男「女の子を誘拐してきた」 (61)
男「はい 今日は何人かの女の子を誘拐してきましたー わーぱちぱちぱちー」
シーン
男「おかしいなー 拍手がないぞー? ぱちぱちぱちー」
女の子達「………」
男「うーんマンダム 完全に怯えちゃってますねー ここはひとつ和んでもらうために自己紹介 いってみよう」
男「はい一人目の女の子 高校生の女ちゃんでーす はいカメラに向かって一言どーぞ」
女「ひっ… か、帰して…」
男「できませーん 彼女はおっぱいが大きくて真面目そうでーす 楽しみですねー」
女「……」ガタガタ
男「はいつぎー」
男「二人目は中学生の少女ちゃんでーす いえーいピースピースー」
少女「…帰せよ」
男「なに言ってるんでしょうねー 彼女は見るからに不良って感じでーす ジャージにキティちゃんサンダル茶髪ピアスー 化粧がケバいでーす」
少女「っ! うっせえな! 帰せよ!」
男「つぎ いってみよう」
男「続いて小学生の幼女ちゃんでーす いくつでちゅかー?」
幼女「…5年です」
男「落ち着いてますねー メガネにショートカット なにかを諦めたようなその瞳は窓辺で物語の世界を眺めているのが似合うようなそんな女の子でーす きゃっ 詩的ー」
幼女「……」
男「つめたーい つぎつぎー」
男「最後はぼくより年上 ニートちゃんでーす」
ニート「…」
男「特に言うことはありませーん しいていうならおっぱいがないでーす」
ニート「…」
男「……」もみ
ニート「ん…」もぞ
男「起きてたようでーす あとおっぱいはないでーす」
男「次にルール説明をしまーす 君たち女の子はランダムに選ばれた不幸な不幸な女の子です 君たちにはこの閉鎖された空間で共同生活をしてもらいます」
男「食糧などについては心配はいりません それぞれに個室も用意します」
少女「…」
男「お 不満そうだね少女ちゃん では一番大切なことも説明します この空間はぼくが神より授けられた特殊能力で作り出したものであり、ここから出る方法は二つしかありません」
男「ひとつは、ぼくが許可すること もう出て良いよと思ったら出しますが、まぁ、これは望み薄でしょう」
男「もうひとつは、ぼくを殺すこと」
女「っ…」
男「君たちがここから出るには誰かが人殺しにならなければならないのです またぼくもそこそこの抵抗はしますので、がんばってくださーい」
女「そ、それだけ…?」
男「なーにーがー?」グルリ
女「ひっ… こ、ここで生活するだけ…なんですか…?」
男「いーい質問ですねぇ! うむ! 君たちにはここで生活してもらうだけだ! 規則正しい生活をね! テレビのリモコンは譲り合ってね!」
女「はぁ……」
男「ただ、ぼくがなにもしないとは言ってない」
女「っ…!」
少女「お前…! やっぱり変態のクソヤローかよ! 私に手ぇ出してみろ! あとでどうなってもしらねぇぞ!」
男「おーこわこわ 不良はやだねー」
男「まぁいいや 今は… 4時だね ぼくはご飯をつくるからできるまで自由行動でいいよ はいかいさーん あっなにか食べたいものある?」
女「……」
少女「ちっ…」
幼女「…カレー」
男「おっ カレーいいね! よーしじゃあカレーにしよう 幼女ちゃんお手伝いできるかなー?」
幼女「うん…」
男「よーしいいこだ 辛いの大丈夫?」
幼女「甘口がいい…」
男「おっけーおっけー砂糖いれちゃうよ!」
幼女「それはいい…」
女「……」
少女「おい」
女「!? は、はい?」
少女「どうなってんだよこれ 」
女「どう… って言われても…」
少女「 ちっ… あいつは使い物にならなさそうだし…」
ニート「……」
少女「ホントにここから出れないのか調べる 手伝え」
女「はぁ…」
……
少女「クッソ! 入口はねぇし窓もあかねぇ! オマケに割れねぇ窓の外は一面の海と空! どうなってんだよマジで!」
女「本当に… 不思議な力で作られたみたいな…」
少女「ちっ!」
女「……」
少女「おい タバコかなんか持ってねーのかよ」
女「…ごめんなさい 持ってない」
少女「はっ そうだろうな あんたみたいなユートーセーが持ってるわけねぇか」
女「っ……」
男「ご飯できたよー」
男「じゃあ手を合わせてー? いっただっきまーす!」
幼女「…いただきます」
女「……」
少女「ちっ…」
ニート「……」モソモソ
男「幼女ちゃんおいしいー?」
幼女「うん… おいしい…」
男「だよねー ぼくと幼女ちゃんが作ったんだもんねー」
女「…」モグ
少女「……ちっ!」ガツガツガツガツ
スタスタスタスタ
男「少女ちゃん行っちゃったねー」
女「……」モグモグ
少女の部屋
少女「クソクソクソクソ… 携帯も繋がらねぇし… どうにかして外に連絡は…」
男「少女ちゃーん」
少女「! なにしに来やがった…!」
男「いやまぁね ナニしに来たのさ」
少女「…クズヤローが 近づいてみろ ぶっ殺してやるよ」
男「元気があって大変よろしい だがしかーし そう上手くはいかないのです」スタスタ
少女「っ… 馬鹿が!」ビシッ
ガシッ
少女「なっ…!?」
男「君は女の子の中ではとても強い 中学校なら男子にもそうは負けないだろうね だけど大人相手じゃそうはいかないのさ」
女「……」ジャー
男『ぼくは少女ちゃんのところに行ってくるから幼女ちゃんはお風呂に入って、女ちゃんは洗い物をしておいてくれるかな』
女(あの人は今頃あの子を…)ジャー
女(…よく切れそうな包丁 最悪の場合はこれで…)ジャー
女(…誰がするっていうの?)ジャー
女(やっぱりここから出るには…)ジャー
女(……)ジャー
少女「やだやだやだやだやめてお願い許して」
少女「いやあぁ!やだぁお願いいうこと聞きますからやめ…」
少女「あああぁあぁぐぅうっ! い、いた… うあぁ!」
少女「やっ、うぐっ、んぶっ… んあぁ…!」
少女「ち、ちがっ 違うこんなの違う! やだやだやめてえぇえ!」
少女「お願いします… も、もう… ひぎぃっ!?」
少女「やめ、それだけは、や、いやあぁぁ…!」
少女「うぁっ… や、やるならさっさと… んあぁぁ!」
少女「や、だめ、だめ! ふあぁっ!」
少女「かはっ… あ… ぐ…」
少女「……汚い」
男「あっはっは 大人は汚いものさ」
少女「っ…」ギロ
男「そう怖い顔をしないでよ あんなに…」
少女「うるせぇ! こ、殺してやる…! 殺してやる!」
男「おーこわ もうちょっとおとなしくなってもらいましょー」ガシッ
少女「な…! も、もうやだ…! お願いだからもう…!」ガタガタ
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