいかもしれないよぉ。石鹸とか使って」

朝潮「それはそれで石鹸の泡が残るとプールにも残ってしまいますから」

あかり「あっ、そうだね。なら手で洗うだけにしておこう」

朝潮「手で洗ってもあまり意味はありませんよ。しかも水着の上からですし」

あかり「ちょっとは汚れが落ちやすくなるよぉ。ほら、朝潮ちゃんも洗ってあげるよぉ!」

朝潮「し、司令官! そんな、くすぐったいですからぁ!」

あかり「よぉし、これでもう十分身体は洗えたね! 泳ごう!」

朝潮「は、はい」

朝潮(あれ? 司令官いつの間に髪を解いたんだろう? それに、解いた分の髪が増えていないような)

あかり「どうかした朝潮ちゃん?」

朝潮「な、なんでもないです!」

あかり「そう? じゃあ先ずはあそこの一番おっきいプールに行こう!」

朝潮「訓練施設なのに装いからプールの種類まで明らかに遊戯用のプールですね」

あかり「ここに関しては訓練用と遊ぶ用に作ろうってあかりが言ったからね」

朝潮「そうだったんですか。確かに休暇でもあまり遠出はできませんし、こういうところがあると士気の向上にも繋がるのかもしれませんね。やりすぎですけど」

あかり「訓練にもちゃんと使ったからいいんだよぉ」

朝潮「言い訳は立ちますけど……」

朝潮(ん? 司令官の水着、さっきはあんなに食い込んでましたっけ? おしりはそこまで見えてなかったと思いますけど)

朝潮(というか、私の水着も縮んだような気がするのは何故でしょうか? 水を吸ったから、なんでしょうか? 着たことがないからわかりません)

あかり「朝潮ちゃんは水に顔浸けるの大丈夫?」

朝潮「えっと、大丈夫ですが、なぜですか?」

あかり「筑摩さんが苦手だったからね」

朝潮「筑摩さんが……あぁ、私達にとって水に沈むということは、死を意味しているのと同義だからですね。潜水艦の方は違うんでしょうけど」

あかり「今はそんなことないけど、やっぱり苦手な人もいるから」

朝潮「そう意識すると、少しだけ」

あかり「怖くなっちゃった?」

朝潮「ヘ、平気です。こういうのには慣れなくてはなりませんから!」

あかり「無理して怖いことしなくていいんだよぉ? 潜らなくても遊ぶことはできるんだから」

朝潮「いいえ。苦手なことはできるだけ克服していきたいですから!」

あかり「がんばり屋さんだね朝潮ちゃん」

朝潮「では、いきます!」

あかり「そこはまだ浅いから溺れたりしないよぉ。安心してね」

朝潮「はい! い、いきます!」

あかり「うん」

朝潮「……い、今、いきますから」

あかり「朝潮ちゃんのタイミングでいいんだよぉ」

朝潮「ほ、ほんとにいきますよ! ふっ! くっ!」

あかり「……朝潮ちゃん」

朝潮「くぅっ! うぅ、なんでこれくらいのことが! 砲弾に撃たれる方がよっぽど恐ろしいはずなのに!」

あかり「なにが怖いのかは人によって違うよぉ」

朝潮「そうは言いますけど……」

あかり「じゃあ、こうしよう」ギュッ

朝潮「あっ」

あかり「あかりが手を握っててあげるよぉ。そしたら怖くないよね?」

朝潮「私は、溺れるのが怖いわけではありませんよ」

あかり「沈んじゃうのが怖いんだよね? なら、あかりがちゃんと引き揚げてあげるよぉ。心配しないで潜っていいよぉ」

朝潮「私の体持ちあげられますか?」

あかり「朝潮ちゃんくらいならあかりだって持てるよぉ! ほら」グイッ

朝潮「し、司令官!」

あかり「ちょ、ちょっと重たいけどね。あれ? こんなに水着キツかったっけ?」

朝潮「わ、わかりませんけど水を吸ってこうなったのでは? それよりも、は、早く降ろしてください!」

あかり「水吸ってこんなになるのかなぁ? まあいいや。よいしょ」

朝潮「司令官は突拍子もないことをする人なんですね?」

あかり「持てるかって聞かれたから持ちあげたのは突拍子もあると思うよぉ」

朝潮「突拍子もありません! ですが、ありがとうございます。気が楽になりました」

あかり「ならよかったよぉ」

朝潮「ちゃんと握っていてくださいね? 離したらいやですよ?」

あかり「大丈夫だよぉ、絶対離さないから」

朝潮「で、では、いきます!」

あかり「がんばって!」

朝潮「……っ!」ザブッ

朝潮(ここが水の中。やはり、上に立つのと潜るのでは全然違う)

朝潮(妙な感覚です。ふわふわしてるような、それでいて重たいような)

朝潮(でも、怖くない。司令官の手の感触はちゃんと伝わってるから)

朝潮(水の中の景色は、どんなふうなんでしょうか。目を開けてみましょうか)

朝潮(これが、水の中の景色。少し、暗いですね)

朝潮(遠くに光が差し込んでいるのが綺麗ですけど、目の前に司令官がいるからほとんど司令官のお腹と胸しか見えませんね)

朝潮(水の中の暗さでもわかる、綺麗な白とも……も!?)

朝潮「ぶはっ!? はぁはぁ……」

あかり「どうしたの朝潮ちゃん? 息吐いちゃったみたいだけど、水飲んだりしたの?」

朝潮「ち、違います……はぁっ」ザブッ

あかり「ん?」

朝潮(や、やっぱり、なんで? 司令官の水着が破けてる! というか、溶けてる!?)

朝潮(もしかして私も……ああっ! 私もだ!)

朝潮「はぁっ! ふぅ、はぁ……」

あかり「もう潜るのは大丈夫になったんだねよかったぁ」

朝潮「も、潜るのは、大丈夫ですが……」

あかり「大丈夫ですが?」

朝潮「な、なんでもないです」

あかり「じゃあ、今度はあかりとどっちが長く潜ってられるか勝負だよぉ!」

朝潮「それはだめです!」

あかり「ええ~? 負けても罰ゲームとかはないよぉ?」

朝潮「勝ち負けではなく、その、いきなりなので、今日は潜るのはこれくらいにしようかと」

あかり「それもそうだね。出来るようになったからって急に何回もは無理だよね。ごめんね」

朝潮「い、いえお気になさらず」

あかり「泳ぐのはできる?」

朝潮「な、なんとか」

あかり「ならあかりとあそこまで競争だよぉ」

朝潮「い、いいですよ、はい」

あかり「ん~、さっきから肩まで水に浸かってるけど、体勢きつくない?」

朝潮「顔は浸けられなくても身体だけでも慣れていようかと思いまして!」

あかり「やっぱりがんばり屋さんだね朝潮ちゃん」

朝潮「あ、あははは、ありがとうございます」

朝潮(あの妖精、あとでとっちめてやる!)

あかり「朝潮ちゃんその体制のまま泳げるんだ」

朝潮「古式泳法ですよ」

あかり「でも遅いよね? あかりの方がだいぶ早く着いちゃったけど」

朝潮「身体を浸けることに慣れるためですから」

朝潮(って、なんで私自分のを隠すことに必死になって、こんなところまで! 早くプールから上がるべきだったのに!)

あかり「それもいいけど今は勝負だよぉ! 次はあっちまで戻るからね!」

朝潮「の、望むところです!」

あかり「じゃあよ~いどん!」

朝潮(足ではじく水しぶきで隠れてますが、おしりが……)

朝潮(もう完全に溶けてる。司令官気付かないんでしょうか?)

あかり「朝潮ちゃん何やってるの~! 早くこっちだよぉ!」

朝潮「は、はい! すぐ追い抜きますよ!」

あかり「そこからじゃ追い抜くのは無理だよぉ!」

朝潮(でしょうね。そもそも勝負になんて集中できませんよ)

朝潮(司令官と裸で遊んでるなんて。いつバレるのか気が気でなくて)

朝潮(水の中なのに身体の芯が熱いです。高揚……じゃなくて、羞恥、だよ、うん)

あかり「はぁ、疲れたぁ」

朝潮「私も、疲れました」

朝潮(主に心労で)

あかり「ならもう体力有りまってないよね? そろそろ上がろうよぉ」

朝潮「そ、そうですね」

朝潮(そう、結局最後はこうして上がるんだから、バレるんですよね。ど、どうしよう?)

朝潮(いや、私だって被害者なんだからどうするとか、関係ないですよね! 気付かなかったふりをすればいいだけです!)

あかり「はぁ、いっぱい泳いで楽しかったね」

朝潮「そ、そうですね」

あかり「これからもたまに泳ぎに来ようね。今日はおっきいところだけだったけど、他にもいっぱい色んなプールがあるから」

朝潮「そ、そうですね」

あかり「朝潮ちゃん? うぅ、寒い、今日はやけに冷える、ん? あれ? ええっ!? な、なんで!? 水着がなくなってる!?」

朝潮(さすがに自分の身体を抱けばわかりますよね)

あかり「どどど、どういうことなの!? あかり、脱いだ覚えはないよぉ! な、流されちゃったの!?」

朝潮「落ちついてください司令官」

あかり「落ちつけないよぉ! というか、み、見ないで朝潮ちゃん!」

朝潮「ここをお風呂場だと思えば何でもないことですよ」

あかり「ここはお風呂場じゃなくてプールだよぉ! 裸じゃなくて水着でいるところなの!」

朝潮(場にそぐわない露出をしているから、女同士でもはずかしいんですね。私もなんではずかしいのかわかりました)

あかり「うぅ、誰かに見られたらどうしよう?」

朝潮「その前にここを出ましょう。最悪脱衣所ならば誰かに会っても着替え中だからで済ませられますから」

あかり「そ、そうだね! 急ごう!」

朝潮「急ぎましょう」

あかり「……朝潮ちゃん、やけに落ちついてるけど」

朝潮「な、なんですか?」

朝潮(き、気付いてたことに気付かれた!?)

あかり「もしかして、朝潮ちゃんは気にしない子なのかな? 女の子同士なら」

朝潮「あっ、そっ、それは、その」

あかり「やっぱり、女の子同士なら気にせずにいる方が普通なのかなぁ?」

朝潮「そ、そんなこと、ないですよ! 女同士でもはずかしいものははずかしいです! お風呂でだってまじまじと見られればはずかしいでしょうし」

あかり「うん、そうだよね。やっぱりはずかしいよね、女の子同士でも」

朝潮「そ、そうですよ……」

朝潮(はずかしいことを私司令官に黙ってずっと……)

朝潮(……いけないよね、ちゃんと気付いてたって言って謝らなきゃ)

朝潮(でも今はここを出ることが先決です! そしてあの妖精に報いを受けさせてからです!)

朝潮(先延ばしにしてるとかじゃ、ありませんから!)

今回はここまでです

このプールのイメージは昔家族で行ってたところなんですけど最近はプール自体行かなくなって久しいですね

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖   大鯨
山城   名取☆   北方棲姫
○蒼龍  間宮    霧島 
○加賀☆山雲    足柄

若葉   ○叢雲   ○白雪
ビス子  扶桑    Bep 
筑摩    ○大和   長門
千歳☆  ○熊野   ○古鷹
○金剛  鳳翔    谷風  
球磨   酒匂    天龍  
○神通  那珂☆   武蔵
雲龍    ○文月   ○三日月☆
伊168   浦風    伊58
卯月    愛宕    川内
陽炎    瑞鳳    朝潮☆ 
吹雪    島風    大鳳
舞風    浜風    明石 
夕立   ○千代田 瑞鶴

秋月☆  離島棲鬼 戦艦棲姫         

秋月「プールのお誘いだったんですか?」

あかり「ううん。練度が上がって体力が有り余ってるから、なにか運動したかったんだって」

秋月「練度が上がって?」

あかり「ふしぎなあめだよぉ」

秋月「あぁ、聞いたことがありますね。あめを食べたら練度が上がるとか」

あかり「ふしぎだよねぇ」

秋月「ふしぎです。それ以上に少し怖いです」

あかり「実際副作用で練度が一気に上がるから苦しくなるみたいだよぉ」

秋月「楽には上がらないんですね」

あかり「でもなんというかそこまで苦しいって感じじゃないみたいだよぉ」

秋月「そうなんですか?」

あかり「うん、苦しいというか、ね」

秋月「はい?」

あかり「ううん、なんでもないよぉ。それよりも、まだ夕ご飯までちょっと時間残ってるけどなにしようかな」

↓1

1 艦娘との交流(>>18の秋月、朝潮以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「またちょっとお外に出てくるよぉ」

秋月「よく外出なされるんですね」

あかり「あかりお散歩するのが好きなんだよぉ」

秋月「そんなお年寄りみたいな趣味が」

あかり「お年寄りじゃなくてもお散歩は楽しいよぉ」

秋月「そうですけど、年頃の女の子の趣味としてはどうなんでしょうか」

あかり「別にお散歩だけが趣味じゃないもん」

秋月「では他にはなにが?」

あかり「ええっと、公園でハトさんにえさをあげるの」

秋月「やっぱりお年寄りじゃないですか」

あかり「あかりお年寄りじゃないよぉ! おばあちゃんは可愛いと思うけど!」

秋月「おばあちゃんが可愛いって」

秋月(司令の感性がよくわからない)

あかり「もぉ、秋月ちゃんは失礼だよぉ」

秋月「すいませんつい。それで、今回はお一人で出られるんですか?」

あかり「ん~」

↓1 >>221から秋月、朝潮以外の3人までorあかり一人

あかり「もう遅いし一人で行くよぉ」

秋月「あまり遠くまで行かないようにしてくださいね」

あかり「うん、夕ご飯までには帰ってくるよぉ」

秋月「いってらっしゃいませ」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~」

あかり「行ってきます、秋月ちゃん、長10cm砲ちゃん!」

あかり「確かにあんまり遠くに行けないからこの周りくらいになっちゃうけど、どうしようかなぁ」

↓1 コンマ

0~15 何も起きない
16~45 他の鎮守府のキャラと出会う
46~75 コンビニに夜食を買いに行く吹雪と出会う
76~98 一人で黄昏ている雲龍を見かける
ぞろ目 イタリアっぽい元気な女の子と出会う

あかり「そろそろ秋かぁ。季節が巡るのが異常に早い気がするのはなんでかなぁ」

あかり「気にしちゃだめだよね」

あかり「もう海には入れないかなぁ。う~ん」

あかり「ん? あれは、もしかして――」

↓1 会った人

1 京子
2 結衣
3 ちなつ
4 綾乃
5 千歳
6 櫻子
7 向日葵
8 りせ

千歳「せっかくやから海で遊べばよかったやんな」

霞「はぁ? 海は遊び場じゃなくて戦場よ! なにバカ言ってんの」

あかり「池田先輩と霞ちゃんだよぉ。こんにちは、と言うかこんばんはって言うか迷っちゃう時間ですね」

千歳「せやったらこんばんにちはっていえばええと思うよ」

霞「意味わかんないわよ!」

あかり「おはようも混ぜたらいつでも使えますね!」

千歳「便利でええな。なんか聞いたことあるような気もするけど」

霞「横着するんじゃないわよ」

千歳「せやったら霞はこの時間帯なんてあいさつするん?」

霞「そんなの決まってるでしょ! こん、に、ばん、は」

あかり「こんにばんは?」

千歳「霞はそっち派なんやね」

霞「そっち派とかそんなのないわよ! からかわないでよこのクズ司令官!」

あかり「霞ちゃんは相変わらずだね」

千歳「女の子なんやからもうちょっとやわらかい喋り方せんとあかんよ」

霞「知らないわよ、霞の勝手でしょ!」

あかり「池田先輩はどうしてここにいるんですか?」

千歳「ん~? うちの鎮守府の近くの街より、こっちの街の方が大きいから色んなとこあっておもろいんよ」

あかり「本当になんでもありますもんね」

霞「遊びに付き合わされる霞の身にもなってみなさいよ」

千歳「せやけど霞、暇そうやったから」

霞「どこに目を付けてんのよ。霞はあんたと違って暇じゃないの」

あかり「でも着いてきてるんだよね? 用事は大丈夫なの?」

霞「そ、それは、別に急ぎの用事でもないから」

千歳「それは暇なんと同じとちゃう?」

霞「ち、違うわよ! やることあるんだから霞には! さっさと帰って続きをしたいの!」

あかり「なんのぉ?」

霞「う、な、なんだっていいでしょ!」

千歳「せやなぁ、もうすぐ夜やしそろそろお家に帰らなあかん時間や」

霞「あっ」

あかり「せっかくですからあかりのところで食べていきません?」

千歳「ええん? 大和さんの料理ほんまおいしくて恋しゅうてたまらんねん」

あかり「じゃあ、連絡を」

霞「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! 今から二人も増えたら大和に迷惑でしょ!」

あかり「そんなことないと思うよぉ。あかりのところは人数が多いから、いっぱい用意してるんだよぉ」

霞「ば、バカね、それで大量の廃棄を毎日出すような大和じゃないでしょ。ちゃんと計算して量を作ってるに決まってるわ」

あかり「そう言われればそうかも」

千歳「それやったらいきなりお邪魔するのは迷惑になるんやね。しゃあない、今日のところは涙を飲んで遠慮しとくわ」

あかり「そうですかぁ、残念ですけどまたいつでも食べに来ていいですからね」

千歳「うん、また行くからそんときはごちそう用意して待っててな」

霞「ほら、さっさと行くわよ」

千歳「ああ、急かさんといて霞。ほなな、赤座さん。元気で」

あかり「池田先輩と霞ちゃんも身体に気をつけてくださいね」

千歳「せやけど夕ご飯どないしようか。鎮守府に帰る?」

霞「ちょっと遅くなるじゃない。霞に我慢しろって言うの?」

千歳「じゃあみんなには悪いけどどっかええもんでも食いに行こか」

霞「ふ、ふんっ、ここまで着いて来てあげたんだから当然よ!」

千歳「なんや霞は外食したかったからうちについてきたん?」

霞「そ、そんな子供じみた理由で着いてくるわけないでしょ!」

千歳「せやなぁ、霞がそんな理由で着いてくるわけないやんね」

霞「外食、でもなんでも、あんたと一緒が……」

千歳「なんか言うた?」

霞「な、なにも言ってないわよ! ほら、さっさと案内しなさい!」

千歳「案内言うてもうちかてそんないい店知らんで?」

霞「だったら探すのよ! 納得できる店が見つかるまで、ずっと付き合ってもらうんだから!」

千歳「はいはい、今日はとことん付き合うたるよ霞」

あかり「霞ちゃんを見ていると誰かを思い出すんだよね」

秋月「誰かとは?」

あかり「いや、よくわからないんだけど誰かに似てる気がするんだよぉ」

秋月「朝潮さんですか? 同型艦ですし」

あかり「朝潮ちゃんと会う前からだから違うと思うよぉ」

秋月「ではどなたなんでしょうか?」

あかり「誰なんだろう。雰囲気とかそういうのがあかりのよく知ってる人にそっくりなんだけど、名前が出て来ないよぉ」

秋月「雰囲気ですか。私はまだ霞さんとも会ってませんし、ここの方達ともあまり交流できていませんのでなんとも言えませんね」

あかり「別に悪い意味で似てるわけじゃないからいいんだけどね」

秋月「聞く限りではかなり苛烈な方なようですが」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

あかり「口では厳しくしてるけど本当池田先輩のこと大事に思ってるのが見てて伝わってくるの。本気で心配してるんだなって」

秋月「愛情の裏返しなんですね」

あかり「うん。それがわかってるから池田先輩も怒らないんだと思うよぉ」

秋月「その方も赤座司令や船見司令のように、艦娘との間によき絆を結んでいるんですね」

あかり「他のみんなもだよぉ」

秋月「なんだか、うれしいです」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

あかり「秋月ちゃんともいい絆を結べるようにがんばるねあかり」

秋月「私もがんばります。司令とだけでなく、他のみなさんとも仲良くなれるように」

あかり「がんばろうね。がんばるためにも今日のごほうびをあげるよぉ」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

秋月「ごほうび……」

あかり「なにがほしい?」

秋月「ゲ、ゲーム」

あかり「それは今すぐ用意できないからまた今度ね」

秋月「あぅ、じゃあ、その、なにかおいしい物、とか」

あかり「おいしいもの?」

秋月「私小食なので、ご飯食べたばかりであまり入りませんけど、デザートというものを食べるんですよね?」

あかり「毎回じゃないけどね。デザートかぁ、お菓子はデザートでいいんだよね」

秋月「お菓子くらいなら、入るかもしれません」

あかり「ならお菓子をあげるよぉ。どれにしようかなぁ?」

↓1

1 クッキー(残数2)
2 最高級チョコ(残数2)
3 王族御用達のケーキ(残数2)

あかり「あのケーキにしよう」

秋月「け、ケーキなんて高級なもの、私の働きに見合いませんよ!」

あかり「ケーキはそんなに高級じゃない、けど、これに関して言えば高級なんだよね」

秋月「こんぺいとうくらいで十分です!」

あかり「ケーキはあるけどこんぺいとうはないから、ケーキだね」

秋月「ええ、どんな理屈ですかそれは」

あかり「妖精さん。妖精さん?」

妖精(猫吊るし)「は、はい、ただいま」

あかり「どうしたの? なんかボロボロだけど」

妖精(猫吊るし)「魚雷発射管と主砲のどっちから飛ばされたいか選べって朝潮さんが」

あかり「それは自業自得だね」

妖精(猫釣るし)「ふふ、でもいいんです、しっかりと映像は残ってますので」

あかり「えっ?」

妖精(猫吊るし)「いえなにも言ってませんよ。はい、ケーキお待ちどうさま」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「き、綺麗、お部屋に飾っててもいいくらいですよ」

あかり「それは傷んじゃうからだめだけどね」

秋月「ううっ、フォークを入れるのがもったいなさ過ぎます」

あかり「みんなそう言うんだよねぇ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~!」バタバタ

秋月「わわっ、いらないなら食べたいって、だめだよ。私が司令から貰ったんだから」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

あかり「長10cm砲ちゃんにもちゃんと用意してるからね」

秋月「そんな、いいんですよ司令」

あかり「長10cm砲ちゃんだってがんばったもんね。結衣ちゃんに勝ったんだもん」

長10cm砲ちゃん「きゅう!」

あかり「はい、こっちに来てね」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~」フワフワ

秋月「すいません司令」

あかり「ううん、この子達だって大切な仲間だもん。ねぇ?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月(仲間、ちゃんとこの子達を艦娘と同列に扱ってくれるんですね)

あかり「はい、あ~ん」

長10cm砲ちゃん(左)「きゅ~、ん。きゅきゅ~!」バタバタ

あかり「とってもおいしいでしょ?」

長10cm砲ちゃん(右)「きゅうきゅう~!」ピョンピョン

あかり「はい、あなたにもあ~んだよぉ」

長10cm砲ちゃん(右)「きゅ~ん。きゅう~!」

あかり「えへへ、ちゃんと味がわかるみたいで安心したよぉ」

長10cm砲ちゃん(左)「きゅう~!」

長10cm砲ちゃん(右)「きゅっきゅ~!」

あかり「こらこら、喧嘩はなしだよぉ」

秋月「……」

あかり「秋月ちゃん全然食べてないね」

秋月「あっ、た、食べますよはい!」

あかり「びっくりするくらいおいしいからね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ペチペチ

あかり「あぁ、はい、どうぞ」

秋月「……」

あかり「もしかして秋月ちゃんも食べさせてもらいたいの?」

秋月「そ、そんなことはないですよ!」

あかり「でもさっきからずっとこっちを見てるよぉ」

秋月「そ、それは、その、あれで……」

あかり「仲間外れはいけないもんね。いいよぉ、秋月ちゃんもこっち来て」

秋月「い、いえ、私は」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」ジー

秋月「で、では、そちらへ」

あかり「フォーク貸してね。はい、口開けて~」

秋月「あ、あ~ん」

あかり「どう?」

秋月「んっ!? な、なんですかこれ!? すっごく、おいしい! 言葉にできないくらい!」

あかり「でしょう? びっくりするよねぇ」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ」クイクイ

あかり「はい、長10cm砲ちゃん」

秋月「し、司令! 私にも早く! あ~ん!」

あかり「秋月ちゃんは自分で食べていいんだよぉ?」

秋月「あっ……」

あかり「でもあ~んってしてるから、してあげるね」

秋月「んっ! ん~!」

あかり「ふふっ、ゲーム以外にも好きになれそうなもの見つかってよかったね」

秋月「げ、ゲームとは、また違いますよ。食べながらでも、できますし」

あかり「あははは、なら今度一緒にお菓子食べながらゲームしようね秋月ちゃん」

秋月「今日は私の短い艦娘生の中で一番有意義だった日かもしれません」

あかり「そこまで言うの?」

秋月「そこまでです。すばらしい出会いに恵まれました」

あかり「まあ、それはなによりだよぉ」

秋月「ありがとうございました司令」

あかり「ううん、こっちこそ秘書艦ありがとうね秋月ちゃん。長10cm砲ちゃん」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~」

秋月「それでは本日はこれで終了ということですか?」

あかり「明日の秘書艦に連絡して終わりだよぉ」

秋月「一日交代なんですね。明日はどなたに頼むんですか?」

↓1 明日の秘書艦(>>221の☆のついてない艦娘)

あかり「大和さんにお願いするよぉ」

秋月「大和さんですね、わかりました」

あかり「おやすみなさい、秋月ちゃん、長10cm砲ちゃんも」

秋月「おやすみなさいませ司令」

長10cm砲ちゃん「きゅぁ~」

あかり「もうおねむみたいだね」

秋月「こら、最後まで気を抜いちゃだめでしょ。すいません司令」

あかり「いいの、今日は遠出したりしたから疲れたんだよね。ゆっくり休んでね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「失礼します。もう、少しは躾けた方がいいのかな」

あかり「秋月ちゃん、まだ知らないことがたくさんあるからああやってゲームに感動してたんだよね」

あかり「これからもっと色んなことを一緒に知っていこうね」

あかり「さてと、どうしようかなぁ?」

↓1

1 寝る
2 誰かの部屋へ行く(>>221の秋月、朝潮以外)
3 執務
4 散歩
5 バー

今回はここまでです
次は雲龍の部屋へ行くところからはじめます

一人で外出の際のぞろ目はランダムで新しい艦娘と出会うことにします
気分によっては既存の艦娘の好感度大上昇の場合もあるかもしれません

開始します

あかり「雲龍さん、まだ起きてますか?」

雲龍「起きてるけど、どうかした?」

あかり「いえ、ちょっとお話したいなって思いまして」

雲龍「いいよ、入って」

あかり「お邪魔します。あっ、雲龍さんって寝るときは」

↓1

1 普通のパジャマ
2 ベビードール
3 ネグリジェ
4 浴衣
5 ガウン
6 着ぐるみパジャマ
7 着ない派
8 普段の服
9 ジャージ
10 その他自由に

あかり「ジャージなんですね」

雲龍「安いって聞いたから」

あかり「いえ、安くはないと思いますけど」

雲龍「なら脱ぐ」

あかり「わぁ~! もう買っちゃったんですから使わない方がもったいないですよぉ!」

雲龍「それもそうだね」

あかり「安いとか高いとか気にしなくていいのに」

雲龍「あんまり高い服を着ると蕁麻疹が出る」

あかり「そ、そこまでですか?」

雲龍「着たことないからわからないけど」

あかり「雲龍さんの高いの基準がよくわかりませんけど、いつもの服はあれで買おうとしたら高いと思うんですよね」

雲龍「これとどっちが高い?」

あかり「そっちの方が安いと思いますよぉ」

雲龍「なら普段からこれでいる」

あかり「服装的にはそっちの方が健全な気もしますけど」

雲龍「けどやっぱり布面積が多くて落ちつかない。多少の高さは我慢するわ」

あかり「ま、まあ、服くらい好きなのを着ていいと思いますよぉ。着てるならですけど」

あかり「空を見てたんですか?」

雲龍「うん」

あかり「今日の空は綺麗ですか?」

雲龍「少し雲が出ているわ」

あかり「曇り空なんですね」

雲龍「曇り空というほど厚くない。霞みたいな、向こうに夜空が透けて見えるくらいの雲よ」

あかり「霞、今日霞ちゃんと会ったからかなぁ」

雲龍「それは関係ないと思う」

あかり「えへへ、ですよね。雲がかかった空も綺麗ですよね」

雲龍「提督にも分かるの?」

あかり「はい。薄い雲が動いてるのがちゃんとわかって、すごいなぁって思います」

雲龍「子供なのに、いい感性をしてるね」

あかり「そんなに老けた趣味してますかあかり?」

雲龍「老けたというか、大人っぽいところもあるんだなって気がしただけ」

あかり「大人っぽいですか! えへへ、大人っぽいんだぁ」

雲龍(大人っぽいっていう表現自体が子供に対するものだってことは黙っておこう)

あかり「あかりもよく色んな物に隠れちゃいますから、共感してるんでしょうか」

雲龍「雲に隠れる月に共感できるのは提督くらいなものだよ」

あかり「そんなことないですよぉ」

雲龍「綺麗だとは思っても共感はしないと思うよ普通は」

あかり「えぇ~する人はいると思いますよぉ」

雲龍「少なくとも私はしない。ただ、綺麗だって思うだけだから」

あかり「あっ……」

雲龍「……」

あかり(雲に隠れてた月が出てきたのかな? 雲龍さんに光が当たっててすごく綺麗)

雲龍「どうかした?」

あかり「あっ、その、お月さまの光を浴びてる雲龍さんが綺麗だったから」

雲龍「こんな格好なのに?」

あかり「ジャージでもですよぉ。というか、それがあんまり綺麗じゃないのはわかってるんですね」

雲龍「別に美的感覚がおかしいわけじゃないから。そういうの気にしないだけで」

あかり「気にした方がいいですよぉ。せっかくそんなに綺麗なんですから」

雲龍「綺麗にしたって見せる相手がいないわ」

あかり「あかりが見ますよぉ」

雲龍「それは私を口説こうとしてるの?」

あかり「ち、違いますよぉ! で、でも、人でも物でも綺麗なものを見たいって思うのは普通じゃないですか?」

雲龍「そうかもね。なら、あのときのチャイナドレスに着替えようか?」

あかり「い、いえ、あれは今の状況に合ってないと思いますよぉ」

雲龍「そう、難しいね」

あかり「ファッションでお金を貰ってる人もいますから」

雲龍「なら、ジャージと裸ならどっちが今の状況に合ってるの?」

あかり「えっ?」

雲龍「ジャージよりも脱いだ方が綺麗な感じが増すような気がする」

あかり「あ、あかりもそう思うことには思いますけど……」

雲龍「なら」シジ゙ー

あかり「わ、わぁ~!」

雲龍「どうして目隠しするの? 綺麗なものを見たいんじゃなかったの?」

あかり「そ、そういうのとは違うんです!」

雲龍「そう、提督は女同士でも気にする子なんだね」

あかり「雲龍さんは気にしない人ですよね」

雲龍「気にしてたらあんな服着てられないよ」

あかり「ごもっともですよぉ」

雲龍「もう風が冷たくなって来てることだし、やめることにするわ」

あかり「はぁ、よかった、って! お腹まで全部開いてるじゃないですか!」

雲龍「寝苦しいからいつもこうしてるんだけど、変?」

あかり「変、ではないですけど」

雲龍「私もう寝るけど、提督はどうする?」

あかり「ええっと、い、一緒に寝ていいですか?」

雲龍「別にいいよ」

あかり「あかりが一緒でも締めないんですね」

雲龍「気にしないから人だから」

あかり(またいつだったかの蒼龍さんのときみたいに、はみ出るのが気になって眠れなさそうだよぉ)

あかり「ということがあったんですよぉ」

大和「くっ、雲龍さん少しは周りのことも気にしてくださいよ」

あかり「女の子だけだからって気をつけないとだめですよね?」

大和「大和には羞恥心が勝ってそんなことできないのに!」

あかり「大和さん?」

大和「このままではまずいわ! 大和も攻めて行かないとあのとき熊野さんが言ってたようなことが現実に……」

あかり「大和さんってば!」

大和「う、うん、なに? あかり?」

あかり「いえ、なんだかぶつぶつ言いだしちゃったので呼んだだけですけど」

大和「ご、ごめんね、ちょっと考えることがあって」

大和(せっかく秘書艦になれたんだから、今日中に一歩前進くらいはしておきたいわね!)

大和(せめて半歩、いや、3分の1くらい。またアイス食べさせ合いっこするくらいで……ってそれじゃ現状維持どころか下がってないかしら?)

大和「うぅ~ん」

あかり「大和さんなにか悩みがあるのかなぁ? また考えこんじゃったよぉ」

あかり「今は考える時間をあげよう。あかりは今日の遠征をどうするか考えよう」

↓1 遠征組を

1 出す
2 出さない

あかり「今日も出さないでいいかなぁ。みんながんばってくれたんだし、休暇は長めにとらないとね」

大和「大和だったらその状況になったら吸わせる……い、いや、なめさせ……う、ううん、触らせる……」

あかり「大和さん」

大和「あっ、ま、また自分の世界に入っちゃってた?」

あかり「入っちゃってましたよぉ」

大和「ごめんなさい、あかりのこと無視するなんて」

あかり「よくわからないですけど、悩み事ならあかりが相談に乗りますよぉ」

大和「な、悩み事なんていうほど大したことじゃないから」

あかり「そうですかぁ? でもあんまり一人で抱え込まないでくださいね?」

あかり「大和さんにはこれまでいっぱい苦労かけましたから、これからはそれ以上に楽させてあげたいですから」

大和「あかり……」

あかり「なんて、秘書艦やってもらってるのと矛盾してますよね」

大和「そんなことないよ。大和にとってあかりと一緒にいられる時間が一番の癒しだから。あかりのためにする苦労は苦労じゃないの」

あかり「そ、そこまで言われると照れますよぉ」

大和(だから今日はたくさん一緒にいられるとうれしいんだけど)

大和「そろそろ今日の予定を決めないとね」

大和(あかりのことだからすぐに執務室からいなくなっちゃいそうだなぁ)

↓1

1 艦娘との交流(>>221)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「もう少し日が高くなるまで大和さんとお話してます」

大和「はい、いってらっしゃい。えっ?」

あかり「どこにも行きませんよぉ」

大和「どこか行かないの?」

あかり「大和さんが行きたいなら一緒に行きますけど」

大和「新しく入った子とかと仲良くなりに行かなくていいの?」

あかり「それも大事ですけど今は大和さんのことの方が大事です」

大和「大和の方が大事?」

あかり「順位付けみたいにするのはいけないんですけど、それでもやっぱり大和さんのことが大事です」

あかり「ずっとあかりのこと支えてくれてきた、大好きな人ですから!」

大和「あ、あかりぃ! 大和もあかりのこと大好きだよ~!」ダキッ

あかり「ふふっ、ありがとうございます大和さん。大和さんがそんなふうに言ってくれるの珍しいですね」

大和「そ、そうかな?」

あかり「そうですよぉ。あかりのこと大切に想ってくれてるのわかりますけど、言葉にしてもらえるともっとうれしいです」

大和「わ、わかった、これからは意識するわね」

あかり「別に意識して言うことじゃないですよぉ。大和さんが言いたいときに言えばいいんです」

あかり「むしろ意識するのはあかりの方ですよぉ。大和さんが大好きって言いたくなるようにすることを」

大和(そ、そんな、今でもこんなに大好きなのに、意識されたらどうなっちゃうの!?)

あかり「そこを意識して、なにしましょうか?」

↓1

1 いちゃつく
2 料理の話
3 何を悩んでたいたのか聞く
4 その他自由に

今回はここまでです
次は大和が何を悩んでいたのか聞くところからはじめます

これで那珂と大鳳に雲龍が追加されてジャージキャラのきょうい的な戦闘力が急上昇しましたね

開始します
コンマ次第ではちょっと内容が過激になるかもしれません

あかり「さっきはなにを悩んでいたんですか?」

大和「な、なにをって?」

あかり「吸うとか触るとかなんとか言ってましたけど」

大和「え、ええっと」

あかり「大したことじゃなくてもあんまり悩むようならあかりに相談してくださいよぉ」

大和「いや、あかりに相談するとあれがあれで」

あかり「あかりじゃ解決してあげられませんか?」

大和「そんなことないわ! むしろあかりにしか解決できないことよ!」

あかり「それなら解決しますよぉ」

大和「解決できないことなんだけど……」

あかり「大和さん!」

大和「う、うぅ、雲龍さんと同じ状況になったら、大和はどうするのかって」

あかり「はい?」

大和「雲龍さんみたいにその、はだけた格好であかりと一緒に寝てたら、大和はどうしたいのかなぁって考えたの」

あかり「なにを考えてるんですか!」

大和「だ、だってぇ」

あかり「だってじゃないですよぉ! それです、吸うとか触るとか、しませんから!」

大和「し、してくれないの?」

あかり「しません!」

大和「ええ~」

あかり「ええ~でもないです! もう、朝から変なこと考えないでください!」

大和「朝から変なこと聞かせてきたのはあかりの方よ」

あかり「昨日の夜のことを朝に話すのは普通じゃないですか」

大和「内容が普通じゃないでしょ」

あかり「考え方によってはそうかもしれませんけど……」

大和「そっかぁ、してくれないんだぁ……」

あかり「……してほしいんですか?」

大和「ほしいから言ってるんだよ」

あかり「な、なんでですか?」

大和「あかりのことが好きだからよ」

あかり「好き……」

大和「大和の大好きは、そういう大好きなの」

あかり「あかりのは、まだ」

大和「わかってる。あかりはまだ子供だからね、そういうのよくわからなくても仕方ないよ」

大和「子供に対してこんな気持ちになる方がおかしいって、わかってる。でも、現になっちゃってるから」

大和「その気持ちは見ないふりができないくらい、強いものだから」

あかり「大和さん……」

大和「いいのよ、あかりがいつか分かる日が来るまで、想像するだけでとどめておくから」

あかり「……あの」

↓1 コンマ

0~30 なんでもないです
31~45 服の上から触るくらいなら
46~80 触るくらいなら
81~98 舐めるくらいなら
ぞろ目 そこまで言ってくれるなら

大和「なに?」

あかり「……なんでもないです」

大和「そこまで言うならって言ってくれると思ったのに」

あかり「言いませんよぉ、そんなこと」

大和「そんなことって」

あかり「それだけ大和さんはそれだけあかりのこと好きでいてくれてるのに、あかりが何もわからないままそんなことできません」

あかり「あかりもそういう気持ちを知って、大和さんへの大好きが同じものになるまで待ってください」

大和「あかりもそういう気持ちを知りたいって思うんだ」

あかり「あ、あかりは大人になりたいですから!」

あかり(それに白雪ちゃんにももっと直球なこと言われてるから)

大和「そっか、残念だけど今はまだ待つときなんだね」

あかり「すいません、カッコ悪いですよねあかり。愛想つかされちゃってもしょうがないですよぉ」

大和「そんなことないよ。安易に流されたりしないでむしろカッコいいくらいだよ。惚れなおしたわ」ギュッ

あかり「や、大和さん」

大和「そっか、あかりも知りたいんだねそういうこと。いいよ、なら、大和が教えてあげる」チュッ

あかり「んぅっ」

大和「ん、ちゅっ……はぁ」

あかり「ぷはっ」

大和「これはもう慣れるくらい知ってるんだったっけ。熊野さんと毎回してるんだもんね?」

あかり「ま、毎回じゃないですよぉ!」

大和「ふふっ、他のことでその気にさせないとね」サワサワ

あかり「や、大和さん、くすぐったいですよぉ」

大和(なにも知らない子にそういうことを教えてあげる。それもなんだかドキドキしていいかもしれないわね)

大和(教えてあげるからねあかり。大和の感じてる気持ち。大和があかりとしたいこと。全部教えて、大和の色に染まってもらうんだから)

あかり「教えてもらうにしてもまだ朝ですよぉ!」

大和「大和は朝も昼も夜もあかりのこと大好きだからいいの」

あかり「よくないです! いえ、大好きなのがよくないわけじゃないですよ! とにかく、時間と場所を弁えないとだめだって金剛さんも言ってます!」

大和「そう、なら弁えた時間と場所でしましょうね」

あかり「す、するかどうかはわかりませんよぉ。それよりも、これからどうするか考えます!」

↓1

1 艦娘との交流(>>221の大和以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

愛宕「うう~ん、今日はなにをしようかしら?」

あかり「おはようございます愛宕さん」

愛宕「あら、提督。おはようございます」

あかり「今起きたんですか?」

愛宕「ちょうど着替え終わったところよ~」

あかり「ねぼすけさんですね」

愛宕「提督が総員起こしをかけないから、すっかりねぼすけさんになっちゃったのよ~」

あかり「今日も遠征はありませんし、ずっと寝ててもいいんですけどね」

愛宕「うふふ、あんまり寝てばかりだと太っちゃうわ」

あかり「艦娘でしょう?」

愛宕「気分的な問題よ~」

あかり「愛宕さんはもし太っても全部胸に行きそうですね」

愛宕「これ以上大きくならなくていいんだけどね~」

あかり「ちょっとは分けてほしいくらいですよぉ」

愛宕「ならくっつけ合いっこしたら少しは移るかしら~」ムニッ

あかり「……愛宕さんあかりの胸そこじゃないです」

愛宕「あら~」

あかり「むぅ~、くっつけ合いっこはいいですからなにかお話しませんか?」

愛宕「いいわよ~なんのお話しましょうか」

↓1

1 あかりが可愛がられるだけの話
2 服について
3 大きさを自信に思っているという話
4 その他自由に

あかり「愛宕さんはあんまり気にしないんですね」

愛宕「なにを?」

あかり「胸が大きいことですよぉ」

愛宕「気にしてなくないわよ~?」

あかり「えっ、そうなんですか?」

愛宕「ええ。だって結構自慢にしてるもの」

あかり「あっ、そっちで気にしてるんですね」

愛宕「うふふ、だって大きいっていいことでしょう?」

あかり「いいこと、ではあると思いますけど、そのせいで色々と面倒なことになることもあるんだって、千代田さんと一緒にいて思いましたよぉ」

愛宕「まあねぇ、どうしても引きつけちゃうから面倒にも巻き込まれちゃうかもしれないけど~」

愛宕「巻き込まれてもなんとかなるわ。だって艦娘ですもの」

あかり「久しぶりに艦娘だからで無理を通そうとするの聞いたような気がしますよぉ」

あかり「はずかしくはないんですね」

愛宕「はずかしくはないわよ~」

あかり「浜風ちゃんとか、あと向日葵ちゃんも結構気にしてるみたいですけど」

愛宕「見られてるのがはずかしいと思う子もいるわよね。だけど、二人のそれは自分と同じくらいの子と違うってことが大きいと思うわよ~?」

あかり「それはあるかもしれません。変じゃないかなって考えちゃってるんでしょうか」

愛宕「変じゃないのにね~むしろ誇るべきものだと私は思うわ~」

あかり「誇るべきもの、ですか」

愛宕「こういうと瑞鶴ちゃんとかは怒っちゃうんだろうけど、小さい子もいる中でこうして大きくなってるんだからね」

あかり「大きく育ったんだからほめてあげるべきだってことですね」

愛宕「古谷提督にはそう言えるけど、私達艦娘は育ったわけじゃないから違うわよ~」

あかり「じゃあ何を誇るんですか?」

愛宕「ん~、おっきくなった運の良さ?」

あかり「運も実力の内ですね」

愛宕「元の艦の大きさとかも関わってくるから、一概に運だけとも言えないんだけどね~」

愛宕「だけど最近、私の鎮守府内1位の地位が脅かされて来ている気がするわ~」

あかり「雲龍さんですか?」

愛宕「雲龍ちゃんもそうだけど、千代田ちゃんとかも。正確に測ったことはないからわからないけど、私に負けず劣らず大きいわよね」

あかり「正確に測ったことないなら元から1位だったかどうかわからないんじゃ」

愛宕「それは目測で分かるくらいの差があったでしょ~? それがわからないくらいの子が現れたのよ!」

あかり「1位じゃないといやですか?」

愛宕「ん~、別にこの大きさ自体に自信を持ってるわけだから順位は気にしない、って思ってるんだけど、それでも気になることには気になっちゃうの~」

あかり「複雑なんですね」

愛宕「いつか比べたいとは思ってるんだけど、ちょっと負けてたらちょっとショック受けそうで」

あかり「あの妖精さんに聞けばたぶんわかるのに、聞いてないのはそういうことなんですね」

愛宕「贅沢な悩みなのかしら? 瑞鶴ちゃんに比べたら恵まれているのに」

あかり「贅沢とかじゃなくて、瑞鶴さんには瑞鶴さんの、愛宕さんには愛宕さんの悩みがあるだけですよぉ」

愛宕「そう言ってもらえると気が楽になるわ」

あかり「それにあんまり大きさだけを気にすることもないと思いますよぉ」

愛宕「胸は大きさだけじゃないって~? そうね~大きさで負けてても美しさで勝ってればまだプライドは保てるわよね~」

あかり「なので、あまり思い詰めないでくださいね」

愛宕「そんなに深刻に悩んでるわけじゃないから、思いつめたりしないわ。心配してくれてありがとうね」

愛宕「でも、美しさとかを決めるには公平性を保つために第三者の審査が必要よね~」

あかり「そ、そうですね」

愛宕「……」

あかり「……あ、あかりはそういうのよくわかりませんから」

愛宕「よくわからない子に綺麗だって思われたら、それは大きさで勝るよりもすごいことだと思わない~?」

あかり「わ、わかりましたよぉ! 審査員はあかりがやりますから!」

愛宕「うふっ、そのときを楽しみに待っててくださいね提督」

あかり「楽しみにはしませんけど覚えておきますよぉ」

あかり「昨日の夜からなんだか胸に関わる話ばかりしてる気がする」

あかり「朝だからだめだって大和さんに言ったのに、これじゃいけないよぉ」

あかり「気を取り直してこれからどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>221の大和、愛宕以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は朝潮と交流するところからはじめます

ちなみになめるくらいならかそこまで言ってくれるならになっていた場合
離島棲鬼が書いた小説という体で割とあれな感じの描写になってました

開始します

あかり「朝潮ちゃんおはよう」

朝潮「おはようございます。でいいんでしょうか? もうすぐお昼ですよ?」

あかり「12時になるまではおはようでいいと思うよぉ」

朝潮「基準は人それぞれですからね」

あかり「昨日も池田先輩たちと似たような話をしたよぉ」

朝潮「あいさつは大切ですからね。するのが大事なので極端に外れていなければそれでいいのかもしれません」

あかり「そうだね。あいさつすること自体が大切なんであって、なんて言うかは関係ないよね」

朝潮「ある程度考える必要はありますけどね」

あかり「朝潮ちゃんもあいさつはちゃんと忘れないようにしないとね」

朝潮「言われずともしますよ。それで、なにかご用でしょうか?」

あかり「用事はないけど朝潮ちゃんとお話しに来たんだよぉ」

朝潮「用事はないのにお話しすることはあるんですね」

あかり「それはあるよぉ」

朝潮「お話するのが用事なのでは。とにかく、なにを話すんですか?」

↓1

1 プールのこと気付いていたという話
2 改造する
3 可愛いもの探しに行く
4 その他自由に

あかり「今、暇?」

朝潮「暇だからお話につき合っているんです」

あかり「なら可愛いもの探しの旅にもつき合ってよぉ」

朝潮「可愛いもの探しの旅?」

あかり「そうだよぉ。可愛いもの好きな朝潮ちゃんのために、可愛いものを探しに行くの!」

朝潮「可愛いものってまた漠然としてますね」

あかり「そこは朝潮ちゃんがどう思うかが重要だからね」

朝潮「そうなんですね。どうしましょう」

あかり「もうすぐお昼だし、だめ?」

朝潮「別に私はお昼を抜いても問題はありませんけど、司令官はどうなんですか?」

あかり「あかりもがんばるよぉ」

朝潮「いえ、がんばらなくてもいいんですけど。そこまで言うなら行きましょう」

あかり「ほんとに? わぁい!」

朝潮(私のためにやるのに、なんで司令官の方が喜んでるんだろう?)

あかり「じゃあ、どこに行こっか」

朝潮「先ずはそこからなんですね。えっと」

↓1

1 アニマルセラピールーム
2 レッスンルーム
3 鎮守府の中を探す
4 近所を探す
5 街で探す

朝潮「司令官が餓えてしまわないように近場で済ませましょう」

あかり「あかりは大丈夫だよ?」

朝潮「司令官に我慢させることが、私には我慢ならないだけです」

あかり「あかりのこと考えてくれてるんだね、ありがとう」

朝潮「お互い様ですよ。では、行きましょうか」

あかり「近場ってどこに行くのぉ?」

朝潮「アニマルセラピールームですよ。少なくともあそこにはオスカーがいますから」

あかり「いや、いるかどうかはわからないよぉ」

朝潮「よく逃げ出すんでしたか。いなければオスカー探しの旅になるだけですよ」

あかり「思わぬところから出てくるからいつもびっくりするんだよね」

朝潮「そういうおてんばなところも可愛いらしいですよ。子猫らしく好奇心旺盛です」

あかり「高いところに上って降りられなくなってないといいけど」

朝潮「そういうのも可愛いですよね。本人、じゃなくて本猫は怖い思いをしてるんでしょうけど」

あかり「ならすぐに助けに行かなきゃ!」

朝潮「今オスカーがそうなってるとは言ってませんから」

あかり「朝潮ちゃんは小動物が好きなんだよね?」

朝潮「小動物的な可愛さが好きなんです」

あかり「あかりもありさんを飼ってたからわかるよぉ」

朝潮「あ、ありは小動物ではないんじゃないでしょうか?」

あかり「でもちっちゃいよ?」

朝潮「虫も動物といえばそうですが、小動物の中には含まれないと思いますよ普通」

あかり「じゃあどういうのが小動物なの?」

朝潮「厳密な定義は私にもわかりませんけど」

あかり「ならありさんも小動物でいいよね?」

朝潮「司令官がそう思うならいいんじゃないでしょうか。でも私はありを可愛いとは思いませんからね?」

あかり「見てたら可愛いと思うんだけどなぁ」

朝潮「やはり司令官の感性はよくわかりません」

あかり「着いたよぉ」

朝潮「オスカー、いますかぁ?」

オスカー「にゃ~」

朝潮「あっ、いた。おいで」

オスカー「にゃあ~」ダッ

あかり「わっ、あかりの方に来たよぉ」

朝潮「……やはりなつき度は司令官の方が上なんですね」

あかり「あかりの方が長く一緒にいるからそれはそうなるよぉ。朝潮ちゃんもすぐになついてもらえるよぉ」

朝潮「そうでしょうか? 陽炎さんみたいにリボンであやしたりしてないんですが」

あかり「そんなことしなくても一緒にいてくれるだけでうれしいもんね? ねぇ、オスカー」ナデナデ

オスカー「にゃあぅ」ピョン

朝潮「わっ、今度はこっちに、えと、そうだって言ってるのかな? ありがとう」ツンツン

オスカー「にゃあ~!」ペチペチ

朝潮「ふぎゃっ! なんでまたネコパンチなの!?」

あかり「朝潮ちゃんとはそうやって遊ぶって覚えちゃったのかな?」

オスカー「ふ~!」

朝潮「お、おてんばでも乱暴はだめだよオスカー!」グイ

オスカー「にゅ~」

あかり「その持ち方危なくない?」

朝潮「親猫が子猫を運ぶときはここを噛んで運びますし、大丈夫だと思います。なんだか楽しそうですしね」

オスカー「にゃあ~」プラプラ

朝潮「はい、パンチじゃなくてお手だよ」

オスカー「にゃあ」ポン

朝潮「上手上手!」

あかり「それは猫さんじゃなくてわんわんじゃないかなぁ。ん?」

球磨「クーマー……」

卯月「ぴょ~ん……」

あかり「あそこで球磨さんと卯月ちゃんが寝てるよぉ」

朝潮「寝てるんですか? クマとかぴょんとか言ってますけど」

あかり「きっとあれが二人のいびきなんだよぉ」

朝潮「寝言じゃなくていびきなんですか」

オスカー「にゅあぁ~」

あかり「あぅ、どうしたのオスカー? そんなにひっぱたら破けちゃうよぉ」

朝潮「あの二人を起こしてほしいんじゃないでしょうか?」

あかり「そうなの?」

オスカー「にゃあ!」

あかり「そっか。もうお昼も近いことだし起こそう」

朝潮「どう見ても人語を完全に理解しているように見えるんですが」

あかり「球磨さん起きてください」ユサユサ

球磨「クマー、今日はぼたん鍋クマー……」

あかり「山の生活が恋しいのかなぁ? でもここに来たかったって言ってたし」

朝潮「卯月さん、もうお昼ですよ」

卯月「ぴょっぴょっぴょ~、このリボンで司令官とう~ちゃんを絡めて、いい感じのとこに司令官の膝を当てるぴょ~ん……」

朝潮「なにか言ってはいけないことを言ってますよ、というか起きてるでしょ卯月さん!」

球磨「ん~、なにクマー? あっ、提督クマ」

あかり「おはようございます球磨さん」

卯月「うるさいぴょん、今何時だと思ってるぴょん?」

朝潮「ヒトフタマルマルですよ卯月さん」

卯月「ん? なんで朝潮ちゃんがう~ちゃんの部屋にいるぴょん?」

あかり「ここは卯月ちゃんの部屋じゃないよぉ」

卯月「ここは、アニマルセラピールームぴょん? なんでここに、あっ、さては司令官が寝てる隙にう~ちゃんでセラピーしてたぴょん!」

あかり「してないよぉ! 卯月ちゃんが先にここで寝てたんだよぉ!」

あかり「戦艦棲姫さんの艤装ちゃんにリボンをつけてあげようとしてたの?」

卯月「そしたらちょっとは可愛くなるかなって思ったぴょん。でも結果はぷっぷくぷ~だったぴょん」

朝潮「ぷっぷくぷ~?」

球磨「だからどうすれば可愛くできるか話あってたらいつの間にか寝ちゃってたみたいクマ」

あかり「なんでそんなことしようと思ったの?」

卯月「う~ちゃんが可愛いもの好きだからに決まってるぴょん!」

球磨「球磨はよくここに来るから見栄えがいい方がいいかなって思ったクマ」

あかり「球磨さんはよくここに来るんですか?」

球磨「ここの床はやわらかくて寝心地がいいクマ。布団もなにもなしでゴロ寝したいときに便利クマ!」

朝潮「動物が怪我しないように作ったんですよね?」

あかり「人間も動物だからいいってことにしておこうよぉ」

卯月「司令官と朝潮ちゃんはオスカーと遊びに来たぴょん?」

朝潮「そのつもりで来ましたけど、お二人が寝てたので」

オスカー「にゃあ~」クルン

あかり「ちょうど球磨さんが寝てた辺りで丸くなっちゃいました」

朝潮「オスカーもあそこで寝たかったから起こしてほしかったんですね」

球磨「あそこは日当たりがよくて一番気持ちいいところクマ。猫でもわかるもんなんだクマね」

卯月「オスカー寝ちゃったけどどうするぴょん?」

あかり「可愛いもの探しの旅はこれで終了?」

朝潮「旅というほどでもなかったですね」

球磨「可愛いもの探しの旅クマ?」

あかり「朝潮ちゃんが可愛いものが好きだから一緒に探そうと思いまして」

朝潮「司令官、それは言いふらさないでください!」

卯月「朝潮ちゃんもそうなんだぴょん! 実はこう見えてう~ちゃんも可愛いもの好きなんだぴょん!」

朝潮「こう見えてというか、見たままな気がします」

卯月「う~ちゃんはもうここに来て長いから、既に鎮守府内の可愛いものは全て押さえてあるぴょん」

あかり「さすが卯月ちゃん!」

卯月「この鎮守府の可愛いものチャンピオンと言えばう~ちゃんぴょん!」

球磨「ちゃんぴょん、クマ」

卯月「い、今のはわざとじゃないぴょん!」

朝潮「そんなにあるんですか可愛いもの?」

卯月「ふっふっふ、日常の何気ない風景の中にも可愛いものは紛れているんだぴょん」

球磨「今日は鏡の前で雲龍に対抗して少しでも大きく見える見せ方を模索してたクマ。その後、貰ったちょっと大人っぽいパンツを穿くかどうか悩んでて可愛いなって思ったクマ」

あかり「それ全然何気風景じゃないですよね!? というか朝のあかりの風景ですよね!? 寝てたんじゃないんですか!?」

卯月「そういうのを見つけられるようになったら、人生がもっと楽しくなるぴょん」

朝潮「は、はぁ」

卯月「同じ趣味を持つ者としてこれからはう~ちゃんが色々教えてあげるぴょん!」

朝潮「あ、はい。ありがとうございます」

朝潮(よくわからないけど、可愛いもの探しの旅の仲間が増えたってことでいいんでしょうか?)

今回はここまでです

朝潮は今好感度90なので後一回くらいで100になるかもしれません

開始します

あかり「大和さんは可愛いもの好きですか?」

大和「可愛いもの? 好きだよ」

あかり「大和さんはどんな感じの可愛いが好きなんです?」

大和「どんな感じの可愛いって?」

あかり「朝潮ちゃんは小動物的な可愛さが好きだって言ってましたよぉ」

大和「そうね、大和も似たようなものかしら」

あかり「動物さんが好きなんですね」

大和「ん~、動物、動物は動物だけどね」

あかり「あかりも動物さん好きですよぉ。ちっちゃい子をこうやって抱っこして顔うずめたりしたいなぁって思います。オスカーはちっちゃすぎますけど」

大和「抱っこして顔うずめるね」ダキッ

あかり「あかりにしても意味ありませんよぉ。ちゃんと毛皮がある子にしないと」

大和「大和はあかりがいいの」

あかり「大和さんがいいならいいですけど。満足したら次はなにしましょうか」

↓1

1 艦娘との交流(>>221の大和、愛宕、朝潮以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「島風ちゃん」

島風「ん~なに~?」

あかり「一緒に遊ぼうって、島風ちゃん! 寝てると更に見た目があれだよぉ!」

島風「あれって?」

あかり「おしりとか丸見えだし……」

島風「いつも見えてると思うけど」

あかり「見える範囲があれなんだよぉ!」

島風「見えたって困らないし」

あかり「あかりは目のやり場に困るよぉ」

島風「別に見てていいよ。そうじゃなきゃこんな格好しないもん」

あかり「それは昨日雲龍さんにも似たようなこと言われたけど、困るものは困るの!」

島風「ふ~ん、じゃあ仰向けになるね」ゴロン

あかり「そ、それもそれでだめだよぉ!」

島風「ここは私の部屋なんだから私の好きな格好でいてもいいじゃない」パタパタ

あかり「足パタパタもだめだよぉ!」

島風「もぉ~、しょうがないなぁ。よいしょっと、座ってればいいでしょ?」

あかり「ま、まあねそれなら大丈夫かも」

島風「私の格好も見慣れてるでしょ?」

あかり「寝てるの見たのははじめてだから」

島風「そうだっけ? まあいいや、なにして遊ぶの?」

あかり「なにしようか? あかりはお話してるのでもいいんだけど」

↓1

1 連装砲ちゃんについて
2 姉妹について
3 追いかけっこ
4 その他自由に

あかり「島風ちゃんって姉妹は」

島風「……いないけど」

あかり「だったよね。一人っ子かぁ。ちょっと憧れるね」

島風「全然楽しくないよ。みんな妹とかお姉ちゃんとかいるのに、私だけいないんだもん」

あかり「みんなってことはないんじゃない? 大鳳ちゃんとか明石さんとかもいないんじゃなかったっけ」

島風「明石にはできる予定だったし! それに私は駆逐艦の中でもちょっと特殊で大きいから浮いちゃってて」

あかり「秋月ちゃんも大きいよぉ」

島風「秋月にはちゃんと姉妹がいるもん!」

あかり「あっ、そうなんだ」

島風「私も姉妹ほしい~!」

あかり「そう言われても今からできるものじゃないよぉ」

連装砲ちゃん「きゅ~」

あかり「そうだ、連装砲ちゃんがいるじゃない」

島風「連装砲ちゃんはペットだもん。姉妹にはならないよ」

連装砲ちゃん「きゅっ!?」

あかり「艤装じゃなくて?」

島風「ほ~し~い~!」

あかり「うぅん、ならあかりがお姉ちゃんになってあげるよぉ!」

島風「提督がお姉ちゃん?」

あかり「そう! 今日からあかりが島風ちゃんのお姉ちゃん!」

島風「……私がお姉ちゃんがいい」

あかり「ええっ、あかりがお姉ちゃんだよぉ」

島風「私の方がおっきいもん! 私がお姉ちゃんだよ!」

あかり「お姉ちゃんの方が背が小さくなることもあるよぉ」

島風「提督はお姉ちゃんってキャラじゃないでしょ!」

あかり「た、確かに花子ちゃんには逆にお姉ちゃんっぽくされちゃったけど」

島風「だから私がお姉ちゃん!」

あかり「うぅ~、でもあかりはここでリベンジしたいよぉ!」

島風「埒が明かないね、こうなったら勝負して決めよう!」

あかり「勝負?」

島風「私とかけっこで勝負! 勝った方がお姉ちゃんね」

あかり「あかり絶対負けちゃうよぉ!」

島風「なら200メートルくらいハンデをあげるよ」

あかり「200メートルハンデって、どれくらいかけっこするつもりなの?」

島風「42.195キロ」

あかり「フルマラソン!? それもうかけっこってレベルじゃないよね!?」

島風「じゃあ先にあそこの山の上まで辿りついた方」

あかり「なんでそんなハードな勝負ばかり!? 屋外演習場一周くらいでいいよぉ」

島風「ええ~、それじゃつまんないよ~」

あかり「それくらいじゃないとあかりが耐えれないからね!」

島風「ちぇ~じゃあそれでいいよ。行こう連装砲ちゃん!」

連装砲ちゃん「きゅ~」

あかり「よぉし、あかり負けないよぉ!」

島風「200メートルってこれくらいかな?」

あかり「これくらいあればあかりにも勝てるかもしれないよぉ」

島風「ふふん、どんだけハンデつけても私が提督に負けるわけないよ」

あかり「あかりだってちょっとは体力ついてるんだからね!」

島風「少しは面白い勝負になることを期待してるね」

あかり「うん! じゃあ連装砲ちゃん、お願い」

連装砲ちゃん「きゅう! きゅっきゅっきゅ~!」ドンッ

↓1のコンマが↓2のコンマより20以上高いとあかりが姉、下だと島風が姉

連装砲ちゃん「きゅ~う!」バッ

あかり「わぁい、勝った~!」

島風「ハンデつけてたとはいえ、私がかけっこで負けるなんて。しかも人間に……」

あかり「ふふ~ん、これであかりがお姉ちゃんだね」

島風「うぅ、今日は調子悪かっただけだもん!」

あかり「はい、じゃあお姉ちゃんって呼んでみて」

島風「……お姉ちゃん」

あかり「なあに、島風ちゃん?」

島風「妹にちゃん付けはおかしいでしょ」

あかり「えっと、し、島風」

島風「うん、それでいいよお姉ちゃん」

あかり「えへへ~、お姉ちゃんだよぉ」

島風「むぅ~、今日は負けたけど次のお姉ちゃん勝負は絶対勝つからね!」

あかり「またやるの?」

島風「当たり前でしょ! 今日は調子悪いしハンデもつけてたんだから!」

あかり「調子が悪いかはともかく、ハンデはそうだよね」

島風「今度は私がお姉ちゃんになるから、それまで覚悟しててよねお姉ちゃん!」

あかり「ふふっ、何度やってもあかりがお姉ちゃんだよ、島風」

島風「言ったな~お姉ちゃんなんかすぐにけちょんけちょんにして、妹に変えてあげるもん!」

あかり「妹に変えるって変な感じだよね」

島風「でも今日のところはお姉ちゃんだよね」

あかり「これからもずっとだよぉ」

島風「お姉ちゃん! 調子悪いからおんぶして連れて帰って!」

あかり「おんぶしてほしいの?」

島風「お姉ちゃんにおんぶしてもらうの夢だったの! ねぇ、いいでしょお姉ちゃん!」

あかり「もぉ、反抗期なのか甘えん坊なのかわからない妹だよぉ。はい、おいで島風」

島風「わ~い!」

あかり「んしょ。んん、ちょっと重い」

島風「妹の成長を身体で感じられてうれしいでしょ?」

あかり「いやあかりが知ってる島風ちゃんは最初からこうだったよぉ」

島風「そこは合わせないとだめでしょ! それにまたちゃんになってる!」

あかり「あぁ、ごめんごめん」

島風「しっかりしてよね。これじゃお姉ちゃん勝負だけじゃなくて、お姉ちゃん修行もしないといけなくなるよ」

あかり「お姉ちゃんやるのも楽じゃないね」

島風「お姉ちゃん交代する?」

あかり「いや、あかりがお姉ちゃんだよぉ!」

島風「それならはい、お姉ちゃん」

あかり「島風も大きくなったわね。少し前まではこんなに小さかったの――」

連装砲ちゃん「きゅっきゅ~」ダキッ

あかり「にっ!?」ドサッ

島風「うわあっ!」

連装砲ちゃん「きゅうきゅ~?」

あかり「ご、ごめんね島風ちゃん、大丈夫!?」

島風「妹のスカートの中に顔突っ込むなんて! お姉ちゃんのエッチ、変態!」

あかり「わ、わざとじゃないよぉ! そもそも、それスカートって言っていいの!?」

連装砲ちゃん「きゅきゅ~」

島風「さっきのはどっちかというとお姉ちゃんよりお兄ちゃんぽかった気がする」

あかり「島風ちゃんのは妹っぽかったかもしれないね」

島風「勉強したからね」

あかり「島風ちゃんは妹の才能があるから、そのまま妹でいた方がいいよぉ」

島風「そう言って自分がお姉ちゃんでいる気でしょ? 引っかからないんだからね」

あかり「引っかからなかったかぁ」

島風「私もお姉ちゃんやりたいから次は負けないもんね! それまで精々お姉ちゃんを楽しむといいよ!」

島風「まあ、またちゃんつけ忘れてるけどね」

あかり「あぁっ、ごめんねまだ慣れてなくて」

島風「そんなんじゃ次以降ずっと私がお姉ちゃんだよ?」

あかり「それはやだよぉ! あかりもお姉ちゃんやりたいもん!」

島風「なら勝てるようにお姉ちゃん力を鍛えることだね」

あかり「うん、次も勝てるようにあかりは精一杯お姉ちゃんらくしなるよぉ!」

島風(勝負の内容にお姉ちゃん力は一切関係ないんだけどね)

あかり「お姉ちゃん力、お姉ちゃんらしいってなんだろう?」

あかり「お姉ちゃん……目を瞑ってればいいのかな?」

あかり「あいて! これじゃすぐに壁にぶつかっちゃうよぉ。お姉ちゃんよくこれで生活できるね」

あかり「お姉ちゃん力のことは後で考えるとして、これからどうしようかなぁ?」

↓1

1 艦娘との交流(>>221の大和、愛宕、朝潮、島風以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は執務をするところからはじめます

お姉ちゃん力はおねえちゃんりょくではなくおねえちゃんちからと読みます
高まるとハイパー化して見た目がお姉ちゃんにふさわしいくらい大きくなるということはないです

開始します

あかり「執務しに戻って来ましたよぉ」

大和「お帰りなさいあかり。島風さんと外で何してたの?」

あかり「お姉ちゃん勝負です」

大和「なにその勝負?」

あかり「どっちがお姉ちゃんになるか決める勝負ですよぉ」

大和「どっちがお姉ちゃんになるか?」

あかり「島風ちゃんが姉妹がいないことを気にしてて、だったらあかりがお姉ちゃんになってあげるって言ったら、島風ちゃんもお姉ちゃんがいいって」

大和「それで勝負してどっちがなるか決めたというわけか。どっちになったの?」

あかり「あかりがお姉ちゃんですよぉ!」

大和「妹ができてよかったねあかり」

あかり「でもがんばらないと次の勝負で妹になっちゃいます」

大和「これで確定したわけじゃないんだ」

あかり「ハンデも貰いましたからね。だけど次の勝負まではあかりがお姉ちゃんです!」

大和「ならお姉ちゃんらしくするのもがんばらないとね」

あかり「はい!」

大和(あかりがお姉ちゃんかぁ。きっと妹のことすごく甘やかしてくれるんだろうなぁ)

大和(大和も妹はいてもお姉ちゃんがいないからって言ったら妹に……なれないよね)

あかり「お姉ちゃん力を鍛える方法は探すとして、今は執務しますよぉ。先ずはこれだね」

↓1

1 アイテム支給の知らせ
2 酒保充実の嘆願書
3 施設増築の嘆願書
4 艦娘からの手紙
5 間宮のチラシ

あかり「なにか新しい施設を作ってほしいみたいですね」

大和「これ以上増えると本格的に何の施設がわからなくなりそう」

あかり「戦いも終わって暇ですからみんな遊ぶところがほしいんですよぉ」

大和「それならわざわざ鎮守府に作らなくてもいいんじゃないかな?」

あかり「街まで行くのがめんどくさい人もいるんですよぉ」

大和「大和はあかりと街に出るのもいいと思うけどなぁ」

あかり「知ってる人だけがいるところの方がいいという人もいますよぉ」

大和「そこはもうそれぞれの好みの問題ね」

あかり「あかりはどっちでも楽しいですけどね。さてと、これはなにがほしいって言ってるんでしょうか?」

↓1

1 資料室
2 ゲームセンター
3 温泉
4 その他自由に

あかり「千歳さんから、温泉を作ってほしいみたいですね」

大和「温泉を作ってほしいって、作ろうと思って作れるものじゃないわよ。源泉が無いとだめなんだから」

あかり「千歳さんのお部屋にもありますし近くにあるんじゃないでしょうか?」

大和「えっ? 千歳さんのお部屋お風呂がついてるの?」

あかり「お風呂好きだって言うから家具コインで作りました!」

大和「千歳さんだけずるい!」

あかり「大和さんもお部屋にお風呂ほしいんですか?」

大和「お部屋についてるって言ったら、ドックみたいに広いお風呂じゃないのよね?」

あかり「はい。あかりのお家のよりちょっと小さいくらいのです」

大和「だったら必然的にくっつくことになるわ!」

あかり「二人で使うこと前提なんですね」

大和「千歳さんだってあかりと一緒に入るために作ったに決まってるわ!」

あかり「そ、そんなことはないですよぉ」

大和「じゃあ一緒に入ったことないの?」

あかり「それは、ありますけど」

大和「くっついたんでしょ?」

あかり「くっついたというか、お膝の上に乗ってましたけど」

大和「膝の上に乗っただけ?」

あかり「膝の上に乗って、その……と、とにかくあかりのために作ったわけじゃないですよぉ!」

大和「なにその歯切れの悪さは! 何をされたの、ねぇ!」

あかり「ほら、きっとお部屋のお風呂は小さいからきっとのびのび入りたいと思って、こうして依頼して来てるんですよぉ」

大和「それならドックに入ればいいと思うんだけど」

あかり「ドックのお風呂は広いですけど広いだけですからね。温泉の方もプールと同じで色んな種類を作っちゃいましょう!」

大和「やっぱり本格的に鎮守府でなくなってる気がするわ」

あかり「たまにはドックの方も使いましょうね」

大和「ドックと連結したらいいんじゃないかな」

あかり「あっ、それはいいですね。ドックと温泉を繋げちゃいましょう」

大和「お風呂場で迷子になりそうなくらい大きくなっちゃうけど」

あかり「あはは、湯気も出てるので見失いやすいですからね」

大和「一緒に入るときはちゃんと手を繋いでおかないといけないわね」

あかり「それははずかしいですよぉ」

大和「けど温泉って色々効能あるけれど艦娘にきくのかな?」

あかり「艦娘は病気になりませんからね、あんまり意味ないかもしれません」

大和「高速修復材のお風呂なら」

あかり「でもあれ高いんじゃなかったでしたっけ?」

大和「前に妖精がそんなことを言ってたわね。だけど、あれ気持ちいいみたいだから」

あかり「怪我が治るのが気持ちいいんじゃないですか?」

大和「違うらしいわ。その気持ちよさもあるみたいだけどね。あめと同じ……いえなんでもないわ」

あかり「怪我を治すためじゃないから、成分を薄めたりしてなんとかできないか妖精さんにお願いしてみますよぉ」

大和「できればいいからね」

あかり「わかりました。せっかくですから千歳さんだけじゃなくてみんなが楽しめるようにしたいですね」

大和(あかりにも効くのかな高速修復材とかあめって)

あかり「今日はこれくらいにして終わりますよぉ」

大和「お疲れ様あかり」

あかり「大和さんもお疲れ様ですよぉ」

大和「執務もすっかり板についたね」

あかり「戦いが終わったのに執務に慣れてなかったらおかしいですもん」

大和「あかりはもう名実ともに立派な提督だよ」

あかり「大和さんにそう言ってもらえるとうれしいですよぉ」

大和「大和に褒められたらうれしい?」

あかり「うれしいです!」

大和「あかりがうれしいなら大和もうれしいよ」

あかり「大和さんがほめてる方なのうれしいんですね」

大和「あかりだって大和のことをほめて大和がうれしいって思ったら、うれしいんでしょ?」

あかり「うれしいです。二人でほめあったらうれしさがすごいことになりそうですね!」

大和「ふふ、そうだねすごくうれしい気持ちになりそう」

あかり「えへへ、なら大和さんに喜んでもらうために今日のごほうびですよぉ」

↓1

1 頭を撫でてあげる
2 明日一回交流する
3 マッサージしてあげる
4 夜も一緒に行動する

あかり「ん~、なにがいいですか?」

大和「そうね、この後も一緒にいていい?」

あかり「それはいいですけど、ごほうびになりますか?」

大和「あかりと長い時間一緒にいられるんだもの。これ以上のごほうびはないわ」

あかり「そ、そうですか? それなら一緒にいますよぉ」

大和「ありがとうあかり」

あかり(あかり、こんなに綺麗な人に、ここまで好きでいてもらってて幸せだよぉ)

大和「それで、明日の秘書艦を決めるんだっけ」

あかり「あっ、はい。そうですね、明日の秘書艦をどうしましょうか」

↓1 明日の秘書艦(>>221の☆のついてない艦娘、大和以外)

あかり「瑞鶴さんにお願いしますよぉ」

大和「瑞鶴さんね。後で伝えに行くわね」

あかり「お願いします大和さん」

大和「それでこれからどうしようか?」

あかり「どうしましょうか?」

↓1

1 寝る(大和と一緒)
2 誰かの部屋へ行く(>>221の大和、愛宕、朝潮、島風以外)
3 散歩
4 大和と交流
5 バー

今回はここまでです
次は大和と一緒に寝るところからはじめます

あかりにあめが効いたら練度が上がってる弊害という言い訳が使えなくなりますがどうしましょう

開始します

あかり「ふぁ~」

大和「大きなあくびね。もう眠いの?」

あかり「最近は夜更かししても大丈夫になってきてるんですけど、まだ眠くなるときはありますよぉ」

大和「ならもう寝ようか」

あかり「せっかく大和さんと一緒なのに」

大和「一緒に寝るのだってごほうびよ」

あかり「そうですかぁ? なら一緒に寝ましょう」

大和「寝間着に着替えないとね」

あかり「あかりも着替えますよぉ。そういえば、大和さんは寝るときどんな格好なんですか?」

↓1

1 普通のパジャマ
2 ベビードール
3 ネグリジェ
4 浴衣
5 ガウン
6 着ぐるみパジャマ
7 着ない派
8 普段の服
9 ジャージ
10 その他自由に

大和「大和は寝るときは着ないわね」

あかり「そうなんですか、寝るときは着ない……えっ?」

大和「さあ、早く着替えて寝ましょう。大和も脱ぐから」

あかり「ええっ! 今日も脱ぐんですか!?」

大和「むしろ今日こそが脱ぎ時……じゃなくて、これで慣れちゃったから」

あかり「なんで慣れちゃうんですか!」

大和「あかりがパジャマ買って来てくれるのが遅いから」

あかり「うっ、そこは言われるとなんとも言えませんけど」

大和「あかりのこと責めてるわけじゃないのよ? せっかく買ってくれたんだから着ないととも思ったけど、どうしても、ね」

あかり「そうですよね、大和さんは最初の日からずっとですもんね。叢雲ちゃんはこっち来るときにもらってましたけど、大和さんは建造ですもんね」

大和「ごめんね、気を使わせちゃうかもしれないから、やっぱりこのままでも」

あかり「いいえ、今日はごほうびなのに大和さんに寝苦しい思いはさせられませんよぉ」

大和「じゃあ、その、いつも通りで」

あかり「はぁ、あかりもそろそろ慣れてきそうな気がしますよぉ」

大和「えええっ!? なんであかりも全部脱ぐの!?」

あかり「いつものパジャマだと着ない人と寝ると毛がチクチクするって言われますから」

大和「確かにそうなりそうだけど。って、他にも着ない人と一緒に寝たことがあるの!?」

あかり「早くお布団入っちゃいましょう! そうしたらあんまり見えなくなりますし!」

大和「どうなの、ねぇあかり!?」

あかり「うぅ……」

大和「お布団冷たいね」

あかり「すぐに暖まりますよぉ」

大和「暖まるまでに冷えすぎたら困るからね」ダキッ

あかり「はひゃっ! 大和さん!」

大和「あかりには風邪をひいた前科があるからね」

あかり「もう昔の話ですよぉ」

大和「そうだねもう昔の話」ギュッ

あかり(抱き寄せる力が強くなって、背中のやわらかいのが潰れる感触も強くなったよぉ!)

大和「あのときすごく弱ってるあかりを見て、この子のこと守ってあげなきゃいけないなって気持ちがすごく強くなった」

あかり「あのとき大和さんが一緒にいてくれて本当に心強かったですよぉ」

大和「熊野さんや叢雲さんもすごく心配してたからね。当時、あかりに悪印象を持ってた千歳さんも」

あかり「えへへ、あれだけ心配してもらえるならまた風邪ひくのもいいかなって、ちょっと思っちゃいます」

大和「その分苦しい思いをするんだけどね。それは困るから、風邪ひかないようにさせないと」ギュッ

あかり「や、大和さん!」

大和「それに、風邪なんてひいてなくてもいつもあれくらいするよ? 少なくとも大和はね」スリスリ

あかり「ひゃっ! なんであかりのお腹すりすりしてるんですか!」

大和「風邪ひかないように暖めてるのよ。背中もしないとね」

あかり「ひゃんっ! 大和さん、だめですよぉ!」

大和「まあ、風邪をひいて弱ってるあかりを見たい気もするけど、こうして元気にしてるのが一番だものね」

あかり「もぉ、身体温まるのはいいですけど、これじゃドキドキして眠れません!」

大和「ドキドキしてるの?」

あかり「それは、まあ、だって、なんだかやわらかいし……」

大和「気持ちいい?」

あかり「そ、そんなの言えるわけないじゃないですか!」

大和「そう? 大和は気持ちいいよ」

あかり「な、なにがですか?」

大和「あかりと肌をくっつけ合うの」

あかり「あっ、大和さん、足が絡まって……」

大和「ふふっ、絡ませてるんだよ」

大和「大和はもっと気持ちよくなりたいけど、その前にあかりにも気持ちよくなってもらわないとね」スッ

あかり「あぅっ、お、おへそは触っちゃだめですっ!」

大和「どうして?」

あかり「だってぇ、変な感じ、しますから」

大和「変な感じってどんな感じ?」

あかり「どんな感じ、ってぁっ、わからぁ、ないから、変な感じ、なんです」

大和「まだわからないんだね。なら、教えてあげるわ。それは、気持ちいい感じなんだよ?」

あかり「気持ちいい? ち、違います、これ、なんか、変っ……」

大和「気持ちいいっていうのにも色々あってね、これもその一つなの」

あかり「これ、気持ち、いい……?」

大和「そうだよ。まだまだあかりの知らない気持ちいい、がたくさんあるの。それを今日はちょっとだけ大和が教えてあげる」

あかり「大和、さん、あかり、こわ、い……」

大和「怖がらないであかり。大丈夫だよ、大和がついてるから」ギュッ

あかり「あぅぁ、やま、と、さん……」

大和「はぁ、はぁ……あかり」

あかり「やまと、さん、いき、あらぁ、い……」

大和「あかりも、だよ」

あかり「それはぁ、やま、とさん、おへそぉっ、さわって……!」

大和「あかり、上を向いて」

あかり「はぇ……?」

大和「素敵な顔になってる」

あかり「やまと、さん、は、いろ、ぽい、か……んぅっ……!」

大和「はぁはぁ、息、苦しいんだね。なら、大和のを分けてあげる……」

あかり「あっ、あっ……大和さん……」

戦艦棲姫「……」

離島棲鬼「どう? 私の渾身の作品は? 自画自賛になるけどいい線行ってると思わない?」

戦艦棲姫「いい線じゃなくて一線行ってる」

離島棲鬼「ええ~? 今までのライトちゃんシリーズの内容からしたら、まだまだじゃない?」

戦艦棲姫「……」

離島棲鬼「これにラム子先生の挿絵書いてもらって委託もさせてもらったら、次の祭りで売り切れ待ったなしね!」

戦艦棲姫「主にラム子先生の挿絵のおかげで」

離島棲鬼「そこはまあ否定できないけど、でもちょっとは文に惹かれる人もいるかなってくらいのものは書けてるでしょ?」

戦艦棲姫「ええ、文に引かれそう」

離島棲鬼「でしょ? ふふ、なろうで散々酷評してくれたワナビ共め見てなさいよ!」

戦艦棲姫(今くらい夢見させてあげよう)

瑞鶴「おはよう妹ちゃん!」

あかり「お、おはようございます瑞鶴さん」

瑞鶴「どうしたの? 昨日はあんまり眠れなかった?」

あかり「あ~、昨日はその、寝づらくて」

瑞鶴「どうして? かわう……川内は大人しくしてたでしょ?」

あかり「川内さんはうるさくなかったんですけど、心臓の音がうるさくて」

瑞鶴「心臓の音?」

あかり「こっちの話ですよぉ!」

瑞鶴「……昨日はまた誰かと一緒に寝てたの?」

あかり「えっ!? や、大和さんと一緒に、いえ、一人ですよぉ!」

瑞鶴「なんで隠そうとするの? さては、大和になにかされたんでしょ!」

あかり「な、なにもされてませんよぉ! 本当です!」

瑞鶴「嘘、目が泳いでるわ! 白状しなさい!」

あかり「ほんとに何もしてませんからぁ!」

あかり「へぁ~、ほんとに、なにゅも、しゅて、なにゃい……」

瑞鶴「これだけくすぐっても吐かないってことは、本当に何もしてないのかしら?」

あかり「はぇ、むしろ、今、瑞鶴さんにされましたよぉ……」

瑞鶴「まあいいわ。真偽のほどはともかく、今は信じてあげる」

あかり「あ、ありがとうございます?」

瑞鶴「で、も、あんまりハレンチなのは許さないからね? 瑞鶴はお姉ちゃんとして妹ちゃんをまっとうな方向に進ませてあげなきゃいけないんだから!」

あかり「本当にそうしようとしてます?」

瑞鶴「し、してるわよ! あ、あめのときのことは例外なんだから!」

あかり「例外……」

瑞鶴「あ、あと熊野との大きさ比べは妹ちゃんを妹として認識する前の話だから、これも除外よ!」

あかり「ええっと、あれもまっとうじゃない扱いなんですか? あかりも大きさが気になるときありますし、普通なんじゃ」

瑞鶴「気になっても誰かに比べてもらったりはしないでしょ! だめだわ、既に侵されてはじめている! なんとかしないと!」

あかり「なんとかするのは後にして、今日の遠征をどうするか決めましょう」

↓1 遠征隊を

1 出す
2 出さない

あかり「今日は出さない方向で行きますよぉ」

瑞鶴「今日もなの? ちょっとだらけすぎじゃない?」

あかり「これまでみんながんばってくれましたから」

瑞鶴「まあ、戦いを終わらせたわけだし、その武勲を考えれば当分遠征は行かなくてもいいのかもしれないけど」

あかり「暇ですか?」

瑞鶴「ん、ちょっとね。もう鍛える必要ないしと思って、そんな気持ちでやってたら鳳翔さんに怒られそうで弓道場にも行けないし」

あかり「瑞鶴さんはめんどくさがり屋さんですもんね」

瑞鶴「めんどくさがりだけど怠け者じゃないのよ?」

あかり「わかってますよぉ。弓道が楽しいと思える日が来るかもしれませんし、見学だけでも行ったらどうですか?」

瑞鶴「あのすまし顔が何言ってくるかわからないから遠慮する」

あかり「あははは、その前に加賀さんと仲良くならないとですね」

瑞鶴「あっちから言ってくるなら考えるけど、こっちからは絶対ならないんだから!」

あかり(う~ん、戦いが終わっても瑞鶴さんと加賀さんは変わらないね。仲直りの策は考えないといけないけど、今は今日の仕事をどうするかだよね)

↓1

1 艦娘との交流(>>221の大和以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は秋月と交流するところからはじめます

大和は好感度100なので交流した次の日は交流不可です

あかりと大和の絡みはどこからが小説でどこまでが現実か、全部現実でむしろ先までいったかとかはそれぞれの心のままに

開始します

秋月「ゲーム機ってこんなにいっぱいあるんだね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「全部買えるくらいお給料もらえるかな?」

あかり「さすがに全部は無理だと思うよぉ」

秋月「司令、聞いてたんですか?」

あかり「ドア開いてたから」

秋月「うぅ、だらけたところを見られてしまいましたね」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ」ペチペチ

あかり「自分のお部屋でくらいだらけてていいよぉ。それより、ゲーム本当に買うんだね」

秋月「はい。今の時代を知ることにも繋がりますし」

あかり「今は携帯ゲームでも世界中の人と一緒にできるもんね。あかりから見てもすごいと思うよぉ」

秋月「私からすればすごいなんてものじゃないです。ほとんど魔法ですよ」

あかり「秋月ちゃんも早く魔法使えるようになれるといいね」

秋月「はい! それで、今日はどういったご用件でしょうか?」

あかり「ご用件、遊びに来ただけなんだけど~」

↓1

1 長10cm砲ちゃんと戯れる
2 学校について
3 ご飯を食べさせる
4 その他自由に

あかり「そういえば秋月ちゃん、今朝ご飯あんまり食べてなかったね」

秋月「そうですか? いつもあれくらいですけど」

あかり「いくら艦娘でも食べないとお腹減っちゃうよぉ」

秋月「私は減らないんです。というか慣れてるんです」

あかり「慣れててもだめだよぉ! 朝ごはんはちゃんと食べないと一日の元気が出ないんだよぉ!」

秋月「一日動けるだけの栄養派補給できていますよ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

あかり「ほら、長10cm砲ちゃんが食べたりないって言ってるよぉ!」

秋月「いえその子達はその身体で結構食いしん坊なだけで」

あかり「おにぎりくらいならあかりにも作れるから、ご飯食べに行くよぉ!」

秋月「あぁ、ちょっと!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

あかり「長10cm砲ちゃんにもちゃんと食べさせてあげるからね」

秋月「はぁ、贅沢覚えさせると困るのは私なのでほどほどにしてくださいね」

あかり「こんなことなら大和さんにもっとお料理を教わっておくんだったよぉ」

秋月「大和さんにお料理を習っていたんですか?」

あかり「うん。これでも上手いってほめられたんだよぉ?」

秋月(まだあまり話せてないけど、司令のことならなんでもほめそうだけどな大和さん)

秋月「どんな料理ができるようになったんですか?」

あかり「お味噌汁とタレが作れるようになったよぉ!」

秋月「汁気も塩気も濃いものばかりですね」

あかり「ダイエットのためなのにね」

秋月「ダイエット?」

あかり「あっ、き、聞かなかったことにして!」

秋月「太ってるんですか?」

あかり「太ってはないけど、毎日大和さんのお料理食べてたら太りそうだなって」

秋月「だから自分で作る、と? 大和さんに量を少なくしてもらえばいいじゃないですか」

あかり「大和さんの料理だとおいしくていっぱい食べちゃうんだよぉ」

秋月「それなら大和さんにお料理を教わらない方がいいんじゃないでしょうか?」

あかり「ご飯をおいしいものを食べたいよぉ」

秋月「……運動しましょう」

あかり「……うん」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~」プニプニ

あかり「到着!」

秋月「本当に私お腹いっぱいなんですから」

あかり「お水飲むだけでもいいから、ね? 見てて不安になるよぉ」

秋月「変なところで過保護なんですね」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅう~!」クイクイ

あかり「ん? 長10cm砲ちゃんにはちゃんとご飯あげるから安心してね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「朝も弾薬いっぱい食べたのにまだ食べ足りないの?」

あかり「弾薬食べたんだ」

長10cm砲ちゃん「きゅん~!」

秋月「普通のご飯は別腹? そりゃ確かに砲弾じゃなくてご飯発射されても困るけど」

あかり「撃ったら焼きおにぎりになるのかなぁ?」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅきゅ~」

あかり「長10cm砲ちゃんうれしそうだね」

秋月「どっちともまだ子供みたいな性格してますからね。もう少し落ちついてくれればいいんですけど」

あかり「戦艦棲姫さんの艤装ちゃんみたいな?」

秋月「あれは大きすぎます」

あかり「腰には付けられないよね」

秋月「さすがの艦娘でも無理です。そもそも私より大きいですから」

あかり「逆に腰に付けられちゃうね」

秋月「付けられるならもっと危なくないところがいいですが」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」トントン

秋月「こら! 食器でテーブル叩かないの行儀悪い!」

あかり「ちょっと待っててねって、あれ? 厨房に誰かいる?」

↓1 厨房にいた艦娘(>>221の秋月以外)

大和「あら、どうしたのあかり?」

あかり「大和さんだったんですね。もうお昼の準備ですか?」

大和「さすがにまだよ。今は朝の片づけ」

あかり「でも終わったらお昼の準備なんですよね?」

大和「そうなるわ」

あかり「いつもありがとうございます」

大和「いいのよ。今日は気分がいいから」

あかり「どうしてですか?」

大和「どうしてか、わからない?」

あかり「……考えないようにしてたのに」

大和「それがわかりやすいのよ。大和の目を見て喋らないんだもの」

あかり「だって」

大和「人と話すときは相手の目を見て話さないとだめよ」スッ

あかり「わ、わかってますよぉ、見ますからほっぺたから手を……」

大和「もうちょっと見やすい位置まで近づいてあげるね」ググッ

あかり「大和さん、い、今は……」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」カチャカチャ

秋月「長10cm砲ちゃん! 司令、長10cm砲ちゃんがもう待てないそうです!」

大和「秋月さん、一緒にいたのね」

あかり「で、ですから、今は、むぐっ!」

大和「んっ……」チュッ

秋月「司令~?」

大和「はぁっ。秋月さん、おはようございます」

秋月「あっ、大和さん! おはようございます!」

大和「あかりがどうかしたの?」

秋月「いえ、司令がこちらに長10cm砲ちゃんのおにぎりを作りに来たはずで……なにしてるんですか?」

あかり「な、なんでもないよぉ」

秋月「そうですか?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ピュ~

秋月「ああっ! 我慢できなくて直接来た! もう、だめだってば!」

大和「そんなにお腹が減ってたのね。いいわ、有り合わせでなにか作ってあげるから食べて行って。あかりと秋月さんもね」

秋月「そんな悪いですよ。私、お腹いっぱいですし」

大和「いいのよ、お礼だから」

秋月「お礼ですか? なんのです?」

大和「気にしないで、ね」

あかり(や、大和さんが昨日からなんだか積極的になった気がするよぉ)

大和(誰かが側にいるのに隠れてこういうことをするなんて……って思ってたけど、あなたの気持ちがわかりましたよ熊野さん)

大和(きっと、着実に近づいてる。だからもうすぐ追い越せるはず、絶対!)

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~!」パクパク

あかり「落ちついて食べないと喉に詰まらせるよぉ」

大和「喉あるのかしら?」

秋月「あるんじゃないでしょうか?」

長10cm砲ちゃん「きゅあっあっ……!」ゴホゴホ

あかり「だから言ったのに。はい、お水」

大和「あったみたい」

秋月「ですね」

大和「秋月さんは本当にいいんですか?」

秋月「はい、私はあまり食べるとお腹痛くなっちゃいますし」

大和「末期の艦とはいえ、艦娘は飢えてたわけじゃないのに。まあ燃料がないというのは飢えの一種かもしれないけれど」

秋月「雲龍さんもそうですしその辺りの事情なんでしょうかね」

大和「スープなら飲めます?」

秋月「大和さんもなんでみなさん私にご飯を食べさせたがるんですか」

大和「昔とは違うんだということを感じてもらいたいからですよ」

秋月「……」

大和「なんて建前なんですけどね」

秋月「へっ?」

大和「本当はあかりが喜ぶからですよ」

秋月「司令が?」

大和「みんなが喜ぶとあかりも喜ぶから、大和もみんなを喜ばせるお手伝いをしてるのよ」

秋月「大和さん……」

大和「あっ、別にあかりのためだけじゃなくて、純粋に秋月さんに喜んでもらいたいって気持ちもあるんですよ?」

秋月「でも司令が喜んでくれるからっていう思いの方が強いんですね」

大和「ごめんなさい、だしに使ってるみたいで」

秋月「いえ、司令との付き合いの方が長いんですからそうなりますよ」

大和「あかりは自分になにかされるよりも、他人が喜んでるのを見るのが好きな子だから」

大和「だけど、無欲ってわけじゃないの。結構我を出すことも多いしね。それで……あっ、ごめんなさい」

秋月「いえ。大和さんは司令のこと大好きなんですね」

大和「ええ」

秋月「否定しないんですね。引かれるとか思わないんですか?」

大和「おかしいのは自覚してる。だけど、それでも好きだから。それははずかしいことじゃないって、そう思いましたから」

秋月(そこまで言い切れるほどに好きなんですね。それでいて、その好きな人のために他人を喜ばせるようなこともする、と)

秋月(すごいなぁ、そんなに愛してるなんて。私、大和さんに勝てるのかな?)

秋月(ん? 勝てるのかな? なんで私そんなことを思ったの?)

長10cm砲ちゃん「きゅきゅきゅ」バタバタ

あかり「暴れたらもっと汚れちゃうよぉ」

秋月(うん、違うよね。会ったばかりなんだし。なんとなく、思っただけ。そういうことにしておこう)

あかり「結局長10cm砲ちゃんが食べただけだったね」

長10cm砲ちゃん「きゅふ~」

秋月「……」

あかり「秋月ちゃん?」

秋月「あっ、はい? なんでしょう?」

あかり「ほんとうにお腹減ってない?」

秋月「はい、減ってません。お昼も食べないでいいくらいですよ」

あかり「うん、見てて心配になるからちゃんと食べて」

秋月「がんばります」

あかり「ご飯を食べることはがんばることじゃないと思うけど」

秋月「私にとってはがんばることなんです。それではまた」

長10cm砲ちゃん「きゅうきゅう~」

あかり「またね~」

あかり「うぅん、無理やり食べさせるのはよくないけど……本人が大丈夫って言ってるし」

あかり「とりあえず、今は次になにをするか考えるよぉ」

↓1

1 艦娘との交流(>>221の大和、秋月以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は朝潮と交流するところからはじめます

秋月もケーキ使ったんで何気に好感度は高いです朝潮ほどではありませんが

開始します

朝潮「日も昇ってくる頃ですがなにをしよう?」

あかり「朝潮ちゃん、おはよう」

朝潮「おはよう、でいいのかどうかってこれ昨日も言ったような気がします」

あかり「昨日も言ったね」

朝潮「こうなにも一日が過ぎるとまるで同じ時間を繰り返しているかのように錯覚してしまいます」

あかり「でも昨日のことを覚えてるってことは、ちゃんと時間は進んでるよぉ」

朝潮「進んでるのに同じことをしているという方がだめな気がしますが」

あかり「じゃあ昨日と違うことをすればいいんだよぉ」

朝潮「可愛いもの探しの旅はお休みですか」

あかり「どうしよう、同じ時間を繰り返す錯覚するけど行く?」

朝潮「いや昨日と旅に出ても昨日と同じことをしなければいいだけですから」

あかり「あっ、そうだね」

朝潮「というわけで私は構いませんけど、司令官が決めてください」

あかり「行きたい?」

朝潮「司令官が決めてください」

あかり「自分から行きたいって言うのはずかしい?」

朝潮「ち、違いますから!」

あかり「ふふっ、ならどうしようかなぁ」

↓1

1 プールのこと気付いていたという話
2 改造する
3 可愛いもの探しの旅その2
4 その他自由に

朝潮「そういえばまだ改造していませんでしたね」

あかり「練度最大になってるからできるんだよね」

朝潮「できます」

あかり「それならした方がいい?」

朝潮「基礎の能力が上がりますし、戦闘する必要がない今でもする価値はあるかと」

あかり「じゃあ今日は朝潮ちゃんを改造しよう!」

朝潮「ただ聞くだけなら笑顔で言うようなことじゃないですよね」

あかり「朝潮ちゃんは改二になれるの?」

朝潮「私はまだですよ。朝潮型はまだ誰もいなかったはずです」

あかり「そうなんだ。じゃあ朝潮ちゃんの改になった証を考えないと」

朝潮「改になった証?」

あかり「うん。改になっても変わらない子にはなにか改ですよって分かるようなものを付けてもらうんだよぉ」

朝潮「叢雲さんの服が他の方と違うのはそういうことなんですね。ですが、叢雲さんには改二があるのでは」

あかり「改になった頃にはなかったんだよぉ。それにまだ改だしね。あっ、そうだ、文月ちゃんになにか付けてあげるのすっかり忘れてたよぉ」」

朝潮「もう改かどうか識別する必要はありませんし、いらないんじゃないですか?」

あかり「間違ってまた改造しようとしたら大変だよぉ」

朝潮「そのときはできないで終わるだけだと思いますが、まあ司令官がそうしたいならしてください」

あかり「改造してる間に考えるね」

妖精「……」バンザイ

朝潮「改造終わりました」

あかり「あっ、お帰りなさい。どう?」

朝潮「駆逐艦としてはかなり良い仕上がりです。これなら戦え、る必要はありませんが戦えます!」

あかり「また体力が有り余ってたりしない?」

朝潮「い、いえ、今回は普通です。疲れても有り余ってもありません」

あかり「普通なの?」

朝潮「普通です。体調が平常に戻りました」

あかり「改造されたらいい感じになると思うんだけど」

朝潮「平常時でも以前より強い能力が出せるようになるというわけですよ」

あかり「なるほど、それで改でいい感じになったらもっとすごいことになるんだね」

朝潮「体調、士気は戦術面でも重要ですから。ところで、私の証は決まったんですか?」

あかり「それがまだ悩んでて。朝潮ちゃんはどうしたい?」

朝潮「なにもなしで」

あかり「なしはなしだよぉ」

朝潮「……では、司令官はどんな案を考えたんですか?」

↓1

1 頭に京子みたいな大きなリボンをつける
2 ねこみみとしっぽをつける
3 髪型を変える
4 その他自由に

あかり「ねこみみとしっぽを付けたりとか」

朝潮「なっ! なんですかそんな、いかがわしい!」

あかり「前に白雪ちゃんと買ったのがあるんだよぉ。あかりも白雪ちゃんも全然付けてないけど」

朝潮「なんで買ったんですかそんなもの」

あかり「白雪ちゃんと仲良くなるためだよぉ。結局ブローチにしたんだけどね」

朝潮「あの雪の結晶の形のブローチですね。あれはすごく綺麗なのに、その裏でなんて物を買ってるんですか」

あかり「せっかく買ったんだから使わないとね」

朝潮「改の証ということはずっと付けることになるんですよね? いやですよさすがに!」

あかり「そんなこと言わずに。きっと可愛いよぉ」

朝潮「私は可愛いもの好きでも自分が可愛くなりたいわけではありません!」

あかり「似合うと思うから、ね?」

朝潮「……そこまで言うなら、付けるだけは付けてみますけど。ずっと付けるかどうかは別ですよ」

あかり「やったぁ」

朝潮(私がねこみみ付けるのが見たいんでしょうか司令官は? いいえ、きっと誰にだってこう言うに決まってます)

あかり「えっと、確かこの辺りに、あれ? ない?」

朝潮「なくしてしまったんですか?」

あかり「そんなことはないと思うけど、あれぇ?」

妖精(猫吊るし)「お探しのものはこちらですか?」

あかり「妖精さん!」

朝潮「またあなたですか」

妖精(猫吊るし)「そう邪見にしないでくださいよ。妖精とは元来いたずら好きなものなんです」

朝潮「またそれでいたずらするつもりですか?」

妖精(猫吊るし)「いえいえ、今回はただ本物のように動くよう改造しただけですので」

あかり「本物の猫さんみたいに動くの?」

朝潮「本当にそれだけなんですね?」

妖精(猫吊るし)「今回はほんとうにそれだけですよ。それだけで十分です」

あかり「なんか引っかかるけど、とりあえず付けてみよう」

妖精(猫吊るし)「はい」

あかり「ありがとう。朝潮ちゃん、ちょっと屈んでね」

朝潮「はい」

あかり「ん、えへへ」ナデナデ

朝潮「な、なんで頭を撫でるんですか?」

あかり「なでてって言ってるみたいだなぁって思って」

朝潮「付けやすいようにそちらへ傾けただけですよ!」

あかり「それはわかってるんだけどね。ふふっ」ナデナデ

朝潮「なでなではもういいですから、早く付けてください!」

あかり「はぁい。よいしょっと」

朝潮「んっ、音が! 本当に聞こえてる!?」

妖精(猫吊るし)「周囲の音を拾って骨伝導によって聞こえるようになっています」

あかり「やっぱり無駄に高性能だった!」

朝潮「ちょっとうるさい、というか、二重に聞こえてなんだか変な気分に」フラフラ

あかり「朝潮ちゃん!」

妖精(猫吊るし)「集音機能は切ることも可能です。左耳のボタンを押してください」

朝潮「ここですか? 普通になった」

あかり「よかったぁ」

妖精(猫吊るし)「集音機能を使用する際には耳栓なんかを使うといいですね。耳は四つもいりませんので!」

朝潮「それを先に言ってください」

妖精(猫吊るし)「これからずっと付けるんですから体験しておいた方がいいと思って」

朝潮「ずっと付けるかどうかはわかりませんよ」

妖精(猫吊るし)「本当はあらゆる通信の周波帯を特定して、傍受するために使う機能だったんですけど、今となっては無用ですね」

朝潮「深海棲艦は無線を使ってるわけではありませんし、戦時でも無用な機能なのでは」

あかり「わぁ~、本当に動いてる~!」

朝潮「動いてるのは分かりますが、感覚はさすがに通ってませんか」

妖精(猫吊るし)「それはさすがに。外す度に引きちぎれるような痛みを感じることになりかねませんし」

あかり「それは怖いよぉ」

妖精(猫吊るし)「ですが脳波を読み取って思うとおりに動かすことは可能です」

朝潮「思うとおりに……」ピコピコ

あかり「すご~い! 可愛いよぉ!」

妖精(猫吊るし)「感度が敏感なんで少々せわしなくなりましたが」

朝潮「すごいがしゃがしゃいってません?」ガシャガシャ

あかり「すごいがしゃがしゃいってる」

妖精(猫吊るし)「感度は右耳のレバーで調節してください」

朝潮「いや見えないんですけど」

あかり「あかりが見て調節してあげるよぉ」

朝潮「お願いします」ガシャガシャ

あかり「お願いするなら止めてね」

朝潮「止めるのをお願いしているんですけど」

妖精(猫吊るし)「UIを見直す必要がありますね」

あかり「次はしっぽだね」

朝潮「よく考えるとしっぽって付けるところないじゃないですか」

妖精(猫吊るし)「ちゃんと肌にくっつくようになってますので安心してください」

朝潮「いやくっついたとしても、その尾てい骨の辺りにつけるとスカートとか、下着が……」

妖精(猫吊るし)「ちゃんと肌につけないと動きませんからね?」

朝潮「くっ、そういうことですか」

妖精(猫吊るし)「尾てい骨の辺りにしっかりつけてください。じゃないと反応しませんから」

朝潮「そこまでして拘る理由は私には……」

あかり「……」

朝潮「……やればいいんでしょう!」

妖精(猫吊るし)「さあ早く早く!」

朝潮「また後でおしおきですからね!」

朝潮(下着は下げなきゃ、だめですよね? 最低限くらいで見えないように……)

朝潮(尾てい骨って言うけれどどの辺りなんでしょう? ここ? それともここ?)モゾモゾ

あかり「あ、朝潮ちゃん」

朝潮「はい?」

朝潮(司令官なんで微妙に顔が赤くなって、あっ! 今の私って傍から見たらおしりいじってるように見えてるんじゃ!)

朝潮「違いますよ! どの辺りにつければいいか、手探りでは分かりにくいだけで!」

あかり「わかってる、わかってるよぉ」

朝潮(もう適当に付けてしまえば!)

朝潮「付けました!」ヘタ

あかり「しっぽ垂れたまんま動かないね」

妖精(猫吊るし)「適当なところにつけてるでしょう? だめですよ場所も大事なんですから」

朝潮「そんなこと言ったってわからないんですよ!」

妖精(猫吊るし)「なら付けてもらえばいいじゃないですか」

朝潮「司令官に!? バカ言わないでください!」

妖精(猫吊るし)「このままずっと司令官の前でおしり触ってもぞもぞしてるのとどっちがはずかしいですか?」

朝潮「うっ、うぅ、お願い、します」

あかり「あかりはいいけど、本当にいいの?」

朝潮「このままでは埒が明かないのは事実ですから」

あかり「じゃあ、あかりが付けてあげるね」

妖精(猫吊るし)「ふんふん~」

朝潮(この前の10倍はキツくしてあげます!)

朝潮「手早くお願いしますよ」

あかり「任せて。ん~」

朝潮「言った側からなにを悩んでるんですか」

あかり「スカート捲るのと、潜りこむのだったらどっちの方がはずかしくない? 捲ると妖精さんにも見えちゃうから」

朝潮「そ、そんなのは……潜りこむ方でお願いします。あの子には見られたくありません」

妖精(猫吊るし)「そんな殺生な~」

あかり「じゃあ入るよ?」

朝潮「どう、ぞ……」

あかり「んっ!?」

朝潮「なにか驚くようなことが!?」

あかり「ううん、下着ずれてておしりがちょっと見えてたから」

朝潮「それはしっぽをつけるために必要だから!」

あかり「うん、わかってるよぉ。びっくりしただけだからね」

朝潮(これも、プールのことを黙っていたことの清算と考えれば……!)

中途半端ですが今回はここまでです
次は続きからはじめます

朝潮型はガチでもあかりもまだガチの範疇に含まれるので問題ありません

開始します

あかり「あかりもよくわからないんだけど、尾てい骨ってどの辺りにあるの?」

妖精(猫吊るし)「もう少し下ですね」

あかり「もっと下?」

朝潮「司令官早くって、妖精も見えてるんじゃないですか!」

あかり「あっ、見ちゃだめだよぉ妖精さん」

妖精(猫吊るし)「身長の都合上見えてしまうのですからしょうがないですよ」

朝潮「もっと離れればいいでしょう! あっち行ってください!」

妖精(猫吊るし)「私に冷たくないですか朝潮さん?」

朝潮「自分の所業をよく思い出せば当然の態度だと思いません?」

妖精(猫吊るし)「思いません!」

朝潮「……」

あかり「朝潮ちゃんさすがにけり飛ばそうとするのはやめよう!」

あかり「ここかな?」トン

朝潮「ひゃっ!」

妖精(猫吊るし)「提督の手の角度的に考えて違います」

あかり「じゃあ、こっち?」ツン

朝潮「んぅっ!」

妖精(猫吊るし)「もう少し下着を下げないといけないですよ」

あかり「ええっ! まだ下げなきゃいけないの?」

妖精(猫吊るし)「まだまだ、膝のあたりまで!」

朝潮「ほんとうにけり飛ばしますよ!?」

あかり「朝潮ちゃん、ちょっとパンツ下ろすけど我慢してね?」

朝潮「ちょっとだけですよ!」

あかり「うん、ちょっとだけ」スッ

朝潮「はやっ……! な、なんでおしり、掴んでるんですか!」

あかり「ごめんね、下ろそうとしてつい」

朝潮「っ! いいから、早く、お願いします!」

あかり「ちょっとだけ」

妖精(猫吊るし)「わぁっ!」

あかり「きゃっ!」ズルッ

朝潮「……!?」

妖精(猫吊るし)「ほんとうに膝まで下ろしましたね」

あかり「ごご、ごめ、ごめん朝潮ちゃん!」

朝潮「な、なな、なにしてるんですか司令官! は、早く戻してくださっ、あっ!」グラッ

あかり「んむっ!?」

朝潮「ひゃうっん!?」ドサッ

妖精(猫吊るし)「パンツに足を取られてしまいましたか。見事に尻に敷かれてしまいましたね提督」

あかり「んん~!」バタバタ

朝潮「し、司令官、人のおしりの下でばたばたしないでくださいっ!」

あかり「んん~ん~!」

朝潮「はぁぅ、だ、だめ、かがないで、喋らないでくださいっ!」

あかり「ん~んん~!」

朝潮「あっ、暴れたら、私、落ちっ、ああっ!」バタッ

あかり「はぁはぁ、苦しかったよぉ。朝潮ちゃん、振り落としたりしてごめんね」

朝潮「こっち見ないでくださいっ!」

あかり「あっ……スカート捲くれて……」

妖精(猫吊るし)「前も丸見えですね」

朝潮「~~~っ!」

妖精(猫吊るし)「私の予想以上に十分な撮れ高でしたよ。満足です」

朝潮「うわぁぁぁ~!」バタバタ

あかり「朝潮ちゃん落ちついて! と、とりあえずパンツはこう!」

瑞鶴「で、その後はどうなったの?」

あかり「朝潮ちゃんが落ちついたあと、いつの間にかいなくなってた妖精さんを明日の朝日は拝ませないって言って、探しに行っちゃいました」

瑞鶴「それは落ちついてないんじゃないかしら?」

あかり「かもしれません」

瑞鶴「朝潮が怒るのも無理ないけどね。ほんとやり過ぎなときはやりすぎるんだから」

あかり「困った子ですね」

瑞鶴「結局朝潮の改の証はねこみみだけになったのね」

あかり「そうなっちゃいました。しっぽはどうしましょう?」

瑞鶴「オスカーと遊ぶときにでも使えば?」

あかり「猫じゃらしですか?」

瑞鶴「お母さんのしっぽにじゃれたりするんでしょ?」

あかり「そうらしいですね。お母さんのしっぽの代わりですね」

瑞鶴「妹ちゃんはお母さんって感じじゃないけどね」

あかり「あかりのしっぽじゃないからいいんですよぉ」

瑞鶴「で、これからどうするの?」

あかり「どうしましょうか」

千歳「予定が無いようなら、一緒に温泉を見に行きませんか?」

あかり「千歳さん。いつのものことながらもう温泉できたんですね」

千歳「毎度のことながら驚かされますね」

瑞鶴「温泉って?」

あかり「昨日、千歳さんから温泉を増築して欲しいって嘆願書にハンコを押したんですよぉ」

瑞鶴「あぁ、昨日ドックが騒がしかったのはそのためだったのね」

千歳「ドックと繋がったんですね」

あかり「せっかくなので!」

瑞鶴「艦娘にとってはどんな温泉よりも高い効能を発揮するからね」

千歳「効能があるから作ってほしいと頼んだわけではありませんけどね」

瑞鶴「千歳は部屋に温泉引いてもらってるんでしょ? それなのにまた温泉ってどんだけお風呂好きなのよ」

千歳「3人で入るには狭すぎますから」

瑞鶴「は? 3人?」

千歳「ああいえ、大勢で入るのも好きだからですよ」

瑞鶴「ドックがあるじゃないの」

千歳「ドックのお湯とはまた違いますよ。温泉の方が気持ちいいです」

瑞鶴「どれもお湯なんでしょう?」

千歳「入ってみれば違いがわかりますよ」

あかり「あっ、ここですね」

瑞鶴「元のドックの入り口からだいぶ離れてる気がするんだけど」

千歳「ここ前はなにがありましたっけ?」

あかり「わぁ~、ひろ~い!」

瑞鶴「脱衣所こんなに広くしなくてもいい……ことはないのか。50人いるもんね」

千歳「さすがに一斉に入ることは無いと思いますけど」

妖精(お茶)「いつだったかの水鉄砲のときのように、一斉に入ることもあるかもしれないじゃないですか」

あかり「妖精だよぉ。ここはあなたの担当なの?」

妖精(お茶)「あの子がこういう場所の担当にならないわけじゃないですか。朝潮さんと命がけのおにごっこの最中なので代理で私が来てるだけです」

千歳「命がけのおにごっこ? またなにかやらかしたんですね」

妖精(お茶)「お恥ずかしい限りです」

あかり「中も見ていい?」

妖精(お茶)「ええ。まだお湯は張れていませんが」

あかり「お風呂まだ入れないんだ」

妖精(お茶)「今日の夜には入れますよ」

瑞鶴「入ってくつもりだったのね妹ちゃん」

あかり「ライオンさんの口があるよぉ!」

妖精(お茶)「あの子がこれだけは外せないとか言って付けたんです」

瑞鶴「目のところカメラになってたりしないわよね?」

千歳「この部屋はサウナですか?」

妖精(お茶)「そこは岩盤浴の部屋です。サウナはあちらに」

瑞鶴「なに岩盤浴って? 岩の中に入るの?」

妖精(お茶)「いえ、温めた岩の上に寝るんです。まあサウナの一種ではあるらしいんですが、裸じゃだめみたいなので分けてます」

あかり「そんなのもあるんだぁ、今日の夜試してみるよぉ!」

瑞鶴「そこの仕切りは何なの?」

妖精(お茶)「あそこは3人ずつ程度で入れる小さなお風呂がいくつか並んでいるスペースです」

あかり「3人ずつ?」

妖精(お茶)「ええ、人目を気にせずゆっくり入りたいという人もいるだろうと千歳さんから要望をいただきまして」

千歳「駆逐艦の子なんか入浴剤を入れて遊んだりとかしたいという子もいるかもしれませんからね」

あかり「ずっとみんなで入ってましたもんね。落ちついて入りたいって人もいるかもしれませんし、いいアイデアですよぉ」

瑞鶴「なんで3人なの? 普通1人用じゃない?」

妖精(お茶)「1人用でも大きさは3人入れるくらいあった方がゆっくりできるだろうということです。別に1人でも2人でも使えますからね」

瑞鶴「ふぅん」

千歳「なんですか瑞鶴さん?」

瑞鶴「別になんでもないわ」

瑞鶴(まさか千代田と一緒に妹ちゃんを連れ込もうとしてるとか、考え過ぎよね?)

妖精(お茶)「あちらがジャグジーで泡と水流が出て楽しいです。そしてこちらが、高速修復材風呂です」

瑞鶴「は? 高速修復材風呂?」

あかり「作れたんだぁ」

妖精(お茶)「深海棲艦が消えて需要も下がりましたからね」

千歳「高速修復材を使ったお風呂だと?」

妖精(お茶)「そういうことです」

あかり「気持ちいいんですよね? 高速修復材」

瑞鶴「気持ちいい、うん、それはそうだけど、さ」

妖精(お茶)「ただでさえあれなのに、温度も高いから上せて思考も鈍くなるから効果倍増だ~って言ってました」

千歳「それはまた」

妖精(お茶)「ただし需要が下がっても貴重な物には変わりありませんし、使うときにだけお湯を張るようにしてくださいね?」

妖精(お茶)「あと1人ずつだともったいないので入るなら一斉に入ってください、とのことです」

千歳「……提督に効きます?」

妖精(お茶)「さあ? そこは試してみなければわかりません」

千歳「効いたら頃合いを見計らって個室に……」

瑞鶴「……」ジー

千歳「こほん」

妖精(お茶)「ちなみに外には露天風呂もありますからね。オーシャンビューです」

あかり「露天風呂もあるんだぁ! 本当にすごいですね千歳さん!」

千歳「ええ、想像を遥かに超えるものができて正直困惑というか、申し訳ないような気持も出てくるくらいです」

妖精(お茶)「作ったものはしょうがないので、申し訳ないとおもうなら存分に使い倒してください」

千歳「はい、存分に使わせてもらいますね」

瑞鶴「それにしても、本格的になんの施設かわからなくなってきたわね」

妖精(お茶)「戦争を終わらせた英雄とも言えるんです。これくらいの好待遇を受けてもばちはあたりません」

千歳「あなた達妖精もここの一員ですから、好待遇を受けるというのも違う気がしますが」

あかり「ありがとうね妖精さん」ナデナデ

妖精(お茶)「いいえ、楽しくてやってますから」

瑞鶴「あんなに豪華だと気遅れして結局元のドックばっかり使っちゃいそう」

あかり「妖精さん達も使ってほしいって言ってましたし、しっかり使いましょうよぉ」

瑞鶴「さすがに毎日あれだと逆に疲れそうだから、時々ね」

あかり「あかりは今日行きますよぉ。岩盤浴楽しみです!」

瑞鶴「それは夜のお楽しみとして、これからはどうする?」

↓1

1 艦娘との交流(>>221の大和、秋月、朝潮以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は瑞鳳と交流するところからはじめます

朝潮の好感度が100になったので夜は朝潮の好感度100イベントです

※425
話の流れがそうなれば選択肢に出るかもしれませんがたぶん自由安価じゃないとできませんね

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖   大鯨
山城   名取☆   北方棲姫
○蒼龍  間宮    霧島 
○加賀☆山雲    足柄

若葉   ○叢雲   ○白雪
ビス子  扶桑    Bep 
筑摩    ○大和☆ 長門
千歳☆  ○熊野   ○古鷹
○金剛  鳳翔    谷風  
球磨   酒匂    天龍  
○神通  那珂☆   武蔵
雲龍    ○文月   ○三日月☆
伊168   浦風    伊58
卯月    愛宕    川内
陽炎    瑞鳳    朝潮☆ 
吹雪    島風    大鳳
舞風    浜風    明石 
夕立   ○千代田 瑞鶴☆

秋月☆  離島棲鬼 戦艦棲姫         

あかり「瑞鳳ちゃん」

瑞鳳「あら提督。今日の秘書艦は私じゃなくて瑞鶴よ?」

あかり「瑞鶴さんと別れてここに来たんだからわかってるよぉ」

瑞鳳「じゃあ私になにか用事?」

あかり「遊びに来たよぉ」

瑞鳳「遊びに来たとか普通提督の口から出る言葉じゃないよね」

あかり「あかりはそういう提督なんだよぉ」

瑞鳳「ふっ、まあ私もそういう提督の方が気楽でいいけどね。戦いも終わったんだし、そういうのに慣れておいた方がいいのかしら」

あかり「瑞鳳ちゃんは元からそんなに固い感じじゃなかったよぉ」

瑞鳳「なによそれ、私がお気楽だったみたいじゃない! これでも正規空母並の働きをしようってがんばってたんだからね!」

あかり「最後もがんばってくれたもんね。ありがとね瑞鳳ちゃん」

瑞鳳「お、う、うん」

瑞鳳(面と向かってこういうこと堂々と言えるんだもん。ずるいよなんか)

あかり「それじゃ何して遊ぼっか!」

瑞鳳「そうねぇ」

↓1

1 これからの話をする
2 玉子焼き食べりゅ
3 身長のことについて
4 その他自由に

瑞鳳「玉子焼き食べりゅ?」

あかり「お昼ごはん食べたばっかりなんだけど」

瑞鳳「いいじゃない! 玉子焼きは別腹でしょ?」

あかり「まだお腹に余裕はあるけど」

瑞鳳「甘いの作ってあげるから、デザート感覚でいけるわよ」

あかり「いやいくら甘くても玉子焼きはデザートにならないんじゃ」

瑞鳳「ケーキとかにも卵は使うでしょ? なら玉子焼きもケーキみたいなものよ」

あかり「それは暴論だよぉ!」

瑞鳳「何にせよ食べられるんでしょ? なら食堂へ行きましょう!」

あかり「今日は食堂に縁がある日だよぉ」

あかり「それにしても、どうして瑞鳳ちゃんはなにかを食べる? って聞くときだけ声がおかしくなるの?」

瑞鳳「えっ、おかしくなってるの私?」

あかり「自分で気づいてないの?」

瑞鳳「気付いてたらしないように努力するわよ! どんな感じになっちゃってるの?」

あかり「なんていうか、食べりゅ? って感じで」

瑞鳳「なにそれ、そんな媚びた感じ出してないんだけど」

あかり「でもなってるよぉ」

瑞鳳「うわぁ、やだなそれ早く治そう。食べる? 食べる? 食べる?」

あかり「今は普通に言えてるよぉ」

瑞鳳「よし、じゃあ玉子焼き、食べりゅ?」

あかり「変な感じになったよぉ」

瑞鳳「嘘でしょ! なんでぇ?」

あかり「可愛いからそのままでいいと思うけどなぁ」

瑞鳳「いやよ、正規空母並の働きをするこの私がそんな媚びた声を出すなんて!」

あかり「正規空母並の働きは関係ないんじゃないかなぁ」

瑞鳳「食べりゅ?」

あかり「人に聞くときだけそうなるみたい」

瑞鳳「なら食べる? じゃなくて別の言い方をすれば! 食らう? くりゃう?」

あかり「悪化してるね」

瑞鳳「これが食べりゅが一番マシだというの?」

あかり「こうなったら食べりゅ? を流行らせればいいんだよぉ。そしたらはずかしくない」

瑞鳳「私の変な癖が流行ってるなんてはずかしいに決まってるでしょうが!」

あかり「一度癖になったら中々治らないからね」

瑞鳳「くぅ、この件は後でじっくり考えるとして、今は玉子焼きを作らなきゃ」

あかり「玉子焼き本当に好きなんだね」

瑞鳳「さぁてと。あれ? 厨房に誰かいる?」

↓1 厨房にいた艦娘(>>427の大和以外)

大鳳「瑞鳳さん?」

瑞鳳「大鳳、なにしてるの?」

大鳳「いえ、少々食べ足りなかったので自分で軽食でも作ろうかと思って」

あかり「大鳳ちゃんもお料理できたんだ」

大鳳「カレーとか簡単なものなら出来ますよ」

瑞鳳「本格的に作ろうとしたら難しい部類に入ると思うけどカレー」

大鳳「そこまで本格派ではありませんよ。大和さんや金剛さんなんかに比べれば」

瑞鳳「あの二人は簡単なものなら出来るレベルで比較する腕じゃないでしょ」

大鳳「そうなんですけどね」

瑞鳳「私も使わせてもらうけどいいかしら?」

大鳳「どうぞ」

瑞鳳「よっし、おいしい玉子焼き作るから待っててね!」

あかり「うん!」

大鳳「……」

あかり「二人とも鳳がついてるけど姉妹艦じゃないんだよね?」

瑞鳳「全く別の型よ」

大鳳「そうなりますね。もちろん鳳翔さんとも直接の関係はありません」

瑞鳳「大鯨を改造したら龍鳳って軽空母になるけど、私はそっちとは一応姉妹になるんだけどね」

大鳳「そちらとも私は無縁です」

あかり「うぅん、未だにその辺りはややこしいよぉ」

大鳳「そこまで気になさることはありませんよ」

瑞鳳「そうそう。誰と誰が姉妹だなんてわからなくても問題ないし、そもそも姉妹だってことを気にしてないのもいるんだから」

大鳳「文月さん達は姉妹というよりは仲のいい友達といった雰囲気ですから」

あかり「歳も同じくらいだもんね。でも気にしてる人はすっごく気にしてるよね」

瑞鳳「今はそうでもないけど千代田とか、あとは筑摩とか。そこは人それぞれよ」

大鳳「艦娘ですから普通の姉妹と違いますし、色々と考えてしまうこともあるでしょう。その点でいえば一人っ子の私は悩む必要もないので楽です」

あかり「島風ちゃんは姉妹がいないから寂しいって言ってたよぉ」

大鳳「そこも人それぞれです。姉妹で仲良くしてるのを見て憧れないでもないですが」

あかり「大鳳ちゃんがあかりの妹になったら、島風ちゃんとどっちがお姉ちゃんになるんだろう?」

大鳳「なんの話をしてるんですか?」

瑞鳳「よっ!」

あかり「すごい、形が全然崩れてないよぉ。色も綺麗でおいしそ~」

瑞鳳「ふふん、玉子焼きを焼かせれば正規空母どころか、装甲空母を上回る働きができるわ!」

大鳳「むっ、私だって玉子焼きくらい作れますよ」

瑞鳳「あっ、ごめん。正規空母の上位互換って意味で引き合いに出しただけで、大鳳のこと言ったわけじゃないの」

瑞鳳「でも玉子焼きくらいって言い方は聞き捨てならないわ!」

大鳳「玉子を溶いて焼くだけじゃないですか。味付けもなにかを混ぜたりしないなら、お塩とお砂糖くらいなものでしょう?」

瑞鳳「それでおいしくしなきゃいけないんだから難しいんじゃないの!」

大鳳「自分の得意料理を高度な技術だと思いたいのは分かりますけど」

瑞鳳「実際難しいわよ! なら大鳳も作ってみなさいよ!」

大鳳「ええ、ちょうどもう一品くらい作ろうと思っていたところですから!」

あかり「ちょっと二人とも、喧嘩はだめだよぉ」

瑞鳳「どっちがおいしいか提督に食べさせて勝負よ!」

大鳳「ええ。勝った方がt提督になんでも一つ命令することができるという条件でどうでしょう」

瑞鳳「望むところよ!」

あかり「またあかりが勝手に賞品にされてる!?」

大鳳「できましたよ」

瑞鳳「こっちも作りなおしたわ!」

大鳳「わざわざ作りなおしたんです?」

瑞鳳「温度もおいしさの大事な基準でしょ?」

大鳳「冷めていてもおいしいものこそ真においしい玉子焼きですよ」

瑞鳳「なら大鳳のは冷ましてから判定ね」

大鳳「同条件で比べなければ意味がないのでこのままで出しますよ!」

瑞鳳「ふんっ、勝つのは私よ!」

大鳳「私です! 勝ってまた提督に開口部を点検してもらうんです!」

あかり「あかりそんなことしたことあったっけ?」

瑞鳳「吠え面かくんじゃないわよ?」

大鳳「そっくりそのままお返しします!」

あかり「どっちもおいしそうなのに、もっと楽しい雰囲気で食べたかったよぉ」

瑞鳳「どうしても譲れないものって、誰にでもあるものでしょ」

大鳳「さあ提督、食べてみてください!」

↓1のコンマが↓2のコンマ以上で瑞鳳の勝ち。それより低いと大鳳の勝ち

瑞鳳「どう? どっちがおいしい?」

大鳳「私の方ですよね提督?」

あかり「……強いて言うならそう」

瑞鳳「そ、そんな! 私が、玉子焼きで負けるなんて!」

大鳳「ふふっ、これで提督への命令権は私に――」

あかり「でもどっちもおいしくはないよぉ」

大鳳「えっ?」

瑞鳳「私、砂糖と塩間違えちゃった?」

あかり「ううんそうじゃない。さっき言ったでしょ、もっと楽しい雰囲気で食べたかったって」

瑞鳳「あっ……」

あかり「あかりはあんまり料理できないから偉そうなこと言えないけど、料理には料理人の心が宿るんだよね?」

あかり「愛情とか真心とかそういうのがこもってるなら、本当においしかったんだと思うけど」

あかり「二人とも喧嘩のために作った料理を食べて、おいしいなんて思えないよぉ」

大鳳「提督……すいません、私、大切なことを見失っていました」

瑞鳳「私もよ。いつも作るときは玉子焼きへの愛情をたっぷり込めてるのに、今回は全然込められなかった。それじゃおいしくなるわけないわ」

大鳳「瑞鳳さんにもすいません。玉子焼きくらい、なんて軽く見るようなことを言ってしまって」

瑞鳳「いいのよ、私も熱くなりすぎたわ。そもそも私が挑発するようなこと言ったのが悪いんだものね。ごめんなさい大鳳」

大鳳「いいんです。どれだけ簡単な料理にでも心を込めるという、とても大切で難しい工程があるのだということに気づけたのですから」

あかり「二人が仲直りできてよかったよぉ」

瑞鳳「今からでも心を込めるのは遅くないわよね?」

大鳳「ええ、まだここに玉子焼きが残っているのですから」

瑞鳳「なら、はい提督。口開けて」

大鳳「私達が愛情を込めて食べさせてあげます。後乗せですが、どうぞお召し上がりください」

あかり「先に瑞鳳ちゃんからね。あ~ん」

瑞鳳「どう? おいしい?」

あかり「おいしいよぉ。甘みが強くてふわふわだから、本当にケーキみたい!」

瑞鳳「ふふっ、暴論じゃなかったのかしら?」

大鳳「提督、こちらもどうぞ」

あかり「うん! ん~、大鳳ちゃんのは塩気が効いてるね! これはご飯を食べたくなる味だよぉ」

大鳳「よそってきましょうか?」

あかり「欲しいけどご飯食べたばかりだから我慢するよぉ!」

瑞鳳「塩気は甘みで中和よ! まだ残ってるけど、食べれりゅ?」

あかり「ふふっ、食べれりゅ!」

大鳳(また大切なことを一つ教わってしまいましたね。ありがとうございます提督)

大鳳(……命令権はもらいますけど)

今回はここまでです

前にも>>と※を打ち間違って恥かいたのに繰り返してしまうとはお恥ずかしい限りです

明日は用事があるので↓1~2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもOKです

開始します

あかり「玉子焼きなら大和さんよりおいしいかもね」

瑞鳳「大和は汎用型、私は特化型なのよ」

あかり「玉子焼きに特化するのはどうかと思うけど」

大鳳「それでもなにかに秀でているのはいいことですよ」

あかり「卵料理全般とかならもっとよかったけど」

瑞鳳「これでも卵料理なら得意な方なんだけど。フーカデンビーフ? スコッチエッグって言うんだっけ、あれは大鯨の方がおいしいけど」

あかり「あぁ、得意料理はこれですって言えるのは羨ましいかも」

瑞鳳「提督も味噌汁はおいしいじゃないの」

大鳳「得意料理は味噌汁だね」

あかり「さっきの大鳳ちゃんじゃないけど、もっと工程が長いのを得意料理だって言えればカッコいいんだけどなぁ」

瑞鳳「得意になるには練習あるのみよ。本でも教わるのでもどっちでもいいから作らないことには得意にはならないわ」

あかり「最近はやってないし今度やってみようかなぁ」

大鳳「今はなさらないんですか?」

あかり「さすがにお腹いっぱいだから。次はなにしようかな」

↓1

1 艦娘との交流(>>221の大和、秋月、朝潮、瑞鳳以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「瑞鶴さん戻って来ましたよぉ」

瑞鶴「ということは執務かしら?」

あかり「それはまた後でしますよぉ」

瑞鶴「怠け過ぎはだめだよ」

あかり「わかってますよぉ。あとでちゃんとしますから」

瑞鶴「もぉ。じゃあどうしたの? どこかに行く準備?」

あかり「いえ、瑞鶴さんとお話しようと思って」

瑞鶴「瑞鶴と? それじゃ余計に執務が停滞するわよ」

あかり「だめですか?」

瑞鶴「いいわよ。瑞鶴もめんどくさくなってきたところだし」

あかり「わぁい!」

瑞鶴「さてと、めんどくさい執務から解放されたところで、なにする?」

↓1

1 加賀の話
2 じゃれあう
3 姉妹の話
4 その他自由に

瑞鶴「そうだ、お姉さんの話を聞かせてほしいな」

あかり「お姉ちゃんの話ですか?」

瑞鶴「そう。妹ちゃんの姉妹付き合いがどんなものなのかって。翔鶴姉とのつき合い方の参考にするわ」

あかり「あかりとお姉ちゃんの真似をする必要はないんですよぉ?」

瑞鶴「でも話を聞く限りだとすごい仲いいみたいだから」

あかり「瑞鶴さんと翔鶴さんも仲いいですよぉ」

瑞鶴「それはまあそうだけど、他のところのことも気になるじゃない?」

あかり「ん~、その気持ちは確かにわかりますよぉ」

瑞鶴「でしょう? なら教えて」

あかり「でもあかりと瑞鶴さんじゃ歳が違いますから参考にならないような気もしますよぉ」

瑞鶴「いいのよ。参考にするのはお姉さんの方だから」

あかり「えっ?」

瑞鶴「あっ、なんでもないわ。とにかく聞かせてよ」

あかり「わかりましたよぉ」

瑞鶴「そうだ、お姉さんの話を聞かせてほしいな」

あかり「お姉ちゃんの話ですか?」

瑞鶴「そう。妹ちゃんの姉妹付き合いがどんなものなのかって。翔鶴姉とのつき合い方の参考にするわ」

あかり「あかりとお姉ちゃんの真似をする必要はないんですよぉ?」

瑞鶴「でも話を聞く限りだとすごい仲いいみたいだから」

あかり「瑞鶴さんと翔鶴さんも仲いいですよぉ」

瑞鶴「それはまあそうだけど、他のところのことも気になるじゃない?」

あかり「ん~、その気持ちは確かにわかりますよぉ」

瑞鶴「でしょう? なら教えて」

あかり「でもあかりと瑞鶴さんじゃ歳が違いますから参考にならないような気もしますよぉ」

瑞鶴「いいのよ。参考にするのはお姉さんの方だから」

あかり「えっ?」

瑞鶴「あっ、なんでもないわ。とにかく聞かせてよ」

あかり「わかりましたよぉ」

あかり「――そんな感じで優しいお姉ちゃんですよぉ」

瑞鶴「ところどころ行き過ぎな気もしたけど、それだけ溺愛されてるってことなのね」

あかり「あかりも大好きですよぉ」

瑞鶴「赤ちゃんの頃から世話されてたんだものね、嫌いになることはないよね」

あかり「参考になりましたか?」

瑞鶴「うぅん、一つだけいい?」

あかり「なんでしょうか?」

瑞鶴「お姉さんってスタイルいいの?」

あかり「お姉ちゃんですか? あかりは身内ですけどそれを抜きにしてもいい方だと思いますよぉ」

瑞鶴「胸も?」

あかり「胸は、そう、ですね、目立つほどじゃないですよぉ。向日葵ちゃんよりは小さいと思います」

瑞鶴「あの子は規格外よ。その歳の平均よりは大きいくらいかしら?」

あかり「平均はわかりませんけど、ちなつちゃんのお姉さんよりは大きいかなって思います」

瑞鶴「そっかぁ、胸はあるんだ」

あかり「まだ気にしてるんですか?」

瑞鶴「妹ちゃんは大きさは関係ないって言ったけど、大きさで変わってくるものでしょ甘えさせ方とか」

瑞鶴「少なくとも瑞鶴のじゃ胸に甘えさせるのは難しいし」

あかり「胸に甘えさせるってなにする気なんですか?」

瑞鶴「い、いや、胸に抱いたときとか。小さくてもくっつけば感じられるって言ってくれたけど、大きい方が気持ちよさ的には上なことに変わらないでしょ?」

あかり「そんなに胸に抱くことありますか?」

瑞鶴「好きなんでしょ? 抱っこされるのとか頭撫でられるの」

あかり「好きですけど」

瑞鶴「体格差的に胸の辺りに来ることになるじゃない」

あかり「翔鶴さんとの関係の参考にするんですよね?」

瑞鶴「あっ、それはその、こう抱き寄せたら胸に寄せる感じになることもあるから」

瑞鶴「改二で大きくならないかなぁ。でもなんか変な道具必要なのよね」

あかり「それっぽいのは持ってませんよぉ」

瑞鶴「はぁ、なんで翔鶴型だけ設計図じゃないのよ。意味わからない」

あかり「元気出してください瑞鶴さん。あかりが抱っこされるの好きなのは胸の感触があるからとかじゃないですから」

瑞鶴「そりゃそうでしょうよ。でも一番印象的でしょ?」

あかり「そうでもありませんよぉ」

瑞鶴「じゃあ何が一番印象的なの?」

あかり「ん~、におい、です」

瑞鶴「におい?」

あかり「間宮さんと伊良湖さんはくっつくと甘いににおいがします。大和さんはされるときでお料理のにおいが違いますよぉ」

あかり「同じところで暮らしてるのに全然違うんだなぁって思います」

瑞鶴「においかぐの好きなの? 犬みたい」

あかり「好きとかじゃなくて、抱っこされてるときに一番印象に残ることですよぉ!」

瑞鶴「わかってるわかってる」

あかり「それと、別の人のにおいがすると一人じゃないんだってよくわかりますから」

あかり「あかりが抱っこされるの好きなのは、誰かと一緒にいるのが好きだからですよぉ」

あかり「抱っこされるだけじゃなくて、誰かとくっつくことが好きなんです!」

瑞鶴「くっつくこと、ね」

あかり「瑞鶴さん、抱っこしてください」

瑞鶴「えぇっ、いきなり?」

あかり「抱っこしてください~!」

瑞鶴「わ、わかったからそれやめて!」

瑞鶴(抱っこせがまれるのってこんな気持ちになるんだ。デレデレになるのもよくわかる)

瑞鶴「膝の上でいいでしょ?」

あかり「はい!」

瑞鶴「汗臭かったりしない?」ギュッ

あかり「全然そんなことないですよぉ」

瑞鶴「ならいいんだけど。妹ちゃんは、玉子焼きのにおいがするわね。それと硝煙のにおい、長10cm砲ちゃん? 秋月と一緒にいたのかしら?」

あかり「よくわかりますね」

瑞鶴「艦娘ならこれくらいの嗅覚はみんな持ってるものよ。あら、朝潮と大和のにおいが強く残ってるわ。なにをしてたのかしら?」

あかり「えっ、会っただけですけど」

瑞鶴「会っただけじゃこんなに強くは残らないわ! やっぱり昨日の夜といい大和となんかあったでしょ! 吐きなさい!」コチョコチョ

あかり「んひゃ! 瑞鶴さん、またですかぁ~!」

瑞鶴「朝潮ともなにかしたんでしょ? そんな爛れてる妹ちゃんは矯正してあげないと!」

あかり「な、なにもしてませんから~!」

瑞鶴(包容力は愛宕とかに負けてても、誰かと一緒にいることを自覚したいのが好きな理由なら他にもやりようはあるわよね)

瑞鶴(こうして、くすぐってあげるとか。胸の分は触れ合いの密度でカバーよ! そう、胸がない分くっついてる面積も大きいんだから!)

あかり「もぉ~、くすぐりはいけないことですよぉ」

瑞鶴「ごめんって、結構くすぐったがりなんだね」

あかり「前に文月ちゃんにずっとくすぐられてから、お腹はくすぐったがりになっちゃったんですよぉ」

瑞鶴「文月が? 文月ならそういう意図はなさそうだけど」

あかり「昨日の夜に大和さんにまたされちゃったところだし」

瑞鶴「ん? 夜に何って?」

あかり「え、えっと、そうだ! 今日はもう遅いですし、ここまでにしましょう」

瑞鶴「えっ? あっ、あぁ、もうそんな時間か」

あかり「今日はお疲れさまでしたよぉ」

瑞鶴「妹ちゃんもお疲れ」

あかり「ごほうびいります?」

瑞鶴「くれるならいるけど」

あかり「ならあげますよぉ」

瑞鶴「いらないって言ったらくれないのかしら?」

あかり「どうしてもと言うなら」

瑞鶴「どうしてもいらないって言う子はいないと思うけどね」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 明日一回交流する
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

今回はここまでです
次は瑞鶴にマッサージをするところからはじめます

久しぶりに起きたので投稿エラーになっても投稿されてることがあるということをすっかり忘れてました

開始します

あかり「なにが欲しいですか?」

瑞鶴「……マッサージ」

あかり「マッサージですか? いいですよぉ久しぶりです」

瑞鶴「腕は鈍ってないかしら?」

あかり「どうでしょう。普通そんなに頻繁にやることじゃないので、すぐになまることはないと思います」

瑞鶴「瑞鶴が試してあげるわ」

あかり「よろしくお願いします!」

瑞鶴「今日はその、あの……」

あかり「なんですか?」

瑞鶴「ううん、後で言うわ」

あかり「はい、わかりました? お布団敷ますから待っててくださいね」

瑞鶴「……」

瑞鶴「はぅ……んぅ」

あかり「どうですか? なまってませんかあかりの腕?」

瑞鶴「なまぁっ、てない、わ……あいかわらっ、ず、すご……」

瑞鶴(どうして、いやらしい手つきでもなんでもないのに。そんなつもりもないでしょうに、こんな……)

瑞鶴(触られるとこ全部、弱くなって行っちゃうみたい……)

あかり「よかったぁ。あかりの数少ない特技がなくなっちゃうところでした」

瑞鶴「こりぇ、これはぁ、特技とかい、ちゃ、め……」

あかり「はい?」

瑞鶴「はっ、はっ……」

瑞鶴(だめ、だ、動悸が激しすぎる……呂律も回らないし、目がチカチカする……)

あかり「瑞鶴さん、大丈夫ですか? 息が上がってますけど」

瑞鶴「だい、じょ、ぶ……続けて」

あかり「痛いところあったらすぐに言ってくださいね?」

瑞鶴(痛いところなんて、ない。全部、全身に触れてほしい……)

瑞鶴(ほしいのに、言えない。そんなこと……でも、言っちゃいそうになる……)

瑞鶴(いっそのこと、妹ちゃんがそのつもりだったらいいのに……いや、よくない、なに考えて……)

瑞鶴(頭、おかしくなりそう……)

あかり「はい、おしまいですよぉ」

瑞鶴「はぁー、はぁー……」

あかり「いつも思いますけど、本当にどこも痛くないんですよね?」

瑞鶴「痛くはない。痛くはないわ」

あかり「だったらなんでそんな顔するんですか?」

瑞鶴「気持ちいいからよ」

あかり「気持ちよくてそんな顔しますか?」

瑞鶴「なっちゃうんだから、しょうがないわ」

あかり「瑞鶴さんなら無理して痛いのを隠すこともなさそうですし、信じますよぉ」

瑞鶴「瑞鶴が思いやりがないって言ってる?」

あかり「そんなことないです。瑞鶴さんは隠しごととかしないでなんでも言ってくれる人だって思ってますから」

瑞鶴「そ、そう思ってくれてたんだ」

瑞鶴(それなのに瑞鶴、翔鶴姉との仲の参考にするとか言ってお姉さんの話を聞いたりしちゃったんだ)

瑞鶴(……言えないことだってあるよ。でも、いつかは伝えないといけないことだよね)

瑞鶴(このまま足踏みしてたらドンドン先に行かれちゃうし、瑞鶴も覚悟を決めるときが来たのかな)

あかり「それじゃあ、明日の秘書艦を決めましょう!」

↓1 明日の秘書艦(>>427の☆のついてない艦娘)

瑞鶴「誰にするの?」

あかり「えっと~、足柄さんです!」

瑞鶴「足柄ね、わかったわ」

あかり「お願いしますね瑞鶴さん」

瑞鶴「うん、ちゃんと伝えとくから。おやすみ妹ちゃん」

あかり「おやすみなさいですよぉ瑞鶴さん」

瑞鶴(この余韻が残ったままだと強硬策に出ちゃいそうだから、明日にしよう。そうしよう)

あかり「久しぶりにマッサージしたけど、あかり自身の感覚でもなまってる感じはなかったよぉ」

あかり「まだまだみんなのことを癒してあげられるね」

あかり「さてと、これからどうしよう?」

朝潮「夜分遅くにすいません司令官」

あかり「朝潮ちゃん?」

朝潮「少々お話があるのですが、お時間はよろしいでしょうか?」

あかり「うん、いいよぉ」

朝潮「ありがとうございます」

あかり「服が汚れてるみたいだけど、どうしたの?」

朝潮「これは、あの妖精がちょこまか逃げ回るものですから」

あかり「今までずっと追いかけっこしてたの?」

朝潮「はい。先ほどようやく捕まえて仕留めました」

あかり「仕留めちゃったの?」

朝潮「仕留めました」

あかり「そ、そう、いたずらが過ぎたから自業自得だね。たぶん生きてると思うけど」

朝潮「ほんとに、なんなんですかあの妖精は!」

あかり「なんなんだろうね。あかりにもよくわからないよぉ」

朝潮「司令官の前でこんな汚れた格好ではいけませんよね」

あかり「そんなこと気にしないでいいけど、朝潮ちゃんを汚れた格好のままいさせるのはだめだよね」

朝潮「なら、脱ぎます」

あかり「脱ぐのはいいけど着替えもね! えっと、とりあえずこのパジャマ着て。いつもと違うかもしれないけど」

朝潮「パジャマでは出歩けませんよ」

あかり「ここで寝ればいいんだよぉ」

朝潮「司令官と一緒にですか?」

あかり「うん。だめ? あっ、それともお風呂入る? 汚れてるしそうした方がいいかも」

朝潮「お、お風呂ですか?」

あかり「ちょうど豪華になったところだからね。一緒に行こう!」

朝潮「司令官はもう入られたのでは?」

あかり「何回入っても平気だよぉ。ほら、行こう朝潮ちゃん!」

朝潮「わっ、待ってください!」

朝潮「ほんとうにすごい豪華になってる……」

あかり「でしょう? お風呂って一日の終わりに疲れを取るところだから、これくらいした方が効果的だよね」

朝潮「これは逆に疲れてしまいそうですが」

あかり「それは確かに。楽しくて遊んじゃうもんね」

朝潮「いえ、豪華すぎて落ちつかないということなんですが」

あかり「元々のドックだって広くて豪華だったよぉ」

朝潮「それとは趣が全く違いますよ」

あかり「ん~、ならドックの方に行こう」

朝潮「繋がってるんですね」

あかり「元々広かったドックが温泉と繋がってものすごいことになったよぉ」

朝潮「やはり落ちつきませんよ」

あかり「背中流してあげるね」

朝潮「えっ、それは私がやるべきことですよ」

あかり「あかりはもう一回洗ってるから、シャワーでちょっと流すくらいでいいんだよぉ」

朝潮「し、しかし」

あかり「朝潮ちゃんは汚れてるから、ちゃんと洗わないといけないね~」

朝潮「自分で洗えますよ!」

あかり「背中は誰かにやってもらった方が洗いやすいよぉ。はい、一回シャワーかけるね」

朝潮「ちょっ、んぶっ」

あかり「朝潮ちゃんは前から洗う派? それとも後ろから?」

朝潮「ま、前からです!」

あかり「なら終わったらタオルこっちに貸してね~」

朝潮「うぅ、わかりましたよ」

朝潮「お、終わりました」

あかり「よぉし、ここからは交代だね」

朝潮「お願いします」

あかり「任せて! 汚れは全部落としてあげるよぉ!」

朝潮「はぁ……」

朝潮(なにしてるんだろう私は。また司令官の手を煩わせて……)

朝潮(あれ? よく考えたら私、身体の前面を擦ったタオルをそのまま司令官に渡した?)

朝潮(じゃあ、今司令官が握ってるタオルって、私の……い、いや! だからなんですか! タオルは共用なんですし、他の方だって使ってるものなんですから!)

朝潮(で、でも、一回ごとに洗ってますし、そのままで使ってはいないし、え、ええっ)

あかり「朝潮ちゃん」

朝潮「はいっ、なんですか!?」

あかり「うわっ、びっくりした」

朝潮「あっ、すいません」

あかり「ううん。背中の方は終わったけど、おしりはどうするのかなぁって」

朝潮「お、おしり!? 自分でやります!」

あかり「ならタオルは返すよぉ」

朝潮「あ、ありがとうございます!」

朝潮(よ、ようやく戻ってきた。よかったぁ)

朝潮(あれ? でもこれ司令官が今の今まで握ってたタオルですよね? それで私、おしりを……)

朝潮(い、いや、それよりも!)

朝潮「司令官、終わるまであっち向いててください!」

あかり「あっ、そうだよね。うん、あっち向いてるから終わったら教えて」

朝潮(くぅ、次の機会があれば先に背中を流して……いや、そうしたら司令官が握ってたタオルで前面を擦ることになって……)

あかり「次は頭だね」

朝潮「頭も自分で洗えます!」

あかり「頭の上も埃ついちゃってたから、あかりがやるよぉ」

朝潮「えぅ、すいません」

あかり「謝らなくていいよぉ。あかりはこういうの結構好きだから。シャワーかけるよぉ?」

朝潮「はい」

あかり「シャワーして、シャンプーもいくね」

朝潮「ひゃぅ!」

朝潮(いつもなら何でもないシャンプーの冷たさが、やけに鋭敏に感じ取れるのは何故だろう)

あかり「これくらいでいいかな。爪は切ってるけど痛かったから言ってね」

朝潮「わかり、ました」

あかり「熊野さんのときみたいに失敗しないようにしないと」

朝潮(すごく優しい手つき、これで痛いなんて言う人はいないはず)

あかり「どこかかゆいところない?」

朝潮「ない、です」

朝潮(かゆいというより、くすぐったいです。でも気持ちが落ちつくくすぐったさです)

朝潮(人に頭を洗ってもらうの、いいですね。なんだか眠くなってきました……)

あかり「シャワーだよぉ」

朝潮「あっ」

あかり「口と目は閉じててね」

朝潮(気持ちいいまどろみもここまでですか。ずっとされていたかった、な)

あかり「はいおしまい。もう目を開けていいよぉ」

朝潮「ふぅ、ありがとうございました司令官」

あかり「どうもぉ。あかりもかけ湯するからその後で湯船の中に入ろうね」

朝潮「少しはシャワーがかかったんじゃないでしょうか?」

あかり「それじゃ足りないよぉ。一度入っててもかけ湯くらいはしないとね」

朝潮「では待ちます」

あかり「待っててね~」

朝潮(……私さっきから司令官に何もかもやってもらってばかりじゃないですか? 自分のやれることを探してるはずなのに!)

あかり「泡のお風呂と岩盤浴もいいけど、普通のお風呂は落ちつくなぁ」

朝潮「……」

あかり「どうしたの朝潮ちゃん? 元気ないね」

朝潮「自己嫌悪してますので」

あかり「なにか悪いことしちゃった?」

朝潮「私、結局なにもできることを見つけられていません」

あかり「まだ探し始めてから時間経ってないししょうがないよぉ」

朝潮「それだけならいいです。ですが実際はその上、司令官の手を煩わせてばかりで!」

あかり「朝潮ちゃんだって秘書艦のときは執務手伝ってくれたじゃない」

朝潮「それは誰にだってできますよ!」

あかり「誰にだってできるかもしれないけど、あのときそうしてくれたのは朝潮ちゃんだよぉ」

朝潮「それはそうですが」

あかり「誰にだってできることでも、手伝ってもらった方はやってくれた人に感謝するんだよぉ」

あかり「あのときあかりを手伝ってくれたのは朝潮ちゃん。だから、あかりは朝潮ちゃんに感謝してるよ」

朝潮「たまたま、そういう機会があっただけです」

あかり「たまたまでもだよ! 朝潮ちゃんはあかりのこと手伝ってくれた! 何にもできてないわけじゃないよぉ!」

あかり「それにね、朝潮ちゃんはそれ以外にもやってくれてることがあるよぉ」

朝潮「なんですか?」

あかり「ここにいてくれてること」

朝潮「えっ?」

あかり「ここにいて、あかりと一緒に遊んでくれてることだよぉ」

あかり「あかりは朝潮ちゃんと一緒にいて楽しいよ。プールのこととか、今日のこととか色々あったけど、それでも楽しい!」

あかり「もっともっと一緒に楽しいことしたいって、そう思ってる!」

朝潮「楽しいって、そんなことなんにも……」

あかり「何にもならないって朝潮ちゃんは思うかもしれないけど、あかりにとっては楽しいことはとっても大切なことなの」

あかり「朝潮ちゃんとの楽しいことも、大切な思い出だよぉ」

朝潮「楽しい、こと」

あかり「そう、だから朝潮ちゃんはここにいてくれてるだけで、十分あかりの役に立ってくれてる」

あかり「朝潮ちゃんはそれじゃ納得しないと思うから、他にできることを探してもいいよぉ。でもね、そんなに自分を責めるのはやめて」

あかり「朝潮ちゃんの背中を流したり、頭を洗ったりするのも、あかりにとって楽しいことだからね」

あかり「わずらわしくなんかない。あかりは今、とっても楽しんでるよぉ」

朝潮「司令官……すいませんでした。せっかくの楽しい気分に水を差してしまって」

あかり「ううん、朝潮ちゃんは真面目だもん、そう思っちゃうかもって考えてたよぉ」

あかり「あかりはねあんまり真面目な提督じゃないから、役に立つとか強いとかより、一緒にいて楽しいかどうかの方が大事なんだよぉ」

あかり「朝潮ちゃんとは一緒にいて楽しい。だから、あかりのためにはなってくれてる。ってことで、今は納得してくれないかな?」

朝潮「私が引け目を覚えていたのは、何も司令官に対してだけじゃないんですけどね」

あかり「他のみんなだってそうだよぉ。みんな、あかりについて来てくれた人達だもん」

朝潮「ふっ、そうですか。なら、他の方達も楽しませてあげられるように、精進しますよ」

あかり「朝潮ちゃんも、楽しくなくちゃだめだからね?」

朝潮「ええ、わかってます」

朝潮(少なくとも、司令官を楽しませてあげられるのなら、私も楽しい。そう思えるようにはなりましたから)

あかり「ところでお話ってなんだったの?」

朝潮「あっ、妖精を仕留めたということだったんですが」

あかり「それはもう聞いたよぉ」

朝潮「もう、用事終わってたんですね」

あかり「終わっちゃってたね。あかりに報告されてもどうしようもないことだけど」

朝潮「一応報告はあげないといけないと思いまして」

あかり「やっぱり真面目だね朝潮ちゃん」

朝潮「こういう性分なんです!」

あかり「わかってるよぉ」

朝潮(最も、自分がなにかを成したということを誇示したかったとか、そんな気持ちが大きかったような気がしますが)

朝潮(これは、猫が捕まえた鼠なんかを飼い主に見せに行くのと同じ気持ちなんでしょうか?)

朝潮「司令官、しっぽまだ持ってますか?」

あかり「持ってるよぉ。オスカーのねこじゃらしにしようと思ってたんだけど、付けるの?」

朝潮「付けます」

あかり「渋ってたのに乗り気だね」

朝潮「心境の変化ですよ」

朝潮(付けた私の姿を見て司令官が楽しんでくれるなら、私は猫だろうと犬だろうと何にでもなりますよ)

今回はここまでです

瑞鶴の好感度も100になりましたが先に朝潮がなってたので明日(作中の)に持ち越しです

開始します

あかり「おはようございます足柄さん」

足柄「おはよう、今日も元気ね」

あかり「二回もお風呂入ったので元気いっぱいです!」

足柄「二回入った? いくら新築したからってはしゃぎすぎよ」

あかり「二回目は朝潮ちゃんの付き添いでドックの方に入っただけですよぉ」

足柄「朝潮の付添って、必要ないでしょ」

あかり「一緒にお風呂入りたかっただけです」

足柄「相変わらずお子様ねぇ」

あかり「そのおかげで朝潮ちゃんともっと仲良くなれたんですよぉ?」

足柄「それはよかったわね。ここのところ朝潮や秋月とはよく一緒にいるみたいね」

あかり「言われてみればそんな気がします」

足柄「新人と仲良くするのはいいけど、同格の新人のこと忘れてるんじゃないの?」

あかり「陽炎ちゃんのことですか? 忘れてませんよぉ」

足柄「あの深海棲艦達のこともよ」

あかり「離島棲鬼さんと戦艦棲姫さんのこともちゃんと覚えてますから!」

足柄「ならいいけど、ここにいるのは新人だけじゃないんだからね?」

あかり「わかってますよぉ。足柄さんのことだってちゃんと覚えてるからこうして秘書艦になってもらってるんですよ」

足柄「まっ、そういうことにしておいてあげるわ」

足柄(実際問題一日で全員と関わりを持つことなんてできないんだし、ある程度は我慢しなきゃいけないのは事実なんだし)

足柄(それでもって思ってしまうのも、仕方ないことよね)

足柄「さてと、今日は遠征どうするの?」

あかり「どうしましょうか」

足柄「私としてはそろそろ出した方がいいと思うけど」

あかり「う~ん」

↓1 遠征隊を

1 出す
2 出さない

あかり「今日も出さないことにしますよぉ」

足柄「今日も? そろそろみんなだれてくる頃よ?」

あかり「だれちゃっていいじゃないですか」

足柄「よくないわよ。まだ締めるところは締めとかないと」

あかり「あかりはみんなに好きにだらだらしててほしいですよぉ」

足柄「だら好きにだらだらって言われてもねぇ」

あかり「足柄さんも戦う以外の趣味を探すいい機会じゃないですか」

足柄「それはそうだけど、どうも落差が激しくてしっくりこないのよね」

あかり「これには慣れてもらわないと。普通の人間の生活なんですからね」

足柄「いや、これは普通の人間の生活というか、ニートってやつの生活してる気がするんだけど」

あかり「ちょっと長いお休みを取っただけですよぉ」

足柄「永遠にならなきゃいいけど。まあいいわ、今日の私にはすることがあるんだし」

あかり「そうですよぉ。秘書艦のお仕事はやってもらいますよぉ」

足柄「で、先ずはどうするの?」

↓1

1 艦娘との交流(>>427)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「少しお外に出てきます」

足柄「こんな朝早くから?」

あかり「朝早くからです!」

足柄「そう、車に気をつけるのよ?」

あかり「気をつけますよぉ」

足柄「なんか心配だし誰かと一緒に行ったら?」

あかり「誰かと……」

↓1 一緒に行く艦娘(>>427の内3人までorあかり一人)

あかり「いえ、朝から呼び付けたら迷惑だし一人で行きますよぉ」

足柄「みんな暇してると思うわよ?」

あかり「用事がある人もいますよぉ」

足柄「そりゃ仲にはいるでしょうけど」

あかり「那珂ちゃんとかきっとライブの練習してます」

足柄「ら、ライブの話はやめなさい!」

あかり「ええ~、あのときの足柄さん可愛かったですよぉ」

足柄「だから、その可愛いっていうのがはずかしいって言ってるでしょ!」

あかり「可愛いのがはずかしい方がはずかしいですよぉ。女の子なんですよ?」

足柄「う、うるさいわね! ほら、外出るんでしょ! さっさと行っちゃいなさい!」

あかり「はぁい。いってきます」

足柄「ったく、こんな私捕まえて可愛いなんて。他に可愛いのいっぱいいるでしょうに」



あかり「結衣ちゃんも女の子らしく喋るのはずかしがるし、そういうのと同じ感じかなぁ?」

あかり「さてと、今日はどこに行こうかな」

↓1 コンマ

0~15 何も起きない
16~45 他の鎮守府のキャラに会う
45~75 早朝ランニングから帰ってくる名取と出会う
76~98 陽炎が手持無沙汰そうにしてるのと出会う
ぞろ目 緑の着物を着た女の人が倒れている

あかり「空気が少し澄んで来てるかな? 秋の気配がするよぉ」

名取「はっはっはっ……」

あかり「あれは、名取さん?」

名取「はっ、あっ、提督。おはようございます」

あかり「おはようございます。ランニングですか?」

名取「はい、そうですよ」

あかり「もう身体を鍛える必要ないのに」

名取「やっておかないと据わりが悪いんです。日課になってしまいましたので」

あかり「健康的でいいと思いますよぉ。あかりもなにか運動が日課になればいいんですけど」

名取「日課になるというより、日課にする、ですよ」

あかり「あははは、ランニングはきっと三日坊主ってやつになっちゃいます」

名取「ウォーキングでも効果はありますよ。続けられる範囲でやり続けることが大切なんです」

あかり「わかってるんですけどねぇ」

名取「ふふっ、提督はまだダイエットの心配はないですから無理にする必要はありませんよ」

名取「それに、あまり筋肉がついてるのは、提督に似合いませんので」

あかり「あかりに筋肉付くのそんなに変なんでしょうか? 京子ちゃんにもムキムキになったらキモいって言われたことあるんですよぉ?」

名取「キモいとまでは言いませんけど違和感はあります。提督はか弱いままでいてください」

あかり「あかりも強くなりたいですよぉ」

名取「だめです。今のままが一番です」

あかり「はい、お水そこで買ってきましたよぉ」

名取「あっ、ありがとうございます」

あかり「いいえ。せっかく会えたんですし、少しお話してもいいですか?」

名取「構いませんけど……」

あかり「汗で寒いですか?」

名取「い、いえ、汗臭くないかと」

あかり「汗のにおいは全然しませんよぉ」

名取「ほっ、ならお付き合いいたします」

あかり「そこの堤防の上に座っちゃいましょう」

名取「行儀悪いですが腰を据えられるのはここだけですからね」

あかり「あかりはあそこでジュースで買ってきます!」

名取「お水と一緒に買ってくればよかったじゃないですか」

あかり「名取さんにお水買わなきゃって思ってて、忘れてましたよぉ」

名取「おっちょこちょいですね提督は」

名取(大事にされてるって、ちょっとだけ優越感もありますが)

あかり「うぅ、思ったより寒かったよぉ」

名取「暖かいものにすればよかったですね」

あかり「名取さんは大丈夫ですか?」

名取「平気ですよ」

あかり「汗かいてるのにですか?」

名取「海の上では汗もかきますし、海水にも濡れるんですよ?」

あかり「濡れる寒さには慣れてるんですね」

名取「寒いものは寒いんですが」

あかり「寒いんじゃないですか!」

名取「風邪はひきませんし平気なのも事実ですよ」

あかり「風邪ひかなきゃ寒くてもいいってことはありませんよぉ!」

名取「せっかく提督と落ちついてお話しできる機会なんです、提督が耐えられるならここにいさせてください」

あかり「もう少しだけですよぉ? 冷え冷えになったらお風呂入ってくださいね?」

名取「わかってます。元から汗は流すつもりでしたもの」

あかり「こんなに寒いのは秋が近いからですね」

名取「暦の上ではもう秋ですよ。それは8月の最初からなんですが」

あかり「暑い日は暑いから困りますよぉ」

名取「気温の変化が激しいと体調も崩しやすいので、お身体には気をつけてくださいね」

あかり「は~い。ところで名取さん、秋ですけどなにしたいですか?」

名取「藪から棒ですね」

あかり「秋って色んなことできる季節ですから!」

名取「食欲、運動、読書、なんでも付けられますよね」

あかり「名取さんは運動の秋ですか?」

名取「運動は年中やってますよ」

あかり「じゃあなんの秋なんです?」

名取「なんの秋と明言できるようなことは、何も考えられていません」

あかり「それじゃ寂しいですよぉ。なにか考えましょう?」

名取「やりたいことは漠然としてあるんです」

あかり「なんですか?」

名取「お祭り、行きたいです」

あかり「お祭りですか? この前のじゃ満足できませんでした?」

名取「いえ、この前のお祭りがとても楽しかったものですから」

あかり「また行きたくなったんですね」

名取「お祭りでもあまり役に立てなかったというのに、図々しいことを言ってますよね」

あかり「図々しくなんかないです。あのお祭りは深海棲艦さんみんなに楽しいって気持ちを伝えるためのお祭りだったんですよぉ」

あかり「お祭りを楽しむことが一番大切なことだったんですよぉ。むしろ一番役に立ってくれてますよぉ」

名取「一番役に立っていたのは、提督達ですよ。みんなを楽しませて、自分達も楽しんで」

あかり「その前にみんなを楽しませてくれてた人がいたからです。名取さんだってその一人じゃないですか」

名取「那珂ちゃんと山雲さんのおかげです、私の力はそれほどでもないです」

あかり「那珂ちゃんも山雲ちゃんも、舞風ちゃんも加賀さんも、もちろん名取さんも。みんなの力があったからあそこまで盛り上がったんです」

あかり「胸を張っていいことだってあかりは思います」

名取「胸を張る……」

あかり「どうしました?」

名取「いえ、楽しみすぎてしまったと後悔してたことを思い出してしまって」

あかり「ん?」

名取「すいません、役に立つ立たないの話は以前も解決してもらったのに」

あかり「いいえ、悩んでる人は名取さんの他にもいました。それだけ、深い悩み事なんだなってわかってますから」

名取「他にもいたんですね」

あかり「いましたよぉ」

名取「私達は物、でしたから。役に立たないなら、最後は廃棄されるのが定めの」

あかり「もう違います」

名取「そうです、もう違います。違いますが、そうだった頃の記憶は残ってます」

名取「だから、どうしても気になってしまうんです」

あかり「……あかりが気にならなくしますよぉ」

名取「提督?」

あかり「あかりがもっとしっかりして、名取さんのこと絶対に捨てたりしないって、心の底から信用してもらえるようになります!」

あかり「約束です!」

名取「……ええ、約束ですよ提督」

あかり「不安なんてすぐになくしちゃいますから!」

名取(そうですね、きっとですねその日は。だって、身体は冷えてるのに心がとても温かいんですもの)

名取(私の秋、見つかったかな。この気持ちは、秋だけに留まりそうもないけれど)

あかり「色々不安に思ってる人はいるよね。それに気付いてあげるのもあかりの仕事だよぉ」

あかり「これからはみんなのことを、これまで以上にもっとよく見るようにしよう!」

あかり「そうは言ってもこれからどうしようかな。戻る? それともまだ外にいようか?」

↓1

1 戻る
2 外出を続ける

あかり「まだ外にいようかな。お日様も出てきて暖かくなってきたしね!」

あかり「寒くて飲めなかったジュースを飲みながら、次の目的地を考えるよぉ」

↓1 コンマ

0~15 何も起きない
16~45 他の鎮守府のキャラに会う
46~75 Bepが海岸でなにかしてるところに出くわす
76~98 買い出しに出かける鳳翔と出会う
ぞろ目 連装砲ちゃんに似た艤装を一基付けた艦娘と出会う

今回はここまでです
次は小ネタからはじめます

秋グラ勢はあかり鎮守府には神通(改二じゃないので厳密には違いますが)、浜風、浦風、名取ですか
多いのか少ないのかよくわからないですね

スレも半分くらいなので練度/好感度表です

    練度/好感度
叢雲    59/100
文月    49/100
大和    99/100
白雪    43/100
神通    44/100
蒼龍    48/100
熊野    59/100
三日月   56/100
天龍    34/55
夕立    38/65
扶桑    44/91
古鷹    34/100
金剛    37/100
那珂    36/50
千歳    24/98
瑞鶴    99/100
千代田   61/100
足柄    99/78
名取    99/78
卯月    83/83
愛宕    26/30
球磨    45/85
ビスマルク99/70
若葉    24/45
浜風    29/48
筑摩    27/45
大鳳    99/80
大鯨    23/45
浦風    16/23
明石    31/13
間宮    0/600
伊良湖   0/700
北方棲姫  99/45
山雲    18/75
加賀    99/100
霧島    99/26
Bep    99/35
山城    19/25
伊58    22/28
吹雪    15/8
島風    64/30
鳳翔    17/12
武蔵    20/85
伊168   18/15
酒匂    43/62
瑞鳳    99/70
谷風    7/20
長門    99/30
飛龍    6/20
雲龍    6/20
舞風    6/10
川内    99/50
朝潮    99/100
陽炎    1/5
離島棲鬼 99/30
戦艦棲姫 99/20
秋月    1/73

今日は急な用事で書けなかったので↓1で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもOKです

昔の見るとほんとに何も考えずに立てたの丸わかりではずかしくなりますね
開始します

忠犬朝潮の小ネタから

朝潮「外出するときは外していいですよね?」

あかり「うん。さすがにその恰好で外は歩けないよぉ」

朝潮「よかったです。司令官が最低限の良識は持っているようで」

あかり「外したらもう出られる?」

朝潮「ええ。元々外出時に持って行くような物など、お金以外持ち合わせていませんので」

あかり「ハンカチとティッシュはあると便利だよ!」

朝潮「便利ということはないでしょう」

あかり「ええ~、便利だよぉ。急に鼻血が出たときとか、すぐに詰められるんだよぉ?」

朝潮「いや、艦娘は急に鼻血出したりしませんから。って、箱ごと持ってくんですか?」

あかり「この前も会ったし、道端で偶然池田先輩と会うかもしれないからね」

朝潮「そんなレアケースに備えて運びづらい物を持たないでください!」

あかり「よぉし、それじゃあ出発だよぉ!」

朝潮「司令官は元気がいいですね。天気はそんなによくないのに」

あかり「天気が良くないから元気出すんだよぉ」

朝潮「天気の分は元気で補うんですね」

あかり「そう! 元気をよくすれば、天気も良くなるよぉ」

朝潮「あめが降ってほしいときは元気悪くしないといけませんね」

あかり「農家の人にとってはいい天気だから元気でいいんだよぉ」

朝潮「司令官は農家じゃないじゃないですか」

あかり「山雲ちゃんが畑を作ってるからそのお手伝い……あっ! お財布忘れてる!」

朝潮「お財布ですか? 一番大事なものじゃないですか」

あかり「たぶんティッシュの箱と一緒に置いてきちゃったんだよぉ」

朝潮「だから持たないでって言ったのに」

あかり「ごめんね、ちょっと取ってくるよぉ。ここで待ってて!」

朝潮「早くしてくださいね」

あかり「うん!」

朝潮「まったく、人に出られるかなんて聞いておきながらこうなんですから」

朝潮「困った司令官です」

朝潮(ここから執務室までは5分ほどあれば往復できますし、そう待たされることもないでしょう)

朝潮(外出しようとすると5分もかかるというのは、利便性が悪いというべきなんでしょうか?)

朝潮(しかし、軍施設としては検問なんかもあるはずでしょうし、5分で出られるのはむしろ早いというべきでは)

文月「あ~、朝潮ちゃんだ~」

白雪「なにをなさっているんですかこんなところで?」

叢雲「入口前に突っ立ってると入りづらいわよ」

朝潮「すいません、横に避けますので」

文月「新人いびりってやつだ~」

白雪「いけませんよ叢雲さん」

叢雲「いや、いびってないでしょ!」

朝潮「出入り口を塞いでいた私が悪いんです。叢雲さんは悪くありませんよ」

白雪「いびられたのにこうして庇うなんて、朝潮さんは人間ができていますね」

文月「こんないい子いびるなんて~叢雲はできてない~」

叢雲「あんた達ねぇ!」

文月「いい子の朝潮にはからあげ一個進呈~」

朝潮「は、はぁ、ありがとうございます」

白雪「おいしいですか?」

朝潮「ええ、すごくおいしいです。近所にからあげ屋さんでもあるんですか?」

叢雲「コンビニのからあげよ」

朝潮「ええっ、コンビニのからあげってこんなにおいしいものなんですか?」

文月「おいしいものなんだよ~それにね~色んな味があるの~」

白雪「朝潮さんが食べたのはレギュラー、普通味です」

朝潮「普通味、という言い方だとなにかありがたみが薄れるようです」

白雪「普通が一番いいんです。シンプルイズベストです」

文月「あたしはチーズ味の方が好きだけどな~」

叢雲「レッドよレッド。ちょっと辛いくらいじゃないと味気ないわ。ほんとにちょっとだけど」

朝潮「はぁ、そんなにいっぱいあるんですか」

文月「期間限定のもあるから~もっともっとあるんだよ~」

朝潮「からあげだけにそこまでバリエーションを作ってどうするんでしょう?」

叢雲「結局どれもからあげだけど、からあげで色んな味を出したいって層がいるんでしょう」

朝潮「どんな層ですか」

朝潮「三人は仲がいいんですね。一緒にコンビニで買い物だなんて」

叢雲「酒保の内容が偏ってるから仕方なくよ! なんなのよ眼鏡クリーナーとか工具とか」

白雪「使う人はないと困るものですから。それこそ少し足を延ばせばコンビニがそこかしこにあるわけですし」

文月「あたしと叢雲は~司令官がここに来た初日から一緒なんだよ~ほんの一時間とか数十分の違いしかないからね~」

朝潮「もう長い付き合いなんですね」

叢雲「長いって言っても大和も初日だし、白雪だってすぐだったわよ」

白雪「任務、もはや完全に忘れられていますよね」

文月「そんなに建造も開発もしないからね~」

叢雲「おかげで資源がかつかつでもう作れないって妖精達が言ってたわ。そりゃ溜めるのは重要だって言ったけど、腐らせろとは言ってないでしょうに」

白雪「無事に終わったのだからいいじゃありませんか」

朝潮「司令官とも長く過ごしたせいか、随分と気安いですよね」

文月「叢雲は最初からこうだったよ~」

叢雲「あんなのに敬意なんか払えるわけないでしょうが」

白雪「子供でも司令官は司令官ですよ」

叢雲「子供は子供よ。あんなのを提督提督って慕ってる奴の気がしれないわ」

白雪「でも叢雲さんもしっかり司令官って呼んでますよね」

文月「いつもはあいつ~とか、あんた~とかが多いけど~司令官って呼ぶときは呼んでる~」

叢雲「そ、それは、司令官は、司令官だから」

白雪「結局それは認めるんですね」

叢雲「う、うるさいわね! もういいでしょ! さっさと部屋戻らないとからあげが冷めるわ!」

文月「はいはい~朝潮ちゃんも一緒に食べる~?」

朝潮「いえ、私は司令官を待っているところですから」

白雪「だからこんなところにいたんですね」

叢雲「朝潮ほったらかしてどこに行ったのよあいつ」

朝潮「財布を忘れてしまったらしくて、取りに行ってます」

文月「話してる間に戻ってきてもいいくらいだと思うけど~」

叢雲「どうせ熊野辺りに捕まってるんでしょ。人待たせてるくせに振り切れずにずるずる行っちゃって」

朝潮「まだそうと決まったわけではありませんが」

白雪「最近司令官とあまり落ちついて話す機会がないので、拗ねちゃってるだけですよ」

叢雲「白雪! 勝手なこと言わないでよ! ったく、朝潮も中々来ないようなら自分で探しに行きなさいよね」

文月「そこで待つのやめて帰れって言わないところが~きっと司令官も好きなんだと思うよ~」

叢雲「だ、だからうるさいって言ってんのよ!」

朝潮「あははは、もう少し待ってみますよ」

白雪「そうですか、雨も降りそうですし見切りは早く付けた方がいいですよ」

文月「じゃあね~今度一緒にコンビニのからあげ食べようね~」

叢雲「あっ、あいつに最近遠征やってないけど、たるんでんじゃないのって喝入れといて」

朝潮(司令官との仲もそうだけど、艦娘同士でも仲のいい友達のような関係を築いてる方はいるんですね)

朝潮(共同生活や戦いを通して絆を深めあってきたのでしょう。私は、今からあんな気安くいられる友達ができるのかな)

朝潮(同時期に来たのなら陽炎さんですが、同じ陽炎型で仲がいいように見えるんですよね)

朝潮(なら、私は……)

山雲「あ~、朝潮姉だ~なにしてるの~?」

朝潮「山雲、私は司令官を待ってるのよ」

山雲「司令さんを~? どこかにおでかけ~?」

朝潮「ええ」

山雲「いいな~山雲も~司令さんと~おでかけしたい~」

朝潮「頼めばどこにでもついて来てくれると思うけど」

山雲「山雲的には~司令さんの方から誘ってほしいな~って~」

朝潮(山雲は私よりも司令官に夢中のようです。朝雲ならともかく、縁の薄い型式だけの姉妹ですししょうがないけれど)

山雲「司令さんとお出かけなら~おめかししないと~でも~おめかしする服がないね~」

朝潮「買うところからはじめないといけないね」

山雲「司令さんに選んでもらう~あっ、でもそうしたら~おめかしできないのに司令さんと出かけないと~」

山雲「どうしよ~?」

朝潮「あの妖精に頼めばいいんじゃないかな。服飾関係については恐ろしく有能だから。腹立つけど」

山雲「確かに~あの子に頼めば~どんな服でも作ってもらえる~でもそうすると~司令さんに服選んでもらうって言って~おでかけできなくなる~」

山雲「ん~あっちが立ったら~こっちが立たなくなる~困ったね~ね~?」

朝潮「服選んでもらう以外にも口実はあるでしょう?」

山雲「例えば~? 畑耕しに行こうとか~?」

朝潮「それはおめかしして行っちゃいけないところでは」

山雲「服汚れちゃうもんね~」

朝潮「第一、司令官の方から誘ってほしかったんじゃないの?」

山雲「あ~、忘れてた~じゃあじゃあ~司令官が服選びに行こうって言ってくれるようにしなきゃいけないね~」

山雲「デートのお誘いってこんなに難しかったんだ~大変だね~ね~?」

朝潮(この子と話していると気が抜けます)

山雲「じゃあね~朝潮姉~もうすぐお野菜収穫できるから~山雲の野菜カレー食べさせてあげるよ~」

朝潮「楽しみに待ってる」

朝潮(人と打ち解けるにはあれくらい穏かな方がいいのかもしれません。司令官からも真面目真面目と言われていますし)

朝潮(語尾を伸ばすことを意識して、できるだけ笑顔を作って……)

朝潮「っぁ……」

朝潮(意外に難しい。いや、ただ喋って笑うだけなんだから私にだってできるはず)

朝潮「司令官帰ってくるの遅いな~どうしたんだろうね~ね~?」

朝潮(……だ、だめだ! 山雲には悪いけどこんなの続けられない!)

朝潮(そもそも友達とは気安くいられる関係にあるものを言うんです。取り繕って作るのでは意味がないじゃないですか)

朝潮(私は私らしいままで友達を作っていきましょう。これだけいればきっと気の合う人の一人くらい見つかります)ガサッ

朝潮(だ、誰!? もしかして、さっきの聞かれて!?)

猫「にゃ~」

朝潮「あっ、猫?」

朝潮(オスカーじゃない。白猫だ。可愛いけどどこから入ってきたんだろう?)

猫「にゃあ」

朝潮(本当は追い出さないといけないのはわかってますけど)

朝潮「おいで」

猫「にゃ?」

朝潮「おいで~」チッチッチッ

猫「にゃあ~?」

朝潮(中々来ない、警戒されてる? ここに入ってくるくらいだから、人には慣れてると思いますけど)

朝潮(もしかして私、動物に嫌われやすい体質? オスカーもやたらパンチしてくるし、そうなの!?)

朝潮「こ、怖くないよ~」

猫「にゃ~」

朝潮「ね、ねぇ~? こっち来て~お願いだから~」

朝潮(こういうときは目線を合わせて)サッ

朝潮「ほら、もう大きくないよ~?」

猫「にゃ~にゃ~」

朝潮「やった、こっち来た!」

猫「にゃ~!」ペシッ

朝潮「あぅ、なんでこの子まで猫パンチ?」

あかり「その子結構うちに迷い込んでくる子だから、見かけない朝潮ちゃんがいて警戒してるんだよぉ」

朝潮「そんな、私は何もしないよ~ちょっと撫でさせてほしいだけ~」

あかり「なにもしないけどなではするんだ」

朝潮「猫を撫でるのは普通のことだから何もしないの範疇なんです」ナデナデ

猫「にゃあ~ん」

朝潮「気持ちいいのかな~?」

あかり「その子前足を持って吊るされる格好が好きみたいだよぉ」

朝潮「そんな吊るすだなんて、キツいに決まってますよ」

あかり「でもあの妖精さんがよくその持ち方してて、その子もうれしそうにしてるよぉ」

朝潮「それはそう見えるだけです。あの妖精そんなことまで。またキツく言っておく必要がありますね」

あかり「いやならもう来なくなると思うから、その子が来てることがうれしいって証拠になるんじゃないかな」

朝潮「そんなことないですよ。なでられる方が好きだよね~ね~?」

朝潮「……いつからいたんですか」

あかり「朝潮ちゃんが伏せたところからだよぉ」

朝潮「なんで声かけてくれなかったんですか」

あかり「かけたよね?」

朝潮「かけてましたね」

あかり「朝潮ちゃん、文月ちゃんとか山雲ちゃんみたいになってたよぉ」

朝潮「山雲達ともまた違うと思いますが」

あかり「そうかな。和むっていう点では同じだと思うよぉ」

朝潮「人が和んでるのを見て和まないでください」

あかり「あくびと一緒で和むのも移るんだよぉ」

朝潮「人の和みをあくびと一緒扱いしないでください」

朝潮「なんでこんなに遅くなったんですか?」

あかり「話せば長くなるんだけど」

朝潮「どうせ熊野さんに捕まってたとかそんなのなんですよね?」

あかり「えっ、なんでわかったの?」

朝潮「それくらい、わかります」

あかり「朝潮ちゃんすごいねぇ。熊野さんに捕まってたところを、叢雲ちゃんが助けてくれたんだよぉ」

朝潮「叢雲さんが?」

あかり「うん。今日の熊野さんはよくわからないけどいつも以上にぐいぐい来て、大和さんには負けてられないとかなんとか言ってて」

朝潮「なにを競ってるんですか?」

あかり「さ、さあ? あかりにはよくわからないけど、あのままいたらなにかが危ない気がしたから助かったよぉ」

朝潮「感謝しないといけませんね、叢雲さんに」

あかり「叢雲ちゃんに感謝してもしきれないくらい恩ができちゃってるよぉ」

朝潮「……」

あかり「叢雲ちゃんにも感謝するけど、朝潮ちゃんにもしないとね。ちゃんと待っててくれてありがとう」ナデナデ

朝潮「な、なんでなでるんですか!」

あかり「感謝してるからだよぉ?」

朝潮「私は猫ではないんですよ!」

あかり「じゃあ犬?」

朝潮「種類ではなく動物ではないと言って、あっ、雨が」

あかり「わぁっ! 雨降って来ちゃったよぉ! 今度は傘取って来ないと! ごめん、また少し待ってて!」

朝潮「司令官! 傘ならそこにあるのに、本当にそそっかしい人」

朝潮(さてと今度は誰に捕まって、どれくらいで帰って来られるでしょうか)

朝潮(あんまり長いとなでなでだけじゃ許しませんからね、司令官)

朝潮(気安い友達、先ずは司令官からでもいいかもしれません。いえ、先ずは気安い友達から、ですかね)

今回はここまでです
次は秋月と月見する小ネタです

犬派なので大型犬に抱きつきたいという京子の気持ちはよくわかります

開始します

あかり「今日は満月だってね」

秋月「そうみたいですね。天気もいいですし綺麗な月が見られそうですよ」

あかり「秋の月ってなんだっけ、ちゃーしゅーの名月?」

秋月「仲秋の名月です」

あかり「そうそれだよぉ」

秋月「厳密に言うと違うんですけど、綺麗な月であることには変わりませんね」

あかり「なら一緒にお月見しようよぉ」

秋月「私は構いませんが」

あかり「やったぁ! じゃああかり間宮さんにお団子作ってもらうお願いしてくるから、また夜にね」

秋月「あっ、ちょっと! 月より団子ですよねあれじゃ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「もう、長10cm砲ちゃんまで! 純粋に月を楽しまなきゃだめだよ!」

あかり「お団子沢山作ってもらってきたよぉ」

秋月「こんなにたくさん、二人じゃ食べきれませんよ」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~!」

あかり「四人だって言ってるよぉ」

秋月「夜中に甘い物たくさん食べると虫歯になるよ?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

あかり「長10cm砲ちゃんは虫歯になるの? というか歯あったんだ!」

秋月「そもそも月見団子はお供え物です。食べるのは主題じゃないんですよ」

あかり「えっ、食べないの? もったいないよぉ」

秋月「いや食べますけど」

あかり「よかったぁ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「でも食べるのはちゃんとお供えしてからですからね!」

あかり「は~い」

長10cm砲ちゃん「きゅ!」

あかり「お供え物して何を祈るの?」

秋月「十五夜は豊作祈願ですね。私達にはあまり関係ありませんが」

あかり「山雲ちゃんと山の妖精さん達の豊作を祈願するよぉ」

秋月「そういえば山雲さんが家庭菜園を作ってるんでしたか。そこを豊作祈願するというのは大げさな気もしますが」

あかり「ちっちゃくても畑は畑だよぉ。いっぱいお野菜取れますようにってお月さまにお願いしないと」

秋月「お月さまにお願い、ですか」

あかり「あれ? これはお日様にお願いした方がいいのかな?」

秋月「どちら共にお願いしたらいいんじゃないでしょうか?」

あかり「そうだね、じゃあ明日はお日見?」

秋月「目が悪くなるのでお月様にお日様にも伝えるようにお願いしておきましょう」

あかり「ならお日様の分もお団子供えないと!」

秋月「結局そこに行きつくんですか」

あかり「月にも神様がいるの?」

秋月「日本人はなんでも神格化しますからね。まあ、太陽や月はどこの国でも信仰の対象となるものですが」

あかり「秋月ちゃん達はそういう神様には会えないのかなぁ」

秋月「船霊は神様といっても格が低いですから。というか、他に神様がいるのかどうかもわかりませんし」

あかり「お日様は見れなくても、お日様の神様になら直接お願いできるのにね」

秋月「神様に会ってやることが家庭菜園の豊作祈願というのは、少々間が抜けている気がしますが」

あかり「神様は毎日色んな人からお祈りされてるから、お願いごとは簡単にしておかないと迷惑かけちゃうよぉ」

秋月「神頼みするのに神様の都合を考えるんですか」

あかり「忙しいときのお願いしても聞いてもらえないからね。忙しくないときを狙ってお願いするよぉ」

秋月「いつなんでしょうね神様が忙しくないときって」

あかり「お日様の神様なら夜は忙しくないんじゃないかなぁ」

秋月「日本は夜でも今が朝の国もあるんですよ?」

あかり「あっ、そっかぁ。やっぱりずっと忙しいんだね神様」

秋月「ふふっ、まあ他の国の太陽はその国の太陽神が担ってるのかもしれませんけどね」

秋月「お日様の神様と言えば、大和さんの艦内神社は天照大神を祭神としている神社でしたね」

あかり「それ聞いたことあるよぉ。確かその神様がお日様の神様なんだよね?」

秋月「ええ、日本の神様の中でもかなり格の高い神様です」

あかり「なら秋月ちゃん達の上司だね」

秋月「実在していればの話ですよ。直属の上司は司令です」

あかり「あかりは神様じゃないよぉ?」

秋月「それはわかってます」

あかり「大和さんの雰囲気が時々神々しい感じになるのは、天照さんの影響が出てたからなのかな」

秋月「だからいるのかどうかわかりませんって。ですが、見た目からはどこか女神らしい超然とした雰囲気が伺えますね」

秋月「日本が世界に誇る大戦艦であるという自負のおかげかもしれませんが」

あかり「じゃあ明日は大和さんにお団子を供えに行くよぉ」

秋月「なんの嫌がらせですか」

あかり「月の神様の艦娘はいないの?」

秋月「どうでしょう、全ての艦のことを把握しているわけではありませんので」

あかり「武蔵さんは違うのかなぁ?」

秋月「武蔵さんは天照の弟神である、素戔嗚尊を祭神すると神社ですよ」

あかり「月の神様じゃないの?」

秋月「月の神様ではないですね。もう一人の弟が月の神様なんですが」

あかり「じゃあ大和さんと武蔵さんにもう一人妹がいたら、その人が月の神様なんだね」

秋月「どうでしょう、信濃さんはあまりに没するのが早すぎたのでその辺りのことは不明なんですよね」

あかり「あっ、いるんだっけもう一人」

秋月「いますよ。ただし、戦艦ではなく空母ですが」

あかり「空母なのに大和さん達の妹なの?」

秋月「建造中に戦艦から空母に設計変更されたんです」

あかり「加賀さんもそうなんだっけ」

秋月「まあ、戦艦から変更になったという点では同じですか」

あかり「その人ともいつか会えるかなぁ」

秋月「まだ艦娘になったという報告は上がってませんが、何故か完成予想図はあるそうです」

あかり「なんで完成予想図が?」

秋月「さあ?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~!」

秋月「ん? 神様談義はいいからそろそろお団子食べようって? まだ早いよ」

あかり「そういえば、長10cm砲ちゃんや連装砲ちゃんも神様の一種に入るのかな?」

秋月「艤装も私達の一部と考えるなら、そうなるのかもしれませんけど」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「あっ、こら! 神様なら、お団子は神様への捧げ物だし食べていいでしょじゃない!」

あかり「食いしん坊の神様だねぇ」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~」

秋月「それに秋月だしって、長10cm砲ちゃんは長10cm砲ちゃんで、秋月じゃないでしょう?」

あかり「秋の月って書いて秋月ちゃんだもんね。うん、お団子は秋月ちゃんのだよぉ」

秋月「司令まで変なこと言わないでください!」

あかり「山雲ちゃんと山の妖精さん達の畑を豊作にしてください!」

秋月「いや、私を拝まれてもなにもできませんから。名前に月がついてるだけですし」

あかり「名は体を表すんだよぉ」

秋月「無茶言わないでください」

長10cm砲ちゃん「きゅ!」

あかり「長10cm砲ちゃんはやる気だよぉ」

秋月「やるからお団子食べさせて言ってるだけです」

あかり「これから畑を豊作に、してくれるならあげましょ~」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「それはなにか違いませんか?」

あかり「えへへ、どっちもお団子には変わりないよぉ」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~」

秋月「急いで食べて喉に詰まらせないように気をつけるんだよ?」

あかり「このお団子うさぎさんだよぉ」

秋月「可愛らしいですね」

あかり「可愛いけど食べづらいよぉ」

秋月「食べるところまでがお月見なのでがんばって食べてください」

あかり「さっきは食べるのが主題じゃないって言ってたのに」

秋月「司令が長10cm砲ちゃんに食べさせるから、そっちの時間に移ったんですよ」

あかり「うぅ、ごめんねうさぎさん豊作のためだよぉ」

秋月「うさぎは畑を荒らす害獣でもありますので、それを模した物を食べるというのは意外に豊作と関係があるかもしれませんね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

あかり「長10cm砲ちゃんお腹いっぱいになって寝ちゃった?」

秋月「まったく、せっかくお月見してるのに神様とお団子の話しかできなかったじゃないですか」

あかり「あかりは楽しかったけど、秋月ちゃんはどういうことがしたかったの?」

秋月「それは……特にないですけど」

あかり「お月見しててもやることはいつもと同じで、おしゃべりするだけだってことだね」

秋月「風情がないですね」

あかり「この前お祭りで騒がしくしたばっかりだから、ちょっとは静かにしないと神様が眠れなくなるよぉ」

秋月「神様想いな人ですね」

あかり「だって、近くに神様がたくさんいるんだもん」

秋月「……そうですか」

あかり「忙しくないときを狙ってお願いするね、また一緒にお月見しようねって」

秋月「今度はもう少し風情のあるお話ができるとうれしいです」

あかり「は~い、ふふっ」

秋月「ふっ、もう戻りましょう。寒くなってきましたからね」

あかり「長10cm砲ちゃんを連れて帰らなきゃ。うっ、やっぱり重いよぉ。神様重い~」

秋月「変なオチつけるのもやめてください!」

秋月(まあ、なにかロマンチックなことが起きることを期待していたわけではありませんし、こういうのも楽しい、かな)

今回はここまでです
料理の話の小ネタはまた今度書くので次は買い出しに出る鳳翔に会う本編からです

開始時間がかなり下がって来てるので悩みながら書いてるとこんな時間になるから困りますね

開始します

鳳翔「雨にならなければいいけれど」

あかり「鳳翔さん?」

鳳翔「提督、こんなところで何をなさっているんですか?」

あかり「名取さんとお話してました。鳳翔さんはおでかけですか?」

鳳翔「ええ。買い出しに行こうかと」

あかり「今日のお料理当番は鳳翔さんでしたっけ」

鳳翔「ええ、今日は私がお料理を担当させていただきます。といっても、もう朝食は食べられたのでしょうけど」

あかり「とってもおいしかったですよぉ」

鳳翔「提督の口に合わない味付けになっていないか、いつも少々不安になります」

あかり「あかりは基本的になんでも食べるので気にしないでください!」

鳳翔「好き嫌いがないのはいいことですね」

あかり「鳳翔さんお料理上手なのに、口に合わないなんて心配しなくてもいいのに」

鳳翔「味付けが古臭くて、今の子供には受け付けられないんじゃないかなとか考えてしまったりすることもあるんです」

あかり「古臭い味付けっていうのがどういうのかわからないんですけど」

鳳翔「全体的に色が暗くて濃い感じで、今はもっとこう鮮やかじゃないですか」

あかり「味の話ですよね?」

鳳翔「味を口で説明するのは難しいので。色合いから想像できるようにと」

あかり「ん~、鳳翔さんのお料理そんなに暗くないですよぉ」

鳳翔「大和さんの煌びやかなフルコースを見ると、どうしても比べてしまうんですよ」

あかり「大和さんのはキラキラしてますけど、鳳翔さんのはそういうのとは違いますけど綺麗ですよぉ」

あかり「大和さんのが宝石みたいな綺麗さなら、鳳翔さんのは、そう、綺麗な風景とかそういう感じの綺麗さです!」

鳳翔「そこまで壮大に例えなくても」

あかり「でもなんかそんな感じなんですよぉ。上手く言えないですけど、鳳翔さんのお料理が大和さんに負けてるわけじゃないです!」

鳳翔「そう言ってもらえると安心しますよ」

あかり「そうだ、あかりも買い出し手伝いますね!」

鳳翔「提督がですか? 提督の手を煩わせるほどのことではありませんよ」

あかり「あかりも食べさせてもらうんですから、これくらいはしないといけませんよぉ」

鳳翔「それこそ気にしなくていいのに」

あかり「気になっちゃう性分ですので!」

鳳翔「ではお願いしましょう」

あかり「任せてください!」

鳳翔「そうと決まれば天気が崩れない内に街に出ましょう」

あかり「はい。妖精さん!」

妖精「……」キキィ

鳳翔「妖精が車を運転している姿は、いつ見てもはらはらします」

あかり「立ってハンドル握ってますもんね」

鳳翔「かと言って私は免許なんて当然持ってませんし、提督も取れる年齢ですらないですし」

あかり「妖精さん運転上手ですからこれも気にしないことにしましょう」

妖精「……」プップー

あかり「ごめんね、早く乗りましょう鳳翔さん」

鳳翔「クラクションは頭突きで鳴らすんですね」

鳳翔「もはや買い出しよりも買い付けに出るべき人数がいるのですが、人の口に入るものですから自分で見て選びたいんですよね」

あかり「プロ意識が高いですよぉ」

鳳翔「プロではないんですけどね」

あかり「ずっと思ってたんですけど、鳳翔さんって」

鳳翔「私がなんですか?」

あかり「声がとっても可愛らしいですよね」

鳳翔「えっ、声がですか?」

あかり「はい、すごく可愛い声だと思います! なんとなく響ちゃん、じゃなくてBepちゃんと似てますよぉ」

鳳翔「Верныйさんと私の声、そんな似てますか?」

あかり「似てます、そっくりですよぉ」

鳳翔「そんなこと思ったことありませんでした。自分の声ってよくわからないものなんですね」

あかり「録音した自分の声聞いてみると全然違ってびっくりしますよぉ」

鳳翔「そうですか、私がВерныйさんのような」

あかり「鳳翔さんは落ちついた大人の人って感じですから、はじめて声を聞いたら驚く人もいるかもしれませんね」

鳳翔「似合いませんか?」

あかり「そんなことないです。あかりは鳳翔さんの声好きですよぉ」

鳳翔「Верныйさんのもですか?」

あかり「Bepちゃんのもです」

鳳翔「結局みんな好きなんですよね?」

あかり「そうですけど、鳳翔さんに似合ってないなんてことはないですから!」

鳳翔「わかっていますよ。そもそも似合っていようがいまいが、声なんて簡単に変えられるものではありませんし」

あかり「変えないでいいです! 鳳翔さんは鳳翔さんのままでいてください!」

鳳翔(そんなに似てるのかしら? 今度試しに録音して聞いてみましょうか)

鳳翔「着きましたね」

あかり「おっきなスーパーですよぉ」

鳳翔「色々周って量、質共にここが最良だと私は思っています」

あかり「他の人は違うんですか?」

鳳翔「違う人もいますし、同じ人もいるみたいです」

あかり「やっぱりお料理当番同士でそういうお話したりするんですね」

鳳翔「それなりに仲良くさせてもらっています」

あかり「足柄さんは質より量っていっぱい買えるところを使ってそうですよぉ」

鳳翔「それでも本当に悪いところに当たらないように注意はしているみたいです」

あかり「あかりもお料理できるようになったら先ずは材料を買うお店選びからはじめるんですね」

鳳翔「材料の良しあしを見極める目効きからですよ」

あかり「あぁ、それができないとお店も選べませんもんね」

鳳翔「提督はお料理できなくとも、優秀な料理人が周りにたくさんいるからいいんじゃないですか?」

あかり「みんな遠征に行っちゃうこともありますし」

鳳翔「遠征に行くかどうかは提督が決めることですよね?」

あかり「前にそれで失敗しちゃったことがあるんですよぉ」

鳳翔「提督ができればその失敗の可能性もなくなる、ということですか」

あかり「今でもお味噌汁だけならできますよ!」

鳳翔「夕飯がお味噌汁にご飯だけでは厳しいですね」

あかり「タレも作れます! タレをかけたご飯とお味噌汁ならどうでしょう!」

鳳翔「塩分過多、ですかね」

あかり「カートはあかりが押しますよぉ」

鳳翔「結構な量になりますがカートを押すなら提督も大丈夫ですよね?」

あかり「大丈夫です! 下にもう一個かごがあっても押せますよぉ!」

鳳翔「頼もしいことで何よりです」

あかり「先ずはどこから行きます? お野菜? お魚?」

鳳翔「あまり長く持って周ると悪くなるかもしれませんし、上に他のものを置くと潰れてしまう可能性もあるので後回しです」

あかり「そっか、そういうところもちゃんと考えてお買い物しなきゃいけないんだ」

鳳翔「私が気にしすぎているだけですよ」

あかり「いえ、潰れやすいものを後回しにするのはなるほどって思いましたよぉ。芋チップスとか重い物上に置くと粉々になっちゃいますもん」

鳳翔「お菓子、買いたいんですか?」

あかり「えへへ、いいですか?」

鳳翔「かごを圧迫しない程度にですよ?」

あかり「わぁい!」

鳳翔「カレーは色々な銘柄がありますので、目移してしまいますね」

あかり「鳳翔さんもルウは使うんですね」

鳳翔「スパイスからなにまで1から作ってると思ってました?」

あかり「思ってましたよぉ」

鳳翔「量を作らなければいけませんから、さすがに完全に手作りでは間に合いませんよ」

あかり「ルウがあっても大変ですもんね」

鳳翔「なので精々が隠し味を加えるくらいしかできていません。すいません、夢を壊すようで」

あかり「いえ、ところで隠し味って何使ってるんですか?」

鳳翔「それを教えては隠し味になりません。食べて当ててみてください」

あかり「よぉし、がんばって当てるぞぉ」

鳳翔「日々の食事にちょっとしたスパイスがかかりましたね」

鳳翔「やわらかい物を上に入れるようにしてくださいね」

あかり「潰れないように重いものは下にですね」

鳳翔「はい。一つの袋にどれだけ入るかも考慮して、より多くの物を一つの袋に詰められるようにするといいです」

あかり「お買い物するのにも頭を使うんですね」

鳳翔「これだけ多く買う場合は、ですよ」

あかり「買い物はなるべく少なくなるようにこまめにすることにしますよぉ」

鳳翔「それも一つの手ですね」

あかり「よいしょっと。ふぅ、なんとか収まりました!」

鳳翔「パンパンですけど、持てますか?」

あかり「これくらい持てます、よぉっ! うぐっ!」

鳳翔「無理をして落としては大変ですので、こっちを持ってください」

あかり「うぅ、すいません手伝いに来たのに」

鳳翔「いいんですよ。一人だとその袋も全部私が持っていたことになるんですから」

あかり「これも重たい! でも持てないくらいじゃないです!」

鳳翔「提督のお菓子も入ってますからね」

あかり「絶対落としませんよぉ!」

あかり「はぁ、なんとか車まで辿りついたよぉ」

鳳翔「お疲れ様です。でもそんなに疲れるならここまでカートを使った方がよかったですね」

あかり「それだとまたお店の中に戻しに行かなきゃいけなくなります。お魚さんが傷んじゃいますよぉ」

鳳翔「氷と一緒につめてあるので大丈夫なんですけどね」

あかり「手に袋の持ち手のあとがついちゃいました」

鳳翔「私なんて買い物のときは毎回ついてますが、すぐに消えますよ」

あかり「いつもありがとうございます」

鳳翔「いつも、ではありませんよ。ですが、感謝の言葉はしっかりと受け取らせていただきます」

あかり「妖精さん、卵もあるから安全運転でね」

妖精「……」コクリ

あかり「帰ったらお昼ごはんですね」

鳳翔「もうそんな時間ですね」

あかり「なに作るんですか?」

鳳翔「なに作ると思います?」

あかり「ええっと、さっき買ったのはお魚さんと……」

鳳翔「夕飯の分も買ってありますからね?」

あかり「そりゃそうですよね。お魚さんは晩御飯かな? じゃあ~」

鳳翔「ふふっ」

鳳翔(まるで普通の親子のようですね。子なんて、私には望むべくもありませんけど)

鳳翔(戦いも終わり、こんな時間がこれからずっと続くのでしょうか。少し気分が高揚します、なんて、ね)

今回はここまでです

もうだいぶ前ですが鳳翔と祥鳳が名前だけ見てもどっちがどっちだか分らなかったという時期がありました
はじめての軽空母は龍驤だったので鳳翔も祥鳳も全然使ってなかったので
一点集中で鍛える派には厳しいゲームですよね艦これって

開始します

足柄「どこに行っていたの?」

あかり「名取さんとお話して、鳳翔さんの買い出しのお手伝いです」

足柄「遊びに行ったんじゃないのね」

あかり「遊びに行くつもりだったんですけどね」

足柄「じゃあ今日のお昼の野菜はあなたが買って来たものなのね」

あかり「鳳翔さんが選んだのをあかりがかごに入れました!」

足柄「あぁ、そう」

あかり「足柄さんの買い出しも手伝いましょうか?」

足柄「私は手伝ってもらうことなんてないわよ。カツとルウを大量に買い込むだけだから!」

あかり「カツカレー以外にも作りましょうよぉ」

足柄「とんかつも食べたいの?」

あかり「それはカレーを作らなくなってるだけじゃないですか」

足柄「油に入れるだから楽なのよ」

あかり「だからって毎食はキツいですよぉ」

足柄「毎食カツを食べればなんにでも勝てるのよ!」

あかり「なんに勝つんですか」

足柄「なんにでもよ!」

あかり「……そうですか」

足柄「そうよ! で、これから何と戦いに行く?」

あかり「いや戦いませんよ。カツ食べてませんし」

↓1

1 艦娘との交流(>>427)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「叢雲ちゃん」

叢雲「ん、何よあんたか」

あかり「マスト磨いてたの?」

叢雲「まめに手入れしとかないと。ずっと海水や海風に曝されてるんだから」

あかり「そっかぁ、錆ちゃったら大変だもんね」

叢雲「斬り裂くわけじゃないから逆に錆びてた方が効果的かもしれないけど」

あかり「ちょっとえぐいよぉ」

叢雲「まぁ、もう向ける相手もいないんだけど」

あかり「それでも手入れはするんだね」

叢雲「部屋に飾っとくなら錆びてちゃ見栄えが悪いもの」

あかり「飾りなの?」

叢雲「あんたの執務室だって変なの飾ってんでしょうが」

あかり「そうだったよぉ。変なの飾ってるお揃いだね」

叢雲「いやなにも揃ってないし、そもそも人のマスト変なのとか言うな!」

あかり「先に言ったのは叢雲ちゃんだよぉ」

叢雲「う、うるさい! で、なにしに来たのよ?」

あかり「遊びにだよぉ。なにしよっか?」

↓1

1 改二になりたいという話
2 じゃれあう
3 戦いが終わってどうかという話
4 その他自由に

あかり「戦い、終わったね」

叢雲「今更?」

あかり「なんとなくそういう話がしたい気分だったんだよぉ」

叢雲「何よそれ? まあいいけど」

あかり「どうかな?」

叢雲「どうって、また漠然とした質問ねぇ」

あかり「じゃあ、どんな感じ?」

叢雲「何も変わってないでしょうが。そうね、実感がわかないかな」

あかり「まだ?」

叢雲「そう簡単に変われないわよ。何か諸悪の根源を倒したとかっていうなら変わるかもしれないけど」

あかり「お祭りだったもんね。海が光ってるのを見られてたらよかったけど」

叢雲「決戦の編成に入れなかったしねぇ」

あかり「そ、それはまあ」

叢雲「私は響、今はBepだっけ? Bepや瑞鳳よりも信用がないわけか」

あかり「そんなことないよぉ!」

叢雲「冗談よ。そんな必死に否定することないでしょ」

あかり「するよぉ! 叢雲ちゃんは本当に大切な友達だもん!」

叢雲「友達ってあんたね。はぁ、結局最後までこんな調子で来ちゃったんだもんなぁ」

あかり「あかり、成長してないかな?」

叢雲「そこは成長してないわね」

あかり「ええ~、ちょっとは成長したよぉ」

叢雲「まあね」

あかり「えっ?」

叢雲「そこは、成長してないって言ったでしょ。成長してるって認めてあげなきゃいけないところもあるわよ」

あかり「ほんとに!?」

叢雲「何にも成長しないような奴ならとっくに見限ってるわ」

あかり「どこら辺が大人っぽくなったかな?」

叢雲「別に大人っぽくなったとは言ってないでしょ」

あかり「成長してるんじゃなかったの?」

叢雲「成長してるイコール大人っぽくなるとは違うでしょ」

あかり「あかり大人っぽくなってないんだぁ」

叢雲「大人っぽくなってないとも言ってないけどね」

あかり「もぉ、どっちなの!」

叢雲「多少なったところでまだまだ子供ってことよ」

あかり「むぅ~」

叢雲「成長したって言えばそう、一人で寝てても泣かなくなった」

あかり「それは元からだよぉ!」

叢雲「私にとってはそれが最初の印象だもの」

あかり「そこは成長じゃなくて元に戻っただけなの!」

叢雲「本当に? 元の世界でも毎日お姉ちゃんと寝てたんじゃないの?」

あかり「もうお姉ちゃんと一緒に寝るのは卒業してたよぉ!」

叢雲「まあ、じゃなきゃあんたのお姉ちゃんも一緒にこっちに来てたか」

あかり「そうだよぉ。だからあかりは元から一人で寝てたの!」

叢雲「ならあんたが成長したとこ何にもなくなるんだけど」

あかり「ええっ!? あかりの成長したところ一人で寝れるようになったとこだけ!?」

叢雲「そこだけは認めてあげてたのにな~」

あかり「他にもあるはずだよぉ、ちゃんと探してよぉ!」

叢雲「探さなきゃわかんないような成長じゃ意味ないでしょ」

あかり「うぅ、そうだけど」

叢雲「……いっぱいあるけど、認めてなんてあげないんだから」

あかり「えっ?」

叢雲「なんでもないわよ」

あかり「叢雲ちゃんも昔と比べてすごく成長してると思うな」

叢雲「はぁ? 私が成長するわけないでしょ。艦娘よ?」

あかり「身体は成長しなくても心は成長するよぉ」

叢雲「心だって成長する余地もないくらい完璧だったわよ」

あかり「そうかなぁ?」

叢雲「な、なによその顔は? じゃあどこが成長したのか言ってみなさいよ!」

あかり「それはね~」

叢雲「それは?」

あかり「教えてあげない!」

叢雲「なんでよ!」

あかり「叢雲ちゃんだって教えてくれなかったんだもん。あかりも教えないもん」

叢雲「な、ないんだから教えるもなにもないのよ」

あかり「……もうちょっと素直に成長してくれたら、あかりはもっとうれしいな」

叢雲「は?」

あかり「あかりもなんでもないよぉ」

あかり(叢雲ちゃんとこんな風にお話しできるようになったのは、あかりの成長できたところかな?)

あかり(叢雲ちゃんもそう思ってくれてたらうれしいな)

叢雲「第一、あんたが散々甘やかしてくれておかげで今も戦ってる最中とほとんど変わらない気がするのよ」

叢雲「だから実感わかないってところもあるのよ」

あかり「いつもとそんなに変わらない?」

叢雲「変わんないのよ。ほんと、全然」

あかり「遠征もやってないしね~」

叢雲「鈍りきるのもなんか嫌だし、たまには遠征とか演習とかさせてよ」

あかり「ん~、気が向いたらね」

叢雲「気が向かなきゃ軍務放棄できるって改めて考えると異常よね」

あかり「異常づくしだねぇ」

叢雲「はぁ、そうだった。最初から最後まで異常なことばっかりだったわ」

あかり「だったら、これからも叢雲ちゃんにとっては異常なことばかりの生活が続くよぉ」

叢雲「私にとっては?」

あかり「あかりにとってはそれが日常だよぉ」

叢雲「日常、ね」

あかり「それがいつか叢雲ちゃんにとっての日常になるように、あかりこれからもがんばるよぉ!」

叢雲「……そっ、精々がんばるといいわ。無駄な努力だけどね」

あかり「無駄じゃないよぉ」

叢雲「む、だ、よ」

叢雲(だって、もうなってるんだもの)

叢雲「さてと、私はマストの手入れを続けさせてもらうわよ」

あかり「あっ、ごめんね邪魔しちゃって」

叢雲「邪魔ならつきあったりしないわよ」

あかり「えへへ、ありがとね叢雲ちゃん」

叢雲「ふんっ」

あかり「うふふ、じゃあこれからどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>427の叢雲以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は朝潮と交流するところからはじめます

叢雲と朝潮は好感度100なので行動回数の消費はないですが好感度100の艦娘との交流は一日2回までなので
他の好感度100の艦娘とは次の日まで交流不可能になります

この時間までかかると眠気で変なこと書いてしまってないか不安になります

開始します

朝潮「これくらいでいいのかな?」

あかり「朝潮ちゃんいる?」

朝潮「わぁっ! 司令官ノックと同時に入って来ないでください!」

あかり「ん~? あっ、ごめんね着替えてるところだった?」

朝潮「いや着替えてるわけじゃないですけど」

あかり「じゃあなんでスカート脱いでるの?」

朝潮「スカートに穴を開けようと思って」

あかり「え? なんでそんなことするのぉ?」

朝潮「しっぽのせいですよ! 付けたら反応して立ったりするから、スカートがめくれるんです!」

あかり「だから穴に通すんだ。ということはパンツにも穴を開けないといけないことに」

朝潮「そうですよ!」

あかり「やっぱりしっぽはやめた方がいいかも」

朝潮「つけると決めたからにはつけるんです!」

あかり「無理してない?」

朝潮「……できれば司令官の前でだけとかにしたいですが」

あかり「そうするとあかりの前でいつも着替えなきゃいけなくなっちゃうね」

朝潮「そっちの方がはずかしいです! 普段からつけておきますよもう!」

あかり「嫌なら別にいいんだよぉ? 絶対に必要ってわけじゃないんだから」

朝潮「いいんです。猫の姿になって親しみやすさを上げ、早く皆さんに打ち解けます」

あかり(親しみやすくなってるのかなぁ?)

朝潮「とりあえず穿きますのであっち向いててください。それと、私になにか用事ですか?」

あかり「うん終わったら言ってね。朝潮ちゃんとはまた遊びに来ただけなんだけど、なにする?」

↓1

1 実はプールのこと気付いてたという話
2 猫っぽくなる訓練
3 可愛いもの探しの旅その2
4 その他自由に

あかり「スカートとパンツに穴開けて寒くないかなぁ」

朝潮「いっそのこと下着は穿かないことにすれば」

あかり「そっちの方が寒いよぉ!」

朝潮「いいんです、プールのときの罰と考えれば妥当な対応です」

あかり「プールのときの罰って?」

朝潮「あっ!」

あかり「妖精さんにしたんじゃなかったの?」

朝潮「あ、いや、あの、それは……」

朝潮(つい口を滑らせてしまった! いや、でもいい機会です。このまま隠し通してしまってはいけないですから!)

朝潮「あの、ですね、私実はあのプールで妖精のいたずらにあったことを、ですね」

あかり「あったことを?」

朝潮「プールから上がる前から気付いてたんです!」

あかり「プールから上がる前から気付いてた?」

朝潮「はい、気付いてました」

あかり「ん~と、それはつまりあかりが裸になってることを気付いてて泳いでたってこと?」

朝潮「そうなります、申し訳ありません」

あかり「あははは、謝ることないよぉ。だって裸で一緒に遊んでるってことを気付いてただけでしょ?」

朝潮「え、ええ、そうですが」

あかり「よくあるよくある」

朝潮「よくあるんですか!?」

あかり「最近はよくある気がするよぉ、うん……よくあるけど良くないよ!」

朝潮「あっ、やっぱりですか」

あかり「なんで教えてくれなかったの!」

朝潮「き、気が動転してて!」

あかり「もぉ~! だめだよそういうことはちゃんと言ってくれなきゃ!」

朝潮「すいません……」

あかり「あかり裸になってるの気付かないで朝潮ちゃんの手つないだりしてたんだ」

朝潮「そのときはまだ少し水着が残ってました! でも、あの、胸のところはもう溶けてて……」

あかり「み、見たの?」

朝潮「……申し訳ありません」

あかり「あのときすごく近かったよね?」

朝潮「もう少し近づけば鼻先が当たるくらいには」

あかり「そ、そんな近くで見られちゃったんだぁ、うぅ」

朝潮「だ、大丈夫です! その、き、綺麗、でしたし……」

あかり「それを言われるってこと自体が大丈夫じゃない証だよぉ!」

朝潮「極力見ないようにしてましたので! それに、一緒にお風呂にも入ったじゃないですか」

あかり「お風呂は湯気とタオルで隠れてるし、至近距離から見たりしないよぉ!」

朝潮「うっ、そう、ですよね」

あかり(それでも触られてないから、って思ってるあかりがいるのは良くない気がするよぉ)

朝潮「か、かくなる上は、司令官にも同じことをしていただくしかありません!」

あかり「えっ?」

朝潮「み、見てください、私の、む、胸、を……」ガバッ

あかり「きゃあっ! 何してるの朝潮ちゃん! 服下ろして!」

朝潮「このような仮装や下着なしで生活してても何の意味もありません。やったらやり返されるものなんです!」

あかり「あかりはもう怒ってないから!」

朝潮「私が納得できません! このままでは司令官との間にわだかまりが残ってしまいます! だ、だから、目を開けて、見てください!」

あかり「そういうこと言われたら、言うこと聞くしかなくなっちゃうよぉ」

朝潮「どう、ですか?」

あかり「どうって、言われても……」

朝潮「そそ、そうですよね、言葉に困りますよね! 大和さんとか愛宕さんとかの見慣れてる司令官からすれば、こんな小さいの」

あかり「いや見慣れてないからね!? それに大きくても言葉に困ることに変わりないよぉ!」

朝潮「た、確かに、その、品評するのも変、ですし」

あかり「う、うん、なにも、言えないよぉ……」

朝潮「司令官、まだ遠い、ですよ」

あかり「あ、あかりはここからで十分だよぉ! というかもういいから!」

朝潮「私は、だめです! 同じようにしないと気が済みません!」

あかり「真面目さが変な方向に発揮されちゃってるよぉ!」

朝潮「あのときと同じように手を繋ぎましょう!」

あかり「そうしたら服支えられなくなるよぉ?」

朝潮「噛んで押さえますので! さ、さあ、手を」

あかり「あかりはもういいのに……」ギュッ

朝潮「……」クイッ

あかり「こ、これくらいだったっけ?」

朝潮「……」クイッ

あかり「ま、まだ近いの? えっと、じゃあこれくらい?」

朝潮「……」クイッ

あかり「もっとぉ!? いや、だってもうこれ以上近づいたらくっついちゃう……」

朝潮「……」クイクイ

あかり「わ、わかったよぉ!」

あかり(す、すごく近い……よく見たことなかったけど、こんな形なの? みんな同じなのかな? あかりのも……?」

朝潮(な、なんで、こんなこと私……もうとっくに私が見た距離より近づいてるのに……)

朝潮(司令官が見てる、見られてる……なんで、いいって言ったのに、そんなに見てる、の……?)

朝潮(な、なんで、私、息が荒くなって……興奮? お、落ち着いて、息、激しくすると、くっついちゃう、くらい近いのに……!)

あかり(手も繋いでるし、下手に動いたら大変なことになりそうだよぉ。どうしよう?)

朝潮(そ、そう、息をするときに胸が動くから、だから、仕方ないんです……ここまで近いなら、そういうこともあります……)

朝潮(鼻先……できれば、唇……いや、待って、私、なにしようとして、やめ……!)

あかり「朝潮ちゃん、そろそろ離して」

朝潮「ひゃんっ」パサッ

あかり「わぁっ! あ、朝潮ちゃん、なにも見えないよぉ!」

朝潮「し、司令官、服の中で、あんっ、暴れないでください!」

あかり「だ、だって、と、わ、ああっ!」バタッ

朝潮「きゃあっ!」バタッ

あかり「服伸びちゃってない?」

朝潮「少し緩くなった気がしますがまだ使えます」

あかり「ごめんねあかりのせいで」

朝潮「いえ、私がしっかり咥えていなかったせいですよ。司令官の息がくすぐったくて思わず」

あかり「あれだけ近づいてたらそうなるよぉ」

朝潮「はい。でもこれで私もわだかまりが解けました」

あかり「それなら、よかったよぉ」

朝潮「で、では私はまたスカートの加工に入りますので」

あかり「うん、またね朝潮ちゃん」

朝潮(服で覆ってしまったとき、どさくさで司令官の頭がくっついちゃいましたが、あのとき感じたのはどこの感触だったのかな)

朝潮(少し、濡れた感触があるのは、汗をかいたから? それとも……)

あかり「はぁ、朝潮ちゃんずっと気にしてのかなぁ。きっとそうだよね、思い詰めてたからあんなことしたんだよね」

あかり「もっと早く気付いてあげればよかったよぉ」

あかり「はぁ、反省は後にして次はどうしようかな?」

↓1

1 艦娘との交流(>>427の○のついてる艦娘以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は足柄と交流するところからはじめます

かなり最初期に熊野と泳ぐときに全裸で泳ごうと言ったら好感度下がったイベントとかやってたんですけどねぇ
どうしてこうなったんでしょうか

開始します

あかり「足柄さん、戻って来ましたよぉ」

足柄「お帰りなさい。執務の用意はできてるわよ」

あかり「執務しに戻ったわけじゃないですよぉ」

足柄「なら私と遊びに帰ったのかしら?」

あかり「はい!」

足柄「……」

あかり「どうしました?」

足柄「いや冗談で言ったつもりだったんだけど。また外出するのに必要な物取りに来たかと」

あかり「いいえ、足柄さんに会いに来たんですよぉ」

足柄「そう言われるとうれしくなっちゃうわね」

あかり「ならあかりもうれしいです!」

足柄「ふっ、気分がいいから少しつき合ってあげましょうか」

あかり「なにしましょうか?」

↓1

1 改二になってどうかという話
2 戦い以外の趣味は見つかったかという話
3 久しぶりに身体動かしたいという話
4 その他自由に

足柄「あ~、それにしても肩凝ったわ」

あかり「肩揉みましょうか?」

足柄「いやそこまでしなくていいけど。やっぱり事務仕事は私には合わないわ」

あかり「そうですか?」

足柄「うん、身体動かしてる方が性に合ってるのよ」

あかり「最近休んでばっかりですからね」

足柄「あなたが休ませてるんでしょ」

あかり「これまでがんばってきましたから、長いお休みですよぉ」

足柄「朝も言ったけどこれじゃ鈍っちゃうわ」

あかり「それなら、今から運動しましょう!」

足柄「そうね。座ってばかりで身体動かしたかったところよ」

あかり「なにしましょうか?」

足柄「う~ん」

↓1

1 誰かと演習する
2 山登り
3 屋外演習場で走る
4 その他自由に

足柄「久しぶりに誰かと戦いたい気分だわ」

あかり「演習ですか?」

足柄「そう、演習よ!」

あかり「1体1でやるんですか?」

足柄「それもいいけど、ここはもっと派手に行きたいわ!」

あかり「いつも通りの6対6でやるんですね」

足柄「というわけで、誰かに連絡入れて頂戴」

あかり「ええっ、あかり達だけでもできますよぉ」

足柄「あなたが二艦隊をまとめて指揮できるとは思えないわ」

あかり「うっ、それは難しいですね。誰かにお願いしますよぉ」

足柄「戦いがいがあるところがいいわ! 船見提督か杉浦提督のとこがいい!」

あかり「無理には頼めませんからね?」

↓1 演習を頼む相手

1 京子
2 結衣
3 ちなつ
4 綾乃
5 千歳
6 櫻子
7 向日葵
8 りせ

あかり「そういえば松本先輩も提督なんだよね」

足柄「松本って、あの先生にくっついてたちっちゃい子でしょ? 先輩なの?」

あかり「生徒会長ですよぉ? あかり達の中で一番年上です」

足柄「一番ちっちゃかった気がするけど。まあ、この年頃の女の子だしそんな変わらないか」

あかり「一回くらい松本先輩の艦隊の艦娘さん達にあいさつしておきたいよぉ」

足柄「強いのかしら?」

あかり「強いんじゃないでしょうか? たぶん」

足柄「たぶんってなによ? けど、あのあめ作った先生と一緒にいるんだし、強くてもおかしくはないわね」

あかり「松本先輩に頼みましょう。忙しくないといいんですけど」

足柄「連絡先知ってるの?」

あかり「先生に連絡すれば伝えてくれますよぉ」

奈々「よう、赤座くん。元気でやってるか?」

あかり「はい、あかりもみんなも元気ですよぉ」

奈々「それは何よりだ。松本も私も元気でやってるぞ」

足柄「元気、でいいの? なんか焦げてるんだけど」

りせ「……」

大鳳「元気に爆発してます」

日向「全く、昼夜問わずにやってるからうるさくてかなわん」

陸奥「あら、その言い方はちょっと意味深に聞こえるわね」

りせ「……」ペシッ

陸奥「あら、ごめんなさい」

足柄「大鳳に日向に陸奥、ね」

あかり「なんですか? なにか繋がりがあるんでしょうか?」

足柄「繋がりというか、ね。あなたの趣味でしょ?」

奈々「まあな。しかし、趣味枠でも相当強いぞこいつらは」

日向「ふっ、深海棲艦との緒戦からずっと戦い続けていたのだからな」

大鳳「そう簡単に負けませんよ」

足柄「そっか、やっぱり最初期から戦ってたのあなた達。相手にとって不足はないわ」

あかり「ところで他の3人はどうしたんですか?」

陸奥「爆発四散した船の残骸を片付けてるわ」

あかり「爆発四散!? その服今焦げたんですか!?」

りせ「……」コクリ

奈々「残りの3人は松本が選んだんだが、おっ、来たな」

↓1~3 りせの艦娘

摩耶「ったく、毎回毎回船爆発させんなってんだクソが!」

初雪「なんで戦い終わったのに演習とか……だるい」

那智「そう言うな。たまにはこうして戦場に身をおいて感覚を鈍らせないようにせねば」

初雪「もう鈍っていいし……というか鈍った方が、いい」

摩耶「初雪は最初っから鈍りっぱなしだろ! あたしゃ演習には文句ねぇよ」

足柄「意気のいいのと悪いのとがいるみたいね。それに姉さんも」

那智「足柄か。久しい、と言うべきか?」

足柄「少なくとも私は久しぶりよ。他の足柄とはどうか知らないけど」

あかり「足柄さんのお姉さんですか?」

那智「ああ、妙高型二番艦の那智だ。妹が世話になっている」

あかり「いいえ、あかりの方がお世話されてばかりですよぉ」

足柄「私が世話になってるところも、あるんだけど……」

那智「ふっ、この子も子供ながらに足柄を魅せるだけの力はあるようだ」

摩耶「こんなちんちくりんがねぇ?」

初雪「うちの方が、ちんちくりん……」

りせ「……」

初雪「背が小さいって……意味だよ……」

摩耶「あたしは摩耶ってんだ。これから何度会うことになるのかわかんねぇけど、まっ、よろしくな」

あかり「摩耶さんですね。赤座あかりですよろしくお願いします」

足柄「摩耶は高雄型の三番艦よ。愛宕の妹ね」

あかり「そうだったんですね。そういえば摩耶さんからは服が違うって前言ってたような気がしますよぉ」

摩耶「元から違うし、あたしゃもう改二だからな。全然ちげぇよ」

初雪「初雪……です。よろしく」

あかり「初雪ちゃん、は吹雪ちゃん達の妹かな?」

初雪「そうなる……」

あかり「元気ないね、大丈夫?」

陸奥「この子はいつもこんな感じなのよ」

大鳳「めんどくさがりで、滅多に部屋から出ようとしないんです」

初雪「出る必要性が……ないし……」

日向「だが開口部を見ると飛び付くんだ」

あかり「開口部?」

大鳳「服の開いてる部分です。私も何度やられたことか」

初雪「開口部はいいけど、中身がもう少しあった方がいいかも」

大鳳「大きなお世話です!」

あかり「大和さんとか明石さんのスカートとかもかなぁ?」

奈々「穴があったら入りたいならぬ、入れたいというやつだな」

りせ「……」

りせ「……」

足柄「ん? なんて言ってるの?」

奈々「これが私の艦隊だって言ってる」

足柄「声小さすぎでしょ! これでちゃんと指揮取れるの?」

那智「戦闘中はインカムを付けているから聞きとれるさ」

大鳳「落としたら聞こえなくなりますが」

あかり「なら落とさないように戦わないといけませんね」

摩耶「そっちは落とすことを狙うべきじゃねぇのか?」

足柄「そんなこっすい戦い方で勝ってもうれしくないわよ。こっちは久しぶりの戦いで気合入ってんだから!」

陸奥「あらあら、こっちも久しぶりの火遊びでわくわくしてるところなのよ。やる気十分でよかったわ」

初雪「私はそういうノリ、好きじゃない……」

りせ「……」

初雪「ん、来たからにはやるよ」

奈々「さあ、そっちも早く編成を決めてくれ」

あかり「はい! 旗艦は足柄さんですけど、他はどうしましょうか」

↓1~5 演習に出す艦娘(>>427の足柄、間宮、伊良湖以外)

演習の編成
足柄
叢雲
朝潮
扶桑
加賀
秋月

に決まったところで今回はここまでです
次はりせと演習するところからはじめます

演習は前と同じように安価コンマ使うようにするか描写するだけにするかどうしようか迷い中です
最近テンポ悪い感じなので描写だけでもいいような気もしています
ちなみにりせは結衣より強いです

開始します

叢雲「ようやくマストの手入れが終わったと思ったら演習なんて。今日は久しぶりに退屈しないで済むわね」

朝潮「少し身体を動かしておきたい気分だったので良かったです」

扶桑「演習、また機会が来るとは思いませんでした」

加賀「弓道場で射るだけでは詰まらないと思っていたところです」

秋月「長10cm砲ちゃん、初戦闘だけどがんばろう」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

初雪「なに、それ?」

秋月「この子ですか? 長10cm砲ちゃんです」

初雪「高角砲、なんで自立してるの? 私のもしてくれたら、色々面倒事任せられるのに」

叢雲「艤装を小間使い扱いするんじゃないわよ」

陸奥「あらあら、可愛い子猫ちゃんいるわ」

朝潮「あっ、こ、これは、改になっても姿が変わらないから、わかるようにと!」

奈々「赤座くんもいい趣味している」

りせ「……」

あかり「えっ、なんですか?」

足柄「さあ、やるわよみんな! 全滅よ!」

那智「ふっ、どれだけ被害を抑えられるかを考えた方がいいと思うぞ」

摩耶「いや、何分もつか考えるべきだな」

加賀「そのお言葉、そっくり返しますよ」

扶桑「これでもそれなりに戦ってきたんです。簡単には負けませんよ」

大鳳「それはこちらも同じですよ」

日向「それなり、どころではないな。恐らくは一番長く前線に立っていたよ私達は」

りせ「……」

奈々「その誇りがあるから負けない、と言っている」

あかり「あかりもいっぱい戦ってきましたよぉ。まだまだ誇りなんて言えないですけど、それでもみんなとがんばってきましたから!」

あかり「負けませんよぉ!」

奈々「ふっ、ならはじめようか」

↓1

1 戦闘する
2 描写するだけ
3 省略

叢雲「嘘……でしょ……」

あかり「叢雲ちゃん!」

奈々「赤座くん側は全員撃沈だな。松本の勝ちだ」

りせ「……」

摩耶「まっ、想像よりはもったかな。こっちもいくらかもらっちまったし」

那智「大健闘、だな。さすがは私の妹だ」

足柄「ぐぅぅ~! 姉さんといえどその上から目線は腹立つ~!」

陸奥「大丈夫かしら子猫ちゃん?」

朝潮「右耳がえぐれました……猫耳の」

初雪「耳気にしてる場合じゃないと思う、全員」

加賀「このような姿を晒すとは、屈辱です……!」

扶桑「同じ航空戦艦でも、ここまで違うんですね……」

日向「扶桑はまだ改二になっていないのだろう? まあ、私は改止まりなのだが」

秋月「うぅ、長10cm砲ちゃん? どこ行っちゃったの? 長10cm砲ちゃんが一基見つからないんですけど」

大鳳「こちらの方で回収しておきましたよ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

奈々「とりあえず全員戻って、反省会だな」

奈々「なんだ先に風呂入って来ていいんだぞ?」

叢雲「それより先に聞いておきたいことがあるのよ」

初雪「お風呂入ってる間に、その子に話しておく……で、話終わったら帰るし」

あかり「もっとゆっくりしていっていいんだよぉ?」

初雪「お家、帰りたい……一週間分は動いたから……」

りせ「……」

奈々「もう少し我慢しろ初雪、だとさ」

初雪「は~い……」

陸奥「そのタオルの下はほぼ全裸なのよね? うふふ、火遊びのにおいだわ」

扶桑「火遊び、裸でしたら危ないのでは?」

摩耶「風呂なんてさっと入っちまえよ。磯くさいのがついちまうぞ?」

加賀「終わればすぐに入りますのでお気になさらず」

足柄「この子もちょっと被っちゃったし、一緒に入らないと」

日向「風呂場で火遊びするわけか」

那智「姉として喜んでいいことなのかどうか」

秋月「しませんから!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

朝潮「もう少し我慢してね長10cm砲ちゃん」

奈々「で、聞きたいこととは?」

叢雲「あんた達、強化改造設計図使ってるでしょ?」

加賀「大鳳さんの搭載機の数は、改造行った後のこちらの大鳳さんと同じくらいありました」

日向「ああ、しているぞ。全ての能力値をな」

扶桑「全ての能力値を強化している?」

叢雲「あの設計図一部のみに限定して改造するから効果発揮するんじゃなかったの!?」

奈々「だから一部ずつ改造していけば、いずれ全て改造できるだろう?」

足柄「いやその理屈はどうなの。だったら、最初から全部の改造法書いときなさいよ!」

奈々「機密保持の都合上それはできなかったんだよ。もし深海棲艦側に漏れてしまえば、ただでさえ開いている性能差が絶望的になるからな」

大鳳「改造しても搭載数はそちらにいらっしゃる深海棲艦達にも及びませんので」

朝潮「姫とか鬼なら読める可能性もありますか」

叢雲「なんとか納得いかないわ!」

奈々「ぶっちゃけ制作者特権だよ」

秋月「あっ、この人が船霊降霊の理論を作った人なんですね」

あかり「そうだよぉ。それであかり達の理科の先生なの」

扶桑「最近の理科の先生は進んでますね」

摩耶「いやいやいや」

陸奥「理科の先生に作られちゃう私達ってなんなんでしょうね」

奈々「ちなみに松本の艦隊の能力をある法則に則って数値化するとこうなる」

      火/装/雷/空/回/命/耐
日向  179/138/0/136/93/50/115
大鳳  88/126/14/145/70/59/105
陸奥  217/147/0/162/73/55/135
摩耶  122/117/126/195/84/63/85
初雪  77/73/130/88/106/50/45
那智  150/117/126/138/88/52/84

奈々「これで燃費も変わらないお得さだ」

朝潮「いや、そっちの数値だけ見せられても」

りせ「……」

奈々「おお、そうだ。赤座くんの艦隊のも見せないとな」

      火/装/雷/空/回/命/耐/好
足柄  108/79/84/74/59/36/56/78
叢雲  34/31/53/38/59/33/16/100
朝潮  51/49/89/56/72/33/31/100
扶桑  122/86/0/48/43/15/75/91
加賀  49/79/10/79/51/33/79/100
秋月  19/9/26/85/49/1/20/73

秋月「うぅ、私の能力値がひどい」

あかり「扶桑さんと摩耶さんの火力が同じだよぉ」

足柄「航空戦艦とはいえ、戦艦級ってこと!? 姉さんは完全に上回ってるし!」

朝潮「ところでこの好という項目は?」

奈々「ああ、しまったこれは忘れてくれ。前に開発した好感度測定機の結果を乗せてるだけだ。ちなみに最大値は100」

陸奥「あらあら、モテモテね」

あかり「ええっ、本当にこれあってるんですか?」

叢雲「だ、誰に対する好感度とか言ってないから!」

りせ「……」

奈々「それぞれの提督に決まって――」

加賀「関係ない項目は消してください!」

朝潮「そうです! 即刻削除です!」

扶桑(私、提督のことそれほどまでに? 確かに憎からず思ってはいますが……)

秋月(ええっ、私そんなに惚れっぽいの? いや、恋愛とは言ってない、友愛かもしれないし!)

あかり「全然違うんですね」

奈々「そもそも赤座くんの艦隊は全員練度最大値でもないだろう?」

あかり「加賀さんと朝潮ちゃんと足柄さんだけですよぉ」

秋月「私なんて練度1ですよ」

摩耶「それを相手にもらっちまったことが割とショックだぜ」

那智「我らも気が抜けていたのかもしれんな」

あかり「前に妖精さんが作ってくれた結衣ちゃんの艦隊のと比べるとどうかなぁ」

      火/装/雷/空/回/命/耐
北上  79/63/151/49/123/95/49
大井  79/63/151/49/123/95/49
隼鷹  40/62/14/74/126/110/62
鈴谷  105/71/69/59/107/105/57
日向  140/85/0/89/118/110/85
羽黒  114/77/84/72/124/105/64

奈々「ふむ、船見くんも中々のものだな」

あかり「なんか項目増えてる気がするんだけど、妖精さんが付けたしたのかな?」

日向「回避と命中、そして雷巡の二人の雷撃値にはさすがに敵わんな」

初雪「でもこれ、船見司令官の指揮能力も込みって書いてある」

朝潮「そちらは込みではないのですか?」

奈々「松本の指揮能力も勘定に入れれば、こちらの命中、回避は40は上がるな」

あかり「40も!?」

秋月「それなら船見司令の艦隊ともいい勝負できそうです」

叢雲「こっちは手も足も出なかったってのに」

奈々「それと、松本は誰ともケッコンしてなくてこれだぞ」

扶桑「確かに、どなたも指輪をなさってませんね」

足柄「これが緒戦から戦い続けた勇士の力だというの……!?」

あかり「みんな練度最大にはなってるんですよね? なんでケッコンしないんですか?」

りせ「……」

加賀「なんて言ったんです?」

奈々「……タイミングがなかったとさ。赤座くんもそうだろう?」

あかり「そうですよね、ちょっとはずかしいですし」

りせ「……」

奈々「私だって羞恥心がないわけではないぞ?」

あかり「……?」

陸奥(タイミングなんて腐るほどあったのにね)

日向(ふっ、見せつけてくれるよまったく)

あかり「あかりの最強の編成だとどうでしょう?」

奈々「前のときとは変わっているだろう。彼女達が来たのだから」

あかり「あっ、戦艦棲姫さんと離島棲鬼さんもほっぽちゃんと同じで強いんですよね」

奈々「現状の最強編成はこんな感じかな」

          火/装/雷/空/回/命/耐
戦艦棲姫   273/160/0/106/40/43/400
離島棲鬼   180/185/13/120/45/33/450
北方棲姫   172/145/13/176/52/33/500
大和      186/128/0/109/58/37/147
ビスマルク  145/95/36/70/51/39/96
大鳳      59/84/10/86/47/33/70

摩耶「こっちなら戦いがいありそうだな!」

加賀「なぜ空母枠が私じゃないんですか?」

奈々「赤座くんの大鳳も搭載数を改造しているんだろう? 君と同等の搭載数があるなら、装甲空母である大鳳の方が優先されるだろうな」

加賀「くっ、私も改造すれば……!」

大鳳「こういう機会でもなければもう戦うことありませんし」

那智「だがこの艦隊には穴がある。どこかわかるか赤座提督?」

あかり「ええ~っと、確か前にも同じ話をしましたよぉ。そう、潜水艦の相手ができません!」

那智「正解だ。この編成は砲戦火力、航空火力共に秀でているが、対潜能力に乏しい。潜水艦一隻相手に成すすべもなくなる可能性がある」

摩耶「こっちゃ初雪と一応日向が対潜攻撃できっから、まあ一隻くらいならなんとかなるんだ」

初雪「出たら働かないといけないから、出ないでほしい……」

日向「ふっ、我が瑞雲にかかれば潜水艦など恐るるに足らん」

摩耶「対空となればあたしの出番だぜ! 防空巡洋艦の面目躍如ってな!」

奈々「こちらにも航空戦力が大鳳と一応日向しかいないという穴はあるが、皆高い対空能力があるから、砲戦に持ち込めるというわけだ」

日向「私さっきから一応扱いされ過ぎじゃないか?」

あかり「はぁ~、すごいんですね松本先輩の艦隊」

陸奥「まあ伊達にここまで生き残ってないわよ」

叢雲「経験の差、か」

奈々「艦娘のではなく、提督のな」

あかり「あう……」

奈々「そう落ち込むことはない。別に責めているわけではないんだからな。むしろ船見くんと歳納くんが馴染み過ぎなだけだ」

りせ「……」ポンポン

奈々「むしろよくやってる、いや、よくやった。と松本は言ってるぞ」

あかり「松本先輩……」

初雪「元々ただの中学生だったんでしょ? それが、曲がりなりにも艦隊を率いて、実戦で結果を残した……それは誇っていいと思う」

陸奥「誇れることないなんてさっき言ってたけど、それじゃだめよ。あなたはすごいことをしたの。なら、それだけの態度でいなきゃ」

叢雲「ふんっ、何度も言ってるでしょ。自信を持てって」

加賀「あなたが誇ってくれなければ、あなたと共にそれを成した私達が誇れませんよ」

あかり「……はい!」

奈々「やれやれ、まだまだ前途多難だな赤座くん」

りせ「……」

奈々「ああ、超えられるだろうな。慣れてるだろうし」

陸奥「可愛らしい子なのにねぇ。そういう星の下に生まれちゃうなんて」

初雪「ご愁傷さま……」

あかり「なんだか憐みの視線を感じるよぉ」

奈々「松本に追いつきたかったら、私の渡したあめと指輪を使うことだ」

あかり「あれ副作用どうにかならないんですか?」

奈々「どうにかできないから副作用なんだ。一回超えても指輪を使った後またあるからな」

あかり「ケッコンした後にも練度あげなきゃいけないんでしたね」

加賀「提督、私悔しいです。あの人達に勝ちたいです」

あかり「加賀さんがそんなに燃えるのは珍しいですね」

加賀「だから、ケッコンしましょう。そしてまた私にあめを」

あかり「そ、そんな簡単にできませんよぉ! というかあめ食べたいだけなんじゃ」

朝潮「司令官、私もです!」

足柄「私が先よ! またあの感覚を、じゃなくて今度こそ姉さんをぎゃふんと言わせてやるんだから!」

扶桑「提督、私も食べてみたいです。練度が上がる感覚は気持ちいいので」

秋月「私もこのままでは自分がなさけないですよ!」

あかり「え、ええ~!」

奈々「おねだりするお膳立てはしてやったぞ」

叢雲「は、はぁ!? 余計なお世話よ!」

初雪「多難なのは赤座司令官だけじゃなさそう……」

りせ「……」

今回はここまでです
次は演習に出た艦娘とお風呂に入るところから

りせは見た目一番好きなので出番もっとほしいところですがカップリング相手が固定になってて出しにくいんでしょうかね
声を聞こうとあかりが奮闘するとか、櫻子に振り回される話とか読んでみたいものです

開始します

あかり「松本先輩の艦隊強かったなぁ」

叢雲「ふんっ、カタログスペックの1.5倍の性能出せるんだから、あれくらい強くて当然なのよ!」

足柄「1対1ならなんとかならないかしら?」

加賀「能力値表を見る限りこちらはケッコンしなければ勝ち目はなさそうですね。設計図は耐久値と搭載数のものしかありませんので」

朝潮「駆逐艦同士の戦闘は泥仕合になる予感しかしません」

扶桑「無理に勝つ必要はありませんよ。もう戦いは終わったのですから」

あかり「負けず嫌いの扶桑さんがそんなこと言うなんて」

扶桑「私は負けず嫌いなのではなく対抗心が強いだけです」

秋月「同じような意味な気がしますが」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」バシャ

あかり「わぁっ! 長10cm砲ちゃん、飛び込んだら危ないよぉ!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~!」バチャバチャ

叢雲「あんまり騒がせないでよ鬱陶しい」

朝潮「初陣でがんばったんですから、少しははしゃがせてあげましょう」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~」

秋月「長10cm砲ちゃん泳ぐのは迷惑だからやめなさい!」

扶桑「お湯をかけられたり、ぶつかられたりしなければ大丈夫ですよ」

加賀「私は静かに入りたい派ですが、この人数でそれが叶うとは思っていません」

叢雲「だからってあんまい調子乗ってると砲塔ひっこ抜くからね!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」スポ

叢雲「そういえば元から抜けるんだったか……」

秋月「砲塔の中洗うからこっちに貸して」

長10cm砲ちゃん「きゅう~」

扶桑「砲塔がないともはやなんだかわかりませんね」

朝潮「ただの可愛い生き物です」

あかり「お風呂の中なら抱っこできるかなぁ」グイ

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

あかり「えへへ、やっと抱っこできたよぉ。もっと軽かったらいいのにね」

秋月「重さもある程度必要なんですよ」

叢雲「私のマストは近接武器だから言わずもがなだけどね」

あかり「普段から抱っこしたいよぉ。こんなに可愛いのに」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」バシャバシャ

あかり「あっ、ちょ、長10cm砲ちゃん!? どうしていきなり泳ぎだすの!?」

朝潮「司令官が長10cm砲ちゃんに曳航されてます!」

加賀「曳航ではなくて引きずられてるというべきでは」

あかり「あ、足柄さん、ぶつかっちゃいます!」

足柄「しょうがないわねぇ。よいしょ」ガシッ

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

あかり「んむぅ!」

秋月「長10cm砲ちゃん! 何やってるの!」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~」

足柄「この子の胸より私の方がいいって言ってるのかしら?」

あかり「た、確かにあかりよりは足柄さんに抱っこされた方が気持ちいいと思いますよぉ」

叢雲「ええそうでしょうね、絶賛顔くっつけてる最中だものねあんたは!」

朝潮「早く離れてください司令官!」

足柄「まあそう焦ることないでしょ」ムニッ

あかり「ひゃあっ!」

足柄「この子は固いから抱っこするにはあんまり適してるとは言えないわ。私の胸に埋まってる方がこの子抱っこするよりいいわよ」

あかり「よ、よくないですよぉ!」

足柄「そう言わないで。なんだったらもっとよくなるようにこの胸を使って――」

加賀「そこまでです」グイ

あかり「か、加賀さん!」

足柄「ちょっとなにするのよ!」

加賀「それはこちらの台詞。私達も見てる前でこの子に何をしようとしているんですか」

足柄「ケッコンして強くしてもらうために、その子を籠絡しようとしてるだけよ!」

加賀「本当にそれだけですか?」

足柄「そ、それだけだけど?」

加賀「なら認めません。続きは私がやります」フニッ

あかり「ええっ、なんでそうなるんですか!?」

加賀「私もケッコンしたいとは思っていますので」

あかり「ケッコンとこれに何の関係があるんですか!?」

足柄「ちょっと、わけわかんない理屈で取らないでよ!」

加賀「どうですか? 私もそれなりにあるとは自負しているんですが」

あかり「いやどうとか言われても!」

足柄「なんなのよもう! あなたの許可を得る義理もないわ! 私は私でやらせてもらうから!」ムニッ

長10cm砲ちゃん「きゅむっ!」

秋月「長10cm砲ちゃんが足柄さんに潰されちゃいました!」

朝潮「まだ離して無かったんですね司令官」

足柄「ふふっ、残念だったわね。前からやった方が視覚的に印象もつくし有利なのよ」

加賀「そうですね。でも私は今提督の目に腕を回してますので、なにも見えてないと思いますよ」

足柄「なっ!?」

あかり「な、なにがどうなってるのか」

加賀「それにあなたの胸、私の腕に当たってます。押し付けるのやめてもらえますか?」

足柄「ぐぬぬ~! なら、口元に近づけて!」

加賀「それは反則――」

長10cm砲ちゃん「きゅ~、きゅう~!」バシャン

足柄「うわっ!?」

加賀「……っ!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」バシャバシャ

あかり「わぁ~! ちょっと待って~!」

扶桑「いらっしゃいませ」ガシッ

長10cm砲ちゃん「きゅ」

叢雲「あの子に逃げられたわね」

秋月「なんでご主人様である私のところに来ないの長10cm砲ちゃん!」

朝潮「司令官も一緒についてくることになりますけど」

秋月「願ったり叶ったり、じゃなくて、構いませんよそれくらい!」

足柄「扶桑、提督をこっちに渡して!」

加賀「いいえ、こちらです」

扶桑「どちらにも渡しません」ムニィ

あかり「ふ、扶桑さん?」

扶桑「私達は演習の疲れを癒しに入渠しているんですよ? ここにまで争いを持ちこまないでください」

足柄「ぐっ」

加賀「それは……」

扶桑「あなたも、提督の腕の中で少し大人しくしててください」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

扶桑「前は長10cm砲ちゃん、後ろは私が守る形です。これで安心してお風呂に入れますね」

あかり「ふ、扶桑さんの胸も当たってるんですけど」

扶桑「私は籠絡しようだなんて思ってませんよ」

あかり「そ、そうですか?」

扶桑「こうして提督を膝に乗せていると、運気を上げるために滝に打たれたときのことを思い出します。あのときはもっとこう覆いかぶさるようにしてましたよね」ギュッ

あかり「ひゃいっ!」

加賀「どう見ても無駄にくっついているじゃないですか!」

足柄「何が籠絡しようだなんて思ってないよ! やっぱり提督を返しなさい!」

扶桑「昔のことを懐かしんでいるだけですよ」

足柄「屁理屈を~! じゃあこうしましょう! 争わないからくっつけさせて」

加賀「独占できないのは不満ですが、その案に賛成します」

扶桑「争わないというなら、私に断ることはできませんね」

加賀「では」

足柄「ほら、ご主人様のところに戻ってなさい」

長10cm砲ちゃん「きゅ~う!」バシャバシャ

加賀「私は前から」

足柄「ちょっとそれ私が最初にやろうとしたやつ!」

扶桑「……」

足柄「目隠し禁止!」

あかり「よ、よくわかりませんけど、あかりがのぼせる前には解放してくださいね」

加賀「それはできません」

足柄「私にのぼせ上がるまで許してあげないんだから!」

扶桑「そういうことです」フニュ

あかり「ええ~!」

叢雲「ふんっ、何よ大きいからって!」

朝潮(さっきじっくり見られてたし、興味あるんでしょうか? だとすれば、大きい方がありますよね?)

秋月「胸も軽巡、天龍さんと同じくらいあれば私だって……」

あかり「駆逐艦の方が回復早いんだね」

朝潮「演習なので損傷を受けたわけではありませんけどね」

秋月「疲れのとれやすさは違うみたいです。私なんてまだ練度がかなり低いですし、大破しててもみなさんより早いかもしれません」

あかり「それはないと思うよぉ」

叢雲「……」

あかり「叢雲ちゃんどうかしたのぉ?」

叢雲「なんでもないですよ、おっきい胸に囲まれてご満悦なエロ司令官さん」

あかり「ご、ご満悦じゃないよぉ!」

叢雲「あぁそう、なら嫌だったってわけね?」

あかり「いや、ではないけど……」

朝潮(嫌と言えば足柄さん達を傷つけることになりますからね)

秋月(いやらしい責め方しますね叢雲さん)

叢雲「ほら見なさい。あんたなんか足柄でも加賀でも扶桑でも、好きな艦娘の胸で窒息して死ねばいいのよ」

朝潮「叢雲さん、言いすぎですよ」

叢雲「こいつこんなことばっかりやってるんだから、これくらい言ってたっていいのよ」

朝潮(私もさっきしましたしね)

あかり「うぅ~」

叢雲「身体拭いたならさっさと服着なさい。また風邪ひいたらこっちが迷惑なんだから」

あかり「……叢雲ちゃん!」

叢雲「何よ?」

あかり「叢雲ちゃんのおっぱいでも窒息はできるよぉ!」グイッ

叢雲「は、はっ!?」

あかり「んん~!」

叢雲「……っ!?」

秋月(叢雲さんの胸に顔を押し付けた!?)

朝潮(いや、あれ息を止めて口を押し付けてる!? ということは、叢雲さんの胸にき、き……)

叢雲「ば、ぴゃ、な……は、離れなさい、よ……」

あかり「でもまだ窒息してない」

叢雲「窒息はもういいから離れなさい!」

あかり「はぁ、こうすればちっちゃくても窒息できるんだよぉ」

叢雲「あ、あん、た、あんたはぁ!」

あかり「ひえっ」

叢雲「……バカっ!」ダッ

あかり「あっ、叢雲ちゃん!」

朝潮「服持って出て行ってしまいましたね」

秋月「突拍子もないことしますね司令は」

あかり「櫻子ちゃんほどじゃなくても、やっぱり気になっちゃうものなんだって思うから」

朝潮「……そうですね、気になってしまいます私も」

秋月「私も、ああいうのを見せられるとちょっと」

あかり「え、ええっと?」

朝潮「司令官、言わなくてもわかってると思いますけど」ズイッ

秋月「こちらにもお願いしますね」ズイッ

あかり「あ、あははは、あかりが風邪ひかないくらいで解放してね?」



叢雲「ほんとに、こんなことばっかりして! いつも私のペース乱してくる!」

叢雲「バカ司令官! こんなふうに成長するなんて望んでなかったわ!」

叢雲「本当に望んでなかった! 本当だから! こんなふうな気持ち持つつもりなかったし!」

叢雲「……こっちもやってほしいとか、そんなことも絶対思ってないから!」

初雪「一人で服持って騒いでる」

摩耶「強く撃ちすぎちまったか?」

陸奥「ふふっ、お風呂の火遊びは良好みたいね」

りせ「……」

奈々「ああ、前途多難だがそれも楽しみながら乗り越えていけるだろう。あの子達ならな」

今回はここまでです
次は小ネタです

今回ので扶桑の好感度が100になりましたがこの日は瑞鶴のイベントがあるので次の日に持ち越しです
足柄もたぶんごほうびで100になりそうです
けれどまだまだ先は長いです

開始します
料理の話をする小ネタから

金剛「ハートの海域どれだけ巡っても~恋の弾丸あなたに届かない~お願い助けて、羅針盤の~よ~せいさ~ん」

大和「声がころころ変わっていきますね。すごい使いわけです」

金剛「ン? 声変わってまシタ?」

武蔵「ああ、3人くらいで歌ってるのかと思った」

金剛「全部私ですヨー」

大鯨「それは見ればわかります」

鳳翔「歌も料理も上手だなんて羨ましいです」

金剛「ふっふ~ん、歌と料理だけじゃなくて戦闘でも役に立ちマース」

瑞鳳「それはもう長所でもなくなったのよ」

足柄「そうでもないわよ。また演習する機会はあるかもしれないんだし」

金剛「鍛錬は怠りまセーン。私の恋の弾丸はしっかりアカリに届けますかラー!」

間宮「金剛さんのは弾丸と呼ぶには大きすぎる気がします」

金剛「なら三式弾ですネー。三式弾、三式弾~」

伊良湖「拡散するんですか?」

金剛「それにしてもみなさんはなんのお集まりですカー? カレーはまだ具が溶けてないから時間かかりますヨー?」

鳳翔「いえ、なんとはなしに食堂に来てみたらみなさんがいましたので」

武蔵「どうにも手持無沙汰で、ふらふらと鎮守府を彷徨っていたらここについただけだ」

大和「ここなら座れるところもあるものね」

金剛「はぁ、みなさん暇人なんですネー」

足柄「しょうがないでしょ、私達の本業はもう廃業になっちゃったんだから」

瑞鳳「そうなった方がいいのはわかってるけど、いざ時間ができると何をしようか迷っちゃうのよね」

大鯨「私は暇なことには慣れてますので」

間宮「駆逐艦のみなさんも同じように暇を持て余してうちにくるので、私達は忙しいのよね」

伊良湖「はい。試作品の試食を手伝ってもらって色々と捗ってます」

鳳翔「いっそのこと本当に小料理屋でも開いたらいいのかもしれません」

足柄「提督のバーと張り合うつもりかしら?」

鳳翔「お客は皆そちらに行ってしまうのですぐに閉店ですね」

武蔵「みんながみんなそちらに行くということもないだろう。毎日やってるわけでもないしな」

金剛「最近ご無沙汰ですネー。あかりのラビットスーツ姿見てみたいですヨー」

瑞鳳「頼めば今でも着てくれそうだけどね」

大和「思えばここにいるのはみんな料理担当の艦娘ばかりですね」

武蔵「言われてみればそうだな」

大鯨「すごい偶然もあったものですね」

鳳翔「暇なときに用もないのに仕事場に来てしまう感覚なんじゃないでしょうか。ここの方が落ちつくみたいな」

金剛「オウ、私知ってますヨー。シャチクってやつですネー」

瑞鳳「やめてよ! 私そこまで追い込まれてないから!」

足柄「なんで集まっちゃったのかわかんないけど、せっかく共通の話題もあることだしここでお昼を待ちましょう」

間宮「お料理の話ですね」

伊良湖「なんだか主婦の井戸端会議みたいで楽しそうです」

武蔵「それは楽しいものなのか?」

鳳翔「普通の人間みたいで、ということにしておきましょう」

大鯨「大和さんは提督がここに来たはじめの日から、ずっとここの料理番をなさっていたんですよね」

大和「ええ、運よく3人目になれましたから」

金剛「結構長い間一人で台所に立ち続けてましたネー」

武蔵「炊事場がお前の戦場だったわけだな」

大和「ええ……って、ちゃんと戦場にも出てたわよ!」

足柄「だからこそその凄さも際立つのよ。大和がいなきゃ初日から立ち行かなかったでしょ」

瑞鳳「叢雲と文月でしょ? 叢雲は簡単なのならできそうだけど、文月は絶対無理よね」

鳳翔「提督も今でこそ大和さんに習って多少はできるようになってますが、まだまだですし」

武蔵「食事は士気にもかかわってくる重要な娯楽だからな。色々な面で大和はここの要だったわけだ」

大和「間宮さんも最初からいたのよ? クッキーの差し入れとかしてくださったりしてたし」

間宮「そう、ほんの差し入れくらいですよ私がやってたことなんて」

伊良湖「表を大和さんが裏を間宮さんが守っていたということですね」

間宮「お菓子で裏っていうとなんだか危ない雰囲気がするけれど」

大鯨「すごいですよね、あんなにいっぱいお料理を全員分ちゃんと用意するんですもの」

鳳翔「それぞれの好みに合わせて作り分けているんですよね。感服いたします」

大和「いえ、古くから担当しているのでみなさんの好みを把握できているというだけですよ」

瑞鳳「それって食べてるとこもちゃんと見てるってことでしょ? 私は玉子から目が離せないもんなぁ」

足柄「あんたは好みを把握する以前に玉子から離れなさいよ」

瑞鳳「カツから離れられないあんたに言われたくないわよ!」

伊良湖「いつも作ってくださるコンソメスープはすごく綺麗ですよね。キラキラしてますもん」

大和「大和ほ……大和自慢のコンソメです。澄んでいなければコンソメではありませんので」

瑞鳳「あれって濾すだけじゃああはならないわよね?」

大和「灰汁取りはこまめにやって、卵白なんかで取ったりもしてますよ」

大鯨「へぇ~、見ようによってはかなり質素なのに、作るのに手間がかかってるんですね」

瑞鳳「やっぱり手間がかかってる方が……いや、どんな料理も心よ心!」

金剛「イエス! 私の具材だけじゃなくて私のバーニングラブも溶け込んだこのカレーを食べれば、アカリのハートもわしづかみデース!」

武蔵「ハートをわしづかみは痛そうだな」

武蔵「そんなふうに手のかかった料理もいいが、私は所謂ジャンクフードみたいなのも好きだぞ」

大鯨「ジャンクフード、ハンバーガーとかですか?」

武蔵「ああ。故郷、と言っていいのかわからんが、長崎ではやたらでかいのが流行ってるらしいしな」

足柄「ハンバーガーねぇ。手軽に食べられるのはいいことだと思うけど、もっと食事はもっとがっつり行きたいわ」

大和「ジャンクフードとは違うけど、牛丼とか安くていいですよ」

金剛「コストパフォーマンスがハンバーガーよりいいって、よく言われてマース!」

武蔵「私はコストパフォーマンス云々ではなく、単純にジャンクフードの粗野な味が好きなだけなんだが」

伊良湖「ですがお料理されるときは、大和さんと同じくらい綺麗な物作りますよね」

武蔵「人に食わせるものだ。私の趣味を押し付けるわけにはいかんだろう」

大鯨「ですって瑞鳳さん」

瑞鳳「だって足柄」

足柄「いやあんたが一番でしょ!」

金剛「どっちもどっちデース」

鳳翔「長崎と言えば佐世保バーガー以外にも皿うどんとかカステラなんかが有名みたいですね」

武蔵「ああ、どっちも好きだぞ」

大鯨「あのパリパリした麺おいしいです」

武蔵「一般的にはそっちが有名だが、チャンポン麺を使ったパリパリしてないのもあるんだぞ?」

瑞鳳「へぇ~、皿うどんにも色々種類があるんだ」

足柄「そういうのあるわよね。同じ料理なのに地域で全然違ったりするの」

大和「あかりが浦風さん達とお好み焼き食べに行ったときに、関西風と広島風で全然違うってことを教えてもらったって言ってたわ」

武蔵「皿うどんに関しては同じ長崎内でも分かれてるものだから更にややこしい」

瑞鳳「パリパリの食べたいのにチャンポンみたいなのが出てきたら、それがおいしくてもちょっとなって思っちゃうわね」

大鯨「パリパリの食べる舌になっちゃってますからね」

間宮「お店に入るときは名前だけでなく、なに風のが出てくるのかちゃんと確認しなくちゃいけないということですね」

伊良湖「お店に頼るより自分で作れるようになりましょうよ」

武蔵「研究だよ研究。私もあのポテトの味を再現するために通い詰めてるんだから」

大和「太らないっていいわね。あかりが聞いたらちょっとすねそう」

金剛「ん、これくらいでいいですかネー。お待ちかねのランチタイムデース」

武蔵「またドロドロな。私はもう少し歯ごたえがある方がいいんだが」

足柄「右に同じく」

金剛「顎を動かす必要がなくて楽じゃないですカー」

瑞鳳「おばあちゃんか!」

鳳翔「実際私よりおばあちゃんなんですよね金剛さん」

金剛「ノー! そこはアンタッチャブルデース!」

大和「いつだったか文月さんが言ってたように、一度没していますしね」

瑞鳳「それでも確か30は超えてて……」

金剛「だからノーです! 艦娘の年齢の話はデリケートゾーンデース!」

大鯨「どこから数えるかという問題もありますからね。私なんて龍鳳になったら余計にわからなくなります」

武蔵「まあ、そんなこんなで時代は移ろい食も同時に進化を果たしている。その渦中に再び入りこんだ私達がやるべきことは先ず情報収集からなのだろう」

鳳翔「新たな食材、調理法を知ることですね」

足柄「ジャンクフードを食べるのは情報収集だって言いたいの?」

武蔵「それは情報収集の結果おいしいと分かったからやってるんだよ」

鳳翔「古いままではやはり時代の潮流に飲まれてしまいますか」

大鯨「古いものを守るのはいいことだと思います。でも、それに固執するのはよくないんだと思います」

瑞鳳「古いものを守りながら、新しいものも取り入れて行くのが大事なのね」

大和「料理の道もまだ先は長いということですね」

鳳翔「日々精進、です」

あかり「もうご飯出来てますか?」

金剛「グッドタイミングですねアカリー! ちょうど出来上がったところですヨー!」

あかり「わぁい、お腹ぺこぺこですよぉ」

金剛「すぐに持ってくから待っててくだサーイ」

あかり「は~い。大和さん達も早いですね」

大和「大和達はここでお話してたから」

あかり「なんのお話ですか?」

武蔵「料理の道は険しいなという話だ」

あかり「あかりからすればみんな雲の上の存在みたいなものなんですけどね」

間宮「まだまだよ。お勉強することはたくさん残ってるわ」

伊良湖「そうだ、今度あれ行きましょう! スイーツバイキングっていうやつ! 色んなお菓子が食べられるらしいですよ!」

あかり「わぁ~、あかりも行ってみたいなって思ってたんですよぉ」

間宮「ならここでもできちゃうくらいになれるように、研究しに行かなきゃね」

足柄「そうよ、私もとんかつ屋においしいとんかつを学びに行くわ! ついて来なさい提督!」

あかり「ええっ、あかりもですか?」

足柄「客観的に見ておいしいって思われなきゃいけないもの。人に食べさせるんだから」

あかり「とんかつばっかり食べてたらあかりがぶたさんになっちゃいますよぉ」

鳳翔「私も小料理屋、は提督が入れないでしょうし、料亭? も難しいでしょうか」

大鯨「定食屋くらいにしておきましょう。手軽な方が提督も食べやすいでしょうし」

あかり「うん、鳳翔さん達もあかりと一緒なの?」

鳳翔「私達も客観的な意見を必要としているものですから」

大鯨「主観ではいけませんので」

瑞鳳「なら私の玉子焼き屋巡りにもつき合いなさいよ!」

あかり「あるのかな玉子焼きさん?」

大和「あっ、じゃ、じゃあ大和とホテルに……」

武蔵「どさくさに紛れて何を言ってる」

大和「ち、違うわよ! お城みたいななのじゃなくて、帝国的なあれで」

金剛「みんなしてアカリと約束取りつけちゃうなんテー! ずるいずるい~!」

あかり「金剛さんもどこか行きますか?」

金剛「ンー、イギリス! やっぱり本場を味わってこそデース」

あかり「海外旅行は無理ですよぉ」

武蔵(やれやれ、情報収集の対象が変わってないか? いや、おいしく食べてもらうには好みを知るのも重要か)

あかり「武蔵さんは行きたいところはありますか?」

武蔵「私か? 私は――」

武蔵(最初は近所のハンバーガー屋で、ゆくゆくは長崎まで引っ張れるか? 御殿は無理でも旅館に泊まって……はっ、私も大和を笑えんなまったく)

今回はここまでです
次は本編から開始します

はいお察しの通り料理できないのでふわっとした感じでお茶を濁しました
思い返せば間宮に声がつく前からやってるんですよね
中の人が判明する前に出てたら好感度は他の艦娘と同じになってたと思います

開始します

あかり「先輩達もう少しゆっくりすればよかったのに」

足柄「あれでも忙しいんでしょたぶん。元の世界に帰る発明してるんでしょうし」

あかり「今度は何ごともなく上手くいけばいいんですが」

足柄「いくと信じましょう」

あかり「はい、そうしますよぉ。さてと、それじゃあ夕ご飯までなにしましょう」

↓1

1 艦娘との交流(>>427の○のついてる艦娘、足柄以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「大鳳ちゃん」

大鳳「ああ提督、もう演習は終わったんですね」

あかり「うん、負けちゃったよぉ」

大鳳「それは、残念でしたね」

あかり「足柄さん達も悔しそうだったよぉ」

大鳳「足柄さんは勝利にこだわっているところがありますからね」

あかり「今度は勝つためにケッコンしてって言いだしたり」

大鳳「け、ケッコン!? な、なさるんですか!?」

あかり「今はまだ、そういう気分じゃないよぉ。ごめんね強くなるための儀式みたいなもの、なだけなのに」

大鳳「いえ、いいんです。名前が名前ですし躊躇してしまうのは当然ですよ」

大鳳(それに戦いが終わった今するとなれば、それはもう強化なんて関係なく純粋にそういう意味で……)

あかり「大鳳ちゃんも松本先輩の大鳳ちゃんに勝ちたい?」

大鳳「いや私はその実力を知りませんし。でもケッコンはしたいですが……」

あかり「えっ?」

大鳳「ああいえ、私になにかご用でしょうか?」

あかり「夕ご飯ができるまで一緒に遊ぼうかなって思って。なにする?」

↓1

1 玉子焼き勝負のときの命令権の話
2 身体を鍛えようという話
3 開口部が気になるという話
4 その他自由に

あかり「松本先輩のところの初雪ちゃんは開口部が気になるんだって」

大鳳「開口部?」

あかり「大鳳ちゃんのわきのところとか」

大鳳「確かにここは空いてますが、構造上必要な部分なので」

あかり「そこをよく触られてるみたいなの」

大鳳「松本提督のところの私がですか?」

あかり「うん。もうちょっと大きい方がいいとか言われてたけど」

大鳳「むっ、大きなお世話です!」

あかり「同じこと言ってるよぉ」

大鳳「ここは先ほども言った通り構造上必要な開口部なので、決して誰かに見せたりするために開けてるわけじゃないんです!」

あかり「それはわかってるよぉ」

あかり「ん~」

大鳳「提督も気になるんですか?」

あかり「なんで開いてるのかなっていうのは気になるけど、触りたいという気にはならないよぉ」

大鳳「それは熱やら有毒ガスやらを輩出するためにですね」

あかり「熱はともかく艦娘になった今でも有毒ガスとか出るのぉ?」

大鳳「それは、出ませんが。後はそう、敵から受けた攻撃を受けた際の爆風や衝撃の逃げ道としてですね」

あかり「それも艦娘になった今では関係ないよね」

大鳳「ありませんけども」

あかり「なら今は涼しくするために開けてるってことなんだね」

大鳳「放熱用と言ってください」

あかり「何にせよそこは入れるためじゃなくて、出すために開いてる穴なんだね」

大鳳「そういうことになりますか」

あかり「なら手を突っ込んだりしたらだめだってことだね」

大鳳「それとこれとは話が違います!」

あかり「ええ?」

大鳳「非常時には常用とは別の使い方をしたりしますよ! ほら、遭難者を救出するところに放熱用だからとか機にしてる場合ではないでしょう?」

あかり「確かにそうだね」

大鳳「でしょう? だから出すだけじゃなくて、入れる場合もあるということです」

あかり「あかりは遭難者さんじゃないから入れないね」

大鳳「じ、実は重役などの人目を避けたい人が出入りするための非常口としての役目もあって!」

あかり「大鳳ちゃん、手突っ込んでほしいの?」

大鳳「いいいや、そういうことではなくて、私はただ!」

あかり「ただ?」

大鳳「ただ、ここに重役なんて提督しかいないですから、その」

大鳳「こ、ここは、提督専用の非常口ですよって、言ってる、だけ、です」

大鳳(わ、私、なんてことを口走って!?)

あかり「そ、そう、なんだ」

大鳳「そ、そうだったんです」

あかり「えっと、そんなに使うことないと思うけど、お、覚えておくね?」

大鳳「つ、使われなくても! いつでも、開いてますから。いつでも、待ってますからね」

あかり「う、うん、ありがとう?」

あかり「う~ん」ペタペタ

足柄「また小さいの気にしてるのかしら?」

あかり「自分で触るのはそんなでもないけど、誰かに触ってもらうのは別なのかなぁ」

足柄「えっ?」

あかり「あっ、すいません、なんでもないですよぉ!」

足柄(この子がこんなこと気にするなんて、いや中学生なら普通気になってくる頃なんでしょうけど)

足柄(もしかしてお風呂での誘惑が効いた? 私に興奮してくれたって考えちゃっていいのかしら?)

あかり「あかりはまだ触ると痛いときあるけど、大鳳ちゃんはないのかなぁ」

足柄「大鳳?」

あかり「ああその開口部が非常口であれで……はいなんでもないです」

足柄(なんだかわからないけどぬか喜びだったみたい? もぉ、今日は負けてばかりじゃないのよ!)

足柄「触るだけじゃ芸がないと思うけどね」ムニッ

あかり「ひゃ、足柄さん?」

足柄「ふふっ、せっかく女同士なんだしくっつけ合ったりしてみましょうか?」

あかり「し、しませんよぉ! 何言ってるんですかもう!」

足柄「まあ、あなたのが潰れちゃうだけだものね」

あかり「むぅ! 離してください! まったく、簡単にそういうこと言っちゃだめなんですからね! みんな最近そういうことばっかりで!」

足柄(この子にはこうして簡単に勝てるし、これで満足しておきましょうか)

足柄「はいはいわかりました提督。で、今日のごほうびは?」

あかり「そうやって誤魔化そうとするんですから!」

足柄「なによ、ごほうびくれないの?」

あかり「ごほうびはあげますけど。なにがいいんですか?」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 明日一回交流する
3 マッサージをしてあげる
4 お菓子をあげる

今回はここまでです
次は足柄の頭をなでるところからはじめます

これで足柄の好感度も100になりますがこの後は瑞鶴、次の日が扶桑なのでその次の日に好感度100のイベントになります
このまま一日一人ずつこなしていけば最速で後43日+グランドエンドで終わります
一日書き終わるのに5日くらいかかってると思いますので×5してリアルでは215日
2周年までかからなければいいのですが

今日は書けそうにないので↓1~2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもOKです

これは2周年が見えてきましたね

開始します

足柄「胸でも揉んでもらおうかしら?」

あかり「ええっ!?」

足柄「冗談よ。今日はもうそういうの十分やったものね。そういうことばっかりしてるといやらしい女だと思われちゃうわ」

あかり「冗談なら何をしてほしいんですか?」

足柄「そうねぇ、頭でもなでてもらいましょうか」

あかり「頭をですか? それならいいですよぉ」

足柄「はい、じゃあ布団敷いて」

あかり「なんでお布団敷くんです?」

足柄「私とあなたとじゃ身長に差がありすぎて頭撫でづらいでしょう?」

あかり「そこは屈んでもらえばいいですよぉ」

足柄「ずっと屈んでるのも疲れるじゃない。ごほうびなのにそれじゃ意味がないわ」

あかり「だから寝ながらするってことですか?」

足柄「そういうこと」

あかり「わかりましたよぉ。お布団敷きますから待っててくださいね」

足柄(相手が男ならこれでイチコロだったでしょうに。難儀なものね女の、それもそういうのに疎い子供が相手をするのは)

足柄(まっ、敵は強ければ強いほど燃えるってね)

あかり「はい、どうぞ」

足柄「ん~」

あかり「太ももの上に乗るんですか?」

足柄「頭だけよ。いいじゃない、侍らしてる感出るでしょ?」

あかり「そういうのはもういいんじゃなかったんですか?」

足柄「侍らすだけならそういうのじゃないの。ほら、早く撫でなさい」

あかり「はいはい」ナデナデ

足柄「……」

あかり「足柄さん、気持ちいいですか?」

足柄「気持ちいいというより心地いいわ。安心する、眠くなるわね」

あかり「眠っちゃってもいいですよぉ」

足柄「眠ったらこの心地よさも感じられなくなるじゃない」

あかり「心地よく眠れるならいいじゃないですか」

足柄「いやよ。なでてもらうのがごほうびなんだから眠らない」

あかり「ふふっ、なんだか言い方が子供みたいですよぉ」

足柄「子供に言われたくないわお嬢ちゃん」

あかり「子供みたいに誰かに甘えたくなるときはきっと誰にでもありますよぉ。あかりも時々大和さんとかにそうさせてもらってますし」

足柄「大和に?」

あかり「はい。はずかしいですけど、そうしたいときってあると思います」

足柄「それはまだあなたが子供だからでしょ」

あかり「足柄さんはないんですか?」

足柄「私は……ないわよ」

あかり「そうですかぁ。でももし甘えたくなったときはあかりのところに来てくださいね」

あかり「さすがに足柄さんが大和さんに甘えるのははずかしいと思いますけど、あかりになら逆に甘えやすいと思います!」

足柄「逆にってなによ。普通に甘えづらいわよ」

あかり「あかりはこれでも一応提督ですから!」

足柄「……まあ、そんな時なんてないけど、いいわ覚えといてあげる。頭撫でるのは上手いみたいだし」

あかり「はい、いつでも来てくださいね」

足柄(子供のくせに、時々そういうこと言うから好きになっちゃったのかな)

足柄「もういいわ、これ以上やると本当にここで寝ちゃう」

あかり「寝ててもいいのに」

足柄「いやよ。どうせあなたに無防備を晒しても布団かけてどっかに行っちゃうでしょうし」

あかり「起こしたら悪いじゃないですか」

足柄「はぁ、もうちょっとアグレッシブだったらいいのに」

あかり「ん~?」

足柄「なんでもないわよ。ありがとう、これでこんばんは気持ちよく眠れそうよ」

あかり「それはよかったですよぉ」

足柄「さて、これで全部終わったし私はお暇するわね」

あかり「あっ、最後に明日の秘書艦の人に連絡をお願いしますよぉ」

足柄「そういえばそれがあったわね。誰にするの?」

↓1 明日の秘書艦(>>427の☆のついてない艦娘、足柄以外)

あかり「舞風ちゃんにお願いしますよぉ」

足柄「舞風ね。わかったわ」

あかり「じゃあおやすみなさい足柄さん」

足柄「ええ、おやすみ提督」

あかり「足柄さん」

足柄「なに?」

あかり「演習、次は勝ちましょうね」

足柄「……ええ、当然よ!」

足柄(私が結構ショック受けてるって見抜かれてたのか。まあ散々勝利勝利って言ってきたからそりゃわかるか)

足柄(慰めになでられるのもいいけれど、やっぱり勝利の褒章として受ける方が気持ちいいに決まってるわ!)

足柄(次は勝つ! そしてまたなでてもらうのよ! って、本当に子供みたいな目標立ててどうするのよ!)

足柄(私の中にも甘えたい感情があるっていうの? 嘘でしょ? ええっ?)

あかり(よくわからないけど、足柄さんが元気になってよかったよぉ)

あかり「さてと、あかりはこれからどうしようかなぁ」

あかり「お布団敷いちゃったしもう寝ちゃう?」

瑞鶴「妹ちゃんまだ起きてる?」

あかり「瑞鶴さん? 起きてますよぉ」

瑞鶴「まだ眠くないなら少し瑞鶴につきあってもらってもいいかしら?」

あかり「構いませんよぉ。お外に出るんですかぁ?」

瑞鶴「ううん、ここでちょっと、ね」

あかり「ここ、この部屋でですか? はい、入ってきていいですよぉ」

瑞鶴「失礼するわね」

あかり「いらっしゃいませ~」

瑞鶴「お布団敷いてる。もう寝るとこだったの?」

あかり「足柄さんへのごほうびのために敷いて、このまま寝るかどうか迷い中でした」

瑞鶴「ごほうびってマッサージ?」

あかり「いえ、頭をなでてました」

瑞鶴「頭撫でるのに布団いるの?」

あかり「ずっと屈んでる辛いから寝ながらしてもらうって言われましたから」

瑞鶴「そんなの耐えきれないほどやわじゃないでしょうに」

あかり「ごほうびだから耐えてちゃだめなんですよぉ」

瑞鶴(マッサージは色々と耐えなきゃいけないわけなんだけど)

あかり「寝るときは胸当て外すだけなんですか?」

瑞鶴「いつもはそういうわけでもないんだけど、まあ寝間着姿でここまで来るわけにもいかないし」

あかり「この時間ならパジャマで歩いてても問題ないですよぉ」

瑞鶴「いやさすがにね。そこは弁えるわよ瑞鶴だって」

あかり「めんどくさがりでもですか?」

瑞鶴「そう。お姉ちゃんとしての威厳は保てるようにね」

あかり「あかりはパジャマで歩きまわってるからってお姉ちゃんに失望したりはしないですよぉ?」

瑞鶴「瑞鶴が思うお姉ちゃんらしさには必要なことなの」

あかり「翔鶴さんがそうなんですか?」

瑞鶴「そうよ! って、艦娘としては一緒に暮らしたことないからわからないんだけど、そういうことするように見えないでしょう?」

あかり「杉浦先輩のところの翔鶴さんも、櫻子ちゃんのところの翔鶴さんもそうですね」

瑞鶴「だから瑞鶴もそうするのよ」

あかり「お姉ちゃんらしいっていうのも人それぞれですし、真似する必要はないんじゃないでしょうか」

瑞鶴「人それぞれ、ね」

あかり「はい。瑞鶴さんにとっては翔鶴さんがお姉さんですけど、あかりにはあかりのお姉ちゃんがいます」

あかり「翔鶴さんとはまた違ってますけど、あかりにとってはお姉ちゃんが一番お姉ちゃんらしい人だって思いますもん」

瑞鶴「そう、ね。卯月だって文月や三日月のお姉ちゃんなんだし、どんなお姉ちゃんがいるかでも変わるんだ」

あかり「一人っ子でもそれぞれが思うお姉ちゃんらしさは違うと思いますよぉ。だから、翔鶴さんの真似をしないでもいいんです」

瑞鶴「瑞鶴のままでもお姉ちゃんらしいって思ってる?」

あかり「思ってますよぉ」

瑞鶴「でも瑞鶴と妹ちゃんのお姉さん全然違うんでしょ?」

あかり「それは違いますけど」

瑞鶴「瑞鶴は妹ちゃんにお姉ちゃんだって思ってもらいたいのよ!」

あかり「ならお姉ちゃんの真似をするんですか?」

瑞鶴「やってみようかしら。ええっと、髪型はどんなのなんだっけ?」

あかり「髪型から真似するんですか?」

瑞鶴「見た目が似てる方がお姉ちゃんっぽく見えるでしょ?」

あかり「そうでしょうか? えっと、お姉ちゃんの髪型は背中の半分くらいまであるストレートで、頭の後ろに一個お団子ついてますよぉ」

瑞鶴「ついてるんじゃなくて結ってるんでしょ? 長さは瑞鶴も解けば足りるかな?」

あかり「お団子作れますか?」

瑞鶴「頭の後ろなんでしょ? ちょっと難しいかなぁ」

あかり「ならあかりが結ってあげますよぉ」

瑞鶴「ん、お願い」

あかり「はい、ちょっと屈んでください」

瑞鶴「よいしょ」

あかり「できましたよぉ」

瑞鶴「はやっ!?」

あかり「毎日自分のお団子を二個も作ってますからね。お姉ちゃんのは垂れてる髪があかりより長いんですけど」

瑞鶴「道具も使わずによくできるわね。ほんとに思いもよらないところで才能発揮する子だわ」

あかり「それで、いつもニコニコしてます。あかりもあんまり瞳を見たことありません」

瑞鶴「いや瞳見たことないってそれはどうなの?」

あかり「でもほんとにいっつも笑っててるんですよぉ」

瑞鶴「んぅ、視界を保つにはこれくらいは開けてないと」

あかり「眉間にしわがよっちゃってますよぉ」

瑞鶴「くっ、中々難しいわね」

あかり「あと声は間宮さんみたいな感じです」

瑞鶴「間宮さんみたいな声って、瑞鶴出せないわよ」

あかり「えへへ、さすがに声は無理ですよね」

瑞鶴「でも元からお姉ちゃんに近しい人がいるなら、もっと近づかないと!」

あかり「他に近づけられるところなんてどこがありますか?」

瑞鶴「胸は?」

あかり「む、胸は関係ないんじゃないでしょうか?」

瑞鶴「あるわよ! 胸っていったら女の象徴、母性の顕現なのよ! お姉ちゃんに必要なものだわ!」

あかり「お姉ちゃんがみんな胸があるわけじゃないと思いますよぉ」

瑞鶴「妹ちゃんのお姉ちゃんはどうなの?」

あかり「あ~、あかりのお姉ちゃんはそのぉ……すいません、間宮さんの方が近いです」

瑞鶴「くぅ! やっぱりそうなのね!」

あかり「でも間宮さんよりは小さいですし、似てるってわけではありませんよぉ」

瑞鶴「それでも間宮さんの方が近いんでしょ?」

あかり「うっ、はい」

瑞鶴「はぁ、どれだけ小細工したって間宮さんの方がそれっぽいわよね」

瑞鶴「髪型だって普段の瑞鶴と比べれば間宮さんの方が近いし、いつもニコニコしてるし、声は似てるし、胸も大きいし……」

瑞鶴「聞けば聞くほど勝ち目がない。瑞鶴なんていいとこ近所のお姉さんくらいにしかなれないというのね……」

あかり「ず、瑞鶴さん落ち込まないでくださいよぉ」

瑞鶴「せめて胸さえ、胸さえあれば。一般的なお姉ちゃんらしさのイメージには近づけるのに」

あかり「前にも言いましたけど、あかりは小さいとか大きいとか気にしてませんから!」

瑞鶴「ちゃんと触ったりくっつけばやわらかい感触はある、って言ってた」

あかり「そうですよぉ。ないわけじゃないんですから触れる――」

瑞鶴「じゃあ、触って」

あかり「えっ?」

瑞鶴「瑞鶴の胸に触ってよ」

あかり「えええっ!? どうしてそうなるんですか!?」

瑞鶴「触ったら感じられるんでしょ? それとも、くっつけられる方がいいの?」

あかり「あぅ、あの」

瑞鶴「やっぱり触れないんだぁ! 瑞鶴のなんて小さすぎて満足できないのね! 間宮お姉ちゃんの胸を揉む方が好きなんだ!」

あかり「そ、そんなことないですよぉ! さ、触ります! 触りますから!」

瑞鶴「なら、はい」スルッ

あかり「な、なんで服脱ぐんですか!」

瑞鶴「胸の柔らかさを感じてもらうんだよ? 服の上からだったらだめじゃない」

あかり「で、でも」

瑞鶴「目を背けないで。ちゃんと見て。ちゃんと、ここにあるんだってことを」

あかり(うぅ、あかりまたこんなことをやっちゃってるよぉ)

瑞鶴「こっち向いてくれたね。はい、じゃあ触ってみよう」

あかり「ちょ、ちょっとだけですからね」

瑞鶴「それ普通触らせる側の台詞なんだけどね」

あかり「そ~っと、え、えい!」チョン

瑞鶴「それじゃやわらかさなんてわからないでしょ!」

あかり「じゃ、じゃあ、と、とう!」ツン

瑞鶴「ん……どう?」

あかり「や、やわらかかったです、よ」

瑞鶴「一回で満足できる程度なの?」

あかり「う~、わかりましたよぉ!」ツンツン

瑞鶴「ふぅ……! 片っぽだけじゃなくて、こっちも。妹ちゃんにも両手があるんだから」

あかり「は、はい」ツンツン

瑞鶴「くぅん……! 同じところだけじゃなくて、全体的にやわらかいかどうか試してもらいたいなぁ」

あかり(もぉ、ここは勢いで乗り切るよぉ!)モミモミ

瑞鶴「ふぁっ、あっ……妹、ちゃん」

あかり「瑞鶴さん、ちゃんと、やわらかいの、伝わって、ますから」

瑞鶴「ん、うん……瑞鶴にも伝わってくるよ、はっ、妹ちゃんの手の感触……」グイッ

あかり「えっ、あっ!」バタッ

瑞鶴「お布団敷いてあってよかった」

あかり「ず、瑞鶴さん?」

瑞鶴「ごめんね妹ちゃん。瑞鶴、本当は最初からこうしてもらうためにここに来たの」

あかり「こう、って?」

瑞鶴「妹ちゃんの胸を触ってもらうために」

あかり「な、なんでですか?」

瑞鶴「安心するから、かな? 前にも言ったけど、コンプレックスを受け入れてもらえるのってすごくうれしいことだから」

あかり「で、でも、胸を触るなんて普通姉妹でもしませんよぉ」

瑞鶴「お姉ちゃんを安心させるためでも?」

あかり「ど、どうしても必要ならしますよぉ」

瑞鶴「どうしても必要なの」

あかり「そ、それなら、もう少し、だけですよぉ?」

瑞鶴「ありがとう、妹ちゃん」

あかり「あの、もう一つお姉ちゃんに似せられるところありましたよぉ」

瑞鶴「どこかしら?」

あかり「あかりの呼び方です」

瑞鶴「妹ちゃんの呼び方? そう、妹ちゃんなんて呼び方しないって言ってたっけ」

あかり「はい、名前で呼んでますよぉ。あかりって」

瑞鶴「瑞鶴もそう呼んでいいの?」

あかり「もちろんです。むしろそう呼んでほしいってずっと言ってますよぉ」

瑞鶴「なら、あかり」

あかり「なぁに、お姉ちゃん」

瑞鶴「そう、あかりも敬語、やめてくれるんだ」

あかり「お姉ちゃんには敬語使いませんから。じゃなかった、使わないもん」

瑞鶴「ありがとう、あかり。だけど、さっきから手が止まってるわよ?」

あかり「あっ、ま、まだ続けなきゃだめ? もうこれで姉妹にはなれたんじゃ」

瑞鶴「いざなってみたら、もう少し欲が出てきちゃった」

あかり「欲?」

瑞鶴「うん。瑞鶴はね、あかりと特別な姉妹になりたい」

あかり「特別な姉妹ってなに?」

瑞鶴「特別な姉妹っていうのはね……」チュッ

あかり「んぅっ!?」

瑞鶴「ぅん……ちゅっ……はぁ、こういうことする姉妹」

あかり「はぁ、あぁ、こ、こんなの、姉妹じゃ、しない、よぉ」

瑞鶴「そうだよ。姉妹じゃしないようなこともする特別な関係。そうなりたいの」

あかり「だ、だめだよぉ、そんなの姉妹、じゃ……」

瑞鶴「だめなのはわかってるよ。だけどねあかり、お姉ちゃんあかりと一緒にだめになりたい」

あかり「お姉ちゃん……」

瑞鶴「あかり……」チュッ

あかり「はぁぅ……」

瑞鶴「んぅ……あかり……」

あかり「んぅ、な、に?」

瑞鶴「可愛い……」チュッ

あかり「ひゃぅ……」

瑞鶴「ふふっ、チューするたびに可愛い顔になってくねあかり」

あかり「お、お姉ちゃん……」

瑞鶴「でね、あかり。まだ手、止まってるよ?」

あかり「へぇっ?」

瑞鶴「掴んだままずっと動かさないんだもの。ドキドキしながら待ってるの、伝わってこないかな?」

あかり「これも、特別姉妹ですることなの……?」

瑞鶴「そうだよ、これも特別姉妹がすること。さあ、あかり、お姉ちゃんのドキドキちゃんと押さえこんでね」

あかり「う、ん……」ムニィ

瑞鶴「はっ……! ぁ、か……うん、上手だよあかり」

あかり「ドキドキ、収まった?」

瑞鶴「収まったけど、またドキドキすることしたくなっちゃったから、そのままで、ね?」チュッ

あかり「はむっ……」

瑞鶴「ちゅぅ……はぁ、もぉ、そのままでって言ったのに」

あかり「だってぇ……」

瑞鶴「しょうがないなぁ。揉みながらのチューがだめなら、つんつんしながらからでもう一回……」

あかり「もう、だめ!」ズイッ

瑞鶴「えっ、ちょっと! あかり! まだお姉ちゃん満足してないよ!」

あかり「満足して無くてもだめ! 弁えるの!」

瑞鶴「ええ~、あかり~もうちょっとだけ~」

あかり「あかりの思うお姉ちゃんはそういうところは弁えてるから!」

瑞鶴「それは卑怯だよ」

あかり「卑怯でもなんでもそうなんだからしょうがないでしょ! はい、ちゃんと服着て!」

瑞鶴「ちぇ~」

あかり「これじゃああかりの方がお姉ちゃんだよぉ」

瑞鶴「お姉ちゃんは瑞鶴だよ! さっきだってずっと瑞鶴が先導してたし!」

あかり「それは関係ないの!」

瑞鶴「関係あるよ! こういうのはお姉ちゃんが優位に立つものなの! だから、やめるかどうかの決定権もお姉ちゃんに!」ガバッ

あかり「ないから!」サッ

あかり(はぁ、なんだかさっき瑞鶴さんが言ったのと別な意味でだめな姉妹になってるような気がするよぉ)

今回はここまでです

ある意味で瑞鶴はあかねの一番の特徴を真似できましたが、あかりはあかねのその面を知らないのでお姉ちゃんらしくは感じないと思います

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖   大鯨
山城   名取☆   北方棲姫
○蒼龍  間宮    霧島 
○加賀☆山雲    ○足柄☆

若葉   ○叢雲   ○白雪
ビス子  ○扶桑   Bep 
筑摩    ○大和☆ 長門
千歳☆  ○熊野   ○古鷹
○金剛  鳳翔    谷風  
球磨   酒匂    天龍  
○神通  那珂☆   武蔵
雲龍    ○文月   ○三日月☆
伊168   浦風    伊58
卯月    愛宕    川内
陽炎    瑞鳳    ○朝潮☆ 
吹雪    島風    大鳳
舞風☆  浜風    明石 
夕立   ○千代田 瑞鶴☆

秋月☆  離島棲鬼 戦艦棲姫         

瑞鶴の○が抜けてたので

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖   大鯨
山城   名取☆   北方棲姫
○蒼龍  間宮    霧島 
○加賀☆山雲    ○足柄☆

若葉   ○叢雲   ○白雪
ビス子  ○扶桑   Bep 
筑摩    ○大和☆ 長門
千歳☆  ○熊野   ○古鷹
○金剛  鳳翔    谷風  
球磨   酒匂    天龍  
○神通  那珂☆   武蔵
雲龍    ○文月   ○三日月☆
伊168   浦風    伊58
卯月    愛宕    川内
陽炎    瑞鳳    ○朝潮☆ 
吹雪    島風    大鳳
舞風☆  浜風    明石 
夕立   ○千代田 ○瑞鶴☆

秋月☆  離島棲鬼 戦艦棲姫         

舞風「おはようございます提督」

あかり「おはよう舞風ちゃん」

舞風「舞風初の秘書艦で緊張していますよ」

あかり「それにしては小躍りしてるように見えるんだけど」

舞風「これは緊張を解きほぐすための踊りだよ」

あかり「踊るの好きだね舞風ちゃん」

舞風「踊ることで自分を鼓舞してます。でも秘書艦の仕事はしっかりこなすから安心して」

あかり「うん、そんなにすることないと思うけどよろしくね」

舞風「ところで提督、首のところ赤くなってるけどどうしたの?」

あかり「あっ、こ、これは昨日虫に刺されちゃったんだよぉ」

舞風「まだ刺すような虫が飛んでるんですね。気をつけないと」

あかり「まだ熱いからね、あははは」

あかり(絆創膏とか張って隠してたら逆に怪しまれるかなぁ)

舞風「で、最初はどうするんです? 遠征?」

あかり「うん、遠征をどうするかだよぉ」

舞風「最近出てませんが今日はどうするんです?」

あかり「ん~どうしよう」

↓1 遠征隊を

1 出す
2 出さない

あかり「今日も出さない方向で行くよぉ」

舞風「みんなそろそろ暇を持て余してる頃だと思うよ?」

あかり「その暇の中で自分がこれからやっていきたいって思うことを見つけてほしいんだよぉ」

舞風「これからやっていきたいと思うこと。そうですね、探しておかないといけませんねそれは」

あかり「舞風ちゃんはダンス?」

舞風「ダンスは私の趣味、いや癖のようなものだから。那珂さんのようにプロになろうとは思わないかなぁ」

あかり「すごく上手なのに」

舞風「見てもらうのは好きだから、提督にならいつでも見せるよ。一緒に踊ってくれた方がいいけど」

あかり「あかりついていけないよぉ」

舞風「私がリードしてあげるから! さあ、先ずは背中を床につけて回転してみよう!」

あかり「なんでブレイクダンスなの!?」

舞風「カッコいいじゃないですか!」

あかり「いやカッコいいとは思うけど。あかりはもうちょっと簡単なのを練習してからにするよぉ」

舞風「私とバディを組めるようにがんばってください」

あかり「それは相当遠くなると思うよぉ。それはさておき、これからどうしよう」

↓1

1 艦娘との交流(>>715の叢雲、朝潮以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

舞風「提督、もう執務始めちゃう?」

あかり「そこまで急いでないけど、どうして?」

舞風「執務の前に提督と少しお話したいなって」

あかり「あかりと?」

舞風「落ちついてお話しする機会無かったでしょ?」

あかり「そういえばそうだね。あんまりお話してなかったよぉ」

舞風「ここで提督との交流を深めておこうと思いまして」

あかり「うん、いいよぉ」

舞風「やったぁ!」バッバッ

あかり「それは喜びの舞かな?」

舞風「いえ、仲良くなるぞという気合を込めた舞です!」

あかり「色々踊れてすごいね舞風ちゃん」

舞風「それではさっそく、交流と言えばあれですね!」

↓1

1 踊りの練習
2 陽炎型との仲について
3 お風呂で遊ぼう!連装砲ちゃんはどうしてるのか
4 その他自由に

あかり「あっ、そうだ」

舞風「ダンスのれんしゅ――ってなんですか?」

あかり「ごめんねさえぎっちゃって。陽炎ちゃん達とはどうしてるのかなって気になったの」

舞風「お姉ちゃん達とですか?」

あかり「お姉ちゃんって呼んでるんだ」

舞風「なんかノリでこう呼ぶことになったの」

あかり「ノリでなんだ」

舞風「ノリは大事だよ。踊りも姉妹の呼び方も心の赴くままにするのが一番なの!」

あかり「その二つを並べるのは変だと思うけどね」

舞風「お姉ちゃん達と私の関係が気になるんですか?」

あかり「最近会えてないから」

舞風「私と交流しようって言ったのに~」

あかり「舞風ちゃんが仲良くやれてるのかも気になったんだよぉ!」

あかり「その様子だと仲良くやれてるみたいだね」

舞風「もちろんですよ。みんな仲良し!」

あかり「よかったぁ」

舞風「陽炎お姉ちゃんは頼めばダンスの相手をしてくれるから、とても助かってるんですよ」

あかり「陽炎ちゃんもダンスできるんだ」

舞風「最初はぎこちなかったけど、すぐに上手になりました。元々運動神経いいんですね」

あかり「艦娘だもんね」

舞風「浦風お姉ちゃんと舞風お姉ちゃんもたまには誘ってみるんですけど、あまり乗ってこないんですよね」

あかり「浜風ちゃんは恥ずかしがり屋さんだからね。目立つことをしたくないんだよぉ。浦風ちゃんも落ちついた感じだからダンスって印象はないよぉ」

舞風「谷風お姉ちゃんは乗ってはくれるんですけど、身長がちょっと」

あかり「谷風ちゃんちっちゃいから一緒に踊りづらいんだね」

舞風「まあ、谷風お姉ちゃんが好きなダンス、というか踊りなら身長差とか関係なく一緒に踊れるけど」

あかり「ええじゃないか~ってやつ?」

舞風「ちょっと違うけどまあそんな感じ」

舞風「さすがに歳納提督のところの不知火お姉ちゃんとか、池田提督のところの雪風お姉ちゃんとはあんまり交流できてないね」

あかり「そっちは会う機会がないからしょうがないよぉ」

舞風「雪風お姉ちゃんはともかく、不知火お姉ちゃんはダンスに付き合ってくれそうもないけれど」

あかり「そんなことしてる暇ありませんって、返されちゃいそうだよぉ」

舞風「雪風お姉ちゃんならギリギリ一緒に踊れるかなぁ」

あかり「それならあかりもギリギリじゃないかなぁ?」

舞風「そうですが、そこはもたせてみせますよ」

あかり「そんなにあかりと踊りたいの?」

舞風「交流といえばダンス! 一緒に踊れば自然と打ち解けられる!」

あかり「まあ、また今度ね」

舞風「また今度、絶対だよ!」

あかり「それにしても、舞風ちゃんってかなり下の方の妹なんだね」

舞風「ええ。18番艦ですから。下は秋雲ちゃんしかいませんよ」

あかり「秋雲ちゃん。前に京子ちゃんが一緒に本書いてるとか言ってたような」

舞風「ただ秋雲ちゃんは長く夕雲型だって言われてたみたいだし、隊も夕雲型の艦と組んでたんですよね」

あかり「ならずっと舞風ちゃんが一番下だって思われてたんだね」

舞風「末っ子のままの方がよかったかなという気もなくはないです」

あかり「ええ~、妹がいた方がいいよぉ」

舞風「でも末っ子もいいじゃないですか。一番下は甘やかされるって聞きますし。まあ甘やかしてくれる親なんていないんですが」

あかり「末っ子じゃなくてもあかりが甘やかしてあげるよぉ」

舞風「提督は、お母さんともお姉ちゃんとも思えませんね」

あかり「じゃあ甘やかしてあげない」

舞風「あぁっ、ごめんなさい嘘です。母性溢れるいいお母さんだと思います!」

あかり「お母さんよりお姉ちゃんがいいよぉ」

舞風「それは島風ちゃんで我慢してください」

あかり「なんで知ってるの?」

舞風「島風ちゃんとも仲良くさせてもらってるので。陽炎型ではありませんけど、縁がないわけではないんですよ」

あかり「そうだったんだぁ。じゃあ義理の姉妹的な感じ?」

舞風「それが、夕雲型とも縁があるんですよねぇ」

あかり「よく夕雲型と姉妹の取り合いになるんだね」

舞風「いや取り合ってはないですからね?」

舞風「島風ちゃんのお姉ちゃんもいいですけど、浦風お姉ちゃんと浜風お姉ちゃんの相手もしてあげてくださいね」

舞風「二人とも最近提督と会えないから、お祭りにでも誘って連れ出そうかなとか言ってました」

あかり「それは二人がお祭りに行きたいだけじゃないのかな?」

舞風「かもしれませんが、二人とも提督と一緒に行きたいんだと思いますよ」

あかり「お祭りかぁ、この前やったばかりなのにだいぶ昔のことな気がするのはなんでかな」

舞風「深く気にしちゃだめだよ」

あかり「そうするよぉ」

舞風「あと一緒にダンスする約束も忘れないでね!」

あかり「わかってるよぉ。でもちゃんとリードしてね?」

舞風「はい。提督の背中が擦り切れるまで回してあげます!」

あかり「怖いよ! ていうかなんでそこまでブレイクダンスにこだわるの!?」

舞風「冗談冗談。簡単なステップから踏めるように、みっちり指導してあげます」

あかり「踊りならお祭りのときにちょっと練習したんだけどね。さてと、そろそろお話はおしまいにして」

舞風「執務ですか?」

あかり「ん~」

↓1

1 艦娘との交流(>>715の叢雲、朝潮、舞風以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は秋月と交流するところからはじめます

>>714の「浦風お姉ちゃんと舞風お姉ちゃんもたまには誘ってみるんですけど、あまり乗ってこないんですよね」は
「浦風お姉ちゃんと浜風お姉ちゃんもたまには誘ってみるんですけど、あまり乗ってこないんですよね」の間違いでしたすいません

舞風は明るく振る舞うことで恐怖を紛らわしてるってキャラですけど、もう戦争終わってるのでそんなことする必要もないのでどうするか迷い中です

開始します

あかり「秋月ちゃん」

長10cm砲ちゃん「きゅう!」

あかり「長10cm砲ちゃんおはよう。秋月ちゃんは?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

あかり「ん~?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ」パタパタ

あかり「うん、何言ってるか全然わかんないよぉ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ペチペチ

あかり「あぁ、怒らないでよぉ」

秋月「泣き声だけじゃ何言ってるかわからなくて当然だよ長10cm砲ちゃん」

あかり「あっ、秋月ちゃん」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~!」

秋月「私には通じるだろうって? それは私が艦娘であなた達は私の艤装だからでしょ」

長10cm砲ちゃん「きゅ」

あかり「どこに行ってたのぉ?」

秋月「少々運動を」

あかり「長10cm砲ちゃん達を付けてしたらもっと効果が出るのに」

秋月「戦うときは腰につけたまま動きまわるんですよ私。そもそもこの子達寝てたんですよ」

あかり「ねぼすけさんなんだね」

長10cm砲ちゃん「きゅぅ!」

秋月「朝ごはん食べ損ねたからお昼はいつもより多めにしろ? 自分たちが寝坊したのがいけないんだからだめだよ」

あかり「きゅうって一回鳴いただけなのに、そんなにいっぱい意味が込められてたんだ。あかりも分かればいいのになぁ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「ちょっとだけだからね? はぁ、結局押し切られちゃうからいけないんだよね」

あかり「お腹空いてるならいっぱい食べればいいんだよぉ。秋月ちゃんもね」

秋月「私は空かないので。で、司令。秋月に用事でしょうか?」

↓1

1 長10cm砲ちゃんと戯れる
2 学校について
3 ゲームを買いに行く
4 その他自由に

あかり「例によって用事はないよぉ」

秋月「また遊びに来たんですか」

あかり「遊びに来たよぉ」

秋月「司令が暇ならその方がいいのかもしれませんが」

あかり「長10cm砲ちゃんはなにしたい?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

秋月「答えてもわからないでしょう。それよりも司令、聞きたいことがあるんです」

あかり「聞きたいこと?」

秋月「学校について教えてほしいんです」

あかり「学校について?」

秋月「調べてみましたところお話を読むタイプのゲームは、学校が舞台であることも多いようなのです」

あかり「そうだね、アニメとか漫画の主人公って高校生なことが多いもんね」

秋月「それは大抵の人が学校に通ったことがあるから、雰囲気が伝わりやすいとか共感をしやすいからなようなんです」

あかり「そうだったんだ。今までそんなこと全然考えたことなかったよぉ」

秋月「ですが、私は学校に通ったことがありませんので、その意図から外れているんです」

あかり「あぁ、そうだよね。艦娘だもん」

秋月「だから、教えてほしいんです。学校について」

あかり「ゲームを面白くするためなんだね」

秋月「それもありますが純粋に気になるということもありますよ。普通私くらいの見た目の子は通っているものなのですから」

あかり「もう少し待ってあかりと一緒に帰れば、秋月ちゃんも学校に通えると思うよぉ」

秋月「ならそのための事前調査のためにも」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ」

あかり「わかったよぉ。学校についてお話してあげるね」

あかり「まず学校っていうのは勉強をするところで」

秋月「いや、それくらい私もわかってます。学校生活の雰囲気とかそういことを聞きたいんです」

あかり「雰囲気、雰囲気を口で説明するのは難しいよぉ」

あかり「あかりにとっては勉強して、友達と遊ぶところっていう感じだから」

秋月「友達とならば学校の外でも会えるのではないんですか?」

あかり「うん。ごらく部のみんなとは結衣ちゃんに集まったりするし、櫻子ちゃん達とも学校の外でも遊ぶよぉ」

あかり「でも、学校の中と外ではちょっと違うんだよぉ」

秋月「どう違うんです?」

あかり「う~ん、なんとなく、かな?」

秋月「そこが重要なのに!」

あかり「やっぱり難しいよぉ。あかりにとっては当たり前のことだから、雰囲気とかそういうの気にしてないもん」

秋月「そこまで当たり前なものなんですね」

あかり「上手く説明できなくてごめんね」

秋月「いえ、いいんです。いくつか学校が舞台のゲームをすれば、その雰囲気も分かるはずです。シミュレーションなのですから」

あかり「ゲームとはまた違うと思うけど……あっ、そうだ。みんなで学校ごっこをしようよぉ」

秋月「学校ごっこ?」

あかり「そう! みんなで先生と生徒になって学校の雰囲気を再現するんだよぉ。そしたら秋月ちゃんにもきっと伝わるよぉ」

秋月「いえ、そこまでしていただかなくても。私と長10cm砲ちゃんだけでもできますし」

あかり「だめだよぉ。学校は色んな人がいるところなんだから、みんなでやらなきゃ雰囲気再現できないよぉ!」

秋月「そ、そうかもしれませんが」

あかり「いきなりはみんな予定あるかもしれないから、また今度やろうね秋月ちゃん」

秋月「あっ、はい、お願いします」

秋月(助かることには助かりますけど、発端が学園物のゲームの雰囲気を知りたいから、なんてはずかしくて言えないですよ)

あかり「というわけで今度みんなで学校ごっこすることになったよぉ」

舞風「学校ごっこ! なんだか楽しそうですね!」

あかり「舞風ちゃんもやってくれる?」

舞風「もちろん!」

あかり「ありがとうね。ちょっと前にダンスの授業もするようになったんだよぉ」

舞風「ダンスを学校で教えているんですか? それは俄然興味がわいてきました!」

あかり「そこまで本格的なのじゃないけどね」

舞風「授業だと言えばいつもはノリの悪いお姉ちゃん達も踊ってくれるはず!」

あかり「浜風ちゃん達も学校ごっこつき合ってくれるかなぁ」

舞風「提督が頼めばつき合ってくれますよ」

あかり「そうだよね! 二人とも制服っぽい服着てるし、やってくれるよね」

舞風「服は関係ないと思います。まあ、制服を用意する手間が省けて楽ですが」

あかり「みんな暇みたいだし、こういう行事はあった方がいいよね?」

舞風「そうですね。自主制を重んじると言っても、艦娘ですし何をしていいのかわからない人もいるはずですので」

あかり「いつやろうかなぁ。楽しみだよぉ」

舞風「具体的な日時が決まったら教えてください。それで、これからの時間はどうするんですか?」

あかり「ん~」

↓1

1 艦娘との交流(>>715の叢雲、朝潮、舞風、秋月以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「瑞鳳ちゃん」

瑞鳳「やっぱり九九艦爆は足よね~」ツンツン

あかり「瑞鳳ちゃん何してるのぉ?」

瑞鳳「わっ、提督、いたんだ。全然気付かなかった」

あかり「この感じは久しぶりだよぉ」

瑞鳳「暇だから九九艦爆を愛でてたのよ」

あかり「改になってから別のを積んでたんじゃないの?」

瑞鳳「彗星ね。あの子も可愛いけれど、私はこっちが好きかな」

あかり「あかりにはやっぱり違いがわからないよぉ」

瑞鳳「もう必要ないとはいえ、そういうの覚えた方がいいかもしれないわ。今からでも教えてあげましょうか? この九九艦爆っていうのはね」

あかり「ええっと、そうだねえ瑞鳳ちゃん!」

↓1

1 これからの話をする
2 食べりゅと言ってしまう癖を直す
3 身長について
4 その他自由に

今回はここまでです
次は瑞鳳が食べりゅと言ってしまう癖を直そうとするところからはじめます

もうメインのイベントはグランドEDまでないのでたまにはイベントっぽいこともやっていきます

開始します

瑞鳳「なによこれからってときに」

あかり「食べる? ってちゃんと言えるようになったか気になったんだよぉ」

瑞鳳「なんで脈絡もなくそんなことが気になるのよ」

あかり「いやこう不意に思いだしちゃって」

瑞鳳「癖を直すくらい私にかかれば簡単なことよ」

あかり「本当に?」

瑞鳳「本当よ、聞いてなさい。玉子焼き、食べりゅ?」

あかり「食べりゅだよぉ」

瑞鳳「ええっ嘘! ちゃんと食べる? って言ったわよ!」

あかり「ううん、食べりゅだったよぉ」

瑞鳳「そんな、直ったと思ったのに!」

あかり「そもそも最初は自分じゃ気付いてなかったんだから、直ってるかどうかもわかるわけないよぉ」

瑞鳳「くっ、なんでこんな癖がついちゃったのよ!」

あかり「なんでなんだろうね」

瑞鳳「正規空母並の働きをする私が媚びた喋り方をするのはあり得ないわ!」

あかり「それは関係ないって言ったよぉ。瑞鳳ちゃんは正規空母をなんだと思ってるのかな?」

瑞鳳「どうすればいいの?」

あかり「一言ずつゆっくり言ってみればいいんじゃないかなぁ」

瑞鳳「一言ずつね。た、べ、る?」

あかり「それは言えるんだよね」

瑞鳳「た、べ、りゅ?」

あかり「おかしくなったよぉ」

瑞鳳「ゆっくり言ってもだめなら本当にどうにもならないじゃない!」

あかり「諦めて食べりゅを流行らせる方向でいこうよぉ」

瑞鳳「だからはずかしいってば!」

あかり「あかりは可愛いと思うけどなぁ」

瑞鳳「せめてゆっくりでなら言えるようにならないと。た、べ、る?」

あかり「なんかあれみたいだね。ご飯にする? お風呂にする? それとも」

瑞鳳「わ、た、し? ってやつ?」

あかり「そうそう、よくあるよね」

瑞鳳「そっちの方が媚びてる感増すじゃないの! ゆっくりじゃだめだわ、ちゃん言えるようにならないと」

あかり「でもあれってどういう意味なの? ご飯かお風呂かわたしって。わたしってなにをするの?」

瑞鳳「えっ、そ、それは、その、あれよ」

あかり「あれ?」

瑞鳳「た、食べりゅのよ!」

あかり「あれ? 普通に食べるとも言えなくなった?」

瑞鳳「い、今のは噛んだだけだから!」

あかり「でもわたしを食べるってどういうことなの?」

瑞鳳「だ、だから、しゅ、しゅりゅのよ」

あかり「しゅりゅ?」

瑞鳳「ああもう! あなたと話してると余計に悪化するわ!」

あかり「ええっ、あかりなにもしてないよぉ」

瑞鳳「何もしらなすぎるのが悪いの! ちょっとは自分で調べなさい!」

あかり「わかったよぉ、じゃあ調べておくね」

瑞鳳「ば、バカ! しりゃべるにゃ!」

あかり「あはは、瑞鳳ちゃん猫さんみたいだよぉ」

瑞鳳(私咄嗟のときに滑舌悪くなっちゃうのかしら? 知らない内に人に料理を出すときに緊張してるから、変な感じになっちゃうとか?)

瑞鳳(いやそれにしては自然すぎるし、なんなのよもう!)

瑞鳳「とりあえず離島棲鬼達にボイストレーニングの仕方でも教えてもらうわ」

あかり「そんなに気にしなくてもいいよぉ。あかりは瑞鳳ちゃんが食べりゅ?って言うときの声好きだよぉ」

あかり「思わず食べりゅ~って言っちゃいそうになるもん」

瑞鳳「や、やめてよはずかしい! 絶対に直すんだからね!」

あかり「食べりゅが流行る方が早いと思うよぉ」

瑞鳳「流行らないからそんなの!」

あかり「可愛いからみんな真似するよぉ」

瑞鳳「しないわよ! もぉ、直す練習するから出てって!」

あかり「はぁい。じゃあまたね瑞鳳ちゃん」

瑞鳳「はぁ、どうなってんのよまったく……」

瑞鳳「思わず食べりゅ~って言っちゃうのか……」

瑞鳳「わ、た、し、た、べ、りゅ?」

瑞鳳「……い、意味わかってないんだし言ったってしょうがないわね、うん!」

瑞鳳「そう、意味わかってないんだし、言わせても問題ない。いやあるわよバレたらどうするのよ!」

瑞鳳「変なこと考えないで直すわよこの癖!」

あかり「瑞鳳ちゃんあんなにはずかしがらなくてもいいのに」

あかり「あかりも気にしてないけどなにか癖があったりするのかなぁ」

あかり「それはわからないけど、これからどうしようかな」

↓1

1 艦娘との交流(>>715の叢雲、朝潮、舞風、秋月、瑞鳳以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「大鳳ちゃん」

大鳳「ふんっ、あっ、提督、ぐぅっ!?」

あかり「わっ、大丈夫大鳳ちゃん!?」

大鳳「だ、大丈夫、です。腰を少し捻っただけなので」

あかり「ごめんねいきなり入って来ちゃったから」

大鳳「いえ、ノックされていたとしてもそれに驚いて同じことになっていましたよ」

あかり「何をしてたのぉ?」

大鳳「体幹のトレーニングです」

あかり「たいかん?」

大鳳「胴体の中心で、お腹とか背中とか全体を含んだ部分と言えばわかりやすいでしょうか」

あかり「そこを鍛えるとどうなるのぉ?」

大鳳「どう、と言われましても難しいですよ。身体の芯となる部分なので、手足に適切に力を振り分けられるようになるとかそんな感じです」

あかり「へぇ~、大切な部分なんだね」

大鳳「なんでも中心部分とは重要なものなんですよ」

あかり「そこを捻っちゃったんだよね?」

大鳳「いいんです。鍛えてますから」

あかり「なんかカッコいいよぉ、鍛えてますから~って!」

大鳳「艦娘なので効果のほどは知りませんけどね。それで、また遊びに来たんですか?」

あかり「遊びに来たよぉ。なにしよっか」

↓1

1 玉子焼き勝負のときの命令権の話
2 身体を鍛えようという話
3 開口部に触れてみようという話
4 その他自由に

大鳳「カッコいいと思うなら提督も身体を鍛えてみましょう」

あかり「ええ、ムキムキはキモいって京子ちゃんや名取さんからも言われちゃってるのに」

大鳳「いやムキムキになるほどまではしなくていいんですよ。簡単なトレーニングです」

あかり「お試しでやってみるよぉ」

大鳳「ではお試しで先ずはどれくらい体幹ができているか、見てみましょうか」

あかり「どうやって測るのぉ?」

大鳳「簡単です。目を閉じて片足立ちでどれくらい立っていられるか測ります」

あかり「それくらいずっとやってられるよぉ」

大鳳「まあ提督の年齢なら3分はいけますよね」

あかり「余裕だよぉ!」

大鳳「ではやってみてください」

あかり「見ててよね! よいしょ!」

↓1 コンマ

0~30 3秒で倒れる(体幹年齢80歳くらい)
31~65 30秒くらい持つ(体幹年齢50歳くらい)
67~98 3分でも倒れない(年齢相応)
ぞろ目 大鳳が邪魔してくる

あかり「今どれくらいかなぁ」

大鳳「ちょうど3分を超えた頃です」

あかり「もうそんなに立ったんだ。あかりまだまだ立ってられるよぉ」

大鳳「ええ、全く体がぶれてませんね。これ鍛える必要ないんじゃないですか?」

あかり「えへへ、あかり何もしなくても体幹ができてたんだぁ」

大鳳「きっと姿勢正しく生活していたんでしょう」

あかり「このまま世界記録を狙っちゃうよぉ!」

大鳳「調子に乗りすぎですよ提督。これは測定なんですから、もういいです」

あかり「わかったよぉ。はぁ、でも結構疲れるね」

大鳳「ここからが本番ですよ」

あかり「仰向けになったよぉ」

大鳳「では膝を立てて腹筋をするように上体を起こしてみてください」

あかり「ん~」

大鳳「はいそこでストップ」

あかり「えっ、ここで止まるの?」

大鳳「この体勢を1分間キープです」

あかり「ええっ、結構キツイよぉこの体勢!」

大鳳「キツくないとトレーニングになりませんよ」

あかり「うぅ~、お試しなのに」プルプル

大鳳「お腹がぷるぷるしてきましたね」ツンツン

あかり「た、大鳳ちゃん、力抜けちゃうよぉ!」

大鳳「こうやって邪魔されながら維持することで、より良い成果が得られるというわけですよ我慢してください」ツンツン

あかり「んぅ、ん~、後何秒~?」

大鳳「あと2分です」

あかり「1分だって言ったよね!?」

あかり「はぁ、はぁ、もう、お腹のお肉がつりそうだったよぉ」

大鳳「お疲れ様です提督」ツンツン

あかり「もう、つんつんはいいよぉ大鳳ちゃん」

大鳳「いえ、やる前と感触が全然違うなと思いまして」

あかり「ほんとに?」

大鳳「ええ、提督も自分で触ってみてください」

あかり「どれどれ~、言われてみれば違うような気もするけど~」

大鳳「私はこういうのに詳しいのでわかるんですよ。全然違います」ツンツン

あかり「そんなにすぐ効果が出るんだね。体幹すごいよぉ」

大鳳(すいません、全然出てません。ただつんつんしたいだけです)

あかり「腹筋割れちゃってないかなぁ」スッ

大鳳「あっ」

あかり「よかった、まだ割れるきざしはないよぉ」

大鳳「い、いえ、兆しはありますよ!」

あかり「ええっ、ど、どこに!?」

大鳳「こ、この辺りとかに、こうなってるのはあれがあれでそうなって」ツンツン

あかり「うふふっ、くすぐったいってば大鳳ちゃん」

大鳳(あぁ、こんな邪な感情でトレーニングなんていけないのに。次は胸筋鍛えさせたいななんてどうしても思ってしまいます)

大鳳(すいません提督、私このままだと提督がムキムキになっちゃうまでトレーニングさせたくなっちゃいますよ)

今回はここまでです

これで大鳳の好感度も100になりましたが、扶桑、足柄の後にイベントとなります
自分でもわからないくらい体幹ってあれになってるものなんですね

開始します

あかり「今日のお仕事終わりだよぉ」

舞風「お疲れ様です!」

あかり「お疲れ様~」

舞風「しかしあれですね、私にはやっぱり机仕事は合わないみたいです」

あかり「そわそわしてたもんね舞風ちゃん」

舞風「私の中のなにかが囁くんです。踊れと」

あかり「ほんとに踊り大好きなんだね舞風ちゃん」

舞風「でもちゃんとやりきりましたよ!」

あかり「えらいよぉ。そんな舞風ちゃんにはごほうびあげるね」

舞風「えっ、ごほうびですか? ほめてくれるだけでいいんだけど」

あかり「みんなにやってることだからね」

舞風「そう聞くとありがたみがなくなるような。いや、でもごほうびだなんてうれしいです!」

あかり「何してあげよっか」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

あかり「そうだ。いつも踊ってて疲れてると思うから、マッサージしてあげるよぉ」

舞風「マッサージ、できるんですか?」

あかり「これでも結構評判いいんだよぉ」

舞風「素人がやると逆効果だったりするのですが」

あかり「素人は素人なんだけど、これまでいっぱいやってきてるから!」

舞風「実績があるというなら信じますよ」

あかり「じゃあお布団敷くからそこに寝てね」

舞風「は~い」

あかり「よいしょっと。はいどうぞ~」

舞風「では失礼いたします。提督にそんな特技があるなんて知りませんでしたよ」

あかり「みんな見た目によらずとか言うんだよね。あかりもやってみるまで知らなかったんだけど」

舞風「どれほどの腕か楽しみです」

あかり「きっと満足させてあげるよぉ。じゃあ、足からやってくね」

舞風(おかしい、ただマッサージされてるだけなのに、どうしてこんな、息が上がってるんだろ)

あかり「こってるね~舞風ちゃん」

舞風「んぅっ、そうですか? まだまだ踊り明かすこともできるくらいですよ」

あかり「無理しちゃだめだよぉ。いくらドックですぐ治るからって痛かったり苦しかったりするのは変わらないんだからね」

舞風「くぅふ、そ、そう、ですよね」

舞風(声が出てしまう。なんで、くすぐったいのとは、違う?)

あかり「ちょっと太もも、ちょっとくすぐったいかもだけど我慢してね」

舞風「きゅ、ぅっ! こ、これくらい、へっちゃら」

舞風(太もも、私、こんなに敏感だったっけ? おかしい、な)

あかり「こってるところどこかな~」ツー

舞風「あっ、あっ、あっ……」

あかり「あっ、ごめんねこれくすぐったいよね」

舞風「はい、なんか背中ぞわぞわします」

あかり「こっちはそろそろ終わりにして、今度はこっち」

舞風「あっ……」

あかり「こっちで一番こってそうなところは~、ここ!」グイッ

舞風「はぁぅっ!」

舞風(そっか、さっきも最初に一番敏感とこされたから……)

あかり「次はどこかな~」ツー

舞風「はぁぁぁ~……」

舞風(これだ、この指でなでられるの。くすぐったいのと気持ちいいのが混じったような感じで、変な気分になって……)

あかり「ここかな」グイ

舞風「ふゅっ!」ビクッ

あかり「痛かった?」

舞風「うぅん、違うよ、気持ちよくてびっくりしちゃっただけ」

舞風「ねぇ提督、ここ、指でなぞってみて」

あかり「足の付け根のとこ? 指でなぞるの?」

舞風「うん、私、それ好きみたい」

あかり「わかったよぉ、変なところ触っちゃわないように気をつけるね」ツー

舞風「あっ、ああっ……!」ビクビク

舞風(こんなにびくびくしてたら逆に足が疲れちゃうよ。でも、でも、すごく、いい……)

あかり「はいおしまい」

舞風「はぁあ、あぁ……」

あかり「マッサージっていうか指でなぞってるばっかりだったけど、本当によかった?」

舞風「は、い、とっても……今度は足以外も、お願いしますね……」

あかり「そうだね、足以外も使うもんねダンス」

舞風「はぁはぁ、うぅっ」ブル

あかり「寒い?」

舞風「いえ、背中のぞわぞわがまだ残ってただけです。はぁ、よし、落ちつきました」

あかり「それじゃあ、明日の秘書艦さんを決めて今日は終わりだよぉ」

舞風「それが最後の仕事ですね、わかりました!」

↓1 明日の秘書艦(>>715の☆のついてない艦娘)

あかり「ビスマルクさんにお願いするよぉ」

舞風「ビスマルクさんですね、わかりました伝えておきます」

あかり「今日は舞風ちゃんと沢山お話できて楽しかったよぉ」

舞風「私も、提督と少し打ち解けられた気がします」

あかり「これから少しじゃなく打ち解けられるようにがんばるね!」

舞風「そこはがんばらなくても打ち解けられますよ。では、失礼します」

舞風「……私、焦らされるのが好きなタイプなのかな?」

あかり「マッサージもまた成功したみたいだし、言うことなしだね」

あかり「あっ、そういえばマッサージの本読んでないよぉ」

あかり「ちゃんと勉強すればもっと上手くなれるはずだし、読んでおかないと!」

あかり「でも、相手になってくれる人がいないとだめだよね。誰かに頼まないと」

あかり「今日はもう遅いしまた今度だね」

あかり「う~ん、今日はどうしようかなぁ」

扶桑「提督、まあ起きていますか?」

あかり「扶桑さん?」

扶桑「よかった、まだ起きているんですね」

あかり「どうかしましたか?」

扶桑「いえ、少し提督とお話をしたい気分でしたから」

あかり「最近夜にそう言いにくる人が多いような気がします」

扶桑「そうなんですか?」

あかり「はい。あかりも何しようか迷ってるところにちょうどなので、タイミングがいいんですよねみんな」

扶桑「私もですか?」

あかり「扶桑さんもですよぉ」

扶桑「では、私に付き合ってくださるんですね」

あかり「もちろんです。入ってきていいですよぉ」

扶桑「あっ、いえ。できれば私の部屋に来てほしいのですが」

あかり「扶桑さんのお部屋に?」

扶桑「だめでしょうか?」

あかり「いいえ。行きますよぉ」

扶桑「では、早速参りましょうか」

あかり「はい!」

あかり「山城さんとは仲良くしていますか?」

扶桑「おかげさまで。まだぎこちなさは残りますが」

あかり「ぎこちなさ残っちゃうんですか?」

扶桑「残ってしまいますね。この歳、というのもなんなのですが、私はもう一般には大人と呼ばれる部類で、あの子もそうですから」

扶桑「あの子も無邪気に甘えたりはできないでしょうし、私も猫可愛がりするわけにもいきません」

あかり「オスカーと一緒に遊んでたときは自然に見えましたけど」

扶桑「歩み寄れそうな機会でしたから。大人になってからそれまで縁のなかった妹と暮らすことになった、みたいな状況なんです」

あかり「あかりはお姉ちゃんとずっと一緒に暮らしてるから、よくわかりませんよぉ」

扶桑「まあ、縁がなかったというのは語弊がありますけどね。人としての触れ合いがなかったということです」

あかり「戦艦だったんですもんね」

扶桑「いっそのこと山城が提督くらい小さい子供だったなら、姉としてお世話することもできたんでしょうけど」

扶桑「大人の姉妹、というのはどういうものなんでしょう?」

あかり「あかりはまだ子供ですからわかりませんよぉ」

扶桑「少なくとも抱きしめあって頭を撫でたりはしないんでしょう」

あかり「あかりはまだしてもらってますよぉ」

扶桑「私は姉として、あの子に何をしてあげればいいのか……」

あかり「ん~、特別に気にすることはないんじゃないでしょうか?」

扶桑「ですが」

あかり「無理にお姉ちゃんぶろうとすると失敗ばっかりしちゃうんですよぉ。あかりにも経験があります」

あかり「無理にお姉ちゃんぶろうとしないで、普通の友達みたいにして一緒に暮らしてみればいいんですよぉ」

あかり「一緒に暮らしてるうちにきっと他の友達とは違う、なにかが見つかるはずです」

扶桑「なにか?」

あかり「自分と似てるなって思うところとか、妹なんだねって思えるところがきっとあるはずですよぉ」

あかり「それが見つかれば、山城さんのこと妹なんだって思えてぎこちなさも消えますよぉ」

扶桑「私と似ているところ」

あかり「あかりは雰囲気とかそっくりだと思うんですけど、それは扶桑さんにはわからないですよね」

扶桑「雰囲気、は自分で感じ取れませんね」

あかり「だから、扶桑さんが思う山城さんが扶桑さんに似てるところを探してみてください」

あかり「山城さんは扶桑さんのこと大好きなんですから、早めにですよぉ」

扶桑「ふふっ、了解です提督」

あかり「大人になるともう頭なでてもらえないのかぁ。ちょっと寂しいなぁ」

扶桑「提督が大人になれば、そう思わなくなっているかもしれません」

あかり「あかりは大人になりたいけど、頭をなでてもらうのを嫌がる大人にはなりませんよぉ!」

扶桑「提督なら本当にそうなりそうですね。体面なんて気にせずに好きなことを好きだと言える人に」

あかり「素直が一番ですよぉ」

扶桑「そうできないのが大人というものなんです」

あかり「大人って、あかりが思ってるほどカッコいいものじゃないのかもしれませんね」

扶桑「そうなのかもしれませんね。卯月さんとか夕立さんのように無邪気な子達を見ていると、羨ましく思うときがたまにあります」

あかり「扶桑さんもぴょんとかぽいとか言いますか?」

扶桑「いえ語尾のことではない、いえ、そういうふうに言えるのも子供だからなんですか」

あかり「扶桑さんが言うのも可愛いですよぉ。はい、ぴょんって言ってみてください」

扶桑「ええっ、そんな、私には無理です……ぴょ、ぴょん」

あかり「ほら~やっぱり可愛い! いいんですよ大人になっても無邪気で!」

扶桑「それは少数意見ですよ」

扶桑「大人になれば体面を取り繕わなければいられなくなるんです」

あかり「それはやっぱりカッコよくないです」

扶桑「格好つけてるのにカッコよくないと言われてしまう。皮肉ですね」

あかり「悲しいですね」

扶桑「それでも仕方のないことです。ですが、それは逆に大人が体面を気にしないのは、それだけ本気だということの証明にもなります」

あかり「本気の証明……」

扶桑「さてと、つきましたね。お先にどうぞ提督」

あかり「あっ、お邪魔しますよぉ」

扶桑「何もないところで恐縮です」

あかり「いえ、とっても綺麗に整頓されてて、扶桑さんらしいですよぉ」

扶桑「そう言ってもらえるとうれしいです」ガチャ

あかり「がちゃ?」

扶桑「提督、大和さんの下着は提督が買ってあげたものなんですよね?」

あかり「えっ? ああ、はい。って言っちゃだめだったんだこれ!」

扶桑「いいんですよ、もはや周知の事実ですから。提督が好きな色の下着を選んで大和さんに買ったということは」

あかり「あかりが主導したみたいですけど、本当は大和さんが……でもあかりが買った方がいいって言ったんだっけ?」

扶桑「同じことをするのでは勝てませんので、こうすることにしました」スッ

あかり「きゃあ! パンツは見せるものじゃないって前に言ったじゃないですか!」

扶桑「見せなければ選んでもらえないじゃないですか。提督の好きな下着」

あかり「え、ええっ!?」

扶桑「この日のために色んなのを買っておいたんです。さあ提督、私にどんな下着を穿いてほしいですか?」

まだ途中ですが今回はここまでです
次は小ネタから開始します

最近は夜に好感度100のイベントやってるので夜の行動がご無沙汰ですね
次の足柄もその予定ですが大鳳は違うかもしれません

昨日は書けなかったので↓1で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもOKです

秋月のゲーム談義の小ネタから開始します

秋月「くっ、このっ!」

長10cm砲ちゃん「きゅう~」

あかり「秋月ちゃん」

秋月「えっ、あっ、司令!」

長10cm砲ちゃん「きゅっ!」

秋月「ちょ、長10cm砲ちゃんそれは卑怯……あぁ、負けちゃった」

あかり「長10cm砲ちゃんとゲームしてたんだね。邪魔してごめんね」

秋月「いえ、私がはしたない格好でゲームしてたからいけないんです」

あかり「お布団の上で寝転がってゲームしてるなんて、秋月ちゃんもだいぶ現代に慣れてきてるね」

秋月「い、いえ、普段はこんなことしてませんよ! ちゃんと姿勢正しく直立不動で!」

あかり「そんな格好でゲームやってたら逆に心配だよぉ」

秋月「あの隙に攻撃するのはいくらなんでも反則だよ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ」

秋月「格ゲーは流れが大事だから操作を止めることはできない? それはなんとなくわかる気がするけどさぁ」

あかり「知らないうちにすごく玄人っぽい会話をするようになったね」

秋月「私なんてまだまだですよ。携帯ゲーム機しかやっていないのですから」

あかり「TVゲームはTVも買わないといけないもんね」

秋月「携帯機より性能は上なんですよね?」

あかり「そうだね~おっきいし、画面も綺麗だよぉ」

秋月「拘る人は最新のTVを買うのでしょうが、私は拘っていてはいつまで立っても買えませんからね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅう~」クイクイ

あかり「どうしたの長10cm砲ちゃん? もしかしてあかりに最新のTV買ってって言ってる?」

秋月「はい、言ってます。こら、提督におねだりなんてみっともないことやめなさい!」

あかり「家具コインで買える家具にTVってあったかなぁ」

秋月「更にその先を行くのがPCゲームらしいですね」

あかり「パソコンの方がTVより高性能なんだぁ」

秋月「今ではTVゲームも追いついて来てはいるようなのですが、PCも同時に進化していますからね」

あかり「あかりはTVゲームでも十分すごいと思うよぉ。あかりがもっとちっちゃかった頃に比べると、全然違うんだもん」

秋月「司令がすごいと思うなら、私にとっては魔法か奇跡のようなものです」

長10cm砲ちゃん「きゅうきゅう」コクコク

あかり「どっちかというと艦娘っていう存在の方が奇跡的な気が」

秋月「それはそれです。こんな小さな機械で今や世界中の人と通信が可能だなんて」

あかり「すごいよね~」

秋月「もしもこれが、あの時代にあったなら……」

あかり「秋月ちゃん?」

秋月「あぁ、いえ、なんでもありません」

あかり「秋月ちゃんはどのジャンルのゲームが好きかな? やっぱり、文章を読む感じのゲーム?」

秋月「ええ、好きですよ」

あかり「読書より好き?」

秋月「一長一短です。ゲームの場合、絵や音もついてて情景が視覚的、聴覚的に伝わって来ますが、それで確定されてしまいますから」

あかり「確定されちゃう?」

秋月「小説の場合では文章だけから情景を想像しなければならないので、上手く想像できないこともありますが、どう想像するかは自分次第です」

あかり「結末は読者のみなさんの想像にお任せしますってやつだね」

秋月「結末、に限らないんですが。例えば綺麗な花が咲いてる、という文だと指令はどんな花を想像しますか?」

あかり「どんな花、ん~赤いチューリップとか?」

秋月「でも私は白百合を想像するかもしれません。このように、同じ文でも読む人によって全く別の情景が生まれるというわけです」

あかり「ゲームだと絵が描かれるからどんな花かわかるってことなんだね」

秋月「そういうことです。想像する楽しみ方をするならばゲームより小説の方が優れていると言えます」

あかり「なるほど~でもそれだと、作者さんが伝えたいことと別なこと想像しちゃうかもしれないんじゃないかな?」

秋月「そちらはゲームの方が優れている点ですね。ですが、あえて読者の想像に任せるような書き方をするのを好む作者もいますので」

あかり「想像した方が合う物語もあるんだね」

秋月「そういうことです。その、私なんかはそういうシーンはできれば想像に任せてしまいたいなとも思いますし」

あかり「そういうシーンって?」

秋月「か、過激なシーンとか」

あかり「秋月ちゃんそういうのがあるゲームやってるの?」

秋月「しし、してません! PC持ってないですし! 持っててもやりませんから! ほんとです!」

あかり「あかりは結衣ちゃんやちなつちゃんがRPGやってるの見てるの好きだよぉ」

秋月「RPGなのに見てるだけですか?」

あかり「だって、敵さんが可哀想だよぉ」

秋月「それでは戦う系のゲームはできないじゃないですか」

あかり「あと横で見てて謎解きとか手伝ってあげるんだよぉ」

秋月「それは地味に助かる気がします。目的地とかわからなくなっちゃうときありますので」

あかり「えへへ、得意じゃないからあんまり役に立てないけど」

秋月「司令は謎解きする勇者って感じじゃないですもんね。きっと回復役です」

あかり「秋月ちゃんは長10cm砲ちゃんを連れてるから、魔物使いさんかな」

長10cm砲ちゃん「きゅ~う!」ピョンピョン

あかり「わぁ、ごめんね。長10cm砲ちゃんは魔物じゃないよね」

秋月「それに私は自分で戦えますからね! 魔物頼りじゃないです!」

あかり「でも長10cm砲ちゃんが艤装だよね?」

秋月「そ、それはそうですけど!」

あかり「あかりの鎮守府で一番勇者っぽいのって誰だろうね。刀持ってる天龍さんかなぁ?」

秋月「性格もそれっぽいですが、どちらかというと主人公の上司とか兄貴分のベテラン戦士って感じもします」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~ん」

秋月「それ途中で死んじゃうキャラだよねとか言わないの!」

あかり「格闘ゲームは長10cm砲ちゃんが得意なんだよね」

長10cm砲ちゃん「きゅう~」エッヘン

秋月「なんでか知りませんが天賦の才があるようで。そんな手なのにどうやって器用な操作をしてるのか」

あかり「あかりは操作が難しいから苦手だよぉ。意外に覚えることもいっぱいあるし」

秋月「必殺技のコマンドとかコンボとか、このキャラ対このキャラならどう立ちまわるとか」

あかり「目が回っちゃうよぉ」

秋月「プロの人もいるらしいですし、突き詰めるとそうなりますよ」

あかり「ゲームのプロなんているんだね」

秋月「将棋や囲碁なんかも一応ゲームですよ」

あかり「そうだけどそういうのとはなんか違うよぉ」

秋月「歴史が浅いとか一般的には子供の遊びだという認識があるからでしょうかね」

あかり「よくわからないけど、そうなのかなぁ」

秋月「私にはそういう認識がないので、むしろこっちの方が高等に思えてしまいます」

秋月「あっ、将棋や囲碁を下等だと言ってるわけではありませんからね? ただ、ゲームの衝撃がすごすぎて」

あかり「やっぱり現代を満喫してるね秋月ちゃん」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~」

あかり「子供の遊びって言うけど、スマホのゲームなら大人の人でも結構やってる人いるよぉ」

秋月「そうなんですね。卯月さんにPCを借りて時々情報収集をしてますが、スマートフォンという電話できるゲームが隆盛してるみたいですね」

あかり「手軽だしゲームソフトとか、ゲーム機も買わなくていいからね」

秋月「ですがあれでしょう? ゲーム内のアイテムを買うのにお金がかかるんですよね?」

あかり「かかっちゃうみたいだよぉ。それが結構問題になってるみたい」

秋月「子供が考えなしに課金を行い続け、莫大な額のお金を請求されるとか」

あかり「あかりもそうなりそうで怖いからやらないようにしてるよぉ」

秋月「ゲームを続ける以上ある程度の収益はなければ立ち行かないので、仕方ないことなのかもしれませんが」

あかり「秋月ちゃんはスマホゲームしたい?」

秋月「私も怖いのでいいです」

あかり「秋月ちゃんならきっと抑えられると思うけど。ご飯も我慢できるし」

秋月「あれは我慢してるわけではないと何度も言ってるじゃないですか。私じゃなくて、長10cm砲ちゃんが勝手に課金しちゃうのが怖いんです」

長10cm砲ちゃん「きゅっ!? きゅ、きゅう~」アセアセ

あかり「長10cm砲ちゃんはしちゃうかもね」

秋月「司令が甘やかすのも一因なんですよ?」

あかり「だって、可愛いからつい」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

あかり「えへへ、ちょっとくらいなら課金してもいいよぉ」

秋月「だめです! 一回したらたがが外れちゃうんですから! 絶対司令の電話触っちゃだめだよ長10cm砲ちゃん!」

あかり「もしかするともうあかりよりよっぽどゲーマーさんかもしれないよぉ」

秋月「司令はゲームは嗜む程度で?」

あかり「そうだね、結衣ちゃんほどにはしないよぉ」

秋月「もったいないです。できる環境にいながらしないなんて!」

あかり「あんまりゲームばっかりやってるとお母さんに怒られちゃうよぉ」

秋月「遊びではなくプロを目指してやってるんだと言えばいいんですよ!」

あかり「いやそれはちょっと。たまにはお外で遊ばないと」

秋月「ゲームがだめで外での遊びがいい理由がわかりません。遊ぶなというならわかりますが」

あかり「身体動かした方が健康的だからじゃないかなぁ」

秋月「ゲームは頭を動かしますのでいいんですよ!」

あかり「いやその理屈はおかしいよぉ!」

秋月「身体を動かすのは部屋の中でもできますからね。15分休憩に筋トレをしていれば万事上手くいきます!」

あかり(こ、これが噂に聞くゲーム脳ってやつなの!?)

長10cm砲ちゃん「きゅ~」クイクイ

秋月「えっ、ゲームの続き? 今度は負けないよ!」

あかり(なんとかしなきゃ! 秋月ちゃんが引きこもりさんになっちゃう前に!)

今回はここまでです
次は1周年のお祝いをする小ネタからです

あかりは結衣の夢では敵が可哀想とか言って回復させたましたが原作だとモンハンやってるので大丈夫っぽいです
アニメだとどうぶつの森っぽいのになってましたが

開始します

叢雲「あんた事あるごとに宴会開きたがるわね」

あかり「お祝い事はちゃんとしないとだめだよぉ」

文月「そうだよ~楽しいからいいもんね~大和は料理役で駆り出されるから~ちょっと大変かもしれないけど~」

大和「もう慣れましたよ。料理を作るのは楽しいですしね」

白雪「もう一年経ったんですね司令官と出会ってから」

神通「もっと短かったような気がします」

蒼龍「クリスマスとかお正月からそんなに日が立ってる気がしないですね」

熊野「きっとあかりとの生活が楽しくて時間が立つのが早かったのですわ!」

三日月「それで説明がつかないほど早い気がするのですが」

天龍「まあいいじゃねぇか細かいことは気にしなくてよ。実際経ってるもんは経ってんだから」

秋月「司令がこちらに来てから一周年なんですよね? その頃ここにいなかった私までここにいていいものなんでしょうか」

陽炎「それを言うなら私達だってそんな変わらないわよ。ねぇ、朝潮」

朝潮「結局なんの戦果も上げられていませんしね」

あかり「いいんだよぉ。一周年のお祝いはこれから先の未来のためのお祝いでもあるんだもん」

離島棲鬼「これから先の未来。私のターン中々回って来ないけど、どうなっちゃうのかなぁ?」

戦艦棲姫「本のネタになるようなこと、されるかどうか」

球磨「足りないときは過激に脚色されることもあるクマ! 逆の場合は控えめになるクマ!」

大鯨「た、例えば何巻の誰のシーンが逆の場合だったんですか?」

球磨「う~ん、球磨はそこまで読み込んでるわけじゃないからわからんクマ!」

加賀「それを知ってどうするんです?」

川内「その人にもやったんでしょって迫るつもりだったとか?」

大鯨「ちち、違いますよ!? 単純に興味として!」

川内「大鯨ってばそういうの興味あったんだぁ、へぇ~」

大鯨「ち、ちがっ! そうじゃなくて!」

あかり「なんの話してるのかなぁ?」

明石「きっと提督は知らない方が……知らなくていいことだと思います」

天龍「最初は白雪が集中砲火受けてボロボロになったつって、びーびー泣いてたガキがまさか本当に戦争を収めちまうなんてよ」

白雪「あのときはすいませんでした司令官」

あかり「ううん、あかりの方こそごめんね」

神通「はじめてお会いしたときの顔はまだ子供らしいあどけなさが残る顔でしたでした。しかし今は、今は……はい」

あかり「提督の顔になったとか言ってくれないんですか!?」

叢雲「なってないんだからしょうがないでしょ」

文月「会ったときのまま~ふわふわしてるよ~」スリスリ

あかり「んにゅ、物理的なやわらかさは変わらないよぉ文月ちゃん」

蒼龍「それでもまあ少しだけ、ちょっとだけ、気持ち凛々しくなってはいますよ一応」

あかり「むぅ~、全然変わってないってことじゃないですか!」

熊野「そのちょっとが大事なのですわ。愛らしさを失わず、さりとて甘さばかりでもなくなりました。だからこそわたくしは……」スッ

あかり「熊野さん……」

金剛「ヘイ! アカリと見つめ合うときは時間と場所を弁えて、私の許可を取ってからにしてくだサーイ!」ダキッ

熊野「なっ、せっかくいい雰囲気でしたのに!」

夕立「熊野も変わったっぽい。昔はみんなの前で提督さんのこと好き好きオーラ出してなかったよ」

扶桑「提督自身の変化は少なくとも、私達には多大な変化を及ぼしているということですね」

古鷹「ふふ、あれで提督も結構変わってると思いますよ。だいぶ抵抗がなくなってますから」

吹雪「何に対する抵抗なのかは、あえて聞かないことにします」

白雪「歳納司令官と出会ったのはその後でしたよね」

三日月「司令官が落ち込んでいたのを演習で慰めてくれたんでしたね」

ビスマルク「あの子そんなことするタイプなんだ」

あかり「京子ちゃんはいつも周りを楽しい気分にさせてくれる人なんですよぉ」

浜風「傷つけることを恐れないことが信頼、ですか。中々いいことを言います」

浦風「ほんに中学生なんじゃろうか?」

愛宕「適応力がすごいわね~」

夕立「それなら船見提督の方がすごかったっぽい」

蒼龍「はじめて会った時点で艦隊のみなさんの練度が全員最大でしたからね」

あかり「ごらく部のみんながいるならこっちに残っててもいいなんて言ってましたから」

間宮「最近の中学生のバイタリティには目を見張るわ」

扶桑「強すぎるのも考えものですけど。吉川提督なんて無茶をして本当に危ないところだったんですから」

あかり「結衣ちゃんに会いたくてすごく強い海域に行っちゃったんでしたね」

叢雲「ほんと、私達が助けなきゃあそこで死んでたわよあの子」

蒼龍「私達も船見提督に助けられましたけどね」

叢雲「私の雷撃で全滅できたし!」

大和「無理だったと思いますよあれでは」

金剛「まあその戦いでアカリと私が出会えたのですから、今は感謝しませんといけませんネー」ツンツン

あかり「えへへ、そうでしたね。金剛さんとはそこで会ったんでした」

熊野「その後も色々ありました。千歳さんがあかりの無茶な進撃に憤慨したり」

千歳「あれは、怒っても仕方ないですよ。実際那珂さんは沈みかけたんですし」

那珂「あれはちょっと危なかったな~」

あかり「うぅ、ごめんなさい」

千歳「今はちゃんと反省しているようなのでいいんですよ」

神通「後は、提督が風邪をひいたりもしましたか」

あかり「こう聞くと迷惑ばっかりかけちゃってる気がしますよぉ」

叢雲「慣れてきたからって気を緩めるからそうなるのよ!」

大和「それも反省してそこからは大した病気や怪我もしてないんですから、許してあげましょう」

筑摩「やはり順風満帆とはいってなかったんですね」

あかり「それでもみんなに支えられてなんとかここまで来られましたよぉ」

文月「えらいえらい~」ナデナデ

あかり「あのときはありがとうね文月ちゃん」

文月「いいんだよ~あたしもこちょこちょ楽しかったもん~」

若葉「こちょこちょ?」

文月「えへへ~、これはあたしと司令官の秘密だから~内緒だよ~」

あかり「ここでかくれんぼ大会なんてのもやったっけ」

卯月「う~ちゃんは見つけてくれなかったぴょん!」

あかり「ちゃんと探したけど入れなかったんだよぉ」

酒匂「う~ちゃんは最初壁の中に閉じ込められたんだっけ?」

島風「私も私も~! 出すのおっそ~い!」

あかり「島風ちゃんは見つかるのが遅かったんだよぉ」

山城「なんでそんなことになったんでしょう?」

卯月「大和が包丁持って追いかけてくるのが悪いぴょん!」

大和「だって、食糧泥棒かと思ったんですもの!」

夕立「はじめて会ったときは本当に怖かったね。ここ建てるときに使った人柱の幽霊かと思ったよ」

あかり「それより古鷹さんが片眼だけ光らせて夜徘徊してる方が怖かったよぉ」

古鷹「驚かせてしまってすいません。あの頃はまだ鎮守府内の構造がよくわかっていなかったものですから」

白雪「それより怖かったのは妖怪ゼロ置いてけの怪談ですよ」

神通「あれは、正直背筋が凍りました」

天龍「は、はんっ、情けねぇな! オレは全然怖くなかったぜ!」

三日月「私達が抱きついていいか聞いたとき、すごく安心なさっていたように見えましたが」

文月「見えたね~」

天龍「ば、バカ野郎! そりゃ暗かったからそう見えただけだ!」

蒼龍「結局正体はほっぽのことでしたが」

北方棲姫「ゼロオイテケ!」

あかり「ほっぽちゃんは人のこと独特なシルエットにしちゃうような子じゃないもんね」

北方棲姫「ドクトク? シナイ!」

あかり「しないよね~ほっぽちゃんはいい深海棲艦だもん」ナデナデ

霧島「杉浦司令は最初戦うことを拒否していたそうですね」

あかり「そうなんです。だからあかり達がなんとかしようと思って行ったんですけど」

熊野「全て歳納提督に持って行かれてしまいましたわね」

金剛「叢雲がお得意の煽りで煽ってましたけどネー」

叢雲「ふんっ、こいつよりはマシな指揮とれそうな雰囲気が出てたからよ。実際そうだったし」

あかり「アサルトコンバットパターン! ってカッコよかったよぉ」

大和「で、帰ってきたら熊野さんと金剛さんがあかりのことを名前で呼ぶようになってて」

熊野「絆を深めあってきたんですわ!」ダキッ

金剛「イエス! 提督が深海棲艦を釣りだすための囮だったとしても、一緒に戦ってくれると誓ってくれたアカリを必ず守ると誓ったんデース!」ダキッ

あかり「みんなのこと信頼してましたから」

白雪「叢雲さんだけ今に至るまで変わってませんよね」

叢雲「ふんっ、私はそいつらほど安くはないってことよ!」

あかり「ああ言ってますけど、時々名前で呼んでくれることもあるんですよぉ」

叢雲「言うなバカ! あんたほんとにそういうとこ無神経なんだから!」

鳳翔「その頃にはもうそれでは変動しないほどに信頼していたということなんでしょうか?」

武蔵「本人はあの調子で絶対認めないだろうがな」

古鷹「池田提督と会ったのはその後でしたか」

あかり「そうですね。浜風ちゃんと会ったときの帰りだったっけ」

浜風「でしたね。瑞鶴さんがなにやら発狂して発艦させた艦爆が見つけてきたんでした」

瑞鶴「ふっ、あのときは悪かったわね浜風。大きいからってあんなこと言って」

浜風「私は気にしていませんが、瑞鶴さんももう気にしていないんですね」

瑞鶴「気にしてないっていえば嘘になるけど、以前ほどじゃないわ。これでも認めて愛でてくれる人がいるからね」

あかり「め、愛でてはないですよぉ!」

浜風「……」ギュッ

あかり「えっ、な、なに浜風ちゃん?」

浜風「なんでもない、です」

瑞鶴「ふっ、その程度じゃもう妹ちゃんを落とすことはできないわよ!」

浜風「ぐぬっ……私、だって」

古鷹「酔っぱらってキス魔になっちゃった池田提督から提督が私を庇ってくれたんですよ」

名取「提督が誰かに暴力を振るうのを見たのは、あれがはじめてで驚きました」

千代田「古鷹さんは自分のだから勝手にキスするな~とか言ってたっけ」

あかり「あ、あれは咄嗟に言っちゃっただけですから!」

古鷹「咄嗟に出る言葉は自分の本心なんですよ~?」

あかり「そ、それはその、あれで」

叢雲「こいつだってそれについては悩んでたんだから、あんまり突っ込まないでやりなさい」

あかり「む、叢雲ちゃん言っちゃだめだよぉ!」

叢雲「さっきあんたも私のはずかしいこと言ったんだからお互い様よ!」

あかり「櫻子ちゃんの鎮守府に行ったときは驚きましたね。深海棲艦さんがいたんですから」

足柄「その前の日にこの子の存在を知ったから、少し薄れたけどね」

北方棲姫「バレチャッタ」

あかり「妖精さんにスパイだって言われてびっくりしたよぉ」

明石「そりゃ思われますよ普通。深海棲艦に工廠設備使わせてたなんて」

若葉「普通なら敵軍を基地内に招いた時点で、軍法会議すっ飛ばしてその場で銃殺されてもおかしくない重罪だ」

あかり「うぅ、だって烈風ほしいって言うんだもん」

北方棲姫「ダイドウゲイデオカネカセイデタカラ、カッコイイキタイガホシカッタ」

ビスマルク「街の人に受け入れられてたってのがすごいわよね」

間宮「まあこの子のおかげでこの鎮守府の戦力もかなり上がったのだからいいじゃないですか」

伊良湖「最後までよくがんばったよねほっぽちゃん」

北方棲姫「アカリマモルッテキメタモン!」

足柄「で、この子連れてったら空母棲姫のこと見つけちゃったのよね」

蒼龍「まさかあんな方法で深海棲艦を正気に戻すことができるとは」

大和「誰も試そうとも思わないはずです」

あかり「櫻子ちゃんはそういうことをする子なんですよぉ」

足柄「おかげで深海棲艦が艦娘と同じ存在だって確定しちゃって、微妙な気分にもなったわ」

あかり「戦う以外に好きになれること見つけましょうね」

足柄(もう見つけられたけど。一応、あなたと一緒に探したってことになるのかしらね?)

神通「空母棲姫さんがいても、古谷提督には敵いませんでしたが」

あかり「演習して負けちゃってましたよね」

離島棲鬼「艦娘ごときに負けるとは、四天王の面汚しよ」

戦艦棲姫「私達全員負けてるからここにいる」

あかり「でも二人とも変わってなくて安心したよぉ。あかりは向日葵ちゃんに変わっちゃってるって言われましたけど」

叢雲「変わってる、ねぇ?」

あかり「本当に昔とは変わってるんだからぁ!」

神通「ですが、優しさを忘れない限りあかりはあかりのままです」

あかり「はい、あかり忘れないまま戦争終わらせられましたよぉ」

神通「忘れなかったからあんな方法で終わらせられたんですよ。私が思い出させてあげるようなことにならなくてすんでよかったです」

あかり「神通さんや他のみんなが一緒だったからですよぉ。ありがとうございます」

神通「いえ、私はいい方向に導いてもらいましたから」

球磨「球磨と山登りして降霊装置を見つけたりもしたクマね」

浦風「うちもおったんじゃけど」

山雲「山雲も途中参戦したよ~」

あかり「まさかあのお山に艦娘の降霊装置があるなんてびっくりだよぉ」

球磨「わざわざ艦娘を配置してまで警備させてからなにかあるとは思ってたクマ」

浦風「そこまで重要なもんたぁ思うてんかったが」

あかり「あのときの妖精さん昔の人達への想いを熱く語ってたから、こんな一面もあるんだなぁって思ったけど」

山雲「山雲的には~ああいう子だったことが~一番びっくり~」

朝潮「あの子も少しはいい面があったんですね」

伊168「いやまあ実際腕は確かだからね。すごく役に立ってくれてはいるんだと思うよ」

伊58「同じだけ迷惑もかけられてるでち」

瑞鶴「胸の大きさで精神的か身体的か分けて子供になる薬とか、技術を無駄に使い過ぎなのよあいつは!」

蒼龍「食べたら性格がおかしくなるキノコの研究過程で作ったんでしたか」

叢雲「それも元はこいつに従順になる効能で作るつもりだったとか言ってたし! 他の妖精だって有能なんだし、やっぱあいついらないんじゃ」

あかり「いたずらが過ぎるときはあるけどあの子もここの仲間だよぉ」

伊168「その降霊装置の理論を作ったのが、司令官の先生だっていうんだから驚きよね」

加賀「元々提督達がこの世界に飛ばされてしまったのもその先生の発明からなんですよね?」

あかり「そうですよぉ。普段はとりあえず爆発するものを作ってるだけに見えるんですけど」

瑞鳳「いや学校でそれも十分おかしいでしょ」

舞風「ある意味で全部元凶なんですよね」

あかり「先生だって作ってから危ないって思ったから研究やめようとしてたって言ってたし」

叢雲「しっかりと責任は取ってるし許してあげましょう。少なくとも私達がここにいられるのも、そのおかげってわけなんだし」

あかり「あかりは今では感謝してるよぉ。みんなに出会わせてくれてありがとうございますって」

長門「無事に生き残れたからそう言えるんであって、もし取り返しのつかないことになっていたら」

谷風「いいじゃねぇですかい、結果論ですが誰一人欠けることはなかったんですから」

伊168「でもやっぱりわかんないのは、あの先生がどうして司令官達が飛ばされて来ることを知ってたかよね」

飛龍「これから世界を渡る装置? 本? を作って、それを元の世界で歳納提督に渡したから提督達がここに来ることになったんでしたっけ?」

舞風「世界を渡ると同時にタイムスリップしちゃうから起きたことなんですね」

あかり「はい。だから先生はあかり達がどこに飛ばされるか以前に、飛ばされて来ることも知らないはずなんですけど」

伊168「妙に自信満々に未来のこと語ってたのよね。タイムパラドックスが起きるから話せないとか言ってはぐらかされたけど」

あかり「理由はわからないけど実際言ってる通りになったし、きっと先生が帰るときにあかり達も一緒に帰れるよね」

Bep「妖精も一緒に連れて帰るのを忘れないようにね」

朝潮「結局あの子頼りになってしまうのが悔しいっ!」

あかり「それで教えてもらった深海棲艦の降霊装置のところへ最終決戦に行ったんだよぉ」

大和「割とあっさり気味でしたね」

瑞鳳「まあ8人で4つの連合艦隊を組んでたわけだから」

加賀「みんな練度最大でしたから」

あかり「まんたんのふしぎなあめのおかげですよぉ。副作用はどうかと思いますが効果はすごいです」

川内「むしろ副作用が主だよね?」

長門「う、うむ。い、いや、そんなことはないだろう!」

ビスマルク「そ、そうよ、あんなの、く、屈辱なだけよ!」

あかり「決戦に勝って降霊装置を引き揚げて、どうするか悩んだっけ」

熊野「壊すか他の方法を探すか、ですわね」

北方棲姫「ワタシハ、コワシテモヨカッタトオモウ」

あかり「深海棲艦さん達だって苦しんだんだよぉ。最後は幸せにして終わらせてあげたかったの」

谷風「それで祭りたぁ、粋なもんだよ」

那珂「楽しかったよねお祭り! またやりたい!」

名取「わ、私はもうステージには立たないよ!?」

叢雲「ほんと、あんな方法で戦争が終わるなんて今でも信じられない」

あかり「そうだね、でもああやって終わらせられてよかったよぉ」

離島棲鬼「私は行きたくてたまらなかったけどね!」

戦艦棲姫「行ってたら、出し物に逆立ちジュース飲みが増えてたのに」

あかり「色々あったね」

叢雲「そりゃ、一年間ぼ~っとしてたわけじゃないし、なにかしらあるわよ」

あかり「辛いことも苦しいこともたくさんあったけど、楽しいことはもっといっぱいあったよぉ」

文月「だね~」

あかり「みんな、今までありがとうございました。それと、これからもよろしくお願いします!」

大和「それはこっちの台詞だよあかり」

白雪「ありがとうございます司令官」

神通「そして、これからも幾久しくよろしくお願い致しますね」

あかり「はい!」

川内「私ともよろしくしてよ!」ダキッ

あかり「わぁっ、川内さん?」

川内「なんかいっぱいいい思い出語っちゃってさ~私なんかまともに夜戦もさせてもらえなかったのに!」

山城「川内さんは初対面が先ずいい思いでではないですからね」

川内「私とも思い出作ろうよ~ねぇ~!」

あかり「作りますよぉ。これからもよろしくお願いしますって言ったじゃないですか」

川内「でもさぁ~、なんというか戦いの中ほどドラマチックなのは生まれそうにないよね~」

那珂「川内ちゃん不謹慎だよ!」

川内「それで叢雲達との思い出に対抗するなら、やっぱりそういうことしかないと思うんだ」

あかり「そういうこと?」

川内「今夜は一緒に夜戦しよってこと」

叢雲「あんたは、すぐそういう方に持ってくのやめなさい!」ブンッ

川内「うわっ!」ヒョイ

あかり「わっと、わっぷ」ムニュ

雲龍「あっ、いらっしゃい」

あかり「う、雲龍さん、ごめんなさい!」

雲龍「どうして謝るの? 私が気にしないタイプなの知ってるでしょ?」

あかり「あ、あかりは気にするタイプなのも知ってるでしょう!」

熊野「あかりからそのハレンチな胸を離しなさいな!」グイッ

あかり「んぐっ!」

熊野「まったく、油断も隙もあったものではありませんわ! ですが残念でしたわね、あかりは胸より唇なんですの!」

あかり「く、熊野さん!」

千代田「あら、千代田なら両立できるわよ?」

熊野「ど、同時にすれば片方が疎かになってしまいますわ!」

瑞鶴「そ、そうよ! それに瑞鶴達だって両立しようと思えばできるんだから!」

千歳「こちらは疎かになる分は大きさでカバーできますが、そちらはどうでしょうね」

あかり「え、ええっと? よくわからないけど喧嘩はやめてください!」

叢雲「……」

球磨「もう戦いという最大の懸念事項はなくなったクマ。そうなればみんなもっと積極的になるクマ。いつまでも胡坐かいてると後悔することになるクマよ」

叢雲「後悔ってなによ! 私はそんなんじゃないんだから」

叢雲(あのキスだけじゃ、足りないのはわかってる、けど。ど、どうしろっていうのよ!? 一年間で変なところだけ進みすぎなのよバカ!)

今回はここまでです
マッサージ受けてない艦娘談義はまたにして次は扶桑の好感度100イベントの続きからです

この一年で随分とR-18の境界線に近づいてしまいました
時々本気で踏み越えてしまいたい衝動を抑えつつ書いてるのでまだ半歩くらいで踏みとどまってると思いますたぶん

開始します

あかり「そ、それでいいです!」

扶桑「本当にこれでいいんですか?」

あかり「い、いいですから早くスカートを!」

扶桑「だめです。ちゃんと見てないのに、でたらめだってわかりますよ?」

あかり「あかりは扶桑さんが好きなのでいいと思います! それはあかりが決めることじゃないですし!」

扶桑「そう、では穿かないということで」

あかり「そ、それはだめですよぉ!」

扶桑「提督が決めることではないのではなかったんですか?」

あかり「はかないといけないというのは決めることなんです!」

扶桑「なら選ぶところまでやっていただかないと。無責任ですよ」

あかり「う、うぅ、わかりましたよぉ」

扶桑「提督、しっかりと穿いている私を見て決めてくださいね」

あかり「な、なんですかもぉ~! これで!」

扶桑「白無地にリボンの、地味ですね。私にはこれがお似合いだと?」

あかり「ふ、扶桑さんは派手なのより、そういう清楚な感じがいいかなって思っただけです!」

扶桑「清楚な人は人に下着を見せつけたりしませんよ?」

あかり「そ、それでもです! これでいいです!」

扶桑「はい、わかりました。では穿きますので少々お待ちください」ヌギ

あかり「わぁっ! あっち向いてますから終わったら呼んでください!」

扶桑「見ててもいいんですよ?」

あかり「あっち向いてますから!」

扶桑「しょうがないですね」

あかり(変に緊張することはないよぉ。お風呂のときと同じなんだから、別に特別なことじゃないし!)

扶桑「提督、どうぞこちらを向いてください」

あかり「は、はい」

扶桑「どう、ですか?」

あかり「似合ってると思いますそれにしましょう!」

扶桑「ちゃんと見てくださいと、言ってるじゃないですか」

あかり「み、見てますよぉ」

扶桑「ではどの辺りが似合ってるのか、教えてください」

あかり「え、ええっと、リボンが可愛いと思います……」

扶桑「ほんと取ってつけたような理由です。ちなみにリボンってどれのことですか?」

あかり「それですよぉ、上の方についてる小さいのです」

扶桑「よくわかりませんね、触って教えていただけませんか?」

あかり「ええっ!? さ、触るんですか!?」

扶桑「まだギリギリお腹と呼べる範疇だと思うのですが」

あかり「本当にギリギリ……ってわかってるじゃないですか!」

扶桑「想像で言ってみただけです。実際にどの辺りにあるのかはわかりません」

あかり「う、うそばっかりなんですからもう!」

あかり「ここです、これ。このリボンです」

扶桑「提督、触られている感触がしませんよ?」

あかり「あぅ、こ、ここです!」プニ

扶桑「はぁぅっ……!」ブルッ

あかり「扶桑さん?」

扶桑「てい、とく、まだ、わかりません……」

あかり「わかりませんって、だから、ここですよぉ」プニプニ

扶桑「はぁぁっ、あ、ぁっ」

あかり「扶桑さん?」

扶桑「はっ、はっ……提督、まだ」

あかり「も、もうだめです! これ以上はしませんから!」

扶桑「まだ、足りないのに……」

扶桑「提督が隠せという理由、わかりました。こんなに弱い部分を、薄衣で覆うだけで衆目に晒すなんて……」

あかり「そうですよぉ。見せちゃいけないところなんですそれは!」

扶桑「はずかしい、ですが、相手があなたなら、この羞恥も興奮に……」

あかり「えっ?」

扶桑「はぁ、はしたないのはわかっているのに、体が火照ってきてしまいます……」

あかり「だ、大丈夫ですか扶桑さん? 息がすごく荒いですよぉ!」

扶桑「大丈夫です、続けましょう提督。今度はもっと薄いのを……」

あかり「もう十分見ましたし、それでいいとあかりは思いますよぉ!」

扶桑「比べて見なければわかりませんよ。それに提督、パンツははき替えるものです」

あかり「いやそれなら比べなくても全部使えばいいだけなんじゃ」

扶桑「順番を決めるんです。はい、次を選んでください提督」

あかり(これ結局全部見ることになりそうだよぉ)

あかり「じ、自分で買ったんですから、付け方くらいは知っておきましょうよぉ」

扶桑「手当たり次第買ってきたものですから」

あかり「あかりだってこんなの付けたことないのに。これで、いいですか?」

扶桑「ありがとうございます。ガーターベルトというんでしたか、これで靴下がずり落ちないようにするんですね」

あかり「お金持ちっぽい感じがしますよぉ」

扶桑「ふふっ、けれど提督、これでは下着を脱ぐときに毎回外さなければなりませんよ」

あかり「あっ、もしかしてパンツの下につけるものなんですかこれ?」

扶桑「そのようです」

あかり「えっと」

扶桑「付けてくださると言いましたよね?」

あかり「い、言いましたけどぉ」

扶桑「このレースの下着、ほとんど透けてるのに、今更ですよ」

あかり「今更じゃないですよぉ!」

あかり「またあかりが穿いたことないようなのを……」

扶桑「紐パンと言うそうですね」

あかり「紐を結んで止めるからですか?」

扶桑「そのようです」

あかり「あかりまだ動物さんのパンツなのに、変な知識だけ増えていくよぉ」

扶桑「そういうのも買ったような気がします」

あかり「扶桑さんが動物さんはさすがに似あいませんよぉ」

扶桑「私は提督とお揃いというのも、いいと思います。誰にも見えないところで、同じ格好していると思うと……」ダキッ

あかり「な、なんですか扶桑さん?」

扶桑「いえ、提督の下着も確認しようかと思いまして」スッ

あかり「ひゃあっ! 見ちゃだめです!」

扶桑「私のは散々見てるのでおあいこですよ。ふふっ、これは、くらげかなにかですか? 可愛らしいですね」ナデナデ

あかり「んっ、ぅ、ふ、扶桑さん、おしり、なでないでください」

扶桑「すいません、つい」

あかり「ついじゃないです! 離してください!」

扶桑「今離れると私の下着が落ちちゃいます」

あかり「な、なんでですか!?」

扶桑「提督の紐の結び方が甘いからです」

あかり「あかりちゃんと結びましたよぉ」

扶桑「それが緩かったんですよ。でも、そうですね、緩くしておかないと脱がしづらいですものね」

あかり「わざと緩くしたんじゃありませんってば!」

あかり「やっと全部終わりましたよぉ……」

扶桑「はぁ……終わってしまいました」

あかり「なんで残念そうなんですか」

扶桑「楽しい時間は早く過ぎてしまうものですね……」

あかり「楽しかったんですね」

扶桑「ふふ、では提督、どれが一番だったか教えてください」

あかり「一番最初のリボンのやつです」

扶桑「そんなに気に入ってもらえましたか、私の下腹部の感触」

あかり「違います! 扶桑さんにはああいうのが似合うって言いましたよぉ!」

扶桑「適当に言っていたわけじゃないんですね」

あかり「当たり前ですよぉ!」

扶桑「律義な人ですね。そういうところも、可愛らしいですよ提督」ナデナデ

あかり「なでなでしたってごまかされないんですから!」

扶桑「ではいざというときにはあれを穿くことにします」

あかり「いざというときっていつですか」

扶桑「いざというときです。さてと、提督」

あかり「はい」

扶桑「次は上が――」

あかり「あかり用事を思い出したので帰りますよぉ!」

扶桑「上はまた今度にしましょう」

あかり「今度、やるんですか?」

扶桑「やります。楽しいですから。楽しいことが控えてると思えば、毎日が楽しくなります」

扶桑「幸運か不運かを決めるのは気持ちの持ちよう。楽しいと思いながら過ごす毎日を不運だとは思いませんよ」

扶桑「私は幸運、いえ、幸福です」

あかり「……扶桑さんがそう思ってくれるなら、また今度やるって約束しますよぉ」

扶桑「ありがとうございます提督」

あかり「でも、あかり以外の人にパンツとかブラとか見せたりしちゃだめですよ! そういうのはあかりだけにしてください!」

扶桑「私を独占するつもりですね」

あかり「そういうんじゃないですっ!」

扶桑「わかってます、残念ですが。ええ、他の人に見せたりしませんよ。それは楽しくありませんので」

あかり「さっきは楽しいって言ってたのに」

扶桑「提督に見せるから、楽しいんです」

あかり「そ、そう、なんですね。あ、安心しましたよぉ」

扶桑(いつか提督の方も楽しいと思って、本当に独占したいという意味でさっきの言葉を言ってくれるように、私もがんばろう)

扶桑(好きな人の気を惹くために自分を磨くこと。それもまた、幸福です)

今回はここまでです

遂にゆるゆり三期が今日放映ですね
リアルタイムで見れる時間じゃなかったのが残念ですが楽しみです

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖   大鯨
山城   名取☆   北方棲姫
○蒼龍  間宮    霧島 
○加賀☆山雲    ○足柄☆

若葉   ○叢雲   ○白雪
ビス子☆ ○扶桑   Bep 
筑摩    ○大和☆ 長門
千歳☆  ○熊野   ○古鷹
○金剛  鳳翔    谷風  
球磨   酒匂    天龍  
○神通  那珂☆   武蔵
雲龍    ○文月   ○三日月☆
伊168   浦風    伊58
卯月    愛宕    川内
陽炎    瑞鳳    ○朝潮☆ 
吹雪    島風    大鳳
舞風☆  浜風    明石 
夕立   ○千代田 ○瑞鶴☆

秋月☆  離島棲鬼 戦艦棲姫         

ビスマルク「Guten Morgen、アトミラール」

あかり「ぐーてんもるげん、ビスマルクさん」

ビスマルク「発音がなってないわね」

あかり「あかり英語ですらできないんですから、ドイツ語なんて無理ですよぉ」

ビスマルク「その英語よりドイツ語の方がマイナーみたいな言い方は気にくわないわね」

あかり「そんなつもりで言ったわけじゃないです!」

ビスマルク「わかってるわよ。ちょっとからかってあげただけよ」

あかり「びっくりしますよぉ」

ビスマルク「驚いて目が覚めたでしょう? さあ、今日も張り切って仕事よ!」

あかり「あんまり仕事ありませんけどね」

ビスマルク「人がせっかく気合を入れてるのに!」

ビスマルク「最初は確か遠征をどうするかよね?」

あかり「そうですよぉ、遠征に行ってもらうかどうか決めます」

ビスマルク「どうするの?」

あかり「ん~」

↓1 遠征隊を

1 出す
2 出さない

あかり「今日もやめておきますよぉ」

ビスマルク「仕事ないと言っておきながら」

あかり「今までがんばってきたじゃないですか」

ビスマルク「ふん、まあ私もしたいわけじゃないし、しないならしないでいいんだけど」

あかり「これで一応お給料が出てるんですけどね」

ビスマルク「いいのよ戦争終わらせたんだもの。一生保障されたっていいくらいよ」

あかり「一生はこっちの世界にいないから無理ですよぉ」

ビスマルク「そう、帰るんだっけ元の世界に」

あかり「ビスマルクさんも一緒ですよぉ」

ビスマルク「この私にふさわしい住処を用意してよね?」

あかり「妖精さんにお願いしておきますよぉ」

ビスマルク「私達は見た目人間と変わらないからいいけど、妖精も連れてって大丈夫なのかしら?」

あかり「大丈夫ですよぉ」

ビスマルク「その自信はどこから来るのかしらね。さてと、それじゃこれからどうするの?」

↓1

1 艦娘との交流(>>832)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「お話しましょう」

ビスマルク「私と?」

あかり「はい」

ビスマルク「とことん私のやる気を削いでくるのね」

あかり「あんまりやることもありませんし」

ビスマルク「終わったら終わったで暇になるものね」

あかり「なので明日は学校ごっこですよぉ」

ビスマルク「あぁ、なんか連絡回って来てたわね」

あかり「やってくれます?」

ビスマルク「暇だし乗ってあげてもいいわよ」

あかり「わぁい! ビスマルクさんは生徒と先生どっちがいいでしょうか」

ビスマルク「そんなの、私が一番偉い先生に決まってるわ!」

あかり「校長先生ですか? でも校長先生は授業とかしないから結局暇なままな気がしますよぉ」

ビスマルク「じゃあ二番目!」

あかり「教頭先生もですよぉ」

ビスマルク「なら三番目!」

あかり「三番目、三番目に偉い先生って誰でしょう?」

ビスマルク「いや知らないけど。三番目に偉い先生よ」

あかり「たぶん偉い先生は授業に出ないから暇なのには変わらないんじゃないでしょうか」

ビスマルク「じゃあ生徒で一番偉い人になってやるわ!」

あかり「生徒会長さんですね。松本先輩ですよぉ」

ビスマルク「黙ってればいいだけだから楽ね」

あかり「いやあれは松本先輩だけですから。学校のことは後で決めるとして、これからどうしましょうね」

↓1

1 オスカーと遊ぶ
2 dreiになってどうかという話
3 他のロシアの艦娘について
4 その他自由に

×他のロシアの艦娘について
○他のドイツの艦娘について


あかり「そういえば一気にいっぱい改造しちゃいましたが、なにかおかしなところありませんか?」

ビスマルク「それを今更聞くの?」

あかり「いえ、時間が経ってからなにか変化があるかもしれませんし」

ビスマルク「なんともないわ。むしろすこぶる調子がいいわ」

あかり「練度も上がってますもんね」

ビスマルク「練度、ね」

あかり「あめのことは気にしない方がいいですよぉ」

ビスマルク「気になるわよ、あんなの」

あかり「気にしちゃだめです」

ビスマルク「まだあめはあるのよね?」

あかり「ありますよぉ。でもビスマルクさんは練度が上がらないからもう意味ないです」

ビスマルク(またああなるためにはケッコン、か。いや、なんであんな屈辱的なことを繰り返そうとしてるの!)

ビスマルク「心残りは結局まともに魚雷を撃てなかったことね」

あかり「夜戦でしたからね~」

ビスマルク「大口径火砲に加えて雷撃までできて、まさにハーチメーンロッピーだっけ? の活躍を見せられたのに!」

あかり「カッコいいところ見られなくて残念です」

ビスマルク「結局最後も大和を選んじゃうんだもの」

あかり「あぅ、ずっと大きな戦いのときは大和さんだ~って思ってたので」

ビスマルク「そんなに大和が好きなのね」

あかり「す、好き、ですけど、信頼してるんですよぉ!」

ビスマルク「ふぅん」

ビスマルク(どうしても一緒に過ごした時間の差は出てきちゃうか。ずるいわ)

あかり「でもビスマルクさんだって、何度も戦ってくれてますし信頼してますよぉ」

ビスマルク「……! そう、それならいいのよ」

ビスマルク(私だって信頼を得るだけの時間は重ねてきてる。だったら、まだ負けたわけじゃないわ!)

あかり「もう戦いはありませんけど、これからもよろしくお願いしますよぉ」

ビスマルク「ええ、このビスマルクに全て任せなさい!」

ビスマルク(そう、これからは戦いがないのよね。ここからアピールするにはどうすればいいのか)

ビスマルク(夜戦……いやあのバカと同レベルの発想してどうするのよ!)

ビスマルク(戦闘力以外の私の美点。そこを重点的に見せていきましょう!)

ビスマルク(と言ったらまずは……)グイッ

あかり「い、いきなり顔近づけてどうしたんですか?」

ビスマルク「どう?」

あかり「えっ?」

ビスマルク「綺麗でしょう?」

あかり「ええ、ああ、はい綺麗ですよぉ」

ビスマルク(ふふん、この美貌にかかればこんなものよ! この時点でもう提督の好感度は急上昇してるわよね)

あかり(なんだか真剣な顔してるから、こんなに近いとちょっと怖いよぉ)

ビスマルク(この調子でアピールしていけば、提督が落ちるのもそう遠くないわ!)

ビスマルク(見てなさい大和。出会った順番の差なんてすぐにひっくり返してやるんだから!)

あかり(キス、じゃないんだって、なんでちょっぴり残念な気分になってるんだろう?)

あかり(う~、熊野さんとか大和さんがすぐにしてくるからぁ~! キスは簡単にしちゃだめなことなのに、いけないよぉ!)

あかり「ビスマルクさん?」

ビスマルク「今アピールするところ考えるのに忙しいから」

あかり「アピールってなにかわかりませんけど、忙しいなら仕方ないです。これからどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>832のビスマルク以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は秋月と交流するところからはじめます

戦いが終わったので仲良くなるために直接的手段に訴えてくる艦娘は今後増える可能性があります
終わる前からそれなりにいましたけど

開始します

そういや足柄さんまだじゃね 夜にするのかな?

あかり「秋月ちゃんいる?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ダキッ

あかり「わっ、長10cm砲ちゃんどうしたの?」

長10cm砲ちゃん「きゅうきゅう~」ピョンピョン

あかり「なにか楽しいことでもあった?」

秋月「司令が遊びに来てくれたからはしゃいでるんですよ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

あかり「えへへ、あかり懐かれちゃってるね」ナデナデ

長10cm砲ちゃん「きゅぅ~……」

秋月「戦いが終わった後にここに来ましたから、その子達が用無し扱いされないか心配してたんですよ」

あかり「そんなことしないよぉ。可愛いもん、ねぇ?」

長10cm砲ちゃん「きゅう!」

秋月「ペットみたいな扱いされてるのは微妙な気もしますが。それはさておき、何して遊びます?」

あかり「なにしに来たのって聞かないんだね」

秋月「遊びに来たんだとわかりますから」

あかり「当たりだけどあかりがいつも遊んでるみたいだよぉ」

秋月「いつも遊んでるじゃないですか。それで、どうします?」

↓1

1 長10cm砲ちゃんと戯れる
2 学校ごっこについて
3 ゲームを買いに行く
4 その他自由に

>>849
足柄は夜ですが大鳳は違うかもしれません


あかり「秋月ちゃんが好きなことでいいよぉ」

秋月「私が好きなこと?」

あかり「ゲームする?」

秋月「私の趣味がゲームしかないみたいな言い方を」

あかり「それじゃあなにをするの?」

秋月「お給料が出ましたので少し外に出ましょう」

あかり「なにか買いに行くの?」

秋月「決まってます、ゲームです!」

あかり「やっぱりゲームなんじゃない」

秋月「買いに行くのも趣味なんです!」

あかり「それも含めてゲームが趣味って事でいいと思うんだけどなぁ」

秋月「大人しく留守番してるんだよ?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

あかり「長10cm砲ちゃん達は連れてかないの?」

秋月「一発で艦娘だとバレてしまいますから。あまり目立ちたくはありませんので」

あかり「そっかぁ。ごめんね」

長10cm砲ちゃん「きゅう、きゅ~!」ピョンピョン

あかり「やっぱり一緒に行きたいよね」

秋月「こら、あんまり司令を困らせないの!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

あかり「おみやげ買ってきてあげるから、セラピールームで連装砲ちゃんやオスカー達といい子で待っててね」

長10cm砲ちゃん「きゅう~!」

秋月「はぁ、現金なんだから」

秋月「司令の世界に行った後、あの子達どうすればいいんでしょうか?」

あかり「あれだよぉ、ドローンってやつだって言えば誤魔化せるよぉ!」

秋月「いや絶対無理ですよ」

あかり「じゃあそういう生き物だって言っちゃえばいいよぉ」

秋月「研究機関に捕まっちゃいますよ!」

あかり「じゃあねぇ、西垣先生が作ったって言う!」

秋月「ええっと、私はその人をよく知らないんですが、聞く限りそれで通りそうなのが怖いですね」

あかり「実際艦娘としての秋月ちゃん達は先生が作ったようなものだよぉ」

秋月「そうらしいですね。本当に何者なんですかその人」

あかり「七森中の理科教師だよぉ」

秋月「私の知る理科と恐ろしいほどの乖離があるようですね」

秋月「さあ、着きましたよ!」

あかり「古本屋さんじゃないんだね」

秋月「中古で買ってはメーカーにお金が入らないですし、販売本数に数えられないんですよ!」

あかり「へぇ~、そうなんだぁ」

秋月「シリーズを続けてほしいと願うなら、新品で買って制作側にお布施をするのです!」

あかり「秋月ちゃんが通みたいなことを!」

秋月「いや全部受け売りですけどね。まだまだ私は自論を語れるほど深く精通しているわけではないので」

あかり「好きなことをしっかり勉強してるのはすごいと思うよぉ」

秋月「いえ、まだ若輩の身ですから学ぶことは多いです」

あかり「ゲーマーさんになれるようにがんばってね」

秋月「はい! 先ずは船見司令に追いつくところからはじめます!」

あかり「じゃあ朝起きたらゲームで眠気覚まししないとね」

秋月「さすがにレベル高いですね船見司令」

あかり「基本的にお店はどこでも広いねこの街は」

秋月「他の街のお店を知らないので何とも言えませんが、ここで買う者に難儀したことはありませんね」

あかり「わぁ、カードゲームも売ってるんだぁ」

秋月「対戦するスペースもあって、たまに大会もやってるそうです」

あかり「カードゲームの大会かぁ」

秋月「司令はカードゲームはなさるんですか?」

あかり「ん~、あかりはあんまりかなぁ。どっちかというと男の子の遊びだもん」

秋月「確かに男の方が多いようです」

あかり「でもねアニメは見てたよぉ。十二次元がどうとかで主人公と敵の人が合体してたよぉ」

秋月「カードゲームアニメですよね?」

あかり「そうだよぉ。でも、おもちゃのアニメってそのおもちゃで世界征服しようとしてる悪い人を、主人公達もおもちゃの勝負やっつけるとか大体そんな感じだよぉ」

秋月「子供向けだからわかりやすい悪を描写する必要があるんですかね」

あかり「どうなのかなぁ。でもそのおもちゃが好きな子からしたら、世界征服をかけて戦えるすごいものなんだって思えるからワクワクするよね」

秋月「ホビーアニメも中々奥が深そうです」

あかり「で、なんかバイクが空を飛んで、金色になってたりもしてた気がする」

秋月「どうしてバイクとは合体しなかったんでしょうか。っと、この辺りですね」

あかり「ええっと、シミュレーションゲームのところだね」

秋月「ノベルゲーとも言いますね。ノベル、小説とゲームが合体してます」

あかり「色んなものが合体するねぇ。面白の見つけられた?」

秋月「とりあえずネット上で名作と呼ばれてるものからやっているのですが、確かにどれもすごく面白いです。けど」

あかり「けど?」

秋月「主人公が男の子でヒロインの女の子と恋仲になっていくゲームが多いので、なんと言いますか」

あかり「秋月ちゃんは主人公に自分を重ねちゃうタイプだもんね。男の子だと違和感が出ちゃうんだね」

秋月「かと言って女の子が主役のゲームでは、多くの殿方に迫られるのでなんともむずがゆくて」

あかり「モテモテになるのはいやなの?」

秋月「い、いえ、そういうわけでは……いや、それだと語弊がありますけど。と、とにかくき、気はずかしいんです!」

秋月「私は別に恋愛物だけでなく、冒険活劇とかサスペンスとかジャンル問わずに面白い物語が読みたいだけなのですが」

秋月「こと恋愛に関しては、主軸ではなくとも大半の物語で扱われているものです」

あかり「バトル物でも大体主人公のこと好きな人が出てくるもんね」

秋月「それが関わってくると、どうにも集中できなくなってしまいます」

あかり「結衣ちゃんのとこでやったゲームは恋愛物だったと思うけど、普通にやれてたよね?」

秋月「あのゲームはあの、お、女の子同士の恋愛を描いたものでしたから」

あかり「女の子同士だったらはずかしくないの?」

秋月「い、いや、そういうわけでもなくて! そう、あのゲームでは恋は秘め事でした」

あかり「秘め事?」

秋月「決して公にはできない秘めた関係。その後ろめたさや、報われないとどこかでわかっていながら惹かれあっていく様が」

秋月「はずかしさより先に、幸せにしてあげたいという感情を想起させたんです」

あかり「ん~、雰囲気がよかったってこと?」

秋月「そ、そうです! 雰囲気です! 恋愛恋愛~って感じじゃなくて、貞淑で慎ましやかな女の子の秘め事的な、そんな恋が」

あかり「したいの?」

秋月「……わ、私がしたいわけじゃないです! そ、そういう話が好みなだけです!」

あかり「秋月ちゃんは乙女チックだね」

秋月「だ、だから、違いますってば!」

秋月「も、もう、シミュレーションといってもノベルゲー以外にも色々ジャンルはあるんですからね!」

あかり「他にはどんなのがあるのぉ?」

秋月「例えばほら、こんなのとか!」

あかり「えっと、それは……」

秋月「えっ? あっ……」

秋月(はずかしさを紛らわそうとして適当に取ったら、これ、戦略シミュレーション、しかも大戦時の艦隊指揮する……)

あかり「秋月ちゃん……」

秋月「ええっと」

秋月(どうしよう、私がこれやるって考えなくてもすごく重い)

あかり「ま、まあ、秋月ちゃんも出てるかもしれないんだもんね」

秋月「そ、そうです! 私が出てくるかもしれませんから!」

あかり「そ、そっか、あかりはそういうゲームは難しそうだからやったことないけど、たぶん秋月ちゃんならできるよね」

秋月「え、ええ、とりあえず秋月を最大まで改造して、敵艦をいっぱいやっつけちゃいますよ! はい!」

あかり「が、がんばってね秋月ちゃん」

秋月「は、はいがんばります!」

秋月(どうしよう、棚に戻せなくなっちゃった。でも、これから生きていく上で、こういうのと向き合わなきゃいけない機会はきっと来るはずだから)

秋月(やってみよう、かな)

今回はここまでです
次は小ネタです

秋月の好感度も100になったので足柄、大鳳の次に秋月の好感度100イベントです

ゆるゆりのゲームあかりかオリキャラの女の子が主人公で他のキャラを攻略してくようなのが出ればいいのに

昨日は更新できなかったので↓1~2で小ネタ募集します
たぶん埋め用の小ネタになります
いつも通りifでも他鎮守府のネタでもちょいエロでもいいです

今日も書けないかもしれません
書けたら書きます

開始します
マッサージ受けてない艦娘の会話の小ネタから

舞風「提督のマッサージ、素敵だね」

浦風「舞風も受けたんか?」

舞風「はい。すごく気持ちよかった」

浦風「ほうじゃろう? うちも一回だけやってもろぉたことがあるんよ」

舞風「浦風お姉ちゃんも? やっぱり足を?」

浦風「舞風も足じゃったん? 確かにうちも足をやってもろぉた」

舞風「足のマッサージが得意なのかなぁ? でも、私のは最後の方マッサージというか……」

浦風「やっぱし、舞風もそがぁな感じになったんだ」

舞風「だって、あんなの、なっちゃうよ。自分の足にあれだけ敏感なところがあるなんて知らなかった」

浦風「足であれじゃ。もしもっとわかりやすぅ敏感なところをされたら……」

舞風「うぅ、なんか背中ぞくぞくしてくるよ」

浦風「いけんことだたぁわかっとるが、してもらいたいって衝動が抑えらんのんだ」

舞風「一緒にしてもらいに行く?」

浦風「何バカ言ぅとるん……行くにしても舞風はしてもろぉたばかりなんじゃけぇ、もちぃと時間開けんと」

舞風「あははは、ちょっと、いやしいかな」

浦風「いやしいんじゃのぉていやらしいんよ。いやらしゅうされてしもぉた。ほんに、いけん人じゃ提督は」

陽炎(司令、そんなすごいマッサージができるんだ)

浜風(私もお菓子ではなくマッサージにしてもらっておけば……)

陽炎「司令のマッサージって有名なの?」

叢雲「なんで私に聞くのよ?」

浜風「提督のことなら叢雲さんに聞いた方がいいかと」

叢雲「どういう理屈なのよ。私はされたことないからわかんないわよ」

浜風「叢雲さんがないんですか?」

叢雲「だからなんなのよそれは! ないわよそんなの! 私とあいつはそんなんじゃないの!」

浜風「叢雲さんがないなら誰に聞けば……」

叢雲「いや、舞風と浦風がされてるの聞いたから来たんでしょ?」

陽炎「だって、ねぇ?」

浜風「なんというか、その、聞きづらい感じ、なので」

叢雲「確かに話だけ聞くとあいつがやってるのせいか……普通のマッサージじゃないみたいだけど」

浜風「恐らく正しいやり方を知らずにやった結果、そのやり方を正しいものだと判断してしまったんですよ」

陽炎「気持ちいいっていうのにも種類があるってこと知らないのねきっと」

叢雲「最初に受けて正してやらなかったのは誰なのよ!?」

神通「なんの話をしていらっしゃるんですか?」

那珂「那珂ちゃんの噂話でしょ!」

川内「絶対違う」

陽炎「こんにちは。司令のマッサージについて話してたところなんですが」

神通「提督のマッサージ、ですか」

那珂「那珂ちゃんも聞いたことあるよ! すっごく上手なんだってね! 那珂ちゃんもやってもらおっかなぁ」

浜風「那珂さんはやめた方が……アイドルのイメージが壊れてしまいます」

川内「私はされるよりする方が好みなんだけど。このマフラーでこちょこちょ~って」

叢雲「なにするつもりよ! マッサージだって言ってんでしょ!」

川内「だって話聞いてるとそんなんみたいじゃん」

陽炎「ま、マフラーで……」

川内「ん、陽炎も興味ある?」

神通「やめてください姉さんはしたない!」

那珂「アイドルの那珂ちゃんは絶対そんなことしないけど~、でもオフの那珂ちゃんなら、提督となら……」

浜風「那珂さんもそんなに提督のことを、慕っていたんですね」

叢雲「……」

神通「所詮マッサージはマッサージです。過度な期待を寄せるのはやめましょう」

川内「へぇ~、そこは期待なんだ」

神通「なっ!」

川内「マッサージじゃなけりゃなにしてもらいたいのかな~?」

神通「ね、姉さん!」

川内「むっつりだねぇ」

神通「違いますから!」

那珂「じゃあ、舞風ちゃんにまたダンサーよろしくねって伝えといてね~」

浜風「神通さん達もないようですね」

陽炎「基本は秘書艦へのご褒美でやってるのよね?」

叢雲「那珂と神通はやったことあるけど、別のごほうびをもらったようね」

浜風「私はお菓子をもらいました。叢雲さんはなんだったんですか?」

叢雲「私は……なんでもいいでしょ!」

叢雲(その後も一緒に行動してバー開いたなんて、言えるわけないでしょ!)

陽炎「他に受けていそうな人といえば~」

卯月「何を受けてるんだぴょん?」

三日月「なんの集まりでしょうかこれは?」

陽炎「ああ、卯月と三日月。司令のマッサージ受けたことある人探してるんだけど」

三日月「司令のマッサージ。それなら文月ちゃんが受けたことあると言ってました」

浜風「えっ、文月さんがですか?」

卯月「うん、前にしてもらって、なんだかふわふわしたって言ってたぴょん」

陽炎「文月相手だと一気に犯罪っぽい絵面に。いや、でも司令も同じくらいの女の子だし逆に微笑ましい?」

叢雲「誰が相手でも犯罪でしょ!」

三日月「ご、合意の上でなら、問題はないはずですよ」

卯月「後は事故の場合とか、どうしようもないときはどうしようもないぴょん」

浜風「事故でマッサージとは?」

卯月「マッサージじゃないけど、う~ちゃん司令官と狭いところに閉じ込められて足、というか膝でぐりぐりされたことあるぴょん」

陽炎「どこを?」

卯月「そんなの言えないぴょん! 言ったらみんな真似するに決まってるから、これはう~ちゃんと司令官だけの特許だぴょん!」

叢雲「誰も真似なんてしないわよ」

三日月「ひ、膝でぐりぐり? 司令官からそんな攻撃的なことされるなんて、ちょ、ちょっと興味が」

浜風「ここに一人いますよ叢雲さん」

三日月「きょ、興味が、ないです! 何言ってるんですかもう!」

卯月「う~ちゃんはなんだか三日月ちゃんと文月ちゃんより出遅れてる気がするから、ぐりぐりで巻き返すぴょん!」

三日月「そんなことされたら一気に私追い抜かれちゃうよ!」

陽炎「まさか文月が経験者だったなんて。縁遠いものだと思ってたけど」

叢雲「文月はあれで私の次に古い仲よ。それも数十分か1時間程度の差で」

浜風「それだけ提督との仲も深いということですね」

叢雲「仲深かったらそういうことするみたいな言い方やめなさいよ」

陽炎「でも文月には聞きづらいなぁ。ふわふわするって言い方してるところ見ると、文月もよくわかってないみたいだし」

浜風「では他に誰がいるんでしょう?」

夕立「なになに、なんの話してるの?」

若葉「誰かを探しているように聞こえたが」

Bep「私達も話を聞かせてもらいたいな」

叢雲「あんた達、よくわからない組み合わせね」

夕立「そこで会ったっぽい!」

若葉「まあそういうこともあるさ」

Bep「で、誰をお探しかな?」

浜風「提督にマッサージを受けたことがある人、です」

夕立「マッサージ? 受けてないっぽい」

若葉「残念ながら若葉は受けていないぞ」

Bep「私もだね」

陽炎「手当たり次第やってるわけじゃないのね」

叢雲「あいつもそこまで短絡的じゃないわよ」

若葉「一度は受けてみたいと思っているが。刺激的らしいし」

浜風「刺激的、まあ刺激的でしょうが」

夕立「頭わしゃわしゃされるより気持ちいの?」

Bep「司令官は頭をなでるのも上手だと思うよ。すごく安心する」

陽炎「触り方が上手いってことなのかな」

夕立「マッサージって背中をぐいぐいされるやつよね? そんなのされるくらいだったら抱き合ってわしゃわしゃ~ってした方が楽しいっぽい!」

若葉「抱き合ってわしゃわしゃ、それも悪くない」

叢雲「悪いわよ目を覚ましなさい!」

Bep「マッサージより、頭を撫でられながら他のところも撫でられるくらいの方が好きかもしれないな」

陽炎「意外に甘えたがりなのね響、じゃなかったヴェールヌイ」

Bep「ふっ、司令官がされるのも似合ってるかもしれないね。私がやるんじゃ様にならないかもしれないけど、浜風ならはまりそうかな」

浜風「わ、私がですか? できませんよ、そんな服を脱いで抱き合って頭撫でながらわしゃわしゃなんて!」

若葉「なんか全部合体してないか?」

夕立「いや増えてるっぽい。服脱ぐなんて言ってないよ?」

陽炎「浜風……」

浜風「ち、違います! 今までそういう話をしてたからそういう想像してしまっただけで!」

叢雲「これよく考えなくてもこんなところで話してていい話題じゃないわよね?」

陽炎「うぅん、中々通りがかってくれないわね」

浜風「この際実際に受けてみれば聞く必要もないのでは」

叢雲「だめよ!」

金剛「何がだめなんですカー?」

ビスマルク「こんなところで何をこそこそ話してるのよ?」

浜風「あっ、金剛さん、ビスマルクさん。お二人は、提督にマッサージ受けたことありますか?」

金剛「アカリのマッサージですカー? ソーリー、私はありませんヨー」

ビスマルク「私もないわね。マッサージだなんて気安く肌に触らせたりしないわ」

陽炎「お二人でもありませんか」

ビスマルク「なんでそんなこと聞いてるのよ?」

叢雲「舞風と浦風が気持ちいいって話してたから気になってるんだって」

金剛「私も気になりマース! 一体どれほどのものなのかこの身で確かめないトー!」

ビスマルク「気になってるんだったらそうするのが手っ取り早いわね」

陽炎「そうしていいものか、判断材料がほしいんですよ」

金剛「私達ではお役に立てそうにないですが、オウ、霧島~山城~ちょっとこっちに来てくだサーイ!」

霧島「なんでしょうお姉さま?」

山城「なにかご用ですか?」

金剛「アカリからマッサージ受けたことありますカー?」

山城「なんですか藪から棒に。ありませんよそんなの」

霧島「私もありませんね」

金剛「オーウ、そうでしたカー」

浜風「やはり受けてみる方がいいのかもしれません」

叢雲「だめって言ってんでしょ!」

霧島「司令のマッサージが気になっていらっしゃるんですか?」

ビスマルク「そうらしいわ。私は全然気になってないけどね!」

陽炎「扶桑さんは経験あったりしません?」

山城「姉さまは……あっ、前に一度あると言っていました」

金剛「扶桑は、見当たりませんネ」

山城「今日はおでかけをしています。私にも見せられない買い物があるとおっしゃってました」

叢雲「碌でもない気がするのは気のせいかしら?」

陽炎「どんな感じだと言ってましたか?」

山城「そう、あまり多くは語りませんでしたが上手であると。ただ、そのときの姉さまのお顔はまるで睦み事を思い出されているかのように艶やかでした」

金剛「やっぱりずるいデース! 私もやってもらいマス!」

叢雲「なんでよ!」

ビスマルク「睦み事って?」

陽炎「え、ええっと、それを直接口にするのは憚られると言いますか」

浜風「文脈から察してくださるとありがたいのですが」

霧島「極端にいえばどちらも身体に刺激を与えるという同じ行為だと言えますが」

叢雲「極端すぎでしょ。そんなの体が触れ合うだけでも同じじゃない!」

霧島「快感を与えるという意図を持って、ですよ。さすがに胸を揉んだりしてるわけではないと思いますが、それに以外にも敏感部分は人それぞれありますし」

浜風「私はそうしてくれた方が……」

霧島「雰囲気も大事と聞きますからね。恐らくは最初に敏感な部分をマッサージされて興奮が高まることにより、他の部分でも同様の快感を得られるようになるんでしょう」

金剛「さすが霧島は頭がいいですネー」

霧島「分析も艦隊の頭脳のお役目ですから」

叢雲「変態の頭脳じゃなくて?」

霧島「誰が変態ですか! そういう話を先にしてたのは叢雲さん達の方でしょう!?」

ビスマルク「ふ、ふ~ん、そういうものなんだ、へぇ~」

山城「姉さま、私も受ければ姉さまと気持ちを共有できるのでしょうか」

叢雲「で、これいつまで続けるのよ?」

陽炎「まだ受けた人の意見を直接聞けてないから」

浜風「聞けるまでやります」

叢雲「あんた達ねぇ」

北方棲姫「ブーン」

離島棲鬼「私達もゼロ乗せたらあんなふうに黒くなるのかな?」

戦艦棲姫「なるかも」

離島棲鬼「黒いゼロってなんかカッコいいよね!」

陽炎「さすがにあの人達はないよね。秘書艦もまだだし」

浜風「提督はほっぽのことを妹だと思っているようですしね」

北方棲姫「ナニ?」

叢雲「あんたがマッサージされたことあるかって話してのよ」

北方棲姫「マッサージ? アルヨ」

陽炎「えっ?」

離島棲鬼「ええっ!? 嘘、あんなあれをほっぽにまで!?」

戦艦棲姫「いや、明石にされてたでしょ」

北方棲姫「ン。シュツゲキデケガシタトキ、アカシニシテモラッタ」

浜風「明石さんの泊地修理のことでしたか」

離島棲鬼「そんなシーンあったっけ?」

戦艦棲姫「エッチなシーン以外読みとばしてるからそうなる」

離島棲鬼「そそそ、そんなことしてないわよ! ど、ど忘れしてただけ!」

叢雲(なんの話をしてるの?)

北方棲姫「アカリモデキルッテイッテタ! アカリノモヤリタイ!」

離島棲鬼「ほっぽにはまだちょっと早いよ」

戦艦棲姫「うん」

陽炎「離島棲鬼さんと戦艦棲姫さんはされたことあるんですか?」

離島棲鬼「えっ? いや、な、ないけど?」

浜風「ではその口ぶりは一体?」

戦艦棲姫「聞いたことがある、ということ」

離島棲鬼「そ、そう! 聞いたことがあるのよ!」

叢雲「誰によ?」

離島棲鬼「え、ええっと、クマさんじゃなくて、球磨さんよ」

陽炎「球磨さんですか?」

浜風「私達も聞けば教えてくれるでしょうか?」

離島棲鬼「それより酒保行った方が早い……じゃなくて、教えてもらえるんじゃないかしら?」

叢雲「球磨は受けたことあるのね」

戦艦棲姫(読む限りないはずだけど、見てるから)

離島棲鬼「ファンとしては一回は受けておきたいところなんだけどね~」

北方棲姫「ファン?」

離島棲鬼「こっちの話ね」

北方棲姫「マアイイヤ。イマカラシテモライニイク!」

叢雲「あいつも忙しいんだから我慢なさい」

北方棲姫「ンー、ワカッタ! ジャマシタラシテモラエナイカモシレナイシ」

戦艦棲姫「いい子」

離島棲鬼「早く秘書艦やりたいなぁ。あぁ、でも頭もなでなでも気になる。ふしぎなあめは、私練度最大みたいだから効かないか。ケッコン、できるのかなぁ?」

浜風(なんでかは知りませんが妙に内情に詳しいんですよね離島棲鬼さん。それも球磨さんから聞いたんでしょうか?)

北方棲姫「ジャアサンマサガシニイク!」

離島棲鬼「漁なら任せなさい、慣れてるから」

戦艦棲姫「秋刀魚以外も獲ってくる」

叢雲「なんで秋刀魚? いやいいけどさ別に」

陽炎「う~ん、球磨さんに聞けばいいってわかったけど」

浜風「球磨さんは確か谷風と一緒に出かけてしまったんでしたね」

陽炎「住んでた山のふもとでお祭りやるからって言ってね。千歳さん達も一緒にだっけ」

浜風「私も行こうと思っていたんですが、提督が忙しいみたいで」

球磨「くぅ~ま~、クマ、クマ」

谷風「いやぁ、やっぱり祭りはいいもんですねぇ!」

叢雲「噂をすれば影が差したわね」

球磨「クマ? なんだクマ? このわたあめはやらんクマ!」

谷風「お姉ちゃん達、こんなところでなにしてんだい?」

陽炎「司令のマッサージについて調べてたのよ」

千歳「なんでまたそんなことを?」

浜風「舞風と浦風が話していたものですから」

千代田「提督さんのマッサージ、千代田もしてもらいたいけどまだなのよね」

名取「そうですね、口に出してしてもらいたいなんて言いづらいですし。秘書艦のごほうびにしてくださってるのはとても助かります」

叢雲「あんた達そんな着物まで来て、気合入ってるわね」

千歳「これは水屋着ですので祭りにはそぐわなかったかもしれませんがね」

千代田「いいのよ。今の時代着物の違いがわかる人なんてそんなにいないんだから」

名取「本当は提督も誘うつもりだったんですが、学校ごっこの準備で忙しいらしくて」

球磨「また突拍子もないこと考え付いたクマね。球磨としてはおいしいネタなんだけどクマ」

谷風「谷風さんもマッサージは受けてないから、役に立てそうにはないねぃ」

陽炎「うん、球磨さんに聞こうと思って」

球磨「クマ?」

浜風「離島棲鬼さん達にマッサージのこと教えたんですよね?」

球磨「そんなことして……あぁ、そういうことクマ。確かにそれなら間接的に球磨が教えたことになるクマ」

叢雲「どういうこと?」

球磨「気にするなクマ! で、本当に聞きたいクマ?」

陽炎「聞きたいです!」

浜風「は、はい、興味、あります」

球磨「しょうがないクマねぇ」

千代田「千代田も聞きたい!」

千歳「私もご一緒していいでしょうか?」

名取「で、できれば私も」

谷風「んじゃあたしも」

球磨「叢雲は?」

叢雲「ふ、ふんっ! 興味ないけど、乗りかかった船だし? 最後までつき合うわよ!」

球磨「わかったクマ。でもその前にこのわたあめ食べてからクマ!」

叢雲「早くしなさいよね!」

球磨(さてと、食べてる間にどこまで話すか考えるクマ。話し手も相当はずかしいクマよこれ)

球磨(とにかく、球磨が覗いてることがバレないようにしなきゃクマ)

球磨(控えなきゃいけないのはわかってるけど、やめられないクマ)

球磨(はぁ、球磨もマッサージしてもらえば落ちつくかもしれないクマね)

今回はここまでです
次は本編の続きからです

全員出そうかと思いましたが時間かかりそうなので切りあげました
叢雲はこれであまりあかりと深い触れ合いはしていないですキスが深くないというのはあれかもしれませんが

あと若葉を出してしまいましたが若葉はマッサージ受けたことがありますねすいません

開始します

あかり「ビスマルクさんは今の時代にいられて幸せですか?」

ビスマルク「いきなりなによ?」

あかり「いえ、なんだか気になってしまって」

ビスマルク「そうねぇ、人として生きるならこの時代の方が昔よりも何倍も幸せなんでしょうね」

ビスマルク「少なくとも日本にいれば鉄火場に巻き込まれることなんて、ほとんどあり得ないんだし」

あかり「人として生きるなら……」

ビスマルク「船としてなら、どっちの方が幸せなのかしらね」

あかり「戦わないでいいなら今の方がいいと思いますよぉ」

ビスマルク「そうかもね。だけど、使われずにずっと放置され続けることになるのよ? それじゃあ生まれてきた価値を見いだせないわ」

あかり「そう、かもしれませんけど……」

ビスマルク「そんな悲しそうな顔しない」ポン

ビスマルク「私は今、少なくとも見た目上は人間としてここに生きてる。それは幸せなことだって言ったでしょう?」

あかり「ビスマルクさんは今幸せなんですか?」

ビスマルク「そう言ってるじゃない。だから、それでいいの。もっと他の時代にいたらどうなってたかわからないけれど、今私はここにいるんだから」

あかり「そう、ですよね。すいません変なこと聞いて」

ビスマルク「いいのよ。それだけ艦娘のことを考えてくれてるってことなんだから。さあ、気を取り直して昼からはどうするの?」

↓1

1 艦娘との交流(>>832のビスマルク、秋月以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「朝潮ちゃんいる?」

朝潮「はい、なんでしょうか司令官?」

あかり「もう猫慣れた?」

朝潮「慣れませんよまだ。勝手に動くので気になってしまいます」

あかり「やっぱりやめよっか? 前と変わってればいいんだし」

朝潮「いえ、一度やりだしたことを投げだすなんてできませんから!」

あかり「朝潮ちゃんがそういうならいいけど、外したいときは外しててもいいからね」

朝潮「はい。さすがに寝る時などは外しますよ」

あかり「寝るときにがしゃがしゃしてたら眠れないもんね。でも寝てるときの猫さんの耳とかもへなってなってて可愛いと思うよぉ」

朝潮「付けて寝ろと?」

あかり「ううん、付けてても見れないし。オスカーがお昼寝してるところを見に行くよぉ」

朝潮「むぅ……で、何して遊ぶんです?」

あかり「ええっ、朝潮ちゃんに遊びに来たと思われてる?」

朝潮「遊びに来たんじゃないんですか?」

あかり「遊びに来たよぉ」

朝潮「ならいいじゃないですか。なにするんですか?」

↓1

1 今度はあかりの胸が見たいという話
2 猫っぽくなる訓練
3 可愛いもの探しの旅その2
4 その他自由に

あかり「どうしようかなぁ」

朝潮「また何も決めてないんですね。なら、司令官」

あかり「なぁに?」

朝潮「この前のお返しをしてもらいます」

あかり「この前の?」

朝潮「服、伸びてしまいましたので」

あかり「ええっ、それは朝潮ちゃんも悪いってことで決着が」

朝潮「思ったより伸びていたものですから気が変わったんですよ」

あかり「そんなに伸びてるように見えないんだけど」

朝潮「こ、これは買い直した服なので!」

あかり「はぁ、あかりがやっちゃったことなのは確かだからね。どうすればいいのぉ?」

朝潮「倍返しとは言いませんよ。同じことをしてもらえばそれでいいです」

あかり「お、同じことって」

朝潮「胸を、見せてください」

あかり「ええっ、あかりのおっぱいなんて見てもなにも楽しくないよぉ!」

朝潮「楽しいとか楽しくないとかじゃなくて、同じことをしてもらうだけですから!」

あかり「でもぉ」

あかり(は、はずかしいけど、朝潮ちゃんだって同じ思いでやってくれたんだし)

あかり「わ、わかったよぉ、はずかしいけどあかりがんばる!」

朝潮(あぁ、私はなんでこんなことを。すいません司令官……)



あかり「じゃ、じゃあ行くよぉ!」

朝潮「は、はい」

あかり「えいっ!」ガバッ

朝潮「……っ!」

朝潮(司令官の服、ワンピースだから胸以外も全部見えて!)

あかり「ん? ああっ! だ、だめだよぉ、下は見ちゃだめ!」

朝潮「で、ですが、どうしても見えてしまいますよ」

あかり「うぅ、朝潮ちゃんはおっぱいだけだったのに」

朝潮(また今度それをネタに私のを……そうやって何かしら口実を作っていけばずっと続けられる?)

あかり「朝潮ちゃん、もういい?」

朝潮「ま、まだまだこれからです。私と同じように口に咥えて服を支えてください」

あかり「そこまで同じにしなくてもぉ~」

朝潮(はじらいの顔をしつつ、服をたくし上げている。その矛盾――)

あかり「……」スッ

朝潮「手、そういえば繋いでいましたね。でも、さすがにワンピースは重くて口だけでは支えきれないみたいですので」

あかり「……っ」

朝潮「そうです、手も使って服を支えてください」

あかり「……!」

朝潮(司令官の顔にはじらいの色が強くなってきましたね。はぁ、なんだか倒錯してしまいそうな気分になってきました……)

朝潮「私の手は空きますから、代わりにこうします」スッ

あかり「……ぁっ」

朝潮「だめですよ司令官、ちょっとお腹を触られたくらいで口から離しては。咥え直してください」

あかり「あかり、文月ちゃんにくすぐりたおされてから、お腹はだめなんだよぉ」

朝潮「お腹がだめならどこならいいんです?」

あかり「どこ、って言われても」

朝潮「あぁ、そういえばしっぽをつけるときにおしりも触られましたっけ」

あかり「っ!」

朝潮「お腹とおしりならどっちがだめなのか、触って確かめてみましょうか……」

あかり「だ、だめ!」バサッ

朝潮「あっ! し、司令官!?」

あかり「もう終わり! これで終わりなの!」

朝潮「そんな、まだ肝心の胸の方には何もしてないのに!」

あかり「み、見たからいいでしょ! これでおしまい!」

朝潮「納得できません~!」バタバタ

あかり「朝潮ちゃん、あかりの服も伸びちゃうよぉ! あっ、やっ、お腹はだめだってばぁ……!」

あかり「はぁはぁ……もう、おしまいだって言ってるのに」

朝潮「し、司令官が服の上から押さえつけるからですよ!」

あかり「朝潮ちゃんが暴れるから押さえつけてたんだよぉ!」

朝潮「私、司令官の胸よく見れてません!」

あかり「その分お腹とか触ったからいいの! 同じだけのことはしたよぉ」

朝潮「もう一回私のを見せますので、司令官も!」

あかり「それじゃ本末転倒だよぉ!」

朝潮「ぐぬぬ、まあいいです。その分司令官の表情を今回は楽しみましたので」

あかり「楽しんでたの!?」

朝潮「では司令官、また次の機会に」

あかり「次!? もうないからね!?」

あかり「はぁ、朝潮ちゃんには困ったものだよぉ」

あかり「人に見せるのなんてはずかしいだけなのに」

あかり「でも、扶桑さんは楽しそうというか……幸せそうな顔してたよね」

あかり「どんな気持ちなのかな……」

あかり「だ、だめだめ! そういうことは気軽にしちゃいけないことだもん!」

あかり「よし、そういうことは忘れてこれからどうするか考えるよぉ」

↓1

1 艦娘との交流(>>832のビスマルク、秋月、朝潮以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う 

瑞鳳「食べりゅ? べりゅ~」

あかり「まだ直ってないみたいだね」

瑞鳳「ええ、ほんとどうなってんのかしらこれ」

あかり「いつの間についちゃったんだろうね」

瑞鳳「きっと妖精が建造するときに仕込んだのよ!」

あかり「あの子は建造する妖精さんじゃないから違うと思うよぉ」

瑞鳳「厄介な口癖がついちゃったもんだわ」

あかり「厄介かなぁ?」

瑞鳳「加賀さんとかに言ってみなさい。絶対冷たく返されるから」

あかり「それよりどう反応すればいいのか困りそうだよぉ」

瑞鳳「そっちそっちで迷惑かけちゃうでしょ! だからはやく直すのよ!」

あかり「加賀さんにも言ってもらえるようにすればいいんだよぉ」

瑞鳳「瑞鶴に笑われるからって絶対しないわよ」

あかり「じゃあ瑞鶴さんも」

瑞鳳「やるならあなたがやった方が効果的って、流行らせようとするのはやめなさいってば!」

あかり「直らないならそうするしかないと思うよぉ」

瑞鳳「直すから! で、今日は何の用なの?」

↓1

1 これからの話をする
2 滑舌をよくする訓練
3 身長について
4 その他自由に

今回はここまでです
次は瑞鳳の身長の話をするところからです

ずっとそういうことをされ続ければさすがのあかりも気になってくると思います思春期ですしね

開始します

あかり「今日も遊びに来たんだけどぉ」

瑞鳳「暇人ねぇ」

あかり「明日は学校ごっこだから暇じゃないよぉ」

瑞鳳「結局遊んでるんじゃないのよ」

あかり「えへへ、でもただふらふらしてるだけじゃないよぉ」

瑞鳳「そうね、ふらっと来て話してくだけよりはいいかもね」

あかり「瑞鳳ちゃんは席順前の方がいいよね?」

瑞鳳「なんで?」

あかり「だって後ろだったら見えないよぉ」

瑞鳳「なんで?」

あかり「なんでしか言えなくなっちゃった? 身長的な問題だよぉ」

瑞鳳「身長的って、私そんなに小さくないわよ!」

あかり「ええ~、軽空母にしては小さいよぉ」

瑞鳳「軽空母にしてはでしょ! さすがに駆逐艦よりは大きいわ!」

あかり「そうかなぁ、島風ちゃんとか秋月ちゃんの方が大きいような」

瑞鳳「あの子達は駆逐艦の中でも大きい方でしょ!」

あかり「陽炎型のみんなよりも小さいかも」

瑞鳳「その子達も! 小さいのと比べなさい小さいのと!」

あかり「小さい子達と比べたら瑞鳳ちゃんの方が大きいと思うけど」

瑞鳳「ほら見なさい。私は駆逐艦よりは大きいのよ!」

あかり「うん、そう、だね」

瑞鳳「な、何よその微妙な顔は! しょうがないじゃない小さいもんは小さいんだから!」

あかり「軽空母って振れ幅が大きいよね。隼鷹さんとか飛鷹さんみたいな大人っぽい人もいれば、瑞鳳ちゃんや龍驤ちゃんみたいにあかりと同じくらいの子もいる」

瑞鳳「駆逐艦だってさっき言ったみたいに大きいのと小さいのがいるでしょ」

あかり「それでも瑞鳳ちゃんと隼鷹さんの違いほどじゃないよぉ」

瑞鳳「本当はそんなに変わんないのよ! 鳳翔さんは私よりもかなり小さいくらいだし!」

あかり「なんでちっちゃくなっちゃったのかなぁ?」

瑞鳳「わかんない。基本的に元々の艦を反映してるはずなのに」

あかり「可愛いから今のままでもいいと思うよぉ」

瑞鳳「あのねぇ。そうよ、大体なんで私はちゃんで隼鷹とかはさんなのよ?」

あかり「だってあかりと同じくらいなんだもん」

瑞鳳「提督と同じくらいの身長でも、隼鷹と同じ軽空母なのよ?」

あかり「じゃあ、さんって呼んだ方がいい?」

瑞鳳「それは……なんか他人行儀だしちゃんのままでいいけど」

あかり「瑞鳳ちゃんは瑞鳳ちゃんだよぉ!」ダキッ

瑞鳳「あ~も、だからって子供扱いしていいなんて言ってない!」

瑞鳳(同じくらいの姿だからこんなに気安くしてくれるのかな?)

瑞鳳(だったら、こんなふうに作ってくれた人に感謝しないといけないわね)

瑞鳳「私より大鳳の小ささの方が謎よ。隼鷹よりよっぽど大きいのに」

あかり「やっぱり元の大きさは関係ないのかなぁ」

瑞鳳「でも戦艦に小さいのはいないのよね。よくわからないわ」

あかり「もしかしたら大きい瑞鳳ちゃんとか、小さい大和さんとかも建造できたりするのかも!」

瑞鳳「それはそれでなんかやだな。ていうか、あの妖精がなんかそんなの作ってなかったっけ」

あかり「あぁ、小さくするのは作ってたよね確か」

瑞鳳「やっぱり妖精のさじ加減なのかもね」

あかり「改めて妖精さんの技術のすごさを思い知ったよぉ。さてと、これからどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>832のビスマルク、秋月、朝潮、瑞鳳以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う 

あかり「大鳳ちゃんいる?」

大鳳「はい、いますよ」

あかり「今日はトレーニングしてないんだね」

大鳳「一日中しているわけではありませんから」

あかり「そうだよね。疲れちゃうもん」

大鳳「無理にやりすぎるのはかえって体を壊しますしね。艦娘は修理できますけどね」

あかり「でも無理はしちゃだめだよぉ」

大鳳「だからしていないんですよ。せっかく戦いが終わって一番の憂慮すべきことがなくなったんです。提督に心配はかけません」

大鳳「それに多少無茶して壊れるほどやわな体ではありませんよ」

あかり「戦いも終わってるんだから趣味程度に収めてね?」

大鳳「ええ。鍛えなくてはという強迫感がないので伸び伸びと訓練できますよ」

あかり「ならよかったよぉ。それでね」

大鳳「暇ですので遊びましょうか」

あかり「あぁっ、瑞鳳ちゃんには言われなかったのに!」

大鳳「ふふっ、遊びに来てくださるのを心待ちにしていたものですので。なにをしましょうか?」

↓1

1 玉子焼き勝負のときの命令権の話
2 身長の話
3 開口部に触れてみようという話
4 その他自由に

あかり「そうだね~う~ん」

大鳳「何も決めていらっしゃらないと言うなら、こういうのはどうでしょう?」

あかり「どういうの?」

大鳳「はい」スッ

あかり「ばんざいのするの? ばんざ~い」

大鳳「違います!」

あかり「えっ、じゃあそれは何? 元気を集めてるとか」

大鳳「そうでもなくて! 私がこうすることでなにかが露わになっているのがわかりませんか?」

あかり「あらわになってる?」

大鳳「そうです」

あかり「ん~、ん~? あぁ、開口部が見えやすくなってるよぉ」

大鳳「やっと気付きましたね。さあ、どうぞ」

あかり「どうぞって?」

大鳳「こ、ここまで言わなければわかりませんか? 開口部に、触れてください!」

あかり「どうしてぇ?」

大鳳「それは、提督に触れてほしいからです」

あかり「ん~、いいけど、あかりの手今ちょっと冷たいからびっくりさせたらごめんね」ピトッ

大鳳「あっ……」ピクッ

あかり「やっぱりびっくりしちゃった?」

大鳳「い、いえ、その冷たさが心地よかっただけです」

あかり「いつもよりちょっと暖かいもんね」

大鳳「私のいつもの体温を覚えているんですか?」

あかり「くっつくことが多いからね。なんとなくだけどそんな気がするってだけだよぉ」

大鳳「そんなくっついてますか?」

あかり「くっついてるよぉ」

大鳳「そ、そうですか。そんなにくっつけてましたか」

あかり「またちょっと暖かくなったよぉ」

あかり「背中の方に到着だよぉ」トントン

大鳳「はぁ、うぅ……」

あかり「あっ、指歩かせるのだめだった?」

大鳳「い、いえ、どうぞお好きなだけ大鳳の開口部を旅してください……」

あかり「じゃあ次は来た道を戻るよぉ。とことこ~」トントン

大鳳「んっ、んんっ……」

あかり「やっぱりくすぐったいんじゃない?」

大鳳「くすぐ、ったいのは否定しません。が、いいくすぐったさですこれは」

あかり「いいくすぐったさとかあるんだ」

大鳳「ですが、あまり焦らされるのも、提督」

あかり「焦らすって?」

大鳳「そ、そろそろ開口部の中へと冒険してみるのもいいのでは」

あかり「そうだね~しよっかぁ」

大鳳「えっ、本当に?」

あかり「えいっ!」スッ

大鳳「ひゃっ! て、提督……そっちじゃ、なくて!」

あかり「わきだって開口部の中だよぉ」

大鳳「そ、そうですけど、あぅっ……!」

あかり「エッチなこと考えてる大鳳ちゃんはわきこちょこちょの刑だよぉ」コチョコチョ

大鳳「あっ、んひぃっ、や、やめて、くださ、ひっ……!」ビクビク

あかり「反省するまでやめないよぉ」

大鳳「だ、ひゅっ、んんんっ! はぁ、い、息が、く、苦しっ……!」

あかり「苦しい? じゃあ、ここまでだよぉ」ピタ

大鳳「あっ、はぁはぁ……こ、ここまでなんですか?」

あかり「苦しいのに続けてたらいけないよぉ」

大鳳「ですが提督、私はまだ反省してませんよ……?」

あかり「えっ?」

大鳳「今のままだと提督の手を捕まえて胸のとこに持って行くかもしれませんよ? なら、どうするんです?」

あかり「え、ええっと?」コチョコチョ

大鳳「はぁぁぁん……!」

あかり(あれ、あかりエッチなことしないようにってわきをくすぐりにいったはずなのに……?)

大鳳(わきも、いいかもしれません……でも、やっぱり、次は……)

大鳳「ふぅ~……ふぅ~……」ピクピク

あかり「は、反省した?」

大鳳「し、しましゅた~……」

あかり「してるように見えないけど」

大鳳「今はもう満足です……」

あかり「じゃあ、もうわきこちょこちょは許してあげるよぉ」

大鳳「はぁ、はぁ……」

あかり「これで煩悩退散できた、はずだよぉ! エッチなことばっかりじゃだめなんだからね!」

大鳳「ばっかりでなければ、してもいいんですか? エッチなこと」

あかり「こ、言葉のあやだよぉ! と、とにかく、だめなものはだめなの! じゃあね!」

大鳳「むぅ、まだ恥じらいが勝るんですね提督。それはしょうがないことですけど」

大鳳「私だって、羞恥心がないわけではないんですよ提督?」

あかり「いけないことなのに、どうしてみんな……」

あかり「深く考えたらいけない気がするよぉ。まだ時間あるし、次になにするか考えるよぉ」

↓1

1 艦娘との交流(>>832のビスマルク、秋月、朝潮、瑞鳳、大鳳以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う 

1浜面

今回はここまでです
次は浜風と交流するところからはじめます

>>921は浜風の誤字と考えていいんですよね?
でなければどっちもアイテムになってしまいますが

開始します

あかり「浜風ちゃ~ん」

浜風「提督? どうかしましたかこんな夕暮れに」

あかり「夕ご飯ができるまで浜風ちゃんとお話してようと思って」

浜風「私とですか? 光栄です」

あかり「なにしてたのぉ?」

浜風「少し本を読んでいました」

あかり「暗い所で呼んでたら目が悪くなっちゃうよぉ」

浜風「没入していて暗くなっていることに気付きませんでした」

あかり「入れ込むと周りが見えなくなるタイプだね。ただでさえ髪の毛で半分隠してるのに」

浜風「いえ、今は隠してませんし」

あかり「本を読むときは髪を上げてるんだね」

浜風「読んでないので戻します」

あかり「あ~、そのままでいればいいのに~」

浜風「いいんです。これが私のおしゃれなんですから」

あかり「浜風ちゃんははずかしがり屋さんだよぉ」

浜風「それで、夕餉ができるまで何をしていましょうか?」

↓1

1 お祭りの話
2 髪の毛は上げた方がいいという話
3 少し寝ておこうという話
4 その他自由に

あかり「そうだ、明日は学校ごっこだからね」

浜風「学校ごっこ、そういえばそのような話もありましたか」

あかり「あかりも準備がんばったんだよぉ」

浜風「私達のためにすいません」

あかり「えへへ~、本当は秋月ちゃんに言われたからだけど、あかりもいつかやってみたいって思ってたんだよぉ」

浜風「私は提督と同じクラス、でいいんでしょうか?」

あかり「浜風ちゃんなら高校生でも通じそうだけど、向日葵ちゃんもあかりのクラスメートだから大丈夫!」

浜風「どこを見て古谷提督と同じだとおっしゃってます?」

あかり「む、胸だけ見てるわけじゃないよぉ! 雰囲気とか身長も女の子ならそんなに変わらないし」

浜風「そう、それならいいんですけど」

あかり「でもなんだかみんなでこういう行事をするのって楽しいよね。お祭りみたいだもん」

浜風「お祭り、ですか」

あかり「夏もだけど秋もお祭りいっぱいだよね」

浜風「探せば年中どこかでお祭りしてますよ」

あかり「そうだけどぉ!」

浜風「秋は収穫の季節ですから、収穫祭を行っていたところが慣習として行い続けているんでしょうね」

あかり「収穫祭……みんなで山の畑に収穫しに行く?」

浜風「みんなで行くと来年分の種まで狩りつくしてしまいますよ」

あかり「じゃあ山雲ちゃんの家庭菜園から収穫する班とでわかれるよぉ」

浜風「それは山雲が自分でやりたいと思いますが。無理に収穫祭をする必要はありませんよ。私達が作ったわけではありませんし」

あかり「そっかぁ、収穫祭は農家の人達が感謝するためのお祭りだもんね」

浜風「それは妖精達に任せましょう。私達は私達でお祭りを開けばいいんです」

あかり「お祭りは開くんだね」

あかり「お祭りがよっぽど楽しかったんだね」

浜風「深海棲艦を鎮めるための作戦、ということを差し引いてもとても楽しかったです」

あかり「今度は差し引きなしで純粋に楽しめるお祭りがしたいんだね」

浜風「私、まだ知らないことがたくさんありますから」

あかり「前いけなかった知らない屋台にも行きたいんだ」

浜風「あっ、別に食べることばかり考えてるわけじゃありませんからね!」

あかり「わかってるよぉ。射的屋さんとかもあるもん」

浜風「射的は浦風がやりたいと言っていました。得意なんだそうで」

あかり「艦娘みんな得意なんじゃないかなぁ」

浜風「艤装と射的の銃では違いますよ」

あかり「それもそっかぁ。ふふっ、楽しみなこといっぱいあるね」

浜風「開いてくれるんですか?」

あかり「うん。学校ごっこ以外にも行事はあった方がいいもん!」

浜風「行事を詰め込みすぎてパンクしてしまわないように気をつけないといけませんね」

あかり「毎日お祭りならそれは楽しいけど、疲れちゃうからたまには何にもない日が必要だよぉ」

浜風「何にでも緩急というものは付けなくてはいけませんからね」

浜風(そうだ、一緒に特別なことをすることばかり考えていたけれど、そんな何気ない毎日の中で隣にいてほしいって思われるような関係にならなきゃいけないんだ)

浜風(何にもない日を、私と一緒に過ごした日に変えられるようなそんな関係。私にできるかな?)

あかり「ビスマルクさんもお祭り楽しかったですか?」

ビスマルク「ま、まあ、中々のものだったんじゃないかしらね」

あかり「またお祭りしたいですか?」

ビスマルク「た、退屈だったら行ってあげてもいいけど。なに、またお祭りするの?」

あかり「したいって言ってる子がいるので、しようかなぁって考えてる段階ですよぉ」

ビスマルク「前のは大々的にやったけど、今回はもっと小さくてもいいかもしれないわね」

あかり「もっと小さくですか?」

ビスマルク「鎮守府の中でだけとか。まあ他のとこも呼ぶくらいはやっていいかもしれないけど」

あかり「あかり達だけのお祭りですか? それって、そう、文化祭みたいですよぉ」

ビスマルク「文化祭、学校で生徒がやるお祭りだったっけ? 結局学校ごっこじゃない」

あかり「でも自分たちだけのお祭りって考えたらそんなイメージですよぉ」

ビスマルク「文化祭、まあいいけど」

あかり「でもビスマルクさんがそう言うとは思いませんでしたよぉ。もっと大きいお祭りにしろ~とか言いそうですもん」

ビスマルク「私だってたまにはそういう気分のときもあるわ」

ビスマルク(あんまり大きいお祭りだと、そっちに圧倒されてあなたを見ていられなくなるかもしれないし)

あかり「なんにしてももう少しちゃんと考えないといけませんから、すぐには無理ですよぉ」

ビスマルク「それはわかってるわ。一応、楽しみにしておいてあげる」

あかり「楽しみにしててください! さてと、それじゃあビスマルクさんに今日のごほうびですよぉ」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 次の行動選択時に一度交流する
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

今回はここまでです
次はビスマルクにマッサージをするところからはじめます

これでビスマルクも好感度100になります中々いい調子ですね
好感度100イベントは足柄(この日の夜)→大鳳→秋月→ビスマルクの順になります。

開始します

あかり「ビスマルクさんは何がいいですか? またクッキー?」

ビスマルク「私に同じごほうびは通用しないのよ! 常識よ!」

あかり「常識なんですか? じゃあどうしましょうか?」

ビスマルク「そうねぇ、今は食べものよりも疲れをとってほしいかしら」

あかり「マッサージですね! いいですよぉ!」

ビスマルク「あなたに私の疲れがとれるかしら?」

あかり「みんな気持ちいいって言ってくれてるんですよぉ?」

ビスマルク「知ってるからやってほしいって言ってるんじゃない」

ビスマルク(みんな大げさに言ってるけど素人の女の子がやるようなマッサージよ。どうせ大したことないわ)

あかり「お布団敷きますから寝てくださいね」

ビスマルク「ええ」

ビスマルク(ここで私がこの子のマッサージに耐え抜くことによって、この子に対しても他の艦娘に対しても優位に立つことができるわ!)

ビスマルク(ふふっ、見てなさいよ。絶対にマッサージなんかに負けないんだから!)

あかり「えいえいっ!」

ビスマルク「あっ……ふぁ……」

ビスマルク(嘘、でしょ、なんでこんな……あり得ない……)

あかり「この辺りとか~」

ビスマルク「くはぁっ……!」ビクッ

あかり「くすぐったかったですか?」

ビスマルク「い、いや、いいのよ、続けて……」

ビスマルク(ちょっと触れられただけで、どうしてこんなに……そんなところが敏感だったの私?)

あかり「ビスマルクさん、上に乗ってもいいですか? その方がやりやすいですよぉ」

ビスマルク「上に、乗る、ですって……?」

ビスマルク(この私を尻に敷こうだなんて! でも、やりやすくなったらもっと……)

あかり「やっぱりだめですよね。このままでやりますよぉ」グイ

ビスマルク「はぁぅ……!」

ビスマルク(もっと、気持ちよく……)

ビスマルク「い、いわよ。上にでも、なんでも、乗りなさい……」

あかり「いいんですか?」

ビスマルク「と、特別に、許してあげる。こんなサービス、滅多にしないんだから……」

あかり「ありがとうございます! 疲れが全部吹き飛んじゃうくらい気持ちよくしてあげますから!」

ビスマルク「んんっ……」

ビスマルク(乗られてしまった。私、この子に椅子がわりにされて、見下ろされてるのに、気持ちいいのが待ち遠しくて、うずうずしてて……)

あかり「じゃあ、続きいきますよぉ!」

ビスマルク(あぁ、勝てなかったわ、マッサージにも、この子にも……)

あかり「よいしょっ」グイ

ビスマルク「ふぁぁっ……!」ビクビク

あかり「ふぅ……終わりましたよぉ。今日はいつもより気合を入れてやりましたよぉ」

ビスマルク「あっ、あっ……」ピクピク

あかり「疲れ全部吹き飛んじゃいました?」

ビスマルク「疲れどころか、もう身ぐるみ剥がされて丸裸にされたみたいな感覚よ」

あかり「ええっ!?」

ビスマルク(プライドも羞恥心も何も全部吹き飛ばされて、ただ気持ちいのを待つことしか考えられなかった)

ビスマルク(認めたくない。だけど、認めるしかないわ。私はこの子に……)

あかり「ビスマルクさんちゃんと服着てますから!」

ビスマルク「言葉そのまんまの意味なわけないでしょ」

あかり「じゃあどういう意味なんですか?」

ビスマルク「それは……自分で考えなさい!」

あかり「ええ~、わかりませんよぉ」

ビスマルク「ちょっとは考えるそぶりを見せてから言いなさいよ。さあ、後は明日の秘書艦決めて終わりよね? でも明日は学校ごっこだっけ」

あかり「そうですね。でも、一応決めますよぉ」

↓1 明日の秘書艦(>>832の☆のついてない艦娘)

あかり「瑞鳳ちゃんにお願いしますよぉ」

ビスマルク「瑞鳳ねわかったわ」

あかり「今日は疲れも取れてぐっすり眠れますね」

ビスマルク「眠れないわよこんな、もんもん? とした気分じゃ」

あかり「えっ?」

ビスマルク「ふんっ、また今度責任は取ってもらうから。Gute Nacht」

あかり「ぐーて、おやすみなさいビスマルクさん」

ビスマルク「言いかけるくらいならちょっとは覚えなさいよね」

ビスマルク「全く、なんでこんな変なことにだけ才能を発揮するのかしら」

ビスマルク「あんなの誰だって立ち向かうよりも恭順することを選ぶに決まってるわ! だから、私が特別弱いわけじゃないんだから!」

ビスマルク「そう、誰だってああなる! だから噂にもなってるんだし! そういうものなのよ、うん! そうしておきましょう!」

あかり「ビスマルクさんにも喜んでもらえてよかったよぉ。これであかりのマッサージの実力も高くなったよね?」

あかり「さてと、これからどうしよう? 明日は学校ごっこだから寝た方がいいと思うけど」

あかり「楽しみで眠くないよぉ。ちょっとお外を歩いて来ようかなぁ」

あかり「暖かいように上着を着て、よし準備万端!」

あかり「いってきま~す」



あかり「うぅ、もう寒いから逆に目が冴えちゃうかなぁ?」

あかり「歩くにしても鎮守府の中にした方が……あれ? 浜辺に降りる階段のとこに誰かいるよぉ」

あかり「あれは、足柄さん?」

足柄「はぁ……」

足柄(まさか私の中に誰かに甘えたいだなんて感情があるなんて。しかもよりによって相手があの提督だなんて)

足柄(私は誇り高き狼なのに、これじゃ愛玩犬じゃないの)

足柄「どうしたものかしらねぇ」

あかり「何がですか?」

足柄「うわぁっ! 提督!? びっくりしたぁ!」

あかり「すいません驚かせちゃって」

足柄「気配を殺して背後に立つのやめてくれる?」

あかり「いやあかりそんな暗殺者さんみたいな真似できませんから!」

足柄「あなたのそれは元からだったわね」

あかり「あかりの気配元から死んじゃってるんですか!?」

足柄「最近は冷えてきてるんだから、こんな時間に歩きまわってると風邪ひくわよ?」

あかり「暖かくしてるからへっちゃらですよぉ」

足柄「気付かない内に冷えてるものよ。手先とかほら」ギュッ

あかり「手袋はしてないですからそこは冷たくなっちゃいますよぉ」

足柄「……」ニギニギ

あかり「足柄さん?」

足柄(この子の指。やわらかいけれど、まだ小さな女の子指)

足柄(手も小さくて一度に撫でられる面積は小さいのに、どうしてあんなに心地いいのかしら?)

あかり「足柄さん、くすぐったいですよぉ」

足柄「あら、ごめんなさい」

あかり「そんなに冷たくなってました?」

足柄「いえ、いつもみたいに温かったわ」

足柄(小さくても、この子の温もりは伝わってくるから、かな?)

足柄「夜更かしして明日遅刻しても知らないわよ?」

あかり「ちゃんと起きられますよぉ! 足柄さんの方こそ遅刻はだめですよ?」

足柄「私も生徒なのかしら?」

あかり「先生が遅刻する方が生徒が遅刻するよりもっと悪いです!」

足柄「確かに遅刻を注意しても先生だって遅刻してるじゃないって言われちゃうわね」

あかり「先生は生徒のお手本にならなきゃいけないんですよぉ」

足柄「そうね、じゃあ寝ましょうか」コテン

あかり「えっ? わっ、足柄さん寄りかかったら重いですよぉ!」

足柄(並んで座ってても肩に頭乗せたりすることもできないのよね)

あかり「ん~!」

足柄(だけど、しっかり抱きとめて必死で支えようとしてくれる。そういう姿は可愛いわね)

足柄「学校ごっこか。昔の私ならくだらないって一蹴してたんでしょうけど」

あかり「今はちゃんとやってくれるんですよね?」

足柄「ええ、やるわよ」

あかり「ありがとうございます。急なお話なのにつき合ってくれて」

足柄「戦闘もいつも急だったもの。これくらいお安いごようよ」

あかり「すいませんいつも急で」

足柄「別に皮肉で言ったわけじゃないわ」

あかり「もうちょっとちゃんと計画を立てられる提督の方がよかったですよね」

足柄「そうね、計画はともかくもっとこう、背中を預けられるような相棒みたいな提督だったら安心はできたんだろうなと思うわ」

あかり「ですよねぇ……」

足柄「でも、私はあなたが提督でよかったと思ってる」

あかり「本当ですか?」

足柄「本当よ。あなたは私に戦い以外の道を探せと言ったわ。それはつまり、私に戦い以外の道を歩ませてやると言ってたってことよね?」

足柄「あなたはずっと戦いが終わった後の事を見据えていた。それはつまり、戦いを終わらせるという信念の表れでもある」

あかり「そ、そんな深いこと考えてませんよぉ! 戦いを終わらせようと思ってたのは事実ですけど」

足柄「無意識の内に言動に表れてたのよきっと。そして、あなたは戦いが終わった後の私達のことを考えてくれていた」

足柄「戦いが終わればそれで終わりじゃないんだってことを、私達に示してくれていたのよ」

あかり「か、買い被りすぎですよぉ。あかりはよく考えないで言ってただけです」

足柄「よく考えずに言ってたのだとしても私にはそう思えたってことよ。それは、たぶん私の中で支えになってくれた」

足柄(戦いが終わった後のこと。戦いが全てだった私に急に開いたその道。はじめは途方にくれた)

足柄(でも、この子が一緒に探してくれるって言ってくれたから、すごく心強かった)

足柄(こんな小さいのに、でもとても頼りに思えて……そうか、だから私はこの子に甘えたいだなんて感情を……)

中途半端ですが今回はここまでです

970くらいになったら次スレ立てます

好感度100の艦娘はビスマルクで19人目
20人目に一番近いのは千歳ですが誰になるでしょうか

開始します

足柄「ふっ……」

あかり「なにかおかしなことがありましたか?」

足柄「自分の気持ちって案外わからないものなんだなって思って」

あかり「そういうときもありますよぉ」

足柄「何にせよ、私はあなたに感謝しているわ。それはわかってちょうだい」

あかり「勘違いでも支えになれたならよかったですよぉ」

足柄「勘違いだったとしても今はもう真実になったわ。あなたは戦いを終わらせて、私はここにいるんだから」

あかり「そう、ですね。戦い終わらせられてよかったです!」

足柄「まあ私もがんばったんだけどね」

あかり「そうだ、足柄さんだってがんばってくれて、あかりを支えてくれましたよぉ」

足柄「お互いを支え合ってたなら、それはもう相棒って呼んでもいいかもしれないわね」

あかり「相棒だなんて、あかりには似合いませんよぉ」

足柄「似合わないけどそうなっちゃってたんだから仕方ないわ。まっ、これからもよろしくね」

あかり「はい!」

足柄「ん~、ちょっと横になりたい気分」

あかり「明日に備えてもう寝ますか?」

足柄「けどもうちょっと一緒にいたい気分だわ」

あかり「一緒に寝ましょうか?」

足柄「それもいいけど、今は星を見ていたいし、こうするわ」

あかり「はい?」

足柄「ほら、足開いて」

あかり「足ですか? こう?」

足柄「よいしょっ」

あかり「わっ、階段の上に寝てたら身体痛くなりますよぉ」

足柄「しょうがないじゃない、あなたとの体格差を考えれば膝枕をしてもらうにはこんな感じにならざるを得ないんだから」

アップ掛けたら勝手にwin10へのアップデートがかかったみたいで再起祭りになってしまったので今日はこれ以上書けそうにないです

↓1で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府でもちょいエロでもいいです

飛龍 練度 6 好感度 20

蒼龍とよく似た正規空母の艦娘。
太らないからと食欲の秋を満喫している模様。。
あかりへの感情:弱いところなんでわかるの?

雲龍 練度 6 好感度 20

質素なのにどこか目を引く艦娘。
裸などは見られてもあまり気にしないタイプ。
寝るときはジャージだが胸がキツいのではだけさせている。
あかりへの感情:はずかしがらなくてもいいのに

舞風 練度 6 好感度 30

ダンスが得意な艦娘。
キレキレなダンスを踊れるだけあって足周りは敏感らしい。
あかりへの感情:足を撫ぜられるのが好き

川内(改二) 練度 99 好感度 50

忍者っぽい艦娘。
夜中にカラテシャウトを響かせて神通に締めあげられることもままある。
あかりへの感情:もっとマフラーでくすぐってあげようかな

朝潮 練度 1 好感度 100

実直な性格の艦娘。
改になった証としてねこみみとしっぽを付けている。
ただ側にいて一緒い遊ぶだけでも役に立てているんだとわかるくらいにあかりのことを好きになった。
あかりへの感情:笑ってくれたら自分も楽しい

陽炎 練度 1 好感度 5

服がはだけても気にしない艦娘
着任のお祝い決まったノリだが陽炎型の艦娘からはお姉ちゃんと呼ばれている。
あかりへの感情:可愛い司令官

離島棲鬼 練度 99 好感度 30

生き残っていた深海棲艦その1
色々とやりたいことはあるが多すぎてどれから手をつければいいかわからない。
あかりへの感情:漫画みたいなことを私にも

戦艦棲姫 練度 99 好感度 20

生き残っていた深海棲艦その2
艤装は根は優しくて力持ちを地で行く。
あかりへの感情:暇を紛らわさせて

秋月 練度 3 好感度 100

防空駆逐艦の艦娘。
結衣との出会いによりゲームに目覚めた。
あかりへの感情:ゲームいっぱい買いたいです

開始します
叢雲にあかねが憑依する小ネタから

あかり達が帰って来なかった世界線


あかね「はぁ、あかりがいなくなってからもう一カ月」

あかね「あぁ、あかりどこに行ってしまったの? 結衣ちゃん達もいなくなってるしこれもごらく部の活動だというの? 神隠しなの?」

あかね「なんでもいいから帰ってきて。抱き枕で凌ぐにはもう辛いよ、パンツからもあかりの香りがしなくなった」

あかね「お姉ちゃんって私を呼んで! そしたら怒らないから! 一日中抱きしめさせてくれるだけで許すから!」

あかね「お願いよあかり、またあなたの笑顔をお姉ちゃんに見せてよ……」

あかね「こうしてあかりのベッドで寝てたらあかりのところに行けるんじゃないかって試してるけど効果もない」

あかね「もうあかりの香りもしなくなってきちゃった……」

あかね「あかり、会いたい。会いたいよぉ……」

あかね「うぅ……」グスッ

あかり「……ちゃん起きて!」

あかね「んぅ……?」

あかり「……ちゃん、もう朝だよぉ」

あかね「あかり……?」

あかり「えっ? 今あかりの名前――」

あかね「あかり!」ガバッ

あかり「わっ、ちょっ」バタッ

あかね「あかり、あかりあかり~!」

あかり「な、なに、どうしたの?」

あかね「あかり~! よかったまた会えた、本当によかったよ~!」

あかり「ええっと、なにか怖い夢でも見たの?」

あかね「ええ、恐ろしい悪夢を。あかりが一カ月も私の前からいなくなって」

あかり「一カ月もって昨日もちゃんと会ったのに」

あかね「ええ、きっとそう、全部悪い夢だったのね。あかりはこうしてちゃんとここにいるんだもの」

あかり「そうだよぉ、あかりはずっと叢雲ちゃんと一緒だって言ったでしょ」

あかね「うんうん……むらくもちゃん?」

あかり「なにか変なこと言った?」

あかね「むらくもちゃんって誰のこと?」

あかり「誰って、まだ寝ぼけてるの? 自分のことでしょ」

あかね「寝ぼけてるのはあかりの方よ。私はむらくもちゃんじゃなくて……ん? なにこの浮かんでるのは?」

あかり「いつも頭の上に浮かんでるじゃない。電探なんじゃなかったっけ?」

あかね「でんたん? えっ、あれ、あかりと目線が合う?」

あかり「身長同じくらいなんだから当たり前だよぉ」

あかね「身長同じ? えっ? この青い髪は、えっ?」

叢雲(あかね)「ええ~っ!? 誰なのこの子は~!?」

文月「叢雲がおかしくなったって~?」

あかり「うん。急に自分のことあかりのお姉ちゃんだって言いだして」

大和「あかりのお姉さん。赤座あかねさんでしたか」

あかり「はい、あかねお姉ちゃんですよぉ」

白雪「司令官が昨日お姉さんが恋しいとかお話をしたんじゃないでしょうか?」

あかり「そういう話はしてないよぉ」

神通「していたとしてもわざわざお姉さんの振りをするような子ではありませんし」

蒼龍「そうですね。叢雲さんなら別の方法で慰めると思います」

あかり「じゃあもしかして本当にお姉ちゃんなんじゃ」

熊野「お姉さんが叢雲さんの身体を借りてこちらの世界に来たということですの?」

天龍「なんかそういう能力でも持ってんのかよ?」

あかり「お姉ちゃんは普通の人間ですよぉ!」

三日月「では一体どうしたというんでしょうか?」

あかり「うぅ~ん」

叢雲(あかね)(なるほど、この子の記憶から大体のことは理解したわ)

叢雲(あかね)(まさかあかりが異世界で戦争に巻き込まれてるなんて! そんな恐ろしいこと想像もしてなかったわ!)

叢雲(あかね)(だけどもう終わったのね。なんて優しい方法で戦争を終わらせたのかしら! さすがあかりだわ!)

叢雲(あかね)(今は帰るための装置を先生が作るのを待っている、と。帰るときは来た時間のすぐ後に戻れるのね)

叢雲(あかね)(よかった、結局あのあかりのいない時間を体験することはないってわけなのね)

叢雲(あかね)(これで一安心……と行きたいところだけど、このままにしておくとあかりの貞操が危ないわね)

叢雲(あかね)(それこそ戦争より何より一大事! あかりの貞操はお姉ちゃんのも……いや、お姉ちゃんが守らなきゃ!)

叢雲(あかね)(ここに来られたの行幸。できれば自分の身体で来たかったけど……)

叢雲(あかね)(いえ、待って。もしかしてこれってむしろよかったんじゃ)

叢雲(あかね)(今の私はあかりのお姉ちゃんじゃない。ということは、つまり)

叢雲(あかね)(あかりと合法的に結婚できる! やった!)

叢雲(できるわけないでしょうが!)

叢雲(あかね)(どうして?)

叢雲(女同士でしょ!)

叢雲(あかね)(今の時代同性婚が認められている国もあるわ)

叢雲(そもそも私達艦娘には戸籍はないのよ!)

叢雲(あかね)(妖精っていうのに作ってもらえばいいでしょう? どうせこっちの世界に来たときはそうするつもりだったみたいだし)

叢雲(だからってあんたね!)

叢雲(あかね)(ところであなたは叢雲ちゃんでいいのかしら?)

叢雲(あっそうだ! 普通の話してたから忘れてたけど、なに勝手に人の身体に乗り移ってるのよ!)

叢雲(あかね)(私だって乗り移りたくて乗り移ったわけじゃないのよ)

叢雲(じゃあさっさと出ていきなさいよ!)

叢雲(あかね)(乗り移り方もわからなければ出ていき方もわからないわ。こんなことなったのはじめてだし)

叢雲(傍迷惑なことしてくれて! どうすんのよ!?)

叢雲(あかね)(だから、あかりの貞操をもら……守るわ)

叢雲(どっからそういう発想が出るの!?)

叢雲(あかね)(私にとってあかりの笑顔を守ることは、何よりも優先されることなの!)

叢雲(いや人の体使ってすんな!)

叢雲(あかね)(あら、だけどこれはあなたにとっても喜ばしいことだと思うけれど?)

叢雲(な、なんのことよ?)

叢雲(あかね)(私はあなたの記憶を読んだのよ? あなたがあかりのことをどう思っているかも全部――)

叢雲(そそ、そんなの全部でたらめ! でたらめなの!)

叢雲(あかね)(あかりの好みは全部把握してる。どう? このまま体を貸してくれたらあなたもその恩恵に預かることができるわけだけど)

叢雲(そ、それは……)

叢雲(あかね)(あかりにアプローチかけられなくて悩んでたんでしょ?)

叢雲(う、うぅ……)

叢雲(あかね)(私に任せておけば全部上手くいくから、任せなさい。それで、あかりにキスしたことは許してあげる)

叢雲(あ、あれは事故で!)

叢雲(あかね)(全部わかってるって言ったわよね?)

叢雲(……)

叢雲(あかね)(本当なら……してるところだけど迷惑かけてるし、それに、ちゃんと鮮明に記憶してくれてるおかげで私も感触を味わうことが――)

叢雲(あんたそれで本当にあいつの実の姉なの!?)

叢雲(あかね)(とにかく、私に任せておきなさい)

叢雲(……どうせ私にだってどうにもできないんだし、好きにすればいいわ)

あかり「えと、お姉ちゃん?」

叢雲(あかね)「なぁに、あかり?」

あかり「お、お姉ちゃんは本当にお姉ちゃん、なの?」

叢雲(あかね)「本当にお姉ちゃんよ」

あかり「なら、あかりが好きな芋チップスの味、わかるよね?」

叢雲(あかね)「コンソメよね?」

あかり「違うよぉ! うすしおだよぉ! やっぱりお姉ちゃんじゃなくて叢雲ちゃんでしょ!」

叢雲(あかね)「ど、度忘れしてただけよ」

叢雲(どういうつもり?)

叢雲(あかね)(あなたが私の振りをしてるって思わせないと、あかりを落とせないでしょう?)

叢雲(自分の振りをしてる誰かの振りをするなんて、器用ね)

叢雲(あかね)(あかりのためならどんな困難なことでもやり遂げてみせるわ)

あかり「叢雲ちゃん、無理してお姉ちゃんの真似しなくていいんだよぉ? もうすぐ帰るから会えるんだし」

叢雲(あかね)「もうすぐかどうかはわからないでしょう? いつできるか目途は立っていないんだから」

あかり「それはそうだけど、寂しいときは大和さんとかにお願いして――」

叢雲(あかね)「それじゃだめ! 他の人のところにいかれたらお姉ちゃんが寂しいわ!」ダキッ

あかり「わっ!」

叢雲(あかね)「あかりの寂しさを埋めてあげるのはお姉ちゃんである私の役目」

あかり「いつもと抱き方違うよぉ、お姉ちゃん」

叢雲(あかね)「こ、この身体だとこうしないと抱きづらいからよ」

あかり(この様子だと妖精さんになにかされたわけじゃなさそうだし、叢雲ちゃんが自分でお姉ちゃんの真似してくれてるみたい)

あかり(どうして急にそうするのかわからないけど、滅多にないことだしこのままでいようかなぁ)

あかり「そうだよね、身体が違うもんねお姉ちゃん!」ダキッ

叢雲(あああ~、こんなみんなの前で抱き合ったりして!)

叢雲(あかね)(キスまでしておいて純情なのね)

卯月「う~ちゃん知ってるぴょん! ツンツンしてる子がいきなり優しくなるのはデレ期って呼ぶぴょん! 叢雲にもデレ期が来たぴょん!」

Bep「だからっていきなりデレ過ぎな気がするけど」

島風「まあおかしくなったわけじゃなさそうだしよかった~」

連装砲ちゃん「きゅ~」

熊野(おかしくなったわけじゃない? 本当にそうなんですの? 一瞬恐ろしいまでの威圧感を覚えましたわ。あの感覚、以前どこかで……)

叢雲(あかね)「あかり、書類の整理終わったわよ」

あかり「ありがとう叢雲ちゃん」

叢雲(あかね)「もぉ、叢雲ちゃんじゃなくてお姉ちゃん、でしょ」トンッ

あかり「そうだったよぉ。ごめんねお姉ちゃん」

叢雲(あかね)「わかればいいのよ。さぁ、今日の分のお仕事を片付けましょう」

あかり「うん!」

叢雲(あかね)「……」ジー

あかり「な、なぁにお姉ちゃん?」

叢雲(あかね)「あかりが逃げないか見張ってるの。すぐに遊びに行っちゃうんだから」

あかり「きょ、今日はちゃんと執務するよぉ!」

叢雲(あかね)「ふふっ、終わったら一緒にお茶でもしましょうね」

あかり「う、うん!」

あかり(叢雲ちゃんがお姉ちゃんみたいなことを言うと違和感がすごいよぉ)

叢雲(あかね)「はいあかり、あ~ん」

あかり「お、お姉ちゃん、自分で食べられるから」

叢雲(あかね)「お姉ちゃんが食べさせてあげたいの」

あかり「そう言うなら、いいけど……」

叢雲(あかね)「おいしい?」

あかり「うん、おいしいよぉ」

叢雲(あかね)「なら次はあかりの番。あ~ん」

あかり「あかりも食べさせるのぉ?」

叢雲(あかね)「お姉ちゃんに食べさせてくれないの?」

あかり「ううん、はいあ~ん」

叢雲(あかね)「あ~ん。ん~、おいしいわ~!」

あかり「大和さんのお料理だからだよぉ」

叢雲(あかね)「違うわ、あかりが食べさせてくれたからよ」ダキッ

あかり「お、お姉ちゃん、引っ張ったら危ないよぉ。お皿落ちちゃうところだったよぉ」

叢雲(あかね)「ごめんね、思わず」

大和「叢雲さん、お食事中は静かにしてくださいね」

叢雲(あかね)「ええ、気をつけるわ。静かに食べさせ合うから」

大和「……」

叢雲(あ、あんたこんな、恥ずかしげもなくよくできるわね!?)

叢雲(あかね)(これくらい、普通でしょ?)

叢雲(普通じゃないわよ! どんだけ甘やかしてんのよ!?)

叢雲(あかね)(あかりは基本的に甘えたがりなのよ。だから、こうして甘やかしてあげるのが一番。あなたみたいにキツく当たるのはよくないわ)

叢雲(そ、そんなの、わかってる、わよ……!)

あかり「……」

あかり「ん~、はぁ」

叢雲(あかね)「あかり、疲れたの?」

あかり「ちょっと、ね」

あかり(叢雲ちゃんの態度がおかしいから戸惑っちゃってるのが原因なんて言えないけどね)

叢雲(あかね)「ならお昼寝しましょうか」

あかり「いいの?」

叢雲(あかね)「今日はがんばってるみたいだから、特別に、ね」

あかり「少しだけお昼寝させてもらうよぉ」

叢雲(あかね)「ちなみにもうお布団は敷いてあるわ」

あかり「はやっ!? あ、ありがとう」

叢雲(あかね)「ふふっ、いいのよ。あかりが疲れてるのはわかってたから。さっ、早くお布団に入って」

あかり「うん」

叢雲(あかね)「私も入るわ」

あかり「叢雲ちゃんも?」

叢雲(あかね)「添い寝、してあげる。暖かくした方が寝やすいでしょう?」

あかり「そ、そこまでしてくれなくても」

叢雲(あかね)「私もちょっと疲れたから一緒に寝たいだけよ。いいでしょう?」ダキッ

あかり「お、お姉ちゃんも疲れてるなら寝た方がいいと思うよぉ」

叢雲(あかね)「うん、おやすみなさいあかり」

あかり「おやすみなさい……」

あかり(次起きたら、いつも通りの叢雲ちゃんに戻ってないかな?)

叢雲(あかね)(いきなりの変化にちょっと戸惑ってるのね。大丈夫、すぐに慣れるから)

叢雲(……本当にこれでいいの?)

叢雲(あかね)(いいの。昔は添い寝して暖めてあげないと寝てくれなかったのよ?)

叢雲(……そう)

あかり「う、ん……」

叢雲(あかね)「おはよう、あかり。もう外は暗いけどね」ナデナデ

あかり「叢雲ちゃん……」

叢雲(あかね)「ん? なぁに?」ナデナデ

あかり「あかりの寝顔、見てたの?」

叢雲(あかね)「ええ。可愛い寝顔だなぁって撫でてたの」

あかり「そ、っか、えへへ、ありがとうね」

叢雲(あかね)「起きてるときの顔だって可愛いのだけど。あかりそのものが可愛いから当たり前か」

あかり「そ、そこまで言われると照れるよぉ」

叢雲(あかね)「本当の思ってることを言っただけよ」

あかり「本当の、思ってること……」

叢雲(……)

あかり「叢雲ちゃん」

叢雲(あかね)「叢雲ちゃんじゃなくてお姉――」

あかり「ううん、叢雲ちゃんだよぉ。あかりは、叢雲ちゃんがいいよぉ!」

叢雲(あかね)「えっ」

叢雲(……!)

あかり「あかり優しくされるの好きだけど、あんまり優しくはしてくれなくて。でも、本当は心であかりのこと大事に想ってくれてるってわかるのが叢雲ちゃんだよぉ!」

あかり「たまに優しくしてくれるとすごくうれしくて、でもあんまりしてくれないからしてもらえるようにがんばってるんだよぉ」

あかり「あかり、それが楽しかったよ。そういう叢雲ちゃんがいてくれたから、ここまで諦めずに来られたんだよぉ」

叢雲(あかね)(そんな! あかりが、甘やかされるよりも厳しくされる方がいいなんて言うだなんて!)

叢雲(変わったのよこいつも。あんたが知らない内に、ここで成長したのよ。甘ったれから、司令官に)

叢雲(私はずっと見てきた。司令官が変わっていくところ。私も司令官に変えてもらったし、私が司令官を変えたところだってある!)

叢雲(もうこの子は、あかりはあなたの知ってるあかりじゃない! そうよ――)

叢雲「あかりはもう、私のあかりなんだからぁ!」

叢雲「あっ、戻れた! 身体を動かせる! よし!」

あかり「む、叢雲ちゃん?」

叢雲「ああもう何よ一緒の布団なんか入って! さっさと出なさい!」

あかり「いやこれあかりのお布団なんだけど」

叢雲「いいから出なさいよ!」

あかり「う、うん」

叢雲「はぁ、まったく本当に好きにやってくれたわねあいつ」

あかり「元の叢雲ちゃんに戻ったんだよね?」

叢雲「ええ」

あかり「よかったよぉ! あのままだったらどうしようかと思ったよぉ!」ダキッ

叢雲「ええい、うっとうしいから抱きつくな!」

あかり「いつもの叢雲ちゃんだよぉ!」

叢雲「ば、こら! 顔すり付けないでよ! もう!」

あかり「どうして急にお姉ちゃんの真似なんかしたのぉ?」

叢雲「それは……急にそうしたくなったからよ。きっとあの妖精がなにかしたに違いないわ」

あかり「あの妖精さんは本当に人騒がせだよぉ! 一回ちゃんと叱らないとだめだね!」

叢雲(一応庇っておいてやるわよ。いい目には合わせてもらったわけだし……)

あかり「何にせよ、叢雲ちゃんがいつも通りになってくれて本当によかったよぉ」

叢雲「ふんっ、今はそう言ってるけどどうせ甘やかしてくれる方がよかったって言うんでしょ?」

あかり「そんなこと言わないよぉ! 甘やかしてくれる叢雲ちゃんもいいけど、あかりはいつもの叢雲ちゃんの方が好き!」

叢雲「す、好きとか、簡単に言うなって言ってんのよ! この、バカ! 何が本当は大切に想ってるのがわかるよ! そんなこと微塵も思ってない!」

あかり「あかりはもう――」

叢雲「あ、あかりって言ってんだから、まだ元に戻る前の私が言ったことに決まってんでしょ!?」

あかり「ふふっ、そうだね。そういうことにしておくよぉ」

叢雲「しておくってなに!? そうなの!」

あかり「えへへへ」

叢雲「な、何よ気持ち悪いわね」

あかり「ううん、なんでもないよぉ」

あかり(やっぱり、あかりはこういう叢雲ちゃんが大好きだよぉ)

あかり(だけど、本当にたまにならいっぱい甘やかしてくれる叢雲ちゃんもいいかもしれない。妖精さんとかお姉ちゃんとか関係なく、叢雲ちゃんの意思でやってくれるなら)

叢雲(本当の気持ち口にできないけど、ちゃんと伝わってるならいい……でも、たまには口にしたくなる)

叢雲(また再発したって言い訳すれば……いや、それだと今回みたいに言われちゃうかしら?)

叢雲(再発したって振りをしてるって伝われば……そっちの方がよっぽどはずかしいわよ! あいつの豪胆さだけはちょっと見習った方がいいかもしれないわね)

あかね「はっ!? あれ? ここは、あかりの部屋?」

あかね「元の世界に戻ってる? 嘘でしょう!? このままじゃあかりの貞操が!」

あかね「いや、ちょっと待って。あかりは飛ばされたすぐ後の時間に帰ってくるはずよね? それなのに、この世界ではあかりがいなくなって一カ月が立ってる……」

あかね「もしかして、この世界にあかりは帰ってこない?」

あかね「いや! そんなのいやよあかり! お姉ちゃん、そんなの耐えられないわ! 帰ってきて、あかり~!」

あかり「わっ、とっ」ドスッ

あかね「んんぅ!?」

あかり「へっ? お姉ちゃん!? どうしてあかりのベッドにいるのぉ!?」

あかね「あ、あかり、なの? 本物の、あかり?」

あかり「そうだよぉ、あかりだよぉ。あれぇ? もしかして帰ってくる時間間違えちゃってる?」

あかね「あかりぃ~!」ダキッ

あかり「お姉ちゃん、あかりもしかしていなくなってから時間たっちゃってるかな?」

あかね「いなくなって一カ月経ってるわよ~! お姉ちゃんずっと寂しくて寂しくてぇ~!」

あかり「そっか、だからあかりのベッドで寝てたんだね。ごめんねお姉ちゃん、あかりちゃんと無事に帰って来られたから」

あかね「うん、うん~!」

あかり「あっ、無事に帰って来られたっていうのはね、あかり今まで別の世界で――」

あかね「艦娘と一緒に戦っていたんでしょ?」

あかり「そ、そうだけどなんで知ってるの?」

あかね「なんでもは知らないけどあかりのことは何でも知ってるの~!」

あかり「そ、そうなんだ、ありがとう?」

あかり「落ちついた?」

あかね「ええ、落ちついたわ。取り乱してごめんなさい」

あかり「ううん、あかりだってお姉ちゃんがいきなり一カ月もいなくなったらこうなっちゃうもん」

あかね「あかり……」

あかり「お母さんとお父さんにも謝らないと。ただでさえみんなが来るのに大変だよぉ」

あかね「みんな?」

潮「ひゃっ、わっ」ドサッ

あかり「あっ、潮ちゃん!」

潮「いたた、提督、無事に提督の世界につけたんでしょうか?」

あかり「うん。ここはあかりの部屋だよぉ」

潮「こ、ここが提督のお部屋、ということはこれが提督のベッド……あれ、いつものお布団とにおいがちょっと違うような」

あかね(あの子が艦娘? 確か叢雲ちゃんの記憶になった潮って子だと思うけど、あかりの鎮守府にはいなかったはず)

あかね(もしかして私、別の世界のあかりの鎮守府に行ってたのかしら? それともこのあかりが別の世界の?)

あかね(どっちでもいいわ。今大事なのはここにあかりがいるってことだけだもの!)

望月「異世界転移で疲れたから寝る」

あかり「望月ちゃんお姉ちゃんに紹介するから起きててよぉ」

武蔵「これから世話になる相手なんだから、礼は尽くさなくては」

深雪「これが司令官の姉ちゃんかぁ、綺麗な人だな!」

能代「深雪、言葉遣いにも気をつける」

あかね「いいのよ、あかりのこと守ってくれた人達なんですもの。むしろ礼ならこちらが言わなければいけないくらいです」

飛龍「いえ、守ったなんて私達の方こそ提督にたくさん助けられて」

あかり「お互い様ですよぉ。飛龍さん達がいなかったらあかり帰って来られなかったのは確かなんですから!」

三隈「ええ、提督をお家に帰すために、くまりんこ奮戦いたしましたもの」

弥生「一緒に、帰ってこられるとは、思ってなかった、ですが」

あかり「あかりは最初からそのつもりだったよぉ。みんなと一緒に帰るつもりだった!」

龍田「うふふ、そうねず~っとそう言い続けてきたものね~」

潮「本当に実現なさるとは思いもしませんでした。夢みたいです、まだ提督と一緒にいられるなんて」

あかり「これからもずっと一緒だよ、潮ちゃん」ダキッ

潮「はい、提督」ギュッ

あかね「……ところで、あなた達その、あかりとの関係は」

潮「あっ、す、すいません! じ、事後承諾のような形となって申し訳ありませんが!」

望月「連絡できなかったんだからしょうがないし~まあ、成り行き上?」

武蔵「だがやはりこういうのは順番通りにだな!」

深雪「順番通りったって、ねぇ?」

能代「う、うん、元から順番が前後してたと言いますか……」

飛龍「先にやることやっちゃったもんね」

あかね「……!?」

あかり「ひ、飛龍さん!」

三隈「初対面の方の前でお下品ですよ。事実とはいえ」

弥生「うぅ、弥生は、隠してたかった、です」

龍田「ふふっ、いつも隠す気ないくらいいちゃいちゃしてるのにね~」

あかり「あ、あのね、お姉ちゃん、これはええっとあれでね」

潮「そ、そう、そのつまり……」

あかね「け、結局、みんなはあかりとどういう関係だということなのかしら?」

全員「妻です」ユビワキラッ

あかね「」

今回はここまでです
次はAK-47の話から

あかりは千歳への態度を見るに拒否する相手には攻めていくタイプっぽいです
別世界のあかりは最初俺タワー辺りの別のゲームの世界にいたことにしようかと思いましたがやめました

前回最後に出てきた6人は1スレ目で登場した艦娘の姉妹艦です
叢雲は初期艦の中から選んだ形ですが一応綾波型も吹雪型なので姉妹艦と言えば姉妹艦です

開始します

明石「ふぅ、中々疲れますね」

あかり「酒保の荷物ってこんなにもあるんですね」

明石「提督もいいんですよ酒保の整理なんか手伝わなくって」

あかり「いいんですよぉ、あかりもお仕事ありませんし、明石さんとはあんまり会う機会もありませんし」

明石「酒保の荷物を整理するのは私の仕事でもありませんが、なんでか頼まれるんですよね」

あかり「たまに店番してるときもありますよね」

明石「なんでかわかりませんがしっくりくるんですよね」

あかり「なんでしょうか?」

明石「さぁ、商売に向いてるということなんでしょうかね」

Bep「司令官、明石、お茶がはいったよ」

あかり「ありがとうヴェルちゃん」

明石「すいませんヴェルさん」

Bep「気にしないで。私も酒保は利用しているからね。ん、これは?」

あかり「わぁっ! 銃だよぉ! 本物?」

明石「モデルガンですよ。さすがに銃弾がないとはいえ本物はさすがに」

Bep「AK-47だね」

明石「やはりヴェルさんにはわかりますか」

あかり「あーかーよんなな?」

Bep「そう。えーけーよんじゅうななと書いてあーかーよんなな。ソ連で開発された自動小銃だよ」

明石「設計者の名前をとってカラシニコフとも呼ばれますね」

あかり「ええっと、オオカミっぽい猫型ロボット――」

明石「それはカラではなくドラです」

Bep「明石はモデルガンが趣味なのかい?」

明石「いえ、うさぎのぬいぐるみにモデルガンを持たせるのにはまっていまして」

Bep「それはまた可愛いのかカッコいいのかわからない趣味だね」

明石「後は新しい開発品の参考にしようと思ってます」

あかり「なに作るんですか?」

明石「それは秘密です。危ないものではないのでご安心を」

Bep「銃を参考にして開発するのに危なくないものを想像できないな」

あかり「あかりは全然銃に詳しくないからわからないよぉ」

Bep「女の子が興味を惹かれるものではないからね普通は」

あかり「これは明石さん達の戦争の頃から使われてた銃なんですか?」

明石「いいえ、大東亜……太平洋戦争の時代にはまだ存在してませんでした」

Bep「そうだね、もうすぐ時代を下ってから作られた銃だよ」

明石「それでももうずいぶんと昔の銃ですけどね」

あかり「へぇ~、そうなんですね」

Bep「だけど今でも世界中で使われてる銃なんだ」

あかり「そうなの?」

明石「砂漠や極寒の地でも、泥水につけた後でも問題なく動作するとか、整備を怠っていても不良を来たさないくらい高い信頼性、耐久性を誇りますからね」

Bep「あと生産性、作るのが容易なところかな。派生品やコピー品なんかも合わせれば全世界で1億丁は存在してると言われてるんだ」

あかり「い、1億なんて日本だったら一家に一台は置けるよぉ」

明石「その増え方は一種の生物だなんて言われてるほどですから。正式な型はもう後継型に変わってしまって作られていませんが、今でもコピー品は製造され続けてます」

Bep「それだけ作られているから比較的安価で手に入るんだ。このモデルガンの方が本物より高いかもしれないね」

あかり「すごい銃なんだねぇ」

Bep「そう、すごい銃だ。だけど、それだけ多く作られているということは、それだけ多く使われたということになる」

あかり「あっ」

明石「生産数も世界一ですが、人を殺した数も世界一だと言われています」

あかり「そう、なっちゃうんですね」

Bep「まあね。設計者も自分が作った銃が世界中で罪なき人々の命を奪っていることに心を痛めてると言っていたよ」

明石「彼も国を守るために開発したんですが、今では関係ない国の紛争に使われたり、テロリストやマフィア、犯罪者の手に渡って日々たくさんの血を流しているんです」

あかり「悲しいですね……」

明石「仕方がありません。それが兵器というものです」

Bep「最も多くの命を奪ったということは、逆にたくさんの命を、兵士、軍人の命を守ったということでもあるんだよ」

あかり「でも……」

明石「たくさんの命を救ったから、殺した命が報われるわけではありません。でも、逆もまたしかりなんです」

Bep「いいとか悪いとかじゃなくて、兵器はただの道具だよ」

明石「銃が人を殺すのではない。人が人を殺すのだ、ですね」

Bep「それも詭弁ではあるけどね。銃がなければ死人が出なかった事例だってたくさんある」

明石「それもまた逆もしかり、です」

Bep「ほんとに、煮え切らないねこの世は」

あかり「……」

Bep「私達も作られた経緯はこの銃と同じだよ。国を守るため、敵を殺すために作られた」

明石「私は直接は戦いませんけど、その幇助のためにですね」

あかり「そ、そんなの……」

Bep「違うって言いたいかもしれないけど同じだよ。私も、たくさんの人を殺した」

あかり「……」

明石「さすがに生き残っていたとしてもこの銃のように全世界で今でも活躍する、なんてことはないでしょうけど」

Bep「実際なかったからね私は。ただ、艦娘は違うかもしれない」

明石「耐久性も整備性も生産性も高いですし、普通の兵士を使うよりよっぽど効率がいいですよね」

Bep「陸上でも動けるしね。もしかしたら私達がこれをかついで紛争地帯に出向くなんて未来もあったのかもしれない。艤装の方が威力は高いけど」

あかり「そんなことあかりがさせないよぉ!」

明石「ええ、提督がさせないでくれましたよ」

Bep「もう艦娘を建造することはできない。なら貴重な戦力になりうるものを、わざわざ危険戦地に送り込んで喪う危険を冒すことはないとはずだよ」

明石「少なくとも生産性に任せて使い捨てにされることはないです」

Bep「連れて帰られる私達はもちろんのこと、この世界に残る他の艦娘の未来も守ってくれたんだよ司令官」

あかり「あかりが、この世界に残る艦娘さん達の未来を……」

Bep「実際はどうなるかわからないけれど、少なくとも艦娘を普通の人間として考える人間にとって利となる条件を作りだしたことは確かだ」

明石「後は他の提督や、国の上層部の良識を信じましょう」

あかり「はい!」

明石「さてと、明るく話が終わったところで整理を再開しましょうか!」

あかり「そうですね、早く片づけちゃいましょう!」

Bep「じゃあ私はコップを片付けてから手伝いに戻るよ」

あかり「うん、お願いね! よぉし、今日中に全部終わらせちゃいましょう!」

明石「さすがに今日中には厳しいですよ」

Bep「……」

Bep(私達はあの銃と同じ。国を守るために多くの血を流して来た)

Bep(だけど、銃が人を殺すのではないという言葉に従うなら私達に罪はない。でも、艦長達も罪人だとは私は思わない)

Bep(なら、罪の所在はどこにあるんだろう? 誰が償い、報いを受けなければならないんだろう?)

Bep(銃を作る工場で働く人間は殺人犯じゃない。私達の製造者も、違う)

Bep(作れと命じた人間? 当時の軍上層部? それともやっぱり私達自身?)

Bep(わからないな……わからないけれどきっと私は一生、罪に苛まれて生きていくんだろう)

Bep(それは重いよ司令官。君が想像しているよりもずっと)

Bep(それでも、君は支えるって言ってくれるんだろうね)

Bep(そんな君に私は何ができるだろう? 守るための敵もいなくなった今、私にできることはなんなのかな?)

Bep(君は私にどうしてほしい? 司令官)



今回はここまでです
次は次スレで本編の続きです

銃には詳しくないのでwikiとかで調べたこと適当に書いてるだけです

後1レスですが>>1000の小ネタもいつも通りに

1000なら葛城が着任

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2021年12月24日 (金) 03:07:23   ID: S:cYfpaG

まあ、設計図使いまくるズルしてんだから、勝てるのは当たり前だよね。

2 :  SS好きの775さん   2021年12月24日 (金) 03:41:34   ID: S:7-MJ39

リアルやマンガ・アニメで見ても何とも思わないのに、文字にすれば気持ち悪いと思うのは何でだろ?あと好感度100だからってそっちの道に行くのは可笑しいと思う。

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