友「おはー」

女「うい」

友「おはげ」

男「はげてねぇから！」

友「今日も明るいね曇りなのに」

女「せやろ」

男「はげてねぇし……」

友「課題やった？現国の」

女「やった記憶が欠如してるけどまぁ多分やってる」

友「ノート貸して」

女「いいよーでも今多分こいつが持ってる」

男「悪いな」

友「男から奪い返して貸して女様」

女「いいよー」

男「おい」

教師「んじゃこの問題を女とハゲ」

男「訴えるぞクソ教師！！」

教師「別にお前の事は言ってないだろうが」

女「先生、やめてあげてください。彼も一生懸命悩んでるんです」

男「ぉぉ……」

女「だから私のノート丸パクリして宿題やってない男くんを責めないであげてください」

男「おい」

数学教師「んじゃこの問題をー女」

女「……わかりません」

数学教師「んじゃそこのハゲ」

男「学校を訴えますよ！？」

数学教師「早くお家がお隣の女を助けてやれよ」

男「しょうがないにゃぁ」カリカリカリ

女「きもっ」

数学教師「うい正解。みんなこのやり方覚えとけ効率的だから、数値変えてテスト出すぞこれ」

男「昼だ昼だ」

女「昼だと輝くなお前は」

男「おでこを見ながら言うな」

女「気の所為だろうに」

友「学食行く？」

女「……」チラッ

男「今日はパンの気分」



女「今日はカレーパンの気分」

男「過酷なカレーパン戦争に打ち勝った俺達は」

女「死ぬ」

男「死ぬのかよ！？」

女「太陽光の反射により」

男「今日くもりっすけど！？」

女「早くちょうだいよ」

男「200円」

女「女々しい男め」チャリン

男「毎度」

女「あや？あんたのは？」

男「戦火に呑まれた」

女「ふーん買えなかったのか」

男「買えなかった」

女「半分いる？」

男「いい、食え」

女「何か別の買った？」

男「買ってないから学食行ってくる。友と食ってくる」

ガシッ

男「どうしガフっ」

女「うまい？」

男「かりゃい」

女「間接キスどう？」

男「かひゃい」

女「せやな」

友「席とっといたんですけどー？」

男「感謝するが俺行かない」

友「あんたがとっとけっつって電話してきたんでしょうが」

男「エア俺との楽しい食事を楽しんでね」

ブツっ

女「おこられるぞぉ」

男「お前のせいだろ」

女「は？しねば？」

男「モテる男は辛い」

女「輝いてる男がなんだって？」

「女さん、ちょっといいかな」

女「え？」

男「お？」

イケメン「これ、読んでみてくれないかな。……そいつのいないとこで」

男「お邪魔ですな」 ガタッ

ビリビリビリビリ

イケメン「な！！？」

女「ごめん手が滑った。それで？何か用？」

イケメン「……」

男「読んでやれよ」

女「時間の無駄」

男「何通目だ？これで」

女「忘れた」

男「せやな」

号外号外！！！イケメンが振られた！！

なんだと！？女さんか！！？

そうだ！ついにイケメンまでもが……

なんであのハゲなんじゃ女さんんんんん！！！！！！！

あのハゲ許すまじ！！！

俺だって女さんのマンションの隣の家だったらばぁ！！！！

ちくしょおおおおお！！！！

友「学食が男を憎む会の決起集会になってたわよ」

男「なんでじゃい」

友「学校一のクールビューティー女様の横にいるからじゃないの？常に」

男「そうか、じゃあ離れるか？」

女「お前をそんなに軟弱に育てた覚えはないぞ強く生きろそう太陽のように」

男「でこを見るな」

友「みんなクールな女を男のおでこが太陽光を吸収して溶かしてるから女がバランスよく感じてるので一緒にいるんだ、って言ってたわよ」

男「ぶっとばすぞカス共が」

女「だいたいあってる」

男「あってねぇべ！？」

男「もう泣いちゃう」

友「おお泣いてる」

女「アホのように」

男「はぁ……」

友「あら（珍しくマジトーン）」

女「…………」ペチパチ

男「授業始まるぞ」

女「そうね」

男「どうした」

女「あんたがどうした」

男「なんもねぇよ」

女「あっそ」

友 ニヤニヤ

放課後

男（帰ろ……）

女「帰る？」

男「帰る」

女「私友に付き合うから」

男「あいつまた彼氏の応援かよ、精が出るなドピュドピュと」

女「まぁいいじゃん恋する乙女だし」

男「他校まで遠征付き添いご苦労」

女「うい」

男「……メシは？」

女「食べる」

男「うーい」

家

男「ふんふんふん」

ジャーーーー

男「ほいほい」

ジャーーー


ガチャ

女「たでま」

男「おきゃーり」

女「またチャーハンかい」

男「せやな」

女「おいしい」

男「流石おれ」

女「どさくさに紛れておっぱい触るな」

男「堂々と触ってるが？」

女「なお悪いわ」

男「そうか」

女「なにが1日いっぱいだよ」

男「よく覚えてんな」

女「今日2回触ってんじゃん」

男「そういえば」

女「というわけで死ぬがいい」

男「ぎゃああああああ」

女「仰け反るリアクション大賞あったら取れるねあんた」

男「いつもやってる流れだからな」

女「お風呂は？」

男「入ってる」

女「入っていい？」

男「隣の自分ちで入れよ」

女「今日あいついるから」

男「早く仲良くなれよ」

女「むりむりかたつむり」

男「妹だろうに」

女「入るから」

男「やれやれ」

ピンポーン

男「ん？」

ガチャ

男「はい」

女妹「よっハゲ」

男「ハゲとらんわい！！」

女妹（以下妹）「母さんに言われて見に来たんだけどさ」

男「女なら風呂」

妹「相変わらずハゲとはいえ異性の家でシャワーとか何考えてんだろあいつ。頭おかしいでしょ」

男「もう突っ込む気力なくなったからいいかな」

妹「あらぁよしよしごめんぬ」ナデナデ

男「お前らはよ仲良くしろやもう何年になんだよ」

妹「むり。まぁいるならいいや」

男「うぃ、そのうち返す」

妹「別に返さなくてもいいけどねー私は」

男「おねーちゃんだろうに」

妹「そういえば告白されたー今日学校で」

男「おめ」

妹「んで振った」

男「何人目よ」

妹「忘れたわよそんなの」

男「おんなじ事言ってら」

妹「はぁ？」

男「ほれ家に戻りな。そのパジャマもどきじゃさみーべ」

妹「ぎゅーしてあっためて♪」

男「ホッカイロか俺は」

妹「太陽光エネルギー明るいうちに貯めてる仕組みなんでしょ？」

男「ぶっとばすぞ」

妹「ぎゅぎゅー♪」

男「はよかえれい」

妹「またあしたねん」

男「へいへい」

妹「また、明日ね。男」

男「風邪ひくから」

妹「はぁい」

ガチャン

女「あいつ……」

男「あがってたんなら一緒に帰れよ」

女「冗談じゃない、泥棒と帰れるわけない」

男「なんも盗んでねぇべヤツは」

女「奴は大変なものを盗んで行ったわよ」

男「は？」

女「あなたの髪の毛よ！！」

男「あんのやろぉぉぉ……」

女「髪乾かしたら帰る」

男「うい」

女「いつもありがと」

男「髪乾かせ」ポンポン

女「うむ」