美希「ハニーが女の人と歩いてるの!!」(101)


P「」
女「」キャッキャッ


美希「あきらかに怪しいの・・・あとをつけるの」ササッ

  ____


美希「路地裏に入ってくの・・・」

美希「!?」バッ


P「」
女「」チュー


美希「嘘・・・なの・・・」

美希「いや!!」ダッ


美希「ハニー・・・」ポロポロ




美希「・・・(げんなり)」バタン

亜美「あっミキミキおかえり→!ちょっとこれDO→思う→!?」

美希「・・・」ポスン

真美「ミキミキ?」

春香「美希・・・?どうしたの?何かあったの?」


美希「プロデューサーが・・・女の人とキスしてたの」


アイドル達「!?!?」


貴音「ま、真なのですか?美希。」

響「そ・・そんなわけないさー・・・。プロデューサー彼女いないって言ってたぞ・・!」

千早「そうね・・・。お前らをプロデュースするので精一杯だ・・・って。」

春香「プロデューサーは嘘なんてつかないよ!・・・多分」


美希「ホントーなの!ミキしっかり見たの!!」

美希「嘘じゃ・・・ないの・・・」

ミス

美希「プロデューサーが~~」

美希「ハニーが~~」

伊織「きっと何かの見間違いよ!ホ、ホラ!肩にゴミがついてたとか?」

やよい「うっうー!そうです!プロデューサーは嘘なんてつかないです!」

雪歩「・・・(うるうる)」

真「ゆ、雪歩、伊織の言うとおりだよ!何かの間違いだって!」




P「ただいまー!!」バタン!


アイドル達「!!」



P「おっみんなどうしたんだー?集まって」

美希「ハニー」

P「? どうしたんだ美希、暗い顔して」

美希「さっきの女の人誰なの!!」

P「!!!」

アイドル達「・・・・(ゴクリ)」

P「さっきの・・・?な、何のことだ?」アセアセ

美希「ミキみたの!ハニーがキレイな女の人と歩いてるとこ!」

P「あっ、ああ!あれはたまたま道案内してただけで・・・」

美希「ふーん・・・ウソつくんだね・・・」

美希「たまたま会った人とキスなんてしないって、ミキ思うな」

P「っ・・!」

あずさ「・・・プロデューサーさん?」

響「ホ、ホントなのか?・・・プロデューサー」

伊織「ちょっと!何か言いなさいよ!!」

千早「プロデューサー・・・。」

P「・・・・ああ、ほんとだよ。」

アイドル達「えっ!?」


P「そんなことより皆、もう仕事があるだろ。早くスケジュールを確認するんだ。」

美希「仕事なんてどうでもいいの!!それよりハニー!」

P「美希!!!」

美希「っ!」

P「さぁ行くんだ」

美希「」ダッ


タッタッタッ・・・

春香「プロデューサーさん・・・嘘・・・ですよね?」

貴音「貴方様・・・。わたくしはまだ信じております」

千早「・・・」ウツムキ

真「嘘だけはつかないって・・・信じてたのにっ!」タッ

亜美「兄ちゃん・・・」

真美「(ヤだな・・・。)」

やよい「ぅー・・・」

     ゾロゾロ・・・
バタン
_____________

ギィー・・・バタン

女「…プロデューサーさん・・。これでよかったんでしょうか・・・?」

P「仕方の無いことですよ…。それより…こんなことさせてすみません」

P「小鳥さん」

小鳥「(うまくミキちゃんをだませたのはよかったけど・・・ここまで皆がショックを受けるだなんて・・・)」

小鳥「い…いえ…。(けど、ちょっと嬉しかったっていうか・・・)」

P「小鳥さん?」

小鳥「い、いえっ!あははー!それよりに、似合ってましたー?私の変装!」

P「ハハハ…。 はぁ…、それにしても美希はまだしも、他の皆までああなるとはな・・・。」


P「あずささんのあんな眼…初めて見たぞ…。それに貴音なんて珍しく狼狽えてたし…。」

P「雪歩なんて泣いてたし…響はこらえてたけど顔真っ赤にしてたな…。」

P「亜美と真美も大人しくなってた…。」

P「千早は死んだみたいな顔で下向いてたし…春香も作り笑いだったけど、今にも泣きそうだった」

P「伊織はずっと歯を食いしばってたし、真なんて走って逃げたぞ…。」

P「しかもやよいまで…。」


P「計算外だ…。」ドンヨリ

小鳥「プロデューサーさんが、鈍感すぎるんですっ!」プイ

P「はぁ…どうしよう。」

後は頼んだ・・・

~数日後~

貴音「ぷろでゅーさー!」

P「貴音か。どうした?」

貴音「先日ミキが見たという女性…。その方とわたくしを…会わせて頂けないでしょうか」

P「なっ何でだ?」

貴音「わたくしには納得がいかないのです…。貴方様はわたくしと共に頂を目指すと約束を交わしました。」

貴音「その貴方様が…共に歩むはずの道の途中で…別の女性に…」

P「(涙・・・!?あの貴音が…)」

貴音「一目見ないと納得がいかないのです!」キッ

P「(マズい…直接会うとなると…音無さんの変装じゃ確実にばれる!)」

P「その…写真とかじゃダメか…?」

貴音「貴方様!!」

P「わ…わかった…こ、今度、連れてくるな!」

貴音「…宜しくお願い致します」オジギ

P「(ど…どうしよう…勢いに押されてOKしてしまった…。)」


美希「ハニー!!」

P「(誰か代役を…?でも女の知り合いなんて他にいないし…)」

美希「ハ・ニ・イ!!」ドンッ

P「うわっ美希!どうしたんだ!?」

美希「ハニーぼーっとしてるの・・・。あの女の人のこと考えてたの?」

P「い、いや、まぁ…(あれ?機嫌治ってる?)」

美希「ミキね…あれからいーっぱい考えたの」

美希「ハニーが幸せならミキも幸せかなーっ…とかも考えたの」

美希「でもね、ミキ、やっぱりダメなの。」ポロ

美希「ミキ、ハニーが別の人とまたキスするなんてやだよ…」ポロポロ

P「みっ美希!あのな…!」

美希「もういいの!だからね、ミキ決めたの。ミキ、ハニーの彼女と会うの!」

P「!?」

美希「それでどうなるかはわかんないけど…。そこで決着をつけるの!」キリッ

美希「そこで、世界で一番ハニーを幸せにできるのは、ひぐっ、ミキなんだーって、わ、わかってもらうの!」ポロポロ

美希「だからハニー…。ちゃんと紹介してね?ミキつ、辛いけど、ハニーの為ならが、がんばれるの!」ポロポロ

P「(み、美希…泣きながら…)」

美希「じゃぁハニー!ま、またなの!」タッ

P「あっおい美希!ってあぁ・・・」

P「(どうしよう…美希まで…。)」

響「プロデューサー…見てたぞ」

P「うわっ響いたのか!?」

響「この…女泣かせ!ヘンタイプロデューサー!紹介するって何さー!!」パシパシ

P「いたたた!」

響「(うぅ…自分、家族のみんなにプロデューサーのこといっぱい話してるのに!)」

響「(この間の仕事の後なんて…)」

~~~

響「えへへーいぬ美、今日はいっっぱいプロデューサーが褒めてくれたぞ!」

響「えっ?///な、何言ってるさーワニ子!!そんなワケないぞ!!///」

響「ま、まぁ嬉しかったのはホントだけど…。///」

響「…」

響「なぁハム蔵…。プロデューサーって、自分のことどう思ってるのかなぁ…。」

響「えっ!?///」ボン

響「そ、そうかなぁ…」モジモジ

~~~

響「この!この!」パシパシ

P「響!やめ…!…?」パシ…

響「自分…バカみたいじゃんか…」グス

響「ぐすっ…プロデューサーのばかぁ…!」パシ…

P「(響…そこまで…俺の事…)」

P「響…あのな…!」

響「っ!いいさー!プロデューサー!自分、別になんともないさー!」クルッ

響「ぃ、今のだって別にお兄ちゃんが恋しくなっただけさー!」

響「自分、本当になんともないからな!なんくるないさー!」

響「…プロデューサー…。じゃぁね!」タッ


P「響…」

P「(…やっぱり…)」

やよい「プロデューサーさん…。」

P「やよい…」

やよい「プロデューサーさん、もうもやしパーティー来てくれなくなっちゃうんですか?」ウルウル

P「いや、やよい、そんなことは」

やよい「長介も浩太郎もプロデューサーとまたもやしパーティーするの楽しみにしてますー」

やよい「それに、わ、私もプロデューサーさんがお兄ちゃんだったらいいなーって、思ってた…のに…」

やよい「私…ぃやなんです…プロデューサーが女の人とキスしてたって聞いて…」

やよい「お兄ちゃんだったら…別にいいはずなのに…」

やよい「プロデューサー…」

やよい「ぅー…」ウルウル

P「(やよい…)」

やよい「(は、恥ずかしい…)///」

やよい「うっうー!ぷ、プロデューサー、またあした!」ダッ


P「(いつも元気なやよいが…)」

P「ふぅ…」ドスン

雪歩「…」

雪歩「プロデューサーさん、お茶ですぅ」

P「ゆ、雪歩!有難う…って熱っ!!」

P「…雪歩?」

雪歩「…」ゴゴゴ

P「(何だこの威圧感は…)」

雪歩「プロデューサーさん…」

P「は、はい?」

雪歩「…せっかく、淹れたお茶ですから、全部飲んでくださいね?」

P「あ、ああ…(苦っ!このお茶とてつもなく苦い…)」


雪歩「…なんで美希ちゃんじゃないんですか…?」

P「え?」

雪歩「美希ちゃんならまだ諦めもついたのに…全然関係ない女の人だなんて」

雪歩「プロデューサーさんなんて…穴掘って埋まってればいんですぅ…」

P「ゆ、雪歩。あれはな?」

雪歩「プロデューサーなんて…プロデューサーなんて…」

P「(ダメだ…聞いてない)」

雪歩「大嫌いですぅ!!!」バシャァ
ダッ
P「熱うっ!?うわあつつつつ!!!!」

雪歩「あっ私っ!?ご、ごめんなさい!!」バシャァ

P「冷たっ!水!?」

雪歩「しし失礼しますぅ!!」ダッ

P「雪歩!?居ないし!」


P「…シャツがびしょ濡れだ…」

P「何やってんだ…俺…」

 ____________

        …

P「ふぅ…」

P「あれから、春香から千早から皆来るんだもんなぁ…。」

P「大変だった…」

P「女泣かせ…か…」

P「美希にちょっとアイドル意識を持ってもらいたかっただけなんだがなぁ…」

  ____________

決戦の日

P「みんな…今日集まってもらったのは…」

P「この間の美希の話のことだ」

アイドル達「…」

P「皆勘違いしているようなので、改めさせてもらいたいと思う。」

P「入ってくださーい!」

女「はーい!こんにちはー!」

春香「アレ?この声?聞いたことあるような」

美希「あーっ!このあいだの女(ヒト)なの!」

他アイドル(アレが…)

伊織「ふ、ふん!少しは美人みたいじゃない!こ、この伊織様にはかなわないけど?」

千早「(…綺麗な人。でもどこかで…?)」



小鳥「じゃーんっ!」バサァッ

アイドル「小鳥(音無)さん!?!?」

小鳥「私だったのです!」

美希「どういうことなの!?小鳥がハニーのカノジョってこと!?」

小鳥「///」

アイドル「ええーーっ!?!?」

P「ちょっちょっと!冗談はやめて下さい音無さん!」

P「みんな、実は全部ミキを騙す演技だったんだ。」

小鳥「(じょ…冗談…)」ズーン

アイドル「演技ーー!?」

貴音「面妖な…!」

春香「でっでもキスは!?したんですか!?」

P「してないしてない。美希の角度からそう見えるようにな…。」

美希「」ポカーン…

美希「よ…」

美希「よかったのーーーーーー!!」パァァ

美希「ミキ、前にみたときね?すっごく、き、キレイだったからぁ…」ポロ

美希「ずっと、不安だったの…。もしかしたら…って」ポロポロ

春香「美希…。よ、良かったね!あれっ…?アハハ…安心して…」ポロポロ

響「さ、最初っから自分はなんともなかったぞ!」

伊織「ふん!こんな事だろうと思ったわよ!」

真「い、伊織だって…不安がってウサちゃんに相談してた癖に…」ウルウル

雪歩「(わ、私…大変なことしちゃいました~!!)」

やよい「うっうー!よかった!これでプロデューサーともやしパーティーまたできます!」

亜美「まぁ→一件落着ってとこですなー?」

真美「そーですな!(よかった…兄ちゃん)」

千早「全く…人騒がせなプロデューサーね(良かった…本当に良かった)」


P「皆、勘違いさせてごめんな!…美希、わかってくれたか?」

美希「ハ…プロデューサー、大好きなの!」

P「ったく…。(まぁ…今はこんなもんで…)」


後で小鳥はフクロにされましたとさ

おしまい




なんで驚かそうと思ったんだ?

最初演技しようとしたのは、美希にプロデューサーを諦めさせて
アイドルに専念させるためです(ハニーって呼ばせないようにとかね)

>>88
最後は小鳥さんの茶目っ気って事で許してください


初めてSSを書いたけどやっぱりプロットとかいりますね…
行き当たりばったりだったので全体的に雑なのは許してくだしあ
次はもっと丁寧に書きたいと思います

ありがとうございました!

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