P「765プロで表示偽装が発見された」 (28)


『―――さて、続いてのニュースです。国内最王手のホテルチェーン、伊瀬島ホテルにおいて、レストランのメニューにおいて、本来使われるべき食材が使われていないにも拘らず、表記を修正していないという事が判り、今日正午過ぎ、都内の本社にて記者会見が行われました――』


P「最近はやってんだなー…プロデューサーたる者、常に流行に敏感であれ!…いや、この流行は乗らなくても良いよな」

小鳥「プロデューサーさん!」

P「はい、何でしょう」

小鳥「その…うちのアイドルの3サイズで、一部表示に誤りがあったと」

P「言った傍からかい!…でも、芸能界の3サイズなんてどうせウソ半分程度だろうし…ちなみに、誰です?」


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あずさ「…申し訳ありません」

P「あずささん…何故です」

あずさ「…」

P「…何故…」

あずさ「だって…」

P「何故ウエストの値を偽装したんですか?」

小鳥「すいません、私もチェックしていなかったばかりに」

あずさ「ご、ごめんなさい…」グスン

P「…小鳥さん、ちょっと席を外してもらえますか?」

小鳥「は、はい」




P「…訳を…聞かせてくれませんか?」

あずさ「…」

P「あずささんは、嘘を吐くのが下手だ。自分でも分かってる筈です。なのに何で…別に、たとえば相撲取りの様になるとか、それは問題ですが。別にあずささん、今もとても良いスタイルじゃないですか」

あずさ「…だって…その…太った、って思われたくなかったんです…プロデューサーさん、以前仰られていたじゃないですか。あんまり太った女性は自己管理が出来ていなくて、嫌だ。って」

P「いや、それは言いましたけれどね…あずささんが太ってるなんて、誰も思いません」

あずさ「…」

P「口で言っても信用できませんか?じゃあ、あずささん、お腹出してください」


あずさ「え?!」

P「実際に俺が見て、触って、それで言ったのなら信用してくれるでしょう?」

あずさ「あ、えーと…その…」

P「…駄目、ですか?」


あずさ「…はい…どうぞ///」パサッ

P(…綺麗だ」

あずさ「はっはい!?」

P「あ、ああすいません、つい口に出て…その…やっぱり太ってないじゃないですか…」

あずさ「でも…このお腹の…」

P「何を仰る!こんなの太ってるうちに入りませんよ!ちょっとこの摘まめるくらいにお肉がついてる方がその…何というか…えーと…」

あずさ「…」


P「幻滅されるかもしれませんけど…そそる、と言いますか」

あずさ「…?!」

P「い、いや、その、骨ばってるよりも、やっぱりちょっとお肉がついてる方がですね、やっぱり…色気が出るなぁと」

あずさ「プロデューサーさん、もうっ、その、そう言うのはダメです!」

P「あ、いや、すいません…つい…」

あずさ「…触って…みます?」

P「え?」


あずさ「…プロデューサーさんの好みの…その、お腹かなぁって」

P「い、良いんですか」

あずさ「…」コクリ

P「じゃ、じゃあ、触りますよ…」ツマミッ

あずさ「あっ…」

P「い、痛かったですか?!」

あずさ「い、いえ大丈夫です…」


P「こんなので太ってるなら、世の女性の半数くらいは危険水域ですよ…」プニプニ

あずさ「プッ、プロデューサーさん、あんまり触られるとくすぐったいです~」

P「ああ、すいません、何だかこの柔らかさに癒されてしまって」フニフニ

あずさ「もうっ、プロデューサーさんったら…」

P「しかしあずささん…胸も少し大きくなったんじゃないですか」ジーツ

あずさ「あ、いえ、その」


P「…ふむ…」モミッ

あずさ「いやんっ!プロデューサーさん!」

P「あずささん、これは確認です。あくまで確認です」

あずさ「確認、ですか…」

P「ウエストの値を誤魔化していたんです、胸やお尻のサイズも誤魔化していないかのね」

あずさ「そんな、私」


P「うーむ、でも明らかにちょっと前よりも大きくなってる気がするなぁ…」

あずさ「その、プロデューサーさん、胸が、たとえば、大きくなっていたとして…それは、いけませんか?」

P「…いえ、俺は大きな胸が…あずささんのおっぱいが好きです」

あずさ「私の…」

P「いや…今の言い方は不適切でした…あずささんが、好きです」

あずさ「えっ…」


P「こんな時に言うのは、何だかおかしな話なんですけど…俺、あずささんの事が…」

あずさ「プロデューサーさん…」

P「…」

あずさ「…プロデューサーさん…その…私も…」


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――――――――

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小鳥「…余所でやってよね!」

律子「あ、小鳥さん、丁度いい所に」

小鳥「…あ、あのリツコサンメガコワイデスヨ」

律子「誤表記とか偽装表示が問題になってますよねぇ、最近」

小鳥「え、ええ、そうですねぇ」


律子「…小鳥さん、パソコンの中の「業務関連の2」ってフォルダなんですけれど、なんでですかねー、ここにいーっぱい小鳥さんの自炊したと思われるコミックとかゲームとか落書きとかちょっと教育上不適切な創作物の数々のデータが入っているんですけれど、これはどういうことですかぁ?」ニッコリ

小鳥「そ、それはその、えーと、あの」

律子「ほくとう…くろとう…しょうとう…ゆきまこ…じゅんくろ…はるちは…姉妹丼…親子丼…たかゆき…なんですかねぇ、この膨大な量のカップリング小説と思しきテキストのデータは?」

小鳥「あ、そ、その…」

律子「仕事に集中しなさいっ!」

小鳥「ご、ごめんなさいーっ!」




うん、嘘はいけないと思います。
えっちな画像を「新しいフォルダー(2)」とか「仕事用」とかそういう風に名前を別のモノにしちゃダメだと思い…これは良いか。

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