カルム「伝えたい事があるんだ」セレナ「・・・」 (95)

サナ「えーーーー!!ついにセレナとカルム付き合う事になったの!?」

カルム「うん!2013戦目にしてようやく彼女にポケモンバトルで勝って想いを伝えたんだ!」

セレナ「・・・」 コクコク

トロバ「本当にようやですね」

ティエルノ「あはは!勝つまで告白しないとかカルムはヘタレだね」

カルム「黙れ豚」

サナ「調子のるな豚」

トロバ「喋るな豚」

ティエルノ「・・・・・・」

サナ「へー二人は明日もミアレでデートなんだね」

セレナ「・・・」コクコク

カルム「まぁね! スタイリッシュな僕達にとっては普通さ」

トロバ「ティエルノくん、サナと僕の分のここの支払いはお願いしますね」

ティエルノ「う、うん」

カルム「セレナの分はもちろん僕が支払うよ!」


ティエルノ&カルム「「支払いをお願いします」」

店員「お支払いはセレナ様から既に頂いております」

翌朝 ミアレシティ 三ツ星レストラン ド・ミワミ


店員「こちらセレナ様専用のデザートでございます」

セレナ「・・・」 モグモグ

ヒトカゲ「かー・・・」 カチャカチャ ゲップー

セレナ「(そろそろカルムとの待ち合わせの時間だわ・・・)」


店員「またのお越しをお待ちしております」

タクシーの運転手「どうぞお乗り下さいませ。どこまで行きましょうか?セレナ様」

セレナ「タワーまで・・・」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

セレナ「(カルム早く来ないかな・・・)」 ワクワク

カルム「セレナ!」 チャリンチャリン!

セレナ「!」

カルム「待たせてゴメンね。自転車でなるべく早く来たんだけど」

セレナ「大丈夫・・・それより自転車持ってるなんてカルムは凄いね」

カルム「え、そうか。セレナは自転車は持って無いんだね」

セレナ「うん・・・だからミアレ以外の場所は不便なの」

カルム「?」

お昼時

カルム「歩いて疲れただろう?セレナ、ここら辺でお昼にしないか」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

セレナ「・・・うん」

カルム「実はオススメのレストランがあるんだよ」


二つ星 レストラン ニ・リュー


セレナ「私・・・ここに来るの始めて」

カルム「そうか!それは良かった」

ヒトカゲ「か、かげー・・・?」

店員「いらっしゃいませ、こちらのコースですと料金はお一人様1万5千円です」

カルム「う・・・二人だと」

セレナ「(昨日のカフェと同じくらいか・・・)」 ゴソゴソ

カルム「気にしなくて大丈夫だよセレナ!これくらいなら僕が出すから」

セレナ「大丈夫・・・?」

カルム「し、心配は不要さ!」

店員「こちらフツーのお肉です」

カルム「うん!流石は二ツ星なだけあってとってもいいお肉だね!」

セレナ「うん」

ヒトカゲ「かげー・・・」カチャカチャ

セレナ「(カルムと一緒だからすごく美味しい・・・)」

カルム「そうだセレナ!実は聞いて欲しい事があるんだ!」

セレナ「・・・?」

カルム「ポケモンについてとっても重大な事をこの前見つけたんだよ!」

セレナ「・・・」 フムフム

ヒトカゲ「かげ?」

カルム「実は・・・ポケモンには」

セレナ「・・・」 ゴクリ

ヒトカゲ「かげ!」

カルム「個体値と呼ばれる物があるらしい」

セレナ「・・・・・・え」

カルム「凄い発見だろ!セレナ」

セレナ「・・・・・・う、うん」

ヒトカゲ「?」

カルム「やっぱり君もまだ知らなかったのか!」

セレナ「あ、あのー・・・」

カルム「そうだろう・・・でも、大丈夫だよ僕が教えてあげるかね!」

セレナ「あ・・・うん・・・カルムは凄いね!」

カルム「え?そ、そうかなー」

カルム「ポッポとイワークの攻撃の個体値はウンタラカンラ~」

セレナ「・・・・・・」

セレナ「(カルムが生き生きしてる・・・)」

セレナ「(こんなカルム見てると思い出すな・・・)」

セレナ「(私に勝つ為に必死だったあの時のカルムを)」

数日前

カルム「今日こそは勝たせてもらうよ・・・勝負だセレナ!」

ブリガロン「ブリブリ~!」

セレナ「・・・」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

カルム「く・・・また負けたこれで1987回目の敗北か」

セレナは賞金の2円を頂いた

セレナ「また・・・午後でも待ってるから」

カルム「いいや!ポケモンセンターに行ったら直ぐにまた勝負を挑ませてもらう!」

セレナ「え・・・まだ朝の7時だよ?」

セレナは賞金の1円を頂いた

カルム「まだだ!」

セレナは賞金の1円を頂いた

カルム「諦めるか!」

セレナ「朝ごはん食べよう?」

セレナは賞金の1円を頂いた

カルム「これしきで!」

セレナ「お昼になっちゃったよ・・・」

セレナは賞金の1円を頂いた

カルム「諦めない・・・僕は!」

セレナ「もう日が沈むんだけど・・・」

セレナは賞金の1円を頂いた

カルム「僕は!勝つまで君に挑戦する」

セレナ「お願い・・・せめてご飯を」

セレナは賞金の1円を頂いた

カルム「まだまだ!」

セレナ「ね、眠いの・・・」

セレナは賞金の1円を頂いた

セレナ「眠る・・・zzZZ」

カルム「やった!ついに勝ったぞ!!」

セレナ「・・・zzZZ」

セレナは賞金として12万を渡した

セレナ「・・・え?」

セレナ「(うん、あの時のカルムはしつこかった・・・)」

カルム「つまり、ポケモンには個体値と種族値の二つがあるんだよ!」

セレナ「(あとカルム・・・個体値と種族値を逆に覚えてる)」

ヒトカゲ「カゲ!キャ!」 バグバグ!カチャカチャ!

ブリガロン「ブリブリ~!」 バグバグ!

カルム「ごちそうさま」

カルムは二人分のチップ千円を渡した

店員「また起こし下さいませ」


セレナ「ごちそうさま・・・」

カルム「うん、今日は楽しかったよ!」

セレナ「結構遅い時間だね・・・」

カルム「そうだね。早く帰ろうか!また明日」

セレナ「・・・・・・?」

カルム「うん?」

セレナ「うん・・・また明日」

タクシーの運転手「何処まで行きましょう?」

セレナ「ミアレのグランドホテルまで・・・」

タクシーの運転手「かしこまりました」

ヒトカゲ「かー・・・」

翌朝 三ツ星レストラン ド・キワミ

店員「セレナ様においてはご存知かと思いますが、当店のお食事代お一人様9万円でございます」

セレナ「はい・・・」

店員「どうぞこちらのお席へ」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

セレナ「・・・」

セレナはチップとして10000円を渡した

店員「私なんかにお心遣いとは恐れ入ります」

カルム「待ったかな?」 チャリンチャリン

セレナ「大丈夫・・・」

カルム「今日は何処に行く?」

セレナ「私・・・服を買いたいんだけどいい?」

カルム「もちろん!」

ミアレ 高級ブティック店

店員「いらっしゃいませー」

カルム「いやー!実は僕もこの前ここで買い物したんだよ!」

セレナ「そうなんだ・・・何を買ったの?」

カルム「うん、実は帽子用のバッジとTシャツを買ったんだ」

セレナ「・・・へ、へぇ」

セレナ「どうかな?」

カルム「うん、よく似合ってるよ」

店員「お似合いですよセレナ様!そちらは合計で53万ほどになります」

カルム「う・・・」

セレナ「元の服に着替えて来る」

カルム「だ、だよね・・・何種類か試着したけど流石にどれも値段がちょっとね」 ホッ・・・

ヒトカゲ「かー・・・?」

カルム「着替えの邪魔になるだろうから僕はお店の外で待ってるね」

セレナ「・・・うん」

店員「では試着されたお洋服はこちらで戻しておきますね」

セレナ「あ・・・今まで試着したのとマネキンの服全部買うので宅配で送って欲しいんですけど」

セレナ「お待たせ」

カルム「うん、大丈夫だよ。次は何処に行こうか」

サナ「あ!カルムだ」

トロバ「セレナさんもいますね。おやおや、これはもしかしてデート中でしょうか?」

ティエルノ「あのカップルまだ続いてたんだね!」

サナ「あれれーもしかして私達お邪魔かな?」

セレナ「・・・///」 テレテレ

カルム「やあ!サナとトロバじゃないか」

セレナ「皆は何してたの?」

サナ「うん、実は博士からの依頼でフレア団の残党が何か企んでいるらしいから調査をしていたんだ!」

トロバ「セレナさんも気をつけてくださいね!」

ティエルノ「そうだねセレナはフレア団にいろいろ恨まれているからね」

カルム「大丈夫!セレナは何があっても僕が守るよ」

サナ「きゃーー!流石カルム!!」


ティエルノ「え・・・セレナより弱いのにカルムが守れるの?」

カルム「え・・・・・・」

ティエルノ「だってセレナはチャンピオンでカルムはチャンピオンじゃ無いでしょ?」

カルム「で、でも!僕はセレナに勝ったんだよ!」

ティエルノ「それって公式戦?フリーでしょ?しかもたったの一回勝っただけってカルムは何回セレナに負けてるのさ」

カルム「そ、それは・・・・」

ティエルノ「ほら、やっぱりカルムはセレナより弱いじゃないか」

セレナ「・・・」オロオロ

カルム「・・・・・・・」

サナ「おい豚・・・」

トロバ「空気読めよ・・・」

カルム「ゴメン、セレナ・・・きょうはここまでにしよう」

カルムは自転車で逃げ出した

セレナ「カルム!」

キキィ!

タクシーの運転手「何処まで行きましょう?」

セレナ「あの自転車を追って!」

ブロロ~


ティエルノ「だって、どう見ても不釣り合いじゃないか」

サナ「豚が人の言葉を喋ってるよりはマシだよ」

トロバ「まったくです!」

タクシーの中

セレナ「急いで・・・」

タクシーの運転手「ハイハイ、心配しなくても直ぐにつきますよ~」

セレナ「あ、あれ?・・・何処に行くの?」

タクシーの運転手「ふふ・・・引っかかったなチャンピオンめ」

セレナ「貴方は・・・」

フレア団A「お前に復讐するこの時を待ってたんだよ!」

セレナ「騙したわね・・・」

フレア団A「おっと!大人しくしないと」

キキィーーー!!

セレナ「きゃ!」

フレア団A「事故ちまうぜ?ここはタクシーの中なんだから目的地に着くまで大人しくしてくれよ?」

セレナ「私を何処に連れて行く気?」

フレア団A「俺らの隠れ家さ・・・そこで俺の仲間達が歓迎してくれるぜ!ヒャッハーーーー!!」

カルム「僕は・・・」

ティエルノ「カルムーーー!!!大変だ」

カルム「君は」

ティエルノ「大変だ!セレナがフレア団にさらわれた!!」

カルム「何だって!?」

ティエルノ「セレナの6vメタモンが手紙を持ってあらわれたんだよ!」

セレナの手紙「フレア団にさらわれた助けてカルム」

ティエルノ「くそ!きっとあのタクシーがフレア団の罠だったんだ!」

カルム「何でセレナのメタモンが?(6vって何だろう?NNかな)」

ティエルノ「きっとセレナが気づかれないように手紙を持たせて逃がしたんだよ」

カルム「そうか!メタモンならどんな場所からも液状で逃げられるからか!」

セレナ「・・・」

フレア団A「へへへ・・・いくらチャンピオンでもこの人数に囲まれたらおしまいだろう」

フレア団B「ふひひ・・・サセーンw」

フレア団C「我らが小娘一人に負けるなどあり得ないのですな」

セレナ「カルムが助けに来るもん・・・」

フレア団A「カルムって誰だよ!ぎゃっはははwww」

セレナ「(大丈夫・・・メタモンに銀の粉を持たせてここまでの道のりは教えた)」

セレナ「(いい機会だから、カルムにコレを倒してもらって自信を持ってもらおう)」

ティエルノ「カルム!一緒にセレナを助けに行こう!!」

カルム「でも、僕は・・・」

ティエルノ「なにを言ってるんだ!君はセレナを守るんじゃなかったのか!」

カルム「でも・・・」

ティエルノ「根拠の無い自信を持っていたカルムはどこに行ったんだ!」

カルム「くっ・・・」

ティエルノ「いったいどうしたんだよ・・・カルム」

ティエルノ「もういい!カルム・・・君は本当に腑抜けになってしなったみたいだね」

カルム「何だと!」

ティエルノ「いいんだ。そうやっていじけていればいい。セレナは僕が助けるよ」

カルム「君がセレナを助けられるわけがないだろう!だって君は豚じゃないか!!」

ティエルノ「そんなのどうでもいい!!」

カルム「!?」

ティエルノ「カルム・・・僕は君が羨ましかった。ただ、イケメンと言うだけでセレナと付き合える君が!」

カルム「ふ・・・見にくいブサイクの僻みだな」

ティエルノ「ああそうさ!だけど・・・羨ましかったんだセレナと付き合える君が」

カルム「ティエルノ・・・もしかして君は」

ティエルノ「・・・ああそうさ」

カルム「人間に・・・恋をしたのかい?」

ティエルノ「僕はセレナを助けに行く!君はそこで指を加えて見てるがいいさ」

ティエルノ「セレナが僕の物になるのを」

カルム「・・・行けよ」

ティエルノ「ふ・・・かっこ悪いねえカルム・・・ま、そんなもんか? 君は」

カルム「・・・・・・」

カルム「待てよ!そこまでいわれて黙っていられるか!!」

ティエルノ「・・・なにかな?」

カルム「俺も行く!」

ティエルノ「そう来なくちゃ」

フレア団幹部「そうは問屋がおろさねぇぜ!」

ティエルノ&カルム「「!!」」

フレア団幹部「へへへ・・・こうなるのを見越してお前を見張ってて正解だったぜ」

ティエルノ「カルム、ここは僕に任せて先に行け!」

カルム「そんな!」

ティエルノ「別に君を助けるわけじゃない、今は君がセレナを助けに行った方が都合が良いんだ」

フレア団幹部「へー・・・熱い友情ってか?」

カルム「ゴメン・・・」

ティエルノ「謝るなよ」

カルム「君、名前何だっけ?」

フレア団幹部「おいデブ?お前本当に俺を足止めできるのか」

ティエルノ「やってみないと分からないだろ・・・」

フレア団幹部「やってみろや!こいグラエナ」

グラエナ「わんわん!」

ティエルノ「僕の事を好きにならない人間は邪魔なんだよ!!」

カイリュウ「GYAAAAAAAAAAAAAAAAA」

ティエルノ「カイリュウ竜の舞い!」

フレア団A「くっそ!襲おうとしてもリフレクターがや触れねえ」

セレナ「(カルムまだかな・・・)」

クレッフィ「キャピ!」

フレア団B「おい!誰かあのキチガイクレッフィのリフレクター何とかしろよ!」

フレア団C「風邪引いちまうよ~・・・」

フレア団D「ダメだ!壊してもこっちが突撃する前に新しい壁を貼られちまう!!」


カルム「セレナ!助けに来たぞ!!」

セレナ「カルム・・・!」

カルム「セレナ・・・無事か」

セレナ「・・・!」

セレナ「きゃーカルムたすけてー」

フレア団A「あれ?リフレクターが消えた・・・」

カルム「セレナは僕が守る!」

フレア団A「ちょうどいい!てめえをブチのめしてチャンピオンに復讐してやるぜ」

カルム「順番に相手をしてやる!こい」

フレア団A「いけ!ヘルガー」

ヘルガー「グゥルルゥウウウウウウウウウ・・・ガウバウ!」

カルム「いけ!ニャオニクス」

ニャオニクス「我輩は猫である!」

カルム「ニャオニクス!チャームボイス」

ニャオニクス「名前は・・・!」

フレア団A「ヘルガー!ふいうち」

カルム「え!」

ヘルガー「バウがぁあ!!」

ニャオニクス「アッーーー!!」

フレア団A「まずは一匹目w」

カルム「くっ!」

カルム「チルタリス!」

チルタリス「リスリス~!」

フレア団A「ヘルガー!メガ進化だ!」

カルム「え!」

メガ・ヘルガー「オレサマヲコケニシタヤツヲブチコロス!!」

フレア団A「にほんばれ!」

カルム「チルタリス!りゅうのいぶき」

チルタリス「ふー!!」

メガ・ヘルガー「?」

フレア団A「そんな攻撃きくか!」

フレア団A「あくのはどう!」

カルム「チルタリス!」

フレア団A「だいもんじ!」

カルム「ピクシー!」

フレア団A「あくのはどう!」

カルム「シャワーズ!」

フレア団A「だいもんじ!」

カルム「メガ・アブソル!」

カルム「ブリガロン!かわらわりだ!!」

ブリガロン「ブリブリ!ブリィイイイイ!!」

メガ・ヘルガー「きゅう・・・」

フレア団A「くそ・・・負けちまった!あと少しだったのに」

セレナ「カルム・・・助けてくれてありがとう!」

カルム「セレナ・・・」

セレナ「大丈夫だよ・・・雑魚は私が片付けて置いたから」

フレア団B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、P、Q、R、S、T、U、V、W、X、Y、Z
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「やられた~」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

メガ・ガルーラ「ブゥウルウ・・・」


カルム「・・・・・・」

ミアレシティー フラダリカフェ

サナ「なるほどね~・・・それでカルムは無理するのを諦めたんだ」

カルム「うん、僕は弱い・・・今回はそれを実感したよ」

セレナ「・・・」

カルム「だから、それを認めた上で僕はセレナと付き合う事にした!」

カルム「皆違って自分より優れている人がいたりするのは当たり前なんだ」

トロバ「そうですね」

カルム「だけど、それでいい!自分に足りない物があるならそれを受け入れて補ってもらえばいいんだ」

カルム「だって僕は自分よりも優れてる所を含めてそんなセレナを好きになったんだから!」

セレナ「・・・///」 テレテレ

翌日 ミアレでのデート

三ツ星レストラン ド・キワミ

カルム「努力値と言うのを聞いたんだけど」

セレナ「・・・」 モグモグ

ヒトカゲ「カゲカゲ!」 モグモグ

ブリガロン「ブリブリーーー!!!」 モグモグ


店員「セレナ様・・・本日のお会計18万円になります」

セレナはチップを含めて20万を払った

ミアレシティ 高級ブティック店

店員「わー!お客様とてもお似合いですよ!!」

カルム「そ、そうかな?」

セレナ「・・・」コクコク

店員「こちら全部で32万円になります」

セレナ「全部ください」

セレナ「カルム・・・挑戦者が来たみたいだから少しリーグに行って来るね」

カルム「うん、頑張って!セレナならきっと勝てるよ」

セレナ「うん・・・」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

ブリガロン「ブリブリ~!」

セレナ「(カルムの為にいっぱい巻き上げてこなきゃ!)」

ミアレシティ フラダリカフェ

カルム「と、言うわけで思ったんだけど・・・」

サナ「・・・・・・」

トロバ「・・・・・・」

ティエルノ「・・・(ダンスしたい)」


カルム「セレナにプロポーズしようと思う」

サナ「カルムはそれでいいの!?」

カルム「え、何が?」

サナ「何が? じゃ無いよ!!だって、それって・・・それって・・・」

トロバ「(ヒモですね・・・)」

ティエルノ「(一生ダンスして暮らせるじゃん!いいな~~)」

サナ「くっ・・・言えないよぉ・・・私からは言えない!」


カルム「とにかく僕はセレナにプロポーズする!」

パキラ「チャンピオン・・・挑戦者が来ました」

セレナ「また・・・? 早くすり潰さないと・・・」

ヒトカゲ「カゲカゲ!」

カルム「セレナ・・・会いに来たよ」

セレナ「カルム・・・どうしてここに?」


パキラ「(たっく・・・こっちは生き遅れてるのにガキの子守なんかしてられるかよ)」

パキラ「チャンピオン、私は席を外させていただきますね」

セレナ「まさかカルムが四天王を倒してここまで来たの?」

カルム「うんん、勝てないからティエルノに変わりに倒してもらった」

ティエルノ「どもー」

ガブリアス「フライゴンとは違うのですよ・・・フライゴンとは」


セレナ「・・・・・・」

マリルリ「ドラゴンなんか駆逐してやる・・・」

ガブリアス「きゅ~~~」

ティエルノ「負けたーー!」

サナ「前座も終わったしいよいよだね」

トロバ「カルムくん!ファイトです」


カルム「伝えたい事があるんだ」

セレナ「・・・」

カルム「セレナ、君が好きだ!毎日僕の為に美味しい味噌スープを買って僕を養ってくれ!!」

カルム「僕と・・・結婚してください!」

サナ「史上最悪のプロポーズ、キタァアアアアアアアア!!!」

トロバ「前半のセリフの残念さが異常ですね」

ティエルノ「(僕なら『僕と一緒に人生と言う名のダンスパートナーになってください!』っていうのにな・・・)」


カルム「・・・」

セレナ「はい・・・///」


サナ「セレナはそれでいいの!?」

ヒトカゲ「カゲカゲ!カゲカゲ!」

ブリガロン「ブリブリ~!ブリブリ~!」

カルム「ほ、本当!やったぁあああああああ!!」

セレナ「ただし・・・ポケモン勝負で私に勝てたらね?」

クチート「TUEEEEEEEEEEEEEEE!!」

カルム「・・・」


サナ「カルムが勝つ頃には、セレナがお婆ちゃんになっちゃうよ・・・」

トロバ「これはしばらく結婚できそうにありませんね」

ティエルノ「これじゃあ僕と同じで、セレナは一生結婚できないね」



おわり

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