P「P争奪戦・・・?なんだそれ」春香「はい」(773)

P「それってPの座を争うってことか?」

春香「違います。私たち所属アイドルが文字通りプロデューサーさんを取り合うんです」

P「ほう」

春香「開始は今日の正午からで、1週間後のタイムアップのときにプロデューサーさんと一緒にいた人が勝者です」

P「へえ」

春香「ちなみに勝者にはプロデューサーさんを末永く好きにできる権利が与えられます」

P「ちょっと待て俺の意思は?」

春香「知るか」

P「おい」



みたいな感じでオナシャス

P「765プロで争奪戦?」

春香「Pさんも楽しみですよね!」

P「え?いや俺関係ないだろ?」

春香「何言ってるんですか。『P』争奪戦ですよ!争奪戦!」

P「『P』争奪戦・・・・?なんだそれ?」

春香「はい!文字通りPさんを奪い合うんです、みんなで!」

P「......」

期待

P「お、俺を奪い合うのか....?」

春香「はい!もてる男はツライですね!」

P「....奪い合った後俺はどうなるんだ?」

春香「勝者のものに決まってるじゃないですか。しかも末永く好きにできるんですよ?」

P「俺そんなの聞いてないぞ....」

春香「気にしないでください!Pさんの意思は関係ありませんから!」

P「」

いいね

いまさらだけど土曜日ぐらいに立ったやつで同じようなのがあった気が

はよ

午前11:58

春香「ルールは簡単!」

春香「1週間後の正午にプロデューサーさんの一番近くにいた人が優勝です!」

春香「時間内は逃げるもよし隠れるもよし盗聴するもよし奪うのもよしです!」

春香「ただし他の参加者に命にかかわる攻撃をした人はその時点で失格と見なしますので!」

春香「Pさんは今私たちの知らない場所にいますのでまず接触しなければなりません!」

春香「ちなみにPさんへの連絡の取り合いはOKとします!以上!さあ準備はいいですかー!?」

全員「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」」」

春香「では・・・スタート!!」



1日目 開始

千早「まずは連絡を・・・」ピポパ

やよい「うっうー!繋がらないですー!」

響「自分も繋がらないぞー!」

千早「電源を切ってるみたいですね・・・」

あずさ「どうしましょうね~」

美希「・・・」

美希(みんな困ってるの。こんなときのためにハニーの腕時計に発信機を仕込んでおいて正解だったの。お先なの)ダダダダダダ



真(・・・美希についていけばプロデューサーに会えそうだね)タタタッ

貴音(そのようですね)タタタッ

美希「タクシー」ビッ

キキーッ ガチャ バタン

美希「このあたりまでよろしくなの」

運転手「はい」

ブーン

真「まずい!こっちも!」ビッ

キキーッ ガチャ バタン

運転手B「どちらまで?」

真「前のt」

貴音「前のタクシーを追ってくださいませ」キリッ

真「ああっ!僕が言いたかったのに!」

車内

美希「予定通り美希が一番乗り確実なのwwwwそれでハニーと違う県に逃げちゃえばみんな見つけられっこないのwwwwww余裕なのwwwwww」ホジホジ

運転手(独り言こええ・・・)ブーン

B車内

真「結構遠いなあ」

貴音「そのようですね」

真「あ、タクシー代ワリカンね」

貴音「面妖な・・・」

運転手B(美男美女のカップルとか爆発しろ)ブーン

美希「ありがとうなのwwwwwwここでいいのwwwwww」チャリン

運転手「はいどーもー」ブーン

美希「さーて、ハニーを探すのwwwwww」テクテク

美希「発信機ではこのあたりにwww・・・ってアレ?」キョロキョロ

美希「ハニーがいないの・・・」キョロキョロ

美希「なんでなんで!?地図ではちゃーんと」グシャ

美希「・・・まさか」ヒョイ

美希「・・・・・・美希がつけた発信機なの」

美希「く・・・、く・・・、」プルプル

美希「くそがあああああああああああああああなのおおおおおおおおおおおお!!!!!」



真「荒れてるね」コソコソ

貴音「出し抜かれたみたいですね」コソコソ

真「しかしこれで手がかりがなくなっちゃったね」

貴音「面妖な・・・」

~美希到着の少し前~



P「はじまってしまったか・・・」

P「一体俺の人権はどこに行ったんだろうか」

P「強制的に結婚なんて・・・」

P「・・・」

P「!」ピコーン

P「あれ、これ俺が1週間逃げ切れば自由の身のままじゃね?天才?」

P「そうと決まれば他県に・・・」

???「あなたがPさんですね?」

P(ですよねー)

アイドルと結婚できんだからいいだろP爆発しr…いやPは俺か

P「そうですが・・・あなたは?」

???「私ですか?私は水瀬財閥に仕える者です」

P「ってことは・・・」

使い「はい。伊織お嬢様のご命令であなたを回収しに来ました」

P「俺は物ですか」

使い「とりあえず追っ手が来る前に早く乗ってください。全裸で」

P「なんで!?」

使い「発信機がついている恐れがありますので」

P「探知機とかないんですか?」

使い「あるにはありますが」

P「なら」

使い「面倒なので使いたくないんです」

P「おい」

使い「いいから早く」ポイポイ

P「いやああああああああああああ!!」



~~~

P「女の人にひんむかれた・・・」シクシク

使い「貧相な肉体ですね。さーて探知機使いますか」ゴソゴソ

P「結局使うのかよ!」

使い「んー・・・ん?この腕時計から反応がありますね」ピピピッ

P「腕時計?・・・ほんとだ」

使い「これはそのへんに捨てときましょう」ポイッ

P「いつの間に仕掛けたんだ・・・」

使い「では行きましょうお嬢様が待ってますから」

P「はぁ・・・」

某県 伊織の別荘

P(あのあとカーテンを閉めきった車で数時間連れ回された。全裸で)

P(トイレにもいかせてもらえず尿瓶を渡されるという辱め)

P(くそう・・・くそう・・・)

使い「では私はここで。伊織お嬢様に早く会いに行ってください」

P「え!?服は!?」

使い「大丈夫です。ここは私有地ですので通報はいたしません」

P「そうじゃなくて裸で出歩くのが恥ずかしいって言ってr」

使い「伊織お嬢様がウン十万の服を用意してると言っておりました」

P「伊織ー!今行くぞー!」ダダダダダダ

伊織「遅かったじゃな・・・ってきゃああああああああああああ!!!」

P「どうした伊織!?」

伊織「あんたよあんた!服着なさいよ服!///」

P「お前のとこのやつにひんむかれたんだよ」

伊織「変態!変態!早くこれ着なさい///」ピッ

P「おお・・・高そうな服・・・」

伊織「スーツだとあんたってすぐわかりそうだしね」

P「ありがたく着させてもらうよ」モゾモゾ

伊織「・・・///」マジマジ
P「・・・」モゾモゾ

伊織「・・・///」マジマジ
P「・・・・・・見たいんなら見てもいいんだぞ?」

伊織「べべべべ別にそんなんにゃないし!///」

P(噛んだな)

伊織「いい感じじゃない」

P「伊織ほどじゃないよ」

伊織「///」

P「ところでここは?」

伊織「私の別荘よ。場所は教えられないけど」

P「なんで?」

伊織「盗聴の恐れがあるからよ」

P「あ、なーるほど・・・」

伊織「で、あんたはタイムアップまでここで暮らすってわけ」

P「へえ・・・」

伊織「・・・嫌がらないの?」

P「正直他の連中に捕まるよりは全然マシだと思いました」

伊織「もう///」

P(雪歩とかだと1週間穴の中とか言いそうだしな)

伊織「じゃあ食事にしましょう」

P「わーい」

伊織「あ。その前に」ゴソゴソ

P「?」

ガチャン

P「・・・・・・なにこれ」

伊織「なにって・・・・・・手錠だけど?」

P「」

いいだろう。支援する。続けたまえ

伊織「あんたと私はこれから1週間手錠生活するの」

P「」

伊織「『タイムアップ時に一番近くにいた人が優勝』だから。この時点で究極に近づいてればあとはもう勝利は確定」

P「」

伊織「それにあんたを誘拐するなら私をなんとかしなきゃならないし」

P「」

伊織「腕を切り落とせばルール違反だしね。まあ誰もそんなことはしないでしょうけど」

P「」

伊織「でもそれよりお風呂とかトイレのほうが私には問題かも///」モジモジ
P(どんだけだよこの人)

意中の男性に手錠しちゃう女の人って……

いおりんきゃわわ

P(その後右手の自由を奪われた俺は伊織にあーんされながら夕食を食べた)

P(さすがに風呂は別々に入った。手錠のままだと服が脱げなかったからだ。「別々に入ろう」と言うとなぜか伊織は心底残念そうな顔をしていた)

P(そして現在布団の中である)

伊織「じゃあそろそろ寝ましょうか」

P「ああ」

伊織「このまま余裕だといいわね」

P「そうだな。俺もなるべくゆっくりしたい」

伊織「じゃあおやすみ」

P「おやすみ」



~1日目終了~
暫定1位 伊織 2cm
  2位 小鳥 30m
  3位 雪歩 20km

>>49
自分とPを繋いでるんだろ

雪歩ぱねー

チュンチュン



響「・・・自分の嗅覚を頼りに来たけど・・・ここはどこなんだろ」キョロキョロ

ガサガサ

響「ひっ!」ビクッ

バッ

響「ゆ、許してくれー!自分はおいしくないぞー!」ガタガタガタガタ

???「・・・・・・響ちゃん?」

響「え・・・?あれ?雪歩・・・?」

雪歩「どうしたのこんな山奥で」

響「・・・こっちのセリフだぞ」

2日目 スタート

~~~



雪歩「へーニオイだけでここまで来たんだねえー」テクテク

響「雪歩こそどうやってここまで?」テクテク

雪歩「私?私はプロデューサーさんの伊織ちゃんに仕掛けた盗聴器を頼りに来たんだよ」テクテク

響「なんで伊織に?」テクテク

雪歩「だって伊織ちゃんはいろいろお金も人も持ってるし。最初に何か仕掛けるだろうなあと」テクテク

響「なるほど」テクテク

雪歩「でも伊織ちゃんも勘が良くて。盗聴を警戒してか具体的な場所は1度も言わなかったんだよね」テクテク

響「え?じゃあなんで場所を特定できたんだ?」テクテク

雪歩「私は足音を聞けばどこの地域の地面だかわかるからね」テクテク

響「え」

雪歩「地属性だからね」テクテク

響(変態だ・・・)

なにこのゆきぽこわい

↑社長「美希君。細かいことはいい。
    全てを>>1に任せ、受け入れてやればいい」

社長「あっ……///」ドピュ

雪歩「で、追っ手がつかないように地面を移動してたから先を越されちゃったんだよね」

響「先を越された?誰に?」

雪歩「小鳥さん」

響「ぴよ子!?」

雪歩「うん。どうやら小鳥さんも伊織ちゃんをマークしてたみたい。執事を買収していっさいがっさいゲロらせたとか」

響「大人気ないぞー・・・」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

雪歩「まあまだ慌てなくて大丈夫だと思うよ。ここを知ってるのは4人だけだし」

響「最後の最後で、ってことか・・・」

雪歩「そうそう。いくら伊織ちゃんがプロデューサーと手錠で繋がろうが私には秘策があるから」

響「手錠?秘策?」

雪歩「まあ後でわか・・・・・・ストップ、響ちゃん」ピタッ

響「え?」ピタッ

雪歩「あーーーーーあーーーーー」キィーン

響「み、耳が痛いぞ・・・ど、どうしたんだ雪歩?」

雪歩「・・・」

雪歩「トラップがある・・・それも大量に」

響「え?え?」

雪歩「恐らく誰か・・・小鳥さんが仕掛けてるみたい」

響「そんなのわかるのか・・・」

雪歩「ここからは穴を掘って進もう。幸いあと1kmぐらいだし。はいスコップ」ズイ

響「えー・・・」

同時刻 伊織の別荘

P「うまい」ムシャムシャ

伊織「でしょ?私と結婚すれば毎日食べられるわよ」

P「うーん・・・毎日はいいや」

伊織「・・・ぅぅ」ジワッ

P「嘘です本当は毎日食べたいです」

伊織「本当!?」パァァ

P(めんどくせえ)

P「満腹満腹。ごちそうさまでした」

伊織「よく言えたね。えらいえらい」ナデナデ

P「俺は子どもか」

伊織「はあ?鏡見なさいよあんた」

P「理不尽だ」

伊織「それより今日は何する?」

P「え?伊織が仕切るんじゃないの?」

伊織「・・・」ハァ

P「なんで蔑んだ目で見る」

おやすみー(^o^)ノ

そうか

響たんかわいいよ

P「ちーたん大好き」千早「私もです…」

本文は取りあえず代行でお願いします

>>115

>>116
ありがとうございます

>>117
完結させろよ?

~~~



伊織「ツイスターも飽きたわね」

P「腰痛い」

伊織「いいじゃない。この1週間は仕事がないんだし。プロデューサーもみんなも」

P「えっ」

伊織「あのままだと殺し合いが起こりかねなかったしね。こういうガス抜きはやむを得ないわ」

P「レギュラーとかはどうするんだ?」

伊織「社長が言ってたけど、出た分の損失はプロデューサーの給料から天引きするって」

P「」

伊織「ま、まあ伊織ちゃんが優勝したら立て替えてあげる///」モジモジ

P「ぜひそうしてくれ」

伊織「旦那さんの頼みだしね///」モジモジ

P「(スルー) そういえば他の参加者の同行とかはわかるのか?」

伊織「え?うん。この近くにも何人かネズミが迷い込んだみたいね」

P「なんで追跡できたんだよ・・・」

ビービービー

P「?」

伊織「通信ね」ガチャ

使い『お嬢様』

伊織「何?」

使い『現在敷地内に侵入している不審者の映像を送ります』

伊織「ん」

~~~



雪歩『~。~』

響『~!~!』

P「雪歩と響だな」

伊織「そうね」

P「どうやって来たんだ」

伊織「んー・・・」マジマジ

P「?」

伊織「響は嗅覚、雪歩は聴覚だけでここを嗅ぎ付けたらしいわね」

P「あいつら本当に人間か?」

伊織「んー・・・あと小鳥がすでに侵入してるみたいね」

P「・・・なんでそんなことわかるんだ?」

伊織「読唇術よ」ドヤァ

P(こいつもこえーよ)

伊織「まあここまでは想定内・・・むしろシナリオ通りよ」

P「作戦でもあるのか?」

伊織「当たり前よ。じゃ、ネズミ取りに行くわよ」

~~~

響「はぁはぁ・・・まだなのか雪歩ー?」ザックザック

雪歩「もう少しだよ」ザックザック

響「なんで自分まで・・・」ザックザック

雪歩「・・・ここが裏庭の真下ね。上に掘りましょ」

ザックザックザックザック

響「!! ようやく光が見えたぞ!」ザックザック

雪歩「あ、響ちゃん慎重に行かないt」

響「着いたー!!」

伊織「お疲れ様」

響「えっ」

雪歩「ちっ」

P「よ、よお・・・」

響「!! ぷ、プロデューサー!!なんで手錠なんか」

雪歩「会いたかったですぅ~」

伊織「私の別荘へようこそ。早速だけどもてなしさせてもらうわ」スカッ

P(指パッチン失敗したな)

ザッザッザッ

響「だ、誰だこいつら」

伊織「ウチのSPよ」

雪歩「くっ・・・」

伊織「あんたたちはタイムアップまでこの別荘の『VIPルーム』でもてなしてあげる。・・・さ、お客様をお連れして」

響「ぐ・・・」

雪歩「ひ・・・」

二人「「きゃああああああああああああ!!!」」

響・雪歩 一時退場

外出

最後はやよいが勝つんだよな?な?

最後に勝つって誰が一番になってもPの一人勝ちじゃね?
あ、春香と亜美だと負けになるな

>>141
そういうのいいです^^;

~~~



P「何も牢屋に入れなくても・・・」テクテク

伊織「あら?ルールには『閉じ込めちゃいけない』とは書いてないわよ?」テクテク

P「そりゃそうだけど」テクテク

伊織「ちゃんと3食与えるから問題ないわよ」テクテク

P「・・・まあいいや」テクテク

伊織「ほら、部屋に着いたわよ。次はポッキーゲーメだからね」

P「他にないのかよ」ガチャ



あずさ「あらあら。こんにちわ~」

伊織・P「「!?」」

なんと

P「なぜあずささんがここに・・・?」

あずさ「プロデューサーさんを探してたら『偶然』行き着いたみたいです~」

P「偶然・・・?山奥だぞここ・・・」

伊織「なんで!?ここまでに仕掛けてたトラップは!?」

あずさ「ああ~。なぜか~壊れてたみたいですよ~?」

伊織「は!?何百個あると思ってんの!?」

P(殺す気満々じゃねーか)

あずさ「『偶然』ですよねぇ~」

伊織「ぐぬぬ・・・」

伊織「で、でも!私には手錠があるから問題ないし!」ジャラ

あずさ「手錠ですか~?」

伊織「そうよ」エヘン

あずさ「ちょっと触ってみてもいいですか~?」

伊織「いいわよ!まあこの手錠は私が発注した特製だからどんなことをしても外れn」

ガチャン

伊織「・・・・・・・・・え?」

あずさ「あれ~?手錠がバラバラになっちゃいました~」

伊織「なんで!?なんで!?」

あずさ「たまたま悪いところに触ったんでしょうかね~。『偶然』ですね~」

P(なにこのひとこわい)

あずささん怖すぎワロタ

あずさ「伊織ちゃん」

伊織「ひっ!」ビクッ

あずさ「そんなに恐がらなくても~」

伊織「こ、来ないで!」

あずさ「安心してください~。私はルールは守りますから~」

伊織「ほ、本当れしょうね!」

P(噛んだ)

あずさ「はい~。でもぉ・・・・・・」

P「?」

あずさ「『偶然』、不慮の事故が起こることも・・・ありますよねぇ~・・・」ニタァ

伊織「ぁ・・・ぁ・・・」ガタガタガタガタ

P(やばいこの人やばいよ)ブルブル

伊織「に、逃げるわよ!」ガシッ

P「おわっ」ズルズル

あずさ「あらあら~」


~~~


P「これからどうするんだ」ダッダッダッ

伊織「違う別荘に逃げるわ!えいっ」ドムッ

ゴゴゴゴ

P「隠し扉・・・!?」

伊織「行くわよ」

P「どこに繋がってるんだ?」ダッダッダッ

伊織「ヘリポートの近くよ」ダッダッダッ

P「へぇ・・・・・・ってまさか」ダッダッダッ

伊織「次の別荘まではヘリで行くわよ」ダッダッダッ

P「ですよねー」ダッダッダッ

伊織「・・・」ピッピッピッ
ガチャン

P「お、開いた」

あずさ「あらあら~」

伊織・P「!?」

あずさ「見失ってうろうろしてたらたまたま先回りしてたみたいですね~」

伊織「くっ!」ダッ

あずさ「あら~?」

ダッダッダッ

あずさ「あっさり抜かれちゃいました~。追いかけないと~」テクテク



P「あずささん恐すぎ!」ダダダッ

伊織「あの人何者なのよ!」ダダダッ

P「幸い姿は見えてるな」チラ

伊織「このまま飛び乗るわよ!」シュタッ

P「よっと」シュタッ

伊織「出発!」

バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ

バラバラバラバラ……



あずさ「あらあら~」

あずさ「大チャンスだったのに、『偶然』逃しちゃいました~」

あずさ「まあまだ2日目ですし~」

あずさ「なんとかなるでしょう~」ニッコリ



~~~

~~~


P「はぁ・・・はぁ・・・助かった・・・」ゼエゼエ

伊織「油断してたわ・・・」ゼエゼエ

P「・・・それにしても手錠はどんなトリックだったんだ・・・」

伊織「知らないわよ・・・」

P「手錠・・・しなくていいのか?」

伊織「今はスペアがないから次の別荘に着いたらつけましょう」

P「了解」



???「その必要はないピヨ!」

伊織・P「「!?」」

P「小鳥さん!?いつの間に!?」

小鳥「こうなることは予測済みよ!」ババーン

伊織「年の功ってやつね」

小鳥「あ?なんか言ったかデコ」

伊織「ババアって言ったのよ生き遅れ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

P(こええ)

小鳥「とにかくデコちゃんが手錠をする必要はないピヨ!なぜなら・・・」

P「?」

ガチャン

P「え」

伊織「ち、ちょっと!何なのよそれ!」

小鳥「何って・・・」



小鳥「2人用のパラシュートですけど?」

P「」

伊織「ちょいちょいちょい!やめなさいよ死ぬわよあんた!?下は森よ!?」

小鳥「木のないところまで上手く逃げるピヨ!なぜなら私は小鳥だから!」

P「うまくねーよ年増!」

小鳥「あ゙?」

P「ごめんなさい」

小鳥「では!デコちゃんさらば!」ガラガラッ

ピョーン

P「うわああああああああああああ!!!」



アアアアアアアアアア……

伊織「・・・やられた」

伊織「・・・」ピッポッパッ
伊織「もしもし本部?今Pがパラシュートで誘拐されたわ。大至急捜索ね」ピッ

伊織「畜生・・・!」ギリッ

同時刻 とあるラーメン屋



美希「たまにはラーメンもおいしいの」チュルチュル

真「だね」ズルズル

貴音「面妖な・・・」ハムハム

美希「ハニー見つからないね」チュルチュル

真「だね」ズルズル

貴音「面妖な・・・・・・おや」

真「どうしたの?」

貴音「響からですね」

真「なんて?」

貴音「『伊織の別荘で捕まった。Pもいる』だそうです」

美希「やっぱりでこちゃんだったの」

真「どうする?助けに行く?」

美希「美希はパス。移動してる間にハニーに逃げられそうなの」

真「そうかぁ・・・じゃあボクもパスかなぁ」

貴音「私は別荘に向かいます。響の頼みですので」スクッ

美希「頑張ってなの」

貴音「ご武運を。では」

アリザッシター

真「ねえ」

美希「何?」

真「貴音、お金払わず行ったんだけど」

美希「真クンよろしくなの」

真「ええ!?」

同時刻 伊織の檻

響「貴音来てくれるかなー・・・って何してるんだ雪歩」

雪歩「何って・・・穴を掘ろうとしてるんだけど?」

響「穴!?下はコンクリだぞ!?」

雪歩「えいっ」ポコリ

響「そんなヘナチョコパンチでどうにかなるわけ・・・」

ボゴォォォン!!!!

響「・・・へ?」

雪歩「わーい出口ができたよ~」キャピッ

響「な、なんで・・・?」

雪歩「地属性だからね。じゃ」

響「! ちょ!雪歩!自分の檻にも穴を」

ダダダダダダ……

響「穴を・・・」

雪歩 戦線復帰

同時刻 伊織の第二別荘

亜美「こっちにはいなかったね→」

真美「だね→」

千早「なぜ私までこんな格好を・・・」

真美「いいじゃん。似合ってるよメイド服」

亜美「うんうん」

千早「うう・・・」

亜美「じゃあ亜美たちは他の別荘にも行ってみるから千早お姉ちゃんはここの張り込みお願いね→!」

千早「え」

真美「それじゃ!」ダッ



千早「ええ・・・」

同時刻 765プロ隠し部屋


春香「ふむ・・・」

春香「今は年・・・小鳥さんと一緒か」

春香「まあ予想通りね」

春香「せいぜい今のうちに最後のプロデューサーさんの独身時間を楽しめばいいですよ」

春香「いくら一緒にいようと、最後に接近していた人が勝者ですから」

春香「・・・」ポリポリ

春香「たけのこの里うめえ」モグモグ



~~~

やよいはこのまま空気なのか……

律子「まさかと思って伊織の別荘に来てみたけど・・・」テクテク

律子「ヘリといいさっきの破壊音といい、明らかに何かあるわね」テクテク

律子「なにか手がかりがあるといいけど」テクテク

あずさ「あら~。律子さん~」トテトテ

律子「あずささん?どうしてここに?」

~~~

律子「・・・へぇ・・・ヘリで・・・」

あずさ「そうなの~」

律子「入れ違いか・・・それじゃここにいても仕方ないですね。では」クルッ

あずさ「あ、待って~」

律子「?」

あずさ「糸くずがついてるわ~」

律子「あ、ありがとうございま・・・」

トン

律子「!?」ビクビクッ

ドサッ…

あずさ「あら~?」

律子「」シーン

あずさ「『偶然』、3日間起きられないツボを突いちゃったみたいね~」

雪歩(なにあれ)

雪歩(一瞬だったよ一瞬!律子さん生きてるの・・・?)

雪歩「早く逃げないと・・・」クルッ

あずさ「誰からですか~?」

雪歩「えっ・・・」

トン

雪歩「ぁ・・・」ガクガクガクガク

バタン

あずさ「あら~また『偶然』、ツボに触っちゃった~」

あずさ「・・・とりあえず運びましょうか~」ヒョイ
あずさ「さすがに2人はキツいですねぇ~」テクテク



律子・雪歩 一時退場

これ勝てねぇだろ

同時刻 とある農村

やよい「へぇ・・・そうなんですか~」

やよい「いえ、十分です!ありがとうございます」ペコリ

やよい「それじゃ!お体に気をつけて!」タタタッ

農家「・・・」



農家「あの子は誰と話してたんだ・・・?あそこはもやしを育ててるだけだぞ・・・?」



~~~

やよい「ふむふむ・・・」テクテク

やよい「どうやら瀬戸内海のあたりで不審なパラシュートを目撃した萌やし(ひと)がいるみたい」

やよい「うっうー!」

やよい「今行きますよプロデューサー!」

やよい「各駅で向かいますー!」ウッウー



~~~

とある場所



P「いてて・・・」

小鳥「大丈夫ですか?」

P「わりとなんとか・・・ってもう夜になってる」

小鳥「お夜食食べます?」ズイッ

P「あ、ありがとうございます・・・ってなんで魚の串焼き?サバイバルじゃあるまいし」

小鳥「え?当たり前じゃないですか」

P「え?」

小鳥「ここ、無人島ぽいですよ」

P「えっ」

小鳥「えっ」

やよいは天使だから妖精と会話してるんだよ

小鳥「はい。でもいろいろ釣り具とか調理用具とかあるみたいなんですよ」

P「へぇ・・・うまっ。うまままっ」モグモグ

小鳥「多分なんかの番組が使ったんじゃないんですかね?」モグモグ

P「運がいいな・・・ごちそうさま」

小鳥「お粗末さまでした」

P「さて・・・どうやって本土に帰るか」

小鳥「え?」

P「え?」

小鳥「タイムアップまでここで過ごすんですよ?」

P「いやです」

小鳥「いいじゃないですか。自分でイカダ作る間にどうせタイムアップしますって」

P「うむむ・・・」

小鳥「それより無人島で二人っきりと言えば///」シュルシュル

P「やめてください!」ジタバタ

ピリリリ ピリリリ

P「で、電話ですよ」

小鳥「ちっ・・・もしもし?」ピッ

春香『貞操を奪うのも失格ですからね』ガチャ

ツーツー

小鳥「・・・」

P「だ、誰から・・・?」

小鳥「寝ましょうか。別々で」

P「え、さつきのは」

小鳥「寝ましょうか」ギロ
P「はい」

小鳥(くそ・・・あのゲロリボン・・・。なんか仕掛けてやがるな・・・)

小鳥(まあいいや・・・寝よ)

P(伊織の家に帰りたい)



~2日目終了~
暫定1位 小鳥  5m(前日2位)
   2位 貴音 80km
   3位 やよい 120km(前日10位)

(俺はP・・・プロデューサーってもんだよろしくなー)

キャッキャッ

(わけあって今俺は無人島に来ている)

アハハハハハー

(と言うのも)

小鳥「プロデューサーさん!エロ本が漂着してますよ!」キャッキャッ

(このアホのせいだったりする)



3日目 スタート

小鳥「プロデューサーさんノリが悪いですー」プクー

P「そりゃ・・・好きで来たわけじゃないですし」

小鳥「私はプロデューサーさんと一緒ならどこでも///」

P「へえ」

小鳥「おい」

P「じゃあ俺は簡単な小屋でも作ってきますね。幸い大工道具もありますし」テクテク

小鳥「おい!無人島!男女!二人きり!グラマー!こんな条件なかなかないだろ!」

P「」テクテク

小鳥「ぐぬぬ・・・」

~~~

P「はあ・・・」トンテンカン

P「いおりんの別荘はマジ楽園だった・・・」トントン

P「帰りたい」ガンガン

ピリリリ ピリリリ

P「・・・誰だこの番号。・・・ってか携帯が生きてるのもすごいな」ピッ

P「もしもし?」

???「もしもし?大丈夫?」

P「誰だ?」

伊織「伊織ちゃんだけど」

P「いおりん!」パァァ

伊織「な、何よ///」

~~~

伊織「へえ・・・無人島ね・・・」

P「どこの島かもわからん」

伊織「ふむ・・・」

伊織「海から他の陸地は見える?」

P「ああ」

伊織「白い岩肌の土地は見える?」

P「白・・・白・・・・・・あるな。先が尖ってる」

伊織「OK。煙突だらけの島は?」

P「かなり遠いけど見えるぞ」

伊織「ふむ・・・あんたがどこにいるかわかったわ。今すぐ迎えに行くから待ってなさい」

P「わーい!」

伊織「じゃ」ガチャ

ツーツー

P「いおりんマジ名探偵」

テクテク

P「しかし・・・」テクテク

P「小鳥さんにバレたらもとも子もないんだよな」テクテク

P「うーむ」テクテク

小鳥「あ、お帰りなさいプロデューサーさん。お昼ご飯できてますよ」

P「あ、ありがとうございます」

小鳥「えへへ」ニッコリ

P(しかしこう過ごしてると夫婦みたいだな)

P(性格はアレだけど料理はできるし)

P(大人の余裕があるからなぁ)

小鳥「どうしました?」

P「あ、いや、いただきます」

>>1

>P「それってPの座を争うってことか?」

>春香「違います。私たち所属アイドルが文字通りプロデューサーさんを取り合うんです」

>私たち所属アイドルが

>所属アイドルが




>アイドルが

小鳥「今日も魚ですみません」モグモグ

P「いえいえ。食べられるだけありがたいです」モグモグ

小鳥「食べたいものがあったら作りますよ。食べられる野草も多いみたいですし」モグモグ

P「いやー、でも今のままでも十分おいしいですし」モグモグ

やよい「うっうー!私もそう思いますー!」モグモグ

P「そうそう、やよいも・・・」



P「え?」

小鳥「え?」

やよい「う?」モグモグ

やよいはかわいいなぁ

小鳥「い、いつの間に・・・?」

P「いや、それ以前にどうやって・・・?」

やよい「うっうー!イカダで来ましたー!」

P(すげえ)

小鳥「何をしに・・・って聞かなくてもわかるわね」

やよい「そうです!プロデューサーを奪いに来ました!」

P(いおりん早く!!!)

やよい「プロデューサー!早くイカダに!」

P「え・・・いや・・・」

やよい「早く!!!」

P「はい」

小鳥「ふふふ・・・あなたのような小娘が私に勝てるとでも?」

やよい「はい!」

小鳥「へえ・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

やよい「く・・・すごい邪気」

小鳥「・・・来な」



P(なにこれ)

P(なんかはじまっちゃった・・・いおりん早く)ポツッ

P「ん?」

ポツッ… ポツッ…

P「まさか」

ザァーーーー

P「雨とかマジかよ」

ピリリリ ピリリリ

P「・・・もしもし?」

伊織『もしもし?今すごい風と雨でヘリがやばそうだから一旦態勢を立て直すわ!じゃ』

P「ちょっ」

ツーツー

P「・・・」

やよい「おりゃあああああ!!!」シュッシュッ

小鳥「ぬぅええええい!!!」ヒュンッヒュンッ

小鳥さん大人気ないですよ

P(最期の希望が)

P(ていうかいつまで喧嘩してんだよ)

小鳥「はぁ・・・なかなかやるけどここまでのようね」ハァハァ

やよい「くっ・・・」ゼエゼエ

小鳥「安心しなさい。峰打ちだから」

やよい「・・・」

小鳥「せええええい!!!」ゴォォ

ピタッ

小鳥「な、体が・・・動かない・・・!?」

やよい「」ニヤリ

やよい「疑問に思わなかったんですか?」

やよい「毎日レッスンしている中学生のスピードについていけてたことを」

小鳥「まさか・・・」

やよい「『わざと』受けてたんですよ。小鳥さんの服にこの・・・」ゴソゴソ

やよい「高槻家秘伝の『触手萌やし』を仕込むためにね」

小鳥「くっ・・・!」ギリッ



P「あれ?イカダを陸地に繋いでるロープ・・・ギシギシ言ってね?大丈夫これ」ギシギシ

小鳥「・・・私の負けよ」

やよい「!」

小鳥「早く連れて行きなさい」

やよい「うっうー!そうしますー!」

小鳥「ただし。次は負けないわよ」

やよい「はい!」

トテトテ

やよい「うっうー!勝ちましたあ!」ピョンピョン

P「そうか。というかこの嵐の中行くのか?」

やよい「嵐?」

やよい「・・・」

やよい「うっうー!すごい雨ですう!」

P「今更!?」

やよい「さすがの私もこれは無理です!止むまで待ちましょう!」

P「そうか。じゃあイカダから降りていいか?」

やよい「はい!」

ブチ

P・やよい「・・・・・・ブチ?」

やよい「ぷ、プロデューサー!イカダのロープがー!」

P「ちょ、やよい助け」

やよい「うっうー届かないですー!触手萌やし!」ビュッ

ポチャン

P「届いてねえ!」

やよい「プロデューサーああああああ!!」

P「陸地が!どんどん離れて!」

やよい「海に飛び込んで!」

P「無理無理!波が強くて・・・おわっ」ザプーン

やよい「プロデューサー!?」

ヤヨイー タスケテクレー

やよい「プロデューサーああああああああああああ!!!!」

~~~

バラバラバラバラ

伊織「だいぶ雨はおさまったみたいね・・・」シュタッ

伊織「プロデューサー?プロデューサー!」テクテク

やよい「・・・」シクシク

伊織「わっ!?や、やよい!なんで!?」ビクッ

やよい「い゙お゙りぢゃ~ん」グスグス

伊織「な、何があったの・・・?」

~~~



伊織「は!?プロデューサーがイカダごと流された!?」

やよい「ゔん・・・」ズビズビ

伊織「それで・・・どっちに?」

小鳥「視界が悪くてそれすら・・・」

伊織「あんた生きてたの」

小鳥「はい」

伊織「・・・まあとにかく」

やよい「」グスグス

伊織「今はプロデューサーの発見を第一に考えましょう」

小鳥「ですね」

伊織「とりあえず昨日の別荘に戻るわよ。ほらあんたたちも。びしょ濡れなんだから服着替えなさい。替えならヘリにあるから」

~~~

765プロ隠し部屋



春香「漂流だと・・・ふ、ふ・・・」

春香「ふざけんじゃねええええええええぇぁっ!!!」ゴシカァン

春香「」フーフー

春香「・・・・・・まだだまだ大丈夫」

春香「私は全員に盗聴器を仕掛けてるからな・・・」



~~~

伊織の第一別荘


響「はぁ・・・」

響「ご飯はおいしいけど暇だぞ・・・」

響「雪歩は戻って来ないし・・・」

響「プロデューサーの臭いもしないし・・・」

響「・・・」

響「・・・?」クンクン

響「この臭い・・・まさか!」

貴音「響。無事ですか」

響「うわーん!貴音ええええええええ!」

亜美「やっほーひびきん」ヒョコ

響「亜美に真美まで」

真美「はいカギ。助けてあげる」ガチャ

響「ありがとう!」

貴音「よかったですね、響」

響「うん!」


バラバラバラバラ…


亜美「ヘリの音だね」

真美「行ってみる?」

~~~

~~~


貴音「貴方様が・・・」

響「プロデューサー・・・」

亜美「ねえ!兄ちゃんは無事なの?」

小鳥「それすら・・・」

やよい「・・・」ジワッ

伊織「泣いたってしょうがないでしょやよい。今は協力して探さないと」

響「・・・そうだな!」

伊織「よし、それじゃそれぞれ担当を決めて探しましょう。あの島から流れ着きそうなのは、ここと、ここ・・・」



~3日目終了~
暫定1位 測定不能
   2位 測定不能
   3位 測定不能

とある海沿いの町



???「はぁ・・・」トボトボ

???「今日で4日目なのに・・・」トボトボ

???「影も形も掴めない・・・」トボトボ

???「はぁ・・・」

???「そのへんに落ちてればいいのに・・・流木みたいに」ガッ

???「!?」バタン

???「いたた・・・何かに足が・・・って」

???「ああ!借り物のメイド服が!・・・・・・って」



P「」チーン

千早「プロデューサー・・・?///」



4日目 スタート

伊織の第二別荘



P「う・・・」ムク

千早「気がつきましたか?」

P「え!?千早・・・!?なぜ・・・?」

千早「こっちが聞きたいです。砂浜に打ち上げられてたんですよ?」

P「・・・そうか、俺は嵐の無人島でイカダごと・・・」

千早「大変だったんですね・・・」

P「まあね」

千早「・・・・・・泣いてもいいんですよ?」

P「そうする」ボロボロ

千早「」ナデナデ

ピリリリ ピリリリ

千早「失礼」ピッ

亜美『もしもし?千早お姉ちゃん?』

千早「はい」

亜美『あのね、ちょっと大事な話があるんだけど』

千早「何でしょうか」

亜美『兄(C)が漂流したらしいの!』

千早「」ピクッ

亜美『今みんなで手分けして探してて・・・』

千早「・・・」

P「誰からだ?」

千早「しっ」

P「お、おう」

千早「・・・亜美」

亜美『何?』

千早「プロデューサーなら先程メールが私に来ました」

P「え」

亜美『そーなの?』

千早「ええ。どこかの町に流れ着いたとか。で、『俺は逃走再開するから』と」

亜美『お→!頑張るねぇ→さすが兄(C)!』

千早「みんなにも伝えていただけますか?」

亜美『うん!じゃあバイバ→イ!』ガチャ

P「・・・いいのか、嘘ついて」

千早「・・・私も参加者ですから」

千早「今まで他の参加者とも一緒に過ごしたんでしょう?」

P「そりゃ・・・まあ」

千早「なら私とも遊んでください」ズイッ

P「はい」



~~~

P「・・・で、何をしようか・・・?」

千早「考えてなかったです」

P「うーんうーん」

千早「うーんうーん」

P「・・・あ」

千早「なにか思いつきました?」

P「ポッキーゲーム」

千早「えっ」

P「そういえばポッキーゲームをしようとして妨害が入ったんだよ・・・千早?」

千早(ぽぽぽぽぽぽぽぽぽポッキーゲームなんて・・・ややややや///)

P「?」

P「おーい」

千早「はっはひっ!」ビクッ

P「どうする?」

千早「えええええっと・・・」


~~~


P「よし、今だっ!」

千早「あっ!」バキッ

P「俺の勝ちだな」

千早「参りました」

千早(なんでスマブラやってるんだろ私・・・)シクシク

P「もう夜か」

千早「そうですね。ご飯はどうします?」

P「え?もらえるの?」

千早「当たり前じゃないですか。で、どうします?ここか、外食か」

P「外食?なんで?」

千早「・・・ここは誰の別荘ですか?」

P「あっ・・・なるほど」

千早「まあ私がここにいるのもプロデューサーを見つけるためでしたからね。じゃあ行きましょうか」

P「・・・その格好で行くのか?」

千早「え?・・・・・・・・・・・・あ///」

千早「・・・着替えてきます///」

バタン

P(かわいいけど目立つよなアレだと)

千早「着替えました///」

P「うむ」

千早「何がいいですか?」

P「そうだな・・・昨日がアレだったから肉で米を食べたい気分」

千早「じゃあ焼肉でも行きますか」

P「いいのか?」

千早「私はかまいません」

あずさ「私も大丈夫です~」



千早・P「「!?」」

あずさ「駄目じゃない千早ちゃん~。みんなプロデューサーさんのこと心配してたのに~」

P「あ・・・あ・・・」ガクガク

千早(すごい怯え様・・・一体何をされたの・・・!?)

千早「・・・逃げましょうプロデューサー」ダッ

P「あ・・・」ダッ

あずさ「あらあら~?」

ダダダダダダ

千早「なんなんですかあのプレッシャー!」タタタッ

P「知らん!」ダダダッ

千早「とりあえず外に出ます!」ピッポッパッ

千早「もしもし?水瀬邸の正門にタクシーを1台お願いします!」ピッ

P「大丈夫だったか」

千早「はい。このまま進めば中庭です。ここを真っ直ぐ行けば・・・」

あずさ「どうなるんですか~?」

千早「ひっ」

P「うおっ」

あずさ「『偶然』隠し通路を見つけたの~」

千早「」ガクガクガクガク

P(だめだ・・・もう終わりだ・・・)ガクガクガクガク

あずさ「千早ちゃん?」

千早「あ・・・いや・・・」ブルブル

あずさ「私ね」

あずさ「たまに『偶然』、眠りのツボを押しちゃうことがあるの~」テクテク

千早「こ、こないで」

あずさ「指を『チョイッ』って当てただけなのにね~」テクテク

千早「ぷ、プロ、たす・・・」ブルブル

P「ち、千早」ガクガクガクガク

あずさ「あれ~?糸くずがついてるよ~?とってあげるわ~」ズイッ

千早「や、だ・・・」ポロポロ



トンッ

あずさ「・・・」

千早「」ガクガク

P「・・・あ」

あずさ「んふふ~」

P「な・・・んで・・・?」

あずさ「よくガードできたね~」



あずさ「雪歩ちゃん」

雪歩「」ニヤリ

熱い展開になってきた

P「雪歩・・・?なんで・・・?」

雪歩「プロデューサー。ショックで気絶した千早ちゃんを連れて早く逃げてください。さすがに2人守りながら戦うのは無理です」

P「・・・わかった」

雪歩「さあ早く」

P「・・・ありがとう雪歩」

雪歩「終わったらデートに連れてってもらいますからね」

P「・・・ああ、もちろん」

ダダダダダダッ

あずさ「う~ん。スコップで邪魔されるとは思わなかったわ~」

雪歩「地属性なので」

『アイドルとはいったい……グゴゴゴゴ……

あずさ「あのとき寝かせたはずなんですけどね~・・・?」

雪歩「あれ?地属性が土分身できないと思いました?」

あずさ「そうなんだ~・・・でもぉ」

雪歩「・・・」

あずさ「時間稼ぎにすら、ならないかもね・・・?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

雪歩「私だけならね」

あずさ「ん~?」

律子「私もいますので、そのつもりで」

あずさ「あらあら~?」

あずさ「律子さんまでいるとはね~・・・」

律子「私は幻術使いですのであのくらい朝飯前ですよ」

あずさ「触れる幻術・・・すごいわぁ~」パチパチ

律子「・・・」

雪歩「・・・」

あずさ「でもぉ・・・」



あずさ「私は『運』がいいからね~?」ニタァ

律子「・・・」ゴクッ

雪歩「・・・」ジリッ…


~~~

~~~


千早「・・・はっ」パチ

P「気付いたか?」ダダダッ

千早「あれ、私・・・あずささんに・・・」

P「雪歩が助けに来てくれた。今あずささんを食い止めてる」ダダダッ

千早「え・・・」

P「お!タクシーだ!急ぐぞ!」

スタッ

P「・・・千早?」

千早「・・・」

P「どうした?早く背中に」

千早「行ってください」

P「え」

千早「忘れ物をしたので。先に行ってください」

P「ち、千早・・・?」

千早「・・・私、嘘をついたんです」

千早「みんな行方不明になったプロデューサーを心配して」

千早「一目無事な姿を見たいはずなのに・・・」

千早「争奪戦を無理矢理続行して」

千早「私は・・・」

P「・・・」

千早「だから私は今。プロデューサーと一緒に逃げる資格はありません」

P「千早・・・」

千早「さ、早く。私はまた見つけますから」

P「・・・・・・死ぬなよ」

千早「・・・」



ガチャ バタン ブーン

千早「これで・・・いいのよ・・・」

飯食って来る

~~~



千早「はぁ・・・はぁ・・・」タタタッ

千早「萩原さん・・・いた!」タタタッ

千早「萩原さ・・・!」



あずさ「あら~?」

雪歩「」ガクガクガクガク

律子「」ガクガクガクガク

ドサッ

千早「そ、んな・・・」

あずさ「戻ってちゃったんだね~」テクテク

千早「萩原さん・・・律子・・・」

あずさ「んふふ~」テクテク

千早「これで・・・いいのよ・・・」

そこへ現れるもうひとりのアイドル

??「チャオ☆ 面白そうだね俺も混ぜてよ」




ほしゅ

あずさ「今日は4日目・・・木曜日でえ~」テクテク

千早「・・・」フルフル

あずさ「終わりが月曜の正午だからぁ~」テクテク

千早「・・・」フルフル

あずさ「日曜日の正午に起きるようにしてあげるね~」

千早「・・・」グッ

あずさ「・・・・・・逃げないの?」

千早「はい」

あずさ「あら~」



あずさ「じゃあ、またね~」

トンッ

~~~



あずさ「よいしょっと・・・」

あずさ「さすがに3人は疲れるわね~・・・」

あずさ「ふう・・・」

あずさ「・・・」

あずさ「さて、プロデューサーさんを探しましょうか~」



雪歩・律子・千早 一時退場



~4日目終了~
暫定1位 あずさ 7km
   2位 伊織   22km
   3位 亜美   40km

P(雪歩の助太刀により、なんとか伊織の別荘を脱出した俺は、千早にフラれて再び1人で逃げていた)

P(とにかく遠く、遠く、逃げた。その結果)



運転手「・・・お客さん。あれだけ乗ってサイフがないってどういうこと?」

P「すみませんすみません」

P(ただ乗り犯として訴えられそうになっていた)



5日目 スタート

亜美と真美がいちばんまともだな さすが俺の娘たち

P(そういえば最初の伊織の別荘で身ぐるみ剥がされたのをすっかり忘れていた)

P(千早にサイフ借りればよかった)

運転手「・・・」ピッポッパッ

P「ちょ!ちょっと待って!」

運転手「何?お金ないんでしょ」

P「な、ないです・・・でもでも!」ユサユサ

運転手「こっちも仕事だから」

P「必ず払いますから!連絡先も渡すのでお願いします!」

運転手「ええー・・・」

???「なんか騒がしく・・・って!!!!」

P「お願いしますそこをなんとか」

運転手「うーん・・・」

美希「ハニーーーーーーー!!!!」ダキッ

P「わっ、み、美希?」

真「ボクもいますよ」

P「真まで・・・」

真「久しぶりですね。痩せました?」

P「そうだな・・・」

運転手「ゴホゴホ」

P「ごめんなさい」

美希「なにかあったの?」

P「実はまるまるうしうし」

美希「そういうことならなんとかするの」

P「ほ、本当か!?」

美希「うん。任せてなの」



美希「じゃ真クンよろしくなの」ポン

真「ええ!?またボク!?」

P(「また」なのか・・・)

あずささん強すぎわろた

~~~


P「いやー、助かったよ・・・」

真「今度、かわいい服買ってくださいね。一緒に」

P「ああ」

美希「させないの」

真「美希が少しでも出さなかったのが悪いよ」

美希「ぐぬぬ・・・」

美希「それにしてもあずさはすごいの」テクテク

真「話聞いただけでもヤバそうですもんね」テクテク

P「まぁな・・・普段はいい人なんだけど」テクテク

真「ですね」テクテク

P「そういえば・・・これからどうするんだ?」テクテク

美希「ああ。それなら決めてるの。765プロに帰るの」テクテク

P「事務所に?」

美希「うん」ナノ

真「みんな全国にいるじゃないですか?だから逆に手薄かなって」テクテク

P「なるほど」テクテク

美希「それに秘密の隠し部屋があるからそこにいれば余裕なの」テクテク

P「へえ・・・」

真「それに電車の中なら安全ですしね」

P「まぁ・・・そうか。ここからだとどれぐらいかかるんだ?」

美希「明日には着くの。美希寝台車に乗ってみたいの」

P「そうか」



P「真・・・」

真「デート4回ですよ」

P「はい」


~~~

とある郊外



あずさ「ん~」

あずさ「・・・」

あずさ「!」ピコーン

あずさ「なんだか765プロに戻ればプロデューサーさんに『偶然』会えそうね~」

あずさ「早速行きましょうか~」



貴音「待ちなさい。三浦あずさ」

あずさ「あらあら~?」

風呂

カツカツ

あずさ「どうしたの~?こんな時間に~」

貴音「あなたの所業。すべて知っています」カツカツ

あずさ「・・・なんのことかしら~?」

貴音「少々・・・遊びが過ぎるようですね」カツカツ

あずさ「ん~?」

貴音「覚悟なさい」

あずさ「・・・・・・貴音ちゃん。私よく、『偶然』眠りの」

貴音「おやめなさい」

あずさ「!」

貴音「私には効きません」

あずさ「・・・へぇ」

あずさ「あらあら~?服にご飯粒がついてるわよ~?」テクテク

貴音「・・・」

あずさ「はい、おしまいっ」


トンッ

シーン…


あずさ「な、なんで眠らない・・・!?」

貴音「言ったでしょう。私には効かないと」

あずさ「な、なんで・・・?」ジリッジリッ

貴音「・・・」カツッカツッ

あずさ「く・・・、た、貴音ちゃんは『偶然』眠気が限界になった!」ジリッジリッ

貴音「・・・」カツッカツッ

あずさ「な、なんで・・・?」

貴音「・・・残念でした、三浦あずさ」

貴音「私は『他人の力を奪う』体質らしいのです」

あずさ「なっ・・・」

貴音「そしてこれを聞き終えたところであなたは『偶然』にも睡魔に襲われたようですね」

あずさ「く・・・そ・・・」



バタッ

春香「いつから私流格言が2つしかないと錯覚していた……? 見せてあげますよ……」

春香「レベル……アップ……!」

~~~

貴音「びじねすほてるの空きがあって助かりました。まあ朝には目を覚ますでしょう」テクテク

貴音「眠った拍子に『偶然』にも三浦あずさは暗黒面が浄化されたようですし」テクテク

貴音「寝ていた3人も今『偶然』目を覚ましたようですし」テクテク

貴音「私も貴方様を探さなければ」テクテク

貴音「その前に・・・」

貴音「らあめんでも食べましょう」テクテク

貴音「食べた拍子に『偶然』にもこの『偶然』の力を失いそうですしね」テクテク

貴音「やはり勝負はふぇあでありませんと・・・」テクテク



雪歩・律子・千早 戦線復帰

~~~


~5日目 終了~
暫定1位 美希  10cm
   2位 真   12cm
   3位 春香  60km

P(争奪戦もいよいよ山場)

P(残すは土日と月曜の午前のみ)

P(・・・しかしまともに寝たのが無人島以来ってどういうことだよ)

P(これが終わったら有給をとりたいです)



6日目 スタート

伊織の第二別荘

律子「はぁ・・・なんか寝すぎて寝違えてるわ」

千早「私も・・・」

律子「湿布とって」

千早「はい」

律子「・・・」ペタペタ

千早「・・・」ペタペタ

律子「あれ?雪歩は?」

千早「え?萩原さんなら・・・朝早く出かけましたけど?」

律子「へえ」



~~~

伊織の第一別荘



伊織「プロデューサーの行方がわかったわ」

響「本当か!」

やよい「うっうー!無事で何よりですー!」

亜美「どこ?どこ?」

伊織「どうやら電車で765プロにいるみたいね」

小鳥「へえ」

伊織「どうする?みんなヘリで近くまで行く」

真美「え?いいの?」

伊織「どうせあと2日だしね」

亜美「乗る乗る→!」


~~~

寝台車



美希「ハニー、おはようなの」

P「ああ・・・おはよう」

真「テンション低いですね」

P「まあな」

美希「もっと楽しそうにして欲しいの」

P「わーい!わーい!」

美希「やかましいの」

P「あ、はい・・・」

P「あ、ちょっと待ってくれ。家にスペアのサイフとりに行っていいか?」

美希「いいの。美希も行くの」

真「ボクも行きますよ」

P「ありがとう。じゃあ行こうか」

765プロ隠し部屋



春香「おい・・・」

春香「あんまり春香さんを怒らせるんじゃねーぞ・・・」

春香「こんな狭い部屋で四六時中監視してるこっちの身にもなりやがれ・・・」

春香「・・・」

春香「・・・待てよ?」
    ジョーカー
春香「三浦あずさが力を失った今、ここに引きこもる理由ってなくね?」

春香「・・・よし」



ガタッ ガチャ バタン


~~~

なるほど、アイドルは13人。
それぞれにトランプのカードの役割がなんでもないです

Pの部屋



美希「相変わらずハニーの部屋は汚いの」

P「暇がないんだよ」

真「あ、えっちな本」ゴソゴソ

美希「どれどれ!?」

P「やめてええええええええええええ」

美希「何なに・・・『ボーイッシュ大全』・・・・・・ハニー?」ゴゴゴゴ

真「///」

P「あわわわわ」

~~~

テクテク

美希「まったく・・・ハニーの趣味も困ったものなの」テクテク

真「まあまあ」テクテク

美希「・・・その余裕な感じがムカつくの」テクテク

真「美希もボーイッシュにしてみたら?」テクテク

美希「美希は男装しなくても十分魅力的なの」

真「」カチン

美希「ぐぬぬ・・・」

真「ぐぬぬ・・・」

>>452
1 春香
2 亜美
3 真美
4 雪歩
5 千早
6 やよい
7 美希
8 響
9 伊織
10 律子
ジャック 真
クイーン 貴音
キング あずさ

なイメージ

美希「ハニー!」

真「プロデューサー!」

美希「どっちが・・・・・・・ってアレ?」キョロキョロ

真「・・・プロデューサー?」キョロキョロ

美希「は、は、ハニーがさらわれたのののののののの」ガタガタガタガタ

真「落ち着いて美希!そう遠くへは行ってないはずだから探してみよう!」

美希「ハニハニハニハニ」ガタガタガタガタ



~~~

~~~



P「いてて・・・」

P「誰だ今時落とし穴なんて仕掛けたのは」

P「おかげではぐれちゃったよ」

P「・・・しかしなんで落とし穴の下にこんな広い空間が」

???「私が掘ったんですよ」

P「だ、誰だ!?」ビクッ

雪歩「お久しぶりです。プロデューサー」

P「雪歩!」

~~~



P「へえ・・・貴音が」テクテク

雪歩「そうなんですよ。四条さんが浄化してくれたみたいで」テクテク

P「助けられっぱなしだな・・・」テクテク

雪歩「はい。でももうあんな血みどろはないみたいなので安心ですよね」

P「まあな。それはそうと・・・ここは何なんだ?」

雪歩「ゆきぽランドです」

P「え?」

雪歩「ゆきぽランドです」キリッ

P(なんだそれ)

そこにはたくさんの働きゆきぽが…

雪歩「ここではありとあらゆる電子機器が通信不可されるんです」

P「へえ」

雪歩「例えばプロデューサーのオヘソに仕掛けてある防水盗聴器とか」

P「なにぃ!?・・・・・・あった・・・小型すぎるだろこれ」

雪歩「多分春香ちゃんでしょうね。まあこれで春香ちゃんは武器を失いました」テクテク

P「他のやつもここに辿り着けないだろ・・・」

雪歩「何か食べますか?」

P「え、店あんの」

雪歩「ちょっと買ってきますね」トテトテ



雪歩「お待たせしました。チョコソフトです」

P「お、おう」

雪歩「どうしました?」

P「いや、なんでも・・・」

雪歩「?」ペロペロ

P(こんなとこで出されても土にしか見えない)

P「味は普通だ・・・むしろうまい」ペロペロ

雪歩「でしょ?」ペロペロ

P「・・・」ペロペロ

雪歩「このあとはどうします?私と一緒にいます?」

P「そうだなあ・・・」

雪歩「・・・プロデューサーは誰に優勝してほしいんですか?」

P「え?」

雪歩「名目では最後に近くにいた人ですけど、プロデューサーは誰と結婚したいですか?」

P「うーん・・・」

雪歩「なーんて」

雪歩「勝てばいいだけの話ですからね」

雪歩「私が勝ったら文句は言わせませんから」ニッコリ

P「お、おう」

P(ゆきぽランドの中は意外や意外かなり都市化していた)

P(ただ一つ気になったのは、男も女も全員雪歩のお面を被っていたことだ)

P(恐すぎる)

~~~

雪歩「そろそろ寝ましょうか」

P「ああ」

雪歩「・・・いよいよ7日目ですね」

P「そうだな」

雪歩「あと明日と、月曜の朝さえ見つからなければ優勝ですよ」

P「だな・・・」

雪歩「・・・私、絶対勝ちます。・・・おやすみなさい」

P「おやすみ・・・」



~6日目 終了~
暫定1位 雪歩  70cm
   2位 響   50m(真上)
   3位 春香 600m

チュンチュン



響「う~・・・」クンクン

響「プロデューサーの臭いがするのに見当たらないぞ・・・」クンクン

響「うーん・・・」クンクン

ママー、アノヒトナニシテルノ シッ、ミチャイケマセン



真「なにやってるんだろ、響」

美希「見つかる前に逃げるの」



7日目 開始

ゆきぽランドのとあるビジネスホテル



P(ゆきぽランドの朝はわからない)

P(なぜなら地面の下にあるからだ)

雪歩「おはようございます、プロデューサー」

P「おはよう。今何時?」

雪歩「13時です」

P「朝じゃなかった」

P「ってことはあと24時間きったんだな」

雪歩「そうなりますね」

P「このままだと雪歩が優勝か」

雪歩「そうですね」



ドスーン ワー!キャー



雪歩「・・・何かあったみたいです。ちょっと見てきます」

P「ああ」

~~~

スタスタ

雪歩「何事ですか?」

従業員「あ、オーナー。それがですね・・・」チラッ
雪歩「?」



響「なななななんなんだここ!?雪歩がいっぱいいるぞ!?」ブルブル

雪歩「あちゃー・・・」

雪歩「響ちゃん?」

響「うぉー!また雪歩・・・・・・って本物?」

雪歩「うん」

響「おお・・・助かったぞー・・・ダメもとでどっせい下段正拳して落ちたときは死ぬかと・・・」

雪歩(なんだろそれ)

~~~

響「へえ~雪歩が作ったのか~」テクテク

雪歩「すごいでしょ?」テクテク

響「うん。沖縄にはこんなとこないからな~」テクテク

雪歩(全国的にも珍しいと思う)テクテク

響「で、プロデューサーと一緒にいたわけか~」テクテク

雪歩「そうだよ」テクテク

響「隠さないのか?」テクテク

雪歩「どうせ臭いでわかるんでしょ?」テクテク

響「まあな」テクテク

響「でも大変だよな」テクテク

雪歩「何が?」テクテク

響「全員雪歩のお面被ってるだろ?」テクテク

雪歩「うん」テクテク

響「もしプロデューサーがさらわれて、犯人もプロデューサーも両方お面被ったらわからなくりそうだ」テクテク

雪歩「・・・」

響「・・・雪歩?」

雪歩「・・・しまった」ダダダッ

響「おーい!?雪歩!?」

雪歩「プロデューサー」バタン

シーン…

雪歩「・・・やられた」

響「はぁ・・・はぁ・・・プロデューサーは?」ゼエゼエ

雪歩「遅かったみたい」

響「ええ!?」

雪歩「そう時間は経ってないはず!響ちゃん!臭いで追える?」

響「任せろ!」

自分完璧だからな!

???「ふふふ・・・」

???「いくら自慢の鼻を使おうと」

???「近くにいる雪歩の香水をかければわかりにくくなるよね・・・」

P「」グッタリ

???「ふふふ・・・」



春香「さ、行きますよ。プロデューサーさん」


~~~

地上



春香「どーしよっかなー」テクテク

P「」ズルズル

春香「隠し部屋には美希と真がいるし」テクテク

春香「地下には響」テクテク

春香「うーん・・・」テクテク



亜美「あ!はるるんだ!」

真美「兄(C)もいる!」

春香「ちっ」

亜美「さあ~大人しく兄(C)を渡すんだ~」ワキワキ

真美「ぐへへ」ジリッジリッ

春香「いやだと言ったら?」

亜美「死ぬほどくすぐってやる!そりゃ!」ガバッ

春香「煙玉!」ボウン

真美「なっ!?」

モクモクモクモクモクモク

亜美「いない・・・」

真美「どこ・・・?」





春香「結局止まるより走り回ってる方が安全だよね」

P「」ボロボロ

春香「結構くたびれちゃいましたね」

春香「でもあと12時間の辛抱ですよ!」ワッホイ!

春香「あと12時間で幸せになれるんですから!」

???「・・・春香」

春香「・・・あっれぇー」



春香「貴音さんじゃないですかぁ~」

貴音「・・・」



~7日目 終了~
残り12時間のため順位発表なし

最終決戦

765プロ隠し部屋

美希「ここで漁夫の利を狙うの」

真「そんなにうまくいくかなぁ」

美希「やるしかないの。春香次第なの」

真「うーん・・・」



~~~


最終日 スタート

路上



春香「どうしたんですか?こんな夜中に?私に用ですか?」ニコニコ

貴音「・・・」

春香「あ、プロデューサーさんのことですか?それなら渡しませんよ!わっほい!」

貴音「・・・」

春香「なにか喋れよ」

貴音「私は」

春香「?」



貴音「あなたに灸を据えに来たのです」

春香「はっ」

それでも貴音なら…!貴音さんならやってくれるはず…!

春香「灸?何も悪いことしてないのに?」

貴音「・・・」

春香「何を反省すればいいんです?」

貴音「・・・」

春香「・・・またダンマリか」

貴音「言わなければわからないのですか。程度が知れますね」

春香「・・・てめぇ」

貴音「・・・来なさい」

春香「煙玉!」ボウン

モクモクモクモク

貴音「面妖な・・・」

春香「からの~」



春香「触手萌やし!」

ヒュンヒュンヒュン

春香「はい終わり」



貴音「仕留めたのを確認する前に油断するのは4流のすることですよ」

春香「!?」

来な、鉈女!

総攻撃したあとに「やったか!?」って言っちゃうのはヤラレ役

春香「無傷だと・・・?」

貴音「・・・」

春香「・・・触手萌やし!」ヒュンヒュンヒュン

貴音「・・・」スッ…スッ…スッ…

春香「な・・・」

貴音「春香」

春香「く、来るな!煙玉!」ボウン

モクモクモクモクモクモク

貴音「芸がないですね」

春香「うるせえ!リボン型麻酔銃!」ピュンッ

貴音「!!」

春香の武器が想像よりショボかった
ロボットとかロボットとか……

>春香「うるせえ!リボン型麻酔銃!」ピュンッ
おい




おい

モクモクモクモクモクモク

春香「当たった!完全に当たった!」

春香「私の勝ちだ!」

春香「優勝候補の貴音さんに勝っ」

貴音「やはり4流ですね」

春香「!?」



貴音「・・・」

春香「そんな・・・針は当たったはずじゃ」

貴音「・・・」スッ…

春香「な、にこれ・・・」



春香「萌やしを盾にして防いだって言うの・・・!?」

貴音「春香」

春香「認めない!私は認めない!」

貴音「春香」

春香「そうだ!終了時に一番近い人が優勝なんだ」

貴音「春香」

春香「ここで負けようが逃げ切れば」

貴音「春香!!!!!」

春香「」ビクッ

貴音「春香」

春香「・・・なんですか」

貴音「あなたは貴方様が好きなのですよね」

春香「・・・当たり前じゃないですか。じゃないとこんな大会企画しませんよ」

貴音「そうですか。ならば」



貴音「どうして貴方様が幻術であることを見破れなかったのですか?」

春香「えっ」

えっ

P「実は俺がジョーカーなのさ!」

いや、これは動揺させるためのハッタリ!

偽P「」スゥッ…

春香「き、消えた・・・」

貴音「あなたが走り回ってる間にこっそり律子嬢が入れ替えたそうです」

春香「そ、そんな・・・」ガクッ

貴音「今ごろ本物は別のところで取り合いになっています」

春香「は、はは・・・」

貴音「春香・・・」

なん……だと……

春香「はは、は・・・浮かれまくってバカみたい・・・」

貴音「春香」

春香「・・・なんですか」

貴音「私がここにいる、というその意味を、よく考えてください」

春香「・・・?」

貴音「なぜ私が来たと思いますか?」

春香「それは・・・プロデューサーさんを奪いに」

貴音「私は幻術だと知っていたんですよ」

春香「あっ・・・」

あっ……

(どういう意味なのかわからないなんて言えない)

貴音「あなたが貴方様を無下に扱う様子を見て」

貴音「他のメンバーは即座に救出を考えました」

貴音「そして・・・幻術」

貴音「春香にはタイムアップまで幻術と遊んでもらおうという意見が出ました」

春香「・・・」

貴音「しかし」

貴音「同じ貴方様を想う身として、見過ごせませんでした」

春香「・・・!」

貴音「春香はいい子だから、と。きっと改心させると言ってここに来たのです」

春香「貴音さん・・・」ジワッ

貴音「ここにきた目的は最初から、あなたのためなんです」

春香「う・・・」ポロポロ

なんかまとめてきた
素敵やん

春香「貴音さん……」ジュン
に見えた

春香「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」ポロポロ

貴音「春香」

貴音「貴方様を手に入れたい気持ちは痛いほどわかります」

貴音「ですが」

貴音「大事なものを見失っては意味がありません」

春香「ふぁい・・・ごべんなざい・・・」エグエグ

貴音「わかればいいのです」ナデナデ



~~~

春香はこんな簡単に改心なんかしないはず!

春香「すみません……」ニタァ

~~~



貴音「・・・落ち着きましたか?」テクテク

春香「・・・はい」ズビズビ

貴音「さて、出遅れましたがどうしましょうか」テクテク

春香「もちろん、プロデューサーさんを奪い返します!」テクテク

貴音「その意気ですよ」テクテク

春香「えへへ」テクテク

貴音「では。乱戦に備えるためにらあめんでも食べに行きましょうか。私のおごりで」

春香「いいんですか!?わっほい!」



~残り10時間~

Pの家



P「」スヤスヤ

律子「よく寝てるわね・・・」

律子「・・・」

律子「貴音、大丈夫かしら・・・」

ピンポーン

律子「誰よこんな時間に・・・」トコトコ

律子「はーい」ガチャ

あずさ「こんばんは~」

律子「ひっ!」ビクッ

あずさ「ひどいわ~」

~~~


あずさ「・・・というわけで、力も使えないみたいなの~」

律子「そうなんですか」

あずさ「ええ~」

P「フゴッ」

あずさ「・・・」

律子「・・・」

あずさ「よく寝てるわね~」

律子「あんまり寝れてないらしいですよ」

あずさ「あらあら~。たいへん~」

律子(大半はあなたが原因な気がする)

あずさ「あ、そうだ~」

律子「?」

あずさ「このまま朝まで寝かせてあげられないかしら~?」

律子「私はいいですけど・・・それって一時休戦ってことですよね」

あずさ「そうよ~」

律子「・・・わかりました。みんなに聞いてみますね」



こうして、破れば強制退場という参加者全員の了解のもと、
「Pと朝7時まで接触禁止」という緊急ルールが敷かれた

さてと……

ピピピピピピ



P「ん・・・」ピッ

P「寝てた・・・」

P「意外にみんな襲ってこなかったな・・・」

P「・・・7時か」



~あと5時間~

チュンチュン



P「この部屋で起きるのも1週間ぶりだな」

P「・・・布団干そ」

P「~♪」ガラッ



小鳥「ちゅんちゅん!ちゅんちゅん!」

P「」

ただの小鳥だろ?朝だしいるいる

俺んとこにもよく居るわ

たまにいるよな

小鳥「ひどいです!窓閉めるなんて!」

P「いや、変質者かと・・・」

小鳥「こんなかわいい変質者いません!」

P(アヘ顔)

小鳥「聞いてます?ねえ聞いてます?」

P「で、とりあえずどうするんですか」

小鳥「え」

P「タイムアップまで」

小鳥「えっと・・・適当に?みたいな」キャピッ

P(考えてなかったのか)

昆虫記で有名なファーブルは外で小鳥がうるさかったから
撃ち殺したという話があったな

つまりそういうことだ

にげられない!▼

小鳥「まあとりあえず朝ごはん作りますから座っててください」

P「はい」

小鳥「~♪」トントントンッ

P「・・・」

小鳥「~♪」ザクッザクッ

P(手際いいなあ)

P(しかし美人が台所って絵になるなあ)



P(しかしなんでデニムのエプロンなんだ・・・マリオみたい)

小鳥「?」

しかし まわりこまれた!

じゃないのか

~~~

P「ごちそうさまでした」

小鳥「お粗末さまでした」

P「このあとどうします?」

小鳥「うーん」



???「やることがないなら私がもらっていくわ!」

小鳥・P「!?」

ソーナンスvsソーナンス

伊織「迎えに来たわ!」

P「いおりん!」

小鳥「なんか反応違いません?違いません?」

伊織「行くわよ!」

小鳥「ちょいちょいちょい!」

P「えっ?」

小鳥「私と伊織ちゃん、どっちをとるんですか!」

P「・・・」



P「いおりん?」

小鳥「畜生おおおおおおおおおおおお!!!」

バラバラバラバラ



~あと3時間~
P、ヘリで上空へ

3時間飛び続けて他県に逃げれば伊織の勝ちだ!(フラグ

上空



P「いい眺めだな」

伊織「そうね」

P「これからどうするんだ?また別荘?」

伊織「んーん」



伊織「タイムアップまで地上には下りないの」

P「燃料大丈夫か!?」

伊織「まあぎりぎりで下りれば問題ないでしょ」

P「そういうもんか・・・」

伊織「地面は雪歩の独壇場だしね」

P「たしかに」



ガクッ


伊織・P「!?」

P「なんだ!?バランスが」

伊織「なによ!」

地面を盛り上げれば問題ないな、地属性

伊織「ちょっと!しっかり操縦・・・な・・・」

亜美「てへ!」

P「なんでお前が操縦を!?」

伊織「ちょっ・・・マジで死ぬから替わりなさい!」

亜美「真美!」

真美「合点承知!」ガシッ

P「!?」ガッチリ

伊織「しまった」

亜美「真美!勝ったらちゃんと半分こね!」

真美「おー!」

シュタッ

アアアアアアァ

伊織「くっ・・・」



~残り2時間~

半分……だと?

P(真美はパラシュートで下りる途中失神してしまったらしく)

P(仕方ないのでタクシーに乗せて765プロまで送ってやった)

P(現在俺はパラシュート墜落現場に一人で残されている)

P「・・・はぁ」

千早「見つけました。プロデューサー」

P「千早」

来たか、千早のターン!

千早「あのときはよくご無事で」

P「千早のおかげだよ」

千早「そんな・・・///」かぁぁ

P(かわいい)

千早「あ、あの・・・」



千早「着ぐるみに一緒に入りませんか?」

P「」

千早「べ、別に変な意味じゃなくてですね///」

P「」

千早「着ぐるみだと顔を隠せますし///」

P「」

千早「私の体格ならなんとか///」

P「」

千早「・・・プロデューサー?」

P「」

千早「・・・まぁいいや。着せちゃお」ゴソゴソ



~~~

P(目が覚めたら着ぐるみの中にいたでござる。なぜか後ろに千早)

千早「///」

P「どうするんだ?怪しいだろこれ」

千早「///」

P(聞いてねえ)

どうせなら正面で密着したかった

P「!」

P(春香だ)

春香「」キョロキョロ

P(やべえ)

春香「!」

P(こっちきてるよ春香)

春香「あの・・・」

P「ナ、ナニカナ!?(裏声)」



春香「握手してもらっていいですか?///」

P(なんだそれ)

~~~

春香「ばいばーい!」タタタッ

P「・・・」フリフリ

P「意外にバレなかったなあ」

千早「そうですね///」

???「見つけた」

P「!? お前は・・・」



P「響!」

響「探したぞ!」

響「さあプロデューサー!出るんだ!」グイグイ

P「やめて!」スポン

響「抜けた!」

千早「が、我那覇さん!邪魔しないで!」

響「断る!下段正拳!」

ビキィ

響「いざ、ゆきぽランドへ!」ズザザザザ

P「千早ああああああああ」

千早「」



~あと40分~

ほほう、1時間も密着してたのか。
満足だ

ゆきぽランド



P「いてえ」

響「ごめんなんだぞ・・・」

P「いいよ」

響「はい、プロデューサー」ポン

P「なにこれ」

響「雪歩のお面。これで住民に混ざるんだ」

P「頭いいなお前」

響「///」

伏線を回収しただと!?

ワイワイ

P「なんか人が多いな」

響「はぐれないようにしないと」

P「おっ」ドン

響「わっ」ドムッ

P「うっ」ドン

~~~



響「・・・あれ?」

響「プロデューサー!?プロデューサー!?」キョロキョロ

P「はぐれてしまった」

美希「ハニー!」フリフリ

真「プロデューサー!」タタタッ

P「美希と真か。よくここがわかったな」

美希「今行くの~!ハニ~!」

ズボッ

美希・真「「え」」

ズドドドド

P「」

美希・真「「」」チーン

P「地下なのに落とし穴・・・」

よしっ!

雪歩「綺麗にかかりましたね」テクテク

P「雪歩」

雪歩「私、最後はきっと来るだろうと思って、ずっと地下にいたんですよ///」

P「そうか」

雪歩「さ、あと10分ですよ///手を繋ぎましょ///」

ヒュンッ シュルシュルシュル

雪歩「なっ!?」



やよい「触手萌やし」

奴が、まだ奴が来ていない……

やよい「私、気づいたんです」

やよい「触手萌やしで私とプロデューサーを縛れば優勝できるって!」

やよい「いきますよ!ほぁー!」シュルシュルシュル



律子「壁に向かって何をしてるんでしょうね」

P「やめてやれ・・・」

やよい「うっうー///」

幻術最強過ぎんだろうがああん?

あずさ「私もいますよ~」

P「あ、こんにちは」

あずさ「迷惑をかけたので棄権してますけどね~」

P「そうなんですか」

律子「さ、プロデューサー殿。手を」スッ



???「お待ちなさい!」

貴音「・・・」カツカツカツカツ

P「貴音・・・」

貴音「お久しぶりです、貴方様」

P「そういえば争奪戦で会うの初めてだな」

貴音「はい」

貴音「貴方様に会えない間」

貴音「三浦あずさの鎮圧や」

P「!」

貴音「天海春香の更正などをしておりました」

P「貴音のおかげだったのか・・・」

貴音「会えなくてつらい日々でしたが・・・それももう終わり」

貴音「貴方様・・・」

P「貴音!」ダキッ

律子「ちょっ」

阻止だ阻止

貴音「あふ///」ギュー

P「ありがとう貴音///」ギュー
律子「ちょっ、・・・幻術!」

貴音「奪ったので無駄です、律子嬢」ギュー

律子「ぐぬぬ」グイグイ

貴音「あと1分」

亜美「いた!」

美希「やっと出れたの!」

伊織「見つけたわ!」

ザ・ワールド!

貴音「あと30秒」ギュー

雪歩「ん~!」グイグイ

やよい「うっうー!」グイグイ

貴音「20秒」ギュー

真「このままプロデューサーに触ってれば同率1位だよ!」

響「ナイスだぞ!」

貴音「10」ギュー

春香「9!」グイグイ

伊織「8!」グイグイ

真美「7!」グイグイ

おい春香どっから湧いた

P「痛い痛い痛い!」

千早「5!///」グイグイ

小鳥「4!」グイグイ

貴音「・・・」スゥー



貴音「面妖なっ!!!!!!!!!(裏声)」

キィーーーーーン

春香「」千早「」雪歩「」亜美「」真美「」響「」美希「」律子「」真「」あずさ「」伊織「」やよい「」小鳥「」



ドサドサドサッ

貴音「・・・0」ギュー

P「」

嘘だろ(絶望

夢オチでの回避を許可する

こうして765プロP争奪戦は0cmという記録を叩き出した四条貴音選手の優勝で幕を閉じた

なお、準優勝は如月千早選手(2cm)、3位は双海真美選手(4cm)だった

準優勝者には副賞の大胸筋矯正サポーター、3位の選手にはクレパス(12色)が贈られた

~~~



P「なにも俺まで気絶させなくても」

貴音「すみません、貴方様」

P「ふう」

美希「・・・」

雪歩「・・・」

真「・・・」

P「ん?」

貴音「・・・」

美希「ベストを尽くしたから悔いはないの」

雪歩「同じく」

真「うん」

P「みんな・・・成長しやがって・・・」

伊織「さ、早く優勝の副賞でも濫用しちゃいなさいよ」

P「俺を好きにできる権利か」

貴音「貴方様」

P「はい」

貴音「結婚してください・・・とはまだ言いません」

P「あれ?言わないの?」

貴音「はい」

貴音「そのかわり、私を貴方様の一番にしてください」

P「貴音・・・」

やよい「・・・」モグモグ

……

P「わかった。大事にするよ」

貴音「ありがとうございます。それともう一つ」

P「?」

貴音「私以外のメンバーにも、同じように愛情を注いでください」

P「貴音・・・」

貴音「私はその中で、ほんのちょっと愛が多いぐらいでよいのです」

P「そうか・・・」

響「」モグモグ

こうして765プロは末永く仲良く発展していったのでした



おわり

アイドル達の興味がwwwww

まあいいや乙

即興だから遅くてすまんかったおやすみー

乙でした。
伊織好きそうだから伊織エンドになると思ってたら……
まあちゃんと終わってよかった!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月11日 (木) 23:06:51   ID: -yqZ3o15

何故か何処でも弱いP
最後の最後での大番狂わせがPじゃなく貴音だったのが
悲しい

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