というＳＳが読みたいから誰か頼むわ

まどか「ほ、ほむらちゃん。どうしてここに？」

ほむら「まどかこそ……美樹さやかのことだったの」

まどか「え、えっと、うんそうなの。美樹さんに街を案内してもらおうと思って」

さやか「さやかでいいよ。まぁ町の案内してっていきなり言われても」

さやか「どこ連れて行けばいいのか分からないんだけどね。正直未定だよ」

ほむら「いきなり言われた……？　前から約束してたわけじゃないの？」

まどか「い、いや、あのその……」

さやか「え？　ついさっきだよ」

まどか「……」

ほむら「……」

ほむら「先約がいるからって」

まどか「い、いや。その」

ほむら「美樹さやか、あなたがまどかに案内を頼まれたのっていつ？」

さやか「え？　帰りのホームルームが終わってすぐだよ」

さやか「いきなり飛びついてきて「今日の放課後町を案内して欲しい」って」

さやか「まどかは掃除当番だったから今まで待ってたってわけ」

ほむら「私が声をかけたのは昼休み。その時は約束なんてなかったってこと？」

まどか「い、いや、だからその……」

ほむら「……」

まどか「……」

さやか「えっと、その状況が良く見えないんだけど」

ほむら「美樹さやか」

さやか「はい？」

ほむら「私もついて行っていいかしら？」

さやか「……え」

ほむら「何か問題が？」

さやか「……また何か企んでるの？　まどかと私について来るって」

さやか「あたしとしては、正直あんたとまどかを近づけたくはないんだけど」

ほむら「別に、何も企んではいないわ。ただし、このまま私を置いていけば」

さやか「ま、まさか悪魔の力を！？」

ほむら「私が泣くわ」

さやか「……はぁ？」

まどか「放課後はさやかちゃんと約束があって都合が悪いんです」

ほむら「残念ね……短時間で大金を稼げるバイトを紹介しようと思ったのに」

まどか「どんなバイト？」

さやか「おまたせー。それじゃCDショップ行こっか」

まどか「さやかちゃんごめん！」ﾋｭｯ ﾊﾟﾘﾝ

まどか「んでんで、どんなバイトなの？」

ほむら「ここでするのもアレね。場所を変えましょう」

ほむら「泣くわ。泣き叫ぶわ。号泣するわ」

さやか「えっと、あの……」

ほむら「女子中学生の演技でも何でもないマジ泣きを拝む事になるわ」

さやか「いや、あんたが泣こうが泣くまいが関係ないんだけど」

ほむら「泣きながら「美樹さやかは上条恭介の事が好きなのに告白も出来なかったへたれなんです」って叫んでやるわ」

さやか「ちょ」

ほむら「あることない事でっち上げて、あなたの明日からの学校生活をギクシャクしたものにしてあげる」

さやか「あんたは悪魔か！」

ほむら「悪魔よ」

さやか「そうでした」

さやか「……分かったよ。私はいいけどさ」

さやか「でもまどかがいいって言わないと駄目だからね」

ほむら「まどか……」

まどか「私は……えっと。いいよ。」

まどか「ほむらちゃんも着てくれたら、嬉しい、かな」

ほむら「まどかぁ……」ﾅﾐﾀﾞ

さやか「どっちにしろ泣いてるじゃん……」

まどか「……」

さやか「さてと、どこ行こうかな」

ほむら「私はどこでもいいわ。まどかと一緒ならまどかの家でもホテルでもどこでも」

さやか「いやそれは良くないから」

まどか「……」ｻｻｯ

ほむら「ま、まどか、なんで私から離れて」

まどか「べ、別に……」

ほむら「……」

さやか「とにかくぶらぶらっと町を歩きますか」

まどか「おすすめのお店とかあるのかな？」

さやか「うーん、ＣＤショップとかならあるけど」

まどか「あ、行ってみたいな」

さやか「じゃ、とりあえずそこで。ほら行くよ」

ほむら「ごめんなさい。今ちょっともう一度世界を初めからやり直そうか」

ほむら「真剣に考えてるから邪魔しないでくれるかしら」

さやか「全力で邪魔させていただきます。ほれ、引っ張ってくよ」

――ＣＤショップ――

さやか「お、Ｇ線上のアリア。えっと指揮者は……」

まどか「さやかちゃんってクラシック聞くの？」

さやか「まぁね。昔から聞いてたからつい手に取っちゃっていうか、ね」

まどか「へぇ、かっこいいな。今度私にもおすすめの曲教えてね」

さやか「いいよ。うん……なんか懐かしい」

まどか「え？」

さやか「いや、何でもない。何でもないよ」

ほむら「ていっ！」ｺﾞﾝｯ

さやか「痛っ！　何すんのよ」

ほむら「あら、ごめんなさい。手が滑っちゃったわ」

さやか「いや「ていっ」って聞こえましたけど、腰の入ったいいパンチでしたけど」

ほむら「褒められると照れるわ」

さやか「褒めてないから」

ほむら「美樹さやか、ちょっと」

さやか「なによ」

ほむら「思い出に浸るのはいいけれど、口に出すのは慎みなさい」

ほむら「今の世界とあなたの記憶にある世界は違うのよ

ほむら「余計なことをしようとするなら、私は許さないわ」

さやか「……なにをしようとも思ってないわよ。少なくとも今はね」

ほむら「そう、それならいいけど」

さやか「でも、ちょっと寂しいわ。自分だけが知ってるって」

さやか「だんだん記憶に確証が持てなくなってくるし、正直ちょっと辛い」

ほむら「……」

さやか「でも私は、あんたみたいに自分に都合よく世界を変えようとは思わない」

さやか「誰かの願いを、まどかの願いを踏みにじった形で自分の願いを無理やり叶えるなんて」

さやか「そんな事は許さない。あたしバカだし上手く言えないけど、それは間違ってる」

ほむら「……そう。でもあなたの思いは私とは関係ないわね」

ほむら「私とあなたは違うのだから。送ってきた人生も、守りたい大切なものも」

さやか「……」

ほむら「まどかが待ってるわ。行きましょう」

さやか「待たせて、ごめんね。行こうか」

まどか「……えっと、何を話して」

ほむら「何でもないわ。行きましょう」

まどか「えっと、うん」

さやか「とりあえず、近くのファストフード店にでも入って休もうか」

まどか「そ、そうだね。ちょっと疲れたから」

ほむら「そうね」

G線上のアリアは指揮者のない曲かと。バイオリンのソロとピアノの伴奏だから。

――ハンバーガー店――

ほむら「みんな買ったわね」

まどか「どこか席空いてるかな……」

さやか「うーん……あ」

杏子「」ﾓｼｬﾓｼｬ

>>59
マジですか。勉強不足でした
恥ずかしい

さやか「杏子じゃん」

杏子「あ、さやか、と転校生？　それにあんたも。何してるんだ？」

さやか「まどかを案内してあげてるんだよ。あんたこそ、何してんの？」

杏子「家の鍵忘れちゃってさ。腹が減ったから飯食ってる」

さやか「あっそ。まぁいいや、丁度空いてるし、ここの席座っていい？」

杏子「別にいいけど」

さやか「ありがとう。じゃ、私はここで」

まどか「じゃあ、私はさやかちゃんの隣で」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら・杏子「「この席順はおかしい」」

さやか「は？」

杏子「さやか、あたしと向かい合っているのは誰だ？」

さやか「まどかじゃん」

ほむら「私と向かい合っているのは？」

さやか「あたしじゃん」

杏子「うん、おかしいな」

ほむら「ええ、絶対に間違っているわ」

さやか「なにがさ」

まどか「えっと、私と向かい合うのが嫌とか」

杏子「そう言うことじゃないんだって」

杏子「あたしの隣にさやかがくるならまだ分かる」

ほむら「」ﾎﾑﾎﾑ

杏子「私とさやか、暁美ほむらと転校生が向かい合うのも良く分かる」

ほむら「」ﾎﾑﾎﾑ

杏子「でもこれは分からない。これはおかしい」

ほむら「ええ。おかしいわ」

さやか「いや、だから何が……」

杏子「クロスしてるじゃねえか。すっごいやりづらいだろ」

ほむら「ええ、私は正直どうしていいのかわからなくなるわ」

さやか「私にはあんたらが何を言おうとしてるのか分かり辛いわ」

杏子「だからだな、その……なんていうか。ポテトをだな、食べさせあったり」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

ほむら「こう、その。いちゃいちゃするのにこの位置関係はやりづらいと言うか」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

まどか「さやかちゃん、あーん」

さやか「あーん」

まどか「おいしい？」

さやか「うん」

まどか「さやかちゃんのコーラ一口貰っていいかな？」

さやか「ほい」

まどか「ありがとう」ﾁｭｰ

さやか「あ、ごめん聞いてなかった、なに？」

杏子・ほむら「……」

杏子「……くっ」ﾅﾐﾀﾞﾒ

さやか「あ、え？　なんであんた涙目になってんの？」

杏子「泣いてねえし」

さやか「いや、良く分かんないけど、涙目になってんじゃん」

杏子「なってねえし」ｸﾞｽﾞｯ

さやか「……ほれ、ハンバーガー一口上げるから泣きやみな」

杏子「！？　……それ、さやかの食べかけ」

さやか「え？　ああごめん、齧った所じゃないほうがいいか」

杏子「い、いや、いい。そのままでいい」

さやか「？」

杏子「頂きます」

さやか「お、おう。一口が大きいな……」

杏子「うまい。うまいよさやか」ﾅｷ

さやか「泣き止んでないし……ていうかそんなにお腹減ってたの？　一個くらい奢ろうか？」

杏子「いや、いいよ。ありがとう」

まどか「……」

まどか「ほ、ほむらちゃん。はい」

ほむら「え？」

まどか「ぽ、ポテト、食べる？」

ほむら「いいの？」

まどか「うん」

ほむら「頂くわ……まどか」

まどか「何？」

ほむら「このポテト防腐処理をしてお守りにしてもいいかしら」

まどか「……どうしてそうなるのか良く分からないけど、やめたほうが良いと思うよ」

ほむら「そう……」

まどか「じゃ、じゃあ。あーん」

ほむら「！？　あ、あーん」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ほむら「おいしいわ」

まどか「そ、そう。良かった……ほむらちゃん、鼻血でてるよ」

ほむら「……心配には及ばないわ」

さやか「よし、食べ終わったしまたどこか移動するか」

杏子「あたしも一緒に行っていいか？」

さやか「別にいいけど……で、どこ行こう？」

ほむら「私はどこでもいいけど」

杏子「転校生は行きたい所とかないのか？」

まどか「私は……特には」

さやか「うーんそうだなぁ。ここら辺で先輩でもご紹介しますか」

まどか「先輩？」

さやか「マミさんって行って、うちの学校の先輩がいるんだけどね」

ほむら「！？　美樹さやか、ちょっと来なさい」

さやか「うわ、ちょっと」

ほむら「あなた何を考えているの？　巴マミにまどかをあわせる意味はなに？」

さやか「別にただ先輩を一人でも知っていた方が、情報とかも入ってくるし」

さやか「学校に馴染みやすくもなるじゃん。マミさんなら歓迎してくれそうだし」

ほむら「それなら他の先輩を紹介しなさい。まどかの記憶を刺激するようなことしないで」

さやか「マミさん以外先輩知らないし」

ほむら「言い訳はいいわ。何を企んでいるの？」

さやか「だから何も企んでないって……ただ、昔みたいにみんなで集まるのもいいかなって思っただけで」

ほむら「……昔みたいに、じゃないわ。別の世界よ。この世界とあなたのいう昔は違うの」

ほむら「巴マミとはあわせないわ。第一、いきなり押しかけたって彼女が困るだけ……」

ﾋﾟﾛﾘﾝ

さやか「お、マミさんから返信来た。オッケイだってさ」

ほむら「いつの間に……」

さやか「ケーキも用意してるって。あんたも食べる？　まどかは私が連れていくけど」

ほむら「……今日のところは私も頂く事にするわ。それとまどかあーんされるのは私よ」

さやか「いや、あーんされるかどうかは知らないけど……」

ほむら「待たせたわね」

さやか「いやいや、ごめんごめん。それじゃ、マミさんの家行こうか」

まどか「えっと、マミさんって」

さやか「私たちの先輩だよ。いい人だし、まどかもすぐ仲良くなれると思うよ」

まどか「先輩……ちょっと緊張するなぁ」

さやか「大丈夫だって……」

杏子「」ﾂﾝﾂﾝ

さやか「ん？　何さ」

杏子「何話してたんだよ」

さやか「別に、なんでもないけど」

杏子「なんでもないって……」

さやか「あれ、何ですか？　杏子さん嫉妬ですか？　ジェラシー感じちゃってますか？」

杏子「そ、そんなんじゃねえし」

さやか「……大丈夫だよ。今度はちゃんとあんたの傍にいるから」

さやか「あんたの傍にいてちゃんと話を聞いてれば大丈夫、な気がするしね」

杏子「……良く分かんないけど、てれるな」

さやか「照れちゃったかー。杏子さん照れちゃったかー。可愛いねこの」

杏子「うるさい！　さっさと行くぞ！」

さやか「……」

もう寝ます
続きは誰かよろしくお願いします

まどか「いぇい！」

杏子「はうあ！」

ほむら「死～ん」

さやか「クソして寝ろ！」

まどか(さっきのほむらちゃん、初めて会った時みたいで可愛かったなぁ……)

まどか(一回誘い断ればさやかちゃんにこぼしに行くって思ってたけど大成功だよ)

まどか(裂けちゃうって言ったのにあんなことするんだもん。このぐらいのお仕置きしたって良いよね。ﾃｨﾋﾋ)

ほむら「……まどか？」

まどか「は、はいっ！な、なんですか……？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

まどか(しょんぼりしてるぅーっ！ほむらちゃん可愛いよぉーっ！三つ編みしたいよぉーっ！)


はい

ほむら(やっぱり、避けられてる)

ほむら(私がしたことを無意識で覚えているのか、そうでなくてもあの時抱き締めたのを変に思ったか……)

ほむら(どちらにしろ、自業自得かしらね……)

まどか「ｳｪﾋﾋ……メガネかけさせたいなぁ……」ﾎﾞｿｯ

ほむら「えっ？」

まどか「！？」ﾋﾞｸｯ

ほむら「……気のせいかしら」

ほむら(それにしても、意外と、これは堪える……)ｸﾞｽｯ

まどか(！？ち、ちょっといじめすぎた！？あわわわわ……)

ｷﾞｭｯ

ほむら(え、えええっ！？ま、まどかに、ててててをにぎ、にぎっ！？)

まどか(アメとムチ、アメとムチ……あぁ、真っ赤になったほむらちゃんも可愛いなぁ……ﾃｨﾋﾋ)


眠い

お前らおやすみ

くぅ～疲れましたw これにて完結です！
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね！」

さやか「いやーありがと！
私のかわいさは二十分に伝わったかな？」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな！
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ！」

ほむら「・・・ありがと」ﾌｧｻ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました！」

終

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが！？
改めまして、ありがとうございました！」

本当の本当に終わり

まどか「ここがその先輩の家……？　立派なマンションだね」

さやか「でしょー。私も最初見た時はびっくりしたねぇ……うん」

ほむら「…………」

杏子「こんな所で立ち話もあれだし、さっさと入ろうぜ」

さやか「はいはい、分かったよ。マーミーさんっ！」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

マミ「はーい、いらっしゃい。美樹さんに佐倉さん、暁美さんと……あら、あなたは？」

まどか「は、はじめましてっ……私、鹿目まどかって言います」

マミ「鹿目さんね、よろしく。私は巴マミ、見滝原中学の3年生よ。あなたは……2年生かしら？」

まどか「はいっ。つい最近見滝原に転校してきて、みんなとは同じクラスなんです」

マミ「そうなの……ふふっ、仲が良さそうで何よりだわ」

まどか「わぁ、すっごく素敵なお部屋……」

マミ「ふふっ、そう？　今ケーキと紅茶を用意するから、少し待っててちょうだい」

まどか「えぇっ！？　そんな、悪いですよ」

マミ「遠慮なんてしなくていいのよ。私が好きでやってることだから」

さやか「そうそう、遠慮なんてしないしない！　まどかが食べないっていうなら私が貰っちゃうよーん？」

杏子「いいや、アタシが貰うよ。さやかには渡さねぇ」

ほむら「まどかのものはまどかのもの。あなた達には渡さないわ」

さやか「んー？　あんたならまどかのものは私のもの、って言う所じゃない？」

ほむら「……美樹さやか」

さやか「冗談だってば、そんなに怖い顔しないでよねー」

マミ「こらこら、鹿目さんが困ってるでしょう？」

まどか「あはは……」

杏子「さすがはマミだな、うまそうなケーキじゃねーか」

さやか「だよね、どうやってお店探してるんだろ……いっただきまーす！」

まどか「いただきます……わぁ、すっごくおいしい！」

マミ「お気に召したようで何よりだわ」

まどか「紅茶もいただきますね。ん……あれっ？　この味、どこかで……」

ほむら「……ッ！！」

まどか「思い出した、前に喫茶店で飲んだ紅茶に似てるんだ」

ほむら「ほっ……」

さやか「…………」

マミ「そうなの。でもお店で出るものと比べたら、私が淹れた紅茶なんて大したことないわよ」

まどか「ううん、そんなことないと思います。マミさんが淹れた紅茶、とっても美味しかったです」

マミ「鹿目さん……」

杏子「マミ、顔がにやけてるぞー」

マミ「えっ！？」

杏子「冗談だよ」

マミ「あっ……もう、佐倉さんってばからかわないでちょうだい」

まどか「今日はありがとうございました、本当に楽しかったです！」

マミ「またいつでもいらっしゃい。待ってるわ」

まどか「はいっ！」

さやか「おじゃましましたー！」



まどか「じゃあ、私はこの辺りで……今日はありがとう。また明日ねっ」

ほむら「えぇ、また明日……会いましょう」

杏子「おう、また明日な。アタシたちも行こうぜ、さやか」

さやか「おっけー。それじゃあねー」

ほむら「待って。さやかにはちょっと相談したいことがあるのだけれど」

さやか「私に相談？」

ほむら「えぇ。とっても大切な相談よ」

杏子「ほむらがさやかに？　なんか気になるな」

さやか「……分かった。杏子、今晩遅くなるって言っておいてもらえる？」

杏子「りょーかい。そんじゃ、一足先に帰ってるぜ」

さやか「……で？　相談ってなにさ」

ほむら「あなたには色々聞きたいことがあるけれど……とりあえず一つだけ聞くわ」

ほむら「今日、あなたはまどかに街を案内してくれと頼まれたわよね」

さやか「そうだけれど。それがどうかしたの？」

ほむら「あなたは今日突然頼まれたと言った、これは本当のことなの？」

さやか「うん……それがどうかしたわけ？」

ほむら「私はあなたがまどかに頼まれるより前に、今日の放課後用事がないかとまどかに聞いた。けれど先約があると言われたの」

ほむら「あなたがウソをついていないとするのなら……まどかは用事もないのに、今日は先約があるとウソをついたことになるのよ」

さやか「自分がまどかに嫌われてるんじゃないか……ってこと？」

ほむら「……そういうこと。私、まどかに何かしてしまったのかしら」

さやか「はぁ……あんた、本気で言ってるの？　気づいてないわけ？」

ほむら「何か心辺りがあるの！？」

さやか「まどかが転校してきた日、自分が何をやったのか思い出してみなよ」

さやか「久しぶりに生まれた国に帰ってきたと思ったら、見ず知らずの子に訳の分からないことを言われたり、抱きしめられたり……」

ほむら「あ、あれは……」

さやか「うん、分かるよ。今までの記憶がある私には……。でもね、ここに居るまどかはそうじゃないでしょ」

ほむら「そう……そうよね。見ず知らずの、見ず知らずの子にあんなことされたら……二人っきりで外を歩くなんて、嫌に決まってる」

ほむら「話の相手をしてくれたというだけでも、幸せなことだったのね。あの子は本当に優しい子だわ」

ほむら「その優しさに甘えて……あの子がどんな気持ちなのかを、考えることすらできなかった。何が愛よ……」

さやか「……で、どうするわけ？　あんたはこのままでいいの？　このまま微妙な関係のまま終わっていいわけ？」

ほむら「嫌に決まってるじゃない！　でも、どうすればいいのよ……」

さやか「甘ったれたこと言ってるなぁ。自分のまいた種なんだし、自分で何とかしなさいよ」

さやか「そうそう、お得意の悪魔の力でも使ってまどかの心でも操っちゃえば？　あんたの望むがままにしちゃいなよ」

ほむら「なっ……！　次に同じことを言ってみなさい、その口を切り裂くわよ」

さやか「おぉ、怖い怖い。でもそれぐらいの気迫があんたにはちょうどいいかもね」

ほむほむはまどかと敵対しても構わないと言いつつ嫌われたとわかるとこっそり泣いてそうな気がするんだ

>>142から
ほむら「……」

ほむら「この配置はおかしい……」ﾎﾞｿｯ


なぎさ　マミ
ほむら　　　　まどか
　　杏子さやか

なぎさ「？何か言いましたか？」

ほむら「いえ、なんでもないわ」

ほむら（さっき手を繋いでくれたと思ったらもうこれ、まどかが何を考えてるのかわからないわ……）

まどか（ｳｪﾋﾋﾋﾋ、困ってる困ってる）

まどか（さっきのはサービスタイム、お仕置きはまだまだ続くんだよほむらちゃん）

まどか（……でもあーん出来ないのは寂しいからあとでなぎさちゃんと場所変わってもらおう）

さやか「で、どうよまどか、マミさんは」

まどか「うん、すごいね。美人だし、やさしいし、お茶も美味しいし。こんなステキな先輩とお友達だったんだね、さやかちゃん」

さやか「へっへーん、まいったか！」

杏子「なんでオメーが偉そうなんだよ」

さやか「いーじゃん別にー」

マミ「なぎさちゃん、ほっぺにクリームがついてるわよ？」

なぎさ「あぅ、ど、どこなのですか？」

マミ「ほら、ここよ。じっとして」

なぎさ「あぅあぅ、ありがとなのです」

ほむら（……）

ほむら（…………会話にはぐれた）

ほむら（…………ケーキ、美味しいわね）

ほむら（……）

まどか（ほむらちゃんがママから聞いた「飲み会の時の早乙女先生」みたいになってる）

まどっち変態にすんな

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,!ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿　ノ 　 i
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　　　　 　 /　　　　 　 　 　 ,.′　　 　 　 冫　.′　 　 　 　 ●　i　　　　>>203
　　 　 　 ,′　　　　　　　ヽ{　　　　　　　/ 　.ｉ　　● 　 　 　 　 ,!'.　　　　キミの祈りはエントロピーを凌駕した
　　　　　:　　　　　　 　 　 ∧　　　　 　 .′　.!、　　　　､_,_, 　 /　 '.　　　　ID:ZUhoa9e70は消えて、後には何も残らない
　　　　　|　　　　　　　 　 　 |　 　 　 r ,′ 　 : `　､＿＿_,.　" i.　　 X　　　契約は完了だ
　　　　　|　　 　 　 　 　 ､　 |　　　　 ゝ、　　 ｉ　/　 　 　 |　　 レ　 　ﾞ:.
　　　　　:　　　 　 　 　 　 ヽj.　　 　 /　　 ＞'／ 　 　 　 i!　　 '.　　 　 ＼
　　　　　∨　　　　　　　　　 ｀ 　､／　　　 У　　　　l　　il　　　'.　ﾟ　 ﾟ　ﾟ ヽ
　 　 　 　 ＼　 　 　 　 　 　 　 r'__ﾟ　ﾟ ,. ﾟ / 　 　 l　 l.　 /i　　　 ゞ-'´ゝ '｀ｰﾞ
.　　　　　　　 ヽ.　　 　 　 　 _,.イ　ゞ-'"^^ヽ　　　i　 i　/ ,'
　　　　　 　 　 　 `ー‐ '"´　 　 !　　　　 　 i　　　:　 :,ｲ /
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨　　　　 ﾉ　　 _,!.　lf._j
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ.＿＿＿ﾞｵ'´　 ﾞ^´

アラジン｢そろそろ僕たちの｣

アリババ｢出番だなっ｣

ほむら「……」

まどか「……」

ほむら「……ッ！」

まどか「……」ﾆｺﾆｺ

まどか「ほら、ほむらちゃん、あーん」

ほむら(どうしても、やれと言うの……まどか)

まどか「あーん」

ほむら「クッ！……あ、あー……ッ！？」

マミ・さやか・杏子・なぎさ『じー』

ほむら「や、やっぱり自分でたむぐっ！？」

まどか「ほむらちゃん、美味しい？」

ほむら「～～～～っ！？///」ﾓｸﾞﾓｸﾞ



シーン単位でバラバラにこんな妄想だけ浮かんでくる病気

さやか(悪魔の癖に何してんだアンタ)

ほむら(……悪魔だからこそ女神には勝てないのよ)

さやか(その女神から力を奪っておいて何を！！)

ほむら(ならひとつ聞きたいのだけれど、美樹さやか)

まどか「……じー」

ほむら「どうかしたのかしら。さっきからじっと見て」

まどか「さっきからなんかさやかちゃんと目と目で通じあってる」ﾌﾟｸｰ

ほむら「別にそんなことはないと思うけれど」

まどか「嘘、そんなことあるもん」

ほむら(あなた、これに逆らえる？)

さやか(ぐぬぬ……)

まどか「また！」

ほむら「だから誤解よ」