吉良「Mr.ビーン?」(3)
ジョジョとMrビーンで誰か頼む。
私の名は吉良吉影。杜王町に住む平穏を愛する男だ。
私はこの街のカメユーチェーン店にて働いているのだが、この度この街にカメユーチェーン経由で外国の名画『画家の母の像』という肖像画が展示されることになった。
その絵の解説役として、博士がひとりセットでついてくるらしい。
……私はその博士のホームステイを任されてしまった。
もちろん最初は断ろうと思ったのだが、悲しいかな会社は縦社会。見知らぬ他人、しかも外国人を我が家に止めるなどもっての外だが、二週間耐え忍ぶほかはないようだ。
先方から送られてきた資料によれば、かなりの権威ある天才博士らしい。それなら常識ある人間だろう。
そう考えていた時期が私にもありました。
吉良「……あなたが博士ですか?」
ビーン「……?」
博士は不気味な火星人が、尻尾を巻いて逃げ出しかねないほど気味が悪い変わり者だった。
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