ヒロイン「誰って主人公のカノジョなのだ」
主人公「記憶にないがどこの未来人ですかな?」
ヒロイン「リンゴ食べる?」
主人公「まあ剥いてくれるなら…」
シャリシャリ、リンゴが全て剥き終わる。
ヒロイン「あっちょっと待ってね」
ヒロインが果物ナイフで手首を次々に切っていく。
血行の流れが良いのかダラダラと流れる血を剥き終わったリンゴに擦り付けていく。
あっという間に剥き終わる前の真っ赤な状態に戻った。
ヒロイン「私味だよ♪た~べ~て!」
これは悪夢なのか
ヒロイン「ね。キスして結婚して」
主人公「ここが僕達だけの世界ならいいけど、生憎ここは公共の場だ。おあずけ」
ヒロイン「むー」
主人公「なんで僕は初対面の相手とイチャイチャしてんだろ。まあ美人だからいいか」
美人なら何でも許せちゃう。人殺しでも愛せちゃう。そりゃ無理か。
ヒロイン「リンゴ美味しい?」
主人公「ヒロインの血液と手垢が最高の隠し味になってるね」
ヒロイン「本当に?嬉しい。じゃあまた切るね」
それはどっちの切るかな?リンゴ?それとも…て・く・び?
主人公「っていうか病院行くよ…ってここ病院だったわ」
ヒロイン「なんで?私は元気だよ?」
主人公「腕から血を流してる人を元気とは言いたくないなあ。見た目的には僕より心配されるはずだよ」
ヒロイン「主人公以外の心配なんて必要ないし」
主人公「そりゃあ贅沢ってもんだよ。好意は素直に受け取らないと…後でゆうパックで送ってくれたりしないんだから」
ヒロイン「私のラブを主人公にゆうパックで送る!」
もうお腹一杯だよ。二つの意味で。
ヒロイン「どこ行くの」
主人公「どうしようかな~?」
この場合は内科かな。いや神経内科?もしくは思い切って頭の病院でもいいかも?
ヒロイン「ねーねー。どーこーいーくーのー」
主人公「痛い痛い!二つの意味で痛いから!腕と周りの視線ね!」
病院では静かにしましょう。皆さーん頭の中がうるさいのはこの美人ですよっと。
主人公「保険証は?」
ヒロイン「保健所?」
主人公「残念だけど君は人間だからそこには連れて行けないよ。ないの?」
じゃあ僕のでいいや。いや、いいのか?でも手続きとか面倒いしいいか。
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